【実施例】
【0201】
以下の頭字語、略語、用語および定義が反応スキームおよび実験のセクション全体を通して使用されている。
AD−mix−α[ヒドロキニン1,4−フタラジンジイルジエーテル(0.0016モル)を含有する混合物]、Boc
2O(二炭酸ジ−tert−ブチル)、BSA(ウシ血清アルブミン)、BOP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)、Bn(ベンジル)、BnBr(臭化ベンジル)、cDNA(相補DNA)、DCC(N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド)、DIEAまたはDIPEA[(N,N−ジイソプロピルエチルアミン)(ヒューニッヒ塩基)]、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DCM(ジクロロメタン)、DMAP(ジメチルアミノピリジン)、EC
50(半数効果濃度)、EtOAc(酢酸エチル)、エーテル/Et
2O(ジエチルエーテル)、EDCI(1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、HOBt(1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)、HCl(塩酸)、HATU[O−(−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート]、HEPES(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸)、HTRF(homogeneous time resolved fluorescence, ホモジニアス時間分解蛍光測定)、i−Pr
2NEt(ジイソプロピル−エチルアミン)、MeOH(メタノール)、MsCl(塩化メタンスルホニル)、n−BuLi(n−ブチルリチウム)、OTBDMS(第三級ブチルジメチルシリルオキシ)、PyBOP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)、Q−Phos(ペンタフェニル(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン)、Pd
2(dba)
3(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))、PMB(p−メトキシベンジル)、PE(石油エーテル)、Pd(PPh
3)
4(テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))、SEM−Cl((2−トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド)、P(OMe)
3(トリメチルホスファイト)、TBAI(ヨウ化テトラブチルアンモニウム)、TBAF(フッ化テトラブチルアンモニウム)、TEA(トリエチルアミン)、THF(テトラヒドロフラン)、TMS−Cl(塩化トリメチルシリル)、TFA(トリフルオロ酢酸)、h(時間)、min(分)、X−Phos(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル)、TLC(薄層クロマトグラフィー)、MS(質量分析)、NMR(核磁気共鳴)、IR(赤外線分光法)、Mp/mp(融点)、aq(水性)、psi(ポンド毎平方インチ)。
NMR略語:MHz(メガヘルツ)、br(ブロード)、apt(見かけ)、s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、dd(二重線の二重線)、m(多重線)。
【0202】
室温は、周辺温度の範囲、通常約20℃〜約35℃と定義される。氷浴(粉砕氷および水)温度は通常、約−5℃〜約0℃の範囲と定義される。還流の温度は、主要な反応溶媒の沸点の±15℃と定義される。一晩は、約8〜約16時間の範囲の時間と定義される。「真空中で乾燥した/濃縮した」または「減圧乾燥した/濃縮した」は、ある範囲の圧力、通常約0.1mmHg〜約5mmHgで高真空ポンプを使用することと定義される。ブラインは、飽和した水性の塩化ナトリウムと定義される。窒素雰囲気は、オイルバブラーシステムを備えたDrierite(商標)カラムを通過させた窒素ガスの正の静圧と定義される。融点は、水銀温度計で測定し、補正はしていない。
【0203】
カラムまたは薄層クロマトグラフィーに対するすべての溶離液は、体積:体積(v:v)の溶液として調製し、報告した。反応の後処理または生成物の単離に使用される溶媒、試薬、ならびに溶媒および/または試薬の量は、特定の反応または単離される生成物に対して決定されるように、有機化学合成において当業者により通常使用されるものであってよい。例えば、1)粉砕氷の量は通常、反応スケールに応じて、約10g〜約1000gの範囲であり;2)カラムクロマトグラフィーに使用されるシリカゲルの量は、材料の量、混合物の複雑さ、および利用するクロマトグラフィーカラムのサイズに依存し、通常約5g〜約1000gの範囲であり;3)抽出溶媒の体積は通常反応サイズに応じて、約10mL〜約500mLの範囲であり;4)化合物の単離に利用した洗浄液は、反応スケールに応じて、約10mL〜約100mLの範囲の溶媒または水性試薬であり;ならびに5)乾燥試薬(炭酸カリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウム)は、乾燥する溶媒の量およびその含水量に応じて約5g〜約100gの範囲であった。
【0204】
以下の一般的スキームおよび実施例は、本出願の様々な実施形態について記載している。本明細書での特許請求の範囲内の他の実施形態は、本明細書中に開示されている本出願の明細書または実行を考慮すれば、当業者には明らかである。明細書は、実施例と一緒に、単なる例示であると見なされることが意図され、実施例に続く特許請求の範囲により本出願の範囲および趣旨が示されている。
【0205】
式(I)の化合物は、以下の一般的スキームにおいて説明されているプロセスに従い合成することができ、すべての記号/変数は他に述べられていない限り、以前に定義された通りである。
【0206】
式(I)の化合物の合成のための一般的スキーム(1)
【0207】
【化37】
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【0208】
適切なカップリング剤、例えば、EDCI/HOBt、HATU、BOP、PyBOP、およびDCC/HOBtなどを使用して、例えば、DCMおよびDMFなどの適切な溶媒中、例えば、DMAP、DIPEA、およびトリエチルアミンなどの塩基の存在下でまたは不在下での、反応物質(a)と反応物質(b)の縮合により、一般式(I)の化合物(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびR
6は明細書で定義された通りである)を生成することができる。
【0209】
一般式(I)の化合物(式中、R
2およびR
3上の任意選択による置換は、独立してシアノを含有する)を、当技術分野で公知の一般的手順を使用することによって、対応するテトラゾリル、アミドおよび/またはカルボン酸基(複数可)にさらに変換することができる。R
2およびR
3上の任意選択による置換が、独立して、エステル官能基を含有する場合、当技術分野で公知の一般的手順を使用することによって、それを対応するカルボン酸基にさらに変換することができる。R
2およびR
3上の任意選択による置換が、独立してカルボン酸部分を含有する場合、当技術分野で公知の一般的手順に従い、それを対応するカルボキサミド、N−アシルスルホンアミドおよび関連する誘導体にさらに変換することができる。R
2およびR
3上の任意選択による置換が独立して、ベンジル基、例えば、Bn、PMBなどおよび/またはベンジルエーテル(OBn、OPMB)を含有する一般式(I)の化合物において、ベンジル基を、当技術分野で公知の一般的手順を使用することによって、水素化分解で除去することができる。同様に、NBnまたはNPMBを、水素化分解でこれらのNH基に変換することができる。R
4がシリルオキシ基、例えば、OTBDMSである場合、当技術分野で公知の一般的手順を使用してそれをさらに脱保護することによって対応するヒドロキシル基にすることができる。R
4がヒドロキシル基を表す場合、当技術分野で公知の一般的手順に従い、それを対応するフルオロ誘導体にさらに変換することができる。
【0210】
反応物質(b)の合成のための一般的スキーム(2)
【0211】
【化38】
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【0212】
ステップ(i):重炭酸ナトリウムなどの温和な塩基の存在下、溶媒および温度の適切な条件下でクロロギ酸ベンジル(2)などの保護剤と反応させて、一般式(1)の化合物(式中、R
1およびR
2は、明細書において一般式(I)の化合物中に記載されているものと同様である)の中の窒素の保護を実行することによって、一般式(3)の化合物を生成することができる。
【0213】
ステップ(ii):EDCI/HOBt、HATU、BOP、PyBOP、およびDCC/HOBtなどの適切なカップリング剤を使用して、DCMおよびDMFなどの適切な溶媒中、DMAPおよびDIPEAなどの塩基の存在下でまたは不在下で、化合物(3)を、R
4で置換されている、窒素含有飽和ヘテロ環を表す一般式(4)の化合物と縮合させることによって、一般式(5)の化合物を生成することができる。R
4は、明細書において一般式(I)で定義された通りである。
【0214】
ステップ(iii):水素化分解条件下、Pd/Cなどの適切な触媒の存在下、溶媒および温度の適切な条件下で、一般式(5)の化合物を水素で処理して、窒素の脱保護、すなわちベンジルオキシカルボニル(Cbz)基の除去を実行することによって、式(6)の化合物を得ることができる。
【0215】
ステップ(iv):LiAlH
4およびNaBH
4などの適切な還元剤を使用して、溶媒および温度の適切な条件下、式(6)の化合物を還元させることによって、一般式(7)の化合物を得ることができる。
【0216】
ステップ(v):溶媒および温度の適切な条件下、LiAlH
4などの適切な還元剤を使用して式(5)の化合物を還元することによって、一般式(7)の化合物を得ることができる。
【0217】
反応物質(b)の合成のための一般的スキーム(3)
【0218】
【化39】
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【0219】
ステップ(i):一般式(9)の化合物を、0〜25℃の適切な温度で、THFおよびエーテルなどの適切な溶媒中、NaH、およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミドでの処理により、式(8)の化合物(式中、R
2は、明細書において一般式(I)の化合物中に記載されているものと同様である)から得ることができる。
【0220】
ステップ(ii):DCMなどの適切な溶媒中で、式(9)の化合物をm−クロロ過安息香酸およびNaHCO
3と反応させることにより、式(10)の化合物を合成することができる。
【0221】
ステップ(iii):当技術分野で公知のSharplessのジヒドロキシル化法の標準的な手順に従い、式(10)の化合物から式(11)の化合物を合成することができる。
【0222】
ステップ(iv):標準的な手順により、式(11)の様々なジオールから、式(10)の化合物を得ることもできる。
【0223】
ステップ(v):適切な反応条件下、式(10)の化合物と、式(4)の化合物およびR
1NH
2(式中、R
1は先のものと同様に記載されている)との反応により、式(7)の化合物を得ることができる。
【0224】
反応物質(b)の合成のための一般的スキーム(4)
【0225】
【化40】
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【0226】
ステップ(i):文献の中で公知の適切な臭素化剤を使用することによって、式(12)の化合物(式中、R
2は、明細書において一般式(I)の化合物中に記載されているものと同様である)から一般式(13)の化合物を得ることができる。
【0227】
ステップ(ii):当技術分野で公知のCBS還元方法の標準的手順に従い、式(13)の化合物から式(14)の化合物を合成することができる。
【0228】
ステップ(iii):標準的手順に従い、式(14)の化合物から式(15)の化合物を合成することができる。
【0229】
ステップ(iv):適切な反応条件下での式(4)の化合物を用いた処理により、式(15)の化合物から式(16)の化合物を得ることができる。
【0230】
ステップ(v):適切な条件下、塩化メシルなどと式(16)の化合物を反応させ、続いて当技術分野で公知の適切な反応条件を使用して式(17)の様々なアミンの処理によって、式(18)の化合物を得ることができる。
【0231】
一般式(7)または一般式(18)の中のR
2およびR
4を、異なる官能基を用いて、反応物質(b)にさらに変換することができる。例えば、R
2がブロモフェニル部分である場合、ブロモ基を、(a)Sonogashira反応に続いて、アセチレン性誘導体へ変換することができ;(b)シアノ基またはボレート化合物を、当技術分野で公知の標準的な手順に従い、様々な5員のヘテロアリール化合物へさらに変換することができる。一般式(7または18)の化合物の中のR
2上の任意選択による置換が、独立してエステル官能基を含有する場合、それを対応するカルボン酸、アミド、ヒドラジド、N−アシルスルホンアミドおよび関連する化合物に変換することができ、続いて所望する場合、当技術分野で公知の一般的手順を使用することによってさらに修飾することができる。一般式(7)または一般式(18)(式中、R
4は、シリルエーテル、例えば、OTBDMS基などを表す)の化合物を、シリルエーテルの標準的脱保護プロトコルに従い対応するヒドロキシル基に変換することができる。
【0232】
(実施例)
以下は式(a)の反応物の非限定的実施例である。
【0233】
(実施例1−a)
2−(2−オキソインドリン−6−イル)酢酸
【0234】
【化41】
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【0235】
ステップ(i):2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)酢酸の合成
【0236】
【化42】
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【0237】
H
2SO
4(750ml)中の2−(4−フルオロフェニル)酢酸(100g、0.648mol)の懸濁液に、KNO
3(65.5g、0.648mol)を少しずつ加え、0℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を氷でクエンチし、濾過した。得られた固体残留物を乾燥して、2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)酢酸(80g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.30 (bs, 1H), 8.10−8.08 (d, 1H), 7.73−7.71 (m, 1H), 7.56−7.51 (m, 1H), 3.76 (s, 2H); MS(ES):m/z 200(M+1)。
【0238】
ステップ(ii):エチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0239】
【化43】
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【0240】
エタノール(560ml)中の2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)酢酸(80g、0.402mol)の懸濁液に、SOCl
2(142.3g、1.206mol)を0℃で滴下添加し、室温で終夜撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、粗製物をEtOAc(500ml)に溶解させ、5%NaHCO
3溶液(100ml)、水(100ml)、ブライン(100ml)で順次洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、エチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(85g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.01−7.99 (d, 1H), 7.58−7.56 (m, 1H), 7.28−7.23 (m, 1H), 4.21−4.19 (m, 2H), 3.67−3.58 (s, 2H), 1.29−1.25 (m, 3H); MS(ES):m/z 226(M−1)。
【0241】
ステップ(iii):ジエチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニル)マロネートの合成
【0242】
【化44】
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【0243】
DMF(350ml)中のエチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(50g、0.220mol)、K
2CO
3(45.6g、0.336mol)、マロン酸ジエチル(42.3g、0.264mol)の懸濁液を60℃に加熱し、4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、粗製物をEtOAc(500ml)に溶解させ、水(100ml)、ブライン(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、ジエチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニル)マロネートを得た。粗製の化合物を、固定相として100〜200シリカゲルおよび溶出液としてn−ヘキサン中10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製した(38g)。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.07−8.07 (s, 1H), 7.70−7.67 (d, 1H), 7.48−7.46 (d, 1H), 5.38 (s, 1H), 4.20−4.08 (m, 6H), 3.88 (s, 2H), 1.25−1.18 (m, 9H); MS(ES):m/z 368(M+1)。
【0244】
ステップ(iv):2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)二酢酸の合成
【0245】
【化45】
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【0246】
6N HCl水溶液(380ml)中のジエチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニル)マロネート(38g、0.103mol)の懸濁液を、120℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAc(500ml)に溶解させ、水(100ml)およびブライン(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)二酢酸(17g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.53 (bs, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.60−7.58 (d, 1H), 7.49−7.47 (d, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.75 (s, 2H); MS(ES):m/z 262(M+23)。
【0247】
ステップ(v):ジメチル2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ジアセテートの合成
【0248】
【化46】
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【0249】
メタノール(170ml)中の2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)二酢酸(17g、0.071mol)の懸濁液に、0℃でSOCl
2(25g、1.20mol)を滴下添加し、室温で8時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をEtOAc(400ml)に溶解させ、水(100ml)およびブライン(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物(17.5g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.06 (s, 1H), 7.64−7.62 (d, 1H), 7.53−7.51 (d, 1H), 4.06−4.02 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.61 (s, 3H); MS(ES):m/z 266(M−1)。
【0250】
ステップ(vi):メチル2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセテートの合成
【0251】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
酢酸(170ml)中のジエチルジメチル2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ジアセテート(17g、0.063mol)の懸濁液に、Pd/Cを加え、反応混合物に水素ガス圧をかけ、これを室温で終夜撹拌した。反応物をセライトプラグに通して濾過し、EtOAc(400ml)で抽出し、5%NaHCO
3溶液(100ml)、水(100ml)、ブライン(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、メチル2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセテート(10g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ10.36 (s, 1H), 7.13−7.11 (d, 1H), 6.81−6.79 (d, 1H), 6.72 (s, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.60 (s, 2H), 3.43 (s, 2H); MS(ES):m/z 206(M+1)。
【0253】
ステップ(vii):2−(2−オキソインドリン−6−イル)酢酸の合成
【0254】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
6N HCl水溶液(180ml)中のメチル2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセテート(10g、0.048mol)の懸濁液を、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過して固体残留物を得、これを乾燥して、2−(2−オキソインドリン−6−イル)酢酸(6.5g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ12.30 (bs, 1H), 10.34 (s, 1H), 7.12−7.10 (d, 1H), 6.80−6.78 (m, 1H), 6.73 (s, 1H), 3.51 (s, 2H), 3.42 (s, 2H); MS(ES):m/z 192(M+1)。
【0256】
(実施例2−a)
2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)酢酸
【0257】
【化49】
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【0258】
ステップ(i)ジメチル2,2’−(2−アミノ−1,4−フェニレン)ジアセテートの合成
【0259】
【化50】
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【0260】
実施例(1−a)のステップ(iv)にて得られたジメチル2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ジアセテート(5g、0.018mol)をメタノール(50ml)に溶解させ、10%Pd−C(3g)をこれに加えた。その後水素ガスをそれに導入し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで反応混合物をセライトに通して濾過し、メタノールで洗浄し、減圧濃縮して、ジメチル2,2’−(2−アミノ−1,4−フェニレン)ジアセテート(4g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 6.88−6.86 (m, 1H), 6.50−6.54 (m, 1H), 6.39−6.40 (m, 1H), 4.91 (s, 2H), 3.60 (s, 6H), 3.50 (s, 4H); MS(ES):m/z 238(M+1)。
【0261】
ステップ(ii)メチル2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)アセテートの合成
【0262】
【化51】
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【0263】
プロパノール(40ml)を10%Pd/C(1g)と水(4ml)に溶解させたギ酸アンモニウム(10.7g、0.168mol)との混合物に加え、混合物を約1分間撹拌してパラジウムカーボンを活性化した。ジメチル2,2’−(2−アミノ−1,4−フェニレン)ジアセテート化合物(4g、0.016mol)およびホルムアルデヒド(4ml、0.033mol)を反応混合物に加えた。反応混合物を室温で撹拌し、次いでセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄し、溶媒を真空中で除去して残留物を得、これを酢酸エチルに溶解させ、洗浄し、乾燥し、固定相として230〜400シリカゲルおよび溶出液としてn−ヘキサン中35%酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、メチル2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)アセテート(1.8g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.26 (s, 1H), 6.94−6.95 (m, 1H), 6.76 (s, 1H), 3.71 (s, 6H), 3.50 (s, 2H), 3.20 (s, 3H); MS(ES):m/z 220(M+1)。
【0264】
ステップ(iii)2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)酢酸の合成
【0265】
【化52】
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【0266】
6N HCl水溶液(25ml)中のメチル2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)アセテート(1.8g、0.008mol)の懸濁液を、100℃で8時間加熱した。その後反応混合物を室温に冷却した。混合物を濾過して固体を得、これを充分に乾燥して、2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)酢酸(1.2g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.40 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.87−6.90 (m, 2H), 3.71 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.10 (s, 3H); MS(ES):m/z 206(M+1)。
【0267】
(実施例3−a)
2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)酢酸
【0268】
【化53】
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【0269】
ステップ(i)メチル2−(4−メトキシフェニル)アセテートの合成
【0270】
【化54】
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【0271】
2−(4−メトキシフェニル)酢酸(30g、0.180mol)のメタノール(350ml)溶液に、塩化チオニルを0℃で滴下添加し、混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮し、飽和重炭酸ナトリウムで処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、洗浄し、乾燥し、濃縮して、メチル2−(4−メトキシフェニル)アセテート(粗製物38g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.19 (d, J=8.6Hz, 1H), 6.89 (d, J=8.6Hz, 1H), 3.73 (s, 2H), 3.60 (s, 6H); MS(ES):m/z 266(M+1)。
【0272】
ステップ(ii)メチル2−(4−メトキシ−3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0273】
【化55】
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【0274】
硝酸(9ml)と酢酸(83ml)との混合物を、メチル2−(4−メトキシフェニル)アセテート(33g)の無水酢酸(50ml)溶液に−30℃で滴下添加した。反応混合物を撹拌し、混合物の温度を2時間かけて−30℃から室温に徐々に昇温した。氷冷水を反応混合物に少しずつ加えて黄色固体を得、これを濾過し、乾燥して、メチル2−(4−メトキシ−3−ニトロフェニル)アセテート(42g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.80 (s, 2H), 7.58 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.33 (d, J=8.8Hz, 1H), 3.75 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.62 (s, 3H); MS(ES):m/z 226(M+1)。
【0275】
ステップ(iii)メチル2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0276】
【化56】
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【0277】
新鮮な三臭化ホウ素(27ml、70g、0.28mol)を、メチル2−(4−メトキシ−3−ニトロフェニル)アセテート(42g、0.186mol)のDCM(200ml)溶液にドライアイス浴上にて−70℃で滴下添加した。混合物の温度を4時間かけて撹拌しながら−30℃から室温に徐々に昇温した。その後溶媒を蒸発させ、得られた残留物を氷冷水で処理し、このように得られた沈殿物を酢酸エチルに溶解させた。この有機層をブラインで洗浄し、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、メチル2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)アセテート(23g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.88 (bs, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.46 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.01 (d, J=8.5Hz, 1H), 3.70 (s, 2H), 3.62 (s, 3H); MS(ES):m/z 212(M+1)。
【0278】
ステップ(iv)メチル2−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)アセテートの合成
【0279】
【化57】
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【0280】
ラネーニッケル(20g)を、メタノール(250ml)中のメチル2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)アセテートの懸濁液に室温で加え、反応混合物を水素ガス下12時間撹拌した。その後反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄し、濃縮して、メチル2−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)アセテート(19.7g)を黒色固体として得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 9.00 (bs, 1H), 6.56 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.47 (s, 1H) 6.27 (d, J=7.6Hz, 1H), 3.70 (s, 2H), 3.62 (s, 3H); MS(ES):m/z 182(M+1)。
【0281】
ステップ(v)メチル2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテートの合成
【0282】
【化58】
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【0283】
THF中のメチル2−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)アセテート(19.5g、0.107mol)に、トリホスゲン(45g、0.15mol)を約0℃で、1時間で少しずつ加えた。その後溶媒を蒸発させ、残留物を氷冷水で処理した。このように得られた固体沈殿物を濾過し、真空中で乾燥して、メチル2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテート(10g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.60 (bs, 1H), 7.21 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.97 (d, J=8.0Hz, 1H), 3.70 (s, 2H), 3.62 (s, 3H); MS(ES):m/z 208(M+1)。
【0284】
ステップ(vi)2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)酢酸の合成
【0285】
【化59】
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【0286】
5%水酸化ナトリウム150mlを、メタノール(75ml)中のメチル2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテート(10g、0.05mol)に滴下添加し、得られた混合物を約1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を3N HCl水溶液で処理した。混合物を真空濾過し、乾燥して、2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)酢酸(7g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.60 (bs, 1H), 7.20 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.96 (d, J=8.5Hz, 1H), 3.60 (s, 2H); MS(ES):m/z 192(M+1)。
【0287】
(実施例4−a)
2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)酢酸
【0288】
【化60】
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【0289】
ステップ(i)メチル2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテートの合成
【0290】
【化61】
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【0291】
DMF(10ml)中の実施例4−aのステップ(v)にて得られたメチル2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテート(500mg、2.26mol)に、室温で炭酸カリウム(936mg、6.78mol)を加え、混合物を10〜15分間撹拌した。次いで反応混合物を0℃に冷却し、ヨウ化メチル(168μl、2.71mol)をこれに滴下添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。反応完結後、反応混合物を氷冷水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインおよび水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗製のメチル2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテートを得、これを、固定相として230〜400メッシュシリカゲルおよび溶出液としてヘキサン中20%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題生成物(311mg)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.26 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.16 (bs, 1H), 7.03−7.01 (m, 1H), 4.11−4.05 (q, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.32 (s, 3H), 1.20−1.17 (t, 3H); MS(ES):m/z 236(M+1)。
【0292】
ステップ(ii)2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)酢酸の合成
【0293】
【化62】
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【0294】
6N HCl水溶液を、室温でメチル2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセテート(311mg、1.32mol)に加え、混合物を2時間還流した。反応完結後、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインおよび水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、純粋な2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)酢酸(200mg)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.50 (bs, 1H), 7.23 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.10 (bs, 1H), 6.99 (d, J=8.3Hz, 1H), 3.60 (s, 2H), 3.29 (s, 3H); MS(ES):m/z 208(M+1)。
【0295】
(実施例5−a)
2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)酢酸
【0296】
【化63】
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【0297】
ステップ(i)2−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)酢酸の合成
【0298】
【化64】
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【0299】
KNO
3(18.7g、0.185mol)を、H
2SO
4(150ml)中の2−(4−クロロフェニル)酢酸(30g、0.176mol)の懸濁液に0℃で少しずつ加え、温度を0℃で維持しながら、得られた混合物を1.5時間撹拌した。反応混合物を氷でクエンチし、濾過した。固体残留物を乾燥して、標題化合物(26g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.0 (s, 1H), 7.73 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.62 (d, J=6.4Hz, 1H), 3.76 (s, 2H); MS(ES):m/z 200(M+18)。
【0300】
ステップ(ii):エチル2−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0301】
【化65】
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【0302】
H
2SO
4(25ml)を、エタノール(125ml)中の2−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)酢酸(25g、0.116mol)の懸濁液に0℃で滴下添加し、反応混合物を85℃で4時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮した。粗生成物をEtOAc(500ml)に溶解させ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物(27g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.83 (s, 1H), 7.52−7.44 (m, 2H), 4.26−4.15 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 1.27−1.23 (m, 3H); MS(ES):m/z 242(M−1)。
【0303】
ステップ(iii):エチル2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセテートの合成
【0304】
【化66】
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【0305】
THF(135ml)中のエチル2−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アセテート(27g、0.111mol)、硫黄粉末(17.8g,0.555mol)、トリエチルアミン(44.9g、0.44mol)、水(12ml、0.66mol)の懸濁液を、オートクレーブ中に入れ、COガス圧を10kgまでかけ、混合物を80℃で終夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮し、EtOAc(600ml)に溶解させ、ブライン(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物を、固定相として100〜200シリカゲルおよび溶出液としてn−ヘキサン中15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(10g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.88 (s, 1H), 11.86 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.04−7.01 (m, 2H), 4.10−4.05 (m, 2H), 3.69 (s, 2H), 1.20−1.16 (m, 3H); MS(ES):m/z 238(M+1)。
【0306】
ステップ(iv):2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)酢酸の合成
【0307】
【化67】
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【0308】
5%NaOH水溶液(5ml)を、メタノール(50ml)中のエチル2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセテート(10g,0.042mol)の懸濁液に加え、混合物を室温で約1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。水(10ml)を反応混合物に加え、これを6N HCl水溶液でpH2〜3に調整し、このように得られた固体沈殿物を濾過し、乾燥して、標題化合物(8g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.37 (bs, 1H), 11.86 (s, 1H), 7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.03−7.03 (m, 2H), 3.59 (s, 2H); MS(ES):m/z 209.9(M+1)。
【0309】
(実施例6−a)
2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸
【0310】
【化68】
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【0311】
ステップ(i)メチル2−(4−アミノフェニル)アセテートの合成
【0312】
【化69】
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【0313】
塩化チオニル(1ml)を、MeOH(20ml)中の2−(4−アミノフェニル)酢酸(1g、0.0062mol)の混合物に0℃で滴下添加した。次いで温度を0℃から室温に徐々に昇温しながら、反応物を12時間撹拌した。反応完結後、反応混合物を減圧濃縮し、水でクエンチし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化し、酢酸エチルで2〜3回抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインおよび水でそれぞれ2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.9g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 6.88 (d, J=8.4Hz, 2H), 6.49 (d, J=8.3Hz, 2H), 4.96 (s, 2H), 3.57 (s, 3H), 3.43 (s, 2H)。
【0314】
ステップ(ii)(E)−メチル2−(4−シンナムアミドフェニル)アセテートの合成
【0315】
【化70】
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【0316】
ジクロロメタン(30ml)中のメチル2−(4−アミノフェニル)アセテート(1.88g、0.0109mol)に、ピリジン(1.6ml)を不活性窒素雰囲気下0℃で少しずつゆっくり加えた。反応混合物に、同じ温度でシンナモイルクロリド(2.7g、0.0163mol)を加えた。次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結後、反応混合物をジクロロメタン(60ml)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインおよび水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、次いでこれを、溶出液としてn−ヘキサン中40%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(4.0g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.19 (s, 1H), 7.65−7.56 (m, 5H), 7.45−7.42 (m, 3H), 7.23−7.21 (m, 2H), 6.85−6.81 (m, 1H), 3.63 (s, 2H), 3.61 (s, 3H); MS(ES):m/z 296(M+1)。
【0317】
ステップ(iii)メチル2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)アセテートの合成
【0318】
【化71】
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【0319】
新たに昇華させた無水のAlCl
3(4.5g、0.0338mol)を、不活性窒素雰囲気下室温で(E)−メチル2−(4−シンナムアミドフェニル)アセテート(2g、0.0067mol)に加えた。次いで反応混合物を90〜100℃で2〜3時間加熱した。反応完結後、反応混合物を0℃で氷冷水中に注ぎ入れ、30分間撹拌した。固体の沈殿物を得、これを真空濾過し、酢酸エチルで3〜4回洗浄した。この有機層をブラインおよび水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.28g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.67 (bs, 1H), 7.85 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.37 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.46 (d, J=9.3Hz, 1H), 3.50 (s, 3H); MS(ES):m/z 218(M+1)。
【0320】
ステップ(iv)2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸の合成
【0321】
【化72】
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【0322】
10%水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を、MeOH(10ml)中のメチル2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)アセテート(0.5g、2.46mol)に0℃で加えた。次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結後、溶媒を真空中で除去し、反応混合物(水層)を酢酸エチルで2回洗浄した。次いで水層を0℃に冷却し、3N HCl水溶液でpH2に酸性化して、固体の沈殿物を得た。この沈殿物を真空濾過し、水で洗浄し、乾燥して、純粋な2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エタンペルオキソ酸生成物(0.35g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.33 (bs, 1H), 11.70 (bs, 1H), 7.86 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.38 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.24 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.48 (d, J=9.3Hz, 1H), 3.60 (s, 2H); MS(ES):m/z 204(M+1)。
【0323】
(実施例7−a)
2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)エタンペルオキソ酸
【0324】
【化73】
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【0325】
ステップ(i)メチル2−(3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0326】
【化74】
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【0327】
MeOH(20ml)中の2−(3−ニトロフェニル)エタンペルオキソ酸(1g、0.0055mol)に、塩化チオニル(1ml)を0℃でゆっくり滴下添加した。次いで反応物を0℃〜室温で12時間撹拌した。反応完結後、揮発物を減圧下で除去し、反応混合物を水でクエンチし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化し、酢酸エチルで2〜3回抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインおよび水でそれぞれ2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、純粋なメチル2−(3−ニトロフェニル)アセテート(0.9g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.20 (s, 1H), 8.16−8.13 (m, 1H), 7.77−7.75 (m, 1H), 7.65−7.61 (m, 1H), 3.92 (s, 2H), 3.65 (s, 3H)。
【0328】
ステップ(ii)メチル2−(3−アミノフェニル)アセテートの合成
【0329】
【化75】
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【0330】
MeOH(250ml)中のメチル2−(3−ニトロフェニル)アセテート(13g、0.978mol)に、10%Pd/C(6g)を不活性窒素雰囲気下で加えた。次いで反応混合物をパール装置を用いることにより、60psiの水素ガス圧に1時間さらした。反応完結後、反応混合物をセライトに通して真空濾過をし、セライトベッドを若干過剰のMeOHで洗浄し、濾液を真空中で濃縮して、粗製のメチル2−(3−アミノフェニル)アセテート(10.5g)を得た。
【0331】
ステップ(iii)(E)−メチル2−(3−シンナムアミドフェニル)アセテートの合成
【0332】
【化76】
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【0333】
ジクロロメタン(30ml)中のメチル2−(3−アミノフェニル)アセテート(1.88g、0.0109mol)に、ピリジン(1.6ml)を不活性窒素雰囲気下0℃で少しずつゆっくり加えた。反応混合物に、同じ温度でシンナモイルクロリド(2.7g、0.0163mol)を加えた。次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結後、反応混合物をジクロロメタン(60ml)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインおよび水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、粗製の(E)−メチル2−(3−シンナムアミドフェニル)アセテート生成物を得、次いでこれを、溶出液としてn−ヘキサン中40%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した(4.0g)。
【0334】
ステップ(iv)メチル2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−7−イル)アセテートの合成
【0335】
【化77】
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【0336】
(E)−メチル2−(3−シンナムアミドフェニル)アセテート(2g、0.0067mol)に、不活性窒素雰囲気下、新たに昇華させた無水のAlCl
3(4.5g、0.0338mol)を室温で加えた。次いで反応混合物(無溶媒(neat)反応物)を90〜100℃で2〜3時間加熱した。反応完結後、反応混合物を0℃で氷冷水中に注ぎ入れ、30分間撹拌した。固体が沈殿し、これを真空濾過した。ケーキ(固体のベッド)を酢酸エチルで3〜4回洗浄した。水層を酢酸エチルから分離した。有機層をブラインおよび水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、純粋なメチル2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)アセテート(0.280g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.72 (bs, 1H), 7.87 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.58 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 7.07−7.05 (m, 1H), 6.45 (d, J=9.5Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.68 (s, 2H)。
【0337】
ステップ(v)2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−7−イル)酢酸の合成
【0338】
【化78】
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【0339】
MeOH(10ml)中のメチル2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)アセテート(0.5g、2.46mol)に、10%水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を0℃で加えた。次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結後、溶媒を真空中で除去し、反応混合物(水層)を酢酸エチル2回洗浄した。次いで水層を0℃に冷却し、3N HCl水溶液でpH2に酸性化した。固体が沈殿し、これを真空濾過し、水で洗浄し、乾燥して、純粋な2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)エタンペルオキソ酸(0.35g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.43 (bs, 1H), 11.72 (bs, 1H), 7.87 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.58 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.18 (s, 1H) 7.07−7.05 (m, 1H), 6.45 (d, J=9.5Hz, 1H), 3.64 (s, 2H); MS(ES):m/z 204(M+1)。
【0340】
(実施例8−a)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸
【0341】
【化79】
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【0342】
ステップ(i)メチル4−メチル−3−ニトロベンゾエートの合成
【0343】
【化80】
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【0344】
塩化チオニル(33ml、0.447mol)を、MeOH(500ml)中の4−メチル−3−ニトロ安息香酸(27g、0.149mol)に0℃で滴下添加し、次いで0℃〜室温の温度範囲にて反応混合物を12時間撹拌した。その後反応混合物を真空中で濃縮し、水でクエンチし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化し、酢酸エチルで2〜3回抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインおよび水でそれぞれ2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、標題生成物(29.7g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.43 (s, 1H), 8.16−8.13 (m, 1H), 7.68 (d, J=7.9Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.60 (s, 3H)。
【0345】
ステップ(ii)メチル4−(ブロモメチル)−3−ニトロベンゾエートの合成
【0346】
【化81】
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【0347】
CCl
4(450ml)中のメチル4−メチル−3−ニトロベンゾエート(29.7g、0.152mol)に、室温で過酸化ベンゾイル(2g、0.0091mol)およびN−ブロモスクシンイミド(32.5g、0.182mol)を加えた。次いで反応混合物を90〜100℃で15時間還流状態に維持した。反応完結後、反応混合物を室温に冷却し、真空濾過して、スクシンイミド沈殿物を除去した。次いで濾液を真空中で濃縮して粗生成物を得、これを、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中5%酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題生成物(23g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.48 (s, 1H), 8.27−8.25 (m, 1H), 7.93−7.91 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.92 (s, 3H)。
【0348】
ステップ(iii)ナトリウム(4−(メトキシカルボニル)−2−ニトロフェニル)メタンスルホネートの合成
【0349】
【化82】
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【0350】
テトラブチルアンモニウムブロミド(0.3g、0.00087mol)を、水(150ml)中の亜硫酸ナトリウム(14.5g、0.113mol)の混合物に室温で加えた。この反応混合物に、室温でMeOH(30ml)中のメチル4−(ブロモメチル)−3−ニトロベンゾエート(24g、0.087mol)を加えた。次いで得られた混合物を90〜100℃で3時間還流した。反応完結後、水およびメタノールを真空中で除去した。次いで残留した水をトルエンで3〜4回共沸させ、反応混合物を充分に乾燥して粗製の固体生成物を得、これをアセトン、酢酸エチルおよびジエチルエーテルと共にそれぞれ2回摩砕し、デカントし、乾燥して、ナトリウム(4−(メトキシカルボニル)−2−ニトロフェニル)メタンスルホネート(27g)を得、これを更には精製せずに次の反応にそのまま使用した。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.28 (s, 1H), 8.14−8.12 (m, 1H), 7.66 (d, J=8.3Hz, 1H), 4.27 (s, 2H), 3.90 (s, 3H)。
【0351】
ステップ(iv)ナトリウム(2−アミノ−4−(メトキシカルボニル)フェニル)メタンスルホネートの合成
【0352】
【化83】
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【0353】
10%Pd/C(30%重量/重量、3.6g)を、不活性窒素雰囲気下MeOH(100ml)中のナトリウム(4−(メトキシカルボニル)−2−ニトロフェニル)メタンスルホネート(12g、0.040mol)に加えた。次いで反応混合物を水素ブラダーを用いて、60psiの水素ガス圧に12時間さらした。反応完結後、反応混合物をセライトに通して真空濾過をした。濾液を真空中で濃縮して粗生成物を得、これを酢酸エチルおよびジエチルエーテルと共にそれぞれ2回摩砕し、デカントし、乾燥して、ナトリウム(2−アミノ−4−(メトキシカルボニル)フェニル)メタンスルホネートを得、更には精製せずに次の反応にそのまま使用した(9g)。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.31 (s, 1H), 7.14−7.12 (m, 1H), 7.04 (d, J=7.8Hz, 1H), 5.42 (s, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.74 (s, 2H)。
【0354】
ステップ(v)メチル1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシドの合成
【0355】
【化84】
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【0356】
POCl
3(55ml)をナトリウム(2−アミノ−4−(メトキシカルボニル)フェニル)メタンスルホネート(11g、0.041mol)に室温で加え、次いで反応混合物を140〜150℃で2〜3時間加熱還流した。反応完結後、反応混合物を室温に冷却した。次いでPOCl
3を真空下で留去した。次いで痕跡量のPOCl
3をジクロロメタンおよびジエチルエーテルと共にそれぞれ共蒸留することにより除去した。このように得られた粗生成物を、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてジクロロメタン中1%メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシド(3g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.8 (s, 1H), 7.58 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.43 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 4.66 (s, 2H), 3.85 (s, 3H); MS(ES):m/z 226(M−1)。
【0357】
ステップ(vi)メチル1−ベンジル−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシドの合成
【0358】
【化85】
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【0359】
DMF(15ml)中のメチル1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシド(1.8g、0.0079mol)に、炭酸カリウム(2.2g、0.0158mol)を室温で加え、10分間撹拌した。次いでベンジルブロミド(1.36g、0.0079mol)を0℃で加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結後、氷冷水を反応混合物に加え、水層を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機層をブラインおよび水でそれぞれ2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗製のメチル1−ベンジル−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシドを得、次いでこれを石油エーテルと共に摩砕して、痕跡量のベンジルブロミド(1.92g)を除去した。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.60 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.40−7.36 (m, 2H), 7.31 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.84 (s, 2H), 4.27−4.21 (q, 2H), 1.26 (t, 3H)。
【0360】
ステップ(vii)1−ベンジル−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボン酸2,2−ジオキシドの合成
【0361】
【化86】
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【0362】
MeOH(15ml)中のメチル1−ベンジル−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシド(1.92g、0.068mol)に、10%水酸化ナトリウム水溶液(15ml)を0℃で加えた。次いで反応混合物を50℃で2時間加熱した。反応完結後、溶媒を真空中で除去し、反応混合物(水層)を酢酸エチルで2回洗浄した。次いで水層を0℃に冷却し、3N HCl水溶液でpH2に酸性化して固体の沈殿物を得、これを真空濾過し、水で洗浄し、乾燥して、1−ベンジル−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボン酸2,2−ジオキシド(1.2g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.0 (bs, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.46−7.40 (m, 2H), 7.38−7.32 (m, 2H), 7.29 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.89 (s, 2H), 4.83 (s, 2H)。
【0363】
ステップ(viii)1−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−2−ジアゾエタノンの合成
【0364】
【化87】
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【0365】
ベンジル−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボン酸−2,2−ジオキシド(0.8g、0.0026mol)に、SOCl
2(20ml)を不活性雰囲気下室温で加えた。次いで反応混合物を6〜8時間還流した。酸を酸クロリドに完全に変換した後、反応混合物を室温に冷却した。SOCl
2を不活性窒素雰囲気下真空中で完全に留去した。次いで反応混合物を0℃に冷却し、ジエチルエーテル(10ml)を不活性囲気下粗製の酸クロリドに0℃で加えた。新たに調製したジアゾメタンのエーテル溶液(45ml)(N−ニトロソN−メチル尿素(1.5g)、40%KOH水溶液(15ml)から調製)を、不活性窒素雰囲気下反応混合物に0℃でゆっくり加えた。最後に、THF(10ml)を加え、次いで反応混合物を室温で12時間撹拌しながら維持した。反応完結後、エーテルおよびTHFを低温で真空にて除去して粗生成物を得、次いでこれを、溶出液としてn−ヘキサン中30%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−2−ジアゾエタノン(0.7g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.46−7.39 (m, 5H), 7.37−7.35 (m, 2H), 7.11 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 4.88 (s, 2H), 4.85 (s, 2H)。
【0366】
ステップ(ix)メチル2−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテートの合成
【0367】
【化88】
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【0368】
メタノール(15ml)中の1−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−2−ジアゾエタノン(0.8g、0.0024mol)に、室温でトリエチルアミン中の安息香酸銀溶液(3.5ml)(トリエチルアミン4mlに安息香酸銀400mgを溶解させることにより調製した)を加えた。次いで反応混合物を50℃で1時間加熱した。反応完結後、反応混合物を室温に冷却し、メタノールで希釈し、セライトベッドに通して真空濾過をした。濾液を低温にて真空中で濃縮して粗製の固体を得、次いでこれを、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中20%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル2−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテート(0.53g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.45−7.43 (m, 2H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.29−7.26 (m, 2H), 6.87 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.73 (s, 4H), 3.58 (s, 2H), 3.53 (s, 3H)。
【0369】
ステップ(x)メチル2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテートの合成
【0370】
【化89】
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【0371】
MeOH(10ml)中のメチル2−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテート(0.5g、1.51mol)に、不活性窒素雰囲気下10%Pd/C(50%重量/重量、0.25g)を加えた。次いで反応混合物を、70psiの水素ガス圧に6〜8時間さらした。反応完結後、反応混合物をセライトに通して真空濾過をし、濾液を真空中で濃縮して、粗製の固体を得た。次いで粗生成物を、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中30%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテート(0.270g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.48 (s, 1H), 7.21 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 4.49 (s, 2H), 3.66 (s, 2H), 3.60 (s, 3H)。
【0372】
ステップ(xi)2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸の合成
【0373】
【化90】
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【0374】
MeOH(25ml)中のメチル2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテート(2.5g、0.011mol)に、10%水酸化ナトリウム水溶液(25ml)を0℃で加えた。次いで反応混合物を50℃で2時間加熱した。反応完結後、溶媒を真空中で除去し、反応混合物(水層)を酢酸エチルで洗浄した。次いで水層を0℃に冷却し、3N HCl水溶液でpH2に酸性化して固体の沈殿物を得、これを真空濾過し、水で洗浄し、乾燥して、2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸(2g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.10 (bs, 1H), 10.80 (bs, 1H), 7.57−7.55 (m, 1H), 7.40 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.64 (s, 2H)。
【0375】
(実施例9−a)
2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸
【0376】
【化91】
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【0377】
ステップ(i)1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボン酸2,2−ジオキシドの合成
【0378】
【化92】
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【0379】
MeOH(25ml)中のメチル1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボキシレート2,2−ジオキシド(2.5g、0.011mol)に、10%水酸化ナトリウム水溶液(25ml)を0℃で加えた。次いで反応混合物を50℃で2時間加熱した。反応完結後、溶媒を真空中で除去し、反応混合物(水層)を酢酸エチルで2回洗浄した。次いで水層を0℃に冷却し、3N HCl水溶液でpH2に酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、純粋な1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボン酸2,2−ジオキシド(2g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.10 (bs, 1H), 10.8 (bs, 1H), 7.57−7.55 (m, 1H), 7.40 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.64 (s, 2H)。
【0380】
ステップ(ii)2−ジアゾ−1−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)エタノンの合成
【0381】
【化93】
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【0382】
1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−カルボン酸2,2−ジオキシド(1g、0.0046mol)に、不活性窒素雰囲気下室温でSOCl
2(20ml)を加えた。次いで反応混合物を6〜8時間還流し、室温に冷却した。SOCl
2を不活性窒素雰囲気下真空中で留去した。次いで反応混合物を0℃に冷却し、ジエチルエーテル(10ml)を不活性囲気下粗製の酸クロリドに0℃で加えた。新たに調製したジアゾメタンのエーテル溶液(45ml)(N−ニトロソN−メチル尿素(1.5g)、40%KOH水溶液(15ml)から調製した)を、不活性窒素雰囲気下反応混合物に0℃でゆっくり加えた。最後に、THF(10ml)を加え、次いで反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応完結後、エーテルおよびTHFを低温で真空にて除去して粗生成物を得、次いでこれを、溶出液としてn−ヘキサン中30%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−ジアゾ−1−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)エタノン(0.8g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.52−7.45 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 7.04 (s, 1H), 4.76 (s, 2H), 3.11 (s, 3H)。
【0383】
ステップ(iii)メチル2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテートの合成
【0384】
【化94】
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【0385】
メタノール(15ml)中の2,2−ジアゾ−1−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)エタノン(0.8g、0.0032mol)に、トリエチルアミン中の安息香酸銀溶液4.6ml(トリエチルアミン5mlに安息香酸銀500mgを溶解させることにより調製した)を加えた。反応混合物を50℃で1時間加熱した。反応完結後、反応混合物を室温に冷却し、若干過剰のメタノールで希釈した。固体をセライトのショートパッドに通して濾過し、過剰のメタノールで洗浄した。次いで濾液を低温で真空下濃縮して粗製の固体を得、これを、溶出液としてn−ヘキサン中25%酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、メチル2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテート(0.60g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.26 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.92−6.90 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 3.69 (s, 2H), 3.61 (s, 3H), 3,01 (s, 3H)。
【0386】
ステップ(iv)2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸の合成
【0387】
【化95】
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【0388】
メチル2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセテート(0.42g、0.0016mol)のMeOH(15ml)溶液に、10%水酸化ナトリウム水溶液(15ml)を0℃で加えた。次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結後、溶媒を真空中で除去し、残留物を水に溶解させ、酢酸エチルで2回抽出した。水層を0℃に冷却し、3N HCl水溶液でpH2に酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、純粋な2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸(0.27g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.37 (bs, 1H), 7.25 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.92−6.89 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.61 (s, 2H), 3.58 (s, 2H), 3.01 (s, 3H)。
【0389】
(実施例10−a)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)酢酸
【0390】
【化96】
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【0391】
ステップ(i)ナトリウム(2−ニトロフェニル)メタンスルホネートの合成
【0392】
【化97】
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【0393】
Na
2SO
3(25.6g、1.30当量)、TBAI(600mg、1.62mmol、0.01当量)、1−(ブロモメチル)−2−ニトロベンゼン(33.8g、1.00当量)および水(250mL)の混合物を油浴中90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物をアセトン、酢酸エチルおよびジエチルエーテルでそれぞれ1回洗浄した。固体を乾燥器中で減圧乾燥して、標題化合物34g(90%)を薄黄色固体として得た。
【0394】
ステップ(ii)ナトリウム(2−アミノフェニル)メタンスルホネートの合成
【0395】
【化98】
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【0396】
窒素の不活性雰囲気中、ナトリウム(2−ニトロフェニル)メタンスルホネート(3g、12.54mmol、1.00当量)のメタノール(50mL)溶液をパラジウムカーボン水素(0.5g)で処理した。次いで反応混合物を水素雰囲気下25℃で16時間撹拌し、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物2g(76%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):188(M+1)。
【0397】
ステップ(iii)1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール2,2−ジオキシドの合成
【0398】
【化99】
