(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記イージーピール部を前記側面部にヒートシールすることで形成されるヒートシール部が前記ジッパーに向かって尖った形状の波形であることを特徴とする、請求項1ないし2のいずれかに記載のレトルトパウチ。
前記一対の側面部の内側であって、かつ、前記一対の側面部の上端と前記イージーピール部との間に水分を備えることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のレトルトパウチ。
前記イージーピール部をヒートシールする前に、前記イージーピール部に超音波振動を付与することを特徴とする、請求項7ないし8のいずれかに記載のレトルトパウチの製造方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような構成のパウチをレトルト食品用として用いる場合、パウチに内容物としてのレトルト食品を充填してレトルト殺菌する際、加熱されたレトルト食品が付着してジッパーを汚してしまう恐れがある。また、何らかの押圧力がパウチの側面に加わってジッパーを開き、レトルト食品がジッパーに多量に付着してしまう恐れがある。このため、開封時に手を汚してしまったり、見た目が悪かったり、と商品価値を低下させる要因となっていた。特に見た目に関する問題は、レトルトパウチが透明なフィルムで形成されるときに顕著であった。このような問題を解決するために、ジッパーを保護するための保護フィルム(イージーピールフィルム)を設けることが考えられる。しかし、特許文献1のパウチに保護フィルムを設けて上記課題を解決したとしても、さらに、次のような問題がある。すなわち、特許文献1では、レトルト食品を充填する際にパウチを横向きにしているので、ノズルをパウチに深く挿入することができない。このため、ノズルからレトルト食品をパウチに高速で充填すると、レトルト食品がパウチの開口から溢れてしまう恐れがあり、充填速度を上げることができず、製造時間がかかってしまう。また、充填する際に未シール部を機械的に広げて開口を形成し、充填後、未シール部を再び合わせてヒートシールするので、2つの側面フィルムの側辺どうしの合せが正確に行えず、接合が不十分となって、レトルト食品が漏れてしまう恐れもあった。
【0005】
そこでこの発明の目的は、開封前にジッパーが汚れず、内容物を早く充填でき、さらに、内容物が漏れないレトルトパウチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このため請求項1に記載の発明は、一対の側面部と、
該一対の側面部に連続する底面部と、
それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、
該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチにおいて、
前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、
該イージーピール部は、前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部に接合され、
前記ジッパーが、前記側面部と固定され
ずに鉛直上方向に蒸気を通過させる非シール部を前記レトルトパウチの幅方向の一方の端部に連続して備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、一対の側面部と、
該一対の側面部に連続する底面部と、
それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、
該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチにおいて、
前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、
該イージーピール部は、前記レトルトパウチの幅方向に沿って、前記内容物が付着した箇所では不均一に熱溶融する突起を備え、前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部に前記突起を介して接合され
、接合された前記突起は、前記内容物が付着した箇所を検査機器によって確認可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1
ないし2
のいずれかに記載のレトルトパウチにおいて、前記
イージーピール部を前記側面部にヒートシールすることで形成されるヒートシール部が前記ジッパーに向かって尖った形状の波形であることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし3
のいずれかに記載のレトルトパウチにおいて、前記
ジッパーに、前記オス部と前記メス部とが係合しない欠落部を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項
