特許第6140767号(P6140767)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6140767透過音遮蔽部材及びそれを用いた透過音遮蔽構造
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6140767
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】透過音遮蔽部材及びそれを用いた透過音遮蔽構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 13/08 20060101AFI20170522BHJP
   B60R 13/02 20060101ALN20170522BHJP
   B60R 16/02 20060101ALN20170522BHJP
【FI】
   B60R13/08
   !B60R13/02 B
   !B60R16/02 620C
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-115177(P2015-115177)
(22)【出願日】2015年6月5日
(65)【公開番号】特開2017-1446(P2017-1446A)
(43)【公開日】2017年1月5日
【審査請求日】2016年6月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000157083
【氏名又は名称】トヨタ自動車東日本株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101878
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 茂
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 佑哉
【審査官】 鈴木 敏史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−144063(JP,A)
【文献】 特開2013−256176(JP,A)
【文献】 特開2002−96636(JP,A)
【文献】 独国特許出願公開第3635240(DE,A1)
【文献】 特開2003−163473(JP,A)
【文献】 特開2001−10419(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 13/08
B60R 13/02
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のドアにおいてドアインナパネルとドアトリムとの間に形成された隙間にワイヤハーネスが挿通される車両の透過音遮蔽部材であって、
前記隙間の開口を塞ぐように前記ドアインナパネルと前記ドアトリムとの間に配置される第1のシール部を備え、
前記第1のシール部には、前記ドアトリムに当接する該第1のシール部の一辺側において、前記ドアインナパネル側に延びるスリットが形成された可撓性の第1のリップ部と、
前記第1のリップ部のスリットに連通するとともに、前記ワイヤハーネスが貫挿される挿通孔とが形成され、
前記第1のリップ部が、前記ドアトリムに押圧された状態で、前記スリットの隙間が塞がれることを特徴とする透過音遮蔽部材。
【請求項2】
前記第1のシール部において、前記挿通孔の内周側に、前記ワイヤハーネスに当接する可撓性の第2のリップ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載された透過音遮蔽部材。
【請求項3】
前記第1のシール部と一体に形成され、前記ドアインナパネルと該ドアインナパネルが接合される複数の板部材の上端側に配置される第2のシール部を備え、
前記第2のシール部により、前記ドアインナパネルと該ドアインナパネルが接合される複数の板部材との間の隙間の開口が塞がれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された透過音遮蔽部材。
【請求項4】
前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された透過音遮蔽部材を用いた透過音遮蔽構造であって、
前記透過音遮蔽部材と、
ドアアウタパネルと互いに結合される前記ドアインナパネルと、
前記ドアインナパネルよりも車室側に配置され、前記ドアインナパネルとの間に前記透過音遮蔽部材が配置されるドアトリムとを備えることを特徴とする透過音遮蔽構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透過音遮蔽部材及びそれを用いた透過音遮蔽構造に関し、特に車両のドアを透過して車外から車室内に侵入する音を遮蔽する透過音遮蔽部材及びそれを用いた透過音遮蔽構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車のフロントドアにおいて、ドアミラーの取付部付近から外部音が車内に侵入するため、これを遮音することが課題としてあった。図12は、フロントドアの分解図であり、図13は、フロントドアの内側の側面図であり、図14は、図13のE−E矢視断面図であり、図15は、図13のF−F矢視断面図である。
