特許第6141531号(P6141531)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6141531
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】ソーラーストリング搬送用コンテナ
(51)【国際特許分類】
   B65D 88/12 20060101AFI20170529BHJP
   B65D 25/10 20060101ALI20170529BHJP
   B65B 23/20 20060101ALI20170529BHJP
   B65G 1/06 20060101ALI20170529BHJP
   B65G 67/08 20060101ALI20170529BHJP
   B65G 17/18 20060101ALI20170529BHJP
   B65D 88/68 20060101ALI20170529BHJP
【FI】
   B65D88/12 Z
   B65D25/10
   B65B23/20
   B65G1/06 511K
   B65G67/08
   B65G17/18 A
   B65D88/68 H
【請求項の数】10
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-529140(P2016-529140)
(86)(22)【出願日】2015年4月22日
(86)【国際出願番号】JP2015062228
(87)【国際公開番号】WO2015198703
(87)【国際公開日】20151230
【審査請求日】2016年12月28日
(31)【優先権主張番号】特願2014-130124(P2014-130124)
(32)【優先日】2014年6月25日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】508276121
【氏名又は名称】クリーンエナジーファクトリー株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】514107679
【氏名又は名称】MERS FORS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090985
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 幸雄
(72)【発明者】
【氏名】鎌田 宏之
【審査官】 二ッ谷 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−031198(JP,A)
【文献】 特開平08−024057(JP,A)
【文献】 特開平05−338758(JP,A)
【文献】 特開平11−081680(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 88/12
B65B 23/20
B65D 25/10
B65D 88/68
B65G 1/06
B65G 17/18
B65G 67/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のソーラーモジュールを支持フレームに固定して一体部品としたソーラーストリングを移送するためのソーラーストリング搬送用コンテナであって、
前記コンテナは、平面視が長方形をなす底板と、前記底板の長手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の長辺側面板と、前記底板の短手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の短辺側面板とで形成され、前記一対の長辺側面板と前記一対の短辺側面板で形成される上部開口をソーラーストリングの荷積み・荷下ろしのための開放部としたソーラーストリング収容部を有し、
前記ソーラーストリング収容部の内部には、前記一対の長辺側面板の内壁のそれぞれに沿って整列して設置された一対のソーラーストリング昇降手段の列が複数設けられており、
前記ソーラーストリング昇降手段は、前記底板側に設置された駆動部で駆動される駆動ギャー部と、前記上部開口側に設置された方向転換ギャー部の周りで可逆的に、かつ一対のソーラーストリング昇降手段の列が同期して周回する如く掛け渡された無端チェーン部材と、前記無端チェーン部材に固定されて、前記無端チェーン部材の周回の軌跡の外側にソーラーストリングの端縁の下面を載置するための突出部を有する複数のソーラーストリング載置手段と、前記ソーラーストリング載置手段の背面に固定されて、その下方に載置されたソーラーストリングの端縁上面を弾圧保持する衝撃吸収部材を具備し、
前記荷積み・荷下ろし時、前記ソーラーストリング昇降手段の最上位に位置して、前記ソーラーストリングを載置していない空のソーラーストリング載置手段と前記衝撃吸収部材は、前記チェーン部材の前記無端チェーン部材の周回移動により、前記ソーラーストリング昇降手段と前記長辺側面板の間に退避するごとく移動制御されることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項2】
