特許第6139621号(P6139621)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6139621MAC−ehsプロトコル・データ・ユニットを生成および処理するための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6139621
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】MAC−ehsプロトコル・データ・ユニットを生成および処理するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20170522BHJP
   H04W 80/02 20090101ALI20170522BHJP
【FI】
   H04W28/06 110
   H04W80/02
【請求項の数】12
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-181023(P2015-181023)
(22)【出願日】2015年9月14日
(62)【分割の表示】特願2013-215993(P2013-215993)の分割
【原出願日】2008年3月7日
(65)【公開番号】特開2016-26447(P2016-26447A)
(43)【公開日】2016年2月12日
【審査請求日】2015年10月14日
(31)【優先権主張番号】60/893,577
(32)【優先日】2007年3月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】596008622
【氏名又は名称】インターデイジタル テクノロジー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダイアナ パニ
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー アール.ケーブ
(72)【発明者】
【氏名】ポール マリニエール
(72)【発明者】
【氏名】ステファン イー.テリー
【審査官】 吉村 真治▲郎▼
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第01748593(EP,A1)
【文献】 国際公開第2005/125125(WO,A1)
【文献】 特開2001−320417(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/117317(WO,A1)
【文献】 Ericsson,L2 enhancements CR to MAC[online], 3GPP TSG-RAN WG2#57 R2-071061,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_57/Documents/R2-071061.zip>,2007年 2月20日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの論理チャネルから、サービスデータユニット(SDU)を受信するように構成されたプロセッサと、
前記SDUを有するように構成された第1の優先度待ち行列であって、前記第1の優先度待ち行列は、他の論理チャネルからのSDUを備え、および第1の分割機能と関連付けられている、第1の優先度待ち行列と、
第2の分割機能と関連付けられた第2の優先度待ち行列と
を備え、
前記第1の分割機能は、拡張高速媒体アクセス制御(MAC−ehs)並べ替えプロトコルデータユニット(PDU)を提供するように構成され、前記MAC−ehs並べ替えPDUは、前記SDUのセグメントを含み、
前記プロセッサは、MAC−ehs PDUを生成するように構成され、前記MAC−ehs PDUは、前記MAC−ehs並べ替えPDUを含み、および、
前記プロセッサはさらに、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して、前記MAC−ehs PDUを送信するように構成されている
ことを特徴とする基地局。
【請求項2】
前記受信されたSDUは、MAC−ehs SDUであることを特徴とする請求項に記載の基地局。
【請求項3】
前記プロセッサは、複数の論理チャネルを介して複数のSDUを受信するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項に記載の基地局。
【請求項4】
前記第1の分割機能は、前記SDUを複数のセグメントに分割するように構成され、前記複数のセグメントは、前記SDUの前記セグメントを含むことを特徴とする請求項に記載の基地局。
【請求項5】
前記第1の分割機能は、現在のチャネル状態、選択されたトランスポートフォーマット・リソースコンビネーション(TFRC)、または前記MAC−ehs並べ替えPDUのサイズのうちのいずれか1つに基づいて、分割するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の基地局。
【請求項6】
前記第1の分割機能は、第1の並べ替えPDUおよび第2の並べ替えPDUを生成するように構成され、ならびに前記第1の並べ替えPDUおよび前記第2の並べ替えPDUは、前記MAC−ehs PDUに含まれることを特徴とする請求項に記載の基地局。
【請求項7】
基地局によって実行される方法であって、
前記基地局によって、少なくとも1つの論理チャネルから、サービスデータユニット(SDU)を受信するステップと、
第1の優先度待ち行列によって、前記SDUを保持するステップであって、前記第1の優先度待ち行列は、他の論理チャネルからのSDUを備え、および第1の分割機能と関連付けられている、ステップと、
前記基地局によって、第2の分割機能と関連付けられた第2の優先度待ち行列を構成するステップと、
前記第1の分割機能によって、拡張高速媒体アクセス制御(MAC−ehs)並べ替えプロトコルデータユニット(PDU)を提供するステップであって、前記MAC−ehs並べ替えPDUは、前記SDUのセグメントを含む、ステップと、
前記基地局によって、MAC−ehs PDUを生成するステップであって、前記MAC−ehs PDUは、前記MAC−ehs並べ替えPDUを含む、ステップと、
前記基地局によって、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して、前記MAC−ehs PDUを送信するステップと
