(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、安全に水中ロボットを充電し得るドッキングステーションを提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、水中ロボットの乾燥、洗浄などの作業を円滑に行い得るドッキングステーションを提供することにある。
【0009】
更に、本発明の更に他の目的は、水中ロボットの維持、補修、運用を常時行えるドッキングステーションを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するための本発明の一側面によれば、水中ロボットを収容し、水面下に配置される収容部と、前記収容部の上部に設けられ、水面上に配置されるメンテナンス部と、前記水中ロボットを前記収容部から前記メンテナンス部に移送する移送部とを含むドッキングステーションを提供できる。
【0011】
また、前記収容部は、前記水中ロボットの移動を案内するガイドアームと、前記ガイドアームから案内されて前記水中ロボットが安着するように設けられるドッキング部とを含むドッキングステーションを提供できる。
【0012】
また、前記ドッキング部は、前記水中ロボットが重力と自重によって摺動して定位置に安着するように設けられる摺動部と、前記摺動部が上方に回動し得るように設けられる駆動部とを含むドッキングステーションを提供できる。
【0013】
また、前記摺動部は断面視V字状に延びるドッキング溝を含み、前記水中ロボットは前記ドッキング溝に安着して摺動するドッキングステーションを提供できる。
【0014】
また、前記摺動部は、前記駆動部に接続される前端部と、前記前端部を基準として上方に回動する後端部とを含むドッキングステーションを提供できる。
【0015】
また、前記後端部は前記前端部よりも低い位置で回動し、前記前端部よりも高い位置に配置されるドッキングステーションを提供できる。
【0016】
また、前記収容部は、該収容部の両側に設けられ、浮力を与える浮力体を更に含むドッキングステーションを提供できる。
【0017】
また、前記メンテナンス部は、前記水中ロボットの洗浄及び乾燥のための第1のメンテナンスユニットと、前記水中ロボットのバッテリーを充電するための第2のメンテナンスユニットとを含むドッキングステーションを提供できる。
【0018】
また、前記移送部は、前記メンテナンス部に設けられる移送レールと、該移送レールによって移動自在に取り付けられる移送ガイドと、該移送ガイドに接続され、前記水中ロボットを移動自在に固定する把持部とを含むドッキングステーションを提供できる。
【0019】
また、前記把持部は、前記水中ロボットの一方を支持するように設けられる第1の固定部材と、前記水中ロボットの他方を固定するように設けられる第2の固定部材とを含むドッキングステーションを提供できる。
【0020】
また、前記第1及び第2の固定部材は、前記水中ロボットの外形に沿った形状を有する屈曲部を含むドッキングステーションを提供できる。
【0021】
また、前記屈曲部は、前記水中ロボットが安定に固定されるように突設される安着部を含むドッキングステーションを提供できる。
【0022】
また、前記メンテナンスは、カメラ、アンテナ、センサーのうち少なくとも何れかを含むドッキングステーションを提供できる。
【0023】
また、前記収容部は、前記ドッキングステーションを移動自在に設けられる移動装置を含むドッキングステーションを提供できる。
【0024】
また、前記移動装置は、水中移動を目的とするプロペラを含むドッキングステーションを提供できる。
【発明の効果】
【0025】
本実施形態に係る水中ロボットのドッキングステーションによれば、安全に水中ロボットを充電できる。
【0026】
本実施形態によれば、水中ロボットの乾燥、洗浄などの作業を円滑に行なうことができる。
【0027】
本実施形態によれば、水中ロボットの維持、補修、運用が常時可能であるため、効率的な水中探査を行なうことができる。
【0028】
本実施形態によれば、水中ロボットの自重によって摺動位置調整することで、構造の単純化と低コスト化を図ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の思想を具現するための具体的な実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
