(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記撮影された画像に前記第1の画像フィルターを適用する効果のプレビューを提供するステップをさらに具備することを特徴とする請求項4に記載の、コンピュータに組み込まれた方法。
前記1つ以上の他の画像を特定するステップは、前記1つ以上の他の画像に関連付けられた、1つ以上の人気の動向に少なくとも部分的に基づくことを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータに組み込まれた方法。
前記第1の画像フィルターを含む前記1つ以上の画像フィルターの、前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップは、前記1つ以上の画像フィルターの適用を特定するために経験則を適用するステップを具備することを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータに組み込まれた方法。
前記第1の画像フィルターを含む前記1つ以上の画像フィルターの、前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップは、前記1つ以上の他の画像に結び付けられた、色データを特定するステップに、少なくとも部分的に基づいて、色に関するフィルターの適用を特定するステップを具備することを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータに組み込まれた方法。
前記第1の画像フィルターを含む前記1つ以上の画像フィルターの、前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップは、前記1つ以上の画像の1つ以上と関連付けられたメタデータを分析するステップを具備することを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータに組み込まれた方法。
前記撮影された画像の特徴を特定するステップ、前記1つ以上の他の画像を特定するステップ、前記1つ以上の画像フィルターの使用を特定するステップ、及び、前記撮影された画像に前記第1の画像フィルターを適用するステップの1つ以上は、ほぼ実時間で生じることを特徴とする請求項10に記載の、コンピュータに組み込まれた方法。
コンピュータプログラムであって、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に駐在し、記憶媒体に記憶された複数の命令を有し、プロセッサにより実行されたとき、前記命令は、
撮影された画像の特徴を特定するステップと、
前記特定された画像の特徴に類似する1つ以上の他の特徴を含む1つ以上の他の画像に少なくとも部分的に基づき、前記1つ以上の他の画像を特定するステップであって、前記1つ以上の他の画像がネットワークを介して得られるものであるステップと、
前記1つ以上の他のディジタル画像の視覚的コンテンツを分析して、前記1つ以上の他のディジタル画像の変換を撮影の後に行った第1の画像フィルターを含む、1つ以上の画像フィルターの前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップと、
前記第1の画像フィルターを前記撮影された画像に適用するステップと、
を具備する動作を前記プロセッサに実行させることを特徴とする、コンピュータプログラム。
前記1つ以上の他の画像を特定するステップは、前記1つ以上の他の画像に関連付けられた1つ以上の人気の動向に、少なくとも部分的に基づくことを特徴とする請求項12に記載の、コンピュータプログラム。
前記第1の画像フィルターを含む前記1つ以上の画像フィルターの、前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップは、前記1つ以上の画像フィルターの適用を特定するために経験則を適用するステップを具備することを特徴とする請求項12に記載の、コンピュータプログラム。
前記第1の画像フィルターを含む前記1つ以上の画像フィルターの、前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップは、前記1つ以上の画像と関連付けられた色データを特定するステップに、少なくとも部分的に基づく色に関するフィルターの適用を特定するステップを具備することを特徴とする請求項12に記載の、コンピュータプログラム。
前記第1の画像フィルターを含む前記1つ以上の画像フィルターの、前記1つ以上の他の画像への使用を特定するステップは、前記1つ以上の他の画像の1つ以上と関連付けられたメタデータを分析するステップを具備することを特徴とする請求項12に記載の、コンピュータプログラム。
前記撮影された画像は、カメラのファインダーに表示された光景を具備し、前記撮影された画像の特徴を特定するステップ、前記1つ以上の他の画像を特定するステップ、前記1つ以上の画像フィルターの使用を特定するステップ、及び、前記撮影された画像に前記第1の画像フィルターを適用するステップの1つ以上は、ほぼ実時間に生じることを特徴とする請求項12に記載の、コンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
個人が種々のカメラ装置を用いてな写真を撮ることができる。特定の実施例において、ディジタル写真を撮るために個人がディジタルカメラを用いることができる。特定の実施形態において、このようなディジタルカメラは、携帯電話やタブレットのようなカメラを搭載した携帯コンピューティング装置である場合がある。
【0014】
特定の実施形態において、個人が写真アプリケーション(PA)又は写真アプリケーションプロセスを用いて写真画像の撮影、編集、及び/又は、共有を容易にすることができる。例えば、カメラを搭載した携帯電話には、写真撮影のための電話機搭載カメラの使用を容易にするPAを含めることができる。特定の実施形態において、PAにより、静止写真に加えて/静止写真に代えて、ビデオ撮影が容易になる可能性がある。特定の実施形態において、PAにより、写真を遠隔の記憶装置又は他の遠隔にあるシステム又はプロセスにアップロードすることが容易になる。このことは、例えば、グループ及び個人間での写真共有を容易に行うことができる。例えば、PAにより容易に、個人が、ディジタル写真を撮影し、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(及び/又はウェブサイトその他)に写真をアップロードすることができる。特定の実施形態において、PAにより、種々のメタデータを写真と関連付けることができ、及び/又は、関連付けを容易にすることができる。例えば、PAを用いて、個人が、写真のコンテンツに関するコメントと写真とを電子的に関連付けることができる。特定の実施形態において、関連付けられたメタデータには、日時、位置情報、及び/又は、写真、撮影した人、写真を共有している人に関する種々の他の情報、及び/又は、写真についてのコメント、その他を含めることができる。
【0015】
上述したように、特定の実施形態において、PA(及び/又は他のアプリケーション又はプロセス)により、画像の編集が容易になる。例えば、PAを用いて、1つ以上の画像フィルターを個人が写真に適用することができる。例えば、携帯電話(又は他のカメラに装着した装置)上のPAにより、撮影したディジタル写真に適用すべき特定のフィルター及び関連するパラメータの選択を容易に行うことができる。特定の実施形態において、PA(及び/又は他のプロセス又はアプリケーション)を用いて、個人がディジタル写真を撮影し、その写真にディジタルフィルター(又はフィルター)を適用し、ソーシャルネットワーキング(又は他の)アプリケーション上の友人と、修正したディジタル写真を共有することができる。
【0016】