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記受信されたSDUは、MAC−ehs SDUであることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記基地局によって、複数の論理チャネルを介して、複数のSDUを受信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の分割機能は、前記SDUを複数のセグメントに分割するように構成され、前記複数のセグメントは、前記SDUの前記セグメントを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の分割機能は、現在のチャネル状態、選択されたトランスポートフォーマット・リソースコンビネーション(TFRC)、または前記MAC−ehs並べ替えPDUのサイズのうちのいずれか1つに基づいて、分割するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の分割機能は、第1の並べ替えPDUおよび第2の並べ替えPDUを生成するように構成され、ならびに前記第1の並べ替えPDUおよび前記第2の並べ替えPDUは、前記MAC−ehs PDUに含まれることを特徴とする請求項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
HSPA(High Speed Packet Access:高速パケット・アクセス)の発展型は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access:高速ダウンリンクパケット・アクセス)およびHSUPA(High Speed Uplink Packet Access:高速アップリンクパケット・アクセス)の3GPP(3rd Generation Partnership Project:第三世代パートナーシップ・プロジェクト)無線アクセス技術の発展型を意味する。HSPA発展型の主要な目標のいくつかには、より高いデータ速度、より大きなシステム容量および適用範囲、パケット・サービスに対する拡張された支援、待機時間の削減、事業者コストの削減、ならびに下位互換性(backward compatibility)が含まれる。
【0003】
MAC−ehs(enhanced high speed Medium Access Control:拡張高速媒体アクセス制御)エンティティは、自在な大きさのRLC(Radio Link Control:無線リンク制御)PDU(Protocol Data Unit:プロトコル・データ・ユニット)を受信することができることに加えて、種々の優先度待ち行列からの分割および多重化のための機能を含むように拡げることが同意されている。新規のMAC−hs機能性を追加するためには、従来のMAC−hsアーキテクチャへの修正を必要とする。
【0004】
図1は、HSPA発展型に対して提案されたUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)側MAC−ehsエンティティ100を示す。提案されたMAC−ehsアーキテクチャにおいては、分割(segmentation)は分割エンティティ112により論理チャンネル単位にて実行される。分割されたMAC−ehsのSDU(Service Data Unit:サービス・データ・ユニット)は次に、LCH−ID(Logical CHannel IDentity:論理チャンネル識別子)に基づき、論理チャンネル識別子多重化(multiplexing)エンティティ114により多重化され、そして構成された優先度待ち行列116中にバッファリングされる。次に優先度待ち行列116中に格納されたMAC−ehs SDUから、MAC−ehs PDU(Protocol Data Unit:プロトコル・データ・ユニット)が生成され、そしてHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request:ハイブリッド自動再送要求)エンティティ120を介して送信される。
【0005】
図2は、HSPA発展型に対して提案されたUE(User Equipment:ユーザー機器)側MAC−ehsエンティティ200を示す。HARQエンティティ202を介して受信されたMAC−ehs PDUは、分解(disassembly)エンティティ204により並べ替え(reordering)PDUに分解される。並べ替えPDUは、受信された論理チャンネル識別子に基づき、並べ替え待ち行列分配(distribution)エンティティ206によって並べ替え待ち行列208に分配される。並べ替えPDUは、TSN(Transmission Sequence Number:送信シーケンス番号)に従って再編成される。連続したTSNを持つ並べ替えPDUは受信されると、より上位層に配送される。連続していないデータ・ブロックの上位層への配送は、タイマー機構が決定する。それぞれの優先度クラスに対して1つの並べ替えエンティティ208がある。LCH−ID分離化(demultiplexing)エンティティ210は、並べ替えられた並べ替えPDUを、論理チャンネル識別子に基づき再組み立て(reassembly)エンティティ212に送る。再組み立てエンティティ212は、分割されたMAC−ehs SDUを元のMAC−ehs SDUに再組み立てし、そしてそのMAC−ehs SDUを上位層に転送する。
【0006】
UTRAN側に対する提案されたMAC−ehsエンティティ100は、論理チャンネル単位にて分割を実行する。しかしながらパケットは即時には送信されないため、MAC−d PDUの分割をそのレベルにて実行するべきでない。多重化された並べ替えPDUは、優先度待ち行列116中にバッファリングされ、そして後送出される。正確なチャンネル状態を知る前のMAC−ehs SDUの分割は非効率的である。パケットが送信される時間区間に先立って分割を実行するべきでない。MAC−ehs PDUが作成され、そしてそのTTI(Transmission Time Interval:送信時間間隔)に対するTB(Transport Block:トランスポート・ブロック)の大きさが分かったときに、分割が実行されることが望ましいであろう。さらに、MAC−ehs SDUが送出される直前にMAC−ehs SDUを分割するべくUTRANが更新されたなら、WTRUもまたそれに従って更新されねばならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図2において提案されたMAC−ehsエンティティ200において、LCH−ID分離化エンティティ210は、論理チャンネル識別子に基づき、MAC−ehsセグメントを再組み立てエンティティ212に送る。これは、同一の待ち行列の中に種々の論理チャンネルに対する再組み立てエンティティを必要とする。さらに、MAC−ehsヘッダーが最適化されると、SI(System Information:システム情報)フィールドがすべての論理チャンネルに対して存在するというわけではないことになり、それは優先度待ち行列に対してのみ存在することになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
