(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6137737
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】電気機器筐体及び電力変換装置
(51)【国際特許分類】
H05K 7/00 20060101AFI20170522BHJP
H02M 7/48 20070101ALI20170522BHJP
【FI】
H05K7/00 L
H02M7/48 Z
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-180033(P2015-180033)
(22)【出願日】2015年9月11日
(65)【公開番号】特開2017-55076(P2017-55076A)
(43)【公開日】2017年3月16日
【審査請求日】2016年8月19日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006622
【氏名又は名称】株式会社安川電機
(74)【代理人】
【識別番号】100104503
【弁理士】
【氏名又は名称】益田 博文
(74)【代理人】
【識別番号】100191112
【弁理士】
【氏名又は名称】益田 弘之
(72)【発明者】
【氏名】柳本 哲男
(72)【発明者】
【氏名】仲矢 真
【審査官】
石坂 博明
(56)【参考文献】
【文献】
特開平05−048275(JP,A)
【文献】
実開昭63−121485(JP,U)
【文献】
特開昭62−145898(JP,A)
【文献】
実開昭60−048386(JP,U)
【文献】
特開2011−134924(JP,A)
【文献】
特開平06−139808(JP,A)
【文献】
実開昭55−079582(JP,U)
【文献】
特開平10−093253(JP,A)
【文献】
特開2013−105965(JP,A)
【文献】
実開平05−021494(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/00
5/00−5/06
H02M 7/00−7/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体筐体に形成される開口部を複数の領域に区画する複数の突起部を備えた区画部と、
前記複数の突起部の先端の幅方向両側に立設された複数の仕切板で前記複数の突起部の先端を保持する保持部と、
を有することを特徴とする電気機器筐体。
【請求項2】
前記全体筐体は、第1筐体と、前記第1筐体に装着される第2筐体を有し、
前記開口部は、前記第1筐体と前記第2筐体との間に形成されることを特徴とする請求項1記載の電気機器筐体。
【請求項3】
前記区画部は前記第1筐体に配置され、
前記保持部は前記第2筐体に配置され、
前記第1筐体は、ケーブルが接続する回路基板を備えていることを特徴とする請求項2記載の電気機器筐体。
【請求項4】
前記区画部は、前記第1筐体に着脱可能であることを特徴とする請求項3記載の電気機器筐体。
【請求項5】
前記突起部はその延設方向に沿ったリブ部を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気機器筐体。
【請求項6】
第1筐体と、前記第1筐体に装着される第2筐体を有して、前記第1筐体と前記第2筐体との間に開口部が形成された全体筐体と、
前記開口部を複数の領域に区画する複数の突起部を備えた区画部と、
前記複数の突起部の先端の前記第2筐体内部側に当接する当接板で前記複数の突起部の先端を保持する保持部と、
を有することを特徴とする電気機器筐体。
【請求項7】
全体筐体に形成される開口部を複数の領域に区画する複数の突起部を備えた区画部と、
前記複数の突起部の先端の前記全体筐体内部側に当接する当接板で前記複数の突起部の先端を保持する保持部と、
を有することを特徴とする電気機器筐体。
【請求項8】
外部の供給電力を電動機への駆動制御電力に変換する電力変換装置であって、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気機器筐体を備えることを特徴とする電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、電気機器筐体及び電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、制御回路を内蔵するシャーシに貫通穴を設け、この貫通穴を介して外部から導入した複数のケーブルを制御回路に接続したインバータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平2−49182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、近年では電気機器の安全設計の観点から、手や工具などの外来固形物による筐体内部への進入を制限するよう機器に求められる保護等級(例えばIP20)の仕様が規定されている。