(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
筐体を有し、端末バッテリーが内蔵された携帯端末と接続可能に構成され、前記携帯端末と接続された接続状態で前記端末バッテリーに電力を供給することにより充電を行う携帯端末用充電器であって、
前記筐体の外表面に設けられ、キャラクターが表示された表示部と、
前記筐体に内蔵されたスピーカーと、
前記キャラクターの音声データが記憶された記憶部と、
前記端末バッテリーへの充電が開始される際に、前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させるとともに、前記端末バッテリーへの充電が完了する際に、前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させる出力制御部と、を備え、
前記音声データは、前記端末バッテリーへの充電が開始されることを報知する言語を含み、互いに言い回しが異なる複数の音声データで構成される第1の音声データ群と、前記端末バッテリーへの充電が完了することを報知する言語を含み、互いに言い回しが異なる複数の音声データで構成される第2の音声データ群と、を含み、
前記出力制御部は、前記端末バッテリーへの充電が開始される際に、前記第1の音声データ群のうちの1つの音声データを無作為に選択し、その選択した前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させるとともに、前記端末バッテリーへの充電が完了する際に、前記第2の音声データ群のうちの1つの音声データを無作為に選択し、その選択した前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させることを特徴とする携帯端末用充電器。
前記音声データは、前記充電器バッテリーに蓄電された電力が所定の量以下となったことを報知する言語を含み、互いに言い回しが異なる複数の音声データで構成される第3の音声データ群を含み、
前記出力制御部は、前記充電器バッテリーに蓄電された電力が所定の量以下となった際に、前記第3の音声データ群のうちの1つの音声データを無作為に選択し、その選択した前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させる請求項2に記載の携帯端末用充電器。
筐体を有し、端末バッテリーが内蔵された携帯端末と接続可能に構成され、前記携帯端末と接続された接続状態で前記端末バッテリーに電力を供給することにより充電を行う携帯端末用充電器であって、
前記筐体の外表面に設けられ、キャラクターが表示された表示部と、
外部電源から供給された電力を蓄電する充電器バッテリーと、
前記筐体に内蔵されたスピーカーと、
前記キャラクターの音声データが記憶された記憶部と、
前記充電器バッテリーへの充電が開始される際に、前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させるとともに、前記充電器バッテリーへの充電が完了する際に、前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させる出力制御部と、を備え、
前記音声データは、前記充電器バッテリーへの充電が開始されることを報知する言語を含み、互いに言い回しが異なる複数の音声データで構成される第1の音声データ群と、前記充電器バッテリーへの充電が完了することを報知する言語を含み、互いに言い回しが異なる複数の音声データで構成される第2の音声データ群と、を含み、
前記出力制御部は、前記充電器バッテリーへの充電が開始される際に、前記第1の音声データ群のうちの1つの音声データを無作為に選択し、その選択した前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させるとともに、前記充電器バッテリーへの充電が完了する際に、前記第2の音声データ群のうちの1つの音声データを無作為に選択し、その選択した前記音声データより得られた前記キャラクターの音声を前記スピーカーから出力させることを特徴とする携帯端末用充電器。
前記出力制御部は、当該携帯端末用充電器に接続された相手体、または、充電の進行状況に応じて前記音声データの選択を行う請求項1ないし8のいずれか1項に記載の携帯端末用充電器。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の携帯端末用充電器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0024】
<実施形態>
図1は、本発明の携帯端末用充電器を示す平面図であって、(a)が、携帯端末(スマートフォン)と接続した状態を示す図、(b)が、外部電源(ノート型パソコン)と接続した状態を示す図である。
図2は、
図1に示す携帯端末用充電器の平面図であって、(a)が拡大図、(b)が(a)中矢印A方向から見た図である。
図3は、
図1に示す携帯端末用充電器のブロック図である。
図4は、
図3に示す音声データベースを示す図である。
図5は、
図1(a)に示す状態における携帯端末用充電器の制御動作を示すフローチャートである。
図6は、
図1(b)に示す状態における携帯端末用充電器の制御動作を示すフローチャートである。なお、以下では、説明の都合上、
図2(a)中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0025】
図1(a)に示すように、携帯端末用充電器1は、ケーブル100を介して携帯端末の一例であるスマートフォン2と接続可能に構成され、その接続状態において、スマートフォン2に内蔵された端末バッテリー21に電力(例えば、1〜5(アンペア))を供給してスマートフォン2を充電するものである。
