(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6142477
(24)【登録日】2017年5月19日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】インテークマニホールド
(51)【国際特許分類】
F02M 35/10 20060101AFI20170529BHJP
F02M 35/104 20060101ALI20170529BHJP
F02M 35/112 20060101ALI20170529BHJP
F02M 26/17 20160101ALI20170529BHJP
【FI】
F02M35/10 301T
F02M35/10 311E
F02M35/104 A
F02M35/112
F02M26/17
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-170032(P2012-170032)
(22)【出願日】2012年7月31日
(65)【公開番号】特開2014-29137(P2014-29137A)
(43)【公開日】2014年2月13日
【審査請求日】2015年6月10日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】アイシン精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】仙田 智久
(72)【発明者】
【氏名】寺本 秀章
【審査官】
安井 寿儀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−019315(JP,A)
【文献】
特開平08−014127(JP,A)
【文献】
特開平06−010776(JP,A)
【文献】
実開昭56−107943(JP,U)
【文献】
特開2011−111991(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 26/00 − 26/74
F02M 35/10 − 35/116
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の吸気管と、
複数の前記吸気管に接続される第1ハウジングと、該第1ハウジングと接合される第2ハウジングとを有し、外部からの空気を複数の前記吸気管に導くサージタンクと、を備え、
前記第1ハウジングに形成され、前記第2ハウジング側に突出する第1ハウジング接合部と、
前記第2ハウジングに形成され、前記第1ハウジング側に突出して前記第1ハウジング接合部に接合して、前記第1ハウジング接合部とともに、前記サージタンクの周縁に沿って間隙を形成する第2ハウジング接合部と、
前記間隙に少なくとも複数の前記吸気管と同数設けられ、対応する前記吸気管に指向する第1凸部と、を備えたインテークマニホールド。
【請求項2】
前記第1凸部は前記吸気管の長手方向に延在する請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項3】
前記第1凸部は、前記サージタンクの内面のうち最も重力方向下方側の部分から延在している請求項1または2に記載のインテークマニホールド。
【請求項4】
前記第1凸部と隣り合う前記第1凸部との間には第2凸部を備えた請求項1〜3の何れかに記載のインテークマニホールド。
【請求項5】
前記凸部は前記流体の流通方向の上流側よりも下流側が先細る請求項1〜4の何れかに記載のインテークマニホールド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インテークマニホールドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、内燃機関の各々の気筒に対応する複数の吸気管と、吸気管に接続されるブローバイガス分配部と、を備えるインテークマニホールドであって、吸気管とブローバイガス分配部との導入路のうち少なくとも1つはブローバイガス分配部の底部に配置し、少なくとも1つはブローバイガス分配部の底部より上方に配置するインテークマニホールドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、内燃機関の各々の気筒に対応する複数の吸気管と、吸気管に接続されるブローバイガス分配部と、を備えるインテークマニホールドであって、吸気管とブローバイガス分配部との導入路を有し、導入路の下面はブローバイガス分配部より吸気管に向かって下降傾斜し、ブローバイガス分配部の下端面は導入路の下端面より高い位置に配置するインテークマニホールドが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−65575号公報
【特許文献2】特開2010−84640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示されるインテークマニホールドでは、ブローバイガスから発生する液状の水や油が、ブローバイガス分配部の底部に配置される導入路から一部の吸気管に流入することで、エンジンの失火、エンジンの気筒毎に出力トルクが異なるトルク変動が起きる虞がある。
【0006】
また、特許文献2に示されるインテークマニホールドでは、ブローバイガスから発生する液状の水や油が、ブローバイガス分配部に配置される導入路から一部の吸気管に流入することで、エンジンの失火、トルクの変動が起きる虞がある。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、流体から発生する液状の水や油を複数の導入路に分配することで、エンジンの失火、トルクの変動を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、複数の吸気管と、複数の前記吸気管に接続される第1ハウジングと、該第1ハウジングと接合される第2ハウジングとを有し、外部からの空気を複数の複数の前記吸気管に導くサージタンクと、を備え、前記第1ハウジングに形成され、前記第2ハウジング側に突出する第1ハウジング接合部と、前記第2ハウジングに形成され、前記第1ハウジング側に突出して前記第1ハウジング接合部に接合して、前記第1ハウジング接合部とともに、前記
