特許第6140903号(P6140903)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6140903
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/02 20060101AFI20170529BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20170529BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20170529BHJP
【FI】
   H04M1/02 C
   H05K5/02 J
   G06F3/0481 170
【請求項の数】13
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-553701(P2016-553701)
(86)(22)【出願日】2015年3月18日
(65)【公表番号】特表2016-540468(P2016-540468A)
(43)【公表日】2016年12月22日
(86)【国際出願番号】CN2015074522
(87)【国際公開番号】WO2016058327
(87)【国際公開日】20160421
【審査請求日】2015年5月15日
(31)【優先権主張番号】201410553782.1
(32)【優先日】2014年10月17日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】レイ ジュン
【審査官】 藤江 大望
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2013/0100379(US,A1)
【文献】 特開2002−117907(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02341698(EP,A1)
【文献】 特開2006−113166(JP,A)
【文献】 特開2010−256066(JP,A)
【文献】 Eugene Kim,Cool Concept:Samsung Aqua(3 pics),2010年 9月 8日,URL,http://www.mymodernmet.com/profiles/blogs/cool-concept-samsung-aqua-3
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01
3/048−3/0489
H04M1/02−1/23
H05K5/00−5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明材ケースと、透明液体電池とを含み、前記透明材ケースは、一つの密閉された収納チャンバを構成し、前記収納チャンバ内には、前記透明液体電池、スクリーンモジュール、メインボードモジュール、部品モジュール、及び、電源モジュールが収納され、
前記メインボードモジュールは、透明材から構成された前記スクリーンモジュールと接続され、
前記メインボードモジュールは、前記部品モジュールと接続され、
前記メインボードモジュールは、前記電源モジュールと接続され、
前記透明液体電池は、透明電解液、陽極、及び、陰極を含み、
前記透明電解液は、
前記収納チャンバ内の、前記スクリーンモジュール、前記メインボードモジュール、前記部品モジュール、前記電源モジュール、前記陽極、及び、前記陰極以外の空間である、第1余剰空間内に充填される
ことを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記第1余剰空間内の前記透明電解液の充填比は1未満であ
ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
【請求項3】
前記スクリーンモジュール、前記メインボードモジュール、及び、前記部品モジュールは、透明材により外側から密封され、
前記透明電解液が前記第1余剰空間内に充填される場合、前記透明材は耐酸性耐アルカリ性材であるか、或いは、前記透明材上に耐酸性耐アルカリ性材がメッキされている
ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
【請求項4】
前記メインボードモジュール中の回路基板は、所定の形状を有する回路基板である
ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記部品モジュールは、それぞれ、少なくとも一種のカラーの光を出射できる、少なくとも一つのライトを含み、
各々のライトは、それぞれ、前記メインボードモジュール、及び、前記透明液体電池に接続される
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記部品モジュールは、カラーセンサをさらに含み、
前記カラーセンサは、前記メインボードモジュール、及び、前記透明液体電池に接続される
ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
【請求項7】
透明材ケースは、前記収納チャンバを構成する透明材前面ケース及び透明材背面ケースを含み、
前記透明材前面ケースは、前記スクリーンモジュールと接続される
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項8】
記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールがバブル形状のアイコンであるバブルアイコンを表示させるように、制御し、
前記メインボードモジュールを用いて、前記バブルアイコンに対する操作命令を受信したか否かを検出し、
前記メインボードモジュールを用いて、前記バブルアイコンに対する操作命令を受信したことを検出した場合、前記スクリーンモジュールが、前記バブルアイコンが崩壊される模式的アニメーションを再生するように制御し、
前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールが、前記バブルアイコンに対応する操作インターフェイスを表示させるように制御す
とを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器
【請求項9】
記メインボードモジュール、前記スクリーンモジュールが表示する背景カラーを読取り、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記背景カラーに対応する光を出射するように制御す
とを特徴とする請求項5に記載の電子機器
【請求項10】
記メインボードモジュールを用いて、ユーザによりトリガされた、第1カラー情報が付加されたカラー命令を受信し、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記第1カラー情報に対応する光を出射するように制御す
とを特徴とする請求項5に記載の電子機器
【請求項11】
記メインボードモジュールを用いて、他の電子機器と通話する際に、前記他の電子機器のID情報を取得し、
前記メインボードモジュールを用いて、予め設定した対応関係中から、前記ID情報に対応する第2カラー情報を読取り、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記第2カラー情報に対応する光を出射するように制御す
