【実施例】
【0044】
実施例1. 化合物013の合成
ステップ1. メチル2-(o-トシルオキシ)アセテートの合成:
o-クレゾール(5g, 46.24mmol)をジメチルホルムアミドに溶かし、メチルブロモアセテート(7.1g, 46.24mmol)と炭酸カリウム(19g, 138.42mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を塩化アンモニウム飽和水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して得たメチル 2-(0-トシルオキシ)アセテートを追加精製過程を経ずに次の反応に使用した。
【0045】
ステップ2. 2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(o-トシルオキシ)アセテート(8.3g, 46.24mmol)に過量のヒドラジン一水和物を加え、90℃で10分間攪拌した。反応完了後、これに水を加えて生成される固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄して2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジドを白色固体として得た。
【0046】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.55mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.08g, 0.55mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、ヘキサンを加えて生成される固体をろ過しジエチルエーテルで洗浄して化合物013を白色固体として得た。
【0047】
実施例2. 化合物014の合成
2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.55mmol)と1H-インドール-5-カルバルデヒド(0.08g, 0.55mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、溶媒を除去し、ヘキサンとエチルアセテートを加えて生成される固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄して化合物014を白色固体として得た。
【0048】
実施例3. 化合物034の合成
2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.55mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.101g, 0.67mmol)をEtOHに溶かした後、90℃で18時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮し、生成された固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄して化合物034を得た。
【0049】
実施例4. 化合物065の合成
ステップ1. メチル 2-(メシチルオキシ)アセテートの合成:
2,4,6-トリメチルフェノール(1g, 7.3mmol)をジメチルホルムアミドに溶かし、メチルブロモアセテート(1.1g, 7.3mmol)と炭酸カリウム(3g, 22mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を水で3回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して2-(メシチルオキシ)アセテート(1.5g 100%)を得た。
【0050】
ステップ2. 2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(メシチルオキシ)アセテート(1.5g, 7.3mmol)をテトラヒドロフランに溶かしてヒドラジン一水和物(5.16g, 103mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物に水を加え、ろ過した。濾過物を水とジエチルエーテルで洗浄して2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(1.36g, 89%)を白色固体として得た。
【0051】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.48mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.08g, 0.53mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、ヘキサンを加えて生成される固体をろ過してエタノールで洗浄し化合物065(58mg, 36%)を白色固体として得た。
【0052】
実施例5. 化合物083の合成
ステップ1. メチル2-(o-トルイジノ)アセテートの合成:
o-トルイジン(1g, 9.3mmol)をジメチルホルムアミドに溶かし、メチルブロモアセテート(1.3g, 9.3mmol)と炭酸カリウム(3.9g, 28mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を水で3回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮してメチル 2-(o-トルイジノ)アセテートを得て次の反応に使用した。
【0053】
ステップ2. 2-(o-トルイジノ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(o-トルイジノ)アセテート(1.7g, 9.3mmol)をテトラヒドロフランに溶かしてヒドラジン一水和物(5.16g, 103mmol)を加え、化合物を室温で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して2-(o-トルイジノ)アセトヒドラジド(0.3g, 18%)を黄色液体として得た。
【0054】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(o-トルイジノ)アセトヒドラジドの合成:
2-(o-トルイジノ)アセトヒドラジド(0.12g, 0.67mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.12g, 0.803mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮し、生成された固体をろ過してジエチルエーテルで洗浄して褐色の化合物083(58mg, 5%)を得た。
【0055】
実施例6. 化合物100の合成
2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.56mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.97g, 0.67mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮して生成される固体濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物100(0.04g, 47%)を得た。
【0056】
実施例7. 化合物108の合成
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(0.12g, 0.57mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.1g, 0.69mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で一晩攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮して生成される固体濃縮物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)と再結晶(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)により精製して化合物108(0.03g, 16%)を得た。
【0057】
実施例8. 化合物109の合成
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(0.12g, 0.57mmol)と1H-インドール-2-カルバルデヒド(0.1g, 0.69mmol)をエタノールに溶かした後、90℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮して生成される固体濃縮物をカラムクロマトグラフィーと再結晶により精製して化合物109(0.07g, 36%)を得た。
【0058】
実施例9. 化合物112の合成
ステップ1. メチル 2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノール(3.0g, 14.9mmol)とメチルブロモアセテート(1.55mL, 16.4mmol)をアセトニトリルに溶かし、セシウムカーボネート(14.6g, 44.8mmol)を加え、室温で一日攪拌した。反応完了後、反応混合物に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮して精製せずにメチル 2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(4.1g, 100%)を得た。
【0059】
ステップ2. 2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(4.1g, 14.9mmol)とヒドラジン一水和物(0.87mL, 17.9mmol)をエタノールに溶かした後、一日還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。残渣濃縮物を乾燥、精製して2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(2.5g, 51%)を白色固体として得た。
【0060】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.18g, 0.66mmol)とインドール-4-カルボキシアルデヒド(0.11g, 0.73mmol)をエタノールに溶かした後、一晩還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。残渣濃縮物を乾燥、精製して化合物112(52mg, 20%)を白色固体として得た。
【0061】
実施例10. 化合物118の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
2,6-ジメチルフェノール(3.0g, 24.6mmol)とメチルブロモアセテート(2.57mL, 27.0mmol)をアセトニトリルに溶かし、セシウムカーボネート(24.0g, 73.7mmol)を加え、室温で一日攪拌した。反応完了後、反応混合物に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮して精製せずにメチル 2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(4.77g, 100%)を得た。
【0062】
ステップ2. 2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(4.77g, 24.6mmol)とヒドラジン一水和物(1.43mL, 29.4mmol)をエタノールに溶かした後、一日還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。残渣濃縮物を乾燥、精製して2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(2.2g, 46%)を白色固体として得た。
【0063】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.52mmol)とインドール-4-カルボキシアルデヒド(82.2mg, 0.57mmol)をエタノールに溶かした後、一晩還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。残渣濃縮物を、乾燥、精製して化合物118(71.6mg, 43%)を白色固体として得た。
【0064】
実施例11. 化合物121の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセテートの合成:
2,6-ジイソプロピルフェノール(10g, 56.1mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(8.5g, 56.1mmol)とセシウムカーボネート(37g, 112.4mmol)を加え、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を水で3回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮してメチル2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセテート(14g, 100%)を得て次の反応に使用した。
【0065】
ステップ2. 2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセテート(14g, 56.1mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(2.5g, 56.1mmol)を加えた後、室温で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセトヒドラジド(8.8g, 62%)を得た。
【0066】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.399mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.07g, 0.479mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物121(0.03g, 20%)を得た。
【0067】
実施例12. 化合物127の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセテートの合成:
2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(10g, 45.4mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(7g, 45.4mmol)とセシウムカーボネート(30g, 91mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を水で3回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮してメチル 2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセテート(13.3g, 100%)を得て次の反応に使用した。
【0068】
ステップ2. 2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセテート(13.3g, 45.4mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(2.3g, 45.4mmol)を加えた後、室温で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(6g, 45%)を得た。
【0069】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.342mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.07g, 0.41mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過し、アセトニトリルで洗浄して化合物127(0.025g, 18%)を得た。
【0070】
実施例13. 化合物133の合成
2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.37mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.11g, 0.74mmol)をエタノールに溶かした後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して生成された結晶固体をろ過してエタノールで洗浄し、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物133を得た。
【0071】
実施例14. 化合物135の合成
ステップ1. メチル 2-(メシチルアミノ)アセテートの合成:
2,4,6-トリメチルベンゼンアミド(10g, 74mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(11.3g, 74mmol)とセシウムカーボネート(48g, 148mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮してメチル 2-(メシチルアミノ)アセテート(15.3g, 100%)を得て次の反応に使用した。
【0072】
ステップ2. 2-(メシチルアミノ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(メシチルアミノ)アセテート(15.3g, 74mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(3.7g, 74mmol)を加えた後、100℃で16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た固体化合物をろ過して2-(メシチルアミノ)アセトヒドラジド(3.9g, 25%)を得た。
【0073】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(メシチルアミノ)アセトヒドラジドの合成:
2-(メシチルアミノ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.48mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.084g, 0.58mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製し、得た化合物を減圧濃縮した。生成された結晶固体をろ過して化合物135(0.089g, 55%)を得た。
【0074】
実施例15. 化合物136の合成
2-(メシチルアミノ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.48mmol)と1H-インドール-3-カルバルデヒド(0.084g, 0.58mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製し、得た化合物を減圧濃縮した。生成された結晶固体をろ過して化合物136(0.06g, 37%)を得た。
【0075】
実施例16. 化合物137の合成
ステップ1. 2-(2,6-ジメチル-4-(ピリジン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.5g, 1.8mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)とジメチルホルムアミドに溶かし、ピリジン-2-イルボロン酸(0.27g, 2.2mmol)とPd(dppf)Cl
2(0.074g, 0.055mmol)、炭酸ナトリウム(0.58g, 5.5mmol)を加え、マイクロ波反応器で120℃で15分間反応を行った。反応完了後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して2-(2,6-ジメチル-4-(ピリジン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.34g, 69%)を得た。
【0076】
ステップ2. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチル-4-(ピリジン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチル-4-(ピリジン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.37mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.11g, 0.74mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体化合物をろ過して化合物137(0.09g, 61%)を得た。
【0077】
実施例17. 化合物138の合成
2-(2,6-ジメチル-4-(ピリジン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.37mmol)と1H-インドール-3-カルバルデヒド(0.11g, 0.74mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体化合物をろ過して化合物138(0.08g, 46%)を得た。
【0078】
実施例18. 化合物139の合成
