【文献】
Qualcomm Incorporated,Clarification of Ambiguous DCI Formats 0 and 1A,3GPP TSG-RAN WG1 #66 R1-112533,2011年 8月16日,pp.1-5
【文献】
Texas Instruments,CSI Feedback for DL CoMP,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #66bis R1-113249,2011年10月 4日,pp.1-3
【文献】
Motorola Mobility,Discussion on UE demodulation and CSI requirements in CA,3GPP TSG-RAN WG4 meeting #58 R4-110656,2011年 3月 1日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明を説明するにあたって、詳細構成及びコンポーネントなどの具体的な内容は、本発明の該当実施形態の全般的な理解を助けるために提供される。従って、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここで説明する実施形態の様々な変更及び修正が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。また、明瞭性と簡潔性の観点から、当業者に良く知られている機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0018】
以下、本発明の多様な実施形態を直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)無線通信システム、特に、第3世代パートーナーシッププロジェクト(3GPP)次世代ユニバーサル地上波無線アクセス(Evolved Universal Terrestrial Radio Access、EUTRA)標準を参照して詳細に説明するが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、わずかな変形で類似した技術的な背景及びチャネル構成を有する他の通信システムにも適用可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。
【0019】
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式は、CDMA(Code Division Multiple Access)方式と比較する場合、より高度なシステムキャパシティを持つ。OFDMA方式がキャパシティを向上させる一つの理由は、OFDMA方式は周波数ドメインでスケジューリング、すなわち周波数ドメインスケジューリング(Frequency Domain Scheduling)を実行することができるというものである。したがって、2世代及び3世代移動通信システムで使用される多重接続方式であるCDMAを次世代システムのOFDMAに置き換えようとする研究が活発に進んでいる。例えば、3GPP及び3GPP2は、OFDMAを使用し、より進化したシステムの標準化研究を始めた。
【0020】
図1は、送信/受信アンテナが各セルの中央に配置された既存のセルラー移動通信システムを示した図である。複数のセルで形成されたセルラー移動通信システムにおいて、UEには、半静的(semi-static)期間の間に選択されたセルから、上述した多様な技術を用いて移動通信サービスが提供される。
【0021】
図1を参照すると、セルラー移動通信システムは、3個のセル100、110、及び120を含む。セル100は、セル100内に位置するUE101及びUE102に移動通信サービスを提供する。セル110は、UE111に移動通信サービスを提供し、セル120は、UE121に移動通信サービスを提供する。
【0022】
図1に示したように、UE102はUE101よりもセル100のアンテナ130からより遠く離れている。結果的に、UE102はセル120の中央アンテナによって引起こされた干渉を経験し、セル100がサポートするデータ送信速度が相対的に低くなる。
【0023】
セル100、110、及び120は、UE101、102、111及び121がそれぞれのセルに対するダウンリンクチャネル状態を測定するように、チャネル推定のためにRSを送信する。特に、3GPP LTE−Aシステムで、UE101、102、111、及び121は、自身と複数のノードB(またはeNB(enhanced-ノードB))間のチャネル状態を、セル100、110及び120のノードBにより送信されたCSI−RSを用いて測定する。CSI−RSは、ノードBによる送信に使用されるリソース空間の予め定められた位置にマッチングされ、その位置はUE101、102、111、及び121に通知される。
図2は、LTE−AシステムにおけるノードBがUEに送信する既存のCSI−RSの位置を示す図である。
【0024】
図2を参照すると、予め定められたサイズのリソース空間で、RSは予め定められたパターンによって定められた時間及び周波数ユニットに配置される。リソースユニット200乃至219は、少なくとも一つのOFDMシンボル及び少なくとも一つのサブキャリアを含み、各位置でCSI−RSアンテナポートに対して2個の信号を送信することができる。例えば、ノードBは、位置200でダウンリンク測定のために2個のCSI−RSをUEに送信する。複数のセルで形成されたセルラー移動通信システムでは、CSI−RSは相異なるセルに対して相異なる位置に割り当てられる。
【0025】
例えば、
図1において、セル100は、位置200にCSI−RSを送信し、セル110は、位置205にCSI−RSを送信し、セル120は、位置210にCSI−RSを送信する。したがって、各々相異なるセルに対して相異なる位置にCSI−RS送信のための時間及び周波数リソースを割り当てて、相異なるセルのCSI−RSは相互に干渉しない。
【0026】
UEは、CSI−RSを用いてダウンリンクチャネルを推定し、推定されたチャネルに対するチャネル情報としてフィードバック情報、例えばRI(Rank Indicator)、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)などを生成し、BSへのフィードバックを実行する。UEはPUCCH(Physical Uplink Control Channel)を介して周期的フィードバックを実行することができ、周期的フィードバックは、次の4つのフィードバックモードのうち一つで実行される。
1.モード1−0:RI、wCQI(広帯域CQI)
2.モード1−1:RI、wCQI、wPMI(広帯域PMI)
3.モード2−0:RI、wCQI、sCQI(サブ帯域CQI)
4.モード2−0:RI、wCQI、wPMI、sCQI、sPMI
【0027】
4つのフィードバックモードに関する個別情報のフィードバックタイミングは、パラメータ(N
pd、N
OFFSET,CQI、M
RI、N
OFFSET,RIなど)により判定され、上位階層信号を通じてフォワーディングされる。フィードバックモード1−0において、wCQIの送信期間は、N
pdサブフレームであり、そのフィードバックタイミングは、N
OFFSET,CQIのサブフレームオフセットにより判定される。RIの送信期間は、N
pd×M
RIであり、RIのフィードバックタイミングを判定するサブフレームオフセットは、N
OFFSET,CQI+N
OFFSET,RIにより判定される。
図3は、LTE−Aシステムのモード1−0又は1−1で、UEの既存フィードバックタイミングの一例を示す図である。
【0028】
図3を参照すると、N
pd=2、M
RI=2、N
OFFSET,CQI=1、及びN
OFFSET,RI=−1に対するRI及びwCQIのフィードバックタイミングが示されている。ここで、各タイミングは、サブフレームインデックスにより指示される。すなわち、RIはサブフレーム0、4、8、・・・で送信され、wCQIはサブフレーム1、3、5、7、・・・で送信され、モード1−1はモード1−0などのようなフィードバックタイミングを有するが、フィードバックモード1−0とは異なり、wCQIの送信タイミングにPMIも送信される。
【0029】
フィードバックモード2−0において、sCQIのフィードバック間隔はN
pdであり、そのオフセットはN
OFFSET,CQIである。wCQIフィードバック間隔はH×N
pdであり、そのオフセットはsCQIのオフセットと同一のN
OFFSET、CQIである。ここで、H=J×K+1であり、Kは、上位階層シグナリングを通じて伝えられる値であり、Jは、システム帯域幅により判定される値である。例えば、10MHzシステムに対するJの値は3である。最後に、wCQIはsCQIの代わりにsCQIのH送信ごとに一回ずつ送信される。RIの期間は、M
RI×H×N
pdであり、そのオフセットはN
OFFSET,CQI+N
OFFSET,RIである。
図4は、モード2−0又は2−1で、UEの既存フィードバックタイミングの例を示す図である。
【0030】
図4を参照すると、N
pd=2、M
RI=2、J=3(10MHz)、K=1、N
OFFSET,CQI=1、及びN
OFFSET,RI=−1に対するRI、sCQI、及びwCQIのフィードバックタイミングが示されている。この例で、RIはサブフレーム0、16、・・・で送信され、sCQIはサブフレーム3、5、7、11・・・で送信され、wCQI(PMIと共に)はサブフレーム1、9、17、・・・で送信される。フィードバックモード2−1は、モード2−0と同一のフィードバックタイミングを有し、PMIもwCQIの送信タイミングに送信される。
上述したフィードバックタイミングは、4本未満のCSI−RSアンテナポートと関連する。
【0031】
8本のCSI−RSアンテナポートが使用される場合、PMIの2個のタイプがフィードバックされる。8本のCSI−RSアンテナポートに対して、モード1−1は2個のサブモードに分けられる。第1のサブモードで、第1のPMIはRIと共に送信され、第2のPMIはwCQIと共に送信される。ここで、wCQI及び第2のPMIのフィードバック間隔及びオフセットは、N
pd及びN
OFFSET,CQIとして定義され、RI及び第1のPMIのフィードバック間隔及びオフセットは、M
RI×N
pd及びN
OFFSET,CQI+N
OFFSET,RIとして定義される。一方、第2のサブモードで、RIは個別的に送信され、第1のPMIは、第2のPMI及びwCQIと共に送信される。ここで、wCQI、第1のPMI、及び第2のPMIのフィードバック間隔及びオフセットは、N
pd及びN
OFFSET,CQIとして定義され、RIのフィードバック間隔及びオフセットは、M
RI×N
pd及びN
OFFSET,CQI+N
OFFSET,RIとして定義される。
【0032】
8本のCSI−RSアンテナポートに対するモード2−1は、RIが共にフィードバックされるPTI(Precoding Type Indicator)をさらに含み、PTIのフィードバック間隔は、M
RI×H×N
pdとして定義され、そのオフセットはN
OFFSET,CQI+N
OFFSET,RIとして定義される。
【0033】
PTI=0で、第1のPMI、第2のPMI、及びwCQIがフィードバックされ、wCQI及び第2のPMIは同一のタイミングに共に送信される。wCQI及び第2のPMIのフィードバック間隔はN
pdであり、そのオフセットはN
OFFSET,CQIである。第1のPMIのフィードバック間隔はH’×N
pdであり、そのオフセットはN
OFFSET,CQIである。ここで、H’は上位階層シグナリングを通じて伝えられる。
【0034】
PTI=1で、PTI及びRIが共に送信され、wCQI及び第2のPMIが共に送信され、sCQIがさらにフィードバックされる。第1のPMIは送信されない。PTI及びRIのフィードバック間隔及びオフセットは、PTI=0の場合と同一である。sCQIのフィードバック間隔はN
pdであり、そのオフセットはN
OFFSET,CQIである。wCQI及び第2のPMIは、H×N
pdの期間及びN
OFFSET,CQIのオフセットでフィードバックされる。ここで、HはCSI−RSアンテナポートの数が4である場合と同一に定義される。
【0035】
図5及び
図6は、N
pd=2、M
RI=2、J=3(10MHz)、K=1、H’=3、N
OFFSET,CQI=1、及びN
OFFSET,RI=−1である場合、モード2−0又は2−1で、UEの既存フィードバックタイミングの例を示す。具体的に、PTI=0及びPTI=1に対するフィードバックタイミングが例示されている。
【0036】
図5を参照すると、RI及びPTIはサブフレーム0、16、・・・で送信され、第1のPMIはサブフレーム1、7、13、・・・で送信され、第2のPMI及びwCQIはサブフレーム3、5、9、11、・・・で送信される。
【0037】
図6を参照すると、RI及びPTIはサブフレーム0、16、・・・で送信され、第2のPMI及びwCQIはサブフレーム1、9、17、・・・で送信され、第2のPMI及びsCQIはサブフレーム3、5、7、11、・・・で送信される。
【0038】
CSI−RSを通じて推定されたダウンリンクチャネル情報は、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を通る非周期的フィードバックを通じてノードBからUEに送信されることができる。ノードBが特定UEの非周期的フィードバック情報を獲得しようとする場合、ノードBは、非周期的フィードバックを指示するように、UEのUL(UpLink)データスケジューリングのためにDCI(Downlink Control Information)に含まれる非周期的フィードバック指示子を設定し、設定された非周期的フィードバック指示子をUEに送信することができる。UEは、サブフレーム#nから非周期的フィードバック指示子を受信する場合、サブフレーム#(n+k)でULデータ送信に非周期的フィードバック情報を含める。ここで、kはFDD(Frequency Division Duplexing)で予め定められたパラメータ、例えば4であり、下記の表1に示したようにTDD(Time Division Duplexing)でサブフレーム番号nに従って定義される。
