特許第6139596号(P6139596)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エルエス産電株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6139596-高圧直流送電システム及びその制御方法 図000002
  • 特許6139596-高圧直流送電システム及びその制御方法 図000003
  • 特許6139596-高圧直流送電システム及びその制御方法 図000004
  • 特許6139596-高圧直流送電システム及びその制御方法 図000005
  • 特許6139596-高圧直流送電システム及びその制御方法 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6139596
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】高圧直流送電システム及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 3/36 20060101AFI20170522BHJP
   H02J 1/00 20060101ALI20170522BHJP
   H02M 7/515 20070101ALI20170522BHJP
   H02M 7/48 20070101ALI20170522BHJP
   H02M 7/12 20060101ALI20170522BHJP
   H02M 7/155 20060101ALI20170522BHJP
【FI】
   H02J3/36
   H02J1/00 301B
   H02M7/515 G
   H02M7/48 M
   H02M7/12 H
   H02M7/155 G
【請求項の数】6
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-97048(P2015-97048)
(22)【出願日】2015年5月12日
(65)【公開番号】特開2015-220984(P2015-220984A)
(43)【公開日】2015年12月7日
【審査請求日】2015年5月12日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0058029
(32)【優先日】2014年5月14日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス産電株式会社
【氏名又は名称原語表記】LSIS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】ソン クム テ
(72)【発明者】
【氏名】パク ホ ファン
【審査官】 坂本 聡生
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−060003(JP,A)
【文献】 特開2001−333533(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 1/00−5/00
H02M 7/12
7/155
7/515
7/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧直流送電システムにおいて、
交流電力を直流電力に変換する整流装置と、
前記直流電力を交流電力に変換するインバータと、
前記整流装置で変換された直流電力を前記インバータに伝達する直流送電線路と、
前記整流装置に入力される第1有効電力を測定する第1有効電力測定部と、
前記インバータから出力される第2有効電力を測定する第2有効電力測定部と、
前記第1有効電力に基づいて前記整流装置の動作を制御する第1制御部と、
前記第2有効電力に基づいて前記インバータの動作を制御する第2制御部と、を含み、
前記第1制御部は、
前記直流送電線路で前記直流電力が一定時間基準値を超過すると、前記直流送電線路に異常電圧が発生したと確認して、位相変更命令信号を生成して前記整流装置で変換される前記直流電力を調節し、
前記第2制御部は、
前記直流送電線路で前記直流電力が一定時間基準値を超過すると、前記直流送電線路に異常電圧が発生したと確認して、位相変更命令信号を生成して前記インバータで変換される前記交流電力を調節し、
前記第1制御部は、
前記整流装置に交流電力を供給する交流電力供給装置から発生した機械的ねじり振動に対応する振動周波数を感知する振動感知部と、
前記振動周波数が設定された範囲内であれば、低周波振動であると判断して、前記振動周波数を減衰させる制御信号を生成する減衰制御部と、
前記制御信号を前記交流電力供給装置及び前記整流装置に出力する信号出力部と、を含み、
前記第2制御部は、
前記インバータで変換された交流電力の供給を受ける交流電力需給装置から発生した機械的ねじり振動に対応する振動周波数を感知する振動感知部と、
前記第2制御部に含まれた前記振動感知部で感知した前記振動周波数が設定された範囲内であれば、低周波振動であると判断して、前記振動周波数を減衰させる制御信号を生成する減衰制御部と、
前記減衰制御部で生成した前記制御信号を前記交流電力需給装置及び前記インバータに出力する信号出力部と、を含む、
高圧直流送電システム。
【請求項2】
前記第1制御部に含まれた前記減衰制御部及び前記第2制御部に含まれた前記減衰制御部それぞれは、
前記制御信号生成の際に有効電力を制御する有効電力制御信号を生成する第1減衰制御部と、
前記制御信号生成の際に無効電力を制御する無効電力制御信号を生成する第2減衰制御部と、を含む、請求項1に記載の高圧直流送電システム。