2-(2,6-ジメチル-4-(ピリジン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.37mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.11g, 0.74mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物139(0.1g, 52%)を得た。
【0079】
実施例19. 化合物146の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2-(ピリジン-3-イル)フェノール(化合物6-6)(0.25g, 1.4mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.15g, 1.4mL)と炭酸カリウム(0.6g, 0.4mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、減圧濃縮してメチル2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテート(0.35g, 100%)を得て次の反応に使用した。
【0080】
ステップ2. 2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテート(0.32g, 1.3mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.078g, 1.56mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 31%)を得た。
【0081】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.41mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.072g, 0.49mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製し、得た化合物を減圧濃縮した。生成された結晶固体をろ過して化合物146(0.030g, 20%)を得た。
【0082】
実施例20. 化合物147の合成
ステップ1. メチル 2-(メシチルチオ)アセテートの合成:
2,4,6-トリメチルベンゼンチオール(1.5g, 10mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(1.7g, 11mmol)と炭酸カリウム(3g, 2.2mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液に塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮してメチル 2-(メシチルチオ)アセテートを得て次の反応に使用した。
【0083】
ステップ2. 2-(メシチルチオ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(メシチルチオ)アセテート(2.5g, 11mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.56g, 11mmol)を加えた後、100℃で16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物に塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2-(メシチルチオ)アセトヒドラジド(1g, 41%)を得た。
【0084】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(メシチルチオ)アセトヒドラジドの合成:
2-(メシチルチオ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.45mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.078g, 0.54mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製し、得た化合物を減圧濃縮した。生成された結晶固体をろ過して化合物147(0.028g, 6.3%)を得た。
【0085】
実施例21. 化合物149の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノール(化合物6-3)(0.32g, 1.6mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.24g, 1.6mmol)とセシウムカーボネート(1g, 3.2mmol)を加えた後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセテート(0.44g, 100%)を得た。
【0086】
ステップ2. 2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセテート(0.44g, 1.6mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.12g, 2.4mmol)を加えた後、100℃で12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.085g, 19%)を得た。
【0087】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.085g, 0.31mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.068g, 0.47mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体化合物をろ過して化合物149(0.06g, 70%)を得た。
【0088】
実施例22. 化合物152の合成
ステップ1. メチル 2-(4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノール(化合物6-4)(0.27g, 1.24mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.12g, 1.24mmol)とセシウムカーボネート(0.81g, 2.3mmol)を加えた後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.28g, 70%)を得た。
【0089】
ステップ2. 2-(4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.28g, 1mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.06g, 1.2mmol)を加えた後、100℃で8時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して生成された固体をろ過して2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.31g, 100%)を得た。
【0090】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.080g, 0.28mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.061g, 0.41mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過し、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物152を得た。
【0091】
実施例23. 化合物155の合成
ステップ1. メチル 2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-クロロ-2,6-ジメチルフェノール(0.5g, 3.2mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.49g, 3.2mmol)とセシウムカーボネート(1.8g, 6.4mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮してメチル2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.4g, 55%)を得て次の反応に使用した。
【0092】
ステップ2. 2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.5g, 2.2mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.13g, 2.6mmol)を加えた後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.22g, 44%)を得た。
【0093】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.08g, 0.35mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.076g, 0.53mmol)をエタノールに溶かした後、12時間還流攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物155(0.063g, 51%)を得た。
【0094】
実施例24. 化合物156の合成
2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.08g, 0.35mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.076g, 0.53mmol)をエタノールに溶かした後、12時間還流攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過し、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物156(0.03g, 24%)を得た。
【0095】
実施例25. 化合物157の合成
2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.08g, 0.35mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.076g, 0.53mmol)をエタノールに溶かした後、12時間還流攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物157(0.043g, 34%)を得た。
【0096】
実施例26. 化合物158の合成
2-(メシチルチオ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.89mmol)と1H-インドール-3-カルバルデヒド(0.155g, 1.1mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して生成された結晶固体をろ過して化合物158(0.035g, 11%)を得た。
【0097】
実施例27. 化合物159の合成
2-(メシチルチオ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.89mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.16g, 1.1mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製し、得た化合物を減圧濃縮した。生成された結晶固体をろ過して化合物159(0.023g, 7.3%)を得た。
【0098】
実施例28. 化合物180の合成
2-(メシチルアミノ)アセトヒドラジド(0.03g, 0.14mmol)と1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.03g, 0.16mmol)をジメチルスルホキシドと酢酸に溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで洗浄した後、減圧濃縮して得た濃縮物を再結晶して化合物180(0.002g, 3.3%)を得た。
【0099】
実施例29. 化合物182の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノール(化合物6-7)(0.7g, 3.51mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.54g, 3.51mmol)とセシウムカーボネート(2.3g, 7.02mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテート(0.71g, 75%)を得た。
【0100】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテート(0.71g, 2.63mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.13g, 2.63mmol)を加えた後、100℃で16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.71g, 100%)を得た。
【0101】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.74mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.13g, 0.88mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物182(0.1g, 34%)を得た。
【0102】
実施例30. 化合物183の合成
2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.74mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.13g, 0.88mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物183(0.14g, 47%)を得た。
【0103】
実施例31. 化合物184の合成
2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.74mmol)と1H-インドール-5-カルバルデヒド(0.13g, 0.88mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物184(0.14g, 48%)を得た。
【0104】
実施例32. 化合物187の合成
ステップ1. メチル2-(2-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2-メチルピリジン-3-オール(0.6g, 4.4mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.41mL, 4.4mmol)とセシウムカーボネート(1.7g, 5.3mmol)を加えた後、80℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(2-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセテート(0.34g, 42%)を得て次の反応に使用した。
【0105】
ステップ2. 2-(2-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセテート(0.34g, 1.1mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.14mL, 1.6mmol)を加えた後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をろ過して粗製(crude)状態の2-(2-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドを得た。
【0106】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.55mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.088g, 0.61mmol)をエタノールに溶かした後、3時間還流攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物187(0.14g, 82%)を得た。
【0107】
実施例33. 化合物190の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチルピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチルピリジン-3-オール(0.5g, 3.2mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.35mL, 3.9mmol)とセシウムカーボネート(1.25g, 3.9mmol)を加えた後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル2-(2,4-ジメチルピリジン-3-イルオキシ)アセテート(0.18g, 28%)を得て次の反応に使用した。
【0108】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,4-ジメチルピリジン-3-イルオキシ)アセテート(0.18g, 0.9mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.05mL, 1.1mmol)を加えた後、3時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をエタノールで再結晶して2-(2,4-ジメチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドを得た。
【0109】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.08g, 0.41mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.065g, 0.45mmol)をエタノールに溶かした後、3時間還流攪拌した。反応完了後、生成された固体を反応混合物からろ過によって収集し、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物190(0.045g, 33%)を得た。
【0110】
実施例34. 化合物191の合成
2-(4-クロロ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.065g, 0.33mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.053g, 0.36mmol)をエタノールに溶かした後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物191(0.088g, 82%)を得た。
【0111】
実施例35. 化合物192の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセテートの合成:
2-(トリフルオロメチル)フェノール(1g, 6.2mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.94g, 6.2mmol)とセシウムカーボネート(4g, 12mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮してメチル2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセテート(1.4g, 100%)を得て次の反応に使用した。
【0112】
ステップ2. 2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセテート(1.4g, 6.2mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(2g, 40mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジド(1.4g, 96%)を得た。
【0113】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.85mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.13g, 0.85mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物192(0.27g, 88%)を得た。
【0114】
実施例36. 化合物193の合成
2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.85mmol)と1H-インドール-5-カルバルデヒド(0.13g, 0.85mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物193(0.18g, 43%)を得た。
【0115】
実施例37. 化合物194の合成
2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.2g, 0.85mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.13g, 0.85mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物194(0.17g, 55%)を得た。
【0116】
