特許第6138340号(P6138340)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インテル アイピー コーポレーションの特許一覧

特許6138340インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ
<>
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000002
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000003
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000004
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000005
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000006
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000007
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000008
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000009
  • 特許6138340-インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6138340
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのウェブベースリアルタイム通信(WEBRTC)のアーキテクチャ
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20170522BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
【請求項の数】23
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-505623(P2016-505623)
(86)(22)【出願日】2014年4月16日
(65)【公表番号】特表2016-517234(P2016-517234A)
(43)【公表日】2016年6月9日
(86)【国際出願番号】US2014034337
(87)【国際公開番号】WO2014176089
(87)【国際公開日】20141030
【審査請求日】2015年9月28日
(31)【優先権主張番号】61/816,662
(32)【優先日】2013年4月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/141,034
(32)【優先日】2013年12月26日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515140897
【氏名又は名称】インテル アイピー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】シャン、チャン ホン
(72)【発明者】
【氏名】ヴェンカタチャラン、ムサイアー
【審査官】 中村 信也
(56)【参考文献】
【文献】 特表2008−518536(JP,A)
【文献】 特表2009−520390(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/052440(WO,A1)
【文献】 特表2012−527796(JP,A)
【文献】 Alcatel-Lucent, Alcatel-Lucent Shanghai-Bell,3GPP IMS WebRTC WID Overview[online], 3GPP TSG-SA WG1♯60 S1-124342,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG1_Serv/TSGS1_60_Edinburgh/docs/S1-124342.zip>,2012年11月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 3/00
H04M 3/16−3/20
H04M 3/38−3/58
H04M 7/00−7/16
H04M 11/00−11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためにウェブリアルタイム通信(WebRTCを提供するための複数の動作をユーザ機器(UE)に実行させるためのプログラムであって、
前記UEは、非IMSUEであり、
前記複数の動作は、
記非IMSUEをIMSコアに登録するためのIMSベースシグナルへのアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)による変換のために前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信して、前記ASIFに、Gmインタフェースを通じて代理呼セッション制御機能(P−CSCF)に対して、変換された登録メッセージを送信させることと、
IMS登録手順が成功した場合に、前記ASIFからリクエスト成功メッセージを受信することと
を含み、
前記複数の動作はさらに、
IMS用に構成されているIMSUEにアタッチすることと、
前記Gmインタフェースを通じて前記P−CSCFを介する代わりに、前記IMSUEを介して前記IMSコアに登録してIMSセッションを確立することと
を含む、プログラム。
【請求項2】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためにウェブリアルタイム通信(WebRTC)を提供するための複数の動作をユーザ機器(UE)に実行させるためのプログラムであって、
前記複数の動作は、
Gmインタフェースを通じて代理呼セッション制御機能(P−CSCF)に対して登録メッセージを送信して、前記UEをIMSコアに登録することと、
IMS登録手順が成功した場合に、リクエスト成功メッセージを受信することと
を含み、
前記UEがIMS用に構成されていない場合、前記複数の動作はさらに、
IMS用に構成されているIMSUEにアタッチすることと、
前記Gmインタフェースを通じて前記P−CSCFを介する代わりに、前記IMSUEを介して前記IMSコアに登録してIMSセッションを確立することと
を含む、プログラム。
【請求項3】
前記UEに、
前記UEと前記IMSコアとの間のセッションをリクエストするセッションセットアップメッセージを送信することと
前記UEと前記IMSコアとの間のセッションを確立するための前記セッションセットアップメッセージに対する応答を前記IMSコアから受信することと
をさらに実行させるための、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記UEに、
前記P−CSCFのセッション開始プロトコル(SIP)プロキシ機能を介してSIPシグナリングパケットを送信及び受信すること
をさらに実行させるための、請求項1から3のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記Gmインタフェースは、前記UEと前記P−CSCFとの間の参照ポイントを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記UEに、
パブリックアイデンティティを前記IMSコアに登録すること
をさらに実行させるための、請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記UEに、
ウェブベースシグナルを前記P−CSCFに提供することを
をさらに実行させるための、請求項1から6のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記UEに、
セッション開始プロトコル(SIP)シグナリングから変換されたウェブベースシグナルを、前記P−CSCFから受信すること
をさらに実行させ、
