(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記利用者端末装置は、前記営業用車両を所有する企業、団体、人を連想させる情報を表示、または前記企業、団体、人が営む事業を連想させる情報を表示する利用者端末装置表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の営業用車両の呼び寄せシステム。
前記利用者端末装置表示部による前記企業、団体、人を連想させる情報の表示、または前記企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示は、前記企業、団体、人、または前記事業を示すロゴの表示とすることを特徴とする請求項2に記載の営業用車両の呼び寄せシステム。
前記利用者端末装置表示部は、前記営業用車両の位置を方眼上のマス目を示す描画情報上または前記利用者端末装置の周囲における実際の映像情報上に表示することを特徴とする請求項4に記載の営業用車両の呼び寄せシステム。
前記利用者端末装置表示部は、前記表示の切り換えを前記振動位置の特定に用いられる振動と異なる振動に基づいて行うことを特徴とする請求項6に記載の営業用車両の呼び寄せシステム。
前記車載装置は、前記利用者振動位置特定部により特定された振動位置の情報を表示する車載装置表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の営業用車両の呼び寄せシステム。
前記車載装置表示部は、前記振動位置の情報を方眼上のマス目を示す描画情報上または前記車載装置の周囲における実際の映像情報上に表示することを特徴とする請求項8に記載の営業用車両の呼び寄せシステム。
前記営業用車両を所有する企業、団体、人、または前記企業、団体、人が営む事業を連想させる情報を前記利用者端末装置に表示する利用者端末装置表示ステップを有することを特徴とする請求項11に記載の営業用車両の呼び寄せ方法。
前記利用者端末装置表示ステップによる前記企業、団体、人、または前記企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示は、前記企業、団体、人、または前記事業を示すロゴの表示とすることを特徴とする請求項12に記載の営業用車両の呼び寄せ方法。
前記利用者端末装置表示部による前記企業、団体、人、または前記企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示は、前記企業、団体、人、または前記事業を示すロゴの表示とすることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上述した従来のシステムにおいては、例えば利用者が携帯電話機のボタンを操作する等、携帯電話機を所要に操作することにより入力フォーム画面の表示や位置の特定を行う必要があり煩雑である。特に夜間においては、画面を視認しながらボタン操作を行うことは極めて煩雑であり利用者から簡易に営業用車両を呼び寄せることができるシステムの開発が強く求められていた。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、簡易に営業用車両の呼び寄せを行うことができる営業用車両の呼び寄せシステム、営業用車両の呼び寄せ方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、営業用車両の呼び寄せシステムに係る請求項1の発明は、位置を特定して営業用車両を呼び寄せる該営業用車両の呼び寄せシステムにおいて、営業用車両を利用する利用者の有する利用者端末装置と、営業用車両に備えられ利用者端末装置と通信可能に構成された車載装置と、を有し、
利用者端末装置は、利用者端末装置の振動により該利用者端末装置の振動位置を特定する利用者振動位置特定部と、該利用者振動位置特定部により特定された振動位置の情報を車載装置に送信する利用者振動位置送信部と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、営業用車両を利用する利用者の有する利用者端末装置と、営業用車両に備えられ利用者端末装置と通信可能に構成された車載装置と、を有し、
利用者端末装置は、利用者端末装置の振動により該利用者端末装置の振動位置を特定する利用者振動位置特定部と、該利用者振動位置特定部により特定された振動位置の情報を車載装置に送信する利用者振動位置送信部と、を有することとしたので、利用者は単に利用者端末装置を振動させることにより自らの位置の特定や車載装置への送信を行うことができ、簡易に営業用車両の呼び寄せを行うことができる。
【0008】
利用者端末装置は、営業用車両を所有する企業、団体、人を連想させる情報を表示、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報を表示する利用者端末装置表示部を有することとすれば、例えば利用者が営業用車両に利用者端末装置を向ける等することにより、営業用車両の運転者は利用者を発見し易くなり、所望の企業等の営業用車両を更に簡易に呼び寄せることができる(請求項2)。
【0009】
利用者端末装置表示部による企業、団体、人を連想させる情報の表示、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示は、例えば、企業、団体、人、または事業を示すロゴの表示とすることができる(請求項3)。
【0010】
営業用車両の位置を特定する車両位置特定部を有し、利用者端末装置表示部は、更に車両位置特定部により特定された営業用車両の位置を表示することとすれば、利用者が呼び寄せる営業用車両の位置を容易に確認することができる(請求項4)。
【0011】
利用者端末装置表示部は、例えば、営業用車両の位置を方眼上のマス目を示す描画情報上または利用者端末装置の周囲における実際の映像情報上に表示することができる(請求項5)。
【0012】
利用者端末装置表示部は、利用者端末装置の振動により表示を切り換えることとすれば、利用者は単に利用者端末装置を振動させることにより表示を切り換えることができ、該表示の切り換えも簡易に行うことができる(請求項6)。