実施例38. 化合物196の合成
ステップ1. メチル 2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2-クロロピリジン-3-オール(0.6g, 4.6mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.52mL, 9.26mmol)とセシウムカーボネート(1.8g, 5.6mmol)を加えた後、3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセテート(0.86g, 92%)を得て次の反応に使用した。
【0117】
ステップ2. 2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセテート(0.4g, 1.98mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.1mL, 2.2mmol)を加えた後、12時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドを得た。
【0118】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.49mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.086g, 0.59mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体化合物をろ過して化合物196(0.15g, 92%)を得た。
【0119】
実施例39. 化合物205の合成
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(0.10g, 0.48mmol)と1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-カルバルデヒド(0.079g, 0.48mmol)をEtOHに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮し、生成された固体をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物205(0.058g, 36%)を得た。
【0120】
実施例40. 化合物206の合成
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(0.10g, 0.39mmol)とベンゾ[d][1,2,3]チアジアゾール-5-カルバルデヒド(0.079g, 0.48mmol)EtOHに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、減圧濃縮し、生成された固体をカラムクロマトグラフィーと再結晶により精製して化合物206(0.11g, 65%)を得た。
【0121】
実施例41. 化合物211の合成
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(0.10g, 0.39mmol)と3-((4-メチルピペリジン-1-イル)メチル)-1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.089g, 0.42mmol)をジメチルスルホキシに溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物の温度を室温に下げ、水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮し、生成された固体をろ過して化合物211(0.078g, 45%)を得た。
【0122】
実施例42. 化合物217の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノール(化合物6-8)(0.12g, 0.6mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.092g, 0.6mmol)とセシウムカーボネート(0.2g, 0.6mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノキシ)アセテート(0.1g, 61%)を得た。
【0123】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノキシ)アセテート(0.1g, 0.37mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(0.13g, 2.63mmol)を加えた後、100℃で16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 100%)を得た。
【0124】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.06g, 0.22mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.032g, 0.22mmol)をエタノールに溶かした後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物217(0.04g, 45%)を得た。
【0125】
実施例43. 化合物218の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-2)(0.2g, 1.1mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.16g, 1.1mmol)とセシウムカーボネート(0.35g, 1.1mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.18g, 64%)を得た。
【0126】
ステップ2. 2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.1g, 0.38mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(1g, 20mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.03g, 30%)を得た。
【0127】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.03g, 0.12mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.017g, 0.12mmol)をエタノールに溶かした後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物218(0.02g, 45%)を得た。
【0128】
実施例44. 化合物227の合成
ステップ1. メチル 2-(4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノール(0.034g, 0.22mmol)をメタノールに溶かし、メチルブロモアセテート(0.034g, 0.22mmol)と炭酸カリウム(0.031g, 0.22mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮してメチル2-(4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.04g, 80%)を得て次の反応に使用した。
【0129】
ステップ2. 2-(4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(0.3g, 1.3mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(1g, 18mmol)を加えた後、60℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(0.25g, 83%)を得た。
【0130】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(4-(ヒドロキシメチル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.45mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(0.065g, 0.45mmol)をエタノールに溶かした後、100℃で16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物227(0.05g, 32%)を得た。
【0131】
実施例45. 化合物228の合成
2-(2-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.07g, 0.31mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.045g, 0.31mmol)をエタノールに溶かした後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物228(0.05g, 46%)を得た。
【0132】
実施例46. 化合物229の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-2)(0.4g, 2.1mmol)をアセトニトリルに溶かし、メチルブロモアセテート(0.32g, 2.1mmol)とセシウムカーボネート(1.4g, 4.2mmol)を加えた後、16時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製してメチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(0.42g, 76%)を得た。
【0133】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(0.18g, 0.68mmol)をEtOHに溶かしてヒドラジン一水和物(1g, 20mmol)を加えた後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 56%)を得た。
【0134】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(0.1g, 0.38mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(0.067g, 0.45mmol)をエタノールに溶かした後、16時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 2:1)で精製して化合物229(0.063g, 43%)を得た。
【0135】
実施例47. 化合物237の合成
ステップ1. メチル 2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルベンゾニトリル(200mg, 1.4mmol)、メチルブロモアセテート(0.15mL, 1.4mmol)、およびセシウムカーボネート(500mg, 1.68mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、80℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をエチルアセテートで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮してメチル 2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(303mg, 99%)を得た。
【0136】
ステップ2. 2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(200mg, 0.91mmol)とヒドラジン(0.05mL, 1.0mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、80℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(180mg, 90%)を得た。
【0137】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-シアノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(92mg, 0.42mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(67mg, 0.46mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、80℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)により精製し、ヘキサン/エチルアセテートを用いて再結晶した後、ろ過して化合物237(31mg, 21%)を得た。
【0138】
実施例48. 化合物256の合成
化合物108(100mg, 0.35mmol)とNBS(57mg, 0.35mmol)をCH
2Cl
2 2mLに溶かした後、室温で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をろ過し、ろ液をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 2:1)で精製して化合物256(40mg, 32%)を得た。
【0139】
実施例49. 化合物258の合成
2-(2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.51mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(74mg, 0.51mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。溶媒を除去した後、残渣をテトラヒドロフランとヘキサンを用いて再結晶して化合物258(42mg, 26%)を得た。
【0140】
実施例50. 化合物259の合成
ステップ1. メチル 2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(200mg, 1.4mmol)、メチルブロモアセテート(0.15mL, 1.4mmol)、およびセシウムカーボネート(500mg, 1.68mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、100℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をエチルアセテートで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(516mg, 100%)を得た。
【0141】
ステップ2. 2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(423mg, 1.55mmol)とヒドラジン(0.08mL, 1.57mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(393mg, 93%)を得た。
【0142】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(85mg, 0.31mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(45mg, 0.31mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して得た濃縮物をエタノールを用いて再結晶した後、ろ過して化合物259(50mg, 40%)を得た。
【0143】
実施例51. 化合物260の合成
2-(2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(85mg, 0.31mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(45mg, 0.31mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物260(60mg, 48%)を得た。
【0144】
実施例52. 化合物279の合成
2-(o-トシルオキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.56mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(81mg, 0.56mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で6時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物279(50mg, 29%)を得た。
【0145】
実施例53. 化合物280の合成
ステップ1. 1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-6-カルバルデヒドの合成:
1H-インドール-4-カルバルデヒド(1000mg, 6.89mmol)、水素化ナトリウム(360mg, 8.26mmol)、およびベンジルスルホニルクロリド(1mL, 6.89mmol)をテトラヒドロフラン10mLに溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をエチルアセテートで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製して1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-6-カルバルデヒド(500mg, 25%)を得た。
【0146】
ステップ2.(E)-2-(メシチルオキシ)-N'-((1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-4-イル)メチレン)アセトヒドラジドの合成:
2-(メシチルオキシ)アセトヒドラジド(30mg, 0.14mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(44mg, 0.16mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物280(30mg, 39%)を得た。
【0147】
実施例54. 化合物286の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルオキシ)アセテートの合成:
2,6-ジメチルピリジン-4-オール(300mg, 2.44mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.27mL, 2.93mmol)、およびセシウムカーボネート(2.4g, 7.32mmol)をアセトニトリル6mLに溶かした後、80℃で1時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 3:1)で精製してメチル 2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセテート(200mg, 42%)を得た。
【0148】
ステップ2. 2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルオキシ)アセテート(200mg, 1.03mmol)とヒドラジン(0.05mL, 1.13mmol)をEtOH 3mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(190mg, 79%)を得た。
【0149】
ステップ2. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジド(30mg, 0.15mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(22mg, 0.15mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物286(20mg, 41%)を得た。
【0150】
実施例55. 化合物288の合成
2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.51mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(74mg, 0.51mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、110℃で12時間攪拌した。反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 2:1)で精製して化合物288(30mg, 18%)を得た。
【0151】
実施例56. 化合物291の合成
ステップ1. メチル 2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-フルオロ-2-メチルフェノール(500mg, 3.96mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.36mL, 3.96mmol)、およびセシウムカーボネート(1,9mg, 5.94mmol)をアセトニトリル8mLに溶かした後、90℃で5時間攪拌した。反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 3:1)で精製してメチル2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセテート(450mg, 57%)を得た。
【0152】
