特許第6143211号(P6143211)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6143211上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法、ユーザ機器、および基地局
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6143211
(24)【登録日】2017年5月19日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法、ユーザ機器、および基地局
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20170529BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20170529BHJP
【FI】
   H04W72/12 150
   H04W28/06
【請求項の数】24
【全頁数】98
(21)【出願番号】特願2016-504449(P2016-504449)
(86)(22)【出願日】2013年7月26日
(65)【公表番号】特表2016-519879(P2016-519879A)
(43)【公表日】2016年7月7日
(86)【国際出願番号】CN2013080201
(87)【国際公開番号】WO2014153907
(87)【国際公開日】20141002
【審査請求日】2015年11月9日
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2013/073454
(32)【優先日】2013年3月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】胡 振▲興▼
(72)【発明者】
【氏名】▲権▼ 威
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲ジエン▼
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−532483(JP,A)
【文献】 Ericsson, ST-Ericsson,SR Prohibit Timer,3GPP TSG-RAN WG2#68, R2-096743,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_68/Docs/R2-096743.zip>,2009年11月 9日
【文献】 Ericsson,SR triggering in relation to uplink grants,3GPP TSG-RAN WG2#61bis, R2-081468,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_61bis/Docs/R2-081468.zip>,2008年 3月31日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法であって、
ユーザ機器(user equipment 、UE)により制御情報を収集するステップであって、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求(schedule request 、SR)を送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報はスケジューリングされた時間を含む、収集するステップと、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、前記UEにより、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップであって、前記論理チャネルは、前記制御情報で構成された論理チャネル、または前記制御情報で構成された論理チャネルグループの論理チャネルである、ステップと、
前記タイマーが満了する場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、前記タイマーが満了しない場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップ
を備える、方法。
【請求項2】
前記上りリンクグラントリソース要求をトリガする前記ステップは、バッファステータス報告(buffer status reporting、BSR)を処理するプロセスの手順の一部である、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記制御情報が、以下の情報、
Eレベルのために構成された制御情報、
前記UEの論理チャネルレベルのために構成された制御情報、
前記UEの論理チャネルグループレベルのために構成された制御情報、
地局によって送信されるRRC接続再構成メッセージにおける論理チャネル構成情報から前記論理チャネルレベルで、UEによって取得される前記制御情報、
のうちの1つである、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記制御情報が、スケジューリングされた時間、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるためのインジケーション、のうちの少なくとも1つである、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
UEにより制御情報を収集する前記ステップが、
前記UEにより、基地局から無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップを含む、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記UEにより、前記基地局から無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集する前記ステップが、
前記UEにより、前記基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージを送出するステップであって、前記RRC接続要求メッセージもしくは前記RRC接続セットアップ完了メッセージは、プリセットタイプインジケーションを搬送する、送出するステップと、前記UEにより、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップであって、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを備える
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法であって、
基地局により、ユーザ機器(user equipment、UE)のための制御情報を構成するステップであって、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報はスケジューリングされた時間を含む、構成するステップと、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、前記UEが、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始できるように、前記基地局により、前記UEに前記制御情報を送出するステップと
を備え
前記論理チャネルは、前記制御情報で構成された論理チャネルもしくは前記制御情報で構成された論理チャネルグループの論理チャネルであり、
前記タイマーが満了する場合、前記UEは、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガし、または、前記タイマーが満了しない場合、前記UEは、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップする、方法。
【請求項8】
前記基地局により、前記UEに前記制御情報を送出するステップが、
前記基地局により、前記UEに無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続再構成メッセージを送出するステップであって、前記RRC接続再構成メッセージは、前記制御情報を搬送する、送出するステップを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
基地局によりUEのための制御情報を構成する前記ステップの前に、前記方法はさらに、
前記基地局により、モバイル管理エンティティ(mobile management entity、MME)によって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するステップであって、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信するステップを備え、
基地局により、UEのための制御情報を構成する前記ステップは、前記基地局により前記UEのために、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を構成するステップを備える、
請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記UEのために前記基地局によって構成された前記制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの構成情報である、
請求項7または8に記載の方法。
【請求項11】
前記基地局により、前記UEに前記制御情報を送出するステップが、
前記制御情報が前記UEレベルの制御情報である場合、前記基地局により前記UEに、前記制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを送出するステップを備える、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記UEのために前記基地局によって構成された前記制御情報は、スケジューリングされた時間、および前記上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるためのインジケーションの少なくとも1つである、
請求項7または8に記載の方法。
【請求項13】
ユーザ機器(UE)であって、
メモリと前記メモリに接続されたプロセッサとを備え、前記メモリは、その中にプログラムコードのグループを記憶し、前記プロセッサは、
制御情報を収集し、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報はスケジューリングされた時間を含み、
送信されるべき上りリンクデータが有ると判断された場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると判断された場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、前記論理チャネルは、前記制御情報で構成された論理チャネル、または前記制御情報で構成された論理チャネルグループの論理チャネルであり、
前記タイマーが満了する場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするか、または、前記タイマーが満了しない場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップする
ために、前記メモリに記憶された前記プログラムコードを呼び出すように構成される、
ユーザ機器。
【請求項14】
前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることは、バッファステータス報告(buffer status reporting, BSR)処理プロセスの手順の一部である、
請求項13に記載のユーザ機器。
【請求項15】
前記制御情報が、以下の情報、
UEレベルのために構成された制御情報、
前記UEの論理チャネルレベルのために構成された制御情報、
前記UEの論理チャネルグループレベルのために構成された制御情報、
地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージにおける論理チャネル構成情報要素から取得された前記論理チャネルレベルの前記制御情報、
のうちの1つである、請求項13または14に記載のユーザ機器。
【請求項16】
前記制御情報は、スケジューリングされた時間、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるためのインジケーションの少なくとも1つである、
請求項13または14に記載のユーザ機器。
【請求項17】
前記プロセッサが前記制御情報を収集するよう構成された前記ユーザ機器であって、
前記プロセッサが、基地局から無線リソース制御(radio resource control 、RRC)接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するよう構成された、ことを備える、
請求項13または14に記載のユーザ機器。
【請求項18】
前記基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージを送出するよう構成された送信機であって、前記RRC接続要求メッセージもしくは前記RRC接続セットアップ完了メッセージが、プリセットタイプインジケーションを搬送するものであり、前記送信機が、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信するよう、また、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するよう構成され、前記制御情報が、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションが、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるものである、前記送信機を備えた、
請求項17に記載のユーザ機器。
【請求項19】
送信機、メモリ、および前記メモリに接続されたプロセッサを備えた基地局であって、前記メモリは、その中にプログラムコードのグループを記憶し、前記プロセッサが、
ユーザ機器(UE)のための制御情報を構成するために前記メモリに記憶された前記プログラムコードを呼び出すように構成され、前記制御情報が、上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求が、スケジュール要求(schedule request 、SR)を送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、
前記送信機が、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合に、前記UEが、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始できるように、前記制御情報を前記UEに送出するように構成され
前記論理チャネルは、前記制御情報で構成された論理チャネル、または前記制御情報で構成された論理チャネルグループの論理チャネルであり、
前記タイマーが満了する場合、前記UEは、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガし、または、前記タイマーが満了しない場合、前記UEは、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップする、前記基地局。
【請求項20】
前記基地局において、前記送信機は前記制御情報を前記UEへ送信するよう更に構成され、
前記送信機が前記UEに無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続再構成メッセージを送出するようにさらに構成され、前記RRC接続再構成メッセージが前記制御情報を搬送する、ことを備える、
請求項19に記載の基地局。
【請求項21】
前記基地局は、
受信機であって、前記プロセッサが前記UEのための前記制御情報を構成する前に、モバイル管理エンティティ(mobile management entity、MME)によって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するように構成され、前記プリセットタイプインジケーションが、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、前記受信機を備え、
前記プロセッサがさらに、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するよう構成された、
請求項19または20に記載の基地局。
【請求項22】
前記UEのために構成された前記制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの構成情報である、
請求項19または20に記載の基地局。
【請求項23】
前記送信機が、
前記制御情報が前記UEレベルの制御情報である場合、前記制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを送出するよう、さらに構成され得る、
請求項22に記載の基地局。
【請求項24】
前記UEのために構成された前記制御情報は、スケジューリングされた時間、および前記上りリンクグラントリソース要求を処理する回数を減じるためのインジケーションの少なくとも1つである、
請求項19または20に記載の基地局。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信テクノロジーに関し、特に、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法、ユーザ機器、および基地局に関する。
【背景技術】
【0002】
現在のロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)通信システムでは、接続された状態におけるユーザ機器(User Equipment, UE)が、送出すべき上りリンクデータを有するが、上りリンクグラントを有しない場合、ユーザ機器は、上りリンクグラントを求めるためにスケジュール要求(Schedule Request, SR)の送出またはランダムアクセスをトリガする必要がある。
【0003】
ワイヤレス通信の発達とともに、ワイヤレス通信は、より多くのシナリオに適用される。インテリジェントメーター読み取りサービスまたはインスタントメッセージングサービスといった、いくつかのアプリケーションシナリオにおけるサービスは、時間遅延に敏感でなく、一般的にはユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol, UDP)ベアラを使用し、その上、小さなデータパケット、たとえば、1000バイトより小さなデータパケットが頻繁に発生させられる。そのようなサービスにおけるUEが現在のUEと同一の手法で動作を行う場合、すなわち、データが到着し次第、UEがSRの送出をトリガするかまたはランダムアクセス動作をトリガする場合、UEは、ほとんど非活動状態に入ることができず、それは、高い電力消費を結果として生じる。たとえば、電気を節約するために、不連続受信(discontinuous reception, DRX)機能が、接続された状態におけるUE上で構成される。DRX機能がUE上で構成される際、UEは、活動時間中または非活動時間中であり得る。UEが非活動時間中である場合、UEは、送受信モジュールをオフにし、データを送受信しないことにより、電気を節約する目的を達成する。しかしながら、小さなデータパケットを頻繁に発生させる上記サービスでは、データパケットの頻繁な到着、特に、小さなデータパケットの頻繁な到着に起因して、SRの送出またはランダムアクセスが頻繁にトリガされ、結果的にUEは非活動時間に入ることができず、高い電力消費を招く。
【発明の概要】
【0004】
これを鑑みて、本発明の実施形態は、UEによって使用される電気を節約する目的を達成するために、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法、ユーザ機器、および基地局を提供する。
【0005】
第1の態様によると、本発明の実施形態は、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法を提供し、この方法は、
ユーザ機器UEにより制御情報を収集するステップであって、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、収集するステップと、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップとを含む。
【0006】
第1の態様に関し、第1の態様の第1の可能な実現手法において、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップは、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、または
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより継続させるステップ、または
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEが非活動時間中である場合、前記UEにより、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記UEにより、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを含む。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実現手法に関し、第1の態様の第2の可能な実現手法では、前記インジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEにより、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含むか、または、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEによりタイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含む。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実現手法に関し、第1の態様の第3の可能な実現手法では、前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、または、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップの前に、前記方法はさらに、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEにより決定するステップ、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEにより決定するステップであって、前記論理チャネルは、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、決定するステップ、および、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であると前記UEにより決定するステップを含む。
【0009】
第1の態様の第1の可能な実現手法に関し、第1の態様の第4の可能な実現手法において、前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより継続させるステップは、
SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップと、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップとを含む。
【0010】
第1の態様の第1の可能な実現手法に関し、第1の態様の第5の可能な実現手法において、前記上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記インジケーションは、期間繰返し係数であり、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であってTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより継続させるステップは、
前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、前記UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップを含む。
【0011】
第1の態様に関し、第1の態様の第6の可能な実現手法において、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップは、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、あるいは
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより継続させるステップ、あるいは
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、かつ、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくはBSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEにより、前記BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップ、または、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、かつ、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくはBSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEにより、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを含む。
【0012】
第1の態様の第6の可能な実現手法に関し、第1の態様の第7の可能な実現手法では、前記インジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEにより、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含むか、または、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEによりタイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含む。
【0013】
第1の態様の第6の可能な実現手法に関し、第1の態様の第8の可能な実現手法において、前記インジケーションは、データ量しきい値であり、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップ、または、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって前記UEにより決定するステップの前に、前記方法はさらに、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEによって決定するステップ、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEによって決定するステップであって、前記論理チャネルは、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、決定するステップ、および、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であると前記UEによって決定するステップを含む。
【0014】
第1の態様の第6の可能な実現手法に関し、第1の態様の第9の可能な実現手法において、前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより継続させるステップは、
SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップ、および、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップとを含む。
【0015】
第1の態様の第6の可能な実現手法に関し、第1の態様の第10の可能な実現手法において、前記上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記インジケーションは、期間繰返し係数であり、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより継続させるステップは、
前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと前記UEが決定した場合、前記現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、前記送出判定処理手順を前記UEにより終了させるステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると前記UEが決定した場合、前記現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップを含む。
【0016】
第1の態様に関し、第1の態様の第11の可能な実現手法では、前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEにより、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
前記タイマーが満了する場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、もしくは、前記タイマーが満了しない場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップとを含むか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、前記任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップと、他のTTIにおいて、前記他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を前記UEにより終了させるステップであって、前記他のTTIは、前記SRがトリガされた前記TTIから始まる前記SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有する前記TTIの中の前記任意のTTIを除くTTIである、終了させるステップとを含むか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報が、期間繰返し係数であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEによりタイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップと、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含むか、あるいは、
前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
SRカウンタが0と同等である場合、前記UEにより、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、SRによって実現される前記上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより終了させるステップと、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記UEにより継続させるステップとを含むか、あるいは、
前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRが前記SRをトリガしたTTIである場合、前記UEにより、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEにより、前記SRを前記現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、前記SRを前記現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを含むか、あるいは、
前記制御情報が、期間繰返し係数であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRが前記SRをトリガしたTTIである場合、前記UEによりタイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEにより、前記SRを前記現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、前記タイマーが満了するときに、前記UEにより、前記SRを前記現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを含むか、あるいは、
前記制御情報が、期間繰返し係数であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、前記UEにより、前記任意のTTIにおいてBSRによってトリガされた前記SRを有効であるように設定するステップと、他のTTIにおいて、前記UEにより、前記他のTTIにおいてBSRによってトリガされた前記SRを無効であるように設定するステップであって、前記他のTTIは、前記SRがトリガされた前記TTIから始まる前記SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有する前記TTIの中の前記任意のTTIを除くTTIである、設定するステップとを含む。
【0017】
第1の態様に関し、第1の態様の第12の可能な実現手法において、前記制御情報は、データ量しきい値であり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップは、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満でないと前記UEが決定した場合、前記UEにより前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であると前記UEが決定した場合、前記UEにより、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップを含む。
【0018】
第1の態様に関し、第1の態様の第13の可能な実現手法において、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップは、
前記上りリンクグラントリソース要求のトリガを前記インジケーションにしたがって前記UEによりスキップするステップ、または、
前記上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順を前記インジケーションにしたがって前記UEにより終了させるステップ、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくはBSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記UEにより、前記BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップを含む。
【0019】
第1の態様の第1から第13の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第1の態様の第14の可能な実現手法において、前記UEが前記SRを無効であるように設定した後、前記方法はさらに、
前記UEにより、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップするステップ、あるいは、
前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でない場合、前記UEにより、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップするステップ、または、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中である場合、前記UEにより、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを前記無効なSRで決定するステップ、あるいは、
前記UEが非活動時間中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップするステップ、または、前記UEが活動時間中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを前記無効なSRで決定するステップを含む。
【0020】
第1の態様に関し、第1の態様の第15の可能な実現手法において、前記上りリンクグラントリソース要求は、前記SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報は、期間繰返し係数であり、前記期間繰返し係数は、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップは、
