(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記回転支持部が、前記少なくとも1つの横支持部に対して前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置を拘束するための前記少なくとも1つの横支持部上の横支持部固定部を備える、請求項1に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[0030]
図1A、
図1B及び
図1Cは、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(100)の作動「前」及び作動「後」の側面図を示す。
【0022】
[0031]
図1A(作動「前」)及び
図1B(作動「後」)には、少なくとも1つの腋窩レスト(105)と、少なくとも1つの横支持部(110)と、少なくとも1つの縦支持部(115)と、回転支持部(120)と、回転支持部固定部(125)と、旋回支持部(130)と、垂直調節装置(135)と、腋窩レスト厚さ(140)と、が示されている。
図1Bにはさらに、腋窩レストローブ(145)と、少なくとも1つの略平坦横側面(150)と、腋窩レスト縁部(155)と、腋窩レストローブ高さ(160)と、が示されている。
【0023】
[0032] 実施形態(100)は、腋窩レスト厚さ(140)、腋窩レストローブ(145)、少なくとも1つの略平坦横側面(150)、腋窩レスト縁部(155)及び腋窩レストローブ高さ(160)を有する少なくとも1つの腋窩レスト(105)を備え、腋窩レストローブ高さ(160)は腋窩レスト厚さ(140)より大きい。
【0024】
[0033] 実施形態(100)は、少なくとも1つの横支持部(110)と、回転支持部(120)と、回転支持部固定部(125)と、をさらに備える。少なくとも1つの腋窩レスト(105)は少なくとも1つの横支持部(110)にしっかりと取り付けられ、少なくとも1つの横支持部(110)は少なくとも1つの縦支持部(115)にしっかりと取り付けられる。回転支持部(120)は少なくとも1つの横支持部(110)にしっかりと取り付けられ、回転支持部(120)の一部は回転支持部固定部(125)にしっかりと固定される。回転支持部(120)の細部を
図2に示す。
【0025】
[0034] 少なくとも1つの腋窩レスト(105)は使用者に焦点を置いている。一例として、少なくとも1つの腋窩レスト(105)は、身支度中に使用者がアームレスト上に腋窩を置くための安定した場所を提供する。より重要なことは、後述するように、少なくとも1つの腋窩レスト(105)が、対麻痺患者の身支度を能動的に補助することである。
【0026】
[0035] 少なくとも1つの腋窩レスト(105)は、通常、可撓性及び耐久性を有する材料で被覆された軟質パッドであって、丈夫な支持片内部を有する軟質パッドである。少なくとも1つの腋窩レスト(105)の軟質パッドは、連続気泡発泡体、独立気泡発泡体、又は、その両方を備えてもよい。可撓性及び耐久性を有する被覆は、ビニール、皮革、又は、他の可撓性及び耐久性を有する材料であってもよい。丈夫な支持片内部は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。丈夫な支持片内部は、射出成形によって少なくとも1つの横支持部(110)の一部として軟質パッド内に組み込まれてもよく、又は、丈夫な支持片が少なくとも1つの腋窩レスト(105)の内部に縫合されてもよい。少なくとも1つの腋窩レスト(105)は、層状に構築された複数の材料から形成されてもよい。
【0027】
[0036] 少なくとも1つの横支持部(110)は、使用者に対して、装置の残りの部分に対して及び環境に対して、少なくとも1つの腋窩レスト(105)を固定する。構造上の要求に応じて、少なくとも1つの横支持部(110)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。少なくとも1つの横支持部(110)は中空又は中実であってもよい。少なくとも1つの横支持部(110)は、円形、四角形、三角形、又は、「U」字及び「V」字ブラケット若しくはI型鋼のような溝形状を含む任意の形状であってもよい。少なくとも1つの横支持部(110)の主要な機能は、使用者に対して少なくとも1つの腋窩レスト(105)を固定することであるので、少なくとも1つの横支持部(110)の材料及び形状は、この機能を実現する任意の材料又は形状であってもよい。製造又は組立の快適さ、容易さ及びコストという点において、少なくとも1つの横支持部(110)は、ある部分に1以上の材料又は形状を、及び、少なくとも1つの横支持部(110)の他の部分に1以上の同一の又は異なる材料又は形状を有してもよい。ある実施形態では、少なくとも1つの横支持部(110)は、一端で(丈夫な支持片内部によって)少なくとも1つの腋窩レスト(105)に固定されたロッド又は管であり、かつ、他端で少なくとも1つの縦支持部(115)に固定される。
【0028】
[0037] ある実施形態は少なくとも1つの縦支持部(115)を含んでもよい。少なくとも1つの縦支持部(115)は、使用者に対して、装置の残りの部分に対して及び環境に対して、少なくとも1つの横支持部(110)を固定する。実施形態の典型的な形態を
図3、
図4、
図5及び
図6に示す。
【0029】