ステップ2. 2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセテート(400mg, 2.02mmol)とヒドラジン(0.12mL, 2.42mmol)をEtOH 4mLに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して 2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(280mg, 70%)を得た。
【0153】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.50mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(73mg, 0.50mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で4時間攪拌した。反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 2:1)で精製して化合物291(37mg, 23%)を得た。
【0154】
実施例57. 化合物293の合成
ステップ1. メチル 2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2-エチル-6-メチルピリジン-3-オール(500mg, 3.62mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.33mL, 3.62mmol)、およびセシウムカーボネート(1.78g, 5.43mmol)をアセトニトリル5mLに溶かした後、100℃で5時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 3:1)で精製してメチル 2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセテート(565mg, 70%)を得た。
【0155】
ステップ2. 2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセテート(400mg, 1.79mmol)とヒドラジン(0.1mL, 2.15mmol)をEtOH 4mLに溶かした後、90℃で5時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過して2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(242mg, 65%)を得た。
【0156】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.50mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(73mg, 0.50mmol)をEtOH 3mLに溶かした後、90℃で4時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物293(46mg, 29%)を得た。
【0157】
実施例58. 化合物301の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセテートの合成:
2,6-ジメチルピリミジン-4-オール(300mg, 2.42mmol)、メチルブロモアセテート(0.22mL, 2.90mmol)、およびセシウムカーボネート(945mg, 2.90mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、80℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセテート(170mg, 36%)を得た。
【0158】
ステップ2. 2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセテート(170mg, 0.87mmol)とヒドラジン(0.05mL, 0.95mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジド(149mg, 88%)を得た。
【0159】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチルピリミジン-4-イルオキシ)アセトヒドラジド(57mg, 0.29mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(42mg, 0.30mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物301(20mg, 21%)を得た。
【0160】
実施例59. 化合物302の合成
ステップ1. メチル 2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセテートの合成:
2-tert-ブチル-4-メトキシフェノール(300mg, 1.67mmol)、メチルブロモアセテート(0.18mL, 2.00mmol)、およびセシウムカーボネート(653mg, 2.00mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、80℃で1時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセテート(259mg, 62%)を得た。
【0161】
ステップ2. 2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセテート(259mg, 1.03mmol)とヒドラジン(0.06mL, 1.13mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、80℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジド(231mg, 89%)を得た。
【0162】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジド(90mg, 0.36mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(57mg, 0.39mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物302(60mg, 44%)を得た。
【0163】
実施例60. 化合物303の合成
2-(2-tert-ブチル-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジド(90mg, 0.36mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(57mg, 0.39mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:2)で精製して化合物303(66mg, 48%)を得た。
【0164】
実施例61. 化合物304の合成
ステップ1. メチル 2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセテートの合成:
3-ヒドロキシ-2-メチルピリジン(500mg, 4.58mmol)とメチルブロモアセテート(0.48mL, 5.04mmol)をアセトニトリルに溶かし、セシウムカーボネート(2.24g, 6.82mmol)を加えた後、室温で一日攪拌した。反応完了後、反応混合物に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。この残渣濃縮物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 6/4)で精製してメチル 2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセテート(356mg, 43%)を得た。
【0165】
ステップ2. 2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセトヒドラジドの合成:
化合物1-2(メチル 2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセテート, 356mg, 1.94mmol)とヒドラジン一水和物(0.19mL, 3.93mmol)をエタノールに溶かした後、一日還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。残渣濃縮物を乾燥、精製して2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセトヒドラジド(240mg, 67%)を白色固体として得た。
【0166】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アセトヒドラジド(240mg, 1.32mmol)とインドール-6-カルボキシアルデヒド(211.6mg, 1.46mmol)をエタノールに溶かした後、一晩還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。この残渣濃縮物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; 塩化メチレン/メタノール, 10/1)で精製して化合物304(46mg, 11%)を褐色固体として得た。
【0167】
実施例62. 化合物310の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-オール(化合物6-10)(100mg, 0.62mmol)、メチルブロモアセテート(0.07mL, 0.75mmol)、およびセシウムカーボネート(244mg, 0.75mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、80℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過および減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテート(128mg, 89%)を得た。
【0168】
ステップ2. 2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテート(128mg, 0.54mmol)とヒドラジン(0.03mL, 0.6mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で6時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセト-ヒドラジド(108mg, 84%)を得た。
【0169】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.43mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(70mg, 0.44mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 3:7)で精製して化合物310(60mg, 39%)を得た。
【0170】
実施例63. 化合物311の合成
ステップ1. メチル 2-(2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-3)(117mg, 0.66mmol)、メチルブロモアセテート(0.07mL, 0.79mmol)、およびセシウムカーボネート(258mg, 0.79mmol)をアセトニトリル2mLに溶かした後、100℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過および減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(141mg, 86%)を得た。
【0171】
ステップ2. 2-(2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(141mg, 0.56mmol)とヒドラジン(0.03mL, 0.6mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(127mg, 90%)を得た。
【0172】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.28mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(45mg, 0.31mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物311(70mg, 67%)を得た。
【0173】
実施例64. 化合物312の合成
2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.28mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(45mg, 0.31mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物312(70mg, 67%)を得た。
【0174】
実施例65. 化合物313の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセテートの合成:
2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(化合物6-9)(100mg, 0.57mmol)、メチルブロモアセテート(0.04mL, 0.68mmol)、およびセシウムカーボネート(160mg, 0.68mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセテート(146mg, 100%)を得た。
【0175】
ステップ2. 2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセテート(146mg, 0.57mmol)とヒドラジン(0.03mL, 0.6mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で6時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセト-ヒドラジド(121mg, 83%)を得た。
【0176】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.28mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(45mg, 0.31mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物313(20mg, 19%)を得た。
【0177】
実施例66. 化合物314の合成
2-(2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.28mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(45mg, 0.31mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物314(28mg, 26%)を得た。
【0178】
実施例67. 化合物317の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-18)(133mg, 0.71mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.08mL, 0.85mmol)、およびセシウムカーボネート(276mg, 0.85mmol)をアセトニトリル1mLに溶かした後、100℃で1時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:4)で精製してメチル 2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(168mg, 100%)を得た。
【0179】
ステップ2. 2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(168mg, 0.65mmol)とヒドラジン(0.03mL, 0.72mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(169mg, 100%)を得た。
【0180】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(85mg, 0.33mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(52mg, 0.36mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で24時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物317(140mg, 31%)を得た。
【0181】
実施例68. 化合物318の合成
2-(2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(85mg, 0.33mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(52mg, 0.36mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で24時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 45:55)で精製して化合物318(30mg, 23%)を得た。
【0182】
実施例69. 化合物319の合成
2-(2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.30mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(48mg, 0.33mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、80℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製した。結果として得られた化合物をテトラヒドロフラン / ヘキサンを用いて再結晶した後、ろ過して化合物319(50mg, 46%)を得た。
【0183】
実施例70. 化合物320の合成
2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(40mg, 0.15mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(22mg, 0.15mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で4時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物320(17mg, 29%)を得た。
【0184】
実施例71. 化合物322の合成
ステップ1. メチル 2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノール(化合物6-5)(120mg, 0.46mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.05mL, 0.55mmol)、およびセシウムカーボネート(448mg, 1.39mmol)をアセトニトリル2mLに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製して2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(130mg, 79%)を得た。
【0185】
ステップ2. 2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセテート(125mg, 0.48mmol)とヒドラジン(0.024mL, 0.48mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過し、ジエチルエーテル10mLを加えて10分間攪拌し、生成された固体をろ過して2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセト-ヒドラジド(102mg, 82%)を得た。
【0186】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(40mg, 0.15mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(22mg, 0.15mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物322(19mg, 32%)を得た。
【0187】
実施例72. 化合物323の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-6)(68mg, 0.35mmol)、メチル2-ブロモアセテート(0.04mL, 0.45mmol)、およびセシウムカーボネート(341mg, 1.05mmol)をアセトニトリル2mLに溶かした後、100℃で4時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製してメチル 2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロ-フラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(74mg, 79%)を得た。
【0188】