【0013】
利用者端末装置表示部は、表示の切り換えを振動位置の特定に用いられる振動と異なる振動と異なる振動に基づいて行うこととすれば、振動位置の特定と表示の切り換えを異なる振動により行うことができ、予期せぬ表示の切り換えを防止することができる(請求項7)。
【0014】
車載装置は、利用者振動位置特定部により特定された振動位置の情報を表示する車載装置表示部を有することとすれば、営業用車両の運転者は利用者を更に一層発見し易くなる(請求項8)。
【0015】
車載装置表示部は、振動位置の情報を方眼上のマス目を示す描画情報上または車載装置の周囲における実際の映像情報上に表示することができる(請求項9)。
【0016】
利用者端末装置は、携帯端末装置とすることとすれば、利用者は、利用者端末装置を持ちながら容易に手を振ることができ、営業用車両を呼び込むための手を振る動作と利用者端末装置を振動させて位置を特定する動作を同時に行うことができる(請求項10)。
【0017】
上記目的を達成するために、営業用車両の呼び寄せ方法に係る請求項11の発明は、位置を特定して営業用車両を呼び寄せる該営業用車両の呼び寄せ方法において、営業用車両を利用する利用者の有する利用者端末装置
は、該利用者端末装置の振動によ
り該利用者端末装置の振動位置を特定する利用者振動位置特定ステップと、該利用者振動位置特定ステップにより特定された振動位置の情報を営業用車両に備えられ利用者端末装置と通信可能に構成された車載装置に送信する利用者振動位置送信ステップと、を有することを特徴とする。
【0018】
営業用車両を所有する企業、団体、人、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報を利用者端末装置に表示する利用者端末装置表示ステップを有することとすることができる(請求項12)。
利用者端末装置表示ステップによる企業、団体、人、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示は、企業、団体、人、または事業を示すロゴの表示とすることができる(請求項13)。
利用者端末装置は、携帯端末装置とすることができる(請求項14)。
【0019】
上記目的を達成するために、プログラムに係る請求項15の発明は、位置を特定して営業用車両を呼び寄せる該営業用車両の呼び寄せシステムにおけるコンピュータを、営業用車両を利用する利用者の有する利用者端末装置の振動により該利用者端末装置の振動位置を特定する利用者振動位置特定部と、該利用者振動位置特定部により特定された振動位置の情報を
営業用車両に備えられ利用者端末装置と通信可能に構成された車載装置に送信する利用者振動位置送信部として機能させることを特徴とする。
【0020】
コンピュータを、更に、営業用車両を所有する企業、団体、人、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報を表示する利用者端末装置表示部として機能させることとすることができる(請求項16)。
利用者端末装置表示部による企業、団体、人、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示は、企業、団体、人、または事業を示すロゴの表示とすることができる(請求項17)。
利用者端末装置は、携帯端末装置とすることができる(請求項18)。
【0021】
上記目的を達成するために、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に係る請求項19の発明は、請求項15乃至請求項18に記載のプログラムを記憶することを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、簡易に営業用車両の呼び寄せを行うことができる。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す営業用車両の呼び寄せシステム1の全体構成を示す図である。同図を参照して本発明の呼び寄せシステム1の概要を説明すると、呼び寄せシステム1は、利用者端末装置3、車載装置5、およびサーバー装置7を有しており、位置を特定してタクシー等の営業用車両6を呼び寄せ可能に構成されている。利用者端末装置3および車載装置5は、サーバー装置7およびインターネット等のネットワーク通信回線9を介して、相互に通信可能となっている。利用者端末装置3、車載装置5、及びサーバー装置7は、コンピュータとしての一般的構成を備えている。
【0025】
利用者端末装置3は、営業用車両6を利用する利用者が有しており、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置が用いられる。利用者端末装置3は、基地局および制御局を介してネットワーク通信回線9に接続される。
【0026】
利用者端末装置3は、
図2に示すように、演算処理装置3a、表示装置3b、および記憶装置3cからなり、利用者端末装置3を振動させることにより、位置を特定し、所定の表示を行う機能を有している。つまり、利用者は、利用者端末装置3を手に持ちながら、タクシーを呼び寄せる際に行う手を振る動作を単に行うことにより、利用者端末装置3を振動させ位置の特定と所定の表示を行うことができる。利用者端末装置3は、全地球測位システムすなわちGPS(Global Positioning System)の機能を備えている。
【0027】
演算処理装置3aは、CPU(Central Processing Unit)およびGPU(Graphic Processing Unit)を有しており、
図2および
図3に示すように、各種の演算制御や表示制御が可能となっている。演算処理装置3aは、単位検出時間設定部10、利用者位置検出部20、方向演算部30、方向変化率演算部40、変化率閾値設定部50、方向反転判断部60、単位計数時間設定部70、方向反転回数計数部80、方向反転回数閾値設定部90、振動判断部100、利用者振動位置特定部110、利用者振動位置送信部120、車両位置受信部130、車両方向特定部140、車両距離演算部150、および利用者端末装置表示制御部160として機能する。以下に詳述するように、演算処理装置3aは、記憶装置3bおよび表示装置3cとの間で信号情報の入出力を行うとともに、演算処理装置3aの各機能部10乃至160間において信号情報の入出力を行う。