【請求項3】
前記第1有効電力測定部は、
前記整流装置に入力される交流電流と交流電圧を測定して前記第1有効電力を測定し、
前記第2有効電力測定部は、
前記インバータから出力される交流電流と交流電圧を測定して前記第2有効電力を測定する、請求項1に記載の高圧直流送電システム。
【請求項4】
前記整流装置の電力変換過程で発生する高調波電流を除去する第1交流フィルタ及び前記インバータの電力変換過程で発生する高調波電流を除去する第2交流フィルタを更に含む、請求項1に記載の高圧直流送電システム。
【請求項5】
前記整流装置及び前記インバータそれぞれは、
サイリスタバルブ及び絶縁ゲートバイポーラトランジスタバルブのうちいずれか一つを含む、請求項1に記載の高圧直流送電システム。
【請求項6】
前記整流装置に並列に連結され、前記整流装置から出力される直流電圧を平滑する第1キャパシタと、
前記インバータに並列に連結され、前記インバータに入力される直流電圧を平滑する第2キャパシタと、を更に含む、請求項1に記載の高圧直流送電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高圧直流送電システム及びその制御方法に関するものであり、より詳しくは、高圧直流送電で発生する振動を減衰する高圧直流送電システム及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高圧直流送電(HIGH VOLTAGE DIRECT CURRENT,HVDC)とは、送電所が発電所で生産される交流電力を直流に変換させて送電した後、受電所で交流に再変換して電力を供給する送電方式をいう。
【0003】
HVDCシステムは海底ケーブル送電、大容量長距離送電、交流系統間連携などに適用される。また、HVDCシステムは互いに異なる周波数系統連携及び非同期(asynchronism)連携を可能にする。
【0004】
送電所は交流電力を直流電力に変換する。即ち、交流電力を海底ケーブルなどを利用して伝送する情況は非常に危ないため、送電所は交流電量を直流電力に変換して受電所に伝送する。
【0005】
一方、HVDCシステムではHVDCシステムに含まれた3相系統の交流発電機の動作に応じて機械的ねじり振動(Mechanical Torsional Oscillation)が発生する。
【0006】
このような機械的ねじり振動を含む低周波振動がHVDCシステム上で消えずに維持されるか増幅さえると、HVDCシステムの電力系統の安定度に深刻な影響を及ぼす恐れがある。
【0007】
よって、HVDCシステムで発生する低周波振動を減衰する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は高圧直流送電システム上の低周波振動を感知し、感知された低周波振動を減衰する高圧直流送電システム及びその制御方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施例による高圧直流送電システムは、交流電力を直流電力に変換する整流装置と、前記直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記整流装置で変換された直流電力を前記インバータに伝達する直流送電線路と、前記整流装置に入力される第1有効電力を測定する第1有効電力測定部と、前記インバータから出力される第2有効電力を測定する第2有効電力測定部と、前記測定された第1有効電力及び第2有効電力に基づいて前記直流送電線路上の異常電圧状態を検出する第1制御部と、を含み、前記第1制御部は前記高圧直流送電システムに発生した振動を感知し、前記感知された振動を減衰する制御信号を生成して前記整流装置及びインバータのうち一つ以上を制御する。
【0010】
前記第1制御部は前記高圧直流送電システムに発生した振動を感知する振動感知部と、前記感知された振動に基づいて前記発生した振動を減衰する前記制御信号を生成する減衰制御部と、前記生成された制御信号を送出する出力部と、を含む。
【0011】
前記減衰制御部は前記制御信号生成の際に有効電力を制御する有効電力制御信号を生成する第1減衰制御部と、前記制御信号生成の際に無効電力を制御する無効電力制御信号を生成する第2減衰制御部と、を含む。
【0012】
前記減衰制御部は前記有効電力制御信号及び前記無効電力制御信号のうち一つ以上に基づいて前記制御信号を生成する。
【0013】
前記第1制御部は前記感知された振動の周波数が予め設定された範囲内であるのかを判断し、判断の結果、前記感知された振動の周波数が予め設定された範囲内であれば前記感知された振動を減衰する前記制御信号を生成する。
【0014】
前記第1有効電力測定部は前記整流装置に入力される交流電流と交流電圧を測定して前記第1有効電力を測定し、前記第2有効電力測定部は前記インバータから出力される交流電流と交流電圧を測定して前記第2有効電力を測定する。
【0015】
前記高圧直流送電システムは前記第2有効電力測定部から測定された第2有効電力を伝達される第2制御部を更に含む。
【0016】
前記高圧直流送電システムは、前記整流装置の電力変換過程で発生する高調波電流を除去する第1交流フィルタ及び前記インバータの電力変換過程で発生する高調波電流を除去する第2交流フィルタを更に含む。
【0017】
前記整流装置及び前記インバータそれぞれはサイリスタバルブ及び絶縁ゲートバイポーラトランジスタバルブのうちいずれか一つを含む。
【0018】
前記高圧直流送電システムは前記整流装置に並列に連結され、前記整流装置から出力される直流電圧を平滑する第1キャパシタ及び前記インバータに並列に連結され、前記インバータに入力される直流電圧を平滑する第2キャパシタを更に含む。
