(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明を実現する過程において、本発明人は、関連技術に少なくとも次の問題があることを見出した。
【0005】
ユーザが冷蔵庫に収納されたいくつかの物品を忘れてしまう可能性があるため、これらの物品は、冷蔵庫における収納時間が長すぎて変質になってしまう場合があり、または、ユーザが物品を購入するとき、冷蔵庫に収納されたいくつか物品を忘れてしまうため、再びこれらの物品を購入する場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来の関連技術の問題点を克服するために、本発明は、物品情報の送受信方法
、装置
、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【0007】
本発明に係る実施例の第1態様では、
収納ボックスの収納ボックス情報を取得するステップと、
前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を取得するステップと、
前記物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信するステップと、
を含む物品情報の送信方法を提供する。
【0008】
好ましくは、前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスの物品情報を取得するステップは、
前記収納室の室内画像から物品の画像を識別するステップと、
前記物品の画像に基づいて、前記物品説明情報を取得するステップと、を含む。
【0009】
好ましくは、前記収納ボックス情報は、さらに前記収納ボックスの状態情報を含み、前記状態情報は、前記収納ボックスの収納室の温度、湿度、および細菌密度のうちの少なくとも一つを含み、前記物品の物品情報は、さらに前記物品の鮮度を含み、
前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得するステップは、
前記収納ボックスに収納された物品の、前記物品を冷蔵庫に入れるときのタイミング、若しくは最後に前記物品の鮮度を計算するときのタイミングである第1のタイミングの鮮度を取得するステップと、
現在タイミング、前記状態情報、前記第1のタイミング、および前記物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、前記物品の鮮度を計算するステップとを、さらに含む。
【0010】
好ましくは、前記方法は、
前記物品の第1のタイミングの鮮度を前記計算された鮮度に更新し、前記物品の第1のタイミングを現在タイミングに更新するステップを、さらに含む。
【0011】
好ましくは、前記方法は、
前記収納ボックスのドアを閉めたと検出する場合、前記収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、前記収納室の室内画像を得るステップと、
最後に前記収納ボックスのドアを閉めたときに前記収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報を取得するステップと、
前記収納室の室内画像、および最後に前記収納ボックスのドアを閉めたときに前記収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報と位置情報に基づいて、前記収納ボックスに最も新しく入れる物品を取得するステップと、
現在タイミングを前記収納ボックスに最も新しく入れる前記物品の第1のタイミングに確定し、および前記収納ボックスに最も新しく入れる前記物品の第1のタイミングの鮮度を、ディフォルト鮮度に設置するステップとを、さらに含む。
【0012】
好ましくは、前記現在タイミング、前記状態情報、前記第1のタイミング、および前記物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、前記物品の鮮度を計算するステップにおいて、
下記の式:
により物品の鮮度を計算する。
(式中、Xは、前記物品の鮮度であり、X
0は、前記物品の第1のタイミングの鮮度であり、t
1は、前記現在タイミングであり、t
0は、前記第1のタイミングであり、Tは、減衰サイクルの長さであり、Aは、一つの減衰サイクルにおける鮮度減衰標準値であり、Bは、物品の減衰係数であり、T
1は、前記物品のある収納室の温度であり、T
0は、経験温度であり、T
Cは、温度係数であり、H
1は、前記物品のある収納室の湿度であり、H
0は、経験湿度であり、H
Cは、湿度係数であり、P
1は、前記物品のある収納室の細菌密度であり、P
0は、経験細菌密度であり、P
Cは、細菌密度係数である。)
【0013】
好ましくは、前記収納ボックスの収納ボックス情報を取得するステップは、
前記ユーザに対応するモバイル端末から送信された取得指令を受信し、前記取得指令の指示に基づいて、収納ボックスの収納ボックス情報を取得するステップ、
または、
前記収納ボックスの収納ボックス情報を周期的に取得するステップを含む。
【0014】
好ましくは、前記物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信するステップは、
鮮度が所定の閾値未満である物品を選択するステップと、
選択された物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信するステップと、を含む。
【0015】
本発明に係る実施例の第2態様では、
収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を受信するステップと、
前記物品の物品情報をユーザへ表示するステップと、を含む物品情報の受信方法を提供する。
【0016】
好ましくは、前記方法は、
前記収納ボックスが前記収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得して送信するように前記ユーザから入力された取得指令を取得し、前記取得指令を収納ボックスへ送信するステップを、さらに含む。
【0017】
好ましくは、前記方法は、
前記ユーザから入力された操作タイプを付加する制御指令を取得するステップと、
制御指令を収納ボックスへ送信して、前記収納ボックスが前記操作タイプに対応する操作を実行するようにを制御するステップとを、さらに含む。
【0018】
本発明に係る実施例の第3態様では、
収納ボックスの収納ボックス情報を取得するための第1の取得モジュールと、
前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を取得するための第2の取得モジュールと、
前記物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信するための送信モジュールと、
を備える物品情報の送信装置を提供する。
【0019】
好ましくは、前記第2の取得モジュールは、
前記収納室の室内画像から物品の画像を識別するための識別ユニットと、
前記物品の画像に基づいて、前記物品説明情報を取得するための第1の取得ユニットと、を備える。
【0020】
好ましくは、前記収納ボックス情報は、さらに前記収納ボックスの状態情報を含み、前記状態情報は、前記収納ボックスの収納室の温度、湿度、および細菌密度のうちの少なくとも一つを含み、前記物品の物品情報は、さらに前記物品の鮮度を含み、
前記第2の取得モジュールは、
前記収納ボックスに収納された物品の、前記物品を冷蔵庫に入れるときのタイミング、若しくは最後に前記物品の鮮度を計算するときのタイミングである第1のタイミングの鮮度を取得するための第2の取得ユニットと、
現在タイミング、前記状態情報、前記第1のタイミング、および前記物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、前記物品の鮮度を計算するための計算ユニットとを、さらに備える。
【0021】
好ましくは、前記第2の取得モジュールは、
前記物品の第1のタイミングの鮮度を前記計算された鮮度に更新し、前記物品の第1のタイミングを現在タイミングに更新するための更新ユニットを、さらに備える。