サージタンクの周縁に沿って間隙を形成する第2ハウジング接合部と、前記間隙に少なくとも複数の前記吸気管と同数設けられ、対応する前記吸気管に指向する第1凸部と、を備えた構成である。
【0009】
この構成によると、第1凸部を備えることで、
外部からの空気から発生する液体の水や油
を各々の吸気管に向かってガイドし、流体から発生する水や油が1つの吸気管に偏って流入することを抑制し、複数の吸気管に均等に分配することができる。
【0010】
本発明は、前記第1凸部は前記吸気管の長手方向に延在する構成である。
【0011】
この構成によると、第1凸部は吸気管の長手方向に延在することで、
流体から発生する水や油を各々の吸気管に向かってガイドし、流体から発生する水や油が1つの吸気管に偏って流入することをより抑制し、複数の吸気管に均等に分配することができる。
【0018】
本発明は、前記第1凸部は、前記
サージタンクの内面のうち最も重力方向下方側の部分から延在している構成である。
【0019】
この構成によると、
サージタンクの内面のうち最も重力方向下方側に溜まる液状の水や油が1つの吸気管に偏って流入することを抑制し、複数の吸気管に分配することができる。
【0020】
本発明は、前記第1凸部と隣り合う前記第1凸部との間には第2凸部を備えた構成である。
【0021】
この構成によると、第1凸部に加えて第2凸部を有することで前記
サージタンクの内面のうち最も重力方向下方側の部分をより細かく区画することができ、第2凸部により流体から発生する液状の水や油が1つの吸気管に偏って流入することをさらに抑制し、複数の吸気管にさらに均等に分配することができる。
【0022】
本発明は、前記凸部は前記流体の流通方向の上流側よりも下流側が先細る構成である。
【0023】
この構成によると、凸部が溶着されるとき、凸部が溶着の抵抗となったり溶着バリとなって製品不良となるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の実施形態に係るインテークマニホールドの斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るインテークマニホールドの部分拡大図である。
【
図3】本発明の実施形態に係るEGR分配部の部分拡大図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る堰がある部分のインテークマニホールドの部分断面図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る堰がない部分インテークマニホールドの部分断面図である。
【
図6】本発明の第1変形例に係るEGR分配部の部分拡大図である。
【
図7】本発明の第2変形例に係るサージタンクの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態の構成について説明する。
【0026】
図1〜5に従って本発明の実施形態に係るインテークマニホールド1について説明する。
【0027】
図1において、インテークマニホールド1は、図示しない吸気流路と接続される第1フランジ2と、第1フランジ2と接続され流入する空気を一時的に蓄えるサージタンク3と、サージタンク3に接続される第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cと、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cの湾曲部外周面に接続してEGRガスを第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cに導くEGR分配部5と、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cと図示しないエンジンとを接続する第2フランジ6と、から構成される。
【0028】
図2、3において、EGR分配部5は、EGRガスを図示しないエキゾーストマニホールドより供給される連通管11と、連通管11と接続されるハウジング12
(第2ハウジング)と、ハウジング12と溶着され第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cの湾曲部外周面(吸気管の上側)に接続される受け皿13
(第1ハウジング)と、から構成される。EGR分配部5は、ハウジング溶着部12a
(第2ハウジング接合部)(
図4参照)と受け皿溶着部13a
(第1ハウジング接合部)とを溶着して形成される。
【0029】
受け皿13は、各々第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに連通する第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cとを備え、各々第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cに指向する第1堰15a(第1凸部)と第2堰15b(第1凸部)と第3堰15c(第1凸部)とを備え、さらには第1堰15aと第2堰15bとの間に第4堰15d(第2凸部)と第2堰15bと第3堰15cとの間に第5堰15e(第2凸部)とを備える。
【0030】