MAC−ehs PDUを生成させ、かつ処理するための方法および装置が開示される。ノードBにおいて、上位層から受信されたMAC−ehs SDUは、論理チャンネルの識別子に基づき多重化される。優先度待ち行列に対応付けられた種々の論理チャンネルからの多重化されたMAC−ehs SDUから、並べ替えPDUが生成される。並べ替えPDUは、少なくとも1つのMAC−ehs SDUおよび/または少なくとも1つのMAC−ehs SDUセグメントを含む。MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら、MAC−ehs SDUは優先度クラスに基づき分割される。MAC−ehs PDUは、少なくとも1つの並べ替えPDUを含んで生成される。多重化されたMAC−ehs SDUは、並べ替えPDUを生成する前に、対応する優先度待ち行列中に格納される場合がある。あるいは並べ替えPDUが、多重化されたMAC−ehs SDUから生成される場合があり、そして並べ替えPDUが対応する優先度待ち行列中に格納される場合がある。あるいは、受信されたMAC−ehs SDUが、論理チャンネル識別子に基づき多重化されるか、または並べ替えPDUが生成される前に、それぞれの論理チャンネルに対する対応するバッファ中にバッファリングされる場合がある。
【0009】
例として与えられ、そして添付された図面に関連して理解されるべき以下の記述から、より詳細な理解を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】HSPA発展型に対して提案されたUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図2】HSPA発展型に対して提案されたUE側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図3】一実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図4】一実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図5】別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図6】別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図7】別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図8】別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図9】別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティを示す図である。
図10】一実施形態によるWTRU側MAC−ehsエンティティを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
これ以後参照される用語「WTRU(Wireless Transmit Receive Unit:無線送受信ユニット)」は、限定はしないが、UE、移動端末、固定型または移動体の加入者ユニット、ページャー、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)、コンピューター、または無線環境において動作する能力のある他の如何なる種別のユーザー・デバイスをも含む。これ以後参照される用語「ノードB(Node−B)」は、限定はしないが、基地局(base station)、サイト制御装置、AP(Access Point:アクセス・ポイント)、または無線環境において動作する能力のある他の如何なる種別のインターフェイス・デバイスをも含む。
【0012】
用語「MAC−ehsペイロード・ユニット」または「ペイロード・ユニット」は、MAC−ehs PDUのペイロードとして挿入されるMAC−ehs SDUまたはMAC−ehs SDUセグメントを意味することになる。用語「MAC−dフロー」および「論理チャンネル」は互換的に使用され、そして片方の表現の使用が他方を排除することはない。用語「並べ替え(reordering)PDU」はMAC−ehs PDUの1つのユニットを意味する。MAC−ehs PDUは、1つまたは複数の並べ替えPDUを含む場合がある。並べ替えPDUは、1つまたは複数のペイロード・ユニットを含む場合がある。MAC−ehs SDUは、MAC−d PDU、MAC−c/sh/m PDU、または同様のものである場合がある。
【0013】
図3は、一実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティ300を示す。MAC−ehsエンティティ300は、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ310、HARQエンティティ320、ならびにTFRC(Transport Format and Resource Combination:トランスポートフォーマット・リソースコンビネーション)選択エンティティ330を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ310は、LCH−ID多重化エンティティ312、優先度待ち行列314、分割エンティティ316、および優先度待ち行列多重化エンティティ318を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ310は、データ・フローに対するHS−DSCHリソースをそれらの優先度クラスに従って管理する。HARQエンティティ320は、停止および待機のHARQプロトコルの複数のインスタンスを支援(HARQ処理)するためのHARQ機能性を取り扱う。TFRC選択エンティティ330は、TFRCを選択する。
【0014】
MAC−ehsエンティティ300は、上位層(例えば、MAC−dまたはMAC−cエンティティ(示されない))からMAC−ehs SDUを受信する。LCH−ID多重化エンティティ312は、スケジューリング決定およびTFRC選択エンティティ330によって選択されたTFRCに基づき、複数の論理チャンネルからのMAC−ehs SDUを多重化する場合がある。TFRC選択エンティティ330は、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ310に、MAC−ehs PDUの大きさを示し、従って、それぞれの待ち行列からTTI毎に送信されるべき並べ替えPDUに送信されるデータの大きさを示す。多重化されたMAC−ehs SDUは、優先度待ち行列314中に格納される。
