特許第6140708号(P6140708)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6140708
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】分注容器用の衛生順守モニター
(51)【国際特許分類】
   A47K 5/12 20060101AFI20170522BHJP
   B65D 25/20 20060101ALI20170522BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20170522BHJP
【FI】
   A47K5/12 Z
   B65D25/20 K
   B65D25/20 V
   B65D25/20 P
   B65D83/00 K
【請求項の数】18
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-531877(P2014-531877)
(86)(22)【出願日】2012年9月13日
(65)【公表番号】特表2014-534833(P2014-534833A)
(43)【公表日】2014年12月25日
(86)【国際出願番号】US2012055117
(87)【国際公開番号】WO2013043461
(87)【国際公開日】20130328
【審査請求日】2015年9月4日
(31)【優先権主張番号】61/537,722
(32)【優先日】2011年9月22日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/607,904
(32)【優先日】2012年9月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506190555
【氏名又は名称】ゴジョ・インダストリーズ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100077861
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 勝三
(72)【発明者】
【氏名】ウェグリン ジャクソン ダブリュ
(72)【発明者】
【氏名】アーチャー マシュー ジェー
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 特表2008−500882(JP,A)
【文献】 特表2010−515014(JP,A)
【文献】 特開2011−136699(JP,A)
【文献】 特開2007−061157(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0219206(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 5/12
B65D 25/20
B65D 83/00
A47G 29/00−29/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
分注ノズルの起動時に前記分注ノズルを介して材料を分注するポンプを有している分注容器に取り付けられる衛生順守モニターにおいて、
前記分注ノズルを貫通して受容するように適合された、貫通配置された受容開口を有する長尺の第1の可撓性区分であって、前記第1の可撓性区分を前記分注容器に対して保持するために取り外し可能に一緒に連結されるように構成される第1及び第2の端部を有する、長尺の第1の可撓性区分と、
第1及び第2の端部を有する第2の可撓性区分であって、前記第2の可撓性区分の前記第1の端部が前記第1の可撓性区分に取り付けられている、第2の可撓性区分と、
前記第2の可撓性区分の前記第2の端部に取り付けられ、前記分注容器の前記分注ノズルを取り外し可能にその内部に保持するように適合される取り付けスリーブと、
前記第1の可撓性区分によって担持されるセンサーと、
前記取り付けスリーブによって担持されるトークンであって、前記分注ノズルの起動時に前記センサーが前記トークンの存在及び不在を検出するように構成される、トークンと、
前記センサーに連結され、カウント値を維持するコントローラと、
前記コントローラに連結され、前記カウント値を遠隔の計算デバイスに通信するように構成されるデータインターフェースと、
を備え、
前記分注ノズルが前記分注容器から材料を分注するために起動されると、前記コントローラが前記トークンの存在又は不在の検出に基づいて前記カウント値を更新する、衛生順守モニター。
【請求項2】
前記データインターフェースが、前記カウント値の獲得を可能とするために前記遠隔の計算デバイスと動作的通信状態にあるように適合される、請求項1に記載の衛生順守モニター。
【請求項3】
受容スロットを有し、前記分注容器を取り外し可能にその内部に保持するように適合される筐体をさらに備え、
前記受容スロットが、前記第1の可撓性区分を前記筐体に取り付けるために、前記第1の可撓性区分の少なくとも一部分を貫通して受容するように寸法決めされる、請求項1に記載の衛生順守モニター。
【請求項4】
前記筐体が更に、
受容スロットを含む基部と、
前記基部に取り付けられ、前記分注容器を取り外し可能に内部に保持するための受容空洞を形成するように相隔たっている第1及び第2の保持アームと、