【0022】
好ましくは、前記第2の取得モジュールは、
前記収納ボックスのドアを閉めたと検出する場合、前記収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、前記収納室の室内画像を得るための撮影ユニットと、
最後に前記収納ボックスのドアを閉めたときに前記収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報を取得するための第3の取得ユニットと、
前記収納室の室内画像、および最後に前記収納ボックスのドアを閉めたときに前記収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報と位置情報に基づいて、前記収納ボックスに最も新しく入れる物品を取得するための第4の取得ユニットと、
現在タイミングを前記収納ボックスに最も新しく入れる前記物品の第1のタイミングに確定し、および前記収納ボックスに最も新しく入れる前記物品の第1のタイミングの鮮度を、ディフォルト鮮度に設置するための確定ユニットとを、さらに備える。
【0023】
好ましくは、前記計算ユニットは、
下記の式:
により物品の鮮度を計算する。
(式中、Xは、前記物品の鮮度であり、X
0は、前記物品の第1のタイミングの鮮度であり、t
1は、前記現在タイミングであり、t
0は、前記第1のタイミングであり、Tは、減衰サイクルの長さであり、Aは、一つの減衰サイクルにおける鮮度減衰標準値であり、Bは、物品の減衰係数であり、T
1は、前記物品のある収納室の温度であり、T
0は、経験温度であり、T
Cは、温度係数であり、H
1は、前記物品のある収納室の湿度であり、H
0は、経験湿度であり、H
Cは、湿度係数であり、P
1は、前記物品のある収納室の細菌密度であり、P
0は、経験細菌密度であり、P
Cは、細菌密度係数である。)
【0024】
好ましくは、前記第1の取得モジュールは、
前記ユーザに対応するモバイル端末から送信された取得指令を受信し、前記取得指令の指示に基づいて、収納ボックスの収納ボックス情報を取得するための第5の取得ユニット、
または、
前記収納ボックスの収納ボックス情報を周期的に取得するための第6の取得ユニットを備える。
【0025】
好ましくは、前記送信モジュールは、
鮮度が所定の閾値未満である物品を選択するための選択ユニットと、
選択された物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信するための送信ユニットと、を備える。
【0026】
本発明に係る実施例の第4態様では、
収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を受信するための受信モジュールと、
前記物品の物品情報をユーザへ表示するための表示モジュールと、
を備える物品情報の受信装置を提供する。
【0027】
好ましくは、前記装置は、前記収納ボックスが前記収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得して送信するように前記ユーザから入力された取得指令を取得し、前記取得指令を収納ボックスへ送信するための第2の取得モジュールを、さらに備える。
【0028】
好ましくは、前記装置は、
前記ユーザから入力されたが操作タイプを付加する制御指令を取得するための第1の取得モジュールと、
制御指令を収納ボックスへ送信して、前記収納ボックスが前記操作タイプに対応する操作を実行するように制御するための送信モジュールとを、さらに備える。
【0029】
本発明に係る実施例の第5態様では、プロセッサに実行されることにより、前記の物品情報の送受信方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
【0030】
本発明に係る実施例の第6態様では、前記のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0031】
本発明に係る実施例に提供された技術案では、次の有益な効果を果たすことができる。
【0032】
収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得し、物品の物品情報は、少なくとも物品の物品説明情報を含み、物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信し、したがって、ユーザが収納ボックスに対するリモートモニターおよびリモート制御を実現することができ、ユーザが収納ボックスに収納された物品を忘れることを避ける。
【0033】
以上の一般的な説明及び後述の詳細な説明は、例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0036】
ここで、例示的実施例を詳しく説明し、その実施例は図面に示される。以下の説明は図面に係る場合、特別に示されない限り、異なる図面における同じ符号は同じ又は共通する要素を示す。本発明に合致するすべての実施の形態は、以下の例示的実施例で記述される実施の形態に限られない。逆に、以下の例示的実施例で記述される実施の形態は、特許請求の範囲に詳しく記述される、本発明のいくつかの形態に合致する装置及び方法の実例に過ぎない。
【0037】
実施例1
図1は、一つの例示的な実施例に係る物品情報の送信方法を示すフローチャートである。
図1に示すように、前記物品情報の送信方法は、端末に適用され、次のステップ101〜103を含む。
【0038】
ステップ101において、収納ボックスの収納ボックス情報を取得する。
【0039】
ステップ102において、収納ボックス情報に基づいて、収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を取得する。
【0040】
ステップ103において、物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信する。
【0041】
本発明の実施例では、収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を取得し、物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信することにより、ユーザが収納ボックスに対するリモートモニターおよびリモート制御を実現することができ、ユーザが収納ボックスに収納された物品を忘れることを避ける。
【0042】
実施例2
図2は、一つの例示的な実施例に係る物品情報の受信方法を示すフローチャートである。
図2に示すように、前記物品情報の受信方法は、端末に適用され、次のステップ201〜202を含む。
【0043】
ステップ201において、収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を受信する。
【0044】
ステップ202において、当該物品の物品情報をユーザへ表示する。
【0045】
本発明の実施例では、収納ボックスに収納された物品の物品情報を受信し、当該物品の物品情報をユーザへ表示し、ユーザから入力された操作タイプを付加する制御指令を取得し、該制御指令を収納ボックスへ送信して、収納ボックスが当該操作タイプに対応する操作を実行するように制御することにより、ユーザが収納ボックスに対するリモートモニターおよびリモート制御を実現し、ユーザが収納ボックスに収納された物品を忘れることを避ける。
【0046】
実施例3
図3−1に示すように、本発明の実施例は、次のステップ301〜307を含む物品情報の送信方法を提供する。
【0047】
ステップ301において、制御端末がユーザに対応するモバイル端末から送信された取得指令を受信し、制御端末が収納ボックスと接続されている。
【0048】
収納ボックスは、冷蔵庫、冷凍ショーケース、または箪笥等であってもよい。ユーザは、収納ボックス内に収納された物品情報を取得する必要となる場合がある。例えば、冷蔵庫を例とすると、ユーザがスーパーマーケットで物品を買う場合、重複に買うことを避けるために、冷蔵庫内にすでに収納された物品を知る必要がある。この場合、ユーザは、その対応するモバイル端末をトリガーして取得指令を冷蔵庫と接続されている制御端末へ送信し、制御端末により冷蔵庫内における物品の物品情報を取得するように要求する。
