(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6142308
(24)【登録日】2017年5月19日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】沈砂池における集砂用管路の設置構造
(51)【国際特許分類】
F16K 27/00 20060101AFI20170529BHJP
E03F 5/14 20060101ALI20170529BHJP
B01D 21/18 20060101ALI20170529BHJP
B01D 21/24 20060101ALI20170529BHJP
B01D 21/00 20060101ALI20170529BHJP
【FI】
F16K27/00 C
E03F5/14
B01D21/18 K
B01D21/24 G
B01D21/24 M
B01D21/00 C
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-251730(P2015-251730)
(22)【出願日】2015年12月24日
(62)【分割の表示】特願2014-136777(P2014-136777)の分割
【原出願日】2010年5月25日
(65)【公開番号】特開2016-104960(P2016-104960A)
(43)【公開日】2016年6月9日
【審査請求日】2016年1月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】508165490
【氏名又は名称】アクアインテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000121
【氏名又は名称】アイアット国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 賢二
(72)【発明者】
【氏名】川上 直哉
【審査官】
加藤 一彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−126145(JP,A)
【文献】
特開2006−231259(JP,A)
【文献】
実開平03−008251(JP,U)
【文献】
特開2002−372175(JP,A)
【文献】
特開2003−159505(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 27/00
E03F 5/14
B01D 21/00
B01D 21/18
B01D 21/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
沈砂池の主トラフと、前記沈砂池の底面を主トラフの少なくとも片側において複数に区分された領域とに設けられた各ノズル及びノズルヘッダーに、共通の給水ポンプに結合された管路を接続し、前記各管路に通水・止水及び流量調整のための集砂弁を備えた沈砂池における集砂用管路の設置構造において、
前記全ての管路を前記沈砂池の上面を覆う天井壁に形成した細長い孔の直前に集合させ、その集合された前記管路を整列させた状態で前記孔に貫通して前記天井壁の上方まで延長し、前記天井壁の上方まで延長して整列されている管路のそれぞれに前記集砂弁を、すべて同じ高さに、各集砂弁が隣の集砂弁の流量調整作業及び又は修理作業の妨害にならないように前記管路の整列方向に対して傾け、かつ近接して取付けたことを特徴とする集砂用管路の設置構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、沈砂池における集砂用管路の設置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
下水処理設備においては、下水管により流入渠に集められる雨水や汚水等の下水を、ダム装置の開放により沈砂池に流入させる。その沈砂池の最上流側においてまずスクリーンにより夾雑物を取り除き、緩速流の間に砂を沈砂池に沈殿させた後、ダム装置を閉鎖して沈砂池への下水の流入を止める。そして、砂を分離された下水を沈砂池の下流側にあるポンプ井に設置した排水ポンプにより排出して終末処理場等に移送して沈砂池内を排水状態にする。一方、ノズル群から沈砂池の傾斜する底面に向けて低圧力水を噴射して、沈砂池の底面に堆積した砂を流し、その流した砂をさらに沈砂池の集砂ピットに集める低圧集砂方式の集砂装置が用いられている。
【0003】
その集砂装置は、ダム装置による閉鎖後、排水ポンプにより沈砂池内の水を汲み出して排水し、沈砂池内の水面が所定高さまで下がったときに排水ポンプを止め、沈砂池の底部に沈砂池内の水流方向と平行に集砂ピット側が最も深くなるように形成してある主トラフの上端部に設けたノズルから低圧力水を吐出する。続いて、沈砂池の両側の側壁に沿って設けたノズル群から水を沈砂池の傾斜する底面に向けて噴射させる。これにより、沈砂池の底面に堆積した砂を主トラフに流し、さらにその主トラフから集砂ピットに流し込んで集める。集砂ピットに集められた砂は、集砂ピット内に設置した揚砂ポンプにより水とともに汲み上げて排除される。
【0004】