前記基部に取り付けられる取り付けフックと、
を備える、請求項3に記載の衛生順守モニター。
【請求項5】
前記トークンが磁石を備える、請求項1に記載の衛生順守モニター。
【請求項6】
前記トークンがデータタグを備える、請求項1に記載の衛生順守モニター。
【請求項7】
分注ノズルの起動時に分注容器に取り付けられるカラーと相対的に移動して材料を分注する前記分注ノズルを有している前記分注容器に取り付けられる衛生順守モニターにおいて、
筐体と、
各々の端部で取り付けクリップによって終端されている第1の可撓性区分であって、前記クリップの一方が前記分注ノズルに取り付けられるように適合され、前記クリップの他方が前記分注容器の前記カラーに取り付けられるように適合される、第1の可撓性区分と、
前記第1の可撓性区分から、前記筐体に取り付けられる第1の端部まで延長する第2の可撓性区分と、
前記第1の可撓性区分によって担持されるトークンと、
ントローラに連結され、前記トークンを検出するように構成され、且つ、前記分注ノズルの起動時に前記トークンの存在及び不在を検出するように前記第1の可撓性区分によって担持されるセンサーと、
前記筐体によって担持され、カウント値を維持するように構成されるコントローラと、
前記コントローラに連結され、前記カウント値を遠隔の計算デバイスに通信するように構成されるデータインターフェースと、
を備え、
前記分注ノズルが前記分注容器から材料を分注するために起動されると、前記コントローラが前記トークンの存在又は不在の検出に基づいて前記カウント値を更新する、衛生順守モニター。
【請求項8】
前記データインターフェースが、前記カウント値の獲得を可能とするために前記遠隔の計算デバイスと動作的通信状態にあるように適合される、請求項7に記載の衛生順守モニター。
【請求項9】
前記トークンが磁石を備える、請求項7に記載の衛生順守モニター。
【請求項10】
前記トークンがデータタグを備える、請求項7に記載の衛生順守モニター。
【請求項11】
前記筐体が前記分注容器を取り外し可能に保持するように適合される、請求項7に記載の衛生順守モニター。
【請求項12】
分注ノズルの起動時に分注容器に取り付けられるカラーと相対的に移動して材料を分注する前記分注ノズルを有している前記分注容器のための衛生順守モニターにおいて、
筐体と、
前記筐体によって担持され、カウント値を維持するコントローラと、
前記コントローラに連結されるスイッチと、
前記コントローラに連結され、前記カウント値を遠隔の計算デバイスに通信するように構成されるデータインターフェースと、
前記筐体によって枢動可能に保持され、前記スイッチと動作係合状態にある起動アームであって、前記分注容器の前記分注ノズルと動作係合状態に置かれるように構成される、起動アームと、
を備え、
材料を分注するために前記分注ノズルの起動時に前記起動アームが枢動されると、前記起動アームが前記スイッチを起動して前記カウント値を更新する、衛生順守モニター。
【請求項13】
前記起動アームが、
前記筐体によって枢動可能に担持され、前記スイッチと動作係合状態にあるように構成される支持区分と、
前記支持区分から延長する延長区分と、
前記延長区分から延長し、前記分注容器の前記分注ノズルと動作係合状態に置かれるように構成される係合区分と、
を備える、請求項12に記載の衛生順守モニター。
【請求項14】
前記係合区分から延長し、前記分注ノズルの各々のそれぞれの側部に隣接するように相隔たっている第1及び第2の保持タブを更に備える、請求項13に記載の衛生順守モニター。
【請求項15】
前記係合区分が前記分注容器の前記分注ノズルと選択的に動作係合状態に置かれることを可能とするために、前記延長区分が前記支持区分と相対的に枢動するように構成される、請求項13に記載の衛生順守モニター。
【請求項16】
前記データインターフェースが、前記カウント値の獲得を可能とするために前記遠隔の計算デバイスと動作的通信状態にあるように適合される、請求項12に記載の衛生順守モニター。
【請求項17】
前記筐体から延長し、前記分注容器の前記カラーを取り外し可能に保持するように適合される第1及び第2の相隔たった保持アームを更に備える、請求項12に記載の衛生順守モニター。
【請求項18】
前記筐体が、前記分注容器の少なくとも一部を内部に担持するように適合される基部開口を含む、請求項12に記載の衛生順守モニター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、石鹸などの材料を分注する分注容器に関する。具体的には、本発明は、欠失可能な又は詰め替え可能な容器などの分注容器用の衛生順守モニターに関する。より具体的には、本発明は、分注容器で実施された衛生事象の数を特定するために、表示装置となる衛生順守モニターに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、大衆は、疾病及びその伝播にますます関心を持つようになってきており、このため、一般的に、洗浄及び衛生の重要性がますます認識されている。例えば、外食産業における大腸菌、小学校におけるライノウイルス及び保健施設内での院内疾病の伝播に関して、多くの研究で、疾病の伝播を予防する効果的な対策として手指の衛生が言及されている。これに応じて、健康業界、外食業界ならびにホテル及び旅行の業界は、その人員が、疾病の伝播の予防に効果的である手指清浄化という習慣を持つことを保証するために、その慣習及び手順を検査することを余儀なくされている。