一般に、フィルターは、画像に適用したとき、その画像の外観の変化(又は他の変換)を結果として生じさせる、物理的な物体、及び/又はプロセス又はアプリケーションである。当然のことながら、フィルターは種々の公知の形式をとることができる。例えば、フィルターは、画像の現場と画像記録装置との間に介在する物理的なアッタチメント又は物体(例えば、画像に関する光の光路を変化させる、偏光レンズアッタチメントのような、カメラ用レンズアクセサリ)とすることができる。特定の実施形態において、フィルターは、画像と関連付けられたディジタル情報を操作することで、物理フィルター(及び/又は他の効果)と近似する電子的プロセス又はアプリケーションとすることができる。特定の実施形態において、フィルターは、他の物体、プロセス、又は、アプリケーションとすることができる。さらに、当然のことながら、フィルターを画像に適用することにより、画像の外観(又は他の特徴)に影響を及ぼす可能性がある。例えば、フィルターを適用することにより、写真の色、及び/又は、色のバランスを結果的に調整することができ、特定の光による効果を強化したり削減したりすることができ、写真に種々の効果(例えば、ビネット、エイジング、スポットフォーカス、ドッジング(ライトニング)、バーニング(ダークニング)、ティルトシフティング、その他)を表現させることができ、ボーダー、シェーディング、その他の効果、等を適用することができる。フィルターは、しばしば、種々の効果と組み合わせて適用することができる。例えば、写真に複合的な効果を与えるために2以上のフィルターを連続的に適用することができる。特定の実施形態において、フィルターは、画像の一部(例えば、ディジタル画像の特定の画素)に適用することができ、及び/又は、画像の全体に適用することができる。
【0017】
適切なフィルターを写真(及び他の対象)に適用することを容易にするために、変換提案プロセス(TRプロセス)により、種々の基準に基づいて、例えば、1つ以上のフィルター写真(例えば、ディジタル写真)に適用することを提案することができる。特定の実施形態において、TRプロセスにより、対象となる写真(又は写真)及び1つ以上の参考写真との間の類似性を特定することができる。(当然のことながら、例示のTRプロセス機能は写真に関する文脈で以下に説明するが、TRプロセスはまた、種々の他の画像形式に適切に適用することができる。)例えば、TRプロセスにより、対象となる画像と種々の参考写真との間の類似性を特定することができる。例えば、TRプロセスにより、参考写真と対象となる写真との間で類似する特定の対象、景色、パターン、色、その他を特定することができる。特定の実施形態において、TRプロセスにより、対象となる写真の主な対象を特定することができ、類似する主な対象を含む参考写真を特定することができる。特定の実施形態において、TRプロセスにより、対象となる写真と参考写真との間の他の類似性(例えば、日付、時刻、作者、位置、写真撮影に使われたカメラを備えた装置、その他)を特定することができる。特定の実施形態において、TRプロセスにより、人気の高い参考写真(例えば、よく見られている、しばしばコメントがつけられていたり共有されていたりしている、高く評価されている、等)を特定することができる。
【0018】
特定の実施形態において、対象となる画像に適切なフィルターを選択することを容易にするために、TRプロセスにより、とある特定された参考写真(すなわち、対象となる写真と一定の類似性を有するとして特定された写真)に適用した1つ以上のフィルターを特定することができる。例えば、TRプロセスにより、メタデータ、色分析、及び/又は他の既知の技術を用いて、特定の参照画像に適用した特有のフィルターを特定することができる。次いで、TRプロセスにより、特定された参照画像に適用したものとして特定された特有のフィルターを対象となる画像に用いること及び/又は適用することを提案することができる。特定の実施形態において、このことは有益となる可能性がある、例えば、特定の参照画像に、広く、一般的に、及び/又は、うまく使われてきたフィルターは、類似の対象となる画像(例えば、参照画像に類似したコンテンツ、構成、その他を持つような対象となる画像)に適切に適用することができるからである。
【0019】
以下に説明するように、TRプロセスは種々の方法で実施することができる。例えば、TRプロセスはPAの一部として(又はPAと連動させて)実施することができる。特定の実施形態において、TRプロセスは、画像編集プログラム又はプログラムスイート、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、及び/又は、通信アプリケーション(例えば、Eメール、携帯メール、ビデオチャット、等による通信を容易にするアプリケーション)の一部として(又は連動させて)実施することができる。特定の実施形態において、TRプロセスは、携帯電話やタブレットのような携帯コンピューティング装置の一部として実施することができる。特定の実施形態において、TRプロセスは、ディジタルカメラ、カメラを搭載した携帯電話又はタブレット、等のようなカメラに搭載された装置の一部として実施することができる。
【0020】
当業者には理解できるであろうが、本願発明は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として実施することができる。従って、本願発明は、すべてハードウェアによる実施形態、すべてソフトウェアによる実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、等を含む)、又は、ソフトウェアとハードウェアとを結合させた実施形態の形式をとることができ、これらは、一般に「回路」、「モジュール」、又は「システム」と称されることがある。さらに、本願発明は、コンピュータで使用可能な記憶媒体内に埋め込んだコンピュータで使用可能なプログラムコードを有するコンピュータで使用可能な記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形式とすることができる。
【0021】
適切なあらゆる、コンピュータで使用可能な媒体又はコンピュータで読み取り可能な媒体を用いることができる。コンピュータで使用可能な媒体は、コンピュータで読み取り可能な信号媒体、又は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体とすることができる。コンピュータで使用可能な記憶媒体、又は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体(コンピューティング装置又はクライアント電子装置と結び付けられた記憶装置を含む)は、例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線の、又は、半導体システム、器具、又は装置、又はこれらの適切な組み合わせとすることができるが、これに限定されるものではない。コンピュータで読み取り可能な媒体の具体的な例(すべてを網羅するものではない)として、以下があげられる。すなわち、1つ以上の電線を有する電気接続、携帯型コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)、光学的記憶装置があげられる。本明細書の記載において、コンピュータで使用可能な憶媒体又はコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、システム、器具、又は装置で実行する命令により用いられる、又はこの命令と結び付けられたプログラムを含有し、又は記憶することのできる、具体的な媒体とすることができる。
【0022】
コンピュータ読み取り可能信号媒体には、例えば、ベースバンド中又は搬送波の一部として、信号中にコード化され組み込まれたコンピュータ読み取り可能プログラムを有する、伝達されるデータ信号が含まれる。このような伝達されるデータ信号は、電磁的信号、光学的信号、又は、これらの適切な組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない種々の形式をとることができる。コンピュータ読み取り可能信号媒体は、命令を実行するシステム、器具、又は装置で用いるためのプログラムを、又は命令を実行するシステム、器具、又は装置と結び付けるプログラムを通信、伝達、送信することのできる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体ではない、コンピュータ読み取り可能なあらゆる媒体とすることができる。
【0023】
コンピュータ読み取り可能媒体に組み込まれたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバ、高周波、その他、又はこれらの適切な組み合わせを含むがこれに限定されるものではない、適切な媒体を用いて伝達することができる。
【0024】
本願発明の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java、Smalltalk、C++、等のようなオブジェクト指向プログラミング言語で記述することができる。しかし、本願発明の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、C言語又は類似するプログラム言語のような、通常の手続き型プログラム言語で記述することもできる。プログラムコードは、すべてユーザのコンピュータ上で、又は、一部ユーザのコンピュータ上で、独立型ソフトウェアパッケージとして、又は、一部ユーザのコンピュータ上でかつ一部遠隔コンピュータ上で、又は、すべて遠隔コンピュータ又はサーバ上で実行することができる。後者の場合、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザのコンピュータと接続することができ、或いは、(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを介して)外部のコンピュータとの接続を行うことができる。
