【文献】
MediaTek Inc.,Discussion on HARQ feedback mechanism and cross-carrier scheduling in inter-band CA with different TDD UL-DL configuratons,3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #67 R1-113864,2011年11月 8日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記PCCの特別サブフレームのDwPTSは、前記SCCの下りリンクサブフレームの、PDSCH割当に備えられた時間ドメイン領域であるデータ領域と重なる、請求項1に記載の方法。
前記UE動作は、前記PCCの特別サブフレームのDwPTSが、前記SCCの下りリンクサブフレームの、PDSCH割当に備えられた時間ドメイン領域であるデータ領域に重なるか否かにはかかわらず、前記SCCの前記下りリンクサブフレームのいかなる部分を介しても前記PDSCHは受信されないとの仮定で実行される、請求項1に記載の方法。
前記PCCの特別サブフレームのDwPTSは、前記SCCの下りリンクサブフレームの、PDSCH割当に備えられた時間ドメイン領域であるデータ領域と重なる、請求項5に記載の端末。
前記UE動作は、前記PCCの特別サブフレームのDwPTSが、前記SCCの下りリンクサブフレームの、PDSCH割当に備えられた時間ドメイン領域であるデータ領域に重なるか否かにはかかわらず、前記SCCの前記下りリンクサブフレームのいかなる部分を介しても前記PDSCHは受信されないとの仮定で実行される、請求項5に記載の端末。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施例は、CDMA、FDMA、TDMA、OFDMA、SC−FDMAなどのような様々な無線接続システムに利用可能である。CDMAは、はん用地上無線接続(UTRA)又はCDMA2000のような無線技術で実現可能である。TDMAは、GSM(登録商標)/一般パケット無線サービス(GPRS)/GSM(登録商標)進化用強化データ速度(EDGE)のような無線技術で実現可能である。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術で実現可能である。UTRAは、はん用移動体通信システム(UMTS)の一部である。第三世代パートナシッププロジェクト(3GPP)長期進化システム(LTE)は、進化UTRA(E−UTRA)を用いる進化UMTS(E−UMTS)の一部であり、高度LTE(LTE−A)は、3GPP LTEの進展したバージョンである。説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE−Aを中心に説明するが、これに本発明の技術的思想が制限される訳ではない。
【0016】
無線通信システムにおいて端末は基地局から下りリンク(DL)で情報を受信し、端末は基地局に上りリンク(UL)で情報を送信する。基地局と端末とが送受信する情報にはデータ及び種々の制御情報が含まれ、これら送受信される情報の種類/用途によって様々な物理チャネルが存在する。
【0017】
図1は、3GPP LTEシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号送信方法を説明するための図である。
【0018】
電源が切れた状態で再び電源が入ったり、新しくセルに進入したりした端末は、ステップS101で基地局と同期を取るなどの初期セル探索作業を行う。そのために、端末は基地局から1次同期チャネル(P−SCH)及び2次同期チャネル(S−SCH)を受信して基地局と同期を取り、セルID(cell identity)などの情報を取得する。その後、端末は基地局から物理同報チャネル(PBCH)を受信してセル内の同報情報を取得できる。一方、端末は、初期セル探索段階で下りリンク参照信号(DL RS)を受信して下りリンクチャネル状態を確認してもよい。
【0019】
初期セル探索を終えた端末は、ステップS102で、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)及び物理下りリンク制御チャネル情報に基づく物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)を受信し、より具体的なシステム情報を取得できる。
【0020】
続いて、端末は基地局への接続を完了するために、ステップS103乃至ステップS106のようなランダム接続手順(Random Access Procedure)を行ってもよい。そのために、端末は、物理ランダム接続チャネル(PRACH)を用いてプリアンブルを送信し(S103)、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルを用いてプリアンブルに対する応答メッセージを受信できる(S104)。競合ベースのランダム接続では、追加の物理ランダム接続チャネルの送信(S105)及び物理下りリンク制御チャネル並びにそれに対応する物理下りリンク共有チャネル受信(S106)のような競合解決手続(Contention Resolution Procedure)を行ってもよい。
【0021】
上述の手順を行った端末は、その後、一般的な上り/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル/物理下りリンク共有チャネルの受信(S107)、及び物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の送信(S108)を行ってもよい。端末が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(UCI)と呼ぶ。UCIは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(ACK/NACK)、スケジュール要求(SR)、チャネル状態情報(CSI)などを含む。CSIは、チャネル品質指示子(CQI)、プリコーディング行列指示子(PMI)、ランク指示(RI)などを含む。UCIは、PUCCHで送信されることが一般的であるが、制御情報及び情報(トラヒック)データが同時に送信されるべき場合にはPUSCHで送信されることもある。また、ネットワークの要求/指示に応じてUCIがPUSCHで非周期的に送信されることもある。
【0022】
図2に、無線フレームの構造を例示する。上りリンク/下りリンクデータパケット送信はサブフレーム単位で行われ、サブフレームは、複数のシンボルを含む時間区間で定義される。3GPP LTE標準では、周波数分割2重通信(FDD)に適用可能なタイプ1無線フレーム構造と、TDDに適用可能なタイプ2無線フレーム構造とをサポートする。
【0023】
図2(a)は、タイプ1無線フレームの構造を例示する図である。下りリンク無線フレームは、10個のサブフレームで構成され、1サブフレームは時間ドメインにおいて2個のスロットで構成される。1サブフレームが送信されるために掛かる時間を送信時間間隔(TTI)という。例えば、1サブフレームの長さは1msであり、1スロットの長さは0.5msであってよい。1スロットは、時間領域において複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域において複数のリソースブロック(RB)を含む。3GPP LTEシステムでは、下りリンクにおいてOFDMを使用するため、OFDMシンボルが1シンボル区間を表す。OFDMシンボルはSC−FDMAシンボル又はシンボル区間と呼ばれることもある。リソース割当単位としてのリソースブロック(RB)は、1スロットで複数の連続した副搬送波を含んでもよい。