前記ウェブベースシグナルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に従う、請求項1から7のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載のプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
ハードウェア処理回路を含むユーザ機器(UE)であって、
前記UEは、非インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)UE(非IMSUE)であり、
前記ハードウェア処理回路は、
前記非IMSUEをIMSコアに登録するためのIMSベースシグナルへのアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)による変換のために前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信して、前記ASIFに、Gmインタフェースを通じて代理呼セッション制御機能(P−CSCF)に対して、変換された登録メッセージを送信させ、
IMS登録手順が成功した場合に、前記ASIFからリクエスト成功メッセージを受信し、
前記ハードウェア処理回路はさらに、
IMS用に構成されているIMSUEにアタッチし、
前記Gmインタフェースを通じて前記P−CSCFを介する代わりに、前記IMSUEを介して前記IMSコアに登録してIMSセッションを確立する、
UE。
【請求項11】
ハードウェア処理回路を含むユーザ機器(UE)であって、
前記ハードウェア処理回路は、
Gmインタフェースを通じて代理呼セッション制御機能(P−CSCF)に対して登録メッセージを送信して、前記UEをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)コア(IMSコア)に登録し、
前記UEがIMS用に構成されていない場合、前記ハードウェア処理回路はさらに、
IMS用に構成されているIMSUEにアタッチし、
前記Gmインタフェースを通じて前記P−CSCFを介する代わりに、前記IMSUEを介して前記IMSコアに登録してIMSセッションを確立する、
UE。
【請求項12】
1又は複数のアンテナをさらに備える、請求項10又は11に記載のUE。
【請求項13】
前記ハードウェア処理回路はさらに、
前記P−CSCFのセッション開始プロトコル(SIP)プロキシ機能を介してSIPシグナリングパケットを送信及び受信する、
請求項10から12のいずれか一項に記載のUE。
【請求項14】
前記Gmインタフェースは、前記UEと前記P−CSCFとの間の参照ポイントを含む、請求項10から13のいずれか一項に記載のUE。
【請求項15】
前記ハードウェア処理回路はさらに、
ウェブベースシグナルを前記P−CSCFに提供する
請求項10から14のいずれか一項に記載のUE。
【請求項16】
前記ハードウェア処理回路はさらに、
セッション開始プロトコル(SIP)シグナリングから変換されたウェブベースシグナルを、前記P−CSCFから受信し、
前記ウェブベースシグナルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に従う、請求項10から15のいずれか一項に記載のUE。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)の装置であって、
前記UEは、非インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)UE(非IMSUE)であり、
前記装置は、
メモリと、
処理回路と
を備え、
前記処理回路は、
前記非IMSUEをIMSコアに登録するためのIMSベースシグナルへのアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)による変換のために前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信して、前記ASIFに、Gmインタフェースを通じて代理呼セッション制御機能(P−CSCF)に対して、変換された登録メッセージを送信させ、
IMS登録手順が成功した場合に、前記ASIFからリクエスト成功メッセージを受信し、
前記処理回路はさらに、
IMS用に構成されているIMSUEにアタッチし、
前記Gmインタフェースを通じて前記P−CSCFを介する代わりに、前記IMSUEを介して前記IMSコアに登録してIMSセッションを確立する、
装置。
【請求項18】
ユーザ機器(UE)の装置であって、
メモリと、
処理回路と
を備え、
前記処理回路は、
Gmインタフェースを通じて代理呼セッション制御機能(P−CSCF)に対して登録メッセージを送信して、前記UEをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)コア(IMSコア)に登録するように構成され、
前記UEがIMS用に構成されていない場合、前記装置は、
IMS用に構成されているIMSUEにアタッチし、
前記Gmインタフェースを通じて前記P−CSCFを介する代わりに、前記IMSUEを介して前記IMSコアに登録してIMSセッションを確立する、装置。
【請求項19】
前記処理回路はさらに、
前記P−CSCFのセッション開始プロトコル(SIP)プロキシ機能を介してSIPシグナリングパケットを送信及び受信するように構成される、
請求項17又は18に記載の装置。
【請求項20】
前記Gmインタフェースは、前記UEと前記P−CSCFとの間の参照ポイントを含む、請求項17から19のいずれか一項に記載の装置。
【請求項21】
前記処理回路はさらに、
パブリックアイデンティティを前記IMSコアに登録する、
請求項17から20のいずれか一項に記載の装置。
【請求項22】
前記処理回路はさらに、
ウェブベースシグナルを前記P−CSCFに提供する、
請求項17から21のいずれか一項に記載の装置。
【請求項23】
前記処理回路はさらに、
セッション開始プロトコル(SIP)シグナリングから変換されたウェブベースシグナルを、前記P−CSCFから受信し、
前記ウェブベースシグナルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に従う、請求項17から22のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2013年4月26日に出願された米国仮出願61/816,662に対する優先権の利益を請求する、2013年12月26日に出願された米国特許出願14/141,034に対する優先権の利益を請求する。それらの両方が、それらの全体において参照によってここに組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
インターネットプロトコル(IP)セッションは、情報の複数のパケットを交換する目的のための複数のルータ、複数のケーブル、および複数のスイッチのネットワークを通じた2つのデバイス間の接続を含む。例えば、ウェブブラウザは、情報を検索するためのウェブサイトと、IPベースハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア(HTTPS)セッションを確立できる。別の例においては、デバイスは、例えば、通話を実施するために別のコンピューティングデバイスと、セッション開始プロトコル(SIP)セッションを確立できる。
【0003】
ウェブブラウザは、最近になって、複数のブラウザクライアント間のリアルタイムオーディオおよび動画セッションを確立するためのウェブリアルタイム通信(WebRTC)プロトコルを採用し始めている。WebRTCは、ウェブブラウザがシンプルなJavaScript(登録商標) APIを介したリアルタイム通信(RTC)機能を有することを可能にする。ウェブプラットフォームは、多種多様のコンテンツを視聴する方法を提供し、複数のデベロッパーに一度書けばどこでも展開できるモデルを提供し、かつ、世界的にサービスを展開するサービスプロバイダをサポートする。HTML5によって例示されるブラウザ機能拡張、およびウェブプラットフォームにリアルタイム通信を追加するべく進行中の作業は、通信およびデータを結合し、ユーザエクスペリエンスを向上するための新たな機会を創出する。