言い換えると、第1堰15aは第1導入路14aの中心に、第2堰15bは第2導入路14bの中心に、第3堰15cは第3導入路14cの中心に向かって延在し、流体を第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cへガイドする形状となっている。
【0031】
また、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eは、受け皿13の内面のうち最も重力方向下方側(サージタンク3側)の受け皿溶着部13aから、第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14c方向であって、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cの長手方向(流体の流れ方向)に向かって延在している。また、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eは、受け皿13の内面のうち最も重力方向下方側(サージタンク3側)の受け皿溶着部13aから、溶着されるハウジング12方向に向かって延在している。さらに、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eは延在する方向に向かって先細る形状である。
【0032】
図4は第2堰15bがある部分のインテークマニホールド1の部分断面図で、ハウジング12と第2堰15b(図示はないが第1堰15aと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eも同様である)とが溶着されて、ハウジング溶着部12aと第2堰15bは密着する。
図5は堰がない部分のインテークマニホールド1の部分断面図で、ハウジング溶着部12aと受け皿溶着部13aのみが溶着されて空間16
(間隙)が形成される。
【0033】
第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eとを有さず、ハウジング溶着部12aと受け皿溶着部13aのみが溶着される部分は空間を形成し、第1堰15aと第4堰15d、第4堰15dと第2堰15b、第2堰15bと第5堰15e、第5堰15eと第3堰15cとの間にできる空間
(間隙)を空間16とする。この空間16は、ハウジング12と受け皿13とを接合したEGR分配部5の内部のうち最も重力方向下方側となる。
【0034】
本発明の実施形態の動作について説明する。
【0035】
図示しない吸気流路から流入する空気は、サージタンク3で一時的に蓄えられ、蓄えられた空気は、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配され、分配された空気を図示しないエンジンに送り込む。
【0036】
EGRガスは、図示しないエキゾーストマニホールド1よりEGR分配器5に連通管11を介して送り込まれる。なお、EGRガスは本来、気体であるが、冷却されることで一部の水と油が液体となり、気体と液体が混合された状態でEGR分配器5に送り込まれる。また、EGRガスは、EGR分配器5内でも冷却されることで一部の水と油が液体となる。
【0037】
EGRガスの内、気体のものは第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cとから第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配されて、空気に混ざって図示しないエンジンに送り込まれる。
【0038】
EGRガスの内、液体のものは、EGR分配器5の内面を伝って重力方向下方に流れ落ちる。流れ落ちた液体は、ハウジング溶着部12aと受け皿溶着部13aとを溶着した際にできる空間16に溜まる。溜まった液体はエンジンの振動、車両の加減速時や車両の旋回時のGにより、力のかかる方向に移動する。しかしながら、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eがあるため、これらの堰を乗り越えて移動する必要があり、各々の堰の間の空間16に液体が分配されながら溜まっていく。
【0039】
空間16に分配されて溜まった液体は、堰から溢れるまで溜まると第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cとから第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配されて、空気や気体のEGRガスに混ざって図示しないエンジンに送り込まれる。
【0040】
本発明の実施形態の効果について説明する。
【0041】
第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cとを備えることで、EGRガスから発生する液体の水や油が1つの吸気管に偏って流入することを抑制し、複数の吸気管に分配することができる。
【0042】
なお、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cとが、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cの長手方向(流体の流れ方向)に延在することで、
EGRガスから発生する液体の水や油を第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cに向かってガイドし、EGRガスから発生する水や油が1つの吸気管(例えば一番端の第1吸気管4aまたは第3吸気管4c)に偏って流入することをより抑制し、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配することができる。
【0043】
また、第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cを備え、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cは第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cに向けて延在することで、