【0024】
スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、循環プレフィクス(CP)の構成によって異なることがある。CPには、拡張CP(extended CP)及び正規CP(normal CP)がある。例えば、OFDMシンボルが正規CPによって構成された場合、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は7個でよい。OFDMシンボルが拡張CPによって構成された場合、1 OFDMシンボルの長さが増えるため、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、正規CPの場合に比べて少ない。例えば、拡張CPでは、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は6個であってよい。端末が高速で移動する場合などのようにチャネル状態が不安定な場合、シンボル間の干渉をより減らすために拡張CPが用いられることがある。
【0025】
正規CPが用いられる場合、スロットは7個のOFDMシンボルを含むため、サブフレームは14個のOFDMシンボルを含む。サブフレームの先頭の最大3個のOFDMシンボルがPDCCHに割り当てられ、残りのOFDMシンボルはPDSCHに割り当てられてもよい。
【0026】
図2(b)は、タイプ2無線フレームの構造を示す図である。タイプ2無線フレームは、2個のハーフフレームで構成される。ハーフフレームは、4(5)個の一般サブフレーム及び1(0)個の特別サブフレームを含む。一般サブフレームはUL−DL設定に応じて上りリンク又は下りリンクに用いられる。サブフレームは2個のスロットで構成される。
【0027】
表1に、UL−DL設定による無線フレーム内のサブフレーム設定を例示する。
【0029】
表中、Dは下りリンクサブフレームを、Uは上りリンクサブフレームを、Sは特別サブフレームを表す。特別サブフレームは、下りリンクパイロット時間スロット(DwPTS)、保護区間(GP)、及び上りリンクパイロット時間スロット(UpPTS)を含む。DwPTSは、端末での初期セル探索、同期化又はチャネル推定に使われる。UpPTSは、基地局でのチャネル推定と端末の上りリンク送信同期を合わせるために使われる。保護区間は、上りリンクと下りリンクとの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
【0030】
無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームにおいてサブフレームの数、スロットの数、シンボルの数は様々に変更してもよい。
【0031】
図3は、下りリンクスロットのためのリソースグリッドを示す図である。
【0032】
図3を参照すると、下りリンクスロットは、時間ドメインで複数のOFDMシンボルを含む。ここでは、1個の下りリンクスロットは7個のOFDMシンボルを含み、1個のリソースブロック(RB)は周波数ドメインで12個の副搬送波を含むものとする。しかし、本発明がこれに制限されるものではない。リソースグリッド上でそれぞれの要素はリソース要素(RE)と呼ばれる。1個のRBは12×7個のREを含む。下りリンクスロットに含まれたRBの個数N
DLは、下りリンク送信帯域に依存する。上りリンクスロットの構造は下りリンクスロットの構造と同一であってよい。
【0033】
図4は、下りリンクサブフレームの構造を例示する。
【0034】
図4を参照すると、サブフレーム内で1番目のスロットの先頭に位置した最大3(4)個のOFDMシンボルが、制御チャネルが割り当てられる制御領域に該当する。残りのOFDMシンボルは、PDSCHが割り当てられるデータ領域に該当し、データ領域の基本リソース単位はRBである。LTEで使われる下りリンク制御チャネルとしては、物理制御フォーマット指示子チャネル(PCFICH)、PDCCH、物理HARQ指示子チャネル(PHICH)などを含む。PCFICHは、サブフレームの最初のOFDMシンボルで送信され、サブフレーム内で制御チャネルの送信に使われるOFDMシンボルの個数に関する情報を搬送する。PHICHは、上りリンク送信に対する応答であり、HARQ ACK/NACK信号を搬送する。PDCCHで送信される制御情報は下りリンク制御情報(DCI)と呼ばれる。DCIは、上りリンク又は下りリンクスケジュール情報又は任意の端末グループのための上りリンク送信電力制御命令を含む。
【0035】
PDCCHで送信される制御情報をDCIと呼ぶ。DCIフォーマットは、上りリンク用にフォーマット0,3,3A,4、下りリンク用にフォーマット1,1A,1B,1C,1D,2,2A,2B、2Cなどのフォーマットが定義されている。DCIフォーマットによって情報フィールドの種類、情報フィールドの個数、各情報フィールドのビット数などが異なる。例えば、DCIフォーマットは、用途に応じて、ホップフラグ、RB割当、変調符号化方式(MCS)、冗長バージョン(RV)、新規データ指示子(NDI)、送信電力制御(TPC)、HARQプロセス番号、PMI確認などの情報を選択的に含む。したがって、DCIフォーマットによってDCIフォーマットに整合する制御情報のサイズが異なる。一方、任意のDCIフォーマットは、2種類以上の制御情報の送信に使用可能である。例えば、DCIフォーマット0/1Aは、DCIフォーマット0又はDCIフォーマット1を運ぶために使用され、これらはフラグフィールドによって区別される。
【0036】
PDCCHは、下りリンク共有チャネル(DL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割当情報、上りリンク共有チャネル(UL−SCH)に関するリソース割当情報、呼出し(paging)チャネル(PCH)に関する呼出し情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダム接続応答のような上位層制御メッセージのリソース割当情報、任意の端末グループ中の個別端末への送信電力制御命令、IP電話(VoIP)の活性化などを搬送する。制御領域内で複数のPDCCHが送信されることがある。端末は複数のPDCCHを監視可能である。PDCCHは、一つ又は複数の連続した制御チャネル要素(CCE)上で送信される。CCEは、無線チャネルの状態によって所定の符号化速度のPDCCHを提供するために用いられる論理的割当単位である。CCEは、複数のリソース要素グループ(REG)に対応する。PDCCHのフォーマット及び利用可能なPDCCHのビット数は、CCEの個数と、CCEによって提供される符号化速度との相関関係によって決定される。基地局は、端末に送信されるDCIによってPDCCHフォーマットを決定し、巡回冗長検査ビット(CRC)を制御情報に付加する。CRCは、PDCCHの所有者又は用途によって一意の識別子(無線ネットワーク一時識別子(RNTI)という)でマスクされる。PDCCHが特定端末のためのものであれば、当該端末の一意の識別子(例えば、セルRNTI(C−RNTI))がCRCにマスクされる。他の例として、PDCCHが呼出しメッセージのためのものであれば、呼出し指示識別子(例えば、呼出しRNTI(P−RNTI))がCRCにマスクされる。PDCCHがシステム情報(より具体的には、後述するシステム情報ブロック(SIB))に関するものであれば、システム情報識別子(例えば、システム情報RNTI(SI−RNTI))がCRCにマスクされる。端末のランダム接続プリアンブルの送信に対する応答である、ランダム接続応答を指示するためにランダム接続RNTI(RA−RNTI)がCRCにマスクされる。
【0037】