【0026】
また、
図1(b)に示すように、携帯端末用充電器1は、ケーブル200を介して外部電源の一例であるノート型パソコン9と接続可能に構成され、その接続状態において、ノート型パソコン9から電力(例えば、5〜10(アンペア))が供給されることにより充電されるよう構成されている。
【0027】
以下、携帯端末用充電器1について説明する。
携帯端末用充電器1は、筐体3と、充電器バッテリー4と、スピーカー5と、ボタン(スイッチ)6と、ランプ7と、制御部8と、を備えている。
【0028】
筐体3は、偏平形状をなし、その平面視で長方形をなしている。筐体3の長辺の長さは、100〜150mm程度であり、筐体3の短辺の長さは、50〜80mm程度である。また、筐体3の厚さは、10〜15mm程度である。筐体3をこのような大きさとすることにより、使用者の衣類のポケットや、カバンのポケット等に収納することができる。
【0029】
また、筐体3の背面には、印刷表示部34が設けられている。この印刷表示部34には、例えば、アニメやゲーム内のキャラクターKの絵がプリントされている。なお、印刷表示部34では、キャラクターKの絵がプリントされたシールが貼着されていてもよい。
【0030】
また、筐体3の上側の側面には、ポート31と、ポート32と、ストラップホール33とが設けられている。
【0031】
ポート31は、ケーブル100が接続されるコネクタである。ポート32は、ケーブル200が接続されるコネクタである。ポート31、32としては、特に限定されず、例えば、USB(Universal Serial bus)コネクタ、マイクロUSBコネクタ、IEEE 1394コネクタ、シリアルポートおよびパラレルポート等が挙げられる。
【0032】
充電器バッテリー4は、筐体3に内蔵されており、蓄電および放電可能な電池で構成されている。この充電器バッテリー4としては、特に限定されず、例えば、リチウムイオン電池等が挙げられる。
【0033】
スピーカー5は、
図2(a)中左側の側面に設けられている。スピーカー5は、振動体を有し、電気信号を振動に変換して音(音声)を発するものである。
【0034】
ボタン6は、
図2(a)中左側の側面で、かつ、スピーカー5の下側に設けられている。ボタン6には、種々の機能を持たせることができるが、本実施形態では、使用者がボタン6を押すことにより、スピーカー5から音声が発せられる。
【0035】
ランプ7は、筐体3の正面に設けられている。本実施形態では、ランプ7は、スピーカー5から音声が発せられたときに点灯または点滅する。また、ランプ7は、充電器バッテリー4の電力残量に合わせて点滅および点灯することにより報知する構成であってもよく、電力残量を数値で報知する構成であってもよい。
【0036】
なお、印刷表示部34、スピーカー5、ボタン6およびランプ7の位置、形状、構成は、上記のものに限定されないのは言うまでもない。
【0037】
図3に示すように、制御部8は、プロセッサー(出力制御部)81と、I/Oインターフェース82と、メモリー(記憶部)83とを有している。
【0038】
プロセッサー81は、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサー、マイクロコンピューター、マイクロコントローラー、デジタル信号プロセッサー、CPU、状態機械、論理回路、ASIC、またはこれらの組み合わせ等のコンピューター可読命令に基づいて信号操作等の演算処理を実行する演算ユニットである。また、プロセッサー81は、メモリー83内に保存されているコンピューター可読命令をフェッチし、信号を操作するよう構成されている。
【0039】
I/Oインターフェース82は、ウェブインターフェース、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)等の様々なソフトウェアインターフェース、またはハードウェアインターフェースである。I/Oインターフェース82は、携帯端末用充電器1が、スマートフォン2やノート型パソコン9と相互通信することを可能とする。
【0040】
メモリー83は、揮発性記憶媒体(例えば、RAM、SRAM、DRAM)、不揮発性記憶媒体(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリー、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク)、またはこれらの組み合わせ等のコンピューター可読媒体である。また、メモリー83は、着脱式でも非着脱式でも良い。
【0041】
メモリー83が揮発性記憶媒体を含む場合、例えば、スマートフォン2によって音声データをダウンロードし、その音声データをメモリー83に記憶された音声データに上書き(書き換え)したり追加したりすることができる。
【0042】
また、メモリー83には、プロセッサー81により実行可能なモジュールであるスピーカー駆動モジュール831と、ランプ駆動モジュール832と、端末電力残量検出モジュール833と、充電器電力残量検出モジュール834と、所要時間算出モジュール835と、充電モジュール836と、ボタン入力受付モジュール837と、音声データベース84とが記憶されている。
【0043】
各モジュールは、ルーティーン、アプリケーション、プログラム、アルゴリズム、ライブラリー、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、またはこれらの組み合わせ等のプロセッサー81により実行可能なコンピューター可読命令である。
【0044】
スピーカー駆動モジュール831は、プロセッサー81に実行されることにより、スピーカー5を駆動して、音声を出力する。