ステップ2. 2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(67mg, 0.25mmol)とヒドラジン(0.012mL, 0.25mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、ジエチルエーテル10mLを加えて10分間攪拌し、生成された固体をろ過して2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(45mg, 66%)を得た。
【0189】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(30mg, 0.11mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(17mg, 0.11mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物323(15mg, 34%)を得た。
【0190】
実施例73. 化合物326の合成
ステップ1. メチル 2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセテートの合成:
2,3-ジメチルフェノール(500mg, 4.09mmol)、メチル2-ブロモアセテート(0.45mL, 4.90mmol)、およびセシウムカーボネート(4.0g, 12.3mmol)をアセトニトリル8mLに溶かした後、100℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製してメチル 2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセテート(628mg, 83%)を得た。
【0191】
ステップ2. 2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセテート(600mg, 3.09mmol)とヒドラジン(0.15mL, 3.09mmol)をEtOH 8mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、ジエチルエーテル10mLを加えて10分間攪拌し、生成された固体をろ過して2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(572mg, 95%)を得た。
【0192】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.55mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(75mg, 0.52mmol)をEtOH 3mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物326(93mg, 56%)を得た。
【0193】
実施例74. 化合物327の合成
2-(2,3-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.55mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(75mg, 0.52mmol)をEtOH 3mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物327(104mg, 62%)を得た。
【0194】
実施例75. 化合物329の合成
2-(2-エチル-6-メチルピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(30mg, 0.14mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(21mg, 0.37mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で4時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物329(19mg, 40%)を得た。
【0195】
実施例76. 化合物330の合成
ステップ1. メチル 2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセテートの合成:
5-ブロモ-2-ヒドロキシベンゾニトリル(400mg, 2.01mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.2mL, 2.2mmol)、およびセシウムカーボネート(716mg, 2.2mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、80℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセテート(451mg, 83%)を得た。
【0196】
ステップ2. 2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセテート(451mg, 1.67mmol)とヒドラジン(0.09mL, 1.84mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセトヒドラジド(398mg, 88%)を得た。
【0197】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-ブロモ-2-シアノフェノキシ)アセトヒドラジド(100mg, 0.37mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(53mg, 0.39mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 2:1)で精製して化合物330(21mg, 0.05mmol, 14%)を得た。
【0198】
実施例77. 化合物331の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-オール(化合物7-9)(78mg, 0.41mmol)、メチルブロモアセテート(0.05mL, 0.49mmol)、およびセシウムカーボネート(159mg, 0.49mmol)をアセトニトリル2mLに溶かした後、80℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:5)で精製してメチル 2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテート(86mg, 88%)を得た。
【0199】
ステップ2. 2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテート(86mg, 0.36mmol)とヒドラジン(0.02mL, 0.39mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセト-ヒドラジド(85mg, 99%)を得た。
【0200】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(85mg, 0.36mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(57mg, 0.39mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をエチルアセテートで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物331(64mg,48%)を得た。
【0201】
実施例78. 化合物332の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノール(化合物7-5)(200mg, 1.04mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.095mL, 1.14mmol)、およびセシウムカーボネート(327mg, 1.14mmol)をアセトニトリル2mLに溶かした後、100℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製してメチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノキシ)アセテート(145mg, 0.73mmol, 30%)を得た。
【0202】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノキシ)アセテート(80mg, 0.30mmol)とヒドラジン(0.02mL, 0.33mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で6時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-フラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(80mg, 100%)を得た。
【0203】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(80mg, 0.30mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(43mg, 0.32mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物332(60mg, 51%)を得た。
【0204】
実施例79. 化合物333の合成
2-(2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(30mg, 0.12mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(17mg, 0.12mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で6時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物333(14mg, 31%)を得た。
【0205】
実施例80. 化合物336の合成
2-(4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(30mg, 0.11mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(17mg, 0.15mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で10時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物336(18mg, 41%)を得た。
【0206】
実施例81. 化合物337の合成
2-(2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(50mg, 0.19mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(100mg, 0.55mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物337(31mg, 50%)を得た。
【0207】
実施例82. 化合物343の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテートの合成:
2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-オール(化合物6-12)(50mg, 0.28mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.03mL, 0.31mmol)、およびセシウムカーボネート(101mg, 0.31mmol)をアセトニトリル1mLに溶かした後、80℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製してメチル 2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテート(48mg, 67%)を得た。
【0208】
ステップ2. 2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセテート(48mg, 0.19mmol)とヒドラジン(0.01mL, 0.21mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)-アセトヒドラジド(48mg, 100%)を得た。
【0209】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-イルオキシ)アセトヒドラジド(48mg, 0.19mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(30mg, 0.21mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、85℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物343(31mg, 42%)を得た。
【0210】
実施例83. 化合物344の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノール(化合物6-13)(100mg, 0.49mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.05mL, 0.53mmol)、およびセシウムカーボネート(190mg, 0.53mmol)をアセトニトリル1mLに溶かした後、100℃で1時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:4)で精製してメチル 2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセテート(141mg,100%)を得た。
【0211】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセテート(141mg, 0.51mmol)とヒドラジン(0.03mL, 0.56mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、85℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)-フェノキシ)アセトヒドラジド(128mg,91%)を得た。
【0212】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.25mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(40mg, 0.26mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物344(31mg, 31%)を得た。
【0213】
実施例84. 化合物345の合成
2-(2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(70mg, 0.25mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(40mg, 0.26mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、 100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物345(20mg, 20%)を得た。
【0214】
実施例85. 化合物346の合成
ステップ1. メチル 2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセテートの合成:
2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノール(化合物6-14)(205mg, 1.09mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.1mL, 1.08mmol)、およびセシウムカーボネート(1.05g, 3.24mmol)をアセトニトリル4mLに溶かした後、90℃で9時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製してメチル 2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセテート(194mg, 68%)を得た。
【0215】
ステップ2. 2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセテート(189mg, 0.72mmol)とヒドラジン(0.035mL, 0.72mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、ジエチルエーテル10mLを加えて10分間攪拌し、生成された固体をろ過して2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセト-ヒドラジド(146mg, 80%)を得た。
【0216】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジド(50mg, 0.19mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(28mg, 0.19mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で4時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物346(21mg, 28%)を得た。
【0217】
実施例86. 化合物347の合成
2-(2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノキシ)アセトヒドラジド(50mg, 0.19mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(28mg, 0.19mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、 90℃で4時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物347(39mg, 53%)を得た。
【0218】
実施例87. 化合物356の合成
ステップ1. メチル 2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
3-(フラン-2-イル)フェノール(化合物6-15)(183mg, 1.14mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.11mL, 1.14mmol)、およびセシウムカーボネート(556mg, 1.71mmol)をアセトニトリル2mLに溶かした後、90℃で4時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製してメチル 2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセテート(228mg, 86%)を得た。
【0219】
ステップ2. 2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセテート(220mg, 0.95mmol)とヒドラジン(0.05mL, 0.95mmol)をEtOH 2mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、ジエチルエーテル10mLを加えて10分間攪拌し、生成された固体をろ過して2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(185mg, 84%)を得た。
【0220】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(3-(フラン-2-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(50mg, 0.21mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(32mg, 0.21mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で17時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物356(47mg, 61%)を得た。
【0221】
実施例88. 化合物358の合成
ステップ1. メチル 2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
3-(ピリジン-3-イル)フェノール(化合物6-16)(379mg, 2.22mmol)、メチル 2-ブロモアセテート(0.2mL, 2.22mmol)、およびセシウムカーボネート(1086mg, 3.33mmol)をアセトニトリル5mLに溶かした後、100℃で4時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧ろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 7:3)で精製してメチル 2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテート(420mg, 78%)を得た。
【0222】
ステップ2. 2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセテート(410mg, 1.69mmol)とヒドラジン(0.08mL, 1.69mmol)をEtOH 4mLに溶かした後、90℃で2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、ジエチルエーテル10mLを加えて10分間攪拌し、生成された固体をろ過して2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(365mg, 89%)を得た。