とを特徴とする請求項5に記載の電子機器
【請求項12】
記カラーセンサを用いて、前記電子機器が位置する環境の環境カラーを取得し、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記環境カラーに対応する光を出射するように制御す
とを特徴とする請求項6に記載の電子機器
【請求項13】
記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュール上における前記陽極に対応する位置である第1位置、及び、前記スクリーンモジュール上における前記陰極に対応する位置である第2位置を取得し、
前記電子機器が充電状態にいる際に、前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールが、前記第1位置と前記第2位置との間で電流が流れていることを示す模式的アニメーションを再生するように制御するか、或いは、前記第1位置と前記第2位置とにおいてバブルが生成されていることを示す模式的アニメーションを再生するように制御するか、或いは、前記第1位置と前記第2位置のそれぞれから電流が前記スクリーンモジュールが表示した電池へ流れていることを示す模式的アニメーションを再生するように制御す
とを特徴とする請求項1に記載の電子機器
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の製造分野に関し、特に、電子機器電子機器の使用方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の発展に伴い、電子機器の外観も多様化の発展の傾向が現れた。例えば、電子機器のために、特定のカラーのシェルを製造するか、或いは、電子機器に特定のカラーの保護カバーを装着してもよい。
電子機器の外観に透明の特性を付与して、ユーザの電子機器の外観に対する要求を満たすために、ユーザは、電子機器の背面ケースに、外部のカラーの変化に従ってカラーが変化できる、透明の保護カバーを追加してもよい。
【0003】
発明者は、本発明を実現する過程において、関連技術には、少なくとも、以下の欠点が存在することを発見した。即ち、電子機器の背面ケースに、透明の保護カバーをさらに追加するため、電子機器の放熱を妨害されるため、電子機器の放熱性能が低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術での透明の保護カバーを追加することによる電子機器の放熱性能が低下する問題を解決するために、本発明は、電子機器電子機器の使用方法、プログラム及び記録媒体を提供する。前記構成は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例に係る第1態様によると、電子機器を提供する。
透明材ケースと、透明液体電池とを含み、前記透明材ケースは、一つの密閉された収納チャンバを構成し、前記収納チャンバ内には、前記透明液体電池、スクリーンモジュール、メインボードモジュール、部品モジュール、及び、電源モジュールが収納され、
前記メインボードモジュールは、透明材から構成された前記スクリーンモジュールと接続され、
前記メインボードモジュールは、前記部品モジュールと接続され、
前記メインボードモジュールは、前記電源モジュールと接続される。
【0006】
例えば、前記透明液体電池は、透明電解液、陽極、及び、陰極を含み、
前記透明電解液は、
前記収納チャンバ内の、前記スクリーンモジュール、前記メインボードモジュール、前記部品モジュール、前記電源モジュール、前記陽極、及び、前記陰極以外の空間である、第1余剰空間内に充填されるか、
或いは、
前記収納チャンバ内に収納された透明容器内の、前記陽極、及び、前記陰極以外の空間である、第2余剰空間内に充填される。
【0007】
例えば、前記第1余剰空間内の前記透明電解液の充填比は1未満であるか、或いは、前記第2余剰空間内の前記透明電解液の充填比は1未満である。
例えば、前記スクリーンモジュール、前記メインボードモジュール、及び、前記部品モジュールは、透明材により外側から密封され、
前記透明電解液が前記第1余剰空間内に充填される場合、前記透明材は耐酸性耐アルカリ性材であるか、或いは、前記透明材上に耐酸性耐アルカリ性材がメッキされている。
【0008】
例えば、前記メインボードモジュール中の回路基板は、所定の形状を有する回路基板である。
例えば、前記部品モジュールは、それぞれ、少なくとも一種のカラーの光を出射できる、少なくとも一つのライトを含み、
各々のライトは、それぞれ、前記メインボードモジュール、及び、前記透明液体電池に接続される。
【0009】
例えば、前記部品モジュールは、カラーセンサをさらに含み、
前記カラーセンサは、前記メインボードモジュール、及び、前記透明液体電池に接続される。
例えば、透明材ケースは、前記収納チャンバを構成する透明材前面ケース及び透明材背面ケースを含み、
前記透明材前面ケースは、前記スクリーンモジュールと接続される。
【0010】
本発明の実施例に係る第2態様によると、電子機器の使用方法を提供する。
前記電子機器の使用方法は、
前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールがバブル形状のアイコンであるバブルアイコンを表示させるように、制御するステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記バブルアイコンに対する操作命令を受信したか否かを検出するステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記バブルアイコンに対する操作命令を受信したことを検出した場合、前記スクリーンモジュールが、前記バブルアイコンが崩壊される模式的アニメーションを再生するように制御するステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールが、前記バブルアイコンに対応する操作インターフェイスを表示させるように制御するステップと
を含む。
【0011】
例えば、前記電子機器の使用方法は、
前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールが表示する背景カラーを読取るステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記背景カラーに対応する光を出射するように制御するステップと
を含む。
【0012】
例えば、前記電子機器の使用方法は、
前記メインボードモジュールを用いて、ユーザによりトリガされた、第1カラー情報が付加されたカラー命令を受信するステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記第1カラー情報に対応する光を出射するように制御するステップと
を含む。
【0013】
例えば、前記電子機器の使用方法は、
前記メインボードモジュールを用いて、他の電子機器と通話する際に、前記他の電子機器のID情報を取得するステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、予め設定した対応関係中から、前記ID情報に対応する第2カラー情報を読取るステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記第2カラー情報に対応する光を出射するように制御するステップと