図5は、上りリンクサブフレームの構造を例示する。
【0038】
図5を参照すると、サブフレーム500は、2個の0.5msスロット501を含む。正規CPが使われる場合、各スロットは7個のシンボル502で構成され、1個のシンボルは1個のSC−FDMAシンボルに対応する。リソースブロック503は、周波数領域で12個の副搬送波、及び時間領域で1個のスロットに該当するリソース割当単位である。上りリンクサブフレームの構造は、データ領域504と制御領域505とに大別される。データ領域は、端末が音声、パケットなどのデータを送信するために使用される通信リソースを意味し、PUSCHを含む。制御領域は、端末が上りリンク制御情報(UCI)を送信するために使用される通信リソースを意味し、PUCCHを含む。
【0039】
PUCCHは、下記の上りリンク制御情報を送信するために使用可能である。
【0040】
− SR:上りリンクUL−SCHリソースを要求するために用いられる情報である。オンオフ変調(OOK)方式を用いて送信される。
【0041】
− HARQ−ACK:PDSCH上の下りリンクデータパケット(例えば、符号語)に対する応答である。下りリンクデータパケットが成功裏に受信されたか否かを表す。単一下りリンク符号語に対する応答としてHARQ−ACK 1ビットが送信され、二つの下りリンク符号語に対する応答としてHARQ−ACK 2ビットが送信される。HARQ−ACK応答は、肯定ACK(単にACKと呼ぶ)、否定ACK(NACK)、DTX又はNACK/DTXを含む。ここで、HARQ−ACKは、HARQ ACK/NACK、ACK/NACKと同じ意味で使われる。
【0042】
−CSI:下りリンクチャネルに対するフィードバック情報である。多入力多出力(MIMO)関連フィードバック情報は、RI及びPMIを含む。サブフレーム当たり20ビットが用いられる。
【0043】
端末がサブフレームで送信可能な制御情報の量は、使用可能なSC−FDMAの個数に依存する。制御情報送信に使用可能なSC−FDMAは、サブフレームにおいて参照信号送信のためのSC−FDMAシンボルを除く残りのSC−FDMAシンボルを意味し、SRSが設定されたサブフレームでは、サブフレームの最後のSC−FDMAシンボルも除外される。参照信号は、PUCCHのコヒーレント検出に用いられる。PUCCHは、送信される情報によって様々なフォーマットをサポートする。
【0044】
表2は、LTE(−A)におけるPUCCHフォーマットとUCIとの対応関係を表すものである。
【0046】
SRSは、サブフレームにおいて最後のSC−FDMAシンボルで送信される(506)。同一のSC−FDMAシンボルで送信される複数の端末のSRSは、周波数位置/シーケンスによって区別可能である。SRSは非周期的又は周期的に送信される。
【0047】
図6は、スロットレベルでのPUCCHフォーマット1a及び1bの構造を示す。PUCCHフォーマット1a及び1bは、同一の内容の制御情報がサブフレーム内でスロット単位に反復される。各端末のACK/NACK信号は計算機生成定振幅零自己相関(CG−CAZACシーケンスの別個の巡回シフト(CS)(周波数ドメイン符号)及び直交カバー符号(OC又はOCC)(時間ドメイン拡散符号)で構成された別個のリソース上で送信される。OCとしては、例えば、ウォルシュ(Walsh)/DFT直交符号がある。CSの個数が6個、OCの個数が3個のとき、単一アンテナを基準にして総計18個の端末が同一の物理リソースブロック(PRB)内で多重化可能となる。
【0048】
図7は、スロットレベルでPUCCHフォーマット2/2a/2bの構造を示す。サブフレームはRSシンボル以外に10個のQPSKデータシンボルで構成される。QPSKシンボルはそれぞれ、CSによって周波数ドメインで拡散された後、該当のSC−FDMAシンボルにマップされる。RSは巡回シフトを用いてCDMによって多重化してもよい。例えば、利用可能なCSの個数が12又は6であるとき、同一のPRB内にそれぞれ12又は6個の端末が多重可能となる。
【0049】
図8は、搬送波集約通信システムを例示する。
【0050】
図8を参照すると、複数の上り/下りリンク成分搬送波(CC)を束ねてより広い上り/下りリンク帯域幅をサポート可能である。それぞれのCCは周波数領域で互いに隣接しても、非隣接でもよい。各成分搬送波の帯域幅は独立して定めてもよい。UL CCの個数とDL CCの個数とが異なる非対称搬送波集約も可能である。一方、制御情報は、特定CCだけで送受信可能に設定してもよい。このような特定CCを1次CC(PCC)と呼び、残りのCCを2次CC(SCC)と呼ぶこともある。一例として、搬送波間スケジュール(cross−carrier scheduling)(又はCC間スケジュール)が適用される場合、下りリンク割当のためのPDCCHはDL CC #0で送信され、該当のPDSCHはDL CC #2で送信されることがある。用語「成分搬送波」は、均等な別の用語(例えば、搬送波、セルなど)に置き換えてもよい。
【0051】
CC間スケジュールのために、搬送波指示子フィールド(CIF)が用いられる。PDCCH内のCIFの存在又は不存在のための設定が、半永続的に端末特定(又は端末グループ特定)に上位層信号通知(例えば、RRC信号通知)によって有効(enable)にされてもよい。PDCCH送信の基本事項をまとめると、次のとおりである。
【0052】
‐CIF無効(disabled):DL CC上のPDCCHは、同一のDL CC上のPDSCHリソース及び単一のリンクされたUL CC上でのPUSCHリソースを割り当てる。
・No CIF
【0053】
‐CIF有効(enabled):DL CC上のPDCCHはCIFを用いて、複数の束ねられたDL/UL CCのうち一つのDL/UL CC上のPDSCH又はPUSCHリソースを割り当てることができる。
・CIFを持つように拡張されたLTE DCIフォーマット
−CIF(設定される場合)は、固定されたxビットフィールド(例えば、x=3)
−CIF(設定される場合)位置は、DCIフォーマットサイズによらずに固定される
【0054】
CIF存在時に、基地局は、端末にとってのBD複雑度を下げるために、監視DL CC(セット)を割り当ててもよい。すると、PDSCH/PUSCHスケジュールために、端末は該当のDL CCでだけPDCCHの検出/復号を行うだけでよい。また、基地局は監視DL CC(セット)だけでPDCCHを送信してもよい。監視DL CCセットは、端末特定、端末−グループ特定又はセル特定の方式で設定可能である。
【0055】
図9は、3個のDL CCが束ねられ、DL CC Aが監視DL CCに設定された場合を例示する。CIFが無効化されると、LTE PDCCH規則に従って各DL CCはCIFなしに、各DL CCのPDSCHをスケジュールするPDCCHを送信してもよい。一方、CIFが上位層信号通知によって有効化されると、CIFを用いてDL CC AだけがDL CC AのPDSCHに加えて、他のDL CCのPDSCHをスケジュールするPDCCHを送信してもよい。監視DL CCに設定されていないDL CC B及びCではPDCCHが送信されない。ここで、「監視DL CC(MCC)」は、監視搬送波、監視セル、スケジュール搬送波、スケジュールセル、サービス提供搬送波、サービス提供セルなどのような均等な用語に置き換えてもよい。スケジュールの観点でPCCはMCCと呼んでもよい。PDCCHに対応するPDSCHが送信されるDL CC、PDCCHに対応するPUSCHが送信されるUL CCは、被スケジュール搬送波、被スケジュールセルなどと呼ばれることもある。
【0056】
