(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記トラフィック仕様情報は、前記無線通信ユニットによるトラフィックフローのトラフィックパターンと、前記トラフィックフローのクオリティ・オブ・サービスとを含むグループから選択される少なくとも1つの要素を含む、
請求項5に記載の装置。
前記無線通信装置のグループは、ダウンリンク等時性グループ、双方向等時性グループ、又は双方向非同期性グループの中の1つであり、前記無線通信ユニットは更に、無線通信装置を、
当該無線通信装置に対応するトラフィック仕様情報が、ビデオ又は音声データの少なくとも1つを含むダウンリンクトラフィックパターンを表す場合は、前記ダウンリンク等時性グループへ、
当該無線通信装置に対応するトラフィック仕様情報が、ビデオ又は音声データの少なくとも1つを含む双方向トラフィックパターンを表す場合は、前記双方向等時性グループへ、
当該無線通信装置に対応するトラフィック仕様情報が、ビデオ又は音声データの少なくとも1つを含む前記ダウンリンクトラフィックパターン及びビデオ又は音声データの少なくとも1つを含む前記双方向トラフィックパターンとは異なるトラフィックパターンを表す場合は、前記双方向非同期性グループへ
割り当てることができる、
請求項5又は6に記載の装置。
前記無線通信ユニットは更に、前記グループの無線通信装置の夫々1つへ複数のスケジューリングフレームのうちの夫々1つを送信し、該複数のスケジューリングフレームは、複数の重なり合わないアップリンク伝送期間を示す異なるアップリンク伝送開始オフセット値を有する、
請求項8に記載の装置。
前記スケジューリングフレームを送信するより前に、前記スケジューリングフレームの伝送の存続期間及び前記ダウンリンク伝送期間の存続期間を少なくとも含む存続期間に無線通信媒体をリザーブする、
請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の装置。
前記トラフィック仕様情報は、トラフィックフローのトラフィックパターンと、前記トラフィックフローのクオリティ・オブ・サービスとを含むグループから選択される少なくとも1つの要素を含む、
請求項17に記載の方法。
前記スケジューリングフレームを送信するより前に、前記スケジューリングフレームの伝送の存続期間及び前記ダウンリンク伝送期間の存続期間を少なくとも含む存続期間に無線通信媒体をリザーブするステップを有する
請求項16乃至21のうちいずれか一項に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0004】
説明の簡潔さ及び明りょうさのために、図において示されている要素は必ずしも実寸通りではない。例えば、要素のうちの幾つかの寸法は、提示の明りょうさのために、他の要素に対して誇張されることがある。更に、参照符号は、対応する又は同じ要素を示すために、図間で繰り返されることがある。
【0005】
以下の詳細な説明において、多数の具体的な詳細は、幾つかの実施形態の完全な理解を提供するために示されている。しかし、当業者には理解されるように、幾つかの実施形態は、それらの具体的な詳細によらずに実施されてよい。他の例において、従来の方法、プロシージャ、構成要素、ユニット及び/又は回路は、説明を不明りょうにしないよう詳細には記載されていない。
【0006】
例えば、「処理する」、「算出する」、「計算する」、「決定する」、「確立する」、「解析する」、「確認する」等の語を用いる本願における議論は、コンピュータレジスタ及び/又はメモリ内の物理的な(例えば、電子的な)量として表されるデータを、コンピュータのレジスタ及び/又はメモリ、あるいは、演算及び/又は処理を実行する命令を記憶する他の情報記憶媒体内の物理的な量として同様に表される他のデータへと操作及び/又は変換するコンピュータ、コンピュータプラットフォーム、コンピュータシステム、又は他の電子計算装置演算及び/又は処理に言及してよい。
【0007】
本願で使用される語「パワーセーブ」及び「パワーセーブモード」は、例えば、装置及び/又は構成要素への電流を低減し、シャットダウンし、パワーオフし、ターンオフし及び/又はスイッチオフすること、且つ/あるいは、例えば無線通信信号の完全な受信、操作、復号化、送信及び/又は処理のために装置及び/又は構成要素の完全及び/又は通常動作に必要とされるよりも電力消費量が少ないスリープモード、低電力モード、スタンバイモード、アイドルモード及び/又は何らかの他の動作モードで動作するよう装置及び/又は構成要素を切り替えることに言及してよい。
【0008】
本願で使用される語「レギュラーパワー」及び「レギュラーパワーモード」は、例えば、例えば無線通信信号の完全な受信、操作、復号化、送信及び/又は処理のために装置及び/又は構成要素の完全及び/又は通常動作を可能にするあらゆる動作モードに言及してよい。
【0009】
幾つかの実施形態は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバーコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)装置、ハンドヘルドPDA装置、オンボード装置、オフボード装置、ハイブリッド装置、車用装置、非車用装置、モバイル又はポータブル装置、コンシューマ装置、非モバイル又は非ポータブル装置、無線通信局、無線通信装置、無線アクセスポイント(AP)、有線又は無線ルータ、有線又は無線モデム、ビデオ装置、オーディオ装置、オーディオ・ビデオ(A/V)装置、セットトップボックス(STB)、ブルーレイディスク(BD)プレイヤー、BDレコーダ、デジタルビデオディスク(DVD)プレイヤー、高解像度(HD)DVDプレイヤー、DVDレコーダ、HD−DVDレコーダ、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、放送HDレコーダ、ビデオソース、オーディオソース、ビデオシンク、オーディオシンク、ステレオチューナ、放送無線受信機、フラットパネルディスプレイ、パーソナルメディアプレイヤー(PMP)、デジタルビデオカメラ(DVC)、デジタルオーディオプレイヤー、スピーカ、オーディオ受信機、オーディオ増幅器、ゲーム装置、データソース、データシンク、デジタル静止カメラ(DSC)、有線又は無線ネットワーク、無線エリアネットワーク、無線ビデオエリアネットワーク(WVAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線LAN(WLAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、無線PAN(WPAN)、既存のIEEE802.11(IEEE802.11−1999:Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications)、802.11a、802.11b、802.11g、802.11h、802.11j、802.11n、802.16、802.16d、802.16e、802.16f標準(「IEEE802標準」)且つ/あるいはそれらの将来のバージョン及び/又は派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のワイヤレス・ギガビット・アライアンス(Wireless-Gigabit-Alliance)(WGA)及び/又はワイヤレスHD規格且つ/あるいはそれら将来のバージョン及び/又は派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、上記のネットワークの部分であるユニット及び/又は装置、単方向及び/又は双方向無線通信システム、セルラー無線電話通信システム、携帯電話機、無線電話機、パーソナル通信システム(PCS)装置、無線通信装置を組み込むPDA装置、モバイル又はポータブル全地球測位システム(GPS)装置、GPS受信機若しくはトランシーバ又はチップを組み込む装置、RFID素子又はチップを組み込む装置、多入力多出力(MIMO)トランシーバ又は装置、単入力多出力(SIMO)トランシーバ又は装置、多入力単出力(MISO)トランシーバ又は装置、1又はそれ以上の内部アンテナ及び/又は外部アンテナを有する装置、デジタルビデオ放送(DVB)装置又はシステム、マルチスタンダード無線装置又はシステム、有線又は無線ハンドヘルド装置(例えば、ブラックベリー、パームトレオ)、無線アプリケーションプロトコル(WAP)装置等の様々な装置及びシステムとともに使用されてよい。
【0010】