【0003】
これに応じて、個人が石鹸及び清浄薬を入手する十分な機会を提供する努力として、多くの機関及び業界が、個人がその手指を清浄化及び/又は洗浄し易くするために、清浄薬及び/又は石鹸の欠失可能な又は詰め替え可能な(再使用可能な)分注容器を多く提供している。また、このような分注容器が利用可能であることによって、個人がその手指を洗浄及び/又は清浄化する機会が増している一方では、所定の手指洗浄衛生基準の順守が未だ欠けている。しかしながら、手指の洗浄及び清浄化によってバクテリア及び/又はウイルスの潜在的伝播を最小化するために、衛生基準に対する完全な順守が必須であるが、なぜなら、一人の個人が自分の手指を適切に清浄化し損なうだけで、このような個人と接触する他者の努力が無効となりかねないからである。不運にも、所定の衛生基準の順守を保証するためには、ユーザの衛生順守を追跡するように構成された現行の衛生順守監視システムでは、1つ以上の永久設置式の又は取り付け式の石鹸/清浄薬分注器が必要である。不運にも、このような永久設置式の分注器は、値段が高く、一般的には、管理するのに特殊な訓練が必要である。その上、このような永久設置式の分注器が提供する衛生順守監視機能を各々の欠失可能な又は詰め替え式の分注容器に組み込むことは、さもなければ安価な分注容器を製造できるメーカーにとってかなりのコスト増となる。従って、このような高価な分注容器が広く使用されても、その効用が限られ、好ましくないことになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、詰め替え可能もしくは欠失可能な分注容器又は他の携帯式分注容器などの分注容器に取り外し可能に取り付けられるように構成された衛生順守モニターに対する必要が存在する。加えて、分注容器用の電源内蔵式衛生順守モニターに対する必要が存在する。さらにその上、低コストの分注容器用の衛生順守モニターに対する必要が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述に鑑みて、本発明の1つの態様は、分注容器用の衛生順守モニターを提供することになる。
【0006】
本発明の別の態様は、そこから液体材料を分注するノズルを有する分注容器用の衛生順守モニターを提供することである。この順守モニターは、互いに対して取り外し可能に取り付けられるように構成される対向する端部を有する長尺の主要区分を含む。受容開口が、分注容器のノズルを貫通して受容するように主要区分を貫通して配置されている。順守モニターはまた、主要区分によって担持され、かつセンサー及び表示装置に連結されるコントローラを含む。分注容器のノズルを受容するように適合されたスリーブを含む二次区分が、主要区分から延長している。このスリーブはまた、磁石を担持し、そのため、ノズルが起動される際に、磁石の存在及び不在がセンサーによって検出されて、コントローラでカウント値が更新されると、表示装置上で提示される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】取り付けスリーブによって担持される磁石が、本発明の概念による磁石センサーによって検出される分注容器のための衛生順守モニターの斜視図である。
図2】本発明の概念による衛生順守モニターの頂部平面図である。
図3】本発明の概念による衛生順守モニターの底部平面図である。
図4A】本発明の概念による衛生順守モニターで利用される分注容器及びリテーナの斜視図である。
図4B】取り付けスリーブによって担持される磁石が本発明の概念による磁石センサーでは感知されない、分注容器及びリテーナに取り付けられた衛生順守モニターの斜視図である。
図4C】取り付けスリーブによって担持される磁石が本発明の概念による磁石センサーで感知されることを示す衛生順守モニターの斜視図である。
図5】本発明の概念による、衛生順守モニターの代替実施形態の斜視図である。
図6A】本発明の概念による、磁石及び磁石センサーを自身上に配置して有する感知区分を示す代替例の衛生順守モニターの斜視図である。
図6B】本発明の概念による、磁石が磁石センサーによって検出されないことを示す分注容器の分注ノズルに取り付けられる代替例の衛生順守モニターの感知区分の立面図である。
図6C】本発明の概念による、磁石が磁石センサーによって検出されることを示す分注容器の分注ノズルに取り付けられる代替例の衛生順守モニターの感知区分の立面図である。
図7】本発明の概念による分注容器及びリテーナに取り付けられる代替例の衛生順守モニターの斜視図である。
図8】本発明の概念による、枢動起動アームを利用する代替例の衛生順守モニターの斜視図である。
図9】本発明の概念による代替例の衛生順守モニターの分解図である。
図10】本発明の概念による衛生順守モニターによって提供される起動筐体のベースプレートの斜視図である。
図11】本発明の概念によるベースプレートに取り付けられるように構成されたアクセスプレートの正面斜視図である。
図12】本発明の概念によるアクセスプレートの後面斜視図である。
図13】本発明の概念によるアクセスプレート及び起動アームの内部表面の立面図である。
図14】本発明の概念による起動筐体及び起動アームの断面図である。