一方、TDDベースのbeyond LTE−Aシステムでは、別個のUL−DL設定で動作する複数CCの集約を考慮可能である。この場合、PCC及びSCCに設定されたA/Nタイミング(すなわち、各DL SFで送信されたDLデータに対するA/Nが送信されるUL SFタイミング)が、該当のCCのUL−DL設定によってそれぞれ異なることがある。例えば、同一のDL SFタイミング(このサブフレームで送信されたDLデータ)に対してA/Nが送信されるUL SFタイミングが、PCC及びSCCに対して別々に設定されることがあり、同一のUL SFタイミングに送信されるA/Nフィードバックの対象となるDL SFグループがPCC及びSCCに対して別々に設定されることがある。また、同一のSFタイミングに対してPCCのリンク方向(すなわち、DL又はUL)とSCCのリンク方向とが異なるように設定されることもある。一例として、特定SFタイミングにおいてSCCはUL SFに設定される一方、PCCはDL SFに設定されることがある。
【0057】
また、TDDベースのbeyond LTE−Aシステムでは、別個のTDD UL−DL設定ベースのCA状況(便宜上、別個の(different)TDD CAという)においてCC間スケジュール動作サポートを考慮可能である。この場合、MCC及びSCCそれぞれに設定されたUL許可タイミング(UL送信をスケジュールするUL許可が送信されるDL SFタイミング)及びPHICHタイミング(ULデータに対するPHICHが送信されるDL SFタイミング)が異なることがある。例えば、同一のUL SFに対してUL許可/PHICHが送信されるDL SFがMCCとSCCとで異なるように設定されることがある。また、同一のDL SFで送信されるUL許可又はPHICHフィードバックの対象となるUL SFグループがMCCとSCCとで異なるように設定されることもある。この場合にも、同一のSFタイミングに対してMCCのリンク方向とSCCのリンク方向とが異なるように設定されることがある。例えば、SCCでは特定SFタイミングがUL許可/PHICHが送信されるDL SFに設定される一方、MCCでは、該SFタイミングがUL SFに設定されることがある。
【0058】
一方、別個のTDD CA設定によってPCCのリンク方向とSCCのリンク方向とが異なっているSFタイミング(以下、衝突(collided)SFという)が存在する場合、該SFタイミングでは、端末のハードウェア構成又は他の理由/目的などによって、PCC/SCCのうち、特定リンク方向又は特定CC(例えば、PCC)と同じリンク方向を持つCCだけを運用してもよい。便宜上、このような方式を半2重(HD)TDD CAと呼ぶ。例えば、PCCに対して特定SFタイミングがDL SFに設定され、SCCに対しては該SFタイミングがUL SFに設定されることによって衝突SFが形成される場合、該SFタイミングでDL方向を持つPCC(すなわち、PCCに設定されたDL SF)だけを運用し、UL方向を持つSCC(すなわち、SCCに設定されたUL SF)は運用しなくてもよい(逆の場合も可能)。
【0059】
図10は、HD−TDD CA構造を例示する。同図で、灰色の陰影(X)は、衝突SFで使用が制限されるCC(リンク方向)を例示する。
図10を参照すると、PCCはUL SFに設定され、SCCはDL SFに設定された状況で、PCCのUL SFだけを運用し、SCCのDL SFを使用しないことが可能である。同状況において、逆に、SCCのDL SFだけを運用し、PCCのUL SFを使用しないことも可能である。
【0060】
次に、別個のTDD UL−DL設定を持つ複数のCCが束ねられた場合、半2重動作を効率的かつ安定的にサポートするためのサブフレーム(SF)運用方法を提案する。具体的には、XCC(PCC又はSCC)とYCC(SCC又はPCC)との間で起こり得る衝突SF組合せをすべて考慮し、各衝突SF組合せに対して特定(DL又はUL)方向だけを運用した場合、安定した半2重動作のために必要とされるSFタイプ再設定方法を提案する。また、SF使用面で(衝突SFに起因した)リソース損失を最小化するように、各衝突SF組合せに対する効率的なリンク方向設定方法を提示する。
【0061】
本明細書で、(X1,X2:Y1,Y2)は、XCCの(時間順序上)1番目のSF、2番目のSF方向がそれぞれX1,X2であり,YCCの1番目のSF、2番目のSF方向がそれぞれY1,Y2である状況を表す。また、D、U、Sはそれぞれ、DL SF、UL SF、特別SFを表し,Xは、(衝突SFで)使用されないCC(リンク方向)を表す。また、いずれかの理由でXへの設定はSCCだけに適用されることもある(すなわち、PCCに対してはXへの設定が適用されないこともある)。
【0062】
以下、各衝突SF組合せについて具体的に説明する。
【0063】
‐Case #1:(X1,X2:Y1,Y2)=(U,D:U,U)
【0064】
・SF recfg 1−1:(U,D:U,U)=>(U,D:U,X)に設定
【0065】
XCCの2番目のSF方向をDに設定する場合、XCCのUとD間に送受信タイミングギャップが存在するため、YCCの1番目のUにおいて全送信区間が保証可能である。すなわち、XCCとYCCとのUL送信タイミング同期差(例えば、タイミング進み)があまり大きくないとき、YCCの1番目のUでの送信終了タイミングがXCCの送受信タイミングギャップ内に存在する(すなわち,XCCのDでの受信開始タイミングから十分に前に存在する)。したがって、本方法のリンク方向設定は、リソース使用効率性の面で有用といえる。
【0066】
・SF recfg 1−2:(U,D:U,U)=>(U,X:U,U)に設定
【0067】
YCCの2番目のSF方向をUに設定する場合、YCCの二つのSFが連続したUで構成されるため、XCCの1番目のUにおいて全送信区間が保証可能である。すなわち、YCCで送受信切替えなしでUでの送信動作だけを持続するため、XCCの1番目のUにおいて全送信区間を損失なく維持可能である。したがって、本方法のリンク方向設定も同様、リソース使用効率性の面で有用といえる。
【0068】
一方、SF recfg 1−1によれば、XCCとYCCとの間のUL送信タイミング同期差が極めて大きいため、YCCの1番目のUでの送信終了タイミングが、XCCのDでの受信開始タイミングから十分に前に存在しないこともある。この場合、YCCの1番目のUでの送信終了タイミングを、XCCのUとD間の送受信切替え時間が確保されるように(すなわち,XCCのUでの送信終了タイミングと類似又は(最悪の場合)一致するように)調整する必要が生じることもある。この場合、YCCの1番目のUで送信可能なSF区間が減少し、リソース使用効率性の面で多少不利となることがある。
【0069】
したがって、SF recfg 1−1のようなリンク方向設定・適用時に、YCCのY1=Uに対して次のようなSFタイプ再設定方法を考慮してもよい。
【0070】
・Sol 1:基地局は端末に、YCCのY1=Uに対するSF区間又は(SFを構成する)シンボル個数又は(SF内)最後のシンボルインデクス、又はこれを類推できる情報を信号通知してもよい。また、端末は基地局に、YCCのY1=Uに対して送信可能なSF区間又は(SFを構成する)シンボル個数又は(SF内)最後のシンボルインデクス、又はこれを類推できる情報を信号通知してもよい。ここで、ULシンボルとしてはSC−FDMAシンボルを含む。これによって、端末は利用可能なSF区間だけでUL送信を行い、それ以降の適正時点に送受信切替え動作を行うことができる。YCC=PCCの場合、Y1=UでACK/NACK及びCSIなどのUCIを送信するために、短縮された(shortened)PUCCHフォーマットが用いられるように設定してもよい。ここで、短縮されたPUCCHフォーマットとは、SFにおいてSRSが送信される可能性のあるシンボルを除く残りシンボルだけを用いてUL信号送信を行うPUCCHフォーマットのことを指す。一方、SFにおいて利用可能なSF区間を除く残りのシンボルの全部又は一部を含めて送信されるように設定/命令されたUL信号/チャネル(例えば、PUCCH、ランダム接続プリアンブル、SRS)は、その送信がドロップ/放棄してもよい。YCCのY1=UでPUSCHを送信する場合、PUSCH信号は利用可能なSF区間(及び/又はこれを除く残りシンボル)を考慮して速度整合又はパンクチャしてもよい。