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【0399】
POCl
3(148.2g)中のナトリウム(2−アミノフェニル)メタンスルホネート(5.2g、24.86mmol、1.00当量)の溶液を、2時間加熱還流した。得られた混合物を真空中で濃縮し、2N水酸化ナトリウムを加えることによりクエンチし、得られた塩基溶液を酢酸エチルで抽出し、水層を合わせた。溶液のpH値を2N HClで2に調整した。固体を濾過し、乾燥器中で減圧乾燥して、標題化合物1.5g(36%)を白色固体として得た。
【0400】
ステップ(iv)5−ブロモ−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール2,2−ジオキシドの合成
【0401】
【化100】
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【0402】
1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール2,2−ジオキシド(1.7g、10.05mmol、1.00当量)の酢酸(15mL)溶液に、Br
2(1.69g、10.56mmol、1.05当量)の酢酸(1mL)溶液を撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、続いて固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/ヘキサン(1:10)を用いるカラムクロマトグラフィーで精製した。これにより標題化合物1.6g(64%)を薄黄色固体として得た。
【0403】
ステップ(v)1−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−2,2−ジオキシドの合成
【0404】
【化101】
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【0405】
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の5−ブロモ−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール2,2−ジオキシド(1.5g、6.05mmol、1.00当量)および炭酸カリウム(1.67g、12.08mmol、2.00当量)の懸濁液に、BnBr(1.08g、6.31mmol、1.05当量)を0℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を25℃で1時間撹拌し、次いで水で希釈した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mLで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/石油エーテル(1:15)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製した。これにより標題化合物1.6g(78%)を白色固体として得た。
【0406】
ステップ(vi)tert−ブチル2−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)アセテートの合成
【0407】
【化102】
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【0408】
窒素の不活性雰囲気中、1−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−2,2−ジオキシド(600mg、1.77mmol、1.00当量)、X−Phos(170mg、0.36mmol、0.20当量)、Pd
2(dba)
3(160mg、0.17mmol、0.10当量)およびtert−ブチル2−(ブロモジンシオ)アセテート(1.62g、6.22mmol、3.50当量)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液を72℃で16時間撹拌した。次いで反応物を水40mLを加えることによりクエンチし、濾過し、酢酸エチル3×50mLで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/石油エーテル(1:20)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物0.37g(56%)を灰白色固体として得た。
【0409】
ステップ(vii)tert−ブチル2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)アセテートの合成
【0410】
【化103】
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【0411】
窒素の不活性雰囲気中、tert−ブチル2−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)アセテート(370mg、0.99mmol、1.00当量)のメタノール(20mL)溶液に、パラジウムカーボン(50mg)を加えた。反応物を水素雰囲気下25℃で1.5時間撹拌し、次いで濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(360mg)を黄色油状物として得た。
【0412】
ステップ(viii)2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)酢酸の合成
【0413】
【化104】
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【0414】
tert−ブチル2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)アセテート(360mg、1.27mmol、1.00当量)およびトリフルオロ酢酸(5mL)のジクロロメタン(5mL)溶液を、25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。残留物を水に溶解させた。次いで溶液を凍結乾燥して、標題化合物0.29gを灰白色固体として得た。
【0415】
(実施例11−a)
2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸
【0416】
【化105】
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【0417】
ステップ(i)メチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0418】
【化106】
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【0419】
メタノール(400mL)および濃H
2SO
4(10mL)中の2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)酢酸(90g、452.26mmol、1.00当量)の溶液を、油浴中4時間還流した。次いで反応物を氷冷水1200mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3(2×400mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、メチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(90g)を褐色油状物として得た。
【0420】
ステップ(ii)エチル2−((4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニル)チオ)アセテートの合成
【0421】
【化107】
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【0422】
テトラヒドロフラン(400mL)中のメチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(90g、422.54mmol、1.00当量)、トリエチルアミン(85g、841.58mmol、2.01当量)およびエチル2−メルカプトアセテート(65g、541.67mmol、1.28当量)の溶液を、15℃で12〜16時間撹拌し、真空中で濃縮した。固体を濾取した。これによりメチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエチルチオ)−3−ニトロフェニル)アセテート80g(粗製物)を黄色固体として得た。
【0423】
ステップ(iii)メチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテートの合成
【0424】
【化108】
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【0425】
メタノール(100mL)中のメチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエチルチオ)−3−ニトロフェニル)アセテート(5g、15.97mmol、1.00当量)、およびZn(5g、76.92mmol、4.82当量)、酢酸(5mL)の溶液を油浴中2時間加熱還流した。固体を濾別した。得られた混合物を真空中で濃縮し、飽和NaHCO
3(400mL)で希釈した。得られた溶液を酢酸エチル3×200mLで抽出した。合わせた有機層をブライン2×200mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。粗生成物を酢酸エチルから再結晶することにより精製して、メチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテート(2.8g)を白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:238(M+1)。
【0426】
ステップ(iv)2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸の合成
【0427】
【化109】
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【0428】
メタノール:水(3:1)(160mL)中のメチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテート(7.8g、32.91mmol、1.00当量)、およびLiOH・H
2O(7g、166.67mmol、5.06当量)の溶液を25℃で2時間撹拌し、次いで水100mLで希釈した。溶液のpH値を2N HClで3〜4に調整して固体の沈殿物を得、これを濾取した。粗生成物をメタノールから再結晶することにより精製した。これにより2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(7g)を白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:224(M+1)。
【0429】
(実施例12−a)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸
【0430】
【化110】
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【0431】
ステップ(i)メチル2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテートの合成
【0432】
【化111】
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【0433】
ジクロロメタン(120mL)中のメチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテート(5g、21.10mmol、1.00当量)、およびm−CPBA(11g、63.95mmol、3.03当量)の溶液を25℃で20時間撹拌し、ジクロロメタン300mLで希釈し、飽和NaHCO
3(2×250mL)で洗浄した。水相をジクロロメタン2×150mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル:石油エーテル(1:3)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、メチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン1,1−ジオキシド−6−イル)アセテート4.5gを白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:270(M+1)。
【0434】
ステップ(ii)2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸の合成
【0435】
【化112】
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【0436】
テトラヒドロフラン:MeOH:H
2O(4:1:1)(120mL)中のメチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン1,1−ジオキシド−6−イル)アセテート(6.5g、24.16mmol、1.00当量)、およびLiOH・H
2O(5g、119.05mmol、4.93当量)の溶液を20℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。次いで反応物を氷冷水150mLを加えることによりクエンチした。溶液のpHを2N HClで3〜4に調整した。溶液を濾過して、2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン1,1−ジオキシド−6−イル)酢酸(5.5g)を白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:256(M+1)。
【0437】
(実施例13−a)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル)酢酸
【0438】
【化113】
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【0439】
ステップ(i)5−ブロモ−2−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドの合成
【0440】
【化114】
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【0441】
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(40g、233.92mmol、1.00当量)に、塩化スルホン酸(53.8g)を約30℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を油浴中60℃で3時間撹拌し、次いで氷冷水300g中に注ぎ入れた。得られた溶液を酢酸エチル3×200mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。これにより5−ブロモ−2−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(30g)を薄黄色油状物として得た。
【0442】
ステップ(ii)5−ブロモ−2−メチルベンゼンスルホンアミドの合成
【0443】
【化115】
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【0444】
NH
4OH(600mL)およびジオキサン(300mL)中の5−ブロモ−2−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(14g、51.85mmol、1.00当量)の溶液を0〜10℃で終夜撹拌した。固体を濾別した。得られた混合物を真空中で濃縮して、5−ブロモ−2−メチルベンゼンスルホンアミド(9g)を白色固体として得た。
【0445】
ステップ(iii)4−ブロモ−2−スルファモイル安息香酸の合成
【0446】
【化116】
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【0447】
水酸化ナトリウム(10%)(60mL)中の5−ブロモ−2−メチルベンゼンスルホンアミド(9g、36.00mmol、1.00当量)およびKMnO
4(29g、183.54mmol、4.98当量)の溶液を、40℃で5時間撹拌した。次いで反応物をNaHSO
3(5g)を加えることによりクエンチした。固体を濾別した。濾液のpH値を2に調製して、生成物4−ブロモ−2−スルファモイル安息香酸(10g)の沈殿物を白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):278、280(M−1)
−。
【0448】
ステップ(iv)6−ブロモベンゾ[d]イソチアゾール−3(2H)−オン−1,1−ジオキシドの合成
【0449】
【化117】
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【0450】
4−ブロモ−2−スルファモイル安息香酸(4g、14.29mmol、1.00当量)のポリリン酸(200mL)溶液を、100℃で4時間撹拌した。次いで反応物を氷冷水(100mL)を加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル3×100mLで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。これにより6−ブロモベンゾ[d]イソチアゾール−3(2H)−オン−1,1−ジオキシド(3.5g)を白色固体として得た。
【0451】
ステップ(v)6−ブロモ−2−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)ベンゾ[d]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシドの合成
【0452】
【化118】
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【0453】
窒素の不活性雰囲気中、6−ブロモベンゾ[d]イソチアゾール−3(2H)−オン−1,1−ジオキシド(1g、3.83mmol、1.00当量)のTHF(10mL)溶液に、水素化ナトリウム(310mg、12.92mmol、1.54当量)を0℃で加えた。30分後、SEM−Cl(890mg、7.63mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を20〜35℃で終夜撹拌した。次いで反応物を水10mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル3×30mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.8g)を白色固体として得た。
【0454】
ステップ(vi)tert−ブチル2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−2−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル)アセテートの合成
【0455】
【化119】
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【0456】
窒素の不活性雰囲気中、6−ブロモ−2−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)ベンゾ[d]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド(500mg、1.28mmol、1.00当量)、(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロミド(1180mg、4.54mmol、2.56当量)、Pd
2(dba)
3(40mg、0.04mmol、0.23当量)およびQ−phos(28mg、0.04mmol、0.40当量)のTHF(10mL)溶液を、70℃で5時間撹拌した。次いで得られた溶液を真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/石油エーテル(1:15)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(200mg)を薄黄色固体として得た。
【0457】
ステップ(vii)2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル)酢酸の合成
【0458】
【化120】
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【0459】
ジクロロメタン(8mL)中のtert−ブチル2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−2−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル)アセテート(500mg、1.17mmol、1.00当量)、およびCF
3COOH(800mg、7.02mmol、5.99当量)の溶液を室温で24時間撹拌した。次いで得られた混合物を真空中で濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLCにより更に精製して、標題化合物(170mg)を白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):240(M−1)
−;
1H−NMR: (CD
3OD, 400MHz) δ 7.961−7.989 (m, 2H), 7.830−7.890 (m, 1H), 3.929 (s, 2H)。
【0460】
(実施例14−a)
2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)酢酸
【0461】
【化121】
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【0462】
ステップ(i)メチル2−((4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニル)アミノ)アセテートの合成
【0463】
【化122】
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【0464】
メチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(6g、28.15mmol、1.00当量)、NH
2CH
2CO
2Me HCl(3.9g、30.95mmol、1.10当量)およびi−Pr
2NEt(10.8g、83.72mmol、3.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液を、30℃で終夜撹拌した。次いで反応物を水50mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル3×100mLで抽出した。合わせた有機層をブライン6×100mLで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶出した。これによりメチル2−(4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニルアミノ)アセテート4gを黄色固体として得た。
【0465】
ステップ(ii)メチル2−(3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン−6−イル)アセテートの合成
【0466】
【化123】
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【0467】
不活性窒素雰囲気中、エタノール(60mL)中のメチル2−(4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェニルアミノ)アセテート(2g、7.09mmol、1.00当量)、10%パラジウムカーボン(1g)およびHCO
2NH
4(6.7g、106.35mmol、15.00当量)の懸濁液を室温で終夜撹拌した。固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。残留物をEtOAc(100ml)に溶解させ、水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。これによりメチル2−(3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン−6−イル)−アセテート1.5gを白色固体として得た。
MS(ESI):m/z:221(M+1)。
【0468】
ステップ(iii)2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)酢酸の合成
【0469】
【化124】
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【0470】
3%H
2O
2(6.78g、2.00当量)を、8%水酸化ナトリウム溶液(7.50g、5.00当量)中の2−(3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン−6−イル)酢酸(600mg、2.91mmol、1.00当量)の溶液に加え、得られた溶液を2時間加熱還流した。この熱溶液に酢酸をpH3〜4になるまでゆっくり加えた。得られた溶液を室温に冷却し、沈殿した生成物を濾取し、水で洗浄した。生成物を乾燥器中で、減圧乾燥した。これにより2−(3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン−6−イル)酢酸510mgを黄色固体として得た。
MS(ES,m/z):205(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 12.439 (br, 1H), 8.148 (s, 1H), 7.717−7.746 (d, 1H, J=8.7Hz), 7.207−7.224 (m, 2H), 3.710 (s, 2H)。
【0471】
(実施例15−a)
2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)酢酸
【0472】
【化125】
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【0473】
ステップ(i)2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)酢酸の合成
【0474】
【化126】
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【0475】
250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、2−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸(30g、197.37mmol、1.00当量)の酢酸(100mL)溶液を入れた。次いでHNO
3(65%)(19g、301.59mmol、1.53当量)の酢酸(25mL)溶液を、温度が10℃を超えないように撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を15℃で1時間撹拌した。固体を濾取し、水3×50mLで洗浄した。これにより2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)酢酸20gを黄色固体として得た。
【0476】
ステップ(ii)メチル2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)アセテートの合成
【0477】
【化127】
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【0478】
500mLの3ツ口丸底フラスコ中に、2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)酢酸(10g、50.76mmol、1.00当量)のメタノール(50mL)溶液を入れた。次いで塩化チオニル(12g、100.84mmol、1.99当量)を0℃で滴下添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。次いで反応物を水2mLを加えることによりクエンチした。得られた混合物を真空下で濃縮した。これによりメチル2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)アセテート10gを黄色固体として得た。
【0479】
ステップ(iii)エチル2−(4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−2−ニトロフェノキシ)アセテートの合成
【0480】
【化128】
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【0481】
250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、テトラヒドロフラン(100mL)中のメチル2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)アセテート(5g、23.70mmol、1.00当量)およびCs
2CO
3(15.45g、47.39mmol、2.00当量)の懸濁液を入れた。これに続いて、エチル2−ブロモアセテート(4.75g、28.44mmol、1.20当量)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を室温で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を2時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、水50mLで希釈した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりメチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−3−ニトロフェニル)アセテート3gを淡黄色固体として得た。
【0482】
ステップ(iv)メチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセテートの合成
【0483】
【化129】
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【0484】
250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、メチル2−(4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−3−ニトロフェニル)アセテート(3g、10.10mmol、1.00当量)のHOAc(30mL)溶液を入れた。これに続いて、鉄(1.7g、30.36mmol、3.01当量)を数回に分けて加えた。得られた溶液を還流下2時間撹拌した。固体を濾別した。次いで反応物を水50mLで希釈した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mLで抽出した。合わせた有機層をブライン3×30mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりメチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセテート1.5gを薄黄色固体として得た。
【0485】
ステップ(v)2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)酢酸の合成
【0486】
【化130】
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【0487】
100mLの丸底フラスコ中に、メチル2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセテート(2g、9.05mmol、1.00当量)のメタノール(20mL)溶液を入れた。次いで水酸化ナトリウム(720mg、18.00mmol、1.99当量)の水(20mL)溶液を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、H
2O(30mL)で希釈した。得られた溶液のpH値を2〜3に調整し、次いで酢酸エチル5×50mLで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)で溶出した。これにより2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)酢酸1gを黄色固体として得た。
LC−MS(ES−,m/z):206(M−1)
−;1H−NMR (DMSO−d6, 300MHz): δ 12.290 (br, 1H), 10.707 (s, 1H), 6.793−6.910 (m, 3H), 4.559 (s, 2H), 3.490 (s, 2H)。
【0488】
(実施例16−a)
2−(3,3−ジフルオロ−1−(4−メトキシベンジル)−2−オキソインドリン−6−イル)酢酸
【0489】
【化131】
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【0490】
ステップ(i)6−ブロモ−3,3−ジフルオロインドリン−2−オンの合成
【0491】
【化132】
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【0492】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの3ツ口丸底フラスコ中に、6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2,3−ジオン(2.5g、11.06mmol、1.00当量)のジクロロメタン(15mL)溶液を入れた。これに続いて、DAST(6.26g、38.84mmol、3.51当量)を0℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を25℃で5時間撹拌した。得られた溶液を飽和NaHCO
3水溶液150mLでクエンチした。得られた水溶液をジクロロメタン3×150mLで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、石油エーテル:酢酸エチル=50:1〜25:1で溶出して、6−ブロモ−3,3−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−オン1.95g(71%)を黄色固体として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 300MHz): δ 7.91 (s, 1H), 7.43−7.40 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.34−7.32 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.13 (s, 1H)。
【0493】
ステップ(ii)6−ブロモ−3,3−ジフルオロ−1−(4−メトキシベンジル)インドリン−2−オンの合成
【0494】
【化133】
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【0495】
6−ブロモ−3,3−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−オン(1.36g、5.48mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液中に、炭酸カリウム(2.28g、16.50mmol、3.01当量)を加えた。次いで1−(ブロモメチル)−4−メトキシベンゼン(1.328g、6.60mmol、1.20当量)を室温で加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をH
2O(50mL)でクエンチした。得られた水溶液を酢酸エチル2×80mLで抽出した。有機層を合わせた。得られた有機層をブライン3×100mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:20)で溶出した。これにより6−ブロモ−3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−オン1.7g(84%)を白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.70−7.67 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.53(s, 1H), 7.45−7.42 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.31−7.28 (d, J=8.7Hz, 1H), 6.95−6.92 (d, J=8.4Hz, 1H) , 4.38 (s, 2H), 3.73 (s, 1H)。
【0496】
ステップ(iii)tert−ブチル2−(3,3−ジフルオロ−1−(4−メトキシベンジル)−2−オキソインドリン−6−イル)アセテートの合成
【0497】
【化134】
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【0498】
脱気したテトラヒドロフラン(20mL)中の6−ブロモ−3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−オン(700mg、1.90mmol、1.00当量)の溶液中に、Pd
2(dba)
3(262mg、0.29mmol、0.15当量)、X−Phos(242mg、0.51mmol、0.27当量)を加えた。次いで(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロミド(1.48g、5.68mmol、2.99当量)を加えた。得られた溶液を窒素雰囲気下70℃で終夜撹拌し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1/20)で溶出した。これによりtert−ブチル2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アセテート400mg(52%)を灰白色固体として得た。
【0499】
ステップ(iv)2−(3,3−ジフルオロ−1−(4−メトキシベンジル)−2−オキソインドリン−6−イル)酢酸の合成
【0500】
【化135】
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【0501】
tert−ブチル2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アセテート(380mg、0.94mmol、1.00当量)のジクロロメタン(20mL)溶液中に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。得られた溶液を35℃で終夜撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をヘキサン/エーテル(5/1)と共に摩砕した。これにより2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]酢酸300mg(粗製物)を暗灰色固体として得た。
MS(ES,m/z):348(M+1)。
【0502】
(実施例17−a)
2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸
【0503】
【化136】
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【0504】
ステップ(i)エチル2−((4−ブロモ−2−ニトロフェニル)チオ)−2−メチルプロパノエートの合成
【0505】
【化137】
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【0506】
K
2CO
3(5.8g、41.97mmol、2.50当量)を、4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(3.7g、16.82mmol、1.00当量)のDMF(50mL)溶液に加え、次いでエチル2−メチル−2−スルファニルプロパノエート(3.5g、23.61mmol、1.40当量)を加えた。反応混合物を30℃で4時間撹拌した。溶液をEA(200mL)で希釈し、濾過し、ブライン5×20mLで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を石油エーテル:EtOAc100:1から20:1を用いるフラッシュカラムにより精製した。これによりエチル2−[(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)スルファニル]−2−メチルプロパノエート4g(68%)を白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): 1.23−1.32 (m, 6H), 1.52−2.0 (m, 10H), 4.1−4.21 (m, 3H), 7.42 (d, J=12Hz, 1H), 7.62 (d, J=12Hz, 1H), 8.00 (s, 1H)。
【0507】
ステップ(ii)6−ブロモ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−3(4H)−オンの合成
【0508】
【化138】
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【0509】
エチル3−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート(4g、12.11mmol、1.00当量)の酢酸(50mL)溶液に、Fe粉体(6.4g、114.29mmol、9.43当量)を少しずつ加えた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、濾過した。有機層を真空下で濃縮した。残留物を石油エーテル:酢酸エチル(20:1)を用いるフラッシュカラムにより精製した。これにより6−ブロモ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン2.1g(64%)を油状物として得た。
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 1.51 (s, 6H), 7.05 (s, 1H), 7.13−7.19 (m, 2H), 8.64 (s, 1H)。
【0510】
ステップ(iii)6−ブロモ−2,2−ジメチル−4−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−3(4H)−オンの合成
【0511】
【化139】
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【0512】
6−ブロモ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン(2.6g、9.55mmol、1.00当量)のTHF(30mL)溶液に、NaH(573mg、23.88mmol、2.50当量)を加えた。30分後、SEMCl(3.2g、19.16mmol、2.01当量)を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。反応物をH
2O(10mL)によりクエンチした。混合物を酢酸エチル3×20mLで抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物を石油エーテル:酢酸エチル=100:1を用いるシリカカラムにより精製した。これにより6−ブロモ−2,2−ジメチル−4−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン3.8g(99%)を油状物として得た。
【0513】
ステップ(iv)tert−ブチル2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−4−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテートの合成
【0514】
【化140】
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【0515】
6−ブロモ−2,2−ジメチル−4−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン(800mg、1.99mmol、1.00当量)、tert−ブチル2−(ブロモジンシオ)アセテート(2.08g、7.99mmol、4.02当量)、Pd
2(dba)
3(274mg、0.30mmol、0.15当量)、Xphos(286mg、0.60mmol、0.30当量)のTHF(40mL)溶液を、70℃で終夜撹拌した。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、濾過した。有機層を真空下で濃縮した。残留物をPE:EA(20:1)を用いるシリカカラムにより精製した。これによりtert−ブチル2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)アセテート880mgを黄色油状物として得た。
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 0.95 (t, J=7.8Hz, 2H), 1.46 (s, 15H), 3.54 (s, 2H), 3.66 (t, J=7.8Hz, 2H), 5.38 (s, 2H), 6.98 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.43 (s, 1H)。
【0516】
ステップ(v)2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸の合成
【0517】
【化141】
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【0518】
tert−ブチル2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)アセテート(200mg、0.46mmol、1.00当量)のDCM(4mL)溶液に、TFA(2mL)を0℃で加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。溶液を濃縮した。残留物をPEおよびEt
2Oで洗浄した。これにより2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)酢酸108mg(94%)を黄色固体として得た。MS(ES,m/z):252(M+1)。
【0519】
(実施例18−a)
2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸
【0520】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
ステップ(i)tert−ブチル2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−4−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテートの合成
【0522】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
CH
3CN(2mL)およびDCM(2mL)中のtert−ブチル2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−4−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテート(200mg、0.46mmol、1.00当量)の溶液に、RuCl
3(0.58mg)を加えた。次いでNaIO
4(289mg、1.35mmol、2.96当量)のH
2O(4mL)溶液を0℃で滴下添加した。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した。混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。有機層をブライン3×5mLで洗浄し、濃縮した。残留物をPE:EtOAc=10:1を用いる分取TLCにより精製した。これによりtert−ブチル2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−4−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテート150mg(70%)を無色油状物として得た。
【0524】
ステップ(ii)2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸の合成
【0525】
【化144】
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【0526】
tert−ブチル2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−4−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセテート(150mg、0.32mmol、1.00当量)のDCM(5mL)溶液に、TFA(2mL)を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。混合物を濃縮した。残留物をPEと共に摩砕した。得られた固体を濾取し、真空下で乾燥した。これにより2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸100mgを黄色固体として得た。
【0527】
(実施例19−a)
2−(2−オキソインドリン−5−イル)酢酸
【0528】
【化145】
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【0529】
ステップ(i)テトラメチル2,2’−(4−ニトロ−1,3−フェニレン)ジマロネートの合成
【0530】
【化146】
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【0531】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した500mLの3ツ口丸底フラスコ中に、0℃で水素化ナトリウム(18.88g、786.67mmol、5.50当量)のDMSO(300mL)溶液を入れた。これに続いて、1,3−ジメチルプロパンジオエート(61.36g、464.45mmol、3.25当量)を0℃で撹拌しながら滴下添加した。0℃で5分間撹拌後、これに2,4−ジフルオロ−1−ニトロベンゼン(22.756g、143.04mmol、1.00当量)を0℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を油浴中100℃で終夜撹拌した。次いで反応物をNH
4Clを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1×200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(0:1〜1:2)で溶出した。これにより1,3−ジメチル2−[3−(1,3−ジメトキシ−1,3−ジオキソプロパン−2−イル)−4−ニトロフェニル]プロパンジオエート20g(36%)を薄黄色固体として得た。
【0532】
ステップ(ii)2,2’−(4−ニトロ−1,3−フェニレン)二酢酸の合成
【0533】
【化147】
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【0534】
250mLの丸底フラスコ中に、1,3−ジメチル2−[3−(1,3−ジメトキシ−1,3−ジオキソプロパン−2−イル)−4−ニトロフェニル]プロパンジオエート(20g、52.18mmol、1.00当量)のメタノール(40mL)溶液を入れた。これに続いて、水酸化ナトリウム(8.355g、208.89mmol、4.00当量)の水(20mL)溶液を撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を油浴中75℃で1時間撹拌した。溶液のpH値を塩酸水溶液で1に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン(1×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(0:1〜1:5)で溶出した。これにより2,2’−(4−ニトロ−1,3−フェニレン)二酢酸1.3g(10%)を得た。
【0535】
ステップ(iii)2−(2−オキソインドリン−5−イル)酢酸の合成
【0536】
【化148】
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【0537】
100mLの丸底フラスコ中に、2,2’−(4−ニトロ−1,3−フェニレン)二酢酸(1.2g、5.02mmol、1.00当量)の酢酸(50mL)溶液を入れた。これに続いて、鉄(1.1238g、20.12mmol、4.00当量)を少しずつ加えた。得られた溶液を油浴中100℃で1時間撹拌した。固体を濾別した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより2−(2−オキソインドリン−5−イル)酢酸0.56g(58%)を得た。
【0538】
上記手順または当業者に公知の手順と実質的に同様の手順により調製できる、式(a)の酸中間体の更なる実施例は、以下を含む。
【0539】
【化149】
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【0540】
以下は反応物bの非限定的実施例である。
【0541】
(実施例1−b)
tert−ブチル2−(3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)フェノキシ)アセテート
【0542】
【化150】
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【0543】
ステップ(i):tert−ブチル2−(3−ホルミルフェノキシ)アセテートの合成
【0544】
【化151】
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【0545】
DMF(270ml)中の3−ヒドロキシベンズアルデヒド(20.0g、0.163mol)、tert−ブチルブロモアセテート(26ml、0.18mol)および炭酸カリウム(57g、0.4mol)の混合物を、室温で4時間撹拌した。その後、DMFを真空中で除去し、水を反応混合物に加え、これを酢酸エチル(2×500ml)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン溶液で洗浄し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残留物を、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中30%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(26.1g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 9.98 (s, 1H), 7.55−7.52 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.38 (m, 1H), 4.76 (s, 2H), 1.43 (s, 9H)。
【0546】
ステップ(ii):tert−ブチル2−(3−ビニルフェノキシ)アセテートの合成
【0547】
【化152】
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【0548】
THF(300ml)中のNaH(26g、0.11mol)の懸濁液に、0℃でメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(methytriphenylphophonium bromide)(45g、0.12mol)を少しずつ加え、1時間撹拌した。この混合物に、2−(3−ホルミルフェノキシ)アセトニトリル(43g、0.12mol)のTHF(100ml)溶液を0℃で滴下添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。その後反応混合物を粉砕氷中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチル(500ml)で分配し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残留物を、固定相としてシリカゲル230〜400および溶出液としてn−ヘキサン中30%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(12g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.32−7.27 (m, 1H), 7.25−7.0 (m, 2H), 6.82−6.65 (m, 2H), 5.82 (d, J=17.6Hz, 1H), 5.23 (d, J=19.6Hz, 1H), 4.66 (s, 2H), 1.42 (s, 9H)。
【0549】
ステップ(iii):(S)−tert−ブチル2−(3−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェノキシ)アセテートの合成
【0550】
【化153】
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【0551】
0℃で、tert−ブチルアルコール(250ml)、水(250ml)およびAD−mix−α(Aldrich(商標)(84g))の混合物に、tert−ブチル2−(3−ビニルフェノキシ)アセテート(12g、0.05mol)を加え、得られた混合物を室温で3.5時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム(96g、0.07mol)を加え、反応混合物を室温で更に1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500ml)中に注ぎ入れ、水層を酢酸エチル(2×500ml)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、これを、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中50%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(7.6g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.22−7.20 (m, 1H), 6.93−6.72 (m, 3H), 5.75 (s, 1H) 5.21 (m, 1H), 4.67 (m, 1H), 4.60 (s, 1H), 4.72−4.50 (m, 1H), 1.42 (s, 9H)。
【0552】
ステップ(iv):(S)−tert−ブチル2−(3−(オキシラン−2−イル)フェノキシ)アセテートの合成
【0553】
【化154】
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【0554】
(S)−tert−ブチル2−(3−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェノキシ)アセテート(5g、0.01mol)のDCM(50ml)溶液に、トリメチルオルトアセテート(5.7ml、0.04mol)およびクロロトリメチルシラン(5.7ml、0.04mol)を室温で加えた。反応物を窒素下室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を真空中で除去した。炭酸カリウム(3.31g、0.02mol)およびメタノール(10ml)を加え、反応物を窒素下室温で3時間撹拌した。次いで反応物を飽和塩化アンモニウム溶液(50ml)中に注ぎ入れ、ジクロロメタン(2×200ml)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、これを、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中30%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(1.7g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.28−7.24 (m, 1H), 6.92−6.85 (m, 3H), 4.64 (s, 2H), 3.89 (m, 1H), 2.81 (m, 1H), 1.42 (s, 9H)。
【0555】
ステップ(v):tert−ブチル2−(3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)フェノキシ)アセテートの合成
【0556】
【化155】
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【0557】
エタノール(60ml)中の(S)−3−(オキシラン−2−イル)ベンゾニトリル(6g、41.3mmol)の撹拌溶液に、(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン(12.5g、62.1mmol)を加えた。反応物を5時間加熱還流した。次いでエタノールを真空中で除去した。次いで粗製の反応混合物をジエチルエーテル(120ml)に溶解させ、0℃に冷却し、窒素でフラッシュした。トリエチルアミン(24ml、132.16mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(4.5ml、57.8mmol)を0℃で加え、反応物を0℃で30分間撹拌した。さらに少しのトリエチルアミン(12ml、82.6mmol)を加え、反応物を30分かけて加温して室温にし、次いでメチルアミンの水溶液(40重量/重量%)(72ml、826mmol)および水(35ml)を加えた。窒素下室温で16時間撹拌した後、層を分離し、水層をジエチルエーテル(3×200ml)で抽出した。合わせた有機層を10%重炭酸ナトリウム溶液(100ml)、水(100ml)およびブライン(100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗生成物を黄色油状物として得た。残留物を、固定相としてシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてDCM中10%MeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(1.5g)を得た。
【0558】
(実施例2−b)
3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−5−フルオロベンゾニトリル
ステップ(i)3−フルオロ−5−ビニルベンゾニトリルの合成
【0559】
【化156】
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【0560】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、3−ブロモ−5−フルオロベンゾニトリル(5g、25.00mmol、1.00当量)のエタノール(50mL)溶液を入れた。溶液に、TEA(5.05g、49.91mmol、2.00当量)、Pd(dppf)Cl
2(918mg、0.05当量)およびカリウムビニルトリフルオロボレート(9.98g、82.53mmol、3.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中80℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を酢酸エチル80mLで希釈した。得られた混合物をブライン(2×30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:10)で溶出した。これにより3−エテニル−5−フルオロベンゾニトリル4.21gを白色固体として得た。
【0561】
ステップ(ii):(S)−3−(1,2−ジヒドロキシエチル)−5−フルオロベンゾニトリルの合成
【0562】
【化157】
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【0563】
50mLの丸底フラスコ中に、3−エテニル−5−フルオロベンゾニトリル(1g、6.80mmol、1.00当量)の水/t−BuOH(容量/容量=1:1、50mL)溶液を入れた。溶液にAD−mix α(10g)を加えた。得られた溶液を室温で24時間撹拌した。得られた溶液を水100mLで希釈した。得られた溶液を酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン(2×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。得られた粗製の固体をPEで洗浄した。これにより3−[(1S)−1,2−ジヒドロキシエチル]−5−フルオロベンゾニトリル1.3g(粗製物)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):182(M+1)。
【0564】
ステップ(iii):(S)−3−フルオロ−5−(オキシラン−2−イル)ベンゾニトリルの合成
【0565】
【化158】
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【0566】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、3−[(1S)−1,2−ジヒドロキシエチル]−5−フルオロベンゾニトリル(4.4g、24.29mmol、1.00当量)およびCH
3C(OCH
3)
3(13.25g)のジクロロメタン(50mL)溶液を入れた。TMSCl(14.58g、134.20mmol、5.53当量)を0℃で滴下添加した。得られた溶液を室温で5時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をMeOH(50mL)に希釈した。混合物に炭酸カリウム(16.77g、121.5mmol、5.00当量)を0℃で少しずつ加えた。得られた溶液を室温で更に1.5時間撹拌しながら反応させた。固体を濾別した。濾液を濃縮し、次いでDCM(100mL)に溶解させ、水(3×30mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:20)を用いるシリカゲルカラムにより精製した。これにより3−フルオロ−5−[(2S)−オキシラン−2−イル]ベンゾニトリル0.8g(20%)を白色固体として得た。
【0567】
ステップ(iv):3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−ヒドロキシエチル)−5−フルオロベンゾニトリル
【0568】
【化159】
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【0569】
50mLの丸底フラスコ中に、3−フルオロ−5−[(2S)−オキシラン−2−イル]ベンゾニトリル(800mg、4.90mmol、1.00当量)のエタノール(20mL)溶液を入れた。混合物に(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(1.97g、9.78mmol、1.99当量)を加えた。得られた溶液を80℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、石油エーテル/酢酸エチル(100:1)〜ジクロロメタン/メタノール(50:1)で溶出した。これにより3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−ヒドロキシエチル]−5−フルオロベンゾニトリル0.8g(45%)を黄色油状物として得た。LC−MS:(ES,m/z):365(M+1)。
【0570】
ステップ(v):3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−5−フルオロベンゾニトリルの合成
【0571】
【化160】
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【0572】
100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−ヒドロキシエチル]−5−フルオロベンゾニトリル(800mg、2.19mmol、1.00当量)およびTEA(1.8g、17.79mmol、8.11当量)のジクロロメタン(20mL)溶液を入れた。溶液にMsCl(1.22g、10.70mmol、4.88当量)を0℃で滴下添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。次いでこれにMeNH
2水溶液(30%、5mL)を撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を室温で終夜撹拌した。得られた溶液をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(1:0〜50:1)で溶出した。これにより3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]−5−フルオロベンゾニトリル0.55g(66%)を黄色油状物として得た。LC−MS:(ES,m/z):378(M+1)。
【0573】
(実施例3−b)
2−(3−(2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−メチルアミノ)エチル)フェノキシ)アセトニトリル
【0574】
【化161】
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【0575】
ステップ(i)2−(3−ホルミルフェノキシ)アセトニトリルの調製
【0576】
【化162】
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【0577】
DMF(50ml)中の3−ヒドロキシベンズアルデヒド(5.0g、0.04mol)、ブロモアセトニトリル(6.4g、0.05mol)および炭酸カリウム(15.18g、0.11mol)を、窒素を吹込みながら、2ツ口丸底フラスコに入れた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。その後反応混合物を減圧濃縮し、水で処理し、酢酸エチル(2×200ml)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して粗生成物を得、これをシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中20%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(3−ホルミルフェノキシ)アセトニトリル(2.1g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.01 (s, 1H), 7.67−7.43 (m, 4H), 5.29 (s, 2H)。
【0578】
ステップ(ii):2−(3−ビニルフェノキシ)アセトニトリルの調製
【0579】
【化163】
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【0580】
THF(200ml)中のNaH(13.3g、0.55mol)の懸濁液に、0℃でメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(53.6g、0.15mol)を少しずつ加え、1時間撹拌した。この混合物に、2−(3−ホルミルフェノキシ)アセトニトリル(19.8g、0.12mol)のTHF(100ml)溶液を0℃で滴下添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を粉砕氷中に注ぎ入れ、次いで混合物を酢酸エチル(500ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して粗生成物を得、これをシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中20%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(3−ビニルフェノキシ)アセトニトリル(8.0g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.36−7.18 (m, 3H), 7.16−6.90 (m, 1H), 5.89 (d, J=17.7Hz, 1H), 5.31 (d, J=11Hz, 1H), 5.19 (s, 2H)。
【0581】
ステップ(iii):2−(3−(オキシラン−2−イル)フェノキシ)アセトニトリルの調製
【0582】
【化164】
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【0583】
m−クロロ過安息香酸(7.2g、41.8mol)および10%飽和NaHCO
3水溶液(40ml)を、2−(3−ビニルフェノキシ)アセトニトリル(1.9g、11.9mol)のジクロロメタン(40ml)溶液に加えた。反応混合物を窒素下室温で2時間撹拌した。その後反応混合物を減圧濃縮した。これを10%Na
2S
2O
3水溶液で希釈し、ジクロロメタン(2×200ml)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して粗生成物を得、これをシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてn−ヘキサン中20%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(3−(オキシラン−2−イル)フェノキシ)アセトニトリル(0.82g)を得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.38 (m, 1H), 7.03−6.97 (m, 3H), 5.17 (s, 2H), 3.94−3.93 (m, 1H), 3.13−3.12 (m, 1H), 2.86−2.84 (m, 1H)。
【0584】
ステップ(iv):(S)−ピロリジン−3−オールから(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジンの調製
【0585】
【化165】
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【0586】
イミダゾール(4.85g、0.07mol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロリド(8.6g、0.05mol)を、窒素下(S)−ピロリジン−3−オール(2.5g、0.02mol)のジクロロメタン(30ml)溶液に20〜35℃で加え、3時間撹拌した。次いで反応物をジクロロメタン(100ml)で希釈した。有機層を水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、生成物を黄色油状物として得た(5.1g)。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 5.30 (bs, 1H), 4.35−4.31 (m, 1H), 2.90−2.84 (m, 2H), 2.76−2.70 (m, 1H), 2.57−2.54 (m, 1H), 1.85−1.77 (m, 1H), 1.57−1.50 (m, 1H), 0.90 (s, 9H), 0.14 (s, 6H)。
【0587】
ステップ(v):2−(3−(2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)フェノキシ)アセトニトリルの調製
【0588】
【化166】
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【0589】
(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン(2.57g、12.8mol)を、エタノール(60ml)中の2−(3−(オキシラン−2−イル)フェノキシ)アセトニトリル(1.6g、9.14mol)の撹拌溶液に加えた。反応混合物を8時間還流し、次いで減圧濃縮した。次いで反応混合物をジエチルエーテル(30ml)に溶解させ、0℃に冷却した。トリエチルアミン(2.8g、27.42mol)を、続いてメタンスルホニルクロリド(1.36g、11.88mol)を0℃で加え、反応物を0℃で30分間撹拌した。更にトリエチルアミン(1.85g、18.28mol)を加え、反応物を30分かけて加温して室温にし、次いでメチルアミンの水溶液(40重量/重量%)(5.0g、161.8mol)および水(10ml)を加えた。窒素下室温で16時間撹拌した後、層を分離し、水層をジエチルエーテル(3×200ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を黄色油状物として得、これをシリカゲル230〜400メッシュおよび溶出液としてDCM中10%MeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより更に精製して、2−(3−(2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)フェノキシ)アセトニトリルを得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.32−7.29 (m, 1H), 7.05−6.94 (m, 3H), 5.14 (s, 2H) , 4.34 (s, 1H), 3.61−3.59 (s, 1H), 2.90−2.76 (m, 2H), 2.39−2.32 (m, 3H), 2.17−2.05 ( m, 1H), 1.57−1.54 (m, 1H), 0.85−0.81 (m, 9H), 0.04 (s, 6H)。
【0590】
(実施例4−b)
(3S)−1−(2−(メチルアミノ)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)ピロリジン−3−オール
【0591】
【化167】
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【0592】
ステップ(i)2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−ヒドロキシ酢酸の合成
【0593】
【化168】
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【0594】
500mLの丸底フラスコ中に、ベンジルカルバメート(30g、198.47mmol、1.00当量)および2−オキソ酢酸(22g、297.14mmol、1.20当量)のエーテル(300mL)溶液を入れた。得られた溶液を室温で2日間撹拌した。固体を濾取した。これにより標題化合物(30g、67%)を白色固体として得た。
【0595】
ステップ(ii)メチル2−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−メトキシアセテートの合成
【0596】
【化169】
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【0597】
1000mLの丸底フラスコ中に、2−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−ヒドロキシ酢酸(30g、133.22mmol、1.00当量)および硫酸(30mL)のメタノール(300mL)溶液を入れた。得られた溶液を25℃で終夜撹拌した。反応混合物を氷冷水浴で冷却した。固体を濾取した。これにより標題化合物33g(98%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):254(M+1)。
【0598】
ステップ(iii)メチル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(ジメトキシホスホリル)アセテートの合成
【0599】
【化170】
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【0600】
500mLの丸底フラスコ中に、メチル2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−メトキシアセテート(33g、130.31mmol、1.00当量)のトルエン(250mL)溶液を入れた。これに続いて、PCl
3(18g、131.39mmol、1.00当量)を滴下添加した。得られた溶液を70℃で16時間撹拌した。これにP(OMe)
3(16.2g、130.65mmol、1.10当量)を滴下添加した。得られた溶液を70℃で更に2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチル300mLで希釈し、有機層を重炭酸ナトリウム溶液3×250mLで洗浄し、真空中で濃縮した。粗生成物をヘキサン−酢酸エチル(1:1)から再結晶した。これにより標題化合物28g(65%)を白色固体として得た。
【0601】
ステップ(iv)メチル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−イリデン)アセテートの合成
【0602】
【化171】
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【0603】
メチル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(28g、84.59mmol、1.00当量)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(16.5g、143.25mmol、1.70当量)の酢酸エチル(150mL)溶液を、室温で30分間撹拌した。この反応混合物に、テトラヒドロピラン−4−オン(16.5g、164.80mmol、1.95当量)の酢酸エチル(100mL)溶液を加えた。得られた溶液を室温で2日間撹拌した。次いで反応物を5%クエン酸水溶液500mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル3×200mLで抽出し、合わせた有機層をブライン2×200mLで洗浄し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液としてEtOAc:石油エーテル(1:8)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製した。これにより標題化合物(22g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):306(M+1)。
【0604】
ステップ(v)メチル2−アミノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセテートの合成
【0605】
【化172】
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【0606】
窒素雰囲気下、パラジウムカーボン(1g)を、メチル2−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−(オキサン−4−イリデン)アセテート(10g、32.75mmol、1.00当量)のメタノール(200mL)溶液に加えた。得られた溶液を水素雰囲気下25℃で終夜撹拌した。触媒を濾別し、濾液を真空中で濃縮した。これにより標題化合物5.5g(97%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):174(M+1)。
【0607】
ステップ(vi)メチル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセテートの合成
【0608】
【化173】
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【0609】
H
2O/ジオキサン(80/80mL)中のメチル2−アミノ−2−(オキサン−4−イル)アセテート(5.5g、31.75mmol、1.00当量)、ジ−tert−ブチルジカルボネート(7g、32.07mmol、1.03当量)および炭酸ナトリウム(10.1g、95.28mmol、3.00当量)の混合物を25℃で2時間撹拌し、次いで水100mLで希釈した。得られた溶液を酢酸エチル200mlで抽出し、合わせた有機層を真空中で濃縮した。これにより標題化合物8g(92%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):274(M+1)。
【0610】
ステップ(vii)2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)酢酸の合成
【0611】
【化174】
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【0612】
メタノール(20mL)およびH