【0025】
本発明は、フローチャート図、及び/又は、方法のブロック図、器具(システム)及び、本発明の実施の形態によるコンピュータプログラムを参照して以下に説明する。当然のことながら、フローチャート図、及び/又は、方法のブロック図、及び、フローチャート図、及び/又は、ブロック図中のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実行される。当然のことながら、フローチャート図、及び/又は、ブロック図の各ブロック、及び、フローチャート図、及び/又は、ブロック図中のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実行することができる。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は、他のプログラマブルデータ処理装置に提供することができ、コンピュータ、又は、他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサにより実行される命令により、フローチャート図、及び/又は、ブロック図中のブロックに指定された機能/役割を、機械に実行させることができる。
【0026】
これらのコンピュータプログラム命令は、また、コンピュータ読み取り可能メモリに記憶された命令が、フローチャート、及び/又は、ブロック図中のブロックに指定された機能/役割を実行させる命令を含む、製品を生み出すように、コンピュータ、又は、他のプログラマブルデータ処理装置を、特定の方法で機能させるコンピュータ読み取り可能メモリに記憶させることができる。
【0027】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、又は、他のプログラマブルデータ処理装置にロードすることができ、コンピュータ、又は、他のプログラマブル装置で実行する命令により、フローチャート、及び/又は、ブロック図中のブロックに指定された機能/役割を実行させるためのステップを行わせるように、一連の動作ステップをコンピュータに組み込まれたプロセスを行うためのコンピュータ、又は、他のプログラマブル装置で実行させることができる。
【0028】
図1を参照して、TRプロセスは、コンピュータ、又は、コンピュータネットワークに接続することができる。例えば、サーバTRプロセス10は、ネットワーク14(例えば、インターネット又はローカルエリアネットワーク)に接続することのできる、サーバコンピュータ12に駐留し、サーバコンピュータ12で実行することができる。サーバコンピュータ12の例には、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、一連のサーバコンピュータ、ミニコンピュータ、及び/又は、メインフレームコンピュータを含めることができるが、これらに限定されない。サーバコンピュータ12は、ネットワークオペレーティングシステムを走らせるウェブサーバ(又は、一連のサーバ)とすることができ、その例として、例えば、Microsoft(登録商標)Windowsサーバ(登録商標)、Novell(登録商標)Netware(登録商標)、又は、Red Hat(登録商標)Linux(登録商標)が含まれるがこれらに限定されない。(Microsoft及びWindowsは、米国又は他の国又はその両方でのMicrosoft Corporationの登録商標であり、Novell及びNetwareは、米国又は他の国又はその両方でのNovell Corporationの登録商標であり、Red Hatは、米国又は他の国又はその両方でのLinus Torvaldsの登録商標である。
【0029】
サーバコンピュータ12に接続された記憶装置16に記憶することができる、サーバTRプロセス10の命令セット及びサブルーチンは、サーバコンピュータ12に組み込まれた1つ以上のプロセッサ(不図示)及び1つ以上のメモリ構造(不図示)により実行することができる。記憶装置16には、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学ドライブ、RAIDアレー、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及びリードオンリーメモリ(ROM)が含まれるがこれらに限定されない。
【0030】
サーバコンピュータ12は、ウェブサーバアプリケーションを実行することができ、その例として、Microsoft(登録商標)IIS、Novell(登録商標)Web ServerTM、又はApache(登録商標)ウェブサーバがあり、1つ以上のプロトコル、その例として、HTTP(すなわち、ハイパーテキストプロトコル)、SIP(すなわち、セッションイニシエーションプロトコル)、及びLotus(登録商標)Sametime(登録商標)VPプロトコルが含まれるがそれらに限定されない、プロトコルを用いて、サーバコンピュータ12に(ネットワーク14を介して)アクセスすることができる。(ウェブサーバは、米国又は他の国又はその両方でのNovell Corporationの登録商標であり、Apacheは、米国又は他の国又はその両方でのApache Software Foundationの登録商標であり、Lotus及びSametimeは、米国又は他の国又はその両方でのInternational Business Machine Corp.の登録商標である。)ネットワーク14は、1つ以上の2次的なネットワーク(例えば、ネットワーク18)と接続することができ、その例として、例えば、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又はイントラネットが含まれるがこれらに限定されない。
【0031】
クライアントTRプロセス20、22、24、26は、(それぞれ)クライアント電子装置28、30、32、及び/又は、34に駐在しこれらの装置により実行することができ、これらの装置の例として、例えば、パーソナルコンピュータ28、ラップトップコンピュータ30、データ通信可能な携帯電話32、ノートブックコンピュータ34、携帯情報端末(不図示)、スマートフォン(不図示)、及び、専用ネットワーク装置(不図示)が含まれるがこれらに限定されない。クライアント電子装置28、30、32、34は、各々、ネットワーク14、及び/又は、ネットワーク18に接続することができ、オペレーティングシステムを実行することができ、オペレーティングシステムの例として、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)、Microsoft(登録商標)Windows CE(登録商標)、Red Hat(登録商標)Linux(登録商標)、又は、カスタムオペレーティングシステムが含まれるがこれらに限定されない。
【0032】
クライアントTRプロセス20、22、24、26の命令セット及びサブルーチンは、(それぞれ)記憶装置36、38、40、42に保存し、(それぞれ)クライアント電子装置28、30、32、34に接続することができ、(それぞれ)クライアント電子装置28、30、32、34に組み込まれた1つ以上のプロセッサ(不図示)、及び、1つ以上のメモリ構造(不図示)で実行することができる。記憶装置36、38、40、42には、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学ドライブ、RAIDアレー、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及びリードオンリーメモリ(ROM)、コンパクトフラッシュ(CF)記憶装置、SDカード記憶装置、及びメモリスティック記憶装置が含まれるがこれらに限定されない。
【0033】