【0071】
・Sol 2:YCCのY1=Uに対する使用を追加に制限し、XCCのU及びDだけを運用してもよい(すなわち、(U,D:U,U)=>(U,D:X,X)に設定)。また、均等に、端末は、YCCのY1=Uで送信されるPUSCHに対するスケジュールはないと見なした/仮定した状態で動作してもよい。すなわち、端末は、YCCのY1=Uで送信されるPUSCHに対するスケジュールが実際にあるか否かによらず、YCCのY1=UでPUSCH送信をしなくてもよい。したがって、端末は、PUSCH送信が実際にスケジュールされたとき、YCCのY1=UでPUSCH送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。また、端末は、YCCのY1=Uで送信されるように設定されたPUCCH/PRACH/SRSに対して送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0072】
・Sol 3:YCCのY1=Uの最後のM個(SC−FDMA)シンボルに対して追加に使用を制限してもよい。Mは1以上の整数で、例えば1である。一方、該当のM個シンボルの全部又は一部を含めて送信されるように設定/命令されたUL信号/チャネル(例えば、周期的SRS、非周期的SRS、周期的CSIを搬送するPUCCH(フォーマット2/2a/2b)、ランダム接続プリアンブル)は、その送信をドロップ/放棄してもよい。PUSCHがYCCのY1=Uで送信される場合、PUSCHは、該当のM個シンボルを考慮して速度整合又はパンクチャしてもよい。また、PUCCHがYCCのY1=Uで送信される場合(例えば、ACK/NACKを搬送するPUCCH)、PUCCHは、該当のM個シンボルを除外した形態の短縮されたPUCCHフォーマットを使用するように設定してもよい。また、端末は、YCCのY1=Uで送信されるように設定されたPUCCH/PRACH/SRSに対しては、無条件に送信を省略/ドロップ/放棄するように設定してもよい。
【0073】
・Sol 4:YCCのY1=Uで送信されるPUSCHの場合、端末は当該PUSCHを構成する最後の一部(例えば、M個)のシンボルに対して速度整合又はパンクチャを適用してもよい。また、端末は、YCCのY1=Uで送信されるように設定されたPUCCH/PRACH/SRSに対して送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0074】
‐Case #2:(X1,X2:Y1,Y2)=(D,D:S,U)
【0075】
・SF recfg 2−1:(D,D:S,U)=>(D,D:S,X)に設定
【0076】
XCCの2番目のSF方向をDに設定する場合、XCCの二つのSFが連続したDで構成されるため、YCCのY1=Sにおいて全受信区間(すなわち、全DwPTS区間)が保証可能となる。すなわち、XCCにおいて送受信切替えなしでDでの受信動作だけが持続されるため、YCCのY1=Sにおいて全受信区間を損失なく維持可能となる。したがって、本方法のリンク方向設定も同様、リソース使用効率性の面で有用といえる。一方、YCCのY1=Sに設定されたUpPTSでのUL送信動作は省略してもよい。例えば、YCCのY1=S(すなわち、UpPTS区間)で送信されるように設定/命令されたUL信号/チャネル(例えば、周期的SRS、非周期的SRS、ランダム接続プリアンブル)は、送信をドロップ/放棄してもよい。
【0077】
・SF recfg 2−2:(D,D:S,U)=>(D,X:S,U)に設定
【0078】
YCCの2番目のSF方向をUに設定する場合、YCCのSとU間に送受信切替えギャップが存在するため、XCCのX1=Dにおいて全受信区間が保証されないことがある。すなわち、XCCとYCCのDL受信タイミング同期が略一致又は正確に一致しても、半2重動作のためにXCCのX1=Dにおいて受信終了タイミングをYCCの送受信切替え時間が保証されるように調整する必要が生じることもある。すなわち,XCCのX1=Dにおいて受信終了タイミングをYCCのY1=Sでの受信終了タイミングと類似又は(最悪の場合)一致するように調整する必要が生じる場合がある。そのため、XCCのX1=Dで受信可能なSF区間が減少し、リソース使用効率性の面で多少不利となることもある。
【0079】
一方、SF recfg 2−2のようなリンク方向設定・適用時に、XCCのX1=Dに対して次のようなSFタイプ再設定方法を適用することを提案する。この方法は、Y1=SのUpPTSでUL信号/チャネル送信があるか、及び/又はY2=UでUL信号/チャネル送信がある場合に適用可能である。
【0080】
・Alt 1:基地局は端末に、XCCのX1=Dに対するSF区間、(SFを構成する)シンボル個数、(SF内)最後のシンボルインデクス、又はこれを類推できる情報を信号通知できる。また、端末は基地局に、XCCのX1=Dに対して受信可能なSF区間、(SFを構成する)シンボル個数、(SF内)最後のシンボルインデクス、又はこれを類推できる情報を信号通知できる。ここで、DLシンボルはOFDMシンボルを含む。これによって、端末は可用SF区間でだけDL受信を行い、それ以降の適正時点に送受信切替え動作を行うことができる。
【0081】
・Alt 2:YCCに設定されたS(すなわち、YCCに対して設定された特別SF構成に基づいて与えられたS)と同一のSF構造をXCCのX1=Dに適用してもよい。例えば、YCCのSにおいてDLに該当する部分だけをXCCのX1=Dに適用してもよい。
【0082】
・Alt 3:XCCに設定されたS(すなわち,XCCに対して設定された特別SF構成ベースに基づいて与えられたS)と同一のSF構造をXCCのX1=Dに適用してもよい。例えば、XCCのSにおいてDLに該当する部分だけをXCCのX1=Dに適用してもよい。
【0083】
・Alt 4:XCCに設定されているSと、YCCに設定されているSとのうち、DL領域が最も小さいSをXCCのX1=Dに適用してもよい。例えば、該当のSにおいてDLに該当する部分だけをXCCのX1=Dに適用してもよい。
【0084】
・Alt 5:XCCのX1=Dにだけ適用される特別SF構成を別に信号通知し、これに基づくS構造をXCCのX1=Dに適用してもよい。例えば、該当のSにおいてDLに該当する部分だけをXCCのX1=Dに適用してもよい。
【0085】
・Alt 6:XCCのX1=Dに対する使用を追加に制限してもよい(すなわち、(D,D:S,U)=>(X,X:S,U)に設定してYCCのSとUだけを運用)。また、均等に、端末は、XCCのX1=Dで送信されるPCFICH/PHICH/PDCCH及びPDSCHに対するスケジュールはないと見なした/仮定した状態で動作してもよい。すなわち、端末は、基地局が実際に信号を送信したか否かによらず、XCCのX1=DでPCFICH/PHICH/PDCCH及びPDSCHに関するスケジュール情報を受信するための過程を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0086】