なお、本発明を説明するにおいて、関連する公知の構成又は機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にするおそれがあると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態による水中ロボットのドッキングステーションを示す斜視図であり、
図2は、本発明の一実施形態による水中ロボットのドッキングステーションを示す正面図であり、
図3は、本発明の一実施形態による水中ロボットのドッキングステーションを示す側面図である。
【0033】
図1ないし
図3を参照すれば、本発明の実施形態によるドッキングステーション10は水面下に配置され、水中ロボット20を格納する収容部200と、収容部200の上部に設けられ、水面上に配置されるメンテナンス部100と、メンテナンス部100の内部に設けられ、水中ロボット20を収容部200からメンテナンス100に移送する移送部130とを含む。
【0034】
水中ロボット20は、頭、胴及び尾からなる魚状であってもよく、全体的に流線型形状をなすことで水の抵抗を最小化することができる。
【0035】
ドッキングステーション10の収容部200とメンテナンス100は、その内部が連通するように形成され、水面下に配置される収容部200の上部の中央部にメンテナンス100が配置されることで、メンテナンス部100が水面上に配置され得る。本実施形態において、メンテナンス部100が水面上に配置されるとは、メンテナンス部100と収容部200との境界が必ずしも水面に一致するとは限らず、水面下に配置され、水中ロボット20を水中Wで収容する機能を行なう収容部200の相対的な概念であって、メンテナンス100の主要な機能が行なわれる部分が水面上に配置されることと理解されるべきである。例えば、メンテナンス100の下側の一部が水に浸かるように形成され得る。
【0036】
収容部200は、矩形に形成され得る本体200aと、該本体200aの内部に水中ロボット20を案内するガイドアーム201とを含み得る。
【0037】
本体200aの側面には、ドッキングステーション10に浮力を与えるための浮力体106が設けられ得、浮力体106は少なくとも1つ以上設けられ得る。また、浮力体106は本体200aの内側に設けられてもよく、浮力体106の位置が本発明の思想を制限しない。
【0038】
ドッキングステーション10が陸上で円滑に移動できるように、本体200aの底面には移動装置107が設けられ得る。本実施形態において、移動装置107としてホイールの例を挙げて図示したが、本発明の思想はこれに限定されない。また、本体200aには、水に浮いた状態でドッキングステーション10の位置を調整するためのプロペラなどの推進装置(図示せず)が更に設けられ得る。
【0039】
また、移動装置107は水中での位置認識のための位置認識ノード(Node)を含み得る。
【0040】
本体200aの前面には水中ロボット20がその内部に流入され得るように収容口200bが形成され、収容口200bの両側にそれぞれガイドアーム201が設けられ得る。
【0041】
ガイドアーム201は、水中ロボット20の位置認識の誤差を反映してその大きさが決められ、水中ロボット20の破損を防止し得るように柔軟な材質で形成され得る。ガイドアーム201は、水中ロボット20がドッキングステーションへ移動する途中でガイドアーム201に突き当たった際に収容口200b側に導かれるように収容口200bを中心として広がるように形成され得る。
【0042】
収容部200には、ガイドアーム201によって案内された水中ロボット20が安着し得るドッキング部210が設けられる。
【0043】
ドッキング部210は、収容口200bを過ぎて流入される水中ロボット20を収容する摺動部211を含み、水中ロボット20が摺動部211のドッキング溝211cに沿って摺動して本体200aの内側へと移動し得る。
【0044】
図4は、本発明の実施形態に係るドッキングステーションの摺動部のドッキング溝を示す斜視図であり、
図5は、本発明の実施形態に係る摺動部のドッキング溝の動作を示す図面である。
【0045】
図4及び
図5を参照すれば、摺動部211はV字状に延びるドッキング溝211cを備えることができる。具体的に、ドッキング溝211cは水中ロボット20が自重によって摺動する際に、メンテナンス100への移送のための定位置に位置し得るように、中心が下側の方向に傾斜したV字状に形成され得る。