【0003】
図12に示すように自動車のフロントドア50は、プレス加工されて互いに接合された鋼板製のアウタパネル51及びインナパネル52と、車室側のドアトリム53とを互いに組み付けることにより構成されている。
図14に示すように、前記アウタパネル51とインナパネル52との間には、さらに複数枚の板部材55,56等が設けられている。車外の音は前記板部材55,56とインナパネル52の上部側に生じる隙間S1を下から上に通って車内に侵入する。
さらに別の侵入経路として、インナパネル52とドアトリム53との間の空間S2を下から上に通って車内に侵入する。
【0004】
従来、前記板部材55、56とインナパネル52の上端側から室内に侵入する音は、図12に示すようなゴム部材からなるシール部材60を配置し、開口を塞ぐことにより対応していた(特許文献1参照)。
また、インナパネル52とドアトリム53との間の空間S2を通る音に対しては、例えば図14に示すように弾性を有する発泡性部材61(スポンジなど)を前記空間S2に配置することにより音の透過を防止するようにしていた(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−107607号公報
【特許文献2】特開2013−256176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、当然ながら図12図14に示すシール部材60のみでは、インナパネル52とドアトリム53との間の空間S2を通過する音を防止することができなかった。
また、前記空間S2に発泡性部材61を配置する場合、空間S2を上下に通るハーネス71,72を図14に示すように発泡性部材61の側面で押し付ける必要があり、図15に示すようにハーネス71,72と発泡性部材61との間、及びドアトリム53と発泡性部材61との間等に大きな隙間S3が生じていた。このため、遮音効果が大きく低減するという課題があった。
【0007】
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、車両のドアを透過して車外から車室内に侵入する音を遮蔽する透過音遮蔽部材において、組み付け性が容易であり、高い遮音性を得ることができる透過音遮蔽部材及びそれを用いた透過音遮蔽構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するために、本発明に係る透過音遮蔽部材は、車両のドアにおいてドアインナパネルとドアトリムとの間に形成された隙間にワイヤハーネスが挿通される車両の透過音遮蔽部材であって、前記隙間の開口を塞ぐように前記ドアインナパネルと前記ドアトリムとの間に配置される第1のシール部を備え、前記第1のシール部には、前記ドアトリムに当接する該第1のシール部の一辺側において、前記ドアインナパネル側に延びるスリットが形成された可撓性の第1のリップ部と、前記第1のリップ部のスリットに連通するとともに、前記ワイヤハーネスが貫挿される挿通孔とが形成され、前記第1のリップ部が、前記ドアトリムに押圧された状態で、前記スリットの隙間が塞がれることに特徴を有する。
尚、前記第1のシール部において、前記挿通孔の内周側に、前記ワイヤハーネスに当接する可撓性の第2のリップ部が形成されていることが望ましい。
また、前記第1のシール部と一体に形成され、前記ドアインナパネルと該ドアインナパネルが接合される複数の板部材の上端側に配置される第2のシール部を備え、前記第2のシール部により、前記ドアインナパネルと該ドアインナパネルが接合される複数の板部材との間の隙間の開口が塞がれることが望ましい。
【0009】
このように、ドアインナパネルと複数の板部材との間の隙間を通る音を遮音する第2のシール部と、ドアインナパネルとドアトリムとの間の隙間を通る音を遮音する第1のシール部とを一体に形成することにより、製造コストを抑えるとともに、組み付け性が容易となり、高い遮音性を得ることができる。
また、前記ドアインナパネルとドアトリムとの間の隙間を通るワイヤハーネスに対しては、前記第1のシール部において内周部にリップ部を有する挿通孔を設けることにより、ワイヤハーネスの周囲から隙間を略無くすことができる。また、前記ワイヤハーネスは、挿通孔に連通するスリットを介して挿通孔に通すことができ、ドアトリムを組み付ける際、第1のシール部の第1のリップ部に押し付けることで前記スリットをその変形により塞ぐことができる。
【0010】
