(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記リバース車線料金所は、前記リバース車線を通行する前記車両を撮影して車両情報を取得するカメラ、又は前記リバース車線を通行する前記車両に搭載されているETC車載器と無線通信を行って車両情報を取得するETCアンテナを有し、
前記第2ミラーは、
高位置に着座している前記運転手に前記車線内表示板の表示を反射する角度可変式ミラーと、
低位置に着座している前記運転手に前記車線内表示板の表示を反射する固定式ミラーとから構成され、
前記角度可変式ミラーは、前記リバース車線内を通行する車両の前記車両情報に基づいて傾倒させる
請求項7に記載のミラー路側装置。
前記リバース車線料金所は、前記リバース車線を通行する前記車両を撮影して車両情報を取得するカメラ、又は前記リバース車線を通行する前記車両に搭載されているETC車載器と無線通信を行って車両情報を取得するETCアンテナを有し、
前記第2ミラーは揺動可能に構成され、
前記リバース車線内を通行する前記車両の前記車両情報に基づいて前記運転手の着座位置を決定し、
前記着座位置に応じて前記第2ミラーの揺動角度を決定して、前記車線内表示板の表示を前記運転手に対して反射する
請求項7に記載のミラー路側装置。
【発明を実施するための形態】
【0023】
添付図面を参照して、本発明によるリバース車線用車線内表示板を実施するための形態を、以下に説明する。
【0024】
(料金所の説明)
図1を参照して、有料道路等における料金所に、本発明のリバース車線用車線内表示板を適用した実施形態について説明する。有料道路等におけるリバース車線料金所10には、リバース車線11と、アイランド12、13と、中央分離帯30a、30bと、車線仕切具32a、32bと、ガントリー14a、14bと、各種の入口用機器及び出口用機器等が配置されている。
【0025】
リバース車線11は、有料道路の料金所等において運用される車線(料金収受を行う料金所において、進入側と発進側を逆転して運用することが可能な車線)であり、一車線を必要に応じて入口車線と出口車線とで切り替えることが可能な車線である。また、リバース車線11は、有料道路の交通量や時間帯に応じて、入口車線として運用したり、出口車線として運用することが可能な、切替可能な車線である。リバース車線11の両側には、リバース車線11の車線を仕切るアイランド12、13が形成されている。
【0026】
アイランド12、13は、リバース車線11を仕切ることの他、各種機器の設置台となる高さのある構造である。アイランド12、13には、路側端ポール20や、車両検知器S1〜S4、発進制御機C1a、C1b、C2a、C2b、ガントリー14a、14b、カメラ22a、22b、車線サーバ24、通行券発券機40a、自動精算機40b、インターホン42a、42b等の各種入口用機器及び出口用機器が配置されている。リバース車線11には、入り口機器の踏板F1、出口機器の踏板F2が配置されている。入口用機器は、リバース車線11を入口車線として運用する際に運用する機器である。出口用機器は、リバース車線11を出口車線として運用する際に運用される機器である。
【0027】
図1に示す状態は、リバース車線11を入口車線として運用している状態である。
図1に示す状態では、中央分離帯30aとアイランド12の進入側端部との間に車線仕切具32aを配置すると共に、中央分離帯30bとアイランド12の発進側端部との間に車線仕切具32bを配置して、車両8を誘導している。
【0028】
一方、リバース車線11を出口車線として運用する場合には、中央分離帯30bとアイランド13の進入側端部との間に車線仕切具32bを配置すると共に、中央分離帯30aとアイランド13の発進側端部との間に車線仕切具32aを配置して、車両8を誘導することができる。
【0029】
図1に示す実施形態では、車線仕切具32a、32bは、中央分離帯30a、30bの端部に配置されている仕切具回転軸34を中心に、少なくとも角度Θの範囲で回転可能に配置されており、リバース車線11を容易に入口車線と出口車線とに切り替えることができる構成である。なお、
図1に示す実施形態では、ガードレール形の車線仕切具32a、32bを用いた実施形態を示してあるが、本発明はこの実施形態に限定するものではなく、車線仕切具32a、32bとして、移動可能なフェンスやラバーコーン、その他の仕切具を用いることができる。
【0030】
ガントリー14a、14bは、二本の柱部と、これらの柱部の間に渡された梁部とからなり、リバース車線11を跨ぐように配置される。ガントリー14aの梁部には、信号灯16aと、入口用ETC第1アンテナ17aが配置されている。また、ガントリー14aの梁部には、主に入口用機器として運用される車線外表示板15aと、主に出口用機器として運用される車線内表示板21aとが設置されている。車線外表示板15aは、リバース車線11の外にいる運転手に対して表示する装置である。車線内表示板21aは、リバース車線11にいる運転手に対して表示する装置である。車線内表示板21a、車線外表示板15aは、梁部の両面に配置されている。他方のガントリー14bの梁部には、信号灯16bと、出口用ETCアンテナ17bとが配置されている。またガントリー14bの梁部には、主に入口用機器として運用される車線内表示板21bと、主に出口用機器として運用される車線外表示板15bとが設置されている。車線内表示板21bは、リバース車線11にいる運転手に対して表示する装置である。車線外表示板15bは、リバース車線11の外にいる運転手に対して表示する装置である。車線内表示板21b、車線外表示板15bは、梁部の両面に配置されている。また、アンテナ支柱18の梁部には、入口用ETC第2アンテナ19が配置されている。
【0031】