を含む。
【0014】
例えば、前記電子機器の使用方法は、
前記カラーセンサを用いて、前記電子機器が位置する環境の環境カラーを取得するステップと、
前記メインボードモジュールを用いて、前記少なくとも一つのライトが前記環境カラーに対応する光を出射するように制御するステップと
を含む。
【0015】
例えば、前記電子機器の使用方法は、
前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュール上における前記陽極に対応する位置である第1位置、及び、前記スクリーンモジュール上における前記陰極に対応する位置である第2位置を取得するステップと、
前記電子機器が充電状態にいる際に、前記メインボードモジュールを用いて、前記スクリーンモジュールが、前記第1位置と前記第2位置との間で電流が流れていることを示す模式的アニメーションを再生するように制御するか、或いは、前記第1位置と前記第2位置とにおいてバブルが生成されていることを示す模式的アニメーションを再生するように制御するか、或いは、前記第1位置と前記第2位置のそれぞれから電流が前記スクリーンモジュールが表示した電池へ流れていることを示す模式的アニメーションを再生するように制御するステップと
を含む。
本発明の実施例に係る第3態様によると、プロセッサに実行されることにより、上記の電子機器の使用方法を実現するプログラムを提供する。
本発明の実施例に係る第4態様によると、上記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0016】
本発明の実施例が提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。
透明材ケースにおいて形成された密閉された収納チャンバ内に、透明液体電池、スクリーンモジュール、メインボードモジュール、部品モジュール、及び、電源モジュールを収納し、ここで、メインボードモジュールはスクリーンモジュールと接続され、メインボードモジュールは部品モジュールと接続され、メインボードモジュールは電源モジュールと接続される。このように、透明材を使用して電子機器を製造するため、電子機器が透明の特性を有することができるようにして、電子機器の背面ケースに透明の保護カバーを追加する必要がなくなった。こうして、透明の保護カバーを追加するため、電子機器の放熱性能が低下する問題を解決した上で、電子機器の全体的な透明感を高める効果を得た。
以上の統括な記述と以下の細部記述は、ただ例示的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
以下の図面は、明細書の一部分として明細書全体を構成することにより、本発明に合致する実施例を例示するとともに、本発明の原理を解釈するためのものである。
【0018】
図1図1は、例示的な一実施例に係る電子機器の構成を示す模式図である。
図2A図2Aは、例示的なもう一実施例に係る電子機器の構成を示す模式図である。
図2B図2Bは、例示的な一実施例に係る電子機器の結合を示す模式図である。
図3A図3Aは、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。
図3B図3Bは、例示的な一実施例に係る電子機器によるバブルアイコンの表示を示す模式図である。
図3C図3Cは、例示的な一実施例に係る電子機器によるバブルアイコンに対応するインターフェイスの表示を示す模式図である。
図4図4は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。
図5図5は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。
図6図6は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。
図7図7は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。
図8A図8Aは、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。
図8B図8Bは、例示的な一実施例に係る電子機器の充電インターフェイスを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明する。また、説明中の例は、図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に特に説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一或いは同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び、方法の例に過ぎない。
【0020】
図1は、例示的な一実施例に係る電子機器の構成を示す模式図である。図1に示したように、当該電子機器は、一つの密閉された収納チャンバを構成する透明材ケース101と、透明液体電池102とを含んでもよいが、これに制限されない。収納チャンバ内には、透明液体電池102、スクリーンモジュール103、メインボードモジュール104、部品モジュール105、及び、電源モジュール106が収納される。
【0021】
メインボードモジュール104は、透明材から構成されたスクリーンモジュール103と接続される。
メインボードモジュール104は、部品モジュール105と接続される。
メインボードモジュール104は、電源モジュール106と接続される。
【0022】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器によると、透明材ケースにおいて形成された密閉された収納チャンバ内に、透明液体電池、スクリーンモジュール、メインボードモジュール、部品モジュール、及び、電源モジュールを収納し、ここで、メインボードモジュールはスクリーンモジュールと接続され、メインボードモジュールは部品モジュールと接続され、メインボードモジュールは電源モジュールと接続される。このように、透明材を使用して電子機器を製造するため、電子機器が透明の特性を有することができるようにして、電子機器の背面ケースに透明の保護カバーを追加する必要がなくなった。このようにして、透明の保護カバーを追加するため、電子機器の放熱性能が低下する問題を解決した上で、電子機器の全体的な透明感を高める効果を得た。
【0023】
図2Aは、例示的なもう一実施例に係る電子機器の構成を示す模式図である。図2Aに示したように、当該電子機器は、一つの密閉された収納チャンバを構成する透明材ケース201と、透明液体電池202と含んでもよいが、これに制限されない。収納チャンバ内には、透明液体電池202、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、部品モジュール205、及び、電源モジュール206が収納される。
【0024】
メインボードモジュール204は、透明材から構成されたスクリーンモジュール203と接続される。
メインボードモジュール204は、部品モジュール205と接続される。
メインボードモジュール204は、電源モジュール206と接続される。
【0025】
