特許第6140147号(P6140147)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6140147文書への変更が電子メッセージに自動的に要約される方法、コンピュータ可読記憶媒体、およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6140147
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】文書への変更が電子メッセージに自動的に要約される方法、コンピュータ可読記憶媒体、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170522BHJP
   H04L 12/58 20060101ALI20170522BHJP
   G06F 17/21 20060101ALI20170522BHJP
   G06F 17/22 20060101ALI20170522BHJP
   G06F 17/27 20060101ALI20170522BHJP
【FI】
   G06F13/00 605E
   G06F13/00 625
   H04L12/58 100D
   G06F17/21 610
   G06F17/22 611
   G06F17/27 665
【請求項の数】20
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2014-510384(P2014-510384)
(86)(22)【出願日】2012年5月5日
(65)【公表番号】特表2014-519087(P2014-519087A)
(43)【公表日】2014年8月7日
(86)【国際出願番号】US2012036701
(87)【国際公開番号】WO2012154630
(87)【国際公開日】20121115
【審査請求日】2015年4月22日
(31)【優先権主張番号】13/102,431
(32)【優先日】2011年5月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】314015767
【氏名又は名称】マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100153028
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 忠
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100147991
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥居 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100119781
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 彰吾
(74)【代理人】
【識別番号】100162846
【弁理士】
【氏名又は名称】大牧 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100173565
【弁理士】
【氏名又は名称】末松 亮太
(74)【代理人】
【識別番号】100138759
【弁理士】
【氏名又は名称】大房 直樹
(72)【発明者】
【氏名】コステナロ,ダニエル・ポール
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン,ジェディディア
【審査官】 寺谷 大亮
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−501969(JP,A)
【文献】 特開2005−025620(JP,A)
【文献】 特開2001−307006(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0271502(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0017701(US,A1)
【文献】 特開2005−84945(JP,A)
【文献】 特開2002−49615(JP,A)
【文献】 阿部 豊子, 中島 一彰, 鮎川 健一郎, 田淵 仁浩, 前野 和俊,協同作業を支援する「オブジェクト掲示板」,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO)シンポジウム論文集 1997年〜2006年版 Ver.1.1 [DVD-ROM],社団法人情報処理学会,2006年 8月31日,pp.513-518
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 17/21
G06F 17/27
H04L 12/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子メッセージ内の文書への変更を要約するためのコンピュータにより実行される方法であって、
文書に行われた変更を判定するステップと、
ライブ概要情報を含む前記文書に行われた前記変更の概要を自動的に作成するステップであって、前記ライブ概要情報はライブ情報が変更されるときに自動的に更新される、ステップと、
前記電子メッセージを有する表示のための前記ライブ情報を含む前記文書に行われた前記変更の前記概要を含むアドレス指定された電子メッセージを作成するステップと、
少なくとも1人の受信者に前記アドレス指定された電子メッセージを送信するステップと、および
前記少なくとも1人の受信者により行われた変更に応答して、前記ライブ概要情報を、前記アドレス指定された電子メッセージを送信した後に更新するステップであって、更新されたライブ概要情報は前記少なくとも1人の受信者に関連する前記電子メッセージを含む、1以上の電子メッセージを示すことの可能なメッセージセクションとともにディスプレイ上に表示され、前記メッセージセクションは、前記1以上の電子メッセージのそれぞれに割り当てられた校閲者のリストを含む、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
添付ファイルとして前記文書を含む電子メッセージを受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記電子メッセージを作成するステップが、前記変更の前記概要を含む前記受信される電子メッセージへの応答を作成するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記変更の前記概要を作成するステップが、前記文書に行われた変更の数、いつ前記文書への変更の前記数が前記概要内の各非フォーマッティング変更を含む第1の閾値を下回るか、および、いつ前記文書への変更の前記数が前記概要内の前記変更の統計的表現を含む前記第1の閾値を超えるかを判定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記文書に行われた変更を判定するステップが、前記変更が前記文書に行われるときに、前記変更に応答して前記変更の各々を記憶するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記概要を作成するステップが、前記電子メッセージが送信される前に前記電子メッセージの本文に挿入される前記変更を含む編集可能な表を作成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記概要は、前記概要内の対応する変更に関係するコメントに入るために用いられるコメント領域を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記概要を作成するステップは、各変更の前および各変更の後に前記文書の所定の量の内容を含むステップと、前記変更の概要内で変更を示すステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
開かれていないメッセージの表示の次に表示され、前記ライブ情報が変わるときに自動的に更新されるライブ情報の概要を作成するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項10】