【0028】
単位検出時間設定部10は、利用者位置検出部20が利用者端末装置3の位置を検出するための単位検出時間tを設定する機能を有している。
利用者位置検出部20は、単位検出時間設定部10により設定された単位検出時間tの経過ごとに利用者端末装置3の位置sをリアルタイムに逐次検出する機能を有している。利用者位置検出部20による位置sの検出は、利用者端末装置3に備えられるGPSの機能を用いて行われる。
【0029】
方向演算部30は、利用者位置検出部20により逐次検出された位置sを用いて利用者端末装置3の移動方向hを単位検出時間tの経過ごとに逐次演算する機能を有している。方向演算部30は、連続して検出される2つの位置(例えばs1とs2)を用いて利用者端末装置3の移動方向hを演算する。
【0030】
方向変化率演算部40は、方向演算部30により逐次演算された移動方向hの変化率vを単位検出時間tの経過ごとに逐次演算する機能を有している。方向変化率演算部40は、連続して演算される2つの移動方向h(例えばh1とh2)を用いて変化率vを演算する。変化率vは、移動方向hが反転した場合すなわち移動方向hが180度変化した場合は100%、90度変化した場合は50%、45度変化した場合は25%、・・・の如く演算される。
【0031】
変化率閾値設定部50は、利用者端末装置3が移動方向hを反転させたか否かを判断するための変化率vの閾値αを設定する機能を有している。本発明においては、閾値αは例えば80%で設定される。
【0032】
方向反転判断部60は、方向変化率演算部40により逐次演算された変化率vと変化率閾値設定部50により設定された変化率vの閾値αとを比較し、変化率vが変化率vの閾値α(80%)よりも大きいときに利用者端末装置3が移動方向hを反転させたと判断する機能を有している。
【0033】
単位計数時間設定部70は、方向反転回数計数部80が、移動方向hを反転した回数n(以下、移動方向hを反転した回数nは、移動方向hの反転回数nまたは単に反転回数nとする場合がある)を計数するための単位計数時間wを設定する機能を有している。単位計数時間wは、単位検出時間tよりも長い時間に設定される。本発明においては、単位計数時間wは例えば2秒で設定されている。
【0034】
方向反転回数計数部80は、
図3に示すように、単位計数時間設定部70により設定された単位計数時間wにおいて方向反転判断部60が移動方向hを反転したと判断した回数nを計数する機能を有している。
【0035】
方向反転回数閾値設定部90は、振動判断部100が振動したか否かを判断するための反転回数nの閾値βを設定する機能を有している。本発明においては、閾値βは2回で設定されている。
【0036】
振動判断部100は、利用者端末装置3が振動したか否かを判断する機能を有している。すなわち、振動判断部100は、方向反転回数計数部80により計数された移動方向hの反転回数nと方向反転回数閾値設定部90により設定された反転回数nの閾値βとを比較し、移動方向hの反転回数nが閾値βよりも大きいときは利用者端末装置3が振動したと判断し、以後、振動位置xの特定、営業用車両6の方向yの特定、営業用車両6の距離mの特定、各種の表示制御が行われる。本発明においては、単位計数時間wを2秒、閾値αを80%、閾値βを2回としており、人が手を振る動作を、2秒間に80%以上の方向の反転が少なくとも2回行われる動作と推定して振動の有無を判断する。
【0037】
利用者振動位置特定部110は、利用者端末装置3を振動させることにより利用者端末装置3の振動位置xを特定する機能を有している。すなわち、利用者振動位置特定部110は、振動判断部100により振動したと判断されたときの利用者端末装置3の振動位置xを特定する。利用者振動位置特定部110は、方向反転判断部60が単位計数時間w内に移動方向hが反転したと判断した複数の位置sのうち最後に検出された位置sを振動位置xとして特定する。
【0038】
利用者振動位置送信部120は、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xの情報をサーバー装置7を介して車載装置5に送信する機能を有している。
車両位置受信部130は、車載装置5により送信された営業用車両6の位置x´の情報をサーバー装置7を介して受信する機能を有している。
【0039】
車両方向特定部140は、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xと車両位置受信部130により受信された営業用車両6の位置x´の情報に基づいて、振動位置xから見た営業用車両6の位置x´の方向yを特定する機能を有している。
【0040】
車両距離演算部150は、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xの情報と車両位置受信部130により受信された営業用車両6の位置x´の情報に基づいて、振動位置xと営業用車両6の位置x´との間の距離mを演算する機能を有している。
利用者端末装置表示制御部160は、表示装置3bにおいて各種表示の制御を行う機能を有している。
【0041】
すなわち、例えば、利用者端末装置表示制御部160は、
図4に示すように、営業用車両6を所有する企業、団体、人を連想させる情報を表示させる制御またはこれら企業、団体、人が営む事業を連想させる情報を表示させる制御つまりロゴを表示させる制御を行う機能を有している。ここで、ロゴの表示は、利用者端末装置表示制御部160による表示制御により明滅可能となっている。
【0042】
また、利用者端末装置表示制御部160は、
図5に示すように、車両位置受信部130により受信された営業用車両6の位置x´をリアルタイムに表示させる制御を行う機能を有している。この営業用車両6の位置x´の情報の表示は、
図5からも明らかなように、表示の背景を方眼上のマス目を示す描画情報(レーダー表示)とし、この描画情報上に表示して行う。
【0043】