幾つかの実施形態は、例えば、無線周波数(RF)、赤外線(IR)、周波数分割多重化(FDM)、直交FDM(OFDM)、時分割多重化(TDM)、時分割多重アクセス(TDMA)、拡張TDMA(E−TDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張GPRS、符号分割多重アクセス(CDMA)、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA2000、シングルキャリアCDMA、マルチキャリアCDMA、マルチキャリア変調(MDM)、離散マルチトーン(DMT)、ブルートゥース、全地球測位システム(GPS)、Wi−Fi、Wi−Max、ZigBee、ウルトラワイドバンド(UWB)、グローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))、2G、2.5G、3G、3.5G、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution)(EDGE)等の1又はそれ以上のタイプの無線通信信号及び/又はシステムとともに使用されてよい。他の実施形態は、様々な他の装置、システム及び/又はネットワークにおいて使用されてよい。
【0011】
本願で使用される語「無線装置」は、例えば、無線通信が可能な装置、無線通信が可能な通信装置、無線通信が可能な通信局、無線通信が可能なポータブル又は非ポータブル装置等を含む。幾つかの実施例では、無線装置は、コンピュータ又はコンピュータに付随する周辺機器と一体化される周辺機器であっても、又はそのような周辺機器を含んでもよい。幾つかの実施例では、語「無線装置」は、任意に、無線サービスを含んでよい。
【0012】
幾つかの実施例は、適切な限定的な範囲の又は短距離の無線通信ネットワーク、例えば、無線エリアネットワーク、ピコネット、WPAN、WVAN等とともに使用されてよい。
【0013】
ここで、
図1を参照すると、幾つかの実施例に従うシステム100のブロック図が図式的に表されている。
【0014】
幾つかの実施例では、システム100は、1又はそれ以上の無線通信リンク、例えば無線チャネル、IRチャネル、RFチャネル、ワイヤレス・フィデリティ(WiFi)チャネル等にわたってコンテンツ、データ、情報及び/又は信号をやり取りすることができる1又はそれ以上の無線通信装置、例えば無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138を含む無線エリアネットワーク及び/又は基本サービスセット(BSS)を有してよい。システム100の1又はそれ以上の要素は、任意に、如何なる適切な有線通信リンクわたっても通信可能であってよい。
【0015】
幾つかの実施例では、無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138は、例えば、PC、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバーコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、PDA装置、ハンドヘルドPDA装置、オンボード装置、オフボード装置、ハイブリッド装置(例えば、携帯電話機能をPDA装置機能と組み合わせたもの)、コンシューマ装置、車用装置、非車用装置、モバイル又はポータブル装置、非モバイル又は非ポータブル装置、携帯電話機、PCS装置、無線通信装置を組み込むPDA装置、モバイル又はポータブルGPS装置、DVB装置、比較的小さいコンピュータ装置、非デスクトップコンピュータ、キャリー・スモール・ライブ・ラージ(Carry Small Live Large)(CSLL)装置、ウルトラモバイル装置(UMD)、ウルトラモバイルPC(UMPC)、モバイルインターネット装置(MID)、オリガミ(Origami)装置又はコンピュータ装置、ダイナミカリ・コンポーザブル・コンピューティング(Dynamically Composable Computing)(DCC)をサポートする装置、コンテキストアウェア(context-aware)装置、ビデオ装置、オーディオ装置、A/V装置、STB、BDプレイヤー、BDレコーダ、DVDプレイヤー、HD−DVDプレイヤー、DVDレコーダ、HD−DVDレコーダ、PVR、放送HD受信機、ビデオソース、オーディオソース、ビデオシンク、オーディオシンク、ステレオチューナ、放送無線受信機、フラットパネルディスプレイ、PMP、DVC、デジタルオーディプレイヤー、スピーカ、オーディオ受信機、ゲーム装置、オーディオ増幅器、データソース、データシンク、DSC、メディアプレイヤー、スマートフォン、テレビ受像機、音楽プレイヤー等を有してよい。
【0016】
幾つかの実施例では、無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138は、例えば以下で記載されるように、システム100の他の無線通信装置と通信するよう無線通信ユニット108を有してよい。無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138は、例えば、プロセッサ120、入力ユニット112、出力ユニット114、メモリユニット118、及び記憶ユニット116の1又はそれ以上を更に有してよい。無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138は、任意に、他の適切なハードウェア構成要素及び/又はソフトウェア構成要素を有してよい。
【0017】
幾つかの実施例では、無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138の構成要素の一部又は全ては、共通の筐体又はパッケージングに収容されてよく、1又はそれ以上の有線又は無線リンクにより相互接続され又は任意に関連付けられてよい。他の実施形態では、無線通信装置102、144、146、148、134、136及び/又は138の構成要素は、複数の又は別々の装置の間で分配されてよい。
【0018】
プロセッサ120は、例えば、中央演算処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、1又はそれ以上のプロセッサコア、単一コアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、多重コアプロセッサ、マイクロプロセッサ、ホストプロセッサ、コントローラ、複数のプロセッサ又はコントローラ、チップ、マイクロチップ、1又はそれ以上の回路、回路構成、論理ユニット、集積回路(IC)、特定用途向けIC(ASIC)、あるいは、何らかの他の適切な多目的又は特定プロセッサ又はコントローラを有する。プロセッサ120は、例えば、無線通信装置102のオペレーティングシステム(OS)の、及び/又は1若しくはそれ以上の適切なアプリケーションの命令を実行する。
【0019】
入力ユニット112は、例えば、キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、トラックボール、スタイラス、マイクロフォン、又は他の適切な指示装置若しくは入力装置を有する。
【0020】
出力ユニット114は、例えば、モニタ、スクリーン、フラットパネルディスプレイ、陰極線管(CRT)ディスプレイユニット、液晶ディスプレイ(LCD)ユニット、プラズマディスプレイユニット、1若しくはそれ以上のオーディオスピーカ若しくはイヤフォン、又は他の適切な出力装置を有する。
【0021】
メモリユニット118は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、キャッシュメモリ、バッファ、ショートターム・メモリユニット、ロングターム・メモリユニット、又は他の適切なメモリユニットを有する。記憶ユニット116は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)ドライブ、ROMドライブ、DVDドライブ、又は他の適切なリムーバブル若しくは非リムーバブル記憶ユニットを有する。メモリユニット118及び/又は記憶ユニット116は、例えば、無線通信装置102によって処理されるデータを記憶してよい。
【0022】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば、無線通信信号、RF信号、フレーム、ブロック、伝送ストリーム、パケット、メッセージ、データアイテム、及び/又はデータを送信及び/又は受信することができる1又はそれ以上の無線送信機、受信機及び/又はトランシーバを有する。例えば、無線通信ユニット108は、無線ネットワークインターフェースカード(NIC)等を有しても、又はその一部として実施されてもよい。
【0023】