1ないし4
のいずれかに記載のレトルトパウチにおいて、前記
一対の側面部および前記イージーピール部が透視性材料で形成されることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のレトルトパウチにおいて、前記
一対の側面部の内側であって、かつ、前記一対の側面部の上端と前記イージーピール部との間に水分を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、一対の側面部と、
該一対の側面部に連続する底面部と、
それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、
該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチの製造方法において、
前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、
前記ジッパーが、前記側面部と固定され
ずに鉛直上方向に蒸気を通過させる非シール部を前記レトルトパウチの幅方向の一方の端部に連続して備え、
前記オス部と前記メス部の係合を外して前記ジッパーを開き、前記内容物を充填し、
その後、
前記イージーピール部を前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部にヒートシールし、
前記一対の側面部の上端をヒートシールすることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、一対の側面部と、
該一対の側面部に連続する底面部と、
それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、
該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチの製造方法において、
前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、
該イージーピール部は、前記レトルトパウチの幅方向に沿って、前記内容物が付着した箇所では不均一に熱溶融する突起を備え、
前記オス部と前記メス部の係合を外して前記ジッパーを開き、前記内容物を充填し、
その後、
前記イージーピール部を前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部に前記突起を介してヒートシールし、
接合された前記突起は、前記内容物が付着した箇所を検査機器によって確認可能であり、
前記一対の側面部の上端をヒートシールすることを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項
7ないし8のいずれかに記載のレトルトパウチ
の製造方法において、前記
イージーピール部をヒートシールする前に、前記イージーピール部に超音波振動を付与することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1に記載の発明によれば、一対の側面部と、該一対の側面部に連続する底面部と、それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチにおいて、前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、該イージーピール部は、前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部に接合され、前記ジッパーが、前記側面部と固定され
ずに鉛直上方向に蒸気を通過させる非シール部を前記レトルトパウチの幅方向の一方の端部に連続して備える。
【0018】
したがって、イージーピール部があるため、開封前に内容物がジッパーに付着することを防止し、開封時に手を汚してしまったり、見た目が悪かったり、といったことがなくなる。また、内容物の充填の際、レトルトパウチを自立させるとともにジッパーを開いて開口を形成した後、内容物を充填するので、充填のための開口を広くとることができる。さらに、充填後に、側面部の上端およびイージーピール部をヒートシールするので、内容物の充填のために形成した開口を一気にヒートシールすることができ、接合が十分に行える。このため、不十分なヒートシールに起因する内容物の漏れを防止できる。したがって、開封前にジッパーが汚れず、内容物を早く充填でき、さらに、内容物が漏れないレトルトパウチを提供することができる。
【0019】