1つの実施の形態において、TRプロセスは、サーバ側プロセス(例えば、サーバTRプロセス10により実行することができる)とすることができ、TRプロセスのすべての機能がサーバコンピュータ(例えば、サーバコンピュータ12)で実行することができる。1つの実施の形態において、TRプロセスは、クライアント側プロセス(例えば、クライアントTRプロセス20、22、24、26の1つ以上により実行することができる)とすることができ、TRプロセスのすべての機能がクライアントコンピューティング装置(例えば、1つ以上のクライアント電子装置28、30、32、34)により実行することができる。1つの実施の形態において、TRプロセスは、サーバとクライアントの混合プロセス(例えば、サーバTRプロセス10と1つ以上のクライアントTRプロセス20、22、24、26により実行することができる)とすることができ、TRプロセスの機能の少なくとも一部はサーバコンピュータ12により実行することができ、TRプロセスの機能の少なくとも一部は1つ以上のクライアントコンピューティング装置(例えば、1つ以上のクライアント電子装置28、30、32、34)により実行することができる。
【0034】
写真アプリケーション(PA)(及び/又は写真プロセス)は、クライアント装置上で動作することができる(例えば、クライアント電子装置28上で動作するクライアントPA44、クライアント電子装置30上で動作するクライアントPA46、クライアント電子装置32上で動作するクライアントPA48、又は、クライアント電子装置34上で動作するクライアントPA50)。クライアントTRプロセス(例えば、クライアントTRプロセス20)又はサーバTRプロセス(例えば、サーバTRプロセス10)は、クライアントPA(例えば、クライアントPA44)と通信、及び/又は、相互作用しあうことができ、又は、クライアントPAの一部となることができる。さらに、1つの実施の形態において、クライアントTRプロセスには、クライアントPAのモジュール、及び/又は、クライアントPAのコンポーネントを含めることができる。そのような実施の形態において、TRプロセスの機能の少なくとも一部はクライアントPAから提供することができる。
【0035】
PAは、加えて、又は、代替的にサーバ装置(例えば、サーバコンピュータ12上で動作するサーバPA52、又は、サーバコンピュータ(不図示)上で動作するサーバPA(不図示))上で動作する。サーバTRプロセス(例えば、サーバTRプロセス10)又は、クライアントTRプロセス(例えば、クライアントTRプロセス20)は、サーバPA(例えば、サーバPA52)と通信、及び/又は、相互作用しあうことができ、又は、サーバPAの一部となることができる。さらに、1つの実施の形態において、サーバTRプロセスには、サーバPAのモジュール、及び/又は、サーバPAのコンポーネントを含めること(又はその逆)ができる。このような実施の形態において、TRプロセスの機能の少なくとも一部は、サーバPAから提供すること(又はその逆)ができる。
【0036】
一般に写真等に関する機能に加えて、特定の実施形態において、PAにより、ソーシャルネットワーキングアプリケーション機能を提供すること(及び/又は、他のアプリケーション又はプロセスの提供と相互作用を行うこと)ができる。例えば、PAにより、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(又は、プロセス)を介して、写真の投稿、共有、コメント、編集、他を容易に行うことができる。特定の実施形態において、PAの機能は、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(不図示)内に、付加的に/代替的に含めることができる。付加的に/代替的に、1つ以上のクライアント(及び/又はサーバ)PA、及び/又は、クライアント(及び/又はサーバ)TRプロセスは、サーバコンピュータ12、及び/又は、他のコンピューティング装置に、少なくとも一部は、駐在し、これらの装置により実行することのできる、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(不図示)に作用を及ぼし、及び/又は、相互作用を行う。
【0037】
ユーザ54、56、58、60は、種々の方法でTRプロセスにアクセスすることができる。例えば、これらのユーザは、クライアントプロセス(例えば、クライアントTRプロセス20、22、24、26)を実行する装置、すなわちクライアント電子装置28、30、32、34を直接介して、サーバTRプロセス10にアクセスすることができる。ユーザ54、56、58、60は、ネットワーク14を直接介して、及び/又は、2次的ネットワーク18を介して、サーバTRプロセス10にアクセスすることができる。さらに、サーバコンピュータ12(すなわち、サーバTRプロセス10を実行するコンピュータ)は、仮想リンク線62で示すように、2次的ネットワーク18を介して、ネットワーク14に接続することができる。ユーザ54、56、58、60も、同様にして、クライアントPA又はサーバPAにアクセスすることができる。
【0038】
種々のクライアント電子装置は、直接的又は間接的に、ネットワーク14(又はネットワーク18)に接続することができる。例えば、パーソナルコンピュータ28は、有線ネットワーク接続を介してネットワーク14に直接接続されているように示されている。さらに、ノートブックコンピュータ34は、有線ネットワーク接続を介して2次的ネットワーク18に直接接続されているように示されている。ラップトップコンピュータ30は、ラップトップコンピュータ30と、ネットワーク14に直接接続されているように示されている無線アクセスポイント(WAP)66との間で確立された無線通信チャンネル64を介して、ネットワーク14に無線接続されているように示されている。WAP66は、例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、Wi−Fi、及び/又は、ラップトップコンピュータ30とWAP66との間の無線通信チャンネル64を確立することのできるブルートゥース装置とすることができる。データ通信可能な携帯電話32は、データ通信可能な携帯電話32と、ネットワーク14に直接接続されているように示されている携帯電話ネットワーク/ブリッジ70との間で確立された無線通信チャンネル68を介して、ネットワーク14に無線接続されているように示されている。
【0039】
本技術分野で知られているように、IEEE802.11x仕様では、イーサネットプロトコル、及び、パス共有のため衝突回避を伴うキャリアセンス多重接続(すなわち、CSMA/CA)を用いることができる。種々の802.11x仕様では、例えば、位相シフトキーイング変調(すなわち、PSK)、又は、相補型符号変調(すなわち、CCK)を用いることができる。本技術分野で知られているように、ブルートゥースは、例えば、携帯電話、コンピュータ、及び、携帯情報端末が短距離無線接続を用いて相互接続できるようにする電気通信事業での規格である。
【0040】
以下の説明において、クライアントTRプロセス24を解説目的で記載する。当然のことながら、クライアントTRプロセス24は、例えば、サーバTRプロセス10のようなサーバTRプロセスと相互作用、及び/又は、通信することができ、及び/又は、他のサーバ及び/又はクライアントTRプロセスとの通信が可能となる1つ以上のアプリケーション内で動作することができる。TRプロセス24は、クライアントPA48又はサーバPA52のような、種々のサーバPAアプリケーション、及び/又は、クライアントPAアプリケーションの一部として、又は、これらのアプリケーションと連動して用いることができる。特定の実施形態において、TRプロセス24は、種々の他の消費アプリケーション、及び/又は、通信アプリケーション(不図示)の一部として、又は、これらのアプリケーションと連動して用いることができ、コンテンツの消費、及び/又は、個人及び/又はグループ間での通信を容易にする。他の構成も可能なので、これはこの開示内容に限定することを意図するものではない。例えば、いくつかの実施例では、クライアントTRプロセス24に代えて又はクライアントTRプロセス24に加えて、1つ以上のクライアントTRプロセス20、22、26又はサーバTRプロセス10を含めることができる。付加的に/代替的に、TRプロセス24には、独立型クライアントプロセス、及び/又は、独立型サーバプロセスが含まれ、TRプロセスは、クライアントPA44、46、50又は他のサーバPA、又は他のアプリケーション(不図示)、等の一部として、又は、これらと連動して用いることができる。
【0041】
ここで、