無線通信ユニット108は、1若しくはそれ以上のアンテナ又はアンテナ110の1若しくはそれ以上の組を有しても、あるいは、それらと結合されてもよい。アンテナ110は、例えば、内部及び/又は外部RFアンテナ、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、無指向性アンテナ、終端給電(end fed)アンテナ、円偏波アンテナ、マイクロストリップアンテナ、ダイバーシティアンテナ、あるいは、無線通信信号、ブロック、フレーム、伝送ストリーム、パケット、メッセージ及び/又はデータを送信及び/又は受信するのに適した他のタイプのアンテナを有してよい。
【0024】
幾つかの実施例では、システム100の無線通信装置のうち少なくとも1つ、例えば無線通信装置102は、例えばIEEE802.11及び/又はWGA規格によって定義されるような、アクセスポイント(AP)、コントロールポイント(CP)、基地局(BS)又は何らかのコーディネータ若しくはコントローラの機能を実行してよい。
【0025】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、システム100の2又はそれ以上の他の装置へ伝送を同時に送信し、且つ/あるいは、システム100の2又はそれ以上の他の装置から伝送を同時に受信する能力を有してよい。
【0026】
幾つかの実施形態において、無線通信ユニット108は、空間分割多重アクセス(SDMA)通信を実行する能力を有してよい。例えば、無線通信ユニット108は、アンテナ100を介して略同時に異なった信号を送信することによってダウンリンクSDMA伝送を送信してよく、これにより、結合された送信信号は、同じ周波数で実質的に異なった方向において送信される、システム100の2又はそれ以上の他の通信装置によって受信されるよう意図された異なった信号を生じさせる。
【0027】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、システム100の2又はそれ以上の他の装置からの異なった信号を含むアップリンクSDMS伝送を受信してよい。
【0028】
2若しくはそれ以上の異なった無線通信装置への送信及び/又は2若しくはそれ以上の無線通信装置からの受信を参照して本願で使用される語「略同時に」は、2又はそれ以上の伝送を送信及び/又は受信することに言及してよく、夫々の送信及び/又は受信の少なくとも一部は同時に起こるが、異なった送信及び/又は受信が同時に開始及び/又は終了しなければならないことを(そうであったとしても)示唆するわけではない。
【0029】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば以下で詳細に記載されるように、システム100の複数の無線通信装置の少なくとも1つのグループ、例えばグループ130及び/又は140と通信してよい。
【0030】
幾つかの実施例では、グループ140は、無線通信ユニット108との同時のダウンリンク及び/又はアップリンク無線通信に適したシステム100の第1の複数の無線通信装置、例えば無線通信装置144、146及び/又は148を有してよく、且つ/あるいは、グループ130は、無線通信ユニット108との同時のダウンリンク及び/又はアップリンク無線通信に適したシステム100の第2の複数の無線通信装置、例えば無線通信装置134、136及び/又は138を有してよい。例えば、グループ130及び/又は140は、例えば以下で記載されるように、無線通信ユニット108との単方向(例えば、装置102へのアップリンク方向及び/又は装置102からのダウンリンク方向における)及び/又は双方向のSDMA通信に適した装置のSDMAグループを有してよい。
【0031】
幾つかの実施例では、グループ130及び/又は140の無線通信装置は、何らかの適切な基準(例えば、1又はそれ以上のトラフィック仕様(traffic-specification)(TSPEC)要件(例えば、クオリティ・オブ・サービス(QoS)要件、バンド幅要件、トラフィックパターン要件、等)、且つ/あるいは、何らかの他の適切な要件及び/又はパラメータ)に従って、例えば無線通信ユニット108によって、まとめられてよい。
【0032】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、アド・トラフィック・ストリーム(Add Traffic Stream)(ADDTS)リクエストフレームの一部として無線通信装置144、146、148、134、136及び/又は138に対応するTSPEC情報を受信する能力を有してよい。無線通信装置から受信されるADDTSフレームは、無線通信装置に対応するTSPEC情報を含む適切なTSPEC情報エレメント(IE)及び/又はフィールドを含んでよい。他の実施形態では、無線通信ユニット108は、何らかの他の適切なフレーム及び/又は通信として且つ/あるいは何らかの他の適切なフォーマットにおいて、TSPEC情報を受信してよい。
【0033】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108によって受信される無線通信装置に対応するTSPEC情報は、その無線通信装置と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報を含んでよい。無線通信装置に対応するTSPEC情報は、例えば、トラフィックフローのトラフィックパターン、トラフィックフローのクオリティ・オブ・サービス(QoS)、且つ/あるいは、トラフィックフローの何らかの他の一連の要件、パラメータ、特性及び/又は期待値を含んでよい。例えば、無線通信ユニット108は、無線通信装置144と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報(例えば、トラフィックパターン及び/又はQoS)を含む無線通信装置144からの第1のADDTSフレーム、無線通信装置146と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報(例えば、トラフィックパターン及び/又はQoS)を含む無線通信装置146からの第2のADDTSフレーム、無線通信装置148と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報(例えば、トラフィックパターン及び/又はQoS)を含む無線通信装置148からの第3のADDTSフレーム、無線通信装置134と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報(例えば、トラフィックパターン及び/又はQoS)を含む無線通信装置134からの第4のADDTSフレーム、無線通信装置136と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報(例えば、トラフィックパターン及び/又はQoS)を含む無線通信装置136からの第5のADDTSフレーム、及び/又は無線通信装置138と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローを定義するトラフィックフロー情報(例えば、トラフィックパターン及び/又はQoS)を含む無線通信装置138からの第6のADDTSフレームを受信してよい。
【0034】
幾つかの実施例では、無線通信装置から無線通信ユニット108によって受信されるTSPEC情報は、その無線通信装置と無線通信ユニット108との間のトラフィックフローの方向性を含んでよい。トラフィックフローの方向性は、例えば、トラフィックフローのトラフィックパターンに基づき決定されてよい。例えば、トラフィックフローの方向性は、例えば無線通信装置から無線通信ユニット108へのアップリンク送信を含むアップリンクトラフィックフロー、例えば無線通信ユニット108から無線通信装置へのダウンリンク送信を含むダウンリンクトラフィックフロー、又は例えばアップリンク送信及びダウンリンク送信を含む双方向トラフィックフローを有してよい。
【0035】
幾つかの実施例では、トラフィックフローのQoSは、例えば、あるレベルの性能を保証するトラフィックフローの優先タイプを表すQoSパラメータを有してよい。トラフィックフローの優先タイプは、例えば、所定の優先タイプの組から選択されてよい。一例において、トラフィックフローのQoSは、例えば802.11標準及び/又は何らかの他の適切な標準によって定義されるような4つの所定の優先タイプ(例えば、ビデオ優先タイプ、オーディオ(音声)優先タイプ、ベストエフォート優先タイプ、及びバックグラウンド優先タイプ)の組から選択されてよい。
【0036】