【0045】
ランプ駆動モジュール832は、プロセッサー81に実行されることにより、ランプ7を駆動して点灯させる。
【0046】
端末電力残量検出モジュール833は、プロセッサー81に実行されることにより、スマートフォン2の端末バッテリー21の電力残量を検出する。
【0047】
充電器電力残量検出モジュール834は、プロセッサー81に実行されることにより、充電器バッテリー4の電力残量を検出する。
【0048】
所要時間算出モジュール835は、プロセッサー81に実行されることにより、充電が完了するまでの所要時間を算出する。
【0049】
充電モジュール836は、プロセッサー81に実行されることにより、携帯端末用充電器1に接続された相手体に応じて、端末バッテリー21への充電または充電器バッテリー4への充電を行う。
【0050】
ボタン入力受付モジュール837は、プロセッサー81に実行されることにより、ボタン6が押されたことを検出する。
【0051】
音声データベース84は、音声データ群84A、音声データ群84B、音声データ群84C、音声データ群84D、音声データ群84E、音声データ群84F、音声データ群84G、音声データ84Hを含んでいる。
【0052】
音声データ群84Aは、音声データ841Aと、音声データ842Aと、音声データ843Aとを含んでいる。
【0053】
音声データ841Aは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電を開始しました」という言語となるデータである。音声データ842Aは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電を開始したよ」という言語となるデータである。音声データ843Aは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電を開始したぜ」という言語となるデータである。
【0054】
このように、音声データ841A〜843Aは、スマートフォン2への充電を開始した旨を報知する音声となる音声データであり、互いに言い回しが異なる。
【0055】
音声データ群84Bは、音声データ841Bと、音声データ842Bと、音声データ843Bとを含んでいる。
【0056】
音声データ841Bは、変換されてスピーカー5から出力された際、「およそ1時間で充電が完了します」という言語となるデータである。音声データ842Bは、変換されてスピーカー5から出力された際、「およそ30分で充電が完了します」という言語となるデータである。音声データ843Bは、変換されてスピーカー5から出力された際、「およそ15分で充電が完了します」という言語となるデータである。
【0057】
このように、音声データ841B〜843Bは、充電完了までの所要時間を報知する音声となる音声データであり、互いに時間が異なる。
【0058】
音声データ群84Cは、音声データ841Cと、音声データ842Cと、音声データ843Cとを含んでいる。
【0059】
音声データ841Cは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電が完了しました」という言語となるデータである。音声データ842Cは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電が完了したよ」という言語となるデータである。音声データ843Cは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電が完了したぜ」という言語となるデータである。
【0060】
このように、音声データ841C〜843Cは、スマートフォン2への充電が完了した旨を報知する音声となる音声データであり、互いに言い回しが異なる。
【0061】
音声データ群84Dは、音声データ841Dと、音声データ842Dと、音声データ843Dとを含んでいる。
【0062】
音声データ841Dは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電が不十分になる可能性が有ります」という言語となるデータである。音声データ842Dは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電が不十分になる可能性が有るよ」という言語となるデータである。音声データ843Dは、変換されてスピーカー5から出力された際、「携帯電話への充電が不十分になる可能性が有るぜ」という言語となるデータである。
【0063】
このように、音声データ841D〜843Dは、スマートフォン2への充電が不十分となる可能性がある旨を報知する音声となる音声データであり、互いに言い回しが異なる。
【0064】
音声データ群84Eは、音声データ841Eと、音声データ842Eと、音声データ843Eとを含んでいる。
【0065】
音声データ841Eは、変換されてスピーカー5から出力された際、「バッテリーが切れました」という言語となるデータである。音声データ842Eは、変換されてスピーカー5から出力された際、「バッテリーが切れたよ」という言語となるデータである。音声データ843Eは、変換されてスピーカー5から出力された際、「バッテリーが切れたぜ」という言語となるデータである。
【0066】
このように、音声データ841E〜843Eは、充電器バッテリー4の電力が無くなった(所定の値を下回った)旨を報知する音声となる音声データであり、互いに言い回しが異なる。
【0067】
音声データ群84Fは、音声データ841Fと、音声データ842Fと、音声データ843Fとを含んでいる。
【0068】