【0015】
分割エンティティ316は、MAC−ehs SDUを優先度待ち行列単位にて分割することができる。分割エンティティ316は、MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら、MAC−ehs SDUを分割する。例えば、並べ替えPDU中に含まれるべきMAC−ehs SDUが並べ替えPDUの大きさより大きいか、またはペイロード・ユニットの合計が選択された並べ替えPDUの大きさを超えることをそれがもたらすなら、分割エンティティ316は、MAC−ehs SDUを分割する。この場合、並べ替えPDUは、MAC−ehs SDUの1つのセグメントのみを含む。分割後のMAC−ehs SDUの残存セグメントは、分割エンティティ中に格納され、そして残存セグメントが次の並べ替えPDUに収まるなら優先度待ち行列に対する次の並べ替えPDUにおける最初のペイロード・ユニットとして送信される場合がある。残存セグメントが次の並べ替えPDUに依然として収まらないなら、MAC−ehs SDUの残存セグメントはさらに分割される。MAC−ehs SDUのすべての部分が送信されるまで、これが繰り返される場合がある。並べ替えPDUは、始めに1つ、そして終わりに1つの、最大で2つのセグメントを含むことになり、そしてゼロ、1、または複数の完全なMAC−ehs SDUを含む場合がある。
【0016】
分割エンティティ316は、その分割決定をその時点のチャンネル状態、所与のTFRC(Transport Format and Resource Combination:トランスポートフォーマット・リソースコンビネーション)選択、並べ替えPDUの大きさ、および同様のものに基づく場合がある。分割は、論理チャンネル単位に基づく代わりに優先度待ち行列に基づき実行される。
【0017】
優先度待ち行列多重化エンティティ318は、1つのMAC−ehs PDUにおける並べ替えPDUの多重化を実行することができる。優先度待ち行列多重化エンティティ318は、TFRC選択に基づきMAC−ehs PDUを作成するために、1つまたは複数の優先度待ち行列316から1つまたは複数の並べ替えPDUを選択する。
【0018】
優先度待ち行列多重化エンティティ318を、HARQエンティティ320に組み入れる場合がある。図4において示されるように、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ310にTFRC選択エンティティ330を付加する場合がある。
【0019】
図5は、別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティ500を示す。この実施形態においては、分割が、論理チャンネル多重化後に優先度待ち行列に基づき実行される。MAC−ehsエンティティ500は、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ510、HARQエンティティ520、およびTFRC選択エンティティ530を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ510は、LCH−ID多重化エンティティ512、分割エンティティ514、優先度待ち行列516、および優先度待ち行列多重化エンティティ518を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ510は、データ・フローに対するHS−DSCHリソースをそれらの優先度クラスに従って管理する。HARQエンティティ520は、停止および待機のHARQプロトコルの複数のインスタンスを支援(HARQ処理)するためのHARQ機能性を取り扱う。TFRC選択エンティティ530は、TFRCを選択する。
【0020】
MAC−ehsエンティティ500は、上位層からMAC−ehs SDUを受信する。LCH−ID多重化エンティティ512は、スケジューリング決定に基づき、および随意的にTFRC選択エンティティ530によって選択されたTFRCに基づき、複数の論理チャンネルからのMAC−ehs SDUを多重化することができる。TFRC選択エンティティ530は、TTI毎に送信されるべきMAC−ehs PDUの大きさを、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ510に表す。
【0021】
MAC−ehs SDUは、論理チャンネル多重化後に分割エンティティ514により分割される場合がある。MAC−ehs SDUがTRFC選択に基づく並べ替えPDUに収まらないなら、分割エンティティ514はMAC−ehs SDUを分割する。並べ替えPDUは、始めに1つ、そして終わりに1つの、最大で2つのセグメントを含み、そしてゼロ、1、または複数のMAC−ehs SDUを含む場合がある。
【0022】
並べ替えPDUは、優先度待ち行列516中に格納される。優先度待ち行列多重化エンティティ518は、1つのMAC−ehs PDUにおける並べ替えPDUの多重化を実行することができる。優先度待ち行列多重化エンティティ518は、MAC−ehs PDUを作成するために、優先度待ち行列516から1つまたは複数の並べ替えPDUを選択する。
【0023】
HARQエンティティ520に優先度待ち行列多重化エンティティ518を組み入れる場合がある。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ510にTFRC選択エンティティ530を付加する場合がある。
【0024】
図6は、別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティ600を示す。この実施形態においては、MAC−ehs SDUが論理チャンネル単位にてバッファリングされ、そして論理チャンネル多重化後に優先度待ち行列に基づき分割が実行される。MAC−ehsエンティティ600は、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ610、HARQエンティティ620、およびTFRC選択エンティティ630を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ610は、待ち行列612、LCH−ID多重化エンティティ614、分割エンティティ616、優先度取り扱いエンティティ618、および優先度待ち行列多重化エンティティ619を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ610は、データ・フローに対するHS−DSCHリソースをそれらの優先度クラスに従って管理する。HARQエンティティ620は、停止および待機のHARQプロトコルの複数のインスタンスを支援(HARQ処理)するためのHARQ機能性を取り扱う。TFRC選択エンティティ630は、TFRCを選択する。