幾つかの実施例では、無線通信装置に対応するトラフィックフローは、例えばトラフィックフローがビデオ及び/又は音声データを含む時間依存のトラフィックフローを含む場合には、等時性トラフィックフローとして、及び/又は、例えばトラフィックフローが時間に依存しない場合(例えば、トラフィックフローがビデオ又は音声データを含まない場合)には、非同期性トラフィックフローとして分類されてよい。
【0037】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、無線通信装置144、146及び/又は148を、無線通信装置144、146及び/又は148に対応するトラフィックフローの分類及び/又は方向性に基づき、例えばグループ140を含む1又はそれ以上のグループに割り当て、且つ/あるいは、無線通信装置134、136及び/又は138を、無線通信装置134、136及び/又は138に対応するトラフィックフローの分類及び/又は方向性に基づき、例えばグループ130を含む1又はそれ以上のグループに割り当ててよい。
【0038】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、無線通信装置134、136、138、144、146及び/又は148を、アップリンク等時性グループ、ダウンリンク等時性グループ、双方向等時性グループ、及び/又は双方向非同期性グループに割り当ててよい。他の実施形態では、無線通信ユニット108は、無線通信装置134、136、138、144、146及び/又は148を何らかの他の適切なグループに割り当ててよい。
【0039】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、無線通信装置134、136、138、144、146及び/又は148の1つを、例えば、その無線通信装置に対応するTSPEC情報がビデオ及び音声データのうち少なくとも一方を含むアップリンクトラフィックパターンを表す場合には、アップリンク等時性グループに割り当ててよく、その無線通信装置に対応するTSPEC情報がビデオ及び音声データのうち少なくとも一方を含むダウンリンクトラフィックパターンを表す場合には、ダウンリンク等時性グループに割り当ててよく、その無線通信装置に対応するTSPEC情報がビデオ及び音声データのうち少なくとも一方を含む双方向トラフィックパターンを表す場合には、双方向等時性グループに割り当ててよく、且つ/あるいは、その無線通信装置に対応するTSPEC情報が他のトラフィックパターンを表す場合には、双方向非同期性グループに割り当ててよい。
【0040】
幾つかの実施形態が、無線通信装置をその無線通信装置に対応するTSPEC情報に基づきグループに割り当てることを参照して、本願において記載されているが、他の実施形態は、何らかの他の適切な基準に基づきグループに割り当てられる1又はそれ以上の無線通信装置を含んでよい。
【0041】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、無線通信装置144、146及び148をグループ140に割り当て、グループ140を定義する及び/又はグループ140に関する適切なグループ割当情報を無線通信装置144、146及び148に提供し、且つ/あるいは、無線通信装置134、136及び138をグループ130に割り当て、グループ130を定義する及び/又はグループ130に関する適切なグループ割当情報を無線通信装置134、136及び138に提供してよい。
【0042】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、グループ140及び/又は130に夫々の無線通信アドレス(「グループアドレス」又は「マルチキャストアドレス」とも呼ばれる。)を割り当ててよい。グループ140及び/又は130の夫々に割り当てられるグループアドレスは、例えば、適切なメディアアクセスコントロール(MAC)アドレス又はマルチキャストアドレスを有してよく、例えば、システム100、及び/又は無線通信ユニット108によって制御及び/又は管理される基本サービスセット(BSS)内で、一意に割り当てられてよい。
【0043】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば、何らかの適切な伝送、フレーム及び/又はパケットを用いることによって、グループ140に割り当てられたグループアドレスを無線通信装置144、146及び/又は148に知らせてよく、且つ/あるいは、グループ130に割り当てられたグループアドレスを無線通信装置134、136及び/又は138に知らせてよい。例えば、無線通信ユニット108は、無線通信装置144、146、148、134、136及び/又は138への1又はそれ以上のユニキャストフレーム、例えば、無線通信装置144へアドレッシングされる第1のグループ割り当てフレーム、無線通信装置146へアドレッシングされる第2のグループ割り当てフレーム、無線通信装置148へアドレッシングされる第3のグループ割り当てフレーム、無線通信装置134へアドレッシングされる第4のグループ割り当てフレーム、無線通信装置136へアドレッシングされる第5のグループ割り当てフレーム及び/又は無線通信装置138へアドレッシングされる第6のグループ割り当てフレームを送信してよい。第1、第2及び第3のグループ割り当てフレームは、例えばグループ140のグループアドレスを含んでよく、第4、第5及び第6のグループ割り当てフレームは、例えばグループ130のグループアドレスを含んでよい。
【0044】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば何らかの適切な基準に基づき例えば、無線通信装置144、146、148、134、136及び138が、例えば以下で記載されるように、重なり合わない時間期間の間に応答するように、どの順序で無線通信装置144、146、148、134、136及び/又は138が無線通信ユニット108からの伝送に応答すべきかを決定してよい。例えば、無線通信装置144、146、148をグループ140に割り当てた後、無線通信ユニット108は、無線通信ユニット108からの伝送後の第1オフセット時間に無線通信装置144が無線通信ユニット108からの伝送に応答し、無線通信ユニット108からの伝送後の第1オフセット時間よりも長い第2オフセット時間に無線通信装置146が無線通信ユニット108からの伝送に応答し、無線通信ユニット108からの伝送後の第2オフセット時間よりも長い第3オフセット時間に無線通信装置148が無線通信ユニット108からの伝送に応答することを決定してよい。第2及び第1のオフセット時間の間の差及び/又は第3及び第2のオフセット時間の間の差は、例えば、無線通信装置144、146及び148が重なり合わない期間の間に応答することを可能にするよう、少なくとも、無線通信装置144及び/又は146からの応答の存続期間に等しくなりうる。
【0045】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、必要とされる順序のインジケーションを、例えばグループ割り当てフレームに、例えば所定のフィールドの部分(デバイス関連付け識別子(Device Association Identifier)(AID)リストフィールド)として含めてよい。例えば、無線通信装置144、146及び148へ送信されるグループ割り当てフレームは、必要とされる順序に従って、無線通信装置144、146及び148を表す値を含んでよい。例えば、グループ割り当てフレームは、例えば、無線通信装置146が無線通信装置144からの応答よりも前に無線通信ユニット108に応答し、無線通信装置144が無線通信装置148からの応答よりも前に無線通信ユニット108に応答する場合に、例えばAIDリストフィールドにおいて、無線通信装置146のMACアドレスを表す値、それに続く無線通信装置144のMACアドレスを表す値、及びそれに続く無線通信装置148のMACアドレスを表す値を含んでよい。
【0046】
幾つかの実施例では、無線通信装置144、146及び/又は148は夫々、必要とされる順序のインジケーションに基づき、無線通信ユニット108に応答すべき順序を決定してよい。
【0047】
幾つかの実施例では、無線通信装置144、146及び/又は148は、例えば、無線通信ユニット108が応答を受信することができるように無線通信装置144、146及び/又は148が応答の送信をスケジューリングすることを可能にするために、無線通信ユニット108からの送信のデータレートに等しいデータレートで応答を送信してよい。
【0048】