図15】本発明の概念による、分注容器を内部に取り付けて有する代替例の衛生順守モニターの斜視図である。
図16】本発明の概念による分注容器によって提供されるノズルと動作的係合状態にある起動アームを持つ代替例の衛生順守モニターの斜視図である。
図17】本発明の概念による分注容器のノズルと動作係合状態にある起動筐体及び起動アームから取り外されたアクセスプレートを持つ衛生順守モニターの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のこれら及び他の特徴ならびに長所は、以下の説明及び添付図面を参照すればよりよく理解されるであろう。
【0009】
分注容器10用の衛生順守モニターは、一般的に、図面の図1〜4に示すように、数値20で参照される。図4Aに明瞭に示す分注容器10は、例えば、石鹸、清浄薬又は保湿剤などのなんらかの所望の液体材料を保持するベッセル30を含む。1つの態様では、分注容器10は、欠失可能、詰め替え可能分注容器又は携帯式容器などのなんらかの適切な容器を備え得ることを理解すべきである。ベッセル30によって生じた空隙34中に開口するネック32が、ベッセル32の1つの端部から延長している。ポンプアセンブリ50が、カラー54によってネック32に対して螺合取り付けされており、起動されると、ユーザがベッセル30から材料をポンプで汲み出して、自分の手に入れることができるようになっている。カラー54は、基部端部55及びこれと対向する頂部端部56を含み、これによって、環状のカラー頸部57が頂部端部56から延長する。ポンプ又は分注ノズルによって提供されるノズル頸部59の一方の端部に取り付けられるチューブ58は、一方の端部で、カラー頸部57を貫通して延長し、チューブ58の他方の端部では、分注容器10のベッセル30の空隙34中に担持される液体材料と流体連通するように構成されている。
【0010】
具体的には、ポンプ又は分注ノズル60は、実質的に平坦な係合基部70を含み、この基部から延長するノズル端部74が係合基部70からノズル先端80に向かって先細になり、かつ係合基部70から下方に湾曲している。従って、ポンプノズル60のノズル端部74の先細で、かつ湾曲した形状によって、材料が分注されるときに、分注された材料を、ユーザの手に向けて下方に注ぐことが可能となる。また、カラー54のカラー頸部57によって螺合受容されるように構成されている螺合区分81を含むノズル頸部59が、ノズル基部70から実質的に直角に延長していて、これで、ポンプノズル60を自身に対して螺号ロックしている。分注容器10から材料を分注するには、ポンプノズル60を、係合基部70を圧迫することによって押圧し、すると、液体材料が、分注容器10の外にチューブ58から引き出されて、ノズル端部74のノズル先端80から分注される。すなわち、分注容器60は、起動されると、カラー54と相対的に移動する。
【0011】
図1〜4を参照すると、衛生順守モニター20は、内部表面110及びこれと対向する外部表面120を有する長尺の主要区分100を有する本体90を備える。主要区分100はまた、互いに対向する端部130及び140を含み、これによって、ロックスロット160が、端部130に配置され、かつ主要区分100の外部表面120から実質的に直角に延長する複数の離間された係合タブ170が、端部140に配置される。分注容器10のポンプアセンブリ50を貫通して受容するように適合された受容開口200が、主要区分100を貫通して、その中点の周りに配置されている。従って、受容開口200は、長尺の主要区分100を、中間区分190A及び190Bに分離していて、これで、中間区分190Aが、端部130と受容開口200との間に配置され、中間区分190Bが、端部140と受容開口200との間に配置されるようになっている。
【0012】
その自由端部220が取り付けスリーブ250で終端されている長尺の二次区分210が、本体90の主要区分100のほぼ中点から実質的に直角に延長している。取り付けスリーブ250は、受容端部260を含み、この端部は、出口端部270に対して実質的に対向していて、かつ出口端部270が受容端部260より小さい断面積を有するように先細っている。具体的には、取り付けスリーブ250は、それぞれの平行エッジ300及び310ならびに320及び330と、それぞれの角度付きエッジ340及び350ならびに360及び370とを有する互いに離間した上方及び下方の台形の又は先細区分280及び290を備える。加えて、上方及び下方の台形の又は先細区分280及び290は、上方区分280の角度付きエッジ340と下方区分290の角度付きエッジ360との間を延長する内部横方向区分400と、上方区分280の角度付きエッジ350と下方区分290の角度付きエッジ370との間を延長する外部横方向区分410と、によって結合されている。具体的には、内部横方向区分400は、互いに対向する端部411及び412を風刺、一方、外部横方向区分410は、互いに対向する端部414及び416を有する。従って、エッジ310、330、412及び416は、スリーブ250の受容端部260を画定し、一方、エッジ300、320、411及び414は、スリーブ250の出口端部270を画定する。さらにその上、取り付けスリーブ250の上方及び下方の台形のもしくは先細区分280及び290ならびに横方向区分400及び410は、取り付けスリーブ250をポンプノズル60に対して螺合的に取り付ける又は固定するためにポンプノズル60のノズル端部74を貫通して受容するように寸法決めされる受容空洞450を形成する。上方及び下方の区分280、290及び/又は横方向区分400、410は、分注容器10のノズル端部74の湾曲した又は先細の輪郭を収容するように湾曲する又は別様に構成されることを理解すべきである。また、順守モニター20の主要区分100及び二次区分210は、シリコン、ゴム、プラスチック及び類似物などのいずれかの適切な可撓性材料から形成され得ることを理解すべきである。その上、主要区分100は、伸縮自在の材料から形成され得るが、これによって、順守モニター20を、様々な形状及び寸法の分注容器10にしっかりと固定することが可能である。