電子メッセージの添付ファイルへの変更を要約するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、
添付された文書を含む電子メッセージを受信するステップと、
前記添付された文書に行われた変更を判定するステップと、
前記文書に行われた前記変更の概要を自動的に作成するステップと、
前記文書に行われた前記変更の前記概要及びライブ情報が変更されると自動的に更新される前記電子メッセージを有する表示のためのライブ概要情報を含むアドレス指定された電子メッセージを作成するステップと、
少なくとも1人の受信者に前記アドレス指定された電子メッセージを送信するステップと
前記少なくとも1人の受信者により行われた変更に応答して、前記ライブ概要情報を、前記アドレス指定された電子メッセージを送信した後に更新するステップであって、更新されたライブ概要情報は前記少なくとも1人の受信者に関連する前記電子メッセージを含む、1以上の電子メッセージを示すことの可能なメッセージセクションとともにディスプレイ上に表示され、前記メッセージセクションは、前記1以上の電子メッセージのそれぞれに割り当てられた校閲者のリストを含む、ステップと
を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
前記ライブ情報が変更すると自動的に更新される、開かれていない電子メッセージの表示が表示されるライブ情報を表示するステップをさらに含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
前記変更の概要を作成するステップは、前記文書に行われた複数の変更を判定するステップと、前記複数の変更の一部分に少なくとも基づいて概要変更セクションを作成するステップとを含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
前記文書に行われた変更を判定するステップが、それらが前記文書に行われるときに前記変更に応答して前記変更の各々を記憶するステップを含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記概要を作成するステップは、前記変更及びコメント領域を含む編集可能な表を作成するステップを含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
前記概要を作成するステップは、各変更の前および各変更の後に前記文書の所定の量の内容を含むステップと、前記変更の概要内の変更を示すステップとを含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
前記概要を作成するステップは、前記概要内に含まれる前記変更の各々に対し前記文書内の位置を含むステップを含む、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
電子メッセージの添付ファイルへの変更を要約するためのシステムであって、
ネットワークに接続するように構成された、ネットワーク接続と、
プロセッサ、メモリ、およびコンピュータ可読記憶媒体と、
前記コンピュータ可読記憶媒体に記憶された、および前記プロセッサ上で実行する、動作環境と、
添付ファイルを含む電子メッセージを受信する、メッセージングアプリケーションと、
前記添付ファイルに行われた変更を判定するステップ、
前記添付ファイルに行われた前記変更の概要を自動的に作成するステップ、
ライブ情報が変わるときに自動的に更新される、アドレス指定された電子メッセージ内に含まれる前記ライブ情報の概要を作成するステップ、
前記アドレス指定された電子メッセージを有する表示のための電子メッセージ内に前記変更の概要と前記ライブ情報の概要を挿入するステップ、
少なくとも1人の受信者に前記アドレス指定された電子メッセージを送信するステップ、および
前記少なくとも1人の受信者により行われた変更に応答して、前記ライブ情報の概要を、前記電子メッセージを送信した後に更新するステップであって、前記更新されたライブ概要情報は前記少なくとも1人の受信者に関連する前記電子メッセージを含む、1以上の電子メッセージを示すことの可能なメッセージセクションとともにディスプレイ上に表示され、前記メッセージセクションは、前記1以上の電子メッセージのそれぞれに割り当てられた校閲者のリストを含む、ステップと、
を含むアクションを実行するように構成された前記動作環境と連動して動作する、サマリーマネージャと
を備える、システム。
【請求項18】
前記ライブ情報の前記概要を作成するステップが、前記添付ファイルを現在レビューしているユーザー、前記添付ファイルに割り当てられたユーザー、およびレビューの現在の状態のうちの少なくとも1つを判定するステップを含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記添付ファイルに行われた変更を判定するステップが、それらが前記添付ファイルに行われるときに、前記添付ファイルに応答して変更の各々を記憶するステップを含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
前記概要を作成するステップは、前記概要およびコメント領域内に含まれる前記変更の各々に関する前記文書内の場所を含むステップを含む、請求項17に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[0001]文書の起草者(authors、オーサー)は、検討(review、レビュー)のために他のユーザーに文書を電子メールで定期的に送る。検討のためにその文書を受信するユーザーは、添付された文書を開き、その文書の変更/コメントを行い、その文書を起草者に電子メールで送り返す。ユーザーにとって彼らの共同起草者または編集者によって文書に行われる異なる変更のすべてについて行くことはしばしば困難である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
[0002]本概要は、発明を実施するための形態で以下にさらに詳しく説明される概念の選択を簡潔な形で紹介するために提供される。本概要は、本特許請求されている対象の重要な特徴または本質的特徴を識別するものではなく、本特許請求されている対象の範囲を決定づける際の助けとして使用されるものでもない。
【0003】
[0003]文書に対して行われた変更は、電子メッセージ内で自動的に要約される。その変更は、共同で制作される文書に対して行われ得る。たとえば、その文書は、電子メッセージの添付ファイル、その電子メッセージに含まれる共用文書へのリンク、および/または、異なるユーザーの間で共用される文書でもよい。その文書は、ワードプロセッシング文書、スプレッドシート、スライド、および同類のものなど、それに対して変更/コメントが行われる任意のタイプのファイルでもよい。校閲者(reviewer、レビューア)は、その文書に多数の異なるタイプの変更を行うことができる(たとえば、内容の削除/追加、コメントの追加、および同類のもの)。その文書に任意の変更を行った後、その変更の概要(サマリー)が、次いで1人または複数の受信者に送信される電子メッセージに自動的に挿入される。その文書に関するライブ情報もまた、1つまたは複数の電子メッセージの表示とともに含まれる。そのライブ情報は、誰が現在その文書を編集しているか、誰がその文書を編集したか、その文書の現在の状態、その文書への内容変更、および同類のものなどの情報を含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】[0004]例示的コンピューティング環境を示す図である。
図2】[0005]電子メッセージ内に文書に行われた変更の概要を含むためのシステムを示す図である。
図3】[0006]文書に対して行われた変更の自動的に生成された概要を含む電子メッセージの表示を示す図である。
図4】[0007]ユーザーが共用文書に変更を行うのに応答して自動的に作成される電子メッセージを示す図である。
図5】[0008]電子メッセージ内に置かれた自動的に生成された概要の一例を示す図である。
図6】[0009]メッセージの表示とともにライブ情報を示す一例を示す図である。