図2を参照すると、TRプロセス、例えば、クライアントTRプロセス24により実施することのできる例示のプロセスの線図が示されている。TRプロセス24では、画像の特徴を特定する200ことができる。特徴を特定する200ことができた画像をここでは、「対象となる画像」と称す。対象となる画像には、既知の種々の方法でアクセスすることができる。特定の実施形態において、対象となる画像は、PA(例えば、データ通信可能な携帯電話32のような、カメラを搭載した携帯電話上で動作するPA)により提供することができる。例えば、カメラを搭載した携帯電話32(例えば、PA48)上のPAを用いて写真を撮ることができ、TRプロセス24により、撮った写真(及び/又はそのコピー)を対象となる画像として用いることができる。特定の実施形態において、対象となる画像は、種々の他のアプリケーション、プロセス、及び/又は、リポジトリから受け取ることができる。例えば、TRプロセス24により、写真記憶リポジトリ(例えば、記憶装置40)から、ソーシャルネットワーキング又は他のアプリケーション(不図示)から、その他から、対象となる画像を受け取ることができる。特定の実施形態において、対象となる画像は、TRプロセス24が駐在する装置(例えば、携帯電話32)と同じ装置に保存することができる。特定の実施形態において、対象となる画像は遠隔に保存することができる。
【0042】
特定された200特徴は、画像に関する様々な特徴となることがあり、TRプロセス24では、画像の種々の特徴を特定するために既知の種々の技法を用いて画像を分析することができる。例えば、TRプロセス24では、画像についての色曲線、色バランス、明度、彩度、幾何学的特性又は機能、その他を特定する200ことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24では、画像の主題又はコンテンツに関するその他の特徴を特定する200ことができる。例えば、TRプロセス24では、特定の画像には景色、特有の動物、パーティー参加者のグループ、幼児、複合的幾何学的形状、その他が含まれていることを特定することができる。特定の実施形態において、TRプロセス24では、画像の様々な他の特徴を特定することができる。例えば、TRプロセス24では、画像についての位置、出所、時刻、日付、その他の情報を特定する200ことができる。
【0043】
上述したように、特定された200特徴は、画像の視覚的コンテンツ202に関連付けることができる。例えば、既知の画像分析技法を用いて、TRプロセス24では、特定の画像には、特定のタイプの動物、特定のタイプの景色、特定の色曲線、色バランス、焦点、幾何学的位置、その他のような、特定のタイプの視覚的コンテンツが含まれていることを特定する200ことができる。
【0044】
TRプロセス24では、特徴を特定していた200画像とは異なる画像(すなわち、対象となる画像とは異なる画像)を特定する204ことができる。(このように特定された204画像をここでは「参照画像」と称することができる。)参照画像は、対象となる画像の1つ以上の特定された200特徴に類似する1つ以上の特徴を含む参照画像に、少なくとも部分的に、基づき特定する204ことができる。例えば、TRプロセス24では、対象となる画像と類似する主な焦点、類似する色曲線、類似する視覚的コンテンツ、類似する時刻及び日付情報、その他を有する画像を特定する204ことができる。
【0045】
参照画像は、種々の位置、プロセス、及び/又は、アプリケーションに属し、及び/又は、これらから受け取る。特定の実施形態において、参照画像は、PA(例えば、携帯電話32上のPA48のような、カメラを搭載した携帯電話上で動作するPA)により提供することができる。例えば、個人が携帯電話上のPAを用いて写真を撮ることができ、そして、TRプロセス24では、撮った写真(及び/又はそのコピー)を参照画像として用いることができる。特定の実施形態において、参照画像は、種々の他のアプリケーション、プロセス、及び/又は、リポジトリから受け取ることができる。例えば、TRプロセス20では、写真記憶リポジトリ(例えば、記憶装置40)から、ソーシャルネットワーキングその他のアプリケーション(不図示)、等から、参照画像を受け取ることができる。特定の実施形態において、特定された204参照画像は、TRプロセス24が駐在する装置(例えば、携帯電話32)と同じ装置に保存することができる。特定の実施形態において、特定された204参照画像は、遠隔に保存することができる。
【0046】
TRプロセス24では、参照画像と1つ以上の特徴が特定された200対象となる画像との間の様々なタイプの類似性を容易に特定することのできる、既知の種々の分析に基づいて、1つ以上の参照画像を特定する204ことができる。例えば、TRプロセス24では、例えば、鹿の群れの画像であって、画像には、強い赤みを帯びた特別な色曲線と垂直な線(例えば、鹿を取り巻く木の幹)が含まれるような、特別な視覚的コンテンツを有する対象となる画像を特定する200ことができる。次いで、TRプロセス24では、対象となる画像の様々な特定された200特徴と特別な類似性を有する1つ以上の参照画像を特定する204ことができる。例えば、TRプロセス24では、草食動物の群れ(例えば、鹿の群れ、カモシカの群れ、等)を含む参照画像、及び/又は、類似する強い赤みを帯びた色曲線、及び/又は、垂直な線を含む構成を含む参照画像を特定する204ことができる。
【0047】
特定の実施形態において、画像は、少なくとも部分的には、人気の動向206に基づき特定することができる。例えば、評判が高い、しばしば見られる、しばしばコメントがつけられる、等、となっている参照画像を特定する204ことは役に立つ可能性がある。例えば、このような人気の動向206は、特定された204参照画像が特別なよい画像(例えば、少なくとも部分的には、その画像に適当なフィルターが適用されたためであると結論づけられる可能性がある)として見られていたことを示す可能性がある。例えば、TRプロセス24により、コメント、肯定的な評価、その他を、確かな数以上にソーシャルネットワーキングアプリケーションを通して集めてきた参照画像を特定する204ことができる。これらの(及びその他の)要素は、例えば、個人がこのような特定された204参照画像を喜んで見ることを示している可能性がある。特定の実施形態において、ユーザによる選択及び/又は入力は、人気の動向206の情報を示している可能性がある。例えば、対象となる画像を撮影した写真家は、多くの他の人々の写真(及び/又は、特定の人からの特定のタイプの画像)を特に気に入っていることを示している可能性がある。このように、TRプロセス24により、特定の写真家に関して、他の人々(及び、特に、特別な個人)を示す写真が高い人気の動向206を持っていること示している
TRプロセス24により、特定された204参照画像に関連する画像フィルターを特定する208ことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、先に1つ以上の参照画像に適用させたいたフィルターを特定することができる。上述の通り、TRプロセスにより、対象となる画像に適用すべき適切なフィルター(又は複数のフィルター)の選択を容易にすることができる。このように、類似の画像(例えば、高い人気の動向206を有する類似の画像)への、先に適用した種々のフィルターを特定する208ことは有益なこととなる可能性がある。特定の実施形態において、特定された208フィルターは、参照画像を撮影するために用いられた物理フィルター(例えば、レンズアッタチメント)とすることができる。特定の実施形態において、特定された208フィルターは、例えば、参照画像が撮影された後、参照画像を変換するために用いられた電子的フィルター(例えば、電子的プロセス又はアプリケーション)とすることができる。
【0048】
TRプロセス24により、特定された204参照画像への画像フィルターを、種々の既知の技法を用いて特定する208ことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、少なくとも部分的に経験則を適用する210ことに基づいて画像フィルターの使用を特定する208ことができる。例えば、特定の実施形態において、特定のフィルターを特定の画像に適用したことがあるかどうかの判断を許容する、種々の発見的な分析ルールを特定することが可能となる。例えば、画像にビネットフィルターを画像に適用することで、フィルターを掛けた画像のエッジが暗くなるが、画像の中央部は明るいままであるという画像を結果として得ることができる。従って、このような暗くしたパターンを特定する方向に向かう経験則により、ビネットフィルターの使用の特定208を容易にすることができる。同様に、例えば、スポットフォーカスフィルターにより、画像の特定の領域に焦点が合わされる一方、画像のその他の領域は焦点がぼけてしまうという結果になる可能性がある。従って、例えば、このようなはっきりした領域及び/又はぼやけた領域を特定する方向に向かう経験則により、スポットフォーカスフィルターの使用の特定208を容易にすることができる。同様に、濃い青色の空と「温かな」(すなわち、赤みの強い)地面とを有する対象物の画像では、青‐黄偏光フィルターの適用を示すことができる。従って、例えば、濃い青色の空と赤みの強い地面の被写体を特定する方向に向かう経験則により、青‐黄偏光フィルターの使用の特定208を容易にすることができる。