[0038] 少なくとも1つの縦支持部(115)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。少なくとも1つの縦支持部(115)は壁であってもよい。少なくとも1つの縦支持部(115)は、中空又は中実の材料、プレート、又は、「U」字及び「V」字ブラケット若しくはI型鋼を含む1以上の溝形状のブラケットの1以上であってもよい。少なくとも1つの縦支持部(115)の主要な機能は、使用者に対して少なくとも1つの横支持部(110)を固定することであるので、少なくとも1つの縦支持部(115)の材料及び形状は、この機能を実現する任意の材料又は形状であってもよい。製造又は組立の快適さ、容易さ又はコストという点において、少なくとも1つの縦支持部(115)は、ある部分に1以上の材料又は形状を有してもよく、かつ、少なくとも1つの縦支持部(115)の他の部分に1以上の同一の又は異なる材料又は形状を有してもよい。
【0030】
[0039] 実施形態(100)は、
図3、
図4又は
図6に示すように、使用者が座席固定物に座ることを可能にするように位置決めされてもよい。実施形態(100)はまた、自宅、オフィス、手洗い場、介護施設又は他の場所に存在する固定物に対して位置決めされてもよい。実施形態の典型的な形態を
図3、
図4、
図5及び
図6に示す。
【0031】
[0040] 装置はまた回転支持部(120)を備える。回転支持部(120)は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)が半径方向(時計回り及び半時計回り)に回転すること並びに回転からのエネルギーを貯蔵することを可能にすることができる。回転支持部(120)は、少なくとも1つの横支持部(110)に固定された少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)を備え、及び、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)は、ほぼ垂直位置からほぼ水平位置に少なくとも1つの腋窩レスト(105)を回転させるのに十分なエネルギーを貯蔵及び放出することができる。回転支持部(120)は、少なくとも1つの縦支持部(115)であり得る環境に対して、少なくとも1つの腋窩レスト(105)が回転することを可能にすることができる任意の機構であってもよい。
図2は回転支持部(120)を詳細に示す。
【0032】
[0041] 回転支持部(120)は、少なくとも1つの位置で少なくとも1つの横支持部(110)に取り付けられ、及び、別の位置で少なくとも1つの横支持部(110)に対して固定される。ある実施形態では、回転支持部(120)は、少なくとも1つの縦支持部(115)に又は少なくとも1つの縦支持部(115)内に、固定される。
図2A、
図2B及び
図6は、回転支持部(120)がどのように固定され得るかの例を示している。
【0033】
[0042]
図1A及び
図1Bを比較すると、
図1Aは、少なくとも1つの腋窩レスト(105)が水平であり、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の腋窩レストローブ(145)が水平な状態であり、かつ、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の少なくとも1つの略平坦横側面(150)が垂直に向く状態であるデフォルト位置にある装置を表している。少なくとも1つの略平坦横側面(150)は、使用者が快適であるように、及び、使用者が、ほぼ平坦でない表面によって生じる高さの差によって影響を受けないように、ほぼ平坦又は一様に実質的に平坦であるべきである。しかしながら、ほぼ平坦の限定は、1以上のピロー状の台又は隆起を有し得る平坦でない表面を排除しない。それどころか、少なくとも1つの略平坦横側面(150)は、使用者の腋窩が腋窩レストローブ(145)上にある時に、その後に使用者が少なくとも1つの略平坦横側面(150)上で支持される時に、使用者の腋窩が座席固定物よりも高いような表面特性を有するべきである。
【0034】
[0043]
図1Bに示すように、少なくとも1つの横支持部(110)は少なくとも1つの略平坦横側面(145)を垂直半部分に分割する。一方の半部分は腋窩レストローブ(145)を備え、他方の半部分は腋窩レスト縁部(155)を備える。
図1Aに示すように、少なくとも1つの略平坦横側面(150)の腋窩レスト縁部(155)に付加される下方向の力は少なくとも1つの腋窩レスト(105)を回転させ、それがうまくいくと、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の腋窩レストローブ(145)を垂直に移動させる。少なくとも1つの腋窩レスト(105)の少なくとも1つの略平坦横側面(150)は、その後、
図1Bに示すように水平に向く。
【0035】
[0044] 少なくとも1つの腋窩レスト(105)の腋窩レストローブ(145)の腋窩レストローブ高さ(160)は、少なくとも1つの略平坦横側面(150)の腋窩レスト厚さ(140)よりも寸法的に大きいので、少なくとも1つの腋窩レスト(105)は、腋窩レスト厚さ(140)と腋窩レストローブ高さ(160)との間の差分だけ上方向に有効に使用者を持ち上げる。
図3及び
図4は高さの差分も示している。ある実施形態では、腋窩レストローブ(145)は凹状である。ある実施形態では、腋窩レストローブ(145)は、ほぼ人間の腋窩のサイズの腋窩キャビティ(545)を備える。ある実施形態では、腋窩レストローブ(145)はほぼ平坦である。ある実施形態では、腋窩レスト縁部(155)は凸状である。