図7】[0010]電子メッセージを作成するおよび文書に行われた変更の概要を含めるためのプロセスを示す図である。
図8】[0011]文書に行われた変更の概要を作成するためのプロセスを示す図である。
図9】[0012]ライブ情報とともにメッセージを表示するためのプロセスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
[0013] 図面をここで参照し、図面の中で同様の数字は同様の要素を表し、様々な実施形態が説明される。具体的には、図1およびその対応する論考は、その中で実施形態が実装され得る適切なコンピューティング環境の簡潔な概要を提供するものである。
【0006】
[0014]一般に、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、構成要素、データ構造、および、特定のタスクを実行するまたは特定の抽象データタイプを実装する他のタイプの構造を含む。ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサを用いたまたはプログラマブルな家庭用電化製品、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、および同類のものを含む、他のコンピュータシステム構成も使用され得る。タスクが通信ネットワークを介してリンクされた遠隔処理デバイスによって実行される、分散コンピューティング環境も使用され得る。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルおよび遠隔の両方の記憶装置内に置かれ得る。
【0007】
[0015]ここで図1を参照し、その様々な実施形態で使用されるコンピュータ100のための例示的コンピュータ環境が説明される。図1に示すコンピュータ環境は、モバイルコンピューティングデバイス(たとえば、電話、タブレット、ネットブック、ラップトップ)、サーバー、デスクトップ、または、何らかの他のタイプのコンピューティングデバイスとして各々構成され得るコンピューティングデバイスを含み、中央処理装置5(「CPU」)と、ランダムアクセスメモリ9(「RAM」)および読取り専用メモリ(「ROM」)10を含むシステムメモリ7と、そのメモリをその中央処理装置(「CPU」)5に結合させるシステムバス12とを含む。
【0008】
[0016]起動中などにそのコンピュータ内の要素の間で情報を転送するのを助ける基本ルーチンを含む基本入力/出力システムが、ROM10内に格納される。コンピュータ100は、以下にさらに詳しく説明される、オペレーティングシステム16、文書11、メッセージングアプリケーション(複数可)24、ウェブブラウザ25、文書編集アプリケーション19およびサマリーマネージャ26を格納するための大容量記憶装置14をさらに含む。
【0009】
[0017]大容量記憶装置14は、バス12に接続された大容量記憶コントローラ(図示せず)を介してCPU5に接続される。大容量記憶装置14およびその関連コンピュータ可読媒体は、コンピュータ100のための非揮発性記憶装置を実現する。本明細書に含まれるコンピュータ可読媒体の説明は、ハードディスクまたはCD−ROMドライブなどの大容量記憶装置を指すが、そのコンピュータ可読媒体は、コンピュータ100によってアクセスすることができる任意の使用可能な媒体でもよい。
【0010】
[0018]一例として、但し、限定ではなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を備え得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータなどの情報の記憶のための任意の方法または技術で実装された、揮発性および非揮発性の、取外し可能なおよび取外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、消去可能プログラム可能読取り専用メモリ(「EPROM」)、電気的消去可能プログラム可能読取り専用メモリ(「EEPROM」)、フラッシュメモリ、もしくは他の固体状態メモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(「DVD」)、もしくは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、もしくは他の磁気記憶装置、または、所望の情報を記憶するために使用することができるおよびコンピュータ100によってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むが、これらに限定されない。
【0011】
[0019]コンピュータ100は、インターネットなどのネットワーク18を介する遠隔コンピュータへの論理接続を使用するネットワーク化された環境で動作する。コンピュータ100は、バス12に接続されたネットワークインターフェースユニット20を介してネットワーク18に接続することができる。そのネットワーク接続は、ワイヤレスおよび/またはワイヤードでもよい。ネットワークインターフェースユニット20はまた、他のタイプのネットワークおよび遠隔コンピュータシステムに接続するために使用され得る。コンピュータ100はまた、キーボード、マウス、または電子スタイラス(図1に示さず)を含むいくつかの他のデバイスからの入力を受信および処理するための入力/出力コントローラ22を含み得る。同様に、入力/出力コントローラ22は、ディスプレイ画面23、プリンタ、または他のタイプの出力デバイスに入力/出力を提供することができる。
【0012】
[0020]簡単に前述したように、いくつかのプログラムモジュールおよびデータファイルが、ワシントン州レドモンドのMICROSOFT CORPORATIONのWINDOWS PHONE 7(登録商標)、WINDOWS 7(登録商標)、またはWINDOWS SERVER(登録商標)オペレーティングシステムなどのコンピュータの動作を制御するのに適したオペレーティングシステム16を含むコンピュータ100の大容量記憶装置14およびRAM9内に記憶され得る。大容量記憶装置14およびRAM9はまた、1つまたは複数のプログラムモジュールを記憶することができる。具体的には、大容量記憶装置14およびRAM9は、文書編集アプリケーション19、メッセージングアプリケーション(複数可)24およびウェブブラウザ25を含む1つまたは複数のアプリケーションプログラムを記憶することができる。一実施形態によれば、文書編集アプリケーション19は、MICROSOFT WORDアプリケーションなどのワードプロセッシングアプリケーションである。他の文書編集アプリケーションもまた、使用され得る。その文書編集アプリケーションは、スプレッドシート、スライド、メモ、および同類のものなどの文書と対話するように構成され得る。
【0013】
[0021]ユーザーインターフェース15は、アプリケーションおよび文書と対話するためにユーザーによって使用される。たとえば、文書11は、ユーザーインターフェースを使用して編集することができる。文書編集アプリケーション19は、文書11などの文書に編集動作を実行するように構成される。たとえば、ユーザーは、文書編集アプリケーション19を使用し、文書の単語を変更/追加/削除すること、文書のフォーマッティングを変更すること、写真、表を追加することなどができる。
【0014】
[0022]メッセージングアプリケーション(複数可)24は、1つまたは複数の異なるメッセージングアプリケーションでもよい。たとえば、コンピューティングデバイス100は、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージング(IM)アプリケーション、SMS、MMSアプリケーション、リアルタイム情報ネットワーク(たとえば、Twitter(登録商標)インターフェース)、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、および同類のものを含み得る。一実施形態によれば、メッセージングアプリケーション24は、MICROSOFT OUTLOOK(登録商標)などの電子メールアプリケーションである。そのメッセージングアプリケーション(複数可)は、クライアントベースおよび/またはウェブベースでもよい。たとえば、以下などのネットワークベースのメッセージサービス17が使用され得る:MICROSOFT WINDOWS LIVEまたは何らかの他のネットワークベースの電子メールおよびメッセージングサービス。