ここで、メインボードモジュール204は、スクリーンモジュール203と接続されて、スクリーンモジュール203の表示を制御できる。当該スクリーンは、透明材から構成され、電子機器の透明性を保証した。メインボードモジュール204は、さらに、部品モジュール205と接続されて、部品モジュール205を制御できる。当該部品モジュール205は、カメラ、フラッシュ、距離センサ、等を含んでもよい。メインボードモジュール204は、さらに、電源モジュール206と接続されて、電源モジュール206の透明液体電池202に対する管理を制御できる。当該電源モジュール206は、充電チップ、充電電極、等を含んでもよい。
【0026】
本実施例において、透明材ケース201は、透明材を使用して一体に成型したケースに製造されて、ケースの密閉性を保証し、収納チャンバ内の各モジュールの動作環境の清潔を維持する。或いは、透明材ケース201は、透明材を使用して、透明材前面ケース2011、及び、透明材背面ケース2012を製造して、透明材前面ケース2011と透明材背面ケース2012とを組み立てて、透明材ケース201を形成してもよい。
【0027】
例えば、透明材ケース201は、透明材前面ケース2011、及び、透明材背面ケース2012を含み、透明材前面ケース2011と透明材背面ケース2012から密閉された収納チャンバを形成する。透明材前面ケース2011とスクリーンモジュール203とは結合される。
ここで、透明材背面ケース2012と、透明材前面ケース2011とを結合させる際に、透明材背面ケース2012と、透明材前面ケース2011とは、プラスチック製のバックルを用いて結合される。或いは、透明材ケース201の密閉性を高めるために、透明材背面ケース2012を、透明材前面ケース2011中にモザイクさせてもよい。この場合、透明材背面ケース2012の面積は、透明材前面ケース2011の面積より、若干、小さい。このようにして、透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011とを結合させる際に、完全に一致させることができる。
【0028】
図2Bは、電子機器の結合を示した模式図である。図2Bは、透明材背面ケース2012と、透明材前面ケース2011とが、すべて、角丸長方形である例を挙げて、説明する。また、透明材背面ケース2012の面積は、透明材前面ケース2011の面積より、若干、小さい。透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011とを結合した後に、透明材背面ケース2012を透明材前面ケース2011中にモザイクさせることにより、透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011との結合部位を密閉させる。
【0029】
透明材背面ケース2012、及び、透明材前面ケース2011の形状は、角丸がない長方形、等のその他の形状であってもよく、本実施例においては、透明材背面ケース2012、及び、透明材前面ケース2011の形状に対して制限しないことを説明する必要がある。
【0030】
本実施例において、透明液体電池202は、透明電解液、陽極、及び、陰極を含んでもよい。透明電解液は、収納チャンバ中の、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、部品モジュール205、電源モジュール206、陽極、及び、陰極以外の第1余剰空間内に充填されるか、或いは、透明容器中の、陽極、及び、陰極以外の第2余剰空間内に充填されてもよい。当該透明容器は、収納チャンバ内に収納される。
【0031】
例えば、透明液体電池202が透明電解液である場合、陽極と陰極とを収納チャンバ内に収納し、また、透明電解液を収納チャンバ内の、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、部品モジュール205、電源モジュール206、陽極、及び、陰極以外の第1余剰空間内に充填してもよい。当該透明電解液は、透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011とを結合して形成された密閉された収納チャンバ内で、任意に流動できて、収納チャンバ内の空間の利用率を高めた。或いは、透明電解液、陽極、及び、陰極を、収納チャンバ内に収納された一つの透明容器内に収納させ、当該透明容器を、それぞれ、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、部品モジュール205、及び、電源モジュール206と接続させ、当該透明容器の長さと幅は、それぞれ、透明材背面ケース2012の長さと幅と等しくして、透明容器を透明材前面ケース2011と透明材背面ケース2012との間にモザイクさせてもよい。このように、透明電解液、陽極、及び、陰極を、一つの透明容器内に収納することにより、透明液体電池に対する点検、置換え、等の操作を便利にすることができる。
【0032】
ここで、電源モジュール206は、陽極と陰極の、透明電解液に対する充電する過程を制御するか、或いは、透明電解液の放電する過程を制御する。透明電解液の放電過程において、透明電解液が収納チャンバの第1余剰空間内に充填されているので、透明電解液は、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205と接触され、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205にそれぞれ、電力を提供できる。
【0033】
透明電解液の使用過程に発生した微量ガスによるセキュリティリスクを避けるために、第1余剰空間内の透明電解液の充填比は1未満であり、即ち、透明電解液を、透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011とを結合させて形成した密閉された収納チャンバ内に注入する時に、当該収納チャンバ内に、透明電解液の使用過程に発生したガス保存するための所定の空間を保留する。これに対して、透明電解液、陽極、及び、陰極が一つの透明容器内に収納された時に、当該透明容器内の陽極と陰極以外の第2余剰空間内の、透明電解液の充填比も1未満である。
【0034】
透明電解液は、リチウム電池の電解液、或いは、その他の電解液であってもよい。また、透明電解液は、充電、及び、放電の過程でガスを発生しないか、或いは、微量のガスを発生するため、密閉空間内の大量のガスの発生によるセキュリティリスクを避けることができる。本実施例においては、電解液の種類を制限しない。
【0035】
例えば、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205は、透明材により外側から密封され、透明電解液が第1余剰空間内に充填されている場合、当該透明材は、耐酸性耐アルカリ性材であるか、或いは、透明材上に耐酸性耐アルカリ性材がメッキされている。
【0036】
スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205を透明材で製造する場合、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205を、そのまま、収納チャンバ内に収納してもよい。スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205を透明材でない材料で製造する場合、電子機器の透明性を高めるために、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205に、透明材により外側から密封されてもよい。