車線外表示板15a、15bは、リバース車線11の外側の車両の運転手(全般)に対して、リバース車線11の運用状況(入口車線として運用しているか、出口車線として運用しているか、又は閉鎖中であるか等。)を、表示する表示板である。
図1に示すようにリバース車線11の両端にガントリー14a、14bが配置され、車線外表示板15a、15bは、リバース車線の両外側に向けて配置される。一方の車線内表示板21a、21bは、ガントリー14a、14bにおける車線外表示板15a、15bの裏面側に配置される。車線内表示板21a、21bは、リバース車線11内を通行する車両8の運転手に対して、通行料金や通行の可否、ETCアンテナとETC車載器との通信状況、通信結果等の通行情報を表示する表示板である。車線外表示板15a、15b及び車線内表示板21a、21bには、LEDアレイ(Light Emitting Diode)等の表示装置を用いることができる。
図1に示すようにリバース車線11の両端にガントリー14a、14bが配置され、車線内表示板21a、21bは、リバース車線の両内側に向けて互いに対向するように配置される。
【0032】
図1に示すガントリー14a、14bは、アイランド12、13に立設する2つの柱を有しているが、アイランド12、又は13のいずれかに立設する一本の柱を用いた、片持式のガントリーを用いることもできる。また、複数の車線に跨がる形状の、共用型のガントリーを用いることもできる。
【0033】
入口用ETC第1アンテナ17a、入口用ETC第2アンテナ19、及び出口用ETCアンテナ17bは、リバース車線11内に所定の通信領域を形成している。これらのアンテナは、リバース車線11を通行する車両8に搭載されているETC車載器との間で、無線通信を行うためのアンテナである。車線サーバ24は、各種入口用機器及び出口用機器との間で情報の送受信を行うと共に、各機器の制御を行う。
【0034】
車両8に搭載されるETC車載器には、予め車両情報(ナンバープレートに関する情報や車種、車高に関する情報等を含めることもできる。)や金額情報等が書き込まれており、料金所を通過する際に経路情報、課金情報等を書き込むように構成されている。また、ETC車載器は、料金の支払い機能及び通行券機能を持つICカードが着脱できるようになっている。このICカードには、金額情報等が書き込まれていると共に、料金所を通過する際に経路情報が書き込まれ、課金処理に応じて金額情報が書き換えられる。
【0035】
発進制御機C1a、C1b、C2a、C2bは、リバース車線11内に水平に延出させた阻止棒CB1a、CB1b、CB2a、CB2bを、鉛直上向きに撥ね上げる(角度Φ=約90°)動作を行う機器である。発進制御機C1a、C1b、C2a、C2bは、阻止棒CB1a、CB1b、CB2a、CB2bの角度設定に応じて、車両8の通行を阻止したり、許可したりすることができる。
【0036】
リバース車線料金所10には、複数の車線に配置されている車線サーバ24を集中管理すると共に、外部のETC料金システム84との間で車両情報や課金情報の送受信を行う、料金所サーバ80が配置されている。
【0037】
(入口用機器の説明)
リバース車線11を出口車線として運用する場合には、中央分離帯30aとアイランド12の進入側端部との間に車線仕切具32aを配置すると共に、中央分離帯30bとアイランド12の発進側端部との間に車線仕切具32bを配置して、車両8を誘導する。そして、料金所サーバ80及び車線サーバ24を入口車線として運用する状態に設定する。
【0038】
車線サーバ24は信号灯16aに緑色を点灯する指令を出力して、車両8の進入を許可する。なお、当該リバース車線11が、出口車線として運用されている場合、切替中である場合、その他の理由により入口車線として運用できない状態である場合には、車線サーバ24は、赤色を点灯する指令を出力して、車両8の進入を禁止する。同時に発進制御機C1a、C1b(遮断機)の阻止棒CB1a、CB1bを、リバース車線11内に水平に延出させた状態に設定して、車両8の進入を阻止する。
【0039】
車線外表示板15aは、当該リバース車線11が「ETC搭載車両のみが進入可能」である旨、「ETC搭載車両及び一般車両が進入可能」である旨、「一般車両のみが進入可能」である旨、「進入禁止」状態である旨等の運用状況の表示を行って、リバース車線11の外側の車両の運転手(全般)に通知する。
【0040】
車線外表示板15aの裏面側に配置されている車線内表示板21aは、入口車線として運用されているリバース車線11を通行する車両8の運転手からは直接見えない位置に存在する。従って、リバース車線11における逆走を禁止するために、車線内表示板21aには「進入禁止」である旨の表示を行うことができる。
【0041】
車両検知器S1及び踏板F1は、進入してきた車両8を検出する。このとき、有料道路の料金体系に応じて、車高、車長、オーバーハング、軸荷重、輪幅、軸距、車軸数、その他の特徴を検出するようにしてもよい。
【0042】
リバース車線11を入口車線として運用する場合には、発進制御機C1a、C1bの阻止棒CB1a、CB1bは、鉛直に撥ね上げた状態に維持しておく。
【0043】
リバース車線11内に進入してきた車両8を車両検知器S1が検出すると、入口用ETC第1アンテナ17aは、車両8に搭載されているETC車載器との間で無線通信を行って、ETC車載器に予め記録されているETC車両情報を取得する。
【0044】
入口用ETC第1アンテナ17aと、ETC車載器との間において正常に無線通信が完了した場合には、通過した料金所の識別情報(出発地、通過地)等をETC車載器側に記録する。なお、車両8が牽引車両等である場合のように、車両8が車両検知器S1を通過し終えてからでないと料金区分の判断ができない場合には、車両8が後段の入口用ETC第2アンテナ19の通信領域を通過する際に、改めて修正した情報をETC車載器側に記録することができる。