【0015】
[0023]ネットワーク共用部27は、IPネットワーク18を介して1人または複数のユーザーにアクセス可能な文書を記憶するように構成される。たとえば、ネットワーク共用部27は、1つまたは複数の場所にいる異なる校閲者によって共同で制作される文書を記憶することができる。文書は、2つ以上の場所で記憶され得る。たとえば、文書11のコピーが、コンピューティングデバイス100およびネットワーク共用部27で記憶され得る。文書のコピーはまた、他の場所で保持され得る(たとえば、電子メッセージの添付ファイルとしてメールボックス内に)。
【0016】
[0024]サマリーマネージャ26は、文書に関する現在のライブ情報および/または最新の情報、および/または、1人または複数の受信者に送信される電子メッセージ内の文書に行われた変更の概要などの概要情報を自動的に含めるように構成される。サマリーマネージャ26は、図示するようにアプリケーション(たとえば、文書編集アプリケーション19および/またはメッセージングアプリケーション(複数可)24)から外部に置くことができ、あるいは、文書編集アプリケーション19、メッセージングアプリケーション24および/または何らかの他のアプリケーションなどのアプリケーションの部分でもよい。さらに、サマリーマネージャ26によって提供される機能のすべて/一部は、アプリケーションから内部に/外部に置くことができる。
【0017】
[0025]文書に行われた変更が、電子メッセージ内で自動的に要約される。一般に、その変更は、共同で制作される文書に行われる。たとえば、その文書は、電子メッセージの添付ファイル、電子メッセージに含まれる共用文書へのリンク、および/または、異なるユーザーの間で共用される文書でもよい。その文書は、ワードプロセッシング文書、スプレッドシート、スライド、および同類のものなど、それに対して変更/コメントが行われる任意のタイプのファイルでもよい。校閲者は、その文書に多数の異なるタイプの変更を行うことができる(たとえば、内容の削除/追加、コメントの追加、および同類のもの)。サマリーマネージャ26は、その文書への変更の概要を作成し、次いで1人または複数の受信者に送信される電子メッセージにその概要を自動的に挿入する。たとえば、変更が電子メッセージの添付ファイル/リンクに行われるとき、サマリーマネージャ26は、その電子メッセージへの応答にその概要を挿入する。変更が共用文書(たとえば、ネットワーク共用部で記憶された文書)に行われるとき、その概要を含む電子メールが作成される。
【0018】
[0026]文書に関するライブ情報もまた、1つまたは複数の電子メッセージの表示とともに含まれる。そのライブ情報は、誰が現在その文書を編集しているか、誰がその文書を編集したか、その文書の現在の状態、内容変更の概要、および同類のものなどの情報を含み得る。そのライブ情報は、そのライブ情報がリアルタイムで更新されるように、ユーザーがメッセージを見ている間に変わるおよび再表示することができる。サマリーマネージャに関してさらに詳しくは、以下で開示される。
【0019】
[0027]図2は、電子メッセージ内に文書に行われた変更の概要を含めるためのシステムを示す。図示するように、システム200は、コンピューティングデバイス1(210)、コンピューティングデバイス2(220)、ネットワーク共用部230、文書サービス240、メッセージングサービス250およびコンピューティングデバイス3(260)を含む。
【0020】
[0028]そのコンピューティングデバイスは、電子メッセージの送信/受信および文書に変更を行うことに関連する動作を実行するように構成された任意のタイプのコンピューティングデバイスでもよい。たとえば、そのコンピューティングデバイスのうちのいくつかは、以下でもよい:モバイルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯電話、タブレット、スマートフォン、ラップトップおよび同類のもの)、デスクトップコンピューティングデバイス、および、サーバー。いくつかのコンピューティングデバイスが配置されてオンラインクラウドベースのサービス(たとえば、オンラインで文書と対話するために構成された文書サービス240)を提供することができ、いくつかはデータ共用部として配列することができ、いくつかはローカルネットワーク内に配列することができ、いくつかはインターネットを介してアクセス可能なネットワーク内に配列することができるなど。
【0021】
[0029]そのコンピューティングデバイスは、ネットワーク18を介して結合される。ネットワーク18は、多数の異なるタイプのネットワークでもよい。たとえば、ネットワーク18は、IPネットワーク、セルラ通信のためのキャリアネットワーク、および同類のものでもよい。一般に、ネットワークは、コンピューティングデバイス1、コンピューティングデバイス2、コンピューティングデバイス3、ネットワーク共用部230、文書サービス240およびメッセージングサービス250などのコンピューティングデバイスの間でデータを送信するために使用される。
【0022】
[0030]コンピューティングデバイス1は、ワードプロセッシングアプリケーション212、文書214、ユーザーインターフェース216、および、メッセージングアプリケーション218を含む。図示するように、コンピューティングデバイス1は、電子メッセージの添付ファイル、文書214、ネットワーク共用内の文書(たとえば、文書232)、および同類のものなどの文書と対話するために、ユーザーによって使用される。
【0023】
[0031]ユーザーインターフェース(UI)216は、文書214などの文書と対話するために使用される。1つまたは複数のタイプの1つまたは複数のユーザーインターフェースが、文書と対話するために使用され得る。たとえば、UI216は、コンテキストメニュー、メニューバー内のメニュー、リボンユーザーインターフェースから選択されたメニュー項目、グラフィカルメニュー、および同類のものの使用を含み得る。一般に、UI216は、ユーザーが文書と容易に対話することができるように構成される。たとえば、ユーザーは、UI216を使用して、電子メッセージに添付/リンクされた文書を開くことおよびその文書に変更を行うことができる。UI216はまた、その文書を共同で制作している他の校閲者にアドレス指定された電子メッセージ(たとえば、新しい電子メッセージ、電子メッセージへの応答)を作成するために使用することができる。
【0024】
[0032]メッセージングアプリケーション218は、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、および同類のものなどのクライアントベースのアプリケーションでもよい。一般に、メッセージングアプリケーション218は、1つまたは複数のタイプの電子メッセージを文書を共同で制作する校閲者に送信するために使用することができる。ネットワークベースのメッセージングアプリケーションは、メッセージングアプリケーション(複数可)218に加えて、または異なるメッセージングアプリケーションのうちの1つまたは複数の代わりに、使用することができる。たとえば、ウェブインターフェースが、メッセージングサービスにアクセスするために使用され得る。
【0025】
[0033]サマリーマネージャ26は、その文書に関する現在のライブ情報および/または文書に行われた変更などの概要情報を決定し、その変更の概要を含む電子メッセージを作成する。サマリーマネージャ26は、1つまたは複数のメッセージの表示とともにそのライブ情報を表示し、その文書の共同制作者の1人または複数にその変更の概要を含む電子メッセージを送信する。たとえば、文書は、コンピューティングデバイス1を使用する起草者1、コンピューティングデバイス2を使用する校閲者1、および、コンピューティングデバイス3を使用する校閲者2によって共同で制作され得る。最初に、起草者1は、1人または複数の校閲者(たとえば、校閲者1および校閲者2)からの入力を求めるネットワーク共用部230(たとえば、文書232)で共用されるように指定された文書214などの文書を作成することができる。起草者1は、検討のために校閲者1および校閲者2に配信される電子メッセージにその文書および/またはその文書へのリンクを添付することができる。もう1つの実施形態によれば、それらの校閲者は、編集するための文書共用部から直接その文書を取得することができる。