【発明の効果】
【0019】
本発明の多様な実施例によると、高圧直流送電システム上で発生する低周波振動を減衰することができる。
【0020】
また、本発明によると無効電力制御信号に基づいて低周波振動を減衰することができるため、有効電力送電操作を阻害しない。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施例による高圧直流送電システムの構成を説明するための図である。
図2】本発明の一実施例による高圧直流送電システムの実際の構成を説明するための図である。
図3】本発明の一実施例による高圧直流送電システムの制御部の構成を説明するための構成ブロック図である。
図4】本発明の他の実施例による高圧直流送電システムの制御部の構成を説明するための構成ブロック図である。
図5】本発明の一実施例による高圧直流送電システムの制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明に関する実施例について図面を参照してより詳細に説明する。以下に説明で使用される構成要素に対する接尾詞「パート」、「モジュール」及び「部」は明細書作成の容易性のみが考慮されて付与されるか混用されるものであって、それ自体として互いに区別される意味又は役割を有することはない。
【0023】
本発明の利点及びその特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付した図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるはずである。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限らず互いに異なる多様な形態に具現されてもよいが、但し、本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであって、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体にわたって、同じ参照符号は同じ構成要素を指す。
【0024】
本発明の実施例を説明するに当たって、関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は本発明の実施例における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザ、運用者の意図又は慣例などによって異なり得る。よって、その定義は本明細書全般にわたる内容に基づいて下されるべきである。
【0025】
添付した図面の各ブロックとフローチャートの各ステップの組み合わせはコンピュータプログラムインストラクションによって行われてもよい。これらのコンピュータプログラムインストラクションは汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載可能であるため、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して行われるそのインストラクションが図面の各ブロック又はフローチャートの各ステップで説明された機能を行う手段を生成するようになる。これらのコンピュータプログラムインストラクションは特定方式に機能を具現するためにコンピュータ又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備の指向するコンピュータで利用可能な又はコンピュータで判読可能なメモリに貯蔵されることもできるため、そのコンピュータで利用可能な又はコンピュータで判読可能なメモリに貯蔵されたインストラクションは図面の各ブロック又はフローチャートの各ステップで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することもできる。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータ又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載することもできるため、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作ステップが行われてコンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータ又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を行うインストラクションは図面の各ブロック又はフローチャートの各ステップで説明された機能を行うためのステップを提供することもできる。
【0026】
また、各ブロック又は各ステップは特定の論理的機能を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント又はコードの一部を示す。また、いくつかの代替実施例ではブロック又はステップで言及した機能が順番を逸脱して発生することもできることに注目すべきである。例えば、引き続き図示されている2つのブロック又はステップは実は実質的に同時に行われてもよく、或いはそのブロック又はステップが時々当たる機能に応じて逆順に行われてもよい。
【0027】
図1は、本発明の一実施例による高圧直流送電システムの構成を説明するための図である。
【0028】
本発明に実施例による高圧直流送電システム1はサイリスタ型HVDCシステム及び電圧型HVDCシステムのうちいずれか一つのシステムである。サイリスタ型HVDCシステムは整流装置としてサイリスタバルブを使用する電流型HVDCシステムであり、電圧型HVDCシステムはIGBT素子を利用するシステムである。