【0049】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、特定された204参照画像と関連付けられた色データを特定する212ことに少なくとも部分的に基づいて、画像フィルターの使用を特定する208ことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、そのような色データを特定する212ことに基づいて、特定の、色に関するフィルター(及び/又はフィルタータイプ)の適用を特定することができる。例えば、TRプロセスにより、参照画像について、特別な色ヒストグラム、カラープロファイル、特定の色の優位性、等を特定する212ことができる。このことは、特定の実施形態において、例えば、特定の色に関するフィルターをこのような参照画像に適用していたことを示すことができる。例えば、特定の参照画像の色ヒストグラムが、赤から大きく離れ青の方向に大きく移動している場合、TRプロセス24により、1つ以上の色フィルターが参照画像に適用され、赤の色調を除去し、青の色調を追加及び/又は強化したことを示しているものとして、このようなヒストグラムを特定する212ことができる。従って、TRプロセス2により、ヒストグラムの色データを特定する212ことに基づいて、このような、色に関するフィルターの使用を特定する208ことができる。
【0050】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、特定の色曲線(例えば、特定の色ヒストグラム)を、特定の対象物、写真家、位置、時刻、等に関連付けるために、学習プロセス又は学習アルゴリズムを実行することができる。例えば、TRプロセス24により、特にラクダに関する写真に関連する色曲線が特定の一般的な(及び/又は、特別な)特性を有することがあることを、決定することができる。TRプロセス24により、このような決定を用いて、例えば、対象となるラクダの画像に適する可能性のあるものとして、そのような特性を持つように色極性を調整するフィルターを特定する208ことができる。
【0051】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、特定された204参照画像に関連付けられたメタデータを分析すること214に、少なくとも部分的に、基づき画像フィルターの使用を特定する208ことができる。例えば、画像に関連付けられたメタデータにより、画像がどこで記録されたか、誰が画像を記録したか、画像を記録するためにどのようなタイプの装置(例えば、カメラ、又は携帯電話タイプ)が使われたか、画像を見た及び/又は編集した人、等を示すことができる。特定の実施形態において、特定された204参照画像に関連付けられたメタデータは、参照画像が最初に記録されたあと参照画像に加えられた変更に関する他の情報(及び/又は参照画像を補足するために用いられた物理フィルター)を示すことができる。例えば、このようなメタデータにより、参照画像に適用されていた特定の画像フィルター(及び/又はフィルタータイプ)、及び/又は、複数の画像フィルター(及び/又はフィルタータイプ)を適用した順序を特定することができる。従って、例えば、特定された204参照画像と関連付けられたメタデータを分析し214、参照画像に用いた画像フィルターを特定する208ことは、TRプロセス24に役に立つことがある。(当然のことながら、TRプロセス24により、例えば、対象となる画像と類似する特徴を持つ画像を特定する204こと、対象となる画像の特徴を特定する200こと、等のような、他の機能を実行することの一部として、画像メタデータを同様に分析することができる。)
【0052】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、参照画像に適用されていない画像フィルターであるが、対象となる画像の特徴を参照画像の特徴により似ているようにするために変換することのできる画像フィルターを特定208することができる。例えば、上記例に続けて、TRプロセス24により、対象となる画像と参照画像とが、4本足の動物の群れと、垂直線の構成と、種々の色を含む点で、対象となる画像に類似している種々の参照画像を特定204することができる。TRプロセス24により、さらに、対象となる画像と参照画像との様々な違いを特定することができる。例えば、TRプロセス24により、例えば、対象となる画像の色曲線が参照画像の色曲線に比べて大きく赤みを帯びた色に移行していることを判断するために、高く格付けされた特定の参照画像に関連する1つ以上の色曲線を対象となる画像の色曲線と比較することができる。特定の実施形態において、例えば、特定のフィルターを参照画像に適用することからではなく、対象となる画像と参照画像との固有の相違点(種々の画像を捕捉したときに必要なライトの性質)から、生じる結果となることがある。この実施の形態及び他の実施の形態において、TRプロセス24により、例えば、対象となる画像と参照画像との間で特定された相違点に基づき、対象となる画像に適用した場合、特定された相違点の大きさを減少させ、及び/又は、特定された類似点の大きさを増大させる(すなわち、対象となる画像の外観を特定の参照画像の外観にもっと類似させるよう変換することができる)、フィルターを特定208することができる。例えば、TRプロセス24により、対象となる鹿の画像の色曲線をそれほど赤みがかった色調に移行させないフィルターを適用することにより、対象となる画像の色曲線が他の高く格付けされた特定の動物の群れの色曲線によりきっちりと合致するように、決定することができる。従って、TRプロセス24により、参照画像と関連付けられたそのようなフィルターを、対象となる画像の変換に適切なものとして特定する208ことができる。
【0053】
TRプロセス24により、対象となる画像に特定された208画像フィルター(例えば、特定された204参照画像に使われていたものとして特定された208フィルター)を適用する216ことができる。例えば、対象となる画像の特徴に類似する参照画像の特徴を特定し204、参照画像に特定のフィルターを使用することを特定する208ことにより、TRプロセス24により、対象となる画像に特定された208フィルター(すなわち、類似する参照画像に適用されていたフィルター)を適用する216ことを提案すること、及び/又は、適用する216ことができる。このようにして、例えば、TRプロセス24により、対象となる画像に適切なフィルターを適用すること216(例えば、特定の特徴を含む画像と広く関連付けられたフィルターを適用すること、特定の視覚的コンテンツ202を含む高く格付けされた画像と広く関連付けられたフィルターを適用すること、等)を容易にすることができる。
【0054】
TRプロセス24により、自動的、及び/又は、種々の入力に基づき、及び/又は、ユーザ、管理者、及び/又は、システムの好みにより、画像フィルターを適用する216ことができる。例えば、特定の実施形態において、ユーザの好みに基づき、TRプロセス24により、最も大衆的に特定された204参照画像(すなわち、最強の人気の動向206を有するものと特定された204参照画像)と関連付けられたフィルターを特定の対象となる画像に自動的に適用する216ことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、対象となる画像の創作者によって承認された写真家/編集者からのフィルターのみ(又は、創作者等によって承認された画像に適用されていたフィルターのみ)を適用する216ことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、種々の他の好み及び/又は入力に基づきフィルターを適用する216ことができる。
【0055】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、対象となる画像に適用する216可能性があった、複数のフィルター(例えば、複数の特定された204参照画像に個々に又は集合的に適用させていた複数のフィルター)を特定する208ことができる。複数のフィルターのうちのどれを(もしあれば)実際に適用する216かを決定するために、TRプロセス24により、特定された208フィルターのリストをユーザ(例えば、対象となる画像の記録、編集、或いは、アップロードのために用いられる装置のユーザ)に提供する218ことができる。このようなケースでは、例えば、TRプロセス24により、(例えば、このようなユーザから)、提供された218リストから選んだ1つ以上のフィルターを受け取る220ことができ、選択されたフィルターを対象となる画像に適用する216ことができる。