【0026】
[0034]メッセージのリストを見るとき、校閲者(たとえば、校閲者1および校閲者2)は、表示されるメッセージの各々のライブ情報の概要を見ることができる(図6および関連論考を参照)。そのライブ情報は、その文書の現在の状態(たとえば、誰が現在その文書を編集しているか、誰がその文書の検討に割り当てられるか、その文書は草案状態か?、最終状態か?、その文書に行われた変更の概要、その文書への最後の変更、および同類のもの)をユーザーに提供することを目的とする。メッセージが見るために選択されるとき、異なるライブ情報が表示され得る。たとえば、メッセージがメッセージの表示されたリストから選択されるとき、そのライブ情報は、より多くの/異なるライブ情報を含むことができ、その場合、メッセージのリストとともに表示される。そのライブ情報は、閲覧者がそのメッセージ(複数可)を見ている間に、変更および更新が可能である。
【0027】
[0035]校閲者1および/または校閲者2は、その文書に変更を行うことができる。たとえば、校閲者1は、電子メッセージからその添付文書を開き、変更を行うことができる。校閲者2は、ネットワーク共用部230からその文書を開くことができる。校閲者によって行われた変更に応答して、サマリーマネージャ26が、その変更の概要を作成し、その文書の他の校閲者にアドレス指定された電子メッセージにその概要を含める。異なる受信者が、その電子メッセージのために選択され得る。変更が添付/リンクされた文書に行われる場合、その概要は、その電子メッセージへの応答内に置かれる。変更がネットワーク共用部にあるその文書に直接行われる場合、その概要を含む新しいメッセージが、サマリーマネージャ26によって作成される。
【0028】
[0036]その概要は、異なる情報を含み得る。たとえば、その概要は、その文書に関する現在のライブ情報、その文書に行われた変更のすべて、その文書に行われた変更の一部および/またはその文書への変更に関する統計的情報を含み得る。一実施形態によれば、その概要に含まれる情報の量は、その文書に行われた変更の数に依存する。1つまたは複数の閾値が、その概要に含める情報を決定するために使用され得る。たとえば、編集変更の数が所定の数(たとえば、1、5、10、25、50、100)に満たないとき、各変更はその概要に含まれ得る。編集変更の数が所定の数を超えるとき、より少ない情報がその概要に含まれ得る。たとえば、その変更の一部/すべてがその概要から除外されることがあり、一方で、統計的情報はその概要に含まれ得る(たとえば、行われた変更の数、変更された単語/パラグラフ/セクションの数、挿入の数、削除の数、フォーマッティング変更の数、および同類のもの)。一実施形態によれば、詳細なフォーマッティング変更は、その概要内に示されない(フォーマッティング変更の量は、含まれても/含まれなくてもよい)。複数の閾値が使用可能であり(たとえば、2つの、3つの、4つの、5つの…閾値が使用され得る)、その閾値レベルに応じて、その概要に含まれる情報の量は修正される。一実施形態によれば、その概要情報の冗長性が、ユーザーによって設定され得る。たとえば、あるユーザーはすべての変更が示されることを望み得るが、一方で、別のユーザーは変更の簡潔な概要のみが示されることを望み得る。その概要情報は、送信される電子メッセージの受信者および/またはメッセージタイプに基づき修正され得る。たとえば、その概要情報は、その文書を編集するユーザーの責任に基づき、ならびにそれらが電子メールまたはSMSメッセージ内でその概要を受信する場合に、適合され得る。
【0029】
[0037]その概要は、異なる方法でその電子メッセージ内で表示およびフォーマットされ得る。たとえば、その概要情報は、1つまたは複数のコメントを追加するために使用され得るコメント領域とともにその変更を示す表内に置かれ得る。一実施形態によれば、その概要情報は、その概要情報のすべて/部分が変更され得る(たとえば、1つまたは複数の変更を取り除く)ように、編集可能である。その概要情報のすべて/部分は、リアルタイムで更新することができる。たとえば、表示されたライブ情報(たとえば、文書の現在の編集者)は、編集者が文書への編集を開始/停止するときに、更新され得る。(例示的概要情報は、図3〜6を参照)。
【0030】
[0038]その概要を含む電子メッセージ(複数可)が、その文書に行われた変更に応答して、自動的に作成される。一実施形態によれば、その電子メッセージは、電子メールである。その電子メッセージはまた、組合せでもよい。たとえば、校閲者1は、変更の概要を有する電子メールメッセージ、およびまた、変更の概要を有するテキストメッセージを受信することを指定することができ、一方で、校閲者2は、変更の概要を有する電子メールメッセージのみを受信することを指定する。
【0031】
[0039]サマリーマネージャ26は、作成されるメッセージのタイプに基づき、その電子メッセージをフォーマットする。たとえば、電子メールは、テキストメッセージと比べてより多い情報を含み得る。作成される電子メッセージがテキストメッセージであるとき、その文書への変更は、複数のテキストメッセージの間で広がることがあり、そして/または、その概要に含まれる情報の量は低減される。サマリーマネージャ26は、メッセージを送信/受信するための機能を含むことができ、そして/または、メッセージサービス250および/またはクライアントメッセージアプリケーション(複数可)218などの他のメッセージアプリケーションの機能を使用することができる。各校閲者がその文書に変更を行うとき、その概要を含む電子メッセージが、その変更の履歴を作成する。これは、ユーザーが要約された電子メッセージ(たとえば、電子メールコンテキスト)内で文書に行われた変更を見るのを助ける。これらの電子メッセージは、電子メッセージ内に記録される変更ログを形成する。電子メッセージのこのスレッドは、経時的に文書に行われた変更を理解するために使用することができ、電子通信が提供する発生順の形式で容易に検討することができる。限られた表示能力(たとえば、モバイルデバイス)を有するユーザーはまた、その添付ファイルまたはリンクされた文書/ファイルへの変更を、その変更を見るためにその文書を開く必要なしに、検討することができる。
【0032】
[0040]ネットワーク共用部230が、1つまたは複数の文書を記憶するために使用され得る。ネットワーク共用部230は、文書と対話するコンピューティングデバイスによってアクセス可能である。そのネットワーク共用部は、文書とのオンラインアクセス/対話をサポートするオンラインサービスと関連付けられ得る。たとえば、文書サービス240などのオンラインサービスは、ワードプロセッシング文書、スプレッドシート、スライド、および同類のものなどの文書と対話する/それを修正する能力をオンラインユーザーに提供することができる。
【0033】
[0041]メッセージングサービス(複数可)250が、コンピューティングデバイス1、コンピューティングデバイス2およびコンピューティングデバイス3などの1つまたは複数のコンピューティングデバイの間で電子メッセージを処理するために使用され得る。メッセージングサービス(複数可)250は、SMS、MMS、電子メール、ソーシャルネットワークのメッセージおよび同類のものなどの異なるメッセージタイプを処理するように構成され得る。メッセージングサービス250は、サマリーマネージャ26の機能性を有して構成することができ、1つまたは複数のメッセージタイプが、文書232などの文書の編集者と電子メッセージを通信するために使用され得る。前述のように、メッセージタイプの組合せが使用可能である。たとえば、ある編集者は添付された文書を有する電子メールを受信することができ、一方で、別の編集者はその文書へのリンクを有するSMSメッセージを受信することができる。一実施形態によれば、電子メールは、省略時のメッセージタイプである。好ましいメッセージタイプがまた、異なる編集者のために構成され得る。たとえば、各ユーザーはそれらの好ましい通信方法(たとえば、電子メール、SMS…)を指定することができる。
【0034】