他の実施形態では、無線通信装置144、146及び/又は148は、無線通信ユニット108との通信のために選択された所定のデータレートで応答を送信してよい。一例において、無線通信装置144、146及び/又は148は、システム100における通信のために実施されるデータレートの所定の組、例えば、802.11標準によって定義されるBSSBasicRateSet、から選択されるデータレートで応答を送信してよい。例えば、無線通信装置144、146及び/又は148は、無線通信ユニット108から受信された直前のフレームのレート以下であるBSSBasicRateSetの最も高いデータレートで、応答を送信してよい。
【0049】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば、グループ140を定義する及び/又はグループ140に関する情報を無線通信装置144、146及び/又は148に直接提供することなしに、且つ/あるいは、グループ130を定義する及び/又はグループ130に関する情報を無線通信装置134、136及び/又は138に直接提供することなしに、無線通信装置144、146及び/又は148をグループ140へ割り当て、無線通信装置134、136及び/又は138をグループ130へ割り当ててよい。この例に従って、無線通信ユニット108は、グループ140及び/又は130の無線通信装置へのダウンリンク伝送を同時に送信してよく、一方、例えば、グループ140及び/又は130の無線通信装置の1又はそれ以上が無線通信ユニット108へアップリンクSDMA伝送を送信することができず、且つ/あるいは、送信するよう求められない場合に、1又はそれ以上の無線通信装置は夫々、グループ140及び/又は130の他の無線通信装置への同時の送信に気付かなくてよい。例えば、無線通信ユニット108は、無線通信装置、例えば装置148へダウンリンクSDMA伝送を送信してよく、一方、無線通信装置148は、例えば、無線通信装置148が無線通信ユニット108へアップリンクSDMA伝送を送信することができず、且つ/あるいは、送信するよう求められない場合には、そのダウンリンク伝送がダウンリンク伝送であるという事実に気付かなくてよい。
【0050】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば、何らかの適切な電力管理スキーム(例えば、パワーセーブ・マルチポール(Power Save Multi-Poll)(PSMP)スキーム)等に従って、グループ130及び/又は140のグループ(「スケジューリングされたグループ」)の無線通信装置と無線通信ユニット108との間の同時のアップリンク及び/又はダウンリンク伝送をスケジューリングしてよい。
【0051】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、1又はそれ以上のアップリンク及びダウンリンク時間期間を定義する少なくとも1つのスケジューリングフレームを、例えば以下で記載されるように、スケジューリングされたグループの無線通信装置へ送信してよい。
【0052】
幾つかの実施例では、スケジューリングフレームは、何らかの適切な電力管理制御フレーム(例えば、PSMP起動フレーム)等を含んでよい。スケジューリングフレームは、例えば以下で記載されるように、無線通信ユニット108がスケジューリングされたグループの無線通信装置へ同時の伝送を送信することができる少なくとも1つのダウンリンク送信期間(例えば、PSMPダウンリンク送信(PSMP−DTT)期間)、及び/又は無線通信ユニット108がスケジューリングされたグループの無線通信装置から例えば順次に及び/又は同時にアップリンク通信を受信することができる少なくとも1つのアップリンク送信期間(例えば、PSMPアップリンク送信(PSMP−UTT)期間)をスケジューリングしてよい。
【0053】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、例えば、スケジューリングされたグループの1又はそれ以上の無線通信装置でパワーセーブ期間のスケジューリングを例えばダウンリンク及び/又はアップリンク送信間で管理するよう、電力管理スキームの一部としてスケジューリングフレームを使用してよい。例えば、無線通信ユニット108は、グループ140の無線通信装置に、1又はそれ以上のスケジューリングされたダウンリンク期間の間、グループ140の無線通信装置が無線通信ユニット108から通信を受信することができるパワーモード(例えば、レギュラーパワーモード)で動作するよう指示し、且つ/あるいは、グループ140の無線通信装置に、グループ140の無線通信装置が無線通信ユニット108へアップリンク伝送を送信することを可能にされる1又はそれ以上のアップリンク期間を知らせるスケジューリングフレームを、グループ140の無線通信装置へ送信してよい。一例において、無線通信ユニット108は、例えば何らかの適切な基準時間点を参照して5ミリ秒(ms)内に始まり、且つ10ms続くダウンリンク期間、及び/又は60ms内に始まり且つ20ms続くアップリンク期間を定義するスケジューリングフレームを、グループ140の無線通信装置へ送信してよい。この例に従って、無線通信装置144、146及び/又は148は、15秒から60秒の時間期間の間はパワーセーブモードに切り替わってよい。スケジューリングされたグループの1又はそれ以上の無線通信装置は、例えば、パワーセーブ期間の前又はその終了時に、レギュラーパワーモードに戻ってよい。
【0054】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108は、2又はそれ以上のグループ、例えばグループ130及び140に対応するアップリンク及び/又はダウンリンク期間をスケジューリングするよう、1又はそれ以上のスケジューリングフレームを送信してよい。一実施形態において、無線通信ユニット108は、グループ130及び140のために異なったアップリンク及び/又はダウンリンク期間をスケジューリングするよう、共通のスケジューリングフレームを送信してよい。例えば、スケジューリングフレームは、グループ130のためにスケジューリングされた第1のアップリンク及び/又はダウンリンク期間のインジケーションに関連付けられるグループ130のインジケーション(例えば、グループ130に割り当てられたグループアドレス)と、グループ140のためにスケジューリングされた第1のアップリンク及び/又はダウンリンク期間のインジケーションに関連付けられるグループ140のインジケーション(例えば、グループ140に割り当てられたグループアドレス)とを含んでよい。他の実施形態では、無線通信ユニット108は、異なったスケジューリングされた同時のダウンリンク及び/又はアップリンク期間の異なったグループを無線通信装置に知らせるよう、無線通信装置の異なったグループの無線通信装置へ異なったスケジューリングフレームを送信してよい。例えば、無線通信ユニット108は、グループ140のためのダウンリンク及び/又はアップリンク期間を定義するグループ140の無線通信装置144、146及び148への第1スケジューリングフレーム、及び/又はグループ130のためのダウンリンク及び/又はアップリンク期間を定義するグループ130の無線通信装置134、136及び138への第2スケジューリングフレームを送信してよい。
【0055】
ここで
図2を参照すると、幾つかの実施形態に従うPSMPフレーム200の構成要素が図式的に表されている。幾つかの実施形態において、フレーム200の1又はそれ以上の構成要素は、無線通信ユニット108(
図1)によって送信されるスケジューリングフレームの一部として、例えばPSMPスキームの一部として、含まれてよい。
【0056】
幾つかの実施例では、
図2に示される構成要素は、何らかの適切なフレーム、パケット及び/又は伝送の一部として、例えばPSMPフレームのデータ部分として、送信されてよい。
【0057】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、適切なSTA_INFORタイプフィールド202を含んでよい。
【0058】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、例えば何らかの適切な基準時間を参照してPSMP−DTT期間の開始の時間を示すよう、PSMPダウンリンク送信(PSMP−DTT)開始オフセットフィールド204を含んでよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、グループ140の無線通信装置144、146及び148(
図1)についてスケジューリングされた同時のPSMP−DTT期間が10msにおいて始まることを示す値を有するPSMP−DTT開始オフセットフィールド204を含むPSMPTフレーム200を無線通信装置144、146及び148へ送信してよい。