前記UEにより、前記SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するステップであって、前記SRは、前記論理チャネルまたは前記論理チャネルグループによってトリガされ、前記SRリソースの期間は、前記期間繰返し係数を乗算した、前記UEのために基地局によって現在構成されているSR期間である、決定するステップと、
前記UEにより、前記SRを送出するための前記リソースで前記SRを前記基地局に送出するステップとを含む。
【0021】
第1の態様の第1から第15の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第1の態様の第16の可能な実現手法において、前記UEにより制御情報を収集するステップは、
前記UEにより、予め構成された前記制御情報を収集するステップ、または、
前記UEにより、オープンモバイルアライアンスデバイス管理手順から前記制御情報を収集するステップ、または、
前記UEにより、モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集するステップ、または、
前記UEにより、前記基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップ、または、
前記UEにより、前記基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって前記制御情報を収集するステップ、または、
前記UEにより、前記基地局からページングメッセージを受信することによって前記制御情報を収集するステップを含む。
【0022】
第1の態様の第16の可能な実現手法に関し、第1の態様の第17の可能な実現手法では、前記UEにより、前記基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップが、
前記UEにより、前記基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージを送出するステップであって、前記RRC接続要求メッセージもしくは前記RRC接続セットアップ完了メッセージは、プリセットタイプインジケーションを搬送する、送出するステップと、前記UEにより、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップであって、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含むか、または、
前記UEにより、前記基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップが、
前記MMEが前記基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、前記UEにより、アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、前記MMEに前記プリセットタイプインジケーションを送出するステップと、前記UEにより、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するステップであって、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含むか、または、
前記UEにより、モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集するステップが、
前記UEにより、アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、前記MMEにプリセットタイプインジケーションを送出するステップと、前記UEにより、前記MMEによって前記UEに送出された前記アタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集するステップであって、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含む。
【0023】
第1の態様に関し、第1の態様の第18の可能な実現手法において、前記制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、前記物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記UEの論理チャネルでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、前記UEの論理チャネルグループでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、または前記UEによってトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルであり、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって前記UEにより制御するステップは、
前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルを前記UEにより収集するステップであって、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記オフセット値と同等の前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの前記期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、前記番号は、前記UEのために、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、前記基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られる、収集するステップと、
前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記UEにより、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するステップとを含む。
【0024】
第1の態様の第18の可能な実現手法に関し、第1の態様の第19の可能な実現手法において、前記制御情報はさらにプリアンブルを含み、前記UEにより、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するステップは、
前記ランダムアクセスプロセスを開始するために、前記UEにより、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記プリアンブルを送出するステップを含む。
【0025】
第1の態様の第18または第19の可能な実現手法に関し、第1の態様の第20の可能な実現手法において、前記UEにより、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記プリアンブルを送出する前記ステップの後、前記方法はさらに、
ランダムアクセス応答が失敗し、前記UEが前記プリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記UEにより、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するステップ、あるいは、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記UEのために、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、前記基地局によってブロードキャストされた前記システムメッセージにおいて構成された、前記物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、前記UEにより、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、前記ランダムアクセスプロセスを開始するステップを含む。
【0026】
第2の態様によると、本発明の実施形態は、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法を提供し、この方法は、
基地局によりユーザ機器UEのための制御情報を構成するステップであって、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、構成するステップと、
前記UEが前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するように、前記基地局により前記UEに前記制御情報を送出するステップとを含む。
【0027】
第2の態様に関し、第2の態様の第1の可能な実現手法において、前記基地局により前記UEに前記制御情報を送出するステップは、
前記基地局により前記UEに無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを送出するステップであって、前記RRC接続再構成メッセージは、前記制御情報を搬送する、送出するステップ、または、
前記基地局によりブロードキャストメッセージを送出するステップであって、前記ブロードキャストメッセージは、前記制御情報を搬送する、送出するステップ、または、
前記基地局によりページングメッセージを送出するステップであって、前記ページングメッセージは、前記制御情報を搬送する、送出するステップを含む。
【0028】
第2の態様の第1の可能な実現手法に関し、第2の態様の第2の可能な実現手法において、基地局によりUEのための制御情報を構成する前記ステップの前に、前記方法はさらに、
前記UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを、前記基地局により受信するステップであって、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信するステップを含み、
基地局によりUEのための制御情報を構成する前記ステップは、前記基地局により、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するステップを含む。
【0029】
第2の態様またはその第1の可能な実現手法に関し、第2の態様の第3の可能な実現手法において、基地局によりUEのための制御情報を構成する前記ステップの前に、前記方法はさらに、
モバイル管理エンティティMMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを前記基地局により受信するステップであって、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信するステップを含み、
基地局によりUEのための制御情報を構成する前記ステップは、前記基地局により、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するステップを含む。
【0030】
第2の態様に関し、第2の態様の第4の可能な実現手法において、前記UEのために前記基地局によって構成された前記制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの構成情報である。
【0031】
第2の態様の第4の可能な実現手法に関し、第2の態様の第5の可能な実現手法において、前記基地局により前記UEに前記制御情報を送出するステップは、
前記制御情報が前記UEレベルの制御情報である場合、前記制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを、前記基地局により前記UEに送出するステップ、または、
前記制御情報が前記論理チャネルレベルの制御情報である場合、前記制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを、前記基地局により前記UEに送出するステップ、または、
前記制御情報が前記論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、前記制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを、前記基地局により前記UEに送出するステップを含む。
【0032】
第2の態様またはその第1から第4の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第2の態様の第6の可能な実現手法において、前記UEのために前記基地局によって構成された前記制御情報は、スケジューリングされた時間、期間繰返し係数、データ量しきい値、および前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションの少なくとも1つである。
【0033】
第2の態様に関し、第2の態様の第7の可能な実現手法において、前記UEのために前記基地局によって構成された前記制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、前記物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記UEの論理チャネルでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、前記UEの論理チャネルグループでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、または前記UEによってトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0034】
第2の態様の第7の可能な実現手法に関し、第2の態様の第8の可能な実現手法において、制御情報はさらにプリアンブルを含む。
【0035】
第3の態様によると、本発明の実施形態は、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法を提供し、この方法は、
モバイル管理エンティティMMEにより、ユーザ機器UEの端末タイプまたは前記UEによって使用されるサービスタイプを収集するステップと、
前記端末タイプがプリセット端末タイプであるか、または前記サービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、基地局が前記UEに制御情報を送出するように、前記MMEにより前記基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するステップと
を含み、前記プリセットタイプインジケーションは、前記端末タイプが前記プリセット端末タイプであること、および前記サービスタイプが前記プリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用され、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0036】
第3の態様に関し、第3の態様の第1の可能な実現手法において、MMEにより、ユーザ機器UEの端末タイプまたは前記UEによって使用されるサービスタイプを収集する前記ステップは、
前記MMEにより、アタッチメントプロセスにおいて前記UEにより送出されるメッセージを受信することによって前記UEの前記端末タイプを収集するステップ、または、
前記MMEにより、アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバHSSから前記UEの前記端末タイプを収集するステップ、または、
前記MMEにより、サービス要求プロセスにおいて前記UEにより送出されるメッセージを受信することによって前記UEの前記端末タイプまたは前記UEによって使用される前記サービスタイプを収集するステップを含む。
【0037】
第4の態様によると、本発明の実施形態は、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法を提供し、この方法は、
モバイル管理エンティティMMEにより、ユーザ機器UEの端末タイプまたは前記UEによって使用されるサービスタイプを収集するステップと、
前記端末タイプがプリセット端末タイプであるか、または前記サービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、前記UEが前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するように、前記制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージを前記MMEにより前記UEに送出するステップと
を含み、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0038】
第4の態様に関し、第4の態様の第1の可能な実現手法において、MMEにより、ユーザ機器UEの端末タイプまたは前記UEによって使用されるサービスタイプを収集する前記ステップは、
前記MMEにより、アタッチメントプロセスにおいて前記UEにより送出されるメッセージを受信することによって前記UEの前記端末タイプを収集するステップ、または、
前記MMEにより、アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバHSSから前記UEの前記端末タイプを収集するステップ、または、
前記MMEにより、サービス要求プロセスにおいて前記UEにより送出されるメッセージを受信することによって前記UEの前記端末タイプまたは前記UEによって使用される前記サービスタイプを収集するステップを含む。
【0039】
第5の態様によると、本発明の実施形態は、ユーザ機器を提供し、このユーザ機器は、
制御情報を収集するように構成された制御情報収集モジュールであって、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、制御情報収集モジュールと、
前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報にしたがって制御するように構成された要求制御モジュールとを含む。
【0040】
第5の態様に関し、第5の態様の第1の可能な実現手法において、前記情報収集モジュールによって収集された前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、前記要求制御モジュールは、以下のサブモジュール、
前記ユーザ機器UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、または、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するように構成された、第1のトリガ制御サブモジュール、
前記UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるか、または、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるように構成された、第1の判定制御サブモジュール、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、または、BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルであるBSRをトリガする論理チャネルである場合、前記UEが非活動時間中である場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するか、または、前記UEが活動時間中である場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するように構成された、第1のSR制御サブモジュールのいずれか1つを含む。
【0041】
第5の態様の第1の可能な実現手法に関し、第5の態様の第2の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
前記第1のトリガ制御サブモジュールが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するように構成された、第1のタイマー開始サブモジュールと、
前記第1のタイマー開始サブモジュールによって開始された前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であることが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、前記UEが活動時間中であることが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、前記タイマーが満了するときに、UEが前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する、第1のタイムドトリガ制御サブモジュールとを含むか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、前記第1のトリガ制御サブモジュールが、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するように構成され、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、第2のタイマー開始サブモジュールと、
前記第2のタイマー開始サブモジュールによって開始された前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であることが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、前記UEが活動時間中であることが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、前記タイマーが満了するときに、UEが前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する、第2のタイムドトリガ制御サブモジュールとを含む。
【0042】
第5の態様の第1の可能な実現手法に関し、第5の態様の第3の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションが、データ量しきい値であり、
前記ユーザ機器がさらに、利用可能データ決定モジュールを含み、
前記利用可能データ決定モジュールは、前記第1のトリガ制御サブモジュールが、前記UEが非活動時間中である場合に前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、または、前記UEが活動時間中である場合に前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定する前に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定するか、または、前記UEの論理チャネルであって前記制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである前記論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であることを決定するように構成される。
【0043】
第5の態様の第1の可能な実現手法に関し、第5の態様の第4の可能な実現手法において、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記第1の判定制御サブモジュールは特に、SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるか、または、前記UEが活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるように構成され、前記タイマーが満了するときに、UEが、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させる。
【0044】
第5の態様の第1の可能な実現手法に関し、第5の態様の第5の可能な実現手法において、前記上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションは、期間繰返し係数であり、
前記第1の判定制御サブモジュールは特に、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、前記UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるか、または、前記UEが活動時間中である場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるように構成される。
【0045】
第5の態様に関し、第5の態様の第6の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記要求制御モジュールが、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するように構成された、第2のトリガ制御サブモジュール、あるいは、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるか、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるように構成された、第2の判定制御サブモジュール、あるいは、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するか、または、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するように構成された、第2のSR制御サブモジュールを含む。
【0046】
第5の態様の第6の可能な実現手法に関し、第5の態様の第7の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションが、スケジューリングされた時間であり、前記第2のトリガ制御サブモジュールが特に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有する場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、前記開始されたタイマーが満了する前に、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、前記タイマーが完了するときに、UEがSRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報収集モジュールによって収集される前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、前記第2の判定制御サブモジュールが特に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると前記UEが決定した場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数であり、前記第4のタイマー開始サブモジュールによって開始された前記タイマーが満了する前に、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、前記タイマーが満了するときに、UEがSRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する。
【0047】
第5の態様の第6の可能な実現手法に関し、第5の態様の第8の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションが、データ量しきい値であり、
前記ユーザ機器がさらに、第2の利用可能データ決定モジュールを備え、
前記第2の利用可能データ決定モジュールは、前記第2のトリガ制御サブモジュールが、前記UEが非活動時間中である場合に前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、または、前記UEが活動時間中である場合に前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定する前に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すること、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定するように構成され、前記論理チャネルは、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、または、前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルであり、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であることを決定するように構成される。
【0048】
第5の態様の第6の可能な実現手法に関し、第5の態様の第9の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記第2の判定制御サブモジュールは特に、
SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、
前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるか、または、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させ、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるように構成される。
【0049】
第5の態様の第6の可能な実現手法に関し、第5の態様の第10の可能な実現手法では、前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報収集モジュールによって収集される前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、前記第2の判定制御サブモジュールが特に、
前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、前記現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、前記送出判定処理手順を終了させるか、または、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、前記現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、前記送出判定処理手順を継続させるように構成される。
【0050】
第5の態様に関し、第5の態様の第11の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
前記要求制御モジュールが特に、前記ユーザ機器UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、前記タイマーが満了する場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするか、または、前記タイマーが満了しない場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするように構成されるか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、前記要求制御モジュールが特に、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、UEが、前記任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させ、他のTTIにおいて、前記UEが、前記他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させ、前記他のTTIは、前記SRがトリガされた前記TTIから始まる前記SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有する前記TTIの中の前記任意のTTIを除くTTIである、ように構成されるか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記要求制御モジュールが特に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数であり、前記タイマーが満了する前に、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定し、前記タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成されるか、あるいは、
前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、前記要求制御モジュールが特に、SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、前記タイマーが満了する前に、SRによって実現される前記上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を終了させ、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクリソースの前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるように構成されるか、あるいは、
前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、前記要求制御モジュールが特に、前記UEのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、または、論理チャネルに対応する上りリンクデータが利用可能になった場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRが前記SRをトリガしたTTIである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、前記タイマーが満了する前に、前記SRを前記現在のTTIにおいて無効なSRに設定し、前記タイマーが満了するときに、前記SRを前記現在のTTIにおいて有効なSRに設定する、ように構成されるか、あるいは、
前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記要求制御モジュールが特に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRが前記SRをトリガしたTTIである場合、タイマーを開始し、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数であり、前記タイマーが満了する前に、前記SRを前記現在のTTIにおいて無効なSRに設定し、前記タイマーが満了するときに、前記SRを前記現在のTTIにおいて有効なSRに設定するように構成されるか、あるいは、
前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記要求制御モジュールが特に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、前記任意のTTIにおいてBSRによってトリガされた前記SRを有効であるように設定し、他のTTIにおいて、前記他のTTIにおいてBSRによってトリガされた前記SRを無効であるように設定し、前記他のTTIは、前記SRがトリガされた前記TTIから始まる前記SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有する前記TTIの中の前記任意のTTIを除くTTIである、ように構成される。
【0051】
第5の態様に関し、第5の態様の第12の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、データ量しきい値であり、
前記要求制御モジュールが特に、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満でないことが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガし、前記UEが前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であることを決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするように構成される。
【0052】
第5の態様に関し、第5の態様の第13の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記要求制御モジュールが特に、
前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、または、
前記上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるか、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するように構成される。
【0053】
第5の態様の第1から第13の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第5の態様の第14の可能な実現手法では、前記ユーザ機器がさらに、無効処理モジュールを含み、前記無効処理モジュールは、
前記第1のSR制御サブモジュールが前記SRを無効であるように設定した後、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップするか、あるいは、
前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でない場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップし、または、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを前記無効なSRで決定するか、あるいは、