【0025】
MAC−ehsエンティティ600は、上位層からMAC−ehs SDUを受信する。MAC−ehs SDUは、論理チャンネルに基づき待ち行列612中に格納される。あるいは待ち行列612が存在しない場合があり、そして種々の論理チャンネルからのデータが、上位層から対応するLCH−ID多重化エンティティ614に直接流れる場合がある。LCH−ID多重化エンティティ614は、待ち行列612中に格納されるかまたは対応する論理チャンネルから受信されたMAC−ehs SDUを、スケジューリング決定、スケジューリング優先度、およびTFRC選択エンティティ630によって選択されたとTFRCに基づき多重化する。TFRC選択および選択された並べ替えPDUの大きさに基づき、分割エンティティ616によりMAC−ehs SDUを分割することができる。MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら、分割エンティティ616は、MAC−ehs SDUを分割する。例えば、並べ替えPDU中に含まれるべきMAC−ehs SDUが並べ替えPDUの大きさより大きいか、またはペイロード・ユニットの合計が並べ替えPDUの大きさを超えることをそれがもたらすなら、分割エンティティ316は、MAC−ehs SDUを分割する。この場合には、並べ替えPDUはMAC−ehs SDUの1つのセグメントのみを含む。分割後のMAC−ehs SDUの残存セグメントは、分割エンティティ616中に格納され、そして残存セグメントが次の並べ替えPDUに収まるなら優先度待ち行列に対する次の並べ替えPDUにおける最初のペイロード・ユニットとして送信される場合がある。残存セグメントが次の並べ替えPDUに依然として収まらないなら、MAC−ehs SDUの残存セグメントはさらに分割される。MAC−ehs SDUのすべての部分が送信されるまで、これが繰り返される場合がある。並べ替えPDUは、始めに1つ、そして終わりに1つの、最大で2つのセグメントを含み、そしてゼロ、1、または複数のMAC−ehs SDUを含む場合がある。
【0026】
優先度取り扱いエンティティ618は、論理チャンネル(および/またはMAC−dフロー)の集合の間の相対的優先度を定義し、そして随意的にTSNを割り当てる。優先度待ち行列多重化エンティティ619は、1つのMAC−ehs PDUにおける並べ替えPDUの多重化を実行する。
【0027】
優先度取り扱いエンティティ618およびその機能性は、図7において示されるように、優先度待ち行列多重化エンティティ619に取り入れられる場合がある(すなわち、優先度待ち行列多重化およびTSN設定エンティティ702)。分割エンティティ616またはLCH−ID多重化エンティティ614は、MAC−ehs SDUのセグメントをバッファリングするように拡げられる場合がある。図8において示されるように、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ610にTFRC選択エンティティ630を付加する場合がある。
【0028】
図9は、別の実施形態によるUTRAN側MAC−ehsエンティティ900を示す。この実施形態においては、MAC−ehs SDUは論理チャンネル単位にてバッファリングされる。あるいは待ち行列912が存在しない場合があり、そして種々の論理チャンネルからのデータが、上位層から対応する分割エンティティ914に直接流れる場合がある。分割は、バッファリング後にTTI毎に、論理チャンネル単位にて実行される。MAC−ehs SDUは、優先度待ち行列単位というよりむしろ論理チャンネル単位にてバッファリングされる。MAC−ehsエンティティ900は、スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ910、HARQエンティティ920、およびTFRC選択エンティティ930を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ910は、待ち行列912、分割エンティティ914、LCH−ID多重化エンティティ916、優先度取り扱いエンティティ918、および優先度待ち行列多重化エンティティ919を含む。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ910は、データ・フローに対するHS−DSCHリソースをそれらの優先度クラスに従って管理する。HARQエンティティ920は、停止および待機のHARQプロトコルの複数のインスタンスを支援(HARQ処理)するためのHARQ機能性を取り扱う。TFRC選択エンティティ930はTFRCを選択する。
【0029】
MAC−ehsエンティティ900は、上位層からMAC−ehs SDUを受信する。論理チャンネルからのMAC−ehs SDU(またはMAC−dフロー)は、それぞれの論理チャンネルに対する待ち行列912中に格納されるか、あるいは、何れのバッファリングもなく上位層から直接配送される。次にMAC−ehs SDUを、分割エンティティ914により分割することができる。TFRC選択により選択された並べ替えPDUにMAC−ehs SDUが収まらないなら、分割エンティティ914は、MAC−ehs SDUを分割する。並べ替えPDUは、始めに1つ、そして終わりに1つの、最大で2つのセグメントを含み、そしてゼロ、1、または複数のMAC−ehs SDUを含む場合がある。LCH−ID多重化エンティティ916は次に、複数の論理チャンネル(すなわち複数のMAC−dフロー)からの並べ替えPDUを、スケジューリング決定およびTFRC選択エンティティ930によって選択されたTFRCに基づき、多重化する。
【0030】
優先度取り扱いエンティティ918は、論理チャンネル(および/またはMAC−dフロー)の集合の間の相対的優先度を定義し、そして随意的にTSNを割り当てる。あるいはTSN設定は、優先度待ち行列単位というよりむしろ論理チャンネル単位にて実行される場合がある。優先度待ち行列多重化エンティティ919は、1つのMAC−ehs PDUにおける並べ替えPDUの多重化を実行する。優先度取り扱いエンティティおよびその機能性918を、優先度待ち行列多重化エンティティ919に取り入れる場合がある。あるいは、LCH−IDMUXおよび優先度待ち行列多重化を1つのエンティティに結合する場合があり、そして論理チャンネル毎に、1つのレベルのみにつき多重化を実行する場合がある。