さらに、レトルトパウチを再加熱する場合など、内容物が加熱されることによってパウチ内が高温高圧となる際、非シール部が蒸気抜きとなり、パウチがジッパーより破裂することを回避できる。また、自立可能であるので、立てた状態で店頭に陳列することができる。このため、立てて陳列するための外箱が必要なくなる。また、自立させることで、開口が上向きになるため、レトルトパウチに具材などを投入して調理する場合には、作業がしやすい。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、一対の側面部と、該一対の側面部に連続する底面部と、それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチにおいて、前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、該イージーピール部は、前記レトルトパウチの幅方向に沿って、前記内容物が付着した箇所では不均一に熱溶融する突起を備え、前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部に前記突起を介して接合され
、接合された前記突起は、前記内容物が付着した箇所を検査機器によって確認可能に構成されている。
【0021】
したがって、イージーピール部があるため、開封前に内容物がジッパーに付着することを防止し、開封時に手を汚してしまったり、見た目が悪かったり、といったことがなくなる。また、内容物の充填の際、レトルトパウチを自立させるとともにジッパーを開いて開口を形成した後、内容物を充填するので、充填のための開口を広くとることができる。さらに、充填後に、側面部の上端およびイージーピール部をヒートシールするので、内容物の充填のために形成した開口を一気にヒートシールすることができ、接合が十分に行える。このため、不十分なヒートシールに起因する内容物の漏れを防止できる。したがって、開封前にジッパーが汚れず、内容物を早く充填でき、さらに、内容物が漏れないレトルトパウチを提供することができる。さらに、内容物を充填する際にイージーピール部に内容物が付着したとしても、ヒートシールするときに内容物が付着した箇所では突起が不均一に熱溶融して、ヒートシールが不完全であることが確認できる。したがって、イージーピール部のヒートシールが不完全な不良品を容易に検出することができる。
【0022】
また、自立可能であるので、立てた状態で店頭に陳列することができる。このため、立てて陳列するための外箱が必要なくなる。また、自立させることで、開口が上向きになるため、レトルトパウチに具材などを投入して調理する場合には、作業がしやすい。
【0023】
請求項
3に記載の発明によれば、前記
イージーピール部を前記側面部にヒートシールすることで形成されるヒートシール部が前記ジッパーに向かって尖った形状の波形であるので、イージーピール部の開封を容易にする。
【0024】
請求項
4に記載の発明によれば、前記ジッパーに、前記オス部と前記メス部とが係合しない欠落部を備えるので、レトルトパウチを再加熱する場合など、内容物が加熱されることによってパウチ内が高温高圧となる際、欠落部が蒸気抜きとなり、パウチがジッパーより破裂することを回避できる。
【0025】
請求項
5に記載の発明によれば、前記
一対の側面部および前記イージーピール部が透視性材料で形成されるので、付着物の発見が容易であるので、不完全なヒートシールを防止できる。
【0026】
請求項6に記載の発明によれば、前記一対の側面部の内側であって、かつ、前記一対の側面部の上端と前記イージーピール部との間に水分を備える。
【0027】
このため、前記一対の側面部の上端をヒートシールした後、レトルト殺菌するときに、前記ジッパーと側面部の上端のヒートシール箇所との間も水滴を介して加熱殺菌することができ、衛生的なレトルトパウチを提供することができる。
【0028】
請求項7に記載の発明によれば、一対の側面部と、該一対の側面部に連続する底面部と、それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチの製造方法において、前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、前記ジッパーが、前記側面部と固定され
ずに鉛直上方向に蒸気を通過させる非シール部を前記レトルトパウチの幅方向の一方の端部に連続して備え、前記オス部と前記メス部の係合を外して前記ジッパーを開き、前記内容物を充填し、その後、前記イージーピール部を前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部にヒートシールし、前記一対の側面部の上端をヒートシールする。
【0029】
したがって、イージーピール部があるため、開封前に内容物がジッパーに付着することを防止し、開封時に手を汚してしまったり、見た目が悪かったり、といったことがなくなる。また、内容物の充填の際、レトルトパウチを自立させるとともにジッパーを開いて開口を形成した後、内容物を充填するので、充填のための開口を広くとることができる。さらに、充填後に、側面部の上端およびイージーピール部をヒートシールするので、内容物の充填のために形成した開口を一気にヒートシールすることができ、接合が十分に行える。このため、不十分なヒートシールに起因する内容物の漏れを防止できる。さらに、レトルトパウチを再加熱する場合など、内容物が加熱されることによってパウチ内が高温高圧となる際、非シール部が蒸気抜きとなり、パウチがジッパーより破裂することを回避できる。したがって、開封前にジッパーが汚れず、内容物を早く充填でき、さらに、内容物が漏れないレトルトパウチ