前記UEが非活動時間中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップし、または、前記UEが活動時間中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを前記無効なSRで決定するように構成される。
【0054】
第5の態様に関し、第5の態様の第15の可能な実現手法では、前記上りリンクグラントリソース要求が、前記SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記期間繰返し係数が、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
前記要求制御モジュールが、
リソース決定サブモジュールであって、前記SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するように構成され、前記SRは、前記論理チャネルまたは前記論理チャネルグループによってトリガされ、前記SRリソースの期間は、前記期間繰返し係数を乗算した、前記UEのために基地局によって現在構成されているSR期間である、リソース決定サブモジュールと、
送出サブモジュールであって、前記リソース決定サブモジュールによって決定された前記SRを送出するための前記SRリソースで前記基地局に前記SRを送出するように構成された送出サブモジュールとを含む。
【0055】
第5の態様の第1から第15の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第5の態様の第16の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールが、
予め構成された前記制御情報を収集するように構成された第1の収集サブモジュール、または、
オープンモバイルアライアンスデバイス管理手順から前記制御情報を収集するように構成された第2の収集サブモジュール、または、
モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集するように構成された、第3の収集サブモジュール、または、
前記UEにより前記基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するように構成された、第4の収集サブモジュール、または、
前記基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって前記制御情報を収集するように構成された第5の収集サブモジュール、または、
前記基地局からページングメッセージを受信することによって前記制御情報を収集するように構成された第6の収集サブモジュールを含む。
【0056】
第5の態様の第16の可能な実現手法に関し、第5の態様の第17の可能な実現手法では、前記第4の収集サブモジュールが特に、
前記基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージであってプリセットタイプインジケーションを搬送する前記RRC接続要求メッセージもしくは前記RRC接続セットアップ完了メッセージを送出し、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するように構成され、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるか、あるいは、
前記第4の収集サブモジュールが特に、
前記MMEが前記基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、アタッチメントプロセスまたはサービス要求プロセスにおいて、前記MMEに前記プリセットタイプインジケーションを送出し、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するように構成され、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるか、あるいは、
前記第3の収集サブモジュールが特に、
アタッチメントプロセスまたはサービス要求プロセスにおいて、前記MMEにプリセットタイプインジケーションを送出し、前記MMEによって前記ユーザ機器UEに送出された前記アタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集するように構成され、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される。
【0057】
第5の態様に関し、第5の態様の第18の可能な実現手法において、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、前記物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記UEの論理チャネルでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、前記UEの論理チャネルグループでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、または前記UEによってトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルであり、
前記要求制御モジュールが、
チャネル収集サブモジュールであって、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルを収集するように構成され、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記オフセット値と同等の前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの前記期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、前記番号は、前記UEのために、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、前記基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られる、チャネル収集サブモジュールと、
ランダムアクセスサブモジュールであって、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記チャネル収集サブモジュールによって収集された前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するように構成されたランダムアクセスサブモジュールと含む。
【0058】
第5の態様の第18の可能な実現手法に関し、第5の態様の第19の可能な実現手法では、前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報がさらにプリアンブルを含み、
前記ランダムアクセスサブモジュールが特に、
前記チャネル収集サブモジュールによって収集された前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで、前記ランダムアクセスプロセスを開始するために前記プリアンブルを送出するように構成される。
【0059】
第5の態様の第18または第19の可能な実現手法に関し、第5の態様の第20の可能な実現手法において、前記要求制御モジュールはさらに、
前記ランダムアクセスサブモジュールが前記プリアンブルを前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで送出した後、
ランダムアクセス応答が失敗し、前記UEが前記プリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記チャネル収集サブモジュールによって収集された前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するか、あるいは、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記UEのために、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、前記基地局によってブロードキャストされた前記システムメッセージにおいて構成された、前記物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、前記ランダムアクセスプロセスを開始するように構成される。
【0060】
第6の態様によると、本発明の実施形態は、基地局を提供し、この基地局は、
ユーザ機器UEのための制御情報を構成するように構成された制御情報構成モジュールであって、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、制御情報構成モジュールと、
制御情報送出モジュールであって、前記UEが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するように、前記制御情報構成モジュールによって構成された前記制御情報を前記UEに送出するように構成された、制御情報送出モジュールとを含む。
【0061】
第6の態様に関し、第6の態様の第1の可能な実現手法において、前記制御情報送出モジュールは、
前記UEに無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを送出するように構成された第1の送出サブモジュールであって、前記RRC接続再構成メッセージは、前記制御情報を搬送する、第1の送出サブモジュール、または、
ブロードキャストメッセージを送出するように構成された第2の送出サブモジュールであって、前記ブロードキャストメッセージは、前記制御情報を搬送する、第2の送出サブモジュール、または、
ページングメッセージを送出するように構成された第3の送出サブモジュールであって、前記ページングメッセージは、前記制御情報を搬送する、第3の送出サブモジュールを含む。
【0062】
第6の態様に関し、第6の態様の第2の可能な実現手法において、基地局はさらに、
第1のタイプ受信モジュールであって、前記制御情報構成モジュールが前記UEのための前記制御情報を構成する前に、前記UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを受信するように構成され、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、第1のタイプ受信モジュール
を含み、前記制御情報構成モジュールはさらに、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するように構成される。
【0063】
第6の態様に関し、第6の態様の第3の可能な実現手法において、基地局はさらに、
第2のタイプ受信モジュールであって、前記制御情報構成モジュールが前記UEのための前記制御情報を構成する前に、モバイル管理エンティティMMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するように構成され、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、第2のタイプ受信モジュール
を含み、前記制御情報構成モジュールはさらに、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するように構成される。
【0064】
第6の態様またはその第1から第3の可能な実現手法に関し、第6の態様の第4の可能な実現手法において、前記UEのために前記制御情報構成モジュールによって構成された前記制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの制御情報である。
【0065】
第6の態様の第4の可能な実現手法に関し、第6の態様の第5の可能な実現手法において、前記制御情報送出モジュールは、
第4の送出サブモジュールであって、前記制御情報が前記UEレベルの制御情報である場合、前記制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するように構成された、第4の送出サブモジュール、または、
第5の送出サブモジュールであって、前記制御情報が前記論理チャネルレベルの制御情報である場合、前記制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するように構成された、第5の送出サブモジュール、または、
第6の送出サブモジュールであって、前記制御情報が前記論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、前記制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するように構成された、第6の送出サブモジュールを含む。
【0066】
第6の態様またはその第1から第5の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第6の態様の第6の可能な実現手法において、前記UEのために前記制御情報構成モジュールによって構成された前記制御情報は、時間、SR期間繰返し係数、データ量しきい値、および前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションの少なくとも1つである。
【0067】
第6の態様に関し、第6の態様の第7の可能な実現手法において、前記制御情報構成モジュールによって構成された前記制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、前記物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記UEの論理チャネルでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、前記UEの論理チャネルグループでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、または前記UEによってトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0068】
第6の態様の第7の可能な実現手法に関し、第6の態様の第8の可能な実現手法において、前記制御情報構成モジュールによって構成された前記制御情報はさらにプリアンブルを含む。
【0069】
第7の態様によると、本発明の実施形態は、モバイル管理エンティティデバイスを提供し、このモバイル管理エンティティデバイスは、
ユーザ機器UEの端末タイプまたは前記UEによって使用されるサービスタイプを収集するように構成された第1のタイプ収集モジュールと、
前記第1のタイプ収集モジュールによって収集された前記端末タイプがプリセット端末タイプであるか、または前記サービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、基地局が前記UEに制御情報を送出するように、前記基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように構成された、第1のタイプ送出モジュールと
を含み、前記プリセットタイプインジケーションは、前記端末タイプが前記プリセット端末タイプであること、および前記サービスタイプが前記プリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用され、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0070】
第7の態様に関し、第7の態様の第1の可能な実現手法において、前記第1のタイプ収集モジュールは、
アタッチメントプロセスにおいて前記UEによって送出されたメッセージを受信することによって前記UEの前記端末タイプを収集するように構成された第1の収集サブモジュール、または、
アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバHSSから前記UEの前記端末タイプを収集するように構成された第2の収集サブモジュール、または、
サービス要求プロセスにおいて前記UEによって送出されたメッセージを受信することによって、前記UEの前記端末タイプもしくは前記UEによって使用される前記サービスタイプを収集するように構成された第3の収集サブモジュールを含む。
【0071】
第8の態様によると、本発明の実施形態は、モバイル管理エンティティデバイスを提供し、このモバイル管理エンティティデバイスは、
ユーザ機器UEの端末タイプまたは前記UEによって使用されるサービスタイプを収集するように構成された第2のタイプ収集モジュールと、
前記第2のタイプ収集モジュールによって収集された前記端末タイプがプリセット端末タイプであるか、または前記サービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、前記UEが前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するように、前記制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージを前記UEに送出するように構成された、第2のタイプ送出モジュールと
を含み、前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0072】
第8の態様に関し、第8の態様の第1の可能な実現手法において、前記第2のタイプ送出モジュールは、前記UEが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するように、前記制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージを前記UEに送出するように構成された、第1の送出サブモジュールを含む。
【0073】
第8の態様およびその第1の可能な実現手法に関し、第8の態様の第2の可能な実現手法において、前記第2のタイプ収集モジュールは、以下の収集サブモジュール、
アタッチメントプロセスにおいて前記UEによって送出されたメッセージを受信することによって前記UEの前記端末タイプを収集するように構成された第4の収集サブモジュール、
アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバHSSから前記UEの前記端末タイプを収集するように構成された第5の収集サブモジュール、または、
サービス要求プロセスにおいて前記UEによって送出されたメッセージを受信することによって、前記UEの前記端末タイプもしくは前記UEによって使用される前記サービスタイプを収集するように構成された第6の収集サブモジュールのいずれか1つを含む。
【0074】
第9の態様によると、本発明の実施形態は、メモリと前記メモリに接続されたプロセッサとを含むユーザ機器を提供し、前記メモリは、その中にプログラムコードのグループを記憶し、前記プロセッサは、
制御情報を収集し、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記プロセッサによって収集された前記制御情報にしたがって制御するために、前記メモリに記憶された前記プログラムコードを呼び出すように構成される。
【0075】
第9の態様に関し、第9の態様の第1の可能な実現手法において、前記プロセッサによって収集された前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記プロセッサは、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記プロセッサによって収集された前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、
前記ユーザ機器UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するステップ、
前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるステップ、または
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、と決定された場合、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを使用するように特に構成される。
【0076】
第9の態様の第1の可能な実現手法に関し、第9の態様の第2の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
前記プロセッサが、前記ユーザ機器UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するために、以下の手法、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記UEにより決定するステップとを使用するように特に構成されるか、または、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、前記プロセッサが、前記ユーザ機器UEが非活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、もしくは、前記UEが活動時間中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するために、以下の手法、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを使用するように特に構成される。
【0077】
第9の態様の第1の可能な実現手法に関し、第9の態様の第3の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションは、データ量しきい値であり、
前記プロセッサはさらに、
前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、または、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定する前に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定するか、または、前記UEの論理チャネルであって前記制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである前記論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であると決定するように構成される。
【0078】
第9の態様の第1の可能な実現手法に関し、第9の態様の第4の可能な実現手法において、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記プロセッサは、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるか、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であってTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるために、以下の手法、
SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるステップと、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるステップとを使用するように特に構成される。
【0079】
第9の態様の第1の可能な実現手法に関し、第9の態様の第5の可能な実現手法において、前記上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションは、期間繰返し係数であり、
前記プロセッサは、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるか、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるために、以下の手法、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、前記UEが非活動時間中であると決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるステップ、もしくは、前記UEが活動時間中であると決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるステップを使用するように特に構成される。
【0080】
第9の態様に関し、第9の態様の第6の可能な実現手法において、前記プロセッサによって収集された前記制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記プロセッサは、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記プロセッサによって収集された前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するステップ、あるいは
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるステップ、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるステップ、あるいは
前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップ、または、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを使用するように特に構成される。
【0081】
第9の態様の第6の可能な実現手法に関し、第9の態様の第7の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
前記プロセッサは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するために、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するために、以下の手法、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを使用するように特に構成されるか、または、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションが、期間繰返し係数であり、前記プロセッサは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するために、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定するために、以下の手法、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、前記タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを使用するように特に構成される。
【0082】
第9の態様の第6の可能な実現手法に関し、第9の態様の第8の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションは、データ量しきい値であり、
前記プロセッサはさらに、
前記UEが非活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するか、または、前記UEが活動時間中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを前記インジケーションにしたがって決定する前に、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すること、または、論理チャネルであって前記制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである前記論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であると決定するように構成される。
【0083】
第9の態様の第6の可能な実現手法に関し、第9の態様の第9の可能な実現手法において、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
前記プロセッサは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるために、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるために、以下の手法、
SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
前記タイマーが満了する前に、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるステップ、および、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるステップとを使用するように特に構成される。
【0084】
第9の態様の第6の可能な実現手法に関し、第9の態様の第10の可能な実現手法において、前記上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソースであり、前記プロセッサによって収集された前記インジケーションは、期間繰返し係数であり、前記プロセッサは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中でない場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるために、もしくは、前記UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合、前記上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を前記インジケーションにしたがって継続させるために、以下の手法、
前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、前記現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、前記送出判定処理手順を終了させるステップ、もしくは、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、前記現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、前記送出判定処理手順を継続させるステップを使用するように特に構成される。
【0085】
第9の態様に関し、第9の態様の第11の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、もしくは、前記タイマーが満了しない場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップとを使用するように特に構成されるか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、前記任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させるステップと、他のTTIにおいて、前記他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させるステップであって、前記他のTTIは、前記SRがトリガされた前記TTIから始まる前記SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有する前記TTIの中の前記任意のTTIを除くTTIである、終了させるステップとを使用するように特に構成されるか、あるいは、
前記上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップと、前記タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを使用するように特に構成されるか、あるいは、
前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、SRカウンタが0と同等である場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、SRによって実現される前記上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける前記送出判定処理手順を終了させるステップと、前記タイマーが満了するときに、SRによって実現される前記上りリンクリソース要求の前記送出判定処理手順であって前記現在のTTIにおける前記送出判定処理手順を継続させるステップとを使用するように特に構成されるか、あるいは、
前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、スケジューリングされた時間であり、前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、前記UEのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、または、論理チャネルに対応する上りリンクデータが利用可能になった場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRが前記SRをトリガしたTTIである場合、前記スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記SRを前記現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、前記タイマーが満了するときに前記SRを前記現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを使用するように特に構成されるか、あるいは、
前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRが前記SRをトリガしたTTIである場合、タイマーを開始するステップであって、前記タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である、開始するステップと、前記タイマーが満了する前に、前記SRを前記現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、前記タイマーが満了するときに、前記SRを前記現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを使用するように特に構成されるか、あるいは、
前記制御情報収集モジュールによって収集された前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、前記任意のTTIにおいてBSRによってトリガされた前記SRを有効であるように設定するステップと、他のTTIにおいて、前記他のTTIにおいてBSRによってトリガされた前記SRを無効であるように設定するステップであって、前記他のTTIは、前記SRがトリガされた前記TTIから始まる前記SR期間を乗算した前記期間繰返し係数である数量を有する前記TTIの中の前記任意のTTIを除くTTIである、設定するステップとを使用するように特に構成される。
【0086】
第9の態様に関し、第9の態様の第12の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、データ量しきい値であり、
前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記プロセッサによって収集された前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、
前記UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、前記UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、前記論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満でないことが決定された場合、前記上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、前記UEが前記上りリンクデータのデータ量が前記データ量しきい値未満であることを決定した場合、前記上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップを使用するように特に構成される。
【0087】
第9の態様に関し、第9の態様の第13の可能な実現手法では、前記プロセッサによって収集された前記制御情報が、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
前記プロセッサが、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記プロセッサによって収集された前記制御情報にしたがって制御するために、以下の手法、
前記上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを前記インジケーションにしたがって決定するステップ、または、
前記上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順を前記インジケーションにしたがって終了させるステップ、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが、前記制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、前記BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップを使用するように特に構成される。
【0088】
第9の態様の第1から第13の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第9の態様の第14の可能な実現手法において、前記プロセッサはさらに、