・Alt 7:DL領域(すなわち,DwPTS区間)が最も小さいSの構造をXCCのX1=Dに適用してもよい。例えば、該当のSにおいてDLに該当する部分だけをXCCのX1=Dに適用してもよい。又は、端末は、該当のXCCのX1=DにおいてPDSCHに対するスケジュール(例,DL許可PDCCH)がないと見なした/仮定した状態で動作してもよい。すなわち、端末は、基地局が実際に信号を送信したか否かによらず、XCCのX1=DでDL許可PDCCH信号、それに対応するPDSCH信号の受信過程を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0087】
・Alt 8:XCCのX1=DでPDSCHが送信/受信される場合、端末はPDSCHを構成する最後の一部(例えば、K個)のDLシンボルに対して検出/受信動作を省略してもよい。ここで、DLシンボルとしてはOFDMシンボルを含む。
【0088】
Alt 1〜8を適用時に、XCCのX1=DでDL受信区間を十分に確保するために、YCCのY1=S内に設定されたUpPTS区間(すなわち、これに属するSC−FDMAシンボル)に対する使用を更に制限してもよい。このとき、YCCのY1=SにおいてUpPTS区間でのUL送信動作(すなわち、当該区間で送信されるように設定/命令されたUL信号/チャネル(例えば、周期的SRS、非周期的SRS、ランダム接続プリアンブル)の送信)は省略/ドロップしてもよい。また、Alt2〜4において、YCC又はXCCに設定されたDwPTS区間、又はYCC/XCCに設定されたDwPTSのうち最も小さいDwPTS区間と、YCCに設定されたUpPTS区間とを合わせた領域を、XCCのX1=Dにおいて全DL受信区間と決定してもよい。ここで、YCCのY1=S内のUpPTS区間でUL送信動作を行うか否かは、RRC信号通知などによって設定してもよい。
【0089】
他の方法として、SF recfg 2−2のようなリンク方向の設定・適用時に、XCCのX1=Dの全DL受信区間を損失なく維持するために、YCCのY2=Uに対して次のSFタイプ再設定方法を提案する。このとき、YCCのY1=Sに対しては、当該Sに設定されたDwPTS区間だけが適用され(すなわち、当該区間でDL受信動作を行う)、当該Sに設定されたUpPTS区間の使用(当該区間でのUL送信動作)は省略してもよい。これは、XCCのX1=DでDL信号/チャネル送信がある場合に適用可能である。
【0090】
・Alt 9:基地局は端末に、YCCのY2=Uに対するSF区間又は(SFを構成する)シンボル個数又は(SF内)最初のシンボルインデクス、又はこれを類推できる情報を信号通知できる。また、端末は基地局に、YCCのY2=Uに対して送信可能なSF区間又は(SFを構成する)シンボル個数又は(SF内)最初のシンボルインデクス、又はこれを類推できる情報を信号通知できる。ここで、ULシンボルとしてはSC−FDMAシンボルを含む。これによって、端末は、利用可能なSF区間に対してだけUL送信を行うことができる。一方、SFにおいて利用可能なSF区間を除く残りシンボルの全部又は一部を含めて送信されるように設定/命令されたUL信号/チャネル(例えば、PUCCH、ランダム接続プリアンブル)は、送信がドロップ/放棄してもよい。YCCのY2=UでPUSCHを送信する場合、PUSCH信号は、利用可能なSF区間(及び/又はこれを除く残りシンボル)を考慮して速度整合又はパンクチャしてもよい。
【0091】
・Alt 10:YCCのY2=Uに対する使用を追加に制限し、XCCのD及びYCCのSだけを運用してもよい(すなわち、(D,D:S,U)=>(D,X:S,X)に設定)。また、均等に、端末は、YCCのY2=Uで送信されるPUSCHに対するスケジュールはないと見なした/仮定した状態で動作してもよい。すなわち、端末は、YCCのY2=Uで送信されるPUSCHに対するスケジュールが実際にあったか否かによらず、YCCのY2=UでPUSCH送信をしなくてもよい。したがって、端末は、PUSCH送信が実際にスケジュールされたとき、YCCのY2=UでPUSCH送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。また、端末は、YCCのY2=Uで送信されるように設定されたPUCCH/PRACHに対して送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0092】
・Alt 11:YCCのY2=Uの先頭L個のSC−FDMシンボルに対して追加に使用を制限してもよい。このとき、当該L個シンボルの全部又は一部を含めて送信されるように設定/命令されたUL信号/チャネル(例えば、PUCCH、ランダム接続プリアンブル)は、送信をドロップ/放棄してもよい。PUSCHがYCCのY2=Uで送信されるとき、PUSCHは、当該L個シンボルを考慮して速度整合又はパンクチャしてもよい。また、端末はYCCのY2=Uで送信されるように設定されたPUCCH/PRACHに対して送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0093】
・Alt 12:YCCのY2=Uで送信されるPUSCHの場合、端末は当該PUSCHを構成する先頭の一部(例えば、L個)シンボルに対して速度整合又はパンクチャを適用してもよい。また、端末は、YCCのY2=Uで送信されるように設定されたPUCCH/PRACHに対して送信を省略/ドロップ/放棄してもよい。
【0094】
一方、SF recfg 2−1のようなリンク方向の設定・適用のための他の方法として、YCCのY1=S内に設定されたUpPTS区間(すなわち、当該区間でのUL送信動作)を損失なくサポートするために、XCCのX1=Dに対してAlt 1〜8の方法を適用してもよい。
【0095】
SFリソース使用効率性の面を考慮するとき、Case #1の場合にはSF recfg 1−1又はSF recfg 1−2方式を適用し、Case #2の場合にはSF recfg 2−1方式だけを適用してもよい。また、CC間UL送信タイミング同期差まで考慮して、Case #1の場合にはSF recfg 1−2方式だけを適用し、Case #2の場合にはSF recfg 2−1だけを適用してもよい。
【0096】
以上提案した内容に基づき、2個以上の連続したSFが衝突SFを形成する場合のリンク方向設定方法を提示すると、次のとおりである。
【0097】
以下、(X1,X2,X3:Y1,Y2,Y3)は、XCCの(時間順序上)1番目、2番目、3番目のSF方向がそれぞれX1,X2,X3であり、YCCの1番目、2番目、3番目のSF方向がそれぞれY1,Y2,Y3である状況を表す。同様に、(X1,X2,X3,X4:Y1,Y2,Y3,Y4)は、XCCの(時間順序上)1番目、2番目、3番目、4番目のSF方向がそれぞれX1,X2,X3,X4であり、YCCの1番目、2番目、3番目、4番目のSF方向がそれぞれY1,Y2,Y3,Y4である状況を表す。
【0098】
‐Case #3:(X1,X2,X3:Y1,Y2,Y3)=(U,D,D:U,U,U)
【0099】
・SF recfg 3−1:(U,D,D:U,U,U)=>(U,D,D:U,X,X)に設定
基本的な事項は、SF recfg 1−1で説明したものと同一/類似である。Y1=Uに対してSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0100】
・SF recfg 3−2:(U,D,D:U,U,U)=>(U,X,X:U,U,U)に設定
基本的な事項は、SF recfg 1−2で説明したものと同一/類似である。
【0101】
・SF recfg 3−3:(U,D,D:U,U,U)=>(U,D,X:U,X,U)に設定
半2重動作のために、X2=DとY3=Uとの間に送受信切替えギャップを確保することが必要である。そのために、X2=D(又は、Y3=U)にAlt1〜12の方法を適用してもよい。また、Y1=UにSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0102】