【0029】
サイリスタ型HVDCシステムはサイリスタバルブを整流するために発電機や同期調相機などのような回転機器がインバータ側の系統に必要であり、無効電力を補償するためのキャパシタバンクが整流装置やインバータ側の系統に含まれる。
【0030】
電圧型HVDCシステムは高速スイッチングを介して高調波を大幅に減少するため高調波を除去するための高調波フィルタの大きさが小さく、無効電力供給が必要ではない。また、電圧型HVDCシステムは独立的に有効電力及び無効電力を制御する。
【0031】
図1を参照すると、本発明の実施例による高圧直流伝送システム1は第1電力変換装置10及び第2電力変換装置20を含む。
【0032】
第1電力変換装置10は交流電力供給装置11、第1変圧器12、整流装置13、冷却装置14及び第1制御部15を含む。
【0033】
交流電力供給装置11は交流電力を生産し第1変圧器12に伝達する。一実施例において、交流電力供給装置11は風力発電所などのように電力を生産し供給する発電所である。
【0034】
第1変圧器12は交流電力供給装置11から伝達された交流電力の交流電圧の大きさを上げて高電圧を有する交流電力に変換する。
【0035】
整流装置13は第1トラスフォーマ12から変換された高圧の交流電力を直流電力に変換する。
【0036】
冷却装置14は整流装置13で発生する熱を冷却する。詳しくは、冷却装置14は整流装置13及びそれに関する部品によって発生した熱を冷却水を循環して冷却する。
【0037】
第1制御部15は第1電力変換装置10の全般的な動作を制御する。
【0038】
詳しくは、第1制御部15は第1電力変換装置10のある端子に対する交流電力の大きさ、交流電力の位相、有効電力、無効電力などを制御する。
【0039】
第1制御部15は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知した振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成して、生成された制御信号に基づいて第1電力変換装置10の動作を制御する。
【0040】
整流装置13を介して変換された直流電力はDCラインを介して第2電力変換装置20に伝達される。
【0041】
第2電力変換装置20はインバータ21、第2変圧器22、交流電力需給装置23、冷却装置24及び第2制御部25を含む。
【0042】
インバータ21は第1電力変換装置10からDCラインを介して伝達された直流電力を交流電力に変換する。
【0043】
第2変圧器22はインバータ21から変換された交流電力を低圧の交流電力に変換する。
【0044】
交流電力需給装置23は第2変圧器23から低圧の交流電力を受信する。
【0045】
冷却装置24はインバータ21から発生した熱を冷却する。
【0046】
第2制御部25は第2変換装置20の全般的な構成を制御する。
【0047】
詳しくは、第2制御部25は第2電力変換装置20のいずれか一つの端子に対する交流電力の大きさ、交流電力の位相、有効電力、無効電力などを制御する。
【0048】
また、第2制御部25は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知した振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成して、生成した制御信号に基づいて第2電力変換装置20の動作を制御する。
【0049】
図2は、本発明の一実施例による高圧直流送電システムの実際の構成を説明するための図である。
【0050】
図2を参照すると、本発明の一実施例による高圧直流送電システム1は第1電力変換装置10及び第2電力変換装置20を含む。
【0051】
第1電力変換装置10は交流電力を直流電力に変換して第2電力変換装置20に提供し、第2電力変換装置20は第1電力変換装置10から伝達された直流電力を交流電力に変換する。
【0052】
第1電力変換装置10及び第2電力変換装置20は正極の直流送電線路W1,W2によって接続される。直流送電線路W1,W2は第1電力変換装置10が出力する直流電流又は直流電圧を第2電力変換装置20に伝達する。
【0053】
直流送電線路W1,W2は架空線路(overhead line)、ケーブルのうちいずれか一つであってもよく、それらの組み合わせで構成されてもよい。
【0054】
第1電力変換装置10は交流電力供給装置11、第1交流フィルタ16、第1インダクタ17、整流装置13、第1キャパシタC1、第1測定部M1、第2測定部M3、第3測定部M7、第1制御部15を含む。
【0055】
交流電力供給装置11は交流電力を生成し整流装置13に伝達する。交流電力供給装置11は風力発電所などのように電力を生産し供給する発電所である。
【0056】
交流電力供給装置11は3相交流電力を整流装置13に伝達する。
【0057】
第1交流フィルタ16は交流電力供給装置11及び整流装置13との間に配置される。第1交流フィルタ16は整流装置13が交流電力を直流電力に変換する過程で発生する電流高調波を除去する。即ち、第1交流フィルタ16は電流高調波を除去して交流電力供給装置11に電流高調波が入ることを遮断する。一実施例において、第1交流フィルタ16はキャパシタ、インダクタ及び抵抗を含む共振回路を含む。
【0058】
また、第1交流フィルタ16は整流装置13で消費される無効電力を供給する。
【0059】
第1インダクタ17は第1交流フィルタ16及び整流装置13の間に配置される。
【0060】