更に、利用者端末装置表示制御部160は、
図6に示すように、車両方向特定部140により特定された営業用車両6の位置x´の方向yをリアルタイムに表示させる制御や車両距離演算部150により演算された振動位置xと営業用車両6の位置x´との間の距離mをリアルタイムに表示させる制御を行う機能を有している。
【0044】
表示装置3bは、ディスプレー、タッチパネル等で構成されている。表示装置3bは、利用者端末装置表示制御部160による表示制御に基づいて表示画面の表示を行う利用者端末装置表示部170を有し、該利用者端末装置表示部170は、営業用車両6を所有する企業、団体、人を連想させる情報の表示、またはこれら企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示より詳しくはロゴの表示、営業用車両6の位置x´の表示、営業用車両6の位置x´の方向yの表示および振動位置xと営業用車両6の位置x´との間の距離mの表示をリアルタイムに行う機能を有している。なお、表示装置3bによるこれらの表示は、利用者端末装置表示制御部160の機能により表示装置3bの輝度を最高輝度に上げて行う。
【0045】
記憶装置3cは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)等のメモリで構成されており、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として機能する。記憶装置3cは、上記の演算処理装置3aの各機能部を機能させるためのプログラム200が記憶されている。すなわち、記憶装置3cに記憶されているプログラム200は、営業用車両6の呼び寄せシステム1において、営業用車両6を利用する利用者の有する利用者端末装置3のコンピュータを、単位検出時間設定部10、利用者位置検出部20、方向演算部30、方向変化率演算部40、変化率閾値設定部50、方向反転判断部60、単位計数時間設定部70、方向反転回数計数部80、方向反転回数閾値設定部90、振動判断部100、利用者振動位置特定部110、利用者振動位置送信部120、車両位置受信部130、車両方向特定部140、車両距離演算部150、および利用者端末装置表示制御部160として機能させることができる。プログラム200には、上記した演算処理装置3aによる演算処理に必要な変化率の閾値α、反転回数nの閾値β、単位検出時間t、および単位計数時間wが予め読み込まれている。プログラム200は、利用者端末装置3を所要に操作することにより、アプリケーションソフトとしてインターネット等のネットワーク通信回線9を通じてサーバー装置7からダウンロードして記憶装置3cに記憶される。または、プログラム200は、CD−ROM、DVD、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して提供し、該CD−ROM等から読み出して記憶装置3cに記憶させることとしてもよい。
【0046】
車載装置5は、営業用車両6に備えられている。車載装置5は、
図7に示すように、演算処理装置5a、表示装置5b、および記憶装置5cからなり、営業用車両6の位置x´を特定し、所定の表示を行う機能を有している。車載装置5は、全地球測位システムすなわちGPS(Global Positioning System)の機能を備えている。
【0047】
演算処理装置5aは、CPU(Central Processing Unit)およびGPU(Graphic Processing Unit)を有しており、各種の演算制御や表示制御が可能となっている。演算処理装置5aは、車両位置特定部300、車両位置送信部310、利用者振動位置受信部320、利用者振動位置方向特定部330、利用者振動位置距離演算部340、および車載装置表示制御部350として機能する。以下に詳述するように、演算処理装置5aは、記憶装置5cおよび表示装置5bとの間において信号情報の入出力を行うとともに、演算処理装置5aの各機能部300乃至350間において信号情報の入出力を行う。
【0048】
車両位置特定部300は、営業用車両6の位置x´をリアルタイムに特定する機能を有している。すなわち、車両位置特定部300は、単位検出時間t´の経過ごとに営業用車両6の位置x´を逐次検出して特定する。車両位置特定部300による位置x´の特定は、車載装置5に備えられるGPS(Global Positioning System)の機能を用いて行われる。
【0049】
車両位置送信部310は、車両位置特定部300により特定された営業用車両6の位置x´の情報をサーバー装置7を介して利用者端末装置3に送信する機能を有している。
【0050】
利用者振動位置受信部320は、利用者振動位置送信部120により送信された振動位置xの情報をサーバー装置7を介して受信する機能を有している。
【0051】
利用者振動位置方向特定部330は、車両位置特定部300により特定された営業用車両6の位置x´の情報と利用者振動位置受信部320により受信された振動位置xの情報に基づいて、営業用車両6の位置x´から見た振動位置xの方向y´を特定する機能を有している。
【0052】
利用者振動位置距離演算部340は、車両位置特定部300により特定された営業用車両6の位置x´の情報と利用者振動位置受信部320により受信された振動位置xの情報に基づいて、営業用車両6の位置x´と振動位置xとの間の距離m´を演算する機能を有している。
【0053】
車載装置表示制御部350は、表示装置5bにおいて各種表示の制御を行う機能を有している。
すなわち、例えば、車載装置表示制御部350は、
図8に示すように、利用者振動位置受信部320により受信された振動位置xの信号情報をリアルタイムに表示させる制御を行う機能を有している。この振動位置xの情報の表示は、
図8からも明らかなように、表示の背景を方眼上のマス目を示す描画情報(レーダー表示)とし、この描画情報上に表示して行う。
【0054】
また、車載装置表示制御部350は、
図9に示すように、利用者振動位置方向特定部330により特定された振動位置xの方向y´をリアルタイムに表示させる制御や利用者振動位置距離演算部340により演算された営業用車両6の位置x´と振動位置xとの間の距離m´をリアルタイムに表示させる制御を行う機能を有している。
