(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つのロッカー取付ブラケットが更に複数のロッカー取付ブラケットで構成され、前記複数のロッカー取付ブラケットの一つが第1のタイプのロッカー取付ブラケットであり、前記複数のロッカー取付ブラケットのもう一つが第2のタイプのロッカー取付ブラケットである、請求項2に記載の車両に自動ステップボードアセンブリを接続する取付システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に固定されて動かない非自動のステップボードに較べ自動ステップボードアセンブリは追加構成要素を含んでいる。これら構成要素としては、追加のブラケット、電動モータ等のアクチュエータ、リンクアセンブリ等がある。
【0005】
自動ステップボードに関連する問題の1つは、上記したような追加構成要素が含まれているため自動ステップボードアセンブリ全体の重量が増加することである。自動ステップボードアセンブリを車両に取り付けるのに使われる種々の構成要素は作動中の自動ステップボードアセンブリの充分な支持を提供しないことがある。
【0006】
従って、自動ステップボードアセンブリに充分な強度と支持を提供する自動ステップボードアセンブリ車両取付システムの需要がある。
【0007】
図15は乗降ステップが設けられる車両の一例を示す斜視図であって、SUV(Sport Utility Vehicle)、ピックアップトラック等の車高の高い車両101では、乗員の乗降を補助するためにステップ102が設けられている。
【0008】
前記ステップ102は、車両101の左右両側における低い位置に搭載されるため、悪路走破性が悪化したり、外観意匠が損なわれたりするといった問題を有していた。
【0009】
こうした問題を解消するために、走行時には、前記ステップ102を展開した位置から格納できるようにした、いわゆる格納式乗降ステップが開発されている。
【0010】
図16及び
図17は従来の車両用格納式乗降ステップ構造の一例を示すものであって、車両101の前後方向へ延びるロッカー103に、フロントヒンジ104とリアヒンジ105とを互いに前後方向へ所要間隔をあけて配設し、該フロントヒンジ104とリアヒンジ105とに対し、ステップ102を構成するステップボード102aを掛け渡すように取り付けてある。
【0011】
前記フロントヒンジ104は、前記ロッカー103に取り付けられるヒンジ本体104aに二個のヒンジリンク104b,104cの基端を枢着し、該ヒンジリンク104b,104cの先端に、前記ステップボード102aの前部が取り付けられるヒンジアーム104dを枢着してなる構成を有している。
【0012】
又、前記リアヒンジ105は、前記フロントヒンジ104と同様に、前記ロッカー103に取り付けられるヒンジ本体105aに二個のヒンジリンク105b,105cの基端を枢着し、該ヒンジリンク105b,105cの先端に、前記ステップボード102aの後部が取り付けられるヒンジアーム105dを枢着してなる構成を有している。
【0013】
更に又、前記フロントヒンジ104には、前記ヒンジリンク104b,104cを回動させるためのモータ等のアクチュエータ106を取り付け、該アクチュエータ106による回転駆動力を連結シャフト107を介して前記リアヒンジ105へ伝達するようにしてある。
【0014】
そして、前記アクチュエータ106を回転駆動することにより、前記フロントヒンジ104のヒンジリンク104b,104cを回動させつつ、前記連結シャフト107を介してリアヒンジ105のヒンジリンク105b,105cを回動させ、前記ヒンジアーム104d,5dの先端に取り付けられたステップボード102aを展開・格納させることができるようになっている。
【0015】
しかしながら、前述の如き従来の車両用格納式乗降ステップ構造では、
図17に示される如く、ロッカー103に対するフロントヒンジ104とリアヒンジ105の締結部が、締結用工具(図示せず)を用いる関係上、それぞれのヒンジ中心から前後にオフセットされているため、ステップボード102aに乗員が足を掛ける等して外力が作用した際、各ヒンジ中心回りにモーメントが発生し、ロッカー103への負荷が増えてしまうことから、強度面での改善が望まれていた。
【0016】
又、前記フロントヒンジ104とリアヒンジ105は、ヒンジリンク104b,104c,105b,105cの各回動中心を前後で合わせるべく、少なくともステップボード102aによって連結した状態で組立工場へ納入する必要があるため、該組立工場での搬送設備を整備しなければならなくなると共に、ロッカー103に対しフロントヒンジ104とリアヒンジ105を組み付ける際の作業性も低下するという欠点を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は