【0036】
[0045] 少なくとも1つの腋窩レスト(105)が回転すると、そのことが、少なくとも1つの横支持部(110)に回転力を伝達し、少なくとも1つの横支持部(110)が回転支持部(120)に回転力を伝達し、回転支持部(120)が回転支持部(120)内にエネルギーとしてそれらの力を貯蔵する。
【0037】
[0046] 使用者が腋窩レスト縁部(155)上への下方向の力を解放すると、回転支持部(120)内に貯蔵されたエネルギーは、少なくとも1つの横支持部(110)を通じて伝達し戻される。少なくとも1つの腋窩レスト(105)は、デフォルト位置まで回転して座席固定物まで使用者を下ろす。
【0038】
[0047] ある実施形態は、少なくとも1つの縦支持部(115)に対する少なくとも1つの横支持部(110)の旋回を可能にすることができる旋回支持部(130)を備えてもよい。ある実施形態では、旋回支持部(130)は少なくとも1つの縦支持部(115)の一部である。ある実施形態では、旋回支持部(130)はヒンジであってもよい。
【0039】
[0048] ある実施形態は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)を垂直方向に調節することができる垂直調節装置(135)を備えてもよい。ある実施形態では、垂直調節装置(135)は、中間滑り溝、すなわち、典型的には四角形、U字状又はV字状の中間滑り溝を有する少なくとも1つの縦支持部(115)を備えてもよく、垂直調節装置(135)は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の垂直位置を調節するように取り外され及び固定され得る。
【0040】
[0049] ある実施形態では、垂直調節装置(135)は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の垂直位置を調節するために少なくとも1つの縦支持部(115)に固定されたプレート、溝、ブラケット又は管の中空貫通部を通るつまみねじを備えてもよい。
【0041】
[0050] ある実施形態では、垂直調節装置(135)は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の垂直位置を調節するために少なくとも1つの縦支持部(115)に固定されたプレート、溝、ブラケット又は管の中空貫通部から除去される、ピン、割りピン、止めピン、無ねじボルト等を備えてもよい。
【0042】
[0051] ある実施形態では、垂直調節装置(135)は、少なくとも1つの横支持部(110)の垂直位置の調節が少なくとも1つの腋窩レスト(105)の垂直位置を調節するように、少なくとも1つの横支持部(110)に固定されたブラケットを備えてもよい。
【0043】
[0052] ある実施形態では、垂直調節装置(135)は、少なくとも1つの縦支持部(115)又は少なくとも1つの横支持部(110)に固定されたジャッキねじを備えてもよい。1以上のジャッキねじが用いられてもよい。
【0044】
[0053] 少なくとも1つの横支持部(110)の1つを有する実施形態は1つの垂直調節装置(135)を有し得る一方で、少なくとも1つの横支持部(110)の複数を有する実施形態は2以上の垂直調節装置(135)を有する場合があるが、少なくとも1つの横支持部(110)の相互接続されたセットが、少なくとも1つの横支持部(110)の複数にしっかりと取り付けられる1つの垂直調節装置(135)を有し得る。
【0045】
[0054]
図1Cは、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(100)の作動「前」及び作動「後」の正面図の簡略化した細部を示す。
図1Cには、少なくとも1つの腋窩レスト(105)と、少なくとも1つの横支持部(110)と、腋窩レスト厚さ(140)と、腋窩レストローブ(145)と、少なくとも1つの略平坦横側面(150)と、腋窩レスト縁部(155)と、腋窩レストローブ高さ(160)と、が示されている。
【0046】
[0055]
図1Aに示して説明するように、少なくとも1つの腋窩レスト(105)のデフォルト位置は作動「前」のほぼ水平位置であり、少なくとも1つの略平坦横側面(150)がほぼ垂直位置で上方向を向いている状態である。この構成では、使用者は、腋窩レストローブ(145)に腋窩を隣接させた状態で少なくとも1つの腋窩レスト(105)の少なくとも1つの略平坦横平側面(150)上に腕を置いてもよい。腋窩レスト厚さ(140)によって示されるように、使用者の腋窩、及び従って、腕は、少なくとも1つの横支持部(110)の中心線の上方のちょうどその距離にある。
【0047】
[0056] 使用者は、その後、腋窩レスト縁部(155)上に腕を押し付ける。この力は、この図において時計回りに少なくとも1つの腋窩レスト(105)をほぼ90度回転させる。使用者の腕及び腋窩は、その後、少なくとも1つの腋窩レスト(105)が回転すると同時に持ち上げられる。使用者の腕及び腋窩はその後、腋窩レストローブ(145)の高さまで持ち上げられ、持ち上げられた高さは腋窩レストローブ高さ(160)によって表される。
【0048】
[0057] 少なくとも1つの略平坦横側面(150)は、現在では、ほぼ水平位置に向いており、及び、腋窩レストローブ(145)はほぼ垂直位置に向いている。より重要なことは、使用者が、腋窩レスト厚さ(140)の線から腋窩レストローブ高さ(160)の線までの距離だけ持ち上げられ、及び従って、使用者は座っていたとしても引き上げられる。