音声データ841Fは、変換されてスピーカー5から出力された際、「充電器への充電を開始しました」という言語となるデータである。音声データ842Fは、変換されてスピーカー5から出力された際、「充電器への充電を開始したよ」という言語となるデータである。音声データ843Fは、変換されてスピーカー5から出力された際、「充電器への充電を開始したぜ」という言語となるデータである。
【0069】
このように、音声データ841F〜843Fは、充電器バッテリー4への充電を開始した旨を報知する音声となる音声データであり、互いに言い回しが異なる。
【0070】
音声データ群84Gは、音声データ841Gと、音声データ842Gと、音声データ843Gとを含んでいる。
【0071】
音声データ841Gは、変換されてスピーカー5から出力された際、「充電器への充電が完了しました」という言語となるデータである。音声データ842Gは、変換されてスピーカー5から出力された際、「充電器への充電が完了したよ」という言語となるデータである。音声データ843Gは、変換されてスピーカー5から出力された際、「充電器への充電が完了したぜ」という言語となるデータである。
【0072】
このように、音声データ841G〜843Gは、充電器バッテリー4への充電が完了した旨を報知する音声となる音声データであり、互いに言い回しが異なる。
【0073】
音声データ84Hは、変換されてスピーカー5から出力された際、「接続が解除されました確認してください」という言語となるデータである。この音声データ84Hは、携帯端末用充電器1とスマートフォン2との接続、または、携帯端末用充電器1とノート型パソコン9との接続が解除された旨を報知する音声となる音声データである。
【0074】
このような音声データベース84の各音声データは、筐体3の背中にプリントされているキャラクターKの声優が発した声を録音したデータとすることができる。
【0075】
また、メモリー83が揮発性記憶媒体を含む場合、例えば、スマートフォン2によって音声データをダウンロードし、その音声データをメモリー83に記憶された音声データに上書き(書き換え)することができる。これにより、使用者が、携帯端末用充電器1を比較的長い期間使っても、飽きにくくすることができる。
【0076】
プロセッサー81は、携帯端末用充電器に接続された相手体や、充電の進行状況や、接続状況に応じて音声データベース84から、音声データの選択を行う。そして、選択された音声データを、スピーカー駆動モジュール831を用いてスピーカー5を駆動し、音声に変換して出力する。このような構成により、使用者は、充電の進行状況等を把握することができる。よって、携帯端末用充電器1は、利便性に優れる。以下、制御部8の制御動作について、
図5および
図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0077】
(携帯端末用充電器1からスマートフォン2への充電)
まず、
図1(a)に示すように、携帯端末用充電器1とスマートフォン2とを、ケーブル100を介して接続して、携帯端末用充電器1からスマートフォン2に充電を行う場合について説明する。
【0078】
ステップS101において、端末電力残量検出モジュール833を用いて、端末バッテリー21のバッテリー残量を検出する。
【0079】
次いで、ステップS102において、充電器電力残量検出モジュール834を用いて、充電器バッテリー4のバッテリー残量を検出する。
【0080】
そして、ステップS103において、端末バッテリー21のバッテリー残量と、充電器バッテリー4のバッテリー残量とに基づいて、端末バッテリー21を満タン(FULL)にすることが可能か否かを判断する。
【0081】
ステップS103において、端末バッテリー21を満タン(FULL)にすることが可能であると判断した場合、充電モジュール836を用いて充電を開始し(ステップS104)、所要時間算出モジュール835を用いて、端末バッテリー21が満タンになるまでの所要時間を算出する(ステップS105)。この算出は、予めメモリー83に記憶された検量線やテーブル等に基づいて行われる。
【0082】
そして、ステップS106において、充電が開始されたことと、充電完了までの所要時間とを報知する。
【0083】
ステップS106では、音声データベース84のうち、音声データ群84Aのうちの1つの音声データを選択するとともに、音声データ群84Bのうちの1つの音声データを選択し、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、音声に変換して出力する。
【0084】
例えば、音声データ群84Aのうち音声データ841Aを選択し、音声データ群84Bのうち、音声データ841Bを選択した場合、「携帯電話への充電を開始しました」という言語と、「およそ1時間で充電が完了します」という言語とがスピーカー5から発せられる。これにより、使用者は、充電が開始されたことと、およその所要時間とを認識することができる。
【0085】
なお、音声データ群84Aにおける1つの音声データの選択は、ランダムに、すなわち、無作為に行われる。これにより、使用者は、発せられる音声のパターンを予測することができず、楽しむことができる。
【0086】
また、音声データ群84Bにおける1つの音声データの選択は、ステップS105における所要時間の算出結果に基づいて行われる。例えば、算出した所要時間が70分であった場合、音声データ841Bが選択され、算出した所要時間が35分であった場合、音声データ842Bが選択される。
【0087】
また、例えば、算出した所要時間が45分であった場合には、音声データ841Bが選択される。これにより、使用者が早めに接続状態を解除してしまうのを防止することができる。
【0088】