前記SRを無効設定した後、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップするか、あるいは、
前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中でない場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップし、または、前記UEの前記オン持続時間タイマーが実行中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを前記無効なSRで決定するか、あるいは、
前記UEが非活動時間中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を前記無効なSRでスキップし、または、前記UEが活動時間中である場合、前記SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを前記無効なSRで決定するように構成される。
【0089】
第9の態様に関し、第9の態様の第15の可能な実現手法では、前記上りリンクグラントリソース要求が、前記SRを送出することによって実現される前記上りリンクグラントリソース要求であり、前記制御情報が、期間繰返し係数であり、前記期間繰返し係数が、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
前記プロセッサがさらに、
前記SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するように構成され、前記SRは、前記論理チャネルまたは前記論理チャネルグループによってトリガされ、前記SRリソースの期間は、前記期間繰返し係数を乗算した、前記UEのために基地局によって現在構成されているSR期間であり、
前記ユーザ機器がさらに、前記プロセッサによって決定された前記SRを送出するための前記リソースで前記基地局に前記SRを送出するように構成された送信機を含む。
【0090】
第9の態様の第1から第15の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第9の態様の第16の可能な実現手法において、前記プロセッサはさらに、
予め構成された前記制御情報を前記メモリから収集し、前記メモリはさらに、予め構成された前記制情報を記憶するように構成されるか、または、
オープンモバイルアライアンスデバイス管理手順から前記制御情報を収集するか、または、
モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集するか、または、
前記基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集するか、または、
前記基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって前記制御情報を収集するか、または、
前記基地局からページングメッセージを受信することによって前記制御情報を収集するように構成される。
【0091】
第9の態様の第16の可能な実現手法に関し、第9の態様の第17の可能な実現手法において、ユーザ機器はさらに、
前記基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージであってプリセットタイプインジケーションを搬送する前記RRC接続要求メッセージもしくは前記RRC接続セットアップ完了メッセージを送出するように構成された送信機を含み、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集し、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるか、または、
前記MMEが前記基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、前記MMEに前記プリセットタイプインジケーションを送出し、前記基地局によって送出された前記RRC接続再構成メッセージを受信し、前記RRC接続再構成メッセージから前記制御情報を収集し、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるか、または、
アタッチメントプロセスまたはサービス要求プロセスにおいて、前記MMEにプリセットタイプインジケーションを送出し、前記MMEによって前記ユーザ機器UEに送出された前記アタッチ受理メッセージを受信し、前記アタッチ受理メッセージから前記制御情報を収集し、前記制御情報は、前記プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される。
【0092】
第9の態様に関し、第9の態様の第18の可能な実現手法において、前記プロセッサによって収集された前記制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、前記物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記UEの論理チャネルでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、前記UEの論理チャネルグループでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、または前記UEによってトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルであり、
前記プロセッサはさらに、
前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルを収集し、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記オフセット値と同等の前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの前記期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、前記番号は、前記UEのために、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、前記基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られ、
前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するように構成される。
【0093】
第9の態様の第18の可能な実現手法に関し、第9の態様の第19の可能な実現手法において、前記プロセッサによって収集された前記制御情報はさらにプリアンブルを含み、
前記プロセッサはさらに、
前記収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで、前記ランダムアクセスプロセスを開始するために前記プリアンブルを送出するように構成される。
【0094】
第9の態様の第18または第19の可能な実現手法に関し、第9の態様の第20の可能な実現手法において、前記プロセッサは、
前記UE、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループが、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで、前記プリアンブルを送出した後、
ランダムアクセス応答が失敗し、前記UEが前記プリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記収集された前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで前記ランダムアクセスプロセスを開始するか、あるいは、前記上りリンクグラントリソースを要求するために、前記UEのために、または前記UEの前記論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、前記基地局によってブロードキャストされた前記システムメッセージにおいて構成された、前記物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、前記ランダムアクセスプロセスを開始するように構成される。
【0095】
第10の態様によると、本発明の実施形態は、送信機、メモリ、および前記メモリに接続されたプロセッサを含む基地局を提供し、前記メモリは、その中にプログラムコードのグループを記憶し、前記プロセッサは、ユーザ機器UEのための制御情報を構成するために前記メモリに記憶された前記プログラムコードを呼び出すように構成され、前記制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、前記上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、前記送信機は、前記UEが前記上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を前記制御情報にしたがって制御するように、前記プロセッサによって構成された前記制御情報を前記UEに送出するように構成される。
【0096】
第10の態様に関し、第10の態様の第1の可能な実現手法において、前記送信機はさらに、前記制御情報を搬送する無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するように構成されるか、または、前記制御情報を搬送するブロードキャストメッセージを送出するように構成されるか、または、前記制御情報を搬送するページングメッセージを送出するように構成される。
【0097】
第10の態様に関し、第10の態様の第2の可能な実現手法において、前記基地局はさらに、
受信機であって、前記プロセッサが前記UEのための前記制御情報を構成する前に、前記UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを受信するように構成され、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信機
を含み、前記プロセッサはさらに、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するように構成される。
【0098】
第10の態様に関し、第10の態様の第3の可能な実現手法において、前記基地局はさらに、受信機であって、前記プロセッサが前記UEのための前記制御情報を構成する前に、モバイル管理エンティティMMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するように構成され、前記プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信機を含み、前記プロセッサはさらに、前記プリセットタイプインジケーションに対応する前記制御情報を前記UEのために構成するように構成される。
【0099】
第10の態様またはその第1から第3の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第10の態様の第4の可能な実現手法において、前記UEのために前記プロセッサによって構成された前記制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの制御情報である。
【0100】
第10の態様の第4の可能な実現手法に関し、第10の態様の第5の可能な実現手法において、前記送信機はさらに、
前記制御情報が前記UEレベルの制御情報である場合、前記制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するか、または、
前記制御情報が前記論理チャネルレベルの制御情報である場合、前記制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するか、または、
前記制御情報が前記論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、前記制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを前記UEに送出するように構成される。
【0101】
第10の態様またはその第1から第5の可能な実現手法の任意の可能な実現手法に関し、第10の態様の第6の可能な実現手法において、前記UEのために前記プロセッサによって構成された前記制御情報は、時間、SR期間繰返し係数、データ量しきい値、および前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションの少なくとも1つである。
【0102】
第10の態様に関し、第10の態様の第7の可能な実現手法において、前記プロセッサによって構成された前記制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、前記物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、前記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、前記UEの論理チャネルでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、前記UEの論理チャネルグループでトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、または前記UEによってトリガされた前記ランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0103】
第10の態様の第7の可能な実現手法に関し、第10の態様の第8の可能な実現手法において、前記プロセッサによって構成された前記制御情報はさらにプリアンブルを含む。
【0104】
第11の態様によると、本発明の実施形態は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供し、可読媒体は、上りリンクグラントリソース要求を制御するための上記方法のいずれか1つを実行するためのプログラムコードのグループを含む。
【0105】
上記ソリューションにおいて、UEは、制御情報を収集し、UEが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合、または、UEによって使用されるサービスが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合に、SRまたはランダムアクセスのトリガが制限され得るか、またはトリガされているSRの処理が制限され得るよう、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御する。したがって、これは、UEの頻繁な活動化、および、SRを頻繁にトリガすること、もしくはランダムアクセスを頻繁にトリガすること、もしくはトリガされているSRを頻繁に送出すること、もしくは頻繁なランダムアクセスによって引き起こされる、UEの高い電力消費の問題を解決し、UEの電力消費を効果的に減じる。
本発明の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明するために、以下は、実施形態を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は単に本発明のいくつかの実施形態を示したものであり、当業者は、これらの添付図面から創造的な努力なしに他の図面をさらに導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
図1】本発明の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートである。
図2】本発明の別の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートである。
図3】本発明の別の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートである。
図4】本発明の別の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートである。
図5】本発明の別の実施形態に係るユーザ機器の概略的な構造図である。
図6】本発明の別の実施形態に係る基地局の概略的な構造図である。
図7】本発明の別の実施形態に係るモビリティ管理エンティティデバイスの概略的な構造図である。
図8】本発明の別の実施形態に係るモビリティ管理エンティティデバイスの概略的な構造図である。
図9】本発明の別の実施形態に係るユーザ機器の概略的な構造図である。
図10】本発明の別の実施形態に係る基地局の概略的な構造図である。
図11】本発明の別の実施形態に係るモビリティ管理エンティティデバイスの概略的な構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0107】
本発明の目的、技術的ソリューション、および利点をより明確にするために、以下は、添付図面を参照して詳細に本発明をさらに説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全部ではなく、単なる一部である。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者により得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0108】
図1は、本発明の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートであり、この実施形態において示される方法は、ユーザ機器(User Equipment, UE)サイドでの処理手順である。UEサイドで、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法は、以下を含む。
【0109】
ステップ11:UEが制御情報を収集し、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0110】
たとえば、UEは、予め構成された制御情報を収集し得るか、または、
UEは、オープンモバイルアライアンスデバイス管理(Open Mobile Alliance Device Management, OMA DM)から制御情報を収集するか、または、
UEは、モバイル管理エンティティ(Mobile Management Entity, MME)から制御情報を収集し得、たとえば、UEは、MMEによって送出されるアタッチ受理(attach accept)メッセージから制御情報を収集し得、アタッチ受理メッセージは、制御情報を搬送するか、または、
UEは、基地局から制御情報を収集し得、たとえば、
UEは、基地局によって送出された無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)接続再構成(RRC connection reconfiguration)メッセージから制御情報を収集し得、RRC接続再構成メッセージは、制御情報を搬送するか、もしくは、
UEは、基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって制御情報を収集し得、ブロードキャストメッセージは、制御情報を搬送するか、もしくは、
UEは、基地局からのページングメッセージを受信することによって制御情報を収集し得、ページングメッセージは、制御情報を搬送する。
【0111】
さらに、UEが基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージから制御情報を収集する前に、方法はさらに、
UEにより、基地局にRRC接続要求(RRC connection request)メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送出するステップであって、RRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージは、プリセットタイプインジケーションを搬送する、送出するステップと、UEにより、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップであって、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含み得、プリセット端末タイプは、小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する特徴を有する端末のタイプ、たとえば、メーター端末のことを言い、プリセットサービスタイプは、小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する特徴を有するサービスのタイプ、たとえば、メーター報告サービスもしくはWeChatのようなインスタントメッセージングサービスのことを言い、
または、方法はさらに、
MMEが基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、UEにより、アタッチメント(attach)プロセスもしくはサービス要求(service request)プロセス中にMMEにプリセットタイプインジケーションを送出するステップと、UEにより、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップであって、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含み得、このように、基地局は、UEがプリセット端末タイプに属するかもしくはUEによって使用されるサービスがプリセットサービスタイプに属する場合に基地局がUEに制御情報を送出するように、UEがプリセット端末タイプに属するかもしくはUEによって使用されるサービスがプリセットサービスタイプに所属するかを、プリセットタイプインジケーションにしたがって学習し得る。
【0112】
さらに、UEにより、モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するステップは、
UEにより、アタッチメントプロセスまたはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出するステップと、UEにより、MMEによってUEに送出されたアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するステップとを含み得、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される。
【0113】
制御情報は、UEのために構成された制御情報(すなわち、UEでのすべてのサービスに適用可能なUEレベルの制御情報)であり得るか、または、UEの論理チャネルのために構成された制御情報(すなわち、論理チャネルレベルの制御情報)であり得るか、またはさらに、UEの論理チャネルグループのために構成された制御情報(すなわち、論理チャネルグループレベルの制御情報)であり得る。
【0114】
たとえば、UEによりUEレベルの制御情報を収集するステップは、
UEにより、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージにおけるスケジュール要求構成(SchedulingRequestConfig)情報要素からUEレベルの制御情報を収集するステップを含み得る。
【0115】
たとえば、UEにより論理チャネルレベルの制御情報を収集するステップは、
UEにより、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージにおける論理チャネル構成(SchedulingRequestConfig)情報要素から論理チャネルレベルの制御情報を収集するステップを含み得る。
【0116】
たとえば、UEにより論理チャネルグループレベルの制御情報を収集するステップは、
UEにより、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージにおける論理チャネルグループ構成(SchedulingRequestConfig)情報要素から論理チャネルレベルグループの制御情報を収集するステップを含み得、論理チャネルグループ構成情報要素は、情報要素に新たに追加される。
【0117】
各々のレベルでの制御情報は、スケジューリングされた時間、期間繰返し係数、データ量しきい値、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーション、等であり得る。
【0118】
ステップ12:UEが、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御する。
【0119】
SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソースのために、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じることは、SRトリガ判定プロセスにおいてSRトリガを減じることであり得るか、またはSR送出判定プロセスにおいてSR送出判定を減じることであり得るか、またはさらに、送出されると判定されているSRを減じることであり得る。
【0120】
SRトリガ判定プロセスは、すなわち、バッファステータス報告(buffer status reporting, BSR)処理プロセスの手順の一部であり、SR送出判定プロセスは、すなわち、SR処理プロセスの手順の一部である。UEが、送出されると判定されているSRの制限処理を実行する場合、それは実際、SRを送出することとランダムアクセス判定との少なくとも1つの挙動での制限処理を含む。
【0121】
ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求のために、上りリンクグラントリソース要求の時間の数量を減じることは、ランダムアクセス要求トリガプロセスにおいてランダムアクセス要求のトリガを減じることであり得るか、またはランダムアクセス要求送出プロセスにおいてランダムアクセス要求送出判定を減じることであり得る。
【0122】
制御情報が上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションである場合、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップを含み得、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることは、SRを発生させることをトリガすることであり得るか、または、ランダムアクセス要求を発生させることをトリガすることであり得る。
【0123】
あるいは、UEが、上りリンクグラントリソースを要求する時間の数量を制御情報のインジケーションにしたがって減じることは、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔(Transmission Time Interval, TTI)における送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより継続させるステップを含み得る。
【0124】
あるいは、UEが、上りリンクグラントリソースを要求する時間の数量を制御情報のインジケーションにしたがって減じることは、
BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルである場合、または、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEが非活動時間中である場合、UEにより、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するステップ、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、UEにより、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを含み得る。
【0125】
インジケーションが、スケジューリングされた時間である場合、UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、もしくは、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有する場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEにより、時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
開始されたタイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であるとUEが決定した場合、UEにより、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、UEが活動時間中であるとUEが決定し、UEにより、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、タイマーが満了するときに、UEにより、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含み得るか、または、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、インジケーションが、期間繰返し係数である場合、UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、および、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップは、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEによりタイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であるとUEが決定した場合、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、もしくは、UEが活動時間中であるとUEが決定した場合、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、タイマーが満了するときに、UEにより、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含み得る。
【0126】
インジケーションがデータ量しきい値である場合、UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、および、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップの前に、本発明の本実施形態によって提供される上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法はさらに、UEが送信されるべき上りリンクデータを有することをUEにより決定するステップ、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することをUEにより決定するステップであって、論理チャネルは、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、決定するステップ、および、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることをUEにより決定するステップを含み得る。
【0127】
インジケーションが、スケジューリングされた時間である場合、UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより継続させるステップは、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより終了させるステップ、もしくは、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより継続させるステップと、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより継続させるステップとを含み得る。
【0128】
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソースであり、インジケーションが、期間繰返し係数である場合、UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより継続させるステップは、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより継続させるステップを含み得る。
【0129】
制御情報が、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションである場合、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップ、あるいは
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより継続させるステップ、あるいは
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、かつ、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEにより、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、かつ、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEにより、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを含み得る。
【0130】
インジケーションが、スケジューリングされた時間である場合、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEにより、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップと、タイマーが満了するときに、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含み得、あるいは、
上りリンクグラントリソースが、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、インジケーションが、期間繰返し係数であり、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEによりタイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないと決定された場合、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であると決定された場合、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップと、タイマーが満了するときに、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含み得る。
【0131】
インジケーションがデータ量しきい値である場合、UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、および、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップの前に、本発明の本実施形態によって提供される上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法はさらに、UEが送信されるべき上りリンクデータを有することをUEにより決定するステップ、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することをUEにより決定するステップであって、論理チャネルは、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、決定するステップ、および、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることをUEにより決定するステップを含み得る。
【0132】
インジケーションが、スケジューリングされたタイマーである場合、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより継続させるステップは、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより継続させるステップと、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより継続させるステップとを含み得る。
【0133】
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソースであり、インジケーションが、期間繰返し係数である場合、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより継続させるステップは、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないとUEが決定した場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順をUEにより終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順をUEにより継続させるステップを含み得る。
【0134】
制御情報が、スケジューリングされた時間である場合、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEにより、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、タイマーが満了しない場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップとを含み得、あるいは