請求項1に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記駆動ギャー部に前記駆動部からの駆動力を伝達する駆動シャフトと前記方向転換ギャー部を回転支持する支持シャフトは、前記コンテナの一対の長辺側面板の内壁のそれぞれに沿って設置された複数のソーラーストリング昇降手段の前記駆動ギャー部と前記方向転換ギャー部にそれぞれ共通に設けられていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項3】
請求項2に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記ソーラーストリング載置手段は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各ソーラーストリング載置手段を同一高さで共通に橋絡した単一部材であることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項4】
請求項2に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記衝撃吸収部材は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各ソーラーストリング載置手段を同一高さで共通に橋絡した単一部材であることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項5】
請求項2に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記ソーラーストリング載置手段は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各列を形成する各ソーラーストリング載置手段を同一高さで共通に橋絡した単一部材であり、
前記衝撃吸収部材は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各ソーラーストリング載置手段毎に個別に設けられていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項6】
請求項1に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記ソーラーストリング昇降手段の前記駆動部は、電動モーターを駆動源としていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項7】
請求項1に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記ソーラーストリング昇降手段の前記駆動部は、油圧を駆動源としていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項8】
請求項1に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記ソーラーストリング昇降手段の前記駆動部は、空気圧を駆動源としていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項9】
請求項1に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記コンテナには、前記一対の長辺側面板の内壁に沿って設置された前記一対のソーラーストリング昇降手段の列の一方と他方の列との間隔を、積載するソーラーストリングのサイズに応じて変更し固定する昇降手段列移動固定手段を備えていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【請求項10】
請求項9に記載のソーラーストリング搬送用コンテナにおいて、
前記昇降手段列移動固定手段は、前記一対のソーラーストリング昇降手段の列の一方の列のみを移動させる如く設置されていることを特徴とするソーラーストリング搬送用コンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多数の太陽光発電モジュールを直列に並べ一体化部品として組み立てたソーラーストリングを発電プラントのサイトに搬送し、発電サイトのフィ−ルドに配列された架台に載置してアレイ状に設置するためのソーラーストリング搬送用コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギー資源の多様化に伴い、太陽光を利用する太陽光発電が普及している。当初から、一般住宅の屋根に設置する程度の小規模発電が注目されているが、近年のエネルギー源不足やCOの排出抑制を背景として、1000KWを超える大規模な太陽光発電プラント(所謂、メガソーラー)の建設が盛んになっている。以下では、太陽光発電プラントの設置場所を「発電サイト」、発電サイトの立地を「フィ−ルド」、太陽発電パネル単体を「ソーラーモジュール」、複数モジュールを数枚乃至十数枚を直列に一体化して長尺のパネル状としたものを「ソーラーストリング」、多数の「ソーラーストリング」の並列配列を「ソーラーアレイ」とも称する。