揚砂ポンプは、集砂ピット設置位置における水面が所定の高水位になったときに自動的に運転を開始し、その運転により水面が集砂ピット内の所定の低水位になると自動的に運転を停止して、沈砂池を排水状態に維持する機能をも有する。
【0005】
排水状態でノズルから低圧力水を沈砂池の底面に噴射させて集砂を行なう低圧集砂方式の集砂方法及び装置は、特許文献1に開示されている。この低圧集砂方式は、非排水状態でノズルから高圧力水を水中に噴射させる高圧集砂方式の吐出圧よりも約200分の1程度の格段に低い圧力で足りる利点がある。
【0006】
上記集砂装置においては、ノズルに給水する給水ポンプに吐出圧の小さいものを使用できるようにするため、また、揚砂ポンプの負担を小さくするため、沈砂池の底面を主トラフの少なくとも片側において複数の領域に区分し、集砂ピットに近い領域から遠い領域の順に、順次一定時間ずつ噴射するようにしている。
【0007】
そして、各領域における集砂を効率的に行なうために、複数のノズルを所定の間隔を持って取付けたノズルヘッダーを用いている。これは、部材コスト及び取付け施工コストの低減を可能にするので好ましい。一方、ノズルヘッダーを各領域に一つずつ設置したことに応じて、1個の給水ポンプから各ノズルヘッダーへの給水の開始・停止及び給水量調整を行うための集砂弁を備えている。集砂弁は、各ノズルヘッダーのノズルからの噴射量を均一化するための流量調整弁とノズルヘッダーへの通水・止水を行う自動弁からなる切換弁とを直結してなっている。また、主トラフに集められた砂を集砂ピットに流すために主トラフの上端部に設けたノズルに対しても同様の集砂弁が備えられている。
【0008】
流量調整弁は、一つの領域に必要な水又は主トラフに必要な水の供給量(一例として、2.0m
3/min)を制御するので、かなり大型になるため、自動弁ではなく手動弁を用い、所定の工具を用いて手作業により流量調整を行なう必要がある。そのため、集砂弁は沈砂池の上面を覆う天井壁よりも上側に設置されるが、その天井壁には一定間隔で梁等の補強材が配置されているので、従来は、給水ポンプと一つの沈砂池の主トラフのノズル及び全領域のノズルヘッダーとを繋ぐ管路をそれぞれ上記天井壁に補強材の間において形成された孔に貫通し、各管路の天井壁よりも上側の部分にノズル及び各ノズルヘッダーの数に対応する数の集砂弁を取り付けていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許第3315489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、従来は、天井壁に各管路に対応する孔を設けるので、穿孔工事および配管工事に多くの手間とコストがかかる。また、各管路に取付けられる集砂弁が離れるため、全集砂弁の通水・止水作業、流量調整作業に多くの時間がかかるという問題がある。
【0011】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、穿孔工事および配管工事の手間とコストの削減及び各管路に取付けられる集砂弁の通水・止水作業、流量調整作業の時間短縮が可能な集砂用管路の設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記の目的を達成するため、沈砂池の主トラフと、沈砂池の底面を主トラフの少なくとも片側において複数に区分された領域とに設けられた各ノズル及びノズルヘッダーに共通の給水ポンプに結合された管路を接続し、各管路に通水・止水及び流量調整のための集砂弁を備えた沈砂池における集砂用管路の設置構造において、
全ての管路を沈砂池の上面を覆う天井壁に形成した細長い孔の直前に集合させ、その集合された管路を整列させた状態で前記孔に貫通して天井壁の上方まで延長し、天井壁の上方まで延長して整列されている管路のそれぞれに集砂弁を
、すべて同じ高さに、各集砂弁が隣の集砂弁の流量調整作業及び又は修理作業の妨害にならないように前記管路の整列方向に対して傾け、かつ近接して取付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、全ての管路が天井壁の孔の直前で集合され、その孔に貫通して天井壁の上方まで延長されるので、各管路に対応する孔を設ける従来に比し、天井壁の穿孔作業及び配管作業に要する時間とコストの削減が可能である。また、天井壁の上方まで延長して整列されている管路のそれぞれに集砂弁を
すべて同じ高さに、各集砂弁が隣の集砂弁の流量調整作業及び又は修理作業の妨害にならないように管路の整列方向に対して傾け、かつ近接して取付けるので、各集砂弁間の距離が近くなり、集砂弁の通水・止水作業、流量調整作業の時間短縮が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施の形態に係る雨水処理設備の概略縦断面図である。
【
図2】
図1の沈砂池をその天井壁を取り除いて示す平面図である。
【
図6】沈砂池の底面を複数の領域に区分した例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明を終末処理場のポンプ場における雨水処理設備に適用した場合の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0016】