第1インダクタ17は第1交流フィルタ16を介して電流高周波が除去された交流電流を整流装置13に伝達する。
【0061】
第1インダクタ17は第1交流フィルタ16を介して電流高周波が除去された交流電流の位相を調節する位相インダクタである。
【0062】
整流装置13は交流電力供給装置11、詳しくは、第1インダクタ17から伝達された交流電力を直流電力に変換する。
【0063】
整流装置13は交流電力を直流電力に変換する半導体バルブである。一実施例において、半導体バルブはサイリスタバルブ(Thyristor valve)又はIGBTバルブのうちいずれか一つである。
【0064】
第1キャパシタC1は整流装置13に並列に連結され、整流装置13から出力された電圧を平滑する平滑用キャパシタである。
【0065】
第1測定部M1は交流電力供給装置11が供給する交流電圧UL1を測定して第1制御部15に伝達する。
【0066】
第1測定部M1は交流電力供給装置11と第1交流フィルタ16との間の一地点に対する交流電圧UL1を測定して第1制御部15に伝達する。以下、交流電力供給装置11と第1交流フィルタ16との間の一地点に対して測定された交流電圧UL1をバス電圧UL1と称する。
【0067】
第2測定部M3は第1インダクタ17の出力端又は整流装置13に入力される交流電流IV1又は交流電圧UV1を測定して第1制御部15に伝達する。以下、第1インダクタ17の出力端又は整流装置13に入力される交流電圧UV1をブリッジ電圧UV1と称する。
【0068】
第3測定部M7は第1キャパシタC1の両端にかかる直流電圧Ud1を測定して第1制御部15に伝達する。
【0069】
第1制御部15は第1電力変換装置10の動作を全般的に制御する。
【0070】
第1制御部15は第1測定部M1からバス電圧UL1、第2測定部M3から伝達された整流装置13に入力される交流電流IV1及び第3測定部M7から伝達された第1キャパシタC1の両端にかかる直流電圧Ud1に基づいて整流装置13の動作を制御する。
【0071】
もし整流装置13がIGBTバルブ型であれば、第1制御部15は第1測定部M1から伝達されたバス電圧UL1、第2測定部M3から伝達された整流装置13に入力される交流電流IV1及び第3測定部M7から伝達された第1キャパシタC1の両端にかかる直流電圧Ud1に基づいてターンオン信号又はターンオフ信号を整流装置13に伝達して整流装置13の動作を制御する。前記ターンオン信号又はターンオフ信号によって交流電力から直流電力への変換が制御される。
【0072】
また、第1制御部15は直流送電線路W1,W2から発生する異常電圧状態に基づいて位相変更命令信号を生成し、生成された位相変更命令信号に応じてブリッジ電圧UV1及びバス電圧UL1間の位相差を調節する。
【0073】
詳しくは、第1制御部15は直流送電線路W1の一地点で測定された直流電圧(例えば、第1キャパシタC1の両端にかかる直流電圧Ud1)が一定時間の間に基準値を超過する場合、直流送電線路に異常電圧が発生したと確認する。
【0074】
第1制御部15は直流送電線路に異常電圧が発生したと確認される場合、位相変更命令信号を生成してブリッジ電圧UV1及びバス電圧UL1間の位相差を調節する。
【0075】
第1制御部15はブリッジ電圧UV1及びバス電圧UL1間の位相差を調節して整流装置13で変換される直流電圧を調節し、それに応じて直流送電線路上で直流電圧が急増することが防止される。
【0076】
また、第1制御部15は高圧直流送電システム1で発生した振動を感知し、感知した振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成して、生成された制御信号に基づいて第1電力変換装置10の動作を制御する。
【0077】
詳しくは、図3を参照して第1制御部15の低周波振動減衰動作を説明する。
【0078】
図3を参照すると、第1制御部15は振動感知部110、減衰制御部130、信号出力部150を含む。
【0079】
振動感知部110は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知する。
【0080】
振動感知部110は振動を感知するセンサを含んでいるため高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知された振動の周波数を測定する。
【0081】
減衰制御部130は感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成する。
【0082】
詳しくは、減衰制御部130は感知された振動の周波数が予め設定された範囲内であるのかを判断し、判断の結果、感知された振動の周波数が予め設定された範囲内に当たれば感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成する。
【0083】
そして、制御信号は有効電力を制御する有効電力制御信号と無効電力を制御する無効電力制御信号を含む。
【0084】
一方、図4を参照すると減衰制御部130は第1減衰制御部131、第2減衰制御部132を含む。
【0085】
第1減衰制御部131は制御信号を生成する際に有効電力を制御する有効電力制御信号を生成する。
【0086】
第2減衰制御部132は制御信号を生成する際に無効電力を制御する無効電力制御信号を生成する。
【0087】
よって、減衰制御部130は第1減衰制御部131を介して有効電力制御信号を生成し第2減衰制御部132を介して無効電力制御信号を生成するため、それぞれ生成された有効電力制御信号、無効電力制御信号のうちいずれか一つ以上に基づいて第1電力変換装置10の動作を制御する。
【0088】