【0003】
この種の太陽光発電プラントの建設は、複数枚のソーラーモジュールを平行ビームや枠状体のモジュール支持フレームで一体化してソーラーストリング(通称ソーラーパネル)とし、これを発電サイトに設けた架台にアレイ状に配列していた。このソーラーストリングの組立と設置作業は発電サイトで行なうのが一般的である(例えば、特許文献1)。また、工場でソーラーストリングの組立てを行い、これをコンテナに収容して発電サイトに輸送する方法も知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−81680号公報
【特許文献2】特開2014―31198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
メガソーラーでは、多数のソーラーストリングを発電サイトでアレイ状に配列して設置するが、このような発電サイトには数万枚乃至数十万枚のソーラーモジュールが設置される。一般住宅の屋根が発電サイトである場合は、特許文献1に記載されたような当該発電サイトでのソーラーモジュールの組立と配置をする方法が適していると考えられる。しかしながら、特に、大量のソーラーモジュールを設置するメガソーラーでは、発電サイトでのソーラーモジュールの組立作業(アッセンブル)、ソーラーモジュール間配線作業、ソーラーモジュールを組み立てたソーラーストリングの所定配列と固定の設置作業を全て発電サイトで行なうことは、それらの作業時間、作業員の安全性、天候などに影響される工期の不安定性、コスト等の各観点からも効率的とはいえない。
【0006】
また、一般的には工場でソーラーストリングを組み立てることはなく、モジュール工場から出荷されたソーラーモジュールを発電サイトで1枚づつ設置していくため作業効率はよくない。すなわち、ソーラーモジュールをコンテナ等に収容して発電サイトに運んでそのフィ−ルドに設けた架台に取り付ける方法では、発電サイトに届いたコンテナからのソーラーストリングを搬出し、架台までの移動、取り付け作業、ケーブリング作業を全て人力で行なうことになる。そのため、多数の作業員と長期間の工期を要し、作業員の安全性の確保も大きな課題となる。結果として、太陽光発電プラント(ソーラー発電施設)の建設に多額の費用がかかることになる。
【0007】
したがって、専門の工場で組み立てたソーラーストリングを発電サイトに搬送するために使用するコンテナには、ソーラーストリングを単に搬送するための機能だけでなく、組立工場でのソーラーストリングの積み込みと発電サイトでの荷下ろし作業の効率が良好であることと共に、搬送途上での衝撃等による破損等のダメージが及ばないような機能を具備することが要求される。
【0008】
上記特許文献2に開示されたコンテナでは、内部にパネルル(ソーラーストリング)を横断して載置するための多段のアームと、この多段のアームを支持し、該アームに載置したソーラーストリングをコンテナの荷下ろし位置である上部開口に順次上昇させるチェーン部材と、荷下ろしをした最上位のアームを上記上部開口から退避させるアーム方向転換手段と、上記チェーンを順次移動させるための弾性体とで構成された上昇装置を備えている。
【0009】
上記したコンテナでは、多段のアームのそれぞれにソーラーストリングを載置した状態で複数枚を順次荷積みして収容し、これをコンテナトラック(トレーラトラック)に乗せて発電サイトに移送している。発電サイトでは、多段アームの最上位のソーラーストリングをクレーンで吊り上げて荷下ろしをし、これを架台(ソーラーストリング設置台)に配置している。
【0010】
コンテナに設けたアームは、ソーラーストリングの底面を当該ソーラーストリングの長手方向と直角な方向で支持し、ソーラーストリングが荷下ろしされた後に上方に起立し、かつソーラーストリングの荷下ろし作業領域の範囲外に旋回して退避するようになっている。上昇装置には、このアームの起立と旋回のための複雑なアーム方向転換手段が設けられており、アーム方向転換のための作業空間を広くとっている。また、上記上昇装置は、チェーン部材の一端にコイルスプリングの引っ張りバネを備え、この引っ張りバネでソーラーストリング一枚分の重量の増減でチェーン部材を下降(荷積み時)させ、上昇(荷下ろし時)させることで、先入れ・後出し方式を採用した複雑な荷役機構を具備している。
【0011】
本発明の目的は、短い工期、作業の安全性の確保、低コスト、かつ移送過程でのソーラーストリングのダメージの回避を可能とした太陽光発電プラント施工法に好適なソーラーストリング搬送用コンテナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明は、ソーラーストリング搬送用コンテナにおけるソーラーストリングの荷積み・荷下ろし作業を容易にし、その作業空間を最小必要な領域に限定できる構造とした。本発明の構成例を以下に記述する。
【0013】
(1)複数のソーラーモジュールを支持フレームに固定して一体部品(ユニット)としたソーラーストリングを移送するためのソーラーストリング搬送用コンテナであって、