・SF recfg 3−4:(U,D,D:U,U,U)=>(U,X,D:U,U,X)に設定
Y2=UとX3=Dとの間に送受信タイミングギャップが存在可能である。さらに、Y2=UにSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0103】
‐Case #4:(X1,X2,X3:Y1,Y2,Y3)=(D,D,D:S,U,U)
【0104】
・SF recfg 4−1:(D,D,D:S,U,U)=>(D,D,D:S,X,X)に設定
基本的な事項は、SF recfg 2−1で説明したものと同一/類似である。X1=DにAlt 1〜8の方法を適用してもよい。
【0105】
・SF recfg 4−2:(D,D,D:S,U,U)=>(D,X,X:S,U,U)に設定
基本的な事項は、SF recfg 2−2で説明したものと同一/類似である。X1=D(又は、Y2=D)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。
【0106】
・SF recfg 4−3:(D,D,D:S,U,U)=>(D,D,X:S,X,U)に設定
半2重動作のために、X2=DとY3=Uとの間に送受信切替えギャップを確保することが必要である。そのために、X2=D(又は、Y3=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。
【0107】
・SF recfg 4−4:(D,D,D:S,U,U)=>(D,X,D:S,U,X)に設定
Y2=UとX3=Dとの間に送受信タイミングギャップが存在するため、これらと関連してSFリソース損失がないようにすることが可能となる。一方、X1=DとY2=Uとの間の送受信切替えギャップを確保するために、X1=D(又は、Y2=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。また、Y2=UにSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0108】
‐Case #5:(X1,X2,X3,X4:Y1,Y2,Y3,Y4)=(D,D,D,D:S,U,U,U)
【0109】
・SF recfg 5−1:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,D,D,D:S,X,X,X)
基本的な事項は、SF recfg 2−1で説明したものと同一/類似である。X1=DにAlt 1〜8の方法を適用してもよい。
【0110】
・SF recfg 5−2:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,X,X,X:S,U,U,U)
基本的な事項は、SF recfg 2−2で説明したものと同一/類似である。X1=D(又は、Y2=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。
【0111】
・SF recfg 5−3:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,D,D,X:S,X,X,U)
半2重動作のために、X3=DとY4=Uとの間に送受信切替えギャップを確保することが必要である。そのために、X3=D(又は、Y4=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。
【0112】
・SF recfg 5−4:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,X,D,D:S,U,X,X)
X1=DとY2=Uとの間に送受信切替えギャップを確保するために、X1=D(又は、Y2=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。また、Y2=UにSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0113】
・SF recfg 5−5:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,D,X,D:S,X,U,X)
半2重動作のために、X2=DとY3=Uとの間に送受信切替えギャップを確保することが必要である。そのために、X2=D(又は、Y3=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。また、Y3=UにSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0114】
・SF recfg 5−6:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,X,X,D:S,U,U,X)
X1=DとY2=Uとの間に送受信切替えギャップを確保するために、X1=D(又は、Y2=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。また、Y3=UにSol 1〜4の方法を適用してもよい。
【0115】
・SF recfg 5−7:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,D,X,X:S,X,U,U)
半2重動作のために、X2=DとY3=Uとの間に送受信切替えギャップを確保することが必要である。そのために、X2=D(又は、Y3=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。
【0116】
・SF recfg 5−8:(D,D,D,D:S,U,U,U)=>(D,X,D,X:S,U,X,U)
半2重動作のために、X1=DとY2=Uとの間、及びX3=DとY4=Uとの間に送受信切替えギャップを確保することが必要である。そのために、X1=D(又は、Y2=U)とX3=D(又は、Y4=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。
【0117】
SFリソース使用効率性の面を考慮して、Case #3の場合にはSF recfg 3−1、SF recfg 3−2、又はSF recfg 3−4方式を適用し、Case #4の場合にはSF recfg 4−1方式だけを適用し、Case #5の場合にはSF recfg 5−1方式だけを適用してもよい。また、CC間UL送信タイミング同期差まで考慮して、Case #3の場合にはSF recfg 3−2方式だけを適用し、Case #4の場合にはSF recfg 4−1方式だけを適用し、Case #5の場合にはSF recfg 5−1方式だけを適用してもよい。また、上記の諸方式のうち、送受信切替えギャップ確保のためのSFリソース損失が最も多く必要とされることが予想されるSF recfg 5−8方式だけを排除してもよい。
【0118】
図11及び
図12は、本発明の実施例によるSF再設定方法を例示する。本例は、Sol 1〜4及びAlt 1〜12の適用を一般化した例に相当する。図中、(X(k),X(k+1):Y(k),Y(k+1))は、XCCの(時間順序上)k番目、k+1番目のSF方向がそれぞれX(k),X(k+1)であり、YCCのk番目、k+1番目のSF方向がそれぞれY(k)、Y(k+1)である状況を表す。
【0119】
図11を参照すると、衝突SF発生時にSF再設定方法は、次のとおりである。同図は、衝突SFに対してSF再設定がなされた後の状態を例示する。
【0120】
‐(X(k),X(k+1):Y(k),Y(k+1))=>(U,D:U,X)又は(X,D:U,X)
【0121】