【0040】
表1で、TDD UL/DL構成は、TDDフレームでULサブフレーム及びDLサブフレームの位置を指定する。例えば、TDD UL/DL構成#0は、サブフレーム2、3、4、7、及び8がULサブフレームであることを示す。
【0041】
非周期的フィードバック指示子は、UL DCIフォーマット0又はDCIフォーマット4に含まれ、1ビットまたは2ビットとして定義され得る。1ビットの非周期的フィードバック指示子で、それがONに設定されている場合、UEはPUSCH非周期的フィードバックを通じてノードBに“サービングセルc”に対するチャネル情報をフォワーディングする。ここで、“サービングセルc”は、CA(Carrier Aggregation)状態でDCIが送信される少なくとも一つのDL CC(Component Carrier)を示す。アグリゲーションレベルによって、1個以上のサブキャリアがDCI送信のためのリソース空間として割り当てられる。UEは、DCIを検出するために、DCIが送信されるリソース空間として定義された検索空間をモニターリングする。
しかし、2ビットの非周期的フィードバック指示子で、UEは表2に定義された非周期的フィードバックを実行することができる。
【0043】
表2で、“サービングセルc”とは、ULスケジューリングのためにDCIに含まれたCIF(Carrier Indication Field)により指示されたUL CCにリンクされたDL CCを意味する。UEは‘01’に設定された非周期的フィードバック指示子を受信する場合、CIFにより指示されたUL CCでUL CCにリンクされたDL CCのフィードバック情報を送信する。
【0044】
UEが‘10’または‘11’に設定された非周期的フィードバック指示子を受信する場合、CIFにより指示されたUL CCで、上位階層により設定されたDL CCに対するフィードバック情報を送信する。CSI報告はCSIプロセスまたは一つ以上のフィードバック割り当てのフィードバック報告である。
【0045】
非周期的フィードバックが設定される場合、CCごとのフィードバック情報は、周期的フィードバックのようにRI、PMI、及びCQIを含み、フィードバック構成によっては、RI及びPMIがオプションとしてフィードバックされ得る。CQIは、wCQIとsCQIの両方を含むか、wCQIのみを含むことができる。
【0046】
上述したように、セルラー移動通信システムで、セル端に位置されたUEは、頻繁に他のセルからの干渉を経験し、これによって高いデータレートサポートに一部限界がある。
【0047】
より具体的には、セル内のUEに提供される高いデータレートは、セル内のUEの位置により大きく影響を受ける。したがって、既存のセルラー移動通信システムでは、セルの中心から遠くに位置するUEよりもセルの中心の近くに位置するUEに高いデータレートが提供されることがある。UEが半静的に判定されたセルのみからサービスを受ける既存のシステムと比較すると、CoMPシステムはより発展したシステムである。CoMPシステムは、セル端に位置されたUEをサポートするように複数のセル間の協調を通じてデータを送信することによって、一層強化した移動通信サービスを提供する。
【0048】
CoMPシステムで、セル端に位置するUEは、データを受信するセルを動的に判定することができる。干渉が大きいと判定された複数のセルが隣接セルの端に位置するUEをサポートするためにそれらのパワーをターンオフすることができる。また、複数のセルがセルの端に位置するUEに情報を同時に送信して、UEの情報受信レートを向上させることができる。その結果、セルラー移動通信システムのすべてのUEは、各セル内の位置に関係無く同等に高いデータレートを獲得することができる。
【0049】
次に説明する本発明の実施形態は、CoMPシステムで、DS(Dynamic cell Selection)方式、DS/DB(DS with Dynamic Blanking)方式、及びJT(Joint Transmission)方式を考慮してフィードバックを提供する。
【0050】
DS方式で、UEがセルごとのチャネル状態を測定し、セルごとのチャネル状態に対するフィードバックをノードBにフォワーディングする場合、ノードBはDLデータをUEに送信するためのセルを動的に選択してデータをUEに送信する。
DS/DB方式で、他のセルに影響を与える干渉を減らすために、特定セルは自身のデータ送信を実行しない。
JT方式で、複数のセルが特定UEにデータを同時に送信する。
図7は、本発明の実施形態によるセルラー移動通信システムを示す。
【0051】
図7を参照すると、セルラー移動通信システムは、3個のセル700、710、及び720を含む。ここで、“セル”は、特定送信地点(例えば、ノードB)によりサービスされることができるデータ送信空間を意味し、各送信地点は、マクロ空間でマクロノードBと共通であるセル識別子(ID)を有するRRH(Remote Radio Head)、又は他の固有セルIDを有するマクロまたはピコセルであり得る。
【0052】
ここで、各送信地点がマクロノードBと共通でセルIDを有するRRHである場合、マクロノードBは中央制御装置とも称する。各送信地点が相異なるセルIDを有するマクロまたはピコセルである場合に、各セルを統合管理する装置を中央制御装置とも称する。基本的に、中央制御装置はUEとデータを送受信し、送受信されたデータを処理する。
【0053】
図7を参照すると、UE701、711、及び721は、それぞれの最近接セルからデータを受信し、UE702は、セル700、710、及び720からCoMP送信を受信する。ノードBまたは別個のエンティティーを含む中央制御装置730は、セル700、710、及び720に対するスケジューリング及びリソース割り当てを管理する。
【0054】
それぞれの最近接セルからデータを受信する非(non)−CoMP UE701、711、及び721は、UE701、711、及び721が位置するセルに対するCSI−RSからチャネルを各々推定し、対応するセル700、710、及び720を通じて中央制御装置730にCSIフィードバックを送信する。
【0055】
3個のセル700、710、及び720からCoMP方式を用いてデータを受信するUE702は、セル700、710、及び720からチャネルを推定する。したがって、UE702により実行されるチャネル推定で、中央制御装置730は、CoMP送信に参加した3個のセル700、710及び720に対応してUE720に3個のCSI−RSリソースを割り当てる。
図8は、本発明の実施形態によって、ノードBがUEに送信するCSI−RSの位置を示す。
【0056】
図8を参照すると、中央制御装置730は、CoMP送信を受信するUE702が3個のセル700、710、及び720からチャネルを推定できるように3個のリソースユニット801、802、及び803に3個のCSI−RS信号を割り当て、割り当てられたリソースユニット801、802、及び803を用いてCSI−RSを送信する。
【0057】
より具体的に、セル700のチャネル推定のためのCSI−RSがリソースユニット801に割り当てられ、セル710のチャネル推定のためのCSI−RSがリソースユニット802に割り当てられ、セル720のチャネル推定のためのCSI−RSがリソースユニット803に割り当てられる。CoMP UEのチャネル推定のために送信される少なくとも一つのCSI−RSに対するリソースユニットのセットまたはCSI−RSリソースに対応するセルのセットを測定セットと称する。
または、中央制御装置730は、UE702に対する干渉を測定するために追加リソースを割り当てることができる。
【0058】
UEが受信可能な時間当りデータ量は、信号強度だけでなく干渉のサイズにより影響を受ける。したがって、中央制御装置730は、より正確な干渉測定のために、UE702が別途に干渉を測定することができるIMR(Interference Measurement Resources)を割り当てることができる。例えば、中央制御装置730は、測定セットですべてのCSI−RSに対して単一構成要素に共通に適用される干渉の量をUEが測定できるように一つのUEに単一IMRを割り当てるか、UEが多様な干渉状態を測定できるように一つのUEに複数のIMRを割り当てる。
【0059】
図8を参照すると、UE702は、3個の割り当てられたCSI−RSリソースユニット801、802、803を用いて3個のセル700、710、及び720からの信号を測定し、割り当てられたIMR810を通じて3個のセル700、710、及び720から信号を受信する場合に発生される干渉を測定する。中央制御装置730は、UE702に対する干渉をIMR810によく反映するように、IMR810で隣接セルの信号送信を制御する。
【0060】
以下は、UEがIMRの割り当てを受けない場合、ノードB(または中央制御装置)により生成される一つ以上のフィードバック割り当てを指示するUEによる動作、及び指示されたフィードバックを生成及び送信するUEによる動作を説明する。
【0061】
DL CoMPのサポートは、多様なCoMP方式に対して新たなCSIフィードバックを導入する。既存のCSIフィードバックは、チャネル測定及びCSIフィードバック報告に対して一つのTP及び一つのCSI参照信号のみを考慮するので、既存のCSIフィードバックを用いて、複数のCSI参照信号を使用する複数のTPからCoMP方式をサポートすることは不可能である。したがって、複数のTPに対する追加的なCSIフィードバック(または対応するCSI−RSに対するCSIフィードバック)がDL CoMP方式をサポートするために必要である。
【0062】
CoMP方式に対するフィードバックは、複数のTPに対する複数のCSI報告、DS/DBのための追加的なフィードバック、及びJTのための追加的なフィードバックとしてカテゴリー化され得る。
【0063】
複数のTPに対する複数のCSI報告で、ノードBはCSI報告のためにUEに複数のCSI−RS構成を構成し、各CSI−RS構成は特定TPに対応する。一つのCSI−RS構成が複数のTPに対応する場合もある。CSI報告のための複数のCSI−RS構成(または対応するTP)のセットがフィードバックセット(または測定セット)として定義される。各CSI報告はTPに対してCSI−RS構成に対応する。
【0064】
DS/DBのためのオプションとしてのフィードバックで、一部TP(例えば、マクロノードB)は、他のTPに接続したUEのダウンリンクデータ受信をサポートするように、ターンオフ(ブランキング)されることができる。少なくとも一つのUEは、ブランキングに対してオプションとしてのCSIをフィードバックする。
【0065】
JTのためのオプションとしてのフィードバックで、複数のTPが一つのUEに対して同時にデータを送信することができる。JTは複数のTPからの共同送信のためにオプションとしてのCSIが必要である。
【0066】
CoMPに対するCSI報告は、PUCCHでデータ情報とは別個に、またはPUSCHでデータ情報と共に送信されることができる。したがって、CSI報告が各々PUSCH及びPUCCHを通じてCoMPのために提供されなければならない。
【0067】
CSI報告は、CSIフィードバック情報のサイズが増大した場合、PUSCHを通じてCoMPのために提供されなければならない。すなわち、複数のCSI報告がCoMPのために必要であるので、複数のCSI報告が同時にフィードバックされる場合、フィードバックの量がPUCCHでは充分でないことがある。
【0068】
PUSCHを通じてCoMPのためのCSI報告を提供するもう一つの理由は、DS/DBまたはJTのための追加的なフィードバックを含むことである。これらCoMP方式は、TPごとのCSIフィードバックと同時にオプションとしてのCSIフィードバックも必要であり、これは特定の干渉を想定した場合や、複数のTPからの共同送信のためのTP間情報を含む。
【0069】
非周期的CSI報告がPUSCHで複数のTPに対して複数のCSI報告のために送信される。非周期的CSI報告は、修正された説明を有する既存のCSI要請フィールドを再使用するか、CoMPに対するフィードバックを含むためにサイズを増大したCSI要請フィールドを使用することによって構成され得る。修正された説明を有する新たなCSI要請フィールドは、次の表3に示されている。
【0071】
eNBからUEへのRRC(Radio Resource Control)シグナリングは、新たな(すなわち、アップデートされる)CSI要請フィールドがCoMPフィードバックに使用されるか否かを指示するCSI−RS−構成−指示子−プレゼンスフィールドを送信する。新たなCSI要請フィールドがCoMPフィードバックに使用されるか否かは、上記RRCシグナリングされたCSI−RS−構成−指示子−プレゼンスフィールド無しで、
(1)非セロパワーCSI−RSリソースの数がeNBにより構成されることができること、
(2)干渉推定の数がeNBにより構成されることができること、
(3)フィードバック構成の数がeNBにより指示されることができること
に依存する。
【0072】
一つ以上のCSI−RS構成が構成される場合、RRCシグナリングは、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示すオプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドを送信することができる。このフィールドは、各サービングセル(またはCC)ごとに定義される。
【0073】