【0045】
車両検知器S2は、車両8が入口用ETC第1アンテナ17aの通信領域から退出したことを検出する。通行券発券機40aは、ETC車載器を搭載していない一般車両に対して通行券を発券する機器である。
【0046】
アイランド12に設置されているインターホン42aは、車両8がリバース車線11を通行するに際して何らかの異常が発生した際に、料金所の係員と通話を行うための機器である。アイランド13に設置されている自動精算機40b、インターホン42bは出口用機器であるため、リバース車線11を入口車線として運用している場合には運用しない。
【0047】
発進制御機C2a、C2bの阻止棒CB2a、CB2bは、通常はリバース車線11内に水平に延出させた状態に設定され、それにより車両8の通過が阻止される。
【0048】
車線内表示板21bは、入口用ETC第1アンテナ17aとETC車載器との間において行った無線通信の結果や、通行券発券機40aにおける通行券の発券状況等を表示して、車両8の運転手に通行情報を通知する。車線内表示板21bには、「通行可能」である旨、通行中の車両8がETC車載器を搭載している車両8であると判断した結果を表す「ETC車両」、「通行禁止」状態である旨、「停車」、「通行券発行」、「非ETC車」、「ETC異常」、「係員対応」等の指示等の通行情報の表示を行って、車両8の運転手に通知することができる。
【0049】
従来は、アイランド12に路側表示器44aを設置して、入口用ETC第1アンテナ17aによる通信結果や異常の発生等を表示していた。本発明の車線内表示板21bを用いることによって、路側表示器44aを別途設置することなく、リバース車線11内を通行する車両8の運転手に対して、入口用ETC第1アンテナ17aによる通信状況や通信結果、通行料金等の通行情報を通知することができる。本発明の車線内表示板21bは、従来の路側表示器に比して大型であり、かつ、高分解能であることから、より多くの情報提示を行うことができる。例えば、撮影した車両の画像表示、ナンバープレートの情報、ETC車両情報等の車両情報等、を併せて表示することもできる。また、本発明の車線内表示板21bを用いることによって、リバース車線11における配線や機器レイアウトを簡素化すると共に、リバース車線11の建設コストを低減し、機器の維持管理を容易にすることができる。
【0050】
なお、車線内表示板21bの裏面側に配置されている車線外表示板15bは、入口車線として運用されているリバース車線11を通行する車両8の運転手には直接見えない位置に存在する。従って、リバース車線11を入口車線として運用している場合には、車線外表示板15bには「進入禁止」である旨の表示を行う。また、信号灯16bには赤色を点灯する。ガントリー14bの梁部に配置されている出口用ETCアンテナ17bも出口用機器であるため、リバース車線11を入口車線として運用している場合には運用しない。
【0051】
車両検知器S3は、リバース車線11を出口車線として運用する場合に使用する機器である。リバース車線11を入口車線として運用している場合には、車両検知器S3は運用しない。
【0052】
車両検知器S4は、車両8が発進制御機C2a、C2b又はリバース車線11を通過し終えたことを検出するセンサである。車両検知器S4が、車両8の通過を検出すると、車線サーバ24は発進制御機C2a、C2bの阻止棒CB2a、CB2bを、リバース車線11内に水平に延出させた状態に設定する。
【0053】
入口用ETC第2アンテナ19は、車両8がリバース車線11から退出する前に、車両8のETC車載器と無線通信を行って、修正した情報がある場合には、修正後の情報をETC車載器側に記録する。なお、有料道路の通行料金が全区間均一料金である場合には、車両8が入口車線を通過した時点で通行料金の収受処理を終了することもできる。この場合には、通行券発券機40aに替えて、自動精算機を設置することができる。
【0054】
(出口用機器の説明)
リバース車線11を出口車線として運用する場合には、中央分離帯30bとアイランド13の進入側端部との間に車線仕切具32bを配置すると共に、中央分離帯30aとアイランド13の発進側端部との間に車線仕切具32aを配置して、車両8を誘導する。そして、料金所サーバ80及び車線サーバ24を出口車線として運用する状態に設定する。
【0055】
車線サーバ24は信号灯16bに緑色を点灯する指令を出力する。なお、当該リバース車線11が、入口車線として運用されている場合、切替中である場合、その他の理由により入口車線として運用できない状態である場合には、赤色を点灯する指令を出力する。同時に発進制御機C2a、C2b(遮断機)の阻止棒CB2a、CB2bを、リバース車線11内に水平に延出させた状態に設定して、車両8の進入を阻止する。
【0056】
車線外表示板15bには、当該リバース車線11が「ETC搭載車両のみが進入可能」である旨、「ETC搭載車両及び一般車両が進入可能」である旨、「一般車両のみが進入可能」である旨、「進入禁止」である旨等の運用状況の表示を行って、リバース車線11の外側の車両の運転手(全般)に通知する。
【0057】
車線外表示板15bの裏面側に配置されている車線内表示板21bは、出口車線として運用されているリバース車線11を通行する車両8の運転手からは直接見えない位置に存在する。従って、リバース車線11を出口車線として運用している場合には、リバース車線11における逆走を禁止するために、車線内表示板21bには「進入禁止」である旨の表示を行う。
【0058】
車両検知器S4及び踏板F2は、進入してきた車両8を検出する。このとき、有料道路の料金体系に応じて、車高、車長、オーバーハング、軸荷重、輪幅、軸距、車軸数、その他の特徴を検出するようにしてもよい。
【0059】