また、ステップS106では、スピーカー5から音声が発せられる際、ランプ駆動モジュール832を用いて、ランプ7を点灯させる。これにより、使用者は、目視により音声が発せられていることを認識することができる。よって、使用者が音声を聞き取りにくい環境であっても、使用者は、充電が開始されたことを認識することができる。
【0089】
次いで、ステップS107において、充電が完了したか否かを判断する。この判断は、端末電力残量検出モジュール833が検出した端末バッテリー21の残量が所定の値になったか否かに基づいて行われる。ステップS107において、充電が完了したと判断した場合、ステップS108において、充電が完了した旨を報知する。
【0090】
ステップS108では、音声データ群84Cのうちの1つの音声データを選択し、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、音声に変換して出力する。例えば、音声データ群84Cのうち、音声データ841Cを選択した場合、「携帯電話への充電が完了しました」という言語がスピーカー5から発せられる。これにより、使用者が携帯電話への充電が完了したことを認識することができる。特に、端末バッテリー21の種類によっては、充電完了後も接続状態が維持されると端末バッテリー21が発熱したりして端末バッテリー21に負担がかかり不具合が生じることがある。携帯端末用充電器1によれば、使用者が、音声によって充電完了を確実に認識することができるため、充電完了後に、接続状態を速やかに解除することができ、前記不具合が生じるのを未然に防ぐことができる。
【0091】
また、音声データ群84Cにおける1つの音声データの選択は、ランダムに、すなわち、無作為に行われる。これにより、使用者は、発せられる音声のパターンを予測することができず、楽しむことができる。
【0092】
なお、ステップS108では、ステップS106と同様に、ランプ7を点灯させる。これにより、使用者は、目視により音声が発せられていることを認識することができる。
【0093】
一方、ステップS103において、端末バッテリー21を満タン(FULL)にすることが困難であると判断した場合、ステップS104と同様に、充電モジュール836を用いて充電を開始し(ステップS109)、所要時間算出モジュール835を用いて、充電器バッテリー4の残量がなくなるまでの所要時間を算出する(ステップS110)。
【0094】
そして、ステップS111において、充電が開始されたことと、充電器バッテリー4の残量がなくなるまでの時間と、充電が不十分になる可能性が有ることを報知する。
【0095】
ステップS111では、音声データベース84のうち、音声データ群84Aのうちの1つの音声データを選択するとともに、音声データ群84Bのうちの1つの音声データを選択するとともに、音声データ群84Dのうちの1つの音声データを選択し、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、選択した音声データを音声に変換して出力する。
【0096】
例えば、音声データ群84Aのうち音声データ841Aを選択した場合には、スピーカー5から「携帯電話への充電を開始しました」という言語が発せられる。また、音声データ群84Bのうち、音声データ841Bを選択した場合、スピーカー5から「およそ1時間で充電が完了します」という言語が発せられる。そして、音声データ群84Dのうち、音声データ841Dを選択した場合、スピーカー5から「携帯電話への充電が不十分になる可能性が有ります」という言語が発せられる。
【0097】
これにより、使用者は、充電が開始されたことと、およその所要時間とを認識することができるとともに、スマートフォン2への充電が不十分となる可能性が有ることを認識することができる。
【0098】
なお、ステップS111では、ステップS106およびステップS108と同様に、ランプ7を点灯させる。これにより、使用者は、目視により音声が発せられていることを認識することができる。
【0099】
また、音声データ群84Dにおける1つの音声データの選択は、ランダムに、すなわち、無作為に行われる。これにより、使用者は、発せられる音声のパターンを予測することができず、楽しむことができる。
【0100】
そして、ステップS112において、充電器バッテリー4に蓄電された電力がなくなったか否かを判断する。ステップS112において、充電器バッテリー4に蓄電された電力がなくなった、すなわち、バッテリー切れであると判断した場合、その旨を報知する(ステップS113)。
【0101】
ステップS113では、音声データ群84Eのうちの1つの音声データを選択し、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、選択した音声データを音声に変換して出力する。
【0102】
例えば、音声データ群84Eのうち音声データ841Eを選択した場合には、スピーカー5から「バッテリーが切れました」という言語が発せられる。これにより、使用者は、バッテリーが切れたことを認識することができる。
【0103】
また、音声データ群84Eにおける1つの音声データの選択は、ランダムに、すなわち、無作為に行われる。これにより、使用者は、発せられる音声のパターンを予測することができず、楽しむことができる。
【0104】
なお、ステップS113では、ステップS106、ステップS108およびステップS111と同様に、ランプ7を点灯させる。これにより、使用者は、目視により音声が発せられていることを認識することができる。
【0105】