前記コンテナは、平面視が長方形をなす底板と、前記底板の長手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の長辺側面板と、前記底板の短手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の短辺側面板とで形成され、前記一対の長辺側面板と前記一対の短辺側面板で形成される上部開口をソーラーストリングの荷積み・荷下ろしのための開放部としたソーラーストリング収容部を有し、
前記ソーラーストリング収容部の内部には、前記一対の長辺側面板の内壁のそれぞれに沿って整列して設置された一対のソーラーストリング昇降手段の列が複数設けられており、
前記ソーラーストリング昇降手段は、前記底板側に設置された駆動部で駆動される駆動ギャー部と、前記上部開口側に設置された方向転換ギャー部の周りで可逆的に、かつ一対のソーラーストリング昇降手段の列が同期して周回する如く掛け渡された無端チェーン部材と、前記無端チェーン部材に固定されて、前記無端チェーン部材の周回の軌跡の外側にソーラーストリングの端縁の下面を載置するための突出部を有する複数のソーラーストリング載置手段と、前記ソーラーストリング載置手段の背面に固定されて、その下方に載置されたソーラーストリングの端縁上面を弾圧保持する衝撃吸収部材を具備し、
前記荷積み・荷下ろし時、前記ソーラーストリング昇降手段の最上位に位置して、前記ソーラーストリングを載置していない空のソーラーストリング載置手段と前記衝撃吸収部材は、前記チェーン部材の前記無端チェーン部材の周回移動により、前記ソーラーストリング昇降手段と前記長辺側面板の間に退避するごとく移動制御されることを特徴とする。
【0014】
(2)複数のソーラーモジュールを支持フレームに固定して一体部品(ユニット)としたソーラーストリングを移送するためのソーラーストリング搬送用コンテナであって、
前記コンテナは、平面視が長方形をなす底板と、前記底板の長手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の長辺側面板と、前記底板の短手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の短辺側面板とで形成され、前記一対の長辺側面板と前記一対の短辺側面板で形成される上部開口をソーラーストリングの荷積み・荷下ろしのための開放部としたソーラーストリング収容部を有し、
前記ソーラーストリング収容部の内部には、前記一対の長辺側面板の内壁のそれぞれに沿って整列して設置された一対のソーラーストリング昇降手段の列が複数設けられており、
前記ソーラーストリング昇降手段は、前記底板側に設置された駆動部で駆動される駆動ギャー部と、前記上部開口側に設置された方向転換ギャー部の周りで可逆的に、かつ一対のソーラーストリング昇降手段の列が同期して周回する如く掛け渡された無端チェーン部材と、前記無端チェーン部材に固定されて、前記無端チェーン部材の周回の軌跡の外側にソーラーストリングの端縁の下面を載置するための突出部を有する複数のソーラーストリング載置手段と、前記ソーラーストリング載置手段の背面に固定されて、その下方に載置されたソーラーストリングの端縁上面を弾圧保持する衝撃吸収部材を具備し、
前記駆動ギャー部に前記駆動部からの駆動力を伝達する駆動シャフトと前記方向転換ギャー部を回転支持する支持シャフトは、前記コンテナの一対の長辺側面板の内壁のそれぞれに沿って設置された複数のソーラーストリング昇降手段の前記駆動ギャー部と前記方向転換ギャー部にそれぞれ共通に設けられており、
前記荷積み・荷下ろし時、前記ソーラーストリング昇降手段の最上位に位置して、前記ソーラーストリングを載置していない空のソーラーストリング載置手段と前記衝撃吸収部材は、前記チェーン部材の前記周回移動により、前記ソーラーストリング昇降手段と前記長辺側面板の間に退避するごとく移動制御されることを特徴とする。
【0015】
(3)前記(2)において、前記ソーラーストリング載置手段は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各ソーラーストリング載置手段を同一高さで共通に橋絡した単一部材であることを特徴とする。
【0016】
(4)前記(2)において、前記衝撃吸収部材は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各ソーラーストリング載置手段を同一高さで共通に橋絡した単一部材であることを特徴とする。
【0017】
(5)前記(2)において、前記ソーラーストリング載置手段は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各列を形成する各ソーラーストリング載置手段を同一高さで共通に橋絡した単一部材であり、前記衝撃吸収部材は、前記複数のソーラーストリング昇降手段の各ソーラーストリング載置手段に毎に個別に設けられていることを特徴とする。
【0018】
(6)前記(1)において、前記ソーラーストリング昇降手段の前記駆動部は、電動モーターを駆動源としていることを特徴とする。