【0049】
[0058]
図2A及び
図2Bは、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(200)についての回転支持部(120)の詳細図を示す。
図2Aは、少なくとも1つの縦支持部(115)に固定された回転支持部(120)を示す。
図2Bは、少なくとも1つの縦支持部(115)内に固定された回転支持部(120)を示す。
【0050】
[0059]
図2A及び
図2Bには、少なくとも1つの横支持部(110、参照のため)と、回転支持体(205)と、第1の少なくとも1つの縦支持部拘束部(210)と、横支持部固定部(215)と、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)と、回転支持部第1端(225)と、回転支持部第2端(230)と、後述するように、第2の少なくとも1つの横支持部拘束部(235)と、が示されている。
【0051】
[0060] 回転支持体(205)は、回転支持体(205)内の相対位置に回転支持部(120)の部品を固定する。回転支持体(205)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。円筒形として示されているが、回転支持体(205)は任意の形状であってもよい。ある実施形態では、回転支持体(205)は三角形であり、及び、回転支持体(205)はまた、少なくとも1つの横支持部(110)のための斜め支持部として機能し得る。
図5を参照されたい。
【0052】
[0061] 第1の少なくとも1つの横支持部拘束部(210)は、回転支持体(205)内で少なくとも1つの横支持部(110)のための安定点として機能する。第1の少なくとも1つの横支持部拘束部(210)は、ぐらつきを軽減して少なくとも1つの横支持部(110)に回転安定性を提供する。ある実施形態は1つの横支持部拘束部で十分であるが、ぐらつきによる損傷のリスクによれば、2つの横支持部拘束部の方がより安全であること示唆している。少なくとも1つの横支持部(110)が回転しかつ使用中に他の部品に対する安定性を有することを第1の少なくとも1つの横支持部拘束部(210)が可能にする限り、第1の少なくとも1つの横支持部拘束部(210)は金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。ある実施形態では、少なくとも1つの横支持部(110)は回転支持部(120)にしっかりと固定される。ある実施形態では、少なくとも1つの横支持部(110)は回転支持部(120)内にしっかりと固定される。ある実施形態では、少なくとも1つの横支持部拘束部はブッシングである。ある実施形態では、少なくとも1つの横支持部拘束部はベアリングである。
【0053】
[0062] 横支持部固定部(215)は、回転エネルギーが少なくとも1つの腋窩レスト(105)から少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)に伝達されるように少なくとも1つの横支持部(110)に対して少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)を拘束する。横支持部固定部(215)は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)から回転エネルギーを伝達するような形状及び特定の機能を合わせ持つ。ある実施形態では、横支持部固定部(215)は、回転支持部第1端(225)を受け入れるために少なくとも1つの横支持部(110)上に中空貫通部を備える。ある実施形態では、横支持部固定部(215)は、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)に少なくとも1つの横支持部(110)を固定するためのクランプ、溶接物又は少なくとも1つの横支持部(110)上の他の固定部であってもよい。
【0054】
[0063] 少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の回転による少なくとも1つの横支持部(110)の回転からのエネルギーを受け入れ、貯蔵し及び戻すように機能する。少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)は通常、少なくとも1つの横支持部(110)の回転からのエネルギーを受け入れ、貯蔵し及び戻すことができる弾性特性を有する。ある実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)はばねである。ある実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)はトーションバーである。ある実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)はラチェットである。ある実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)はカム及び戻り止めである。戻り止めは手動で又は自動で解放され得る。
【0055】