【0031】
分割エンティティ914またはLCH−ID多重化エンティティ916は、MAC−ehs SDUの未処理のセグメントをバッファリングするよう拡げる場合がある。スケジューリングおよび優先度取り扱いエンティティ910にTFRC選択エンティティ930を付加する場合がある。
【0032】
図10は、一実施形態によるWTRU側MAC−ehsエンティティ1000を示す。UTRANにおいては、対応付けられた優先度待ち行列における論理チャンネルを多重化した後に分割を実行する場合があるため、これらの変更を反映するために、そして同一の順序にて再組み立ておよび分離を実行するために、従来のWTRU側MAC−ehsエンティティは変更される。分割が優先度待ち行列単位に基づき実行されるなら、再組み立ては並べ替え待ち行列分割情報に基づくべきである。
【0033】
MAC−ehsエンティティ1000は、HARQエンティティ1002、分解エンティティ1004、並べ替え待ち行列分配エンティティ1006、並べ替え待ち行列1008、SDU分解エンティティ1010、再組み立てエンティティ1012、およびLCH−ID分離化エンティティ1014を含む。送信されたMAC−ehs PDUは、HARQエンティティ1002を介して受信される。分解エンティティ1004は、MAC−ehs PDUを並べ替えPDUに分解する。並べ替え待ち行列分配エンティティ1006は、論理チャンネル識別子に基づき、並べ替えPDUを適切な並べ替え待ち行列1008に分配する。並べ替えPDUは、TSNに基づき、並べ替え待ち行列1008にて並べ替えられる。SDU分解エンティティ1010は、並べ替えられた並べ替えPDUからMAC−ehs SDUおよび分割されたMAC−ehs SDUを分解し、そして再組み立てエンティティ1012にそれらを配送する。再組み立てエンティティ1012は、あらゆる並べ替えPDUに対して分割されたMAC−ehs SDUを元のMAC−ehs SDUに再組み立てし、そして完成しかつ再組み立てされたMAC−ehs SDUをLCH−ID分離化エンティティ1014に転送する。LCH−ID分離化エンティティ1014は、完全なMAC−ehs SDUを正しい論理チャンネル、またはMAC−dフローに経路制御する。随意的に、SDU分解エンティティ1010および再組み立てエンティティ1012を1つのエンティティに結合する場合がある。
【0034】
実施形態
【0035】
1.MAC−ehs PDUを生成する方法。
【0036】
2.MAC−ehs SDU群を受信するステップを具備する、実施形態1の方法。
【0037】
3.前記MAC−ehs SDU群を論理チャンネル識別子に基づき多重化するステップを具備する、実施形態2の方法。
【0038】
4.前記多重化されたMAC−ehs SDU群から並べ替えPDU群を生成させるステップを具備することであって、並べ替えPDUが、MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら優先度クラスに基づき分割される少なくとも1つのMAC−ehs SDU、および/または少なくとも1つのMAC−ehs SDUセグメントを含む、実施形態3の方法。
【0039】
5.MAC−ehs PDUを生成させるステップを具備することであって、前記MAC−ehs PDUが少なくとも1つの並べ替えPDUを含む、実施形態4の方法。
【0040】
6.前記多重化されたMAC−ehs SDU群が、前記並べ替えPDU群を生成させる前に、対応する優先度待ち行列中に格納される、実施形態3〜5の何れか1つの方法。
【0041】
7.前記並べ替えPDU群が前記多重化されたMAC−ehs SDU群から生成され、かつ前記並べ替えPDU群が対応する優先度待ち行列中に格納される、実施形態3〜5の何れか1つの方法。
【0042】
8.複数の論理チャンネル群からの前記MAC−ehs SDU群が、スケジューリング決定および選択されたTFRCに基づき多重化される、実施形態3〜7の何れか1つの方法。
【0043】
9.前記MAC−ehs SDUが、その時点のチャンネル状態、選択されたTFRC、および並べ替えPDUの大きさに基づき分割される、実施形態3〜8の何れか1つの方法。
【0044】
10.分割の後の前記MAC−ehs SDUの残存部分が、分割エンティティ中に格納される、実施形態3〜9の何れか1つの方法。
【0045】
11.種々の優先度待ち行列からの並べ替えPDU群が、1つのMAC−ehs PDUにおいて多重化される、実施形態4〜10の何れか1つの方法。
【0046】
12.MAC−ehs SDU群を受信するステップを具備する、実施形態1の方法。
【0047】
13.前記MAC−ehs SDU群をそれぞれの論理チャンネルに対して対応するバッファ中にバッファリングするステップを具備する、実施形態12の方法。
【0048】
14.前記MAC−ehs SDU群を論理チャンネル識別子に基づき多重化するステップを具備する、実施形態13の方法。
【0049】
15.前記多重化されたMAC−ehs SDUから並べ替えPDU群を生成させるステップを具備することであって、並べ替えPDUが、前記MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら分割される少なくとも1つのMAC−ehs SDU、および/または少なくとも1つのMAC−ehs SDUセグメントを含む、実施形態14の方法。
【0050】
16.前記並べ替えPDU群に関連付けられた優先度に基づき、前記並べ替えPDU群からMAC−ehs PDUを生成させるステップを具備することであって、前記MAC−ehs PDUが少なくとも1つの並べ替えPDUを含む、実施形態15の方法。
【0051】
17.複数の論理チャンネル群からの前記MAC−ehs SDU群が、スケジューリング決定および選択されたTFRCに基づき多重化される、実施形態14〜16の何れか1つの方法。
【0052】
18.前記MAC−ehs SDUが、その時点のチャンネル状態、選択されたTFRC、および並べ替えPDUの大きさに基づき分割される、実施形態14〜17の何れか1つの方法。
【0053】
19.分割の後の前記MAC−ehs SDUの残存部分が、分割エンティティ中に格納される、実施形態14〜18の何れか1つの方法。
【0054】
20.種々の優先度待ち行列からの並べ替えPDU群が、1つのMAC−ehs PDUにおいて多重化される、実施形態15〜19の何れか1つの方法。
【0055】
21.MAC−ehs SDU群を受信するステップを具備する、実施形態1の方法。
【0056】