RRCシグナリングからの2個の相異なるセットがCA及びCoMPのために参照される。一つのセットは、CAのためのものであり、各CCはサービングセルと称する。例えば、上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。他のセットは、CoMPのためのものである。CoMPのためのTPごとのCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットのCSI−RS構成のセットに対応する。例えば、上位階層により構成されたCSI−RS構成の1セットに対して(CoMP測定セット内で)非周期的CSI報告がトリガーされる。次の例では、“CoMP測定”の説明を簡潔化のために省略する。
【0074】
以下の表4乃至表7は、既存のCSI要請フィールドが1ビットであり、新たなCSI要請フィールドが1ビットである場合、新たなCSI要請フィールドの例の説明を表す。
【0079】
表8乃至表10は、既存のCSI要請フィールドが1ビットであり、新たなCSI要請フィールドが2ビットである場合、新たなCSI要請フィールドの説明を表す。
【0083】
表11乃至表12は、既存のCSI要請フィールドが2ビットであり、新たなCSI要請フィールドが2ビットである場合、新たなCSI要請フィールドの説明を表す。
【0086】
表13乃至表14は、既存のCSI要請フィールドが2ビットであり、新たなCSI要請フィールドが3ビットである場合、新たなCSI要請フィールドの説明を表す。
【0089】
以下、UEが複数のセルに対して測定セットの割り当てを受けるか、複数のIMRの割り当てを受ける場合、一つ以上のフィードバックがUEにより生成されることをUEに指示するノードB(または中央制御装置)による動作、及び指示されたフィードバック(ら)を生成及び送信するUEによる動作を説明する。
【0090】
UEが複数のセルに対する測定セット及び一つ以上のIMRの割り当てを受ける場合、ノードBは有効な信号と干渉の組合せに対してUEに複数のフィードバック送信を割り当て、UEはノードBの割り当てに基づいて、フィードバック情報を生成し、予め定められたフィードバック送信タイミングにフィードバック情報をノードBにフォワーディングする。
【0091】
例えば、UEに割り当てられた測定セットは{CSI−RS−1、CSI−RS−2}であり、ここで、CSI−RS−1及びCSI−RS−2は、Cell−1及びCell−2から各々送信されたCSI−RS信号を指示する。UEはノードBから一つのIMRの割り当てを受け、IMRは測定セットを除いてセルの干渉を反映するように構成される。表15に示したように、ノードBが最大4個の可能な信号及び干渉ケースに対するフィードバックをUEに割り当てることができ、UEは割り当てられるフィードバックを生成及び送信することができる。
【0093】
表15において、測定セットでCSI−RSから測定されたチャネルは干渉を含むことができる。表15で、IMR+セル−2は、IMRで測定された干渉及びセル−2に対応するCSI−RS−2で測定された干渉の和をケース1に対応する総干渉として認識することを示す。すなわち、表15で、ケース1は、所望の信号がセル−1から受信され、セル−2及びIMRで反映された測定セットを除いてセルから干渉が受信される状況である。
【0094】
ケース2は、所望の信号がセル1から受信され、セル−2から信号が受信されず、IMRで反映された測定セットを除外したセルのみで干渉が受信される状況である。ケース2で、セル−2は信号が送信されないブランキング状態にある。
【0095】
同様に、ケース3及びケース4は、セル−1がブランキング状態ではない状況及びセル−1がブランキング状態にある状況を各々意味すると共に、両状況で、セル−2から信号が受信される。
【0096】
表15に示したすべての可能な状況に対して、UEがフィードバックを実行する場合に、大量なフィードバックオーバーヘッド及びUE複雑度を必要とする。したがって、ノードBは、UEが生成可能なフィードバックのうちで、いずれかのフィードバックを指示するRRC信号をUEにフォワーディングし、次にUEがRRC信号に応答して対応するフィードバック(FB)のみを送信する。
【0097】
例えば、表15に示した可能なケースの中、ケース1及びケース3のみが有効であると判定される場合、ノードBは有効な信号及び干渉の組合せをUEに指示するRRC情報を送信する。
−FB1:信号成分(CSI−RS−1)、干渉成分(IMR+CSI−RS−2)
−FB2:信号成分(CSI−RS−2)、干渉成分(IMR+CSI−RS−1)
【0098】
有効な信号及び干渉の組合せをUEに指示するRRC情報が別途に周期的フィードバック及び非周期的フィードバックのために生成されることがある。すなわち、周期的フィードバックに対する有効な信号及び干渉の組合せが表15でケース1及びケース3に対応する反面、非周期的フィードバックに対する有効な信号及び干渉の組合せは、ケース1、ケース2、ケース3、及びケース4に対応し、これは、非周期的フィードバックが周期的フィードバックよりも大量のフィードバック情報を含むことができ、2個のフィードバックタイプがノードBの具現によって多様な方法で使用されることができるためである。
【0099】
有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報の一例は、一つのIMRの測定値と測定セットの可能なCSI−RSの測定値を加算することによって、UEが生成可能な干渉情報を含む。
【0100】
また、RRC情報は、他の多様な方法で生成することができる。例えば、ノードBは複数のIMRをUEに割り当てることができ、IMRに対して測定された干渉に基づいて、フィードバックの多様な干渉状況を反映する。さらに他の例で、複数のIMRを測定セットと組み合わせることにより、多様な干渉状況がフィードバックに反映されることができる。
【0101】
有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報は、対応する組合せの状態に対するフィードバックがどのフィードバック情報を含むかに対する情報をさらに含むことができる。すなわち、RRC情報を通じて、ノードBは、有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報に対応するフィードバックがRI、PMI、wCQI、及びsCQIのうちどのチャネル情報を含むかをUEに通知することができる。フィードバックがどのチャネル情報を含むかに対する情報が周期的フィードバック及び非周期的フィードバックのために別個に構成されることができる。周期的フィードバックに対応するフィードバック構成に対するRRC情報は、各フィードバックごとに使用される実行タイミング及びリソース情報をさらに含むことができる。
【0102】
どのチャネル情報がフィードバックのために含まれるかに関する情報及び有効な信号及び干渉の組合せを受信すると、UEは別途のスケジューリング無しで所定のタイミングに割り当てられたリソースを使用して周期的フィードバックを実行する。
【0103】
非周期的フィードバックに対して、サブフレーム#nで非周期的フィードバックを実行するように設定された指示子を受信する場合、UEはサブフレーム#(n+k)のデータ送信に非周期的フィードバック情報を含む。ここで、kはFDDで4であり、TDDで表1に示したように定義できる。すなわち、ノードBが特定UEの非周期的フィードバック情報を獲得しようとする場合、ノードBは、非周期的フィードバックを指示するように、UEのULデータスケジューリングのためにDCIに含まれた非周期的フィードバック指示子を設定し、UEのULデータスケジューリングを実行する。その後、UEはノードBにより設定された非周期的フィードバック指示子に対応するフィードバック動作、すなわち非周期的フィードバック動作を実行する。
【0104】
CoMPを考慮したシステムで、非周期的フィードバック指示子は、UL DCIフォーマット0及びDCIフォーマット4に含まれ、DCIごとに1ビットまたは2ビットとして定義される。
【0105】
ノードBは、CoMP動作UEに一つ以上の周期的フィードバックを割り当てるか、及び/または例えばRRC情報を通じてDCI送信のために一つ以上のCCを割り当てる。ノードBはまた、DCIを通じて1ビットまたは2ビットとして定義された非周期的フィードバック指示子を送信する。この場合、非周期的フィードバック指示子のビット数は、割り当てられた非周期的フィードバックの数及び/または割り当てられたCCの数、及びUEに対するDCIが共用検索空間またはUE特定検索空間のどちらで送信されるかに基づいて判定される。ノードBは後述するとおり、表16乃至表27のいずれか一つによって非周期的フィードバック指示子の値を設定する。
【0106】
以下、CA及びCoMPが同時に使用されない場合に、1ビットまたは2ビットの非周期的フィードバック指示子を定義する動作に対して説明する。CAが使用されずCoMPのみで設定されるUEで、非周期的フィードバック指示子のビット数は、CoMPのためにUEに割り当てられた一つ以上のフィードバック割り当ての数及びULスケジューリングのためのDCIが送信される制御チャネルのタイプによって判定される。ここで、CoMPのためにUEに割り当てられた一つ以上のフィードバック割り当ての数は、CoMPのための有効な信号及び干渉の組合せに対してRRC情報に含まれた非周期的フィードバックのための信号及び干渉の組合せの数に対応する。
図9は、本発明の実施形態によって、CoMPのみの状態で非周期的フィードバック指示子のビット数を判定する方法を示すフローチャートである。
【0107】
図9を参照すると、UEは、ステップ902でRRCシグナリングを経てノードBにより割り当てられたフィードバック割り当ての数をチェックし、フィードバック割り当ての数が1であるか否か、すなわち、ステップ904で単一フィードバックが割り当てられるか否かを判定する。単一フィードバック割り当ての場合、UEはステップ906で非周期的フィードバック指示子を1ビットと認識し、DCIの特定位置に配置された1ビットの非周期的フィードバック指示子を解析する。
【0108】
しかし、2個以上のフィードバック割り当てが受信される場合、すなわち複数のフィードバックの割り当てに対して、ステップ908でULスケジューリングのためのチャネルDCIが送信される場合を考慮して、UEはPDCCHの共通の検索空間とPDCCHのUE特定検索空間のどちらにDCIを受信するか判定する。ここで、検索空間は、PDCCHのDCIが送信され得るリソース空間であり、一つ以上のサブキャリア及び一つ以上のシンボルを含むことができる。
【0109】
共通の検索空間でDCIを受信する場合、ステップ910で、UEは、非周期的フィードバック指示子を1ビットと判定する。一方、PDCCHのUE特定検索空間内でUL DCIを受信する場合、ステップ912で、UEは、非周期的フィードバック指示子を2ビットと判定する。
【0110】
非周期的フィードバック指示子が単一CCで構成されたUEに対して1ビットで構成される場合、非周期的フィードバック指示子は、次の3つの方法で定義される。
【0111】
表16に示したように、非周期的フィードバック指示子を定義する第1の方法によれば、非周期的フィードバック指示子がサブフレーム#nでOFF(‘0’)に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子がON(‘1’)に設定される場合、一つ以上の有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報及びどのフィードバック情報が含まれるかに対する情報に対応するすべての可能なフィードバック割り当てに関する非周期的フィードバックを、UEはサブフレーム#(n+k)で同時に送信すると判定する。
【0113】
表17に示したように、1ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第2の方法によれば、非周期的フィードバックが“ON”に設定される場合、UEは可能なフィードバック割り当てのうちで、別個のRRC信号により設定されるフィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行すると判定する。
【0115】
1ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第3の方法によれば、表18に示したように、非周期的フィードバックが“ON”に設定される場合、UEは、可能なフィードバック割り当ての代表として指定される一つのフィードバック割り当てに対してのみ非周期的フィードバックを実行すると判定する。ここで、代表として指定されるフィードバック割り当ては、UEに割り当てられた可能なフィードバック割り当てのうちで、最低インデックスを有するフィードバックまたは最高インデックスを有するフィードバックである。さらに他の例として、代表的なフィードバック割り当ては、予め定められた規則によって指定されるか、予め定められたシグナリング手段を通じてノードBから与えられる。
【0117】
単一CCで構成されたUEで、非周期的フィードバック指示子が2ビットで構成される場合、非周期的フィードバック指示子は、次の3つの方法で定義される。
【0118】
非周期的フィードバック指示子を定義する第1の方法によれば、表19に示したように、非周期的フィードバック指示子がサブフレーム#nで‘00’に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子が‘01’に設定される場合、有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報及びいずれかのフィードバック情報が含まれる情報に対応するすべての可能な非周期的フィードバック割り当てに関する非周期的フィードバックをUEがサブフレーム#(n+k)で同時に送信することを判定する。非周期的フィードバック指示子が‘10’または‘11’に設定される場合、UEは対応する非周期的フィードバック指示子値に対するRRC情報に基づいて設定される非周期的フィードバック割り当てに対する非周期的フィードバックを実行する。