リバース車線11を出口車線として運用する場合には、発進制御機C2a、C2bの阻止棒CB2a、CB2bは、鉛直に撥ね上げた状態に維持しておく。
【0060】
リバース車線11内に進入してきた車両8を車両検知器S4が検出すると、出口用ETCアンテナ17bは、車両8に搭載されているETC車載器との間で無線通信を行って、ETC車載器に予め記録されているETC車両情報を取得する。なお、ETC車両情報と、車両検知器S4及び踏板F2が検出した車両8の情報とを対比することもできる。
【0061】
出口用ETCアンテナ17bとETC車載器との間において、正常に車両8の識別が完了した場合には、通過した料金所の識別情報(出発地、通過地)等をETC車載器側から読み出して、所定の通行料金の収受処理を行って、その旨をETC車載器側に送信する。
【0062】
カメラ22bは、進入してきた車両8や、その車両8のナンバープレートを撮影して、その情報を取得することができる。取得したナンバープレートの情報は、ETC車両情報と対比したり、車線内表示板21aに表示することもできる。
【0063】
車両検知器S3は、車両8が出口用ETCアンテナ17bの通信領域から退出したことを検出する。なお、ETC車載器を搭載していない一般車両との間で通行料金の収受を行うために、発進制御機C2a、C2bと車両検知器S2との間に、自動精算機40bを設置することができる。
【0064】
アイランド13に設置されているインターホン42bは、車両8がリバース車線11を通行するに際して何らかの異常が発生した際に、料金所の係員と通話を行うための機器である。アイランド12に設置されているインターホン42aは、リバース車線11を出口車線として運用している場合には運用しない。
【0065】
車線内表示板21aは、出口用ETCアンテナ17bとETC車載器との間において行った無線通信の通信状況や通信結果、自動精算機40bにおける通行料金の金額や、通行料金の収受状況等の通行情報を表示して、車両8の運転手に通知する機器である。車線内表示板21aには、「通行可能」である旨、「通行料金○○○○○円」、「料金徴収異常」、「ICカード不装着」、「一般車両」等の表示を行って、車両8の運転手に通行情報を通知することができる。また、カメラ22bで撮影した画像や、ナンバープレートの情報、ETC車両情報等の車両情報を、併せて表示することができる。
【0066】
従来は、アイランド12に路側表示器44bを設置して、出口用ETCアンテナ17bによる通信結果や異常の発生等を表示していた。本発明の車線内表示板21aを用いることによって、路側表示器44bを別途設置することなく、リバース車線11内を通行する車両8の運転手に対して、出口用ETCアンテナ17bによる通信結果等の通行情報を通知することができる。本発明の車線内表示板21aを用いることによって、リバース車線11における配線や機器レイアウトを簡素化すると共に、リバース車線11の建設コストを低減し、機器の維持管理を容易にすることができる。
【0067】
なお、車線内表示板21aの裏面側に配置されている車線外表示板15aは、出口車線として運用されているリバース車線11を通行する車両8の運転手には直接見えない位置に存在する。従って、リバース車線11を出口車線として運用している場合には、車線外表示板15aには「進入禁止」である旨の表示を行う。また、信号灯16aには赤色を点灯する。ガントリー14aの梁部に配置されている入口用ETC第1アンテナ17aも、入口用機器であるため、リバース車線11を出口車線として運用している場合には運用しない。
【0068】
発進制御機C1a、C1bの阻止棒CB1a、CB1bは、通常はリバース車線11内に水平に延出させた状態に設定して、車両8の通過を阻止している。出口用ETCアンテナ17bとETC車載器との間において正常に無線通信が完了した場合や、自動精算機40bにおいて通行料の収受が終了すると、車線サーバ24は発進制御機C1a、C1bの阻止棒CB1a、CB1bを鉛直に撥ね上げて、車両8が通過するのを待つ処理を行う。
【0069】
車両検知器S2は、リバース車線11を入口車線として運用する場合に使用する機器である。リバース車線11を出口車線として運用している場合には、車両検知器S2は運用しない。
【0070】
車両検知器S1は、車両8が発進制御機C1a、C1b、又はリバース車線11を通過し終えたことを検出するセンサである。車両検知器S1が、車両8の通過を検出すると、車線サーバ24は発進制御機C1a、C1bの阻止棒CB1a、CB1bを、リバース車線11内に水平に延出させた状態に設定する。
【0071】
(入口用機器及び出口用機器の切替例の説明)
図2に、入口用機器及び出口用機器の運用の切替例を示して、以下にその説明を行う。
図2に示す実施形態では料金所サーバ80は、リバース車線11を、ETC車載器を搭載した車両8専用の入口として運用する際に設定する「ETC入口運用」と、出口として運用する際に設定する「ETC出口運用」との、リバース車線運用状態を有している。また、ETC車載器を搭載していない一般車両用の入口として運用する際に設定する「一般入口運用」と、出口として運用する際に設定する「一般出口運用」との、リバース車線運用状態を有している。また、ETC車載器を搭載した車両8及びETC車載器を搭載していない一般車両用の入口として運用する際に設定する「混在入口運用」と、出口として運用する際に設定する「混在出口運用」との、リバース車線運用状態を有している。本発明は、「ETC入口運用」、「ETC出口運用」、「一般入口運用」、「一般出口運用」、「混在入口運用」、「混在出口運用」の切替例について説明しているが、この切替例に限定するものではなく、有人の料金所との切替や混用、その他の運用状態を設定することもできる。また、有料道路の料金体系に応じて、入口用機器及び出口用機器の構成を変更することもできる。リバース車線11を、入口車線として運用する場合から、出口車線として運用する場合へ切替える際や、リバース車線11の使用を中止する場合には、リバース車線運用状態は「閉鎖中」とする。