【0223】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(50mg, 0.20mmol)と1H-インドール-4-カルバルデヒド(30mg, 0.20mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で17時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物358(39mg, 53%)を得た。
【0224】
実施例89. 化合物359の合成
2-(3-(ピリジン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(50mg, 0.21mmol)と1H-インドール-6-カルバルデヒド(32mg, 0.21mmol)をEtOH 1mLに溶かした後、90℃で17時間攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 1:1)で精製して化合物359(28mg, 38%)を得た。
【0225】
実施例90. 化合物378の合成
ステップ1. メチル 2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-4)(368mg, 1.87mmol)とメチルブロモアセテート(0.21mL, 2.25mmol)をアセトニトリルに溶かし、セシウムカーボネート(915mg, 2.81mmol)を加え、室温で一日攪拌した。反応完了後、反応混合物に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 9/1)で精製してメチル 2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(415mg, 83%)を得た。
【0226】
ステップ2. 2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセテート(415mg, 1.55mmol)とヒドラジン一水和物(91.0 μL, 3.93mmol)をエタノールに溶かした後、一日還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮した。この残渣濃縮物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ジクロロメタン/メタノール, 9/1)で精製して2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(316mg, 76%)を無色オイルとして得た。
【0227】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(230mg, 0.86mmol)とインドール-6-カルボキシアルデヒド(137mg, 0.94mmol)をエタノールに溶かした後、一晩還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; エチルアセテート:ヘキサン, 3/7)で精製して化合物378(145mg, 45%)を白色固体として得た。
【0228】
実施例91. 化合物379の合成
2-(4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(80.5mg, 0.30mmol)とインドール-4-カルボキシアルデヒド(52.3mg, 0.36mmol)をエタノールに溶かした後、一日還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; エチルアセテート:ヘキサン, 3/7)で精製して化合物379(42mg, 36%)を白色固体として得た。
【0229】
実施例92. 化合物457の合成
ステップ1. メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセテートの合成:
2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノール(化合物7-7)(156mg, 0.76mmol)とメチルブロモアセテート(0.089mL, 0.91mmol)をアセトニトリルに溶かし、セシウムカーボネート(370mg, 1.14mmol)を加えた後、室温で一日攪拌した。反応完了後、反応混合物に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 9/1)で精製してメチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセテート(168mg, 80%)を得た。
【0230】
ステップ2. 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
メチル 2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセテート(168mg, 0.60mmol)とヒドラジン一水和物(36.0 μL, 0.72mmol)をメタノールに溶かした後、一日還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、濃縮物にヘキサンを加えた。結果として生じた白色沈殿物をろ過し、乾燥させて2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(114mg, 68%)を白色固体として得た。
【0231】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-6-イル)メチレン)-2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセトヒドラジドの合成:
2-(2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノキシ)アセトヒドラジド(114mg, 0.41mmol)とインドール-6-カルボキシアルデヒド(65.3mg, 0.45mmol)をエタノールに溶かした後、一晩還流攪拌した。反応完了後、反応混合物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; エチルアセテート:ヘキサン=7:3)で精製して化合物457(78mg, 47%)を褐色固体として得た。
【0232】
下記スキーム2では、前記スキーム1で合成された化合物108、065および187を用いて化合物233、272、236、252、244、245、238および289を製造する方法を示す。
[スキーム2]
【0233】
実施例93. 化合物233の合成
化合物108(510mg, 1.52mmol)、ホルムアルデヒド35%(0.6mL, 15.2mmol)、炭酸カリウム(210mg, 1.52mmol)をジメチルホルムアミド1mLに溶かした後、40℃で48時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、白色固体をろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物233(110mg, 20%)を得た。
【0234】
実施例94. 化合物244の合成
化合物065(510mg, 1.52mmol)、ホルムアルデヒド35%(0.6mL, 15.2mmol)、炭酸カリウム(210mg, 1.52mmol)をジメチルホルムアミド1mLに溶かした後、40℃に温度を上げ、2日間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、白色固体をろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して化合物244(110mg, 20%)を得た。
【0235】
実施例95. 化合物289の合成
化合物187(110mg, 0.36mmol)をジメチルホルムアミド1.5mLに溶かし、ホルムアルデヒド(0.09mL, 1.08mmol)および炭酸カリウム(41mg, 0.36mmol)を加えた後、45℃で16時間攪拌した。反応完了後、生成された固体をろ過して化合物289(50mg, 41%)を得た。
【0236】
実施例96. 化合物272の合成
化合物233(200mg, 0.55mmol)および3-(クロロメチル)ベンジルクロリド(113mg, 0.60mmol)をピリジン2mLに溶かし、3時間室温で攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。この濃縮物をジメチルホルムアミドに溶かし、モルホリン(0.04mL, 0.44mmol)およびヨウ化ナトリウム(cat.)を加えた後、4時間室温で攪拌した。反応完了後、水を加えて生成された白色固体をろ過して化合物272(20mg, 0.03mmol, 32%)を得た。
【0237】
実施例97. 化合物245の合成
化合物244(33mg, 0.09mmol)および3-(クロロメチル)ベンジルクロリド(17mg, 0.12mmol)をピリジン0.2mLに溶かした後、3時間室温で攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。この濃縮物をジメチルホルムアミドに溶かし、モルホリン(0.02mL, 0.24mmol)およびヨウ化ナトリウム(cat.)を加えた後、4時間室温で攪拌した。反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1〜2:1)で精製して化合物245(18mg, 58%)を得た。
【0238】
実施例98. 化合物238の合成
化合物244(20mg, 0.05mmol)、N,N-ジメチルグリシン(6mg, 0.05mmol)、EDC(24mg, 0.13mmol)、および4-ジメチルアミノピリジン(3mg, 0.03mmol)を塩化メチレン:ジメチルホルムアミド = 1mL:1mLに溶かした後、2時間室温で攪拌した。反応混合物に水を加え、塩化メチレンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ヘキサンで再結晶して化合物238(10mg, 44%)を得た。
【0239】
実施例99. 化合物236の合成
化合物233(20mg, 0.06mmol)、N,N-ジメチルグリシン(16mg, 0.15mmol)、EDC(28mg, 0.15mmol)、および4-ジメチルアミノピリジン(4mg, 0.03mmol)をジメチルアセトアミド1mLに溶かした後、1.5時間40℃で攪拌した。反応混合物を0℃に冷却した後、水1.5mLをゆっくり加えながら30分間攪拌した。1時間さらに攪拌した後、反応混合物に水を加え、塩化メチレンで抽出した。得られた有機層を減圧濃縮し、この濃縮物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート: 塩化メチレン= 1:4)で精製して化合物236(10mg, 37%)を得た。
【0240】
実施例100. 化合物252の合成
化合物233(30mg, 0.08mmol)、無水酢酸(8mg, 0.08mmol)、およびトリエチルアミン(8mg, 0.08mmol)をジメチルホルムアミド1mLに溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応混合物に水を加えて生成された白色固体をろ過した後、ヘキサンで再結晶して化合物252(20mg, 0.04mmol, 60%)を得た。
【0241】
下記スキーム3では、前記スキーム1で合成された化合物065, 108, 229および378を用いて化合物164, 177, 243, 195, 198, 201, 375および380を製造する方法を示す。
[スキーム3]
【0242】
実施例101. 化合物164の合成
化合物065(265mg, 0.79mmol)、2-ヨードメタン(336mg, 2.37mmol)、水素化ナトリウム(38mg, 1.58mmol)をジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物164(152mg, 0.42mmol, 53%)を得た。
【0243】
実施例102. 化合物375の合成
化合物229(50mg, 0.13mmol)をジメチルホルムアミドに溶かし、これに水素化ナトリウム(16.7mg, 0.38mmol)とヨウ化メチル(54.5mg, 0.38mmol)を加えた。室温で2時間反応させた後、反応混合物を減圧濃縮し、この残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; 塩化メチレン/メタノール, 10/1)で精製して化合物375(8.5mg, 16%)を褐色固体として得た。
【0244】
実施例103. 化合物380の合成
化合物378(115mg, 0.28mmol)をジメチルホルムアミドに溶かした後、水素化ナトリウム(36.9mg, 0.85mmol)とヨウ化メチル(0.53mL, 0.85mmol)を加えた。室温で一日反応させた後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を減圧濃縮し、この濃縮物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 3/7)で精製して化合物380(26mg, 22%)を白色固体として得た。
【0245】
実施例104. 化合物177の合成
化合物065(265mg, 0.79mmol)、2-ヨードエタノール(0.12mL, 1.58mmol)、および炭酸カリウム(436mg, 3.16mmol)をジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした後、50℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物177(121mg, 0.32mmol, 41%)を得た。
【0246】
実施例105. 化合物195の合成
化合物108(265mg, 0.79mmol)、2-ヨードエタノール(0.12mL, 1.58mmol)、および炭酸カリウム(436mg, 3.16mmol)をジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした後、50℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物195(50mg, 17%)を得た。
【0247】
実施例106. 化合物198の合成
化合物108(100mg, 0.29mmol)、4-(2-クロロエチル)モルホリン(0.11g, 0.58mmol)、および炭酸カリウム(164mg, 1.2mmol)をジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物198を得た。
【0248】
実施例107. 化合物201の合成
化合物108(40mg, 0.12mmol)、1-(2-クロロエチル)ピロリジン(40mg, 0.24mmol)、およびセシウムカーボネート(116mg, 0.36mmol)をジメチルホルムアミドに溶かした後、100℃で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物201(17mg, 33%)を得た。
【0249】
実施例108. 化合物243の合成
化合物065(30mg, 0.08mmol)、無水酢酸(9mg, 0.08mmol)、および炭酸カリウム(12mg, 0.08mmol)をジメチルホルムアミド2mLに溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物243(517mg, 64%)を得た。
【0250】
下記スキーム4では、化合物072, 232, 237および239を製造する方法を示す。
[スキーム4]
【0251】
実施例109. 化合物072の合成
化合物014(100mg, 1.52mmol)、ホルムアルデヒド(48.6mg, 1.62mmol)、およびテトラヒドロフラン中ジメチルアミンの2M溶液(1.62mL, 3.24mmol)を6時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物072(6mg, 5%)を得た。
【0252】
実施例110. 化合物232の合成
ステップ1. メチル 2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセテート(化合物4-2)の合成:
2,6-ジメチル-4-ニトロフェノール(1000mg, 5.98mmol)とメチルブロモアセテート(0.6mL, 5.98mmol)とセシウムカーボネート(2.9g, 8.97mmol)をアセトニトリル10mLに溶かした後、80℃で12時間攪拌した。反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製してメチル 2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセテート(682mg, 48%)を得た。
【0253】
ステップ2. 2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセトヒドラジド(化合物4-3)の合成:
メチル 2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセテート(300mg, 1.25mmol)、ヒドラジン一水和物(0.07mL, 1.40mmol)をEtOH 3mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応混合物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して2-(2,6-ジメチル-4-ニトロ-フェノキシ)アセトヒドラジド(280mg, 96%)を得た。
【0254】
ステップ3. (E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセトヒドラジド(化合物4-4)の合成:
2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセトヒドラジド(289mg, 1.21mmol)、1H-インドール-4-カルバルデヒド(175mg, 1.21mmol)をEtOH 3mLに溶かした後、90℃で12時間攪拌した。反応混合物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:1)で精製して(E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセトヒドラジド(127mg, 29%)を得た。
【0255】
ステップ4.(E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(4-アミノ-2,6-ジメチルフェノキシ)アセトヒドラジド(化合物232)の合成:
(E)-N'-((1H-インドール-4-イル)メチレン)-2-(2,6-ジメチル-4-ニトロフェノキシ)アセトヒドラジド(20mg, 0.05mmol)および亜鉛(74mg, 1mmol)を酢酸1mLに溶かした後、6時間室温で攪拌した。反応混合物をカラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 2:1)で精製して化合物232(2mg, 11%)を得た。
【0256】
実施例111. 化合物239の合成
化合物237(16mg, 0.05mmol)をEtOH:ジメチルスルホキシド = 4mL:1mLに溶かした。反応混合物の温度を0℃に下げ、1M水酸化ナトリウムと30% H
2O
2を加えた。反応混合物の温度を室温に上げ、2時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製し化合物239(8mg, 44%)を得た。
【0257】
下記スキーム5は、スキーム1のアルデヒド化合物(化合物1-5)を製造する方法を示す。
[スキーム5]
【0258】
製造例1. 化合物5-2の合成(化合物211の中間体化合物):
化合物5-1(200mg, 1.38mmol)およびホルムアルデヒド37%(1.1mL, 1.66mmol)を酢酸に溶かした。反応混合物の温度を0℃に下げ、4-メチルピペリジン(154mL, 1.38mmol)を加えた後、室温で3時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に1M NaOHを加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して化合物5-2(311mg, 87%)を得た。
【0259】
製造例2. 化合物5-3の合成(化合物180の中間体化合物):
化合物5-1(125mg, 1.06mmol)、2-ヨードエタノール(0.1mL, 1.59mmol)、およびKOH(96mg, 2.12mmol)をジメチルスルホキシ(2mL)に溶かした後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物5-3(120mg, 59.8%)を得た。
【0260】
製造例3. 化合物5-4の合成(化合物280の中間体化合物):
化合物5-1(1g, 6.89mmol)をテトラヒドロフランに溶かし、水素化ナトリウム(360mg, 8.27mmol)を加えた。これにベンゼンスルホニルクロリド(1.2g, 6.89mmol)を加えた後、室温で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物5-4(500mg, 25%)を得た。
【0261】
下記スキーム6は、スキーム1およびスキーム7の出発化合物(化合物1-1)を製造する方法を示す。