図1に示すように、雨水処理設備100は、沈砂池101とポンプ井102とを有する。
図1の左側にある流入渠(不図示)の下流側にゲート104を介して沈砂池101が接続され、その沈砂池の下流側にポンプ井102が接続されている。前記ゲート104は、沈砂池101の上流側に設置されて、沈砂池への雨水の流入を許容したり、阻止したりするものである。ポンプ井102には排水ポンプ103Aが備えてある。
【0017】
沈砂池101の底部101aの中央には最深位置に集砂ピット105が形成され、沈砂池101の底面は沈砂池101を画成する側壁W1の下端部から集砂ピット105側が深くなるように傾斜して形成されており、その沈砂池101の底部の幅方向(水流方向に直角な方向)中央部に沈砂池101の上流側端部から集砂ピット105までと、沈砂池101の下流側端部から集砂ピット105までそれぞれ集砂ピット105側が深くなるように傾斜する主トラフ106が形成されている。また、両側の側壁W1から集砂ピット105まで下り傾斜する斜面(以下、
横トラフという。)107が形成されている。
【0018】
そして、主トラフ106及び集砂ピット斜面107によって、沈砂池101の底面101bは4つの領域に区分されている。各領域の底部の表面には、側壁W1側から主トラフ106に向けて等間隔をもって平行に延びる多数の小トラフ108が形成されている。
【0019】
図示の実施の形態においては、底面101bの各領域は、さらにそれぞれ2つずつの領域に分割されて、
図6及び
図8に示すように、全部で8つの領域B1〜B8を有している。領域数は、後述される給水ポンプ103B及び揚砂ポンプ103Cの能力に応じて任意に設定することができる。
【0020】
そして、
図2及び
図5に示すように、沈砂池101の底面101bの各領域B1〜B8の上方には、側壁W1の近傍においてノズルヘッダーH1〜H8が設置されている。各ノズルヘッダーH1〜H8は、いずれも同様に構成されていて、母管109に複数のノズル110を等間隔に取付けてなっている。
【0021】
ノズル110は、いずれも同一の種類と形状のものが使用され、
図7に示すように、その噴射口110aは小トラフ108の間の底面に均等に散水されるように所定寸法の長円形に形成されている。また、個々のノズル110から噴射される水が隣接するノズルからの水と衝突して互いに干渉することにより、底部の洗浄機能を損なわないように、各ノズル110がそれぞれ小トラフ108の間の底面の直近上方に所定間隔を持って配設されている。
【0022】
各ノズルヘッダーH1〜H8には、これをポンプ井102に設置されている給水ポンプ103Bに結合するための管P1〜P8の一端が接続され、その管P1〜P8は側壁W1の近傍を経て、沈砂池101の上面を覆う天井壁W2の隣り合う補強材111の間においてその天井壁W2に形成した細長い孔112の直前に集合され、その集合された管P1〜P8を整列させた状態で前記孔112に貫通して天井壁W2の上方まで延長され、その管P1〜P8の他端部は給水ポンプ103Bに接続されている給水管P13に結合されている。そして、天井壁W2の上方まで延長して整列されている管P1〜P8のそれぞれに集砂弁V1〜V8が同じ高さに取付けられている。給水ポンプ103Bは流体供給源に相当し、管P1〜P8は管路に相当する。また、ノズルヘッダーH1〜H8は複数の流体供給先に相当する。そして、集砂弁V1〜V8は管路の整列されている部分に取付けられている。
【0023】
図5に示されるように、
図6の領域B2,B4のノズルヘッダーH2,H4と領域B1,B3のノズルヘッダーH1,H3に対応する集砂弁V1,V2,V3,V4により構成された第1の集砂弁群VG1が、そして、
図6の領域B6,B8のノズルヘッダーH6,H8と領域B5,B7のノズルヘッダーH5,H7に対応する集砂弁V5,V6,V7,V8により構成された第2の集砂弁群VG2が、沈砂池101の流入側と流出側に分けられ、沈砂池101の天井壁W2の上部に設けられている。また、
図8に示されるように、これらの第1及び第2の集砂弁群VG1,VG2は沈砂池101の流入側から流出側へ向かって左側に集められているもので、特に流量調整弁等を手作業で行うときの作業性を高めることができる。
【0024】
いずれの集砂弁V1〜V8も同じ構成を有する。すなわち、給水ポンプ103Bからの圧力水の個々のノズルヘッダーH1〜H8への流量を調整するための流量調整弁Vaと個々のノズルヘッダーH1〜H8への通水・止水を行なう切換弁Vbとを直結して構成されている。流量調整弁Vaには、流量が多いので、流量調整を手作業で行なう手動弁、例えば、ボール弁が用いられている。そして、いずれの流量調整弁Va及び切換弁Vbも、弁体に流量調整工具、例えばレンチ等により回転力を加えるための被回転部材(例えば、ボール弁の場合はステムS1,S2)の回転軸線を、
図9、
図10に示すように、管P1〜P8の整列方向Lに対して所定角度(θ2)傾けて取付けられている。
【0025】