[0064] ある実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)は、少なくとも1つの横支持部(110)に少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)を固定するための回転支持部第1端(225)を一端に有する。ある実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)は、回転支持体(205)内の相対位置に少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)を固定するための回転支持部第2端(230)を反対端に有する。回転支持部第1端(225)及び回転支持部第2端(230)が少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)の両端同士よりも近くにあり得るが、ばねが受け取って伝達することが可能なエネルギーの量は、回転支持部第1端(225)と回転支持部第2端(230)との間の多数のエネルギー吸収部(通常、コイル)の関数である。少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)は、少なくとも1つの横支持部(110)からの回転のエネルギーを受け取り、貯蔵し及び伝達することができる任意の材料から形成されてもよい。一般的な材料は、金属、すなわち、鋼又はアルミニウム及びそれらの合金を含む。少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)はまた、プラスチックを含む他の弾性材料から形成されてもよい。
【0056】
[0065] 回転支持部第1端(225)は、少なくとも1つの横支持部(110)の回転中、回転支持体(205)内に少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)を拘束し、及び、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)に回転のエネルギーを伝達する。回転支持部第1端(225)は、通常、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)の一体部分であり、同一の材料から形成される。回転支持部第1端(225)の典型的な材料は、金属、すなわち、鋼又はアルミニウム及びそれらの合金を含む。回転支持部第1端(225)はまた、プラスチックを含む他の弾性材料から形成されてもよい。
【0057】
[0066] ある実施形態では、回転支持部第1端(225)は、別の材料から形成されてもよく、代替技術を介して少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)に取り付けられてもよい。取り付けは、クランプを介することを含む機械的なもの、溶接による等の熱的なもの、又は、溶剤によって生じる等の化学的なものであってもよい。
【0058】
[0067] 回転支持部第2端(230)は、少なくとも1つの横支持部(110)が少なくとも1つの腋窩レスト(105)によって回転させられる時、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)が少なくとも1つの横支持部(110)とともに回転しないように、回転支持体(205)に対して少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)を拘束する。回転支持部第2端(230)は、回転支持部固定部(125)によって回転支持体(205)に対して拘束されることによって、回転支持体(205)に対する少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)の回転を拘束する。ある実施形態では、回転支持部第2端(230)は、回転支持部固定部(125)内の中空貫通部を通じて回転支持部固定部(125)によって拘束され得る。ある実施形態では、回転支持部第2端(230)は回転支持部固定部(125)にクランプされ得る。ある実施形態では、回転支持部第2端(230)は回転支持部固定部(125)に溶接され得る。ある実施形態では、回転支持部第2端(230)は、中空貫通部を通じて少なくとも1つの縦支持部(115)を通じて固定され得る。
図2Bを参照されたい。
【0059】
[0068] 回転支持部第2端(230)は通常、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)の一体部分であり、及び、同一の材料から形成される。回転支持部第2端(230)の典型的な材料は、金属、すなわち、鋼又はアルミニウム及びそれらの合金を含む。回転支持部第2端(230)はまた、プラスチックを含む他の弾性材料から形成され得る。
【0060】
[0069] ある実施形態では、回転支持部第2端(230)は、別の材料から形成されてもよく、代替技術を介して少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(220)に又は回転支持部固定部(125)に取り付けられる。取り付けは、クランプを介することを含む機械的なもの、溶接による等の熱的なもの、又は、溶剤によって生成される等の化学的なものであってもよい。
【0061】
[0070] ある実施形態では、第2の少なくとも1つの横支持部拘束部(235)は、回転支持体(205)内で少なくとも1つの横支持部(110)についての付加的な安定点として機能するように用いられ得る。第2の少なくとも1つの横支持部拘束部(235)は、少なくとも1つの横支持部(110)へのさらなるぐらつきのない回転安定性を提供する。第2の少なくとも1つの横支持部拘束部(235)は、当該第2の少なくとも1つの横支持部拘束部(235)が少なくとも1つの横支持部(110)が回転することを可能にするとともに他の部品に対する安定性を有する限りにおいて、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。