【0072】
(ETC入口運用)
このリバース車線運用状態においては、
図2に示すように、車線サーバ24をETC入口運用状態に設定すると共に、車両検知器S1、S2、S4、踏板F1をそれぞれ入口用機器として運用する。なお、車両検知器S3及び踏板F2は、出口用機器であるので、運用しない設定とする。また、入口用機器の車線外表示板15aには、例えば「ETC専用」の表示を行い、信号灯16aは緑色を点灯する。そして、カメラ22aをナンバープレート読取装置として運用し、入口用ETC第1アンテナ17a、インターホン42a、車線内表示板21b、入口用ETC第2アンテナ19を運用する。
【0073】
また、発進制御機C2a、C2bを運用し、発進制御機C1a、C1bは、常時開に設定する。また、出口用機器の車線外表示板15b及び車線内表示板21aには、例えば「進入禁止」の表示を行い、信号灯16bは赤色を点灯する。なお、一般車両用の通行券発券機40aは運用せず、出口用機器の出口用ETCアンテナ17b、カメラ22b、自動精算機40b、インターホン42bは運用しない設定にする。
【0074】
(一般入口運用)
一般入口運用時においては、車線サーバ24を一般入口運用状態に設定すると共に、車線外表示板15aには、例えば「一般」の表示を行い、一般車両用の通行券発券機40aを運用する設定とする。入口用ETC第1アンテナ17a、出口用ETCアンテナ17b、及び入口用ETC第2アンテナ19は、運用しない設定にする。その他の車両検知器S1〜S4、踏板F1、F2、信号灯16a、16b、カメラ22a、22b、インターホン42a、42b、車線外表示板15b、車線内表示板21a、21b、発進制御機C1a、C1b、C2a、C2b、自動精算機40b等の運用は、「ETC入口運用」の状態と同様であるので、その説明は省略する。
【0075】
(混在入口運用)
混在入口運用時においては、車線サーバ24を混在入口運用状態に設定すると共に、車線外表示板15aには、例えば「ETC/一般」の表示を行い、一般車両用の通行券発券機40aを運用する設定とする。その他の車両検知器S1〜S4、踏板F1、F2、信号灯16a、16b、カメラ22a、22b、入口用ETC第1アンテナ17a、インターホン42a、42b、車線外表示板15b、車線内表示板21a、21b、発進制御機C1a、C1b、C2a、C2b、入口用ETC第2アンテナ19、出口用ETCアンテナ17b、自動精算機40b等の運用は、「ETC入口運用」の状態と同一であるので、その説明は省略する。
【0076】
(ETC出口運用)
リバース車線運用状態においては、車線サーバ24をETC出口運用状態に設定すると共に、車両検知器S4、S3、S1、踏板F2をそれぞれ出口用機器として運用する。なお、車両検知器S2及び踏板F1は、入口用機器であるので、運用しない設定とする。また、出口用機器の車線外表示板15bには、例えば「ETC専用」の表示を行い、信号灯16bは緑色を点灯する。そして、カメラ22bをナンバープレート読取装置として運用し、出口用ETCアンテナ17b、インターホン42b、車線内表示板21aを運用する。
【0077】
また、発進制御機C1a、C1bは、発進制御機として運用し、発進制御機C2a、C2bは、常時開に設定する。また、入口用機器の車線外表示板15a及び車線内表示板21bには、例えば「進入禁止」の表示を行い、信号灯16aは赤色を点灯する。なお、一般車両用の自動精算機40bは運用せず、入口用機器のカメラ22a、通行券発券機40a、入口用ETC第1アンテナ17a、入口用ETC第2アンテナ19、インターホン42a等は運用しない設定とする。
【0078】
(一般出口運用)
一般出口運用時においては、車線サーバ24を一般出口運用状態に設定すると共に、車線外表示板15bには、例えば「一般」の表示を行い、一般車両用の自動精算機40bを運用する設定とする。入口用ETC第1アンテナ17a、出口用ETCアンテナ17b、及び入口用ETC第2アンテナ19は、運用しない設定にする。その他の車両検知器S1〜S4、踏板F1、F2、信号灯16a、16b、カメラ22a、22b、インターホン42a、42b、車線外表示板15a、車線内表示板21a、21b、発進制御機C1a、C1b、C2a、C2b、通行券発券機40a等の運用は、「ETC出口運用」の状態と同様であるので、その説明は省略する。
【0079】
(混在出口運用)
混在入出口運用時においては、車線サーバ24を混在出口運用状態に設定すると共に、車線外表示板15bには、例えば「ETC/一般」の表示を行い、一般車両用の自動精算機40bを運用する設定とする。その他の車両検知器S1〜S4、踏板F1、F2、信号灯16a、16b、カメラ22a、22b、入口用ETC第1アンテナ17a、インターホン42a、42b、車線外表示板15a、車線内表示板21a、21b、発進制御機C1a、C1b、C2a、C2b、入口用ETC第2アンテナ19、出口用ETCアンテナ17b、通行券発券機40a等の運用は、「ETC出口運用」の状態と同一であるので、その説明は省略する。
【0080】
(閉鎖中運用)
この閉鎖中の運用状態においては、車線サーバ24の運用を停止すると共に、車線外表示板15a、15b、車線内表示板21a、21bには、例えば「進入禁止」の表示を行い、信号灯16a、16bは赤色を点灯する。そして、発進制御機C1a、C1b、C2a、C2bは常時閉の状態とする。その他の車両検知器S1〜S4、踏板F1、F2、カメラ22a、22b、入口用ETC第1アンテナ17a、通行券発券機40a、インターホン42a、42b、入口用ETC第2アンテナ19、出口用ETCアンテナ17b、自動精算機40b等の運用は停止する。
【0081】