2O(90mL)の混合物中のメチル2−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]−2−(オキサン−4−イル)アセテート(8g、29.27mmol、1.00当量)およびNaOH(2.2g、55.00mmol、1.82当量)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。有機溶媒を真空中で除去した。水層のpH値を2N HClで3に調整した。得られた溶液をEtOAc(50mL)で抽出し、有機層をブライン2×20mLで洗浄し、真空中で濃縮した。これにより標題化合物5gを白色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
【0613】
ステップ(viii)tert−ブチル(2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)カルバメートの合成
【0614】
【化175】
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【0615】
2−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]−2−(オキサン−4−イル)酢酸(5g、19.28mmol、1.00当量)、(3S)−ピロリジン−3−オール(1.67g、19.17mmol、1.02当量)、EDCI(3.67g、19.14mmol、1.06当量)およびHOBT(2.6g、19.26mmol、1.02当量)のジクロロメタン(80mL)溶液を、25℃で16時間撹拌した。固体を濾別し、濾液を真空中で濃縮した。これにより標題化合物3g(47%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z)329(M+1)。
【0616】
ステップ(ix)(3S)−1−(2−(メチルアミノ)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0617】
【化176】
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【0618】
tert−ブチルN−[2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−(オキサン−4−イル)−2−オキソエチル]カルバメート(3g、9.14mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、LiAlH
4(2g、52.63mmol、5.76当量)を少しずつ加えた。得られた溶液を65℃で終夜撹拌した。次いで反応物を氷冷水を加えることによりクエンチした。固体を濾別した。濾液を酢酸エチル2×100で抽出し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。これにより標題化合物1.4g(67%)を薄黄色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):229(M+1)。
【0619】
(実施例5−b)
(3S)−1−[(2S)−2−(3−メトキシフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール
【0620】
【化177】
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【0621】
ステップ(i)1−メトキシ−3−ビニルベンゼンの合成
【0622】
【化178】
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【0623】
窒素の不活性雰囲気中、n−BuLi(2.5M)(22mL、1.10当量)を、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(19.6g、54.90mmol、1.10当量)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に−5から0℃の温度範囲で撹拌しながら滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間撹拌した。3−メトキシベンズアルデヒド(6.8g、49.95mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を、0℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を25℃で3時間撹拌した。次いで反応物を飽和NH
4Clを加えることによりクエンチした。得られた溶液をエーテル3×50mLで抽出し、合わせた有機層をブライン3×50mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製した。これにより標題化合物6g(90%)を無色油状物として得た。
【0624】
ステップ(ii)(S)−1−(3−メトキシフェニル)エタン−1,2−ジオールの合成
【0625】
【化179】
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【0626】
tert−ブタノール/H
2O(40/40mL)中のAD−mix−α(25g)の懸濁液を、0℃で30分撹拌した。これに続いて、1−エテニル−3−メトキシベンゼン(2.5g、18.63mmol、1.00当量)をこれに加えた。得られた溶液を25℃で16時間撹拌した。次いで反応物をNa
2SO
3(20g)を加えることによりクエンチし、次いで25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル2×50mLで抽出し、合わせた有機層をブライン2×30mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび石油エーテル:EtOAc(3:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物2.9gを無色油状物として得た。
【0627】
ステップ(iii)(S)−2−(3−メトキシフェニル)オキシランの合成
【0628】
【化180】
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【0629】
窒素の不活性雰囲気中、TMS−Cl(9.4g、86.64mmol、5.00当量)を、(1S)−1−(3−メトキシフェニル)エタン−1,2−ジオール(2.9g、17.24mmol、1.00当量)の無水ジクロロメタン(30mL)溶液に25℃で撹拌しながら滴下添加した。次いでCH
3C(OCH
3)
3(10.4g、86.67mmol、5.00当量)を25℃で滴下添加し、反応物を25℃で1.5時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残留物を無水メタノール60mlに溶解させた。溶液に炭酸カリウム(4.8g、34.78mmol、2.00当量)を加えた。得られた混合物を25℃で2時間撹拌し、次いで飽和NH
4Clでクエンチした。得られた溶液をジクロロメタン2×50mLで抽出し、合わせた有機層をブライン2×25mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび酢酸エチル/石油エーテル(1:25)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物2gを無色油状物として得た。
【0630】
ステップ(iv)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−メトキシフェニル)−N−メチルエタンアミンの合成
【0631】
【化181】
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【0632】
窒素の不活性雰囲気中、(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(4.02g、19.96mmol、1.50当量)を、(2S)−2−(3−メトキシフェニル)オキシラン(2g、13.32mmol、1.00当量)の無水エタノール(100mL)溶液に加えた。反応物を8時間還流した。次いで溶媒を真空中で除去し、残留物をエーテル(80ml)に溶解させた。これにTEA(4.04g、39.92mmol、3.00当量)を0℃で滴下添加し、続いてMsCl(1.98g、17.29mmol、1.30当量)を0℃で滴下添加した。次いで反応物を0℃で1時間、そして25℃で1時間撹拌した。この反応混合物にCH
3NH
2(水溶液、40%)(21mL、20.00当量)を加え、続いて水20mLを加えた。得られた溶液を25℃で16時間撹拌した。得られた溶液をエーテル100mLで抽出した。合わせた有機層を10%重炭酸ナトリウム3×25mLおよび水3×25mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよびDCM:MeOH(0.5%アンモニアを含有)(25:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物1.6gを無色油状物として得た。
LC−MS:(ES,m/z):366(M+1)。
【0633】
ステップ(v)tert−ブチル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−メトキシフェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0634】
【化182】
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【0635】
炭酸カリウム(1.52g、11.01mmol、2.00当量)の水(20mL)溶液を、[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−メトキシフェニル)エチル](メチル)アミン(1.6g、4.39mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に加えた。これに続いてBoc
2O(1.3g、6.02mmol、1.10当量)を0℃で加えた。得られた溶液を25℃で16時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mlで抽出した。合わせた有機層をブライン2×20mLで洗浄し、乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび石油エーテル:EtOAc(15:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物2g(98%)を灰白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):466(M+1)。
【0636】
ステップ(vi)(S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−メトキシフェニル)−N−メチルエタンアミニウム2,2,2−トリフルオロアセテートの合成
【0637】
【化183】
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【0638】
トリフルオロ酢酸(10mL)を、tert−ブチルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−メトキシフェニル)エチル]−N−メチルカルバメート(2g、4.30mmol、1.00当量)のジクロロメタン(15mL)溶液に加えた。得られた溶液を25℃で5時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物をエーテルおよびn−ヘキサンで希釈した。固体を濾取し、次いでn−ヘキサンで洗浄した。これにより標題化合物1g(64%)を灰白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):251(M+1);
1H−NMR (300MHz,CD
3OD) : δ7.487−7.539 (m, 1H), 7.142−7.168 (m, 3H), 4.503−4.613 (m, 2H), 3.600−3.884 (br, 5H), 3.461−3.548 (m, 2H), 3.203−3.237 (m, 2H), 2.612 (s, 3H), 2.181−2.243 (m, 1H), 2.002−2.223 (m, 1H)。
【0639】
(実施例6−b)
(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール
【0640】
【化184】
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【0641】
ステップ(i)1−(トリフルオロメチル)−3−ビニルベンゼンの合成
【0642】
【化185】
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【0643】
n−BuLi(30mL)を、3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(10g、57.43mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に0℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を0℃で0.5時間撹拌した。これに、テトラヒドロフラン(250mL)中のPPh
3CH
3Br(24.6g、68.86mmol、1.20当量)の懸濁液を0℃で加えた。得られた溶液を油浴中室温で1時間撹拌した。次いで反応物を飽和NH
4Cl(50mL)を加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル3×100mLで抽出し、合わせた有機層をブライン1×100mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を石油エーテルで溶出するシリカゲルカラム上に乗せた。これにより標題化合物4g(40%)を無色油状物として得た。
【0644】
ステップ(ii)(S)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタン−1,2−ジオールの合成
【0645】
【化186】
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【0646】
1−エテニル−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン(3.1g、18.01mmol、1.00当量)を、tert−ブタノール(90mL)および水(90mL)中のAD−mix α(25g)の溶液に0℃で加えた。得られた溶液を氷/塩浴中0℃で終夜撹拌した。次いで反応物をNa
2SO
3を加えることによりクエンチした。1時間撹拌した後、得られた溶液を重炭酸ナトリウム25mLで希釈し、酢酸エチル2×100mLで抽出し、合わせた有機層をブライン1×50mLおよびH
2O(1×50mL)で洗浄し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液としてジクロロメタン/メタノール(10:1〜50:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製した。これにより標題化合物3.1g(84%)を無色油状物として得た。
【0647】
ステップ(iii)(S)−2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)オキシランの合成
【0648】
【化187】
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【0649】
窒素の不活性雰囲気中、CH
3C(OCH
3)
3(5.4g)およびTMS−Cl(4.9g)を、(1S)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エタン−1,2−ジオール(3.1g、15.04mmol、1.00当量)のジクロロメタン(60mL)溶液に0℃で加えた。反応物を25℃で2時間撹拌した。その後溶媒を真空中で除去し、粗生成物をMeOH(20mL)に溶解させ、次いで炭酸カリウム(4.1g)を加えた。得られた溶液を25℃で0.5時間撹拌した。次いで反応物を飽和塩化アンモニウム溶液中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインおよび水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を用いるカラムクロマトグラフィーにより更に精製して、標題化合物1.5g(53%)を無色油状物として得た。
【0650】
ステップ(iv)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−N−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミンの合成
【0651】
【化188】
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【0652】
窒素の不活性雰囲気中、(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(322.3mg、1.60mmol、1.50当量)を、(2S)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]オキシラン(201mg、1.07mmol、1.00当量)のエタノール(4mL)溶液に加えた。得られた溶液を4時間加熱還流した。溶媒を真空中で除去し、残留物をエーテル4mLで希釈した。これにトリエチルアミン(323mg、3.19mmol、2.99当量)を0℃で加えた。得られた溶液を室温で0.5時間撹拌した。混合物にMsCl(170mg、1.49mmol、1.40当量)を加えた。0℃で1時間撹拌後、トリエチルアミン(215mg、2.12mmol、2.00当量)を加えた。25℃で0.5時間撹拌した後、CH
3NH
2(2.22g、21.48mmol、20.00当量、30%)の水(3mL)溶液を加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた溶液をエーテルで抽出し、有機層を合わせた。合わせた有機層を10%重炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄した。混合物を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液としてDCM/MeOH(30:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより更に精製して、標題化合物200mgを無色油状物として得た。
LC−MS:(ES,m/z):403(M+1)。
【0653】
ステップ(v)tert−ブチル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0654】
【化189】
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【0655】
炭酸ナトリウム(109mg、1.03mmol、4.99当量)を、[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル](メチル)アミン(83mg、0.21mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン/水(4/4mL)溶液に加えた。室温で15分間撹拌した後、Boc
2O(45mg、0.21mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中25℃で10時間撹拌した。有機溶媒を真空中で除去した。水層を酢酸エチル3×5mLで抽出した。合わせた有機層をH
2O(3×10mL)およびブライン3×10mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。これにより標題化合物100mg(粗製物)を薄黄色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):503(M+1)。
【0656】
ステップ(vi)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0657】
【化190】
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【0658】
ジクロロメタン(5mL)およびトリフルオロ酢酸(2.5mL)中のtert−ブチルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(780mg、1.55mmol、1.00当量)の溶液を、15℃で2時間撹拌した。固体を濾取した。粗生成物を前のバッチと合わせ、以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(1#−Pre−HPLC−016(Waters)):カラム、Xbridge分取C18、5μm、19×150mm;移動相、0.05%のCF
3COOHおよびCH
3CN(10.0%CH
3CNから15分で31.0%まで増加、2分で100.0%まで増加、1分で10.0%まで低下)を含む水;検出器、UV254&220nm。これにより標題化合物675mgを褐色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):289(M+1);
1H−NMR (300MHz, CH
3OD) δ8.023 (1H, s), 7.913−7.938 (2H, m), 7.787−7.839 (1H, m), 4.868−4.893 (1H, m), 4.533−4.548 (1H, m), 4.025−4.048 (1H, m), 3.320−3.634 (4H, m), 2.630 (3H, s), 2.166−2.288 (1H, m), 2.016−2.226 (1H, m)。
【0659】
(実施例7−b)
(3S)−1−[(2S)−2−(3−フルオロフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール
【0660】
【化191】
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【0661】
ステップ(i)1−フルオロ−3−ビニルベンゼンの合成
【0662】
【化192】
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【0663】
窒素の不活性雰囲気中、n−BuLi(2.4M)(69mL、1.10当量)を、テトラヒドロフラン(300mL)中のPPh
3CH
3Br(64.2g、179.83mmol、1.20当量)の懸濁液に0℃で加えた。30分間撹拌した後、3−フルオロベンズアルデヒド(18.6g、149.86mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を滴下添加した。得られた溶液を油浴中室温で1.0時間撹拌した。次いで反応物を飽和NH
4Cl水溶液を加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として石油エーテルを用いるカラムクロマトグラフィーにより更に精製して、標題化合物13g(71%)を無色液体として得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): 7.32−7.29 (m, 1H), 7.21−7.13 (m, 2H), 7.01−6.96 (m, 1H), 6.75−6.71 (q, J=10.8Hz, 17.6Hz, 1H), 5.79 (d, J=17.6Hz, 1H), 5.33 (d, J=11.2Hz, 1H)。
【0664】
ステップ(ii)(S)−1−(3−フルオロフェニル)エタン−1,2−ジオールの合成
【0665】
【化193】
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【0666】
1−エテニル−3−フルオロベンゼン(2.1g、17.19mmol、1.00当量)を、水(90mL)、t−BuOH(90mL)およびAD−Mix α(50g)の混合物に0℃で加えた。得られた溶液を0℃で終夜撹拌した。反応物を固体のNa
2SO
3でクエンチした。25℃で1.0時間撹拌した後、得られた溶液を酢酸エチルで希釈した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液として石油エーテル/EtOAc(1:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物1.6g(61%)を白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.93−7.32 (m, 1H), 7.20−7.13 (m, 2H), 7.09−7.02 (m, 1H), 5.38 (d, J=4.5Hz, 1H), 4.76 (t, J=5.7Hz, 1H), 4.76 (q, J=5.7Hz, 9.9Hz, 1H), 3.45 (t, J=5.7Hz, 2H)。
【0667】
ステップ(iii)(S)−2−(3−フルオロフェニル)オキシランの合成
【0668】
【化194】
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【0669】
窒素の不活性雰囲気中、TMS−Cl(12.58g、115.80mmol、5.00当量)およびCH
3C(OCH
3)
3(13.85g、115.42mmol、5.00当量)を、(1S)−1−(3−フルオロフェニル)エタン−1,2−ジオール(3.6g、23.05mmol、1.00当量)のジクロロメタン(40mL)溶液に0℃で加えた。得られた溶液を25℃で2.0時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。残留物を乾燥メタノール(50mL)に溶解させ、次いで炭酸カリウム(15.9g、115.22mmol、5.00当量)を加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。反応物を飽和NH
4Clの添加によりクエンチした。得られた溶液をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインおよび水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:30)で溶出するシリカゲルカラム上に乗せた。これにより標題化合物2.38g(75%)を薄黄色油状物として得た。
【0670】
ステップ(iv)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−フルオロフェニル)−N−メチルエタンアミンの合成
【0671】
【化195】
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【0672】
窒素の不活性雰囲気中、(2S)−2−(3−フルオロフェニル)オキシラン(1.2g、8.69mmol、1.00当量)および(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(2.62g、13.01mmol、1.50当量)のエタノール(20mL)溶液を0.5時間加熱還流した。エタノールを真空中で除去した。次いで粗製の反応混合物をEt
2O(30mL)に溶解させた。トリエチルアミン(2.64g、26.14mmol、3.00当量)およびMsCl(1.5g、13.04mmol、1.50当量)を0℃で加え、30分間撹拌した。更にトリエチルアミン(1.76g、17.42mmol、2.00当量)を加えた。反応物を30分かけて加温して室温にし、次いでCH
3NH
2(30%水溶液)(18g、174.19mmol、20.00当量)および水(1.0mL)を加えた。得られた溶液を25℃で5.0時間反応させた。有機層を分離し、水層をエーテル2×100mLで抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム2×100mL、水2×100mLおよびブライン2×100mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、固定相としてシリカゲルおよび溶出液としてジクロロメタン/メタノール(30:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより更に精製した。これにより標題化合物1.9g(62%)を黄色油状物として得た。
LC−MS:(ES,m/z):353(M+1)。
【0673】
ステップ(v)(S)−1−((S)−2−(3−フルオロフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0674】
【化196】
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【0675】
TBAF(1.0M)(5.5mL、3.00当量)を、[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−フルオロフェニル)エチル](メチル)アミン(650mg、1.84mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に0℃で加えた。得られた溶液を室温で1.0時間撹拌した。溶媒を真空中で除去した。残留物をフラッシュ−HPLCにより精製して、生成物(TFA塩)360mg(82%)を黄色油状物として得た。
LC−MS:(ES,m/z):239(M+1);
1H−NMR (CD
3OD, 300MHz): δ 7.67−7.60 (m, 1H), 7.46−7.32 (m, 3H), 4.74−4.69 (m, 1H), 4.53−4.50 (m, 1H), 3.96−3.82 (m, 2H), 3.59−3.49 (m, 1H), 3.42−3.36 (m, 1H), 3.32−3.25 (m, 2H), 2.62 (s, 3H), 2.25−2.16 (m, 1H), 2.06−2.01 (m, 1H)。
【0676】
(実施例8−b)
(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル)ピロリジン−3−オール
【0677】
【化197】
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【0678】
ステップ(i)(S)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−フェニル酢酸の合成
【0679】
【化198】
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【0680】
1000mLの丸底フラスコ中に、水酸化ナトリウム(16g、400.00mmol、2.01当量)の水(400mL)溶液および(S)−2−アミノ−2−フェニル酢酸(30g、198.68mmol、1.00当量)を入れた。これに続いてCbz−Cl(36g、210.53mmol、1.10当量)を5℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を室温で4時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル2×200mlで抽出した。水相のpH値を濃塩酸で3に調整した。得られた固体を濾取した。固体を乾燥器中で減圧乾燥した。これにより(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−フェニル酢酸35g(62%)を白色固体として得た。
MS(ESI)m/z 286(M+1)。
【0681】
ステップ(ii)ベンジル((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)カルバメートの合成
【0682】
【化199】
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【0683】
500mLの丸底フラスコ中に、(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−フェニル酢酸(10g、35.09mmol、1.00当量)のジクロロメタン(200mL)溶液を入れた。これに続いてDCC(8.7g、42.23mmol、1.20当量)を−10℃で加えた。これにHOBt(5.7g、42.22mmol、1.20当量)を−10℃で加えた。得られた溶液を−10℃で1時間撹拌した。混合物に(S)−ピロリジン−3−オール(3.66g、42.07mmol、0.33当量)を−10℃で加えた。得られた溶液を−10℃で更に1時間撹拌しながら反応させた。得られた溶液を10℃で終夜撹拌しながら反応させた。固体を濾別した。濾液を飽和NaHCO
3 1×100mL、およびブライン1×200mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン:CH
3OH(50:1〜20:1)で溶出した。これによりベンジル(S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチルカルバメート6.7gを白色泡状固体として得た。
MS(ESI)m/z:355(M+1)。
【0684】
ステップ(iii)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0685】
【化200】
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【0686】
LiAlH
4(4.8g、126.32mmol、7.40当量)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に、N
2下ベンジル(S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチルカルバメート(6g、16.95mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を室温で加えた。得られた溶液を油浴中終夜加熱還流した。次いで反応物を、200MLの水/氷の添加によりクエンチした。固体を濾別した。濾液を酢酸エチル2×200MLで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をAl
2O
3カラム上に乗せ、EtOAc/石油エーテル(5:1)で、次いでDCM/MeOH(80:1〜20:1)で溶出した。これにより(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル)ピロリジン−3−オール3gを黄色油状物として得た。
MS(ESI)m/z:221(M+1)。
【0687】
(実施例9−b)
(S)−1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタンアミン
【0688】
【化201】
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【0689】
ステップ(i)(S)−ベンジル(2−オキソ−1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)カルバメートの合成
【0690】
【化202】
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【0691】
500mLの丸底フラスコ中に、(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−フェニル酢酸(10g、35.09mmol、1.00当量)のジクロロメタン(200mL)溶液を入れた。これに続いて、DCC(8.7g)を−10℃で加えた。これに−10℃でHOBt(5.7g)を加えた。得られた溶液を−10℃で1時間撹拌した。混合物にピロリジン(3g、42.25mmol、1.20当量)を−10℃で加えた。得られた溶液を−10℃で更に1時間撹拌しながら反応させた。得られた溶液を10℃で終夜撹拌しながら反応させた。固体を濾別した。濾液をNaHCO
3(1×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶出し、次いでジクロロメタン/メタノール(50:1)で溶出した。これにより(S)−ベンジル2−オキソ−1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチルカルバメート10g(収率84%)を油状物として得た。MS(ESI)m/z:339(M+1)。
【0692】
ステップ(ii)(S)−ベンジル(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)カルバメートの合成
【0693】
【化203】
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【0694】
LiAlH
4(4.8g、126.32mmol、7.40当量)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に、N
2下ベンジル(S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチルカルバメート(6g、16.95mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を室温で加えた。得られた溶液を油浴中終夜加熱還流した。次いで反応物を、200MLの水/氷の添加によりクエンチした。固体を濾別した。濾液を酢酸エチル2×200MLで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をAl
2O
3カラム上に乗せ、EtOAc/石油エーテル(Petroleum Etrher)(5:1)で溶出し、次いでDCM/MeOH(80:1〜20:1)で溶出した。これにより(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル)ピロリジン−3−オール3gを黄色油状物として得た。MS(ESI)m/z:221(M+1)。
【0695】
ステップ(iii)(S)−1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタンアミンの合成
【0696】
【化204】
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【0697】
100mLの丸底フラスコ中に、HCl水溶液(50mL)中の(2S)−2−アミノ−2−フェニル−1−(ピロリジン−1−イル)エチルボリネート(5g、22.92mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を70℃で終夜撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル2×50mLで抽出し、水層を合わせた。水溶液のpH値を水酸化ナトリウムで10に調整した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mLで抽出した。合わせた有機層をブライン100mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより(1S)−1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−アミン3g(収率69%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 7.46−7.35 (m, 2H), 7.30−7.24 (m, 2H), 7.21−7.18 (m, 1H), 3.98−3.37 (m, 1H), 2.58−2.45 (m, 3H), 2.42−2.40 (m, 2H), 2.29 (dd, J=4.6 & 11.5Hz, 1H), 2.31−2.27 (m, 1H), 2.00 (bs, 2H), 1.77−1.59 (m, 4H); MS(ES):m/z 191.4(M+1)。
【0698】
(実施例10−b)
(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−メチルエタンアミン
【0699】
【化205】
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【0700】
ステップ(i)1−(ジフルオロメトキシ)−3−ヨードベンゼンの合成
【0701】
【化206】
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【0702】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、3−ヨードフェノール(22g、100.00mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液を入れた。次いでCs
2CO
3(65.2g、200.11mmol、2.00当量)およびClF
2CCOONa(30.4g、200.00mmol、2.00当量)を室温で加えた。得られた溶液を100℃で5.0時間撹拌した。固体を濾別し、EtOAc(2×200mL)で洗浄した。有機層を合わせ、ブライン6×150mLで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、石油エーテルで溶出した。これにより1−(ジフルオロメトキシ)−3−ヨードベンゼン15.5g(57%)を無色油状物として得た。
【0703】
ステップ(ii)1−(ジフルオロメトキシ)−3−ビニルベンゼンの合成
【0704】
【化207】
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【0705】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、テトラヒドロフラン/H
2O(9/1)(60mL)中のカリウムビニルトリフルオロボレート(3.17g、23.67mmol、1.10当量)、Ph
3P(338mg、0.06当量)、PdCl
2(75mg、0.02当量)、Cs
2CO
3(21g、64.45mmol、3.00当量)の溶液を入れた。これに1−(ジフルオロメトキシ)−3−ヨードベンゼン(5.81g、21.52mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン/H
2O(9/1)(5mL)溶液を加えた。得られた溶液を85℃で24時間撹拌した。反応混合物を冷却し、固体を濾別した。濾液を石油エーテル2×200mlで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、石油エーテルで溶出した。これにより1−(ジフルオロメトキシ)−3−エテニルベンゼン3.1g(85%)を黄色油状物として得た。
【0706】
ステップ(iii)(S)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)エタン−1,2−ジオールの合成
【0707】
【化208】
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【0708】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの丸底フラスコ中に、AD−Mix α(25.5g)のtBuOH/H
2O(1:1)(148mL)溶液を入れた。これに続いて、0℃で撹拌しながら1−(ジフルオロメトキシ)−3−エテニルベンゼン(3.1g、18.22mmol、1.00当量)のtBuOH/H
2O(1:1)(10mL)溶液を滴下添加した。得られた溶液を室温で2〜3時間撹拌した。Na
2SO
3を室温で1時間撹拌しながら加えた。得られた溶液を酢酸エチル2×200mLで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン2×200mLで洗浄した。混合物を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、DCM/MeOH(200:1〜150/1)で溶出した。これにより(1S)−1−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1,2−ジオール3.05g(82%)を黄色油状物として得た。
【0709】
ステップ(iv)(S)−2−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)オキシランの合成
【0710】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの丸底フラスコ中に、ジクロロメタン(50mL)中の(1S)−1−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1,2−ジオール(3.05g、14.94mmol、1.00当量)、CH
3C(OCH
3)
3(9.0g、75.00mmol、5.02当量)の溶液を入れた。これに続いて、0℃で撹拌しながらTMSCl(8.2g、75.48mmol、5.05当量)を滴下添加した。室温で5時間撹拌した後、混合物を濃縮した。残留物をメタノール50mLで希釈した。これに炭酸カリウム(10.3g、74.52mmol、4.99当量)を0℃で加えた。得られた溶液を室温で0.5時間撹拌した。固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:70〜1:50)で溶出した。これにより(2S)−2−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]オキシラン1.94g(70%)を黄色油状物として得た。
【0712】
ステップ(v)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−メチルエタンアミンの合成
【0713】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、(2S)−2−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]オキシラン(390mg、2.10mmol、1.00当量)のエタノール(10mL)溶液を入れた。これに続いて、(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(625mg、3.10mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を2.0時間加熱還流し、次いで溶液を真空下で濃縮した。残留物をエーテル10mLに希釈した。これにトリエチルアミン(629mg、6.21mmol、3.00当量)を加えた。次いでMsCl(358mg、3.11mmol、1.50当量)を0℃で滴下添加し、30分間撹拌した。次いでトリエチルアミン(418mg、4.14mmol、2.00当量)およびCH
3NH
2(4.3g、41.4mmol、20当量、30%)を加えた。得られた溶液を25℃で24時間撹拌した。次いで反応物を水20mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、DCM/MeOH(70:1〜50:1)で溶出して、標題化合物を黄色油状物として得た。
【0715】
(実施例11−b)
(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−N−メチル−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタンアミン
【0716】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
ステップ(i)2−ブロモ−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタノンの合成
【0718】
【化212】
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【0719】
Br
2(15.2g、95.11mmol、1.20当量)を、1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オン(15g、73.48mmol、1.00当量)のエーテル(200mL)溶液に滴下添加した。得られた溶液を室温で5時間撹拌した。次いで反応物を、チオ硫酸ナトリウム五水和物水溶液を加えることによりクエンチした。得られた水溶液を酢酸エチル3×100mLで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:70)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより2−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オン11.4g(55%)を白色固体として得た。
【0720】
ステップ(ii)(S)−2−ブロモ−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタノールの合成
【0721】
【化213】
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【0722】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、(S)−Me−CBS(587mg、2.12mmol、0.10当量)、N,N−ジエチルアニリンボラン(3.5g、21.44mmol、1.00当量)のMTBE(20mL)溶液を入れた。これに続いて、混合物に2−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オン(6g、21.20mmol、1.00当量)のMTBE(60mL)溶液を40℃で撹拌しながら、3時間で滴下添加した。添加後、40℃で1時間撹拌を続けた。得られた溶液を室温で14時間撹拌した。反応物を20℃未満でメタノール10mlを加えることによりクエンチし、次いで室温で30分間撹拌した。得られた溶液にHCl水溶液(2.5N)60mlを20℃未満で加え、室温で30分間撹拌した。得られた水溶液を酢酸エチル3×100mLで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:100)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより(1S)−2−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オール5.5g(91%)を白色固体として得た。
【0723】
ステップ(iii)(S)−2−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)オキシランの合成
【0724】
【化214】
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【0725】
炭酸カリウム(5.2g、37.62mmol、2.00当量)を、(1S)−2−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オール(5.4g、18.94mmol、1.00当量)のメタノール(100mL)溶液に0℃で少しずつ加えた。得られた溶液を0℃で20分間撹拌した。固体を濾別した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をEAに溶解させた。得られた混合物をブライン2×100mLで洗浄した。有機層を真空下で濃縮した。これにより(2S)−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]オキシラン2.6g(67%)を白色固体として得た。
【0726】
ステップ(iv)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−N−メチル−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタンアミンの合成
【0727】
【化215】
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【0728】
250mlの丸底フラスコ(flash)中に、(2S)−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]オキシラン(2.5g、12.25mmol、1.00当量)および(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(3.9g、19.37mmol、1.50当量)のエタノール(100mL)溶液を加えた。得られた溶液を、油浴中還流状態で終夜撹拌しながら反応させた。次いで混合物を濃縮し、残留物をシリカゲル(DCM/MeOH=10/1)により精製して、(S)−2−((S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタノール4.1gを得、これをDCM(150ml)に溶解させた。トリエチルアミン(5.05g、49.91mmol、2.00当量)を加えた。これに続いて、この得られた溶液に、0℃で撹拌しながらMsCl(2.28g、20.00mmol、5.00当量)のジクロロメタン(50mL)溶液を滴下添加した。次いでこの得られた溶液を室温で6時間撹拌しながら反応させ、40%CH
3NH
2水溶液(3.1g)を加えた。得られた溶液を室温で14時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル2×30mLで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(10:1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル](メチル)アミン2.4g(47%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):419(M+1)。
【0729】
(実施例12−b)
(S)−2−((S)−3−メトキシピロリジン−1−イル)−N−メチル−1−フェニルエタンアミン
【0730】
【化216】
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【0731】
ステップ(i)(S)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−フェニル酢酸の合成
【0732】
【化217】
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【0733】
(2S)−2−アミノ−2−フェニル酢酸(10g、66.15mmol、1.00当量)の水(200mL)溶液中に、水(100ml)中の水酸化ナトリウム水溶液(5.3g、132.50mmol、2.00当量)を加えた。これに続いて、CbzCl(12.4g、72.69mmol、1.10当量)を5℃で滴下添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、水層を合わせた。pH値をHCl水溶液(1mol/L)で3に調整した。得られた水溶液をDCM/MeOH(10/1)で抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより(2S)−2−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−フェニル酢酸16.2g(粗製物)(86%)を白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):284(M−1)
−。
【0734】
ステップ(ii)ベンジル((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)カルバメートの合成
【0735】
【化218】
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【0736】
(2S)−2−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]−2−フェニル酢酸(5.7g、19.98mmol、1.00当量)のジクロロメタン(100mL)溶液中に、DCC(4.94g、23.94mmol、1.20当量)を加えた。これに続いて、HOBt(3.24g、23.98mmol、1.20当量)を加えた。得られた溶液を室温で30分間撹拌した。これに(3S)−ピロリジン−3−オール(1.91g、21.92mmol、1.10当量)を0℃で加えた。得られた溶液を室温で終夜撹拌した。得られた混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液2×50mLで洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(50:1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−2−オキソ−1−フェニルエチル]カルバメート4.2g(59%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):355(M+1)。
【0737】
ステップ(iii)ベンジル((S)−2−((S)−3−メトキシピロリジン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)(メチル)カルバメートの合成
【0738】
【化219】
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【0739】
ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−2−オキソ−1−フェニルエチル]カルバメート(1.1g、3.10mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液中に、氷浴中水素化ナトリウム(250mg、6.25mmol、2.01当量)を0℃で少しずつ加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。これにヨードメタン(1.3g、9.15mmol、2.95当量)を撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を30℃で2時間撹拌した。次いで反応物を、水/氷の添加によりクエンチした。得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−メトキシピロリジン−1−イル]−2−オキソ−1−フェニルエチル]−N−メチルカルバメート730mg(61%)を無色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):383(M+1)。
【0740】
ステップ(iv)(S)−1−((S)−3−メトキシピロリジン−1−イル)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエタノンの合成
【0741】
【化220】
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【0742】
ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−メトキシピロリジン−1−イル]−2−オキソ−1−フェニルエチル]−N−メチルカルバメート(580mg、1.52mmol、1.00当量)のメタノール(20mL)溶液中に、窒素雰囲気下、パラジウム担持炭素(290mg、10%)を加えた。得られた溶液を25℃で終夜水素化した。反応完結後、反応混合物を濾過した。濾液を濃縮乾固した。これにより(2S)−1−[(3S)−3−メトキシピロリジン−1−イル]−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエタン−1−オン300mg(80%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):249(M+1)。
【0743】
ステップ(v)(S)−2−((S)−3−メトキシピロリジン−1−イル)−N−メチル−1−フェニルエタンアミンの合成
【0744】
【化221】
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【0745】
(2S)−1−[(3S)−3−メトキシピロリジン−1−イル]−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエタン−1−オン(300mg、1.21mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液中に、氷浴中0℃で撹拌しながらLiAlH
4(184mg、4.85mmol、4.01当量)を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。次いで反応物を、水/氷を0℃で注意深く加えることによりクエンチした。得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより[(1S)−2−[(3S)−3−メトキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル](メチル)アミン160mg(57%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):235(M+1)。
【0746】
(実施例13−b)
5−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−2−フルオロベンゾニトリル
【0747】
【化222】
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【0748】
ステップ(i)ベンジル((S)−1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0749】
【化223】
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【0750】
100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、[(1S)−1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(2.4g、5.56mmol、1.00当量)(適切な出発物質を用いることにより実施例8に記載した手順と同様の適切な手順に従って得た)のEtOAc/H
2O(40/8mL)溶液を入れた。これに続いて、炭酸カリウム(1g、7.24mmol、1.30当量)を0℃で少しずつ加えた。次いでCbz−Cl(1.14g、6.68mmol、1.20当量)を0℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。得られた溶液を水10mLで希釈した。得られた水溶液を酢酸エチル3×5mLで抽出し、有機層を合わせた。有機層をブライン2×15mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:5)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]−N−メチルカルバメート2.5g(79%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):565、567(M+1)。
【0751】
ステップ(ii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0752】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0753】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]−N−メチルカルバメート(500mg、0.88mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)溶液を入れた。次いでZn(CN)
2(207mg)を加えた。これに続いて、Pd(PPh
3)
4(1.02g、0.88mmol、0.98当量)を加えた。得られた溶液を油浴中95℃で終夜撹拌した。次いで反応物を飽和FeSO
4水溶液20mLを加えることによりクエンチした。得られた固体を濾別した。濾液を酢酸エチル3×10mLで抽出し、有機層を合わせた。有機層をブライン1×20mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:8)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)エチル]−N−メチルカルバメート350mg(77%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):512(M+1)。
【0754】
ステップ(iii)5−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−2−フルオロベンゾニトリルの合成
【0755】
【化225】
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【0756】
25mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)エチル]−N−メチルカルバメート(180mg、0.35mmol、1.00当量)の酢酸エチル(15mL)溶液を入れた。これに続いて、パラジウム担持炭素(60mg、10%)を加えた。得られた溶液を室温で水素化した。反応完結後、反応混合物を濾過した。濾液を真空下で濃縮した。残留物をDCM:MeOH(10:1)による分取TLC上に乗せた。これにより5−[2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]−2−フルオロベンゾニトリル100mg(75%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):378(M+1)。
【0757】
(実施例14−b)
(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−N−メチルエタンアミン
【0758】
【化226】
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【0759】
ステップ(i)1−(3,5−ジメチルフェニル)エタノンの合成
【0760】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの4ツ口丸底フラスコ中に、テトラヒドロフラン(100mL)中のMg(3.2g、1.20当量)を入れた。次いで1−ブロモ−3,5−ジメチルベンゼン2mLおよび3粒のヨウ素を加えた。反応が始まった時点で、更に1−ブロモ−3,5−ジメチルベンゼン(20g、108.07mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌し、次いで25℃に冷却した。溶液に、N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(16.4g、159.04mmol、1.50当量)を加え、得られた溶液を80℃で2時間撹拌した。次いで反応物をNH
4Cl水溶液50mLを加えることによりクエンチし、溶液を酢酸エチル(3×120mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オン15.18g(95%)を黄色油状物として得た。
【0762】
ステップ(ii)2−ブロモ−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタノンの合成
【0763】
【化228】
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【0764】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの丸底フラスコ中に、1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オン(13.04g、87.99mmol、1.00当量)および濃H
2SO
4水溶液(4.40g)の酢酸(50ml)溶液を入れた。これに続いて、NBS(17.23g、96.81mmol、1.10当量)を0℃で、30分で少しずつ加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌し、NH
4Cl水溶液50mLを加えることによりクエンチした。溶液を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2S
2O
3水溶液(3×50mL)、NaHCO
3水溶液(3×50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄した。有機溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル:石油エーテル(1:80)で溶出して、2−ブロモ−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オン11.3g(57%)を黄色固体として得た。
【0765】
ステップ(iii)(S)−2−ブロモ−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタノールの合成
【0766】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの3ツ口丸底フラスコ中に、1−メチル−3,3−ジフェニル−ヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロール(2.44g、8.80mmol、1.00当量)およびN,N−ジエチルアニリンボラン(1.44g、8.83mmol、1.00当量)のMTBE(6mL)溶液を入れた。これに続いて、2−ブロモ−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オン(2.00g、8.81mmol、1.00当量)のMTBE(6mL)溶液を、撹拌しながら40℃で、3時間で滴下添加した。得られた溶液を40℃で1時間撹拌し、25℃に冷却した。次いで反応物を、メタノール10mLを加えることによりクエンチし、溶液のpH値を塩化水素水溶液(1mol/L)で3〜4に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、(1S)−2−ブロモ−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オール2.15g(粗製物)を黄色結晶物として得た。
【0768】
ステップ(iv)(2S)−2−(3,5−ジメチルフェニル)オキシランの合成
【0769】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
50mLの丸底フラスコ中に、(1S)−2−ブロモ−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オール(1.18g、5.15mmol、1.00当量)のメタノール(10mL)溶液を入れた。溶液に炭酸カリウム(1.42g、10.27mmol、1.99当量)を加えた。混合物を0℃で1〜2時間撹拌した。固体を濾別し、得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル10mLに溶解させた。溶液をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、(2S)−2−(3,5−ジメチルフェニル)オキシラン0.748g(98%)を黄色油状物として得た。
【0771】
ステップ(v)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタノールの合成
【0772】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
50mLの丸底フラスコ中に、(2S)−2−(3,5−ジメチルフェニル)オキシラン(750mg、5.06mmol、1.00当量)および(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(1.15g、5.71mmol、1.13当量)のエタノール(10mL)溶液を入れた。溶液を80℃で終夜撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン40mLに溶解させた。有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(100:1)で溶出して、(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オール0.99g(56%)を黄色油状物として得た。
【0774】
ステップ(vi)(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−N−メチルエタンアミンの合成
【0775】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
50mLの丸底フラスコ中に、(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3,5−ジメチルフェニル)エタン−1−オール(990mg、2.83mmol、1.00当量)およびTEA(1.43g、14.13mmol、4.99当量)のジクロロメタン(15mL)溶液を入れた。溶液にMsCl(0.97g)を加え、温度を0℃で維持しながら、混合物を0.5時間撹拌した。次いで溶液に30%CH
3NH
2水溶液(5.86g、56.7mmol、20当量)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。得られた溶液をジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×15mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(100:1)で溶出して、[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3,5−ジメチルフェニル)エチル](メチル)アミン0.68g(66%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):363.3(M+1)。
【0777】
(実施例15−b)
3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)ベンゾニトリル
【0778】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
ステップ(i)(S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エタノールの合成
【0780】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
100mLの丸底フラスコ中に、(3S)−3−フルオロピロリジン塩酸塩(2.12g、16.88mmol、1.00当量)のエタノール(25mL)溶液を入れた。次いで炭酸ナトリウム(1.78g、16.79mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で30分間撹拌し、濾過した。濾液に(2S)−2−(3−ブロモフェニル)オキシラン(3.35g、16.83mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中還流状態で16時間撹拌し、濃縮乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物2.93g(60%)を薄黄色固体として得た。
【0782】
ステップ(ii)(S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルエタンアミンの合成
【0783】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0784】
100mLの丸底フラスコ中に、(S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エタノール(1.25g、4.34mmol、1.00当量)のジクロロメタン(30mL)溶液を入れた。次いでTEA(1.31g、13.02mmol、3.00当量)を加えた。続いて、MsCl(990mg、8.68mmol、2.00当量)を0℃で滴下添加した。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した。次いで更にTEA(0.88g、8.713mmol、2.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で4時間撹拌した。続いて、CH
3NH
2(水溶液)(4.48g、43.35mmol、9.99当量、30%)を滴下添加した。得られた溶液を室温で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル:石油エーテル(1:2)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより標題化合物1.1g(84%)を薄黄色油状物として得た。
【0785】
ステップ(iii)3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)ベンゾニトリルの合成
【0786】
【化236】
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【0787】
40mLの密封管中に、実施例8における手順と同様の手順に従うことにより得た[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(1.0g、3.32mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液を入れた。次いでZn(CN)
2(387mg、3.31mmol、1.00当量)およびPd(PPh
3)
4(382mg、0.33mmol、0.10当量)を窒素雰囲気下で加えた。得られた溶液を窒素雰囲気下100℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより標題化合物570mg(69%)を灰白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):248(M+1)。
【0788】
(実施例16−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0789】
【化237】
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【0790】
ステップ(i)ベンジル((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0791】
【化238】
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【0792】
500mLの3ツ口丸底フラスコ中に、[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(6.6g、15.96mmol、1.00当量)の酢酸エチル(200mL)溶液を入れた。混合物に炭酸カリウム(2.8g、20.26mmol、1.29当量)の水(40mL)溶液を加えた。これに続いて、0℃で撹拌しながらCbzCl(3.3g、19.34mmol、1.21当量)を30分で滴下添加した。得られた溶液を室温で4時間撹拌した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:50)で溶出した。これによりベンジルN−[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]−N−メチルカルバメート8g(92%)を緑色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):547(M+1)。
【0793】
ステップ(ii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0794】
【化239】
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【0795】
250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]−N−メチルカルバメート(6g、10.96mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(110mL)溶液を入れた。溶液に、窒素ガス下Zn(CN)
2(1.29g、1.00当量)およびPd(PPh
3)
4(1.27g、1.10mmol、0.10当量)を加えた。得られた溶液を油浴中80℃で12時間撹拌した。水100mLを混合物に加えた。得られた溶液をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を水(2×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)で溶出した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノフェニル)エチル]−N−メチルカルバメート4.5g(83%)を無色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):494(M+1)。
【0796】
ステップ(iii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0797】
【化240】
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【0798】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノフェニル)エチル]−N−メチルカルバメート(2.9g、5.87mmol、1.00当量)のエタノール(50mL)溶液を入れた。溶液にNH
2OH・HCl(750mg、14.71mmol、2.50当量)およびトリエチルアミン(1.18g、11.66mmol、2.00当量)を加えた。得られた溶液を80℃で16時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート4.8gを粗製の白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):547(M+1)。
【0799】
ステップ(iv)ベンジル((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0800】
【化241】
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【0801】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(4.8g、9.11mmol、1.00当量)のトルエン(70mL)溶液を入れた。混合物に無水酢酸(4g、4.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解させた。次いでTBAF(7.2g、27.54mmol、5.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で更に36時間撹拌しながら反応させた。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を水250mLで希釈し、得られた溶液をジクロロメタン(5×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−[3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート2.78g(70%)を粗製の黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):437(M+1)。
【0802】
ステップ(v)(S)−1−((S)−2−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0803】
【化242】
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【0804】
50mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−[3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(400mg、0.92mmol、1.00当量)の濃塩化水素水溶液(10mL)溶液を入れた。得られた溶液を油浴中80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。得られた溶液をジクロロメタン(4×20mL)で洗浄し、水層を真空下で濃縮した。残留物をメタノール20mLで希釈した。溶液のpH値をアンモニアで8〜9に調整した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(10/1)で溶出した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール110mg(40%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):303(M+1)。
【0805】
(実施例17−b)
(S)−1−((S)−2−(3−エチニルフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0806】
【化243】
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【0807】
ステップ(i)(S)−1−((S)−2−(3−ブロモフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0808】
【化244】
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【0809】