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報が、スケジューリングされた時間である場合、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順をUEにより継続させるステップと、他のTTIにおいて、他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順をUEにより終了させるステップであって、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、終了させるステップとを含み、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報が、期間繰返し係数であり、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEによりタイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップと、タイマーが満了するときに、UEにより、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含み、あるいは、
制御情報が、スケジューリングされた時間であり、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する前に、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順を終了させるステップと、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をUEにより継続させるステップとを含み、あるいは、
制御情報が、スケジューリングされた時間であり、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合、UEにより、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了するときに、UEにより、SRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを含み、あるいは、
制御情報が、期間繰返し係数であり、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合、UEによりタイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEにより、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、タイマーが満了するときに、UEにより、SRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを含み、あるいは、
制御情報が、期間繰返し係数であり、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、UEにより、任意のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを有効であるように設定するステップと、他のTTIにおいて、UEにより、他のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを無効であるように設定するステップであって、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、設定するステップとを含む。
【0135】
制御情報がデータ量しきい値である場合、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満でないとUEが決定した場合、UEにより上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であるとUEが決定した場合、UEにより上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップを含む。
【0136】
制御情報が上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションである場合、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、または、
上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順をインジケーションにしたがってUEにより終了させるステップ、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEにより、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップを含み得る。
【0137】
さらに、UEがSRを無効であるように設定した後、本発明の本実施形態によって提供される上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法はさらに、
UEにより、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするステップ、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でない場合、UEにより、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合、UEにより、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するステップ、あるいは、
UEが非活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするステップ、または、UEが活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するステップを含み得る。
【0138】
上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報は、期間繰返し係数であり、期間繰返し係数は、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
UEにより、SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するステップであって、SRは、論理チャネルまたは論理チャネルグループによってトリガされ、SRリソースの期間は、期間繰返し係数を乗算した、UEのために基地局によって現在構成されているSR期間である、決定するステップと、
UEにより、SRを送出するためのリソースでSRを基地局に送出するステップとを含み得る。
【0139】
本実施形態において、UEは、制御情報を収集し、UEが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合、または、UEによって使用されるサービスが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合に、SRのトリガが制限され得るか、またはトリガされているSRの処理が制限され得るよう、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を制御情報にしたがって減じる。したがって、これは、UEの頻繁な活動化、および、SRを頻繁にトリガすること、もしくはトリガされているSRを頻繁に送出すること、もしくは頻繁なランダムアクセスによって引き起こされる、UEの高い電力消費の問題を解決し、UEの電力消費を効果的に減じる。
【0140】
UEがランダムアクセスプロセスによって上りリンクグラントリソースを要求する場合、制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり得、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み得、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0141】
ランダムアクセスプロセスは、以下を含む。
【0142】
UEが、基地局によりブロードキャストされた構成情報にしたがって、物理ランダムアクセスチャネルリソースおよびランダムアクセスのためのプリアンブルを選択し、選択された物理ランダムアクセスチャネルリソースで、ランダムアクセスのために選択されたプリアンブルを送出し、ここで、合計64個のプリアンブルが提供され、プリアンブルは0から63の番号を振られ、UEは、64個のプリアンブルから1つを選択し得、選択されたプリアンブルをランダムアクセスのために使用し得る。64個のプリアンブルおよびそれらの番号は、UEで固定され得る。
【0143】
続いて、UEは、ランダムアクセス応答を受信するためにPDCCHをリッスンする。
【0144】
応答を受信した後、UEは、応答からスケジューリング情報を収集し、スケジューリング情報に基づいて基地局にメッセージを送出する。続いて、競合解決タイマーが開始される(異なる端末が、同一の物理ランダムアクセスチャネルリソースで同一のランダムアクセスプリアンブルを送出するように選定され得、これは、衝突と呼ばれ、したがって、競合解決プロセスが必要とされる)。
【0145】
最後に、UEが、競合解決メッセージを受信するためにPDCCHをリッスンする。
【0146】
これに対応して、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
利用可能な物理ランダムアクセスチャネルをUEにより収集するステップであって、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、オフセット値と同等の利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、番号は、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られる、収集するステップと、
上りリンクグラントリソースを要求するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップとを含み得る。
【0147】
このように、UEによって基地局から収集された制御情報が物理ランダムアクセスチャネル構成である場合、UEは、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順にわたるUEによる制御を実現するために、構成に基づいて、システムブロードキャストメッセージにおいて構成された物理ランダムアクセスチャネルリソースのいくつかのみを使用し得る。システムブロードキャストメッセージにおいて構成された物理ランダムアクセスチャネルリソースのいくつかは、制御情報における利用可能な物理ランダムアクセスチャネルリソースであり、たとえば、10フレーム毎に、2番目のフレームから4番目のフレームまでの物理ランダムアクセスチャネルリソースのみが使用される。
【0148】
さらに、制御情報はさらにプリアンブルを含み得る。
【0149】
UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップは、
ランダムアクセスプロセスを開始するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでプリアンブルを送出するステップを含み得る。
【0150】
さらに、ランダムアクセスプロセスを開始するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでプリアンブルを送出するステップの後、方法はさらに、
ランダムアクセス応答が失敗し、UEがプリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、上りリンクグラントリソースを要求するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップ、あるいは、上りリンクグラントリソースを要求するために、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、ランダムアクセスプロセスを開始するステップを含み得る。UEが、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、ランダムアクセスプロセスを開始する場合、UEは、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルから、バックオフ終了の瞬間に最も近い物理ランダムアクセスチャネルを、ランダムアクセスを再び開始するためのチャネルとして選択し得る。バックオフは、ランダムアクセスが失敗した後、UEが、別のUEのアクセスを可能にし、別のUEにリソースを明け渡すために、バックオフする必要があることを言う。
【0151】
ランダムアクセス応答における失敗について、UEがランダムアクセス応答を受信しない場合、または、UEによって受信されたランダムアクセス応答がUEによって送出されたランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル番号を含まない場合、ランダムアクセス応答が失敗したことが決定され得、ランダムアクセス応答がこれに対応して失敗したことが決定され得る。プリアンブルを送出するための時間の最大の数量は、システムブロードキャストメッセージにおいて基地局によりUEのために構成され得る。
【0152】
たとえば、UEによって基地局から収集される制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成であり、構成のコンテンツは、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、物理ランダムアクセスチャネルの期間が、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものである場合、論理チャネルまたは論理チャネルグループによって使用され得る物理ランダムアクセスチャネルリソースは以下のごとく、周波数分割デュプレックスシステムのケースでは、システムブロードキャストメッセージにおいて構成される物理ランダムアクセスチャネルリソースは、各々のシステムフレーム期間において時系列順に番号を振られ、物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号は、オフセット値に対応する物理ランダムアクセスチャネルリソースと同等であり、時分割デュプレックスシステムのケースでは、システムブロードキャストメッセージにおいて構成される物理ランダムアクセスチャネルリソースは、各々のシステムフレーム期間において、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に番号を振られ、物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号は、オフセット値に対応する物理ランダムアクセスチャネルリソースと同等である。オフセット値は0であり得る。
【0153】
別の例について、UEによって収集された制御情報における物理ランダムアクセスチャネル構成のパラメータが、論理チャネルまたは論理チャネルグループのためのものでないが、基地局によって構成された物理ランダムアクセスチャネル構成がUEのためのものである場合、UEによって使用され得る物理ランダムアクセスチャネルリソースは以下のごとく、周波数分割デュプレックスシステムのケースでは、システムブロードキャストメッセージにおいて構成される物理ランダムアクセスチャネルリソースは、各々のシステムフレーム期間において時系列順に番号を振られ、物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号は、オフセット値に対応する物理ランダムアクセスチャネルリソースと同等であり、時分割デュプレックスシステムのケースでは、システムブロードキャストメッセージにおいて構成される物理ランダムアクセスチャネルリソースは、各々のシステムフレーム期間において、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に番号を振られ、物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号は、オフセット値に対応する物理ランダムアクセスチャネルリソースと同等である。
【0154】
さらなる別の例について、制御情報が物理ランダムアクセスチャネル構成である上記2つの実施形態に基づいて、制御情報はさらにプリアンブルを含み得る。これらのパラメータがランダムアクセスプロセスにおいて使用される。
【0155】
さらなる別の例について、制御情報が少なくとも物理ランダムアクセスチャネル構成を含む上記3つの実施形態に基づいて、UEがプリアンブルを送出するために上記利用可能な物理ランダムアクセスチャネルリソースを使用した後(プリアンブルは、制御情報におけるプリアンブルであっても制御情報におけるプリアンブルでなくてもよい)、ランダムアクセス応答の受信が失敗し、プリアンブルを送出するための時間の最大の数量が到達されていない場合、ランダムアクセスリソースを再び選択する際、UEは、制御情報における上記物理ランダムアクセスチャネルリソースのみを選択し得るか、または、ランダムアクセスリソースを再び選択する際、UEは、ランダムアクセスを行うためにシステムブロードキャストメッセージにおいて構成された物理ランダムアクセスチャネルリソースを選択し得る。
【0156】
図2は、本発明の別の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートであり、この実施形態において示される方法は、基地局サイドでの処理手順である。基地局サイドで、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法は、以下を含む。
【0157】
ステップ21:基地局がUEのための制御情報を構成し、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。制御情報についての詳細に関しては、図1に示された実施形態における説明を参照されたい。
【0158】
さらに、UEのために基地局によって構成された制御情報は、スケジューリングされた時間、期間繰返し係数、データ量しきい値、および上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションの少なくとも1つであり得る。上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションは、スケジューリングされた時間、期間繰返し係数、データ量しきい値、等であり得る。
【0159】
さらに、UEのための制御情報を基地局によって構成するステップの前に、方法はさらに以下を含み得る。
【0160】
基地局が、UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを受信し、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される。これに対応して、UEのために基地局によって構成される制御情報は、UEのために基地局によって構成され、プリセットタイプインジケーションに対応する、制御情報を含み得る。プリセットタイプインジケーション、プリセット端末タイプ、およびプリセットサービスタイプについての詳細に関しては、図1に示された実施形態における説明を参照されたい。
【0161】
さらに、UEのための制御情報を基地局によって構成するステップの前に、方法はさらに、
MMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを基地局により受信するステップを含み得、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される。
【0162】
これに対応して、UEのための制御情報を基地局によって構成するステップは、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報をUEのために基地局によって構成するステップを含む。
【0163】
さらに、UEのために基地局によって構成される制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの構成情報であり得る。すなわち、UEのために基地局によって構成される制御情報は、UEのために構成された制御情報(すなわち、UEでのすべてのサービスに適用可能なUEレベルの制御情報)であり得るか、または、UEの論理チャネルのために構成された制御情報(すなわち、論理チャネルレベルの制御情報)であり得るか、または、UEの論理チャネルグループのために構成された制御情報(すなわち、論理チャネルグループレベルの制御情報)であり得る。
【0164】
ステップ22:基地局が、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するよう、UEに制御情報を送出する。
【0165】
たとえば、基地局によりUEに制御情報を送出するステップは、
基地局によりUEにRRC接続再構成メッセージを送出するステップであって、RRC接続再構成メッセージは、制御情報を搬送する、送出するステップ、または、
基地局によりブロードキャストメッセージを送出するステップであって、ブロードキャストメッセージは、制御情報を搬送する、送出するステップ、または、
基地局によりページングメッセージを送出するステップであって、ページングメッセージは、制御情報を搬送する、送出するステップを含み得る。
【0166】
たとえば、基地局によりUEに制御情報を送出するステップは、
制御情報がUEレベルの制御情報である場合、制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを、基地局によりUEに送出するステップ、または、
制御情報が論理チャネルレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを、基地局によりUEに送出するステップ、または、
制御情報が論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージを、基地局によりUEに送出するステップを含み得る。
【0167】
あるいは、UEのために基地局によって構成された制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり得、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。物理ランダムアクセスチャネル構成情報についての詳細に関しては、端末サイドでの方法の実施形態における説明を参照されたい。
【0168】
さらに、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御することをUEにさらに可能にさせるために、プリアンブルをさらに含み得る。
【0169】
本実施形態では、基地局が、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順での制限処理を制御情報にしたがって行い得るよう、制御情報を構成して送出するので、UEが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合、または、UEによって使用されるサービスが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合に、SRのトリガが制限され得るか、またはトリガされているSRの処理が制限され得る。したがって、これは、UEの頻繁な活動化、および、SRを頻繁にトリガすること、もしくはトリガされているSRを頻繁に送出すること、もしくは頻繁なランダムアクセスによって引き起こされる、UEの高い電力消費の問題を解決し、UEの電力消費を効果的に減じる。
【0170】
図3は、本発明の別の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートであり、この実施形態において示される方法は、MMEサイドでの処理手順である。MMEサイドで、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法は、以下を含む。
【0171】
ステップ31:MMEが、UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集する。
【0172】
たとえば、MMEは、アタッチメントプロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプを収集するか、または、
MMEは、アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバ(Home Subscriber Server, HSS)からUEの端末タイプを収集するか、または、
MMEは、サービス要求プロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集する。
【0173】
ステップ32:端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、基地局がUEに制御情報を送出するよう、MMEが基地局にプリセットタイプインジケーションを送出し、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。制御情報、プリセット端末タイプ、およびプリセットサービスタイプについての詳細に関しては、図1に示された実施形態における説明を参照されたい。
【0174】
本実施形態において、MMEは、UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを識別し、端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、基地局がプリセットタイプインジケーションにしたがってUEのための制御情報を構成し得、制御情報をUEに送出するよう、プリセットタイプインジケーションを基地局に送出するので、UEは、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御することができ、UEが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合、または、UEによって使用されるサービスが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合に、SRのトリガが制限され得るか、またはトリガされているSRの処理が制限され得る。したがって、これは、UEの頻繁な活動化、および、SRを頻繁にトリガすること、もしくはトリガされているSRを頻繁に送出すること、もしくは頻繁なランダムアクセスによって引き起こされる、UEの高い電力消費の問題を解決し、UEの電力消費を効果的に減じる。
【0175】
図4は、本発明の別の実施形態に係る上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法のフローチャートであり、この実施形態において示される方法は、MMEサイドでの別の処理手順である。MMEサイドで、上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法は、以下を含む。
【0176】
ステップ41:MMEが、UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集する。
【0177】
ステップ42:端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するよう、MMEが制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをUEに送出し、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0178】
制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをMMEによりUEに送出するステップは、
UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報のインジケーションにしたがって制御するよう、制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをMMEによりUEに送出するステップを含み得る。
【0179】
制御情報、プリセット端末タイプ、およびプリセットサービスタイプについての詳細に関しては、図1に示された実施形態における説明を参照されたい。
【0180】
さらに、MMEにより、UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップは、
MMEにより、アタッチメントプロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプを収集するステップ、または、
MMEにより、アタッチメントプロセスにおける認証プロセス中にHSSからUEの端末タイプを収集するステップ、または、
MMEにより、サービス要求プロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップを含み得る。
【0181】
本実施形態において、MMEは、UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを識別し、端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御し得るよう、UEに制御情報を送出するので、UEが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合、または、UEによって使用されるサービスが小さなデータパケットを頻繁に発生させ、送出する場合に、SRのトリガが制限され得るか、またはトリガされているSRの処理が制限され得る。したがって、これは、UEの頻繁な活動化、および、SRを頻繁にトリガすること、もしくはトリガされているSRを頻繁に送出すること、もしくは頻繁なランダムアクセスによって引き起こされる、UEの高い電力消費の問題を解決し、UEの電力消費を効果的に減じる。
【0182】
本発明によって提供される別の実施形態は、図1に示された実施形態と同様であり、差は、本実施形態では端末UEがアタッチメント(attach)手順またはサービス要求(Service request)手順において制御情報を収集する点にある。
【0183】
LTEシステムでは、UEがアタッチメント手順をトリガし、初期コンテキストセットアップ要求または基地局eノードB(すなわち、eNB)とMMEとの間のアタッチメントが受理された後、基地局がUEにRRC接続再構成メッセージを送出し、UEはRRC接続再構成完了メッセージを返送する。その後、基地局は、RRC接続再構成および初期コンテキストを完了させるために、MMEに初期コンテキストセットアップ応答メッセージを返送する。
【0184】
端末UEがサービスを要求する必要がある場合、UEは、サービス要求(Service request)手順をトリガする。サービス要求手順では、UEが基地局eノードBにサービス要求メッセージを送出した後、基地局がMMEにサービス要求メッセージを送出する。無線ベアラ確立(Radio bearer Establishment)プロセスでは、UEが基地局にRRC接続再構成メッセージを送出し、基地局がMMEにメッセージを転送する。
【0185】
このように、アタッチメント手順またはサービス要求手順では、eNBが、UEに送出されるRRC接続再構成メッセージに制御情報を追加し得る。
【0186】
UEは、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集し、制御情報を記憶し得、続いて、UEは、制御情報にしたがってSRの制限処理を行う。
【0187】
さらに、制御情報を搬送するRRC接続再構成メッセージをUEに送出する前に、基地局はまず、UEに制御情報を送出するためにRRC接続再構成メッセージを使用すべきかどうかを決定し得る。eNBは、UEに制御情報を送出するためにRRC接続再構成メッセージを使用すべきかどうかを以下の手法で決定し得る。
【0188】
手法1:RRC接続セットアップ手順において端末によりeNBに送出されるRRC接続要求(RRC connection request)メッセージにおいて搬送される確立原因(establishmentCause)値が、delayTolerantAccess-v1020または新たな値である場合、基地局は、UEの端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはUEのサービスタイプがプリセットサービスタイプであると考える。このケースでは、基地局は、UEに制御情報を送出するためにRRC接続再構成メッセージを使用することを決定し、上りリンクで小さなデータパケットを頻繁に送出する端末の端末タイプ、たとえば、メーター端末が、プリセット端末タイプであり、上りリンクで小さなデータパケットを頻繁に送出するサービスのサービスタイプが、プリセットサービスタイプである。たとえば、メーター端末は、特別な端末タイプとして構成され得るので、メーター端末自身が、その端末タイプがプリセット端末タイプであることを識別し得、別の例では、上りリンクで小さなデータパケットを頻繁に送出するWeChat、QQ、等が、プリセットサービスタイプとして構成され得る。
【0189】
手法2:端末が、RRC接続セットアップ手順においてeNBに送出されるRRC接続セットアップ完了(RRCConnectionSetupComplete)メッセージにプリセットタイプインジケーションを追加するので、基地局は、RRC接続セットアップ完了メッセージを送出したUEがプリセット端末タイプに属すること、またはUEによって使用されるサービスがプリセットサービスタイプに属することを学習することができ、このように、基地局は、UEに制御情報を送出するためにRRC接続再構成メッセージが使用される必要があることを決定する。
【0190】
手法3:MMEが、UEがプリセット端末タイプに属すること、またはUEによって使用されるサービスがプリセットサービスタイプに属することを識別し、基地局に送出される初期コンテキストセットアップ要求(initial context setup request)メッセージまたは新たなメッセージにプリセットタイプインジケーションを追加するので、基地局は、UEがプリセット端末タイプに属すること、またはUEによって使用されるサービスがプリセットサービスタイプに属することを学習することができ、このように、基地局は、UEに制御情報を送出するためにRRC接続再構成メッセージが使用される必要があることを決定する。
【0191】
MMEは、UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスのサービスタイプを識別するために以下の手法を使用し得る。
【0192】
手法1:端末が、アタッチメント(attach)プロセスにおいてアタッチ要求(attach request)メッセージまたは新たなメッセージに端末タイプ情報を追加し得、このように、アタッチ要求メッセージを受信することにより、MMEは、アタッチ要求メッセージから端末タイプ情報を収集することができるので、アタッチ要求メッセージを送出したUEがプリセット端末タイプに属するかどうかを識別することができる。
【0193】
手法2:アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいて、MMEが、HSSからUEの端末タイプ情報を収集することにより、UEがプリセット端末タイプに属するかどうかを識別する。
【0194】
手法3:端末が、サービス要求(service request)プロセスにおいてサービス要求(service request)メッセージまたは新たなメッセージに端末タイプ情報またはサービスタイプ情報を追加し得、このように、MMEは、UEによって送出されたサービス要求メッセージまたは新たなメッセージを受信することにより、サービス要求メッセージまたは新たなメッセージを送出したUEの端末タイプ情報、あるいはUEによって使用されるサービスのサービスタイプ情報を収集することができるので、UEがプリセット端末タイプに属するかどうか、またはUEによって使用されるサービスがプリセットサービスタイプに属するかどうかを識別することができる。
【0195】
本実施形態では、レベルに基づいて、制御情報は、UEレベルの制御情報、論理チャネルレベルの制御情報、および論理チャネルグループレベルの制御情報に分類され得る。
【0196】
基地局がUEのためにUEレベルの制御情報を構成する場合、制御情報が、RRC接続再構成メッセージのスケジュール要求構成(SchedulingRequestConfig)情報要素の中に配置され得、続いて、RRC接続再構成メッセージがUEに送出される。
【0197】
基地局がUEのために論理チャネルレベルの制御情報を構成する場合、制御情報が、RRC接続再構成メッセージの論理チャネル構成(LogicalChannelConfig)情報要素の中に配置され得、続いて、RRC接続再構成メッセージがUEに送出される。
【0198】
基地局がUEのために論理チャネルグループレベルの制御情報を構成する場合、新たな情報要素、すなわち、論理チャネルグループ構成(LogicalChannelGroupConfig)が、RRC接続再構成メッセージに導入され得、制御情報がこの新たな情報要素の中に配置され、続いて、RRC接続再構成メッセージがUEに送出される。
【0199】
3つのレベルの上記制御情報について、制御情報のコンテンツは、以下の項目、
(1)SR制限処理を行うようにUEに命令するコマンド、たとえば、{setup (setup)}、
(2)時間、たとえば、50ms、150ms、または300ms、
(3)SR期間繰返し係数、たとえば、1、3、または5、および
(4)データ量しきい値、たとえば、500バイト、または1000バイト