【0004】
IPマルチメディアサブシステムまたはIPマルチメディアコアネットワークサブシステム(IMS)は、複数のIPマルチメディアサービスを供給するための構造的枠組みである。IMSは、IPネットワークのためのリッチで、リアルタイムなメディアセッションプロトコルとしてのセッション開始プロトコル(SIP)に主に基づき、また、そのようなものとして、複数の加入者を複数のサービスに登録し、かつ、サポートするために、SIPベースエンドポイントおよびソフトクライアントに依存する。IMSアーキテクチャは、固定回線(伝統的な通信会社)、モバイル(伝統的なセルラー)、および集中型のサービスプロバイダ(ケーブル会社、および、例えば、音声、動画、およびデータのサービスのようなトリプルプレイを提供するその他のもの)によって提供される複数のサービスを、それらの複数のサービスを受信するために用いられるアクセスネットワークから分離するように設計される。
【0005】
IMS対応端末は、ユーザ機器(UE)上のアプリケーションを使用して、SIPリクエストを送信し、かつ、受信する。一方、IMS対応端末は、PC上、IP電話上、などのソフトウェアとして実装されてもよい。また一方、UEなどのWebRTCクライアント対応デバイスは、IMSクライアント機能を含まず、それ故に、IMSコアにアクセスできない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】一実施形態に係るIMSアーキテクチャを示す。
【0007】
図2】IMSオペレータによって所有されるウェブサーバにアクセスするためにWebRTCクライアントを用いるIMSUEを示す。
【0008】
図3】サードパーティによって所有されるウェブサーバにアクセスするためにWebRTCクライアントを用いるIMSUEを示す。
【0009】
図4】IMSサブスクリプションを有するウェブサーバにアクセスするためにWebRTCクライアントを用いるIMSUEを示す。
【0010】
図5】サードパーティWebRTCベースアプリケーションを介してIMSサービスを取得する匿名ユーザを示す。
【0011】
図6】一実施形態に係るネットワークにおけるアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)を示す。
【0012】
図7】一実施形態に係る登録手順を示す。
【0013】
図8】一実施形態に係るセッションセットアップ手順を示す。
【0014】
図9】一実施形態に係るジャミング技術に基づくダイレクトデジタルシンセサイザーのための効率的な広帯域逆チャネライゼーションを提供する実施例の機械のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の説明および図面は、当業者がそれらを実施することができるように具体的な実施形態を十分に示す。他の実施形態は、構造上の、論理的な、電気的な、工程、および他の変更を組み込んでよい。
【0016】
いくつかの実施形態の部分および特徴は、他の実施形態に含まれてもよいし、他の実施形態のそれらに代えて含まれてよい。実施形態は、請求項の利用可能な均等物を含む請求項を説明する。
【0017】
一実施形態によれば、アプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)は、WebRTCクライアントがIMSコアにアクセスできるようにするために提供される。UEが使用可能な、WebRTCクライアントは、ASIFなしでは、IMSクライアント機能を有さない。UEにASIFを提供することによって、その後、UEは、IMS対応UEにもなりうる。このように、ASIFによって提供されるIMS特徴へのWebRTCクライアントアクセスは、IMSオペレータが、複数のIMSサービスを、それらのWebRTC対応ブラウザ上で互換性のあるWebRTC対応ウェブアプリケーションを動作させているユーザに提供することを可能にする。ユーザは、IMSオペレータによって直接提供された、または、IMSオペレータとビジネス上の関係を有するサードパーティによって提供されたウェブページから、そのアプリケーションにアクセスする。ASIFは、そのアプリケーションのタイプおよび所有権に応じて、複数のネイティブIMS加入者、複数のサードパーティ加入者、および複数の匿名ユーザをサポートする。WebRTCは、複数のIMSサービスの権力の及ぶ範囲を拡張する。WebRTCはまた、現在ネットに接続している複数の加入者の勢力範囲とサービスとを、HTML5ブラウザを動作させることができる仮想的に任意のエンドポイントに拡張する。加入者は、クライアント/アプリケーションのインストール、オペレーティングシステムのバージョンまたはデバイスメーカのサポートなしで、例えば、PC、タブレット、スマートフォン、テレビなどの任意のブラウザを備えるデバイスからの複数のIMSサービスにアクセスしうる。
【0018】
図1は、一実施形態に係るIMSアーキテクチャ100を示す。図1において、IMSアーキテクチャ100は、3つのレイヤを含む。第1のレイヤは、エンドポイント&アクセスレイヤ108と、トランスポートレイヤ110と、セッション&コントロールレイヤ150と、アプリケーション&サービスレイヤ180とを含む。トランスポートレイヤ110は、複数の移送およびメディアを、アナログ、デジタル、またはブロードバンドフォーマットから、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)およびSIPプロトコルへと統一する。エンドポイント&アクセスレイヤ108は、アナログまたはデジタルフォーマットからパケットへの変換を含む、SIPシグナリング、複数のセッションのセットアップ、および複数のベアラサービスの提供を開始し、終了する。
【0019】
トランスポートレイヤ110において、アクセスネットワーク(AN)112は、複数のアクセスネットワークルータを含むIPネットワークである。IP接続アクセスネットワーク(IP CAN)114は、インターネットプロトコル(IP)コネクティビティを提供し、3GPP IPマルチメディアサブシステム(IMS)規格に準じるアクセスネットワークであり、IP CAN114は、あらゆる種類のIPベースアクセスネットワークを参照する。アクセスボーダゲートウェイ(ABG)116は、複数のアクセスネットワークからサービスプロバイダのネットワークをマスクするために用いられるコアネットワークとアクセスネットワークとの間のパケットゲートウェイとして機能し、それを通じて、パケットベースサービスにアクセスするエンドユーザ機能が、ゲート開閉、ファイアウォールベースのパケットフィルタリング、トラフィック分類およびマーキング、トラフィックのポリシングおよびシェーピング、ネットワークアドレスおよびポートトランスレーションなどを含みうる。
【0020】
ポリシー決定機能(PDF)118は、以下で説明される代理呼セッション制御機能(P−CSCF)160から取得されたセッションおよびメディア関連情報に基づく、ポリシー決定を担う。IPv4/IPv6バックボーン(BB)120は、IPv4およびIPv6パケットを搬送するインフラを提供する。ボーダゲートウェイ121の実施方針およびネットワークアドレス変換(NAT)は、パケットデータネットワーク(PDN)へのゲートウェイとして機能し、動作する。IPv6パケットデータネットワーク(PDN)122は、通信のためにIPv6パケットを使用し、IPv4パケットデータネットワーク(PDN)124は、IPv4パケットを使用するネットワークである。メディアは、メディアリソース機能コントローラ(MRFC)128およびメディアリソース機能プロセッサ(MRFP)130を有し、メディアサーバ(MS)と称される場合もある、メディアリソース機能(MRF)126によって処理される。
【0021】