(車線外表示板15a、15b、車線内表示板21a、21bにおける表示例)
図3(a)〜(d)に、リバース車線11をETC専用の出口車線として使用する場合における、車線外表示板15a、15b、車線内表示板21a、21bの表示例を示す。リバース車線11を出口車線として使用する場合には、進入側のガントリー14bの車線外表示板15bには、例えば
図3(a)に示す「ETC専用」を表示する。その裏面側の車線内表示板21bは、リバース車線11を通行する車両8の運転手には直接見えない位置に存在するので、車線内表示板21bには、例えば
図3(b)に示す「進入禁止」である旨の表示を行う。
【0082】
リバース車線11を出口車線として使用する場合には、発進側のガントリー14aの車線外表示板15aは、リバース車線11を通行する車両8の運転手には直接見えない位置に存在するので、車線外表示板15aには、例えば
図3(c)に示す「進入禁止」である旨の表示を行う。その裏面側の車線内表示板21aには、出口用ETCアンテナ17bとETC車載器との間において行った無線通信の通信状況や通信結果、自動精算機40bにおける通行料金の金額や、通行料金の収受状況等の通行情報を表示して、車両8の運転手に通知する。従って、車線内表示板21aには、例えば
図3(d)に示す「通行料金○○○○○円」等の通行情報の表示を行う。
【0083】
(撮影情報の表示)
図4に、リバース車線11をETC専用の出口車線として使用する場合における、車線内表示板21aの他の表示例を示す。
図4に示す実施形態では、車線内表示板21aには、「通行料金○○○○○円」等の通行情報の表示と共に、車両画像25や車両8のナンバー表示26の車両情報を表示している。車両画像25は、例えばカメラ22bで撮影したリバース車線11を通行する車両8の画像である。ナンバー表示26は、例えば車両8に搭載されているETC車載器から取得した車両8のナンバープレートの情報である。また、ナンバー表示26として、カメラ22bで車両8を撮影した画像を解析してナンバープレート部分を切り出して、光学式文字読み取り装置を用いて取得したナンバープレートの情報を表示することもできる。
【0084】
車線内表示板21a、21bに、リバース車線11を通行している車両8の車両情報を表示することによって、連なってリバース車線11を通行する複数の車両のうち、どの車両の通行料金を表示しているのかを、運転手に通知することができる。また、ETC車載器から取得した車両情報と、実際にリバース車線11を通行している車両の車両情報とを対比することもできる。
【0085】
(多段ミラー路側装置50a、50bを設置したリバース車線料金所10aの説明)
図5に、アイランド12、13に多段ミラー路側装置50a、50bを設置したリバース車線料金所10aの斜視図を示す。なお、
図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0086】
図5に示す多段ミラー路側装置50aは、入口用機器である。多段ミラー路側装置50aは、車線内表示板21bに表示されている通行情報や車両情報の表示をミラーで反射させて、リバース車線11を通行する車両8の運転手に対して視認可能に通知する機器である。従来は、アイランド12に路側表示器44a(
図1参照)が配置されていたことから、従来の路側表示器44aの配置との互換性を保って、車両8の運転手が戸惑うことが無いように、アイランド12に多段ミラー路側装置50aを配置している。また、リバース車線11の全長が短い場合であって、車両8における運転手の着座位置が低い場合には、運転手が車線内表示板21bの表示を視認する際に、視線を上に向けて見上げる動作を行うことになる。アイランド12に、多段ミラー路側装置50aを配置することによって、運転手は右方向を向く動作を行って、車線内表示板21bの表示を視認することができる。
【0087】
図5に示す多段ミラー路側装置50bは、出口用機器である。多段ミラー路側装置50bは、車線内表示板21aに表示されている通行情報や車両情報等の表示をミラーで反射させて、リバース車線11を通行する車両8の運転手に対して視認可能に通知する機器である。多段ミラー路側装置50bも、従来の路側表示器44b(
図1参照)の配置との互換性を保つために配置したものであり、特にリバース車線11の全長が短い場合に効果的である。
【0088】
(多段ミラー路側装置50a、50bの説明)
図6に、多段ミラー路側装置50a、50bの構成を示す。多段ミラー路側装置50a、50bは、第1ミラー52と、ミラー支柱53と、透過板54と、高位置用ミラー56H(第2ミラー)と、中位置用ミラー56M(第2ミラー)と、低位置用ミラー56L(第2ミラー)とを有している。
【0089】
第1ミラー52は、車線内表示板21a、21bの表示を、高位置用ミラー56H、中位置用ミラー56M、低位置用ミラー56Lの方向に向けて反射させる。第1ミラー52として、車線内表示板21a、21bの表示部だけを拡大するために、凹面鏡を用いることもできる。また、光の経路中に、集光光学系を組み入れることもできる。
【0090】
ミラー支柱53は、多段ミラー路側装置50a、50bの筐体から立設する部材であり、第1ミラー52を支持するためのものである。透過板54は、第1ミラー52で反射した車線内表示板21a、21bの表示を透過する透明の板である。
【0091】
高位置用ミラー56Hは、例えば2/3の光を透過し、1/3の光を高位置運転手6Hに向けて反射させるビームスプリッターである。高位置運転手6Hは、例えば大型トラックなどを運転する運転手であり、高位置に着座している運転手である。
【0092】
中位置用ミラー56Mは、例えば1/2の光を透過し、1/2の光を中位置運転手6Mに向けて反射させるビームスプリッターである。中位置運転手6Mは、例えば中型トラックや高速バスなどを運転する運転手であり、中位置に着座している運転手である。