【0019】
(7)前記(1)において、前記ソーラーストリング昇降手段の前記駆動部は、油圧を駆動源としていることを特徴とする。
【0020】
(8)前記(1)において、前記ソーラーストリング昇降手段の前記駆動部は、空気圧を駆動源としていることを特徴とする。
【0021】
(9)前記(1)において、前記コンテナには、前記一対の長辺側面板の内壁に沿って設置された前記一対のソーラーストリング昇降手段の列の一方と他方の列との間隔を、積載するソーラーストリングのサイズに応じて変更し固定する昇降手段列移動固定手段を備えていることを特徴とする。
【0022】
(10)前記(9)において、前記昇降手段列移動固定手段は、前記一対のソーラーストリング昇降手段の列の一方の列のみを移動させる如く設置されていることを特徴とする。
【0023】
本発明は、上記の構成、後述する発明の詳細な説明に記載された技術思想を逸脱することなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナは、組立工場において、複数のソーラーストリングを支持フレームに固定し、ソーラーモジュール間配線などの付帯工事を施したソーラーストリングを発電サイトに移送するために用いる特殊なコンテナである。本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナは、上記した典型的な構成例とすることで、組立工場での荷積みと発電サイトでの荷下ろしとソーラーストリング配列設置作業を高効率で実行可能とし、発電サイト構築の低コスト化に資するものである。
【0025】
本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナで発電サイトに搬入した多数のソーラーストリングを、専用重機を用いて荷下ろしをし、フィールド(発電サイトの立地)に設けた多数の架台(ソーラーストリングの固定台)への固定作業時間についての現場シミュレーションによれば次のようになる。例えば、横寸法と縦のサイズがそれぞれ約1m×2mのソーラーモジュールを11枚用いて約2m×11mのソーラーストリングとしたものについて、上記発電サイトで作業する人的資源としては、専用のクレーンオペレータ1人(重機のドライバーを兼任)、架台への固定作業に4人配置した場合、一枚のソーラーストリングを架台に固定する時間は約2.5分となる。
【0026】
メガソーラーの構築では、発電サイト構築専用重機のクレーンを構成するアームのサービス範囲に含まれるソーラーストリングの数と発電サイト構築専用重機の移動および架台との距離測定に要する時間を含めても、大幅な作業時間の短縮が可能となる。その結果として、メガソーラーの建設コストを大きく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの概略構成を説明する斜視図である。
図2図1を矢印P方向から見た側面図である。
図3】本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの実施例1を説明する図2のAで示した部分とBで示した部分を拡大して示すソーラーストリング昇降手段の模式図である。
図4図3のソーラーストリング昇降手段の要部拡大図である。
図5】発電サイトにおけるソーラーストリング搬送用コンテナからソーラーストリングを荷下ろしする作業の説明図である。
図6】ソーラーストリング搬送用コンテナに設けたソーラーストリング昇降手段の荷下ろし作業を時系列で説明する模式図である。
図7】本発明のソーラーストリング搬送用コンテナで扱うソーラーストリングの一例を説明する模式図である。
図8図5に示した真空吸着手段の構成例を説明する斜視図である。
図9】真空吸着パッドの配置の説明図である。
図10】発電サイトで作業するための発電サイト構築専用重機の説明図である。
図11】本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの実施例2を説明するソーラーストリング昇降手段の要部拡大図である。
図12】本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの実施例2におけるソーラーストリング載置手段と衝撃吸収部材の無端チェーンへの取り付け構造の説明図である。
図13】本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの実施例3を説明するソーラーストリング昇降手段の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明を実施するための形態を、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0029】
図1は、本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの概略構成を説明する斜視図である。また、図2は、図1を矢印P方向から見た側面図である。そして、図3は、図2のAで示した部分とBで示した部分を拡大して示すソーラーストリング昇降手段の模式図である。そして、図4は、図3のソーラーストリング昇降手段の要部拡大図である。