の製造方法を提供することができる。
【0030】
請求項8に記載の発明によれば、一対の側面部と、該一対の側面部に連続する底面部と、それぞれ異なる台座部によって支持されるオス部とメス部とが係合することで内容物を再封するジッパーとを備え、該ジッパーの前記オス部の前記台座部および前記メス部の前記台座部がそれぞれ前記一対の側面部の内側に固定された自立可能なレトルトパウチの製造方法において、前記ジッパーよりも下方において前記内容物を密閉するとともに、前記ジッパーに前記内容物が付着することを防止するイージーピール部を前記オス部の前記台座部または前記メス部の前記台座部に連続して備え、該イージーピール部は、前記レトルトパウチの幅方向に沿って、前記内容物が付着した箇所では不均一に熱溶融する突起を備え、前記オス部と前記メス部の係合を外して前記ジッパーを開き、前記内容物を充填し、その後、前記イージーピール部を前記台座部が固定された前記側面部とは他方の前記側面部に前記突起を介してヒートシールし、
接合された前記突起は、前記内容物が付着した箇所を検査機器によって確認可能であり、前記一対の側面部の上端をヒートシールする。
【0031】
したがって、イージーピール部があるため、開封前に内容物がジッパーに付着することを防止し、開封時に手を汚してしまったり、見た目が悪かったり、といったことがなくなる。また、内容物の充填の際、レトルトパウチを自立させるとともにジッパーを開いて開口を形成した後、内容物を充填するので、充填のための開口を広くとることができる。さらに、充填後に、側面部の上端およびイージーピール部をヒートシールするので、内容物の充填のために形成した開口を一気にヒートシールすることができ、接合が十分に行える。このため、不十分なヒートシールに起因する内容物の漏れを防止できる。したがって、開封前にジッパーが汚れず、内容物を早く充填でき、さらに、内容物が漏れないレトルトパウチの製造方法を提供することができる。
【0032】
また、内容物を充填する際にイージーピール部に内容物が付着したとしても、ヒートシールするときに内容物が付着した箇所では突起が不均一に熱溶融して、ヒートシールが不完全であることが確認できる。したがって、イージーピール部のヒートシールが不完全な不良品を検出することができる。
【0033】
請求項
9に記載の発明によれば、
前記イージーピール部をヒートシールする前に、前記イージーピール部に超音波振動を付
与する。
【0034】
したがって、イージーピール部があるため、開封前に内容物がジッパーに付着することを防止し、開封時に手を汚してしまったり、見た目が悪かったり、といったことがなくなる。また、内容物の充填の際、レトルトパウチを自立させるとともにジッパーを開いて開口を形成した後、内容物を充填するので、充填のための開口を広くとることができる。さらに、充填後に、側面部の上端およびイージーピール部をヒートシールするので、内容物の充填のために形成した開口を一気にヒートシールすることができ、接合が十分に行える。このため、不十分なヒートシールに起因する内容物の漏れを防止できる。したがって、開封前にジッパーが汚れず、内容物を早く充填でき、さらに、内容物が漏れないレトルトパウチの製造方法を提供することができる。
【0035】
また、内容物を充填する際にイージーピール部に内容物が付着したとしても、超音波振動によって付着した内容物が除去でき、イージーピール部のヒートシールが完全にできる。したがって、イージーピール部のヒートシールが不完全な不良品の製造を防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0037】
図1には、この発明のレトルトパウチの一例としての電子レンジで調理可能なレトルトパウチ10の立てた状態の斜視図を、
図2(a)〜(e)にはその要部を示す。レトルトパウチ10は自立可能であり、底部が閉塞されている。このレトルトパウチ10には、不図示の調理液(後述)が入れられている。
【0038】
レトルトパウチ10は、一対の矩形の側面フィルム(側面部)11A,11Bと、該側面フィルム11A,11Bを下部で連結する矩形の底面フィルム(底面部)12の3つの主要構成部材からなり、これらを適宜、ヒートシールして形成される。底面フィルム12は略中央にて内側(側面フィルム11A,11Bの双方の内側)に向けて山折りされた状態でヒートシールされる(なお、底面フィルム12にはその両端に切り欠きが形成されている。自立可能なレトルトパウチにおいてこのような底面を有する技術は、例えば、特開2006−335478の
図1などに開示されている。)。詳しくは、また、底面フィルム12を折り込んだ状態で側面フィルム11Aと側面フィルム11Bの両側端にヒートシール部SHSを形成し、その後、ヒートシール部BHSを形成する。ヒートシール部BHSは底部BTが船底