【0049】
収納ボックス内おいて、異なる収納室は、異なるタイプの物品を収納する可能性があり、例えば、ある収納室が野菜の収納に用いられ、ある収納室が果物の収納に用いられる。ユーザは、ある1つの収納室内における物品の物品情報だけを知る必要となる場合があり、このとき、ユーザは、取得しようとする収納室の標識をモバイル端末へ入力することができ、モバイル端末が取得しようとする収納室の標識を付加した取得指令を再送信する。例えば、ユーザが食料品のマーケットで野菜を買う場合、野菜を収納するための収納室内における物品の物品情報だけを知る必要となる場合があり、このとき、ユーザは、野菜を収納するための収納室の標識をモバイル端末へ入力することができ、モバイル端末が野菜を収納するための収納室の標識を付加した取得指令を再送信する。
【0050】
選択的に、制御端末は、収納ボックスの内に位置してもよく、収納ボックスの外に位置してもよい。収納ボックスの外に位置する場合、制御端末と収納ボックスとがホームLAN(ローカルエリアネットワーク)を介して接続することができ、ホームLANは、有線ネットワーク、無線WIFI、ブルートゥース、若しくは赤外線等であってもよい。制御端末が収納ボックスの外に位置する場合、制御端末は、ルーターであってもよい。
【0051】
ステップ302において、制御端末が取得指令の指示に基づいて、収納ボックスの収納ボックス情報を取得する。
【0052】
当該収納ボックス情報は、収納ボックスに関する情報を含む。例えば、当該収納ボックス情報は、収納ボックスの収納室の室内画像を含み、または、収納ボックスの状態情報を含み、または、収納ボックスの収納室の室内画像および状態情報等を含んでもよい。
【0053】
制御端末は、少なくとも一つのカメラを含む。制御端末に含まれるカメラは、いずれも、収納ボックスの収納室内に装着されている。制御端末が収納ボックスの外に位置する場合、カメラと制御端末とがホームLANを介して接続されていることができる。好ましくは、多角度で全方位で収納室の画像を撮影するように、各収納室の4つの頂角の位置に、それぞれ一つのカメラを装着している。
【0054】
当該ステップでは、制御端末がモバイル端末から送信された取得指令を受信し、当該取得指令の指示に基づいて、カメラを制御して収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、収納ボックスの収納室の室内画像を取得することであってもよい。
【0055】
好ましくは、当該収納ボックスの状態情報は、収納ボックスの収納室の温度、湿度および細菌密度のうちの少なくとも一つを含む。制御端末は、さらに、温度センサ、湿度センサ、細菌密度検知器のうちの少なくとも一つを含み、温度センサを収納ボックスの収納室内に装着してもよく、湿度センサを収納ボックスの収納室内に装着してもよく、または、細菌密度検知器を収納ボックスの収納室内に装着してもよい。温度センサ、湿度センサ、および細菌密度検知器のうちの任意の2つを収納ボックスの収納室内に装着してもよく、または、温度センサ、湿度センサ、および細菌密度検知器を全て収納ボックスの収納室内に装着してもよい。好ましくは、収納ボックスの状態情報をそれぞれ取得するように、収納ボックスの各収納室においてそれぞれ一つの温度センサ、一つの湿度センサ、および一つの細菌密度検知器を装着する。制御端末が収納ボックスの外に位置する場合、制御端末と温度センサ、湿度センサおよび細菌密度検知器との間に、いずれも、ホームLANを介して接続されていることができる。
【0056】
当該ステップでは、制御端末が当該取得指令の指示に基づいて、収納室内の温度をモニターするように温度センサを制御し、収納室内の湿度をモニターするように湿度センサを制御し、収納室内の細菌密度をモニターするように細菌密度検知器を制御して、温度センサでモニターされた収納室内の温度、湿度センサでモニターされた収納室内の湿度、および細菌密度検知器でモニターされた収納室内の細菌密度を取得する。
【0057】
好ましくは、当該取得指令がさらに取得しようとする収納室の標識を付加すれば、取得しようとする収納室の標識に基づいて取得しようとする収納室の収納ボックス情報を取得する場合、次のようにしてもよく、即ち、
制御端末は、取得指令に付加された取得しようとする収納室の標識に基づいて、取得しようとする収納室内に位置するカメラを制御して取得しようとする収納室に対して撮影を行い、取得しようとする収納室の室内画像を得る。
【0058】
例えば、制御端末に受信された取得指令が野菜を収納するための収納室の標識を付加する場合、野菜を収納するための収納室内におけるカメラを制御して野菜を収納するための収納室に対して撮影を行い、野菜を収納するための収納室の室内画像を得る。
【0059】
好ましくは、取得しようとする収納室の状態情報をさらに取得する場合、次のようにしてもよく、即ち、
制御端末は、取得指令に付加された取得しようとする収納室の標識に基づいて、取得しようとする収納室内に位置する温度センサを制御して取得しようとする収納室内の温度をモニターし、取得しようとする収納室内に位置する湿度センサを制御して取得しようとする収納室内の湿度をモニターし、取得しようとする収納室に位置する細菌密度検知器を制御して取得しようとする収納室内の細菌密度をモニターする。
【0060】
好ましくは、当該ステップを実行する前に、収納ボックスのドアを開ける場合、制御端末は、収納ボックスの収納室内におけるカメラを制御することで収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、撮影された室内画像を取る。より好ましくは、制御端末は、さらにメモリを含み、撮影された室内画像をメモリ内に記憶する。
【0061】
それに応じて、当該ステップでは、取得指令の指示に基づいて、メモリ内に記憶された直前の前回で撮影された収納ボックスの収納室の室内画像を取得してもよい。
【0062】
ステップ303において、収納室の室内画像から物品画像を識別し、物品画像に基づいて物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を取得する。
【0063】
物品の物品説明情報は、物品の名称および/または紹介情報等を含む。当該ステップを実行する前に、標準物品画像と物品説明情報との対応関係リストをメモリに記憶し、標準物品画像と物品説明情報との対応関係リストは、各物品に対応する少なくとも一つの標準物品画像および物品説明情報を記憶するために用いられる。
【0064】
当該ステップでは、収納室の室内画像から、物品の画像を識別し、それぞれ、当該物品の画像と、標準物品画像と物品説明情報との対応関係リストにおける各標準物品画像との間の類似度を計算し、当該物品の画像との間の類似度が最も高い標準物品画像を選択し、選択された標準物品画像に基づいて、標準物品画像と物品説明情報との対応関係リストから、対応の物品説明情報を取得し、取得された物品説明情報を当該物品の物品説明情報としてもよい。
【0065】
例えば、表1に示すような標準物品画像と物品の説明情報の対応関係リストでは、当該対応関係リストは標準物品画像1、2および3を含み、標準物品画像1、2および3は、それぞれ、リンゴ画像、梨画像および桃画像であり、標準物品画像1、2および3がそれぞれ対応する物品の説明情報は、それぞれ、リンゴ、梨および桃である。
【0066】
収納室の室内画像から、
図3−2に示される物品の画像を識別し、当該物品の画像が一つのリンゴ画像であり、当該物品の画像と表1における標準物品画像1、2および3との間の類似度をそれぞれ計算し、ここで、当該物品の画像との間の類似度が最も高いのは、標準物品画像1であり、標準物品画像1に基づいて表1から標準物品画像1に対応する物品説明情報の「リンゴ」を取得し、「リンゴ」を当該物品の物品説明情報とする。
【0068】
好ましくは、物品の物品情報は、さらに物品の鮮度を含み、鮮度は、物品の新鮮な程度を示すために用いられる。ステップ303において、さらに物品の鮮度を取得してもよく、以下のような第1のステップ、および第2のステップという2つのステップを含む。