【0055】
表示装置5bは、ディスプレー、タッチパネル等で構成されている。表示装置5bは、車載装置表示制御部350による表示制御に基づいて表示画面の表示を行う車載装置表示部360を有し、該車載装置表示部360は、振動位置xの情報の表示、振動位置xの方向y´の表示および営業用車両6の位置x´と振動位置xとの間の距離m´の表示を行う機能を有している。
【0056】
記憶装置5cは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)等のメモリで構成されており、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として機能する。記憶装置5cは、上記の演算処理装置5aの各機能部を機能させるためのプログラム400が記憶されている。すなわち、記憶装置5cに記憶されるプログラム400は、営業用車両6の呼び寄せシステム1において、営業用車両6に備えられ利用者端末装置3と通信可能に構成された車載装置5のコンピュータを、車両位置特定部300、車両位置送信部310、利用者振動位置受信部320、利用者振動位置方向特定部330、利用者振動位置距離演算部340、および車載装置表示制御部350として機能させることができる。プログラム400は、車載装置5を所要に操作することにより、アプリケーションソフトとしてサーバー装置7からインターネット等のネットワーク通信回線9を通じてダウンロードして記憶装置5cに記憶される。または、プログラム400は、CD−ROM、DVD、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して提供し、該CD−ROM等から読み出して記憶装置3cに記憶させることとしてもよい。
【0057】
サーバー装置7は、
図10に示すように、演算処理装置7aを有しており、CPU(Central Processing Unit)およびGPU(Graphic Processing Unit)を備えている。演算処理装置7aは、利用者振動位置受信部500、利用者振動位置受信時刻設定部510、車両位置受信部520、車両位置受信時刻設定部530、適合範囲設定部540、適合性判断部550、利用者振動位置送信部560、および車両位置送信部570として機能する。
【0058】
利用者振動位置受信部500は、利用者端末装置3の利用者振動位置送信部120により送信された振動位置xの情報を受信する機能を有している。
利用者振動位置受信時刻設定部510は、サーバー装置7に内蔵されるタイマー機能を用いて、利用者位置受信部500により振動位置xの情報が受信された時刻を設定する機能を有している。
車両位置受信部520は、車載装置5の車両位置送信部310により送信された営業用車両6の位置x´の情報を受信する機能を有している。
【0059】
車両位置受信時刻設定部530は、サーバー装置7に内蔵されるタイマー機能を用いて、車両位置受信部520により営業用車両6の位置x´の情報が受信された時刻を設定する機能を有している。
【0060】
適合範囲設定部540は、適合性判断部550により利用者端末装置3の振動位置xと営業用車両6の位置x´とが相互に適合するか否かを判断するための適合範囲を設定する機能を有している。
より詳しくは、適合範囲は、振動位置xから見て営業用車両6の位置x´が所定の距離範囲内にあるか否かを判断するための第1の距離適合範囲と、営業用車両6の位置x´から見て振動位置xが所定の距離範囲内にあるか否かを判断するための第2の距離適合範囲と、振動位置xの受信時刻から見て営業用車両6の位置x´の受信時刻が所定の時間範囲内にあるか否かを判断するための第1の時間適合範囲と、営業用車両6の位置x´の受信時刻から見て振動位置xの受信時刻が所定の時間範囲内にあるか否かを判断するための第2の時間適合範囲と、を含む。
【0061】
適合性判断部550は、振動位置xおよび営業用車両6の位置x´が距離適合範囲内にあるか否かの判断、振動位置xの受信時刻および営業用車両6の位置x´の受信時刻が時間適合範囲内にあるか否かの判断を行う機能を有している。
【0062】
利用者振動位置送信部560は、利用者振動位置受信部500により受信された振動位置xの情報を車載装置5の利用者振動位置受信部320に送信する機能を有している。より詳しくは、利用者振動位置送信部560は、適合性判断部550が、振動位置xが第2の距離適合範囲内にあり、かつ、振動位置xの受信時刻が第2の時間適合範囲内にあるときに、振動位置xの情報を車載装置5の利用者振動位置受信部320に送信する(利用者振動位置送信部560は、利用者振動位置受信部500により受信された複数の振動位置xのうち、第2の距離適合範囲内にあり、かつ、受信時刻が第2の時間適合範囲内にある振動位置xの情報のみを送信する)。
【0063】
車両位置送信部570は、車両位置受信部520により受信された営業用車両6の位置x´を利用者端末装置3の車両位置受信部130に送信する機能を有している。より詳しくは、車両位置送信部570は、適合性判断部550が、営業用車両6の位置x´が第1の距離適合範囲内にあり、かつ、営業用車両6の位置x´の受信時刻が第1の時間適合範囲内にあるときに、位置x´の情報を利用者端末装置3の車両位置受信部130に送信する(車両位置送信部570は、車両位置受信部520により受信された営業用車両6の位置x´のうち、第1の距離適合範囲内にあり、かつ、受信時刻が第1の時間適合範囲内にある位置x´の情報のみを送信する)。
【0064】
なお、