【0059】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、PSMP−DTT期間の存続期間を示すよう、PSMP−DTT存続期間フィールド206を含んでよい。例えば、PSMP−DTT存続期間フィールド206における6の値は、グループ140の無線通信装置144、146及び148(
図1)についてスケジューリングされたPSMP−DTTが6msの間続くことを示してよい。
【0060】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、少なくとも1つのPSMP−UTT期間の開始の時間を示すよう、少なくとも1つのアップリンク送信(PSMP−UTT)開始オフセットフィールド210を含んでよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、グループ140の無線通信装置144、146及び148(
図1)がアップリンクSDMA送信をサポートする場合に、無線通信装置144、146及び148からの送信のためのPSMP−UTT期間が10msにおいて始まることを示すPSMP−UTT開始オフセットフィールド210を含むPSMPフレーム200を無線通信装置144、146及び148へ送信してよい。代替的に、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば、無線通信装置144、146及び148(
図1)がアップリンクSDMA送信をサポートしない場合には、無線通信装置144、146及び148の夫々へ、例えば、無線通信装置144、146及び148の夫々が重なり合わない時間期間の間にPSMP−UTTを実行することができるように、異なったPSMP−UTT開始オフセット値を含むPSMPフレーム200を送信してよい。
【0061】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、少なくとも1つのPSMP−UTT期間の存続期間を示すよう、少なくとも1つのPSMP−UTT存続期間フィールド212を含んでよい。例えば、PSMP−UTT存続期間フィールド212における6の値は、PSMP−UTT期間が6msの間続くようスケジューリングされることを示してよい。
【0062】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、PSMPフレーム200を受信するよう意図される1又はそれ以上の無線通信装置を特定するよう、アドレスフィールド208(「受信機アドレスフィールド」とも呼ばれる。)を含んでよい。
【0063】
一実施形態において、フィールド208は、例えば、無線通信ユニット108(
図1)がブロードキャスト伝送の一部として無線通信装置のグループへフレーム200を送信する場合には、例えば上述されたように、スケジューリングされたグループへ割り当てられたグループアドレス又はマルチキャストアドレスに相当してよい。一例において、フィールド208は43ビットのサイズを有してよく、無線通信ユニット108(
図1)は、スケジューリングされたグループに割り当てられたグループMACアドレスの43ビット(例えば、43の最下位ビット(LSB))をフィールド208に含めてよい。
【0064】
他の実施形態では、PSMPグループアドレスID208は、例えば、無線通信ユニット108(
図1)がユニキャスト伝送の一部として単一の無線通信装置へフレーム200を送信する場合には、特定の無線通信装置、例えば、PSMPフレーム200を受信するよう意図された無線通信装置144のユニキャストアドレスに相当してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、無線通信装置144、146及び148(
図1)に夫々アドレッシングされたフレーム200を含む3つのユニキャスト伝送を送信してよい。
【0065】
他の実施形態では、PSMPフレーム200は、複数のグループに対応する複数のグループアドレス、例えば、グループ130及び140に夫々対応する2つのグループアドレスを含むIDフィールド208を含んでよい。この実施形態に従って、PSMPフレーム200は、複数のグループのうち第1のグループについてスケジューリングされた1又はそれ以上のPSMP DTT及び/又はUTT期間を定義するPSMP−DTT及び/又はPSMP−UTT値の第1の組、それに続く、複数のグループのうち第2のグループについてスケジューリングされた1又はそれ以上のPSMP DTT及び/又はUTT期間を定義するPSMP−DTT及び/又はPSMP−UTT値の第2の組、等を含んでよい。
【0066】
幾つかの実施例では、PSMPフレーム200は、何らかの適切な追加情報を含むよう、予備フィールドを含んでよい。
【0067】
幾つかの実施例では、フィールド210及び212は、例えば、スケジューリングされたグループの無線通信装置がアップリンクSDMA送信をサポートする場合に、スケジューリングされたグループの無線通信装置が同時にアップリンク送信を実行することができる共通のPSMP UTT期間を定義してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば無線通信装置144、146及び/又は148(
図1)がアップリンクSDMA送信をサポートする場合に、無線通信装置144、146及び/又は148(
図1)から無線通信ユニット108(
図1)への送信のためにスケジューリングされた少なくとも1つのPSMP−UTT期間を定義するフィールド210及び212を含むPSMPスケジューリングフレーム200を無線通信装置144、146及び/又は148へ送信してよい。
【0068】
幾つかの実施例では、フィールド210及び212は、例えば、スケジューリングされたグループの無線通信装置がアップリンクSDMA送信をサポートしない場合には、スケジューリングされたグループの無線通信装置がアップリンク送信を順次実行することができる複数のPSMP UTT期間を定義してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば、グループ130の無線通信装置134、136及び/又は138(
図1)がアップリンクSDMA送信をサポートしない場合に、複数のPSMP UTT期間がグループ130の無線通信装置134、136及び/又は138にスケジューリングされるべき順序を定義してよい。無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、例えばAIDリストフィールドを用いて、順序を定義してよい。無線通信ユニット108(
図1)は、例えばAIDリストに従って決定されたグループ130(
図1)の第1の装置による送信のためにスケジューリングされた第1のPSMP UTT期間の開始及び存続期間を定義するフィールド210及び212を含むPSMPスケジューリングフレーム200を無線通信装置134、136及び/又は138(
図1)へ送信してよい。例えばAIDリストに従ってグループ130の第2の装置による送信のためにスケジューリングされた第2のPSMP UTT期間は、第1のPSMP UTT期間の後に始まってよく、且つ、フィールド210によって示される存続間の間続いてよい。以降同様に続く。
【0069】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、スケジューリングされたグループの無線通信装置へPSMPフレーム200の構成要素の一部又は全てを送信してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば無線通信装置が無線通信ユニット108へのアップリンク送信を実行するようスケジューリングされていない場合に、PSMP−DTT開始オフセットフィールド204、PSMP−DTT存続期間フィールド206及びPSMPグループアドレス208を含むがフィールド210及び/又は212を含まないPSMPフレーム200を無線通信装置へ送信してよい。
【0070】
ここで
図3を参照すると、幾つかの実施例に従って、無線通信装置(例えば、無線通信装置102(
図1)及び/又は無線通信ユニット108(
図1))と他の無線通信装置の1又はそれ以上のグループ(例えば、グループ140及び/又は130(
図1))との間の送信のシーケンス300が図式的に表されている。
【0071】
図3に示されるように、タイムライン304は無線通信装置(例えば、無線通信ユニット108(
図1))による送信を含み、タイムライン306は第1のグループの第1の無線通信装置(例えば、グループ140の無線通信装置144(