更に図3を参照する。
【0089】
信号出力部150は生成された制御信号を連携されたそれぞれの装置に伝達する。
【0090】
詳しくは、信号出力部150は減衰制御部130で生成された制御信号を連携された装置である交流電力供給装置11、第1変圧器12、整流装置13、冷却装置14のうちいずれか一つ以上に伝達し、それぞれの装置が動作するようにする。
【0091】
また、信号出力部150は生成された制御信号を変換してそれぞれの装置に伝達してもよい。
【0092】
例えば、信号出力部150は連携された装置である交流電力供給装置11、第1変圧器12、整流装置13、冷却装置14それぞれに適合するように制御信号を変換してそれぞれの装置に伝達する。
更に図2を参照する。
【0093】
第2電力変換装置20はインバータ21、第2キャパシタC2、第2インダクタ27、第2交流フィルタ26、交流電力需給装置23、第4測定部M8、第5測定部M6、第6測定部M4、第2制御部25を含む。
【0094】
インバータ21は整流装置13から伝達された直流電力を交流電力に変換する半導体バルブである。一実施例において、半導体バルブはサイリスタバルブ又はIGBTバルブのうちいずれか一つである。
【0095】
インバータ21は直流送電線路W1,W2を介してインバータ21から直流電流又は直流電圧を伝達され、伝達された直流電流又は直流電圧を交流電流又は交流電圧に変換する。
【0096】
第2キャパシタC2はインバータ21に並列に連結され、インバータ21に入力される直流電圧を平滑する平滑用キャパシタである。
【0097】
第2インダクタ27はインバータ21と第2交流フィルタ26との間に配置される。第2インダクタ27はインバータ21から出力された交流電力を交流伝電力需給装置23に伝達する。第2インダクタ27は交流電流の位相を調節する位相インダクタである。
【0098】
第2交流フィルタ26は第2インダクタ27及び交流電力需給装置23との間に配置される。第2交流フィルタ26はインバータ21が直流電力を交流電力に変換する過程で発生する電流高調波を除去する。即ち、第2交流フィルタ26は電流高調波を除去して交流電力需給装置23に電流高調波が入ることを遮断する。一実施例において、第2交流フィルタ26はキャパシタ、インダクタ及び抵抗を含む共振回路を含む。
【0099】
また、第2交流フィルタ26はインバータ21で消費される無効電力を供給してもよい。
【0100】
交流電力需給装置23は第2交流フィルタ26を介して高調波が除去された交流電力を伝達される。
【0101】
第4測定部M8は第2キャパシタC2の両端にかかる直流電圧Ud2を測定して第2制御部25に伝達する。
【0102】
第5測定部M6は第2インダクタ27の入力端又はインバータ21から出力される交流電流IV2又は交流電圧UV2を測定して第2制御部25に伝達する。以下、第2インダクタ27の出力端又はインバータ21から出力される交流電圧UV2をブリッジ電圧UV2と称する。
【0103】
第6測定部M4は交流電力需給装置23が需給する交流電圧UL2を測定して第2制御部25に伝達する。第6測定部M4は交流電力需給装置23と第2交流フィルタ26との間の一地点に対する交流電圧UL2を測定して第2制御部25に伝達する。以下、交流電力需給装置23と第2交流フィルタ26との間の一地点に対して測定された交流電圧UL2をバス電圧UL2と称する。
【0104】
第2制御部25は第2電力変換装置20の動作を全般的に制御する。
【0105】
第2制御部25は第6測定部M4からバス電圧UL2、第5測定部M6から伝達されたインバータ21から出力される交流電流IV2及び第6測定部M4から伝達された第2キャパシタC2の両端にかかる電圧である直流電圧Ud2に基づいてインバータ21の動作を制御する。
【0106】
もしインバータ21がIGBTバルブ型であれば、第2制御部25は第6測定部M4から伝達されたバス電圧UL2、第5測定部M6から伝達されたインバータ21から出力される交流電流IV2及び第4測定部M8から伝達された第2キャパシタC2の両端にかかる電圧である直流電圧Ud2に基づいてターンオン信号又はターンオフ信号をインバータ21に伝達してインバータ21の動作を制御する。前記ターンオン信号又はターンオフ信号によって直流電力から交流電力への変換が制御される。
【0107】
また、第2制御部25は直流送電線路W1,W2から発生する異常電圧状態に基づいて位相変更命令信号を生成し、生成された位相変更命令信号に応じてブリッジ電圧UV2及びバス電圧UL2間の位相差を調節する。
【0108】
詳しくは、第2制御部25は直流送電線路W1の一地点で測定された直流電圧(例えば、第2キャパシタC2の両端にかかる直流電圧Ud2)が一定時間の間に基準値を超過する場合、直流送電線路に異常電圧が発生したと確認する。
【0109】
第2制御部25は直流送電線路に異常電圧が発生したと確認される場合、位相変更命令信号を生成してブリッジ電圧UV2及びバス電圧UL2間の位相差を調節する。
【0110】
また、第2制御部25は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知した信号に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成して、生成された制御信号に基づいて第2電力変換装置20の動作を制御する。
【0111】
詳しくは、図3を参照して第2制御部25の低周波振動減衰動作を説明する。
【0112】
図3を参照すると、第2制御部25は振動感知部110、減衰制御部130、振動出力部150を含む。
【0113】