、格納位置と展開位置との間で移動可能な自動ステップボード(Automated Running Board; ARB)アセンブリを車両に接続するのに用いられる取付システムに関連している。一実施例では、取付システムはロッカーステー、ロッカーステーに接続された少なくとも1つのロッカー取付ブラケット、及びブリッジブラケットを含む。
前記自動ステップボードアセンブリは、ベースブラケットと、該ベースブラケットに接続されるリンクアセンブリと、該リンクアセンブリに接続されるステップ部とで構成される。自動ステップボードアセンブリにブリッジブラケットが接続され、ブリッジブラケットにロッカーステーが接続される。ロッカーステーが車両のロッカーモールに取り付けられ、ブリッジブラケットが車両の外ドア下縁部(sill)
に取り付けられて、
前記自動ステップボードアセンブリのベースブラケットが前記ブリッジブラケットに接続され、取付システムと自動ステップボードアセンブリを車両に固定する。
【0018】
一実施例では、数個のロッカー取付ブラケットがロッカーステーとブリッジブラケットの両方に接続される。各ロッカー取付ブラケットは本体、本体と一体形成された外フランジ部、本体と一体形成されたアングル部を含む。取付システムがロッカーモール及び
自動ステップボードアセンブリに組付けられる場合、外フランジ部がロッカーステーに接続され、アングル部がブリッジブラケットに接続される。
【0019】
本発明の目的は自動ステップボードへのロッカーモールの確実な取付点を提供することである。
【0020】
本発明の更なる適用範囲は以下の詳細な記述から明らかとなるであろう。詳細な記述と明細な例は、本発明の好適実施例を示してはいるものの、単に例示を目的としたものであって、本発明の範囲を限定することを目的としていないと理解すべきである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、自動ステップボードアセンブリに充分な強度と支持を提供することができるという優れた効果を奏し得る。
【0022】
本発明は詳細な記述と添付図面からより充分に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの斜視図である。
【
図2】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部である第1のタイプのロッカー取付ブラケットの第1の斜視図である。
【
図3】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部であるロッカーステーの斜視図である。
【
図4】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部である第2のタイプのロッカー取付ブラケットの代替例の斜視図である。
【
図5】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部である第1のタイプのロッカー取付ブラケットの第2の斜視図である。
【
図6】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部である第1のタイプのロッカー取付ブラケットの平面図である。
【
図7】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部である第1のタイプのロッカー取付ブラケットの側面図である。
【
図8】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの一部である第1のタイプのロッカー取付ブラケットの正面図である。
【
図9】本発明による自動ステップボードアセンブリで用いられる取付システムの第2の斜視図である。
【
図10】本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例を示す分解斜視図である。
【
図11】本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例を示す断面図であって、
図10のXI−XI矢視相当図である。
【
図12】本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例における連結ブラケット後端部のロッカーに対する取り付け状態を示す断面図であって、
図10のXII−XII矢視相当図である。
【
図13】本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例における連結ブラケット前端部のロッカーに対する取り付け状態を示す断面図であって、
図10のXIII−XIII矢視相当図である。
【
図14】本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例における連結ブラケット前後中間部のロッカーに対する取り付け状態を示す断面図であって、
図10のXIV−XIV矢視相当図である。
【
図15】乗降ステップが設けられる車両の一例を示す斜視図である。