・Y(k)=UにSol 1〜4の方法を適用している。一方、PCCは、ACK/NACK及びCSIを始めとする各種のUCIの送信を行うため、Sol 1〜4方法の適用が必要な場合があるSF recfgを、YCC=SCCである場合にだけ許容し、YCC=PCCである場合には許容しない方法も考慮可能である。
【0122】
図12を参照すると、衝突SF発生時にSF再設定方法は、次のとおりである。同図は、衝突SFに対してSF再設定がなされた後の状態を例示する。
【0123】
‐(X(k),X(k+1):Y(k),Y(k+1))=>(D,X:S,U)又は(D,X:X,U)
【0124】
・X(k)=D(又は、Y(k+1)=U)にAlt 1〜12の方法を適用してもよい。一方、PCCは、システム情報、RRC/MAC信号通知、同期信号に対する送信を行うから、Alt 1〜12方法の適用が必要とされるSF recfgを、XCC=SCCである場合にだけ許容し、XCC=PCCである場合には許容しない方法も考慮可能である。
【0125】
さらに、Case #2においてSF recfg 2−1(すなわち(X1,X2:Y1,Y2)=>(D,D:S,X))に設定時に、XCCのDL SF区間を損失なくサポートするために、(DwPTSとUpPTS両方を含む)Y1=S全区間に対する使用を追加で制限してもよい。すなわち、(X1,X2:Y1,Y2)=(D,D:X,X)に設定して、当該二つのSFに対してはXCCの2個のDだけを運用してもよい。又は、端末は(UpPTSで送信されるUL信号/チャネルだけでなく)Y1=Sで送信されるPCFICH/PHICH/PDCCH及びPDSCHに対するスケジュールはないと見なした/仮定した状態で動作してもよい。
【0126】
一方、下記の場合、Case #1及びCase #2と類似の状況/動作が発生することもある。この場合、条件によってSol 1〜4及びAlt 1〜12方法を適用してもよい。
【0127】
‐Case #A:(X1,X2:Y1,Y2)=(D,S:D,D)[又は、=(D,X:D,D)]
【0128】
・[X2=SとY2=Dとの]間の関係は、Case #2の[X1=DとY1=Sとの]間の関係と類似することがある(これは、(D,X:D,D)への設定も可能)。そのため、SF recfg 2−1及びSF recfg 2−2によるSF再設定方法を適用可能である。例えば、X2=S区間の全部又は該S内のUpPTS区間に対する使用制限の有無によって、Y2=DにAlt 1〜8又はその変形/拡張された方法を適用可能である。
【0129】
‐Case #B:(X1,X2:Y1,Y2)=(U,D:D,D)[又は、=(U,D:X,D)又は(X,D:D,D)]
【0130】
・[X1=UとY2=Dとの]間の関係は、Case #1で[X2=DとY1=Uとの]間の関係と類似することがある(これは、(U,D:X,D)又は(X,D:D,D)への設定も可能)。そのため、(特に、(U,D:X,D)への設定である場合に対して)SF recfg 1−1方式に関連付いた提案SF再設定方法を適用可能である。例えば、X1=UにSol 1〜4を適用可能である。
【0131】
また、上記で提案されたSol 1〜4及び/又はAlt 1〜12の中で端末がどの方法を適用するかを、上位層信号通知(例えば、RRC信号通知など)で設定する方式も可能である。
【0132】
図13には、本発明に適用可能な基地局、リレー及び端末を例示する。
【0133】
図13を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)110及び端末(UE)120を含んでいる。無線通信システムがリレーを含む場合、基地局又は端末はリレーに置き換わることもある。
【0134】
基地局110は、プロセッサ112、メモリ114及び無線周波(RF)ユニット116を備えている。プロセッサ112は、本発明で提案した手順及び/又は方法を具現するように構成してもよい。メモリ114は、プロセッサ112に接続し、プロセッサ112の動作に関連した種々の情報を記憶する。RFユニット116は、プロセッサ112に接続し、無線信号を送信及び/又は受信する。端末120は、プロセッサ122、メモリ124及びRFユニット126を備えている。プロセッサ122は、本発明で提案した手順及び/又は方法を具現するように構成してもよい。メモリ124は、プロセッサ122に接続し、プロセッサ122の動作に関連した種々の情報を記憶する。RFユニット126は、プロセッサ122に接続し、無線信号を送信及び/又は受信する。
【0135】
以上説明した実施例は、本発明の構成要素及び特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮されるべきである。各構成要素又は特徴は、他の構成要素又は特徴と結合されない形態で実施されてもよいし、一部の構成要素及び/又は特徴が結合されて本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更してもよい。ある実施例の一部構成や特徴は、別の実施例に含めてもよいし、別の実施例の対応する構成又は特徴に置き換えてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項として含めたりできることは明らかである。
【0136】
本明細書において、本発明の実施例は主としてリレーと基地局との間の信号送受信関係を中心に説明されている。このような送受信関係は、端末と基地局との間、又は端末とリレーとの間の信号送受信にも同一に/類似に拡張される。本明細書で基地局によって行われるとした特定動作は、場合によっては、その上位ノードによって行われることもある。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノードからなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる種々の動作は、基地局又は基地局以外の別のネットワークノードによっても実行可能であるということは明らかである。基地局は、固定局、ノードB、進化ノードB(eNB)、アクセスポイントなどの用語に置き換えてもよい。また、端末は、利用者装置(UE)、移動機(MS)、移動加入者局(MSS)などの用語に置き換えてもよい。
【0137】
本発明による実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組合せなどによって具現可能である。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上の特定用途集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現してもよい。
【0138】
ファームウェア又はソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能又は動作を行うモジュール、手続、関数などの形態で具現してもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶されて、プロセッサによって駆動してもよい。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、既に公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換してもよい。
【0139】
本発明は、本発明の特徴から逸脱しない範囲で別の特定の形態に具体化してもよいことは、当業者にとっては自明である。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈によって決定すべきであり、本発明の均等範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。