しかし、上記従来技術に示されているような開口面積の広い開口部ではケーブルどうしの間に隙間が空いてしまい、上記保護等級の仕様を満たすことができない。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、保護等級の仕様を満たす構造を実現し、より安全性の高い製品を提供できる電気機器筐体及び電力変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、全体筐体に形成される開口部を複数の領域に区画する複数の突起部を備えた区画部と、前記複数の突起部の先端の幅方向両側に立設された複数の仕切板で前記複数の突起部の先端を保持する保持部と、を有する電気機器筐体が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、第1筐体と、前記第1筐体に装着される第2筐体を有して、前記第1筐体と前記第2筐体との間に開口部が形成された全体筐体と、前記開口部を複数の領域に区画する複数の突起部を備えた区画部と、前記複数の突起部の先端の前記第2筐体内部側に当接する当接板で前記複数の突起部の先端を保持する保持部と、を有する電気機器筐体が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、全体筐体に形成される開口部を複数の領域に区画する複数の突起部を備えた区画部と、前記複数の突起部の先端の前記全体筐体内部側に当接する当接板で前記複数の突起部の先端を保持する保持部と、を有する電気機器筐体が適用される
。
【0007】
また、本発明の別の観点によれば、外部の供給電力を電動機への駆動制御電力に変換する電力変換装置であって、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気機器筐体を備える電力変換装置が適用される。
【0008】
また、本発明の別の観点によれば、互いに装着可能な2つの筐体の間に形成される開口部を複数の突起部で複数の領域に区画する手段と、前記複数の突起部の撓みを防止する手段と、を有する電気機器筐体が適用される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、保護等級の仕様を満たす構造を実現でき、より安全性の高い製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態に係るノイズフィルタを備えたインバータの完成状態での外観斜視図である。
【
図3】蓋部を外した状態のインバータにおいて開口部の周囲を前方側から見た正面図である。
【
図4】開口部の周囲において分解した状態の蓋部と筐体本体部の斜視図である。
【
図5】開口部の周囲において装着した状態の蓋部と筐体本体部の斜視図である。
【
図6】区画部を取り外した状態の筐体本体部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、インバータについて「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」というときは、
図1等の各図中に適宜示す矢印方向に各々対応する。本実施形態におけるこれらの方向の定義は、当該インバータの標準的な設置状態における各方向の向きに基づいている。ただし、当該インバータを載置する姿勢によって各方向の向きを適宜変更してもよい。
【0012】
図1は、本実施形態の電気機器筐体を備えたインバータの完成状態での外観全体を斜視して表している。この
図1において、インバータ1は外部から供給された3相交流電力を特に図示しないモータ等の電動機へ入力する駆動制御電力に変換する電力変換装置であり、全体が略直方体形状に形成された外郭としての筐体2(電気機器筐体、全体筐体)を有している。この筐体2は、その前面に当該インバータ1の操作部及び表示部としてのオペレータ3と、当該インバータ1の動作状態を簡略的に表示するインジケータLED4を有しており、また筐体2の下方側の端面に各種配線を導入する開口部5と、冷却風を導入する複数の冷却風導入口6を有している。開口部5は、後述する蓋部2aと筐体本体部2bとの間に形成される略矩形形状の穴であり、またこの開口部5の開口部分はその長手方向(左右方向)に並んでそれぞれが前後方向に伸びる複数の突起部11によって複数の領域に区画されている。なお、この開口部5周辺の構造については後に詳述する。
【0013】
図2は、インバータ1の一部分解状態を斜視して表している。この
図2において、インバータ1の筐体2は、その略直方体形状の厚さ方向(前後方向)で蓋部2a(第2筐体)と筐体本体部2b(第1筐体)に着脱可能に分割でき、その内部に収納している回路基板7を取り出すことができる。この回路基板7は、その実装面7a上(例えば図示する前方側の表面上)に多数の電子部品等が搭載されるとともに、上記開口部5の近傍位置に集合端子8が設置されている。この集合端子8は、それぞれケーブル9の先端の裸線を直接挿入して接続可能な複数の端子8aを一体的に備えており、図示する例では開口部5の長手方向(左右方向)に8つの端子8aが配置されている。なお、図示の煩雑を避けるため、回路基板7の実装面7a上において上記集合端子8以外の電子部品の図示を省略している。