【
図16】従来の車両用格納式乗降ステップ構造の一例を示す斜視図である。
【
図17】従来の車両用格納式乗降ステップ構造の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下の好適実施例の記述は単に例示的性格のものであり、本発明、その適用及び用途を限定するためのものでは決してない。
【0025】
自動ステップボードアセンブリを車両に接続するのに用いられる取付システムの実施例を全般に参照符号10で示す。取付システム10は、全般に参照符号12で示されている自動ステップボードアセンブリと共に示されている。自動ステップボードアセンブリ12は、格納位置と展開位置との間で移動可能であり、車両からの出入り時に乗客の重量を支えられるように取付システム10に支持されて車両に取り付けられている。
【0026】
取付システム10は、ロッカーステー14、複数のロッカー取付ブラケット16及びブリッジブラケット18を含む。各ロッカー取付ブラケット16は締具20によりロッカーステー14に取り付けられる。本実施例では締具20はナットとボルトの組合わせであるが、リベット等の他の締具も同様に用いることができ、本発明の範囲内である。締具22も各ロッカー取付ブラケット16をブリッジブラケット18に接続するのに用いられる。
【0027】
本実施例では車両各側に配置された自動ステップボードアセンブリ12各々につき3つのロッカー取付ブラケット16が用いられるが、自動ステップボードアセンブリ12の長さや自動ステップボードアセンブリ12が支持するよう設計されている重量に応じて増減したブラケット16を用いるのも本発明の範囲内である。ロッカー取付ブラケット16には2つのタイプ、即ち、第1のタイプのロッカー取付ブラケット16aと第2のタイプのロッカー取付ブラケット16bがある。第1のタイプのロッカー取付ブラケット16aと第2のタイプのロッカー取付ブラケット16bは互いのほぼ鏡像である。
図1及び
図9から見て取れるように、車両の各側に1つずつ計2つの取付システム10及び自動ステップボードアセンブリ12が設けられる。
図1では、第1のタイプのロッカー取付ブラケット16aがブリッジブラケット18の各端に2つあり、第2のタイプのロッカー取付ブラケット16bがブリッジブラケット18の中程に1つ配置される。
図9では、第2のタイプのロッカー取付ブラケット16bがブリッジブラケット18各端に2つあり、第1のタイプのロッカー取付ブラケット16aがブリッジブラケット18の中程に1つ配置される。
【0028】
第1及び第2のタイプのロッカー取付ブラケット16a,16b各々は外フランジ部24と、締具20の通る複数の第1開口26とを有する。第1のタイプのロッカー取付ブラケット16aの外フランジ部24(
図2及び
図5〜
図8に示されている)は本体60に対して−30〜−60度の角度64である。締具22の通る複数の第2開口28も設けられ、アングル部32の一部として形成される。アングル部32はロッカー取付ブラケット16の一部として形成され、本体60に対して15〜45度の角度62にオフセットされている。ブリッジブラケット18の一部として形成される複数の第3開口も設けられ、締具22は該第3開口も通ってロッカー取付ブラケット16をブリッジブラケット18に取り付ける。
【0029】
第2のタイプのロッカー取付ブラケット16bの代替例を
図4に示し、同じ構成要素は同じ参照符号で参照する。この実施例では、外フランジ部24が本体60に対しほぼ15〜45度の角度64でオフセットされ、アングル部32は本体60に対しほぼ15度〜45度の角度62である。しかしながら、第1及び第2のタイプのロッカー取付ブラケット16a,16bの外フランジ部24及びアングル部32の角度64,62を変更すれば、第1及び第2のロッカー取付ブラケット16a,16bを異なる形状のロッカーモール又は異なるタイプの自動ステップボードアセンブリ12を有する異なるタイプの車両に用いることができる。
【0030】
外フランジ部24はロッカーステー14に取り付けられ、各締具20もロッカーステー14の一部として形成された複数の第4開口34のうちの対応した1つを通り、
図1に最もよく示されているようにロッカー取付ブラケット16をロッカーステー14に接続する。
【0031】
ブリッジブラケット18は複数の第5開口36も含み、更に別の締具(図示せず)が該第5開口36を介しブリッジブラケット18を車両に接続する。より明細には、ブリッジブラケット18はドアの下縁部(sill)に接続されるか、若しくは、別の車両構成要素に接続できる。
【0032】
自動ステップボードアセンブリ
12は第1ベースブラケット38及び第2ベースブラケット40を含む。両ベースブラケット38,40はブリッジブラケット18に接続される。より明細には、ベースブラケット38、40各々は取付フランジ58を含み、該取付フランジ58の開口(図示せず)をも介して締具22が、