【0013】
衛生順守モニター20の主要区分100の中間区分190Bの内部に配置されている検出回路500によって検出されるように構成される、図2に示すような、磁石などのトークン460が、取り付けスリーブ250の下方台形区分290の中に配置されている。具体的には、検出回路500は、以下に説明する機能を実施するために必要なハードウエア及び/又はソフトウエアを含むコントローラ520を含む。受容開口200に隣接する主要区分100の中間区分190B中に搭載され、かつ取り付けスリーブ250によって担持される磁石460の存在及び不在を検出するように構成される、磁石センサー又はホールセンサーなどのセンサー530が、コントローラ520に連結されている。トークン460は、磁石や、無線IC(RFID)データタグや、センサー530で感知可能な、例えばバーコードなどのなんらかの適切なデバイスを備え得ることを理解すべきである。従って、センサー530は、磁石もしくはホールセンサー、無線IC(RFID)読み取り装置、バーコードスキャナ又は、トークン460の存在及び不在を検出するのに適切な、例えば赤外線センサー(IR)などの、なんらかの適切なセンサーを備え得る。液晶表示装置(LCD)又は他のいずれかの適切な表示装置等の表示装置540はまた、以下に説明するような方法で様々な衛生順守データを提示するために、コントローラ520に結合される。その上、電源560は、検出回路500に電力を供給するためにコントローラ520に連結されており、また、例えば、バッテリや光電池などのいずれかの適切な電源を備え得る。
【0014】
順守モニター20を利用するために、分注容器10は、図4A〜Cに示すように、リテーナ600中に置かれる。リテーナ600は、互いに対向する横方向部材630及び632によって結合される互いに対向する前方部材及び後方部材620及び622を有する基部610を含む格子構造を備える。間に受容スロット650を形成する互いに離間された一対のオフセット部材640及び642が、基部610の前方部材620から実質的に直角に延長する。離間された保持アーム670及び672を含み、基部アーム673から上方に延長し、かつオフセット部材640及び642に取り付けられる保持区分660が、オフセット部材640及び642に取り付けられる。保持アーム670及び672は、湾曲した又は分注容器10の断面輪郭を収容するような外形をした後方アーム680によって結合される。取り付けフック区分700を含む取り付けアーム又はハンガー690が、基部610及び後方アーム680に取り付けられる。従って、取り付けフック区分700によって、分注容器10の存在が望まれるところで様々な構造に対するリテーナ600の取り付けが容易となる。その上、基部610及び保持区分660は、分注容器10をリテーナ600に保持するために、順守モニター20を受容スロット650に貫通して位置させることを可能にしながらも、分注容器10をリテーナ600の内部に受容して保持するように構成されている受容空洞692を形成するような働きをする。
【0015】
このように、分注容器10、順守モニター20及びリテーナ600の部品を説明したが、順守モニター20の使用方法を以下に提示する。最初に、分注容器10は、リテーナ600の受容空洞692中に置かれ、同時に、ポンプアセンブリ50のポンプノズル60は、順守モニター20の受容開口200に貫通して置かれ、これによって、主要区分100の内部表面110が、分注容器10に隣接する。すなわち、順守モニター20は分注容器10に取り付けられ、これで、中間区分190Aは、分注容器10の後方表面694に近接し、また、中間区分190Bは、分注容器10の前方表面694に隣接する。一旦順守モニター20が位置付けされると、取り付けスリーブ250が、分注容器10のポンプノズル60のノズル端部74の上に置かれてこれに固定される。すなわち、ポンプノズル60のノズル端部74は、取り付けスリーブ250の受容空洞450の内部に置かれ、これで、ノズル先端80が出口端部270を超えて延長し、これによって、ノズル端部74を取り付けスリーブ250に固定する。
【0016】
続いて、中間区分190Bが、リテーナ600のスロット650に貫通して置き、同時に、中間区分190Aを、それが保持区分660及び基部610の後方部材622を超えて延長するように位置付けされる。次に、中間区分190Bの端部140が、中間区分190Aのロックスロット160に貫通して置かれると、係合タブ170がスロット160と係合し、これによって中間区分190Aと190Bを一緒にロックし、順守モニター20を分注容器10及びリテーナ600に対して保持する。
【0017】