【0037】
実際に適用する際に、透明液体電池202を透明容器中に収納する場合、透明材で密閉したスクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205を、そのまま、収納チャンバ内に収納してもよい。一般的に、電解液は酸類、又は、塩基類の液体であるため、この場合、当該透明容器を、耐酸性耐アルカリ性材で製造するか、或いは、当該透明容器、及び、電解液接触の表面に、耐酸性耐アルカリ性材をメッキすることにより、透明容器が透明電解液によって腐食されることを防止する。
【0038】
透明液体電池202を、そのまま、収納チャンバ内に収納する場合、透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011とを結合して形成した密閉空間内に、透明電解液を注入する必要があり、且つ、透明電解液は、一般的に、酸類、又は、塩基類の液体であるため、透明材背面ケース2012を非耐酸性耐アルカリ性材で製造する場合には、透明電解液と接触する透明材背面ケース2012の表面に耐酸性耐アルカリ性材をメッキする必要ある。このようにして、透明材背面ケース2012が透明電解液に腐食させられることを防止する。ここで、非耐酸性耐アルカリ性材は、透明・プレキシガラス、等であってもよい。
【0039】
同様に、メインボードモジュール204は、電子機器の中に内蔵されており、且つ、透明電解液と直接的に接触するため、メインボードモジュール204を、耐酸性耐アルカリ性材で構成するか、或いは、耐酸性耐アルカリ性材で密閉性するか、或いは、透明材で密閉性した上で、さらに、当該透明材上に耐酸性耐アルカリ性材をメッキすることにより、電子機器内の透明電解液が当該メインボードモジュール204を密閉性する透明材を腐食することを防止する。即ち、メインボードモジュール204を密閉性する透明材は耐酸性耐アルカリ性材であるか、或いは、メインボードモジュール204を密閉性する透明材上に耐酸性耐アルカリ性材がメッキされている。同様に、スクリーンモジュール203を密閉性する透明材は耐酸性耐アルカリ性材であるか、或いは、スクリーンモジュール203を密閉性する透明材上に耐酸性耐アルカリ性材がメッキされている。スクリーンモジュール203を密閉性する透明材は耐酸性耐アルカリ性材であるか、或いは、スクリーンモジュール203を密閉性する透明材上に耐酸性耐アルカリ性材がメッキされている。例えば、さらに、透明材で、メインボードモジュール204と部品モジュール205とを一体に密閉性してもよい。
【0040】
例えば、透明材前面ケース2011とスクリーンモジュール203とを結合させる時に、スクリーンモジュール203を透明材前面ケース2011に完全に接合してもよい。このようにして、当該スクリーンモジュール203を固定し、また、透明電解液を第1余剰空間に充填する際に、当該スクリーンモジュール203の透明電解液との接触面積を減らせて、当該スクリーンモジュール203が透明電解液に腐食させられる可能性を減らすことができる。スクリーンモジュール203と透明材前面ケース2011とを完全に接合する際に、ただ、透明電解液と接触するスクリーンモジュール203の一つの面に対して、耐酸性耐アルカリ処理を行うだけでよい。
【0041】
透明電解液が第1余剰空間内に充填されており、且つ、スクリーンモジュール203、メインボードモジュール204、及び、部品モジュール205と、透明材前面ケース2011との接触面積が、より小さい場合、透明材前面ケース2011は、依然として、透明電解液と接触する場合には、透明材前面ケース2011を、例えば、グラスのような耐酸性耐アルカリ性材で製造するか、或いは、例えば、透明プレキシガラスのような非耐酸性耐アルカリ性材で製造し、透明電解液と接触する透明材前面ケース2011の表面に耐酸性耐アルカリ性材をメッキすることにより、透明材前面ケース2011が透明電解液に腐食させられることを防止する。即ち、透明電解液と透明材前面ケース2011とが接触し、且つ、透明材前面ケース2011がグラスで製造されると、透明電解液と接触するグラスの表面に、耐酸性耐アルカリ性材をメッキする。
【0042】
透明材背面ケース2012と、透明材前面ケース2011とを結合させる際に、透明材背面ケース2012と透明材前面ケース2011との結合部を、耐酸性耐アルカリ性材で密閉性することにより、透明電解液の漏洩を避ける。
例えば、透明材前面ケース2011の材料は、所定の強さのレベルのグラス、或いは、透明プレキシガラスであってもよい。本実施例においては、透明材前面ケース2011の製造材料を制限しない。ここでの所定の強さのレベルは、一般的に、高い強さのレベルである。例えば、グラスの強さのレベルを10個のレベルに区分すると、第8のレベルから第10のレベルが高い強さのレベルであり、ここでの所定の強さのレベルは、第8のレベル、第9のレベル、及び、第10レベルの中の任意のレベルである。本実施例においては、透明材背面ケース2012の製造材料を、制限しないことを説明する必要がある。
【0043】
例えば、透明材背面ケース2012上に、電子機器の中に内蔵する一部の部品の設置位置を予め用意してもよい。例えば、一般的に、電子機器の背面ケースに、カメラとフラッシュとの設置位置を予め用意する必要があるため、透明材背面ケース2012において、ホール2012aとホール2012bとを予め用意する。ここで、ホール2012aは、部品モジュール205の中のカメラモジュールに含まれるカメラを設置するためのホールであり、ホール2012bは、部品モジュール205の中のカメラモジュールに含まれるフラッシュを設置するためのホールである。当然ながら、透明材背面ケース2012に、さらに、その他の内蔵する部品の設置位置を予め用意してもよく、本実施例においては、透明材背面ケース2012におけるホールの数と形状を制限しない。
【0044】
透明材背面ケース2012上に設置位置が予め用意されている場合、耐酸性耐アルカリ性材で設置位置を密閉性して、透明電解液の漏洩を防止してもよい。
例えば、透明材背面ケース2012が透明なものであるため、透明材背面ケース2012に、ホール2012aとホール2012bとを予め用意しなくてもよい。カメラモジュールは、当該透明材背面ケース2012を透過して正常に撮影でき、カメラモジュールの中のフラッシュは、当該透明材背面ケース2012を透過して正常に光を照射できる。
【0045】
例えば、透明材前面ケース2011上には、一部の機能キーの設置位置が設置されている。機能キーは、図2Bに示したような電源キー2011a、ボリュームキー2011b、受話器2011c、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス2011d等であってもよい。
【0046】
例えば、メインボードモジュール204中の回路基板は、所定の形状を有する回路基板である。
ここでの所定の形状を有する回路基板とは、メーカーが、互いに異なる要求に従って設計した互いに異なる形状の回路基板であり、ユーザの要求を適当に満足させることができる。当然ながら、ユーザは、例えば、ドラえもん、キティちゃん、ガーフィールド、等の形状のような、自分が欲しい回路基板の形状を注文してもよい。