22.それぞれの論理チャンネルに対する対応するバッファ中に前記MAC−ehs SDU群をバッファリングするステップを具備する、実施形態21の方法。
【0057】
23.前記バッファ中に格納された前記MAC−ehs SDU群から並べ替えPDU群を生成させるステップを具備することであって、前記MAC−ehs SDUの大きさが前記並べ替えPDUの残存の大きさより大きいならMAC−ehs SDUが分割される、実施形態22の方法。
【0058】
24.前記並べ替えPDU群を論理チャンネル識別子に基づき多重化するステップを具備する、実施形態23の方法。
【0059】
25.前記並べ替えPDU群に関連付けられた優先度に基づき、前記多重化された並べ替えPDU群からMAC−ehs PDUを生成させるステップを具備する、実施形態24の方法。
【0060】
26.前記MAC−ehs SDUが、その時点のチャンネル状態、選択されたTFRC、および並べ替えPDUの大きさに基づき分割される、実施形態23〜25の何れか1つの方法。
【0061】
27.分割の後の前記MAC−ehs SDUの残存部分が、分割エンティティ中に格納される、実施形態23〜26の何れか1つの方法。
【0062】
28.種々の優先度待ち行列からの並べ替えPDU群が、1つのMAC−ehs PDUにおいて多重化される、実施形態23〜27の何れか1つの方法。
【0063】
29.MAC−ehs PDUを処理するための方法。
【0064】
30.MAC−ehs PDUを受信するステップを具備する、実施形態29の方法。
【0065】
31.前記MAC−ehs PDUを並べ替えPDU群に分解するステップを具備する、実施形態30の方法。
【0066】
32.前記並べ替えPDU群を論理チャンネル識別子に基づき適切な並べ替え待ち行列に分配するステップを具備する、実施形態31の方法。
【0067】
33.前記並べ替えPDU群をTSNに基づき並べ替えるステップを具備する、実施形態32の方法。
【0068】
34.前記並べ替えられた並べ替えPDU群から、MAC−ehs SDU群および分割されたMAC−ehs SDU群を分解するステップを具備する、実施形態33の方法。
【0069】
35.分割されたMAC−ehs SDU群を元のMAC−ehs SDUに再組み立てするステップを具備する、実施形態34の方法。
【0070】
36.完全なMAC−ehs SDU群を上位層に転送するステップを具備する、実施形態35の方法。
【0071】
37.MAC−ehs PDU群を生成させるためのノードB。
【0072】
38.論理チャンネル識別子に基づきMAC−ehs SDU群を多重化するためのLCH−ID多重化エンティティ群を具備する、実施形態37のノードB。
【0073】
39.優先度待ち行列群を具備する、実施形態38のノードB。
【0074】
40.前記多重化されたMAC−ehs SDU群から並べ替えPDU群を生成させるための分割エンティティ群を具備することであって、並べ替えPDUが、MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら、優先度クラスに基づき分割される少なくとも1つのMAC−ehs SDU、および/または少なくとも1つのMAC−ehs SDUセグメントを含む、実施形態39のノードB。
【0075】
41.MAC−ehs PDUを生成させるための優先度待ち行列多重化エンティティを具備することであって、前記MAC−ehs PDUが少なくとも1つの並べ替えPDUを含む、実施形態40のノードB。
【0076】
42.前記多重化されたMAC−ehs SDU群が、前記並べ替えPDU群を生成させる前に、対応する優先度待ち行列中に格納される、実施形態38〜41の何れか1つのノードB。
【0077】
43.前記並べ替えPDU群が、前記多重化されたMAC−ehs SDU群から生成され、かつ前記並べ替えPDU群が、対応する優先度待ち行列中に格納される、実施形態38〜41の何れか1つのノードB。
【0078】
44.複数の論理チャンネルからの前記MAC−ehs SDU群が、スケジューリング決定および選択されたTFRCに基づき多重化される、実施形態38〜43の何れか1つのノードB。
【0079】
45.前記MAC−ehs SDUが、その時点のチャンネル状態、選択されたTFRC、および並べ替えPDUの大きさに基づき分割される、実施形態38〜44の何れか1つのノードB。
【0080】
46.分割の後の前記MAC−ehs SDUの残存部分が、分割エンティティ中に格納される、実施形態38〜45の何れか1つのノードB。
【0081】
47.前記優先度待ち行列多重化エンティティが、1つのMAC−ehs PDUにおける種々の優先度待ち行列からの並べ替えPDU群を多重化する、実施形態41〜46の何れか1つのノードB。
【0082】
48.それぞれの論理チャンネルに対してMAC−ehs SDU群をバッファリングするための待ち行列群を具備する、実施形態37のノードB。
【0083】
49.前記MAC−ehs SDU群を論理チャンネル識別子に基づき多重化するためのLCH−ID多重化エンティティ群を具備する、実施形態48のノードB。
【0084】
50.前記多重化されたMAC−ehs SDU群から並べ替えPDU群を生成させるための分割エンティティ群を具備することであって、並べ替えPDUが、前記MAC−ehs SDUが並べ替えPDUに収まらないなら分割される少なくとも1つのMAC−ehs SDU、および/または少なくとも1つのMAC−ehs SDUセグメントを含む、実施形態49のノードB。
【0085】
51.前記並べ替えPDU群に関連付けられた優先度に基づき、前記並べ替えPDU群からMAC−ehs PDUを生成させるための優先度待ち行列多重化エンティティを具備することであって、前記MAC−ehs PDUが少なくとも1つの並べ替えPDUを含む、実施形態50のノードB。
【0086】
52.複数の論理チャンネルからの前記MAC−ehs SDU群が、スケジューリング決定および選択されたTFRCに基づき多重化される、実施形態49〜51の何れか1つのノードB。
【0087】
53.前記MAC−ehs SDUが、その時点のチャンネル状態、選択されたTFRC、および並べ替えPDUの大きさに基づき分割される、実施形態49〜52の何れか1つのノードB。
【0088】
54.分割の後の前記MAC−ehs SDUの残存部分が、分割エンティティ中に格納される、実施形態49〜53の何れか1つのノードB。
【0089】
55.前記優先度待ち行列多重化エンティティが、1つのMAC−ehs PDUにおいて種々の優先度待ち行列からの並べ替えPDU群を多重化する、実施形態51〜54の何れか1つのノードB。
【0090】