【0014】
以上のようなインバータ1などの電気機器においては、筐体2の内部に回路基板7を収納し、この回路基板7上の端子8aに接続したケーブル9を介して外部と電力や信号を送受する。このため、筐体2に開口部5を設ける必要があり、本実施形態のようにそれぞれ半体である蓋部2aと筐体本体部2bを互いに装着して全体の1つの筐体2とする場合には、配線や組み立ての容易性を考慮してそれら蓋部2aと筐体本体部2bとの間に開口部5が形成される。特にインバータ1のように多くの本数のケーブル9を特定の箇所に集中的に導入する構成となる場合、開口部5はそれら多数のケーブル9をまとめて導入できるよう広い開口面積で形成される。
【0015】
一方、近年では電気機器の安全設計の観点から、手や工具などの外来固形物による筐体2内部への進入を制限する保護等級の仕様が規定されている。しかし、上述した開口面積の広い開口部5ではケーブル9どうしの間に隙間が空いてしまい、上記保護等級の仕様を満たすことができない。
【0016】
これに対し本実施形態では、上述したように開口部5の開口部が複数の突起部11により複数の領域に区画されている。すなわち開口部5の周囲を前方側から見た
図3に示すように、集合端子8における各端子8a(図示する例では7つ)の間の左右方向の間隔領域の下方側に各突起部11(図示する例では6本)が配置されている。これにより、各突起部11どうしの間の隙間が、各端子8aに接続して下方に延びた配置の各ケーブル9の導入領域となるよう区画されており、また逆に、導入された各ケーブル9どうしの間の隙間を各突起部11が閉塞する。つまり、各ケーブル9どうしの間の間隔においては高い基準で上記保護等級の仕様を満たすことができる。また、ケーブル9が導入されていない各ケーブル導入領域(突起部11どうしの間の隙間)においても、所定の直径にある試験用プローブ球20や特に図示しない試験指が通過できない程度に十分に狭い間隔となっていれば、試験指やプローブ球20の直径に対応する基準で保護等級の仕様を満たすことができる。
【0017】
しかしこの一方で、集合端子8における端子8aの間隔が狭く、すなわちケーブル9どうしの間隔が狭いために各突起部11の左右方向の幅寸法が細くなっている場合には、それら突起部11自体の撓み強度が低下してしまう。接続された各ケーブル9は当該インバータ1の筐体2の外部において多様な方向に引き回すよう配設される場合が多く、その際にはケーブル9に隣接する突起部11にはその幅方向(図中の左右方向)や筐体2内部側への押し込み方向(図中の上方向)に曲げ荷重が付加される。これに対し本実施形態では、各突起部11の撓み強度を補強するために、各突起部材11自体にその延設方向(前後方向)に沿ったリブ部11aを形成しているとともに、蓋部2a側にも各突起部11の先端部分を保持する保持部12を設けている。
【0018】
図4は開口部5の周囲において分解した状態の蓋部2aと筐体本体部2bを上記
図1中の矢視Aの方向から見た斜視で表しており、
図5は装着した状態の蓋部2aと筐体本体部2bを同じ矢視A方向の斜視で表している。これら
図4、
図5において、各突起部11は、筐体本体部2bにおける開口部5の縁部から蓋部2a側へ向かう方向に延設されており、それらの先端は開口部5以外の筐体本体部2bの開口縁部よりも蓋部2a側(前方側)に突出している。また、各突起部11の筐体2内部側(上方側)の表面で幅方向中央には、当該突起部11のほぼ全長に渡って突出した小骨となるリブ部11aが一体に形成されて撓み強度が補強されている。そして筐体本体部2bのうち、これら突起部11を形成している周囲の部分を特に区画部10と称呼する。
【0019】
また蓋部2aにおいて開口部5を形成する箇所の縁部には、各突起部11の先端を保持する保持部12が設けられている。この保持部12は、当接板13と複数の仕切板14を有している。
【0020】
当接板13は、開口部5を形成する縁部に沿って当該開口部5の幅方向(左右方向)の全体に渡って形成された平板部材であり、蓋部2aが筐体本体部2bに装着した際には各突起部11の先端がそれぞれ筐体本体部2bの内部側(上方側)で当接する。
【0021】
複数の仕切板14は、それぞれ各突起部11の先端の幅方向両側(左右方向両側)に対応する位置で上記当接板13から筐体2外部側(下方側)へ向けて立設した平板部材であり、蓋部2aが筐体本体部2bに装着した際には各突起部11の先端がそれぞれ幅方向両側で2つの仕切板14に挟まれる。
【0022】
以上から、蓋部2aが筐体本体部2bに装着した際には、
図5中のB部における前後方向の拡大断面図に示すように、各突起部11の先端がその幅方向両側と筐体本体部2bの内部側の3方で保持部12に囲まれて保持される。これにより、ケーブル9の反発力による撓み、及び試験時の上記プローブ球20や試験指の押し当てによる撓みに対して強度が確保される。なお、以上において突起部11の先端とは、隣接するケーブル9よりも蓋部2a側(前方側)に突出する範囲のうちの先端側部分であって、筐体本体部2bに装着した蓋部2aの縁部(保持部)と前後方向に重複する部分に相当する。また、上記区画部10が、各請求項記載の、互いに装着可能な2つの筐体の間に形成される開口部を複数の突起部で複数の領域に区画する手段に相当する。また、上記保持部12が、各請求項記載の、複数の突起部の撓みを防止する手段に相当する。