【0047】
部品モジュール205は、それぞれ、少なくとも一種のカラーの光を出射できる、少なくとも一つのライトを備え、少なくとも一つのライトそれぞれは、メインボードモジュール204、及び、透明液体電池202に接続されている。
ここで、ライトそれぞれは、少なくとも一種のカラーの光を出射することができる。例えば、一つのライトは青い光を出射し、もう一つのライトは緑の光を出射し、さらにもう一つのライトは黄色い光を出射し、別の一つのライトは赤い光を出射する。
本実施例において、ライトそれぞれは、メインボードモジュール204、及び、透明液体電池202に接続される。当該メインボードモジュール204は、ライトのオンとオフを制御し、透明液体電池202はライトに電力を提供する。
【0048】
例えば、電子機器は、カラーセンサをさらに備え、当該カラーセンサは、それぞれ、メインボードモジュール204、及び、透明液体電池202に接続される。
本実施例において、カラーセンサは、それぞれ、メインボードモジュール204、及び、透明液体電池202に接続され、当該メインボードモジュール204はカラーセンサのオンとオフを制御し、透明液体電池202はカラーセンサに電力を提供する。
透明電子機器全体は、防水するように設計されて、透明電解液の漏洩を防止する同時に、外部の液体の透明電子機器の内部への侵入を防止できることを説明する必要がある。
【0049】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器によると、スクリーンモジュールを有する透明材前面ケース、透明材で密閉性した内蔵部品、透明液体電池、及び、透明材背面ケースを結合させて、一つの透明の電子機器を構成する。このように、透明材を使用して電子機器を製造するため、電子機器が透明の特性を有することができるようにして、電子機器の背面ケースに透明の保護カバーを追加する必要がなくなった。このようにして、透明の保護カバーを追加するため、電子機器の放熱性能が低下する問題を解決した上で、電子機器の全体的な透明感を高める効果を得た。
【0050】
本発明に係る実施例によって提供する電子機器によると、透明電解液を用いて電子機器に電力を提供する。透明電解液は、空間を充分に利用できるため、固体電池を用いて電子機器に電力を提供する際に、電子機器の空間の利用率がより低の問題を解決して、電子機器の空間の利用率を高める効果を得た。
【0051】
本発明に係る実施例によって提供する電子機器によると、所定の強さのレベルのグラスを使用するか、或いは、プレキシガラス材料で透明材前面ケースを製造する。このようにして、電子機器のスクリーンと前面ケースとが、外部の圧力を受ける際に、粉砕、或いは損傷し易い問題を解決して、電子機器に内蔵された部品を保護でき、電子機器の使用寿命を改善する効果を得た。
【0052】
図3Aは、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。当該使用方法は、図2Aに示した電子機器に適用されてもよい。図3Aに示したように、当該電子機器の使用方法は、以下のステップを含む。
【0053】
ステップ301において、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールがバブル形状のアイコンであるバブルアイコンを表示させるように、制御する。
電子機器は、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールがスクリーン上にバブル形状のアイコンを表示するように制御する。図3Bは、例示的な一実施例に係る電子機器によるバブルアイコンの表示を示す模式図である。図3Bに示したように、電子機器は、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールを制御して、スクリーン上に、カメラ、アルバム、音楽、テーマ等のバブル形状のアイコンを表示した。
【0054】
ステップ302において、メインボードモジュールを用いて、バブルアイコンに対する操作命令を受信したか否かを検出する。
本実施例において、スクリーンはタッチ機能を有し、ユーザが、バブルアイコンを操作しようとする際に、スクリーン上で当該バブルアイコンをクリックすると、電子機器は操作命令を受信できる。
【0055】
ステップ303において、メインボードモジュールを用いて、バブルアイコンに対する操作命令を受信したことを検出した場合、スクリーンモジュールがバブルアイコンが崩壊される模式的アニメーションを再生させるように、制御する。
ここで、バブルアイコンが崩壊される模式的アニメーションは、電子機器に予め保存されて、電子機器が操作命令を受信した後に、メインボードモジュールを用いて、再生器が当該模式的アニメーションを再生するように制御し、さらに、スクリーンモジュールが再生する模式的アニメーションを表示させるように制御する。
【0056】
ステップ304において、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが、バブルアイコンに対応する操作インターフェイスを表示させるように制御する。
図3Cは、例示的な一実施例に係る電子機器によるバブルアイコンに対応するインターフェイスの表示を示す模式図である。図3Cに示したように、ユーザがバブル形状のカメラアイコンをクリックすると、電子機器は、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールがスクリーン上にバブル形状のカメラアイコンが崩壊される模式的アニメーションを再生させ、そして、撮影インターフェイスに進むように制御する。
【0057】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器の使用方法によると、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールがバブルアイコンを表示させるように制御に、さらに、バブルアイコンに対する操作命令を受信した後に、スクリーンモジュールがバブルアイコンが崩壊される模式的アニメーションを再生するように制御する。このようにして、透明電解液の特性によって、アイコンをバブル形状に設定することにより、普通のアイコンが無味乾燥である問題を解決して、電子機器全体の表示効果を高める効果を得た。
【0058】
図4は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。当該使用方法は、図2Aに示した、少なくとも一つのライトを有する電子機器に適用されてもよい。図4に示したように、当該電子機器の使用方法は、以下のステップを含む。
【0059】
ステップ401において、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが表示させた背景カラーを読取る。
ここで、メインボードモジュールは、スクリーンモジュールが表示した画面を読取し、さらに、当該画面の背景カラーを識別できる。当該画面中のカラーがより多い場合には、全てのカラーを抽出して、少なくとも二種の背景カラーを得るか、或いは、各種類のカラーの表示比を取得して、表示比が最も大きいカラーを当該画面の背景カラーとして抽出する。
【0060】