【0069】
第1のステップは、収納ボックスに収納された物品の第1のタイミングの鮮度を取得し、第1のタイミングは、当該物品を収納ボックスに入れるときのタイミング、若しくは最後に当該物品鮮度を計算するときのタイミングである。
【0070】
ここで、物品を収納ボックスに入れるとき、現在のタイミングを当該物品の第1のタイミングとし、およびディフォルト鮮度を当該物品の第1のタイミングの鮮度とし、当該物品の物品説明情報、第1のタイミングおよび第1のタイミングの鮮度を、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係に記憶する。または、ある物品の鮮度を計算する場合、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係に記憶された当該物品の第1のタイミングおよび第1のタイミングの鮮度を、それぞれ現在のタイミングおよび計算された現在の鮮度に更新する。ディフォルト鮮度は、100、95、または90等の数値であってもよい。
【0071】
第1のステップにおいて、当該物品の物品説明情報に基づいて、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係から、当該物品の第1のタイミングの鮮度を取得する。
【0072】
第2のステップにおいて、現在タイミング、収納ボックスの状態情報、取得された第1のタイミングおよび当該物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、当該物品の鮮度を計算する。
【0073】
下記の式:
により物品の鮮度を計算する。
【0074】
式中、Xは当該物品の鮮度であり、X
0は当該物品の第1のタイミングの鮮度であり、t
1は現在タイミングであり、t
0は第1のタイミングであり、Tは減衰サイクルの長さであり、Aは一つの減衰サイクルにおける鮮度減衰標準値であり、Bは物品の減衰係数であり、T
1は当該物品のある収納室の温度であり、T
0は経験温度であり、T
Cは温度係数であり、H
1は当該物品のある収納室の湿度であり、H
0は経験湿度であり、H
Cは湿度係数であり、P
1は当該物品のある収納室の細菌密度であり、P
0は経験細菌密度であり、P
Cは細菌密度係数である。
【0075】
ただし、A、B、T
0、H
0、P
0、T
C、H
C、P
Cは、いずれも、予め設定された固定値であり、好ましくは、ユーザにより予め設定されることができる。
【0076】
さらに、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係において、当該物品の第1のタイミングの鮮度を、計算された鮮度に更新し、当該物品の第1のタイミングを現在タイミングに更新する。
【0077】
ここで、説明すべきことは、ユーザが収納ボックスのドアを開けるときに、収納ボックスから物品を取り出し、または新たな物品を入れた後収納ボックスのドアを閉める可能性がある。したがって、収納ボックスのドアを開けた後に閉めるたびに、いずれも、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係に対して更新を行う必要があり、具体的には、以下のステップ(1)〜(6)を含む。
【0078】
(1) 収納ボックスのドアを閉めたと検出する場合、収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、収納室の室内画像を得る。
【0079】
ユーザが収納ボックスのドアを閉めた後、制御端末が収納ボックスのドアを閉めたと検出し、収納室内におけるカメラを制御することで収納室に対して撮影を行い、撮影の画像を収納室の室内画像とする。
【0080】
(2) 最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報を取得する。
【0081】
当該ステップでは、物品説明情報と位置情報との対応関係から、最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報を取得する。
【0082】
例えば、
図3−3に示すように、最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品は、リンゴおよび卵を含み、リンゴの位置情報は、当該収納室の東北角に位置することであり、卵の位置情報は、当該収納室の東南角に位置することである。
【0083】
(3) 収納室の室内画像、および最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報と位置情報に基づいて、収納ボックスに最も新しく入れる物品およびユーザが取り出した物品を取得する。
【0084】
当該ステップでは、収納室の室内画像に基づいて現在の収納ボックス内における各物品の物品説明情報および位置情報を取得し、それぞれ、現在の収納ボックス内における各物品の物品説明情報および位置情報と、最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報とを比較して、収納ボックスに最も新しく入れる物品および取り出した物品を得てもよい。
【0085】
例えば、
図3−4に示すように、収納室の室内画像に基づいて、現在の収納ボックス内における物品の説明情報がそれぞれリンゴ、イチゴおよびブドウであり、およびリンゴの位置情報が当該収納室の東北角であり、イチゴの位置情報が当該収納室の東南角であり、ブドウの位置情報は、当該収納室の西北角であることを取得し、現在の収納ボックス内における各物品の物品説明情報および位置情報と最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報とを比較して、収納ボックスに最も新しく入れる物品がイチゴおよびブドウであり、ユーザが取り出した物品が卵であることを得る。
【0086】
(4) 現在タイミングを収納ボックスに最も新しく入れる物品の第1のタイミングに確定し、収納ボックスに最も新しく入れる物品の鮮度を、ディフォルト鮮度に設置する。
【0087】
(5) 収納ボックスに最も新しく入れる物品の物品説明情報、第1のタイミングおよび第1のタイミングの鮮度を、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係に記憶する。
【0088】
(6) 物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係から、取り出された物品の物品説明情報、第1のタイミングおよび鮮度を削除する。
【0089】
さらに、収納ボックスに最も新しく入れる物品の物品説明情報および位置情報を、物品説明情報と位置情報との対応関係に記憶し、および物品説明情報と位置情報との対応関係から、取り出された物品の物品説明情報および位置情報を削除する。
【0090】
説明すべきことは、物品を収納ボックスに入れた後、所定の時間おきに当該物品の鮮度を計算し、且つ物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係を更新する必要があり、具体的に次のようにしてもよい。
【0091】
まず、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係から、第1のタイミングと現在タイミングとの時間間隔が所定の時間に達した物品を、周期的に取得する。
【0092】
その後、現在収納ボックスの状態情報を取得し、現在タイミング、当該状態情報、当該物品の第1のタイミングおよび第1のタイミングの鮮度に基づいて、現在の当該物品の鮮度を計算する。
【0093】
当該ステップでは、収納ボックス内に位置する温度センサ、湿度センサ、および/または細菌密度検知器を制御して収納ボックスの状態情報を収集し、その後上記の式(1)により現在の当該物品の鮮度を計算してもよい。
【0094】
最後、物品説明情報、第1のタイミングと鮮度との対応関係において、当該物品の第1のタイミングを現在タイミングに更新し、当該物品の鮮度を現在当該物品の鮮度に更新する。
【0095】