[0042]コンピューティングデバイス2およびコンピュータデバイス3は、ウェブベースの電子メールサービスなどのメッセージングサービスにアクセスするように、および、文書サービス240を介してその文書と対話するように構成され得る、ウェブブラウザ(222、262)などの1つまたは複数のアプリケーションを含む。たとえば、ウェブブラウザが、電子メールサービスを介して電子メッセージにアクセスし、次いで編集/選択を実行して、ネットワーク共用部230に記憶された文書232などの文書に影響を与えるために使用され得る。
【0035】
[0043]図示するように、文書サービス240は、サマリーマネージャ26、および、ウェブレンダラ244を備えるウェブアプリケーション242を備える。一実施形態によれば、文書サービス240は、ワードプロセッシング文書、スプレッドシート、スライドおよび同類のものなどの電子文書との対話の表示に関するサービスを提供するように構成されたオンラインサービスとして構成される。ウェブアプリケーション242は、文書に関する要求を受信するおよびそれに応答するために構成される。たとえば、文書サービス240は、ネットワーク共用部230に記憶された文書232にアクセスすることができる。ウェブアプリケーション242は、コンピューティングデバイス2などのコンピューティングデバイスのユーザーにインターフェースを提供して、ネットワーク18を介してアクセス可能な文書と対話するように動作可能である。ウェブアプリケーション242は、その文書サービスに関する動作を実行するために使用される他のサーバーと通信することができる。
【0036】
[0044]文書サービス240は、コンピューティングデバイス1〜3などのコンピューティングデバイスのから要求を受信する。コンピューティングデバイスは、要求を文書サービス240に送信して、複数の起草者/校閲者によって検討/編集される共同制作文書などの文書と対話することができる。そのような要求に応答して、ウェブアプリケーション242は、ネットワーク共用部230などの場所からその文書を取得する。表示するための文書は、ISO/IEC29500フォーマットなどのマークアップ言語フォーマットに変換される。その文書は、文書サービス240によって、または1つもしくは複数の他のコンピューティングデバイスによって、変換され得る。ウェブアプリケーション242がその文書のマークアップ言語表現を受信した後は、その文書サービスはスプレッドシートウェブレンダラ244を使用して、コンピューティングデバイス2のウェブブラウザ222およびコンピューティングデバイス3のウェブブラウザ262などのウェブブラウザアプリケーションによってレンダリングされ得る文書の表現にそのマークアップ言語フォーマットされた文書を変換する。そのレンダリングされた文書は、同文書を見るために使用されるとき、コンピューティングデバイス1のワードプロセッシングアプリケーション212の出力とほぼ同じように現われる。ウェブレンダラ244がそのファイルのレンダリングを完了した後は、そのファイルは、文書サービス240によって、要求しているコンピューティングデバイスに返され、そこで、それはウェブブラウザ222によってレンダリングされ得る。
【0037】
[0045]そのウェブレンダラ244はまた、コンピューティングデバイス2などのコンピューティングデバイスのユーザーがウェブブラウザ22のコンテキストで文書と対話することを可能にするための1つまたは複数のスクリプトをマークアップ言語ファイルにレンダリングするように構成される。ウェブレンダラ244は、その返されるウェブページにウェブブラウザアプリケーション222によって実行可能なスクリプトコードをレンダリングするように動作可能である。そのスクリプトは、たとえば、ユーザーがその文書のセクションを変更することおよび/またはその文書に関連する値を修正することを可能にするための、機能を提供する。ある特定のタイプのユーザー入力に応答して、そのスクリプトは、実行され得る。スクリプトが実行されるとき、応答は、その文書サービス240に送信され、その文書が作用されたことを指示し、行われた対話のタイプを識別する、および、ウェブアプリケーション242にその文書に実行されるべき機能をさらに識別することができる。
【0038】
[0046]図3〜6は、例示的概要情報および自動的に生成された概要情報を含む電子メッセージを示す。図3〜6は、例示を目的とし、限定を意図しない。
[0047]図3は、文書に行われた変更の自動的に生成された概要を含む電子メッセージの表示を示す。図示するように、メッセージ300は、メニューバー、添付ファイル310、元のメッセージ318、および、概要316を含む応答メッセージ312を含む。メッセージ300は、クライアント、サーバー、および/または、クライアントとサーバーの組合せ上で作成することができる。
【0039】
[0048]図示された例で、校閲者(ダン、ジェッドおよびティム)は、トムからの添付ファイル310を含む電子メールメッセージ(メッセージ318)を受信した。メッセージ300は、添付ファイル310および元のメッセージ318に含まれる添付ファイル320へのリンクの両方を示すが、メッセージ300は、その添付ファイルおよびそのリンクの一方または両方を含み得る。その添付ファイルは、変更することができる任意のタイプの文書でもよい。たとえば、その文書は、テキストファイル、スプレッドシート、ウェブページ、スライドのプレゼンテーション、ワードプロセッシング文書、写真、および同類のものでもよい。その電子メッセージは、いくつかの方法でアクセスすることができる。たとえば、ウェブブラウザは電子メールサービスにアクセスすることができ、コンピューティングデバイス上の電子メールアプリケーションは、1つまたは複数の異なるサービスから電子メールを受信するように構成することができる、など。
【0040】
[0049]図示するように、電子メッセージ300は、元のメッセージ318への応答である。メッセージ300は、その応答がダンからであり、その応答メッセージの受信者がジェッドおよびティムであることを示す。メッセージ318を受信した後、ダンは、その添付ファイルを開くことによってまたはリンク320を使用することによってのいずれかで、その文書にアクセスした。ダンは、次いで、その文書に変更を行った。その添付ファイル/リンクされた文書に変更を行ったことに応答して、概要316が自動的に作成され、応答メッセージ300に挿入される。前述のように、その概要は、異なる形で構成され得る。たとえば、その概要は、その変更のすべて/部分、文書統計量、変更統計量、および同類のものを含み得る。その文書統計量は、行われた変更の数、変更されたパラグラフの数、ダンが共同で制作しているセクションの数、および同類のものを含み得る。前述のように、複数の概要が、受信者/メッセージタイプに基づき生成され得る。
【0041】
[0050]図4は、ユーザーが共用文書に変更を直接行うことに応答して自動的に作成される電子メッセージを示す。図示するように、メッセージ400は、ブラウザ402内に表示されるウェブベースのメッセージ404である。メッセージ400は、クライアント、サーバー、および/または、クライアントとサーバーの組合せ上で作成され得る。たとえば、オンライン文書サービスは、共用文書に行われた変更に応答して、メッセージ400を作成することができる。
【0042】
[0051]本例では、変更は、校閲者3によって共用文書に行われた。変更を行うことに応答して、概要416が自動的に生成され、メッセージ404内に置かれた。そのメッセージは、異なる受信者にアドレス指定することができる。たとえば、その文書を編集するユーザーは、その自動的に生成された概要情報を含む電子メッセージを受信するようにその受信者に依頼することができる。一実施形態によれば、その受信者は、その文書の共用許可およびその文書の検討に割り当てられるユーザーに基づき、自動的に選択される。受信者がその共用文書にアクセスすることができるように、共用文書418へのリンクがその電子メッセージに含まれ得る。その文書へのさらなる変更を行うために使用され得る、添付ファイルもまた、そのメッセージに含まれ得る。
【0043】
[0052]図5は、電子メッセージ内に置かれた自動的に生成された概要の一例を示す。