【0120】
表20に示したように、2ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第2の方法によれば、非周期的フィードバック指示子が‘00’に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子が‘01’、‘10’、または‘11’に設定される場合、UEは対応する非周期的フィードバック指示子値に対するRRC情報に基づいて設定される非周期的フィードバック割り当てに対する非周期的フィードバックを実行する。
【0122】
2ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第3の方法によれば、表21に示したように、非周期的フィードバック指示子が‘00’に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子が‘01’に設定される場合、UEは可能なフィードバック割り当てのうちで代表として指定された一つのフィードバック割り当てに対してのみ非周期的フィードバックを実行する。ここで、代表として指定された単一フィードバック割り当ては、UEに割り当てられた可能なフィードバック割り当てのうちで、最低インデックスを有するフィードバックまたは最高インデックスを有するフィードバックである。また、非周期的フィードバック指示子が‘10’または‘11’に設定される場合、UEは対応する非周期的フィードバック指示子値に対するRRC情報に基づいて設定される非周期的フィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行する。
【0124】
1ビットまたは2ビット非周期的フィードバック指示子の定義で、1ビット非周期的フィードバック指示子の定義を示す表16及び2ビット非周期的フィードバック指示子の定義を示す表19は、非周期的フィードバック指示子が‘1’及び‘01’に各々設定される場合、‘すべてのフィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックがトリガーされる’という定義を有する。表17及び表20の非周期的フィードバック指示子値‘1’及び‘01’は、同一の定義を有し、表18及び表21の非周期的フィードバック指示子値‘1’及び‘01’は、同一の定義を有する。したがって、1ビットに対して表16を使用する場合、2ビットに対して表19を使用することが望ましい。同様に、表17に対して表20、表18に対して表21を使用することが望ましい。
【0125】
表16及び表19で、非周期的フィードバック指示子の定義は、非周期的フィードバックを通じてノードBが可能な限り多くのDL情報を獲得できるようにすることを意図しており、表17及び表20で、非周期的フィードバック指示子の定義は、ノードBが状況に合うように非周期的フィードバック構成を調整することができるように自由度も向上させるものである。表18及び表21で、非周期的フィードバック指示子の定義は、重要なDL情報のみを獲得するように非周期的フィードバック量を減少させるものである。
【0126】
CA及びCoMPの同時使用が許可される場合、1ビットまたは2ビット非周期的フィードバック指示子は、複数のCC及びCoMPに対して複数のフィードバック割り当てを考慮して非周期的フィードバックを活性化することができる。この場合、非周期的フィードバック指示子のビット数は、UEに対して構成されたCCの数、CoMPに対して設定される非周期的フィードバック割り当て数、及びULスケジューリングのためのDCIが送信される制御チャネルのタイプによって判定される。
【0127】
図10は、本発明の実施形態によって、CoMP及びCAの両方が許可される場合、非周期的フィードバック指示子のビット数を判定する方法を示すフローチャートである。
【0128】
図10を参照すると、ステップ1002で、UEはRRCにより構成されたフィードバック割り当て数及びCCの割り当て数をチェックする。ステップ1004で、UEはCC割り当て数が1であり、フィードバック割り当て数が1であるか否か、すなわち単一CCが割り当てられ、単一フィードバックが割り当てられるか否かを判定する。単一CC割り当て及び単一フィードバック割り当ての場合、ステップ1006で、UEは、非周期的フィードバック指示子を1ビットと判定し、DCIの特定位置に配置された1ビット非周期的フィードバック指示子を解析する。
【0129】
一方、2個以上のCCが割り当てられるか、2個以上のフィードバック割り当てが割り当てられる場合、すなわち複数のCC割り当てまたは複数のフィードバック割り当ての場合、ステップ1008で、UEはULスケジューリングのためにどのチャネルDCIが送信されるかを考慮して、PDCCHの共用検索空間またはPDCCHのUE特定検索空間のどちらでDCIを受信するかを判定する。共用検索空間でDCIを受信すると判定する場合、ステップ1010でUEは、非周期的フィードバック指示子を1ビットと判定する。一方、UE特定検索空間でUL DCIを受信すると判定する場合、ステップ1012でUEは、非周期的フィードバック指示子を2ビットと判定する。
【0130】
CoMP及びCAを同時使用するように許可されたUEで、周期的フィードバック指示子が1ビットで構成される場合、非周期的フィードバック指示子が次の3つの方法で定義され得る。
【0131】
非周期的フィードバック指示子を定義する第1の方法によれば、表22に示したように、非周期的フィードバック指示子がサブフレーム#nでOFF(‘0’)に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子がON(‘1’)に設定される場合、どのフィードバック情報が含まれるかに対する情報及び“サービングセルc”で一つ以上の有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報に対応するすべての可能なフィードバック割り当てに対する非周期的フィードバックをUEがサブフレーム#(n+k)で同時送信すると判定する。上述したように、非周期的フィードバック指示子が1ビットで構成される場合、“サービングセルc”は対応するDCIが送信されるDL CCである。
【0133】
1ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第2の方法によれば、表23に示したように、非周期的フィードバック指示子がONに設定される場合、UEはRRCにより構成されたCCで可能なフィードバックのうち、RRC信号を通じて設定されるフィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行すると判定する。
【0135】
1ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第3の方法によれば、表24に示したように、非周期的フィードバック指示子がONに設定される場合、UEは“サービングセルc”で可能なフィードバック割り当てのうち代表として指定された一つのフィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行すると判定する。ここで、“サービングセルc”で代表として指定された単一フィードバック割り当ては、UEに割り当てられる可能なフィードバック割り当てのうちで、最低インデックスまたは最高インデックスを有するフィードバックである。他の例として、“サービングセルc”で代表的なフィードバック割り当ては、予め定められた規則によって指定されるか、予め指定された信号を通じてノードBから与えられる。
【0137】
CoMP及びCAの同時使用が許可されたUEで、周期的フィードバックが2ビットで構成される場合、非周期的フィードバック指示子は、次の3つの方法で定義され得る。
【0138】
非周期的フィードバック指示子を定義する第1の方法によれば、表25に示したように、非周期的フィードバック指示子がサブフレーム#nで‘00’に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子が‘01’に設定される場合、UEはどのフィードバック情報が含まれるかに対する情報及び“サービングセルc”での有効な信号及び干渉の組合せを指示するRRC情報に対応するすべての可能な非周期的フィードバック割り当てに対する非周期的フィードバックを、UEはサブフレーム#(n+k)で同時送信すると判定する。非周期的フィードバック指示子が2ビットで構成される場合、“サービングセルc”は、ULスケジューリングのためにDCIに含まれたCIFにより指示されたUL CCにリンクされたDL CCである。非周期的フィードバック指示子が‘10’または‘11’に設定される場合、UEは、対応する非周期的フィードバック指示子値に対するRRC情報に基づいて構成されたCCで、RRC情報に基づいて別個に設定された非周期的フィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行する。
【0140】
2ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第2の方法によれば、CA及びCoMPの同時使用が許可される場合、表26に示したように、非周期的フィードバック指示子が‘00’に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子が‘01’、‘10’、または‘11’に設定される場合、UEは対応する非周期的フィードバック指示子値に対するRRC情報に基づいて構成されたCCで、RRC情報に基づいて設定される非周期的フィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行する。
【0142】
2ビット非周期的フィードバック指示子を定義する第3の方法によれば、CA及びCoMPの同時使用が許可される場合、表27に示したように、非周期的フィードバック指示子が‘00’に設定される場合、UEは、非周期的フィードバックを実行しないと判定し、非周期的フィードバック指示子が‘01’に設定される場合、UEは“サービングセルc”で可能なフィードバック割り当てのうち代表として指定された単一フィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行する。ここで、代表として指定されたフィードバック割り当ては、UEに割り当てられる可能なフィードバック割り当てのうちで、最低インデックスを有するフィードバックまたは最高インデックスを有するフィードバックである。また、非周期的フィードバック指示子が‘10’または‘11’に設定される場合、UEは、対応する非周期的フィードバック指示子値に対するRRC情報に基づいて構成されたCCで、RRC情報に基づいて別個に設定された非周期的フィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックを実行する。
【0144】
1ビットまたは2ビット非周期的フィードバック指示子の定義で、1ビット非周期的フィードバック指示子の定義を示す表22、及び2ビット非周期的フィードバック指示子の定義を示す表25は、非周期的フィードバック指示子が‘1’及び‘01’に各々設定される場合、‘すべてのフィードバック割り当てに対して非周期的フィードバックがトリガーされる’という定義を有する。表23及び表26の非周期的フィードバック指示子値‘1’及び‘01’は、同一の定義を有し、表24及び表27の非周期的フィードバック指示子値‘1’及び‘01’は、同一の定義を有する。したがって、1ビットに対して表22を使用する場合、2ビットに対して表25を使用することが望ましい。同様に、表23に対して表26を使用し、表24に対して表27を使用することが望ましい。
【0145】
表22及び表25で、非周期的フィードバック指示子の定義は、CA状態に対して非周期的フィードバック方法を最大に使用しながら、ノードBが非周期的フィードバックを通じて可能な限り多くの呼び出しに対するDL情報を獲得するようにすることができる。表23及び表26で、非周期的フィードバック指示子の定義は、ノードBが状況に合わせて非周期的フィードバック構成を調整することができるように自由度も向上させる。表12及び表15で、非周期的フィードバック指示子の定義は、非周期的フィードバック量を減少させて、ノードBがCA状態に対して非周期的フィードバック方法を最大に使用しながら、重要なDL情報のみを獲得することができるようにする。
次に、複数のTPに対する複数のCSI報告のための追加的なフィールドの実施形態を説明する。
複数のTPに対する複数のCSI報告のための新たなフィールドのうちの一つは、CCIFである。
【0146】
第1のオプション的な実施形態で、CCIFは予め定められたCSI−RS構成(または構成ら)に対して非周期的CSI報告を指示する。一例で、CSI−RS構成に対するフィードバックが最低構成インデックスを有する。さらに他の例で、すべてのCSI−RS構成に対するフィードバックは、CoMP測定セット内である。
【0147】
第2のオプション的な実施形態で、UEにより選択される最良のmCSI−RS構成に対して周期的CSI報告フィードバックがトリガーされ、ここで、‘m’は1から上位階層により構成され得るCoMP測定セットのサイズまでの整数値である。
【0148】
第3のオプション的な実施形態で、上位階層により構成されたCSI−RS構成の予め定められたセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0149】