EGRガスから発生する液体の水や油を第1導入路14aと第2導入路14bと第3導入路14cに向かってガイドし、EGRガスから発生する水や油が1つの吸気管(例えば一番端の第1吸気管4aまたは第3吸気管4c)に偏って流入することをより抑制し、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配することができる。
【0044】
さらに、EGR分配部5の内面のうち最も重力方向下方側である空間16に溜まるEGRガスから発生する液体の水や油が1つの吸気管(例えば一番端の第1吸気管4aまたは第3吸気管4c)に偏って流入することを抑制し、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配することができる。
【0045】
そして、第1堰15aと第2堰15bとの間に第4堰15dと第2堰15bと第3堰15cとの間に第5堰15eを有することで、
空間16をより細かく区画することができ、第4堰15dと第5堰15eによりEGRガスから発生する液体の水や油が1つの吸気管(例えば一番端の第1吸気管4aまたは第3吸気管4c)に偏って流入することをより抑制し、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配することができる。
【0046】
なお、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eは延在する方向に向かって先細る形状であるため、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eが溶着されるとき、第1堰15aと第2堰15bと第3堰15cと第4堰15dと第5堰15eが溶着の抵抗となったり溶着バリとなって製品不良となるのを抑制できる。
【0047】
なお、エンジンの気筒数と吸気管の数は同様であり、本実施形態では図示しないエンジンが3気筒エンジンであるため、吸気管も3本である。
【0048】
また、本実施形態ではEGR分配部は吸気管の湾曲部外周面に位置しているが、吸気管の湾曲部内周面(吸気管の下側)に位置しても良い。
【0049】
さらに、EGR分配部はハウジング12と受け皿13とを溶着しているが、接着やガスケットを介在させてボルトで固定しても良い。
【0050】
なお、本実施形態ではEGRガスを分配するEGR分配部を例に挙げているが、同様の構造でブローバイガスを各々の吸気管に分配するブローバイガス分配部に用いてもよい。
【0051】
(第1変形例)
以下、本発明の第1変形例の構成について説明する。
図6は、本発明の第1変形例に係るEGR分配部5の部分拡大図である。
図3に示す実施形態と異なる点は、実施形態の第1堰15aは受け皿溶着部13aからハウジング12方向に向かって延在しているのに対して第1堰15fは受け皿溶着部13aと同じ高さである。なお、図示していないが、第2堰と第3堰と第4堰と第5堰も同様の形状となる。
【0052】
本発明の第1変形例の効果について説明する。第1変形例によると、第1堰と第2堰と第3堰と第4堰と第5堰がハウジング12方向に延在しないため、溶着の抵抗となったり溶着バリとなって製品不良となるのをより抑制できる。
【0053】
(第2変形例)
以下、本発明の第2変形例の構成について説明する。
図7は、本発明の第2変形例に係るサージタンク3aの部分断面図である。
【0054】
サージタンク3aは、各々第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに連通し、各々各々第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cに指向する第1堰17a(第1凸部)と第2堰17b(第1凸部)と第3堰17c(第1凸部)とを備え、さらには第1堰17aと第2堰17bとの間に第4堰17d(第2凸部)と第2堰17bと第3堰17cとの間に第5堰17e(第2凸部)とを備える。
【0055】
第1堰17aと第2堰17bと第3堰17cと第4堰17dと第5堰17eは、サージタンク3aの内面のうち最も重力方向下方側から、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4c方向に向かって延在している。さらに、第1堰17aと第2堰17bと第3堰17cと第4堰17dと第5堰17eは延在する方向に向かって先細る形状である。
【0056】
本発明の第2変形例の効果について説明する。第2変形例によると、第1堰17aと第2堰17bと第3堰17cと第4堰17dと第5堰17eとを備えることで、図示しない吸気流路から流入する空気から発生する液体の水や油
を第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cに向かってガイドし、吸気流路から流入する空気から発生する水や油が1つの吸気管に偏って流入することを抑制し、第1吸気管4aと第2吸気管4bと第3吸気管4cとに均等に分配することができる。
【符号の説明】
【0057】
1 インテークマニホールド
4a 第1吸気管(吸気管)
4b 第2吸気管(吸気管)
4c 第3吸気管(吸気管)
5 EGR分配部(分配部)
12 ハウジング(第2ハウジング)
12a ハウジング溶着部(第2ハウジング接合部)
13 受け皿(第1ハウジング)
13a 受け皿溶着部(第1ハウジング接合部)
14a 第1導入路(導入路)
14b 第2導入路(導入路)
14c 第3導入路(導入路)
15a 第1堰(第1凸部)
15b 第2堰(第1凸部)
15c 第3堰(第1凸部)
15e 第4堰(第2凸部)
15f 第5堰(第2凸部)
16 空間(間隙)