振動感知部110は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知する。
【0114】
振動感知部110は振動を感知するセンサを含んでいるため高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知された振動の周波数を測定する。
【0115】
減衰制御部130は感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成する。
【0116】
詳しくは、減衰制御部130は感知された振動の周波数が予め設定された範囲内であるのかを判断し、判断の結果、感知された振動の周波数が予め設定された範囲内に当たれば感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成する。
【0117】
そして、制御信号は有効電力を制御する有効電力制御信号と無効電力を制御する無効電力制御信号を含む。
【0118】
一方、図4を参照すると減衰制御部130は第1減衰制御部131、第2減衰制御部132を含む。
【0119】
第1減衰制御部131は制御信号を生成する際に有効電力を制御する有効電力制御信号を生成する。
【0120】
第2減衰制御部132は制御信号を生成する際に無効電力を制御する無効電力制御信号を生成する。
【0121】
よって、減衰制御部130は第1減衰制御部131を介して有効電力制御信号を生成し第2減衰制御部132を介して無効電力制御信号を生成するため、それぞれ生成された有効電力制御信号、無効電力制御信号のうちいずれか一つ以上に基づいて第2電力変換装置20の動作を制御する。
【0122】
更に図3を参照する。
【0123】
信号出力部150は生成された制御信号を連携されたそれぞれの装置に伝達する。
【0124】
詳しくは、信号出力部150は減衰制御部130で生成された制御信号を連携された装置である交流電力需給装置23、第2変圧器22、インバータ21、冷却装置24のうちいずれか一つ以上に伝達し、それぞれの装置が動作するようにする。
【0125】
また、信号出力部150は生成された制御信号を変換してそれぞれの装置に伝達してもよい。
【0126】
例えば、信号出力部150は連携された装置である交流電力需給装置23、第1変圧器22、インバータ21、冷却装置24それぞれに適合するように制御信号を変換してそれぞれの装置に伝達する。
【0127】
図5を参照して、本発明の一実施例による高圧直流送電システムの制御方法を説明する。
【0128】
図5は、本発明の一実施例による高圧直流送電システムの制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0129】
以下で本発明の一実施例による高圧直流送電システムの制御方法を図1図4の内容に結び付けて説明する。
【0130】
まず、第1電力変換装置10の制御方法を説明する。
【0131】
第1制御部15の振動感知部110は高圧直流送電システム1から発生した振動を感知するS110。
【0132】
振動感知部110は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知された振動の周波数を測定する。
【0133】
例えば、振動感知部110は交流電力供給装置11に含まれた交流発電機から発生した機械的ねじり振動を感知する。
【0134】
振動感知部110は感知された振動に対する情報を減衰制御部130に伝達する。
【0135】
第1制御部15の減衰制御部130は感知された振動が予め設定された範囲内であるのかを判断するS130。
【0136】
減衰制御部130は感知された振動の周波数が予め設定された範囲内に当たるのかを判断する。
【0137】
例えば、減衰制御部130は感知された振動の周波数が予め設定された範囲内である0.1Hz〜2.0Hz内に当たれば感知された振動が低周波振動であると判断する。ここで、予め設定された範囲内である0.1Hz〜2.0Hzは説明のための例示であり、ユーザ又は設計者の選択に応じて多様に設定される。
【0138】
第1制御部15の減衰制御部130は感知された振動が予め設定された範囲内に当たれば、感知された振動に基づいて制御信号を生成するS150。
【0139】
減衰制御部130はS130での判断の結果、感知された振動が予め設定された範囲内に当たれば、感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成する。
【0140】
詳しくは、減衰制御部130は感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する有効電力制御信号、無効電力制御信号のうち一つ以上を生成する。
【0141】
それによって第1減衰制御部131は感知された振動に基づいて有効電力を制御する有効電力制御信号を生成し、第2減衰制御部132は感知された振動に基づいて無効電力を制御する無効電力制御信号を生成する。
【0142】
減衰制御部130で生成された制御信号は信号出力部150に伝達される。
【0143】
第1制御部15の信号出力部150は生成された制御信号に基づいて連携された装置を動作するS170。
【0144】
信号出力部150は生成された制御信号を変換して連携されたそれぞれの装置である交流電力供給装置11、第1変圧器12、整流装置13、冷却装置14のうちいずれか一つ以上に伝達してそれぞれの装置が動作するようにする。
【0145】
例えば、信号出力部150は連携された装置である交流電力供給装置11、第1変圧器12、整流装置13、冷却装置14それぞれに適合するように制御信号を変換してそれぞれの装置に伝達する。