RRCシグナリングは、CSI−RS構成指示子フィールドが存在するか否かを指示するCSI−RS−構成−指示子−プレゼンスフィールドを送信することができる。CSI−RS−構成−指示子−プレゼンスがディスエーブルである場合、予め定められたCSI−RS構成(ら)に基づいて、非周期的CSI報告がトリガーされ得る。
【0150】
一例で、CoMP測定セットですべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされる。CSI−RS構成指示子フィールドがCoMPフィードバックに対して存在するか否かは、次のパラメータ(CSI−RS−構成−指示子−プレゼンスを指示する上記RRCシグナリング無し)のうち、少なくとも一つに依存する。
−eNBにより構成された非セロパワーCSI−RSリソースの数
−eNBにより構成された干渉推定の数
−eNBにより指示されたフィードバック構成の数
【0151】
一つ以上のCSI−RS構成が構成される場合、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを指示するために、オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドがシグナリングされる。このフィールドは(各CCに対して構成可能な)各サービングセルに対して定義され得る。
【0152】
RRCシグナリングからの2個の相異なるセットがCA及びCoMPのために参照される。一つのセットは、CAのためのものであり、各CCは“サービングセル”と称する。上位階層により構成されたサービングセルの1セットに対して非周期的CSI報告がトリガーされ得る。他のセットは、CoMPのためのものである。CoMPのためのTPごとのCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットのCSI−RS構成のセットに対応する。上位階層により構成されたCSI−RS構成(CoMP測定セットで)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされ得る。
【0153】
UL PUSCHスケジューリングの時(非周期的CSI報告のためのものではない)、CSI−RS構成指示子は必要でない。CSI報告要請フィールドがゼロである場合、CCIFは相異なる目的、例えばRRM(Radio Resource Management)またはRSRP(Reference Signal Received)測定トリガーリングのために使用されることができる。非周期的CSI報告のためのCoMP測定セットは、周期的CSI報告のためのCoMP測定セットと相互に異なることがある。
表28乃至表30は、RRCシグナリング無しのCSI−RS構成指示子フィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0157】
表31乃至表33は、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを用いてCSI−RS構成指示子フィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0161】
表34は、RRCシグナリング無しのCSI−RS構成指示子フィールド(2ビット)の一例を示す。
【0163】
表35及び表36は、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成指示子フィールド(2ビットケース)の例を示す。
【0166】
表37及び表38は、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成指示子フィールド(3ビットケース)を示す。
【0169】
RRCシグナリング無しのCSI−RS構成指示子フィールドは、次のように、例えば3ビットの予め定められたCSI−RS報告セットのビットマップ類型を有することができる。
[CSIRS1、CSIRS2、CSIRS3]=[000]〜[111]
【0170】
ビット列の最左側ビット0は、CoMP測定セットで、CSIRS_Configuration_Index=0であるCSI−RS構成に対応する。各ビットは、対応するCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされないことを意味する値0、または対応するCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされることを意味する値1を有する。CoMP測定セットサイズは、次の場合に3以下である。ビットマップサイズは構成可能である。CCIFのサイズは上位階層信号により構成されることができる。
【0171】
CIFは、新たなCCIFを追加する代わりに使用されることができる。CIFは表39に示したように3ビットであり、000から100のCIFは、5CCに使用されることができ、101から111のCIFは専用されない。この定義されない(または非専用)ビット割り当てはCoMPのためのフィードバック情報をフィードバックするために使用されることができる。CoMPフィードバックがトリガーされる場合に、単一CC送信を推定することができる。PUSCHに対するCCが予め定められるか(例えば、サービングセルのインデックスを参照する最低ServCellIndex)、上位階層信号で定義される。
【0173】
RRC信号は、一つ以上のCSI−RS構成が構成される場合、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示すオプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドを送信することができる。このフィールドは、UL PUSCHに対するスケジューリングCCであるキャリア指示子情報を含むことができる。RRCシグナリングから2個の相異なるセットがCA及びCoMPに対して参照される。一つのセットは、CAのためのものであり、各CCはサービングセルと称する。上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされることができる。
【0174】
他のセットは、CoMPのためのものであり、CoMPのためのTPごとのCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットでCSI−RS構成のセットに対応する。上位階層により構成されたCSI−RS構成(CoMP測定セットで)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされることができる。
リソースの非効率を減らすために、3GPPリリース10のDCIフォーマットに対してCAで使用されない部分にCIFフィールドが挿入される。
図11は、本発明の実施形態によるDCIフォーマットの一例を示す。
【0175】
図11を参照すると、DCIフォーマットは、CIF、フラグフォーマットフィールド、RB(Resource Block)割り当てフィールド、オプションとしてのCSI−RS構成指示子1102、少なくとも一つのMCS(Modulation and Coding Scheme)及びRV(Redundancy Version)フィールド、NDI(New Data Indicator)、TPC(Transmit Power Control)コマンド、OCC(Orthogonal Cover Code)インデックス及びDMRS(Demodulation Reference Signal)のためのCS(Cyclic Shift)、TDD専用TDD構成フィールド、CSI要請フィールド1104、1106、1108、SRS(Sounding Reference Signal)要請フィールド、及びマルチクラスターフラグを含む。CSI要請フィールド1104、1106、1108は、1、2、または3ビットで構成可能である。
【0176】
DS/DBに対して、UEは多重干渉推定のためにCSI(例えばブランキングと共にまたは無し)を生成することができる。DS/DBのためのCSI報告を計算する次の例で、eNBはブランキング(B−TP)に対してどのTPが可能であるかを示す。
フィードバックセット={TP−1、TP−2、TP−3}、B−TP=TP−1
UEは、次の通り5個のCSIを生成することができる。
−ブランキングがないTP−1のための第1のCSI
−それぞれ、TP−1のブランキングと共に及び無しで、TP−2のための第2の及び第3のCSI
−それぞれ、TP−1のブランキングと共に及び無しで、TP−3のための第4及び第5のCSI
【0177】
IMRが使用される場合、eNBは信号に対して各CSI−RS構成を有する2個の干渉測定リソース(B−TPのブランキングと共に及び無しで)をUEに割り当てることができる。各CSI−RS構成ごとに、UEは2個の干渉測定リソースに対応する2個のCSIを生成する。eNBがCSI−RS構成を有する一つの干渉測定リソースのみを割り当てる場合に、CSI−RS構成はB−TPのためのものであり得る。
【0178】
DBのためのCSI報告で、一部追加的なCSI報告が上述したようにDS/DB推定(複数の干渉推定)に条件的に計算される。複数のポイントに対するCSI報告で、CoMP測定セットですべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされる。DBのためのCSI報告で、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して非周期的追加的なCSI報告(DBのために)がトリガーされる。
【0179】
また、CSI要請フィールドは、新たなCCIFを追加する代わりに使用されることができる。例えば、CSI要請フィールドは、修正された説明を有するCSI要請フィールドを再使用するか、CoMPに対するフィードバック情報を含むようにCSI要請フィールドのサイズを向上させることができる。
【0180】
オプションとしてのA−CSI(Additional CSI Request)フィールドは、非周期的−CSI−RS−構成−トリガー情報がDBのためにCSI報告を含むことを指示することができる。UEは、A−CSIフィールド無しで(例えば、これはCoMPのためのCSIフィードバックのベースラインであり得る)、対応するCSI構成に対してDBのためのCSIフィードバック及び追加的なCSIフィードバックを有することができる。A−CSI要請フィールドは1ビットであり得、1に設定される場合、DS/CBのための追加的なCSIフィードバックがCSI−RS構成に対するCSI報告上に生成される。
【0181】
RRCシグナリングは、アップデートされたCSI要請フィールドが使用されるか否かを指示するCSI−RS−構成−指示子−プレゼンスを送信する。このフィールドは、A−CSIフィールドが存在するか否かに対する条件を含むことができる。または、A−CSI要請フィールドに対して‘A−CSI−要請−プレゼンス’フィールドの新たなRRCシグナリングがあるはずである。
【0182】
CSI−RS−構成−指示子−プレゼンスがディスエーブルである場合、予め定められたCSI−RS構成(ら)に基づいた非周期的CSI報告がトリガーされることができる。例えば、CoMP測定セットですべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされることができ、CoMP測定セットですべてのCSI−RS構成に対して追加的な非周期的CSI報告(DBのために)がトリガーされる。
【0183】
アップデートされたCSI要請フィールドがCoMPフィードバックに使用されるか否かは、上記RRCシグナリングされたCSI−RS−構成−指示子−プレゼンス無しで、
(1)eNBにより構成された非セロパワーCSI−RSリソースの数、
(2)eNBにより構成された干渉推定の数
(3)eNBにより指示されたフィードバック構成の数
のうち少なくとも一つに依存する。
【0184】
一つ以上のCSI−RS構成が構成される場合、オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを指示する。このフィールドは、各サービングセル(またはCC)ごとに定義され得る。RRCシグナリングから2個の相異なるセットがCA及びCoMPのために参照される。一つのセットは、CAのためのものであり、各CCはサービングセルと称する。上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされることができる。
【0185】
他のセットは、CoMPのためのものであり、CoMPのためのTPごとのCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットでCSI−RS構成のセットに対応する。上位階層により構成されたCSI−RS構成(CoMP測定セットで)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされることができる。
【0186】
リソースの非効率性を減らすために、CCIFに対して固定ビットを使用する代わりに、CSI報告フィールドがゼロに設定される場合、非周期的CSI報告に対するCoMP測定セットは、周期的CSI報告に対するCoMP測定セットと相異なることがある。
【0187】
表40乃至表43は、新たなCSI要請フィールドの例を表し、既存のCSI要請フィールドが1ビットである場合、新たなCSI要請フィールドが1ビットであり、DBのための追加的なCSI要請フィールドは1ビットに設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告以外に、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0192】