【0023】
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のインバータ1が備える筐体2によれば、筐体本体部2b側に配置された区画部10の各突起部11が、各ケーブル9の導入領域(開口部5のうち各ケーブル9が配置される領域)を区画してそれらの間の隙間を閉塞する。また、回路基板7上における各端子8aの間隔が狭く、すなわちケーブル9どうしの間隔が狭いために各突起部11自体の幅が細い場合であっても、蓋部2a側に配置された保持部12が各突起部11の先端を保持することでそれら突起部11の撓み強度を補強できる(両持梁にできる)。以上の結果、保護等級の仕様を満たす構造を実現でき、より安全性の高い製品を提供することができる。
【0024】
また、本実施形態では特に、筐体2が、相互に着脱可能な蓋部2aと筐体本体部2bからなり、開口部5が蓋部2aと筐体本体部2bの間に形成されている。これにより、それぞれ半体である蓋部2aと筐体本体部2bを互いに装着して全体の1つの筐体2とする際に、開口部5におけるケーブル9の配線や組み立てが容易となる。
【0025】
また、本実施形態では特に、保持部12は、複数の突起部11の先端の幅方向両側(左右方向両側)に立設された複数の仕切板14を有する。これにより、保持部12の仕切板14は、ケーブル9の配線作業等に伴う各突起部11の先端の開き方向(左右方向)の撓みを抑制できる。
【0026】
また、本実施形態では特に、保持部12は、複数の突起部11の先端における筐体本体部2b内部側(上方側)に当接する当接板13を有する。これにより、保持部12の当接板13は、各突起部11の先端の押し方向(筐体2内部側へ押圧される方向)の撓みを抑制できる。
【0027】
また、本実施形態では特に、突起部11はその延設方向に沿ったリブ部(小骨、肋材)を有している。これにより、突起部11自体の曲げ強度を補強し、撓みを抑制できる。
【0028】
また、本実施形態では特に、区画部10が配置されている筐体本体部2bに、ケーブル9が接続する回路基板7が備えられている。すなわち、複数の突起部11が、回路基板7を設置する筐体本体部2b側から延設されている。ここで例えば、蓋部2a側に回路基板7が備えられている場合には、複数のケーブル9が回路基板7に接続されている状態で筐体本体部2bと蓋部2aを互いに装着する際に全てのケーブル9を一斉に筐体本体部2b側の突起部11の間に挿入させるといった煩雑な作業が必要となり、装着が困難となる。しかし本実施形態のように、複数の突起部11が配置された筐体本体部2b側に回路基板7が備えられていることで、各ケーブル9を1つずつ回路基板7上の端子8aに接続する際に先に突起部11の間に容易に挿入させることができる。これにより、複数のケーブル9が回路基板7に接続されている状態で筐体本体部2bと蓋部2aの装着が容易となる。
【0029】
また、本実施形態では特に、外部の供給電力をモータ等の電動機への駆動制御電力に変換するインバータ1が、上記筐体2を備えている。このように、多数のケーブル9を接続し、かつ、保護等級が要求されるインバータ1において、上記筐体2を特に好適に適用できる。
【0030】
なお、上記実施形態では、複数の突起部11を備える区画部10が筐体本体部2bと一体に設けられていたが、本発明はこれに限られない。例えば
図6に示すように、区画部10が筐体本体部2bに着脱可能となるよう構成してもよい。この場合、筐体本体部2bと区画部10との間に別途他の開口部15を形成しても、当該他の開口部15で導入するケーブル9の接続配線の作業を容易化できる。これについて特に、図示するように、3相交流電力を通電するいわゆる主回路配線用ケーブル9Aを他の開口部15で導入する場合には、区画部10が筐体本体部2bに着脱可能としていることで主回路配線用ケーブル9Aの配線作業性を向上させることができる。また特に図示しないが、蓋部2aと筐体本体部2bが一体成形された単体構成の筐体2に開口部5が形成されている場合に対しても、区画部10が当該筐体2に着脱可能であることで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0031】
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
【0032】
その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0033】
1 インバータ
2 筐体(電気機器筐体、全体筐体)
2a 蓋部(第2筐体)
2b 筐体本体部(第1筐体)
3 オペレータ
4 インジケータLED
5 開口部
6 冷却風導入口
7 回路基板
7a 実装面
8 集合端子
8a 端子
9 ケーブル
9A 主回路配線用ケーブル
9a 端子
10 区画部
11 突起部
11a リブ部
12 保持部
13 当接板
14 仕切板
15 他の開口部
20 プローブ球