[スキーム6]
【0262】
製造例4. 2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-2)の合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(1.8g, 8.9mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)に溶かし、フラン-3-イルボロン酸(1g, 8.9mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.36g, 0.45mmol)、および炭酸ナトリウム(3.7g, 45mmol)を加えた後、1時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノール(0.9g, 54%)を得た。
【0263】
製造例5. 2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノール(化合物6-3)の合成:
4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノール(0.5g, 2.5mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)に溶かし、ピリミジン-5-イルボロン酸(0.37g, 2.8mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.02g, 0.13mmol)、および炭酸ナトリウム(0.79g, 7.5mmol)を加えた後、マイクロ波反応器で120℃で15分間反応させた。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2,6-ジメチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェノール(0.1g, 20%)を得た。
【0264】
製造例6. 4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノール(化合物6-4)の合成:
2-アミノピリミジン-5-イルボロン酸(0.76g, 5.4mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)に溶かし、4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノール(0.91g, 4.52mmol)とPd(dppf)Cl
2(0.19g, 0.14mmol)、炭酸ナトリウム(1.4g, 14mmol)を加えた後、マイクロ波反応器で120℃で15分間反応させた。反応完了後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して4-(2-アミノピリミジン-5-イル)-2,6-ジメチルフェノール(0.27g, 27%)を得た。
【0265】
製造例7. 4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノール(化合物6-5)の合成:
4-ブロモ-2,6-ジメチルフェノール(350mg, 1.74mmol)、3-フラニルボロン酸(269mg, 2.26mmol)、Pd(dppf)Cl
2(71mg, 0.087mmol)、および炭酸ナトリウム(553mg, 5.22mmol)をDME : 水 = 4mL : 2mL に溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。得られたろ液をエチルアセテートで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製して4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノール(225mg, 50%)を得た。
【0266】
製造例8. 2-(ピリジン-3-イル)フェノール(化合物6-6)の合成:
2-ブロモフェノール(0.5g, 2.9mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)に溶かし、ピリジン-3-イルボロン酸(0.71g, 5.8mmol)とPd(dppf)Cl
2(0.12g, 0.14mmol)、炭酸ナトリウム(1.2g, 14mmol)を加えた後、1時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2-(ピリジン-3-イル)フェノール(0.25g, 20%)を得た。
【0267】
製造例9. 2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノール(化合物6-7)の合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(1g, 5mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)に溶かし、ピリジン-3-イルボロン酸(0.62g, 5mmol)とPd(dppf)Cl
2(0.20g, 0.25mmol)、炭酸ナトリウム(2.1g, 25mmol)を加えた後、1時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2,4-ジメチル-6-(ピリジン-3-イル)フェノール(0.7g, 70%)を得た。
【0268】
製造例10. 2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノール(化合物6-8)の合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(0.5g, 2.5mmol)をジメトキシエタン/水(2:1)に溶かし、ピリジン-4-イルボロン酸(0.32g, 2.5mmol)とPd(dppf)Cl
2(0.10g, 0.13mmol)、炭酸ナトリウム(1g, 13mmol)を加えた後、1時間還流攪拌した。反応完了後、反応混合物に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2,4-ジメチル-6-(ピリジン-4-イル)フェノール(0.15g, 30%)を得た。
【0269】
製造例11. 2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(化合物6-9)の合成:
2-ブロモ-6-メチルフェノール(800mg, 4.28mmol)、3-フランボロン酸(574mg, 5.13mmol)、炭酸ナトリウム(1400mg, 12.8mmol)、およびPd
2(dppf)
2Cl
2(699mg, 0.82mmol)をジメトキシエタン/水 10mL/10mLに溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製して2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(273mg, 26%)を得た。
【0270】
製造例12. 2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-オール(化合物6-10)の合成:
2-ブロモピリジン-3-オール(200mg, 1.15mmol)、3-フランボロン酸(574mg, 1.38mmol)、炭酸ナトリウム(365mg, 12.8mmol)、およびPd
2(dppf)
2Cl
2(187mg, 0.23mmol)をジメトキシエタン/水 2mL/1mLに溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製して2-(フラン-3-イル)ピリジン-3-オール(50mg, 27%)を得た。
【0271】
製造例13. 4-フルオロ-2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(化合物6-11)の合成:
2-ブロモ-4-フルオロ-6-メチルフェノール(337mg, 1.20mmol)、3-フラニルボロン酸(162mg, 1.45mmol)、Pd(dppf)Cl
2(98.3mg, 0.12mmol)、および炭酸ナトリウム(383mg, 3.61mmol)をDME : 水 = 20mL : 10mL に溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分攪拌した。反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 9/1)で精製して4-フルオロ-2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(96mg, 30%)を黄色オイルとして得た。
【0272】
製造例14. 2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-オール(化合物6-12)の合成:
2-ブロモピリジン-3-オール(100mg, 0.58mmol)、3-チオフェニルボロン酸(88mg, 0.69mmol)、炭酸ナトリウム(184mg, 2.07mmol)、およびPd
2(dppf)
2Cl
2(94mg, 0.12mmol)を1mL/1mLのジメトキシエタン/水に溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製して2-(チオフェン-3-イル)ピリジン-3-オール(50mg, 48%)を得た。
【0273】
製造例15. 2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノール(化合物6-13)の合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(500mg, 2.49mmol)、2-チオフェニルボロン酸(88mg, 2.99mmol)、炭酸ナトリウム(791mg, 7.47mmol)、およびPd
2(dppf)
2Cl
2(406mg, 0.49mmol)をジメトキシエタン/水 6mL/3mLに溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製して2,4-ジメチル-6-(チオフェン-2-イル)フェノール(231mg, 45%)を得た。
【0274】
製造例16. 2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノール(化合物6-14)の合成:
2-ブロモ-4-メトキシフェノール(400mg, 1.97mmol)、2-フラニルボロン酸(287mg, 2.56mmol)、Pd(dppf)Cl
2(81mg, 0.1mmol)、および炭酸ナトリウム(626mg, 5.91mmol)をDME : 水 = 4mL : 2mL に溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製して2-(フラン-2-イル)-4-メトキシフェノール(212mg, 57%)を得た。
【0275】
製造例17. 3-(フラン-2-イル)フェノール(化合物6-15)の合成:
3-ブロモフェノール(500mg, 2.86mmol)とフラン-2-ボロン酸(420mg, 3.76mmol)をジメトキシエタン/水=5mL/2.5mLに溶かし、Pd(dppf)Cl
2(118mg, 0.14mmol)と炭酸ナトリウム(919mg, 8.67mmol)を加えた後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製して3-(フラン-2-イル)フェノール(191mg, 41%)を得た。
【0276】
製造例18. 3-(ピリジン-3-イル)フェノール(化合物6-16)の合成:
3-ブロモフェノール(500mg, 2.86mmol)とピリジン-3-イルボロン酸(422mg, 3.76mmol)をジメトキシエタン/水=5mL/2.5mLに溶かし、Pd(dppf)Cl
2(118mg, 0.14mmol)、および炭酸ナトリウム(919mg, 8.67mmol)を加えた後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 9:1)で精製して3-(ピリジン-3-イル)フェノール(386mg, 78%)を得た。
【0277】
製造例19. 2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-17)の合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(430mg, 2.14mmol)、2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(494mg, 2.35mmol)、Pd(dbpf)Cl
2(69.7mg, 0.11mmol)と炭酸ナトリウム(680mg, 6.45mmol)をジメトキシエタン : 水 = 3mL : 1mL に溶かした後、マイクロ波内で120℃で30分間攪拌した。反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 9/1)で精製して2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,6-ジメチルフェノール(160mg, 37%)を無色オイルとして得た。
【0278】
製造例20. 2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-18)の合成:
2-ブロモ-4,6-ジメチルフェノール(500mg, 2.49mmol)、フラン-2-イルボロン酸(88mg, 2.99mmol)、炭酸ナトリウム(791mg, 7.47mmol)、およびPd
2(dppf)
2Cl
2(406mg, 0.49mmol)をジメトキシエタン/水 6mL/3mLに溶かした後、マイクロ波内で120℃で20分間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトを用いてろ過した。ろ液に水を加え、エチルアセテートで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン = 1:3)で精製して2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノール(231mg, 45%)を得た。
【0279】
下記のスキーム7は、スキーム1の出発化合物(化合物1-1)を製造する方法を示す。
[スキーム7]
【0280】
製造例21. 2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-2)の合成:
2-(フラン-3-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-2)(0.6g, 3.2mmol)をメタノールに溶かし、パラジウム炭素(0.06 g)を加えた後、水素バルーン下で室温で6時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(0.45g, 73%)を得た。
【0281】
製造例22. 2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-3)の合成:
2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(化合物6-9)(173mg, 0.70mmol)とパラジウム炭素(25mg, 15%)をメタノール : テトラヒドロフラン = 1mL : 1mLに溶かした後、水素バルーン下で48時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート = 3:1)で精製して2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(117mg, 93%)を得た。
【0282】
製造例23. 4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-4)の合成:
4-フルオロ-2-(フラン-3-イル)-6-メチルフェノール(化合物6-11)(471mg, 2.45mmol)をメタノールに溶かし、パラジウム炭素(64.3mg, 5wt%)を加えた後、水素バルーン下で24時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液を減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 9/1)で精製して4-フルオロ-2-メチル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(368mg, 76%)を白色固体として得た。
【0283】
製造例24. 2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノール(化合物7-5)の合成:
2-(フラン-2-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-18)(200mg, 1.06mmol)をメタノール 3mLに溶かし、パラジウム炭素(30mg)を加えた後、水素バルーン下で12時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮して2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロフラン-2-イル)フェノール(200mg, 98%)を得た。
【0284】
製造例25. 2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(化合物7-6)の合成:
4-(フラン-3-イル)-2,6-ジメチルフェノール(化合物6-5)(110mg, 0.74mmol)をテトラヒドロフラン : メタノール = 1mL : 1mLに溶かし、パラジウム炭素(15mg, 15%)を加えた後、水素バルーン下で18時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮して2,6-ジメチル-4-(テトラヒドロフラン-3-イル)フェノール(74mg, 72%)を得た。
【0285】
製造例26. 2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノール(化合物7-7)の合成:
2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,6-ジメチルフェノール(化合物6-17)(234mg, 1.14mmol)をメタノールに溶かし、パラジウム炭素(92mg, 40wt%)を加えた後、水素バルーン下で24時間攪拌した。反応完了後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル ; ヘキサン/エチルアセテート, 9/1)で精製して2,4-ジメチル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェノール(156mg, 66%)を白色固体として得た。
【0286】
製造例27. 2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-オール(化合物7-9)の合成:
2-ブロモピリジン-3-オール(200mg, 1.15mmol)とピロリジン(184mg, 2.58mmol)を反応チューブに入れた後、マイクロ波内で120℃で20分間反応させた。反応混合物に1M HCl溶液を加えて中和し、エチルアセテートとジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。この濃縮物をカラムクロマトグラフィーで精製して2-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-オール(78mg, 41%)を得た。
【0287】
前記化合物の構造式は下記[表1]〜[表9]に示した通りである。
【0288】
【表1】
【0289】
【表2】
【0290】
【表3】
【0291】
【表4】
【0292】
【表5】
【0293】
【表6】
【0294】
【表7】
【0295】
【表8】
【0296】
【表9】
【0297】
本発明化合物の活性測定-実験プロトコル
実験例1:化合物のアポトーシス促進活性測定
製造された化合物の効果を調査するために、ヒトT細胞急性リンパ性白血病細胞株であるジャーカットT細胞に対する化合物のアポトーシス誘導効果を下記のような方法で評価した。
【0298】
ウシ胎児血清(FBS)を10%含むRPMI培地で培養したジャーカットT細胞を回収し、トリパンブルー(Sigma)染色により生存率が97%以上であることを確認した後、室温で1200rpmの速度で5分間遠心分離し、細胞を10% FBS含有RPMI培地に1.5×10
5細胞/mLの濃度で再懸濁した。その後、細胞懸濁液を平底96ウェルプレート(Costar)の各ウェルに200μLずつ分注し、各ウェルに分注された細胞を、RPMI培地で希釈された1μMまたは5μMの最終濃度の化合物10μLで処理し、5% CO
2インキュベーターにおいて37℃で72時間インキュベートした。溶媒対照群では、細胞を、1%ジメチルスルホキシド(DMSO, Sigma)を含有するRPMI培地10μLで処理した。インキュベートした細胞を回収して5mLのFACS用チューブ(BD Falcon)に入れ、1mLのリン酸緩衝食塩水(PBS)で洗浄した後、0.1mLの結合緩衝溶液(10 mM Hepes-NaOH, pH 7.4, 140 mM NaCl, 2.5 mL CaCl
2)に再懸濁させた。懸濁された細胞をフルオレセインイソチオシアネート(FITC)-アネキシンV(BD Biosciences)と7-アミノ-アクチノマイシンD(7-AAD, e-Biosciences)で処理して室温で15分間染色した。染色が終わった細胞に0.3mLの結合緩衝溶液を追加し、懸濁させた後、フローサイトメーターで測定した。アポトーシスは、全細胞における、FITC-アネキシンVと7-AADで染色された細胞の割合(%)によって求めた([表10]および[表11]参照)。