IPマルチメディアサブシステムIPゲートウェイ(IMS IPGW)132は、複数のIMSのレイヤ100と、回路交換(CS)ネットワーク134、IPv6PDN122、IPv4PDN124などの他のネットワークとの間のゲートウェイとして動作する。CSネットワーク134は、通話と、データが処理されるパケット交換ネットワークとをサポートする。アプリケーションレベルゲートウェイ(ALG)136は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークとの間で、SIPメッセージおよびSDPメッセージを変換する。移行ゲートウェイ(TrGW)138は、ネットワークアドレス/ポート変換およびIPv4/IPv6プロトコル変換のような機能を提供する。IMSメディアゲートウェイ(IMS−MGW)140は、回路交換ネットワークからの複数のベアラチャネルと、パケットネットワークからの複数のメディアストリームとを終端する。IMS−MGW140は、メディア変換、ベアラコントロール、およびペイロード処理をサポートする。
【0022】
セッション&コントロールレイヤ150は、様々な他のネットワークエレメント間の論理接続を管理する。セッション&コントロールレイヤ150は、複数のエンドポイントの登録と、複数のSIPメッセージのルーティングと、メディアおよびシグナリングリソースの全体的な調整とを提供する。セッション&コントロールレイヤは、呼セッション制御機能(CSCF)152と、ホーム加入者サーバ(HSS)データベース154とを含む。HSS154は、登録情報、複数のプリファレンス、ローミング、複数のボイスメールオプション、および複数のバディリストを含む、エンドユーザ毎のサービスプロファイルを維持する。呼セッション制御機能(CSCF)152は、通話信号を傍受し、自らのためにその通話信号を処理するアプリケーションサービスに送信する。ホーム加入者サーバ(HSS)データベース154は、インタフェース下において、加入者データを共に引き出す。
【0023】
サービス呼セッション制御機能(S−CSCF)156は、IMSのコアであり、複数のオペレータがサービスデリバリおよびセッションを制御できるようにするネットワーク内の管理点を提供する。S−CSCF156は、加入者に対する複数のサービス面を処理すること、ユーザが既に開始している複数のセッションのステータスを維持すること、コンテンツの制御および供給することを担当するSIPサーバである。S−CSCF156は、複数のユーザが加入する複数のサービスに対する知識を有し、以下で説明される、適切なアプリケーションサーバ182にコンタクトすることによって、そのような複数のサービスを可能にすることを担う。
【0024】
問合せ呼セッション制御機能(I−CSCF)158は、IMSネットワークのためのゲートウェイとして動作し、各管理ドメインのエッジに配置される。I−CSCF158は、SIPメッセージを転送する外部ネットワークによるオペレータネットワークへのアクセスを許可または拒否し、これにより、S−CSCF156およびHSS154のような複数のエンティティを保護する。代理呼セッション制御機能(P−CSCF)160は、IMSへのアクセスポイントであり、ユーザ機器(UE)のためのSIPプロキシサーバとして動作する。
【0025】
ブレークアウトゲートウェイ制御機能(BGCF)162は、例えばPSTNとの接続のような、PSTNブレークアウトを発生するためのネットワークを選択する。メディアゲートウェイ制御機能(MGCF)164は、複数のIMS接続を複数のPSTNトランクに提供するためにMGWを制御し、ISUPとSIPとの間のプロトコル変換を実行する。メディアゲート(MGW)166は、リソース制御のためにMGCF164とインタラクトとする。MGW166は、PSTN、次世代ネットワーク、2G、2.5G、および3G無線アクセスネットワーク、またはPBXのような異なる複数の通信ネットワーク間の変換ユニットとして動作する。MGW166は、ATMおよびIPのような、複数のトランスポートプロトコル上の次世代ネットワーク上のマルチメディア通信を可能にする。MGW166はまた、例えば、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP) MGWとして構成された場合に、VoIPに対して、TDM音声間の変換を実行してもよい。MGW166は様々なタイプのネットワークに接続し、その主な機能のうちの1つは、様々な送信およびコーディング技術間の変換をすることである。シグナリングゲートウェイ(SGW)168は、SCTP−IPベースシグナルネットワークおよびSS7シグナルネットワーク等の様々なシグナルネットワークを相互に連結させるために用いられ、トランスポートレベルでのシグナリング変換を実行する。
【0026】
アプリケーションサービスレイヤ180は、例えば、テレフォニーアプリケーションサーバ(TAS)、IPマルチメディアサービス切替機能(IM−SSF)、オープンサービスアクセスゲートウェイ(OSA−GW)などの複数のアプリケーションサーバ(AS)182を含む。これらサーバのそれぞれは、加入者セッション上で複数の機能を実行し、コールの状態を維持することを担当する。より重要なことには、それらは、IMSの新たな世界において、レガシーな高度インテリジェントネットワーク(AIN)のサービスの橋渡しをする。AS182は、サービス実行環境、アプリケーション特有のロジック(例えば、プッシュトゥートーク、プレゼンス、プリペイド、インスタントメッセージなど)、および1または複数のサービスのためのシグナリングを提供する。AS182は、複数のサービスおよびプロビジョンアプリケーション184の代わりにSIPセッションを動かし、影響を与えてよい。加入者位置機能(SLF)186は、特定のユーザプロファイルに関連付けられたホーム加入者サーバ(HSS)154についての情報を提供するIPマルチメディアサブシステム内のエンティティである。
【0027】
図2は、IMSオペレータ200によって所有されるウェブサーバにアクセスすべく、WebRTCクライアントを用いるIMSUEを示す。図2において、WebRTCベースクライアント/アプリケーション210は、複数のブロードIMSクライアント機能をサポートする。ユーザ202は、WebRTC対応ブラウザ212を含みうる、ウェブサーバ220にアクセスするためのIMSUE214上のWebRTCクライアント210を使用する。ウェブサーバ220は、IMSサーバ222にアクセス可能である。ウェブサーバ220およびIMSサーバ222は、IMSオペレータドメイン230内にある。
【0028】
図3は、サードパーティ300によって所有されるウェブサーバにアクセスするためのWebRTCクライアントを用いるIMSUEを示す。図3において、ユーザ302は、サードパーティWebRTCベースアプリケーションサーバ320を介して、それらのIMSサービスを取得する。ユーザ302は、WebRTC対応ブラウザ312を含みうる、ウェブサーバ320にアクセスするためのIMSUE314上のWebRTCクライアント310を使用する。ウェブサーバ320は、それから、IMSサーバ332にアクセスする。しかしながら、図3において、ウェブサーバ320は、IMSオペレータドメイン330の一部ではない。むしろ、ウェブサーバ320は、IMSオペレータドメイン330を提供するオペレータとビジネス上の関係を有する。ホームIMSオペレータとサードパーティとの間のビジネス上の関係は、IMSUE314とウェブサーバ320との間のセキュリティの関係の確立と、互換性のあるクライアントアプリケーション310の使用とを保証する。
【0029】
図4は、IMSサブスクリプション400を有するウェブサーバにアクセスするためのWebRTCクライアントを用いるIMSUEを示す。ユーザ402は、WebRTC対応ブラウザ412を含みうる、ウェブサーバ420にアクセスするためのIMSUE414上のWebRTCクライアント410を使用する。図4において、ウェブサーバ420は、複数のパブリックアイデンティティを含むIMSサブスクリプション422を有する。このように、ウェブサーバ420は、IMSオペレータドメイン430の一部ではない。ウェブサーバ420は、IMSサーバ432にアクセス可能である。ユーザ402は、ウェブサーバ420にログイン認証404を提供し、ウェブサーバ420を介して一時的なIMSパブリックアイデンティティ424を取得する。
【0030】