【0030】
図1に示した本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナ4は、平面視が長方形をなす底板41と、前記底板41の隅に設けた柱体40で保持されて、該底板41の長手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の長辺側面板42(42a,42b)と、前記底板41の短手辺両端縁に植立して取り付けられた一対の短辺側面板43(43a,43b、43bは図示せず)とで形成され、前記一対の長辺側面板42(42a,42b)と前記一対の短辺側面板43(43a,43b)で形成される上部開口をソーラーストリングの荷積み・荷下ろしのための開放部としたたソーラーストリング収容部を有している。なお、この上部開口には、前記一対の長辺側面板42(42a,42b)の何れか一方側に回動して該上部開口を解放する蓋44(図5参照)が設けられている。この蓋44は前記上部開口から取り外す構成としてもよい。
【0031】
前記ソーラーストリング収容部の内部には、前記一対の長辺側面板42(42a,42b)の内壁のそれぞれに沿って整列し、底板41の幅方向に互いに対向して設置された複数のソーラーストリング昇降手段45の列(45a,45b)が設けられている。このソーラーストリング昇降手段45(45a,45b)は、前記底板41側に設置された駆動部47で駆動される駆動ギャー部47aと、前記上部開口側に設置された方向転換ギャー部47bの周りで周回する如く掛け渡された無端チェーン部材46を備えている。
【0032】
前記無端チェーン部材46に固定されて、前記無端チェーン部材の周回の軌跡の外側にソーラーストリングの端縁の下面を載置するための突出部46cを有する複数のソーラーストリング載置手段46aと、前記ソーラーストリング載置手段46aの上記突出部46cの背面に固定されて、その下方に載置されたソーラーストリング100の端縁上面を弾圧保持する衝撃吸収部材46bとを具備している。本実施例では、ソーラーストリング載置手段46aはスチールを含む鉄材、アルミ材、その他の金属材で成形したものであり、衝撃吸収部材46bはゴム材、合成樹脂などの弾性材で形成されている。ソーラーストリング載置手段46aは溶接等により無端チェーンに固定され、衝撃吸収部材46bは適宜の接着剤でソーラーストリング載置手段46aの背面(裏面)に固定される。
【0033】
前記荷積み・荷下ろし時には、前記ソーラーストリング昇降手段45の最上位に位置して、前記ソーラーストリング100を載置していない空のソーラーストリング載置手段46aと前記衝撃吸収部材46bは、図4に示したように、前記チェーン部材46の前記周回移動により、前記ソーラーストリング昇降手段45(45b)と前記長辺側面板42(図3では42b)の間に退避して次のソーラーストリング100の荷下ろしの支障にならないように移動制御される。図4中、符号46hはチェーン部材46に設けられたパーフォレーションで、このパーフォレーション46hは駆動ギヤー47aと方向転換ギヤー47bのスプロケットに噛み合うようになっている。また、図4中のX−X'線は方向転換ギヤー47bの回転軸の方向を示す。
【0034】
前記ソーラーストリング昇降手段45の前記駆動部47は、電動モーター、油圧、空気圧を駆動源とすることができる。前記駆動部47は一方の同一列の駆動ギヤーを共通の軸で結合し、他の同一列の駆動ギヤーを共通の軸で結合して、上記一方の駆動ギヤーと同期させて駆動するのが望ましい。
【0035】
前記コンテナ4には、前記一対の長辺側面板42(42a,42b)の内壁に沿って設置された前記一対のソーラーストリング昇降手段45(45a,45b)の列の一方の列45aと他方の列45bとの間隔を、積載するソーラーストリングのサイズに応じて変更し固定する昇降手段列移動固定手段48を備えている。この昇降手段列移動固定手段48は、前記一対のソーラーストリング昇降手段の列の一方(ここでは45b)のみをレール49上で移動させる如く設置されている。図3における矢印Dの移動距離は、移送対象となるソーラーストリングの幅に対応するように設定される。
【0036】
図5は、発電サイトにおけるソーラーストリング搬送用コンテナからソーラーストリングを荷下ろしする作業の説明図である。また、図6は、ソーラーストリング搬送用コンテナに設けたソーラーストリング昇降手段の荷下ろし作業を時系列で説明する模式図である。図5において、発電サイトに到着し、特殊重機(発電サイト構築用重機)に移載したソーラーストリング搬送用コンテナは、その蓋44を開いて上部開口を露呈させる(A)。蓋44は長辺側面板に並べて保持するか、コンテナから除去する。
【0037】
上部開口の最上部に積層されているソーラーストリング100(1)を、図示しないソーラーストリング専用クレーンのヘッドに取り付けた真空吸着手段60で吊り上げて架台に配置する(B)。ソーラーストリング昇降手段により、上部開口の最上部に次のソーラーストリング100(2)が上昇する(C)。ソーラーストリング100(2)を真空吸着手段60で吊り上げて架台に配置する(D)。以下、これをソーラーストリング100(n)まで順次繰り返してすべてのソーラーストリングの荷下ろしと架台への配置を行う。