状となるように付与される。なお、ヒートシール部BHSは、レトルトパウチ10の自立を補助するためのものである。また、側面フィルム11A,11Bの上端はヒートシール部UHSによって接合される。
【0039】
ヒートシール部SHSの上部で、かつ、ジッパー15よりも上には、レトルトパウチ10の開封の補助となるノッチNTが形成されている。
【0040】
なお、レトルトパウチ10は、一対の側面フィルムと底面フィルムの3つの主要構成部材に代えて、1枚の矩形のフィルムを折り曲げて両側面と底面を形成してもよい。
【0041】
レトルトパウチ10の上部には、側面フィルム11A,11Bの間にジッパー15を固定する。このジッパー15の両側はヒートシール部ZHSにて側面フィルム11A,11Bに固定する。また、ジッパー15は、側面フィルム11A,11Bの間に挟まれた状態でヒートシール部SHSによって固定されている。
【0042】
ジッパー15は、オス部15Bとメス部15Aとを備える。オス部15B、メス部15Aはそれぞれ、別々の(矩形のフィルムからなる)台座部15Sの中央に直線的に突出して形成されている。この台座部15Sの、オス部15Bを挟んで両側を側面フィルム11Bとヒートシールして、ヒートシール部ZHSが形成される。同様に、台座部15Sの、メス部15Aを挟んで両側を側面フィルム11Aとヒートシールして、ヒートシール部ZHSが形成される。
【0043】
ところで、台座部15Sのヒートシール部ZHSは、一方の端部にて非シール部15USを連続して備える(なお、非シール部15USとは、台座部15Sをヒートシールにて熱融着しない箇所のことをいう。)。この非シール部15USでは、それぞれの台座部15Sは、側面フィルム11Aまたは側面フィルム11Bと融着していない。なお、ヒートシール部ZHSと非シール部15USとの比率L1:L2=155:30〜40であることが望ましいが、これに限定されるものではない。
【0044】
また、ジッパー15の下に連続してイージーピール部14を備える。イージーピール部14は、ジッパー15を構成するメス部15Aに連続して形成された樹脂フィルムである。イージーピール部14は、オス部15B側の側面フィルム11Bにのみ波状のヒートシール部WHSによって接合される。すなわち、イージーピール部14はレトルトパウチ10内の調理液がジッパー15に触れることを防止するために、ジッパー15より下方で調理液を密封するためのものである。なお、イージーピール部14は、ジッパー15を構成するオス部15Bに連続して形成され、メス部15A側の側面フィルム11Aにのみ波状のヒートシール部WHSによって接合されるように構成してもよい。
【0045】
この例では、ヒートシール部WHSは、上記ヒートシール部SHS,UHS,BHSに比べて幅が狭く形成されている。すなわち、接合強度が弱く剥離しやすく形成される。ヒートシール部WHSは、上方に向けて尖った波状に形成され、頂部W1と底部W2とで構成される。すなわち、頂部W1が底部W2に比べて尖って形成される。なお、ヒートシール部WHSは、ヒートシール部SHS,UHS,BHSに比べて幅が狭く形成されなくてもよい。また、ヒートシール部WHSは、波状に形成されることに限定されず、連続的に形成されればよく、例えば、
図3に示すように、直線的であってもよい。
【0046】
次に、調理液を充填してレトルトパウチ10を形成する手順について
図1,2を参照しつつ説明する。まず、
図4(a)に示すように、側面フィルム11A,11Bの上端の接合部であるヒートシール部UHS、および、イージーピール部14のヒートシール部WHSを形成しない状態で(すなわち、側面フィルム11A,11Bの上端およびイージーピール部14にはヒートシールを施す前に)、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aの係合を外し、調理液(内容物)Qを充填する。
【0047】
次に、
図4(b)に示すように、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させてジッパー本体15Eを閉じた後、ヒートシール部UHSおよびヒートシール部WHSを形成する。その後、レトルトパウチ10を加熱してレトルト殺菌する。レトルトパウチ10の側面フィルム11A,11Bには、食品の名称や調理方法などが印刷されていてもよい。また、レトルトパウチ10は紙箱などに収納して販売してもよい。紙箱の表面には、食品の名称や調理方法、イメージ写真などが印刷されていてもよい。なお、このレトルトパウチ10の形成過程は、レトルトパウチ10の底面フィルム12を下にした状態でなくてもよい。
【0048】
なお、調理液Qを充填後、側面フィルム11A,11Bの上端の接合部であるヒートシール部UHS、および、イージーピール部14のヒートシール部WHSを形成する順序については、(1)ヒートシール部UHSとヒートシール部WHSを同時に形成する、(2)ヒートシール部UHSよりヒートシール部WHSを先に形成する、(3)ヒートシール部WHSよりヒートシール部UHSを先に形成する、の3通りが挙げられる。なかでも、(2)ヒートシール部UHSよりヒートシール部WHSを先に形成する、が好適である。