表44乃至表47は、新たなCSI要請フィールドの説明を示す。従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは1ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0197】
表48乃至表49は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2であり、DBのための追加のCSI要請フィールドは1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、CSI−RS構成に対応するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0200】
表50及び表51は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0203】
表52及び表53は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0206】
表54及び表55は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、DBのための追加のCSI要請フィールドは1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対してDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0209】
表56及び表57は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0212】
表58は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは3ビットであり、DBのための追加のCSI要請フィールドは1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対してDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0214】
表59及び表60は、新たなCSI要請フィールドの説明を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは3ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0217】
複数のTPに対して複数のCSI報告のための新たなフィールドは、CCIFである。
【0218】
第1のオプション的な実施形態において、CCIFは、予め定義されたCSI−RS構成(または構成ら)に対する非周期的CSI報告を示す。一例において、最低構成インデックスを有するCSI−RS構成に対するフィードバックが指示される。他の例で、CoMPセットですべてのCSI−RS構成に対するフィードバックが指示される。
【0219】
第2のオプション的な実施形態において、UEにより選択される最良のmCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告フィードバックがトリガーされ、ここで、‘m’は、1乃至上位階層により構成されるCoMP測定セットの大きさの整数値である。
【0220】
第3のオプション的な実施形態において、上位階層により構成されるCSI−RS構成の予め定義されたセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。複数のCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告の上に、UEは、A−CSI要請が1に設定される場合に、対応するCSI−RS構成に基づいて、DBのためのCSI報告を生成する。
【0221】
A−CSIフィールドは、非周期的−CSI−RS−構成−トリガー情報がDBのためのCSI報告を含み得ることを示すオプションとしてのフィールドであり得る。UEは、A−CSIフィールド(例えば、これは、CoMPに対するCSIフィードバックのベースラインであり得る)なしに対応するCSI構成に対してDBのための追加のCSIフィードバック及びCSIフィードバックを常に有することができる。A−CSI要請フィールドは、1ビットであり得、1に設定される場合に、DBのための追加のCSIフィードバックは、CCIFに基づいて生成される。
【0222】
RRCシグナリングは、CSI−RS構成インジケータフィールドが存在するか否かを示すCSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスフィールドを送信する。このフィールドは、A−CSIフィールドが存在するか否かに対する条件を含むことができる。そうでない場合には、A−CSI要請フィールドに対する‘A−CSI−要請−プレゼンス’フィールドの新たなRRCシグナリングがあるはずである。
【0223】
CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスがディスエーブルされる場合に、予め定義されたCSI−RS構成(ら)に基づく非周期的CSI報告がトリガーされることができる。例えば、CoMP測定セット内のすべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされ、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して非周期的な追加のCSI報告(DBのために)がトリガーされる。
【0224】
CSI−RS構成インジケータフィールドが現在のCoMPフィードバックであるか否かは、次のパラメータ(RRCシグナリングCSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスなしに)のうちの少なくとも1つに依存する。
−eNBにより構成される非ゼロ−パワーCSI−RSリソースの数
−eNBにより構成される干渉推定の数
−eNBにより示されるフィードバック構成の数
【0225】
オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、1つ以上のCSI−RS構成が構成される場合に、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示す。このフィールドは、各サービングセル(またはCC)ごとに定義されることができる。
【0226】
RRCシグナリングからの2個の相互に異なるセットは、CA及びCoMPのために参照される。1つのセットは、CAのためのものであり、各CCは、サービングセルと呼ばれる。例えば、上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0227】
他のセットは、CoMPのためのものであり、CoMPのための各TPに対するCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットでCSI−RS構成のセットに対応する。例えば、上位階層により構成されたCSI−RS構成(CoMP測定セットで)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0228】
CCIF及びA−CSIは、UL PUSCHスケジューリングに使用されない(非周期的CSI報告のためのものではない)。CSI報告要請フィールドがゼロである場合に、CCIF/A−CSIは、他の目的、例えば、RRM(RSRP)測定トリガーリングのために使用されることができる。非周期的CSI報告に対するCoMP測定セットは、周期的CSI報告に対するCoMP測定セットとは異なることがある。
【0229】
表61は、DBのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0231】
表62乃至表64は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0235】
表65乃至表67は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0239】
表68は、DBのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0241】
表69乃至表71は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0245】
表72乃至表76は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0251】
表77は、DBのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の一例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0253】
表78は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の例を示す。
【0255】
表79は、DBのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の一例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0257】
表80は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを使用するCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の例を示す。
【0259】
CSI−RS構成インジケータフィールドがRRCシグナリングなしにビットマップタイプである場合に、DBのための追加のCSI要請フィールドは、1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。ビットマップタイプが予め定義されたCSI−RS報告セット、例えば、3ビットを有する。
[CSIRS1、CSIRS2、CSIRS3]=[000]〜[111]
【0260】
ビット列内の最左側ビット0は、CSIRS_Configuration_Index=0を有するCSI−RS構成に対応する。各ビットが対応するCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告がトリガーされないことを意味する値0を有するか、又は対応するCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告がトリガーされることを意味する値1を有する。この場合に、CoMP測定セットのサイズは、3以下である。ビットマップの大きさは、構成可能である。CCIFの大きさは、上位階層シグナリングにより構成されることができる。
【0261】
CIFが新たなCCIFを追加する代わりに使用されることができる。表81に示すように、CIFは、3ビットである。000乃至100のCIF情報は、5CCのために使用され、101乃至111のCIF情報は、専用されない。このような定義されない(または非専用)ビット割り当ては、CoMPのためのフィードバック情報に使用されることができる。CoMPフィードバックがトリガーされる場合に、単一CC送信を推定することができる。PUSCHに対するCCが予め定義されるか(例えば、最低ServCellIndex)、又は上位階層シグナリングに定義される。
【0263】
オプションとしてのA−CSIフィールドは、周期的−CSI−RS−構成−トリガー情報がDBのためのCSI報告を含み得ることを示すことができる。UEは、A−CSIフィールド(例えば、これは、CoMPのためのCSIフィードバックのベースラインであり得る)なしに、対応するCSI構成に対するDBのための追加のCSIフィードバック及びCSIフィードバックを常に有することができる。A−CSI要請フィールドは、1ビットであり得る。A−CSI要請フィールドが1に設定されると、DS/CBのための追加のCSIフィードバックは、CSI−RS構成に対するCSI報告の上に生成される。
【0264】
RRCシグナリングは、少なくとも1つのCSI−RS構成が構成される場合に、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示すオプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドを送信する。オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、UL PUSCHに対してCCをスケジューリングするキャリアインジケータ情報を含み得る。
【0265】
RRCシグナリングからの2個の異なるセットは、CA及びCoMPのために参照される。1つのセットは、CAのためのものであり、各CCは、‘サービングセル’と呼ばれる。例えば、上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0266】
他のセットは、CoMPのためのものであり、CoMPのための各TPに対するCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットでCSI−RS構成のセットに対応する。例えば、上位階層により構成されたCSI−RS構成(すなわち、CoMP測定セット内で)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。複数のCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告の上に、UEは、対応するCSI−RS構成に基づいて、DBのためのCSI報告を生成する。
図12は、本発明の実施形態によるDCIフォーマットの一例を示す。
【0267】