[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(3g、7.26mmol、1.00当量)のメタノール(25mL)溶液に。これに続いて、0℃で撹拌しながら塩化水素水溶液(水中12N、4g)を滴下添加した。得られた溶液を20℃で1時間撹拌した。溶液のpH値を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で8に調整した。得られた水溶液をDCM:MeOH(10:1,5×20mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた有機層をブライン(2×60mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−(3−ブロモフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール2.8g(粗製物)を粗製の褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):299(M+1)。
【0810】
ステップ(ii)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0811】
【化245】
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【0812】
(3S)−1−[(2S)−2−(3−ブロモフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール(2.8g、9.36mmol、1.00当量)のTEA(15mL)溶液に、窒素下エチニルトリメチルシラン(54mg、0.55mmol、0.03当量)およびCuI(200mg、1.05mmol、0.02当量)を加えた。これに続いて、Pd(PPh
3)
4(9.3mg、0.01mmol)を加えた。得られた溶液を油浴中50℃で40時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1で溶出した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−[2−(トリメチルシリル)エチニル]フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール1.3g(44%)を褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):317(M+1)。
【0813】
ステップ(iii)(S)−1−((S)−2−(3−エチニルフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0814】
【化246】
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【0815】
50mLの丸底フラスコ中に、(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−[2−(トリメチルシリル)エチニル]フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール(1.08g、3.41mmol、1.00当量)のメタノール(15mL)溶液を入れた。これに続いて、0℃で撹拌しながら水中の水酸化カリウム(20%、10mL)を滴下添加した。得られた溶液を20℃で2〜3時間撹拌した。溶液のpH値を塩化水素水溶液(2.5M)で8に調整した。得られた混合物を真空下で濃縮し、水で希釈した。得られた水溶液をジクロロメタン/メタノール(10:1、5×10mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール/TEA(20:1:0.003,容量/容量/容量)を用いる分取TLCにより精製した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−(3−エチニルフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール460mg(55%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):245(M+1)。
【0816】
(実施例18−b)
(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オール
【0817】
【化247】
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【0818】
ステップ(i)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0819】
【化248】
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【0820】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1g、1.90mmol、1.00当量)のピリジン(10mL)溶液を入れた。溶液に(CF
3CO)
2O(1.2g、3.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中110℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(10:1)を用いる分取TLCにより精製した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート0.39g(34%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):605(M+1)。
【0821】
ステップ(ii)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0822】
【化249】
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【0823】
25mLの密封管中に、濃塩化水素水溶液(15mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1.4g、2.32mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴中80℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物(2g)を以下の条件を用いるフラッシュ分取HPLCにより精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、0.5%アンモニア水/アセトニトリル=100:1、30分以内に5%アンモニア水/アセトニトリル=100:45に増加;検出器、UV254nm。これにより(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール0.8g(97%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):357(M+1)。
【0824】
(実施例19−b)
(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(チアゾール−2−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オール
【0825】
【化250】
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【0826】
ステップ(i)ベンジル((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0827】
【化251】
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【0828】
250mLの丸底フラスコ中に、酢酸エチル:水(5:1)(60mL)中の[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(6.2g、15.00mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに氷水浴中5〜10℃で、炭酸カリウム(2.7g、19.54mmol、1.30当量)を添加し、続いてベンジルクロロホルメート(3.1g、18.17mmol、1.21当量)を滴下添加した。得られた溶液を25℃で2時間撹拌し、ブライン50mlで希釈した。得られた水溶液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりベンジルN−[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]−N−メチルカルバメート7.5g(粗製物)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):549(M+1)。
【0829】
ステップ(ii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0830】
【化252】
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【0831】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]−N−メチルカルバメート(2.0g、3.65mmol、1.00当量)の1,4−ジオキサン(100mL)溶液を入れた。次いでKOAc(720mg、7.34mmol、2.01当量)および4,4,5,5−テトラメチル−2−(3,3,4,4−テトラメチルボロラン−1−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(1.85g、7.40mmol、2.03当量)を加えた。続いてPd(dppf)Cl
2(530mg、0.72mmol、0.20当量)を加えた。得られた溶液を窒素雰囲気下油浴中80℃で終夜撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶出した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート1.95g(90%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):595(M+1)。
【0832】
ステップ(iii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(チアゾール−2−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0833】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0834】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、テトラヒドロフラン:水(5:1)(120mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1.9g、3.20mmol、1.00当量)の溶液を入れた。次いで炭酸カリウム(880mg、6.37mmol、1.99当量)および2−ブロモ−1,3−チアゾール(1.05g、6.40mmol、2.00当量)を加えた。続いてPd(PPh
3)
4(740mg、0.64mmol、0.20当量)を加えた。得られた溶液を窒素雰囲気下油浴中80℃で終夜撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート560mg(32%)の黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):552(M+1)。
【0835】
ステップ(iv)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(チアゾール−2−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0836】
【化254】
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【0837】
50mLの密封管中に、メタノール(1mL)および濃塩化水素水溶液(6mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(560mg、1.01mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴中80℃で6時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮し、メタノールで希釈した。メタノール溶液のpH値をアンモニア水(水中30%)で8に調整した。得られた溶液を濃縮し、シリカゲルカラム(ジクロロメタン/メタノール=100/1)により精製した。これにより(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(チアゾール−2−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オール350mgを黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):303(M+1)。
【0838】
(実施例20−b)
(3S)−1−(2−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0839】
【化255】
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【0840】
ステップ(i)ベンジル(1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0841】
【化256】
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【0842】
パージした50ml丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(300mg、0.56mmol、1.00当量)のオルトギ酸トリメチル(8mL)溶液を入れた。続いて、三フッ化ホウ素エチルエーテル(2滴)を加えた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチル40mLで希釈し、得られた溶液を水(3×10mL)および重炭酸ナトリウム(2×10mL)で洗浄した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物を石油エーテル/酢酸エチル=4:1を用いる分取TLCにより精製した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート250mgを黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):537(M+1)。
【0843】
ステップ(ii)(3S)−1−(2−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0844】
【化257】
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【0845】
50mlの密封管中に、濃塩酸水溶液(30mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1.5g、2.79mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を80℃で3時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮した。残留物をDCM(20mL)に溶解させ、Et
3Nで塩基性化した。混合物を真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール1.6g(粗製物)を褐色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):289(M+1)。
【0846】
(実施例21−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0847】
【化258】
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【0848】
ステップ(i)N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミドの合成
【0849】
【化259】
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【0850】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、ジクロロメタン(100mL)中の1H−イミダゾール(3g、44.07mmol、1.16当量)、TEA(4.15g、41.01mmol、1.08当量)の溶液を入れた。これに続いて、0℃で撹拌しながらN,N−ジメチルスルファモイルクロリド(5.46g、38.02mmol、1.00当量)を滴下添加した。得られた溶液を室温で20時間撹拌した。固体を濾別した。濾液を水(3×100mL)およびブライン(1×100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(0〜100/1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりN,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド5.77g(87%)を薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):176(M+1)。
【0851】
ステップ(ii)2−ブロモ−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミドの合成
【0852】
【化260】
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【0853】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド(3.77g、21.52mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を入れた。これに続いて、n−BuLi(9.5mL、1.10当量、2.5N)を−78℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を−78℃で30分間撹拌した。これにテトラブロモメタン(7.86g、23.70mmol、1.10当量)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を−78℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を−78℃で更に30分間撹拌しながら反応させた。得られた溶液を室温で更に2時間撹拌しながら反応させた。次いで反応物を、100mLの水/氷の添加によりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(4×70mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を水(2×70mL)およびブライン(2×70mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(0〜1/1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより2−ブロモ−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド3.47g(63%)を褐色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):254(M+1)。
【0854】
ステップ(iii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0855】
【化261】
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【0856】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの丸底フラスコ中に、ジオキサン/H
2O(60/10mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(2.0g、3.36mmol、1.00当量)、2−ブロモ−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド(1.27g、5.00mmol、1.50当量)、炭酸カリウム(930mg、6.73mmol、2.00当量)、Pd(PPh
3)
4(770mg、0.67mmol、0.20当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴中80℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却した。次いで反応物を、100mLの水/氷の添加によりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(4×50mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン(4×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(0〜1/1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−[1−(ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−2−イル]フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート1.1g(51%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):642(M+1)。
【0857】
ステップ(iv)(S)−1−((S)−2−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0858】
【化262】
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【0859】
100mLの丸底フラスコ中に、濃塩化水素水溶液(30mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−[3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1.1g、2.62mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴中80℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。得られた溶液をジクロロメタン(4×20mL)で洗浄し、水層を真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール800mgを粗製の褐色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):287(M+1)。
【0860】
(実施例22−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0861】
【化263】
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【0862】
ステップ(i)(S)−1−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−N−メチルエタンアミンの合成
【0863】
【化264】
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【0864】
[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(2.5g、6.05mmol、1.00当量)、Pd
2(dba)
3CHCl
3(634mg、0.60mmol、0.10当量)、PPh
3(631mg、2.41mmol、0.40当量)およびCuI(229mg、1.20mmol、0.20当量)のTEA(25mL)溶液に、ブタ−1−イン(1.62g、29.95mmol、4.95当量)を入れた。得られた溶液を50mLの密封管中80℃で60時間撹拌した。溶液を濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(EA:PE=1:5)上に乗せた。これにより[(1S)−1−[3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル]−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン1.4g(60%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):387(M+1)。
【0865】
ステップ(ii)(S)−1−((S)−2−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0866】
【化265】
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【0867】
[(1S)−1−[3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル]−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(1.4g、3.62mmol、1.00当量)のメタノール(60mL)溶液に、濃塩化水素水溶液(10mL)を0℃で加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を飽和NaHCO
3水溶液でpHを7に調整した。混合物を真空下で濃縮した。得られた水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を分取TLC(ジクロロメタン:メタノール:アンモニア=100:10:1)上に乗せた。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール550mg(56%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):273(M+1)。
【0868】
(実施例23−b)
3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド
【0869】
【化266】
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【0870】
100mLの丸底フラスコ中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]安息香酸(2.04g、5.39mmol、1.00当量)、CF
3CH
2NH
2(2.67g、26.97mmol、5.00当量)およびDIEA(2.09g、16.17mmol、3.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液を入れた。溶液にHATU(2.26g、5.94mmol、1.10当量)を加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル100mLで希釈した。得られた混合物を水(3×50mL)、ブライン(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(100:1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド1.2g(48%)を薄褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):460(M+1)。
【0871】
(実施例24−b)
3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミド
【0872】
【化267】
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【0873】
ステップ(i)エチル3−アセチルベンゾエートの合成
【0874】
【化268】
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【0875】
1L丸底フラスコ中に、3−アセチル安息香酸(50g、304.58mmol、1.0当量)のエタノール(500mL)溶液を入れた。これに続いて、0℃で撹拌しながら硫酸(30g、305.88mmol、1.00当量、98%)を滴下添加した。得られた溶液を80℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をH
2O(100mL)に溶解させた。得られた溶液を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を水(2×100mL)、ブライン(2×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりエチル3−アセチルベンゾエート53g(粗製物)を褐色油状物として得た。
【0876】
ステップ(ii)エチル3−(2−ブロモアセチル)ベンゾエートの合成
【0877】
【化269】
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【0878】
1000mLの丸底フラスコ中に、エチル3−アセチルベンゾエート(48g、249.73mmol、1.00当量)のMTBE(600mL)溶液を入れた。溶液に、PTAP(95.9g、255.05mmol、1.02当量)を加えた。得られた溶液を0℃で1.5時間撹拌した。得られた混合物を飽和Na
2S
2O
3水溶液(4×400mL)、水(3×300mL)およびブライン(2×300mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりエチル3−(2−ブロモアセチル)ベンゾエート63.3g(粗製物)を褐色油状物として得た。
【0879】
ステップ(iii)(S)−エチル3−(2−ブロモ−1−ヒドロキシエチル)ベンゾエートの合成
【0880】
【化270】
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【0881】
250mLの丸底フラスコ中に、S−Met−CBS(9.2g、40.53mmol、0.50当量)およびDEA・BH
3(13.2g、80.98mmol、1.00当量)のMTBE(84mL)溶液を入れた。これに続いて、エチル3−(2−ブロモアセチル)ベンゾエート(22g、81.15mmol、1.00当量)のMTBE(20mL)溶液を、40℃で撹拌しながら、1時間で滴下添加した。得られた溶液を25℃で8時間撹拌した。次いで反応物をメタノール44mLおよび塩化水素水溶液(3N)57mLを0℃で加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を水(3×100mL)、ブライン(3×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりエチル3−[(1S)−2−ブロモ−1−ヒドロキシエチル]ベンゾエート19.5g(88%)を黄色油状物として得た。
【0882】
ステップ(iv)(S)−エチル3−(オキシラン−2−イル)ベンゾエートの合成
【0883】
【化271】
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【0884】
250mLの丸底フラスコ中に、エチル3−[(1S)−2−ブロモ−1−ヒドロキシエチル]ベンゾエート(12g、43.94mmol、1.00当量)のエタノール(120mL)溶液を入れた。溶液に炭酸カリウム(12g、86.82mmol、2.00当量)を加えた。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した。得られた溶液を25℃で更に30分間、撹拌しながら反応させた。固体を濾別した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル100mLに溶解させた。得られた混合物を水(3×50mL)、ブライン(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりエチル3−[(2S)−オキシラン−2−イル]ベンゾエート7.3g(粗製物)を褐色油状物として得た。
【0885】
ステップ(v)エチル3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−ヒドロキシエチル)ベンゾエートの合成
【0886】
【化272】
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【0887】
250mLの丸底フラスコ中に、エチル3−[(2S)−オキシラン−2−イル]ベンゾエート(5.9g、30.70mmol、1.00当量)のエタノール(60mL)溶液を入れた。溶液に(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン(7.5g、37.24mmol、1.20当量)を加えた。得られた溶液を油浴中70℃で15時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル80mLに溶解させた。得られた混合物を0.5N塩化水素水溶液(2×50mL)、水(3×30mL)およびブライン(3×30mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりエチル3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−ヒドロキシエチル]ベンゾエート7.0g(粗製物)を褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):394(M+1)。
【0888】
ステップ(vi)エチル3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)ベンゾエートの合成
【0889】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0890】
250mLの丸底フラスコ中に、エチル3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−ヒドロキシエチル]ベンゾエート(7.0g、17.78mmol、1.00当量)およびTEA(9.1g、89.93mmol、5.00当量)のジクロロメタン(70mL)溶液を入れた。溶液にMsCl(6.2g、3.00当量)を0℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、25℃で1時間撹拌した。次いでメタンアミン(37.2g、1.20mol、20.00当量)を加えた。得られた溶液を30℃で20時間撹拌した。得られた溶液をDCM(100mL)で希釈した。得られた混合物を水(3×50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりエチル3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]ベンゾエート8.1g(粗製物)を褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):407(M+1)。
【0891】
ステップ(vii)3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)安息香酸の合成
【0892】
【化274】
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【0893】
100mLの丸底フラスコ中に、メタノール/H
2O(5/1)(12mL)中のエチル3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]ベンゾエート(2.2g、5.41mmol、1.00当量)の溶液を入れた。溶液にLiOH・H
2O(1.14g、27.17mmol、5.00当量)を加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]安息香酸2.56g(粗製物)を黄色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):379(M+1)。
【0894】
ステップ(viii)3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミドの合成
【0895】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
100mLの丸底フラスコ中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]安息香酸(93.1mg、0.25mmol、1.00当量)、NHMe
2・HCl(40mg、0.49mmol、2.00当量)およびDIEA(95mg、0.74mmol、3.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液を入れた。溶液にHATU(140mg、0.37mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル50mLで希釈し、有機層をブライン(4×50ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。これにより3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]−N,N−ジメチルベンズアミド101.7mg(粗製物)を褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):406(M+1)。
【0897】
(実施例25−b)
(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オール
【0898】
【化276】
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【0899】
ステップ(i)3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)ベンゾニトリルの合成
【0900】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【0901】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、[(1S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル](メチル)アミン(20g、48.36mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液を入れた。溶液にZn(CN)
2(7.1g、60.68mmol、1.25当量)およびPd(PPh
3)
4(5.6g、4.84mmol、0.10当量)を加えた。得られた溶液を油浴中100℃で終夜撹拌した。次いで反応物を水50mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(5×10mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を水(2×150mL)およびブライン(3×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(30:1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]ベンゾニトリル13g(76%)を薄黄色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):360(M+1)。
【0902】
ステップ(ii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0903】
【化278】
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【0904】
100mLの丸底フラスコ中に、酢酸エチル/水(50/10mL)中の3−(2−[3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル)ベンゾニトリル(7g、19.47mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに続いて、水/氷浴中で0℃にて撹拌しながら炭酸カリウム(3.5g、25.32mmol、1.30当量)を少しずつ加えた。得られた溶液を水/氷浴中0℃で20分間撹拌した。次いでベンジルカルボノクロリデート(benzyl carbonchloridate)(4g、23.45mmol、1.20当量)を水/氷浴中0℃で滴下添加した。次いでこれを20℃まで加温し、20℃で3時間撹拌した。反応が終了し、得られた溶液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)で溶出した。これによりベンジルN−(2−[3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノフェニル)エチル)−N−メチルカルバメート4g(42%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):494(M+1)。
【0905】
ステップ(iii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0906】
【化279】
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【0907】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−(2−[3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノフェニル)エチル)−N−メチルカルバメート(3.4g、6.89mmol、1.00当量)のエタノール(50mL)溶液を入れた。溶液にNH
2OH HCl(1.2g、2.50当量)およびトリエチルアミン(1.4g、13.84mmol、2.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中80℃で12時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これによりベンジルN−(2−[3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル)−N−メチルカルバメート5.1g(粗製物)を固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):527(M+1)。
【0908】
ステップ(iv)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0909】
【化280】
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【0910】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−(2−[3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル)−N−メチルカルバメート(2g、3.80mmol、1.00当量)のピリジン(20mL)溶液を入れた。溶液に(CF
3CO)
2O(2.4g、11.4mmol、3.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中110℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を分取TLC上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(10:1)を用いた。これにより1−[2−(メチルアミノ)−2−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール1.6g(粗製物)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):605(M+1)。
【0911】
ステップ(v)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0912】
【化281】
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【0913】
50mLの密封管中に、ベンジルN−[(1S)−2−[3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1.6g、2.56mmol、1.00当量)のメタノール(50mL)溶液を入れた。溶液に濃塩化水素水溶液(8mL)を加えた。得られた溶液を油浴中80℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより1−[2−(メチルアミノ)−2−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール800mg(87%)を油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):357(M+1)。
【0914】
(実施例26−b)
N,N−ジエチル−2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(メチルアミノ)エチル)フェノキシ)アセトアミド
【0915】
【化282】
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【0916】
100mLの丸底フラスコ中に、2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]フェノキシ]酢酸(432mg、1.47mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液を入れた。溶液にDIEA(569mg、4.40mmol、3.00当量)、NEt
3(537mg、7.36mmol、5.00当量)およびHATU(615mg、1.62mmol、1.10当量)を加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(20:1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりN,N−ジエチル−2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]フェノキシ]アセトアミド580mgを薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):350(M+1)。
【0917】
(実施例27−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0918】
【化283】
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【0919】
ステップ(i)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0920】
【化284】
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【0921】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(2.3g、4.37mmol、1.00当量)のピリジン(30mL)溶液を入れた。溶液にプロパノイルプロパノエート(1.7g、13.06mmol、3.00当量)を加えた。得られた溶液を110℃で終夜撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(0/100〜1/30)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート1.2g(49%)を橙色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):565(M+1)。
【0922】
ステップ(ii)(S)−1−((S)−2−(3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0923】
【化285】
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【0924】
10mLの丸底フラスコ中に、濃塩化水素水溶液(2mL)中の[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]エチル](メチル)アミン(230mg、0.53mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール170mg(粗製物)を黒色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):317(M+1)。
【0925】
(実施例28−b)
(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(4−メチルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オール
【0926】
【化286】
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【0927】
ステップ(i)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(4−メチルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0928】
【化287】
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【0929】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの丸底フラスコ中に、1,4−ジオキサン:H
2O(10/2mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(800mg、1.35mmol、1.00当量)の溶液を入れた。溶液に2−ブロモ−4−メチル−1,3−チアゾール(358mg、2.01mmol、1.50当量)、炭酸カリウム(376mg、2.72mmol、2.00当量)およびPd(PPh
3)
4(316mg、0.27mmol、0.20当量)を加えた。得られた溶液を80℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート0.32g(42%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):566(M+1)。
【0930】
ステップ(ii)(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−(3−(4−メチルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0931】
【化288】
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【0932】
25mLの丸底フラスコ中に、濃HCl水溶液(5mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(160mg、0.28mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール150mg(粗製物)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):318(M+1)。
【0933】
(実施例29−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0934】
【化289】
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【0935】
ステップ(i)2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾールの合成
【0936】
【化290】
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【0937】
250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、HBr(20ml、10.00当量、40%)を加えた。5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(2g、17.37mmol、1.00当量)、水(20ml)およびCuBr(250mg、0.10当量)を順次加えた。亜硝酸ナトリウム(1.2g、17.39mmol、1.00当量)の水(50ml)溶液を、0℃で撹拌しながら、30分で滴下添加した。反応物を25℃で更に30分間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を重炭酸ナトリウム水溶液(2×40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール2.2g(71%)を黄色固体として得た。
【0938】
ステップ(ii)tert−ブチル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0939】
【化291】
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【0940】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの3ツ口丸底フラスコ中に、N,N−ジメチルホルムアミド(3ml)、tert−ブチル(1R)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチルN−メチルカルバメート(300mg、0.53mmol、1.00当量)、2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール(105.48mg、0.59mmol、1.10当量)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(30mg、0.03mmol、0.05当量)、リン酸カリウム(228mg、1.07mmol、2.01当量)を加えた。得られた溶液を80℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(10;1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりtert−ブチル(1R)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル]エチルN−メチルカルバメート120mg(42%)を薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):533(M+1)。
【0941】
ステップ(iii)(S)−1−((S)−2−(3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0942】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【0943】
50mLの丸底フラスコ中に、濃塩化水素水溶液(1.2ml)およびtert−ブチル(1R)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル]エチルN−メチルカルバメート(120mg、0.22mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を40℃で30分間撹拌した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウムで8〜9に調整した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール72mg(粗製物)を黄色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):319(M+1)。
【0944】
(実施例30−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0945】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【0946】
ステップ(i)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(ヒドラジンカルボニル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0947】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【0948】
500mLの丸底フラスコ中に、エチル3−[(1S)−1−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](メチル)アミノ]−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]ベンゾエート(5.6g、10.36mmol、1.00当量)のエタノール(100mL)溶液を入れた。溶液にヒドラジン(16.3g、508.66mmol、25.00当量)を加えた。得られた溶液を油浴中80℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を酢酸エチル100mLで希釈した。得られた混合物を水(3×50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(ヒドラジンカルボニル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート6.0g(粗製物)を薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):527(M+1)。
【0949】
ステップ(ii)ベンジル((S)−1−(3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0950】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【0951】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(ヒドラジンカルボニル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(1.0g、1.90mmol、1.00当量)のCH(OCH
3)
3(15mL)溶液を入れた。得られた溶液を油浴中100℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。ジクロロメタン:MeOH(100:0〜100:1)を用いるシリカゲルカラムにより精製して、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート0.8g(79%)を薄褐色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):537(M+1)。
【0952】
ステップ(iii)(S)−1−((S)−2−(3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0953】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
100mLの丸底フラスコ中に、ベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(612mg、1.14mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を入れた。混合物にTBAF(2mL、2.28mmol、2.00当量、THF中1M)を加えた。得られた溶液を25℃で4時間撹拌し、次いで酢酸エチル20mLで希釈した。得られた溶液を水(2×10mL)およびブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を分取TLC(ジクロロメタン:メタノール=18:1)により精製して、生成物244mgを得た。生成物(244mg)のMeOH(10mL)溶液を、20%Pd/C(40mg)の存在下25℃で12時間水素化した。混合物を濾過(セライトを通して)し、メタノールで洗浄した。溶媒を蒸発させて、(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール168mg(51%)を薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):289(M+1)。
【0955】
(実施例31−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0956】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
ステップ(i)1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾールの合成
【0958】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0959】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの丸底フラスコ中に、1H−イミダゾール(3g、44.07mmol、1.00当量)および水酸化カリウム(11.8g、210.30mmol、5.00当量)のアセトン(100mL)溶液を入れた。得られた溶液を25℃で30分間撹拌した。これに続いて、(ブロモメチル)シクロプロパン(6.9mL、1.10当量)を、25℃で撹拌しながら、滴下添加した。得られた溶液を25℃で更に30分間撹拌しながら反応させた。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液をジクロロメタン/H
2O(100/100mL)で希釈した。溶液のpH値を濃HCl水溶液(12mol/L)で2〜4に調整した。水層を分離し、pH値を水酸化ナトリウム水溶液により9〜10に調整した。得られた溶液をジクロロメタン(2×150mL)で抽出し、有機層を合わせた。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を石油エーテル/酢酸エチル(1:2)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール3.19g(59%)を黄色油状物として得た。
【0960】
ステップ(ii)1−(シクロプロピルメチル)−2−ヨード−1H−イミダゾールの合成
【0961】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの丸底フラスコ中に、1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール(3.19g、26.11mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を入れた。これに続いて、n−BuLi(11.4mL、1.10当量)を−78℃で加えた。得られた溶液を−78℃で1時間撹拌した。これにI
2(6.6g、26.09mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を−78℃で撹拌しながら加えた。得られた溶液を25℃で更に1時間撹拌しながら反応させた。次いで反応物を飽和NH
4Cl水溶液10mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル(2×100mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を水(2×100mL)およびブライン(2×100mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:7)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより1−(シクロプロピルメチル)−2−ヨード−1H−イミダゾール5g(77%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):249(M+1)。
【0963】
ステップ(iii)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0964】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【0965】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの丸底フラスコ中に、1,4−ジオキサン/H
2O(30/3mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(500mg、0.84mmol、1.00当量)の溶液を入れた。溶液に1−(シクロプロピルメチル)−2−ヨード−1H−イミダゾール(230mg、0.93mmol、1.10当量)、Pd(dppf)Cl
2(62mg、0.08mmol、0.10当量)、カリウムtert−ブトキシド(188mg、1.68mmol、2.00当量)およびXphos(80mg、0.17mmol、0.20当量)を加えた。得られた溶液を90℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を分取TLCにより精製した。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−[1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート270mg(55%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):589(M+1)。
【0966】
ステップ(iv)(S)−1−((S)−2−(3−(1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0967】
【化301】
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【0968】
50mLの丸底フラスコ中に、濃HCl水溶液(5mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−[1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(270mg、0.46mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−[1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール200mg(粗製物)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):341(M+1)。
【0969】
(実施例32−b)
(S)−1−((S)−2−(3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール
【0970】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0971】
ステップ(i)ベンジル((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)エチル)(メチル)カルバメートの合成
【0972】
【化303】
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【0973】
50mLの丸底フラスコ中に、トルエン(10mL)中のエチル3−[(1S)−1−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](メチル)アミノ]−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]エチル]ベンゾエート(1.0g、1.85mmol、1.00当量)の溶液を入れた。溶液に(E)−N−ヒドロキシエテンイミドアミド((E)−N_ydroxyethenimidamide)(2.74g、36.99mmol、20.00当量)、炭酸カリウム(1.27g、9.19mmol、4.97当量)および4−ジメチルアミノピリジン(23mg、0.19mmol、0.10当量)を加えた。得られた溶液を油浴中110℃で24時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル20mLに溶解させた。得られた混合物を水(2×10mL)およびブライン(2×10mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:5)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これによりベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート0.796g(78%)を黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):551(M+1)。
【0974】
ステップ(ii)(S)−1−((S)−2−(3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オールの合成
【0975】
【化304】
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【0976】
25mLの丸底フラスコ中に、濃HCl水溶液(3mL)中のベンジルN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]エチル]−N−メチルカルバメート(400mg、0.73mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴中70℃で1時間撹拌した。得られた溶液を水20mLで希釈した。得られた混合物をDCM(3×10mL)で洗浄し、真空下で濃縮した。これにより(3S)−1−[(2S)−2−[3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール198mg(粗製物)を薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):303(M+1)。
【0977】
(実施例33−b)
(S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−N−エチル−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタンアミン
【0978】
【化305】
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【0979】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した250mLの3ツ口丸底フラスコ中に、(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オール(5g、12.33mmol、1.00当量)のジクロロメタン(140mL)溶液を入れた。これに続いて、TEA(6.2g、61.27mmol、5.00当量)およびMsCl(4.2g、36.84mmol、3.00当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物に、エタンアミン(7.9g、175.23mmol、10.00当量)を0〜5℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を25℃で18時間撹拌した。得られた混合物を水(3×50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:4)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル](エチル)アミン4g(75%)を薄黄色油状物として得た。
LC−MS(ES,m/z):433.3(M+1)。
【0980】
表2に示す通りの式(b)のアミン中間体の更なる実施例は、適切な出発物質を用いて、上記手順と実質的に同様の手順に従うことにより調製され得る。
【0981】
【表2-1】
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【0982】
【表2-2】
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【0983】
表3に示す通りの式(b)のアミン中間体の更なる実施例は、適切な出発物質を用いて、上記手順と実質的に同様の手順に従うことにより調製され得る。
【0984】
【表3-1】
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【0985】
【表3-2】
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【0986】
【表3-3】
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【0987】
上記手順と実質的に同様の手順により調製され得る、式(b)のアミン中間体の更なる実施例は、以下を含む。
【0988】
【化306】
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【0989】
以下は一般式(I)の化合物の非限定的実施例である。
【0990】
(実施例1)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【0991】
【化307】
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【0992】
2−(2−オキソインドリン−6−イル)酢酸(4g、20.9mmol)のジクロロメタン溶液に、室温でDCM(30mL)中のジシクロヘキサンカルボジイミド(4.2g、20.9mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.7g、20.9mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。この混合物に(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル)ピロリジン−3−オール(4.5g、20.9mmol)を加え、内容物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液をDCM(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3溶液(50mL)、ブライン溶液(2×50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して粗製物を得た。粗製物をDCM中10%MeOHを用いるシリカゲル(230〜400メッシュ)上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物をクリーム色固体(3g)として得た。
融点:166〜168℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.43 (s, 1H), 7.42−7.26 (m, 5H), 7.18 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.89−6.81 (m, 2H), 5.93 (d, J=5.4Hz, 1H), 4.96 (s, 1H), 4.26 (s, 1H), 3.88−3.84 (m, 1H), 3.74−3.70 (m, 1H), 3.49 (s, 2H), 3.14 (s, 1H), 2.92−2.76 (m, 6H), 2.45−2.40 (m, 2H), 2.06−1.98 (m, 1H), 1.58 (s, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3325, 2938, 2793, 2769, 1713, 1618, 1462, 1383; MS(ESI):m/z 394.0(M+1)。
【0993】
(実施例2)
N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)アセトアミド
【0994】
【化308】
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【0995】
8mLの丸底フラスコ中に、2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)酢酸(50mg、0.24mmol、1.00当量)、(3S)−1−[(2S)−2−アミノ−2−フェニルエチル]ピロリジン−3−オール(52.2mg、0.25mmol、1.05当量)、EDCI(48.7mg、0.25mmol、1.05当量)、HOBT(34.2mg、0.25mmol、1.05当量)、DIEA(46.7mg、0.36mmol、1.50当量)およびテトラヒドロフラン(3mL)を入れた。得られた溶液を28℃で終夜撹拌した。粗生成物(100mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより直接精製した(Waters):カラム、Xbridge分取C18、5μm、19×150mm;移動相、0.03%NH
3H
2OおよびCH
3CN(15.0%CH
3CNから8分で34.0%まで増加、2分で100.0%まで増加、2分で15.0%まで低下)を含む水;検出器、UV254&220nm。これによりN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)アセトアミド61.4mg(64%)を白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:396(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 10.7 (s, 1H), 8.46 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.29 (m, 4H), 7.22 (m, 1H), 6.81−6.86 (m, 3H), 4.75−4.88 (br, 2H), 4.51 (s, 2H), 4.15 (br, 1H), 3.29−3.42 (m, 4H), 2.32−2.72 (m, 4H), 1.95 (m, 1H), 1.51 (m, 1H)。
【0996】
(実施例3)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【0997】
【化309】
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【0998】
テトラヒドロフラン/DMF(1mL/1mL)中の2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)酢酸(50mg、0.24mmol、1.00当量)、EDCI(49.4mg、0.26mmol)およびHOBt(34.7mg、0.26mmol、1.05当量)の溶液を、室温で30分間撹拌した。次いでこれに(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル]ピロリジン−3−オール(56.6mg、0.26mmol、1.05当量)を加えた。得られた溶液を25℃で更に3.0時間反応させた。溶液を真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(1#−Pre−HPLC−016(Waters)):カラム、Xbridge分取C18、5μm、19×150mm;移動相、0.03%NH
3H
2OおよびCH
3CN(10.0%CH
3CNから15分で34.0%まで増加、2分で100.0%まで増加、1分で10.0%まで低下)を含む水;検出器、UV254&220nm。これによりN−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド(45mg)を白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z)407(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 12.43 (s, 1H) , 8.14 (s, 1H), 7.74 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.38−7.22 (m,7H), 5.88 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.99−3.82 (m, 2H), 2.75−2.60 (m, 4H), 2.75 (s, 3H), 1.95−1.93 (m, 1H), 1.55 (s, 1H)。
【0999】
(実施例4)
(S)−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1000】
【化310】
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【1001】
8mLのバイアル中に、テトラヒドロフラン(1mL)中の2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)酢酸(40mg、0.19mmol、1.00当量、スキーム6にて得たもの)、(1S)−1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−アミン(36mg、0.19mmol、0.99当量)、EDCI(40mg、0.21mmol、1.09当量)およびHOBt(28mg、0.21mmol、1.08当量)の溶液を入れた。得られた溶液を25℃で終夜撹拌した。次いで反応物を飽和NaHCO
3水溶液1mLを加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル8×2mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、これを分取TLC(MeOH/DCM=1/20)により精製した。これにより標題化合物30mgを白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z)382(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.823 (1H, s), 8.527 (1H, d, J=8.1Hz), 7.457 (1H, d, J=8.4Hz), 7.380−7.120 (5H, m), 7.036 (2H, d, J=5.1Hz), 4.955−4.875 (1H, m), 3.550−3.440 (2H, m), 2.880−2.690 (1H, m), 2.680−2.550 (5H, m), 1.770−1.5 (4H, m)。
【1002】
(実施例5)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミドの合成
【1003】
【化311】
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【1004】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した5mLの密封管中に、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の2−(1,1,3−トリオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1−[6],4−ベンゾチアジン−6−イル)酢酸(50mg、0.20mmol、1.00当量)、EDCI(41.4mg、0.22mmol、1.10当量)、HOBt(29.1mg、0.22mmol、1.10当量)、トリエチルアミン(20.8mg、0.21mmol、1.05当量)の溶液を入れた。次いで(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール−2,2,2−トリフルオロアセテート(82.6mg、0.21mmol、1.05当量)を0℃で加えた。得られた溶液を25℃で2.0時間撹拌した。得られた溶液をジクロロメタン30mLで希釈し、重炭酸ナトリウム1×10mLで洗浄した。水溶液をジクロロメタン3×30mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。粗生成物(70mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、分取C18 5μm;19×150mm;移動相、0.03%NH
3・H
2OおよびCH
3CN;比:15%〜60%;時間;10分;検出器、UV254nm。これにより標題化合物25.7mg(24%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):542(M+1);
1H−NMR: (DMSO) δ 11.23 (d, J=10.5Hz, 1H), 7.78−7.73 (m, 1H), 7.54−7.48 (m, 1H),7.37−7.28 (m, 3H), 7.22−7.17 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.75−4.71 (m, 3H), 4.20 (s, 1H), 4.05−3.83 ( m, 2H), 2.91−2.64 (m, 6H), 2.50−2.42 (m, 1H), 1.98−1.94 (m, 1H), 1.58−1.49 (m, 1H)。
【1005】