【0056】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、特定の画像フィルター(例えば、参照画像に適用していたものとして特定された208画像フィルター)の対象となる画像への効果のプレビューを提示する222ことができる。例えば、対象となる画像を変換したものを記録する前(例えば、記憶装置にある対象となる画像を、対象となる画像を変換したもので置き換える前、及び/又は、画像フィルターの効果を含む対象となる画像のコピーを作る前)(及び/又は後)に、TRプロセス24により、ユーザに対象となる画像に画像フィルターを適用する216(及び/又は適用すべき216)ことの効果の描写をユーザ(例えば、対象となる画像の創作者)に提示する222ことができる。このことは、例えば、特定された208特定のフィルターをすべてに適用すべきかどうか、及び/又は、フィルターに関連する特定のパラメータ(例えば、色曲線レベル、ビネットの程度、等)を(例えば、ユーザ入力により)調整すべきかをユーザが決定することを容易にする。特定の実施形態において、プレビューを提示する222ことにより、提供された218画像フィルターのリストからどのフィルターを選択すべきかを、ユーザが容易に決定することができる。
【0057】
特定の実施形態において、対象となる画像には、カメラ装置(例えば、ディジタルカメラ、ディジタルビデオカメラ、カメラを搭載した携帯電話、等)のファインダーに表示された光景を含めることができる。例えば、写真のための対象を特定するためにシーンをユーザがスキャンするときに、現在表示中のシーンの一部分(すなわち、特定の瞬間にカメラにより画像が捉えられたとしたら、その画像に含まれる部分)をカメラ装置のファインダースクリーンに表示することができる。例えば、そのような(潜在的な)画像がどのように表示されるかを示すプレビューを提供するために、TRプロセス24により、現在ファインダーに表示されているシーンの一部分に1つ以上のフィルターを適用した場合の効果のプレビューを提示する222ことができる。例えば、TRプロセス24により、ファインダー内のシーン(すなわち、対象となる画像)の1つ以上の特徴を、連続的に、又は種々の間隔で特定する200ことができ、ファインダースクリーン内の画像に類似する特徴を含む1つ以上の他の(参照)画像を特定する204ことができる。TRプロセス24により、特定された204参照画像と関連付けられた(例えば、参照画像に適用されていた)1つ以上の特定のフィルターを特定する208ことができ、対象となる画像(すなわち、カメラのファインダー内の画像)に適用されるべき216フィルターのいくつかを(例えば、ユーザ入力に基づき)選択することができる。このようにして、例えば、ユーザは、実際に特別の画像を撮影する前に(すなわち、カメラの主メモリにファインダーに表示された画像を保存する前に)(及び/又は後に)、フィルターを特定の画像に適用した場合に、その画像がどのように見えるかを実時間で(又は、実時間に準じる時間で)見ることができる。
【0058】
当然のことながら、この実施の形態及びその他の実施の形態において、例えば、迅速なサーチのために、種々の参照画像(例えば、種々の一般に出回っている画像)の特徴が特別に又は十分に分類され、及び/又は、体系づけられているデータベースを作成、及び/又は、保持することにより、参照画像の特定204を加速することができる。例えば、特定された200視覚的コンテンツ202により、特定された208あらかじめ適用された画像フィルターにより、特定された212色データにより、等により、体系化された参照画像データベースを作成、及び/又は、保持することは役に立つであろう。このように、例えば、TRプロセス24により、特定の実施形態において、参照画像をより迅速に、及び/又は、効率的に特定する204こと、及び/又は、特定の参照画像に特定のフィルターの使用を特定する208ことができる。
【0059】
上述の通り、特定の実施形態において、TRプロセス24の種々の機能は、実時間、及び/又は、実時間に準ずる時間で実行することができる。(実時間に準ずる時間には、例えば、ユーザにはこの機能が時間遅れはほとんどないか、又は、ないように感じられるような状態で実行される、及び/又は、例えば、ネットワーク待ち時間、処理時間、等による時間遅れを含んで実行されるようなものを含むことができる。)例えば、上述の通り、対象となる画像がカメラファインダーの光景224である場合、カメラを用いて画像を撮る前であっても、画像フィルターの効果のプレビューを提示する222ことは役に立つであろう。従って、例えば、ユーザがカメラでシーンをパンしたとき、特定の画像フィルターを適用216した場合、現在の光景を記録した画像はどのようになるかを、ファインダーは、実時間又は実時間に準ずる時間で表示することができる。特定の実施形態において、このようなプレビューには、個々に、及び/又は、組み合わせて適用された216、複数の特定された208画像フィルターを適用する216ことについての説明を含めることができる。例えば、特定された208画像フィルターのリストが、提供されて218いる場合、ファインダーの1つの象限では、フィルターを適用216していない光景が表示されファインダーの2つの象限では、それぞれ2つの異なるフィルターを適用216した光景を表示することができ、ファインダーの1つの象限では、2つの異なるフィルターの両方を合わせて適用216した光景を表示することができる。このようにして、例えば、ユーザがシーンをパンするとき、TRプロセス24により、連続的に(及び/又は、ほぼ連続的に)現在の光景の特徴を特定し200、参照画像を特定し204、参照画像に適用された画像フィルターを特定し208、現在のカメラによる光景に、特定された208画像フィルターを適用した場合の効果のプレビューを提示する222ことができる。従って、例えば、TRプロセス24により、フィルターを選択し、ファインダーの光景を記録して、この記録した画像に選択されたフィルター(又は複数のフィルター)を適用したディジタル画像とすることができる。
【0060】
ここで、
図3を参照すると、TRプロセス24の実施例の線図が示されている。例えば、ある人が山の景色の画像300を撮ることができ(例えば、カメラを搭載した携帯装置に保存することができ)、画像を他の人々と共有することができるように、ソーシャルネットワーキングアプリケーションにアップロードしたいと望むことができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、画像300の種々の特徴を特定する200こと、及び、類似の参照画像を特定する204ことに基づき、画像フィルターとして3つの可能性のあるフィルターを特定しておく208ことができる。例えば、TRプロセス24により、景色を含み、山を含み、露出オーバーとなった、川を含むイタリアでのパレルモの近くで撮られた、活気にあふれた茶色と緑のサングラス等を含む、1月の昼近くに撮られた、対象となる画像の特徴を特定200しておくことができる。TRプロセス24により、参照画像が、山を含み、冬の昼近くにパレルモの近くで撮られたような特徴を含むような、高い人気の動向206を持つ種々の参照画像を特定204しておくこともできる。TRプロセス24により、さらに、例えば、セピアフィルター、偏光器、及び、ビネットフィルター、を様々に組み合わせて用い、これらの様々な参照画像の多くが変換されていることを特定208しておくことができる。
【0061】
従って、例えば、対象となる画像の一部(及び/又は、前兆として)として、TRプロセス24は、提供された218、特定された208フィルターのリストから1つ以上の特定のフィルター(すなわち、セピアフィルター、偏光器、ビネットフィルター)を容易に選択するために、ウインドウ302を提供することができる。例えば、TRプロセス24は、1つ以上のアクションボタン304、306、及び308からのユーザによる選択を介して、ユーザがアップロードすることで、ウインドウ302を介して、1つ以上の、特定された208フィルターからの選択を受け取ることができる。特定の実施形態において、TRプロセス24により、対象となる画像の変換及び/又はアップロードが完了する前に選択されたフィルターの適用216についてプレビューを提示する222ことができる。例えば、ユーザは、アクションボタン304を用いてセピアフィルターを選択することができ、アクションボタン306を用いて偏光フィルターを選択することができ、TRプロセス24は、画像ファイル(及び/又は、そのコピー)の変換を行う前に、これらのフィルターを画像に適用した場合の効果のプレビューを提示することができる。特定の実施形態において、例えば、提示された222プレビューを見ることにより、ユーザは、選択されたフィルターを加えた効果が気に入らないこともあり、従って、アップロードする前に選択を変えることができる。例えば、ユーザは、代わりに、セピアフィルターとビネットフィルターとを適用することを決め、ウインドウ302中のこれらのフィルターを選択することができる。