【0038】
ソーラーストリング100の荷下ろし作業におけるソーラーストリング昇降動作を図6により説明する。図6の(a)に示したように、前記図5(A)の状態にある最上部のソーラーストリング100(1)を図5(B)のように吊り上げて荷下ろしする。その状態を図6の(b)に示す。ソーラーストリング100(1)が無端チェーン46から吊り上げられたことを図示しないセンサで検出し、あるいはクレーンオペレータの確認と制御システムの操作により無端チェーン46が細矢印の方向に周回を開始する(図6の(c))。
【0039】
無端チェーン46は、同方向にさらに周回し、次のソーラーストリング100(2)が開口の最上位置に上昇した時点で停止する(図6の(d)⇒(e)⇒(f)⇒(g)⇒(h))。ソーラーストリング載置手段46aと衝撃吸収部材46bはソーラーストリング100の荷下ろしに支障がない位置に退避した状態になる。ソーラーストリング100(2)は真空吸着手段60で吊り上げられる(図6の(i))。ソーラーストリング100(2)が荷下ろしされた後(図6の(j))、無端チェーン46は図6の(c)から(d)⇒(e)⇒(f)⇒(g)⇒(h)に示した周回動作を繰り返す。この動作を必要回数繰り返えして架台への配置を行う。
【0040】
図7は、本発明のソーラーストリング搬送用コンテナで扱うソーラーストリングの一例を説明する模式図で、(a)は太陽光を受ける表面の平面図、(b)は(a)の短辺の側面図、(c)は架台に固定される裏面の平面図、(d)は(c)の要部拡大図である。このソーラーストリング100は、1m×2mのソーラーモジュール110を11枚、その長辺側を隣接させて二本の支持フレーム120a,120bに固定して一枚のソーラーストリングに構成してある。この構成例では、支持フレーム120a,120bへは、各ソーラーモジュール110の縁材にボルトナット111で固定されるが、他の既知の固定手段を用いることもできる。
【0041】
図8は、図5での説明にある真空吸着手段の構成例を説明する斜視図である。また、図9は、真空吸着パッドの配置の説明図である。真空吸着手段60は、梯子状の枠体601の下側に多数の真空吸着パッド602を備えている。真空吸着パッド602はスプリングプランジャー603で枠体に取付けられている。真空吸着パッド602は、図8に示したように、A、Bの対としてソーラーモジュール110ごとに配置され、枠体601の中心部分に搭載した真空ポンプ604a,604bに配管605で接続されている。
【0042】
配管605は2本のみを図示してある。AとBの真空吸着パッドの対は、図8に示したようにソーラーストリング100の長手方向に沿って互い違いに配置されている。真空吸着パッドを、ソーラーストリング100の幅方向(短手方向)、且つ長手方向で互い違い(千鳥状)に配置し、AとBの真空吸着パッドをそれぞれ独立の真空系統で駆動し、千鳥状に配置したA系統とB系統の2系等の真空吸着配置とすることで、荷下ろしに何れかの吸着パッドに吸着の不具合が発生しても、ソーラーストリング100が直ちに落下するのを回避することができる。
【0043】
図10は、発電サイトで作業するための発電サイト構築専用重機の説明図である。発電サイト構築専用重機8には、コンテナ移載装置80、専用クレーン9が設置されている。専用クレーン9は多軸クレーンであり、本実施例の多軸クレーンは4本のアーム90(90a,90b,90c,90d)構成された多関節アームクレーンである。このクレーン9に図8で説明した真空吸着装置(バキュームグラッパー)60が設けられている。図10では、この真空吸着装置60のアームを折畳んだ状態で示す。コンテナ発電サイトに搬入されたソーラーストリング専用コンテナ4は、コンテナ移載装置80で吊り上げられ、発電サイト構築専用重機8に移載される。
【0044】
この発電サイト構築専用重機8に移載された専用コンテナ4は、当該重機の車台から作業位置に釣り上げて固定される。その状態で、発電サイトのフィールドの初期作業位置(スタートポジション:0ポジション)に移動する。そして、多関節アームクレーンを用いて前記図5図6で説明した手順で荷下ろしされ、多関節アームの伸縮と旋回で図示しないフィ−ルドに設置された多数の架台に分配して配置される。ソーラーストリングを配置すべき架台の位置は、発電サイト構築専用重機8の車体に設けたレーザ測距手段13などを用いて確認され、測距データとして専用クレーンの制御装置のメモリに格納される。専用クレーン9は、この測距データに従ってそのアーム90(90a,90b,90c,90d)を伸縮し、旋回して架台にソーラーストリング100を配置する。
【0045】
本実施例により、少人数の作業員で工期の短縮と作業の安全性を確保でき、かつ低コストで設置を可能とした太陽光発電プラント構築用のソーラーストリング搬送用コンテナを得ることができる。
【実施例2】
【0046】