図10に示すように、サーバー装置7は、記憶装置7bを有している。記憶装置7bは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)等のメモリで構成されており、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として機能する。記憶装置7bは、上記の演算処理装置7aの各機能部を機能させるためのプログラム600が記憶されている。すなわち、プログラム600は、営業用車両6の呼び寄せシステム1において、サーバー装置7のコンピュータを、利用者振動位置受信部500、利用者振動位置受信時刻設定部510、車両位置受信部520、車両位置受信時刻設定部530、適合範囲設定部540、適合性判断部550、利用者振動位置送信部560、および車両位置送信部570として機能させることができる。プログラム600は、サーバー装置7を所要に操作することにより、外部からインターネット等のネットワーク通信回線を介してダウンロードし記憶装置7bに記憶される。または、プログラム600は、CD−ROM、DVD、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して提供し、該CD−ROM等から読み出して記憶装置7bに記憶させることとしてもよい。
【0065】
次に、営業用車両の呼び寄せシステム1における呼び寄せ方法を
図11乃至
図13のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明においては、利用者が利用者端末装置3を手に持ちながら手を振る動作を行うことにより、利用者端末装置3を振動させた状態となっている。
【0066】
すなわち、まず利用者端末装置3による動作方法を説明すると次のようになる。
つまり、ステップS10において、単位検出時間設定部10が単位検出時間tを設定する。
【0067】
次いで、ステップS20において、利用者位置検出部20が、単位検出時間設定部10により設定された単位検出時間tの経過ごとに利用者端末装置3の位置sを逐次検出する。
続いて、ステップS30において、方向演算部30が、利用者位置検出部20により逐次検出された位置sを用いて利用者端末装置3の移動方向hを単位検出時間tの経過ごとに逐次演算する。
【0068】
次に、ステップS40において、方向変化率演算部40が、方向演算部30により逐次演算された移動方向hの変化率vを単位検出時間tの経過ごとに逐次演算する。
次いで、ステップS50において、変化率閾値設定部50が、変化率vの閾値αを設定する。
【0069】
続いて、ステップS60において、方向反転判断部60が、方向変化率演算部40により逐次演算された変化率vが変化率閾値設定部50により設定された変化率vの閾値αよりも大きいか否かを判断する。変化率vが閾値αよりも大きいときは、ステップS70に進む(変化率vが閾値α以下のときは待機状態とする)。つまり、ステップS70において、単位計数時間設定部70が、単位計数時間wを設定する。
【0070】
次いで、ステップS80において、方向反転回数計数部80が、単位計数時間設定部70により設定された単位計数時間wにおいて方向反転判断部60が移動方向hを反転したと判断した回数nを計数する。
続いて、ステップS90において、方向反転回数閾値設定部90が、反転回数nの閾値βを設定する。
【0071】
次に、ステップS100において、振動判断部100が、方向反転回数計数部80により計数された移動方向hの反転回数nが閾値βよりも大きいか否かを判断し、移動方向hの反転回数nが閾値βよりも大きいときは利用者端末装置3が振動したと判断し、ステップS110において、利用者振動位置特定部110が、利用者端末装置3の振動位置xを特定する(移動方向hの反転回数nが閾値β以下のときは待機状態とする)。
【0072】
次いで、ステップS120において、利用者振動位置送信部120が、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xの情報をサーバー装置7による適合性の判断を介して車載装置5に送信する。
次に、ステップS130において、車両位置受信部130が、車載装置5により送信された営業用車両6の位置x´の情報をサーバー装置7による適合性の判断を介して受信する。
【0073】
続いて、ステップS140において、車両方向特定部140が、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xと車両位置受信部130により受信された営業用車両6の位置x´の情報に基づいて、振動位置xから見た営業用車両6の位置x´の方向yを特定する。
次いで、ステップS150において、車両距離演算部150が、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xの情報と車両位置受信部130により受信された営業用車両6の位置x´の情報に基づいて、振動位置xと営業用車両6の位置x´との間の距離mを演算する。
【0074】
次に、ステップS160において、利用者端末装置表示制御部160が、表示装置3bにおいて各種表示の制御を行う。すなわち、利用者端末装置表示制御部160による表示制御に基づいて利用者端末装置表示部170が、営業用車両6を所有する企業、団体、人を連想させる情報の表示、またはこれら企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示より詳しくはロゴの表示、営業用車両6の位置x´の表示、営業用車両6の位置x´の方向yの表示および振動位置xと営業用車両6の位置x´との間の距離mの表示を行う。このように利用者端末装置表示部170がロゴの表示を行うことにより、営業用車両6の運転者は利用者を発見し易くなり、所望の企業等の営業用車両6を簡易に呼び寄せることができる。また、利用者端末装置表示部170が営業用車両6の位置x´、位置x´の方向yおよび距離mの表示を行うことにより、利用者が呼び寄せる営業用車両6の位置を容易に確認することができる。
【0075】
次に、車載装置5による動作方法を説明すると次のようになる。
つまり、ステップS200において、車両位置特定部300が、単位検出時間t´の経過ごとに営業用車両6の位置x´を逐次検出して特定する。
次に、ステップS210において、車両位置送信部310が、車両位置特定部300により特定された営業用車両6の位置x´の情報をサーバー装置7による適合性の判断を介して利用者端末装置3に送信する。
【0076】
続いて、ステップS220において、利用者振動位置受信部320が、利用者振動位置送信部120により送信された振動位置xの情報をサーバー装置7による適合性の判断を介して受信する。