以上、携帯端末用充電器1がスマートフォン2に充電する制御動作について説明したが、携帯端末用充電器1では、ステップS101〜ステップS108、ステップS109〜ステップS113中のルーティーンにおいて、常に、接続状態が解除されたか否かを判断している。接続状態が解除されたと判断した場合には、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、音声データ84Hを音声に変換して出力する。これにより、スピーカー5から「接続が解除されました確認してください」という言語が発せられる。よって、使用者は、接続が不本意に解除されたことを把握することができ、ケーブル100を差し直したりして、接続状態の改善を図ることができる。
【0106】
なお、充電が完了した状態では、接続状態が解除されたか否かの判断を省略するのが好ましい。
【0107】
また、携帯端末用充電器1では、ステップS101〜ステップS108、ステップS109〜ステップS113中のルーティーンにおいて、常に、ボタン入力受付モジュール837を用いて、ボタン6が押されたか否かを判断している。ボタン6が押されたと判断した場合、所要時間算出モジュール835を用いて、ボタン6が押されたときから充電が完了するまでの時間を算出し、算出した時間に基づいて、音声データ群84Bの中から音声データを1つ選択する。そして、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、選択した音声データを音声に変換して出力する。これにより、使用者は、どのタイミングでも、ボタン6を押すことにより、充電完了までの時間を認識することができる。
【0108】
また、充電が完了していた場合には、音声データ群84Cの中から音声データを無作為の1つ選択して、スピーカー5から出力する。
【0109】
このように、携帯端末用充電器1は、スマートフォン2への充電が完了する際、その旨を使用者に報知することができる。また、携帯端末用充電器1は、スマートフォン2への充電が開始される際、その旨を使用者に報知することができる。また、携帯端末用充電器1は、スマートフォン2への充電が可能か否かを判断し、その判断結果を使用者に報知することができる。また、携帯端末用充電器1は、充電器バッテリー4の電力残量が所定の値以下になったことを使用者に報知することができる。そして、携帯端末用充電器1は、接続状態が不本意に解除されたことを使用者に報知することができる。以上より、携帯端末用充電器1は、利便性に優れる。
【0110】
また、携帯端末用充電器1では、ステップS106、ステップS108、ステップS111およびステップS113において、ランプ7を互いに異なる色に点灯させるよう構成されていてもよく、点滅パターンを異ならせてもよい。これにより、音声が聞き取りづらい環境であっても、使用者は、目視で充電の進行状況や、接続状況を把握することができる。
【0111】
また、スマートフォン2の画面が消えていた場合、充電状況を把握することができないが、携帯端末用充電器1では、そのような場合であっても、充電状況を把握することができる。
【0112】
なお、スマートフォン2への充電の開始(ステップS104)は、ステップS103以前であってもよく、ステップS105とステップS106との間や、ステップS106とステップS107との間であってもよい。
【0113】
また、スマートフォン2への充電の開始(ステップS109)は、ステップS103以前であってもよく、ステップS110とステップS111との間や、ステップS111とステップS112との間であってもよい。
【0114】
(携帯端末用充電器1への充電)
次に、携帯端末用充電器1をノート型パソコン9と接続し、ノート型パソコン9から携帯端末用充電器1に充電を行う場合について説明する。
【0115】
ステップS201において、充電器電力残量検出モジュール834を用いて、充電器バッテリー4のバッテリー残量を検出する。
【0116】
次いで、ステップS202において、充電モジュール836を用いて充電を開始する。そして、所要時間算出モジュール835を用いて、充電器バッテリー4が満タンになるまでの所要時間を算出する(ステップS203)。この算出は、予めメモリー83に記憶された検量線やテーブル等に基づいて行われる。
【0117】
次いで、ステップS204において、充電が開始されたことと、充電完了までの所要時間とを報知する。
【0118】
ステップS204では、音声データベース84のうち、音声データ群84Fのうちの1つの音声データを選択するとともに、音声データ群84Bのうちの1つの音声データを選択し、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、音声に変換して出力する。
【0119】
例えば、音声データ群84Fのうち音声データ841Fを選択し、音声データ群84Bのうち、音声データ841Bを選択した場合、「充電器への充電を開始しました」という言語と、「およそ1時間で充電が完了します」という言語とがスピーカー5から発せられる。これにより、使用者は、携帯端末用充電器1に充電が開始されたことと、およその所要時間とを認識することができる。
【0120】
なお、音声データ群84Fにおける1つの音声データの選択は、ランダムに、すなわち、無作為に行われる。これにより、使用者は、発せられる音声のパターンを予測することができず、楽しむことができる。
【0121】
また、音声データ群84Bにおける1つの音声データの選択は、ステップS203における所要時間の算出結果に基づいて行われる。例えば、算出した所要時間が70分であった場合、音声データ841Bが選択され、算出した所要時間が35分であった場合、音声データ842Bが選択される。
【0122】
また、例えば、算出した所要時間が45分であった場合には、音声データ841Bが選択される。これにより、使用者が早めに接続状態を解除してしまうのを防止することができる。