図11は、本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの実施例2を説明するソーラーストリング昇降手段の要部拡大図である。また、図12は、図11に示したソーラーストリング載置手段と衝撃吸収部材の無端チェーンへの取り付け構造の説明図である。ソーラーストリング載置手段46a、衝撃吸収部材46b、ソーラーストリング100は一部切断した状態で示す。図4と同一符号は同一機能部分に対応する。前記した実施例1では、前記チェーン部材46に取り付けられるソーラーストリング載置手段46aと衝撃吸収部材46bは、無端チェーン部材46ごとに独立して設けている。これに対し、実施例2では、ソーラーストリング載置手段46aと衝撃吸収部材46bをコンテナの同一の長辺側面板側に設けた無端チェーン部材46の列の各対応するソーラーストリング載置手段が同一の高さに共通となるように当該複数のチェーン部材46に共通な長尺部材としている。
【0047】
前記ソーラーストリング載置手段46aと前記衝撃吸収部材46bは、図13に示したように無端チェーン部材46に取付けられる。すなわち、前記ソーラーストリング載置手段46aと前記衝撃吸収部材46bは、コンテナに積載されるソーラーストリングの長尺方向サイズを十分にカバーする長さで、同一対の無端チェーン部材46ごとに取り付けられる。前記衝撃吸収部材46bは前記ソーラーストリング載置手段46aの前記突出部46cの背面に接着剤等で固定され、前記ソーラーストリング載置手段46aは無端チェーン部材46の特定のチェーン部品要素にボルトナットなどの手段で着脱可能に固定される。
【0048】
図12のソーラーストリング載置手段46aの両端に設けたストッパー46dは、載置したソーラーストリング100の長尺方向端縁の規制部材である。このストッパー46dは必須部材ではない。
【0049】
上記したように、実施例2では、駆動ギャー部47aに駆動部47からの駆動力を伝達する駆動シャフトと方向転換ギャー部47bを回転支持する支持シャフトは、前記コンテナ4の一対の長辺側面板42a,42bの内壁のそれぞれに沿って設置された複数のソーラーストリング昇降手段45の前記駆動ギャー部47aと前記方向転換ギャー部47bにそれぞれ共通に設けられている。
【0050】
すなわち、実施例2では、前記ソーラーストリング載置手段46aは、前記複数のソーラーストリング昇降手段45の各ソーラーストリング載置手段46aを同一高さで共通に橋絡した単一部材とされている。前記衝撃吸収部材46bも、前記複数のソーラーストリング昇降手段45の各ソーラーストリング載置手段46aを同一高さで共通に橋絡した単一部材とした。その他の構成は実施例1と同様なので、繰り返しの説明はしない。
【0051】
本実施例によっても、少人数の作業員で工期の短縮と作業の安全性を確保でき、かつ低コストで設置を可能とした太陽光発電プラント構築用のソーラーストリング搬送用コンテナを得ることができる。
【実施例3】
【0052】
図13は、本発明に係るソーラーストリング搬送用コンテナの実施例3を説明するソーラーストリング昇降手段の要部拡大図である。ソーラーストリング載置手段46a、ソーラーストリング100は一部切断した状体で示す。実施例3では、前記ソーラーストリング載置手段46aは、前記複数のソーラーストリング昇降手段45の各ソーラーストリング載置手段46aを同一高さで共通に橋絡した単一部材とし、前記衝撃吸収部材46bは、前記複数のソーラーストリング昇降手段45のソーラーストリング載置手段46a毎に個別に設けた。その他の構成は実施例1、実施例2と同様なので、繰り返しの説明はしない。
【0053】
本実施例によっても、少人数の作業員で工期の短縮と作業の安全性を確保でき、かつ低コストで設置を可能とした太陽光発電プラント構築用のソーラーストリング搬送用コンテナを得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0054】
上記実施例では、本発明をソーラーストリングを取り扱う構造として説明したが、ソーラーストリングと同様の平板形状の部材の取り扱いにも本発明を応用することができる。
【符号の説明】
【0055】
4・・・ソーラーストリング搬送用コンテナ(専用コンテナ)
40・・・柱体
41・・・底板
42・・・長辺側面板
43・・・短辺側面板
44・・・蓋
45・・・ソーラーストリング昇降手段
46・・・無端チェーン
46a・・・ソーラーストリング載置手段
46b・・・衝撃吸収部材
46c・・・突出部
46d・・・ストッパー
46h・・・ギヤー穴
47・・・駆動部
47a・・・駆動ギヤー部
47b・・・方向転換ギヤー部
48・・・昇降手段列移動固定手段
49・・・レール
60・・・真空吸着手段(バキュームグリッパー)
8・・・発電サイト構築専用重機(特殊重機)
80・・・コンテナ移載装置
9・・・ソーラーストリング専用クレーン
90・・・アーム
13・・・レーザ測距手段
100・・・ソーラーストリング
110・・・ソーラーモジュール
111・・・ボルトナット
120(120a,120b)・・・支持フレーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13