【0049】
加えて、ヒートシール部UHSとヒートシール部WHSは、レトルトパウチ10を移動させることで、同一のシーラーにて順次形成してもよい。また、ヒートシール部UHSとヒートシール部WHSは、レトルトパウチ10を移動させない状態で、異なるシーラーを用いて同時または順次形成してもよい。
【0050】
このように構成されたレトルトパウチ10を用いて食品を加熱・加圧調理する方法について
図1,2を参照しつつ説明する。まず、
図5(a)に示すように、ノッチNTからレトルトパウチ10の上部を切り離す。そして、ジッパー15を開く。ジッパー15を開くことで、ジッパー15に連続して形成されているイージーピール部14が引っ張られて、ヒートシール部WHSが側面フィルム11Bから剥れる。このとき、ヒートシール部WHSは鋭角に形成された頂部W1側から剥されるので、剥離開始が容易であり、イージーピール部14を側面フィルム11Bから容易に剥すことができる。加えて、剥離開始が容易であることから、イージーピール部14を破損することなく側面フィルム11Bから剥すことができる。
【0051】
次に、
図5(b)に示すように、必要な野菜などの具材Mをレトルトパウチ10内の調理液Qに投入する。レトルトパウチ10はスタンディングタイプであるので、具材Mを投入すると、レトルトパウチ10の下部の底面フィルム12で形成されたマチが開き、立てたときの安定感がよくなる。その後、ジッパー15を係合させてレトルトパウチ10の開口を閉じ、レトルトパウチ10を立てた状態で電子レンジに入れて、一定時間加熱する。
【0052】
ジッパー15が閉じられているので、調理液Qと具材Mが加熱されてレトルトパウチ10内は高圧となる。しかし、ジッパー15には非シール部15USが備えられており、この非シール部15USと側面フィルム11A,11Bとの隙間よりレトルトパウチ10内の高温の空気(蒸気)が排出されて、レトルトパウチ10内を一定の圧力に保つこと(蒸気抜き)ができる。非シール部15USが備えられていることで、調理液Qと具材Mが加熱されたレトルトパウチ10は内部が高圧になって膨れ上がり、ジッパー15より破裂して中身が飛び散ることを防止しながら、加熱・加圧調理することができる。加熱調理が終わったら具材Mと調理液Qをレトルトパウチ10から皿などに移し変える。なお、ジッパー15を備えているので、具材Mや調理液Qを一部残して再封しておくことができ好適である。
【0053】
ここで、ヒートシール部SHSの上部にシール幅を広くした持ち手部を形成すると、再加熱後に熱くなったレトルトパウチ10を摘みやすくなる。持ち手部は、ジッパー15よりも下側に形成するものとする。
【0054】
なお、レトルトパウチ10を構成する側面フィルム11A,11B、底面フィルム12は、透明4層仕様、透明3層仕様などの材料が挙げられる。透明4層仕様は、透明蒸着PET/PET/ONY/CPP、PET/透明蒸着PET/ONY/CPPなどの例が挙げられる。また、透明3層仕様は、透明蒸着PET/ONY/CPPなどの例が挙げられる。このとき、C
PPの厚みは60〜80μmであることが好適である。
【0055】
ところで、上述の例のレトルトパウチ10では調理液Qを備え、具材Mを投入して電子レンジで調理するタイプであったが、この発明はこれに限定されるものではない。調理液Qに代えて、レトルトパウチに調理済みの内容物(例えば、ハンバ−グ、ミートボール、しゅうまい、おでん、カレー、シチュー、ドライフルーツ、豆類、鮭フレークなど)を備えてもよい。この場合、レトルトパウチのままで内容物を再加熱せず、レトルトパウチの上部を開封して深皿などに移し代えた後に内容物を再加熱するようにしてもよい。内容物を深皿などに移し代えて再加熱するようなレトルトパウチでは、ジッパー15に非シール部15USを備える必要がない。
【0056】
なお、この場合においても、ジッパー15を備えていると、再加熱時に内容物を全て使い切らずに残しておくことができ好適である。その他の構成は、上述の例と同様である。また、内容物は、
図4(a),(b)に示す方法でレトルトパウチ内に充填する(この場合、
図4における調理液Qは、内容物と読み替えるものとする。)。
【0057】
この場合(レトルトパウチで再加熱しない場合)のレトルトパウチを構成する側面フィルム11A,11B、底面フィルム12は、上述の透明4層仕様、透明3層仕様に加えて、4層アルミ仕様、3層アルミ仕様などの材料が挙げられる。4層アルミ仕様は、PET/ONY/AL/CPP、PET/AL/ONY/CPPなどの例が挙げられる。また、3層アルミ仕様は、PET/AL/CPPなどの例が挙げられる。このとき、C
PPの厚みは60〜80μmであることが好適である。
【0058】
なお、