好ましくは、現在の物品の鮮度を計算した後、さらに鮮度が所定の閾値より小さい物品を取得し、ユーザに対応するモバイル端末へ提示メッセージを送信してもよく、当該提示メッセージは、少なくとも提示内容および取得された物品の物品説明情報を付加し、例えば、提示内容は、「こんにちは、収納ボックスにおけるリンゴの鮮度が所定の閾値より低く、既に変質した可能性があり、速やかにご対応ください。」であってもよい。
【0096】
ステップ304において、制御端末は、取得された物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信する。
【0097】
好ましくは、制御端末は、さらに、収納ボックスの収納室の室内画像をユーザに対応するモバイル端末へ送信してもよい。
【0098】
好ましくは、本発明の実施例において、制御端末は、さらに、収納ボックス内における各物品の状態をユーザに通知するように、収納ボックス内に収納された物品の物品情報を周期的に取得し、且つ取得された物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信してもよい。即ち、収納ボックスの収納ボックス情報を周期的に取得し、その後上記ステップ303および304を再実行して収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得し、且つユーザに対応するモバイル端末へ送信する。
【0099】
好ましくは、制御端末は、WIFI、ブルートゥース若しくは赤外線等により物品の物品情報を先にルーターへ送信し、ルーターは、さらに有線ネットワーク若しくは無線ネットワークにより物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信してもよい。
【0100】
ステップ305において、モバイル端末は、制御端末から送信された物品の物品情報を受信し、物品の物品情報をスクリーンに表示する。
【0101】
ユーザが在宅しないが、帰宅すると冷やした飲料を飲みたい場合があり、このとき、物品に対して冷やすように収納ボックスを制御してもよく、または、ユーザが帰宅すると直接に解凍後の物品を使用したい場合があり、このとき、物品に対して解凍するように収納ボックスを制御してもよい。
【0102】
ユーザは、少なくとも操作タイプを付加する制御指令を設置し、当該制御指令をモバイル端末へ再入力する。操作タイプは、冷やし若しくは解凍であってもよい。
【0103】
好ましくは、当該制御指令は、制御しようとする収納室の標識を付加する。
【0104】
ステップ306において、モバイル端末は、ユーザから入力された少なくとも操作タイプを付加する制御指令を取得し、制御指令を制御端末へ送信する。
【0105】
ステップ307において、制御端末は、モバイル端末から送信された制御指令を受信し、当該制御指令に付加された操作タイプに基づいて、収納ボックスを制御して当該操作タイプに対応する操作を実行する。
【0106】
当該ステップでは、制御指令に操作タイプおよび制御しようとする収納室の標識を付加する場合、当該操作タイプおよび制御しようとする収納室の標識に基づいて、収納ボックスを制御して制御しようとする収納室に対して当該操作タイプに対応する操作を実行してもよい。
【0107】
収納ボックスにおいて、飲料等のような物品を一つの収納室に入れ、常に当該収納室のみに対して冷やす必要があるため、事前に冷やし操作タイプおよび当該収納室の標識を操作タイプと収納室の標識との対応関係に記憶しておいてもよく、また、収納ボックスにおいて、凍結の必要がある物品は、通常、凍結用の収納室内に収納されているため、当該収納室のみに対して解凍する必要がある。
【0108】
当該ステップでは、当該制御指令に付加される操作タイプに基づいて、操作タイプとディフォルト収納室の標識との対応関係から、当該操作タイプに対応する収納室の標識を見つけ、収納ボックスを制御して当該収納室の標識に対応する収納室に対して、当該操作タイプに対応する操作を実行する。
【0109】
操作タイプと収納室の標識との対応関係は、技術者により収納ボックスを出荷する前に配置してもよく、ユーザにより設置してもよい。
【0110】
例えば、冷やし操作タイプに対応するディフォルト収納室は、収納室1であり、解凍操作タイプに対応するディフォルト収納室は、収納室2である場合、冷やし操作タイプと収納室1の標識ID1とを操作タイプとディフォルト収納室の標識との対応関係に記憶し、解凍操作タイプと収納室2の標識ID2とを、操作タイプとディフォルト収納室の標識との対応関係に記憶する。制御指令に付加された操作タイプが冷やし操作タイプであると仮定すると、当該冷やし操作タイプに基づいて、操作タイプと収納室の標識との対応関係から、対応する収納室1の標識ID1を取得し、収納ボックスを制御して、対応する収納室1に対して、冷やし操作タイプに対応する冷やし操作を実行する。
【0111】
本発明の実施例において、収納ボックスと接続されている制御端末は、モバイル端末から送信された取得指令を受信し、収納ボックスの収納ボックス情報を取得し、収納ボックス情報は、少なくとも収納ボックスの収納室の室内画像を含み、さらに収納室の温度値、湿度値、細菌密度値を含んでもよく、収納ボックス情報に基づいて、収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得し、物品の物品情報は、少なくとも物品の物品説明情報を含み、また冷蔵庫内に収納された物品の鮮度をも含んでもよく、物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信し、したがって、ユーザが収納ボックスに対するリモートモニターおよびリモート制御を実現することができ、ユーザが収納ボックスに収納された物品を忘れることを避け、収納時間が長すぎることによる物品の変質を避ける。
【0112】
実施例4
同一技術的構想に基づいて、本発明の実施例では、さらに、
図4−1に示すように、
収納ボックスの収納ボックス情報を取得するための第1の取得モジュール401と、
当該収納ボックス情報に基づいて、収納ボックスに収納された物品の、少なくとも、物品説明情報を含む物品情報を取得するための第2の取得モジュール402と、
物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信するための送信モジュール403と、を備える物品情報の送信装置を提供する。
【0113】
図4−2に示すように、第1の取得モジュール401は、プロセッサ、および収納ボックスの収納室内に位置するカメラを含んでもよい。
【0114】
プロセッサは、収納ボックス内における収納室に対して撮影して収納ボックスの収納室の室内画像を得るように、カメラを制御するために用いられる。
【0115】
好ましくは、当該収納ボックス情報は、さらに収納ボックスの状態情報を含み、当該状態情報は、収納ボックスの収納室の温度、湿度および細菌密度のうちの少なくとも一つを含む。
【0116】
好ましくは、第1の取得モジュール401は、さらに、温度センサ、湿度センサ、および細菌検知器のうちの少なくとも1つを備えてもよい。温度センサ、湿度センサ、および細菌検知器は、収納ボックスの収納室内に位置する。
【0117】
また、プロセッサは、それぞれ、収納室の温度、湿度および/または細菌密度をモニターするように、温度センサ、湿度センサおよび/または細菌検知器を制御するために用いられる。
【0118】
好ましくは、第1の取得モジュール401は、メモリを備えてもよく、
プロセッサは、収納室の室内画像、温度、湿度および/または細菌密度を当該メモリに記憶するために用いられる。
【0119】
好ましくは、第2の取得モジュール402は、
収納室の室内画像から物品の画像を識別するための識別ユニットと、
当該物品の画像に基づいて、当該物品の物品説明情報を取得するための第1の取得ユニットと、を備える。
【0120】
好ましくは、当該物品の物品情報は、さらに、当該物品の鮮度を含み
第2の取得モジュール402は、
収納ボックスに収納された物品の、当該物品を冷蔵庫に入れるときのタイミング、若しくは最後に当該物品の鮮度を計算するときのタイミングである第1のタイミングの鮮度を取得するための第2の取得ユニットと、