[0053]図示するように、概要500は、タイトル502と、概要表を削除するための任意選択504と、概要変更セクション510、520、530および540とを含む。概要500は、図示するようにより多くのまたはより少ない情報を含み得る(たとえば、変化するタイプのより多数のまたはより少数の概要変更セクション)。概要変更セクションは、テキスト変更、写真挿入/修正、表挿入/修正、追加されるコメント、最後に修正された日付、現在編集しているユーザー、最後に編集した人、その文書の状態(たとえば、「段階5」、「完了」、「承認待ち」、「要注意」、「X日で失効」)、および同類のものに関し得る。概要表の削除504は、その電子メッセージから表全体を取り除くために使用することができる。概要セクション506は、単独で概要500内にまたは他の概要変更セクションと組み合わせて含まれ得る。たとえば、文書に行われた多数の変更が存在するとき、概要セクション506が、それらの変更の各々について別個の概要を提供することなしに、提供され得る。
【0044】
[0054]概要変更セクション510および概要変更セクション520は、その文書(添付ファイル.doc)へのテキスト変更を示す。図示するように、場所512は、その変更が行われた文書内の場所を提供する。テキスト部分514は、その変更の前および後のテキストの一部とともにそのテキスト変更を示す。一実施形態によれば、その概要内のテキスト変更は、そのテキストへの編集を視覚的に示す(たとえば、削除の取消し線、追加されたテキストの下線、強調表示、および同類のもの)。他の情報もまた示され得る。たとえば、選択されるときにその変更の場所でその文書を開く、リンクが、変更セクション内に提供され得る。
【0045】
[0055]コメントセクション(たとえば、コメントセクション516)は、ユーザーがその文書に行われた変更の隣にコメントを挿入できるようにする。
[0056]概要変更セクション530は、写真が場所532に挿入されたこと示す。本例では、その写真のサムネイルが概要変更セクション530内に表示される。
【0046】
[0057]概要変更セクション540は、その文書内の場所542での表への修正を示す。本例では、表変更544は、変更された表のサムネイルと元の表のサムネイルの両方を示す。変更された表の他の標識もまた、使用され得る(たとえば、塗りつぶし、強調表示)。
【0047】
[0058]図6は、メッセージの表示とともにライブ情報を示す一例を示す。
[0059]図6は、その添付/リンクされた内容に関するライブ情報の概要を有するメッセージのリスト600およびメッセージのリスト650を示す。図示するように、メッセージのリスト600は、5つのメッセージ(M1〜M5)を示すメッセージセクション610を含む。メッセージセクション610内の各々のメッセージの隣に表示されるのは、その電子メッセージに添付/リンクされた内容に関するライブ情報の概要である。一実施形態によれば、メッセージリストの隣に表示されたライブ情報の概要は、その内容の現在の校閲者のリストを含む。たとえば、M1は、校閲者R1、R2、R3およびR4がその内容の検討/編集に現在割り当てられていることを示す。M2は、R1およびR2が、その内容の検討/編集に割り当てられていることを示す。M3は、R5がその内容の検討/編集に割り当てられていることを示す。M4は、R6、R7、R8およびR9がその内容の検討/編集に割り当てられていることを示す。M5は、R1、R2およびR3がその内容の検討/編集に割り当てられていることを示す。
【0048】
[0060]そのメッセージのリストの近くに表示されるライブ情報の概要は、変更するおよび/または構成することができる。たとえば、表示されたそのライブ概要情報は、誰が現在その内容を検討しているか、誰が最後にその内容を検討したか、その内容はいつ変更されたか、どのようにその内容は変更されたか(すなわち、最後の変更)、その内容の検討プロセスはどの段階にあるか、誰がまだその内容を検討する必要があるか、誰がその内容を検討したかなどの情報を含み得る。アイコン通知もまた、その内容に関するライブ情報を提供するために表示され得る。本例では、メッセージM2は、その内容が承認段階にあることを指示するアイコンを示す。M3は、そのメッセージの状況が緊急に送られることを示し、M4は、その内容検討の状態が最終の検討プロセスにあることを示す。
【0049】
[0061]一実施形態によれば、メッセージが選択され(たとえば、メッセージM1)、開かれるとき、追加のライブ情報を含む表示が提供される。本例では、その内容がR1およびR3によって現在検討されていることを示す、ライブ情報624が、表示される。コメントもまた、メッセージM1の表示内に提供され、R2がその選択されたテキストがその校閲者によって見られることを要求したこと、および、メッセージM1を選択した受信者はその校閲者にその文書を見るように要求したことを示す。メッセージが選択されるとき、他の情報が表示され得る(たとえば、図5および関連論考を参照)。
【0050】
[0062]メッセージリスト650は、各メッセージの隣に示された例示的概要情報を有するメッセージM1〜M5の表示を示す。図示するように、M1は、R1、R2、R3およびR4が、そのメッセージに添付/リンクされた内容の検討/編集に現在割り当てられていること、および、その内容はR1およびR3によって現在編集されていることを示す。
【0051】
[0063]M2は、R1およびR2がその内容の検討/編集に現在割り当てられていること、その内容は校閲者R2によって午前10:02に最後に編集されたこと、および、その編集の結果として100語が変わったことを示す。
【0052】
[0064]M3は、R5がその内容の検討/編集に現在割り当てられていること、および、その内容は現在R5によって編集されていることを示す。
[0065]M4は、R6、R7、R8およびR9が検討/編集に現在割り当てられており、その検討プロセスは最終の検討段階にあることと、R7およびR8がその内容を承認したことと、R6およびR9はまだその内容を承認する必要があることとを示す。
【0053】
[0066]M5は、R1、R2およびR3がその内容の検討/編集に現在割り当てられていることと、その内容に編集は何ら行われなかったこととを示す。
[0067]図7および8は、電子メッセージ内の文書に変更の自動的に生成された概要を挿入するための例示的プロセスを示す。図9は、1つまたは複数のメッセージとともにライブ情報を表示するステップを示す。本明細書で提示されるルーチンの論考を読むとき、様々な実施形態の論理動作が、(1)コンピュータ実装動作またはコンピューティングシステム上で実行するプログラムモジュールの順番列として、および/または(2)そのコンピューティングシステム内の相互接続された機械論理回路または回路モジュールとして、実装されることを理解されたい。その実装は、本発明を実装するコンピューティングシステムの性能要件に依存する選択の問題である。したがって、示されたおよび本明細書に記載の実施形態を構成する論理動作は、動作、構造的デバイス、アクションまたはモジュールとして様々に参照される。これらの動作、構造的デバイス、アクションおよびモジュールは、ソフトウェアで、ファームウェアで、特定目的デジタル論理で、およびそれらの任意の組合せで実装され得る。
【0054】
[0068]図7は、電子メッセージを作成するおよび文書に行われた変更の概要を含めるためのプロセスを示す。
[0069]開始ブロックの後、プロセス700は動作710に移り、そこでその文書はアクセスされる。一実施形態によれば、その文書は、変更が受信者によって行われる電子メッセージの添付ファイルを開くことによって、アクセスされる。その文書はまた、電子メッセージ内のリンクを選択することによって、および/または、共用場所で文書に直接アクセスすることによって、アクセスすることができる。
【0055】
[0070]動作720に続いて、その文書への変更が判定される。一般に、その変更は、その文書の内容変更に関する。しかし、その変更はまた、フォーマッティングおよび/またはその文書と関連付けられたメタデータへの変更を含み得る。一実施形態によれば、それらの変更は、それらがその文書に行われているときに、追跡される。それらの変更は、他の方法を使用し、判定することができる。たとえば、その変更は、所定の状態が発生した後(たとえば、保存の後、その文書を含むメッセージが送信される前など)に判定され得る。手法の組合せもまた、使用され得る(たとえば、最初に元の文書との差を判定し、その後に変更が行われているときに変更を追跡する)。一実施形態によれば、表が、作成され、変更がその文書に行われるときに修正される。