図4(a),(b)の例では、調理液(内容物)Qを充填した後、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させてジッパー本体15Eを閉じ、ヒートシール部UHSおよびヒートシール部WHSを形成しているが、次のようにしてもよい。すなわち、調理液(内容物)Qを充填した後、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させる前に、イージーピール部14にヒートシール部WHSを形成する。そして、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させてジッパー本体15Eを閉じた後、ヒートシール部UHSを形成し、レトルトパウチ10を完成する。
【0059】
ところで、ジッパー15は、
図6(a)〜(d)に示すようであってもよい。
図6(a)では、非シール部115USをジッパー115の中央部に形成し、その両側をヒートシール部ZHSとする。
図6(b)では、幅の狭い非シール部215USを一定間隔でジッパー215に複数形成し、非シール部215USと非シール部215USの間をヒートシール部ZHSとする。
図6(c)では、非シール部315USをジッパー315の両側に(ジッパー315の両端のヒートシール部SHSとなる箇所に隣接して)それぞれ形成し、非シール部315USと非シール部315USの間をヒートシール部ZHSとする。
図6(d)では、幅の狭い非シール部415USを一定間隔でジッパー415に複数形成し、非シール部415USと非シール部415USの間をヒートシール部ZHSとする。この非シール部415USは、曲線的に、または、かぎ状に折れ曲がって(または曲折して)形成される。このように非シール部415USを形成することで、レトルトパウチ10内の圧力の高まった空気を抜きにくくすることができ、比較的圧力を高めて調理したいときに適する。非シール部415USの折れ曲がり角度を適宜増減させることで、レトルトパウチ10内の空気を出にくくしたり、出やすくしたり調節することができる。
【0060】
図7(a),(b)には、ジッパー15の変形例を示す。ジッパー515のジッパー本体515Eには、
図2に示すオス部15Bとメス部15Aの先端どうしが欠落している箇所を備える(符号515Sは台座部である)。この欠落箇所を欠落部BKと称し、欠落部BKは一定間隔で複数備えられている。また、それぞれの欠落部BKは同一幅で形成される。欠落部BKでは、それぞれの先端が欠落したオス部515B´とメス部515A´が設けられている。このため、オス部515B´とメス部515A´は係合が不可となっている。欠落部BK以外のジッパー本体515Eでは、
図2に示すジッパー本体15Eと同一形状となっている。なお、複数の欠落部BKは、ジッパー本体515Eに沿って一定間隔で形成しなくてもよい。また、それぞれの欠落部BKは同一幅で形成されなくてもよい。なお、この例のジッパー515では、
図2の例と異なり、非シール部15USは形成されていない。これ以外の構成は、上述の例と同様である。
【0061】
このようにジッパー515を構成することで、レトルトパウチ10で食品を加熱・加圧調理する際に、調理液Qと具材Mが加熱されてレトルトパウチ10内が高圧となったとき、ジッパー515に備えられた欠落部BKを通ってレトルトパウチ10内の高温の空気が排出されて、レトルトパウチ10内を一定の圧力に保つことができる。
【0062】
図7(c),(d)には、ジッパー15(
図2参照)のさらに別の変形例を示す。ジッパー615のジッパー本体615Eには、
図7(
c),(
d)に示す欠落部BKを一定間隔で複数備える。それぞれの欠落部BKは同一幅で形成される。欠落部BKでは、それぞれの先端が欠落したオス部615B´とメス部615A´が設けられている。このため、オス部615B´とメス部615A´は係合が不可となっている。欠落部BK以外のジッパー本体615Eでは、
図2に示すジッパー本体15Eと同一形状となっている。なお、複数の欠落部BKは、ジッパー本体615Eに沿って一定間隔で形成しなくてもよい。また、それぞれの欠落部BKは同一幅で形成されなくてもよい。
【0063】
なお、欠落部BKに対応する位置の台座部615Sにはヒートシール部ZHSが形成されず、非シール部615USとなっている。非シール部615USは、一定間隔で形成され、かつ、それぞれの非シール部615USは同一幅で形成されている。これ以外の構成は、上述の例と同様である。
【0064】
このようにジッパー615を構成することで、レトルトパウチ10で食品を加熱調理する際に、調理液Qと具材Mが加熱されてレトルトパウチ10内が高圧となったとき、ジッパー615に備えられた欠落部BKを通ってレトルトパウチ10内の高温の空気が排出されて、レトルトパウチ10内を一定の圧力に保つことができる。さらに、非シール部615USも複数形成されているので、レトルトパウチ10内の高温高圧の空気は、非シール部615USを通っても排出される。このように、ジッパー615は、ジッパー515に比べて、レトルトパウチ10内の空気をより排出しやすい。
【0065】