図5は、サードパーティWebRTCベースアプリケーション500を介して、IMSサービスを取得する匿名ユーザを示す。ユーザ502は、WebRTC対応ブラウザ512を含みうる、ウェブサーバ520にアクセスするためのIMSUE514上のWebRTCクライアント510を使用する。ウェブサーバ520は、IMSサーバ532にアクセスすることができる。図5において、ユーザ502は、例えば、IMSオペレータドメイン530のための顧客担当者560に、コンタクトをとることができるのみであってよい。さらに、ウェブサーバ520は、IMSオペレータドメイン530の一部ではなく、その代わりに、複数のパブリックアイデンティティを含むIMSサブスクリプション522を有する。ユーザ502は、ウェブサーバ520からのIMSパブリックアイデンティティを用いて匿名の電話を介してIMSオペレータドメイン530のための顧客担当者560にコンタクトをとることができる。
【0031】
図6は、一実施形態におけるネットワーク600内のアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)を示す。図6において、非IMSUE610は、IMSコア630からの複数のサービスにアクセスすることを希望する。非IMSUE610が、IMSコア630からの複数のサービスにアクセスするための、複数の機能を提供するために、アプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)620は、IMSUE610と共同配置される。
【0032】
同一のファミリーサブスクリプションに所属するUEは、その他のUEがIMS対応でない一方で、IMS対応でありうる。ユーザが、モバイルネットワークオペレータ(MNO)のIMSコア630にアクセスするために非IMSUE610を用いているときに、ユーザは、まず、IMSUEに対して非IMSUE610をアタッチすることができてよく、その後、IMSUEを介して、IMSセッションを確立するべく、IMSコア630に登録することができてよい。
【0033】
登録は、UEを用いてIMSコア630にアクセスするために必須である。通常、複数のSIP UEは、それら自身においてIMS登録を開始する。しかし、ASIF620なしの非IMSUE610は、この機能を含まない。このように、ASIF620は、非IMSUE610が、複数のIMS認証情報を供給することを可能にする。したがって、複数のIMS認証情報は、IMSUEによって、または、ASIF620を介して非IMSUE610によって、供給されてよい。
【0034】
非IMSUE610は、S20インタフェース642を介してASIF620にアクセスしうる。このように、S20インタフェース642は、非IMSUE610とASIF620との間の新たな参照ポイントを提供する。Gmインタフェース640は、例えば、ASIF620を介した非IMSUE610のような、複数のIMSクライアントと、代理呼セッション制御機能(P−CSCF)632との間の現在の参照ポイントである。P−CSCF632は、IMSのためのベアラフローに適応するために用いられるアクセスゲートウェイ機能を制御する。呼セッション制御機能(CSCF)は、IMS内の複数のSIPシグナルパケットを処理する。P−CSCF632は、ASIF620を介したUEのための最初の接点であるSIPプロキシであり、(フルIMSネットワーク内の)訪問ネットワーク内、または、(訪問ネットワークがまだIMSに準拠していない場合に)ホームネットワーク内に位置してよい。
【0035】
P−CSCF632は、ホームおよびサードパーティネットワーク内の既知の複数のエンティティとのセキュアトランスポートコネクションを維持する。P−CSCF632は、アクセスゲートウェイによって提供される複数のメディアプレーンインターワーキング機能であって、WebRTCに特有であるそれらの追加的なメディアプレーン機能を含む、機能を制御してよい。
【0036】
ASIF620は、例えばHTTP/HTML5などのWebRTCベースアプリケーションシグナルを、例えばセッション開始プロトコル(SIP)などの、WebRTCクライアント612とIMSコア630との間のアプリケーションシグナルパス上のIMSシグナルに変換する。ASIF620は、ボックス622によって表されるIMSUE610、または、ウェブサーバ、P−CSCF、他の中間機能エンティティ、若しくは独立機能エンティティのような、ボックス622によって表される他のエンティティ624の中に配置されてよい。ASIF620は、ユーザ、公衆携帯電話網(PLMN)、IMSオペレータ、またはサードパーティサービスプロバイダによって所有されうる。ASIF620は、ウェブベースシグナルをIMSベースシグナルに変換することによって、非IMSUE610が、複数のIMSサービスを使用することを助ける。したがって、ASIF620は、非IMSUE610とIMSコア630との間のアプリケーションシグナルパス上にある。
【0037】
ASIF620は、WebRTCクライアント612とIMSコア630との間のコントロールプレーンおよびメディアプレーンのネゴシエーションのインターワーキング手順をサポートしうる。非IMSUE610とネットワークとの間のセッションシグナルのために、IMSコア630におけるユーザ識別、認証、および登録のためのサポートされたオプションを可能にする情報が交換される。
【0038】
図7は、一実施形態に係る登録手順700を示す。非IMSUE710を、ASIF720に登録する(712)。これは、HTIP登録メッセージと同等である。ASIF720が、非IMSUE710から登録メッセージ712を受信した場合、ASIF720は、登録メッセージを同等のSIP登録メッセージに変換し、IMSコア730と、IMS登録手順740を開始する。IMS登録手順740が成功した場合、ASIF720は、非IMSUE710に、同等のSIP200 OKメッセージ750を送信する。SIP200 OKメッセージは、リクエストへの成功の応答を示すメッセージである。
【0039】
図8は、一実施形態に係るセッションセットアップ手順800を示す。セッションセットアップ手順800は、非IMSUE810とASIF820との間のHTIPセッションセットアップメッセージインタラクション812を含む。IMSセッションセットアップ手順832は、ASIF820とIMSコア830との間で実行される。
【0040】
図9は、ここで説明された任意の1または複数の技術がその上で実行されうる一実施形態に従って、ジャミング技術に基づく直接デジタルシンセサイザーのための効率的な広帯域逆チャネライゼーションを提供する実施例の機械900のブロック図を示す。代替の例において、機械900は、スタンドアロンデバイスとして動作してよい、または、他の複数の機械に接続(例えばネットワーク接続)されてよい。ネットワーク接続の配置では、機械900は、サーバ−クライアントネットワーク環境におけるサーバ機械および/またはクライアント機械のキャパシティ内で動作してよい。例において、機械900は、ピアツーピア(P2P)(または他の分散)ネットワーク環境におけるピア機械として機能してよい。機械900は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、携帯用情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチまたはブリッジ、または機械によって行われるべき複数の動作を規定する複数の命令(シーケンシャルなまたは他の)を実行することができる任意の機械であってよい。さらに、単一の機械が示される一方、用語「機械」は、クラウドコンピューティング、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)、他の複数のコンピュータクラスタ構成のような、ここで説明される複数の方法のうちの任意の1または複数を実行するために、複数の命令のセット(または複数のセット)を個別にまたは連帯して実行する複数の機械の任意の集合を含むように解釈されるべきである。
【0041】