の少なくとも1つを含み得る。
【0200】
本実施形態において、SRのトリガの制限処理を、制御情報にしたがって、および、SRトリガ判定手順において、UEにより行うステップは特に、以下を含む。
【0201】
規則(規則的なBSR)を満たすバッファステータス報告がトリガされた場合、基地局がUEのためにUEレベルの制御情報を構成するか、または上記バッファステータス報告をトリガする論理チャネルが制御情報によって構成されるか、または上記バッファステータス報告をトリガする論理チャネルが属する論理チャネルグループが制御情報によって構成される場合、かつ、制御情報のコンテンツが、SRの制限処理を行うようにUEに命令するコマンドである場合、UEは、SRのトリガの制限処理を行うために、以下の手法を使用し得る。
手法1:UEが活動時間中でない場合、UEはSRをトリガせず、UEは、UEが活動時間中である場合にのみSRをトリガし、ここで、活動時間とは、UEがDRX期間によって構成される活動時間のことを言う。
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEはSRをトリガせず、UEは、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合にのみSRをトリガする。
手法3:UEが、SRをトリガしない。
【0202】
制御情報のコンテンツが時間またはSR期間繰返し係数である場合であって、UEレベルの制御情報が構成され、かつ、RLCエンティティまたはPDCPエンティティでUEのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、あるいは、1つまたはいくつかの論理チャネルが制御情報によって構成され、かつ、RLCエンティティまたはPDCPエンティティで1つの論理チャネルまたは複数の論理チャネルのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、あるいは、論理チャネルグループが制御情報によって構成され、かつ、RLCエンティティまたはPDCPエンティティで論理チャネルグループにおける論理チャネルのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、UEはタイマーを開始し、ここで、タイマーは、SRのトリガを制限するためのタイマー(RestrictTriggerSRTimer)であり、タイマーが制御情報において与えられた時間に到達しない場合、UEはSRをトリガせず、タイマーが、制御情報において与えられた時間に到達した場合、またはSR期間繰返し係数SRに送出機会期間を乗算することによって得られた時間に到達した場合、UEは、以下の手法で、SRのトリガの制限処理を行う。
手法1:UEが活動時間中でない場合、UEはSRをトリガせず、UEは、UEが活動時間中である場合にのみSRをトリガし、ここで、活動時間とは、UEがDRX期間によって構成される活動時間のことを言う。
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEはSRをトリガせず、UEは、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合にのみSRをトリガする。
手法3:UEが、SRをトリガする。
【0203】
送出機会期間とは、SR送出機会の前の時間間隔、または、SR送出機会を発生させるための持続時間、たとえば、5msまたは10msのことを言う。送出機会は、SRを送出するために使用され得る上りリンクリソースが構成される時間、およびSRが送出され得る時間である。たとえば、TTIが1msであり、SRを送出するために使用され得るPUCCHリソース(SRはPUCCHリソースで送出され得る)が10ms毎の3ミリ秒目で構成されることがSRのために構成され得る場合、このケースでは、3番目のTTIがSR送出機会である。
【0204】
制御情報のコンテンツがデータ量しきい値である場合であって、UEレベルの制御情報が構成され、かつ、RLCエンティティまたはPDCPエンティティでUEのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、あるいは、1つまたはいくつかの論理チャネルが制御情報によって構成され、かつ、RLCエンティティまたはPDCPエンティティで1つの論理チャネルまたは複数の論理チャネルのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、あるいは、論理チャネルグループが制御情報によって構成され、かつ、RLCエンティティまたはPDCPエンティティで論理チャネルグループにおける論理チャネルのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、UEは、UEでの利用可能なデータの量が制御情報において与えられたデータ量しきい値に到達しない場合にはSRをトリガせず、UEでの利用可能なデータの量が制御情報において与えられたデータ量しきい値に到達するかまたはこれを超過する場合、UEは、以下の手法でSRのトリガの制限処理を行う。
手法1:UEが活動時間中でない場合、UEはSRをトリガせず、UEは、UEが活動時間中である場合にのみSRをトリガし、ここで、活動時間とは、UEがDRX期間によって構成される活動時間のことを言う。
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEはSRをトリガせず、UEは、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合にのみSRをトリガする。
手法3:UEが、SRをトリガする。
【0205】
本実施形態では、MMEが、端末のタイプまたは端末のサービスのタイプを識別し、続いて、基地局がプリセットタイプインジケーションにしたがってUEに制御情報を送出するように基地局にプリセットタイプインジケーションを送出し、これにより、端末のあるタイプまたは端末のサービスのあるタイプが、SRをトリガしないか、またはSRを送出しないか、またはUEがDRX非活動時間中である場合にはランダムアクセスプロセスに入らないがUEが活動時間中である場合にはデータを送出するよう制御するので、接続状態におけるUEは、より長い非活動時間を有し得ることによりUEの電力オーバーヘッドを節約し、また、UEが活動化された状態になるまでデータパケットを蓄積してそれらを送出することにより、制御プレーンオーバーヘッドおよびユーザプレーンオーバーヘッドが効果的に減じられる。
【0206】
本発明によって提供される別の実施形態は、上記実施形態と同様であるが、差が、本実施形態では、基地局が、プリセットサービスタイプまたはプリセット端末タイプを示す制御情報をブロードキャストメッセージに追加すること、UEが、ブロードキャストメッセージを受信することにより制御情報を収集することにある。あるいは、基地局は、プリセットサービスタイプまたはプリセット端末タイプを示す制御情報をページングメッセージに追加し、UEは、ページングメッセージを受信することにより制御情報を収集する。あるいは、UEは、UEで固定された情報を使用することにより、またはOMA DM(モバイルデバイス管理)手順においてUEにより受信されるメッセージを使用することにより、制御情報を収集する。OMA DM(モバイルデバイス管理)手順において、UEによって受信されるメッセージは、端末タイプまたはサービスタイプと制御情報リストとを搬送する。制御情報リストの各々の項目は、インデックスおよび制御情報を含み、ここで、インデックスは、端末タイプまたはサービスタイプである。このように、UEは、OMA DM(オープンモバイルアライアンスデバイス管理)手順において受信されるメッセージにおいて提供される端末タイプまたはサービスタイプにしたがって、制御情報リストから対応する制御情報を見出し得る。同様に、UEの固定されたコンテンツは、端末タイプまたはサービスタイプおよび制御情報リストである。
【0207】
本発明によって提供される別の実施形態は、上記実施形態と同様であるが、差が、本実施形態では、UEが、MMEによって送出されるアタッチ受理メッセージにおいて搬送される制御情報リストから制御情報を収集することにある。
【0208】
まず、MMEが、UEがプリセット端末タイプに属するかどうかを、アタッチメントプロセスまたはアタッチメントプロセスの認証プロセスにおいて収集し得る。
【0209】
たとえば、端末は、アタッチメントプロセスにおいてアタッチ要求メッセージまたは新たなメッセージに端末タイプ情報を追加し得、このように、MMEは、受信されたアタッチ要求メッセージまたは新たなメッセージから、アタッチ要求メッセージまたは新たなメッセージを送出したUEの端末タイプ情報を得ることができ、これにより、UEがプリセット端末タイプに属するかどうかを決定し、すなわち、UEがプリセット端末タイプに属するかどうかをMMEが識別し、UEがプリセット端末タイプに属する場合、MMEは、UEに送出されるアタッチ受理メッセージに制御情報リストを追加する。
【0210】
別の例では、アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいて、MMEが、HSSからUEの端末タイプ情報を収集し、MMEが続いて、UEがプリセット端末タイプに属するかどうかを識別し、UEがプリセット端末タイプに属する場合、MMEは、UEに送出されるアタッチ受理メッセージに制御情報リストを追加する。
【0211】
本実施形態では、MMEが、端末のタイプまたは端末のサービスのタイプを識別し、続いてUEに制御情報を送出することにより、端末のあるタイプまたは端末のサービスのあるタイプが、SRをトリガしないか、またはSRを送出しないか、またはUEがDRX非活動時間中である場合にはランダムアクセスプロセスに入らないがUEが活動時間中である場合にはデータを送出するよう制御するので、接続状態におけるUEは、より長い非活動時間を有し得ることによりUEの電力オーバーヘッドを節約し、また、UEが活動化された状態になるまでデータパケットを蓄積してそれらを送出することにより、制御プレーンオーバーヘッドおよびユーザプレーンオーバーヘッドが効果的に減じられる。
【0212】
本発明によって提供される別の実施形態は、上記実施形態と同様であるが、差が、上記実施形態では、UEがSRトリガ判定プロセスにおいて制御情報にしたがってSRのトリガの制限処理を行う一方で、本実施形態では、UEがSR送出判定プロセスにおいて制御情報にしたがってSRのトリガの制限処理を行うことにある。
【0213】
各々のTTIにおいて、UEがSR送出判定プロセスを実行し、このプロセスでは、UEがUEレベルの制御情報にしたがってSRの送出の制限処理を行う。
【0214】
制御情報のコンテンツがSRの制限処理を行うようにUEに命令するコマンドである場合、UEは、制御情報にしたがってSRの制限処理を行うために以下の手法を使用する。
【0215】
手法1:UEが非活動時間中である場合、UEは、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を終了させる。
【0216】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEは、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を送出する。
【0217】
手法3:UEが、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を終了させる。
【0218】
制御情報のコンテンツが時間である場合、かつ、制御情報が受信された後に開始されたタイマー(タイマーが構成された制御情報において与えられた時間に到達するかまたはこれを超えない場合、タイマーが再び開始される)が構成された制御情報において与えられた時間に到達しないかまたはこれを超えない場合、UEは、制御情報にしたがってSR送出判定の制限処理を行うために以下の手法を手法する。
【0219】
手法1:UEが非活動時間中である場合、UEは、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を終了させる。
【0220】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEは、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を送出する。
【0221】
手法3:UEが、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を終了させる。
【0222】
制御情報のコンテンツがSR期間繰返し係数である場合、ペンディング状態のSRがトリガされたTTIから始まって、(SR期間繰返し係数)番目のSR期間が位置するTTIにおいて、または、ペンディング状態のSRがトリガされたTTIから始まって、(SR期間繰返し係数)番目のSR期間の後のSR期間((SR期間繰返し係数)番目のSR期間を含むまたは除く)が位置するTTIにおいて、UEは、後続のSR送出判定処理手順を実行し、SR期間繰返し係数と同等の数量を有するSR期間毎に、UEは、制御情報にしたがってSR送出判定の制限処理を行うために以下の手法を使用する。
【0223】
手法1:UEが非活動時間中である場合、UEは、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を終了させる。
【0224】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEは、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を送出する。
【0225】
手法3:UEが、現在のTTIにおけるSR送出判定処理手順を終了させる。
【0226】
各々のTTIにおいて、ペンディング(pending)状態の各々のSRのために、ペンディング状態のSRをトリガするBSRが、制御情報によって構成されたローカルチャネルによってトリガされた場合、または、ペンディング状態のSRをトリガするBSRが、制御情報によって構成された論理チャネルグループにおけるローカルチャネルによってトリガされた場合、
【0227】
制御情報のコンテンツがSRの制限処理を行うようにUEに命令するコマンドである場合、UEは、以下の手法で制御情報にしたがってSRの送出手順の制限処理を行う。
【0228】
手法1:UEが非活動時間中である場合、SRが現在のTTIにおいて無効なSRであることが設定され、たとえば、SRが現在のTTIにおいて無効なSRであることをマーキングするためにSRのためにマークが作られ得、このように、現在のTTIでは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかが、無効なSRで決定されず、以下同様である。
【0229】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、SRが現在のTTIにおいて無効なSRであることが設定される。
【0230】
手法3:SRが現在のTTIにおいて無効なSRであることが設定される。
【0231】
制御情報のコンテンツが時間である場合、制御情報にしたがってSR送出判定の制限処理をUEにより行うステップは特に、現在のTTIがSRがトリガされたTTIである場合、SRのためのタイマーを設定するステップと、現在のTTIにおけるタイマーが構成された制御情報において与えられた時間に到達しないかまたはこれを超えない場合、SRが現在のTTIにおいて無効なSRであることを設定するステップとを含み、UEは、無効なSRの送出判定の制限処理を行うための以下の手法を有する。
【0232】
手法1:UEが非活動時間中である場合、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0233】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0234】
手法3:現在のTTIにおいて、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0235】
制御情報のコンテンツがSR期間繰返し係数である場合、制御情報にしたがってSRの制限処理をUEにより行うステップは特に、SRがトリガされたTTIから始まって、(SR期間繰返し係数)番目のSR期間が位置するTTI毎に、SRを有効なSRとして設定するステップを含み、たとえば、SR期間繰返し係数が5に設定されている場合、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間が位置する各々の5番目のTTIにおいて、SRが有効なSRに設定され、他のTTIでは、SRは無効なSRに設定され、他のTTIでは、UEは、無効なSRでの後続の処理を行うために以下の手法を使用する。
【0236】
手法1:UEが非活動時間中である場合、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0237】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0238】
手法3:現在のTTIにおいて、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0239】
あるいは、制御情報にしたがってSRの制限処理をUEにより行うステップは特に、TTIがトリガされたTTIから始まって、(SR期間繰返し係数)番目のSR期間が位置するTTIと(SR期間繰返し係数)番目のSR期間の後のTTIのうちの少なくとも1つのTTIにおいて、SRを有効なSRに設定するステップを含み得、たとえば、SR期間繰返し係数が5に設定されている場合、SRがトリガされたTTIからカウントが開始され、SR期間が位置する6番目のTTIから始まって、SRが有効なSRに設定され、他のTTIでは、SRは無効なSRに設定される。
【0240】
すなわち、他のTTIでは、以下の手法が、SRの後続の処理を行うために使用される。
【0241】
手法1:UEが非活動時間中である場合、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0242】
手法2:UEのオン持続時間タイマー(onDurationTimer)が実行中でない場合、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0243】
手法3:現在のTTIにおいて、UEは、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかどうか、またはランダムアクセスをトリガすべきかどうかを、無効なSRで決定しない。
【0244】
本発明では、端末のタイプまたは端末のサービスのタイプが識別され、続いて、ノーマルな状態(すなわち、DRX接続状態が構成されていない)において、またはUEがDRX非活動時間中である場合、端末の所与のタイプまたは端末のサービスの所与のタイプが、SRをトリガしないか、またはトリガされているSRの後続の処理を行わないか、またはランダムアクセスプロセスを行わないように制御され、代わりに、データが時間期間の後またはUEが活動時間中である場合に送出されるので、接続状態におけるUEは、より長い非活動時間を有し得ることによりUEの電力オーバーヘッドを節約し、また、UEが活動化された状態になるまでデータパケットを蓄積してそれらを送出することにより、制御プレーンオーバーヘッドおよびユーザプレーンオーバーヘッドが効果的に減じられる。
【0245】
図5は、本発明の別の実施形態に係るユーザ機器の概略的な構造図である。本実施形態において示されるユーザ機器は、図1に示された方法を実現するように構成され、ユーザ機器は、制御情報収集モジュール51と制限処理モジュール52とを含む。
【0246】
制御情報収集モジュール51は、制御情報を収集するように構成され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0247】
要求制御モジュール52は、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を、制御情報収集モジュール51によって収集された制御情報にしたがって制御するように構成される。
【0248】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、要求制御モジュール52は、以下のサブモジュール、
ユーザ機器UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するように構成された、第1のトリガ制御サブモジュール、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるか、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるように構成された、第1の判定制御サブモジュール、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、または、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEが非活動時間中である場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するか、または、UEが活動時間中である場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するように構成された、第1のSR制御サブモジュールのいずれか1つを含み得る。
【0249】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションが、スケジューリングされた時間であり得、
第1のトリガ制御サブモジュールが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するように構成された、第1のタイマー開始サブモジュールと、
第1のタイマー開始サブモジュールによって開始されたタイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが満了するときに、UEが上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する、第1のタイムドトリガ制御サブモジュールとを含み得るか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションが、期間繰返し係数であり得、第1のトリガ制御サブモジュールが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するように構成され、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、第2のタイマー開始サブモジュールと、
第2のタイマー開始サブモジュールによって開始されたタイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが満了するときに上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する、第2のタイムドトリガ制御サブモジュールとを含み得る。
【0250】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、データ量しきい値であり得、
ユーザ機器はさらに、利用可能データ決定モジュールを含み得、
利用可能データ決定モジュールは、第1のトリガ制御サブモジュールが、UEが非活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEが活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定する前に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定するか、または、UEの論理チャネルであって制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることを決定するように構成される。
【0251】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、スケジューリングされた時間であり得、
第1の判定制御サブモジュールは特に、SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるか、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成され得、タイマーが満了するときにSRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させる。
【0252】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、期間繰返し係数であり得、
第1の判定制御サブモジュールは特に、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるか、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成され得る。
【0253】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、前記上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり得、
要求制御モジュール52は、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するように構成された、第2のトリガ制御サブモジュール、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるように構成された、第2の判定制御サブモジュール、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するように構成された、第2のSR制御サブモジュールを含み得る。
【0254】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、スケジューリングされた時間であり得、第2のトリガ制御サブモジュールは特に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有する場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、開始されたタイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが完了するときにSRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、期間繰返し係数であり得、第2の判定制御サブモジュールは特に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、第4のタイマー開始サブモジュールによって開始されたタイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが満了するときにSRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する。
【0255】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、データ量しきい値であり得、
ユーザ機器はさらに、第2の利用可能データ決定モジュールを含み得、
第2の利用可能データ決定モジュールは、第2のトリガ制御サブモジュールが、UEが非活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEが活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定する前に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有すること、または論理チャネルであって制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることを決定するように構成される。
【0256】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、スケジューリングされた時間であり得、
第2の判定制御サブモジュールは特に、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、
タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させ、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成され得る。
【0257】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、制御情報収集モジュール51によって収集されるインジケーションは、期間繰返し係数であり得、第2の判定制御サブモジュールは特に、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させるか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させるように構成され得る。
【0258】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、スケジューリングされた時間であり得、
要求制御モジュール52は特に、ユーザ機器UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガするか、または、タイマーが満了しない場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするように構成され得るか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、スケジューリングされた時間であり得、要求制御モジュール52は特に、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させ、他のTTIにおいて、UEが、他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させ、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、ように構成され得るか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、期間繰返し係数であり得、要求制御モジュール52は特に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、タイマーが満了する前に、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定し、タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され得るか、あるいは、
制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、スケジューリングされた時間であり得、要求制御モジュール52は特に、SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する前に、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順を終了させ、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成され得るか、あるいは、
制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、スケジューリングされた時間であり、要求制御モジュール52は特に、UEのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、または、論理チャネルに対応する上りリンクデータが利用可能になった場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する前に、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定し、タイマーが満了するときにSRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定する、ように構成され得るか、あるいは、
制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、期間繰返し係数であり、要求制御モジュール52は特に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、タイマーが満了する前に、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定し、タイマーが満了するときに、SRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定するように構成され得るか、あるいは、
制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、期間繰返し係数であり、要求制御モジュール52は特に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、任意のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを有効であるように設定し、他のTTIにおいて、他のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを無効であるように設定し、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、ように構成され得る。
【0259】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、データ量しきい値であり得、
要求制御モジュール52は特に、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガし、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることをUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするように構成され得る。
【0260】
さらに、制御情報収集モジュール51によって収集される制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり得、
要求制御モジュール52は特に、
上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、
上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるか、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するように構成され得る。
【0261】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報は、期間繰返し係数であり、期間繰返し係数は、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがってUEにより制御するステップは、
UEにより、SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するステップであって、SRは、論理チャネルまたは論理チャネルグループによってトリガされ、SRリソースの期間は、期間繰返し係数を乗算した、UEのために基地局によって現在構成されているSR期間である、決定するステップと、
UEにより、SRを送出するためのリソースでSRを基地局に送出するステップとを含む。
【0262】
さらに、ユーザ機器は、無効処理モジュールをさらに含み得、無効処理モジュールは、
第1のSR制御サブモジュールがSRを無効であるように設定した後、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするか、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でない場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップし、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するか、あるいは、
UEが非活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップし、または、UEが活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するように構成される。
【0263】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、制御情報は、期間繰返し係数であり、期間繰返し係数は、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
要求制御モジュール52は、
リソース決定サブモジュールであって、SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するように構成され、SRは、論理チャネルまたは論理チャネルグループによってトリガされ、SRリソースの期間は、期間繰返し係数を乗算した、UEのために基地局によって現在構成されているSR期間である、リソース決定サブモジュールと、
送出サブモジュールであって、リソース決定サブモジュールによって決定されたSRを送出するためのSRリソースで基地局にSRを送出するように構成された送出サブモジュールとを含み得る。
【0264】
さらに、制御情報収集モジュール51は、
予め構成された制御情報を収集するように構成された第1の収集サブモジュール、または、
オープンモバイルアライアンスデバイス管理手順から制御情報を収集するように構成された第2の収集サブモジュール、または、
モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するように構成された、第3の収集サブモジュール、または、
UEにより基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するように構成された、第4の収集サブモジュール、または、
基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって制御情報を収集するように構成された第5の収集サブモジュール、または、
基地局からページングメッセージを受信することによって制御情報を収集するように構成された第6の収集サブモジュールを含み得る。
【0265】
さらに、第4の収集サブモジュールは特に、
基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージであってプリセットタイプインジケーションを搬送するRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージを送出し、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するように構成され得、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるか、または、
第4の収集サブモジュールは特に、
MMEが基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出し、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するように構成され得、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用されるか、または、
第3の収集サブモジュールは特に、
アタッチメントプロセスまたはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出し、MMEによってユーザ機器UEに送出されたアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するように構成され得、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される。
【0266】
例示的に、制御情報収集モジュールによって収集される制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルであり、
要求制御モジュールは、
チャネル収集サブモジュールであって、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルを収集するように構成され、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、オフセット値と同等の利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、番号は、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られる、チャネル収集サブモジュールと、
ランダムアクセスサブモジュールであって、上りリンクグラントリソースを要求するために、チャネル収集サブモジュールによって収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するように構成されたランダムアクセスサブモジュールと含む。
【0267】
例示的に、制御情報収集モジュールによって収集される制御情報はさらにプリアンブルを含み得、
ランダムアクセスサブモジュールは特に、
チャネル収集サブモジュールによって収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで、ランダムアクセスプロセスを開始するためにプリアンブルを送出するように構成される。
【0268】
例示的に、要求制御モジュールはさらに、
ランダムアクセスサブモジュールがプリアンブルを利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで送出した後、
ランダムアクセス応答が失敗し、UEがプリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、上りリンクグラントリソースを要求するために、チャネル収集サブモジュールによって収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するか、あるいは、上りリンクグラントリソースを要求するために、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、ランダムアクセスプロセスを開始するように構成され得る。
【0269】
図6は、本発明の別の実施形態に係る基地局の概略的な構造図である。本実施形態によって提供される基地局は、図2に示された方法を実現するために使用され、基地局は、制御情報構成モジュール61と制御情報送出モジュール62とを含む。
【0270】
制御情報構成モジュール61は、UEのための制御情報を構成するように構成され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0271】
制御情報送出モジュール62は、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するよう、制御情報構成モジュールによって構成された制御情報をUEに送出するように構成される。
【0272】
さらに、制御情報送出モジュールは、
UEにRRC接続再構成メッセージを送出するように構成された第1の送出サブモジュールであって、RRC接続再構成メッセージは、制御情報を搬送する、第1の送出サブモジュール、または、
ブロードキャストメッセージを送出するように構成された第2の送出サブモジュールであって、ブロードキャストメッセージは、制御情報を搬送する、第2の送出サブモジュール、または、
ページングメッセージを送出するように構成された第3の送出サブモジュールであって、ページングメッセージは、制御情報を搬送する、第3の送出サブモジュールを含む。
【0273】
さらに、基地局は、
第1のタイプ受信モジュールであって、制御情報構成モジュールがUEのための制御情報を構成する前に、UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを受信するように構成され、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、第1のタイプ受信モジュール
をさらに含み、制御情報構成モジュールはさらに、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報をUEのために構成するように構成される。
【0274】
さらに、基地局は、
第2のタイプ受信モジュールであって、制御情報構成モジュールがUEのための制御情報を構成する前に、MMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するように構成され、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、第2のタイプ受信モジュール
をさらに含み、制御情報構成モジュールはさらに、プリセットタイプインジケーションにしたがってUEのための制御情報を構成するように構成される。
【0275】
さらに、UEのために制御情報構成モジュールによって構成される制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの制御情報である。
【0276】
さらに、制御情報送出モジュールは、
第4の送出サブモジュールであって、制御情報がUEレベルの制御情報である場合、制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するように構成された、第4の送出サブモジュール、または、
第5の送出サブモジュールであって、制御情報が論理チャネルレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するように構成された、第5の送出サブモジュール、または、
第6の送出サブモジュールであって、制御情報が論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するように構成された、第6の送出サブモジュールを含む。
【0277】
さらに、UEのために制御情報構成モジュールによって構成される制御情報は、時間、SR期間繰返し係数、データ量しきい値、およびSRの制限処理を行うようにUEに命令するコマンドの少なくとも1つである。
【0278】
例示的に、制御情報構成モジュールによって構成される制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり得、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0279】
例示的に、制御情報構成モジュールによって構成される制御情報はさらにプリアンブルを含み得る。
【0280】
図7は、本発明の別の実施形態に係るモバイル管理エンティティデバイスの概略的な構造図である。本実施形態によって提供されるモバイル管理エンティティデバイスは、図3に示された方法を実現するように構成され、モバイル管理エンティティデバイスは、第1のタイプ収集モジュール71と第1のタイプ送出モジュール72とを含む。
【0281】
第1のタイプ収集モジュール71は、ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するように構成される。
【0282】
第1のタイプ送出モジュール72は、第1のタイプ収集モジュールによって収集された端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、基地局がUEに制御情報を送出するよう、基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように構成され、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0283】
さらに、第1のタイプ収集モジュールは、
アタッチメントプロセスにおいてUEによって送出されたメッセージを受信することによってUEの端末タイプを収集するように構成された第1の収集サブモジュール、または、
アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてHSSからUEの端末タイプを収集するように構成された第2の収集サブモジュール、または、
サービス要求プロセスにおいてUEによって送出されたメッセージを受信することによって、UEの端末タイプもしくはUEによって使用されるサービスタイプを収集するように構成された第3の収集サブモジュールを含み得る。
【0284】
図8は、本発明の別の実施形態に係るモバイル管理エンティティデバイスの概略的な構造図である。本実施形態によって提供されるモバイル管理エンティティデバイスは、図4に示された方法を実現するように構成され、モバイル管理エンティティデバイスは、第2のタイプ収集モジュール81と第2のタイプ送出モジュール82とを含む。
【0285】
第2のタイプ収集モジュール81は、ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するように構成される。
【0286】
第2のタイプ送出モジュール82は、第2のタイプ収集モジュールによって収集された端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するよう、制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをUEに送出するように構成され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0287】
さらに、第2のタイプ送出モジュールは、
UEが制御情報のインジケーションにしたがってSR制限処理を行うよう、制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをUEに送出するように構成された第1の送出サブモジュールを含み、アタッチ受理メッセージは、制御情報リストを搬送し得、制御情報リストの各々の項目は、インデックスとインデックスに対応する制御情報とを含み、インデックスは、端末タイプとサービスタイプとの少なくとも1つである。
【0288】
さらに、第2のタイプ収集モジュールは、以下の収集サブモジュール、
アタッチメントプロセスにおいてUEによって送出されたメッセージを受信することによってUEの端末タイプを収集するように構成された第4の収集サブモジュール、
アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてHSSからUEの端末タイプを収集するように構成された第5の収集サブモジュール、または、
サービス要求プロセスにおいてUEによって送出されたメッセージを受信することによって、UEの端末タイプもしくはUEによって使用されるサービスタイプを収集するように構成された第6の収集サブモジュールのいずれか1つを含む。
【0289】
図9は、本発明の別の実施形態に係るユーザ機器の概略的な構造図である。ユーザ機器は、メモリ91とメモリ91に接続されたプロセッサ92とを含み、メモリ91は、その中にプログラムコードのグループを記憶し、プロセッサ92は、図1に示された以下の動作、制御情報を収集するステップであって、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、収集するステップと、上りリンクグラントリソース要求を処理する手順をプロセッサによって収集された制御情報にしたがって制御するステップとのために、メモリ91に記憶されたプログラムコードを呼び出すように構成される。
【0290】
さらに、プロセッサ92によって収集される制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
プロセッサ92はさらに、
ユーザ機器UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、もしくは、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するか、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるか、もしくは、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるか、または
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEが非活動時間中である場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するか、もしくは、UEが活動時間中である場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するように構成される。
【0291】
さらに、プロセッサ92によって収集されるインジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
プロセッサ92がさらに、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、
タイマー開始サブモジュールによって開始されたタイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが満了するときに上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、プロセッサ92によって収集されるインジケーションが、期間繰返し係数であり、プロセッサ92がさらに、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合、またはUEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、
第2のタイマー開始サブモジュールによって開始されたタイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが満了するときに上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する。
【0292】
さらに、プロセッサ92によって収集されるインジケーションは、データ量しきい値であり、
プロセッサ92はさらに、
第1のトリガ制御サブモジュールが、UEが非活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEが活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定する前に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定するか、または、UEの論理チャネルであって制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることを決定するように構成される。
【0293】
さらに、プロセッサ92によって収集されるインジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
プロセッサ92はさらに、SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるか、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成され、タイマーが満了するときにSRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させる。
【0294】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、プロセッサ92によって収集されるインジケーションは、期間繰返し係数であり、
プロセッサ92はさらに、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるか、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成される。
【0295】
さらに、プロセッサ92によって収集される制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
プロセッサ92はさらに、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するか、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるか、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するように構成される。
【0296】
さらに、プロセッサ92によって収集されるインジケーションが、スケジューリングされた時間であり、
プロセッサ92がさらに、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有する場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、開始されたタイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが完了するときに、UEがSRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、プロセッサ92によって収集されるインジケーションが、期間繰返し係数であり、プロセッサ92がさらに、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、またはUEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、第4のタイマー開始サブモジュールによって開始されたタイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成され、タイマーが満了するときにSRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定する。
【0297】
さらに、プロセッサ92によって収集されるインジケーションは、データ量しきい値であり、
プロセッサ92はさらに、
第2のトリガ制御サブモジュールが、UEが非活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、UEが活動時間中である場合に上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定する前に、UEが送信されるべき上りリンクデータを有すること、または、論理チャネルであって制御情報によって構成された論理チャネルであるかもしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することを決定し、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることを決定するように構成される。
【0298】
さらに、プロセッサ92によって収集されるインジケーションは、スケジューリングされた時間であり、
プロセッサ92はさらに、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、
タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させ、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成される。
【0299】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、プロセッサ92によって収集されるインジケーションは、期間繰返し係数であり、プロセッサ92はさらに、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させるか、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させるように構成される。
【0300】
さらに、プロセッサ92によって収集される制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
プロセッサ92がさらに、ユーザ機器UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガするか、または、タイマーが満了しない場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするように構成されるか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、プロセッサ92によって収集される制御情報が、スケジューリングされた時間であり、プロセッサ92がさらに、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、UEが、任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させ、他のTTIにおいて、UEが、他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させ、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、ように構成されるか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、プロセッサ92によって収集される制御情報が、期間繰返し係数であり、プロセッサ92がさらに、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、タイマーが満了する前に、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定し、タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するように構成されるか、あるいは、
プロセッサ92によって収集される制御情報が、スケジューリングされた時間であり、プロセッサ92がさらに、SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する前に、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順を終了させ、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるように構成されるか、あるいは、
プロセッサ92によって収集される制御情報が、スケジューリングされた時間であり、プロセッサ92がさらに、UEのいくらかの上りリンクデータが利用可能になった場合、または、論理チャネルに対応する上りリンクデータが利用可能になった場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始し、タイマーが満了する前に、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定し、タイマーが満了するときにSRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定する、ように構成されるか、あるいは、
プロセッサ92によって収集される制御情報が、期間繰返し係数であり、プロセッサ92がさらに、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合、タイマーを開始し、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数であり、タイマーが満了する前に、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定し、タイマーが満了するときに、SRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定するように構成されるか、あるいは、
プロセッサによって収集される制御情報が、期間繰返し係数であり、プロセッサ92がさらに、UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有するとUEが決定した場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、任意のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを有効であるように設定し、他のTTIにおいて、他のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを無効であるように設定し、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、ように構成される。
【0301】
さらに、プロセッサ92によって収集される制御情報は、データ量しきい値であり、
プロセッサ92はさらに、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有する場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガし、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であることをUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするように構成される。
【0302】
さらに、プロセッサ92によって収集される制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり、
プロセッサ92はさらに、
上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するか、または、
上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるか、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するように構成される。
【0303】
さらに、プロセッサ92はさらに、
SRが無効であるように設定された後、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするか、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でない場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップし、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するか、あるいは、
UEが非活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップし、または、UEが活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するように構成される。
【0304】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報は、期間繰返し係数であり、期間繰返し係数は、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
プロセッサ92はさらに、
SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するように構成され、SRは、論理チャネルまたは論理チャネルグループによってトリガされ、SRリソースの期間は、期間繰返し係数を乗算した、UEのために基地局によって現在構成されているSR期間であり、
ユーザ機器はさらに、プロセッサ92によって決定されたSRを送出するためのリソースで基地局にSRを送出するように構成された送信機を含む。
【0305】
さらに、プロセッサ92はさらに、
予め構成された前記制御情報を収集するか、または、
オープンモバイルアライアンスデバイス管理手順から制御情報を収集するか、または、
モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するか、または、
基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するか、または、
基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって制御情報を収集するか、または、
基地局からページングメッセージを受信することによって制御情報を収集するように構成される。
【0306】
さらに、本発明の本実施形態によって提供されるユーザ機器はさらに送信機を含み得、
送信機は、基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージであってプリセットタイプインジケーションを搬送するRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージを送出し、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから、制御情報であって、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションが、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、制御情報を収集するか、または、
MMEが基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出し、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから、制御情報であって、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションが、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、制御情報を収集するか、または、
アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出し、MMEによってユーザ機器UEに送出されたアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから、制御情報であって、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションが、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、制御情報を収集するように構成される。
あるいは、プロセッサによって収集される制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルであり、
プロセッサはさらに、
利用可能な物理ランダムアクセスチャネルを収集し、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、オフセット値と同等の利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、番号は、UEのために、またはUE基地局の論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られ、
上りリンクグラントリソースを要求するために、収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するように構成される。
【0307】
例示的に、プロセッサによって収集された制御情報はさらにプリアンブルを含み、
プロセッサはさらに、
収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで、ランダムアクセスプロセスを開始するためにプリアンブルを送出するように構成される。
【0308】
例示的に、プロセッサは、
UE、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループが、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルで、プリアンブルを送出した後、
ランダムアクセス応答が失敗し、UEがプリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、上りリンクグラントリソースを要求するために、収集された利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するか、あるいは、上りリンクグラントリソースを要求するために、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、ランダムアクセスプロセスを開始するように構成され得る。
【0309】
図10は、本発明の別の実施形態に係る基地局の概略的な構造図である。基地局は、送信機101、メモリ102、およびメモリ102に接続されたプロセッサ103を含み、メモリ102は、その中にプログラムコードのグループを記憶し、プロセッサ103は、図2に示されているように、ユーザ機器UEのための制御情報を構成するためにメモリ102に記憶されたプログラムコードを呼び出すように構成され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、送信機101は、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するように、プロセッサ103によって構成された制御情報をUEに送出するように構成される。
【0310】
さらに、送信機101はさらに、制御情報を搬送するRRC接続再構成メッセージをUEに送出するように構成されるか、または、制御情報を搬送するブロードキャストメッセージを送出するように構成されるか、または、制御情報を搬送するページングメッセージを送出するように構成される。
【0311】
さらに、本発明の本実施形態によって提供される基地局はさらに、
受信機であって、プロセッサがUEのための制御情報を構成する前に、UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを受信するように構成され、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信機
を含み得、プロセッサ103はさらに、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報をUEのために構成するように構成される。
【0312】
さらに、本発明の本実施形態によって提供される基地局はさらに、
受信機であって、プロセッサがUEのための制御情報を構成する前に、モバイル管理エンティティMMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するように構成され、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信機
を含み得、プロセッサ103はさらに、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報をUEのために構成するように構成される。
【0313】
さらに、UEのためにプロセッサ103によって構成される制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの構成情報である。
【0314】
さらに、送信機101はさらに、制御情報がUEレベルの制御情報である場合、制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するか、または、
制御情報が論理チャネルレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するか、または、