現在タイミング、当該状態情報、当該第1のタイミング、および当該物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、当該物品の鮮度を計算するための計算ユニットとを、さらに備える。
【0121】
好ましくは、第2の取得モジュール402は、
当該物品の第1のタイミングの鮮度を、計算された鮮度に更新し、当該物品の第1のタイミングを現在タイミングに更新するための更新ユニットとを、さらに備える。
【0122】
好ましくは、第2の取得モジュール402は、
収納ボックスのドアを閉めたと検出する場合、収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、収納室の室内画像を得るための撮影ユニットと、
最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報を取得するための第3の取得ユニットと、
収納室の室内画像、および最後に収納ボックスのドアを閉めたときに収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報と位置情報に基づいて、収納ボックスに最も新しく入れる物品を取得するための第4の取得ユニットと、
現在タイミングを収納ボックスに最も新しく入れる物品の第1のタイミングに確定し、および収納ボックスに最も新しく入れる物品の第1のタイミングの鮮度を、ディフォルト鮮度に設置するための確定ユニットとを、さらに備える。
【0123】
好ましくは、計算ユニットは、
下記の式:
により物品の鮮度を計算することに用いられる。
(式中、Xは物品の鮮度であり、X
0は物品の第1のタイミングの鮮度であり、t
1は現在タイミングであり、t
0は第1のタイミングであり、Tは減衰サイクルの長さであり、Aは一つの減衰サイクルにおける鮮度減衰標準値であり、Bは物品の減衰係数であり、T
1は物品のある収納室の温度であり、T
0は経験温度であり、T
Cは温度係数であり、H
1は物品のある収納室の湿度であり、H
0は経験湿度であり、H
Cは湿度係数であり、P
1は物品のある収納室の細菌密度であり、P
0は経験細菌密度であり、P
Cは細菌密度係数である。)
【0124】
好ましくは、第1の取得モジュール401は、
ユーザに対応するモバイル端末から送信された取得指令を受信し、取得指令の指示に基づいて、収納ボックスの収納ボックス情報を取得するための第5の取得ユニット、
または、
収納ボックスの収納ボックス情報を周期的に取得するための第6の取得ユニット
を備える。
【0125】
好ましくは、送信モジュール403は、
鮮度が所定の閾値未満である物品を選択するための選択ユニットと、
選択された物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信するための送信ユニットと、を備える。
【0126】
本発明の実施例において、モバイル端末から送信された取得指令を受信し、収納ボックスの収納ボックス情報を取得し、当該収納ボックス情報は、少なくとも収納ボックスの収納室の室内画像を含み、当該収納ボックス情報に基づいて、収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得し、当該物品の物品情報は、少なくとも当該物品の物品説明情報を含み、当該物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信し、したがって、ユーザが収納ボックスに対するリモートモニターおよびリモート制御を実現することができ、ユーザが収納ボックスに収納された物品を忘れることを避ける。
【0127】
実施例5
同一技術的構想に基づいて、本発明の実施例では、さらに、
図5に示すように、
収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を受信するための受信モジュール501と、
当該物品の物品情報をユーザへ表示するための表示モジュール502と、を備える物品情報の受信装置を提供する。
【0128】
好ましくは、当該装置は、
収納ボックスが収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得して送信するように、ユーザから入力された取得指令を取得し、取得指令を収納ボックスへ送信するための第2の取得モジュールを、さらに備える。
【0129】
好ましくは、当該装置は、
ユーザから入力された操作タイプを付加する制御指令を取得するための第1の取得モジュールと、
当該制御指令を収納ボックスへ送信し、収納ボックスが当該操作タイプに対応する操作を実行するように制御するための送信モジュールとを、さらに備える。
【0130】
本発明の実施例では、収納ボックスに収納された物品の物品情報を受信し、当該物品の物品情報をユーザへ表示し、ユーザから入力された制御指令を取得し、当該制御指令が操作タイプを付加し、当該制御指令を収納ボックスへ送信し、収納ボックスが当該操作タイプに対応する操作を実行するように制御し、したがって、ユーザが収納ボックスに対するリモートモニターおよびリモート制御を実現し、ユーザが収納ボックスに収納された物品を忘れることを避ける。
【0131】
実施例6
図6は、例示的な実施例に係る物品情報を送信する端末800を示すブロック図である。例えば、端末800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲーム機、タブレット装置、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントであってもよい。
【0132】
図6に示すように、端末800は、プロセスアセンブリ802、メモリ804、電源アセンブリ806、マルチメディアアセンブリ808、オーディオアセンブリ810、入力/出力(I/O)インタフェース812、センサアセンブリ814、および通信アセンブリ816のような1つ以上のアセンブリを含んでもよい。
【0133】
プロセスアセンブリ802は、一般的には端末800全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ802は、1つ以上のプロセッサ820を含み、これらによって指令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ802は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ802と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ802は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ808とプロセスアセンブリ802の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0134】
メモリ804は、各種類のデータを記憶することにより端末800の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、端末800において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ804は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0135】
電源アセンブリ806は、端末800の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ806は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び端末800のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0136】
マルチメディアアセンブリ808は、前記端末800とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記タッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ808は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。端末800が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0137】