【0046】
水中ロボット20は、洗浄、乾燥、充電、点検などの管理(management)のため、移送部130によって収容部200からメンテナンス部100へと移動されるが、ここで、水中ロボット20は移送部130の把持部133(gripper)に安定的に把持されるように摺動部211のドッキング溝211cに配置されるべきである。
【0047】
そこで、ドッキング溝211cは、流線型の水中ロボット20が重力と断面視V字状の構造によって直線状に並べられるように形成される。
【0048】
具体的に、水中ロボット20の摺動位置整列のために水中ロボット20がドッキング溝211cの内部に配置されると、摺動部211は前端部211aを基準として上方に回動され得る。
【0049】
収容部200には、摺動部211を上側に回動させる駆動部214が設けられる。
【0050】
駆動部214は摺動部211を上側に移動させるために、前端部211aを回動させるための回転軸を有するモーターを含み得る。本実施形態は駆動部214としてモーターの例を挙げたが、本発明の思想はこれに限定されない。例えば、ヒンジ又はクレーン、リフターなどの様々な形態で摺動ドッキング溝211を上側に移動させることができる。
【0051】
駆動部214は、摺動部211の後端部211bが前端部211aよりも高くなるように摺動ドッキング溝211を所定角度θだけ上方に回動させる。摺動ドッキング溝211の後端部211bが前端部211aよりも高くなると、水中ロボット20はその自重によって摺動部211の前端部211aの方に摺動する。ここで、摺動部211のドッキング溝211cは断面視V字状に形成されており、水中ロボット20は楕円形の断面を有する流線型胴体からなるため、水中ロボット20の姿勢がV字状の溝の延びる方向に整列される。摺動ドッキング溝211は、水中ロボット20が所定位置まで摺動すると、これ以上移動できなくするストッパー213を備えることで、水中ロボット20が定位置に配置され得る。
【0052】
よって、水中ロボット20の位置整列のための別途の機構的な構成が不要となり、構造を簡素化することができる。
【0053】
また、メンテナンス部100は、収容部200の上側に配置され、外体を形成するケース100aを含み、ケース100aの外部に装着されるCCDカメラ101、GPS102、気象台103、ワイヤレスアンテナ104などを含むことができる。
【0054】
前記CCDカメラ101、GPS102、気象台103、ワイヤレスアンテナ104は、ケース100aの上端に配置され得、これに限定されない。
【0055】
GPS102は、水中ロボット20の位置を認識してドッキングステーション10それ自体の運行機能と連係して広範な水中ロボットの位置を認識することができる。
【0056】
気象台103は、風向、温度などの気象状態をモニタリングして水中にある水中ロボット20に情報を伝達することができる。
【0057】
また、収容部200には、USBL(UltraShort Base Line)方式測位装置の通信モジュール105、水質測定センサー108などが設けられ得る。
【0058】
かかる水質測定センサー108によってドッキングステーション10を水上浮遊式の水質モニタリングシステムとして活用することができる。
【0059】
図6は、本発明の実施形態に係るドッキングステーションの移送部を示す断面図であり、
図7は、本発明の実施形態に係るドッキングステーションのメンテナンス部を示す断面図であり、
図8は、本発明の実施形態に係るドッキングステーションの把持部を示す斜視図である。
【0060】
図6ないし
図8を参照すれば、メンテナンス部100は、ケース100aの内部に設けられる第1のメンテナンスユニット110と、前記第1のメンテナンスユニット110の上側に配置される第2のメンテナンスユニット120とを含んでなる。
【0061】
第1のメンテナンスユニット110は、水中ロボット20の外部に付着した異物を除去するための洗浄装置112と、水中ロボット20の外部に付着した水分を乾燥するための乾燥装置111とを含み得る。
【0062】
洗浄装置112は、水中ロボット20の洗浄のための水噴射ホースなどを含み得る。乾燥装置111は、加熱された空気を水中ロボット20に噴射するブロワーなどを含み得る。本実施形態では洗浄装置112及び乾燥装置111が水噴射ホース及びブロワーを含むものの、本発明の思想はこれに限定されない。