ステップ402において、メインボードモジュールを用いて、少なくとも一つのライトが背景カラーに対応する光を出射するように制御する。
メインボードモジュールが一つのカラーの背景カラーを抽出した場合には、一つのライトが背景カラーに対応する光を出射するように制御し、メインボードモジュールが少なくとも二つの背景カラーを抽出した場合には、少なくとも二つのライトがそれぞれの背景カラーに対応する光を出射するように制御する。少なくとも二つのライトを制御する際には、当該少なくとも二つのライトが同時に光を出射するように制御してもよく、当該少なくとも二つのライトが所定の順番に従って交互に光を出射するように制御してもよい。例えば、背景カラーの表示比が小さくなる順番、或いは、ランダム順番に従って光を出射するように制御する。
【0061】
例えば、電子機器は、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが表示させた背景カラーを緑のカラーとして読取した場合、メインボードモジュールを用いて、部品モジュールに含まれたライトを制御して、少なくとも一つのライトが読取した背景カラーと同じカラー、即ち、緑のカラーの光を出射するようにして、電子機器を緑のカラーに設定する。
【0062】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器の使用方法によると、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが表示させた背景カラーを読取し、少なくとも一つのライトが背景カラーに対応する光を出射するように制御する。このようにして、電子機器がスクリーンに表示された背景カラーに基づいて、自身のカラーを変更できるため、電子機器のカラーが単調で、カラーを変更できない問題を解決して、電子機器のカラーを豊富化する効果を得た。
【0063】
図5は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。当該使用方法は、図2Aに示した、少なくとも一つのライトを有する電子機器に適用されてもよい。図5に示したように、当該電子機器の使用方法は、以下のステップを含む。
【0064】
ステップ501において、メインボードモジュールを用いて、ユーザによりトリガされた、第1カラー情報が付加されたカラー命令を受信する。
ここで、カラー命令中には、電子機器のカラーを指示するための第1カラー情報が付加されている。例えば、ユーザが、電子機器のカラーを緑のカラーに設定しようとする場合、ユーザによりトリガされたカラー命令中に付加された第1カラー情報は緑のカラーである。
【0065】
本実施例において、カラー命令は、設定インターフェイスにおいてトリガされる。例えば、電子機器は、電子機器の全てのカラーを表示し、ユーザは、表示されたカラーの中からカラーを選択して、カラー命令を生成する。或いは、電子機器は、所定の操作を検出した後に、カラー命令を生成する。例えば、ダブルクリックの操作を受信すると、カラー命令を生成する。
【0066】
ステップ502において、メインボードモジュールを用いて、少なくとも一つのライトが第1カラー情報に対応する光を出射するように制御する。
電子機器は、メインボードモジュールを用いてカラー命令を受信した後に、メインボードモジュールを用いて、第1カラー情報を読取し、少なくとも一つのライトが第1カラー情報に対応する光を出射するように制御する。
【0067】
例えば、ユーザは、電子機器のカラーを緑のカラーに設定しようとする場合、設定インターフェイスに表示された命令の中から、緑のカラーを選択して、カラー命令を生成する。この時、当該カラー命令に付加された第1カラー情報は、緑のカラーである。電子機器は、メインボードモジュールを用いてカラー命令を受信した後に、さらに、メインボードモジュールを用いて、部品モジュールの中のライトを制御して、少なくとも一つのライトが第1カラー情報と同じカラー、即ち、緑のカラー光を出射するようにして、電子機器を緑のカラーに設定する。
【0068】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器の使用方法によると、メインボードモジュールを用いて、ユーザによりトリガされたカラー命令を受信し、少なくとも一つのライトが当該カラー命令中の第1カラー情報に対応する光を出射するように制御する。このようにして、ユーザは自分が要求に基づいて電子機器のカラーを変更できるため、電子機器自身のカラーが単調で、変更しにくい問題を解決して、電子機器のカラーを豊富化して、ユーザーエクスペリエンスを高める効果を得た。
【0069】
図6は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。当該使用方法は、図2Aに示した、少なくとも一つのライトを有する電子機器に適用されてもよい。図6に示したように、当該電子機器の使用方法は、以下のステップを含む。
【0070】
ステップ601において、他の電子機器と通話する際に、メインボードモジュールを用いて、他の電子機器のID情報を取得する。
ここで、他の電子機器との通話は、電子機器が自発的に発した通話でもよいし、他の電子機器が自発的に発した通話であってもよい。本実施例においては、通話を発した方を制限しない。また、通話はコールして接続される前の通話であってもよいし、コールして接続された後の通話であってもよい。本実施例においては、通話に対して制限しない。
ID情報は、他の電子機器のIDを認識するためのものである。例えば、ID情報は、電話番後、名前、グループの中の少なくとも一つを含んでもよい。
【0071】
ステップ602において、予め設定した対応関係中から、メインボードモジュールを用いて、ID情報に対応する第2カラー情報を読取る。
予め設定した関係は、ID情報と、第2カラー情報との間の一対一の対応関係であり、電子機器に予め保存されていてもよい。例えば、対応関係の中で、身内グループと赤のカラーとが対応される場合、メインボードモジュールを用いて読取したID情報が示す他の電子機器が身内グループに属する際に、対応関係の中から第2カラー情報を赤のカラーとして読取る。
【0072】
ステップ603において、メインボードモジュールを用いて、少なくとも一つのライトが第2カラー情報に対応する光を出射するように制御する。
電子機器は、メインボードモジュールを用いて第2カラー情報を受信した後、少なくとも一つのライトが第2カラー情報に対応する光を出射するように制御する。
【0073】
例えば、ユーザは、全ての連絡先をグループ分けし、また、予め設定した関係の中に対応するカラーを設定する。例えば、ユーザは、連絡先を、友達、同僚、身内、及び、見知らぬ人、等のグループにグループ分けし、また、友達グループに緑のカラーを対応させ、同僚グループに黄色いカラーを対応させ、身内グループに赤のカラーを対応させ、見知らぬ人グループに灰色を対応させる。電子機器は、電話を受信する際に、電子機器メインボードモジュールを用いて、着信連絡先のID情報を取得し、当該着信連絡先がユーザの身内である場合には、メインボードモジュールを用いて、身内グループに対応するカラーを赤のカラーとして読取して、さらに、メインボードモジュールを用いて、部品モジュールに含まれたライトが赤い光を出射するように制御することにより、ユーザに着信連絡先が身内であることを通知する。