【0093】
低位置用ミラー56Lは、全反射ミラーである。低位置運転手6Lは、例えば普通乗用車などを運転する運転手であり、低位置に着座している運転手である。
【0094】
図5及び
図6に示す多段ミラー路側装置50a、50bを用いることによって、電源や配線を用いることなく、従来の路側表示器44a、44bの配置との互換性を保ち、車両8の運転手に車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を通知することができる。また、高位置運転手6H、中位置運転手6M、低位置運転手6Lのそれぞれに対して、均等に車線内表示板21a、21bの光を分配することができる。
【0095】
(角度可変式ミラー路側装置50cの説明)
図7に、多段ミラー路側装置50a、50bに代えてアイランド12、13に配置することが可能な、角度可変式ミラー路側装置50cの構成を示す。なお、
図6に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0096】
高位置用ミラー57H(第2ミラー)は全反射ミラーであり、例えば車線サーバ24の指示に基づき図示しない駆動部が、回転軸57Cを中心に角度Θ(例えば45°)回転させることが可能な構成を有している。高位置用ミラー57Hは、ETC車載器に予め記録されているETC車両情報や、車両検知器S4が検出した車両8の車高等の車両情報に基づいて、車線サーバ24の指示に基づき図示しない駆動部が角度を変更する。例えば、車両8が大型トラック等であると判断した場合には、車線サーバ24は角度可変式ミラー路側装置50cの高位置用ミラー57Hを、鉛直に対して角度Θ傾斜させる指示を出力する。高位置用ミラー57Hが傾斜すると高位置運転手6Hは、高位置用ミラー57H及び第1ミラー52を介して車線内表示板21a、21bの表示を見ることができる。
【0097】
中位置用ミラー57M(第2ミラー)も全反射ミラーであり、例えば車線サーバ24の指示に基づき図示しない駆動部が、回転軸57Cを中心に角度Θ(例えば45°)回転することが可能な構成を有している。中位置用ミラー57Mは、ETC車載器に予め記録されているETC車両情報や、車両検知器S4が検出した車両8の車高等の車両情報に基づいて車線サーバ24の指示に基づき図示しない駆動部が角度を変更する。例えば、車両8が中型トラック等であると判断した場合には、車線サーバ24は角度可変式ミラー路側装置50cの高位置用ミラー57Hを鉛直に配置すると共に、中位置用ミラー57Mを、鉛直に対して角度Θ傾斜させる指示を出力する。中位置用ミラー57Mが傾斜すると中位置運転手6Mは、中位置用ミラー57M及び第1ミラー52を介して車線内表示板21a、21bの表示を見ることができる。
【0098】
低位置用ミラー57L(第2ミラー)は、固定式の全反射ミラーである。例えば、車両8が大型トラック等、及び中型トラック等のいずれにも該当しないと判断した場合には、車線サーバ24は角度可変式ミラー路側装置50cの高位置用ミラー57H及び中位置用ミラー57Mを、鉛直に配置させる指示を出力する。高位置用ミラー57H及び中位置用ミラー57Mが鉛直に配置されると、低位置運転手6Lは、低位置用ミラー57L及び第1ミラー52を介して車線内表示板21a、21bの表示を見ることができる。
【0099】
図7に示す角度可変式ミラー路側装置50cを用いることによって、簡単な構成で従来の路側表示器44a、44bの配置との互換性を保ち、車両8の運転手に車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を通知することができる。
【0100】
(揺動式ミラー路側装置50dの説明)
図8に、多段ミラー路側装置50a、50bに代えてアイランド12、13配置することが可能な、揺動式ミラー路側装置50dの構成を示す。なお、
図6に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0101】
揺動ミラー57(第2ミラー)は全反射ミラーであり、図示しない制御装置の指示に基づき図示しない駆動部が、回転軸57Cを中心に揺動と停止とが可能な構成を有している。揺動ミラー57は、ETC車載器に予め記録されているETC車両情報や、車両検知器S4が検出した車両8の車高等の車両情報に基づいて図示しない制御装置の指示に基づき図示しない駆動部が角度を変更する。例えば、車両8が大型トラック等である場合には、揺動ミラー57による反射光が、鉛直に対して角度ΘHとなる位置まで図示しない制御装置の指示に基づき図示しない駆動部が揺動ミラー57を傾斜させる。これにより高位置運転手6Hは、揺動ミラー57及び第1ミラー52を介して車線内表示板21a、21bの表示を見ることができる。
【0102】
また、例えば、車線サーバ24等の機器が、入口用ETC第1アンテナ17a、カメラ22a、車両検知器S1又はその他のセンサ等を用いて検出した情報に基づいて、車線サーバ24等の機器が、車両8が中型トラック等であると判断した場合には、揺動ミラー57による反射光が、鉛直に対して角度ΘMとなる位置まで図示しない制御装置の指示に基づき図示しない駆動部が揺動ミラー57を傾斜させる。これにより中位置運転手6Mは、揺動ミラー57及び第1ミラー52を介して車線内表示板21a、21bの表示を見ることができる。
【0103】
また、例えば、車線サーバ24等の機器が車両8が普通車等であると判断した場合には、揺動ミラー57による反射光が、鉛直に対して角度ΘLとなる位置まで、図示しない制御装置の指示に基づき図示しない駆動部が、揺動ミラー57を傾斜させる。これにより低位置運転手6Lは、揺動ミラー57及び第1ミラー52を介して車線内表示板21a、21bの表示を見ることができる。
【0104】