【0062】
図4を参照すると、TRプロセス24の実施例の線図が示されている。上述のとおり、特定の実施形態において、TRプロセス24により、カメラのファインダーに表示された光景224に画像フィルターを適用する216ことができる。上述したように、このようにして、例えば、特定のシーンの画像(及び/又は、潜在的画像)に画像フィルターを適用することの効果のプレビューを、ほぼ実時間で容易に提示する222ことができる。
【0063】
TRプロセス24により、ファインダーに表示された光景224に画像フィルターを種々の方法で適用する216ことができる。例えば、特定の実施形態において、TRプロセス24により、同じ224に関して同じファインダーに複数のプレビューを提示する222ことができる。例えば、ファインダー(例えば、ファインダー400)は、象限402、404、406、及び408(例えば、軸410及び軸412により)に分割することができる。TRプロセス24により、(例えば、光景224にいつもの乳牛たちを主とするのどかな景色がふくまれるような)対象となる画像の特徴を特定する200ことができ、類似する参照画像を特定する204ことができ、そして、特定204された参照画像に関連付けられた種々のフィルターを特定する208ことができる。TRプロセス24により、ウインドウ414を用いて、スポットフォーカスフィルター416及び白黒フィルター418のようなフィルター特定する208ことができる。従って、これらの提案されたフィルターにより、例えば、ユーザが光景及び光景の他の特徴及び/又は他の参照画像を横切ってカメラをパンしているときに、ほぼ実時間での変化を特定する200、204ことができる。
【0064】
特定の実施形態において、TRプロセス24により、選択されたフィルターを適用216下場合、画像がどのように撮られるか(及び/又は撮られた画像がどのように見えるか)のプレビューを提示する222ことができる。特定の実施形態において、このようなプレビューの提示222をユーザ入力に基づくことができる。例えば、TRプロセス24により、(例えば、プレビューとして)象限402にスポットフォーカスフィルター416、象限404に白黒フィルター418、象限406に両方のフィルターを適用し、そして、象限408にはどちらのフィルターも適用しないことを(すなわち、象限408にはフィルターを適用しない光景を提示することを)、入力ウインドウ414を介して、ユーザは示すことができる。このようにして、例えば、個人が撮ろうとする画像に適用したいと考えている複数のフィルターのうちのどれを(もしあれば)適用するかを決めることができる。
【0065】
上記例示に続いて、画像を撮ったとき、カメラを搭載した装置は、特定の実施形態において、選択されたフィルターをその後適用する216ことができるような、フィルター未適用の画像のみを撮る。特定の実施形態において、カメラを搭載した装置は、加えて/代替的に、フィルターを適用した画像を撮ることができる。例えば、特定の実施形態において、カメラを搭載した装置は、同じ景色(例えば、ファインダー400に表示された光景224)に関連付けられた、フィルター未適用の画像とフィルターを適用した画像との両方を撮ることができる。特定の実施形態において、カメラを搭載した装置は、フィルターを適用した画像のみを撮ることができる(すなわち、フィルター未適用ではない画像が記録される)。
【0066】
図5を参照すると、サーバコンピュータ12に含まれる例示のコンピュータシステムの線図が示されている。コンピュータシステム12がこの図に示されているが、他の構成も可能なので、これは説明目的のためだけであり本開示内容を限定するものではない。例えば、全体的に又は部分的にTRプロセス(例えば、TRプロセス10、20、22、24、又は26)を実行する能力のあるどのようなコンピューティング装置であっても、
図5のコンピュータシステム12と置き換えることができ、このコンピュータシステム12の例では、クライアント電子装置28、30、32、34が含まれるがこれらに限定されるものではない。
【0067】
コンピュータシステム12には、例えば、グループプロフィールプロセス10のためのデータの処理及び命令/コードの実行を行うよう構成されたマイクロプロセッサ550を含めることができる。マイクロプロセッサ550は記憶装置16と接続することができる。上述の通り、例示の記憶装置16には、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学ドライブ、RAID装置、NAS装置、ストレージエリアネットワーク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、及び、すべての形態のフラッシュメモリ記憶装置を含めることができるがこれらに限定されない。IOコントローラ552は、マイクロプロセッサ550と、キーボード554、マウス556、USBポート(不図示)、及びプリンターポート(不図示)のような種々の装置とを接続するよう構成することができる。ディスプレイアダプタ558は、ディスプレイ560(例えば、CRT又はLCDモニタ)とマイクロプロセッサ550とを接続するよう構成することができる一方、ネットワークアダプタ562(例えば、イーサネットアダプタ)は、マイクロプロセッサ550をネットワーク14(例えば、インターネット又はローカルエリアネットワーク)に接続するよう構成することができる。
【0068】
図中のフローチャート及びブロック図は、本願に開示した種々の実施の形態による、システム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能性のある実施例の構成、機能、及び、動作について示す。この点において、フローチャート又はブロック図中の各ブロックは、特定したロジック機能を実行するための1つ以上の実行可能な命令からなる、モジュール、セグメント、又は、コードの一部を表すことができる。代替的ないくつかの実施例において、ブロック中の機能は、図中の順序とは異なる順序となっていることに留意すべきである。例えば、順番付けて示された2つのブロックが、関係する機能に応じて、実際には、実質的に同時に実行されることがあったり、これらのブロックが逆の順序で実行されたりすることがある。ブロック図及び/又はフローチャートに示した各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートに示したブロックの組み合わせは、専用ハードウェア及びコンピュータ命令の特定の機能又は動作又はその組み合わせを実行する専用ハードウェアを基本とするシステムにより、実行することができる。
【0069】
ここで用いた用語は、特定の実施の形態を説明することを目的とし、本開示を限定することを意図するものではない、ここで使用する、単数の「a」「an」「the」は、文脈上明らかに他の意味を示さない限り、複数形を含むものである。さらに、当然のことながら、本明細書上で用いられる、「からなる」及び/又は「具備する」の用語は、言及した機能、数量、ステップ、動作、構成要素、及び/又は、部品の存在を特定するものであるが、1つ以上の他の機能、数量、ステップ、動作、構成要素、部品、及び/又は、これらのグループの存在又は追加を除外するものではない。
【0070】
以下の特許請求の範囲における、すべての手段又はステップ及び機能要素の、対応する構造、材料、動作、及びそられの均等物は、明確に特許請求の範囲に記載した他の構成要素と組み合わせた機能を実行するための、すべての構造、材料、又は動作を含むものである。本開示の記載は、図解及び説明を目的とするものであるが、網羅的なものではなく、また、開示した形態に限定することを意図するものでもない。本開示の技術的範囲及び精神から逸脱する異なく、当業者には多くの修正及び変更が可能であることはあきらかである。実施の形態は、本開示及び実際的な応用における原理を最もよく説明するために選んだものであり、本技術分野で通常の知識を有する者が、検討する特定の使用に適するように、種々の修正を加えた種々の実施の形態のために、本開示を理解することができるようにするためのものである。
【0071】
種々の実施の形態実施の形態及び実施例について記載した。しかし、当然のことながら種々の修正を行うことができる。従って、他の実施の形態及び実施例についても、以下の特許請求の範囲の技術的範囲内になる。