【0074】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器の使用方法によると、他の電子機器と通話する際に、メインボードモジュールを用いて、他の電子機器のID情報を取得し、予め設定した対応関係中から、メインボードモジュールを用いて、ID情報に対応する第2カラー情報を読取して、メインボードモジュールを用いて、少なくとも一つのライトが第2カラー情報に対応する光を出射するように制御する。このようにして、電子機器のカラーを変更することにより、ユーザに、着信連絡先のID情報を通知することができるため、着信した際に着信連絡先のID情報を直観的に表示できない問題を解決して、着信連絡先をユーザに速く通知できる効果を得た。
【0075】
図7は、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。当該使用方法は、図2Aに示した、カラーセンサと少なくとも一つのライトとを有する電子機器に適用されてもよい。図7に示したように、当該電子機器の使用方法は、以下のステップを含む。
【0076】
ステップ701において、カラーセンサを用いて、電子機器が位置する環境の環境カラーを取得する。
ここで、カラーセンサは、電子機器が位置する環境の環境カラーを検出するためのものである。例えば、電子機器が白いカラーの環境に検出する場合、カラーセンサを用いて環境カラーを白いカラーとして検出する。
【0077】
ステップ702において、メインボードモジュールを用いて、少なくとも一つのライトが環境カラーに対応する光を出射するように制御する。
カラーセンサは、環境カラーをメインボードモジュールに送信し、メインボードモジュールは、環境カラーに基づいて、少なくとも一つのライトが環境カラーに対応する光を出射するように制御する。
【0078】
例えば、電子機器を白いカラーのテーブルに放置した際に、電子機器は、カラーセンサを用いて自身が位置する環境の環境カラーを白いカラーとして取得し、さらに、メインボードモジュールを用いて、部品モジュールに含まれたライトを制御して、少なくとも一つのライトを用いて白いカラーの光を出射するようにする。
【0079】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器の使用方法によると、カラーセンサを用いて電子機器が位置する環境の環境カラーを取得して、少なくとも一つのライトが境カラーに対応する光を出射するように制御する。こうして、周囲の環境のカラーに基づいて自動的に電子機器のカラーを変更できるため、電子機器のカラーが単調である問題を解決して、電子機器のカラーを豊富化し、電子機器の透明感を高める効果を得た。
【0080】
図8Aは、例示的な一実施例に係る電子機器の使用方法を示すフローチャートである。当該使用方法は、図2Aに示した、陽極と陰極とを有する電子機器に適用されてもよい。図8Aに示したように、当該電子機器の使用方法は、以下のステップを含む。
【0081】
ステップ801において、メインボードモジュールを用いて、陽極に対応するスクリーンモジュール上における第1位置、及び、陰極に対応するスクリーンモジュール上における第2位置を取得する。
スクリーンモジュールが透明材から構成されるため、陽極に対応するスクリーンモジュール上における第1位置が、陽極の設置位置である、陰極に対応するスクリーンモジュール上における第2位置が、陰極の設置位置である。ここで、設置位置は電子機器に予め保存されてもよい。メインボードモジュールを用いて、設置位置を読取してもよい。
【0082】
ステップ802において、電子機器が充電状態にいる際に、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが、第1位置と第2位置との間での電流の流動を示す模式的アニメーションを再生するように制御するか、或いは、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが、第1位置と第2位置とにおいてのバブルの生成を示す模式的アニメーションを再生するように制御するか、或いは、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが、第1位置と第2位置から、それぞれ、スクリーンモジュールが表示した電池への電流の流動を示す模式的アニメーションを再生するように制御する。
【0083】
図8Bは、例示的な一実施例に係る電子機器の充電インターフェイスを示す模式図である。図8Bに示したように、電子機器は、充電状態にいる際に、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールを制御して、スクリーンにおける二つの電極棒にそれぞれ対応する位置の間で、電流の流動を示す模式的アニメーションを再生させることにより、陽極と陰極とが透明電解液による充電過程にいることを示す。ここで、第1位置と第2位置との間で流動する電流を、バブルによって実現してもよい。なお、バブルの大きさと、電流の大きさとは、比例する。即ち、電流が大きいほど、バブルが大きい。
【0084】
メインボードモジュールは、スクリーンモジュールを制御して、スクリーン上に電池のアイコンを表示する際に、さらに、スクリーンを制御して、電流が第1位置と第2位置とからそれぞれ電池へ流動する模式的アニメーションを再生させてもよい。
【0085】
上記のように、本発明に係る実施例によって提供する電子機器の使用方法によると、メインボードモジュールを用いて、陽極に対応するスクリーンモジュール上における第1位置、及び、陰極に対応するスクリーンモジュール上における第2位置を取得して、充電状態にいる際に、メインボードモジュールを用いて、スクリーンモジュールが、電流が第1位置と第2位置との間で流動することを示す模式的アニメーションを再生するように制御する。こうして、充電する際に、電子機器の透明な特性によって、電極棒のスクリーン上に対応する位置に電流動画を表示できるため、一般の電子機器が充電する際の無味乾燥の問題を解決して、ユーザーエクスペリエンスを高め、面白さを高める効果を得た。
【0086】
当業者は、明細書を検討して本発明を実施した後、本発明の他の実施例を容易に考え出すことができる。本願は、本発明のいずれの変形、用途、又は適応的な変更をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途、又は適応的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、また、本発明は公開していない当該技術分野の公知の知識又は通常の技術手段を含む。明細書と実施例はただ例示として考慮され、本発明の本当の範囲と趣旨は以下の特許請求の範囲に記載される。
本発明は上記に記述され、また図面で示した厳密な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な置換えと変更を行うことができると、理解されるべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
【0087】
本願は、出願番号がCN201410553782.1であって、出願日が2014年10月17日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用する。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B