【0123】
また、ステップS204では、スピーカー5から音声が発せられる際、ランプ駆動モジュール832を用いて、ランプ7を点灯させる。これにより、使用者は、目視により音声が発せられていることを認識することができる。よって、使用者が音声を聞き取りにくい環境であっても、使用者は、充電が開始されたことを認識することができる。
【0124】
次いで、ステップS205において、充電が完了したか否かを判断する。この判断は、充電器電力残量検出モジュール834が検出した充電器バッテリー4の残量が所定の値以上になったか否かに基づいて行われる。ステップS205において、充電が完了したと判断した場合、ステップS206において、充電が完了した旨を報知する。
【0125】
ステップS206では、音声データ群84Gのうちの1つの音声データを選択し、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、音声に変換して出力する。例えば、音声データ群84Gのうち、音声データ841Gを選択した場合、「充電器への充電が完了しました」という言語がスピーカー5から発せられる。これにより、使用者が携帯端末用充電器1への充電が完了したことを認識することができる。特に、充電器バッテリー4の種類によっては、充電完了後も接続状態が維持されると端末バッテリー21が発熱したりして端末バッテリー21に負担がかかり不具合が生じることがある。携帯端末用充電器1によれば、使用者が、音声によって充電完了を確実に認識することができるため、充電完了後に、接続状態を速やかに解除することができ、前記不具合が生じるのを未然に防ぐことができる。
【0126】
また、音声データ群84Gにおける1つの音声データの選択は、ランダムに、すなわち、無作為に行われる。これにより、使用者は、発せられる音声のパターンを予測することができず、楽しむことができる。
【0127】
以上、ノート型パソコン9から携帯端末用充電器1に充電する場合の制御動作について説明したが、携帯端末用充電器1では、ステップS201〜ステップS206中のルーティーンにおいて、常に、接続状態が解除されたか否かを判断している。接続状態が解除されたと判断した場合には、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、音声データ84Hを音声に変換して出力する。これにより、スピーカー5から「接続が解除されました確認してください」という言語が発せられる。よって、使用者は、接続が不本意に解除されたことを把握することができ、ケーブル
200を差し直したりして、接続状態の改善を図ることができる。
【0128】
なお、充電が完了した状態では、接続状態が解除されたか否かの判断を省略するのが好ましい。
【0129】
また、携帯端末用充電器1では、ステップS201〜ステップS206中のルーティーンにおいて、常に、ボタン入力受付モジュール837を用いて、ボタン6が押されたか否かを判断している。ボタン6が押されたと判断した場合、所要時間算出モジュール835を用いて、ボタン6が押されたときから充電が完了するまでの時間を算出し、算出した時間に基づいて、音声データ群84Bの中から音声データを1つ選択する。そして、スピーカー駆動モジュール831によってスピーカー5を駆動し、選択した音声データを音声に変換して出力する。これにより、使用者は、どのタイミングでも、ボタン6を押すことにより、充電完了までの時間を認識することができる。
【0130】
また、充電が完了していた場合には、音声データ群84Gの中から音声データを無作為の1つ選択して、スピーカー5から出力する。
【0131】
このように、携帯端末用充電器1は、ノート型パソコン9からの充電が完了する際、その旨を使用者に報知することができる。また、携帯端末用充電器1は、ノート型パソコン9からの充電が開始される際、その旨を使用者に報知することができる。そして、携帯端末用充電器1は、接続状態が不本意に解除されたことを使用者に報知することができる。以上より、携帯端末用充電器1は、利便性に優れる。
【0132】
また、携帯端末用充電器1では、ステップS204およびステップS206において、ランプ7を互いに異なる色に点灯させるよう構成されていてもよく、点滅パターンを異ならせてもよい。これにより、音声が聞き取りづらい環境であっても、使用者は、目視で充電の進行状況や、接続状況を把握することができる。
【0133】
なお、ノート型パソコン9からの充電の開始(ステップS202)は、ステップS201以前であってもよく、ステップS203とステップS204との間や、ステップS204とステップS205との間であってもよい。
【0134】
以上、本発明の携帯端末用充電器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、携帯端末用充電器を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
【0135】
なお、前記実施形態では、携帯端末用充電器から携帯端末に充電する場合や、外部から携帯端末用充電器に充電する場合において、充電を開始した後に、その旨を報知する構成について説明したが、充電を開始したのと同時に報知してもよく、充電を開始するのに先立って報知してもよい。
【0136】
また、前記実施形態では、携帯端末用充電器から携帯端末に充電する場合や、外部から携帯端末用充電器に充電する場合において、充電が完了した後に、その旨を報知する構成について説明したが、充電が完了したのと同時に報知してもよく、充電が完了するのに先立って報知してもよい。
【0137】