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る透過音遮蔽構造は、前記透過音遮蔽部材を用いた透過音遮蔽構造であって、前記透過音遮蔽部材と、ドアアウタパネルと互いに結合される前記ドアインナパネルと、前記ドアインナパネルよりも車室側に配置され、前記ドアインナパネルとの間に前記透過音遮蔽部材が配置されるドアトリムとを備えることに特徴を有する。
このような透過音遮蔽構造によれば、前記した透過音遮蔽部材による効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、車両のドアを透過して車外から車室内に侵入する音を遮蔽する透過音遮蔽部材において、組み付け性が容易であり、高い遮音性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明に係る透過音遮蔽部材の上側の斜視図である。
図2図2は、図1の透過音遮蔽部材の下側の斜視図である。
図3図3は、図1の透過音遮蔽部材を車両のフロントドアに組み付ける位置を説明するためのドア分解図である。
図4図4は、組付け位置を示すためのフロントドアの側面図である。
図5図5は、透過音遮蔽部材を組み付けた状態での図1のA−A矢視断面図である。
図6図6は、図1のB−B矢視断面図である。
図7図7は、図4のC−C矢視断面図である。
図8図8は、図4のD−D矢視断面図である。
図9図9は、透過音遮蔽部材の一部を拡大した断面図である。
図10図10(a)、図10(b)は、それぞれ透過音遮蔽部材の一部を拡大した斜視図である。
図11図11は、透過音遮蔽部材をドアインナパネル側に組み付けた状態を示す斜視図である。
図12図12は、フロントドアの分解図である。
図13図13は、フロントドアの内側の側面図である。
図14図14は、図13のE−E矢視断面図である。
図15図15は、図13のF−F矢視断面図である
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の透過音遮蔽部材及びそれを用いた透過音遮蔽構造に係る実施の形態につき、図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る透過音遮蔽部材の上側の斜視図であり、図2は、図1の透過音遮蔽部材の下側の斜視図である。また、図3は、図1の透過音遮蔽部材を車両のフロントドアに組み付ける位置を説明するためのドア分解図であり、図4は、組付け位置を示すためのフロントドアの側面図である。
【0014】
図1に示す透過音遮蔽部材1は、図3に示すように互いに結合されたドアアウタパネル51及びドアインナパネル52と、前記ドアインナパネル52側に配置されるドアトリム53との間に組み付けられ、これにより高い透過音遮蔽構造が形成される。
図1図2に示す透過音遮蔽部材1は、可撓性、弾性を有する部材、例えばゴム部材により一体形成され、ドアインナパネル52の上端側に配置される第2のシール部2と、ドアインナパネル52とドアトリム53との間に配置される第1のシール部3とを有する。
【0015】
図1に示すように第2のシール部2は、上面側に補強リブ4が形成されている。また、図2に示すように透過音遮蔽部材1の下面側には、ドアインナパネル52の上端側に係合するために複数の襞を有する襞付き係合リブ5と、内側の空間が複数に仕切られた箱状係合リブ6とが形成されている。
【0016】
また、図1、2に示すように第1のシール部3の上下面側には、それぞれ補強リブ7、8が形成されている。また、この第1のシール部3には、フロントドア内に挿通されるワイヤハーネスの本数に合わせ、本実施の形態においては2つの挿通孔11、12が上下に貫通して形成されている。図示するように、これら挿通孔11、12の内周部にはリップ部11a、12a(第2のリップ部)が形成され、ワイヤハーネス71,72が貫挿された際、リップ部11a,12aがワイヤハーネス71,72の周面に当接することによって隙間が生じないようになされている。
【0017】
前記リップ部11a,12aは、図1に示すように下方に凹形状となっており、ワイヤハーネス71,72が貫挿された際、全てのリップ辺の向きが下方に向いた状態が維持されるようになっている。このようなリップ部11a,12aは、例えばドーム状の凹曲面を有するゴム板に十字状のスリットを設けることにより形成することができる。
尚、このように挿通孔11,12の内周部にリップ部11a,12aを設けたことにより、ワイヤハーネス71,72の径が異なっていても対応することができる。
【0018】
また、第1のシール部3の一辺側には、下方に向かって突出するように傾斜したリップ部9,10(第1のリップ部)が形成されている。前記リップ部9,10には、前記挿通孔11、12にそれぞれ繋がる切り込み状のスリット11b、12bが形成され、ワイヤハーネス71,72を挿通孔11,12にそれぞれ容易に貫挿させることができる。