ここで、複数の欠落部BKは、ジッパー本体615Eに沿って一定間隔で形成しなくてもよい。また、それぞれの欠落部BKは同一幅で形成されなくてもよい。さらに、複数の非シール部615USは、ジッパー本体615Eに沿って一定間隔で形成しなくてもよい。また、それぞれの非シール部615USは同一幅で形成されなくてもよい。また、非シール部615USは欠落部BKに対応する位置に形成されることに限定されるものではない。
【0066】
なお、
図4(b)において、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させてジッパー本体15Eを閉じた後、側面フィルム11A,11Bの内側であって、かつ、ジッパー15よりも上側に水滴を投入し、その後、ヒートシール部UHSおよびヒートシール部WHSを形成し、レトルトパウチ10を完成するようにしてもよい。このようにすると、レトルト殺菌する際に、側面フィルム11A,11Bの内側で、かつ、ジッパー15とヒートシール部UHSとの間も水滴を介して加熱殺菌することができ、衛生的なレトルトパウチを提供することができる。
【0067】
さらに別の方法として、
図4(a)にて調理液(内容物)Qを充填した後、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させる前に、イージーピール部14にヒートシール部WHSを形成する。そして、側面フィルム11A,11Bの内側であって、かつ、ジッパー15よりも上側に水滴を投入するとともに、側面フィルム11A,11Bの内側であって、かつ、ジッパー15とイージーピール部14との間にも水滴を投入する。その後、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aとを係合させてジッパー本体15Eを閉じた後、ヒートシール部UHSを形成し、レトルトパウチ10を完成するようにしてもよい。このようにすると、レトルト殺菌する際に、側面フィルム11A,11Bの内側で、かつ、ジッパー15とヒートシール部UHSとの間に加えて、側面フィルム11A,11Bの内側であって、かつ、ジッパー15とイージーピール部14との間も水滴を介して加熱殺菌することができ、いっそう衛生的なレトルトパウチを提供することができる。
【0068】
この発明では、レトルトパウチ10のジッパー15を開いて調理液(内容物)Qを充填し、充填後にレトルトパウチ10の上端およびイージーピール部14をヒートシールにより接合することを特徴としている。このため、ジッパー15のオス部15Bとメス部15Aの係合を外して開口を形成し、この開口を通って調理液Qをレトルトパウチ10内に充填する際に、調理液Qがイージーピール部14に付着し、イージーピール部14のヒートシールが不完全となる恐れがある。
【0069】
これに対しては次の3つの方法が考えられる。1つ目の方法は、側面フィルム11Bおよびイージーピール14を透視性フィルムで構成し、イージーピール部14をヒートシールした後、画像検査などで有色の調理液Qが付着しているか否かを判定する。
【0070】
2番目の方法は、調理液Qを充填する工程と、イージーピール部14をヒートシールする工程との間に、イージーピール部14に超音波振動を与える工程を設ける。このようにすることで、イージーピール部14をヒートシールする前に、超音波振動によってイージーピール部14に付着した調理液Qを除去し、イージーピール部14のヒートシールを完全に行うことができる。
【0071】
3番目の方法は、
図8(a),(b)に示すように、イージーピール部14´に線状突起(突起)14Pを設ける。線状突起14Pは幅w(2mm程度であることが好ましい。)で不透明な樹脂で形成された突起である(線状突起14Pは透明な樹脂で形成されても良い。)。線状突起14Pは、長方形の透視性フィルムで形成されたイージーピールフィルム14Bの長さ方向に沿って直線的に形成される。なお、線状突起14Pはイージーピールフィルム14Bの外側面(側面フィルム11B側)中央部に形成される(線状突起14Pはイージーピールフィルム14Bの外側面であればどこでもよく、中央部でなくてもよい。)。この例では、側面フィルム11A,11Bも透視性フィルムで形成するが、これに限定されるものではない。
【0072】
イージーピール部14´は、調理液Qを充填した後、レトルトパウチ10の上端のヒートシールを行ってヒートシール部UHSを形成するとともに、イージーピール部14´の線状突起14Pにヒートシールを行ってヒートシール部WHSを形成する。線状突起14Pの幅wはヒートシールによって溶融されながら押し付けられて幅wA(w<wA:4mm程度であることが好ましい。)の線状突起14P´となる(
図8(c)〜(e))。
【0073】
このとき、万が一、イージーピール部14´に調理液Qなどが付着していると、
図9に示すように、線状突起14Pは調理液Qのある箇所は不完全にヒートシールされ、ヒートシール部WHSに不完全溶融部DFが発生する。これによって、画像検査などによってヒートシール部WHSの不完全溶融部DFが確認でき、不良品として出荷製品からは除外される。