(実施例6)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1006】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1007】
ステップ(i)N−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミドの合成
【1008】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【1009】
10mLの密封管中に、2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(76.5mg、0.30mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を入れた。次いでEDCI(63.4mg、0.33mmol、1.10当量)、HOBt(44.6mg、0.33mmol、1.10当量)、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]ベンゾニトリル(118.8mg、0.33mmol、1.10当量)を0℃で加えた。得られた溶液を25℃で2.0時間撹拌した。得られた溶液をジクロロメタン50mLで希釈した。得られた混合物を重炭酸ナトリウム1×10mLで洗浄した。水溶液をジクロロメタン2×50mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を更には精製せずに次のステップに使用した。
【1010】
ステップ(ii)N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミドの合成
【1011】
【化314】
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【1012】
50mLの丸底フラスコ中に、N−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド(30mg、0.05mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を入れた。次いでTBAF(39.4mg、0.15mmol、3.00当量)を加えた。得られた溶液を25℃で3.0時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。粗生成物(150mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、分取C18 5μm;19×150mm;移動相、0.05%NH
5OおよびCH
3CN;比:10%〜50%;時間;0〜10分;検出器、UV254nm。これにより標題化合物17.2mg(71%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):483(M+1);
1H−NMR: (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.23 (s, 1H), 7.85−7.76 (m, 3H), 7.67−7.65 (m, 1H), 7.59−7.55 (m, 1H), 7.21−7.19 ( m, 1H), 5.82−5.80 (m, 1H), 4.73−4.70 ( m, 3H), 4.18 (s, 1H), 4.02−3.87 ( m, 2H), 2.98−2.81 (m, 4H), 2.79−2.60 (m, 3H), 2.49−2.32 (m, 2H), 2.02−1.89 (m, 1H), 1.58−1.50 (m, 1H)。
【1013】
(実施例7)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミドの合成
【1014】
【化315】
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【1015】
10mLの丸底フラスコ中に、2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)酢酸(実施例21−a、20mg、0.09mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル]ピロリジン−3−オール(20mg、0.09mmol、1.01当量)、EDCI(17.2mg、0.09mmol、1.00当量)およびHOBT(12mg、0.09mmol、0.99当量)を入れた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌し、水1mLで希釈し、ジクロロメタン6×5mLで抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮した。粗生成物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(Waters):カラム、Xbridge分取C18、5μm、19×150mm;移動相、0.03%NH
3H
2OおよびCH
3CN(10.0%CH
3CNから15分で34.0%まで増加、2分で100.0%まで増加、1分で10.0%まで低下)を含む水;検出器、UV254&220nm。これにより標題化合物23mgを白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):426(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6,300MHz) δ 1.5 (1H, s), 1.9 (1H, M), 2.5 (2H, m), 2.6 (8H, m), 3.6 (2H, m), 4.1 (1H, s), 4.5 (1H, s), 5.8 (1H, m), 6.8 (2H, m), 7.3 (6H, m), 10.5 (1H, s)。
【1016】
(実施例8)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1017】
【化316】
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【1018】
10mLの丸底フラスコ中に、2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル)酢酸(30mg、0.12mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(1ML)溶液、EDCI(26.3mg、0.14mmol、1.10当量)、HOBt(18.5mg、0.14mmol、1.10当量)、DIEA(24.1mg、0.19mmol、1.50当量)および(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル]ピロリジン−3−オール(30.1mg、0.14mmol、1.10当量)を入れた。得られた溶液を25℃で終夜撹拌した。生成した沈殿物を濾取し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥器中で減圧乾燥した。これにより標題化合物16.5mgを白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z)444(M+1);
1H−NMR: (DMSO−d
6, 300MHz)δ 9.864 (s, 1H), 9.355 (s, 1H), 7.236−7.967 (m,8H), 6.146−6.178 (m, 1H), 5.461−5.548 (m, 1H), 3.866−4.079 (m, 3H), 3.686−3.606 (m, 3H), 3.606 (m, 1H), 2.894 (m, 3H), 2.273 (m, 1H), 1.764−2.082 (m, 2H)。
【1019】
(実施例9)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1020】
【化317】
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【1021】
10mLの密封管中に、2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸(34mg、0.15mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を入れた。次いでEDCI(32mg、0.17mmol、1.10当量)、HOBt(22mg、0.16mmol、1.10当量)、トリエチルアミン(16mg、0.16mmol、1.05当量)および(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸(62mg、0.15mmol、1.00当量)を0℃で加えた。得られた溶液を25℃で2.0時間撹拌した。得られた溶液をジクロロメタン20mLで希釈し、重炭酸ナトリウム1×10mLで洗浄した。水溶液をジクロロメタン2×30mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。粗生成物(70mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、分取C18 5μm;19×150mm;移動相、0.03%NH
3・H
2OおよびCH
3CN;比:10%〜29%;時間;0〜9分;検出器、UV254nm。これにより標題化合物31.6mg(40%)を灰白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z):498(M+1);
1H−NMR: (300MHz, DMSO−d
6) δ10.44−10.36 (m, 1H), 7.63−7.47 (m, 4H), 7.21−7.18 (m, 1H), 6.85−83 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.91−5.86 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.19 (s, 1H), 3.85−3.68 (m, 2H), 3.11−3.07 (m, 1H), 2.94−2.80 (m, 2H), 2.65−2.62 (m, 4H), 2.59 (s, 1H), 2.42−2.38 (m, 1H), 1.98−1.91 (m, 1H), 1.57−1.52 (m, 1H)。
【1022】
(実施例10)
5−(2−(((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)(メチル)アミノ)−2−オキソエチル)−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−1−イウム2,2−ジオキシド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1023】
【化318】
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【1024】
20mLの丸底フラスコ中に、2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)酢酸(80mg、0.35mmol、1.00当量)、HOBt(50mg、0.37mmol、1.05当量)、EDCI(74mg、0.39mmol、1.05当量)および(S)−1−((S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル)ピロリジン−3−オール(74mg、0.34mmol、1.10当量)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を入れた。得られた溶液を25℃で6時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(1#−Pre−HPLC−016(Waters)):カラム、Xbridge分取C18、5μm、19×150mm;移動相、0.05%TFAおよびCH
3CN(10.0%CH
3CNから15分で30%まで増加、2分で100.0%まで増加、1分で10.0%まで低下)を含む水;検出器、UV254&220nm。標題化合物16.6mg(11%)を白色固体として得た。
LC−MS:(ES,m/z)430(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 300MHz) δ 7.373−7.449 (m, 3H), 7.184−7.283 (m, 4H), 6.823−6.849 (m, 1H), 6.252−6.299 (m, 1H), 4.585 (s, 1H), 4.399 (s, 2H), 3.738−3.883 (m, 6H), 3.400−3.576 (m, 2H), 2.787 (s, 3H), 1.800−2.400 (br, 2H)。
【1025】
(実施例11)
N−((S)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1026】
【化319】
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【1027】
ステップ(i)N−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミドの合成
【1028】
【化320】
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【1029】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mLの3ツ口丸底フラスコ中に、2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(482mg、1.89mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)溶液を入れた。次いでEDCI(397mg、2.07mmol、1.10当量)およびHOBt(279mg、2.06mmol、1.10当量)を0〜5℃で加えた。得られた溶液を0℃で20分間撹拌した。これに[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル](メチル)アミン(754mg、1.88mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を0〜5℃で加えた。得られた溶液を0〜25℃で2時間撹拌した。次いで反応物を水を加えることによりクエンチした。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を重炭酸ナトリウム(水溶液)およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(60/1〜40/1)で溶出した。これにより標題化合物1.16g(96%)を黄色固体として得た。
【1030】
ステップ(ii)N−((S)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1031】
【化321】
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【1032】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した100mL中に、テトラヒドロフラン(8mL)中の、上記ステップにて得られたN−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド(553mg、0.87mmol、1.00当量)、TBAF・3H
2O(549mg、2.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を25℃で5時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。粗生成物(300mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(Bridge):カラム、RPC18 5μm;19×150mm;移動相、0.03%NH
3・H
2OおよびCH
3CN;比:20%〜52%;時間;0〜10分;検出器、UV254nm。これにより標題化合物151mg(34%)を白色固体として得た。
LC−MS(ES,m/z):524(M+1);
1H−NMR (CD
3OD, 300MHz) δ 7.84 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.42−7.38 (m, 1H), 7.27 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.22−7.20 (m, 2H), 7.18−7.10 (m, 2H), 6.83 (t, J=74.0Hz , 1H), 6.05−6.01 (m, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.83 (s, 1H), 4.38−4.34 (m, 1H), 4.06−3.99 (m, 1H), 3.91−3.87 (m, 1H), 3.10−2.94 (m, 2H), 2.86 (s, 3H), 2.84−2.78 (m, 1H), 2.61−2.52 (m, 2H), 2.17−2.12 (m, 1H), 1.75−1.71 (m, 1H)。
【1033】
(実施例12)
2−(3,3−ジフルオロ−2−オキソインドリン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1034】
【化322】
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【1035】
ステップ(i)2−(3,3−ジフルオロ−1−(4−メトキシベンジル)−2−オキソインドリン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミドの合成
【1036】
【化323】
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【1037】
8mLの密封管中に、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]酢酸(280mg、0.81mmol、1.00当量)を入れた。これに続いて、EDCI(310mg、1.62mmol、2.01当量)およびHOBt(163mg、1.21mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した。次いで(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−フェニルエチル]ピロリジン−3−オール(178mg、0.81mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア(50:1:1)で溶出した。これにより2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]−N−メチルアセトアミド330mg(74%)を褐色油状物として得た。
【1038】
ステップ(ii)2−(3,3−ジフルオロ−2−オキソインドリン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミドの合成
【1039】
【化324】
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【1040】
50mLの丸底フラスコ中に、CH
3CN(8mL)中の2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]−N−メチルアセトアミド(300mg、0.55mmol、1.00当量)を入れた。次いで(NH
4)
2Ce(NO
3)
6(900mg、1.64mmol、3.01当量)の水(4mL)溶液を加えた。得られた溶液を30℃で1時間撹拌した。得られた固体を濾別し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(100/1)で溶出した。これにより2−(3,3−ジフルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]−N−メチルアセトアミド13mg(6%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):430(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 11.18 (s, 1H), 7.58 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.40−7.20 (m, 5H), 7.05 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.00−6.85 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 5.20−4.60 (m, 1H), 4.18 (s, 1H), 3.95 (d, J=14.7Hz, 1H), 3.75 (d, J=15.9Hz, 1H), 3.15−3.00 (m, 1H), 3.00−2.90 (m, 1H), 2.90−2.78 (m, 1H), 2.78−2.60 (m, 4H), 2.50−2.30 (m, 2H), 2.05−1.85 (m, 1H), 1.50 (bs, 1H); F−NMR: (DMSO−d
6, 300MHz): −110 (s, 2F)。
【1041】
(実施例13)
2−(3,3−ジフルオロ−2−オキソインドリン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミド
【1042】
【化325】
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【1043】
ステップ(i)2−(3,3−ジフルオロ−1−(4−メトキシベンジル)−2−オキソインドリン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミドの合成
【1044】
【化326】
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【1045】
2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]酢酸(300mg、0.86mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液中に、EDCI(332mg、1.73mmol、2.01当量)、HOBt(175mg、1.30mmol、1.50当量)を加えた。10分間撹拌した後、(3S)−1−[(2S)−2−アミノ−2−フェニルエチル]ピロリジン−3−オール(190mg、0.92mmol、1.07当量)を加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール=50:1を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]アセトアミド370mg(80%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):536(M+1)。
【1046】
ステップ(ii)2−(3,3−ジフルオロ−2−オキソインドリン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミドの合成
【1047】
【化327】
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【1048】
CH
3CN(8mL)/水(4mL)中の2−[3,3−ジフルオロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]アセトアミド(370mg、0.69mmol、1.00当量)の溶液中に、(NH
4)
2Ce(NO
3)
6(1.14g、2.08mmol、3.01当量)を加えた。得られた溶液を30℃で1時間撹拌した。得られた固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(100/1)を用いるシリカゲルカラム上に乗せた。これにより2−(3,3−ジフルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−N−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−フェニルエチル]アセトアミド14.1mg(5%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):416(M+1);
1H−NMR (DMSO−d6, 300MHz) δ 11.17 (s, 1H), 8.58 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.54 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.48−7.18 (m, 5H), 7.05 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.89 (s, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.63−3.42 (dd, J=14.4, 21.5Hz, 2H), 2.84−2.59 (m, 3H), 2.46−2.30 (m, 2H), 2.05−1.85 (m, 1H), 1.50 (bs, 1H); F−NMR− (DMSO−d6, 300MHz): −110 (s, 2F)。
【1049】
(実施例14)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−エチル−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)アセトアミド
【1050】
【化328】
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【1051】
ステップ(i)N−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−エチルアセトアミドの合成
【1052】
【化329】
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【1053】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの丸底フラスコ中に、2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(62.0mg、0.24mmol、1.05当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を入れた。次いでEDCI(67mg、0.35mmol、1.51当量)およびHOBt(46mg、0.34mmol、1.47当量)を0℃で加えた。5分間撹拌した後、[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル](エチル)アミン(100mg、0.23mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル60mLで希釈した。得られた混合物を水(3×20mL)、ブライン(2×20mL)、10%アンモニア水溶液(4×20mL)およびブライン(3×20mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより標題化合物143mg(粗製物)を薄黄色固体として得た。MS(ES,m/z):670(M+1)。
【1054】
ステップ(ii)2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−エチル−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)アセトアミドの合成
【1055】
【化330】
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【1056】
50mLの丸底フラスコ中に、N−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−エチルアセトアミド(459mg、0.69mmol、1.00当量)のメタノール(15mL)溶液を入れた。これに続いて、0℃で撹拌しながら濃HCl水溶液(1.5mL)を滴下添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液をH
2O(50mL)で希釈した。溶液のpH値を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で7〜8に調整した。得られた溶液をジクロロメタン(5×20mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いるフラッシュ分取HPLCにより精製した(IntelFlash−1):カラム、C18;移動相、5分でH
2O:MeCN=100:0、次いで40分以内にH
2O:MeCN=50:50に増加;検出器、UV254nm。これにより2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−エチル−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)アセトアミド25mgを白色固体として合成した。MS(ES,m/z):556(M+1);1H−NMR (DMSO, 400Hz) δ 11.23 (s, 1H), 7.76−7.74 (m, 1H), 7.50−7.14 (m, 6H), 5.69 (m, 1H), 4.70−4.74 ( m, 3H), 4.16 (m, 1H), 4.01−4.05 (m, 1H), 3.79−3.90 (m, 1H), 3.22−3.32 (m, 2H), 2.99 (m, 1H), 2.80−2.82 (m, 1H), 2.67−2.68 (m, 1H), 2.33−2.51 (m, 2H), 1.91−1.96 (m, 1H), 1.52 (m, 1H), 0.88−0.92 (m, 2H), 0.67−0.70 (m, 1H)。
【1057】
(実施例15)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−メトキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1058】
【化331】
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【1059】
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(200mg、0.78mmol、1.10当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液中に、EDCI(204mg、1.06mmol、1.49当量)、HOBT(140mg、1.04mmol、1.45当量)を加えた。次いで[(1S)−2−[(3S)−3−メトキシピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル](メチル)アミン(227mg、0.71mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で6時間撹拌した。次いで反応物を水10mlの添加によりクエンチした。得られた水溶液を酢酸エチル3×30mLで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上に乗せ、ジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶出した。これにより2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−メトキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド28.9mg(7%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):556(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.23 (1, 1H), 7.76 (m, 7H), 5.82 (t, J=7.2Hz, 1H), 4.70 (s, 2H), 3.99−3.81 (m, 3H), 3.32−2.33 (m, 12H), 1.99−1.91 (m.1H), 1.63 (s, 1H)。
【1060】
(実施例16)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1061】
【化332】
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【1062】
2,2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(1g、3.92mmol、1.00当量)を三塩化ホスホロイル10ml中に室温で加えた。得られた溶液を油浴中85℃で30分間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物をTHF(5ml)に溶解させた。得られた溶液を[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル](2,2,2−トリフルオロエチル)アミン(1.9g、3.90mmol、1.00当量)のTHF(10mL)溶液中に窒素ガス下0℃で撹拌しながら滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(waters):カラム、SunFire分取C18、19×150mm 5μm;移動相:0.05%TFAおよびMeCN(30%MeCNから、30分で70%まで増加、2分で100%まで増加)を含む水;検出器、UV254nm。これにより標題化合物14mgを白色固体として得た。LC−MS(ES,m/z):(M+1)610;
1H−NMR (300MHz, DMSO−d6): δ 11.20 (s, 1H), 7.76 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.39−7.55 (m, 4H), 7.08−7.15 (m, 2H), 5.57 (br, 1H), 4.72 (s, 2H) , 4.41−4.58 (m, 3H) 3.78−4.16 (m, 5H), 3.65 (t, J=6.3HZ, 1H), 2.02 (br, 1H), 1.70−1.80 (m, 1H), 1.55−1.64 (m, 2H), 1.22 (s, 1H)。
【1063】
(実施例17)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−(2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド−2,2,2−トリフルオロアセテート
【1064】
【化333】
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【1065】
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(127mg、0.50mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液中に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(105mg、0.55mmol、1.10当量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(trizole)(74mg、0.55mmol、1.10当量)を加えた。得られた溶液を水/氷浴中0℃で30分間撹拌した。次いで(3S)−1−[2−(メチルアミノ)−2−(オキサン−4−イル)エチル]ピロリジン−3−オール(120mg、0.53mmol、1.05当量)を加えた。得られた溶液を室温で更に2時間撹拌しながら反応させた。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物(150mg)を以下の条件を用いるフラッシュ分取HPLCにより精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、CH
3CN/0.5%TFA水溶液=1:100、22分以内にCH
3CN/0.5%TFA水溶液=35:100に増加;検出器、UV254nm。これにより標題化合物60mg(21%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):466[M−CF
3COOH+H]
+;
1H−NMR (CD
3OD, 400MHz) δ 7.82−7.84 (d, J=8Hz, 1H), 7.22−7.24 (d, J=8Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 4.71−4.88 (m, 1H), 4.56−4.69 (m, 1H), 4.43−4.45 (m, 1H), 3.78−4.01 (m, 5H), 3.42−3.67 (m, 5H), 3.19−3.22 (m, 1H), 3.02 (s, 3H), 1.92−2.45 (m, 2H), 1.67−1.88 (m, 2H), 1.35−1.45 (m, 2H), 1.21−1.25 (m, 1H)。
【1066】
(実施例18)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1067】
【化334】
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【1068】
8.0mLの密封管中に、テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(1.0mL)中のN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノフェニル)エチル]−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)アセトアミド(200mg、0.36mmol、1.00当量)の溶液を入れた。次いで水(2.0mL)および水酸化カリウム(245.3mg、4.37mmol、12.04当量)を加えた。得られた溶液を75℃で15時間撹拌し、自然に室温まで冷却した。溶液のpH値を塩化水素水溶液(2mol/L)で2に調整し、真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge、C18、15cm;移動相、水(0.2%NH
4HCO
3含有)およびアセトニトリル(5%アセトニトリルから10分で25%まで増加、1分で100%まで増加、1分で5%まで低下);検出器、UV220/254nm。これにより標題化合物70mg(42%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):456(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.85−7.84 (m, 2H), 7.53−7.44 (m, 3H), 7.10 (s, 1H), 7.04−6.95 (m, 1H), 5.91 (t, J=8.0Hz, 1H), 4.21−4.17 (m, 1H), 3.87 (d, J=15.6Hz, 1H), 3.73 (d, J=16.0Hz, 1H), 3.16 (t, J=8.0Hz, 1H), 2.84−2.72 (m, 3H), 2.62−2.54 (m, 3H), 2.47−2.39 (m, 2H), 1.98−1.93 (m, 1H), 1.54−1.45 (m, 1H)。
【1069】
(実施例19)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1070】
【化335】
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【1071】
8.0mLの密封管中に、テトラヒドロフラン(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中のN−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(3−シアノフェニル)エチル]−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)アセトアミド(80mg、0.15mmol、1.00当量)の溶液を入れた。次いで水(0.8mL)および水酸化カリウム(98.1mg、1.7mmol、12.04当量)を加えた。得られた溶液を50℃で15時間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge、C18、15cm;移動相、水(0.2%NH
4HCO
3含有)およびアセトニトリル(7%アセトニトリルから10分で25%まで増加、1分で100%まで増加、1分で7%まで低下);検出器、UV220/254nm。これにより3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド32mg(48%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):455(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 11.80−11.79 (m, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.80−7.73 (m, 2H), 7.45−7.32 (m, 4H), 7.08−6.95 (m, 2H), 5.88−5.82 (m, 1H), 4.92−4.83 (m, 1H), 4.18−4.05 (m, 1H), 3.86−3.81 (m, 1H), 3.70−3.64 (m, 1H), 3.08 (t, J=11.4Hz, 1H), 2.82−2.55 (m, 6H), 2.38−2.22 (m, 3H), 1.95−1.82 (m, 1H), 1.48−1.35 (m, 1H)。
【1072】
(実施例20)
(S)−2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−(3−ヒドロキシフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1073】
【化336】
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【1074】
メタノール中室温にて(S)−2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミドの水素化分解により、標題化合物を収率64%で白色固体として得た。
融点:104〜106℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.00 (bs, 1H), 9.36 (bs, 1H), 8.45 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.42−7.33 (m, 6H), 7.13−7.07 (m, 3H), 6.74 (d, J=7.5Hz, 2H), 6.66 (d, J=9.1Hz, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.84 (d, J=5.9Hz, 1H), 3.50 (d, J=5.9Hz, 2H), 2.72 (s, 1H), 2.59−2.38 (m, 4H), 1.66 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3275, 3064, 2970, 1774, 1659, 1589, 1550, 1492, 1466, 1384, 1350; MS(ESI)m/z:472.0(M+1)。
【1075】
(実施例21)
N−((S)−1−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセトアミド
【1076】
【化337】
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【1077】
文献にて公知の標準手順に従ってN−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセトアミドをナトリウムアジドで処理することにより、標題化合物を白色固体として得た。
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.92 (s, 1H), 7.86 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.35−7.31 (m, 1H), 7.24 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.17 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.93−5.89 (m, 1H), 4.61 (bs, 1H), 4.60 (s, 2H), 4.17−4.16 (m, 1H), 3.81−3.71 (m, 2H), 3.22−3.15 (m, 2H), 3.12−3.09 (m, 2H), 2.97 (s, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.45−2.32 (m, 1H), 2.31−2.29 (m, 1H), 1.97−1.92 (m, 1H), 1.53−1.50 (m, 1H); IR (Neat, cm
−1): 2978, 1641, 1402, 1321, 1217, 1139, 1056; MS(ESI)m/z:512(M+1)。
【1078】
(実施例22)
2−(3−((S)−1−(2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)酢酸
【1079】
【化338】
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【1080】
ステップ(i)tert−ブチル2−(3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド)エチル)フェノキシ)アセテートの合成
【1081】
【化339】
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【1082】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mLの丸底フラスコ中に、2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)酢酸(300mg、1.18mmol、1.10当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を入れた。これに続いて、EDCI(309mg、1.61mmol、1.50当量)を0〜5℃で加えた。これにHOBT(217mg、1.61mmol、1.50当量)を0〜5℃で加えた。混合物にtert−ブチル2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]フェノキシ]アセテート(500mg、1.08mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル150mLで希釈した。得られた混合物を水3×50mLおよびブライン2×50mLで洗浄した。得られた混合物を10%アンモニア3×50mLおよびブライン3×50mLで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより標題化合物700mg(93%)を粗製の薄黄色固体として得た。
【1083】
ステップ(ii)メチル2−(3−((S)−1−(2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)アセテートの合成
【1084】
【化340】
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【1085】
50mLの丸底フラスコ中に、tert−ブチル2−(3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド)エチル)フェノキシ)アセテート(400mg、0.57mmol、1.00当量)のメタノール(15mL)溶液を入れた。これに続いて、濃HCl(1.5mL)を撹拌しながら0〜5℃で滴下添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。これにより標題化合物366mg(118%)を粗製の薄黄色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
【1086】
ステップ(iii)2−(3−((S)−1−(2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)酢酸の合成
【1087】
【化341】
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【1088】
50mLの丸底フラスコ中に、メタノール/水(15mL/2.5mL)中のメチル2−(3−((S)−1−(2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)アセテート(100mg、0.18mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに続いて、LiOH・H
2O(77mg、1.84mmol、10.00当量)を氷/塩浴中0℃で少しずつ加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液をH
2O(60mL)で希釈した。得られた溶液を酢酸エチル(3×30mL)で洗浄し、溶液のpH値を濃塩化水素水溶液で2〜3に調整した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物(170mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(x−bridge):カラム(5nm 19×150mm);移動相、0.2%NH
4HCO
3溶液およびCH
3CN、3%CH
3CNから10分で20%まで増加;検出器、220nm&254nm。生成物20mgを得た。これにより標題化合物20mg(21%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):532.1(M+1);
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6) δ 11.47 (brs, 1H), 7.71−7.77 (m, 1H), 7.13−7.27 (m, 3H), 6.79−6.88 (m, 3H), 5.79−5.83 (m, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.59−4.62 (m, 2H), 4.18−4.19 (m, 1H), 3.81−3.88 (m, 2H), 3.14 (t, J=11.2Hz, 1H), 2.74−2.89 (m, 5H), 2.65−2.68 (m, 1H), 2.41−2.43 (m, 2H), 1.95−2.00 (m, 1H), 1.53−1.56 (m, 1H)。
【1089】
(実施例23)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1090】
【化342】
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【1091】
8.0mLの密封管中に、濃HCl(2.0mL)中のN−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド(200mg、0.38mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を100℃で5時間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物を分取TLCにより精製し、ジクロロメタン−メタノール(3:1)で溶出した。これにより標題化合物60mg(37%)を灰白色固体として得た。MS(ES,m/z):438(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.31 (s, 1H), 7.87−7.84 (m, 2H), 7.53−7.45 (m, 2H), 7.11 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.82−6.74 (m, 2H), 5.98−5.96 (m, 1H), 5.08−5.02 (m, 1H), 4.28−4.20 (m, 1H), 3.83−3.78 (m, 1H), 3.70−3.59 (m, 1H), 3.43 (s, 2H), 2.98−2.80 (m, 3H), 2.71 (s, 3H), 2.65−2.58 (m, 2H), 2.08−1.92 (m, 1H), 1.66−1.44 (m, 1H)。
【1092】
(実施例24)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1093】
【化343】
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【1094】
ステップ(i)3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミドの合成
【1095】
【化344】
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【1096】
8.0mLの密封管中に、N−[(1R)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]シクロペンチル]−1−(3−シアノフェニル)エチル]−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)アセトアミド(150mg、0.28mmol、1.00当量)のDMSO(2.0mL)溶液を入れた。次いで炭酸カリウム(11.7mg、0.08mmol、0.30当量)を加えた。これに続いて、過酸化水素(水中30%、0.15mL)を0〜10℃で撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を18℃で3時間撹拌し、水20mLで希釈した。得られた水溶液を酢酸エチル3×10mLで抽出し、有機層を合わせた。得られた有機層をブライン2×20mLで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより標題化合物120mgを薄黄色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。MS(ES,m/z):437(M+1)。
【1097】
ステップ(ii)3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミドの合成
【1098】
【化345】
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【1099】
8.0mLの密封管中に、メタノール(1.0mL)および濃塩化水素(0.25mL)中の3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド(110mg、0.20mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を18℃で30分間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge、C18、15cm;移動相、水(0.2%NH
4HCO
3含有)およびアセトニトリル(5%アセトニトリルから10分で28%まで増加、1分で100%まで増加、1分で5%まで低下);検出器、UV220/254nm。これにより標題化合物13mg(15%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):437(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.35 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 7.85 (s, 2H), 7.47−7.32 (m, 3H), 7.06 (d, J=6.0Hz, 1H), 6.78−6.65 (m, 2H), 5.93−5.82 (m, 1H), 4.95−4.80 (m, 1H), 4.19−4.05 (m, 1H), 3.80−3.52 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.14−3.02 (m, 1H), 2.95−2.67 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.55 (s, 1H), 2.38−2.22 (m, 1H), 2.05−1.75 (m, 1H), 1.56−1.32 (m, 1H)。
【1100】
(実施例25)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1101】
【化346】
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【1102】
25mLの丸底フラスコ中に、2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(155mg、0.81mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を入れた。次いでEDCI(186mg、0.97mmol、1.20当量)およびHOBt(132mg、0.98mmol、1.20当量)を加えた。得られた溶液を室温で20分間撹拌した。これに続いて、3−[(1S)−2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]ベンゾニトリル(200mg、0.81mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を酢酸エチルで希釈した。得られた酢酸エチル層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を分取TLC(ジクロロメタン:MeOH=15:1)上で精製した。これにより標題化合物160mg(49%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):443(M+23);
1H−NMR (DMSO, 300MHz): δ 10.33 (s, 1H), 7.81−7.67 (m, 2H), 7.67−7.50 (m, 2H), 7.18−7.07 (m, 1H), 6.88−6.78 (m, 1H), 6.78−6.67 (m, 1H), 5.90−5.77 (m, 1H),5.29−4.99 (m, 2H), 3.95−3.65 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.15−3.00 (m, 1H), 2.93−2.79 (m, 3H), 2.79−2.33 (m, 5H), 2.18−1.92 (m, 1H), 1.92−1.70 (m, 1H)。
【1103】
(実施例26)
N−((S)−1−(3−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1104】
【化347】
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【1105】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した25mLの丸底フラスコ中に、2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸(100mg、0.21mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液を入れた。混合物にHATU(90mg、0.24mmol、1.10当量)およびDIEA(83mg、0.64mmol、5.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で5分間撹拌した。次いでAcONH
4(33mg、0.43mmol、10.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で更に3時間撹拌しながら反応させた。得られた混合物を濃縮し、粗生成物(100mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(分取HPLC):カラム、X−bridge、19×150nm;移動相、0.05%アンモニアおよびCH
3CN(5%CH
3CNから12分で19%まで増加、2分で100%まで増加、2分で5%まで低下)を含む水;検出器、UV254nm&220nm。生成物20mgを得た。これにより標題化合物20mg(20%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):467.1(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6,400MHz) δ 10.32−10.36 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.25 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.12 (t, J=7.6, 1H), 6.80−6.89 (m, 5H), 5.82−5.87 (m, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.35−4.38 (m, 2H), 4.20 (brs, 1H), 3.76−3.82 (m, 1H), 3.59−3.67 (m, 1H), 3.43−3.45 (m, 2H), 3.15 (brs, 1H), 2.64−2.82 (m, 6H), 2.33−2.52 (m, 2H), 1.95−2.00 (m, 1H), 1.52−1.54 (m, 1H)。
【1106】
(実施例27)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(2−(メチルスルホンアミド)−2−オキソエトキシ)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1107】
【化348】
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【1108】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した25mLの丸底フラスコ中に、2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸(100mg、0.21mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を入れた。混合物にHATU(90mg、0.24mmol、1.10当量)およびDIEA(83mg、0.64mmol、5.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で5分間撹拌した。次いでメタンスルホンアミド(160mg、1.68mmol、7.86当量)を加えた。得られた溶液を室温で更に2時間撹拌しながら反応させた。粗生成物(100mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(Waters):カラム、X−bridge、19×150nm;移動相、0.05%アンモニアおよびCH
3CN(5%CH
3CNから12分で25%まで増加、2分で100%まで増加、2分で5%まで低下)を含む水;検出器,UV254nm&220nm。生成物30mgを得た。これにより標題化合物30mg(26%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):545.1(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ10.33 (s, 1H), 7.31 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.22 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.72−7.04 (m, 6H), 5.99−6.03 (m, 1H), 5.23−5.31 (m, 1H), 4.34−4.44 (m, 3H), 3.61−3.80 (m, 3H), 3.31−3.43 (m, 3H), 3.04−3.23 (m, 3H), 2.90−2.93 (m, 3H), 2.65−2.85 (m, 3H), 2.10−2.12 (m, 1H), 1.75−1.78 (m, 1H)。
【1109】
(実施例28)
3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1110】
【化349】
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【1111】
8mLの密封管中に、濃塩化水素(4mL)中のN−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド(200mg、0.48mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を100℃で1.5時間撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮乾固した。残留物を分取TLC(ジクロロメタン:MeOH=10:1)上に乗せた。これにより標題化合物11mgを薄黄色固体として得た。
MS(ES,m/z):440(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.44 (s, 1H), 7.90−7.67 (m, 2H), 7.45−7.30 (m, 2H), 7.09 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.88−6.65 (m, 2H), 6.00−5.80 (m, 1H), 5.29−5.01 (m, 1H), 3.86−3.65 (m, 2H), 3.47−3.38 (m, 2H), 3.20−3.10 (m, 1H), 3.02−2.56 (m, 7H), 2.40−2.27 (m, 1H), 2.15−1.96 (m, 1H), 1.96−1.70 (m, 1H); F−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 167 (s)。
【1112】
(実施例29)
2−(3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1113】
【化350】
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【1114】
ステップ(i)tert−ブチル2−(3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)アセテートの合成
【1115】
【化351】
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【1116】
25mLの丸底フラスコ中に、2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(250mg、1.31mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を入れた。溶液にEDCI(204mg、1.06mmol、1.50当量)、HOBt(144mg、1.07mmol、1.50当量)およびtert−ブチル2−(3−[2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]フェノキシ)アセテート(136mg、0.39mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた溶液をジクロロメタン50mLで希釈した。得られた混合物をアンモニア(10%)(1×20mL)、H
2O(3×20mL)および(3×20mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これによりtert−ブチル2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1−[N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)アセトアミド]エチル]フェノキシ]アセテート430mgを粗製の褐色油状物として得た。
【1117】
ステップ(ii)2−(3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸の合成
【1118】
【化352】
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【1119】
25mLの丸底フラスコ中に、tert−ブチル2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1−[N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)アセトアミド]エチル]フェノキシ]アセテート(100mg、0.19mmol、1.00当量)のジクロロメタン(5mL)溶液を入れた。混合物にトリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。得られた溶液を25℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物(80mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(分取HPLC):カラム、X−bridge分取C18;移動相、水およびCH
3CN(10%CH
3CNから10分で80%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下);検出器、254&220。生成物17.3mgを得た。これにより2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−1−[N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)アセトアミド]エチル]フェノキシ]酢酸17.3mg(19%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):470(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.34 (s, 1H) , 7.22−7.26 (m, 1H), 7.09−7.18 (m, 1H), 6.79−6.87 (m, 4H), 6.72−6.73 (m, 1H), 5.79−5.83 ( m, 1H), 5.08−5.23 (m, 1H), 4.62 (s, 2H), 3.65−3.77 (m, 2H), 3.43 (s, 2H), 3.06−3.12 (m, 1H), 2.71−2.86 (m, 6H), 2.65−2.67 (m, 1H), 2.33−2.36 (m, 1H), 2.01−2.08 (m, 1H), 1.75−1.90 (m, 1H)。
【1120】
(実施例30)
N−((S)−1−(3−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1121】
【化353】
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【1122】
10mLの丸底フラスコ中に、N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の2−(3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸(100mg、0.21mmol、1.00当量)、HATU(89mg、0.23mmol、1.10当量)、DIEA(137mg、1.06mmol、5.00当量)、アンモニア水溶液(1.5mL)の溶液を入れた。得られた溶液を25℃で18時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物(3mL)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(分取HPLC):カラム、X−bridge分取C18;移動相、水およびCH
3CN(10%CH
3CNから10分で80%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下);検出器、254&220。生成物9mgを得た。これにより標題化合物9mgを白色固体として得た。
MS(ES,m/z):469(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 10.32 (s, 1H) , 7.53 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.23−7.27 (m, 1H), 7.09−7.11 (m, 1H), 6.81−6.89 (m, 4H), 6.72−6.73 (m, 1H), 5.80−5.84 (m, 1H), 5.08−5.23 (m, 1H), 4.38 (s, 1H), 3.65 (m, 2H), 3.42−3.44 (m, 2H) , 3.06−3.11 (m, 1H), 2.66−2.95 (m, 7H), 7.40 (s, 1H), 2.31− 2.40 (m, 1H), 1.65−2.18 (m, 2H)。
【1123】
(実施例31)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1124】
【化354】
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【1125】
8mLのバイアル中に、濃HCl(2ml)中のN−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド(100mg、0.18mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴中75℃で終夜撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge、C18、15cm;移動相、水(0.5%重炭酸アンモニウム含有)およびCH
3CN(5%アセトニトリルから12分で32%まで増加、1分で100%まで増加、1分で5%まで低下);検出器、UV220/254nm。これにより標題化合物8mgを薄黄色固体として得た。
MS(ES,m/z):451(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 12.09−12.49 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.85−7.67 (m, 3H), 7.55−7.44 (m, 2H), 7.22−7.21 (m, 2H), 5.91−5.87 (m, 1H), 4.64−4.91 (m, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.83−4.00 (m, 2H), 3.13−3.07 (m, 1H), 2.86−2.64 (m, 6H), 2.48−2.34 (m, 2H), 1.96−1.91 (m, 1H), 1.53−1.50 (m, 1H)。
【1126】
(実施例32)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1127】
【化355】
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【1128】
8.0mLの密封管中に、テトラヒドロフラン(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中のN−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(3−シアノフェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド(60mg、0.11mmol、1.00当量)の溶液を入れた。次いで水(0.8mL)および水酸化カリウム(59.6mg、1.06mmol、10.00当量)を加えた。得られた溶液を50℃で7時間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いるフラッシュ分取HPLCにより精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H
2O/MeCN=100:5、15分以内にH
2O/MeCN=100:25に増加;検出器、UV254nm。これにより3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド35mg(70%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):533(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.49 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.72 (m, 2h), 7.38−7.36 (m, 3H), 7.19 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.85−6.80 (m, 2H), 5.86−5.78 (m, 1H), 4.72−4.65 (m, 1H), 4.18−4.06 (m, 1H), 3.75−3.56 (m, 2H), 3.34 (s, 2H), 3.11−2.90 (m, 1H), 2.86−2.60 (m, 6H), 2.28−2.16 (m, 1H), 1.95−1.82 (m, 1H), 1.48−1.32 (m, 1H)。
【1129】
(実施例33)
N−((S)−1−(3−エチニルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1130】
【化356】
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【1131】
2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)酢酸(50mg、0.24mmol、1.10当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、EDCI(62.6mg、0.33mmol、1.51当量)およびHOBt(44mg、0.33mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を20℃で30分間撹拌した。これに続いて、(3S)−1−[(2S)−2−(3−エチニルフェニル)−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール(53mg、0.22mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を撹拌しながら滴下添加した。得られた溶液を20℃で更に1.5時間撹拌しながら反応させた。反応物を濃縮し、残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge、C18、15cm;移動相、水(0.5%重炭酸アンモニウム含有)およびCH
3CN(5%CH
3CNから12分で45%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下);検出器、UV220/254nm。これにより標題化合物22.4mg(24%)を灰白色固体として得た。
MS(ES,m/z):436(M+1)、
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ7.49−7.64 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.37−7.33 (m, 4H), 7.08−7.00 (m, 2H), 5.84−5.78 (m, 1H), 4.18−4.17 (m, 2H), 3.89−3.70 (m, 2H), 3.09−3.00 (m, 1H), 2.81−2.69 (m, 5H), 2.42−2.35 (m, 2H), 2.12−1.83 (m, 1H), 1.59−1.41 (m, 1H)。
【1132】
(実施例34)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【1133】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【1134】
2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)酢酸(70mg、0.34mmol、1.20当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に、EDCI(60mg、0.31mmol、1.10当量)およびHOBT(42mg、0.31mmol、1.10当量)を加えた。得られた溶液を室温で10分間撹拌した。次いで1−[2−(メチルアミノ)−2−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール(100mg、0.28mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を加えた。得られた溶液を20℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(10:1)を用いる分取TLCにより精製した。これによりN−[(1S)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−[3−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル]エチル]−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド41.4mg(27%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):543(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 8.098 (s, 1H), 7.989−7.921 (m, 2H), 7.765−7.603 (m, 4H), 7.225−7.130 (m, 2H), 5.939−5.888 (m, 1H), 4.795−4.715 (m, 1H), 4.180 (s, 1H), 4.026−3.832 (m, 2H), 3.323−2.368 (m, 9H), 1.989−1.898 (m, 1H), 1.537−1.462 (m, 1H)。
【1135】
(実施例35)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1136】
【化358】
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【1137】
2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(44.89mg、0.23mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)溶液に、EDCI(67.41mg、0.35mmol、1.50当量)およびHOBt(47.52mg、0.35mmol、1.50当量)を加えた。混合物を25℃で20分間撹拌した。これに(3S)−1−[(2S)−2−[3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール二塩酸塩(80mg、0.21mmol、0.91当量)およびトリエチルアミン(172mg、1.70mmol、7.24当量)を加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌し、次いで20mLの水/氷を加えて反応物をクエンチした。得られた水溶液をジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた有機層をブライン(1×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム:X−Bridge、C18、19×150mm;移動相:水(0.2%NH
4HCO
3含有)およびアセトニトリル(5%アセトニトリルから10分で45%まで増加、1分で100%まで増加、1分で5%まで低下);検出器:UV220/254nm。これにより標題化合物50mg(46%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):476(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.35 (s, 1H), 7.91−7.88 (m, 2H), 7.65−7.45 (m, 2H), 7.10 (d, J=7.2Hz, 1H), 5.95−5.90 (m, 1H), 4.88 (d, J=3.9Hz, 1H), 4.25−4.18 (m, 1H), 3.84−3.79 (m, 1H), 3.69−3.64 (m, 1H), 3.42 (s, 2H), 3.16−3.08 (m, 1H), 2.84−2.77 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.67 (s, 3H), 2.42−2.30 (m, 2H), 2.02−1.86 (m, 1H), 1.53−1.40 (m, 1H)。