【0062】
[0071]
図3は、対麻痺患者の身支度をまさに補助しようとしている装置の実施形態(300)の側面図を示す。
図3は、
図1Aに追加して、使用者「A」、本実施形態において床(310)への取り付けによって相対的に不動である相対的不動支持部(305)、座席固定物(315)、及び、座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第1高さ(320)を表している。
【0063】
[0072]
図1Aと同様に、少なくとも1つの腋窩レスト(105)は少なくとも1つの横支持部(110)にしっかりと取り付けられ、少なくとも1つの横支持部(110)は、
図2Aに示すように回転支持部(120)に取り付けられ、回転支持部(120)は、ここでは少なくとも1つの縦支持部(115)に取り付けられることによって使用者「A」に対して固定されている。
【0064】
[0073] 装置を使用するため、使用者は、腕を水平に広げて少なくとも1つの腋窩レスト(105)上に使用者の腋窩を置いた状態で、少なくとも1つの横支持部(110)の脇の位置につく。腋窩の下に少なくとも1つの腋窩レスト(105)がある状態で、使用者の腋窩は、座席固定物(315)に対して、すなわち、座席固定物(315)上にあるAの臀部に対してAの腋窩の第1高さ(320)にある。
【0065】
[0074] その後、腕が下ろされる。腕が下ろされると、腕は、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の上側にある少なくとも1つの略平坦横側面(150)(
図1Bに示す)の腋窩レスト縁部(155)(
図1Aに示す)上を圧迫し、少なくとも1つの略平坦横側面(150)は、
図4に示すように、水平位置から垂直位置に向きを変える。
【0066】
[0075]
図4は、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(400)の斜視図を示す。
図3は、
図1Aに追加して表す一方で、
図4は、
図1Bに対して、
図3の使用者「A」及び相対的不動支持部(305)を追加して表すとともに、
図3にあるような座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第1高さ(320)を示している。
【0067】
[0076]
図4には、
図1B及び
図3に示す構造に加えて、座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第2高さ(405)、及び、持ち上げ距離(410)が示されている。
【0068】
[0077]
図3からの説明を続けると、腋窩レスト縁部(155)上を圧迫することによって、少なくとも1つの腋窩レスト(105)の回転が引き起こされ、そのことが腋窩レストローブ(145)の向きをほぼ垂直位置に変え、及び、少なくとも1つの略平坦横側面(150)の向きをほぼ水平位置に変える。
【0069】
[0078] その結果、使用者「A」の腋窩は座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第1高さ(320)にはなく、使用者「A」の腋窩は座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第2高さ(405)まで持ち上げられた。腋窩レスト厚さ(140)と腋窩レストローブ高さ(160)との間の差分は、結果として持ち上げ距離(410)となり、持ち上げ距離(410)は、座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第1高さ(320)と、座席固定物(315)の上方のAの腋窩の第2高さ(405)との間の差分である。
【0070】
[0079] 座席固定物(315)の上方に持ち上げ距離(410)だけ「A」を持ち上げることによって、「A」は座席固定物(315)との接触から解放され、「A」は現在は、パンツを着用する若しくは脱ぐこと又はその両方を実行することができる。
【0071】
[0080]
図5は、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(500)の斜視図を示す。
【0072】
[0081]
図5には、少なくとも1つの腋窩レスト(505)と、少なくとも1つの横支持部(510)と、少なくとも1つの縦支持部(515)と、回転支持部(520)と、回転支持部固定部(525)と、旋回支持部(530)と、垂直調節装置(535)と、人間の腋窩のための腋窩キャビティ(545)とほぼ同一のサイズの腋窩レストローブ(例えば145)と、少なくとも1つの略平坦横側面(550)と、相対的不動支持部(565)と、少なくとも1つの斜め支持部(570)と、水平フレーム(575)と、可動ベース(580)と、複数の車輪(585)と、水平フレーム旋回部(590)と、が示されている。さらに、
図5には回転支持部第2端(230)が示されている。
【0073】
[0082] 実施形態(500)は、実施形態(100)と本質的に同一であり、相対的不動支持部(565)と、少なくとも1つの斜め支持部(570)と、水平フレーム(575)と、可動ベース(580)と、複数の車輪(585)と、水平フレーム旋回部(590)と、が追加されている。