【0146】
それによって、制御信号を伝達されたそれぞれの装置は低周波振動を減衰する制御信号に基づいてそれぞれ動作する。
【0147】
よって、高圧直流送電システム1に発生する低周波振動を減衰することができる。
【0148】
次に、第2電力変換装置20の制御方法を説明する。
【0149】
第2制御部25の振動感知部110は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知するS110。
【0150】
振動感知部110は高圧直流送電システム1に発生した振動を感知し、感知された振動の周波数を測定する。
【0151】
例えば、振動感知部110は交流電力需給装置23に含まれた交流発電機から発生した機械的ねじり振動を感知する。
【0152】
振動感知部110は感知された振動に対する情報を減衰制御部130に伝達する。
【0153】
第1制御部25の減衰制御部130は感知された振動が予め設定された範囲内であるのかを判断するS130。
【0154】
減衰制御部130は感知された振動の周波数が予め設定された範囲内に当たるのかを判断する。
【0155】
例えば、減衰制御部130は感知された振動の周波数が予め設定された範囲内である0.1Hz〜2.0Hz内に当たれば感知された振動が低周波振動であると判断する。ここで、予め設定された範囲内である0.1Hz〜2.0Hzは説明のための例示であり、ユーザ又は設計者の選択に応じて多様に設定される。
【0156】
第2制御部25の減衰制御部130は感知された振動が予め設定された範囲内に当たれば、感知された振動に基づいて制御信号を生成するS150。
【0157】
減衰制御部130はS130での判断の結果、感知された振動が予め設定された範囲内に当たれば、感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する制御信号を生成する。
【0158】
詳しくは、減衰制御部130は感知された振動に基づいて低周波振動を減衰する有効電力制御信号、無効電力制御信号のうち一つ以上を生成する。
【0159】
それによって第1減衰制御部131は感知された振動に基づいて有効電力を制御する有効電力制御信号を生成し、第2減衰制御部132は感知された振動に基づいて無効電力を制御する無効電力制御信号を生成する。
【0160】
減衰制御部130で生成された制御信号は信号出力部150に伝達される。
【0161】
第2制御部25の信号出力部150は生成された制御信号に基づいて連携された装置を動作するS170。
【0162】
信号出力部150は生成された制御信号を変換して連携されたそれぞれの装置である交流電力供給装置11、第1変圧器12、整流装置13、冷却装置14のうちいずれか一つ以上に伝達してそれぞれの装置が動作するようにする。
【0163】
例えば、信号出力部150は連携された装置である交流電力需給装置23、第2変圧器22、インバータ21、冷却装置24それぞれに適合するように制御信号を変換してそれぞれの装置に伝達する。
【0164】
それによって、制御信号を伝達されたそれぞれの装置は低周波振動を減衰する制御信号に基づいてそれぞれ動作する。
【0165】
よって、高圧直流送電システム1に発生する低周波振動を減衰することができる。
【0166】
本発明の多様な実施例による高圧直流送電システム上の制御方法によると、高圧直流送電システム1上で発生する低周波振動を減衰することができる。
【0167】
また、本発明によると無効電力制御信号に基づいて低周波振動を減衰することができるため、有効電力送電操作を阻害しない。
【0168】
本発明の一実施例によると、上述した方法はプログラムが記録された媒体にプロセッサが読み込めるコードとして具現することができる。プロセッサが読み込める媒体の例としてはROM,RAM,CD−ROM,磁気テープ、フロッピディスク、光データ貯蔵装置などがあり、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)の形で具現されることも含む。
【0169】
前記のように記載された実施例は説明された構成と方法が限られて適用されるのではなく、実施例は多様な変更が行われるように各実施例の全部又は一部が選択的に組み合わせられて構成されてもよい。
【0170】
また、前記では本発明の好ましい実施例について図示し説明したが、本発明が上述した特定の実施例に限ることはなく、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく該当発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることはもちろんである。また、このような変形実施は本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならない。
【符号の説明】
【0171】
1 高圧直流伝送システム
10 第1電力変換装置
11 交流電力供給装置
12 第1変圧器
13 整流装置
14 冷却装置
15 第1制御部
16 第1交流フィルタ
17 第1インダクタ
20 第2電力変換装置
21 インバータ
22 第2変圧器
23 交流電力需給装置
24 冷却装置
25 第2制御部
26 第2交流フィルタ
27 第2インダクタ
110 振動感知部
130 減衰制御部
150 信号出力部
131 第1減衰制御部
132 第2減衰制御部
C1 第1キャパシタ
C2 第2キャパシタ
M1 第1測定部
M3 第2測定部
M4 第6測定部M4
M6 第5測定部M6
M7 第3測定部M7
M8 第4測定部
W1、W2 直流送電線路
図1
図2
図3
図4
図5