図1に最もよく示されているようにベースブラケット38,40、ロッカー取付ブラケット16a,16bのアングル部32、及びブリッジブラケット18を共に接続する。
【0033】
第1ベースブラケット38に接続されるのは全体に参照符号42で示される第1リンクアセンブリであり、第2ベースブラケット40に接続されるのは全体に参照符号44で示される第2リンクアセンブリである。各リンクアセンブリ42,44は第1内リンク46及び第2内リンク48を含む。第1リンクアセンブリ42のリンク46,48は第1ベースブラケット38に枢支接続され、第2リンクアセンブリ44のリンク46,48は第2ベースブラケット40に枢支接続される。
【0034】
各リンクアセンブリ42,44は内リンク46、48の両方に枢支接続される外リンク50も含む。2つのリンクアセンブリ42,44があるので、ステップ部52を支持する2つの外リンク50がある。
自動ステップボードアセンブリ
12が展開位置にある場合、ステップ部52は車両への出入りを助けるのに用いられる。
【0035】
ロッカーステー14は複数の取付開口56を含み、複数の締具が前記取付開口56を介しロッカーステー14を車両のロッカーモールに接続する。いったんロッカーステー14がロッカーモールに接続され、ブリッジブラケット18が外ドア下縁部(sill)に接続されれば、取付システム10により
自動ステップボードアセンブリ12の車両への確実な取付が提供される。これにより、
自動ステップボードアセンブリ12使用時のロッカーモールの撓みが最小となる。
【0036】
内リンク46、48及び外リンク50の動きはアクチュエータを用いることで達成され、該アクチュエータは本実施例の場合、第2リンクアセンブリ44の第1内リンク46に接続される電気モータ54である。電気モータ54が第2ベースブラケット40に取り付けられるが、第2ベースブラケット40が第1ベースブラケット38と較べて形状が異なるのは電気モータ54の取付スペースを得るためである。電気モータ54は電気モータ54のトルク出力を増加させるギアトレインを含んでもよい。
【0037】
電気モータ54は作動されて第1内リンク46をベースブラケット40に対し旋回させ、それが第2内リンク48及び外リンク50の旋回をも引起こす。電気モータ54が作動されたときに所定の仕方で同時に動くよう内リンク46,48及び外リンク50は全て相互接続されている。内リンク46,48の動き又は回転は、内リンク46,48の長さ、内リンク46,48とベースブラケット40との間の接続並びに内リンク46,48と外リンク50との間の接続により決まる。これが
自動ステップボードアセンブリ12の、より明細には、ステップ部52の展開位置の位置決めにも影響する。
【0038】
電気モータ54が第2リンクアセンブリ44を駆動し、第1リンクアセンブリ42が「アイドラ」リンクアセンブリ42として作用する。自動ステップボードアセンブリ12のステップ部52が両リンクアセンブリ42,44の外リンク50に接続されていることにより、電気モータ54作動時に両リンクアセンブリ42,44が一致して動くことが確保される。一方のリンクアセンブリ44に1つの電気モータ54が接続されるのが示されているが、リンクアセンブリ42,44のそれぞれに1つずつ計2個の電気モータ54を用いることにより、
自動ステップボードアセンブリ12を格納位置と展開位置との間で動かす追加の力を提供することもでき、それも本発明の範囲内である。自動ステップボードアセンブリ12は車両の両側で本質的に同一である。
【0039】
本発明の更なる理解は、
図10〜
図14に示す本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例の説明から得ることができる。
【0040】
図10〜
図14は本発明の車両用格納式乗降ステップ構造の関連実施例であって、図中、
図15〜
図17と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は
図15〜
図17に示す従来のものと同様であるが、本関連実施例の特徴とするところは、
図10〜
図14に示す如く、フロントヒンジ104とリアヒンジ105とを前後方向へ互いに所要間隔をあけて予め連結し且つ前端部及び後端部と前後中間部とが車両101のロッカー103に取り付けられる連結ブラケット108を備えた点にある。
【0041】
前記連結ブラケット108は、フロントヒンジ104のヒンジ本体104aの上面及びリアヒンジ105のヒンジ本体105aの上面をつなぐように設けられ、該連結ブラケット108の後端部を、
図12に示す如く、車両101のロッカー103に対しスペーサ109,109を介してボルト・ナット等の締結部材1010,1010により取り付け、連結ブラケット108の前端部を、
図13に示す如く、車両101のロッカー103に対しスペーサ1011を介してボルト・ナット等の締結部材1012により取り付け、連結ブラケット108の前後中間部を、
図14に示す如く、車両101のロッカー103に対しスペーサ1013を介してボルト・ナット等の締結部材1014,1014により取り付けるようにしてある。