図12を参照すると、DCIフォーマットは、CIF、フラッグフォーマットフィールド、RB割り当てフィールド、オプションとしてのCSI−RS構成インジケータ1202、DBのための追加のCSI要請フィールド1204、少なくとも1つのMCS及びRVフィールド、NDI、TPCコマンド、DMRSに対するCS及びOCCインデックス、TDD専用TDD構成フィールド、CSI要請フィールド1206、1208、1210、SRS要請フィールド、及びマルチ−クラスターフラッグを含む。CSI要請フィールド1206、1208、1210は、1、2、または3ビットで構成されることができる。
【0268】
JTのためのフィードバックに対して、すべてのTPのための複数のCSIは、フィードバックセット内に含まれる。接続CSIは、ジョイント送信に基づいて確立される。可能な接続情報は、次の通りである。
−ケース1:JT_RI(JTのためのRI)、JT_PMI(JTのためのPMI)、及びJT_CQI(JTのためのCQI)
−ケース2:JT_PMI及びJT_CQI
−ケース3:JT_CQI
−ケース4:JT_PMI
JT_PMIは、TP間の位相差情報である。
【0269】
JTセットは、JTに対して対をなすTPのセットである(すなわち、対応するCSI−RS構成)。JTセットは、CoMP測定セットのサブセットである。複数のJTセットは、1つのUEに構成されることがある。
【0270】
JTのための新たなフィードバックモードも必要である。JTセット内のTP間のジョイント送信を考慮すると、CSIは、JTセット内の(JT_RI、JT_PMI、JT_CQI)各TPに対するJTモード:(RI、PMI、CQI)に含まれ得る。JT_RIのフィードバックは、オプション的である。これは、eNB側で推定することができる。JT_PMIは、JTセット内のTP間の1つ以上の位相差である。JT_CQIは、ジョイント送信のためのCQIと各TPのためのCQIとの間の差である。
【0271】
JTのためのCSI報告において、追加のCSI報告は、詳述した重要項目で例示できるJT推定(または複数のTP推定)に基づいて計算される。複数の地点に対するCSI報告において、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされる。JTのためのCSI報告において、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して追加の非周期的CSI報告(JTのために)がトリガーされる。
【0272】
CoMPのためのフィードバック情報を含むようにCSI要請フィールドの大きさを増加させるか、又は修正された説明で従来のCSI要請フィールドを再使用することによりCSI要請フィールドが構成される。
【0273】
オプションとしてのA−CSIフィールドは、非周期的−CSI−RS−構成−トリガー情報がDBのためのCSI報告を含むことを示すことができる。UEは、A−CSIフィールド(例えば、これは、CoMPのためのCSIフィードバックのベースラインであり得る)なしに、対応するCSI構成に対してJTのための追加のCSIフィードバック及びCSIフィードバックを常に有することができる。A−CSI要請フィールドは、1ビットであり得る。A−CSI要請フィールドが1に設定されると、DS/CBのための追加のCSIフィードバックは、CSI−RS構成に対するCSI報告の上で生成される。
【0274】
RRCシグナリングは、アップデートされたCSI要請フィールドが使用されるか否かを示すCSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスフィールドを送信する。CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスフィールドは、A−CSIフィールドが存在するか否かを示す。そうでない場合に、A−CSI要請フィールドに対する‘A−CSI−要請−プレゼンス’フィールドの新たなRRCシグナリングであり得る。
【0275】
CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスがディスエーブルされる場合に、予め定義されたCSI−RS構成(ら)に基づく非周期的CSI報告がトリガーされることができる。例えば、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされ、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して非周期的な追加のCSI報告(JTのために)がトリガーされる。
【0276】
アップデートされたCSI要請フィールドがCoMPフィードバックに対して存在するか否かは、CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスをシグナリングする上述したRRCシグナリングなしに、(1)eNBにより構成された非ゼロ−パワーCSI−RSリソース数、(2)eNBにより構成された干渉推定数、及び(3)eNBにより示されたフィードバック構成数のうちの少なくとも1つに依存できる。
【0277】
少なくとも1つのCSI−RS構成が構成される場合に、オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示す。オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、各サービングセル(またはCC)ごとに定義されることができる。
【0278】
RRCシグナリングからの2個の異なるセットは、CA及びCoMPのために参照される。1つのセットは、CAのためのものであり、各CCは、サービングセルと呼ばれる。例えば、上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0279】
他のセットは、CoMPのためのものであり、CoMPのための各TPに対するCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットでCSI−RS構成のセットに対応する。例えば、上位階層により構成されたCSI−RS構成(すなわち、CoMP測定セット内で)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
非周期的CSI報告のためのCoMP測定セットは、周期的CSI報告のためのCoMP測定セットとは異なることがある。
【0280】
表82乃至表85は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは、1ビットであり、JTのための追加のCSI要請フィールドは、1セットに設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0285】
表86乃至表89は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは1ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0290】
表90及び表91は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、JTのための追加のCSI要請フィールドは1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するJTのためのCSI報告がトリガーされる。
【0293】
表92乃至表95は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが1ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0298】
表96及び表97は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、JTのための追加のCSI要請フィールドは1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RSに対するDBのためのCSI報告がトリガーされる。
【0301】
表98及び表99は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは2ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0304】
表100は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは3ビットであり、JTのための追加のCSI要請フィールドは1に設定される。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するJTのためのCSI報告がトリガーされる。
【0306】
表101及び表102は、新たなCSI要請フィールドの例を示し、従来のCSI要請フィールドが2ビットである場合に、新たなCSI要請フィールドは3ビットであり、A−CSIフィールドは存在しない。
【0309】
複数のTP及びJTのための複数のCSI報告に対する追加のフィールドの説明について次の通りである。
【0310】
複数のTPのための複数のCSIに対する新たなフィールドは、JTのための追加のCSI要請フィールド(すなわち、A−CSI要請)及びCSI−RS構成インジケータフィールド(CCIF)を含む。
【0311】
第1のオプション的な実施形態において、CCIFは、予め定義されたCSI−RS構成(または構成ら)のための非周期的CSI報告を示す。例えば、最低構成インデックスを有するCSI−RS構成に対するフィードバックが示される。他の例として、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対するフィードバックが示される。
【0312】
第2のオプション的な実施形態において、CCIFは、UEにより選択される最良のmCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告フィードバックがトリガーされることを示す。‘m’は、1乃至上位階層により構成されるCoMP測定セットの大きさの整数値である。
【0313】
第3のオプション的な実施形態において、CCIFは、上位階層により構成されるCSI−RS構成の予め定義されたセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされることを示す。複数のCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告の上で、A−CSI要請が1に設定される場合に、UEは、対応するCSI−RS構成に基づいてJTのためのCSI報告を生成する。
【0314】
A−CSIフィールドは、非周期的−CSI−RS−構成−トリガー情報がJTのためのCSI報告を含むか否かを示すオプションとしてのフィールドである。UEは、A−CSIフィールド(例えば、これは、CoMPに対するCSIフィードバックのベースラインである)なしに、対応するCSI構成のJTのための追加のCSIフィードバック及びCSIフィードバックを常に有することができる。A−CSI要請フィールドは1ビットであり得、1に設定される場合に、JTのための追加のCSIフィードバックは、CCIFに基づいて生成される。
【0315】
RRCシグナリングは、CSI−RS構成インジケータフィールドが存在するか否かを示すCSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスフィールドを送信する。CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスフィールドは、A−CSIフィールドが存在するか否かを示す。そうでないと、A−CSI要請フィールドに対して‘A−CSI−要請プレゼンス’フィールドの新たなRRCシグナリングがある。
【0316】
CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスがディスエーブルされる場合に、予め定義されたCSI−RS構成(ら)に基づく非周期的CSI報告がトリガーされることができる。例えば、CoMP測定セットのすべてのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされ、CoMP測定セットですべてのCSI−RS構成に対して非周期的な追加のCSI報告(すなわち、JTのために)がトリガーされる。
【0317】
CoMPフィードバックに対してCSI−RS構成インジケータフィールドが存在するか否かは、CSI−RS−構成−インジケータ−プレゼンスをシグナリングする上述したRRCシグナリングなしに、
(1)eNBにより構成された非ゼロ−パワーCSI−RSリソース数、
(2)eNBにより構成された干渉推定数
(3)eNBにより示されたフィードバック構成数
のうちの少なくとも1つに依存する。
【0318】
オプション的としての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、少なくとも1つのCSI−RS構成が構成される場合に、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示す。オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、各サービングセル(またはCC)に対して定義されることができる。
【0319】
RRCシグナリングからの2個の異なるセットは、CA及びCoMPのために参照される。1つのセットは、CAのためのものであり、各CCは、サービングセルと呼ばれる。例えば、上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0320】
他のセットは、CoMPのためのものであり、CoMPのための各TPに対するCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットのCSI−RS構成のセットに対応する。例えば、上位階層により構成されたCSI−RS構成(すなわち、CoMP測定セット内)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0321】