56.それぞれの論理チャンネルに対するMAC−ehs SDU群をバッファリングするための待ち行列群を具備する、実施形態37のノードB。
【0091】
57.前記バッファ中に格納された前記MAC−ehs SDU群から並べ替えPDU群を生成させるための分割エンティティ群を具備することであって、前記MAC−ehs SDUの大きさが前記並べ替えPDUの残余の大きさより大きいなら、MAC−ehs SDUが分割される、実施形態56のノードB。
【0092】
58.前記並べ替えPDU群をLCH−IS(Logical CHannel IDentity:論理チャンネル識別子)に基づき多重化するためのLCH−IS多重化エンティティ群を具備する、実施形態57のノードB。
【0093】
59.前記並べ替えPDU群に関連付けられた優先度に基づき、前記多重化された並べ替えPDU群からMAC−ehs PDUを生成させるための優先度待ち行列多重化エンティティを具備する、実施形態58のノードB。
【0094】
60.前記MAC−ehs SDUが、その時点のチャンネル状態、選択されたTFRC、および並べ替えPDUの大きさに基づき分割される、実施形態57〜59の何れか1つのノードB。
【0095】
61.分割の後の前記MAC−ehs SDUの残存部分が、分割エンティティ中に格納される、実施形態57〜60の何れか1つのノードB。
【0096】
62.前記優先度待ち行列多重化エンティティが、1つのMAC−ehs PDUにおいて種々の優先度待ち行列からの並べ替えPDU群を多重化する、実施形態59〜61の何れか1つのノードB。
【0097】
63.MAC−ehs PDUを処理するためのWTRU。
【0098】
64.MAC−ehs PDUを受信するためのHARQエンティティを具備する、実施形態63のWTRU。
【0099】
65.前記MAC−ehs PDUを並べ替えPDU群に分解するための分解エンティティを具備する、実施形態64のWTRU。
【0100】
66.論理チャンネル識別子に基づき適切な並べ替え待ち行列に前記並べ替えPDU群を分配するための並べ替え待ち行列分配エンティティを具備する、実施形態65のWTRU。
【0101】
67.TSNに基づき前記並べ替えPDU群を並べ替えるための並べ替え待ち行列群を具備する、実施形態66のWTRU。
【0102】
68.前記並べ替えられた並べ替えPDU群からの、MAC−ehs SDU群および分割されたMAC−ehs SDU群を分解するための分解エンティティ群を具備する、実施形態67のWTRU。
【0103】
69.分割されたMAC−ehs SDU群を元のMAC−ehs SDUに再組み立てするための再組み立てエンティティ群を具備する、実施形態68のWTRU。
【0104】
70.完全なMAC−ehs SDU群を上位層に経路制御するためのLCH−ID分離化エンティティ群を具備する、実施形態69のWTRU。
【0105】
本発明の特徴および要素が特定の組み合わせにて好適な実施形態において記述されているが、それぞれの特徴または要素は、好適な実施形態の他の特徴および要素なしで単独にて、または本発明の他の特徴および要素のあるなしにかかわらず様々な組み合わせにて使用可能である。本発明において提供される方法またはフロー図は、汎用目的のコンピューターまたは処理装置による実行のための、コンピューターにて読み取り可能な記憶装置媒体にて具現化されるコンピューター・プログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにて実施することができる。コンピューターにて読み取り可能な記憶装置媒体の例としては、ROM(Read Only Memory:リード・オンリー・メモリ)、RAM(Random Access Memory:ランダム・アクセス・メモリ)、レジスター、キャッシュ・メモリ、半導体メモリ・デバイス、内蔵ハード・ディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、磁気−光学媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVD(Digital Versatile Disk:デジタル多用途ディスク)などの光学媒体が含まれる。
【0106】
適切な処理装置の例としては、汎用目的処理装置、専用目的処理装置、従来の処理装置、DSP(Digital Signal Processor:デジタル信号処理装置)、複数のマイクロ処理装置、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロ処理装置、制御装置、マイクロ制御装置、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向けIC)、FPGA(Field Programmable Gate Array)回路、他の何れかの種別のIC(Integrated Circuit:集積回路)、および/または状態マシンが含まれる。
【0107】
WTRU(Wireless Transmit Receive Unit:無線送受信ユニット)、UE(User Equipment:ユーザー設備)、端末、基地局(base station)、RNC(Radio Network Controller:無線ネットワーク制御装置)、または任意のホスト・コンピューターにおいて使用するための無線周波数送受信機を実施するために、ソフトウェアに関連付けられた処理装置を使用することができる。WTRUは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにて実施され、カメラ、ビデオ・カメラ・モジュール、テレビ電話、スピーカーフォン、振動デバイス、スピーカー、マイクロホン、テレビ送受信機、ハンズフリー受話器、キーボード、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))モジュール、FM(Frequency Modulated:周波数変調された)無線ユニット、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示)表示ユニット、OLED(Organic Light−Emitting Diode:有機発光ダイオード)表示ユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディア・プレーヤー、テレビゲーム・プレーヤー・モジュール、インターネット・ブラウザー、ならびに/または任意のWLAN(Wireless Local Access Network:無線LAN)モジュールなどのモジュールと連動して使用することができる。
図1
図2
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図10