【0063】
第2のメンテナンスユニット120は、水中ロボット20のバッテリー充電のための充電部121を含み得る。
【0064】
充電部121は少なくとも1つ以上の突出状の充電端子122を含み得る。
【0065】
本実施形態において、メンテナンス部100は、第2のメンテナンスユニット120が第1のメンテナンスユニット110の上に配置されることで、2層で配置されることを例として挙げたが、本発明の思想はこれに限定されず、第1のメンテナンスユニット110と第2のメンテナンスユニット120が水平方向に配置されることもできる。
【0066】
図7を参照して具体的に説明すれば、収容部200の摺動部211のドッキング溝211cから移送される水中ロボット20に水中探査中に付着した異物が第1のメンテナンスユニット110の洗浄装置112によって除去され、洗浄済みの水中ロボット20は乾燥装置111に移動されて乾燥されるようになる。
【0067】
洗浄と乾燥が完了すると、水中ロボット20は第2のメンテナンスユニット120の充電位置に移動され、充電部121の充電端子122に連結されて充電される。
【0068】
水中ロボット20を収容部200からメンテナンス部100に移送するための移送部130は、メンテナンス部100のケース100aの内側に設けられる移送レール131と、移送レール131に移動自在に取り付けられる移送ガイド132と、移送ガイド132の端部に連結されて水中ロボット20を移動させ得るように固定するための把持部133とを含み得る。
【0069】
移送レール131はケース100aの上面の内側又は側面の内側に設けられ得、一例として、移送ガイド132をX軸方向(
図7の左右方向)及びY軸方向(
図7の紙面方向)に移動させるように配置され得る。
【0070】
移送ガイド132は移送レール131に沿ってX軸方向及びY軸方向に移動され得る。把持部133は移送ガイド132に沿って上下方向(Z軸方向)に移動され得、移送ガイド132には把持部133を上下方向に移動させるためのモーター、ベルトなどの駆動装置が提供され得る。
【0071】
前記移送レール131及び移送ガイド132の配置は一例に過ぎず、本発明の思想はこれに限定されない。移送レール131及び移送ガイド132は把持部133を第1のメンテナンス100の内部空間で3軸方向に移送させ得る構造や構成であれば十分であり、そのために公知の装置が移送レール131及び移送ガイド132として用いられ得る。
【0072】
把持部133は、摺動部211のドッキング溝211cに位置した水中ロボット20の一側を支持するように設けられる第1の固定部材134と、他側を固定するように設けられる第2の固定部材135とを含み得る。
【0073】
第1の固定部材134と第2の固定部材135は移送ガイド132と把持部のアーム138を通じて連結され、把持部のアーム138は、第1の固定部材134に連結される第1の把持部のアーム138aと、第2の固定部材135に連結される第2の把持部138bとを含んでなる。
【0074】
把持部133は、第1の固定部材134と第2の固定部材135との間の間隔を調整することで、水中ロボット20を把持するか又は放し得る。
【0075】
第2の固定部材135の第2の把持部のアーム138bは、第1の把持部のアーム138aとヒンジ135aによって結合されて回動可能であり、第1の固定部材134からヒンジ135aを基準として回転して移動しつつ、間隔を調整することができる。
【0076】
第1の固定部材134と第2の固定部材135には、水中ロボット20の流線型の外形に対応する形状の屈曲部136がそれぞれ形成され、屈曲部136の端部には水中ロボット20の安定的な固定のために突出される安着部137が形成され得る。
【0077】
第1の固定部材134と第2の固定部材135の屈曲部136は互いに対向するように設けられ得る。
【0078】
従って、第1の固定部材134の屈曲部136に水中ロボット20の一側が支持されると、ヒンジ135aを中心として第2の固定部材135が回動して水中ロボット20の他側を支持及び固定し得る。
【0079】
図10は本発明の実施形態に係るドッキングステーションの動作方法を示すフローチャートである。
【0080】