図8に示す揺動式ミラー路側装置50dを用いることによって、簡単な構成で従来の路側表示器44a、44bの配置との互換性を保ち、車両8の運転手に車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を通知することができる。
【0105】
(単板ミラー路側装置50eを設置したリバース車線料金所10bの説明)
図9に、アイランド12、13に単板ミラー路側装置50eを設置したリバース車線料金所10bの斜視図を示す。なお、
図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0106】
図9に示す単板ミラー路側装置50eは、入口用機器及び出口用機器に用いることができる。単板ミラー路側装置50eは、車線内表示板21a、21bに表示されている表示をミラーで反射させて、リバース車線11を通行する車両8の運転手に対して視認可能にする機器である。単板ミラー路側装置50eは、従来の路側表示器44a、44bに代えて配置することができる装置であり、車両8の運転手が右方向を向く動作を行うことによって、車線内表示板21bの表示を視認することができるものである。
図9に示す単板ミラー路側装置50eは、特にリバース車線11の全長が短い場合に効果的である。
【0107】
図9に示す単板ミラー路側装置50eは一つの反射鏡を介して高位置運転手6H、中位置運転手6M、低位置運転手6Lのそれぞれに対して、車線内表示板21a、21bの光を反射させるものである。従って、車線内表示板21a、21bには、左右反転、上下反転、又はこれらの組合せを用いた表示を行って、高位置運転手6H、中位置運転手6M、低位置運転手6Lのそれぞれに対して正立像を提供する。
【0108】
(単板ミラー路側装置50eの説明)
図10に、単板ミラー路側装置50eの構成を示す。単板ミラー路側装置50eは、単板のミラー52eを有している。リバース車線11を入口車線として運用している場合に、ミラー52eは、車線内表示板21bの上下、左右反転表示を運転手に向けて反射することができる。また、車線内表示板21bには正立表示を行って直接運転手に通行情報や車両情報を通知する共に、後方の車線内表示板21aには左右反転表示を表示して、ミラー52eを介して運転手に向けて反射する構成を用いることもできる。
【0109】
図10に示すようにミラー52eは、車線内表示板21a、21bの表示を、高位置運転手6Hから低位置運転手6Lの方向に向けて反射させることができる。ミラー52eとして、平面鏡や凸型のミラー(円筒形状等)を用いることができる。また、光の経路中に、集光光学系を組み入れることもできる。また、太陽光などの不要な光の反射を防止するために、ミラー52eの上方や側部に、ミラーフード55を配置することもできる。
【0110】
図9及び
図10に示す単板ミラー路側装置50eを用いることによって、電源や配線を用いることなく、従来の路側表示器44a、44bの配置との互換性を保ち、車両8の運転手に車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を通知することができる。
【0111】
(投影ミラー路側装置50fの説明)
図11に、多段ミラー路側装置50a、50bに代えてアイランド12、13配置することが可能な、投影ミラー路側装置50fの構成を示す。投影ミラー路側装置50fは、車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報の表示を、スクリーン58に投影する装置である。
【0112】
投影ミラー路側装置50fは、車線内表示板21a、21bの表示を集光する光学系と、車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を反射させるミラー52fと、車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を投影するスクリーン58とを有している。なお、スクリーン58に正立像を表示するために、投影ミラー路側装置50fの構成に応じて車線内表示板21a、21bには、左右反転、上下反転、又はこれらの組合せを用いた表示を行うことができる。
【0113】
図11に示す投影ミラー路側装置50fを用いることによって、電源や配線を用いることなく、従来の路側表示器44a、44bの配置との互換性を保ち、車両8の運転手に車線内表示板21a、21bに表示されている通行情報や車両情報を表示することができる。
【0114】
(車線内表示板21a、21bの他の配置例の説明)
図12にガントリー14a、14bの断面図を示し、車線内表示板21a、21bの他の配置例を示す。なお、
図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0115】
図1に示した車線内表示板21a、21bは鉛直に配置されており、表示方向は水平方向であった。これに対し、
図12に示す車線内表示板21a、21bは、鉛直に対して角度ΘZだけ鉛直方向に対して傾斜させて配置した、平面板や湾曲板、その他の表示材である。車線内表示板21a、21bを下向きに配置することによって、ガントリー14a、14bの近くを通過する車両8からの視認性を向上させることができる。なお、車線外表示板15a、15bは、車両8の運転手が遠方から見るための表示板であるため、必ずしも下向きに配置する必要はない。
【0116】
以上、実施の形態を参照して本発明による車線内表示板、ミラー路側装置、及びリバース車線料金所について説明したが、本発明による車線内表示板、ミラー路側装置、及びリバース車線料金所は上記実施形態に限定されない。上記実施形態に様々の変更を行うことが可能である。上記実施形態に記載された事項と上記他の実施形態に記載された事項とを組み合わせることが可能である。