ここで説明されるような複数の例は、ロジックまたは複数のコンポーネント、モジュールまたはメカニズムを含んでよく、またはその上で動作してよい。複数のモジュールは、規定の複数の動作を実行することができる複数の有体物(例えば、ハードウェア)であり、ある手法において構成または配置されてよい。ある例において、複数の回路は、モジュールとして規定の手法において、(例えば、内部にまたは他の複数の回路のような外部の複数のエンティティに対して)配置されてよい。ある例において、(例えば、スタンドアロン、クライアントまたはサーバコンピュータシステムなどの)1または複数のコンピュータシステムの少なくとも一部、または1または複数のハードウェアプロセッサ902は、ファームウェアまたはソフトウェア(例えば、複数の命令、アプリケーションの部分、または規定の複数の動作を実行するように動作するモジュールとしてのアプリケーション)によって構成されてよい。ある例において、ソフトウェアは、少なくとも1つの機械可読媒体上に存在してよい。ある例において、ソフトウェアは、モジュールの基本的なハードウェアによって実行されたときに、ハードウェアに規定の複数の動作を実行させる。
【0042】
したがって、用語「モジュール」は、規定の手法において動作し、またはここで説明される任意の動作の少なくとも一部を実行する、物理的に構築され、具体的に構成され(例えば、配線で接続され)、または一時的に(例えば、一過性に)構成され(例えば、プログラムされ)るエンティティである有体物を含むように理解される。複数のモジュールが一時的に構成される複数の例を考慮すると、モジュールは、時間におけるどの時にもインスタンス化されない必要がある。例えば、複数のモジュールが、ソフトウェアを用いて構成される汎用ハードウェアプロセッサ902を備える場合、汎用ハードウェアプロセッサは、その時々においてそれぞれ異なるモジュールとして構成されてよい。ソフトウェアは、結果的に、例えば、時間の1つのインスタンスで特定のモジュールを構成し、異なる時間のインスタンスで異なるモジュールを構成する、ハードウェアプロセッサを構成してよい。用語「アプリケーション」またはその異形は、複数のルーチン、複数のプログラムモジュール、複数のプログラム、複数のコンポーネントおよび同類のものを含むように、ここで拡張的に用いられ、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの電子機器、シングルコアまたはマルチコアシステム、それらの組み合わせ、および同類のもを含む様々なシステム構成上で実装されてよい。したがって、用語「アプリケーション」は、ソフトウェアの実施形態、またはここで説明される任意の動作の少なくとも一部を実行するように配置されるハードウェアを言及するために用いられてよい。
【0043】
機械(例えば、コンピュータシステム)900は、ハードウェアプロセッサ902(例えば、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、ハードウェアプロセッサコア、またはそれらのいくつかの組み合わせ)、メインメモリ904、およびスタティックメモリ906を含んでよく、これらの少なくともいくつかは、インターリンク(例えば、バス)908を介して他と通信してよい。機械900は、ディスプレイユニット910、英数字の入力デバイス912(例えば、キーボード)、およびユーザインタフェース(UI)ナビゲーションデバイス914(例えば、マウス)をさらに含んでよい。ある例において、ディスプレイユニット910、入力デバイス912、およびUIナビゲーションデバイス914は、タッチスクリーンディスプレイであってよい。機械900は、ストレージデバイス(例えば、ドライブユニット)916、信号生成デバイス918(例えば、スピーカ)、ネットワークインターフェースデバイス920、およびグローバルポジショニングシステム(GPS)センサ、コンパス、加速度計、または他のセンサのような1または複数のセンサ921をさらに含んでよい。機械900は、1または複数の周辺デバイス(例えば、プリンタ、カードリーダ等)と通信または制御するための、シリアル(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、パラレル、または他の有線または無線(例えば、赤外線(IR))接続のような出力コントローラ928を含んでよい。
【0044】
ストレージデバイス916は、ここで説明される複数の技術または機能のうちの任意の1または複数を具現化するまたはそれらによって利用される複数のデータ構造または複数の命令924(例えば、ソフトウェア)の1または複数のセットが格納される少なくとも1つの機械可読媒体922を含んでよい。複数の命令924は、メインメモリ904、スタティックメモリ906のような追加の複数の機械可読メモリに少なくとも部分的に、または機械900によるその実行の間にハードウェアプロセッサ902内に存在してもよい。ある例において、ハードウェアプロセッサ902の1つまたはいくつかの組み合わせ、メインメモリ904、スタティックメモリ906、またはストレージデバイス916は、機械可読媒体を構成してよい。
【0045】
機械可読媒体922が単一の媒体として示される一方、用語「機械可読媒体」は、1または複数の命令924を格納するように構成される単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中型または分散型データベース、および/または関連付けられる複数のキャッシュおよび複数のサーバ)を含んでよい。
【0046】
用語「機械可読媒体」は、機械900による実行のための複数の命令を格納、エンコード、または搬送することができ、機械900に本開示の複数の技術のうちの任意の1または複数を実行させ、またはそのような複数の命令によって用いられるまたはそれらに関連付けられる複数のデータ構造を格納、エンコード、または搬送することができる任意の媒体を含んでよい。非限定的な機械可読媒体の複数の例は、複数のソリッドステートメモリ、および光磁気媒体を含んでよい。機械可読媒体の特定の複数の例は、複数の半導体メモリデバイス(例えば、電気的プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM))、および複数のフラッシュメモリデバイスのような不揮発性メモリ、複数の内部ハードディスクおよび複数のリムーバブルディスクのような複数の磁気ディスク、複数の光磁気ディスク、およびCD−ROMおよびDVD−ROMディスクを含んでよい。
【0047】
複数の命令924は、多数の転送プロトコル(例えば、フレームリレー、インターネットプロトコル(IP)、送信制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)等)のうちの任意の1つを利用するネットワークインターフェースデバイス920を介して、伝送媒体を用いて通信ネットワーク926を通じてさらに送信されまたは受信されてよい。例示的な複数の通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、パケットデータネットワーク(例えば、インターネット)、複数の携帯電話ネットワーク(例えば、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、および直交周波数分割多重接続(OFDMA)を含む複数のチャネルアクセス方法、およびグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS、CDMA2000 1x*規格、およびロングタームエボリューション(LTE)のような複数のセルラーネットワーク)、複数の基本電話(POTS)ネットワーク、および複数の無線データネットワーク(例えば、複数の電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格(WiFi)、複数のIEEE802.16規格(WiMax(登録商標))およびその他を含む複数の規格のIEEE802ファミリー)、複数のピアツーピア(P2P)ネットワーク、または現在既知のまたは今後開発される他の複数のプロトコルを含んでよい。
【0048】