従って、順守モニター20が動作中に、例えば、石鹸、清浄薬又は保湿剤などの液体材料を分注容器10から分注するために、ポンプノズル60が押圧される。ポンプノズル60が図4Bに示すその通常位置から圧縮されると、取り付けスリーブ250中の、例えば磁石などのトークン460が、図4Cに示すように、磁石センサー530の検出範囲内に来るように移動される。一旦トークン460の存在が検出されると、コントローラ520が、発生した完了した手指衛生事象の回数を表すポンプノズル60の起動又は押圧の合計回数の更新されたカウント値を維持する内部カウンタを更新して、次に、それを表示装置540上に提示する。さらにその上、順守モニター20をリテーナ600と関連付けて使用されると説明したが、これは必須のことではないこと及び順守モニター20は、リテーナ600を使用することなく分注容器10に直接に取り付けられ得ることを理解すべきである。また、分注容器10のベッセル30は、順守モニター20が適合的な方法で取り付けられ得るように形成又は構成され、これでリテーナ600を使用する必要を避けるようにし得る。
【0018】
また、順守モニター20及びリテーナ600は、ベッセル30が実質的に矩形の断面形状を有する分注容器10上で用いるように図示されているが、順守モニター20及びリテーナ600は、曲線的形状、直線的形状又はこれら双方の組み合わせなどのいかなる断面形状のベッセル30を有する分注容器10を受け入れるように容易に修正し得ることを理解すべきである。
【0019】
代替例の衛生順守モニターは、図面の図5〜7に示すように、数値700で参照される。具体的には、衛生順守モニター700は、互いに対向する内部表面及び外部表面712及び714を有する筐体710を備える。筐体710は、上方及び下方のエッジ730及び732によって結合される実質的に平行な横方向エッジ720及び722がその境界となっている。それぞれの保持チャネル750及び752によって終端されるそれぞれのアーム740及び742が、横方向エッジ720及び722に隣接する点において、筐体710の下方エッジ732から延長する。前述したように、検出回路500のコントローラ520、表示装置540及び電源560が、順守モニター700の筐体710の中に配置される。具体的には、表示装置540が、筐体710の外部表面714上に提供される。1つの態様では、筐体710はまた、それぞれのアーム740及び742から延長し、かつ筐体710の外部表面712から離れるように延長する支持区分754及び756を含み得る。
【0020】
可撓性検出アセンブリ800が、筐体710の下方エッジ732から延長する。検出アセンブリ800は、互いに対向するエッジ802及び804ならびに互いに対向する内部表面及び外部表面806及び807を有する一次区分801を備える。検出アセンブリ800はまた、互いに対向する端部818及び819ならびに互いに対向する内部表面及び外部表面820及び822を有する感知区分810を含む。続いて、一次区分801のエッジ804は、接着剤、熱溶接又は類似物などのいずれかの適切な固定手段を用いて、感知区分810のその中点の周りに取り付けられる。従って、一次区分801を感知区分810に取り付けることによって、感知区分810が、感知区分810の端部818と一次区分801との間に配置される810Aで示される上方区分と、感知区分810の端部819と一次区分801との間に配置される810Bで示される下方区分とに分離される。さらにその上、一次区分801及び感知区分810は、可撓性プラスチック、ゴム、シリコン又は類似物等のいずれかの可撓性材料から形成される。
【0021】
感知区分810は、感知区分810のそれぞれの端部818及び819に取り付けられる上方と下方の可撓性取り付けクリップ830及び840を備える。上方及び下方の取り付けクリップ830及び840は各々が、それぞれの環状保持開口890A及び890Bを画定するそれぞれの受容スロット880A及び880Bによって分離されるそれぞれの弓形の把持アーム860A及び860Bならびに870A及び870Bを備える。例えば磁石などのトークン460は、下方取り付けクリップ840に近接する感知区分810Bの外部表面822上に担持され、一方、磁石センサーなどのセンサー530は、上方取り付けクリップ830に近接する感知区分810Aの外部表面822上に担持される。
【0022】
具体的には、スロット880A及び880Bによって、分注容器10のノズルネック59及びカラーネック57を貫通して受容可能となり、これで、それぞれ上方及び下方のクリップ830及び840の保持開口890A及び890Bは、図6A及び6Bに示すように、それぞれ内部に、ノズルネック59及びカラーネック57のネジ込み区分81をそれぞれ内部に受容することが可能である。さらにその上、取り付けクリップ830及び840が使用中ではない分注容器10に取り付けられると、感知区分810の区分810A及び810Bは、図6Bに示すように互いに離間され、これによって、磁石460は、磁石センサー530によっては検出されない。しかしながら、材料を分注するためにノズル60を押圧すると、感知区分810が、区分810A及び810Bが実質的に互いに平行となるように撓み、これによって、磁石センサー530が、図6Cに示すように磁石460の近傍に来ると、磁石センサー530は、前述したように、表示装置540上に提示されるカウント値をインクレメントするようにコントローラ520に信号を送る。