【1138】
(実施例36)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(チアゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1139】
【化359】
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【1140】
8mLの密封管中に、2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(40mg、0.21mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液を入れた。次いでEDCI(45mg、0.23mmol、1.20当量)およびHOBt(32mg、0.24mmol、1.20当量)を加えた。これに続いて、トリエチルアミン(60mg、0.59mmol、3.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で10分間撹拌した。次いで(3S)−1−[(2S)−2−(メチルアミノ)−2−[3−(1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]エチル]ピロリジン−3−オール(60mg、0.20mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で更に2時間撹拌しながら反応させた。得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム(Colum)、X−Bridge、C18、15cm;移動相、水(0.5%重炭酸アンモニウム含有)およびアセトニトリル(10%アセトニトリルから12分で45%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下);検出器、UV220/254nm。これにより標題化合物10mgを白色固体として得た。
MS(ES,m/z):477(M+1);
1H−NMR (CD
3OD−d
4, 300MHz): δ 7.76−7.73 (m, 3H), 7.52−7.50 (m, 1H), 7.39−7.31 (m, 2H), 7.07−7.05 (m, 1H), 6.87−6.82 (m, 2H), 6.04−5.98 (m, 1H), 4.27−4.25 (m, 1H), 3.82−3.67 (m, 2H), 3.37−3.35 (m, 1H), 3.28−3.22 (m, 2H), 2.95−2.83 (m, 2H), 2.77−2.72 (m, 4H), 2.55−2.38 (m, 2H), 2.06−2.03 (m, 1H) , 14.71−1.52 (m, 1H)。
【1141】
(実施例37)
N−((S)−1−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1142】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【1143】
25mLの丸底フラスコ中に、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)酢酸(70mg、0.31mmol、1.10当量)、EDCI(84mg、0.44mmol、1.50当量)、HOBT(60mg、0.44mmol、1.50当量)の溶液を入れた。得られた溶液を室温で5分間撹拌した。次いで(3S)−1−[(2S)−2−[3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール(80mg、0.29mmol、1.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で更に3時間撹拌しながら反応させた。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン/メタノール(10/1)を用いる分取TLCにより精製した。これにより粗生成物60mgを得た。粗生成物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(Waters):カラム、X−bridge分取C18 19×150nm;移動相、0.08%NH
4HCO
3およびCH
3CN(10%CH
3CNから8分で42%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下)を含む水;検出器、254&220nm。これにより標題化合物45mg(32%)を白色固体として得た。MS(ES,m/z):482(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): 7.17−7.31 (m, 5H), 6.84 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.73−6.75 (m, 1H), 5.77−5.83 (m, 1H), 4.47 (m, 2H), 4.18 (brs, 1H), 3.78−3.84 (m, 1H), 3.63−3.69 (m, 1H), 3.03−3.11 (m, 1H), 2.62−2.83 (m, 5H), 2.59 (s, 1H), 2.34−2.49 (m, 4H), 1.91−1.99 (m, 1H), 1.47 (brs, 1H), 1.16 (t, J=7.5Hz, 3H)。
【1144】
(実施例38)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド
【1145】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
【1146】
ステップ(i)3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの合成
【1147】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
【1148】
5mLのバイアル中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(100mg、0.22mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を入れた。溶液に2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(42mg、0.22mmol、1.00当量)、HOBt(44.2mg、0.33mmol、1.50当量)およびEDCI(62.5mg、0.33mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル20mLで希釈した。得られた混合物をアンモニア(5%、2×10mL)、ブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより標題化合物139mgを黄色油状物として得、これを更には精製せずに使用した。MS(ES,m/z):633(M+1)。
【1149】
ステップ(ii)3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの合成
【1150】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【1151】
50mLの丸底フラスコ中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)アセトアミド]エチル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(138.5mg、0.22mmol、1.00当量)のメタノール(3mL)溶液を入れた。溶液に濃塩化水素水溶液(0.3mL)を加えた。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge分取C18 5μmOBD19×150mm;移動相、0.5%NH
3・H
2OおよびCH
3CN(5%CH
3CNから8分で52%まで増加)を含む水;検出器、UV254、220nm。これにより標題化合物6mgを白色固体として得た。
MS(ES,m/z):519(M+1);
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): 10.35 (s, 1H), 9.13−9.09 (m, 1H), 7.8 (s, 2H), 7.49−7.46 (m, 2H), 7.10−7.13 (m, 1H), 6.83−6.73 (m, 2H), 5.94−5.89 (m, 1H), 5.20−5.13 (m, 1H), 4.91−4.89 (m, 1H), 4.20−4.08 (m, 3H), 3.84−3.80 (m, 1H), 3.67−3.3.63 (m, 1H), 3.42 (s, 2H), 3.12−3.08 (m, 1H), 2.85−2.81 (m, 2H), 2.76−2.74 (m, 2H), 2.63 (s, 1H), 2.52−2.50 (m, 2H), 1.98−1.95 (m, 1H), 1.52 (m, 1H)。
【1152】
(実施例39)
N,N−ジエチル−3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1153】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
【1154】
パージして窒素の不活性雰囲気で維持した10mLの丸底フラスコ中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−[N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)アセトアミド]エチル]安息香酸(200mg、0.46mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を入れた。この混合物にHATU(225mg、0.59mmol、1.20当量)、DIEA(381mg、2.95mmol、6.00当量)およびジエチルアミン(180mg、2.46mmol、5.00当量)を加えた。得られた溶液を25℃で6時間撹拌した。混合物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(Waters):カラム、X−bridge分取C18;移動相、0.5%NH
3H
2OおよびCH
3CN(10%CH
3CNから10分で80%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下)を含む水;検出器、254&220。これにより標題化合物5mgを白色固体として得た。MS(ES,m/z):493(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 10.33−10.36 (m, 1H), 7.33−7.41 (m, 2H), 7.20−7.24 (m, 2H), 7.10−7.19 (m, 1H), 6.74−6.81 (m, 2H), 5.88 (m, 1H), 4.70−4.90 (m, 1H), 4.17 (m, 1H), 3.77−3.81 (m, 1H), 3.64−3.68 (m, 1H), 3.40−3.41 (m, 4H), 3.04−3.10 (m, 3H), 2.70−2.79 (m, 5H), 2.33−2.38 (m, 2H), 1.93−1.96 ( m, 1H), 1.51 (m, 1H), 1.00−1.14 (m, 6H)。
【1155】
(実施例40)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミド−2,2,2−トリフルオロアセテート
【1156】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
【1157】
ステップ(i)3−((S)−2−((S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミドの合成
【1158】
【化366】
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【1159】
8mLの密封管中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]−N,N−ジメチルベンズアミド(100mg、0.25mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液を入れた。溶液に、2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)酢酸(52.3mg、0.25mmol、1.00当量)、EDCI(73mg、0.38mmol、1.50当量)および1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(51.3mg、0.38mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を酢酸エチル50mLで希釈した。次いで得られた溶液をアンモニア(1×10mL)、ブライン(3×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。これにより標題化合物80mg(54%)を橙色油状物として得た。MS(ES,m/z):597(M+1)。
【1160】
ステップ(ii)3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミド−2,2,2−トリフルオロアセテートの合成
【1161】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
【1162】
25mLの丸底フラスコ中に、3−[(1S)−2−[(3S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]ピロリジン−1−イル]−1−[N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)アセトアミド]エチル]−N,N−ジメチルベンズアミド(80mg、0.13mmol、1.00当量)のメタノール(2mL)溶液を入れた。溶液に濃塩化水素水溶液(0.2mL)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(分取HPLC):カラム、X−bridge分取C18;移動相、水(0.5%TFA)およびCH
3CN(5%CH
3CNから10分で38%まで増加、1分で100%まで増加、1分で5%まで低下);検出器,254&220nm。これにより標題化合物17mg(26%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):483(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.89 (s, 1H) , 10.08−9.61 (m, 1H), 7.58−6.91 (m, 7H), 6.28−6.13 (m, 1H), 5.63−5.43 ( m, 1H), 4.52−4.33 (m, 1H), 4.18−4.02 (m, 1H), 3.93−3.57 (m, 5H), 3.08−2.91 (s, 3H), 2.83−2.61 (m, 6H), 2.42−2.23 (s, 1H), 2.13−1.72 (m, 1H)。
【1163】
(実施例41)
N−((S)−1−(3−(2−(ジエチルアミノ)−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1164】
【化368】
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【1165】
10mLのバイアル中に、DMF(1ml)中の2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(54.8mg、0.29mmol、1.00当量)を入れた。溶液にHOBt(58.1mg、0.43mmol、1.50当量)およびEDCI(82.2mg、0.43mmol、1.50当量)を加え、続いてN,N−ジエチル−2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]フェノキシ]アセトアミド(100.0mg、0.29mmol、1.00当量)を加えた。25℃で1時間撹拌した後、得られた溶液を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge分取C18;移動相、0.5%NH
3・H
2OおよびCH
3CN(15%CH
3CNから10分で45%まで増加、1分で100%まで増加、1分で15%まで低下)を含む水;検出器、UV254、220nm。これにより標題化合物26mgを白色固体として得た。MS(ES,m/z):541(M+1)
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): 10.35−10.31 (m, 1H), 7.24−7.20 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.12−7.10 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.85−6.68 (m, 5H), 5.83−5.80 (m, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.73 (s, 2H), 4.18 (s, 1H), 3.80−3.75 (m, 1H), 3.66−3.62 (m, 1H), 3.42 (s, 2H), 3.35−3.25 (m, 4H), 3.02 (t, 1H), 2.89−2.78 (m, 2H), 2.76−2.63 (m, 4H), 2.37−2.36 (s, 2H), 1.98−1.93 (m, 1H), 1.50 (m, 1H), 1.16−1.12 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.04−1.01 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【1166】
(実施例42)
N−((S)−1−(3−(2−(ジエチルアミノ)−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1167】
【化369】
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【1168】
10mLのバイアル中に、2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)酢酸(60.0mg、0.29mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を入れた。溶液にHOBt(58.1mg、0.43mmol、1.50当量)、EDCI(82.2mg、0.43mmol、1.50当量)およびN,N−ジエチル−2−[3−[(1S)−2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−1−(メチルアミノ)エチル]フェノキシ]アセトアミド(100mg、0.29mmol、1.00当量)を加えた。25℃で1時間撹拌した後、得られた溶液を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した:カラム、X−Bridge分取C18;移動相、0.5%TFAおよびCH
3CN(10%CH
3CNから6分で28%まで増加、5分で28%に維持、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下)を含む水;検出器、UV254、220nm。これにより標題化合物15mgを白色固体として得た。MS(ES,m/z):541[M+H−CF
3COOH]
+
1H−NMR: (DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.90 (s, 1H), 9.97−9.51 (m, 1H), 7.51−7.49 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.31−7.25 (m, 1H), 7.12−6.99 (m, 2H), 6.87−6.76 (m, 3H), 6.11 (brs, 1H), 5.58−5.49 (m, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.48−4.41 (m, 1H), 4.07−3.98 (m, 1H), 3.89−3.49 (m, 5H), 3.37−3.18 (m, 5H), 2.74 (s, 3H), 2.34−1.84 (m, 2H), 1.16−1.12 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.05−1.01 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【1169】
(実施例43)
N−((S)−1−(3−フルオロ−5−(チアゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1170】
【化370】
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【1171】
8mLの丸底フラスコ中に、(S)−1−((S)−2−(3−フルオロ−5−(チアゾール−2−イル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−オール(60mg、0.14mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を入れた。溶液に2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(35.3mg、0.18mmol、1.10当量)、EDCI(48.4mg、0.25mmol、1.50当量)、HOBt(34mg、0.25mmol、1.50当量)およびTEA(51mg、0.50mmol、3.00当量)を加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物を以下の条件を用いる分取HPLCで精製した(X−bridge分取HPLC):カラム、分取C18 19×150mm;移動相、0.5%NH
3・H
2OおよびCH
3CN(5%CH
3CNから10分で35%まで増加、1分で100%まで増加、1分で5%まで低下)を含む水;検出器、254&220nm。これにより標題化合物28.5mg(41%)を白色固体として得た。
MS(ES,m/z):495(M+1);
1H−NMR: (300MHz, d
6−DMSO): δ 10.33 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.65 (s, 2H), 7.41−7.12 (m, 2H), 6.84−6.80 (m, 2H), 5.90 (s, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.83−3.67 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.18−3.06 (m, 1H), 2.87−2.63 (m, 5H), 2.40−2.27 (m, 2H), 2.02−1.95 (m, 1H), 1.53−1.48 (m, 1H)。
【1172】
(実施例44)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1173】
【化371】
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【1174】
8mL中に、(3S)−1−[(2S)−2−[3−(2−メチル−2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)フェニル]−2−(メチルアミノ)エチル]ピロリジン−3−オール(160mg、0.53mmol、1.00当量)および2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)酢酸(101mg、0.53mmol、1.00当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を入れた。溶液にEDC(152mg)および1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(107mg、0.79mmol、1.50当量)を加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物(100mg)を以下の条件を用いる分取HPLCにより精製した(X−bridge):カラム、分取C18 19×150mm;移動相、0.5%アンモニアおよびCH
3CN(10%CH
3CNから10分で45%まで増加、1分で100%まで増加、1分で10%まで低下)を含む水;検出器、254、220。これにより標題化合物17mgを白色固体として得た。
MS(ES,m/z):476(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.366 (1H, s), 7.943−7.972 (2H, d, J=8.7Hz), 7.475−7.537 (2H, m), 7.095−7.121 (1H, d, J=7.8Hz), 6.800−6.840 (2H, m), 5.95 (1H, m), 4.907−4.921 (1H, d, J=4.2Hz), 4.431 (3H, s), 4.19 (1H,m), 3.801−3.852 (1H, d, J=15.3Hz), 3.642−3.693 (1H, d, J=15.3Hz), 3.394−3.423 (2H, s), 3.142 (1H, m), 2.731−2.829 (5H, m), 2.652 (1H, s), 2.383−2.425 (2H, m), 1.94 (1H, m), 1.55 (1H, m)。
【1175】
適切な出発物質を採用することにより、上記実施例1〜44において記載した手順と同様の適切な手順に従うことにより、以下の実施例45〜228を調製した。
【1176】
(実施例45)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1177】
【化372】
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【1178】
融点:105〜106℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.49 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.30−7.29 (m, 3H), 7.24−7.20 (m, 2H), 7.09 (s, 1H), 7.04−7.03 (m, 1H), 4.89−4.88 (bs, 2H), 4.66 (bs, 1H), 4.12 (bs, 1H), 3.55−3.50 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 2.73 (d, J=8.0Hz, 2H), 2.55−2.54 (m, 2H), 2.30 (bs, 2H), 1.91−1.90 (m, 1H), 1.49−1.48 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3286, 2945, 1766, 1651, 1494, 1384; MS(ESI):m/z 396(M+1)。
【1179】
(実施例46)
(S)−2−(3−(3−シアノベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1180】
【化373】
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【1181】
融点:109〜110℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.48 (bs, 1H), 7.9 (s, 1H), 7.79 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.67 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.57 (m, 1H), 7.29−7.21 (m, 6H), 7.11 (s, 1H), 7.06 (d, J=8.2Hz, 1H), 5.07 (s, 2H), 4.92 (m, 1H), 3.52 (s, 2H), 2.63−2.54 (m, 2H), 2.50 (bs, 4H), 1.63 (bs, 4H) ; IR (KBr, cm
−1): 3293, 3061, 2962, 2794, 2230, 1769, 1643, 1385, 1246; MS(ESI):m/z 481.22(M+1)。
【1182】
(実施例47)
(S)−N−メチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1183】
【化374】
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【1184】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.69 (bs, 1H), 7.83 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.40−7.23 (m, 7H), 6.48 (d, J=9.8Hz, 1H), 5.93−5.90 (m, 1H), 3.91−3.98 (m, 1H), 3.78−3.74 (m, 1H), 3.18 (s, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.67 (s, 1H), 2.51−2.50 (m, 4H), 1.64 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3447, 2963, 1655, 1430, 1365, 1265, 1120; MS(ESI)m/z:390(M+1)。
【1185】
(実施例48)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)アセトアミド
【1186】
【化375】
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【1187】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.69 (bs, 1H), 7.85 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.39−7.23 (m, 7H), 6.47 (d, J=9.3Hz, 1H), 5.92 (bs, 1H), 4.70 (bs, 1H), 4.15 (bs, 1H), 3.85−3.76 (m, 2H), 3.18−3.16 (m, 2H), 2.73 (bs, 3H), 2.63 (s, 2H), 2.51−2.50 (m, 2H), 1.90 (s, 1H), 1.50 (s, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3333, 2905, 1219, 1109, 1026; MS(ESI)m/z:406(M+1)。
【1188】
(実施例49)
(S)−N−メチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−7−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1189】
【化376】
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【1190】
融点:170〜172℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.70 (s, 1H), 7.86 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.57 (d, J=8Hz, 1H), 7.35−7.25 (m, 5H), 7.19 (s, 1H), 7.06 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.44 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.0−5.80 (bs, 1H), 3.91−3.80 (m, 2H), 2.81 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.64 (s, 1H), 2.44 (s, 4H), 1.63 (s, 4H); IR (KBr, cm
−1): 2964, 2794, 1656, 1560, 1413, 1282, 1122; MS(ESI)m/z:390(M+1)。
【1191】
(実施例50)
(S)−N−メチル−2−(3−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−5−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1192】
【化377】
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【1193】
融点:154〜156℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.34−7.22 (m, 6H), 6.91 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.87 (d, J=5.2Hz, 1H), 4.61 (s, 2H), 3.86−3.74 (m, 2H), 3.32−3.08 (m, 1H), 2.98 (s, 3H), 2.74−3.63 (m, 3H), 2.57−2.43 (m, 5H), 1.59−1.65 (m, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3329, 2926, 2850, 2791, 1625, 1585, 1500, 1444, 1400, 1323, 1205; MS(ESI)m/z:428(M+1)。
【1194】
(実施例51)
N−((S)−2−((R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)アセトアミド
【1195】
【化378】
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【1196】
融点:196〜198℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.67 (bs, 1H), 8.51 (bs, 1H), 7.78 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.40 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.30−7.22 (m, 6H), 6.45 (d, J=9.2Hz, 1H), 4.97 (bs, 1H), 4.80−4.60 (bs, 1H), 4.19 (bs, 1H), 3.53 (q, J=12.5Hz, 2H), 3.40 (d, J=6.8Hz, 2H), 2.79−2.65 (m, 2H), 2.35 (bs, 2H), 1.96 (bs, 1H), 1.59 (bs, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3032, 2806, 1660, 1604, 1546, 1425, 1382, 1261, 1220, 1153, 1095; MS(ESI)m/z:392(M+1)。
【1197】
(実施例52)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−7−イル)アセトアミド
【1198】
【化379】
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【1199】
融点:176〜177℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.70 (bs, 1H), 7.86 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.56 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.33−7.29 (bs, 5H), 7.19 (s, 1H), 7.06 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.44 (d, J=8.4Hz, 1H), 5.84 (bs, 1H), 4.73−4.69 (bs, 1H), 4.15 (bs, 1H), 3.92−3.75 (m, 2H), 3.06−3.01 (m, 1H), 2.85 (bs, 1H), 2.63−2.72 (m, 3H), 2.50 (bs, 2H), 2.31 (bs, 2H), 1.91 (bs, 1H), 1.50 (bs, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3338, 3184, 3057, 2964, 2918, 2769, 1666, 1631, 1415, 1346, 1274, 1138; MS(ESI)m/z:406(M+1)。
【1200】
(実施例53)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−2−ジメチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)プロパンアミド
【1201】
【化380】
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【1202】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.30−7.22 (m, 5H), 7.05−6.99 (m, 3H), 5.07−5.05 (m, 1H), 3.55−3.51 (m, 1H), 2.82−2.76 (m, 2H), 2.69−2.67 (m, 2H), 2.42−2.40 (d, J=10.4Hz, 1H), 2.39−2.34 (m, 1H), 2.24−2.21 (m, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.64−1.60 (bs, 1H), 1.49 (s, 6H); IR (KBr, cm
−1): 2972, 2798, 1776, 1496, 1467, 1388, 1350, 1257, 1147, 1147, 1074; MS(ESI)m/z:424(M+1)。
【1203】
(実施例54)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−7−イル)アセトアミド
【1204】
【化381】
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【1205】
融点:174〜176℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.72 (s, 1H), 8.54 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.84 (d, J=10.0Hz, 1H), 7.55 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.30−7.27 (m, 4H), 7.24−7.19 (m, 2H), 7.11 (dd, J
1=1.2Hz, J
2=8.0Hz, 1H), 6.43 (dd, J
1=1.6Hz, J
2=8.0Hz, 1H), 4.89 (q, J=7.5Hz, 1H), 4.7 (bs, 1H), 4.13−4.08 (m, 1H), 3.54 (q, J=13.6Hz, 2H), 2.77−2.67 (m, 2H), 2.59−2.54 (m, 1H), 2.44−2.40 (m, 1H), 2.33−2.29 (m, 2H), 1.93−1.88 (m, 1H), 1.51−1.49 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3061, 2964, 2806, 1658, 1604, 1552, 1415, 1346, 1276, 1219, 1149; MS(ESI)m/z:392(M+1)。
【1206】
(実施例55)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)プロパンアミド
【1207】
【化382】
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【1208】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.6 (bs, 1H), 7.52−7.50 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.28−7.24 (m, 6H), 7.28−7.17 (m, 2H), 4.93−4.90 (m, 1H), 4.09−4.12 (m, 1H), 2.94−2.67 (m, 4H), 2.54−2.30 (m, 3H), 1.95−1.90 (m, 1H), 1.52−1.48 (s, 3H), 1.47−1.43 (s, 3H); IR (KBr, cm
−1): 3305, 3084, 2929, 2810, 1766, 1664, 1494, 1467, 1259, 1159; MS(ESI)m/z:410(M+1)。
【1209】
(実施例56)
(S)−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1210】
【化383】
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【1211】
融点:129〜130℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.0−11.0 (bs, 1H), 8.44 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.30−7.28 (m, 5H), 7.23−7.19 (m, 1H), 7.11 (m, 1H), 6.96−6.91 (m, 1H), 4.91−4.85 (m, 1H), 3.45 (s, 2H), 2.76−2.67 (m, 2H), 2.42 (bs, 4H), 1.62 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3064, 2796, 1764, 1658, 1535, 1261; MS(ESI)m/z:366.2(M+1)。
【1212】
(実施例57)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1213】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
【1214】
融点:210〜211℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.5−11.0 (bs, 1H), 8.49 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.30−7.16 (m, 6H), 7.17 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.97 (d, J=7.3Hz, 1H), 4.89 (q, J=8.5Hz, 1H), 4.13 (bs, 1H), 3.52−3.42 (m, 2H), 2.76−2.68 (m, 2H), 2.60−2.50 (m, 2H), 2.43−2.40 (m, 1H), 2.33−2.30 (m, 1H), 1.96−1.91 (m, 1H), 1.50−1.40 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3420, 3120, 1640, 1339, 1219; MS(ESI)m/z:382.0(M+1)。
【1215】
(実施例58)
(S)−2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1216】
【化385】
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【1217】
融点:72〜74℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.45 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.36−7.39 (m, 7H), 7.31−7.25 (m, 1H), 7.21−7.17 (m, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.06−7.04 (m, 1H), 6.95−6.93 (m, 3H), 6.85 (d, J=5.9Hz, 2H), 4.97 (s, 2H), 4.94 (s, 2H), 4.90 (bs, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.47 (s, 2H), 2.50 (bs, 4H), 2.45 (bs, 2H), 1.63 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3313, 3034, 2962, 2794, 1774, 1664, 1610, 1585, 1514, 1492, 1465; MS(ESI)m/z:591.8(M+1)。
【1218】
(実施例59)
2−(3−(4−シアノベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミド
【1219】
【化386】
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【1220】
融点:194〜194℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.47−8.45 (m, 1H), 7.84−7.82 (m, 2H), 7.53−7.51 (m, 2H), 7.31−7.21 (m, 6H), 7.08−7.06 (m, 2H), 5.20−5.18 (m, 2H), 4.90−4.80 (m, 1H), 4.71−4.61 (m, 1H), 4.13−4.20 (m, 1H), 3.50−3.38 (m, 4H), 2.80−2.71 (m, 2H), 2.67−2.33 (m, 2H), 1.91−1.89 (m, 1H), 1.50−1.50 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 3304, 2943, 2230, 1768, 1495; MS(ESI):m/z497(M+1)。
【1221】
(実施例60)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1222】
【化387】
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【1223】
融点:207〜209℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.35 (s, 1H), 8.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.37−7.22 (m, 5H), 7.08 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.81 (s, 2H), 4.90 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.47−3.32 (m, 4H), 2.77−2.67 (m, 3H), 2.50 (bs, 1H), 2.38 (bs, 2H), 1.95−1.91 (m, 1H), 1.53 (bs, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3275, 3065, 2941, 2804, 1691, 1630, 1547; MS(ESI)m/z:380.6(M+1)。
【1224】
(実施例61)
(S)−2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1225】
【化388】
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【1226】
融点:105〜107℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.49 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.30−7.29 (m, 4H), 7.27−7.20 (m, 2H), 7.09 (d, J=1.3Hz, 1H), 7.03 (dd, J
1=1.6Hz, J
2=8.3Hz , 1H), 4.93−4.87 (m, 1H), 3.51 (d, J=2.4Hz, 2H), 3.31 (s, 3H), 2.79−2.73 (m, 1H), 2.51 (bs, 1H), 2.50−2.44 (m, 4H), 1.64−1.23 (m, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3286, 3061, 2954, 2794, 1764, 1649, 1535, 1494, 1384, 1064; MS(ESI)m/z:380(M+1)。
【1227】
(実施例62)
N−(1−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1228】
【化389】
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【1229】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.52 (bs, 1H), 8.26 (d, J=8.32Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.32−7.15 (m, 7H), 6.95 (d, J=8.32Hz, 2H), 5.24 (s, 2H), 4.93−4.92 (m, 1H), 3.43 (s, 2H), 2.71−2.67 (m, 2H), 2.50−2.33 (m, 4H), 1.63 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3064, 2962, 1774, 1656, 1496, 1261; MS(ESI)m/z:446(M+1)。
【1230】
(実施例63)
(S)−t−ブチル−2−(3−(1−(2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)アセテート
【1231】
【化390】
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【1232】
融点:68〜70℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.50 (bs, 1H), 7.38−7.30 (m, 5H), 7.28−7.30 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 7.04 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.91 (bs, 2H), 6.76 (bs, 1H), 4.99 (bs, 3H), 4.60 (s, 2H), 3.49 (bs, 2H), 3.20−2.60 (m, 2H), 2.50 (bs, 4H), 1.68 (bs, 4H), 1.42 (s, 9H); IR (KBr, cm
−1): 3248, 2974, 2796, 1776, 1664, 1587, 1492, 1467, 1384, 1369, 1246; MS(ESI)m/z:586.5(M+1)。
【1233】
(実施例64)
(S)−2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1234】
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
【1235】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.43−7.20 (m, 13H), 7.08 (s, 1H), 7.02 (d, J=8.2Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.89−6.84 (m, 1H), 5.80−5.77 (m, 1H), 5.04−4.99 (m, 4H), 3.81−3.68 (m, 2H), 3.04−2.98 (m, 1H), 2.70 (s, 3H), 2.59 (s, 1H), 2.40 (bs, 4H), 1.60 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 2931, 2791, 1774, 1631, 1494, 1467, 1382, 1352, 1244, 1134; MS(ESI)m/z:576(M+1)。
【1236】
(実施例65)
N−((S)−1−シクロヘキシル−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1237】
【化392】
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【1238】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.36 (s, 1H), 7.10 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.82−6.70 (m, 2H), 4.90 (bs, 1H), 4.39 (bs, 1H), 4.14 (s, 1H), 3.77−3.73 (m, 1H), 3.65 (s, 1H), 3.58−3.54 (m, 1H), 3.42 (s, 1H) 2.72 (s, 3H), 2.69−2.61 (m, 2H), 2.24−2.16 (m, 3H), 1.95−1.90 (m, 1H), 1.76−1.57 (m, 4H), 1.46−1.43 (m, 2H), 1.37−1.34 (m, 1H), 1.13−1.00 (m, 4H), 0.97−0.93 (m, 1H), 0.84−0.81 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3306, 3182, 2928, 2856, 2783, 1710, 1630, 1605, 1460; MS(ESI):m/z 400.4(M+1)。
【1239】
(実施例66)
2−(3−(3−シアノベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1240】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
【1241】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.87 (s, 1H), 7.79 (d, J=7.69Hz, 1H), 7.67 (d, J=8.05Hz, 1H), 7.59−7.57 (m, 1H), 7.31−7.24 (m, 5H), 7.18 (d, J=6.96Hz, 1H), 7.07 (d, J=10.9Hz, 1H), 7.04−6.99 (m, 1H), 5.80 (m, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.67 (d, J=8.42Hz, 1H), 4.12 (bs, 1H), 3.84−3.68 (m, 2H), 2.99−2.80 (m, 2H), 2.70 (s, 2H), 2.60 (bs, 3H), 2.40−2.33 (m, 1H), 2.32−2.29 (m, 1H), 1.90−1.87 (m, 1H), 1.47−1.35 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3419, 2924, 2852, 2804, 2229, 1772, 1627, 1494, 1355, 1244, 1022, 754; MS(ESI):m/z 511(M+1)。
【1242】
(実施例67)
N−((S)−1−シクロヘキシル−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1243】
【化394】
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【1244】
融点:173〜174℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.5 (bs, 1H), 7.72 (s, J=8.24Hz, 1H), 7.17 (d, J=7.94Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.96 (d, J=7.94Hz, 1H), 4.80 (bs, 1H), 4.12 (bs, 1H), 3.73 (bs, 1H), 3.41−3.37 (m, 2H), 2.65 (d, J=8.5Hz, 1H), 2.43−2.23 (m, 4H), 1.92 (d, J=6.41Hz, 1H), 1.59 (m, 7H), 1.2−1.08 (m, 6H); IR (KBr, cm
−1): 3065, 2797, 1765, 1649, 1535, 1262; MS(ESI):m/z 388(M+1)。
【1245】
(実施例68)
(S)−tert−ブチル−2−(3−(1−(2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)アセテート
【1246】
【化395】
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【1247】
融点:111〜113℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.35−7.26 (m, 6H), 7.22 (t, J=7.9Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 7.05−7.01 (m, 1H), 6.86 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.79−6.73 (m, 2H), 5.79 (bs, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 3.81−3.79 (m, 1H), 3.75−3.68 (m, 1H), 3.01 (bs, 1H), 2.89 (s, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.61−2.54 (m, 2H), 2.49−2.33 (m, 2H), 1.61 (bs, 4H), 1.41 (s, 9H); IR (KBr, cm
−1): 3399, 2922, 2851, 1776, 1641, 1493, 1462, 1389, 1289; MS(ESI):m/z 600(M+1)。
【1248】
(実施例69)
N−((S)−1−シクロヘキシル−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1249】
【化396】
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【1250】
融点:132〜133℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.32 (s, 1H), 7.63 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.07 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.91−6.81 (m, 2H), 4.86 (bs, 1H), 4.18 (bs, 1H), 3.78 (s, 1H), 3.46−3.31 (m, 4H), 2.68 (s, 2H), 2.21−2.19 (m, 4H), 1.96 (s, 1H), 1.67−1.60 (m, 6H), 1.52−0.97 (m, 6H) ; IR (KBr, cm
−1): 3262, 2928, 2853, 2799, 1703, 1632; MS(ESI):m/z 386(M+1)。
【1251】
(実施例70)
N−((S)−1−シクロヘキシル−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1252】
【化397】
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【1253】
融点:130〜131℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.5 (bs, 1H), 7.18 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 7.03−6.96 (m, 1H), 4.6 (bs, 1H), 4.3 (bs, 1H), 4.14 (bs, 1H), 3.8−3.6 (m, 4H), 2.73 (s, 3H), 2.7−2.6 (m, 2H), 2.2 (bs, 2H), 1.93−1.90 (m, 2H), 1.8−1.71 (m, 7H), 1.20−1.02 (m, 4H) ; IR (KBr, cm
−1): 2927, 2852, 1774, 1618, 1261; MS(ESI):m/z 402(M+1)。
【1254】
(実施例71)
(S)−N−(1−(3−シアノフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1255】
【化398】
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【1256】
融点:116〜118℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.5 (bs, 1H), 7.75−7.63 (m, 2H), 7.61− 7.52 (m, 2H), 7.18 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.95−6.93 (m, 2H), 5.82−5.79 (m, 1H), 3.79−3.76 (m, 2H), 3.01−2.97 (m, 1H), 2.86−2.83 (m, 1H), 2.76 (s, 3H), 2.50 (bs, 4H), 1.6 (bs, 4H) ; IR (KBr, cm
−1): 2958, 2794, 2227, 1774, 1629, 1465, 1400, 1261; MS(ESI):m/z 405(M+1)。
【1257】
(実施例72)
2−(3−(3−シアノベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミド
【1258】
【化399】
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【1259】
融点:65〜68℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.43 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.67 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.59−7.55 (m, 1H), 7.29−7.25 (m, 5H), 7.23−7.18 (m, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 5.06 (s, 2H), 4.87−4.81 (m, 1H), 4.64 (d, J=4.3Hz, 1H), 4.12−4.08 (m, 1H), 3.50−3.41 (m, 2H), 2.70−2.66 (m, 2H), 2.53−2.51 (m, 2H), 2.47−2.37 (m, 1H), 2.29−2.26 (m, 1H), 1.91−1.86 (m, 1H), 1.49−1.44 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3304, 3062, 2943, 2806, 2229, 1774, 1658, 1535, 1494, 1354, 1246; MS(ESI):m/z 497(M+1)。
【1260】
(実施例73)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1261】
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
【1262】
融点:203〜206℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.58 (bs, 1H), 7.74 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.62 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.58−7.53 (m, 1H), 7.20 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.95 (d, J=8.3Hz, 1H), 5.86−5.82 (m, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.23−4.18 (m, 1H), 3.89−3.75 (m, 2H), 3.18−3.0 (m, 1H), 2.87−2.83 (m, 2H), 2.76 (s, 3H), 2.74−2.71 (m, 1H), 2.50−2.42 (m, 2H), 1.99−1.92 (m, 1H), 1.59−1.51 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3331, 2920, 2798, 2229, 1764, 1597, 1465, 1261, 1138; MS(ESI):m/z 421(M+1)。
【1263】
(実施例74)
(S)−tert−ブチル2−(3−(2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)アセテート
【1264】
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
【1265】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.55 (bs, 1H), 8.47 (t, J=8.8Hz, 1H), 7.22−7.15 (m, 2H), 7.06−6.70 (m, 5H), 4.88 (bs, 1H), 4.59 (d, J=2.0Hz, 2H), 4.16 (bs, 1H), 3.53−3.40 (m, 2H), 3.18−3.14 (m, 1H), 2.84−2.60 (m, 3H), 2.40−2.35 (m, 2H), 1.96−1.86 (m, 1H), 1.58−1.52 (m, 1H), 1.42 (s, 9H) ; IR (KBr, cm
−1): 3288, 3055, 2974, 2808, 1764, 1656, 1492, 1467, 1369, 1261, 1153, 1087; MS(ESI):m/z 512(M+1)。
【1266】
(実施例75)
2−(3−(4−シアノベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1267】
【化402】
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【1268】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.83 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.33−7.25 (m, 5H), 7.24−7.16 (m, 1H), 7.06−7.04 (m, 2H), 5.80 (m, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.67 (d, J=8.42Hz, 1H), 4.12 (bs, 1H), 3.84−3.68 (m, 2H), 2.99−2.80 (m, 2H), 2.70 (s, 2H), 2.60 (bs, 3H), 2.40−2.33 (m, 1H), 2.32−2.29 (m, 1H), 1.90−1.87 (m, 1H), 1.47−1.35 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3062, 2920, 2852, 2804, 2227, 1774, 1631, 1494, 1467, 1384, 1244, 1095;
MS(ESI):m/z 511(M+1)。
【1269】
(実施例76)
N−(1−(3−(シアノメトキシ)フェニル)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1270】
【化403】
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【1271】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ
11.54 (bs, 1H), 7.35−7.31 (m, 1H), 7.30−7.20 (m, 1H), 7.17−6.90 (m, 5H), 5.82 (bs, 1H), 5.15−5.14 (s, 2H), 4.90 (bs, 1H), 4.68 (bs, 1H), 4.16−3.86 (bs, 1H), 3.82−3.72 (m, 2H), 3.29−3.17 (m, 1H), 2.96−2.78 (m, 2H), 2.73−2.62 (s, 3H), 2.5−2.37 (m, 2H), 1.98−1.94 (m, 1H), 1.60−1.40 (bs, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 2949, 2808, 1766, 1604, 1467, 1400, 1263, 1172, 1138, 1099; MS(ESI):m/z 451(M+1)。
【1272】
(実施例77)
tert−ブチル2−(3−((S)−2−((R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)アセテート
【1273】
【化404】
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【1274】
融点:124〜125℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 12.0−11.0 (bs, 1H), 7.26−7.17 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 6.96−6.95 (m, 1H), 6.88−6.86 (m, 1H), 6.83−6.80 (m, 1H), 6.77−6.74 (m, 2H), 5.84−5.80 (m, 1H), 4.83 (bs, 1H), 4.61 (s, 1H), 4.20−4.16 (m, 1H), 3.86−3.84 (m, 1H), 3.82−3.71 (m, 1H), 3.10−3.00 (m, 1H), 2.81−2.74 (m, 2H), 2.71 (s, 3H), 2.68−2.67 (m, 1H), 2.50−2.49 (m, 2H), 1.98−1.91 (m, 1H), 1.52−1.51 (m, 1H), 1.49 (s, 9H) ; IR (Neat, cm
−1): 3339, 2980, 2797, 1773, 1597, 1467; MS(ESI):m/z 526(M+1)。
【1275】
(実施例78)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1276】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
【1277】
融点:83〜85℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.74 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.62 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.58−7.53 (m, 1H), 7.20 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.95 (d, J=8.3Hz, 1H), 5.86−5.82 (m, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.23−4.18 (m, 1H), 3.89−3.75 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.18−3.0 (m, 1H), 2.87−2.83 (m, 2H), 2.76 (s, 3H), 2.74−2.71 (m, 1H), 2.50−2.42 (m, 2H), 1.99−1.92 (m, 1H), 1.59−1.51 (m, 1H); IR (Neat, cm
−1): 2943, 2802, 2227, 1776, 1631, 1479, 1384, 1265; MS(ESI):m/z 435(M+1)。
【1278】
(実施例79)
N−((S)−1−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1279】
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
【1280】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.93 (s, 1H), 7.90 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.45−7.41 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.17 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.86 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 5.95 (m, 1H), 5.21 (bs, 1H), 4.40 (s, 2H), 4.23 (s, 1H), 3.81−3.71 (m, 2H), 3.22−3.15 (m, 2H), 3.12−3.09 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.45−2.32 (m, 1H), 2.31−2.29 (m, 1H), 1.97−1.92 (m, 1H), 1.53−1.50 (m, 1H);IR (Neat, cm
−1): 2926, 1708, 1641, 1583, 1444, 1402, 1309, 1136;
MS(ESI)m/z:498(M+1)。
【1281】
(実施例80)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(1−メチル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1282】
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
【1283】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.00 (s, 1H), 9.94−9.76 (m, 1H), 7.31−7.25 (m, 2H),6.91−6.77 (m, 5H), 6.13−6.12 (m, 1H), 6.10 (s, 1H), 4.80−4.75 (s, 2H), 4.60−4.45 (s, 2H), 4.44 (d, 1H; J=28.3), 4.12−4.09 (m, 1H), 4.0−3.60 (m, 5H), 3.20−3.10 (s, 3H), 2.82−2.73 (s, 3H), 2.32−2.28 (m, 1H), 2.26−1.84 (m, 1H); IR (Neat, cm
−1): 2927, 1678, 1612, 1587, 1492, 1442, 1400, 1321, 1203, 1139; MS(ESI)m/z:518(M+1)。
【1284】
(実施例81)
(S)−メチル3−((2−オキソ−5−(2−オキソ−2−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)メチル)ベンゾエート
【1285】
【化408】
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【1286】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.80−8.60 (m, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.90 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.63 (d, J=7.5Hz, 1H) 7.51 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.30−7.28 (m, 6H), 7.15 (s, 1H), 7.05 (d, J=8.33Hz, 1H), 5.09 (m, 3H), 3.84 (s, 3H), 3.50 (s, 2H), 3.20 (m, 2H), 2.54−2.50 (m, 4H), 1.75 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3360, 2951, 1776, 1722, 1658, 1492, 1286, 1203, 1107, 1020; MS(ESI)m/z:514.0(M+1)。
【1287】
(実施例82)
(S)−tert−ブチル−2−(2−オキソ−5−(2−オキソ−2−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)アセテート
【1288】
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
【1289】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.51 (bs, 1H), 7.30−7.05 (m, 8H), 4.92 (m, 1H), 4.58 (s, 2H), 3.52−3.37 (bs, 2H), 2.89−2.67 (m, 2H), 2.54−2.32 (m, 4H), 1.91−1.57 (m, 4H), 1.41 (s, 9H); IR (Neat, cm
−1): 2976, 1784, 1743, 1658, 1546, 1494, 1467, 1390, 1367, 1244, 1155; MS(ESI)m/z:480(M+1)。
【1290】
(実施例83)
(S)−2−(2−オキソ−5−(2−オキソ−2−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)酢酸塩酸塩
【1291】
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
【1292】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.1 (bs, 1H), 8.90 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.2−7.4 (m, 7H), 7.06 (m, 1H), 5.25−5.29 (m, 1H), 4.26 (s, 2H), 3.61 (s, 2H), 3.53−3.38 (m, 4H), 3.32−3.06 (m, 2H), 2.32−1.90 (m, 4H); IR (Neat, cm
−1): 3030, 2601, 1778, 1670, 1535, 1496, 1467, 1390, 1357, 1246, 1219; MS(ESI)m/z:424(M+1)。
【1293】
(実施例84)
(S)−N−(1−(3−ヒドロキシフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1294】
【化411】
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【1295】
融点:140〜142℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.57 (bs, 1H), 9.33 (bs, 1H), 8.43 (bs, 1H), 7.17 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.08 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.99−6.95 (m, 2H), 6.73 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.62 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.82 (bs, 1H), 3.47 (d, J=5.9Hz, 2H), 3.17 (d, J=5.2Hz, 1H), 2.54 (bs, 4H), 2.44 (bs, 1H), 1.65 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3066, 2972, 2823, 1764, 1658, 1589, 1546, 1500, 1467, 1382, 1263; MS(ESI)m/z:382.4(M+1)。
【1296】
(実施例85)
(S)−2−(3−(1−(2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)酢酸塩酸塩
【1297】
【化412】
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【1298】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.05 (bs, 1H), 11.60 (s, 1H), 10.20 (bs, 1H), 8.87 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.28−7.24 (m, 1H), 7.18 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.04−6.97 (m, 4H), 6.84−6.81 (m, 1H), 5.26−5.21 (m, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.60 (s, 1H), 3.37−3.05 (m, 2H), 2.67−2.50 (m, 4H), 1.96−1.90 (m, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3525, 3444, 2638, 1766, 1564, 1259, 1024, 792; MS(ESI)m/z:440(M+1)。
【1299】
(実施例86)
2−(5−(2−(((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)(メチル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)酢酸
【1300】
【化413】
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【1301】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.35−7.25 (m, 6H), 7.09−6.99 (m, 2H), 5.91−5.89 (m, 1H), 4.35 (bs, 2H), 4.19 (bs, 1H), 3.87−3.65 (m, 4H), 3.16−2.85 (m, 4H), 2.84−2.62 (m, 4H), 2.0−1.96 (m, 1H), 1.58−1.43 (m, 1H), 1.23−1.13 (m, 1H); IR (Neat, cm
−1): 3167, 2945, 1782, 1631, 1604, 1496, 1469, 1396, 1381, 1359, 1307; MS(ESI):m/z 454(M+1)。
【1302】
(実施例87)
2−(3−(1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)酢酸塩酸塩
【1303】
【化414】
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【1304】