CCIF及びA−CSIは、UL PUSCHスケジューリングに対して使用されないことがある(非周期的CSI報告のためのものではない)。CSI報告要請フィールドがゼロである場合に、CCIF/A−CSIは、他の目的、例えば、RRM(RSRP)測定トリガーリングのために使用されることができる。非周期的CSI報告に対するCoMP測定セットは、周期的CSI報告に対するCoMP測定セットと異なることがある。
【0322】
表103は、JTのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するJTのためのCSI報告がトリガーされる。
【0324】
表104乃至表106は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、RRCシグナリングなしに、CSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0328】
表107乃至表109は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、RRCシグナリングなしに、CSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0332】
表110は、JTのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを用いてCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成のJTのためのCSI報告がトリガーされる。
【0334】
表111乃至表113は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを用いてCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0338】
表114乃至表118は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを用いてCSI−RS構成インジケータフィールド(1ビットケース)の例を示す。
【0343】
表119は、JTのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するJTのためのCSI報告がトリガーされる。
【0345】
表120は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、RRCシグナリングなしにCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の例を示す。
【0347】
表121は、JTのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを用いてCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の例を示す。対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するJTのためのCSI報告がトリガーされる。
【0349】
表122は、A−CSIフィールドが存在しない場合に、非周期的−CSI−RS−構成−トリガーを用いてCSI−RS構成インジケータフィールド(2ビットケース)の例を示す。
【0351】
CSI−RS構成インジケータフィールドは、RRCシグナリングなしにビットマップタイプを有することができる。JTのための追加のCSI要請フィールドが1に設定される場合に、対応するCSI−RS構成に対するCSI報告に加えて、対応するCSI−RS構成に対するJTのためのCSI報告がトリガーされる。ビットマップタイプは、予め定義されたCSI−RS報告セット、例えば、3ビットにより示される。
[CSIRS1、CSIRS2、CSIRS3]=[000]〜[111]
【0352】
ビット列の最左側ビット0は、CSIRS_Configuration_Index=0を有するCSI−RS構成などに対応する。各ビットは、対応するCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告がトリガーされないことを意味する値0、または対応するCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告がトリガーされることを意味する値1を有する。
UEは、複数のCSI−RS構成ビットが設定される場合に、JTのためのCSI報告をフィードバックできる。
[CSIRS1、CSIRS2、CSIRS3]=[011]
【0353】
UEは、CSIRS2に対するCSI報告及びCSIRS3に対するCSI報告をフィードバックでき、CSIRS2及びCSIRS3を考慮したJTのためのCSI報告がJTのために使用される。UEは、A−CSIフィールド(例えば、これは、CoMPに対するCSIフィードバックのベースラインであり得る)なしに、対応するCSI構成に対するJTのための追加のCSIフィードバック及びCSIフィードバックを常に有することができる。この場合に、CoMP測定セットの大きさは、3以下である。
ビットマップの大きさは、構成可能である。例えば、CCIFの大きさは、上位階層シグナリングにより構成されることができる。
【0354】
キャリアインジケータフィールド(CIF)は、新たなCCIFを付加する代わりに使用され得る。CIFは、表123に示すように3ビットである。(5CCに対して)000乃至100のCIF情報が使用され、101乃至111のCIF情報は、専用されない。このような定義されない(または非専用)ビット割り当ては、CoMPのための情報をフィードバックするために使用することができる。CoMPフィードバックがトリガーされる場合には、単一CC送信が推定され得る。PUSCHに対するCCは、予め定義されるか(例えば、最低ServCellIndex)、又は上位階層シグナリングで定義される。
【0356】
A−CSIは、非周期的−CSI−RS−構成−トリガー情報がJTのためのCSI報告を含むか否かを示すオプションとしてのフィールドであり得る。UEは、A−CSIフィールド(例えば、これは、CoMPに対するCSIフィードバックのベースラインであり得る)なしに、対応するCSI構成に対するJTのための追加のCSIフィードバック及びCSIフィードバックを常に有することができる。A−CSI要請フィールドは、1ビットであり得、1に設定される場合に、DS/CBのための追加のCSIフィードバックは、CSI−RS構成に対するCSI報告の上に生成される。
【0357】
RRCシグナリングからの2個の異なるセットがCA及びCoMPのために参照される。1つのセットは、CAのためのものであり、各CCは、‘サービングセル’と呼ばれる。例えば、上位階層により構成されたサービングセルの第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0358】
他のセットはCoMPのためのものであり、CoMPのための各TPに対するCSIフィードバック報告は、CoMP測定セットのCSI−RS構成のセットに対応する。例えば、上位階層により構成されたCSI−RS構成(すなわち、CoMP測定セット内)の第1のセットに対して非周期的CSI報告がトリガーされる。
【0359】
少なくとも1つのCSI−RS構成が構成される場合に、RRCシグナリングは、どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示すオプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドを送信する。オプションとしての非周期的−CSI−RS−構成−トリガーフィールドは、UL PUSCHに対してCCをスケジューリングするキャリアインジケータ情報を含むことができる。複数のCSI−RS構成に対する非周期的CSI報告の上に、UEは、対応するCSI−RS構成に基づいて、JTのためのCSI報告を生成する。
図13は、本発明の実施形態によるDCIフォーマットの一例を示す。
【0360】
図13を参照すると、DCIフォーマットは、CIF、フラッグフォーマットフィールド、RB割り当てフィールド、オプションとしてのCSI−RS構成インジケータ1302、FT1304に対する追加のCSI要請フィールド、少なくとも1つのMCS及びRVフィールド、NDI、TPCコマンド、OCCインデックス及びDMRSに対するCS、TDD専用のTDD構成フィールド、CSI要請フィールド1306、1308、1310、SRS要請フィールド、及び複数のクラスターフラッグを含む。CSI要請フィールド1306、1308、1310は、1、2、または3ビットで構成可能である。
【0361】
上述した本発明の実施形態は、CoMPのためのPUSCHに対する非周期的CSI報告、及び複数のTP、DS/DB、及びJTのための複数のCSI報告のためのCSI報告を考慮する。しかしながら、複数のTP、DS/DB、及びJTのための複数のCSI報告に対するCSI報告の組み合わせも可能である。
表124及び表125は、CSI要請フィールドの例を示す。
【0364】
CoMP送信のためのCSI報告に対する上述した方法は、0または4の現在のDCIフォーマットに適用することができ、また、CoMPまたは他の送信のための新たなDCIフォーマットに含まれることができる。
図14は、本発明の実施形態によって、CoMPのためのCSIフィードバックの実行が要請されたUEの方法を示すフローチャートである。
【0365】
図14を参照すると、UEは、ステップ1402において、CSI報告がCoMP送信のためのCSIフィードバック情報を含むか否かを示す上位階層シグナリングを受信する。UEは、ステップ1404において、PDCCHを受信し、PDCCHがCSI要請フィールドを含むか否か、そして、UEがフィードバックCSI情報をフィードバックするように対応するビットが設定されているか否かをチェックする。その後に、UEは、ステップ1406において、CoMPのためのCSI報告(すなわち、フィードバック割り当て)の種類がUEに要請されることを示す上位階層シグナリングがあるか否かを検査する。どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示す上位階層シグナリングが存在する場合に、ステップ1410において、UEは、上位シグナリングに従ってCoMPのためのCSIフィードバック報告とともにPUSCHを送信する。どのCSI−RS構成に対して非周期的CSI報告がトリガーされるかを示す上位階層シグナリングがない場合に、ステップ1408において、UEは、予め定義されたCSI構成でCoMPのためのCSIフィードバック報告とともにPUSCHを送信する。
図15は、本発明の実施形態によるUEを示すブロック図である。
【0366】
図15を参照すると、UEは、送受信器1510及び制御器1520を含む。送受信器1510は、外部装置、例えば、ノードBとデータを送受信する。ここで、送受信器1510は、非周期的フィードバックインジケータを含むDCIを受信するように、制御器1520の制御の下に中央制御装置と無線で通信し、CoMPのためのチャネル情報を中央制御装置に送信する。
【0367】
制御器1520は、UEのすべての構成要素の状態及び動作を制御する。ここで、制御器1520は、UEとセルとの間で共有された情報に基づいて、協調通信のためのフィードバック情報を選択し、この選択されたセルに関するフィードバック情報を中央制御装置に送信する。したがって、制御器1520は、中央制御装置から受信した干渉関連情報及び少なくとも1つの測定セットからフィードバック情報を判定し、受信したCSI−RS及びIMRを用いて信号及び干渉を推定するチャネル推定器1530を含む。チャネル推定器1530は、CoMPに関連したフィードバック情報を中央制御装置に送信する送受信器1510を制御する。
【0368】
ここで、UEは、送受信器1510及び制御器1520を含むと説明されているが、UEの構成要素は、これに限定されない。すなわち、UEは、例えば、ディスプレー、入力装置などのUEで実行される機能に従う様々な構成要素をさらに含んでもよい。
【0369】
図16は、本発明の実施形態による中央制御装置を示すブロック図である。ここで、中央制御装置は、ノードBまたは個別のネットワークエンティティーで具現されてもよい。
【0370】
図16を参照すると、中央制御装置は、制御器1610及び送受信器1620を含む。制御器1610は、中央制御装置のすべての構成要素の状態及び動作を制御する。ここで、制御器1610は、UEのチャネル推定のためのセルに対するCSI−RS及びIMRを各リソースに割り当て、非周期的フィードバックインジケータを設定する。したがって、制御器1610は、UEが各セルに対するチャネルを推定できるようにCSI−RSをリソースに割り当てるリソース割り当て部1630を含み、この割り当てられたリソースを使用してCSI−RSを送信する。セルごとに割り当てられたリソースは、各セルのチャネル推定のためにCSI−RSに対応するように割り当てられる。また、リソース割り当て部1630は、各UEがIMRを通して干渉を適切に反映するように適切なIMRを構成する。
【0371】
送受信器1620は、中央制御装置により管理されるセルまたはUEとデータを送受信する。ここで、送受信器1620は、制御器1610の制御の下に割り当てられたリソースを通してCSI−RS及びIMRをUEに送信し、非周期的フィードバックインジケータを含むDCIを送信し、UEからチャネル情報に関する少なくとも1つのフィードバックを受信する。
【0372】
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。