上記管の整列方向Lに対して傾斜させる角度θ2は、一つの流量調整弁Vaの流量調整作業及び切換弁Vbの修理作業が隣りの流量調整弁Va又は切換弁Vbにより妨害されない角度に設定される。流量調整弁Vaの種類により多少の変動はあるが、汎用の手動弁の場合は、その固定用フランジに設けられるボルト貫通孔の数が8個であるので、前記傾斜角度は45度となる。
【0026】
このように、各流量調整弁Vaを管路P1〜P8の整列方向Lに対して所定角度傾けて取り付けた場合は、
図10に一点鎖線で示すように、流量調整工具T、例えばレンチ等を被回転部材(S1)に嵌合又は係合して回転して流量調整作業を行なうときに、隣りの流量調整弁Va又は切換弁Vbによりその流量調整作業が妨害されることがないという格別の効果が得られる。切換弁Vbの修理作業を行なうときも、同様に隣りの流量調整弁Va又は切換弁Vbによりその
修理作業が妨害されることがない。
【0027】
従って、管P1〜P8の設置間隔を従来よりも狭めることができ、これに伴い、天井壁W2に設ける長孔の長さも短くすることができるから、補強材111間の距離を気にすることなく管P1〜P8の設置ができる。また、天井壁の加工数を減らすことができる。
【0028】
主トラフ106の最も高い位置、すなわち、主トラフの上流側端部及び下流側端部にも、それぞれノズル110a,110bが設けられ、それぞれのノズルに一端が接続されている管P9,P10は、天井壁W2の孔112の下側でノズルヘッダーH1〜H4,H5〜H8の管P1〜P4,P5〜P8とそれぞれ集合され、同様に孔112の上方に貫通され、その管P9,P10に集砂弁V9,V10が他の集砂弁V1〜V4,V5〜V8と同様に取付けられて、第1及び第2の集砂弁群VG1,VG2にそれぞれ並設されている。
【0029】
横トラフ107の両端部にもノズル110cが設けられ、そのノズルに一端が接続されている管P11は、天井壁W2の孔112の下側で管P5〜P8,P10と集合され、同様に孔112の上方に貫通され、その管P11に集砂弁V11が他の集砂弁V5〜V8,V10と同様に管の整列方向に対して所定角度(θ2)傾けて取付けられて、第2の集砂弁群VG2に並設されている。
【0030】
図5及び
図8の110dは、集砂ピット105内の砂を撹拌して流動化させるためのノズルであり、他のノズルの場合と同様に一端が接続された管P12が
天井壁W2の孔112から上方に貫通され、その管P12に集砂弁V12が同様に管の整列方向Lに対して所定角度(θ2)傾けて取付けられて、第2の集砂弁群VG2に並設されている。
【0031】
横トラフ107のノズル
110cの管P11及び集砂ピット撹拌用ノズル
110dの管P12は、第1群VG1と第2群VG2のいずれに並設されても良い。
【0032】
上記各ノズルヘッダーの集砂弁については、試運転の際に、順次切換弁Vbを通水側に駆動するとともに、流量調整弁Vaの被回転部材を流量調整工具により回転して、各ノズルからの各領域での噴射水量が均等になるように流量調整が行なわれる。このような流量調整は、運転後も各ノズルヘッダーのノズルの噴射状態を監視して必要な時にも行うことができる。
【0033】
なお、沈砂池101の上流側直前には、夾雑物排除のための自動スクリーン113が設けられており、この自動スクリーン113により、例えば浮上物、水中浮遊物、小石や礫等の夾雑物が捕捉され、コンベアなどにより自動的に取り除かれる。また、沈砂池101の下流側端部には
図1に示すように、濾過機114が設けられている。
【0034】
図1及び
図8の103Bは、ポンプ井102に設けられた給水ポンプであり、この実施の形態においては、この給水ポンプ103Bを稼動することにより、ポンプ井102内の水を集砂装置の前記ノズルヘッダーH1〜H8に供給する。
【0035】
給水ポンプ103Bには、
図8に示すように、リリーフ回路P14が設けられ、そのリリーフ回路P14に取付けられた切換弁116を開けることにより、給水ポンプ103Bからの水を沈砂池101に移送することができる。
【0036】
給水ポンプ103Bからの水は、給水管P13を経て各集砂弁群VG1,VG2に供給され、図示されていないマイクロコンピュータによる制御により各集砂弁V1〜V12が所定の順序で駆動されて、所定のノズルヘッダーH1〜H8へ順次給水され、かつ、各トラフのノズル110a,110b及び110c並びに撹拌用ノズル110dに給水されて、沈砂池101での集砂動作が行なわれる。
【0037】
揚砂ポンプ103Cは、沈砂池内に滞留する水の水面が集砂ピット105内に位置する排水状態を維持するように稼動するものであって、集砂ピット内の水面が所定の高水位以上のときは自動的に運転を開始し、集砂ピット内の水面が所定の低水位よりも低くなると、運転が自動的に止まるものである。
【0038】
上記構成による集砂動作は、上記特許文献1に記載されているものと同一であり、また、本発明の要部と直接関係が無いので、ここでは詳述しない。
【符号の説明】
【0039】
100 雨水処理設備
101 沈砂池
102 ポンプ井
103B 給水ポンプ
P1〜P8 管路
H1〜H8 ノズルヘッダー
110,110a〜110d ノズル
VG1,VG2 集砂弁群
V1〜V8 集砂弁
Va 流量調整弁
Vb 切換弁
W1 沈砂池の側壁
W2 沈砂池の天井壁
112 天井壁に設けた長孔