特許6141234IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

試料を触媒の存在下に反応させる触媒反応により生成する気相成分の分析に用いる気相成分分析装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、前記従来の気相成分分析装置では、前記反応生成物である気相成分を前記背圧弁で大気圧に減圧しているので、該気相成分をガスクロマトグラフィー用カラムに導入して分析するためには真空ポンプで吸引する必要があるという不都合がある。前記気相成分分析装置では、一般に、十分な分離性能を得ることができない場合には、前記ガスクロマトグラフィー用カラムを長くすることにより対応する。しかし、前記のように前記気相成分を真空ポンプで吸引する場合には、該気相成分を通すことができる該ガスクロマトグラフィー用カラムの長さに限りがあるため、前記ガスクロマトグラフィー用カラムを十分に長くすることができない。 一方、本出願人は、加熱装置とガスクロマトグラフ装置とを接続し、該加熱装置内で試料を加熱して生成した第1の気相成分混合物を反応の原料として該加熱装置内でさらに反応させ、生成した第2の気相成分混合物をガスクロマトグラフィー用カラムで分離し、分離された気相成分を質量分析装置で検出する気相成分分析装置を提案している(特開2000−28597号公報参照)。 そこで、前記公報記載の気相成分分析装置において、前記加熱装置内に前記触媒を配設する一方、該加熱装置に導入されるキャリアガスの圧力を所定の圧力に制御することが考えられる。このようにすれば、前記第1の気相成分混合物が、前記所定の圧力下に前記触媒と接触して前記第2の気相成分混合物を生成させることになり、該第2の気相成分混合物が生成する際の触媒反応の圧力依存性に関する知見をオンラインで得ることができるものと考えられる。 しかしながら、前記気相成分分析装置では、前記キャリアガスの圧力が前記所定の圧力のままでは、前記触媒反応により生成した前記第2の気相成分混合物を前記ガスクロマトグラフィー用カラムに導入したときに十分な分離性能を得ることができないことがあるという不都合がある。 本発明は、かかる不都合を解消して、前記触媒反応により生成した前記第2の気相成分混合物をオンラインで分析するときに、確実に優れた分離性能を得ることができる気相成分分析装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

かかる目的を達成するために、本発明は、試料を加熱して第1の気相成分混合物を生成する加熱装置と、該加熱装置内部に配設され該第1の気相成分混合物と接触して第2の気相成分混合物を生成させる触媒と、キャリアガスを該加熱装置に導入するキャリアガス導入手段と、該加熱装置に導入される該キャリアガスの圧力を所定の圧力に制御し、該圧力下に該第1の気相成分混合物を該触媒と接触させ該第2の気相成分混合物を生成させ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の気相成分分析装置の装置構成の一例を示すシステム構成図。

【図2】本発明の気相成分分析装置の装置構成の他の例を示すシステム構成図。

【図3】本発明の気相成分分析装置を用い、500〜4000kPaの圧力下に試料を多孔質触媒に接触させて生成した反応生成物のガスクロマトグラフィーによる分析例を示すクロマトグラム。

【図4】従来の気相成分分析装置を用い、70〜600kPaの圧力下に試料を多孔質触媒に接触させて生成した反応生成物のガスクロマトグラフィーによる分析例を示すクロマトグラム。

【図5】本発明の気相成分分析装置を用い、50〜580kPaの圧力下に試料を多孔質触媒に接触させて生成した反応生成物のガスクロマトグラフィーによる分析例を示すクロマトグラム。

【図6】図5に示す反応生成物について、反応圧力と生成量との関係を示すグラフ。

【図7】本発明の気相成分分析装置を用い、1000kPaの圧力下に試料を多孔質触媒に接触させて生成した反応生成物のガスクロマトグラフィーを行ったときに、(A)は気相成分混合物捕捉手段を用いなかった場合のクロマトグラム、(B)は気相成分混合物捕捉手段を用いた場合のクロマトグラム。

【図8】本発明の気相成分分析装置を用い、100kPaの圧力下に試料の発生熱分析を行ったときに、(A)は多孔質触媒に接触させなかった場合のサーモグラム、(B)は多孔質触媒に接触させた場合のサーモグラム。

【図9】本発明の気相成分分析装置を用い、800kPaの圧力下に試料の発生熱分析を行ったときに、(A)は多孔質触媒に接触させなかった場合のサーモグラム、(B)は多孔質触媒に接触させた場合のサーモグラム。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…気相成分分析装置、 2,3…加熱装置、 5…検出装置、 9…キャリアガス導管、 15…恒温槽、 15a…第1の恒温槽、 15b…第2の恒温槽、 18,24…第2の圧力制御手段、 20…第1の圧力制御手段、 22…カラム。

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