図1))による送信を含み、タイムライン308は、第1のグループの第2の無線通信装置(例えば、グループ140の無線通信装置146(
図1))による送信を含み、タイムライン310は、第2のグループの第1の無線通信装置(例えば、グループ130の無線通信装置134(
図1))による送信を含み、タイムライン312は、第2のグループの第2の無線通信装置(例えば、グループ130の無線通信装置136(
図1))による送信を含む。
【0072】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、少なくとも1つの同時のダウンリンク送信期間313及び/又は少なくとも1つのアップリンク送信期間315を第1のグループの無線通信装置についてスケジューリングするよう、第1のPSMPスケジューリングフレーム320を第1のグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ送信してよい。幾つかの実施形態に従って、PSMPフレーム320は、PSMPフレーム200(
図2)の構成要素の一部又は全てを含んでよい。
【0073】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、期間313の間、ダウンリンク伝送322を第1のグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ同時に送信してよい。例えば、ダウリンク伝送322は、ダウンリンクSDMA伝送の形で送信されてよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、2又はそれ以上の異なったダウンリンク伝送322を第1のグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ、例えば、無線通信装置144、146及び148(
図1)のうち2又はそれ以上へ、同時に送信してよい。
【0074】
幾つかの実施例では、第1のグループの2又はそれ以上の無線通信装置は、期間315の間、夫々、アップリンク伝送328及び330を無線通信ユニット108(
図1)へ同時に送信してよい。例えば、伝送328及び330は、アップリンクSDMA伝送の形で送信されてよい。
【0075】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば、グループ(例えば、第2のグループ)の2又はそれ以上の無線通信装置がアップリンクSDMA送信をサポートしない場合に、それらの2又はそれ以上の無線通信装置がアップリンク伝送を無線通信ユニット108へ順次送信することができる1又はそれ以上の順次的なアップリンク送信期間をスケジューリングしてよい。
【0076】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、少なくとも1つの同時のダウンリンク送信期間317及び/又はアップリンク送信期間319及び/又は321を第2のグループの無線通信装置についてスケジューリングするよう、第2のPSMPスケジューリングフレーム324を第2のグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ送信してよい。幾つかの実施形態に従って、PSMPフレーム324は、PSMPフレーム200(
図2)の構成要素の一部又は全てを含んでよい。
【0077】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、期間317の間、ダウンリンク伝送326を第2のグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ同時に送信してよい。例えば、ダウンリンク伝送326は、ダウンリンクSDMA伝送の形で送信されてよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、2又はそれ以上の異なったダウンリンク伝送326を第2のグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ、例えば、無線通信装置134、136及び138(
図1)のうち2又はそれ以上へ、同時に送信してよい。
【0078】
幾つかの実施例では、第2のグループの2又はそれ以上の無線通信装置、例えば、グループ130の無線通信装置134及び/又は136(
図1)は、夫々、重なり合わない時間期間319及び321の間、アップリンクSDMA伝送332及び334を無線通信ユニット108(
図1)へ送信してよい。
【0079】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば、他の通信が予備時間期間の間に実行されないことを確かにするよう、少なくともスケジューリングフレームの伝送期間並びにスケジューリングされたアップリンク及び/又はダウンリンク伝送期間を含む時間期間(「予備時間期間」)の間、無線通信媒体をリザーブしてよい。
【0080】
幾つかの実施例では、無線通信ユニット108(
図1)は、少なくとも1つの送信要求(Request-To-Send)(RTS)パケット301を、例えばフレーム320を送信する前に、スケジューリングされたグループ(例えば、グループ140(
図1))の1又はそれ以上の無線通信装置へ送信することによって、無線通信媒体をリザーブしてよい。RTSパケット301は、リザーブされる時間期間に対応する存続期間値を含んでよい。例えば、RTSパケットの存続期間フィールドは、フレーム320の送信期間並びに期間313及び315を含む時間期間を表す値を含むよう、無線通信ユニット108(
図1)によって設定されてよい。無線通信ユニット108(
図1)は、例えばRTSパケット301に応答して、スケジューリングされたグループの無線通信装置のうち少なくとも1つから少なくとも1つの送信可能通知(Clear-to-Send)(CTS)パケットを受信してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、無線通信装置134及び/又は136(
図1)から夫々CTSパケット303及び/又は305を受信してよい。
図3に示されるように、一実施形態において、無線通信ユニット108(
図1)は、例えばアップリンクSDMA伝送の一部として、CTSパケット303及び/又は305を同時に受信してよい。他の実施形態では、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、例えばAIDリストによって定義された順序で、CTSパケット303及び/又は305を順次受信してよい。
【0081】
図4を参照すると、幾つかの実施形態に従って、無線通信装置のグループとの通信をスケジューリングする方法が図式的に表されている。
【0082】
幾つかの実施例では、
図4の方法の動作のうち1又はそれ以上は、無線通信装置(例えば、無線通信装置102(
図1))、無線通信ユニット(例えば、無線通信ユニット108(
図1))及び/又はネットワーク内の送信を協調させることができるいずれかの他の無線通信装置によって、実行されてよい。
【0083】
ブロック402で示されるように、方法は、無線通信装置を少なくとも1つのグループへ割り当てるステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、無線通信装置144、146及び/又は148(
図1)をグループ140へ、且つ/あるいは、無線通信装置134、136及び/又は138(
図1)をグループ130へ割り当ててよい。
【0084】
ブロック420で示されるように、無線通信装置を少なくとも1つのグループへ割り当てるステップは、その無線通信装置に対応するTSPEC情報に基づき無線通信装置を割り当てるステップを含んでよい。例えば上述されたように、無線通信装置144、146及び/又は148は、無線通信装置144、146及び/又は148に対応するTSPEC情報に基づきグループ140へ割り当てられ、無線通信装置134、136及び/又は138は、無線通信装置134、136及び/又は138に対応するTSPEC情報に基づきグループ130へ割り当てられる。
【0085】
ブロック422で示されるように、方法は、グループに対応する情報を、そのグループに割り当てられる無線通信装置へ供給するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、1又はそれ以上の割り当てフレームを無線通信装置134、136、138、144、146及び/又は148(
図1)へ送信してよい。
【0086】