例えば、ネットワークインターフェースデバイス920は、通信ネットワーク926に接続するための1または複数の物理的なジャック(例えば、イーサネット(登録商標)、同軸、または電話の複数のジャック)または1または複数のアンテナを含んでよい。ある例において、ネットワークインターフェースデバイス920は、単入力多出力(SIMO)、多入力多出力(MIMO)、または多入力単出力(MISO)技術の少なくとも1つを用いて無線で通信するための複数のアンテナを含んでよい。用語「伝送媒体」は、機械900による実行のために複数の命令を格納、エンコード、または搬送することができる任意の無形の媒体を含むように解釈されるべきであり、そのようなソフトウェアの通信を促進するためのデジタルまたはアナログの通信信号または他の無形の媒体を含む。
【0049】
上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付の複数の図面に対する参照を含む。複数の図面は、実例として、実施されうる特定の複数の実施形態を示す。これらの実施形態は、「複数の例」としてここでも参照する。そのような複数の例は、示されるまたは説明されるものに加えて、複数のエレメントを含んでよい。しかしながら、示されるまたは説明される複数のエレメントを含む複数の例も期待される。さらに、ここで示されるまたは説明される、特定の例(またはそれらの1または複数の態様)に対して、または他の複数の例(またはそれらの1または複数の態様)に対して、示されるまたは説明されるこれらのエレメントのいくつかの組み合わせまたは置き換えを用いる複数の例(またはそれらの1または複数の態様)も期待される。
【0050】
本明細書において参照される複数の出版物、複数の特許、および複数の特許文献は、参照により個別に組み込まれるかのように、それらの全体においてここで参照により組み込まれる。本明細書と参照により組み込まれるこれらの文献との間に一貫性がない使用がある場合、組み込まれる(複数の)参照における使用は、本明細書のものへの補足であり、矛盾する不一致については、本明細書における使用が支配する。
【0051】
本明細書において、用語「ある(a)」または「ある(an)」は、特許文献において共通なように、1または1より多いものを含むために用いられ、任意の他の例または「少なくとも1つ」または「1または複数」の使用と無関係である。本明細書において、用語「または」は、非排他的、または「AまたはB」が「AがありBがない」、「BがありAがない」、および「AおよびB」を含むように言及するために用いられる。添付の複数の請求項において、用語「含む(including)」および「において(in which)」は、それぞれ用語「備える(comprising)」および「ここで(wherein)」の平易な言葉と同等のものとして用いられる。また、下記の複数の請求項において、用語「含む(including)」および「備える(comprising)」は制約がない、つまり、請求項において、請求項におけるそのような用語の後に列挙されたものに加えて複数のエレメントを含むシステム、デバイス、物品、または処理もが、その請求項の範囲に含まれるとみなされる。さらに、下記の複数の請求項において、用語「第1」、「第2」、および「第3」等は、単にラベルとして用いられ、それらの対象の数字上の順序を示唆することが意図されない。上記の説明は、例示的であり制限的でないことが意図される。例えば、上述の複数の例(またはそれらの1または複数の態様)は、他との組み合わせで用いられてよい。複数の他の実施形態は、例えば、上記の説明を検討する当業者によって用いられてよい。要約は、例えば、アメリカ合衆国における37C.F.R1.72(b)に準拠すべく、読み手が技術的な開示の本質を迅速に確認することを可能にする。それは、複数の請求項の範囲または意味を解釈または限定するために用いられないという理解の元で提出される。また、上記の詳細な説明において、様々な特徴は、本開示を簡素化すべく、ともにグループ化されてよい。しかしながら、複数の実施形態はここで開示された複数の特徴のサブセットを含んでよいので、複数の請求項は、それらの複数の特徴を説明しなくてよい。さらに、複数の実施形態は、特定の例で開示されたものより少ない特徴を含んでよい。したがって、下記の複数の請求項は、これによって、別の実施形態として、それ自身に依存する請求項とともに詳細な説明に組み込まれる。ここに開示された複数の実施形態の範囲は、添付の複数の請求項を参照して、権利が与えられるそのような複数の請求項の均等物の全範囲と併せて決定されるべきである。
[項目1]
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためのWebRTCのアーキテクチャであって、
非IMSユーザ機器(非IMSUE)と、
前記非IMSUEと共同配置されたアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)と
を備え、
前記非IMSUEは、前記非IMSUEをIMSコアに登録するために前記ASIFに登録メッセージを送信するように構成され、
前記ASIFは、前記非IMSUEからの前記登録メッセージをIMSベースシグナルに変換し、かつ、IMSベースシグナルに変換された前記登録メッセージを用いて、前記非IMSUEを前記IMSコアに登録するように構成されている、アーキテクチャ。
[項目2]
前記ASIFは、前記非IMSUEからの前記登録メッセージを、ウェブベースシグナルからIMSベースシグナルに変換する、項目1に記載のアーキテクチャ。
[項目3]
前記ASIFは、前記非IMSUE内に共同配置されることによって、前記非IMSUEと共同配置される、項目1または2に記載のアーキテクチャ。
[項目4]
前記ASIFは、ウェブサーバ、代理呼セッション制御機能(P−CSCF)、中間機能エンティティ、および独立機能エンティティからなるグループから選択されたエンティティ内に配置されることによって、前記非IMSUEに共同配置される、項目1または2に記載のアーキテクチャ。
[項目5]
前記ASIFは、IMSUE内に配置されることによって、前記非IMSUEと共同配置され、前記非IMSUEは、前記IMSUEを用いてIMSセッションを確立するために複数のIMS認証情報を供給することによって、前記IMSコアに登録するべく、前記IMSUEをアタッチするように構成される、項目1または2に記載のアーキテクチャ。
[項目6]
前記非IMSUEは、S20インタフェースを介して前記ASIFにアクセスし、前記S20インタフェースは、前記非IMSUEと前記ASIFとの間の参照ポイントを提供する、項目1から5のいずれか一項に記載のアーキテクチャ。
[項目7]
前記ASIFは、Gmインタフェースを用いて前記IMSコアにアクセスする、項目1から6のいずれか一項に記載のアーキテクチャ。
[項目8]
前記ASIFは、前記IMSコアにおいて、代理呼セッション制御機能(P−CSCF)にアクセスすることによって、IMSベースシグナルに変換された前記登録メッセージを用いて、前記非IMSUEを前記IMSコアに登録し、前記P−CSCFは前記IMSのためのベアラフローに適応するために複数のアクセスゲートウェイ機能を制御する、項目1から7のいずれか一項に記載のアーキテクチャ。
[項目9]
前記P−CSCFは、前記IMSコア内の複数のSIPシグナルパケットを処理し、かつ、複数のセキュアトランスポートコネクションを維持する、項目8に記載のアーキテクチャ。
[項目10]
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためにWebRTCを提供する方法であって、
非IMSUEと共同配置されたアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)において、前記非IMSUEから登録メッセージを受信する段階と、
前記ASIFが前記非IMSUEから前記登録メッセージを受信した場合に、前記ASIFによって、前記登録メッセージを、同等のSIP登録メッセージに変換する段階と、
前記ASIFによって、IMSコアとIMS登録手順を開始する段階と、
前記IMS登録手順が成功した場合に、前記ASIFによって、リクエスト成功メッセージを前記非IMSUEに送信する段階と
を備える、方法。
[項目11]
前記ASIFにおいて、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションをリクエストするセッションセットアップメッセージを受信する段階と、