オーディオアセンブリ810は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ810は、一つのマイク(MIC)を含み、端末800が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されたり、通信アセンブリ816を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ810は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0138】
I/Oインターフェイス812は、プロセスアセンブリ802と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0139】
センサアセンブリ814は、端末800に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ814は、端末800のON/OFF状態、端末800のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ814は、端末800、或は端末800の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと端末800とが接触しているか否か、端末800の方位、又は加速/減速、端末800の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ814は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ814は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ814は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0140】
通信アセンブリ816は、端末800と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。端末800は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ816は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ816は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0141】
例示的な実施例において、端末800は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0142】
例示的な実施例では、さらに、指令を含むコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ804を提供しており、端末800のプロセッサ820により前記指令を実行して上記方法を実現する。例えば、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、および光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0143】
コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、端末のプロセッサにより前記記憶媒体中の指令が実行される場合、端末に次の物品情報の送信方法を実行させることができる。当該方法は、
収納ボックスの収納ボックス情報を取得するステップと、
前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を取得するステップと、
前記物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信するステップと、を含む。
【0144】
好ましくは、前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスの物品情報を取得するステップは、
前記収納室の室内画像から物品の画像を識別するステップと、
前記物品の画像に基づいて、前記物品の説明情報を取得するステップと、を含む。
【0145】
好ましくは、前記収納ボックス情報は、さらに前記収納ボックスの状態情報を含み、前記状態情報は、前記収納ボックスの収納室の温度、湿度、および細菌密度のうちの少なくとも一つを含み、前記物品の物品情報は、さらに前記物品の鮮度を含む。
【0146】
前記収納ボックス情報に基づいて、前記収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得するステップは、
前記収納ボックスに収納された物品の、前記物品を冷蔵庫に入れるときのタイミング、若しくは最後に前記物品の鮮度を計算するときのタイミングである第1のタイミングの鮮度を取得するステップと、
現在タイミング、前記状態情報、前記第1のタイミング、および前記物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、前記物品の鮮度を計算するステップとを、さらに含む。
【0147】
好ましくは、前記方法は、
前記物品の第1のタイミングの鮮度を前記計算された鮮度に更新し、前記物品の第1のタイミングを現在タイミングに更新するステップをさらに含む。
【0148】
好ましくは、前記方法は、
前記収納ボックスのドアを閉めたと検出する場合、前記収納ボックスの収納室に対して撮影を行い、前記収納室の室内画像を得るステップと、
最後に前記収納ボックスのドアを閉めたときに前記収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報および位置情報を取得するステップと、
前記収納室の室内画像、および最後に前記収納ボックスのドアを閉めたときに前記収納ボックス内に収納された物品の物品説明情報と位置情報に基づいて、前記収納ボックスに最も新しく入れる物品を取得するステップとを、さらに含む。
【0149】
現在タイミングを前記収納ボックスに最も新しく入れる前記物品の第1のタイミングに確定し、および前記収納ボックスに最も新しく入れる前記物品の第1のタイミングの鮮度を、ディフォルト鮮度に設置する。
【0150】
好ましくは、前記現在タイミング、前記状態情報、前記第1のタイミング、および前記物品の第1のタイミングの鮮度に基づいて、前記物品の鮮度を計算するステップにおいて、
下記の式:
により物品の鮮度を計算する。
(式中、Xは、前記物品の鮮度であり、X
0は、前記物品の第1のタイミングの鮮度であり、t
1は、前記現在タイミングであり、t
0は、前記第1のタイミングであり、Tは、減衰サイクルの長さであり、Aは、一つの減衰サイクルにおける鮮度減衰標準値であり、Bは、物品の減衰係数であり、T
1は、前記物品のある収納室の温度であり、T
0は、経験温度であり、T
Cは、温度係数であり、H
1は、前記物品のある収納室の湿度であり、H
0は、経験湿度であり、H
Cは、湿度係数であり、P
1は、前記物品のある収納室の細菌密度であり、P
0は、経験細菌密度であり、P
Cは、細菌密度係数である。)
【0151】
好ましくは、前記収納ボックスの収納ボックス情報を取得するステップは、
前記ユーザに対応するモバイル端末から送信された取得指令を受信し、前記取得指令の指示に基づいて、収納ボックスの収納ボックス情報を取得するステップ、
または、
前記収納ボックスの収納ボックス情報を周期的に取得するステップを含む。
【0152】
選択的に、前記物品の物品情報を、ユーザに対応するモバイル端末へ送信するステップは、
鮮度が所定の閾値未満である物品を選択するステップと、
選択された物品の物品情報をユーザに対応するモバイル端末へ送信するステップと、を含む。
【0153】
実施例7