次いで、ステップS230において、利用者振動位置方向特定部330が、車両位置特定部300により特定された営業用車両6の位置x´の情報と利用者振動位置受信部320により受信された振動位置xの情報に基づいて、営業用車両6の位置x´から見た振動位置xの方向y´を特定する。
【0077】
次に、ステップS240において、利用者振動位置距離演算部340が、車両位置特定部300により特定された営業用車両6の位置x´の情報と利用者振動位置受信部320により受信された振動位置xの情報に基づいて、営業用車両6の位置x´と振動位置xとの間の距離m´を演算する。
【0078】
続いて、ステップS250において、車載装置表示制御部350が、表示装置5bにおいて各種表示の制御を行う。すなわち、車載装置表示制御部350による表示制御に基づいて車載装置表示部360が、振動位置xの情報の表示、振動位置xの方向y´の表示および営業用車両6の位置x´と振動位置xとの間の距離m´の表示を行う。このように、車載装置表示部360が、振動位置x、位置xの方向y´および距離m´の表示を行うことにより、営業用車両6の運転者は利用者を更に一層発見し易くなる。
【0079】
次に、サーバー装置7による適合性の判断方法を説明すると次のようになる。
つまり、ステップS300において、利用者振動位置受信部500が、ステップS120で利用者端末装置3により送信された振動位置xの情報を受信する。
次いで、ステップS310において、利用者振動位置受信時刻設定部510が、振動位置xの情報が受信された時刻を設定する。
【0080】
続いて、ステップS320において、車両位置受信部520が、ステップS210で車載装置5により送信された営業用車両6の位置x´の情報を受信する。
そして、ステップS330において、車両位置受信時刻設定部530が、営業用車両6の位置x´の情報が受信された時刻を設定する。
【0081】
次に、ステップS340において、適合性設定部540が、第1の距離適合範囲、第2の距離適合範囲、第1の時間適合範囲、および第2の時間適合範囲を設定する。
次いで、ステップS350において、適合性判断部550が、適合範囲設定部540により設定された適合範囲と、位置x,x´および位置x,x´の受信時刻とを比較し、その比較結果に基づいて適合範囲にあると判断したときは、ステップS360において、利用者振動位置送信部560、車両位置送信部570が、位置x,x´の送信を行い、ステップS130、ステップS220に続く。
【0082】
すなわち、適合性判断部550が、振動位置xが第2の距離適合範囲内にあり、かつ、振動位置xの受信時刻が第2の時間適合範囲内にあると判断したときは、振動位置xの情報を車載装置5に送信する。また、適合性判断部550が、営業用車両6の位置x´が第1の距離適合範囲内にあり、かつ、位置x´の受信時刻が第1の時間適合範囲内にあると判断したときは、位置x´の情報を利用者端末装置3に送信する。
【0083】
このように、適合性判断部550が、位置x,x´および受信時刻の適合性を判断することにより、適合する位置x,x´の情報のみが利用者端末装置3、車載装置5に送信される。これにより、利用者側および営業用車両6側が相互に適合する時間範囲内および距離範囲内にある相手方の位置情報を確実に把握することができ、利用者側および営業用車両6側の相互間においてミスマッチを防止することができる。
【0084】
次に、本発明の第2実施形態について
図15および
図16に基づいて説明する(なお、本第2実施形態において記載のない構成であっても、上述した第1実施形態に記載された構成については、第2実施形態についても記載されたものとして扱うものとする)。本発明の第2実施形態は、利用者端末装置表示制御部160および利用者端末装置表示部170が、利用者端末装置3の振動により表示を切り換える構成を示しており、利用者端末装置表示制御部160および利用者端末装置表示部170による表示の切り換えは、振動位置xの特定に用いられる振動と異なる振動に基づいて行われ、より詳しくは、該表示の切り換えは、反転回数nの閾値βと異なる閾値γに基づいて行なわれる。閾値γは閾値βに対し十分に大きい値に設定されている。
【0085】
すなわち、本第2実施形態の方向反転回数閾値設定部90は、閾値βの設定に加えて、利用者端末装置表示制御部160が表示装置3bにおける表示を切り換えるか否かを判断するための閾値γを設定する機能を有している(ステップS90´)。
【0086】
また、本第2実施形態の振動判断部100は、第1実施形態の如く移動方向hの反転回数nが閾値βよりも大きいか否かを判断することに加えて、反転回数nが閾値γよりも更に大きいか否かを判断する機能を有している(ステップS170)。振動判断部100が、反転回数nが閾値γよりも大きいと判断したときは、第1実施形態の如く振動位置xの特定、営業用車両6の方向yの特定、営業用車両6の距離mの特定、各種の表示制御に加えて、利用者端末装置表示部170における表示の切り換えを行う(ステップS180)。
【0087】
すなわち、利用者端末装置表示制御部160および利用者端末装置表示部170は、振動判断部100が、移動方向hの反転回数nが閾値γよりも大きいと判断したときに、表示装置3bにおける営業用車両6を所有する企業、団体、人を連想させる情報の表示、または企業、団体、人が営む事業を連想させる情報の表示、営業用車両6の位置x´の表示、営業用車両6の位置x´の方向yおよび距離mの表示を順次切り換える動作を行う。このような構成とすることで、利用者は単に利用者端末装置3を振動させることにより表示を切り換えることができ、簡易に表示の切り換えを行うことができる。
【0088】
ここで、本第2実施形態においては、閾値γは閾値βに対し十分に大きい異なる値に設定されており、営業用車両6を呼び寄せるために人が手を振る動作と、表示を切り換えるために利用者端末装置3に振動を与える動作と、を区別するように配慮されている。これにより、予期せぬ表示の切り換えを防止することができる(例えば、営業用車両6を呼び寄せるためにロゴの表示をさせながら手を振る動作の際にロゴの表示が切り換わらないように配慮されている)。
【0089】