【0042】
又、前記連結ブラケット108には、外方へ張り出すロッカーモールステーブラケット1015,1016,1017を介してロッカーモールステー1018を予め組み付け、該ロッカーモールステー1018に、車両101のロッカー103の外面側を覆うロッカーモール1019を取り付け得るよう構成してある。因みに、前記ロッカーモールステーブラケット1015は、連結ブラケット108の後端部下面側に、
図10及び
図11に示す如く、ボルト・ナット等の締結部材1020,1020により取り付け、前記ロッカーモールステーブラケット1016は、連結ブラケット108の前後中間部下面側に、
図10に示す如く、ボルト・ナット等の締結部材1021,1021により取り付け、前記ロッカーモールステーブラケット1017は、連結ブラケット108の前端部下面側に、
図10に示す如く、ボルト・ナット等の締結部材1022により取り付けるようにしてある。
【0043】
尚、
図11中、1023は車両101のフレームであり、該フレーム1023はロッカー103と平行に車両101の前後方向へ延びている。
【0044】
又、前記フロントヒンジ104のヒンジ本体104aと一体化した上面プレート104eは、
図13に示す如く、前記連結ブラケット108とスペーサ1011とを介して車両101のロッカー103に締結部材1012により取り付けると共に、車両101のフロアパネル1024にボルト・ナット等の締結部材1025により取り付けるようにしてある。
【0045】
次に、上記関連実施例の作用を説明する。
【0046】
前述の如く、連結ブラケット108によりフロントヒンジ104とリアヒンジ105とを前後方向へ互いに所要間隔をあけて予め連結しておくと、該連結ブラケット108の後端部は、
図12に示す如く、車両101のロッカー103に対しスペーサ109,109を介してボルト・ナット等の締結部材1010,1010により取り付け、連結ブラケット108の前端部は、
図13に示す如く、車両101のロッカー103に対しスペーサ1011を介してボルト・ナット等の締結部材1012により取り付け、連結ブラケット108の前後中間部は、
図14に示す如く、車両101のロッカー103に対しスペーサ1013を介してボルト・ナット等の締結部材1014,1014により取り付けることが可能となる。
【0047】
この結果、ロッカー103に対するフロントヒンジ104とリアヒンジ105の締結部が、締結用工具(図示せず)を用いる関係上、それぞれのヒンジ中心から前後にオフセットされていたとしても、前記連結ブラケット108の前後中間部が車両101のロッカー103に対しスペーサ1013を介してボルト・ナット等の締結部材1014,1014により取り付けられているため、ステップボード102aに乗員が足を掛ける等して外力が作用した際、荷重が分散される形となり、各ヒンジ中心回りのモーメントの発生が抑制され、ロッカー103への負荷が増えてしまうことが避けられ、強度面で有利となる。
【0048】
又、前記フロントヒンジ104とリアヒンジ105は、連結ブラケット108によってヒンジリンク104b,104c,105b,105cの各回動中心が前後で合わせられているため、ステップボード102aによって連結した状態で組立工場へ納入する必要がなくなり、該ステップボード102aを別体として納入し、前記フロントヒンジ104とリアヒンジ105とに対し後付けすることが可能となることから、組立工場での搬送設備を特別に整備しなくて済むと共に、ロッカー103に対しフロントヒンジ104とリアヒンジ105を組み付ける際の作業性も良くなる。
【0049】
更に又、仮に前記連結ブラケット108にロッカーモールステー1018を予め組み付けていないと、ロッカーモールステーブラケット1015,1016,1017を一個ずつ車両101のロッカー103に取り付けた後、該ロッカーモールステーブラケット1015,1016,1017にロッカーモールステー1018を取り付け、該ロッカーモールステー1018にロッカーモール1019を取り付けなければならず、非常に手間と時間がかかってしまい効率も悪くなるが、本関連実施例の場合、前記連結ブラケット108には、外方へ張り出すロッカーモールステーブラケット1015,1016,1017を介してロッカーモールステー1018を予め組み付けてあるため、前記連結ブラケット108を車両101のロッカー103に取り付けた後、前記ロッカーモールステー1018に、車両101のロッカー103の外面側を覆うロッカーモール1019を取り付けることが可能となり、該ロッカーモール1019の組付作業も行いやすくなる。
【0050】
こうして、ロッカー103への負荷を低減し得、且つ組付作業性向上を図り得る。
【0051】
本発明の記述は単に例示的性格のものであるから、本発明の要旨を逸脱しない変更も本発明の範囲内であると意図している。斯かる変更は本発明の範囲から逸脱していると見なすべきではない。