【0023】
また、順守モニター700は、図7に示すように、リテーナ900に取り付けられることが意図される。具体的には、リテーナ900は、前方保持アーム920A及び920Bならびに後方保持アーム930A及び930B(図示せず)がそこから延長する基部910を有する格子構造を含む。加えて、前方及び後方保持アーム920A及び930Aは、横方向アーム940によって結合され、前方及び後方保持アーム920B及び930Bは横方向アーム950によって結合される。アーム920〜950は、分注容器10を内部に取り外し可能に受容するように寸法決めされる受容空洞960を形成するように互いに離間される。分注容器10の存在が望まれるいずれかの所望の構造に対してリテーナ900を取り付けることを可能とするように寸法決めされるハンガー970が、後方保持アーム930に取り付けられる。1つの態様では、後方保持アーム930A〜930Bは、順守モニター700のそれぞれのアーム740及び742の保持チャネル750及び752の内部に受容され、かつスナップ嵌め合い又は圧縮接続によってそれに取り付けられるように寸法決めされる。
【0024】
更に別の実施形態では、代替例の衛生順守モニターは、図面の図8〜17に示すように、数値1000で参照される。衛生順守モニター1000は、分注容器1040をその中に保持するため、基部開口1020及び保持開口1030を有する保持基部1010を備える。分注容器1040は、手起動式ポンプ1060がそこから延長する頸部カラー1050を有するベッセル1041を含む。ポンプ1060は、頸部カラー1050を貫通して延長するストロー1062と、そこから実質的に直角に延長する長尺の分注ノズル1070と、を含む。分注容器1040は、ポンプ1060が起動されると、石鹸、清浄薬、保湿剤又は類似物などのいずれかの適切な材料を分注ノズル1070から分注するように構成される。さらにその上、分注容器1040は手起動式ポンプ1060と共に図示されているが、ポンプ1060は、スイッチ/ボタンの起動時、又はユーザの手の存在が検出されると、動作的に係合される自動システムとして構成され得ることを理解すべきである。すなわち、分注ノズル1070は、起動されると、カラー1050に対して相対的に移動する。
【0025】
順守モニター1000の保持基部1010はまた、起動筐体1100を含む。起動筐体1100は、いずれかの適切な留め具を介して結合される基部プレート1120及びアクセスプレート1130を備える。基部プレート1120は、図9〜10に示すが、互いに対向する内部及び外部の表面1150及び1160を含む。凹状基部ピボット表面1170が、基部プレート1120の内部表面1150上に提供され、一方、バイアス開口1200がその下方に配置され、かつバネ1210又は他のバイアスデバイスを内部に受容するように寸法決めされている。マイクロスイッチ又は他のいずれかの機械式スイッチなどのスイッチ1300が、ピボット表面1170と受容開口1200の間に置かれている。スイッチ1300は、以下に説明する様々な機能を実施するための必要なハードウエア及びソフトウエアを含むコントローラ1350に連結される。スイッチ1300及びコントローラ1350は、基部プレート1120の内部表面1150に取り付けられる回路基板1400上に搭載される。数値表示装置等の表示装置を備え得るインジケータ1410もまた、コントローラ1350に連結され、かつ回路基板1400に搭載される。1つの態様では、インジケータ1040は、発光ダイオード(LED)表示装置、液晶(LCD)表示装置又は他のいずれかの適切な指示装置もしくは表示装置を備え得る。コントローラ1350は、基部プレート1120によって担持される、交換式バッテリなどの、電源1412によって電力供給される。
【0026】
アクセスプレート1130は、図11〜13に示すように、内部表面及び外部表面1420及び1421を含み、これによって、内部表面1420は、貫通するように配置されるピボット開口1442を有する凹状保持ピボット表面1440を含む。保持ピボット表面1440は、基部プレート1120及びアクセスプレート1130が一緒に取り付けられると、基部ピボット表面1170と隣接し、かつ軸方向に一直線上になるように位置決めされる。具体的には、基部ピボット表面1170及び保持ピボット表面1440は、図14に示すように、実質的に球形の保持空洞1490を一緒になって形成する凹状表面を備える。アクセスプレート1130の外部表面1421は、分注容器1040の頸部1050を圧縮保持するように構成された、間に保持開口1030を形成する一対の保持アーム1492を含む。アクセスプレート1130はまた、順守モニター1000の操作者がインジケータ1410の状況を容易に見ることを可能とするために、インジケータ1410と実質的に一直線上になるように構成される窓1496を含む。
【0027】