以上説明したように本発明によれば、利用者端末装置3を振動させることにより該利用者端末装置3の振動位置xを特定する利用者振動位置特定部110と、該利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xの情報を車載装置5に送信する利用者振動位置送信部120と、を有することとしたので、利用者は単に利用者端末装置3を振動させることにより自らの位置の特定や車載装置5への送信を行うことができ、簡易に営業用車両6の呼び寄せを行うことができる。
【0090】
また、本発明によれば、振動判断部100は、移動方向hの反転回数nに基づいて利用者端末装置3が振動したと判断することとしたので、振動したか否かの判断を正確に行うことができる。
【0091】
更に、本発明によれば、利用者端末装置3は、携帯電話機、スマートフォン、およびタブレット端末等の携帯端末装置とすることとしたので、利用者は、利用者端末装置3を手に持ちながら容易に手を振ることができ、営業用車両6を呼び込むための手を振る動作と利用者端末装置3を振動させて位置を特定する動作を同時に行うことができる。
【0092】
ここで、本発明においては、単に利用者端末装置3を振動させることにより該利用者端末装置3の振動位置xを特定して車載装置5に送信し、営業用車両6の呼び寄せを行うものであるから、個人情報の入力等を伴う営業用車両6の予約システムとは基本的に異なるものとなっている。
【0093】
つまり、利用者側は予約料がかからず、指定された営業用車両6に乗車する必要もなく(最初に来たいわゆる流しのタクシーに乗車できる)、個人情報の登録の必要もなく、しかもリアルタイムに営業用車両6の位置情報を把握することができるというメリットを有する。営業用車両6側においても、利用者側が予約をしているものではないため、例えば呼び寄せシステム1を利用していない他の利用客を乗車させてもよく、しかもリアルタイムに利用客の位置情報を把握することができるというメリットを有し、利用者側および営業用車両6側の双方にとって利用価値の大きいシステムとなっている。
【0094】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において各種の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
【0095】
すなわち、例えば、上述した実施形態にあっては、利用者端末装置表示制御部160および利用者端末装置表示部170のロゴの表示は、明滅可能とすることとしているが、例えば、利用者端末装置3に備えるフラッシュ機能を用いて発光させることとしても所要の効果を奏する。
【0096】
また、上述した実施形態にあっては、表示の背景を方眼上のマス目を示す描画情報(レーダー表示)としているが、
図17および
図18に示すように、利用者端末装置表示部170および車載装置表示部360において、実際の映像情報を表示の背景として方向y、y´や距離m,m´の表示を行うこととしてもよい。実際の映像情報は、例えば、拡張現実機能(AR)を用いることとし、利用者の周囲における実際の映像情報に営業用車両6までの距離がリアルタイムに表示され、常時更新されるようにしたり、あるいは営業用車両6の周囲における実際の映像情報に利用者までの距離がリアルタイムに表示され、常時更新されるように構成することとしてもよい。
【0097】
更に、上述した実施形態にあっては、位置を検出して振動の判断を行うこととしているが、
図19に示すように、加速度を検出して振動の判断を行うこととしてもよい。かかる場合にあっては、
図2の利用者位置検出部20、変化率閾値設定部50、方向反転判断部60、方向反転回数計数部80、および方向反転回数閾値設定部90に代えて、演算処理装置3aを、
図19の加速度検出部20´、加速度閾値設定部50´、単位振動判断部60´、単位振動回数計数部80´、および単位振動回数閾値設定部90´として機能させる(
図2および
図19から明らかなように本変形例においては、第1実施形態の方向演算部30、方向変化率演算部40は省略される)。
【0098】
すなわち、利用者端末装置3に、加速度センサーを内蔵させることとして、加速度センサーから送信される信号により加速度検出部20´が利用者端末装置3の加速度を単位検出時間tの経過ごとにリアルタイムに逐次検出し、該逐次検出した加速度と加速度閾値設定部50´により設定された加速度の閾値α´に基づいて、単位振動判断部60´が単位検出時間tの経過ごとにリアルタイムに振動の発生の可否を判断する。そして、単位振動回数計数部80´が単位計数時間設定部70により設定された単位計数時間w内における単位振動の回数n´を計数し、振動判断部100が、計数された単位振動の回数n´と単位振動回数閾値設定部90´により設定された単位振動の回数n´の閾値β´に基づいて利用者端末装置3が振動したか否かを判断する。
【0099】
また、上述した第2実施形態と対応するように、単位振動回数閾値設定部90´により単位振動の回数n´の閾値β´の設定に加えて、閾値γ´(閾値γ´は閾値β´に対し十分に大きい)を設定し、単位振動の回数n´が閾値γ´よりも大きいと判断したときは、上述した第1実施形態の如く利用者端末装置表示部170における表示の切り換えを行う。本変形例においては、加速度センサーの他に角速度センサーを用いて、角速度を検出することにより振動の判断を行うこととしてもよい。
【課題】簡易に営業用車両の呼び寄せを行うことができる営業用車両の呼び寄せシステム、営業用車両の呼び寄せ方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】位置を特定して営業用車両6を呼び寄せる営業用車両6の呼び寄せシステム1において、営業用車両6を利用する利用者の有する利用者端末装置3と、営業用車両6に備えられ利用者端末装置3と通信可能に構成された車載装置5と、を有し、利用者端末装置3を振動させることにより利用者端末装置3の振動位置xを特定する利用者振動位置特定部110と、利用者振動位置特定部110により特定された振動位置xの情報を車載装置5に送信する利用者振動位置送信部120と、を有することを特徴とする。