図7は、例示的な実施例に係る物品情報を受信するためのモバイル端末900を示すブロック図である。例えば、モバイル端末900は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲーム機、タブレット装置、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントであってもよい。
【0154】
図7に示すように、モバイル端末900は、プロセスアセンブリ902、メモリ904、電源アセンブリ906、マルチメディアアセンブリ908、オーディオアセンブリ910、入力/出力(I/O)インタフェース912、センサアセンブリ914、および通信アセンブリ916のような1つ以上のアセンブリを含んでもよい。
【0155】
プロセスアセンブリ902は、一般的には端末900全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ902は、1つ以上のプロセッサ920を含み、これらによって指令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ902は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ902と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ902は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ908とプロセスアセンブリ902の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0156】
メモリ904は、各種類のデータを記憶することによりモバイル端末900の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、モバイル端末900において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ904は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0157】
電源アセンブリ906は、モバイル端末900のの多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ906は、電源管理システム、一つ以上の電源、及びモバイル端末900のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0158】
マルチメディアアセンブリ908は、前記モバイル端末900とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記タッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ908は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。モバイル端末900が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0159】
オーディオアセンブリ910は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ910は、一つのマイク(MIC)を含み、モバイル端末900が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ904に記憶されたり、通信アセンブリ916を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ910は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0160】
I/Oインターフェイス912は、プロセスアセンブリ902と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0161】
センサアセンブリ914は、モバイル端末900に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ914は、モバイル端末900のON/OFF状態、モバイル端末900のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ914は、モバイル端末900、或はモバイル端末900の一つのアセンブリの位置変更、ユーザとモバイル端末900とが接触しているか否か、モバイル端末900の方位、又は加速/減速、モバイル端末900の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ914は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ914は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ914は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0162】
通信アセンブリ916は、モバイル端末900と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。モバイル端末900は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ916は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ916は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0163】
例示的な実施例において、モバイル端末900は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0164】
例示的な実施例では、さらに、指令を含むコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ904を提供しており、モバイル端末900のプロセッサ920により前記指令を実行して上記方法を実現する。例えば、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、および光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0165】
コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、端末のプロセッサにより前記記憶媒体中の指令が実行される場合、端末に次の収納ボックスの制御方法を実行させることができる。当該方法は、
収納ボックスに収納された物品の、少なくとも物品説明情報を含む物品情報を受信するステップと、
前記物品の物品情報をユーザへ表示するステップと、を含む。
【0166】
好ましくは、前記方法は、
前記収納ボックスが前記収納ボックスに収納された物品の物品情報を取得して送信するように前記ユーザから入力された取得指令を取得し、前記取得指令を収納ボックスへ送信するステップを、さらに含む。
【0167】
選択的に、前記方法は、
前記ユーザから入力された操作タイプを付加する制御指令を取得するステップと、
制御指令を収納ボックスへ送信して、前記収納ボックスが前記操作タイプに対応する操作を実行するように制御するステップとを、さらに含む。
【0168】
当業者にとって、明細書を考慮してこの発明を実施した後、本発明のその他の実施の形態を容易に想到し得ることができる。本願は、本発明のいかなる変形、用途又は適応的変化をカバーすることを目的とし、これら変形、用途又は適応的変化は、本発明の一般的原理に従うとともに、本発明に開示されていない本技術分野における公知の常識又は慣用の技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本発明の本当の範囲及び主旨は、特許請求の範囲に含まれる。
【0169】
本発明は、以上のように説明すると共に図面に示された正確な構造に限られず、その要旨を逸脱しない範囲内で各種の補正及び変更を行うことができると理解すべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみで限定される。