順守モニター1000はまた、保持空洞1490によって枢動可能に担持される起動アーム1500を含む。一般に、起動アーム1500は、延長区分1520がそれから実質的に直角に延長する支持区分1510と、延長区分1520から実質的に直角に延長する係合区分1530とを含む。具体的には、起動アーム1500は、延長区分1520が支持区分1510の端部1532から実質的に直角に延長し、かつ端部1534で終端するように構成される。端部1536で終端する係合区分1530が、延長区分1520の端部1534から実質的に直角に延長する。具体的には、支持区分1510は端部1531及び1532を含み、これによって、バネ1210を係合するように寸法決めされたバイアス部材1533が、端部1531に配置される。保持空洞190の内部に枢動可能に受容されるように寸法決めされた実質的に球形の部材1600が、バイアス部材1533と端部1532との間に配置される。球形部材1600の表面は、実質的に球形の保持空洞1490の表面と接触する球形部材1600の表面積の合計値を減少させるために、1つ以上の窪み領域を含み得ることを理解すべきである。従って、起動アーム1500は、起動筐体1100内に配置され、これで、延長区分1520は、アクセスプレート1130のピボット開口1422を実質的に直角に貫通して延長し、一方、係合区分1530は、そこから、筐体1100に対して実質的に並行になるように延長する。特に、延長区分1520は、ピボット1610によって支持区分1510に対して枢動可能に結合され、これで、それを備えている係合区分1530が枢動又は回転することが可能となっている。図9に明瞭に示すピボット1610は、端部1532から延長し、かつ支持区分1510によって提供されるピボット開口1614内に枢動可能に受容される円筒形ピボット区分1612を備える。ピボット区分1612及び/又はピボット開口1614は、支持区分1510を延長区分1520に対して枢動的に保持するためのタブ又は他の適切な手段を含むことを理解すべきである。加えて、バイアス部材1533は、湾曲した係合表面1620と、後方表面1624の下方に配置される保持タブ1622とを含む。湾曲係合表面1620は、モニター1000の動作中に起動アーム1500が枢動すると、スイッチ1300に係合するように寸法決めされる。加えて、保持タブ1622は、モニター1000の動作中に、起動アーム1500が枢動すると、バネ1210が圧縮され、解放される際に、このバネの一方の端部を保持する働きをする。
【0028】
従って、順守モニター100が使用されると、図15に示すように、起動アーム1500がピボット1610から解放位置にまで回転され、これで、分注容器1040を、保持基部1010の受容開口1020に容易に挿入することが可能となり、一方、分注容器1040の頸部1050が、保持開口1030内に受容されて、保持アーム1492によって圧縮的に保持されるようになる。一旦分注容器1040が保持基部1010中に挿入されると、起動アーム1500の係合区分1530が、それが、図16に示すように、分注ノズル1070の下方に位置するように、ピボット1610を介して回転する。具体的には、係合区分1530は、係合区分1530から延長する保持タブ1640及び1642がノズル1070の各々の側部上に配置されるように配置されて、ノズル1070をそれらの間に捕獲又は保持するように働く。一旦係合区分1530が適切な位置に置かれると、分注容器1040が使用され、すると、ポンプ1060は押圧される結果、材料がノズル1070から分注されるだけではなく、支持区分1510のバイアス部材1533が枢動し、これで、湾曲係合表面1620がスイッチ1300と係合して、図17に示すように、分注事象が完了したことを示す。コントローラ1350は、スイッチ1300の起動を記録し、また、順守モニター1000の操作者に対してインジケータ1410を介して視覚的に提示される、所与の分注容器1040に対して発生したポンプ1060の起動の合計回数を特定するカウント値を発生する。
【0029】
また、衛生順守モニター20、700及び1000は、対応するコントローラ520及び1350に連結され、かつ遠隔計算デバイスと通信して、この遠隔計算デバイスがコントローラ520及び1350から記憶されているカウント値データを獲得することを可能とするように構成された有線又は無線のコンピュータネットワークインターフェースなどのデータインターフェースを含み得ることが意図される。
【0030】
従って、本発明の1つ以上の実施形態の1つの利点は、衛生順守モニターを、例えば石鹸、清浄薬又は保湿剤の容器などの欠失可能又は詰め替え可能な分注容器に対して取り外し可能に取り付けることが可能であることが理解されるであろう。本発明の別の利点は、分注容器用の衛生順守モニターが、道具を用いることなく、分注器に対して迅速にかつ容易に取り付けることが可能であることである。本発明の更に別の利点は、分注容器用の衛生順守モニターが、低コストで製造可能であることである。本発明の更に別の利点は、衛生順守モニターが、様々な形状と寸法の分注器に対して取り付け可能であるように構成されていることである。本発明の更に別の利点は、衛生順守モニターは、分注ノズルから材料を分注するためにユーザによって起動されると、ポンプノズルの運動を検出するように構成される枢動起動アームを利用することである。
【0031】
従って、本発明の目的は、上記の構造及びその使用法によって満たされたことが理解され得るであろう。特許法に従って、最良のモード及び好ましい実施形態のみを提示して、詳細に説明したが、本発明はそれらに、また、それらによって制限されないことが理解される。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17