【0299】
【表10】
【0300】
【表11】
【0301】
実験例2:インビトロでの同種抗原特異的T細胞抑制効果
本発明にかかる化合物229の同種抗原特異的T細胞に対する抑制効果を評価するために下記のような実験を行った。
【0302】
正常C57BL/6マウス(8〜12週齢, メス, 20±2g)からリンパ節と脾臓を無菌的に採取してRPMI培地を添加し粉砕した後、セルストレーナー(BD Falcon)に通過させて単細胞懸濁液(single cell suspension)にした。脾臓の単細胞懸濁液は、1200rpmで5分間遠心分離した後、上層液を捨て、塩化アンモニウム/炭酸水素カリウム(ACK)溶解緩衝溶液(0.15 M NH
4Cl, 1 mM KHCO
3, 0.1 mM Na
2EDTA)1mLを添加して1分間ボルテックスした後、RPMI培地で洗浄した。赤血球溶解脾臓細胞(erythrocyte-lysed spleen cell)をリンパ節細胞と一緒に遠心分離した後、1mLの磁気細胞分離(MACS)緩衝溶液(PBS中、0.5% BSA, 2 mM EDTA)に再懸濁させ、マウスCD90.2マイクロビーズ(Miltenyi Biotec)100μLを添加した後、4℃で15分間インキュベートした。インキュベートした細胞懸濁液に10mLのMACS緩衝溶液を加え、5分間遠心分離し、洗浄した後、MACS緩衝溶液2mLに再懸濁させた。懸濁された細胞をautoMACS Pro Separator(Miltenyi Biotec)に入れ、CD90.2マイクロビーズが結合したT細胞を分離した。分離したT細胞をリン酸緩衝食塩水(PBS)で洗浄した後、PBSに1×10
8細胞/mLの濃度で再懸濁させた。正常BALB/cマウス(10〜12週齢, メス, 20〜23g)にIBL 437C放射線照射装置(CIS bio international)を用いて950ラド(rad)のγ放射線を照射した後、前記の調製したC57BL/6マウスのT細胞懸濁液100μLをBALB/cマウスの尾静脈に注入した。細胞注入後3日目にマウスを屠殺して脾臓を摘出し、この脾臓から、前記の方法で赤血球が除去された単細胞懸濁液を作った後、自動磁気細胞分離装置を用いて脾臓細胞懸濁液からドナーT細胞を分離して2次反応細胞として準備した。一方、正常C57BL/6 マウスから前記と同様の方法でT細胞を分離して1次反応細胞として準備した。1次および2次反応細胞をそれぞれ1mLの1% FBS含有PBSに再懸濁し、3μMのカルボキシフルオレセインジアセテートスクシンイミジルエステル(CFSE, Invitrogen)で処理し、室温で4分間反応させた後、この細胞懸濁液に冷蔵保管された5% FBS含有PBSを加えて反応を中止させ、次いで洗浄した。洗浄された細胞をそれぞれ10% FBS含有RPMI培地に2×10
6/mLの濃度で再懸濁させた。正常BALB/cマウス(8〜12週齢, メス, 20±2g)の脾臓を無菌的に採取し、赤血球が除去された脾臓細胞を前記のような方法で調製した後、1mLのPBSに再懸濁させた。この懸濁液に0.5mg/mLのマイトマイシン-C(Sigma)を0.5μg/mLの濃度で添加し、細胞を37℃で20分間インキュベートした後、過量のPBSで3回洗浄した。洗浄された細胞を10% FBS含有RPMI培地に4×10
6細胞/mLの濃度で再懸濁させて刺激細胞として準備した。前記で準備した1次および2次反応細胞と刺激細胞をそれぞれ1:1の比率で混ぜた後、丸底96ウェルプレート(Costar)の各ウェルに200μLずつ分注した。各ウェルに分注された細胞をRPMI培地で希釈された多様な濃度の化合物229 10μLで処理した後、5% CO
2インキュベーターにおいて37℃で72時間インキュベートした。溶媒対照群では、細胞を10μLの0.2% DMSO含有RPMI培地で処理した。インキュベートした細胞を回収して5mL FACS用チューブに入れ、1mLの蛍光活性化細胞選別(FACS)緩衝溶液(PBS中、1% FBSおよび0.1%アジ化ナトリウム)で洗浄した。洗浄した細胞を0.1mLのFACS緩衝溶液に再懸濁させ、抗体の非特異的結合を防ぐために1μgのマウス免疫グロブリンG(IgG, e-Biosciences)で処理し、4℃で15分間インキュベートした。その後、0.5μgのフィコエリトリン結合抗マウスH-2K
b mAb(e-Biosciences)で処理し、4℃で30分間染色した。染色後、細胞を1mLのFACS緩衝溶液で2回洗浄し、0.1mLのFACS緩衝溶液に再懸濁した後、7-AADで処理して室温で5分間染色した。染色が終わった細胞を0.3mLのFACS緩衝溶液に懸濁させた後、フローサイトメーターで測定した。T細胞の増殖抑制は、全生存反応細胞における、CFSEの蛍光強度が低い細胞分画の割合(%)を測定することによって求め、T細胞アポトーシスは、全反応細胞における、7-アミノ-アクチノマイシンD(7-AAD)染色された細胞の割合(%)を測定することによって求めた。
【0303】
測定の結果、同種抗原に反応して増殖するT細胞(CFSE
低)の割合は溶媒対照群では全T細胞の50%だが、化合物229を0.5μM以上の濃度で処理した試験群ではその比率が3%以内に減少し、このことは、同種抗原に反応するT細胞の増殖が著しく抑制されたことを示す。また、生体内で同種抗原に1次反応して既に活性化されたT細胞が同じ抗原に再度反応する2次反応条件でも、化合物229は同種抗原特異的T細胞増殖を効果的に抑制した(
図1参照)。化合物229による同種抗原特異的T細胞の抑制効果が細胞アポトーシス誘導によるものなのか確認するために、細胞を7-AAD染色してフローサイトメトリーで解析した。その結果、1次反応では、0.5μM以上の濃度の化合物229で処理した試験群において細胞アポトーシスが溶媒対照群に比べて14〜19%増加し、2次反応では、0.25μM以上の濃度の化合物229で処理した試験群において細胞アポトーシスが溶媒対照群に比べて有意に増加した(21〜42%)ことが示された(
図2および表12参照)。
【0304】
【表12】
* p < 0.05, ** p < 0.01, *** p < 0.001
【0305】
よって、本発明にかかる化合物229は、同種抗原に1次および2次反応するT細胞全てに対して増殖抑制効果を有し、このような増殖抑制効果は、細胞アポトーシス誘導を通じて行われる。また、2次的に活性化されたT細胞についてはより低い濃度の化合物229でも増殖抑制が行われるため、化合物229は、移植拒否反応の予防だけでなく治療用の免疫抑制剤として効果的に使用できるものである。
【0306】
実験例3:インビボでの同種抗原特異的T細胞の抑制効果
本発明にかかる化合物299がインビボで同種抗原に反応するT細胞に対する抑制効果があるか調べるために、下記の方法で動物モデルで実験を行った。
【0307】
正常C57BL/6-Ly5.1マウス(8〜12週齢, メス, 20±2g)からリンパ節と脾臓を無菌的に採取して実験例2で記述した方法でT細胞を分離した後、PBSに1×10
8細胞/mLの濃度で再懸濁した。正常BDF1マウス(10〜12週齢, メス, 20〜23g)に950ラドのγ放射線を照射した後、前記の調製したC57BL/6-Ly5.1マウスのT細胞100μLをBDF1マウスの尾静脈に注入した。本発明にかかる化合物229を、腹腔投与の場合は投与量の15%(v/v)、および経口投与の場合は投与量の7.5%(v/v)に相当する量でCremophor EL(Sigma)/エタノール混合物(1:1, v/v)に完全に溶かした後、この化合物溶液をPBSに希釈し、細胞注入から移植後5日目まで毎日、腹腔(200μL/マウス)または経口(500μL/マウス)により投与した。溶媒対照群には、Cremophor EL-エタノール-PBS混合物を試験群と同じ比率と量で投与した。細胞注入後6日目にマウスを屠殺して脾臓を摘出し、前記実験例2の方法で赤血球が除去された脾臓細胞を作った後、この脾臓細胞をトリパンブルーで染色して個体別に臓器当りの生存細胞数を調査した。その後、脾臓細胞を5mL FACS用チューブに入れ、1mLのFACS緩衝溶液で洗浄した。細胞を0.1mLのFACS緩衝溶液に再懸濁させた後、抗体の非特異的結合を防ぐために1μgのマウス免疫グロブリンGで処理し、4℃で15分間インキュベートした。その後、0.5μgのフィコエリトリン結合抗マウスLy5.1 mAb(モノクローナル抗体)で処理し、4℃で30分間染色した。染色後、細胞を1mLのFACS緩衝溶液で2回洗浄し、0.3mLのFACS緩衝溶液に再懸濁してフローサイトメーターで解析した。脾臓内ドナーT細胞の数は、脾臓当りの生存細胞に対するドナーT細胞分画(Ly5.1
+ 細胞)の割合(%)を測定することによって求めた。
【0308】
その結果、本発明にかかる化合物229を腹腔投与(
図3A)または経口投与(
図3B)したマウスの脾臓内の同種抗原特異的T細胞数が溶媒対照群に比べて濃度依存的に有意に減少し、化合物229を50mg/kgの用量で投与した場合は、活性T細胞の数が著しく減ったことが示され、このことは、同種抗原に反応するT細胞の増殖が完全に抑制されることを示唆する(
図3Aおよび3B参照)。
【0309】
よって、本発明にかかる化合物229は、インビボで同種抗原特異的T細胞を効果的に抑制する効果を有しており、経口用免疫抑制剤として開発される可能性も有している。
【0310】
実験例4:急性移植片対宿主病の抑制効果
本発明にかかる化合物229の急性移植片対宿主病に対する抑制効果を調べるために、下記のように同種骨髄移植マウスモデルで急性移植片対宿主病を誘導し、化合物229で処置してその効能を評価した。
【0311】
正常C57BL/6マウス(8〜12週齢, メス, 20〜23g)からリンパ節と脾臓、そして両側大腿骨と脛骨を無菌的に採取した後、リンパ節と脾臓から実験例2で記述した方法によりT細胞を分離し、PBSに8×10
7細胞/mLで再懸濁した。大腿骨と脛骨は末端部分を切り、注射器(大腿骨では21G, 脛骨では26G)を用いてRPMI培地により大腿骨および脛骨から骨髄を流し出して抽出した後、よく懸濁し、セルストレーナーに通過させて単細胞懸濁液にした。この骨髄細胞懸濁液を1200rpmで5分間遠心分離した後、上層液を捨て、1mLのACK溶解緩衝溶液を添加して1分間ボルテックスした後、RPMI培地で洗浄した。遠心分離により集めた骨髄細胞を300μLのMACS緩衝溶液に再懸濁させ、30μLのCD90.2マイクロビーズを添加した後、4℃で15分間インキュベートした。インキュベートした細胞懸濁液に5mLのMACS緩衝溶液を加え、5分間遠心分離し、洗浄した後、MACS緩衝溶液2mLに再懸濁させた。懸濁された細胞をautoMACS Pro Separatorに入れ、CD90.2マイクロビーズが結合したT細胞を除去した。分離したT細胞除去骨髄細胞(T cell-depleted bone marrow cells; TCD-BM)をPBSで洗浄し、PBSに1×10
8細胞/mLの濃度で再懸濁させた。正常BDF1マウス(10〜12週齢, メス, 20〜23g)に放射線照射装置を用いて850ラドのγ放射線を照射した後、C57BL/6マウスのT細胞とTCD-BMを1:1の比率で混ぜた移植片100μLをBDF1マウスの尾静脈に注入した。本発明にかかる化合物229処置群には、化合物229を、投与量の15%(v/v)に相当する量でCremophor EL-エタノール混合物(1:1, v/v)に完全に溶かした後、この化合物溶液をPBSに希釈し、各マウスに毎日25mg/kgの用量で、移植片注入から10日間腹腔投与した。一方、別のグループのマウスに、現在臨床で使用されている免疫抑制剤であるタクロリムスを化合物229と同量で投与して急性移植片対宿主病抑制効果を比較し、溶媒対照群のマウスには、Cremophor EL-エタノール-PBS混合物(7.5 : 7.5 : 85, v/v/v)200μLを処置群と同様に投与した。その後、マウスの生存の有無を毎日確認し、移植片対宿主病の重症度を、それぞれについて体重減少、姿勢、活動の低下、ひだ状の毛皮、および皮膚の病変を臨床GVHDスコアリングシステムを使用して一週間に二回評価した。項目ごとに3種類の点数(0〜2点)の尺度で点数を記録した。
【0312】
その結果、溶媒対照群のマウスは、細胞移植後29日目から死に始め70日目には10%の生存率を示し、タクロリムス処置群のマウスは、移植後23日目から死に始め、最終的に50%の生存率を示した。一方、本発明の化合物229を処置した群は、細胞移植後35日目と46日目にマウスの死が発生したが、最終的には80%のマウス生存率を示し、これは、溶媒対照群に比べて有意に高い。また、有意ではないが、化合物229処置群の生存率は、タクロリムス処置群と比較しても増加していた(
図4A参照)。臨床スコアリングシステムにより移植片対宿主病の重症度を評価した結果、タクロリムスを処置したマウスにおいてひだ状の毛皮および重篤な皮膚病変が観察されたのに対し、化合物229を処置したマウスでは若干の体重減少を含んだ軽いレベルの移植片対宿主病症状が観察された。このような化合物229処置による移植片対宿主病症状の減少は、統計的にも有意であった(
図4B参照)。
【0313】
よって、本発明の化合物229は、マウスモデルにおいて移植片対宿主病を抑制する効果を有し、化合物229の抑制効果は既存の免疫抑制剤であるタクロリムスよりも優れるため、本発明の化合物229は、新規免疫抑制剤として効果的に使用できる。
【0314】
実験例5:多発性硬化症の治療効果
本発明にかかる化合物229の多発性硬化症に対する治療効果を調べるために、下記のようにマウスモデル(murine models)において実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)を誘導し、化合物229で処置して、その効果を評価した。
【0315】
誘導の初日(0日目)、ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質
35-55(MOG
35-55, Peptron)(200ug)、結核菌(Mycobacterium Tuberculosis)(Difco, Cat No. 231141)(500μg)、および完全フロイントアジュバント(Sigma aldrich, Cat No. F5506)を互いに混合した後、5分間浸漬した。浸漬されたペプチドを正常C57BL/6 マウス(9週齢, メス, 18±2g)それぞれの両方のわき腹に0.1mL皮下注射した後、百日咳毒素(Sigma aldrich, Cat No. P2980)(200ng)0.1mgを静脈に注入した。2日目に、同量の百日咳毒素を静脈投与した。マウスは注入された部位から浸漬がもれているか確認し、7日目から肉眼観察することによりEAEが誘導されたかどうかを確認した。
【0316】
化合物229および現在臨床で使用されている多発性硬化症治療剤であるフィンゴリモド(Fingolimod)を、投与量の7.5%(v/v)に相当する量でCremophor EL-エタノール混合物(1:1, v/v)に完全に溶かした後、これらの化合物溶液をPBSに希釈した。二つの群のマウスには、それぞれマウス一匹当り25mg/kgおよび50mg/kgの投与量で化合物229希釈液200μLを、そして3番目の群のマウスには、1mg/kgの投与量でフィンゴリモド希釈液200μLを、実験開始後17日から37日まで(合計21回)毎日経口投与した。溶媒対照群では、Cremophor EL-エタノール-PBS混合物(3.75 : 3.75 : 92.5, v/v/v)200μLを処置群と同様に投与した。EAE指数は、実験7日から重症度指数システム(6種類の点数(0〜5点)尺度)を使用して肉眼観察に基づき毎日記録した。
【0317】
多発性硬化症の症状は、以下の基準によって評価した。
0:異常なし
1:尾部分の弛緩
2:尾部分の弛緩および後肢の衰弱
3:後肢の麻痺
4:後肢の麻痺および前肢の衰弱
5:瀕死
【0318】
分析の結果、全ての試験群において、実験7日からEAEが発病し、実験17日目の重症度指数は3±1.25であり、このことは、100%急性反応が誘導されることを示す。溶媒対照群のマウスは、重症度指数が、実験17日目で3±1、慢性反応期間である実験39日目で2.5±0.75、実験101日目で2.33±0.25だった。溶媒対照群は、再発-寛解パターンを見せ、実験期間中継続して高い重症度指数を表した。フィンゴリモド処置群では、重症度指数が実験17日目で3±1だったが、実験39日目で1.5±0.5であり、このことは、フィンゴリモド処置群が、溶媒対照群に比べて緩和した急性反応と穏やかな慢性反応という治療効果を見せることを示す。しかし、フィンゴリモド処置群は、投薬が終わった後、実験39日から重症度指数が増加し、実験101日目で2.7±0.25の高い重症度指数を示した。本発明の化合物229を25mg/kg処置した処置群は、実験17日目で3±1であり溶媒対照群と似た重症度指数を見せたにもかかわらず、実験39日目で1.25±0.75、実験55日目で1.17±0.75の重症度指数を示し、このことは、溶媒対照群に比べて統計的に有意な治療効果が表れたことを示唆する。しかし、化合物229を25mg/kg処置した処置群は、実験57日目から重症度指数が増加し始め、実験101日目で1.83±0.5であり、これは溶媒対照群よりも低かったが、実験初期に比べて多少増加した重症度指数を表した(溶媒対照群と比較。#, p<0.05; ##, p<0.01; および ###, p<0.001;
図5参照)。本発明の化合物229を50mg/kg処置した処置群は、実験17日目で3±0.75であり溶媒対照群と似た重症度指数を見せたにもかかわらず、実験39日目で0.9±0.25、実験101日目で0.63±0.25の重症度指数を示し、このことは、溶媒対照群に比べて統計的に有意な治療効果が表れたことを示す(溶媒対照群と比較。*, p<0.05; **, p<0.01; および ***, p<0.001;
図5参照)。化合物229を50mg/kg処置した処置群は、経口投薬後、治療効果が持続的に維持され、この効果は、実験49日目のフィンゴリモド処置群と異なり、統計的に有意である(フィンゴリモド処置群と比較。†, p<0.05; ††, p<0.01; および †††, p<0.001;
図5参照)。本発明の化合物229は、25mg/kg処置時の初期治療効果は優れるが、再発防止には多少脆弱であり、50mg/kg処置時に優れた初期治療効果および持続的な再発防止効果を見せた。
【0319】
よって、本発明の化合物229は、マウスモデルのEAEに対する治療効果を有し、この治療効果は既存の多発性硬化症経口治療剤であるフィンゴリモドよりも治療効果および効果持続性に優れるため、本発明の化合物229は、新規な多発性硬化症経口治療剤としてより魅力的な治療戦略を提示することができる。
【0320】
実験例6:リンパ性悪性腫瘍細胞株アポトーシスに対する効果
前記で合成された化合物457のリンパ性悪性腫瘍細胞株に対する抑制効果を評価するために、次の実験を行った。
【0321】
急性T細胞白血病細胞株であるジャーカット、Molt4、CCRF-CEMと急性B細胞白血病細胞株であるRaji、そして多発性骨髄腫細胞株であるKMS11、KMS12BM、KMS26、KMS28BM、およびIM9をそれぞれ10% FBS含有RPMI培地に1.5×10
5細胞/mLの濃度で再懸濁した後、各細胞懸濁液200μLを平底96ウェルプレート(Costar)において培養した。急性NK細胞リンパ腫細胞株NK-92MIをα-MEM培地(20% FBS、1X MEMビタミン溶液、50μMの2-メルカプトエタノール、および1Xペニシリン/ストレプトマイシンを添加)に1.5×10
5細胞/mLの濃度で再懸濁した後、この細胞懸濁液200μLを平底96ウェルプレートにおいて培養した。各ウェル中の細胞をRPMI培地で希釈された0.1、0.25、0.5、0.75、および1μMの化合物それぞれ10μLで処理し、5% CO
2インキュベーターにおいて37℃で24時間インキュベートした。溶媒対照群では、細胞を10μLの0.05%ジメチルスルホキシド(DMSO, Sigma)/培養培地で処理した。
【0322】
細胞回収後、アポトーシス分析はアネキシンV-7-AAD染色後、フローサイトメーターで測定した。インキュベートした細胞を回収して5mL FACS用チューブ(BD Falcon)に入れ、1mLの蛍光活性化細胞選別(FACS)緩衝溶液(PBS中、1% FBSおよび0.1%アジ化ナトリウム)で洗浄した。細胞を0.1mLのFACS緩衝溶液に再懸濁させ、フィコエリトリン-アネキンVで処理して室温で10分間染色した。染色10分後、細胞を7-AADで処理して室温で5分間染色した。染色が終わった細胞を0.3mLのFACS緩衝溶液に懸濁させた後、フローサイトメーターで測定した。表12〜表15の通り、本発明の化合物065、化合物108、化合物229および化合物457は多様なリンパ性悪性腫瘍細胞でアポトーシス誘導効果を有する。よって、本発明の化合物065、化合物108、化合物229、および化合物457は、新規な抗リンパ性悪性腫瘍薬として使用することができる。
【0323】
【表13】
【0324】
【表14】
【0325】
【表15】
【0326】
【表16】
【0327】
実験例7:毒性実験
ICR雄マウスに、化合物229を0.5%メチルセルロース溶液に懸濁してそれぞれ10mg/kg、50mg/kgおよび100mg/kgの用量で1回経口投与し、7日間、マウスの生存率および体重を調べた。このような投与後、動物が死ぬか死なないか、臨床症状、体重変化を観察し、血液学的検査と血液生化学的検査を実施し、剖検して肉眼で腹腔内臓器と胸腔内臓器の異常有無を観察した。
【0328】
その結果、いかなる特記するほどの臨床症状も死んだマウスもなく、体重変化、血液学的検査、血液生化学検査、剖検所見等においても毒性に起因するいかなる変化も観察されなかった。このように、化合物229は100mg/kgの用量まで毒性に起因するいかなる変化も示さなかった。
【0329】
よって、化合物229の半致致死量(LD50)は100mg/kg以上であり、安全な物質である。