【0074】
[0083] 実施形態(500)では、対麻痺患者の身支度を補助する装置は、可動性を備えており、かつ、コンパクト性も備えてもよい。相対的不動支持部としての壁と同等の機能を提供するため、本実施形態は、対麻痺患者の身支度を補助する装置に対して代替の安定性を提供する。
【0075】
[0084] ある実施形態は相対的不動支持部(565)を含んでもよい。複数の少なくとも1つの横支持部(510)がある場合、相対的不動支持部(565)が安定性を提供し、そのため、複数の少なくとも1つの腋窩レスト(505)が互いに独立して動きにくい。
【0076】
[0085] 相対的不動支持部(565)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。相対的不動支持部(565)は中空であってもよいが、通常は中実である。相対的不動支持部(565)は、複数の少なくとも1つの縦支持部(515)であり得る別の対象物に取り付けられたプレートであってもよい。
【0077】
[0086] 相対的不動支持部(565)の主要な機能は装置についての代替の安定性の機能を提供することであるので、相対的不動支持部(565)の材料及び形状は、この機能を実現する任意の材料又は形状であってもよい。製造又は組立の快適さ、容易さ又はコストという点において、相対的不動支持部(565)は、ある部分に1以上の材料又は形状を有してもよく、及び、相対的不動支持部(565)の他の部分に1以上の同一の又は異なる材料又は形状を有してもよい。相対的不動支持部(565)はまた、
図1、
図2、
図3及び
図4に示す実施形態に用いられてもよい。
【0078】
[0087] ある実施形態は少なくとも1つの斜め支持部(570)を含んでもよい。少なくとも1つの斜め支持部(570)は、少なくとも1つの縦支持部(515)から少なくとも1つの横支持部(510)まで延在してもよく、かつ、少なくとも1つの横支持部(510)周りに延在してもよく、又は、一体部品として回転支持部(520)に固定されてもよい。
【0079】
[0088] 少なくとも1つの斜め支持部(570)は、相対的不動支持部(565)を欠く実施形態に追加の構造支持部を提供するように用いられてもよい。
【0080】
[0089] 構造上の要求に応じて、少なくとも1つの斜め支持部(570)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。
【0081】
[0090] ある実施形態では、回転支持部第2端(230)は少なくとも1つの斜め支持部に固定されてもよく、この例では、少なくとも1つの斜め支持部が、回転支持部固定部(125)として及び少なくとも1つの斜め支持部(570)としての両方を兼ねる。
【0082】
[0091] ある実施形態は水平フレーム(575)を含んでもよい。水平フレーム(575)は、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(500)の可動性について安定性を提供する。水平フレーム(575)は、少なくとも1つの縦支持部(515)に取り付けられてもよく、及び特に、複数の少なくとも1つの縦支持部(515)がある場合の実施形態(500)を安定化させるために有用である。水平フレーム(575)が、
図5に示すように分岐され、及び、
図5に示すような三辺の四角形又は三角形を有する場合、使用者は、車椅子又は他の椅子を有する実施形態(500)を用いてもよい。
【0083】
[0092] 構造上の要求に応じて、水平フレーム(575)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。
【0084】
[0093] 水平フレーム(575)は、中空、中実、別の対象物に取り付けられたプレート、又は、「U」字及び「V」字ブラケット、I型鋼を有するような溝形状であってもよい。水平フレーム(575)の主要な機能が、装置についての代替の安定性のベースを提供することであるので、水平フレーム(575)の材料又は形状は、この機能を実現する任意の材料又は形状であってもよい。製造又は組立の快適さ、容易さ又はコストという点において、水平フレーム(575)は、ある部分に1以上の材料又は形状を有してもよく、及び、水平フレーム(575)の他の部分に1以上の同一の又は異なる材料又は形状を有してもよい。
【0085】
[0094] ある実施形態では、水平フレーム(575)は可動ベース(580)を備える。可動ベース(580)は、対麻痺患者の身支度を補助する装置に可動性を提供する。これらの実施形態は、使用のために、座席固定物又は洗面所の固定物上のような使用場所に移動させられてもよく、及び、使用のために別の場所に移動させられてもよい。構造上の要求に応じて、可動ベース(580)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。可動ベース(580)は、中空、中実、別の対象物に取り付けられたプレート、若しくは、「U」字及び「V」字ブラケット又はI型鋼を有する溝形状であってもよい。
【0086】
[0095] 可動ベース(580)の主要な機能が装置の可動性を提供することであるので、可動ベース(580)の材料及び形状は、この機能を実現する任意の材料又は形状であってもよい。製造又は組立の快適さ、容易さ又はコストという点において、可動ベース(580)は、ある部分に1以上の材料又は形状を有してもよく、及び、可動ベース(580)の他の部分に1以上の同一の又は異なる材料又は形状を有してもよい。
【0087】