上述の構成を有する本発明の実施形態に係る水中ロボット20を常時運用するためのドッキングステーション10のプロセスを説明する。
【0081】
水中ロボット20は水中環境を探査し、ドッキングステーション10は水中ロボット20の状態及び位置データを送り出し、水中ロボット20が取得したデータをモニタリングする(S120,S121)。
【0082】
このとき、ドッキングステーション10は、水中ロボット20のID別状態を確認した後(S130)、水中ロボット20の位置確認及び帰還要請を行なう(S140)。
【0083】
水中ロボット20が充電(S150)、保管(S200)又は修理(S300)のためにドッキングステーション10に接近すると、水中ロボット20をドッキングステーション10の内部にドッキングする(S161,S210, S310)。
【0084】
このとき、水中ロボット20は水面下に配置された収容部200のガイドアーム201によって案内され、収容部200の内部のドッキング部210に円滑に流入され得る。
【0085】
ドッキング部210に流入された水中ロボット20は、駆動部214によって摺動部211の後端部211bが前端部211aよりも高くなるように摺動部211を所定の角度θだけ上方向に回動させる。水中ロボット20は、摺動部211の後端部211bが前端部211aよりも高くなると、ドッキング溝211の断面視V字状の形状とその自重によって摺動部211のドッキング溝211cの前端部211aの方に摺動して安着し得る。
【0086】
ドッキング部210の摺動ドッキング溝211に安着した水中ロボット20は移送部130によって移送され、水面上に配置されたメンテナンス部100の第1のメンテナンスユニット110で洗浄装置112と乾燥装置111によって洗浄及び乾燥され(S162,S220)、第2のメンテナンスユニット120に移動されてバッテリーが充電される(S163,S220)。
【0087】
また、充電済みの水中ロボット20は、移送部130によって収容部200を過ぎて放出し得る(S170)。
【0088】
水中ロボット20の修理(S300)を完了したら、水中ロボット20の各機能別の状態を確認した(S320)後に放出し得る(S320)。
【0089】
前記水中ロボット20のドッキングステーション10の内部への誘導、洗浄、乾燥、充電、放出に対する異常有無をユーザがモニタリングし得るようにデータを送信し得る(S400)。
【0090】
また、メンテナンス100に設けられたUSBL方式測位装置の通信モジュール105、ワイヤレスアンテナ104、GPS102、CCDカメラ101、水質測定センサー108などを用いて風向、温度などの気象状態又は水質モニタリングを行なうことができる。
ドッキングステーション10の水中と地上との通信中継のためのゲートウェイの役割を果たすこともできる。
【0091】
また、ドッキングステーション10の移動自体の運行機能を用いてGPS位置認識と連係して広範囲な水中ロボット20の位置を認識することもできる。
【0092】
よって、様々な気象及び水中の情報を水中ロボット20に伝達することで、水中ロボット20の運用安全に効率性を増大させることができる。
【0093】
つまり、本発明の実施形態に係るドッキングステーション10は、水中ロボット20を格納する収容部200が水面下に配置され、水中ロボット20の運用のためのメンテナンス部100が水面上に配置されるため、ドッキングステーション10の常時運用が可能になり、効率的な水中探査を行なうことができる。
【0094】
また、水中ロボット20がドッキングステーション10に取り付けられるための全体的な構造を簡単にすることができ、それ故、ドッキングステーション10の構造を簡素化することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて水中ロボットのドッキングステーションを具体的に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本明細書に開示された基礎思想に沿った最広範なものと解釈されなければならない。当業者であれば、実施形態を組み合わせ又は置換して本発明の実施形態に明確に開示されない形態で実施できるが、これも本発明の範囲から逸脱しないものである。その他、当業者であれば、本明細書に開示された実施形態を容易に変更又は変形することができ、かかる実施形態も本発明の権利範囲に属するといえる。