制御情報が論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するように構成され得る。
【0315】
さらに、UEのためにプロセッサによって構成された制御情報は、時間、期間繰返し係数、データ量しきい値、および上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションの少なくとも1つであり得る。
【0316】
あるいは、プロセッサによって構成される制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり得、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0317】
例示的に、プロセッサによって構成される制御情報はさらにプリアンブルを含み得る。
【0318】
図11は、本発明の別の実施形態に係るモバイル管理エンティティの概略的な構造図である。モバイル管理エンティティデバイスは、送信機111、メモリ112、およびメモリに接続されたプロセッサ113を含み、メモリ112は、その中にプログラムコードのグループを記憶し、プロセッサ113は、図3に示された上りリンクグラントリソース要求を制御するための方法における、ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集する動作を実行するために、メモリ112に記憶されたプログラムコードを呼び出すように構成され、送信機111は、端末タイプが端末タイプである場合、またはサービスタイプがサービスタイプである場合、UEが制御情報のインジケーションにしたがってSRの制限処理を行うよう、基地局がUEに制御情報を送出するか、またはUEに制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージを送出するよう、プリセットタイプインジケーションを基地局に送出するように構成され、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用され、制御情報は、SRの処理を行うようにUEに命令するために使用される。
【0319】
さらに、デバイスは受信機をさらに含み、受信機は、アタッチメントプロセス中にUEによって送出されたメッセージを受信するように構成されるか、または、サービス要求プロセス中にUEによって送出されたメッセージを受信するように構成される。
【0320】
さらに、送信機111は、UEが制御情報制御情報のインジケーションにしたがってSRの制限処理を行うよう、制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをUEに送出するようにさらに構成される。
【0321】
本発明の実施形態はさらに、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含み、可読媒体は、図1に示された方法におけるステップ、
制御情報を収集するステップであって、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、収集するステップと、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップとを実行するように構成されたプログラムコードの第1のグループを含む。
【0322】
さらに、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり得、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップは、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップ、あるいは、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるステップ、あるいは、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、または制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、UEが非活動時間中である場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて無効であるように設定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを含む。
【0323】
さらに、インジケーションが、スケジューリングされた時間であり得、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがってUEにより決定するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、または、UEが活動時間中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、タイマーが満了するときに、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含むか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、インジケーションが、期間繰返し係数であり、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定ステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、
タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中であると決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、または、UEが活動時間中であると決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップ、および、タイマーが満了するときに、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをUEにより決定するステップとを含む。
【0324】
さらに、インジケーションは、データ量しきい値であり得、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップの前に、方法はさらに、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定するステップ、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定するステップであって、論理チャネルは、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、決定するステップ、および、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であると決定するステップを含む。
【0325】
さらに、インジケーションは、スケジューリングされた時間であり得、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるステップは、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する前に、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるステップと、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるステップとを含む。
【0326】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、命令は、期間繰返し係数であり、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるステップは、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEが非活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるステップ、または、UEが活動時間中である場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるステップを含む。
【0327】
さらに、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり得、
上りリンクリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップ、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるステップ、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合であって、バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在のTTIにおいて有効であるように設定するステップを含む。
【0328】
さらに、インジケーションが、スケジューリングされた時間であり得、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップと、タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含むか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、インジケーションが、期間繰返し係数であり、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、タイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、
タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをUEにより決定するステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップと、タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含む。
【0329】
さらに、インジケーションは、データ量しきい値であり得、
UEが非活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、UEが活動時間中である場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガすることをインジケーションにしたがって決定するステップの前に、方法はさらに、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定するステップ、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有すると決定するステップであって、論理チャネルは、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである、決定するステップ、および、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であると決定するステップを含む。
【0330】
さらに、インジケーションは、スケジューリングされた時間であり得、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるステップは、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
タイマーが満了する前に、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であるとUEが決定した場合、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるステップと、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるステップとを含む。
【0331】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、インジケーションは、期間繰返し係数であり得、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順をインジケーションにしたがって継続させるステップは、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIにおいて、UEのオン持続時間タイマーが実行中でないことが決定された場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させるステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中であることが決定された場合、現在のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させるステップを含む。
【0332】
さらに、制御情報が、スケジューリングされた時間であり得、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、
タイマーが満了する場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、タイマーが満了しない場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップとを含み得るか、あるいは
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて、任意のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を継続させるステップと、他のTTIにおいて、他のTTIにおけるものであり、SRによって実現される、送出判定処理手順を終了させるステップであって、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、終了させるステップとを含むか、あるいは、
上りリンクグラントリソース要求が、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり、制御情報が、期間繰返し係数であり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合タイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、タイマーが満了する前に、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことを決定するステップと、タイマーが満了するときに、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求をトリガすることを決定するステップとを含むか、あるいは、
制御情報が、スケジューリングされた時間であり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
SRカウンタが0と同等である場合、スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する前に、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在の送信時間間隔TTIにおける送出判定処理手順終了させるステップと、タイマーが満了するときに、SRによって実現される上りリンクリソース要求の送出判定処理手順であって現在のTTIにおける送出判定処理手順を継続させるステップとを含むか、あるいは、
制御情報が、スケジューリングされた時間である、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合スケジューリングされた時間にしたがってタイマーを開始するステップと、タイマーが満了する前に、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、タイマーが満了するときに、SRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを含むか、あるいは、
制御情報が、期間繰返し係数であり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、かつ、現在のTTIがBSRがSRをトリガしたTTIである場合タイマーを開始するステップであって、タイマーのスケジューリングされた時間は、SR期間を乗算した期間繰返し係数である、開始するステップと、タイマーが満了する前に、SRを現在のTTIにおいて無効なSRに設定するステップと、タイマーが満了するときに、SRを現在のTTIにおいて有効なSRに設定するステップとを含むか、あるいは、
制御情報が、期間繰返し係数であり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップが、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、SRがトリガされたTTIから始まって、SR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIにおいて任意のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを有効であるように設定するステップと、他のTTIにおいて他のTTIにおいてBSRによってトリガされたSRを無効であるように設定するステップであって、他のTTIは、SRがトリガされたTTIから始まるSR期間を乗算した期間繰返し係数である数量を有するTTIの中の任意のTTIを除くTTIである、設定するステップとを含む。
【0333】
さらに、制御情報は、データ量しきい値であり得、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップは、
UEが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合、または、UEの論理チャネルが送信されるべき上りリンクデータを有することが決定された場合であって、論理チャネルが、制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、
上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満でないことが決定された場合、上りリンクグラントリソース要求をトリガするステップ、または、上りリンクデータのデータ量がデータ量しきい値未満であるとUEが決定した場合、上りリンクグラントリソース要求のトリガをスキップするステップを含む。
【0334】
さらに、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションであり得、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップは、
上りリンクグラントリソース要求をトリガしないことをインジケーションにしたがって決定するステップ、または、
上りリンクグラントリソース要求の判定処理手順をインジケーションにしたがって終了させるステップ、または、
バッファステータス報告BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルであるか、もしくは、BSRをトリガする論理チャネルが制御情報によって構成された論理チャネルグループにおける論理チャネルである場合、BSRによってトリガされているSRを現在の送信時間間隔TTIにおいて無効であるように設定するステップを含む。
【0335】
さらに、SRを無効であるように設定するステップの後、方法はさらに、
SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかまたはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするステップ、あるいは、
UEのオン持続時間タイマーが実行中でない場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするステップ、または、UEのオン持続時間タイマーが実行中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するステップ、あるいは、
UEが非活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかの決定を無効なSRでスキップするステップ、または、UEが活動時間中である場合、SRを送出することを物理レイヤに通知すべきかもしくはランダムアクセスプロセスに入るべきかを無効なSRで決定するステップを含み得る。
【0336】
さらに、上りリンクグラントリソース要求は、SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であり得、制御情報は、期間繰返し係数であり、期間繰返し係数は、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものであり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップは、
SRを送出するために利用可能なSRリソースを決定するステップであって、SRは、論理チャネルまたは論理チャネルグループによってトリガされ、SRリソースの期間は、期間繰返し係数を乗算した、UEのために基地局によって現在構成されているSR期間である、決定するステップと、
SRを送出するためのリソースでSRを基地局に送出するステップとを含む。
【0337】
さらに、制御情報を収集するステップは、
予め構成された前記制御情報を収集するステップ、または、
オープンモバイルアライアンスデバイス管理手順から制御情報を収集するステップ、または、
モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するステップ、または、
基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップ、または、
基地局からブロードキャストメッセージを受信することによって制御情報を収集するステップ、または、
基地局からページングメッセージを受信することによって制御情報を収集するステップを含み得る。
【0338】
さらに、基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップが、
基地局にRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージを送出するステップであって、RRC接続要求メッセージもしくはRRC接続セットアップ完了メッセージは、プリセットタイプインジケーションを搬送する、送出するステップと、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップであって、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含むか、または、
基地局から無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップが、
MMEが基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するように、アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出するステップと、基地局によって送出されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージから制御情報を収集するステップであって、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含むか、または、
モバイル管理エンティティMMEからアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するステップが、
アタッチメントプロセスもしくはサービス要求プロセスにおいて、MMEにプリセットタイプインジケーションを送出するステップと、MMEによってUEに送出されたアタッチ受理メッセージを受信し、アタッチ受理メッセージから制御情報を収集するステップであって、制御情報は、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報であり、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、収集するステップとを含む。
【0339】
あるいは、制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルであり、
上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するステップは、
利用可能な物理ランダムアクセスチャネルを収集するステップであって、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、オフセット値と同等の利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間の番号を有する物理ランダムアクセスチャネルであり、番号は、UEのために、またはUE基地局の論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルに、時系列順に、または、まず頻度に基づいて、続いて時系列順に、番号を振ることによって得られる、収集するステップと、
上りリンクグラントリソースを要求するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップとを含む。

【0340】
例示的に、制御情報はさらにプリアンブルを含み得、
UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップは、
ランダムアクセスプロセスを開始するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでプリアンブルを送出するステップを含む。
【0341】
例示的に、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップの後、方法はさらに、
ランダムアクセス応答が失敗し、UEがプリアンブルを送出する時間の数量が送出時間の最大の数量に到達しない場合、上りリンクグラントリソースを要求するために、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルでランダムアクセスプロセスを開始するステップ、あるいは、上りリンクグラントリソースを要求するために、UEのために、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループのために、基地局によってブロードキャストされたシステムメッセージにおいて構成された、物理ランダムアクセスチャネルの中の物理ランダムアクセスチャネルで、UEにより、またはUEの論理チャネルもしくは論理チャネルグループにより、ランダムアクセスプロセスを開始するステップを含む。
【0342】
加えて、本発明の実施形態はさらに、別のコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含み、可読媒体は、図2に示された方法におけるステップ、
ユーザ機器UEのための制御情報を構成するステップであって、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、または、ランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である、構成するステップと、
UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するように、制御情報をUEに送出するステップとを実行するように構成されたプログラムコードの第2のグループを含む。
【0343】
さらに、UEに制御情報を送出するステップは、
UEに無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを送出するステップであって、RRC接続再構成メッセージは、制御情報を搬送する、送出するステップ、または、
ブロードキャストメッセージを送出するステップであって、ブロードキャストメッセージは、制御情報を搬送する、送出するステップ、または、
ページングメッセージを送出するステップであって、ページングメッセージは、制御情報を搬送する、送出するステップを含み得る。
【0344】
さらに、UEのための制御情報を構成するステップの前に、方法はさらに、
UEによって送出され、プリセットタイプインジケーションを搬送する、RRC接続要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージを受信するステップであって、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信するステップを含み得、
UEのための制御情報を構成するステップは、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報をUEのために構成するステップを含み得る。
【0345】
さらに、UEのための制御情報を構成するステップの前に、方法はさらに、
モバイル管理エンティティMMEによって送出されたプリセットタイプインジケーションを受信するステップであって、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用される、受信するステップを含み得、
UEのための制御情報を構成するステップは、プリセットタイプインジケーションに対応する制御情報をUEのために構成するステップを含み得る。
【0346】
さらに、UEのために構成される制御情報は、UEレベル、論理チャネルレベル、および論理チャネルグループレベルの少なくとも1つの構成情報であり得る。
【0347】
さらに、UEに制御情報を送出するステップは、
制御情報がUEレベルの制御情報である場合、制御情報が時間シーケンス配列要求構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するステップ、または、
制御情報が論理チャネルレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネル構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するステップ、または、
制御情報が論理チャネルグループレベルの制御情報である場合、制御情報が論理チャネルグループ構成情報要素の中にパディングされたRRC接続再構成メッセージをUEに送出するステップを含み得る。
【0348】
さらに、UEのために構成される制御情報は、スケジューリングされた時間、期間繰返し係数、データ量しきい値、および上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるためのインジケーションの少なくとも1つであり得る。
【0349】
あるいは、UEのために基地局によって構成された制御情報は、物理ランダムアクセスチャネル構成情報であり得、物理ランダムアクセスチャネル構成情報は、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルの期間およびオフセット値を含み、利用可能な物理ランダムアクセスチャネルは、UEの論理チャネルでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、UEの論理チャネルグループでトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネル、またはUEによってトリガされたランダムアクセスプロセスの利用可能な物理ランダムアクセスチャネルである。
【0350】
例示的に、制御情報はさらにプリアンブルを含み得る。
【0351】
加えて、本発明の実施形態はさらに、別のコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含み、可読媒体は、図3に示された方法におけるステップ、
ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップと、
端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、基地局がUEに制御情報を送出するように、基地局にプリセットタイプインジケーションを送出するステップと
を実行するように構成されたプログラムコードの第3のグループを含み、プリセットタイプインジケーションは、端末タイプがプリセット端末タイプであること、およびサービスタイプがプリセットサービスタイプであること、の少なくとも1つを示すために使用され、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0352】
さらに、ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップは、
アタッチメントプロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプを収集するステップ、または、
アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバHSSからUEの端末タイプを収集するステップ、または、
サービス要求プロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップを含み得る。
【0353】
加えて、本発明の実施形態はさらに、別のコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含み、可読媒体は、図4に示された方法におけるステップ、
ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップと、
端末タイプがプリセット端末タイプであるか、またはサービスタイプがプリセットサービスタイプである場合、UEが上りリンクグラントリソース要求を処理する手順を制御情報にしたがって制御するように、制御情報を搬送するアタッチ受理メッセージをUEに送出するステップと
を実行するように構成されたプログラムコードの第4のグループを含み、制御情報は、上りリンクグラントリソース要求を処理する時間の数量を減じるように命令するために使用され、上りリンクグラントリソース要求は、スケジュール要求SRを送出することによって実現される上りリンクグラントリソース要求であるか、またはランダムアクセスプロセスによって実現される上りリンクグラントリソース要求である。
【0354】
さらに、MMEにより、ユーザ機器UEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップは、
アタッチメントプロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプを収集するステップ、または、
アタッチメントプロセスの認証プロセスにおいてホームサブスクライバサーバHSSからUEの端末タイプを収集するステップ、または、
サービス要求プロセスにおいてUEにより送出されるメッセージを受信することによってUEの端末タイプまたはUEによって使用されるサービスタイプを収集するステップを含み得る。
【0355】
ネットワークデバイスから端末により収集される制御情報は、期間繰返し係数であり、期間繰返し係数が1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループのためのものである場合、論理チャネルまたは論理チャネルグループに利用可能なSRリソースは、期間繰返し係数を乗算した、端末のためにネットワークサイドデバイスにより現在構成されているSRリソースである。
【0356】
ネットワークデバイスから端末により収集されるSRリソース構成は、論理チャネルまたは論理チャネルグループの識別子および対応するSRリソースを含み、このとき、識別子によって示された論理チャネルまたは論理チャネルグループがSRを送出する必要がある場合、対応するSRリソースのみが使用され得る。当業者は、方法の実施形態のステップの全部または一部は、プログラムが関連ハードウェアに命令することによって実現され得る、ということを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行中である場合、方法の実施形態のステップが行われる。上記記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクといった、プログラムコードを記憶し得る任意の媒体を含む。
【0357】
最後に、上記実施形態が単に本発明の技術的ソリューションを説明するために意図されたものであり、本発明を限定しないことに注意すべきである。本発明は、上記実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者は、彼らがさらに、本発明の実施形態の技術的ソリューションの範囲から逸脱せずに、上記実施形態において説明された技術的ソリューションへの変更を行い得ること、または、その一部または全部の技術的特徴との均等な置き換えを行い得ることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0358】
11 ステップ
12 ステップ
21 ステップ
22 ステップ
31 ステップ
32 ステップ
41 ステップ
42 ステップ
51 制御情報収集モジュール
52 制限処理モジュール、要求制御モジュール
61 制御情報構成モジュール
62 制御情報送出モジュール
71 第1のタイプ収集モジュール
72 第1のタイプ送出モジュール
81 第2のタイプ収集モジュール
82 第2のタイプ送出モジュール
91 メモリ
92 プロセッサ
101 送信機
102 メモリ
103 プロセッサ
111 送信機
112 メモリ
113 プロセッサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11