【0056】
[0071]動作730に移り、その文書に行われる変更を要約する概要が作成される。その概要は、異なる情報を含むように構成され得る。たとえば、その概要は、その文書に行われたすべての変更、その文書に行われた変更の一部および/またはその文書への変更に関する統計的情報を含み得る。一実施形態によれば、その概要に含まれる情報の量は、その文書に行われた変更の数、および、その概要を含む電子メッセージのタイプに依存する。たとえば、SMSメッセージはより詳細ではない概要(たとえば、統計的情報)を含むことになるが、電子メールメッセージは、一般に、より詳細な情報(たとえば、変更の概要および統計的情報)を含むことになる。一実施形態によれば、詳細なフォーマッティング変更は、その概要内に示されない(フォーマッティング変更の量は、含まれても/含まれなくてもよい)。一実施形態によれば、その概要情報は、ユーザーがその変更の近くにコメントを入力することを可能にする領域を含む編集可能な表に含まれる。その概要は、他の方法でフォーマットされ得る。たとえば、その概要のすべて/部分は以下の形式、すなわち写真、箇条書き、テキスト、表、スプレッドシート、および同類のものでもよい。一実施形態によれば、その概要情報の冗長性が、ユーザー(たとえば、現在の編集者、受信者、および/または何らかの権限を与えられたユーザー)によって設定され得る。たとえば、ある受信者はその概要内で文書に行われたすべての変更を見ることを望み、一方で、別のユーザーは変更の簡潔な概要のみが示されることを望むことがある。その概要情報はまた、潜在的受信者に基づき修正され得る。たとえば、その概要情報は、その文書の各々の共同制作者に割り当てられる責任に基づき適合され得る。一実施形態によれば、その概要に含まれる各々の変更は、その変更のコンテキストを提供するのを助けるために、その変更の前およびその変更の後に現れるその文書の部分を含む。
【0057】
[0072]動作740に移り、どんな受信者がその概要を含む電子メッセージを受信することになるかに関する判定が行われる。その文書の各閲覧者はその電子メッセージを受信することができ、または、その校閲者の一部がその電子メッセージを受信することができる。たとえば、その電子メッセージは、その変更が行われた文書のセクション(複数可)を共同制作する権限を与えられた受信者のみに送信することができる。
【0058】
[0073]動作750へ移り、その概要情報を含む、1つまたは複数の電子メッセージが、作成される。たとえば、異なるメッセージタイプが作成可能であり、そして/または、異なる概要情報がその電子メッセージに含まれ得る。一実施形態によれば、その文書が電子メッセージを介してアクセスされるとき、その電子メッセージへの応答が作成されてその概要を含む。
【0059】
[0074]動作760へ流れて、電子メッセージが、各々の判定された受信者に送信される。そのメッセージは、メッセージのタイプ(たとえば、電子メール、SMS、MMS、および同類のもの)に応じた適切な方法を使用して送信される。
【0060】
[0075]本プロセスは、次いで、終了ブロックに流れ、他のアクションの処理に戻る。
[0076]図8は、文書に行われた変更の概要を作成するためのプロセスを示す。
[0077]開始ブロックの後、プロセス800は動作810に移り、そこで、その文書は、現在の編集者によって行われたいくつかの変更を判定するために、構文解析される。多数の異なる方法が、その変更を判定するために使用され得る。たとえば、アプリケーション/プロセスは、その文書内の変更を追跡することができ、差異比較がその文書の現在の状態とその文書の前のバージョンの間で行われ得るなど。
【0061】
[0078]動作820に流れ、その文書変更に関する統計量が判定される。多数の異なるタイプの統計量が判定され得る。たとえば、変更された文字、変更された単語、変更された行、変更されたパラグラフ、変更されたセクション、変更されたページ、追加されたコメント、追加された/取り除かれた強調表示、挿入された/削除された写真、挿入された/削除された表、フォーマッティング変更などの数。
【0062】
[0079]動作830に移り、どんな概要変更セクションが作成されることになるかに関して、判定が行われる。作成された概要変更セクションは、異なる状態に応じて変わり得る(たとえば、作成されることになるメッセージタイプ、行われた変更の数、および同類のもの)。1つまたは複数の閾値が、その概要に含む概要変更セクションのタイプ/数を含む情報を判定するために、使用され得る。たとえば、編集変更の数が所定の数に満たないとき、各変更はその概要に含まれ得る。編集変更の数が所定の数を超えるとき、より少ない情報がその概要に含まれ得る。たとえば、それらの変更のいくらか/すべてがその概要から除外されることが可能であり、一方で、統計的情報はその概要に含まれ得る。複数の閾値が、概要情報のレベルを判定するために、使用され得る。
【0063】
[0080]動作840に移行し、その判定された概要変更セクションが作成される。その概要変更セクションのフォーマッティングは、1つのメッセージタイプ/受信者からその次に変わり得る。たとえば、電子メールメッセージは、SMSメッセージと比較してより多くのフォーマッティングを含み得る。同様に、あるユーザーは1つのレベルのフォーマッティングで要約がフォーマットされることを要求することがあるが、一方で、別のユーザーは、異なるレベルのフォーマッティングでその概要がフォーマットされることを要求することがある。
【0064】
[0081]本プロセスは、次いで、終了ブロックに流れ、他のアクションの処理に戻る。
[0082]図9は、ライブ情報とともにメッセージを表示するためのプロセスを示す。
[0083]開始ブロックの後、プロセス900は動作910に移り、そこで、その内容(リンクされた/添付された)のライブ情報が判定される。一般に、そのライブ情報は、その内容の現在の状態を反映する情報に関する。たとえば、そのライブ情報は、誰が現在その内容にアクセス/検討しているか、誰がその内容を検討したか、誰がその内容に変更/コメントを行ったか、誰がまだその内容を検討する必要があるか、その内容の現在の状態/段階(すなわち、草案段階、最終検討段階)、誰がその文書に割り当てられた現在の校閲者(複数可)であるか、行われた変更の数、変更されたセクションの数、および同類のものを含み得る。
【0065】
[0084]動作920に移り、そのライブ情報の概要が作成される。その概要は、その内容に関する情報の1つまたは複数の項目を含み得る。一実施形態によれば、その作成される概要は、その内容を現在編集しているユーザー(複数可)の名を含む。複数の概要が作成可能であり、他の/追加の情報を含むことができ、どこにその概要が表示されることになるかに応じて変わり得る。
【0066】
[0085]動作930に流れ、そのライブ情報の概要が、1つまたは複数のメッセージと表示される。たとえば、その概要がメッセージのリストの表示と表示されるとき、第1の概要が表示され得る(たとえば、内容の検討/編集に割り当てられたユーザー)。メッセージのうちの1つが選択されるとき、第2の概要が表示され得る(たとえば、誰が現在その文書を編集しているか、最新の変更、コメントなど)。一実施形態によれば、そのライブ情報は構成可能である。たとえば、ユーザーは、彼らがメッセージおよび/またはメッセージのリストの表示とともに表示したいライブ情報をユーザーインターフェースを使用して指定することができる。
【0067】
[0086]動作940に移行し、変更がそのライブ情報に生じるとき、そのライブ情報の表示が更新される。たとえば、校閲者が検討セッションを開始/終了する、その文書は検討プロセスにおける別の段階に移る、アクションが必要とされる、内容変更が行われるなどのときに、そのライブ情報は変わり得る。
【0068】
[0087]本プロセスは、次いで、終了ブロックに流れ、他のアクションの処理に戻る。
[0088]前述の明細、例、およびデータは、本発明の構成の製作および使用の完全な説明を提供する。本発明の多数の実施形態が本発明の趣旨および範囲を逸脱することなしに行われ得るので、本発明は以下の添付の特許請求の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9