[0096] ある実施形態では、可動ベース(580)は、装置の容易な移動のための可動ベース(580)に取り付けられた複数の車輪(585)をさらに備える。構造上の要求に応じて、複数の車輪(585)は、金属、木材、プラスチック又は合成物から形成されてもよい。他の材料もまた有用であり得る。複数の車輪(585)は、内部壁又は支柱を有する車輪などの中空、中実又はその混合であってもよい。
【0088】
[0097] 複数の車輪(585)の主要な機能が装置の容易な移動であるので、複数の車輪(585)の材料は、この機能を実現する任意の材料であってもよい。製造又は組立の快適さ、容易さ又はコストという点において、複数の車輪(585)は、ある部分に1以上の材料又は形状を有してもよく、及び、複数の車輪(585)の他の部分に1以上の同一の又は異なる材料又は形状を有してもよい。
【0089】
[0098] ある実施形態は水平フレーム旋回部(590)を含んでもよい。水平フレーム旋回部(590)は、存在する場合に複数の車輪(585)を有する可動ベース(580)が、装置を畳み込み、従って、装置を小型化することを可能にすることができる。
【0090】
[0099]
図6は、対麻痺患者の身支度を補助する装置の別の実施形態(600)の斜視図を示す。
【0091】
[0100]
図6には(本実施形態での区別のための空間を残すために符号が付されていないが)、少なくとも1つの腋窩レスト(605)と、少なくとも1つの横支持部(610)と、少なくとも1つの縦支持部(615)と、回転支持部(620)と、回転支持部固定部(625)と、旋回支持部(630)と、垂直調節装置(635)と、腋窩レストローブ(645)と、少なくとも1つの平坦横側面(650)と、腋窩レスト縁部(655)と、が示されている。
図6に示されて符号が付されているのは、相対的不動支持部(665)、少なくとも1つの斜め支持部(670)、及び、固定した座席固定物(675)である。
【0092】
[0101] 実施形態(600)は、他の実施形態と同様に、少なくとも1つの腋窩レスト(605)と、少なくとも1つの横支持部(610)と、回転支持部(620)と、回転支持部固定部(625)と、腋窩レストローブ(645)と、少なくとも1つの平坦横側面(650)と、腋窩レスト縁部(665)と、を備える。ここで示すように、実施形態(600)はまた、相対的不動支持部(665)と、少なくとも1つの斜め支持部(670)と、固定した座席固定物(675)と、を含む。
【0093】
[0102] 少なくとも1つの腋窩レスト(605)と、少なくとも1つの横支持部(610)と、回転支持部(620)と、回転支持部固定部(625)と、腋窩レストローブ(645)と、少なくとも1つの平坦横側面(650)と、腋窩レスト縁部(655)と、は前述したように機能する。
【0094】
[0103] ある実施形態は、少なくとも1つの縦支持部(615)を含んでもよい。少なくとも1つの縦支持部(615)は前述したように機能する。
【0095】
[0104] ある実施形態は旋回支持部(630)を含んでもよい。旋回支持部(630)は前述したように機能する。
【0096】
[0105] ある実施形態は垂直調節装置(635)を含んでもよい。垂直調節装置(635)は前述したように機能する。
【0097】
[0106] ある実施形態は相対的不動支持部(665)を含んでもよい。相対的不動支持部(665)は前述したように機能する。
【0098】
[0107] ある実施形態は少なくとも1つの斜め支持部(670)を含んでもよい。少なくとも1つの斜め支持部(670)は前述したように機能する。
図6に示す少なくとも1つの斜め支持部(670)は、少なくとも1つの三角形のプレート又はハウジングを備え、その内部に、回転支持部(620)と、回転支持部固定部(625)と、があってもよい。少なくとも1つの斜め支持部(670)は少なくとも1つの縦支持部に取り付けられてもよい。
【0099】
[0108] 固定した座席固定物(675)は、図示するように、装置に取り付けられてもよい。固定した座席固定物(675)は、床に取り付けられたベースであってもよい。固定した座席固定物(675)は、自宅、オフィス、洗面所、介護施設又は別の場所に存在する固定物であってもよい。固定した座席固定物(675)は、椅子又はトイレであってもよい。固定した座席固定物(675)は車椅子であってもよい。
【0100】
[0109]
図7は、対麻痺患者の身支度を補助する装置の実施形態(700)の斜視図を示す。
【0101】
[0110]
図7には、
図5(500)の実施形態及び車椅子が示されている。前述のように、使用者は、少なくとも1つの腋窩レスト上に使用者の腕を配置し、腕を下ろし、及び、装置は、使用者を数インチ持ち上げる。パンツを取り替えた後、使用者は、自身の腕を動かすことができ、及び、車椅子に降ろされることが可能である。
【0102】
[0111] これらの説明は及び図面は本開示の実施形態及び教示である。すべての変形例が本開示の精神及び範囲内にある。この開示は、図示した又は説明した実施形態のみに特許請求の範囲を限定するように考慮されるものではない。本発明の精神及び範囲から逸脱しない限りにおいて主題の変更が行われ得る。変更は、本発明の範囲内において可能であることが理解され、及び、請求項のいずれかで列挙される各構造又は要素がすべての均等な構造又は要素を参照するものとして理解されることがさらに意図される。以下の特許請求の範囲は、本発明がどのような形態で用いられ得るかについて可能な限り広く本発明をカバーすることを意図する。