融点:169〜171℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.59 (s, 1H), 7.21 (t, J=7.0Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.84−6.77 (m, 4H), 6.72 (s, 1H), 5.87−5.83 (m, 1H), 4.51 (s, 2H), 3.75 (d, J=5.6Hz, 1H), 3.70 (s, 1H), 3.17 (s, 1H), 3.14−3.09 (m, 1H), 2.83−2.82 (m, 1H), 2.68 (s, 3H), 2.50 (bs, 4H), 2.44 (bs, 1H), 1.70 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3018, 1699, 1629, 1215, 756, 669; MS(ESI):m/z 452(M+1)。
【1305】
(実施例88)
3−((5−(2−(((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)(メチル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)メチル)ベンズアミド
【1306】
【化415】
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【1307】
融点:181〜183℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.99 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.79 (d, J=7.33Hz, 1H), 7.50−7.21 (m, 7H), 7.19−7.02 (m, 2H), 6.09 (bs, 1H), 5.81 (bs, 1H), 5.07 (s, 2H), 4.91 (bs, 1H), 4.56 (m, 1H), 4.03 (bs, 1H), 3.83−3.71 (m, 2H), 2.69 (s, 4H), 2.67−2.53 (m, 3H), 2.29−2.0 (m, 2H), 1.98−1.72 (m, 1H), 1.33−1.29 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3375, 3034, 2927, 2723, 1768, 1666, 1494, 1384, 1246; MS(ESI):m/z 529(M+1)。
【1308】
(実施例89)
(S)−2−(3−ベンジル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−(1−(3−ヒドロキシフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1309】
【化416】
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【1310】
融点:165〜167℃;
1H−NMR (500MHz, DMSO−d
6): δ 9.36 (bs, 1H), 7.36−7.27 (m, 6H), 7.12−7.02 (m, 3H), 6.68−6.61 (m, 3H), 5.76 (s, 1H), 5.00 (s, 2H), 3.79−3.69 (m, 2H), 2.71 (s, 2H), 2.65−2.64 (m, 1H), 2.43−2.36 (bs, 2H), 2.51−2.49 (bs, 4H), 1.64−1.58 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3523, 1770, 1620, 1492, 1454, 1390, 1357, 1271, 1244, 1016; MS(ESI):m/z 486.2(M+1)。
【1311】
(実施例90)
(R)−2−(3−(1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)酢酸
【1312】
【化417】
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【1313】
融点:227〜229℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.03 (bs, 1H), 11.58 (s, 1H), 10.10 (bs, 1H), 7.30 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.97 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.88 (d, J=1.6Hz, 1H), 6.86 (d, J=1.6Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.10−6.07 (m, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.05 (t, J=12.4Hz, 1H), 3.94−3.78 (m, 2H), 3.63 (d, J=12.0Hz, 2H), 3.52 (s, 1H), 3.16 (bs, 1H), 2.79 (s, 3H), 1.99 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3477, 2949, 1759, 1612, 1462, 1265, 1172, 1074, 920, 781, 705; MS(ESI):m/z 454.3(M+1)。
【1314】
(実施例91)
(S)−3−((2−オキソ−5−(2−オキソ−2−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)メチル)ベンズアミド
【1315】
【化418】
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【1316】
融点:171〜172℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.61 (bs, 1H), 8.02 (bs, 1H), 7.85 (bs, 1H), 7.82 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.47 (bs, 1H), 7.45−7.40 (m, 2H), 7.39−7.23 (m, 6H), 7.11 (s, 1H), 7.05 (d, J=8.2Hz, 1H), 5.03 (s, 2H), 4.95 (bs, 1H), 3.49 (s, 2H), 2.91−2.74 (m, 2H), 2.50 (bs, 4H), 1.67 (bs, 4H); IR (KBr, cm
−1): 3304, 3188, 3059, 2964, 2799, 1769, 1659, 1495, 1246; MS(ESI):m/z 499.0(M+1)。
【1317】
(実施例92)
2−(3−(1−(2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェノキシ)酢酸
【1318】
【化419】
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【1319】
融点:104〜106℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.00 (bs, 1H), 10.35 (s, 1H), 10.19 (bs, 1H), 8.85 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.26 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.0−7.06 (m, 2H), 6.85−6.81 (m, 2H), 6.75 (s, 1H), 5.23 (m, 1H), 4.63 (s, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.53 (s, 2H), 3.44 (d, J=12.0Hz, 2H), 3.30 (bs, 1H), 3.10 (bs, 1H), 1.98−1.88 (m, 4H) ; IR (KBr, cm
−1): 3020, 2401, 1535, 1217, 929, 759, 673; MS(ESI):m/z 438(M+1)。
【1320】
(実施例93)
(S)−N−(1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1321】
【化420】
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【1322】
融点:240〜242℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.57 (s, 1H), 10.1 (bs, 1H), 8.01 (d, J=7.0Hz, 2H), 7.98 (s, 1H), 7.65−7.62 (m, 1H), 7.45 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.17 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.07−6.98 (m, 1H), 6.24 (d, J=10.2Hz, 1H), 4.20−4.13 (m, 2H), 3.99−3.82 (m, 2H), 2.85 (s, 3H), 2.50 (bs, 4H), 2.0 (bs, 4H) ; IR (KBr, cm
−1): 3373, 3035, 1778, 1629, 1550, 1467, 1388, 1269, 1103; MS(ESI):m/z 448(M+1)。
【1323】
(実施例94)
(S)−2−(3−(2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸トリフルオロアセテート
【1324】
【化421】
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【1325】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.10 (bs, 1H), 11.60 (s, 1H), 9.80−9.60 (m, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.20 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.95−6.76 (m, 4H), 6.18−6.05 (m, 1H), 5.50 (bs, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.42 (bs, 1H), 4.20−3.60 (m, 5H), 3.50−3.20 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.30−2.20 (m, 1H), 1.90−1.80 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3062, 1766, 1672, 1469, 1265, 1199, 1134, 1095; MS(ESI):m/z 470(M+1)。
【1326】
(実施例95)
(S)−2−(3−(2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸塩酸塩
【1327】
【化422】
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【1328】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.10 (bs, 1H), 10.35 (s, 1H), 9.90−9.65 (m, 1H), 7.30−7.27 (m, 1H) 7.12 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.86 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.81−6.70 (m, 4H), 6.2−6.13 (m, 1H), 5.50 (bs, 1H), 4.63 (s, 2H), 4.42 (s, 1H), 4.15−4.10 (m, 1H), 3.85−3.60 (m, 5H), 3.40−4.20 (m, 4H), 2.70 (s, 3H), 2.30−2.20 (m, 1H), 1.90−1.80 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3238, 2951, 1678, 1631, 1452, 1462, 1203, 1136; MS(ESI):m/z 468(M+1)。
【1329】
(実施例96)
2−(3−((S)−2−((R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1330】
【化423】
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【1331】
融点:95〜96℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.00 (bs, 1H), 11.60 (bs, 1H), 9.84 (bs, 1H), 7.31−7.27 (m, 1H), 7.21 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.96 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.88 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.82−6.75 (m, 2H), 6.11 (d, J=10.7Hz, 1H), 5.50 (bs, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.47 (s, 1H), 4.40−4.02 (m, 2H), 3.99−3.98 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.43−3.18 (m, 2H), 2.74 (s, 2H), 2.32−2.27 (m, 1H), 2.20−1.83 (m, 2H) ; IR (Neat, cm
−1): 2959, 1756, 1611, 1468, 1219; MS(ESI):m/z 470.2(M+1)。
【1332】
(実施例97)
2−(5−(2−(((S)−1−シクロヘキシル−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)(メチル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)酢酸
【1333】
【化424】
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【1334】
融点:233〜234℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.18 (d, J=8.2Hz, 1H), 6.9−6.8 (m, 2H), 4.45 (s, 1H), 4.2−4.19 (m, 3H), 3.69−3.04 (m, 8H), 2.68 (s, 3H), 2.36−2.01 (m, 1H), 1.69−1.53 (m, 5H), 1.37−1.07 (m, 6H), 0.94−0.90 (m, 1H), 0.88−0.69 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3290, 2929, 2852, 1768, 1620, 1620, 1496, 1377, 1246, 1101, 1024; MS(ESI):m/z 460(M+1)。
【1335】
(実施例98)
メチル4−((5−(2−(((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)(メチル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)メチル)ベンゾエート
【1336】
【化425】
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【1337】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.94 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.30−7.20 (m, 6H), 7.04 (s, 2H), 5.80 (bs, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.65 (bs, 1H), 4.15 (bs, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.80−3.60 (m, 2H), 3.0−2.60 (m, 7H), 2.45−2.25 (m, 2H), 1.90 (bs, 1H), 1.50 (bs, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3420, 3032, 2949, 2800, 1774, 1720, 1612, 1495, 1385, 1280, 1244; MS(ESI):m/z 544(M+1)。
【1338】
(実施例99)
N−((S)−1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1339】
【化426】
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【1340】
融点:228〜230℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.59 (bs, 1H), 7.97−7.93 (m, 2H), 7.55−7.52 (m, 1H), 7.33 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.97 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.18−6.16 (m, 1H), 5.47−5.40 (m, 1H), 4.40 (s, 1H), 3.94−3.86 (m, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.59−3.56 (m, 1H), 3.43−3.31 (m, 3H), 3.18−3.16 (m, 1H), 2.78 (s, 3H), 2.18−2.14 (m, 1H), 1.83−1.82 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1): 3064, 2725, 1766, 1629, 1560, 1467, 1392, 1265; MS(ESI):m/z 464(M+1)。
【1341】
(実施例100)
(S)−2−(3−(2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸塩酸塩
【1342】
【化427】
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【1343】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.43 (s, 1H), 8.47 (t, J=8.8Hz, 1H), 7.21 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.19 (d, J=1.4Hz, 1H), 6.88−6.73 (m, 5H), 4.90−4.87 (m, 1H), 4.57 (d, J=2.4Hz, 2H), 4.18−4.15 (m, 1H), 3.46−3.36 (m, 4H), 2.84−2.54 (m, 4H), 2.50−2.40 (m, 2H), 1.97−1.88 (m, 1H), 1.53−1.45 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3334, 2922, 1726, 1535, 1467, 1379, 1251, 1016; MS(ESI):m/z 454(M+1)。
【1344】
(実施例101)
(S)−2−(3−(2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1345】
【化428】
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【1346】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.1 (bs, 1H), 11.6 (s, 1H), 10.0−9.6 (m, 1H), 8.7 (t, J=8.8Hz, 1H) 7.3−6.8 (m, 7H), 5.5 (bs, 1H), 5.27 (s, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.4 (d, J=15.6Hz, 1H), 3.60−3.14 (m, 6H), 2.23 (bs, 1H), 1.98−1.80 (m, 2H), 1.58−1.54 (m, 1H) ; IR (KBr, cm
−1):3059, 2966, 1764, 1678, 1599, 1493, 1441, 1263, 1201, 1139, 1085; MS(ESI):m/z 456(M+1)。
【1347】
(実施例102)
2−(3−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)ベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミド
【1348】
【化429】
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【1349】
融点:235〜237℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.62 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.93 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.46−7.42 (m, 1H), 7.34 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.31−7.29 (m, 5H), 7.27−7.23 (m, 1H), 7.09 (s, 1H), 7.03 (d, J=8.3Hz, 1H), 5.12−5.09 (m, 1H), 5.06 (s, 2H), 4.25 (d, J=2.9Hz, 1H), 4.23 (s, 1H), 3.49 (s, 2H), 3.16−3.03 (m, 4H), 2.96−2.93 (m, 1H), 2.92−2.80 (m, 1H), 2.01−1.96 (m, 1H), 1.67−1.64 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3379, 3028, 1764, 1658, 1546, 1494, 1357, 1246; MS(ESI):m/z 540(M+1)。
【1350】
(実施例103)
2−(3−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)ベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1351】
【化430】
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【1352】
融点:123〜125℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.0−7.80 (m, 2H), 7.40−7.20 (m, 8H), 7.10−7.0 (m, 2H), 5.80 (m, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.67 (d, J=8.42Hz, 1H), 4.12 (bs, 1H), 3.84−3.68 (m, 2H), 2.99−2.80 (m, 2H), 2.70 (s, 2H), 2.60 (bs, 3H), 2.40−2.33 (m, 1H), 2.32−2.29 (m, 1H), 1.90−1.87 (m, 1H), 1.47−1.35 (m, 2H); IR (KBr, cm
−1): 3138, 1766, 1641, 1494, 1390, 1244, 1091, 1016; MS(ESI):m/z 554(M+1)。
【1353】
(実施例104)
2−(3−(4−(1H−テトラゾール−5−イル)ベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1354】
【化431】
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【1355】
融点:218〜220℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.83 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.33−7.25 (m, 5H), 7.24−7.16 (m, 1H), 7.06−7.04 (m, 2H), 5.80 (m, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.67 (d, J=8.42Hz, 1H), 4.12 (bs, 1H), 3.84−3.68 (m, 2H), 2.99−2.80 (m, 2H), 2.70 (s, 2H), 2.60 (bs, 3H), 2.40−2.33 (m, 1H), 2.32−2.29 (m, 1H), 1.90−1.87 (m, 1H), 1.47−1.35 (m, 2H); IR (Neat, cm
−1): 2920, 1764, 1629, 1492, 1390, 1346, 1219, 1089, 1012; MS(ESI):m/z 554(M+1)。
【1356】
(実施例105)
(R)−N−(1−(3−((2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1357】
【化432】
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【1358】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ
11.8−11.6 (bs, 1H), 7.28−7.26 (m, 1H), 7.24−7.20 (m, 1H), 7.02−6.98 (m, 5H), 6.81−6.80 (m, 1H), 6.0−5.98 (m, 1H), 5.26−5.24 (m, 3H), 4.35−4.27 (bs, 1H), 3.89−3.78 (m, 2H), 3.45−3.29 (m, 4H), 3.06−2.69 (m, 4H), 2.19−2.17 (m, 1H), 1.86 (m, 1H);
IR (Neat, cm
−1): 3039, 2723, 1757, 1629, 1467, 1392, 1292, 1267, 1236, 1168, 1101; MS(ESI):m/z 494(M+1)。
【1359】
(実施例106)
2−(3−(4−(1H−テトラゾール−5−イル)ベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミド
【1360】
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
【1361】
融点:296〜297℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 8.01−7.98 (m, 2H), 7.39−7.42 (m, 2H), 7.35−7.26 (m, 6H), 7.08−7.03 (m, 2H), 5.19−5.16 (m, 1H), 5.02−4.98 (m, 2H), 4.40−4.33 (m, 1H), 3.64−3.53 (m, 2H), 3.35−3.25 (m, 3H), 3.17−3.15 (m, 2H), 3.05−3.01 (m, 1H), 2.09−2.04 (m, 1H), 1.78−1.75 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 3242, 3061, 1766, 1494, 1011; MS(ESI):m/z 540(M+1)。
【1362】
(実施例107)
N−((S)−1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1363】
【化434】
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【1364】
融点:130〜132℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.97−7.93 (m, 2H), 7.55−7.52 (m, 1H), 7.33 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.97 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.18−6.16 (m, 1H), 5.47−5.40 (m, 1H), 4.40 (s, 1H), 3.94−3.86 (m, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.59−3.56 (m, 1H), 3.43−3.31 (m, 3H), 3.18−3.16 (m, 1H), 2.78 (s, 3H), 2.18−2.14 (m, 1H), 1.83−1.82 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 2964, 1774, 1641, 1479, 1384, 1267, 1219; MS(ESI):m/z 478(M+1)。
【1365】
(実施例108)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1366】
【化435】
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【1367】
融点:133〜134℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.5 (s, 1H), 7.75−7.53 (m, 4H), 7.17 (d, J=8.8Hz, 1H), 6.98−6.94 (m, 2H), 5.83−5.81 (m, 1H), 5.20−5.0 (m, 1H), 3.83−3.80 (m, 2H), 2.88−2.81 (m, 4H), 2.76 (s, 3H), 2.42−2.46 (m, 2H), 2.1−2.0 (m, 1H), 1.98−1.80 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 2927, 2852, 1774, 1618, 1261; MS(ESI):m/z 421(M−1)。
【1368】
(実施例109)
N−((S)−1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1369】
【化436】
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【1370】
融点:133〜134℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.59 (s, 1H), 10.2 (bs, 1H), 7.99 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.65 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.43 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.18 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.01−6.96 (m, 2H), 6.27 (m, 1H), 5.56−5.43 (m, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.96−3.69 (m, 7H), 2.77 (s, 3H), 2.33 (bs, 2H) ; IR (Neat, cm
−1): 2980, 1764, 1678, 1467, 1205, 1265, 1138; MS(ESI):m/z 466(M+1)。
【1371】
(実施例110)
N−((S)−1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1372】
【化437】
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【1373】
融点:208〜210℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.35 (bs, 1H), 10.06 (bs, 1H), 9.93 (bs, 1H), 7.99 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.64−7.60 (m, 1H), 7.42 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.25−6.23 (m, 1H), 5.51 (bs, 1H), 4.45 (bs, 1H), 4.11 (bs, 1H), 3.79−3.77 (m, 4H), 3.73−3.42 (m, 4H), 2.76 (s, 3H), 2.32 (s, 1H), 2.08−1.90 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 3053, 2752, 1689, 1629, 1483, 1460, 1400, 1271, 1246, 1116; MS(ESI):m/z 462(M+1)。
【1374】
(実施例111)
N−((S)−1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1375】
【化438】
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【1376】
融点:198〜200℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 9.99 (bs, 1H), 9.69 (bs, 1H), 7.99 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.64−7.60 (m, 1H), 7.42 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.25−6.23 (m, 1H), 5.51 (bs, 1H), 4.45 (bs, 1H), 4.11 (bs, 1H), 3.79−3.77 (m, 4H), 3.73−3.42 (m, 4H), 3.05 (s, 3H), 2.77 (s, 3H), 2.32 (s, 1H), 2.08−1.90 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 3022, 2746, 1681, 1618, 1562, 1450, 1375, 1350, 1274, 1105; MS(ESI):m/z 476(M+1)。
【1377】
(実施例112)
N−((S)−1−(3−((2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1378】
【化439】
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【1379】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6):
δ 12.0 ( bs, 1H), 10.38−10.35 (d, J=15.0Hz, 1H), 7.23−7.21 (m, 1H), 7.09−6.95 (m, 1H), 6.95−6.80 (m, 5H), 5.87−5.85 (m, 1H), 5.13−5.08 (s, 2H), 4.26−4.23 (bs, 1H), 3.79−3.72 (m, 2H), 3.40−3.32 (bs, 2H), 3.16−2.63 (m, 6H), 2.63−2.59 (s, 3H), 1.99−1.90 (m, 2H), 1.6−1.55 (m, 1H) ; IR (Neat, cm
−1): 3053, 2953, 2773, 1703, 1643, 1589, 1492, 1462, 1413, 1269, 1043; MS(ESI):m/z 492(M+1)。
【1380】
(実施例113)
N−((S)−1−(3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1381】
【化440】
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【1382】
融点:175〜177℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6):
δ 10.35 (s, 1H), 7.98 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.64 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.44 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.26−6.23 (m, 1H), 5.55−5.41 (m, 1H), 4.12 (s, 1H), 3.93−3.73 (m, 4H), 3.69−3.16 (m, 7H), 2.75 (s, 3H) ; MS(ESI):m/z 464(M+1)。
【1383】
(実施例114)
(S)−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1384】
【化441】
[この文献は図面を表示できません]
【1385】
MS(ESI):m/z380(M+1);
1H−NMR (300MHz, CD
3OD)δ 7.35−7.23 (m, 5H);6.92−6.85 (m, 3H); 5.09−5.04 (m, 1H); 4.54 (s, 1H); 3.55 (s, 1H); 3.09−2.87 (m, 1H); 2.71−2.58 (m, 5H); 1.79 (s, 1H)。
【1386】
(実施例115)
(S)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1387】
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
【1388】
LC−MS(ES,m/z)396(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 300MHz)δ 11.736 (1H, s), 7.650−7.210 (6H, m), 7.160−6.920 (2H, m), 5.940−5.105 (1H, m), 3.970−3.680 (2H, m), 3.150−2.975 (1H, m), 2.860−2.615 (4H, m), 2.500−2.355 (3H, m), 2.180−2.005 (1H, m), 1.770−1.450 (4H, m)。
【1389】
(実施例116)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1390】
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
【1391】
LC−MS(ES,m/z)382(M+1)。
【1392】
(実施例117)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1393】
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
【1394】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.8 (bs, 1H), 7.49−7.47 (m, 1H), 7.35−7.23 (m, 5H), 7.08−7.01 (m, 2H), 5.86 (bs, 1H), 4.94−4.91 (m, 1H), 4.18 (bs, 1H), 3.87−3.70 (m, 2H), 3.29 (bs, 1H), 2.75−2.62 (m, 6H), 2.50 (bs, 2H), 1.99−1.93 (bs, 1H), 1.51 (bs, 1H); IR (Neat, cm
−1): 3284, 2924, 2852, 2771, 1693, 1620, 1573, 1469, 1402, 1346, 1276; MS(ESI)m/z:412(M+1)。
【1395】
(実施例118)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(2−チオキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1396】
【化445】
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【1397】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 13.0 (bs, 1H), 8.56 (d, J=8.56Hz, 1H), 7.57 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.30−7.17 (m, 7H), 4.93 (d, J=5.4Hz, 1H), 4.17−4.15 (m, 1H), 3.54 (d, J=8.3Hz, 2H), 2.81−2.50 (m, 5H), 2.42 (d, J=3.0Hz, 1H), 1.9−1.85 (m, 1H), 1.6−1.55 (m, 1H); IR (Neat, cm
−1): 3240, 3030, 2930, 1658, 1529, 1452, 1365, 1323, 1261, 1157, 1082; MS(ESI)m/z:414(M+1)。
【1398】
(実施例119)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(2−チオキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1399】
【化446】
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【1400】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): 7.28−7.16 (m, 7H), 6.79−6.77 (m, 1H), 5.86 (bs, 1H), 4.16−4.01 (bs, 1H), 3.78−3.64 (m, 3H), 3.14−2.90 (m, 2H), 2.85−2.62 (m, 7H), 2.37−2.35 (m, 1H), 1.94−1.83 (bs, 1H), 1.59−1.55 (bs, 1H); IR (Neat, cm
−1): 3537, 2926, 2812, 1581, 1382, 1315, 1136; MS(ESI)m/z:428(M+1)。
【1401】
(実施例120)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1402】
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
【1403】
LC−MS(ES,m/z)458(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 11.255 (s, 1H), 7.107−7.778 (m, 8H), 5.890−5.170 (m, 1H), 4.713 (s, 2H) , 4.204 (s, 1H), 3.979−3.804 (m, 2H), 3.338−2.628 (m, 7H), 2.078−1.998 (m, 1H), 1.557−1.453 (m, 1H)。
【1404】
(実施例121)
(S)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1405】
【化448】
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【1406】
LC−MS(ES,m/z)428(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 11.33 (br, s, 1H), 8.89−6.95 (m, 9H), 5.01−4.49 (m, 3H), 3.71−3.51 (m, 2H), 2.91−2.21 (m, 6H), 1.91−1.41 (m, 4H)。
【1407】
(実施例122)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)アセトアミド
【1408】
【化449】
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【1409】
LC−MS(ES,m/z)444(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 400MHz): δ 11.24 (s, 1H), 8.64 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.73 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.31 (d, 4H, J=4Hz), 7.23 (d, 2H, J=7.6Hz), 7.12 (s, 1H), 4.67−4.91 (m, 4H), 4.16 (bs, 1H), 3.52−3.62 (m, 2H), 2.63−2.78 (m, 3H), 2.27−2.36 (m, 1H), 1.94−1.99 (m, 1H), 1.53 (bs, 1H)。
【1410】
(実施例123)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1411】
【化450】
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【1412】
LC−MS:(ES,m/z):526(M+1);
−
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.21 (d, J=12Hz, 1H), 7.77−7.61 (m, 5H), 7.19 (d, J=6.6Hz, 1H), 7.11 (s, 1H), 5.90−5.85 (m, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.18 (s, 1H), 4.03−3.82 (m, 2H), 3.15−2.98 (m, 1H), 2.79−2.62 (m, 6H), 2.49−2.33 (m, 1H), 1.96−1.95 (m, 1H), 1.55 (s, 1H)。
【1413】
(実施例124)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−1−(3−フルオロフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1414】
【化451】
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【1415】
LC−MS:(ES,m/z):476(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6): 11.22 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.77−7.72 (m, 1H), 7.42−7.35 (m, 1H), 7.21−7.10 (m, 5H), 5.80 (s, 1H), 4.74−4.70 (m, 3H), 3.98 (s, 1H), 3.96−3.80 (m, 2H), 3.05−2.97 (m, 1H), 2.77−2.73 (m, 5H), 2.63 (s, 1H), 2.42−2.32 (m, 1H), 1.98−1.92 (m, 1H), 1.52 (s, 1H)。
【1416】
(実施例125)
N−((S)−1−シクロヘキシル−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1417】
【化452】
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【1418】
LC−MS:(ES,m/z):464(M+1);
1H−NMR: (DMSO−d6, 300MHz): δ 11.23 (s, 1H), 7.77−7.71 (m, 1H), 7.21−7.13 (m, 1H), 7.13 (s, 1H), 4.71−4.69 (m, 1H), 4.39−4.31 (m, 1H), 3.90−3.70 ( m, 2H), 2.78−2.50 (m, 7H), 2.31−2.16 (m, 3H), 1.95−1.89 (m, 1H), 1.78−1.41 (m, 7H), 1.22−1.07 (m, 3H), 1.05−0.82 (m, 2H)。
【1419】
(実施例126)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−メトキシフェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1420】
【化453】
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【1421】
LC−MS:(ES,m/z):488(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 300MHz): 11.23 (d, J=10.2Hz, 1H), 7.79−7.74 (m, 1H), 7.31−7.18 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 6.90−6.82 (m, 3H), 5.81−5.78 (m, 1H), 4.72 (s, 2H), 4.20 (s, 1H), 3.98−3.81 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.07−3.00 (m, 2H), 2.89−2.77 (m, 4H), 2.66 (s, 1H), 2.52−2.33 (m, 1H), 1.99−1.97 (m, 1H), 1.55 (s, 1H)。
【1422】
(実施例127)
(S)−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1423】
【化454】
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【1424】
LC−MS(ES,m/z):396(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.56 (s, 1H), 8.51 (d, 1H, J=8.7Hz), 7.20−7.31 (m, 6H), 8.62−8.69 (m, 2H), 4.90 (bs, 1H), 3.42 (bs, 4H), 2.73−2.76 (m, 1H), 2.45−2.68 (m, 5H), 1.65 (m, 4H)。
【1425】
(実施例128)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1426】
【化455】
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【1427】
1H−NMR(DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.576 (1H, s), 8.523 (1H, d, J=8.1Hz), 7.370−7.175 (6H, m), 6.985−6.820 (2H, m), 4.985−4.820 (1H, m), 4.815−4.650 (1H, m), 4.235−4.095 (1H, m), 3.520−3.380 (4H, m), 2.850−2.675 (2H, m), 2.672−2.585 (1H, m), 2.460−2.375 (1H, m), 2.370−2.250 (1H, m), 2.040−1.850 (1H, m), 1.590−1.435 (1H, m)。
【1428】
(実施例129)
(S)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−(1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
【1429】
【化456】
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【1430】
LC−MS(ES,m/z):410(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.57 (s, 1H), 7.23−7.35 (m, 6H), 6.89 (s, 2H), 5.87および 5.12 (2bs, 1H), 3.63−3.79 (m, 2H), 3.46 (s, 2H), 2.64−3.08 (m, 6H), 2.35−2.45 (m, 3H), 1.67 (bs, 4H)。
【1431】
(実施例130)
N−(2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1432】
【化457】
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【1433】
LC−MS:(ES,m/z):434(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): 1.2−1.5 (3H, br), 1.5−1.7 (3H, m), 19−2.5 (6H, br), 2.7 (3H, m), 3.2−3.8 (8H, br), 4.1 (1H, m), 4.4 (1H, m), 4.7 (1H, m), 6.8 (2H, d, J=4.8Hz), 7.2 (1H, m), 10.5 (1H, m)。
【1434】
(実施例131)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−メトキシフェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1435】
【化458】
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【1436】
LC−MS:(ES,m/z):456(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.53 (d, J=5.4Hz, 1H), 7.27−7.22 (m, 2H), 6.89−6.67 (m, 5H), 5.78 (s, 1H), 4.70 (s, 1H), 4.15 (s, 1H), 3.76−3.67 (m, 5H), 3.43 (s, 2H), 3.31 (d, J=7.2Hz, 2H), 3.01−2.81 (m, 2H), 2.71 (s, 3H), 2.62 (s, 1H), 2.31−2.27 (m, 1H), 1.94−1.92 (m, 1H), 1.50 (s, 1H)。
【1437】
(実施例132)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1438】
【化459】
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【1439】
LC−MS:(ES,m/z):494(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.52 (d,J=7.5Hz, 1H), 7.63−7.55 (m, 4H), 7.24 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.87 (d, J=6.6Hz, 2H), 5.85 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.81−3.64 (m, 2H), 3.41−3.32 (m, 2H), 3.30 (s, 2H), 3.06−2.82 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.67 (s, 1H), 2.50−2.27 (m, 1H), 1.96−1.92 (m, 1H), 1.52−1.50 (m, 1H)。
【1440】
(実施例133)
N−((S)−1−(3−フルオロフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1441】
【化460】
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【1442】
LC−MS:(ES,m/z):444(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ10.53 (d, J=6.6Hz, 1H), 7.41−7.34 (m, 1H), 7.26−7.23 (m, 1H), 7.13−7.07 (m, 3H), 6.88−6.84 (m, 2H), 5.82 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.70 (d, J=3.3Hz, 1H), 4.15 (s, 1H), 3.78−3.63 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.01−2.90 (m, 1H), 2.85−2.81 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.62−2.56 (m, 1H), 2.50−2.28 (m, 1H), 1.93−1.89 (m, 1H), 1.62−1.58 (m, 1H)。
【1443】
(実施例134)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1444】
【化461】
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【1445】
LC−MS:(ES,m/z):510(M+1);
1H−NMR: (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.54 (d, J=6.0Hz, 1H), 7.52−7.46 (m, 1H), 7.36−7.24 (m, 4H), 6.89−6.87 (m, 2H), 5.86−5.80 (m, 1H), 4.72−4.71 (m, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.80−3.65 (m, 2H), 3.45 (s, 2H), 3.07−2.99 (m, 1H), 2.86−2.81 (m, 2H), 2.76 (s, 2H), 2.71−2.62 (m, 2H), 2.42−2.41 (m, 1H), 2.36−2.29 (m, 1H), 1.98−1.94 (m, 1H), 1.58−1.49 (m, 1H)。
【1446】
(実施例135)
2−(1−ベンジル−2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1447】
【化462】
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【1448】
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 7.41−7.35 (m, 2H), 7.33−7.21 (m, 8H), 7.08 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.89−6.84 (m, 1H), 6.58−6.55 (m, 1H), 5.78−5.73 (bs, 1H), 4.93 (bs, 1H), 4.71−4.69 (m, 4H), 4.13 ( bs, 1H), 3.71−3.58 (m, 2H), 3.39−3.28 (m, 2H), 2.84−2.77 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.54−2.48 (m, 2H), 2.31−2.28 (m, 1H), 1.90−1.89 (m, 1H), 1.49 (bs, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3414, 2928, 2799, 1624, 1450, 1323, 1202, 1142, 1099; MS(ESI)m/z:520(M+1)。
【1449】
(実施例136)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチルアセトアミド
【1450】
【化463】
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【1451】
融点:232〜234℃;
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.30 (bs, 1H), 7.35−7.26 (m, 5H), 7.24−7.18 (m, 1H), 6.85−6.82 (m, 1H), 6.75−6.73 (m, 1H), 5.87−5.83 (m, 1H), 5.10 (t, J=7.6Hz, 1H), 4.47 (s, 2H) 4.21−4.16 (m, 1H), 3.81−3.77 (m, 1H), 3.69−3.65 (m, 1H), 3.16−3.05 (m, 1H), 2.85−2.81 (m, 1H), 2.78−2.64 (m, 4H), 2.61 (s, 1H), 2.42−2.32 (m, 2H), 2.01−1.91 (m, 1H), 1.56−1.49 (m, 1H); IR (KBr, cm
−1): 3294, 2938, 2787, 1612, 1450, 1313, 1196, 1134, 1091; MS(ESI)m/z:428(M+1)。
【1452】
(実施例137)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−プロピルアセトアミド
【1453】
【化464】
[この文献は図面を表示できません]
【1454】
MS(ES,m/z):570(M+1);
1H−NMR: (DMSO−d
6, 400MHz): δ 11.23 (s, 1H), 7.74−7.76 (m, 1H), 7.45−7.49 (m, 1H), 7.27−7.39 (m, 3H), 7.19−7.21 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 5.64 (m, 1H), 4.70−4.73 (m, 3H), 3.77−4.16 (m, 3H), 2.64−3.17 (m, 6H), 2.33−2.45 (m, 2H), 1.90−1.95 (m, 1H), 1.04−1.51 (m, 3H), 0.52−0.73 (m, 3H)。
【1455】
(実施例138)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−イソプロピルアセトアミド
【1456】
【化465】
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【1457】
LC−MS:(ES,m/z):570(M+1);
1H−NMR:(DMSO−d
6, 400MHz): δ 11.24 (s, 1H), 7.73−7.77 (m, 1H), 7.30−7.50 (m, 4H), 7.16−7.28 (m, 2H), 7.09 (s, 1H), 4.73−4.76 (m, 1H), 4.70 (s, 2H), 4.18 (m, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.30 (m, 1H), 2.61−2.85 (m, 4H), 2.40−2.49 (m, 1H), 1.93−1.99 (m, 1H), 1.53−1.55 (m, 1H), 1.23−1.31 (m, 3H), 1.06−1.09 (m, 2H), 0.80 (m, 1H)。
【1458】
(実施例139)
N−シクロプロピル−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)アセトアミド
【1459】
【化466】
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【1460】
LC−MS(ES,m/z):568(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.24 (s, 1H), 7.77 (d, J=8Hz, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.23 (m, 3H), 7.14 (m, 1H), 5.44 (s, 1H), 4.75−4.71 (m, 3H), 4.15−3.98 (m, 3H), 3.30−3.27 (m, 2H), 3.00 (m, 1H), 2.74 (m, 3H), 2.39−2.33 (m, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.55 (m, 1H), 0.84−0.71 (m, 3H), 0.38 (s, 1H)。
【1461】
(実施例140)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−イソブチルアセトアミド
【1462】
【化467】
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【1463】
MS(ES,m/z):584(M+1);
1H−NMR: (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.23 (m, 1H), 7.77−7.73 (m, 1H), 7.49−7.39 (m, 3H), 7.26−7.11 (m, 3H), 5.32−5.15 (m, 1H), 4.75−4.70 (m, 3H), 3.90−3.01 (m, 3H), 2.75−2.67 (m, 3H), 2.41−2.38 (m, 2H), 1.92 (m, 1H), 1.54−1.52 (m, 2H), 0.79−0.72 (m, 4H), 0.63−0.61 (m, 1H), 0.36−0.34 (m, 1H)。
【1464】
(実施例141)
N−(シクロプロピルメチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)アセトアミド
【1465】
【化468】
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【1466】
MS(ES,m/z):582(M+1);
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 11.23 (m, 1H), 7.76−7.74 (m, 1H), 7.50−7.13 (m, 6H), 5.32−5.15 (m, 1H), 4.74−4.71 (m, 3H), 4.17−3.90 (m, 3H), 3.33−3.10 (m, 4H) 2.85−2.79 (m, 2H), 2.40 (m, 2H), 1.95−1.93 (m, 1H), 1.53−1.52 (m, 1H), 0.88−0.65 (m, 1H), 0.38−0.08 (m, 4H)。
【1467】
(実施例142)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1468】
【化469】
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【1469】
MS(ES,m/z):542(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6,400MHz) δ 11.236 (s, 1H),7.774−7.097 (m, 7H), 5.827 (s, 1H), 4.744−4.707 (m, 3H), 4.177 (s, 1H), 3.989−3.805 (m, 2H), 3.028−2.333 (m, 9H), 2.079 (m, 1H), 1.979−1.962 (m, 1H)。
【1470】
(実施例143)
2−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1471】
【化470】
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【1472】
MS(ES,m/z):538(M+1);
1H−NMR (DMSO−d6, 300MHz) δ1.34 (s, 6H), 1.50−1.52 (m, 1H), 1.90−1.95 (m, 1H), 2.30−2.33 (m, 1H), 2.46−2.50 (m, 3H), 2.60−2.85 (m, 4H), 2.99−3.04 (m, 1H), 3.70 (q, J=12Hz, 2H), 4.15 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 5.81 (m, 1H), 6.88−7.48 (m, 7H), 10.52 (s, 1H)。
【1473】
(実施例144)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1474】
【化471】
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【1475】
MS(ES,m/z):556(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.20 (s, 1H), 7.75 (d, J=8.1, 1H), 7.32 (t, J=8.4, 1H), 7.18 (d, J=8.7, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.95−7.10 (m, 3H), 5.77−5.83 (m, 1H), 4.70−4.80 (m, 5H), 4.17 (s, 1H), 3.78−3.98 (m, 2H), 3.04−3.12 (m, 1H), 2.50−3.00 (m, 6H), 2.33−2.50 (m, 2H), 1.92−1.98 (m, 1H), 1.53 (s, 1H)。
【1476】
(実施例145)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(m−トリル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1477】
【化472】
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【1478】
MS(ES,m/z):472(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.20−11.23 (m, 1H), 7.73−7.77 (m, 1H), 7.20−7.26 (m, 2H), 7.05−7.16 (m, 4H), 5.78−5.79 (m, 1H), 4.70−4.74 (m, 3H), 4.17 (m, 1H), 3.79−3.96 (m, 2H), 3.09 (m, 1H), 2.82 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.63−2.67 (m, 1H), 2.41 (m, 3H), 2.33 (s, 3H), 1.98 (m, 1H), 1.50 (m, 1H)。
【1479】
(実施例146)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−1−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1480】
【化473】
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【1481】
MS(ES,m/z):559.9(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.20 (s, 1H), 7.71 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.32−7.50 (m, 3H), 7.13 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 5.73 (t, J=6.6Hz, 1H), 4.65−4.71 (m, 3H), 4.12 (s, 1H), 3.75−3.96 (m, 2H), 2.73 (brs, 1H), 2.44−2.68 (m, 6H), 2.33−2.40 (m, 2H), 1.86−1.93 (m, 1H), 1.45 (brs, 1H)。
【1482】
(実施例147)
N−((S)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1483】
【化474】
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【1484】
MS(ES,m/z):486.12;
1H−NMR (DMSO, 300MHz) δ 11.19 (s, 1H,), 7.731−7.71 (m, 1H), 7.18−7.16 (m, 1H), 7.07 (m, 1H), 6.84−6.79 (m, 3H), 5.71 (m,0.8H), 4.95 (m, 0.2H), 4.71−4.65 (m, 3H), 4.13 (m, 1H), 3.91−3.78 (m, 2H), 3.15−2.19 (m, 15H), 1.95−1.85 (m, 1H), 1.48−1.42 (m , 1H)。
【1485】
(実施例148)
2−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1486】
【化475】
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【1487】
MS(ES,m/z):570(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.21 (s, 1H), 7.75−7.17 (m, 6H), 7.04 (s, 1H), 5.77 (t, J=8Hz, 0.8H), 5.14 (t, J=8Hz, 0.2H), 4.70 (s, 1H), 4.12 (s, 1H), 3.92 (q, J=12Hz, 2H), 3.04 (br, 1H), 2.99−2.67 (m, 6H), 2.45−2.26 (m, 1H), 1.92−1.85 (m, 1H), 1,47 (s, 7H)。
【1488】
(実施例149)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−1−(3−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1489】
【化476】
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【1490】
MS(ES,m/z):573.9(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.20 (s, 1H), 7.75 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.15−7.20 (m, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.78−6.95 (m, 3H), 5.73 (brs, 1H), 4.69−4.84 (m, 5H), 4.15 (brs, 1H), 3.79−3.98 (m, 2H), 3.29 (s, 1H), 2.96−3.01 (m, 1H), 2.63−2.79 (m, 5H), 2.26−2.35 (m, 2H), 1.52−1.98 (m, 1H), 1.48 (m, 1H)。
【1491】
(実施例150)
N−((S)−1−(3−シクロプロピルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1492】
【化477】
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【1493】
MS(ES,m/z):498(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 11.16 (m, 1H), 7.73−7.68 (m, 1H), 7.18−6.87 (m, 6H), 5.78−5.71 (m, 0.7H), 5.08−5.02 (m, 0.2H), 4.70−4.66 (m, 3H), 4.13 (m, 1H), 3.92−3.80 (m, 2H), 3.06−2.23 (m, 8H), 1.92−1.81 (m, 2H), 1.49 (m, 1H), 0.90−0.87 (m, 2H), 0.60−0.55 (m, 2H)。
【1494】
(実施例151)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1495】
【化478】
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【1496】
MS(ES,m/z):437(M+1);
1H−NMR (DMSO −d
6, 400MHz) δ 11.84 (s, 1H), 7.76−7.73 (m, 2H), 7.65−7.46 (m, 3H), 7.07−7.01 (m, 2H), 5.85−5.81 (m, 0.8H), 5.18 (m, 0.2H), 4.89−4.70 (m, 1H), 4.18 (s, 1H), 3.92−3.74 (m, 2H), 3.12−2.56 (m, 7H), 2.40−2.33 (m, 2H), 1.97−1.94 (m, 1H), 1.42−1.49 (s, 1H)。
【1497】
(実施例152)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1498】
【化479】
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【1499】
MS(ES,m/z):451(M+1);
1H−NM (CD
3OD ,300MHz) δ 7.67−7.64 (m, 3H), 7.56−7.50 (m, 1H), 6.98−6.91 (m, 2H), 6.02 (t, J=5.2Hz, 1H), 4.36−4.32 (m, 1H), 3.82 (q, J=15.6Hz, 2H), 3.43 (s, 2H), 3.28−3.22 (m, 1H), 2.95−2.90 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.76−2.72 (m, 1H), 2.54−2.46 (m, 2H), 2.15−2.02 (m, 1H), 1.73−1.62 (m, 1H)。
【1500】
(実施例153)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセトアミド
【1501】
【化480】
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【1502】
MS(ES,m/z):435(M+1);
1H−NMR (CD
3OD, 400MHz ) δ 7.75−7.58 (m, 4H), 6.95−6.89 (m, 3H), 6.33−6.31 (d, J=10.8Hz, 1H), 4.60−4.58 (m, 3H), 4.14−4.06 (m, 1H), 3.87−3.46 (m, 7H), 2.83−2.80 (m, 3H), 2.31−2.11 (m, 2H)。
【1503】
(実施例154)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1504】
【化481】
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【1505】
MS(ES,m/z):470(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.46 (s, 1H), 7.74 (d, J=13.5Hz, 2H), 7.46−7.38 (m, 2H), 7.20−7.16 (m, 1H), 6.84−6.79 (m, 2H), 5.80 (dd, J=6.0Hz, J=9.6Hz, 1H), 4.67 (m, 1H), 4.11 (m, 1H), 3.72 (d, J=15.3Hz, 1H), 3.59 (d, J=15.6Hz, 1H), 3.39 (s, 2H), 3.04 (t, J=5.9Hz, 1H), 2.82−2.54 (m, 6H), 2.30−2.25 (m, 1H), 1.92−1.80 (m, 1H), 1.48−1.35 (m, 1H)。
【1506】
(実施例155)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1507】
【化482】
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【1508】
MS(ES,m/z):454(M+1);
1H−NMR (DMSO −d
6, 400MHz) δ 10.72 (s, 1H), 7.84 (s, 2H), 7.51−7.42 (m, 2H), 6.88−6.80 (m, 3H), 5.88 (m, 1H), 4.53 (s, 2H), 4.18−4.16 (m, 1H), 3.73 (d, J=15.2Hz, 1H), 3.62 (d, J=15.2Hz, 1H), 3.11−3.08 (m, 1H), 2.86−2.81 (m, 3H), 2.80 (s, 3H), 2.62 (s, 1H), 2.46 (d, J=6.0Hz, 1H), 2.37−2.34 (dd, J=4.0Hz, J=4.4Hz, 1H), 1.94 (m, 1H), 1.54−1.51 (m, 1H)。
【1509】
(実施例156)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1510】
【化483】
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【1511】
MS(ES,m/z):419(M+1);
1H−NMR
1H−NMR (CDCl
3,300MHz) δ 10.35 (s, 1H), 7.75−7.54 (m, 4H), 7.11 (d, J=6.3Hz, 1H), 6.81−6.76 (m, 2H), 5.82 (t, J=6.0Hz, 1H), 4.85 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.81−3.64 (m, 2H), 3.51−3.42 (m, 2H), 3.06−2.94 (m, 1H), 2.82−2.72 (m, 6H), 2.57 (s, 1H), 2.35−2.28 (m, 2H), 1.95−1.90 (m, 1H), 1.51−1.49 (m, 1H)。
【1512】
(実施例157)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−2−(2−オキソインドリン−5−イル)アセトアミド
【1513】
【化484】
[この文献は図面を表示できません]
【1514】
MS(ES,m/z):(M+1)380
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.28 (1H, s), 8.42−8.40 (1H, m), 7.29−7.19 (5H, m), 7.09−7.04 (2H, s) 6.71−6.69 (1H, m), 4.88−4.85 (1H, m), 4.66−4.65 (1H, m), 4.13−4.11 (1H, m), 3.43−3.32 (4H, m), 2.74−2.69 (2H, m), 2.57−2.47 (1H, m), 2.45−2.43 (1H, m), 2.29−2.25 (1H, m), 1.93−1.88 (1H, m), 1.57−1.47 (1H, m)。
【1515】
(実施例158)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【1516】
【化485】
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【1517】