ブロック404で示されるように、方法は、スケジューリングされたグループの無線通信装置との通信のために1又はそれ以上の通信期間をスケジューリングするステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、グループ130(
図1)のための1若しくはそれ以上のPSMP−DTT及び/又はPSMP−UTT期間、及び/又はグループ140(
図1)のための1若しくはそれ以上のPSMP−DTT及び/又はPSMP−UTT期間をスケジューリングしてよい。
【0087】
ブロック424で示されるように、通信期間をスケジューリングするステップは、通信期間に対応する存続期間の間無線通信媒体をリザーブするステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、スケジューリングされたグループの少なくとも1つの無線通信装置へRTSパケット301(
図3)を送信し、且つ/あるいは、スケジューリングされたグループの1又はそれ以上の無線通信装置からCTSパケット303及び/又は305(
図3)を受信してよい。
【0088】
ブロック410で示されるように、通信期間をスケジューリングするステップは、少なくとも1つのスケジューリングフレームをスケジューリングされたグループへ送信するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、グループ130(
図1)について通信期間をスケジューリングするよう、グループ130の1又はそれ以上の無線通信装置へPSMPスケジューリングフレーム200(
図2)を送信してよい。
【0089】
ブロック426で示されるように、スケジューリングフレームを送信するステップは、スケジューリングされたグループのインジケーションを送信するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、グループ130(
図1)へ割り当てられたグループアドレスを含むPSMPフレーム200(
図2)を送信してよい。
【0090】
ブロック428で示されるように、スケジューリングフレームを送信するステップは、少なくとも1つのダウンリンク期間、例えば、SDMAダウンリンク送信期間のインジケーションを送信するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、少なくとも1つのPSMP−DTT期間を定義する値を含むPSMP−DTT存続期間フィールド及び/又はPSMP−DTT開始オフセットフィールドを含むフレーム200(
図1)を送信してよい。
【0091】
ブロック430で示されるように、スケジューリングフレームを送信するステップは、少なくとも1つのアップリンク期間のインジケーションを送信するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、少なくとも1つのPSMP−UTT期間を定義する値を含むPSMP−UTT存続期間フィールド及び/又はPSMP開始オフセットフィールドを含むフレーム200(
図2)を送信してよい。
【0092】
ブロック412で示されるように、方法は、スケジューリングされた通信期間の1又はそれ以上の間に通信を行うステップを有してよい。
【0093】
ブロック432で示されるように、スケジューリングされた通信期間の1又はそれ以上の間に通信を行うステップは、ダウンリンク期間の間、無線通信ユニットからスケジューリングされたグループの2又はそれ以上の夫々の無線通信装置へ2又はそれ以上の異なった無線通信伝送を同時に送信するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、異なったダウンリンク伝送320(
図3)をスケジューリングされたグループの2又はそれ以上の無線通信装置へ同時に送信してよい。
【0094】
ブロック434で示されるように、スケジューリングされた通信期間の1又はそれ以上の間に通信を行うステップは、アップリンク期間の間に無線通信伝送を受信するステップを有してよい。例えば、無線通信ユニット108(
図1)は、例えば上述されたように、スケジューリングされたグループの2又はそれ以上の無線通信装置から同時のアップリンク伝送328及び330(
図3)並びに/又は順次的なアップリンク伝送332及び334(
図3)を受信してよい。
【0095】
図5を参照すると、幾つかの実施形態に従う製品500が図式的に表されている。製品500は、例えば、無線通信ユニット108(
図1)及び/又は無線通信装置102(
図1)の機能の少なくとも一部を実行するために且つ/あるいは
図4の方法の1又はそれ以上の動作を実行するために使用されるロジック504を記憶するよう、機械により読出可能な記憶媒体502を有してよい。
【0096】
幾つかの実施例では、製品500及び/又は機械読出可能な記憶媒体502は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、リムーバブル又は非リムーバブルメモリ、消去可能又は消去不可能メモリ、書込可能又は書換可能メモリ等を含む、データを記憶可能な1又はそれ以上のタイプのコンピュータ可読記憶媒体を有してよい。例えば、機械読出可能な記憶媒体502は、RAM、DRAM、ダブルデータレート(Double-Data-Rate)DRAM(DDR−DRAM)、SDRAM、静的RAM(SRAM)、ROM、プログラム可能ROM(PROM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能ROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、書込可能コンパクトディスク(CD−R)、書換可能コンパクトディスク(CD−RW)、フラッシュメモリ(例えば、NOR又はNANDフラッシュメモリ)、内容アドレスメモリ(content addressable memory)(CAM)、ポリマーメモリ、相変化メモリ、強誘電体メモリ、SONOS(silicon-oxide-nitride-oxide-silicon)メモリ、ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードドライブ、光ディスク、磁気ディスク、カード、磁気カード、光カード、テープ、カセット等を有してよい。コンピュータ可読記憶媒体は、通リンク(例えば、モデム、無線又はネットワーク接続)を介して搬送波又は他の伝播媒体において具現されるデータ信号によって搬送される、遠隔のコンピュータから要求元のコンピュータへのコンピュータプログラムのダウンロード又は送信と関係がある如何なる適切な媒体も有してよい。
【0097】
幾つかの実施例では、ロジック504は、機械によって実行される場合にその機械に本願で記載される方法、処理及び/又は動作を実行させる命令、データ及び/又はコードを有してよい。機械は、例えば、あらゆる適切な処理プラットフォーム、コンピュータプラットフォーム、コンピュータ装置、処理装置、コンピュータシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ等を有してよく、且つ、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア等のあらゆる適切な組み合わせにより実施されてよい。
【0098】
幾つかの実施例では、ロジック504は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピュータコード、ワード、値、シンボル等を含んでよく、あるいは、そのようなものとして実施されてよい。命令は、ソースコード、コンパイル済みコード、解読済みコード、実行可能コード、静的コード、動的コード等のあらゆる適切なタイプのコードを有してよい。命令は、ある機能を実行するようプロセッサに命令するために、所定のコンピュータ言語、様式又はシンタックスに従って実施されてよい。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コード等のあらゆる適切な高度の、低度の、オブジェクト指向の、視覚的な、コンパイルされた及び/又は解読されたプログラム可能言語を用いて実施されてよい。
【0099】
1又はそれ以上の実施形態を参照して本願において記載される機能、動作、構成要素及び/又は特徴は組み合わされてよく、あるいは、1又はそれ以上の他の実施形態を参照して本願において記載される1又はそれ以上の他の機能、動作、構成要素及び/又は特徴と組み合わせて利用されてよい。また、その逆も同様である。
【0100】
本発明の特定の特徴が本願において例示及び記載されてきたが、多くの改良、置換、変更及び均等が当業者に想到可能である。よって、当然のことながら、添付の特許請求の範囲は、本発明の技術的範囲内にある全ての改良及び変更を網羅するよう意図される。