【0019】
続いて、図5乃至図11を用いて、さらに詳しく説明する。図5は、透過音遮蔽部材1を組み付けた状態での図1のA−A矢視断面図であり、図6は、図1のB−B矢視断面図である。また、図7は、図4のC−C矢視断面図であり、図8は、図4のD−D矢視断面図である。また、図9及び図10(a)、図10(b)は、それぞれ透過音遮蔽部材1の一部を拡大した断面図及び斜視図である。また、図11は、透過音遮蔽部材1をドアインナパネル側に組み付けた状態を示す斜視図である。
【0020】
図5図6に示すように、透過音遮蔽部材1は、襞付き係合リブ5と箱状係合リブ6との間に、ドアインナパネル52及び板部材55,56の上端側が挿入されることにより取り付けられる。さらに、図5に示すように、箱状係合リブ6の側面とドアインナパネル52の側面とが密着し、第2のシール部2の側面(裏面)が板部材56の側面(上面)に密着することによって、ドアインナパネル52と板部材55、56との隙間S1の上部開口が塞がれシールされるようになっている。
また、図5図7に示すように、第1のシール部3の側端のリップ部9,10がドアトリム53の側壁に圧着されることによって、ドアトリム53とドアインナパネル52との隙間S2の開口がシールされるようになっている。
【0021】
前記ドアトリム53とドアインナパネル52との間の空間S2には、ワイヤハーネス71,72が上下に挿通されているため、前記のように第1のシール部3には前記ワイヤハーネス71,72を挿通させるための挿通孔11、12が形成されている。図9に示すように挿通孔11、12に挿通されたワイヤハーネス71,72の周面には、リップ部11a,12aが密着し、隙間が略無くなる構成となっている。
【0022】
また、前記ワイヤハーネス71,72を、挿通孔11,12に挿通させる際、前記のようにスリット11b、12b(図10(a)参照)を介してワイヤハーネス71,72を挿通孔11,12に挿通させる。これにより図11の状態となる。その後、ドアトリム53の側面を第1のシール部3の側端のリップ部9,10に押し付けると、図10(b)に示すようにリップ部9,10が下方向に撓むことによりスリット11b、12bの側面が膨らんで塞がり、隙間が略無くなるように構成されている。
【0023】
以上のように本発明に係る実施の形態によれば、ドアインナパネル52と複数の板部材55,56との間の隙間S1を通る音を遮音する第2のシール部2と、ドアインナパネル52とドアトリム53との間の隙間S2を通る音を遮音する第1のシール部3とを一体に形成することにより、製造コストを抑えるとともに、組み付け性が容易となり、高い遮音性を得ることができる。
また、前記ドアインナパネル52とドアトリム53との間の隙間S2を通るワイヤハーネス71,72に対しては、前記第1のシール部3において内周部にリップ部11a,12aを有する挿通孔11、12を設けることにより、ワイヤハーネス71,72の周囲から隙間を略無くすことができる。また、前記ワイヤハーネス71,72は、挿通孔11,12に繋がるスリット11b、12bを介して挿通孔11,12に通すことができ、ドアトリム53を組み付ける際、第1のシール部3のリップ部9,10に押し付けることで前記スリット11b、12bをその変形により塞ぐことができる。
【0024】
尚、前記実施の形態において、ワイヤハーネス71、72の数は2本としたが、本数は限定されるものではなく、第1のシール部3に、挿通孔11,12と同様に構成された挿通孔をワイヤハーネスの本数に合わせて設ければよい。
【0025】
また、前記実施の形態において、本発明に係る透過音遮蔽部材1は独立して形成される一部材としたが、本発明に係る透過音遮蔽構造にあっては、その構成に限定されるものではなく、他部材と一体的に成型されていてもよい。例えば、透過音遮蔽部材1とドアトリム53とを樹脂により一体成型してもよい。その場合、ドアトリム53の組み付け前においては第1のシール部3の側端のリップ部9,10がドアトリム53と分離した状態となるように形成し、ワイヤハーネス71,72をスリット11b、12bを介して挿通孔11,12に通すことができる構成とすればよい。
【符号の説明】
【0026】
1 透過音遮蔽部材
2 第2のシール部
3 第1のシール部
4 補強リブ
5 襞付き係合リブ
6 箱状係合リブ
7 補強リブ
8 補強リブ
9 リップ部(第1のリップ部)
10 リップ部(第1のリップ部)
11 挿通孔
11a リップ部(第2のリップ部)
11b スリット
12 挿通孔
12a リップ部(第2のリップ部)
12b スリット
51 ドアアウタパネル
52 ドアインナパネル
53 ドアトリム
55 板部材
56 板部材
71 ワイヤハーネス
72 ワイヤハーネス
S1 隙間
S2 隙間
S3 隙間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15