また、前記実施形態では、携帯端末用充電器から携帯端末に充電する場合や、外部から携帯端末用充電器に充電する場合において、充電途中に、残り時間を報知する構成であってもよい。例えば、充電の50%が完了した際や、充電が80%完了した際に、残り時間を報知する構成であってもよい。
【0138】
また、前記実施形態では、充電完了までの目安として、残り時間を報知する場合について説明したが、本発明ではこれに限定されず、例えば、「あと50%」や「あと20%」のように、百分率を用いて報知してもよい。
【0139】
また、携帯端末用充電器では、接続された携帯端末の端末バッテリーの種類に応じて供給する電力が変更されるよう構成されていてもよい。すなわち、携帯端末用充電器では、記憶部に携帯端末機種特定モジュールが記憶されており、携帯端末特定モジュールによって特定された携帯端末の機種の情報に基づいて、最適な電力を供給するよう調節可能であってもよい。
【0140】
また、携帯端末用充電器を用いるに際し、携帯端末用充電器アプリケーションを携帯端末にインストールしてから用いるよう構成されていてもよい。
【0141】
また、携帯端末用充電器では、急速に充電を行う急速充電モードと、急速モードよりも電力の供給量が少ない通常モードとを切り替え可能な充電速度切替スイッチが設けられていてもよい。この場合、残り時間を算出するステップにおいて、各モードを加味して残り時間を算出する。
【0142】
また、携帯端末用充電器から音声が発せられている際、その音声を停止する停止スイッチが設けられていてもよい。
【0143】
また、携帯端末用充電器では、バッテリー残量を検出することにより充電完了を検出する構成であったが、例えば、残り時間を算出し、タイマーを用いてタイムアップを充電完了とみなす構成であってもよい。
【0144】
また、携帯端末用充電器では、前記実施形態で説明したような音声が出力されるモードと、音声が出力されるのが省略されるマナーモードとを切り替えるモード切替スイッチが設けられていてもよい。この場合、携帯端末用充電器は、振動を発するバイブレーション部を有し、マナーモードでは、前記で説明したような音声が発せられるタイミングで振動が生じるのが好ましい。
【0145】
また、前記実施形態で説明したボタン6と、充電速度切替スイッチと、停止スイッチとは、1つのボタンであってもよく、別途設けられていてもよい。1つのボタンを共有する場合には、例えば、2秒以上の長押しした場合、1秒以下の短押しした場合、2回連続で押した場合等、異なるパターンを認識することによって、機能するスイッチを切り替えるよう構成してもよい。
【0146】
また、各スイッチの一例として、押しボタンを例に挙げて説明したが、タッチ式のボタンで構成されていてもよい。
【0147】
また、前記各実施形態では、音声データに記憶された各々の音声データ群に含まれる音声データは、言い回しが異なるものの、同じ旨を報知する音声データであったが、本発明では、これに限定されず、例えば、同じ言い回しで、かつ、変換された後の音声における声質が互いに異なる音声データであってもよい。すなわち、各音声データは、互いに異なるキャラクターの声優が発した音声を録音したものであってもよい。この場合、筐体の背面には、各声優が演じる各キャラクターがそれぞれプリントされているのが好ましい。
【0148】
また、携帯端末用充電器は、キャラクターが表示される表示部を有していてもよい。この場合、表示部に表示されたキャラクターを他のキャラクターに切り替える操作を行う操作部を有しているのが好ましい。また、携帯端末を介してキャラクターの画像および音声データをダウンロードする機能を有している場合、表示部に表示されるキャラクターや、音声を自由に編集することができる。
【0149】
また、前記実施形態では、携帯端末としてスマートフォンを例に挙げて説明したが、本発明ではこれに限定されず、例えば、スマートフォン以外の携帯電話や、ノート型コンピューターや、タブレット型コンピューターや、携帯型ゲーム機や、携帯型メディアプレーヤーや、ウェアラブルデバイス等にも適用することができる。
【0150】
また、前記各実施形態では、外部電源として、ノート型パソコンを例に挙げて説明したが、本発明ではこれに限定されず、例えば、デスクトップ型パソコンや、コンセント、USBポート等を用いることができる。
【0151】
また、携帯端末用充電器では、例えば、イヤホンジャックやヘッドホンジャック等を有していてもよい。この場合、イヤホンやヘッドホンを携帯端末用充電器に接続したら、スピーカーから音声が出力されるのが省略されるのが好ましい。
【0152】
また、携帯端末用充電器は、携帯端末と外部電源との双方と同時に接続されるよう用いられてもよい。この場合、充電器バッテリーの電力残量が少なくても端末バッテリーを満タンにすることができる。
【0153】
また、携帯端末用充電器では、記憶部が時計モジュールを有し、時刻に応じて音声の音量を調節してもよい。例えば、夜に発する音声の音量を、朝および昼に発する音声よりも小さくしてもよい。
【0154】
また、前記実施形態では、スピーカーから音声を出力する場合について説明したが、さらに、メロディーや効果音等、音声以外の音を出力してもよい。
【0155】
また、前記各実施形態では、携帯端末用のポートと、外部電源用のポートとは、それぞれ1つずつであったが、それぞれ複数個設けられていてもよい。特に、携帯端末用のパートが複数ある場合、携帯端末を複数個同時に充電することができる。
【解決手段】端末バッテリー4が内蔵された携帯端末と接続可能に構成され、携帯端末と接続された接続状態で端末バッテリーに電力を供給することにより充電を行う携帯端末用充電器1は、スピーカー5と、音声データが記憶された記憶部84と、端末バッテリーへの充電が完了する際に、音声データより得られた音声をスピーカーから出力させるプロセッサー81を有する制御部8と、を備える。