MS(ES,m/z):432 (M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6,300MHz) δ 12.262 (s, 1H), 9.353 (s, 1H), 8.122−7.525 (m, 4H), 7.198 (s, 2H,), 5.835−5.710 (m, 1H), 4.830−4.622 (m, 1H), 4.150 (s, 1H), 4.021−3.830 (m, 2H), 3.154−2.270 (m, 9H), 1.998−1.854 (m, 1H), 1.587−1.375 (m, 1H)。
【1518】
(実施例159)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1519】
【化486】
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【1520】
MS(ES,m/z):467.9(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6,
300MHz): δ 10.36−10.45 (m, 1H), 7.24 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.11 (d, J=7.6, 1H), 6.70−6.86 (m, 5H), 5.83−5.88 (m, 1H), 4.58 (s, 2H), 4.20−4.23 (m, 1H), 3.76−3.79 (m, 1H), 3.64−3.69 (m, 2H), 3.30−3.42 (s, 4H), 3.12−3.18 (m, 1H), 2.76−2.89 (m, 3H), 2.63−2.69 (m, 3H), 2.50−2.52 (m, 1H), 1.99−2.01 (m, 1H), 1.54−1.57 (m, 1H)。
【1521】
(実施例160)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1522】
【化487】
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【1523】
MS(ES,m/z):439(M+1);1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 11.35−11.69 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.77−7.74 (m, 2H), 7.42−7.39 (m, 3H), 7.21−7.17 (m, 1H), 7.05−6.96 (m, 2H), 5.92−5.87 (m, 0.8H), 5.12−5.25 (m, 1H), 5.09−4.89 (m, 1H), 4.18 (s, 1H), 3.89−3.84 (m, 1H), 3.72−3.67 (m, 1H), 3.17−3.09 (m, 1H), 2.85−2.62 (m, 6H), 2.39−2.36 (m, 2H), 1.99−1.92 (m, 1H), 1.42−1.59 (m, 1H)。
【1524】
(実施例161)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−フェニルエチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)アセトアミド
【1525】
【化488】
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【1526】
MS(ES,m/z):(M+1)394;
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.31 (1H,s), 7.36−7.22 (5H,m), 6.75−6.73 (2H,m), 5.86 (0.7H,m), 4.69 (0.2H,m), 4.16 (1H,m), 3.75−3.71 (1H,m), 3.64−3.60 (1H,m), 3.44 (2H,m), 3.09−2.89 (2H,m), 2.62−2.69 (4H,m), 2.49−2.51 (1H,m), 1.92−1.93 (1H,m), 1.52 (1H,m)。
【1527】
(実施例162)
N−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(3−(2−(メチルスルホンアミド)−2−オキソエトキシ)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1528】
【化489】
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【1529】
MS(ES,m/z):547(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 10.35 (s, 1H) , 7.23−7.27 (m, 1H), 7.10−7.13 (m, 1H), 6.78−6.96 (m, 3H), 6.73 (s, 1H), 5.87−5.89 ( m, 1H), 5.09−5.29 (m, 1H), 4.54 (s, 2H), 3.67−3.77 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.13 (s, 3H), 2.81−3.13 (m, 3H), 2.63−2.71 (m, 3H), 1.76−2.14 (m, 2H)。
【1530】
(実施例163)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド
【1531】
【化490】
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【1532】
MS(ES,m/z):421(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.56 (s, 1H), 7.76−7.71 (m, 2H), 7.64−7.62 (m, 1H), 7.59−7.54 (m, 1H), 7.22−7.17 (m, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.99−6.95 (m, 1H), 5.85−5.13 (m, 1H), 5.05−4.66 (m, 1H), 4.60−5.02 (m, 1H), 4.17 (s, 1H), 3.90−3.72 (m, 2H), 3.33−3.00 (m, 1H), 2.85−2.60 (m, 6H), 2.42−2.36 (m, 2H), 1.55−1.41 (m, 1H)。
【1533】
(実施例164)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1534】
【化491】
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【1535】
MS(ES,m/z):450(M+1);
1H−NMR (DMSO −d
6, 300MHz) δ 8.01−7.68 (m, 5H), 7.43−7.39 (m, 3H), 7.22−7.20 (m, 2H), 5.91−5.85 (m, 1H), 4.16 (s, 1H), 3.99−3.79 (m, 2H), 3.14−3.06 (m, 1H), 2.86−2.54 (m, 6H), 2.44−2.31 (m, 2H), 1.96−1.89 (m, 1H), 1.53−1.50 (m, 1H)。
【1536】
(実施例165)
3−((S)−2−((S)−3−フルオロピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1537】
【化492】
[この文献は図面を表示できません]
【1538】
MS(ES,m/z):439(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.31 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.77 (s, 2H), 7.47−7.31 (m, 3H), 7.09 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.71 (s, 2H), 5.96−5.84 (m, 1H), 5.30−5.00 (m, 1H), 3.86−3.60 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.20−3.06 (m, 1H), 2.91−2.62 (m, 7H), 2.42−2.27 (m, 1H), 2.15−1.93 (m, 1H), 1.93−1.66 (m, 1H);
19F−NMR− (DMSO−d
6, 400MHz) δ166 (s)。
【1539】
(実施例166)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1540】
【化493】
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【1541】
MS(ES,m/z):486.00(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6,300MHz) δ 12.51 (m, 1H), 7.49−7.46 (d, J=4.0Hz, 1H), 7.26−7.22 (t, J=6.0Hz, 1H), 7.06−7.01 (m, 2H), 6.87−6.79 (m, 3H), 5.88−5.85 (m, 1H), 5.10 (m, 1H), 4.60−4.58 (m, 2H), 4.22 (m, 1H), 3.85−3.74 (m, 2H), 3.32−3.17 (m, 1H), 2.95−2.70 (m, 3H), 2.68−2.65 (m, 3H), 2.54−2.50 (m, 1H), 2.01 (m, 1H), 1.57−1.56 (m, 1H)。
【1542】
(実施例167)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1543】
【化494】
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【1544】
MS(ES,m/z):484(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.87 (m, 1H), 7.25−7.20 (m, 1H), 6.88−6.74 (m, 6H), 5.83−5.79 (m, 0.8H), 5.07−5.01 (m, 0.2H), 4.57−4.53 (m, 4H), 4.18−4.15 (m, 1H), 3.72−3.60 (m, 2H), 3.10−3.04 (m, 1H), 2.91−2.83 (m, 1H), 2.79−2.73 (m, 1H), 2.70−2.64 (m, 2H), 2.55 (m, 1H), 2.38−2.33 (m, 1H), 2.50−2.51 (m, 1H), 1.93−1.98 (m, 1H), 1.51−1.53 (m, 1H)。
【1545】
(実施例168)
N−((S)−1−(3−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1546】
【化495】
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【1547】
MS(ES,m/z):531(M+1);
1H−NMR (DMSO−d6,300MHz): δ 11.19 (brs, 1H), 7.71−7.77 (m, 1H), 7.54 (brs, 1H), 7.40 (brs, 1H), 7.15−7.29 (m, 2H), 7.10 (s, 1H), 6.83−6.93 (m, 3H), 5.80−5.82 (m, 1H), 4.69−4.75 (m, 3H), 4.40−4.42 (m, 2H), 4.17 (brs, 1H), 3.77−3.96 (m, 2H), 2.96−3.06 (m, 1H), 2.65−2.85 (m, 5H), 2.32−2.45 (m, 2H), 1.92−1.99 (m, 1H), 1.51−1.53 (m, 1H)。
【1548】
(実施例169)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1549】
【化496】
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【1550】
MS(ES,m/z):468(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.31 (s, 1H), 7.25−7.21 (m, 1H), 7.06−7.02 (m, 2H), 6.86−6.73 (m, 4H), 5.84−5.80 (m, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.15 (m, 1H), 3.75−3.60 (m, 2H), 3.54−3.32 (m, 2H), 3.10−3.04 (m, 1H), 2.94−2.87 (m, 1H), 2.75−2.50 (m, 5H), 2.37−2.31 (m, 1H), 1.97−1.91 (m, 1H), 1.76−1.52 (m, 1H)。
【1551】
(実施例170)
N−((S)−1−(3−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1552】
【化497】
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【1553】
MS(ES,m/z):485(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.86 (brs, 1H), 7.54−7.40 (m, 3H), 7.28−7.24 (m, 1H), 7.09−7.02 (m, 2H), 6.90−6.84 (m, 3H), 5.85−5.81 (m, 1H), 5.14−4.73 (m, 1H), 4.40 (s, 2H), 4.18−4.17 (m, 1H), 3.90−3.70 (m, 2H), 3.10−2.66 (m, 6H), 2.39−2.35 (m, 2H), 1.97−1.93 (m, 1H), 1.53−1.51 (m, 1H)。
【1554】
(実施例171)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1555】
【化498】
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【1556】
MS(ES,m/z):481 (M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.72−7.68 (m, 1H), 7.25−7.17 (m, 3H), 6.87−6.78 (m, 3H), 5.85−5.80 (m, 0.8H), 5.13−5.08 (m, 0.2H), 4.55 (s, 2H), 4.17 (brs, 1H), 4.00−3.82 (m, 2H), 3.16−3.06 (m, 1H), 3.00−2.61 (m, 7H), 2.50−2.41 (m, 1H), 2.08−1.89 (m, 1H), 1.54−1.53 (m, 1H)。
【1557】
(実施例172)
2−(3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド)エチル)フェノキシ)酢酸
【1558】
【化499】
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【1559】
MS(ES,m/z):500(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 10.62 (s, 1H) , 7.21−7.25 (m, 2H), 6.78−6.88 (m, 5H), 5.78−5.82 (m, 1H), 4.58 (s, 2H), 4.15−4.17 (m, 1H), 3.62−3.76 (m, 3H), 3.07−3.10 (m, 2H), 2.84−2.92 (m, 2H), 2.84 (m, 2H), 2.67−2.73 (s, 3H), 2.33−2.38 (m, 2H), 1.90−2.07 (m, 1H), 1.50 (m, 1H)。
【1560】
(実施例173)
N−((S)−1−(3−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)アセトアミド
【1561】
【化500】
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【1562】
MS(ES,m/z):483(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 10.68−10.65 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.27−7.23 (m, 1H), 6.89−6.81 (m, 6H), 5.81−5.78 (m, 0.8H), 5.07−5.04 (m, 0.2H), 4.75−4.74 (m, 1H), 4.54 (s, 2H), 4.39 (s, 2H), 3.75−3.58 (m, 2H), 3.01−2.65 (m, 7H), 2.45−2.29 (m, 2H), 1.95−1.92 (m, 1H), 1.52−1.50 (m, 1H)。
【1563】
(実施例174)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(2−(メチルスルホンアミド)−2−オキソエトキシ)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1564】
【化501】
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【1565】
MS(ES,m/z):609(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6,300MHz): δ 11.21 (s, 1H), 7.72−7.77 (m, 1H), 7.12−7.29 (m, 4H), 6.74−6.82 (m, 3H), 5.98−6.01 (m, 1H), 5.28−5.32 (m, 1H), 4.70 (s, 2H), 4.25−4.42 (m, 3H), 3.81−3.98 (m, 3H), 3.07−3.32 (m, 3H), 2.90−2.94 (m, 4H), 3.81−3.86 (m, 3H), 2.10−2.28 (m, 1H), 1.75−1.78 (m, 1H)。
【1566】
(実施例175)
N−((S)−1−(3−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)アセトアミド
【1567】
【化502】
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【1568】
MS(ES,m/z):499(M+1);1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 10.54 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.27−7.24 (m, 2H), 6.89−6.83 ( m, 5H), 5.81−5.78 (m, 1H), 4.72−4.71 (m, 1H), 4.40−4.30 (m, 2H), 4.15 (br, 1H), 3.78−3.61 (m, 2H), 3.44−3.26 (m, 2H), 3.05−2.65 (m, 7H), 2.51−2.28 (m, 2H), 1.87−1.97 (m, 1H), 1.50 (m, 1H)。
【1569】
(実施例176)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)安息香酸
【1570】
【化503】
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【1571】
MS(ES,m/z):440(M+1);
1H−NMR (DMSO−d6, 300MHz): δ 7.80 (m, 2H), 7.53−7.43 (m, 2H), 7.21−7.15 (m, 1H), 7.04−6.93 (m, 2H), 5.92−5.87 (m, 0.8H), 4.19−4.17 (s, 1H), 3.88−3.69 (m, 2H), 3.15−3.00 (m, 2H), 2.91−2.72 (m, 5H), 2.61 (s, 1H), 2.45−2.36 (m, 2H), 1.99−1.92 (m, 1H), 1.52−1.50 (m, 1H)。
【1572】
(実施例177)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N−(メチルスルホニル)ベンズアミド
【1573】
【化504】
[この文献は図面を表示できません]
【1574】
MS(ES,m/z):515(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 10.34−10.30 (m, 1H), 7.87−7.86 (s, 2H), 7.36−7.27 (m, 2H), 7.14−7.12 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.08−5.97 (m, 1H), 5.10−5.35 (m, 1H), 4.41−4.15 (m, 1H), 3.79−3.74 (m, 2H), 3.43 (s, 2H).3.07−2.98 (m, 2H), 2.94−2.92 (m, 4H), 2.73 (s, 2H), 2.67−2.64 (m, 3H), 2.11−2.08 (m, 1H), 1.76−1.67 (m, 1H)。
【1575】
(実施例178)
N−((S)−1−(3−エチニルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【1576】
【化505】
[この文献は図面を表示できません]
【1577】
MS(ES,m/z):431(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 12.48−12.32 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.73−7.70 (m, 1H), 7.38−7.35 (m, 4H), 7.21−7.20 (m, 2H), 5.69−5.95 (s, 1H), 4.65−4.90 (m, 1H), 4.19−4.16 (m, 2H), 4.00−3.89 (m, 2H), 3.12−2.94 (m, 1H), 2.92−2.75 (m, 5H), 2.62 (s, 1H), 2.21−2.31 (m, 2H), 2.12−1.92 (m, 1H), 2.52−2.41 (m, 1H)。
【1578】
(実施例179)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1579】
【化506】
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【1580】
MS(ES,m/z):530(M+1);
1H−NMR (DMSO −d
6, 300MHz): δ 10.35 (s, 1H), 7.97 (d, J=3Hz, 1H), 7.60 (d, J=4.8Hz, 2H), 7.08 (d, J=4.8Hz, 1H), 6.83−6.79 (m, 2H), 5.96−5.24 (m, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.84−3.65 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.16−2.40 (m, 9H), 2.00−1.93 (m, 1H), 1.54−1.49 (m, 1H)。
【1581】
(実施例180)
N−((S)−1−(3−エチニルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1582】
【化507】
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【1583】
MS(ES,m/z):418(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.41−10.31 (m, 1H), 7.37−7.27 (m, 4H), 7.13−7.10 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.82−6.74 (m, 2H), 5.85−5.80 (m, 1H), 4.89−4.87 (d, J=4.2Hz, 1H), 4.19−4.17 (m, 2H), 3.83−3.63 (m, 2H), 3.43 (s, 2H), 3.09−3.01 (m, 1H), 2.81−2.70 (m, 4H), 2.60−2.58 (m, 1H), 2.40−2.33 (m, 2H), 2.00−1.90 (m, 1H), 1.52−1.49 (m, 1H)。
【1584】
(実施例181)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1585】
【化508】
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【1586】
MS(ES,m/z):512(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.89 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.53 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.20 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.86 (d, J=6.6Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.95−5.85 (m, 0.8H), 5.25 (m, 0.2H), 4.45 (s, 2H), 4.24−4.13 (m, 1H), 3.75 (q, J=15.6Hz, 2H), 3.11 (t, J=11.4Hz, 1H), 2.95−2.35 (m, 11H), 2.04−1.86 (m, 1H), 1.60−1.45 (m, 1H)。
【1587】
(実施例182)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−1−(3−エチニルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1588】
【化509】
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【1589】
MS(ES,m/z):454(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.38−7.18 (m, 5H), 6.85−6.75 (m, 2H), 5.84−5.79 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.25−4.18 (m, 2H), 3.84−3.65 (m, 2H), 3.18−3.03 (m, 2H), 2.84−2.72 (m, 5H), 2.44−2.36 (m, 2H), 2.00−1.93 (m, 1H), 1.58−1.45 (m, 1H)。
【1590】
(実施例183)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1591】
【化510】
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【1592】
MS(ES,m/z):494(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 8.92−7.02 (m, 7H), 5.95−5.76 (m, 0.8H), 5.23 (m, 0.2H), 4.22−4.10 (m, 1H), 3.80 (q, J=15.6Hz, 2H), 3.12 (t, J=11.4Hz, 1H), 2.80−2.35 (m, 11H), 2.00−1.89 (m, 1H), 1.60−1.45 (m, 1H)。
【1593】
(実施例184)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1594】
【化511】
[この文献は図面を表示できません]
【1595】
MS(ES,m/z):548(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 11.84 (s, 1H), 7.99−7.93 (m, 2H), 7.62−7.41 (m, 3H), 7.04−7.00 (m, 2H), 5.95−5.91 (m, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.92−3.78 (m, 2H), 3.17−2.40 (m, 9H), 1.98−1.92 (m, 1H), 1.54−1.51 (m, 1H)。
【1596】
(実施例185)
N−((S)−1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1597】
【化512】
[この文献は図面を表示できません]
【1598】
MS(ES,m/z):462(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.40 (s, 1H), 9.95 (br, 0.5H), 9.75 (s, 1H), 9.60 (br, 0.3H), 8.02 (d, J=5.7Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.62 (t, J=8.7Hz, 1H), 7.43 (t, J=5.7Hz, 1H), 7.11 (d, J=5.4Hz, 1H), 6.81 (d, J=5.7Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.25 (m, 1H), 5.70−5.40 (m, 1H), 4.52−3.21 (m, 13H), 2.74 (s, 3H), 2.35−1.82 (m, 3H)。
【1599】
(実施例186)
N−((S)−1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1600】
【化513】
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【1601】
MS(ES,m/z):498(M+1);
1H−NMR (DMSO −d
6, 300MHz): δ 10.49 (s, 1H), 10.00 (br, 0.6H), 9.75 (s, 1H), 8.02 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.60 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.20 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.30−6.17 (m, 1H), 5.64−5.40 (m, 1H), 4.50 (s, 3H), 4.30−3.35 (m, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.30−1.75 (m, 3H)。
【1602】
(実施例187)
2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチルアセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1603】
【化514】
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【1604】
MS(ES,m/z):566(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 10.47 (d, J=4.5Hz, 1H), 10.09 (s, 1H), 8.06 (d, J=6Hz, 1H), 7.69 (d, J=4.5Hz, 1H), 7.67−6.85 (m, 4H), 6.76 (s, 1H), 6.28−6.25 (m, 1H), 5.73−5.46 (s, 1H), 4.49−3.25 (m, 11H), 2.78 (s, 3H), 2.33−1.87 (m, 3H)。
【1605】
(実施例188)
N,N−ジエチル−3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド
【1606】
【化515】
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【1607】
MS(ES,m/z):511.23(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 7.45 (d, J=4.5Hz, 1H), 7.40−7.33 (m, 2H), 7.24−7.19 (m, 2H),7.07−7.00 (m, 2H) , 5.87−5.85 (t, J=3Hz, 1H), 4.88−4.77 (br, 1H), 3.88−3.71 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 3.11−3.10 (m, 3H), 2.92−2.79 (m, 4H), 2.49−2.23 (m, 2H), 2.04−1.95.(m, 1H), 1.54 (m, 1H), 1.24−0.99 (m, 6H)。
【1608】
(実施例189)
N−((S)−1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1609】
【化516】
[この文献は図面を表示できません]
【1610】
MS(ES,m/z):480(M+1);
1H−NMR (CD
3OD−d
4, 300MHz): δ 9.32 (s, 1H), 8.11 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.60 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.50−7.10 (m, 4H), 6.40 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.60 (s, 1H), 4.35−3.50 (m, 7H), 2.82 (s, 3H), 2.50−2.00 (m, 2H)。
【1611】
(実施例190)
N−((S)−1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1612】
【化517】
[この文献は図面を表示できません]
【1613】
MS(ES,m/z):475(M+1);
1H−NMR (CD
3OD−d
4, 300MHz): δ 9.30 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.10 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.80 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.60 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.50−7.30 (m, 4H), 6.40 (d, J=8.7Hz, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.35−3.40 (m, 7H), 2.85 (s, 3H), 2.50−1.95 (m, 2H).
1H−NMR (CD
3OD−d
4, 300MHz): δ 9.30 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.10 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.80 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.60 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.50−7.30 (m, 4H), 6.40 (d, J=8.7Hz, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.35−3.40 (m, 7H), 2.85 (s, 3H), 2.50−1.95 (m, 2H)。
【1614】
(実施例191)
N−((S)−1−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1615】
【化518】
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【1616】
MS(ES,m/z):478.18(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 7.86−7.84 (m, 2H), 7.49−7.40 (m, 2H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.10 (s, 1H),7.06−7.03 (m, 2H),5.82−5.87 (m, 1H), 4.25−4.14 (br, 1H), 3.87 (m, 1H), 3.75 (d, 1H), 2.77 (m, 1H), 2.74 (m, 1H), 2.67 (m, 1H), 2.62 (m, 4H), 2.41−2.40 (m, 2H), 2.27−2.02 (m, 1H), 1.50−1.60 (m, 1H)。
【1617】
(実施例192)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(チアゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1618】
【化519】
[この文献は図面を表示できません]
【1619】
MS(ES,m/z):495.1(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d6): δ 11.90−11.82 (br, 1H), 7.92 (d, J=1.5Hz, 1H), 7.85−7.78 (m, 3H), 7.48−7.39 (m, 3H), 7.10−7.03 (m, 2H), 5.87−5.85 (t, J=3Hz, 1H), 4.88−4.77 (br, 1H), 3.85 (m, 2H), 2.83 (s, 1H), 2.80−2.77 (m, 5H), 2.73−2.64 (s, 1H), 2.04−1.95.(m, 1H), 1.54 (m, 1H)。
【1620】
(実施例193)
N−((S)−1−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド塩酸塩
【1621】
【化520】
[この文献は図面を表示できません]
【1622】
MS(ES,m/z):455(M+1);
1H−NMR (300MHz, d6−DMSO): δ 11.90−11.88 (m, 1H), 9.95−10.05 (m, 1H), 7.89−7.87 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.43−7.58 (m, 2H), 7.08−7.04 (m, 1H), 6.14−6.11 (m, 1H), 5.58−5.48 (d, 1H), 4.49−4.41 (m, 1H), 3.95−3.82 (m, 5H), 3.56−3.43 (m, 3H), 3.27−3.17 (m, 2H), 2.83 (s, 3H), 2.49−2.33 (m, 1H), 1.91−1.87 (m, 1H)。
【1623】
(実施例194)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【1624】
【化521】
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【1625】
MS(ES,m/z):489(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d6): δ 12.41 (brs, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.86−7.91 (m, 2H), 7.64−7.73 (m, 1H), 7.51−7.54 (m, 2H), 7.21−7.23 (m, 2H), 5.87−5.93 (m, 1H), 4.70−4.85 (m, 1H), 4.17 (brs, 1H), 3.82−3.99 (m, 2H), 3.07−3.15 (m, 1H), 2.66−2.87 (m, 8H), 2.34−2.50 (m, 2H), 1.89−1.96 (m, 1H), 1.49−1.53 (m, 1H)。
【1626】
(実施例195)
3−((S)−1−(2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド
【1627】
【化522】
[この文献は図面を表示できません]
【1628】
MS(ES,m/z):555(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): 10.50 (s, 1H), 9.13−9.09 (m, 1H), 7.80−7.77 (m, 2H), 7.48−7.44 (m, 2H), 7.20−7.18 (m, 1H), 6.86−6.73 (m, 2H), 5.92−5.88 (m, 1H), 5.20−5.15 (m, 1H), 4.47 (s, 2H), 4.19−4.08 (m, 3H), 3.84−3.80 (m, 1H), 3.69−3.65 (m, 1H), 3.12−3.09 (m, 1H), 2.87−2.74 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.63 (s, 1H), 2.45−2.36 (m, 2H), 2.00−1.95 (m, 1H), 1.54−1.53 (m, 1H)。
【1629】
(実施例196)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド
【1630】
【化523】
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【1631】
MS(ES,m/z):532(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 12.39 (s, 1H), 9.11−9.10 (m, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.80−7.70 (m, 3H), 7.49−7.47 (m, 2H), 7.22−7.20 (m, 2H), 5.90 (m, 1H), 4.79 (m, 1H), 4.16−4.10 (m, 3H), 4.08−3.81 (m, 2H), 3.17−3.01 (m, 1H), 2.92−2.85 (m, 2H), 2.83 (s, 2H), 2.75 (m, 2H), 2.46 (m, 2H), 1.92 (m, 1H), 1.51 (m, 1H)。
【1632】
(実施例197)
N−((S)−1−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1633】
【化524】
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【1634】
MS(ES,m/z):438(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.36 (s, 1H), 7.78−7.73 (m, 1H), 7.59−7.48 (m, 2H), 7.13−7.11 (d, 1H, J=7.5Hz), 5.75 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.17 (s, 1H), 3.89−3.82 (m, 2H), 3.43 (s, 2H), 2.94−2.91 (m, 2H), 2.77 (m, 4H), 2.36−2.34 (m, 2H), 1.95−1.91 (m, 1H), 1.59−1.56 (m, 1H)。
【1635】
(実施例198)
N−((S)−1−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1636】
【化525】
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【1637】
MS (ES,m/z):574.22(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 7.84 (d, J=4.5Hz, 1H), 7.70−7.58 (m, 4H), 7.44 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.11 (d, J=1.5Hz, 1H), 6.8 (d, J=1.5Hz, 1H), 6.75−6.72 (s, 1H), 6.2 (d, J=1.5Hz, 1H), 4.46 (s, 2H), 3.76−3.55 (m, 4H), 3.39−3.36 (m, 4H), 2.88 (s, 3H), 2.46−1.96 (m, 2H)。
【1638】
(実施例199)
N−((S)−1−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1639】
【化526】
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【1640】
MS(ES,m/z):473(M+1);
1H−NMR (300MHz, d
6−DMSO): δ 10.43 (brs, 1H), 7.78−7.75 (m, 1H), 7.61−7.49 (m, 2H), 7.21−7.18 (m, 1H), 6.85−6.82 (d, 1H, J=7.5Hz), 6.73 (s, 1H), 5.79−5.74 (m, 1H), 4.85−4.75 (m, 1H), 4.47 (s, 2H), 4.17 (s, 1H), 3.84−3.68 (q, 2H), 2.97−2.88 (m, 2H), 2.78−2.60 (m, 5H), 2.38−2.35 (m, 2H), 1.99−1.94 (m, 1H), 1.54 (s, 1H)。
【1641】
(実施例200)
N−((S)−1−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【1642】
【化527】
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【1643】
MS(ES,m/z):(M+1) 450;
1H−NMR (300MHz, d6−DMSO): δ 8.15 (s, 1H), 7.89−7.85 (m, 2H), 7.58−7.51 (m, 2H), 7.18 (m, 2H), 5.78−5.74 (m, 1H), 4.79−4.71 (m, 1H), 4.16 (s, 1H), 4.03−3.83 (m, 2H), 3.93−3.87 (m, 1H), 2.81 (s, 4H), 2.75−2.64 (m, 1H), 2.41−2.32 (m, 2H), 1.91−1.87 (m, 1H), 1.63−1.58 (m, 1H)。
【1644】
(実施例201)
2−(1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−((S)−1−(3−エチニルフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチルアセトアミド
【1645】
【化528】
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【1646】
MS(ES,m/z):482(M+1);
1H−NMR (DMSO, 400MHz): δ 11.20−11.22 (m, 1H), 7.72−7.77 (m, 1H), 7.35−7.44 (m, 4H), 7.17−7.21 (m, 1H), 7.10 (s, 1H), 5.79 (m, 1H), 4.70−4.73 (m, 3H), 4.17−4.22 (m, 2H), 3.80−3.99 (m, 2H), 2.93−3.14 (s, 1H), 2.76−2.79 (m, 4H), 2.62−2.71 (m, 2H), 2.33−2.43 (m, 2H), 1.93−2.08 (m, 1H), 1.40−1.60 (m, 1H)。
【1647】
(実施例202)
N−((S)−1−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1648】
【化529】
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【1649】
MS(ES,m/z):496(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 7.81−7.86 (m, 2H), 7.40 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.13−7.25 (m, 4H), 6.85 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.85−6.00 (m, 1H), 4.46 (s, 2H), 4.20 (brs, 1H), 3.81−3.86 (m, 1H), 3.60−3.69 (m, 1H), 2.95−3.20 (m, 1H), 2.80−2.85 (m, 1H), 2.73−2.78 (m, 4H), 2.66 (s, 1H), 2.38−2.49 (m, 2H), 1.90−2.10 (m, 1H), 1.50 (brs, 1H)。
【1650】
(実施例203)
N−((S)−1−(3−シアノフェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド
【1651】
【化530】
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【1652】
MS(ES,m/z):455(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.80−7.69 (m, 2H), 7.69−7.46 (m, 2H), 7.20 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.88−5.74 (m, 1H), 4.47 (s, 2H), 4.18 (br s, 1H), 4.00−3.60 (m, 2H), 3.17−2.90 (m, 1H), 2.90−2.55 (m, 7H), 2.48−2.32 (m, 1H), 2.16−1.79 (m, 1H), 1.60−1.40 (m, 1H)。
【1653】
(実施例204)
N−((S)−1−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1654】
【化531】
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【1655】
MS(ES,m/z):446(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 10.34 (m, 1H), 7.36−6.90 (m, 5H), 6.90−6.70 (m, 2H), 5.97−5.62 (m, 1H), 4.97−4.81 (m, 1H), 4.25−4.01 (br s, 1H), 3.87−3.55 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.20−2.86 (m, 1H), 2.83−2.62 (m, 5H), 2.48−2.22 (m, 4H), 2.01−1.84 (m, 1H), 1.65−1.40 (m, 1H), 1.29−1.08 (t, J=7.5Hz, 3H)。
【1656】
(実施例205)
N−((S)−1−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド
【1657】
【化532】
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【1658】
MS(ES,m/z):464(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.47 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.38−7.15 (m, 4H), 7.12−6.97 (m, 2H), 5.90−5.73 (m, 1H), 4.24−4.01 (m, 1H), 3.92−3.58 (m, 2H), 3.20−2.96 (s, 1H), 2.80−2.55 (m, 6H), 2.45−2.30 (m, 4H), 1.99−1.82 (m, 1H), 1.58−1.45 (m, 1H), 1.21−1.12 (t, J=7.5Hz, 3H)。
【1659】
(実施例206)
N−((S)−1−(3−(ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド
【1660】
【化533】
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【1661】
MS(ES,m/z):459(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 8.12 (s, 1H), 7.73−7.70 (m, 1H), 7.28−7.19 (m, 6H), 5.79−5.78 (m, 1H), 4.79−4.67 (m, 1H), 4.14 (brs, 1H), 3.98−3.90 (m, 2H), 3.04−3.01 (m, 1H), 2.83−2.61 (m, 5H), 2.38−2.30 (m, 4H), 1.93−1.89 (m, 1H), 1.51 (brs, 1H), 1.18−1.13 (t, J=7.5Hz, 3H)。
【1662】
(実施例207)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミド
【1663】
【化534】
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【1664】
MS(ES,m/z):465(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 7.46−7.44 (m, 2H) , 7.36−7.31 (m, 2H), 7.21−7.19 (m, 1H), 6.94−6.92 (m, 2H), 6.10−6.08 ( m, 1H), 4.39−4.36 (m, 1H), 3.90−3.76 (m, 2H), 3.50−3.48 (m, 1H), 3.33−3.30 (m, 2H), 3.12−3.10 (m, 3H), 3.03−2.90 (m, 5H), 2.84−2.76 (m, 4H), 2.64−2.50 (m, 2H), 2.16−2.13 (m, 1H), 1.73 (m, 1H)。
【1665】
(実施例208)
3−((S)−1−(2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N,N−ジエチルベンズアミド
【1666】
【化535】
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【1667】
MS(ES,m/z):529(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 400MHz): δ 10.43 (brs, 1H), 7.42−7.33 (m, 2H), 7.25−7.20 (m, 3H), 6.85−6.83 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.89−5.85 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.19 (brs, 1H), 3.83−3.66 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.23−3.13 (m, 3H), 2.86−2.51 (m, 6H), 2.34−2.33 (m, 1H), 2.00−1.95 (m, 1H), 1.54 (brs, 1H), 1.14−1.01 (m, 6H)。
【1668】
(実施例209)
N,N−ジエチル−3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド)エチル)ベンズアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1669】
【化536】
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【1670】
MS(ES,m/z):620[M+H−CF
3COOH]
+;
1H−NMR (D
2O, 300MHz): δ 8.13 (s, 1H), 7.72−7.69 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.44−7.34 (m, 1H), 7.29−7.20 (m, 4H), 6.87 (s, 1H), 6.19−6.15 (m, 1H), 4.78−4.75 (m, 1H), 4.10−3.78 (m, 5H), 3.64−3.19 (m, 4H), 3.01−2.94 (m, 2H), 2.89 (s, 3H), 2.34−1.98 (m, 2H), 1.08−1.03 (t, J=7.2Hz, 3H), 0.75−0.70 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【1671】
(実施例210)
3−((S)−1−(2−(2,2−ジオキシド−1,3−ジヒドロベンゾ[c]イソチアゾール−6−イル)−N−メチルアセトアミド)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミド
【1672】
【化537】
[この文献は図面を表示できません]
【1673】
MS(ES,m/z):501(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 7.40−7.38 (s, 2H), 7.36−7.34 (s, 2H), 7.20−7.18 (m, 1H), 6.84−6.83 (s, 1H), 6.74 ( m, 1H), 5.86 (m, 1H), 4.47 (m, 2H), 4.18 (m, 1H), 3.82 (m, 1H), 3.78−3.67 (s, 1H), 3.08 (s, 1H), 3.05 (s, 3H), 2.98−2.85 (s, 3H), 2.82−2.80 (m, 2H), 2.83 (s, 3H), 2.51 (s, 1H) ,2.43−2.36 (s, 2H), 1.92 (s, 1H), 1.42 (s, 1H) 1.12 (s, 1H)。
【1674】
(実施例211)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−6−イル)アセトアミド)エチル)−N,N−ジメチルベンズアミド
【1675】
【化538】
[この文献は図面を表示できません]
【1676】
MS(ES,m/z):478(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): 12.48−12.27 (m, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.76−7.68 (m, 1H), 7.35−7.03 (m, 6H), 5.87 (m, 1H), 4.83−4.68 (m, 1H), 4.15 (s, 1H), 3.88−3.72 (m, 2H), 3.18−2.76 (m, 12H), 2.01−1.88 (m, 1H), 1.53 (s, 1H)。
【1677】
(実施例212)
N−((S)−1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−2−(1, 1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−6−イル)−N−メチルアセトアミド2,2,2−トリフルオロアセテート
【1678】
【化539】
[この文献は図面を表示できません]
【1679】
MS(ES,m/z):526[M+H−CF3COOH]
+;
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ 11.30 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.05−8.02 (d, 1H), 7.91 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.78−7.77 (m, 1H), 7.75−7.66 (m, 1H), 7.64−7.61 (m, 1H), 7.27−7.21 (m, 1H), 7.17−7.11 (m, 1H), 6.26−6.22 (m, 1H), 5.58−5.48 (m, 1H), 4.72 (s, 2H), 4.51−4.42 (m, 1H), 4.25−4.17 (m, 1H), 3.95−3.82 (m, 5H), 3.70−3.52 (m, 2H), 2.80 (s, 3H), 2.49−2.27 (m, 1H), 2.30−2.26 (m, 2H)。
【1680】
(実施例213)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1681】
【化540】
[この文献は図面を表示できません]
【1682】
MS(ES,m/z):474(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ10.415 (1H, s), 7.590−6.760 (9H, m), 5.924 (1H, br), 4.894 (1H, m), 4.199 (1H, m), 3.823 (1H, m), 3.785 (3H, s), 3.703 (1H, m), 3.436−2.520 (11H, m), 1.990 (1H, m), 1.524 (1H, m)。
【1683】
(実施例214)
N−((S)−1−(3−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1684】
【化541】
[この文献は図面を表示できません]
【1685】
MS(ES,m/z):490(M+1);
1H−NMR (DMSO−d
6, 300MHz): δ10.41−10.28 (m, 1H), 7.93 (m, 2H), 7.61−7.43 (m, 1H), 7.14 (m, 1H), 608−6.75 (m, 2H), 5.93 (m, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.13 (m, 1H), 3.83−3.58 (m, 2H), 3.34 (m, 2H), 3.11−2.92 (m, 3H), 2.83−2.59 (m, 6H), 2.51−2.33 (m, 2H), 1.92 (m, 1H), 1.31 (m, 3H)。
【1686】
(実施例215)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1687】
【化542】
[この文献は図面を表示できません]
【1688】
MS(ES,m/z):491(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.38 (s, 1H), 7.76−7.74 (d, J=8Hz, 1H), 7.61−7.60 (d, J=4Hz, 1H), 7.12−7.10 (d, J=8Hz, 1H), 6.82 (t, J=6Hz, 2H), 5.93−5.89 (m, 1H), 4.90−4.89 (s, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.83−3.67 (m, 1H), 3.43 (s, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.13−3.08 (m, 1H), 2.85−2.73 (m, 6H), 2.42−2.40 (m, 1H), 1.53 (m, 1H)。
【1689】
(実施例216)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(チアゾール−5−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1690】
【化543】
[この文献は図面を表示できません]
【1691】
MS(ES,m/z):477(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.40−10.30 (m, 1H), 9.08 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.63−7.7.55 (m, 1H), 7.48−7.37 (m, 2H), 7.32−7.22 (m, 1H), 7.15−7.05 (m, 1H), 6.86−6.75 (m, 2H), 5.94−5.80 (m, 1H), 4.95−4.85 (m, 1H), 4.25−4.10 (m, 1H), 3.91−3.62 (m, 2H), 3.45−3.40 (m, 2H), 3.18−3.00 (m, 1H), 2.87−2.71 (m, 5H), 2.63−2.59 (m, 1H), 2.46−2.35 (m, 2H), 2.05−1.89 (m, 1H), 1.60−1.45 (m, 1H)。
【1692】
(実施例217)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(チアゾール−4−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1693】
【化544】
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【1694】
MS(ES,m/z):477(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.40−10.30 (m, 1H), 9.20−9.19 (m, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.82−7.91 (m, 2H), 7.48−7.37 (m, 1H), 7.28−7.18 (m, 1H), 7.15−7.05 (m, 1H), 6.86−6.75 (m, 2H), 5.97−5.85 (m, 1H), 4.95−4.85 ( m, 1H), 4.25−4.10 (m.1H), 3.91−3.62 (m, 2H), 3.45−3.40 (m, 2H), 3.18−3.00 (m, 1H), 2.87−2.71 (m, 5H), 2.63−2.59 (m, 1H), 2.46−2.35 (m, 2H), 2.05−1.89 (m, 1H), 1.60−1.45 (m, 1H)。
【1695】
(実施例218)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(4−メチルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1696】
【化545】
[この文献は図面を表示できません]
【1697】
MS(ES,m/z):491(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.36 (m, 1H), 7.82−7.71 (m, 2H), 7.48−7.37 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.12−7.08 (m, 1H), 6.84−6.75 (m, 2H), 5.97−5.83 (m, 1H), 4.95−4.85 (m, 1H), 4.25−4.12 (m, 1H), 3.82−3.61 (m, 2H), 3.45−3.40 (m, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.18−3.00 (m, 1H), 2.85−2.71 (m, 4H), 2.68−2.63 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.05−1.89 (m, 1H), 1.60−1.47 (m, 1H)。
【1698】
(実施例219)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(2−メチルチアゾール−5−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1699】
【化546】
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【1700】
MS(ES,m/z):491(M+1);
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.37 (s, 1H), 7.88−7.94 (s, 1H), 7.50−7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.37−7.41 (m, 2H), 7.21−7.27 (m, 1H), 7.07−7.15 (m, 1H), 6.79−6.85 (m, 1H), 5.85−5.89 (m, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.68−3.87 (m, 2H), 3.43 (s, 2H), 3.32−3.34 (d, J=8Hz, 1H), 3.07−3.12 (m, 1H), 2.88−2.90 (m, 2H), 2.74−2.81 (m, 2H), 2.68 (s, 3H), 2.59−2.64 (s, 1H), 2.42−2.51 (m, 2H), 1.96−2.00 (m, 1H) , 1.54 (m, 1H)。
【1701】
(実施例220)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1702】
【化547】
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【1703】
MS(ES,m/z):491(M+1);
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.36 (m, 1H), 7.86−7.79 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.22−7.10 (m, 1H), 6.83−6.75 (m, 2H), 5.93−5.88 (m, 1H), 4.90−4.68 (m, 1H), 4.19 (m, 1H), 3.82−3.77 (m, 1H), 3.67−3.62 (m, 1H), 3.41−3.32 (m, 2H), 3.30−3.14 (m, 1H), 2.94−2.76 (m, 2H), 2.76−2.71 (m, 6H), 2.64 (m, 1H), 2.50−2.41 (m, 1H), 2.00−1.91 (m, 1H), 1.50 (m, 1H)。
【1704】
(実施例221)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1705】
【化548】
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【1706】
MS(ES,m/z):492(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.37 (brs, 1H), 7.83−7.77 (m, 2H), 7.52−7.46 (m, 2H), 7.13−7.11 (m, 1H), 6.84−6.77 (m, 2H), 5.94−4.71 (m, 1H), 4.25−4.14 (brs, 1H), 3.85−3.68 (m, 3H), 3.60−3.02 (m, 5H), 2.81−2.78 (m, 8H), 2.68−2.34 (m, 1H), 2.28−1.98 (m, 1H), 1.60−1.55 (m, 1H)。
【1707】
(実施例222)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1708】
【化549】
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【1709】
MS(ES,m/z):514(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.41−10.28 (m, 1H), 7.74−7.63 (m, 1H), 7.48−7.31 (m, 2H), 7.31−7.19 (m, 2H), 7.14−7.03 (m, 1H), 7.03−6.91 (m, 1H), 6.88−6.70 (m, 2H), 5.98−5.80 (m, 1H), 4.95−4.85 (m, 1H), 4.25−4.08 (m, 1H), 3.89−3.58 (m, 5H), 3.46−3.37 (m, 2H), 3.16−2.97 (m, 1H), 2.90−2.80 (m, 2H), 2.79−2.72 (m, 3H), 2.62 (m, 1H), 2.46−1.31 (m, 2H), 2.03−1.88 (m, 1H), 1.62−1.49 (m, 1H)。
【1710】
(実施例223)
N−((S)−1−(3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1711】
【化550】
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【1712】
MS(ES,m/z):462(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.36 (s, 1H), 9.34 (s, 1H), 7.95−7.89 (m, 2H), 7.72−7.45 (m, 2H), 7.12−7.10 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.88−6.68 (m, 2H), 5.96−5.90 (m, 1H), 4.91−4.89 (d, J=3.9Hz, 1H), 4.19 (brs, 1H), 3.84−3.65 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.18−3.03 (m, 1H), 2.89−2.74 (m, 6H), 2.51−2.40 (m, 2H), 1.98−1.93 (m, 1H), 1.53 (m, 1H)。
【1713】
(実施例224)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1714】
【化551】
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【1715】
MS(ES,m/z):476(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.36 (s, 1H), 7.90−7.84 (m, 2H), 7.72−7.40 (m, 2H), 7.12−7.07 (m, 1H), 6.83−6.70 (m, 2H), 5.96−5.90 (m, 1H), 4.91−4.89 (d, J=3.9Hz, 1H), 4.19 (brs, 1H), 3.84−3.60 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.18−3.09 (m, 1H), 2.89−2.73 (m, 6H), 2.64 (s, 3H), 2.51−2.40 (m, 2H), 1.98−1.91 (m, 1H), 1.53 (m, 1H)。
【1716】
(実施例225)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1717】
【化552】
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【1718】
MS(ES,m/z):474(M+1);
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 10.35−10.37 (s, 1H), 7.48−7..63 (m, 4H), 7.29−7.32 (t, 1H;J=15.6HZ), 7.02−7.12 (m, 2H), 6.78−6.83 (m, 2H), 5.92−5.93 (s, 1H), 4.97 (s, 1H), 3.79−3.83 (m, 1H), 3.69−3.80 (m, 2H), 3.61−3.65 (m, 4H), 3.51 (m, 2H), 3.42 (s, 1H),2.82−2.98 (m, 3H), 2.65−2.77 (m, 3H),2.68 (s, 2H), 1.98−2.00 (m, 1H), 1.55 (m, 1H)。
【1719】
(実施例226)
N−((S)−1−(3−(1−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1720】
【化553】
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【1721】
MS(ES,m/z):514(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.41 (s, 1H), 7.55−7.41 (m, 3H), 7.40−7.25 (m, 2H), 7.15−7.05 (m, 1H), 6.99 (m, 1H), 6.83−6.73 (m, 2H), 5.95−5.85 (m, 1H), 4.95−4.85 (m, 1H), 4.25−4.08 (m, 1H), 3.90−3.60 (m, 4H), 3.41 (s, 2H), 3.13−3.01 (m, 1H), 2.87−2.75 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.63 (s, 1H), 2.45−2.35 (m, 2H), 2.07−1.85 (m, 1H), 1.60−1.42 (m, 1H), 1.12−1.00 (m, 1H), 0.50−0.40 (m, 2H), 0.30−0.15 (m, 2H)。
【1722】
(実施例227)
N−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)エチル)−N−メチル−2−(2−オキソインドリン−6−イル)アセトアミド
【1723】
【化554】
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【1724】
MS(ES,m/z):476(M+1);
1H−NMR (300MHz, DMSO−d
6): δ 10.35 (s, 1H), 7.98−7.94 (m, 2H), 7.61 (m, 2H), 7.12−7.09 (m, 1H), 6.83−6.81 (m, 2H), 5.92 (m, 1H), 4.85 (s, 1H), 4.17 (brs, 1H), 3.84−3.70 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.12−3.05 (m, 1H), 2.81−2.63 (m, 6H), 2.49−2.42 (m, 5H), 1.99−1.931 (m, 1H), 1.52 (m, 1H)。
【1725】
(実施例228)
3−((S)−2−((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1−(N−メチル−2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−5−イル)アセトアミド)エチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド
【1726】
【化555】
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【1727】
MS(ES,m/z):537(M+1);
1H−NMR (400MHz, DMSO−d
6): δ 11.82 (s, 1H), 9.13−9.10 (m, 1H), 7.81−7.79 (m, 2H), 7.48−7.45 (m, 3H), 7.08 (s, 1H), 7.04−7.01 (m, 1H), 5.92−5.88 (m, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.68 (m, 1H), 4.18−4.05 (m, 3H), 3.92−3.88 (m, 1H), 3.86−3.70 (m, 1H), 3.15−3.09 (m, 1H), 2.84−2.80 (m, 2H), 2.76 (s, 2H), 2.74−2.63 (m, 1H), 2.43−2.33 (m, 2H),1.98−1.93 (m, 1H),1.52−1.51 (m, 1H)。
(実施例229)
IP−Oneアッセイを使用して式(I)のKORアゴニストの効力を評価するためのインビトロアッセイ
IP−One HTRFアッセイを使用して、ヒトKOR受容体cDNAを一時的にトランスフェクトしたCOS−7細胞における用量反応実験を実施することによって、ヒトKOR受容体に対する試験化合物の効力を判定した。
【1728】
IP−Oneアッセイ:トランスフェクションの1日後、96ウェルプレートの1/2領域(Corning Costar、#675083)において、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミンおよび0.01mg/mlゲンタマイシンを補充したDMEM培地に1ウェル当たり40000個の細胞を播種した。その翌日、培地を吸引し、50μlの刺激緩衝液(10mM HEPES、1mM CaCl
2、0.5mM MgCl
2、4.2mM KCl、146mM NaCl、5.5mM グルコース、50mM LiCl、0.1% BSA、pH7.4)を各ウェルに加えた。試験化合物を様々な濃度でDMSOに溶解させ、1μlを各ウェルに加えることによって、細胞を刺激した。37℃で約60分間のインキュベーションに続いて、10μLのIP1−d2(Cisbio)および10μlの抗IP1−クリプテート(Cisbio)を各ウェルに加えた。プレートを、約20〜35℃で最小60分間インキュベートし、HTRF適合性のあるAlpha−Fusion(Packard)上でカウントした。判定は二連で行った。EC50値を、標準的な薬理学データ取扱いソフトウエアであるAssayExplorer3.2(Symyx)を使用して計算した。このプロトコルを使用して、表4に記載されている、上で定義された様々な化合物がKORアゴニスト活性を示すことが判明した。
【1729】
このプロトコルを使用して、本明細書に記載されている様々な化合物が、KORに対して結合親和性を示すことが判明した。例えば、本明細書に記載されている実施例2、5、6、7、12、15、16、18、19、20、22、23、24、25、26、29、31、32、33、34、35、37、38、39、40、41、42、43、45、46、52、53、59、55、56、57、58、62、63、64、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、82、83、84、85、86、87、88、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、113、114、115、116、117、118、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、166、167、168,169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、193、194、195、196、198、199、200、201、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、および228は、50nM未満であるかもしくは50nMに等しい、KORアゴニスト結合インビトロEC
50値を示した。本明細書に記載されている実施例1、4、21、27、36、44、48、50、61、90、112、138、197および202は、51〜100nMの間の、KORアゴニスト結合インビトロEC
50値を示した。本明細書に記載されている実施例3、9、10、17、28、47、51、89、165および192は、101nM〜1μMの間の、KORアゴニスト結合インビトロEC50値を示した;ならびに本明細書に記載されている実施例8、11、13、14、30および49は、1μMを超えるかもしくは1μMに等しい、KORアゴニスト結合インビトロEC
50値を示した。
【1730】
本出願は、先行する実施例のうちのある実施例により例示されているが、これにより限定されるものと解釈されてはならず、むしろ、本出願は本明細書中で以前に開示されているような一般的な領域を包含する。様々な修正および実施形態を、その趣旨および範囲を逸脱することなく行うことができる。例えば、以下の化合物もまた本出願の範囲内に含まれる。