前記ASIFによって、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションを確立するために、前記IMSコアと、IMSセッションセットアップ手順を実行する段階と
をさらに備える、項目10に記載の方法。
[項目12]
前記ASIFが非IMSUEから前記登録メッセージを受信した場合に、前記ASIFによって、前記登録メッセージを、同等のSIP登録メッセージに変換する段階は、前記非IMSUEからの前記登録メッセージを、ウェブベースシグナルからIMSベースシグナルに変換する段階を有する、項目10または11に記載の方法。
[項目13]
前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFにおいて、非IMSUEから登録メッセージを受信する段階は、前記非IMSUE内に配置された前記ASIFによって前記登録メッセージを受信する段階を有する、項目10から12のいずれか一項に記載の方法。
[項目14]
前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFにおいて、非IMSUEから登録メッセージを受信する段階は、ウェブサーバ、代理呼セッション制御機能(P−CSCF)、中間機能エンティティ、および独立機能エンティティからなるグループから選択されたエンティティ内に配置された前記ASIFによって前記登録メッセージを受信する段階を有する、項目10から12のいずれか一項に記載の方法。
[項目15]
前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFにおいて、非IMSUEから登録メッセージを受信する段階は、前記非IMSUEにアタッチされたIMSUEにおいて前記登録メッセージを受信する段階を有し、前記IMSUEは、IMSセッションを確立するために複数のIMS認証情報を供給すべく前記登録メッセージを前記ASIFに転送する、項目10から12のいずれか一項に記載の方法。
[項目16]
前記ASIFによって、IMSコアとIMS登録手順を開始する段階は、前記IMSコアにおいて、代理呼セッション制御機能(P−CSCF)にアクセスする段階を有する、項目10から15のいずれか一項に記載の方法。
[項目17]
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためにWebRTCを提供する方法であって、
非IMSUEをIMSコアに登録するためのアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)によるIMSベースシグナルへの変換のために前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに、前記非IMSUEによって登録メッセージを送信する段階と、
前記非IMSUEによって、IMS登録手順が成功した場合に、前記ASIFから、リクエスト成功メッセージを受信する段階と
を備える方法。
[項目18]
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションをリクエストするセッションセットアップメッセージを前記ASIFに送信する段階と、
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションを確立するための前記セッションセットアップメッセージに対する応答を前記IMSコアから受信する段階と
をさらに備える、項目17に記載の方法。
[項目19]
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信する段階は、前記非IMSUE内に配置された前記ASIFに前記登録メッセージを送信することを含む、項目17または18に記載の方法。
[項目20]
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信する段階は、ウェブサーバ、代理呼セッション制御機能(P−CSCF)、中間機能エンティティ、および独立機能エンティティからなるグループから選択されたエンティティ内に配置された前記ASIFに前記登録メッセージを送信することを含む、項目17または18に記載の方法。
[項目21]
前記非IMSUEによって、前記ASIFに登録メッセージを送信する段階は、前記非IMSUEにアタッチされたIMSUEに前記登録メッセージを送信する段階を含み、前記IMSUEは、IMSセッションを確立するための複数のIMS認証情報を供給するために前記登録メッセージを前記ASIFに転送する、項目17または18に記載の方法。
[項目22]
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためにWebRTCを提供するための複数の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数の動作は、
非IMSUEと共同配置されたアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)において、前記非IMSUEから登録メッセージを受信することと、
前記ASIFが前記非IMSUEから前記登録メッセージを受信した場合に、前記ASIFによって、前記登録メッセージを同等のSIP登録メッセージに変換することと、
前記ASIFによって、IMSコアとのIMS登録手順を開始することと、
前記IMS登録手順が成功した場合に、前記ASIFによって、リクエスト成功メッセージを前記非IMSUEに送信することと
を含む、プログラム。
[項目23]
前記コンピュータに、
前記ASIFにおいて、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションをリクエストするセッションセットアップメッセージを受信することと、
前記ASIFによって、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションを確立するべく前記IMSコアとIMSセッションセットアップ手順を実行することと
をさらに実行させるための、項目22に記載のプログラム。
[項目24]
前記ASIFが前記非IMSUEから前記登録メッセージを受信した場合に、前記ASIFによって、前記登録メッセージを同等のSIP登録メッセージに変換することは、前記非IMSUEからの前記登録メッセージを、ウェブベースシグナルからIMSベースシグナルに変換することを有する、項目22または23に記載のプログラム。
[項目25]
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)にアクセスするためにWebRTCを提供するための複数の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数の動作は、
非IMSUEによって、前記非IMSUEをIMSコアに登録するためのIMSベースシグナルへのアプリケーションシグナルインターワーキングファンクション(ASIF)による変換のために前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信することと、
IMS登録手順が成功した場合に、前記非IMSUEによって、前記ASIFからリクエスト成功メッセージを受信することと
を含む、プログラム。
[項目26]
前記コンピュータに、
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションをリクエストするセッションセットアップメッセージを前記ASIFに送信することと
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと前記IMSコアとの間のセッションを確立するための前記セッションセットアップメッセージに対する応答を前記IMSコアから受信することと
をさらに実行させるための、項目25に記載のプログラム。
[項目27]
前記非IMSUEによって、前記非IMSUEと共同配置された前記ASIFに登録メッセージを送信することは、前記非IMSUE内に配置された前記ASIFに前記登録メッセージを送信することを含む、項目25または26に記載のプログラム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9