特許第6143321号(P6143321)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6143321
(24)【登録日】2017年5月19日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】イヤホン及びヘッドホン
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/10 20060101AFI20170529BHJP
   H04R 1/24 20060101ALI20170529BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20170529BHJP
【FI】
   H04R1/10 104Z
   H04R1/24 Z
   H04R3/00 101Z
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-12584(P2017-12584)
(22)【出願日】2017年1月26日
【審査請求日】2017年2月8日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】316001928
【氏名又は名称】オーツェイド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100154210
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 宏
(72)【発明者】
【氏名】渡部 嘉之
【審査官】 下林 義明
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5867975(JP,B1)
【文献】 特開2016−111666(JP,A)
【文献】 特開2016−163437(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/10
H04R 1/20 − 1/40
H04R 3/00 − 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動板に圧電素子を付設したツイータと、
振動板に圧電素子を付設したものではないウーハと、
前記ツイータ及び前記ウーハに電気信号を送信するためのコードと、
保護抵抗とを備え、
前記コードは、主コードがツイータコードとウーハコードとに分岐して前記ツイータと前記ウーハとを電気的に並列接続し、
前記保護抵抗は、前記主コード又は前記ツイータコードに設けられることを特徴とする、イヤホン及びヘッドホン。
【請求項2】
前記ツイータ及び前記ウーハを収容する筐体を備え、
前記保護抵抗は、前記筐体内部に配されることを特徴とする、請求項1に記載のイヤホン及びヘッドホン
【請求項3】
音響出力機器に前記コードを接続するためのプラグを備え、
前記保護抵抗は、前記プラグ内部に配されることを特徴とする、請求項1に記載のイヤホン及びヘッドホン
【請求項4】
右耳用イヤホンと、
左耳用イヤホンと、
前記右耳用イヤホンの前記コードと前記左耳用イヤホンの前記コードとを結合する結合材を備え、
前記保護抵抗は、前記結合材内部に配されることを特徴とする、請求項1に記載のイヤホン。
【請求項5】
前記保護抵抗の抵抗値は、前記ツイータを短絡させた場合の、前記コード、前記ウーハ及び前記保護抵抗による合成抵抗が4Ω以上となる抵抗値であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のイヤホン及びヘッドホン。
【請求項6】
前記保護抵抗の抵抗値は、前記ツイータ及び前記ウーハへの与電圧が、前記保護抵抗を設けない場合の前記ツイータ及び前記ウーハへの与電圧に対して2分の1以上となる抵抗値であることを特徴とする、請求項5に記載のイヤホン及びヘッドホン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イヤホン及びヘッドホンに関する。
【背景技術】
【0002】
イヤホン、ヘッドホン等に用いられる小型のスピーカとしては、電磁式のアクチュエータを用いた発音体を筐体内部に実装して音を出すものが広く用いられている。しかしながら昨今の広帯域の周波数帯を持つ楽曲の配信により、より高周波数帯域まで再生可能なイヤホンの需要が高まってきた。その結果、圧電セラミックの高周波再生能力を応用して、振動板に圧電素子を付設したツイータ(「圧電ツイータ」と呼ぶ)と圧電式でない(例えばダイナミック型の)ウーハとを並列接続したイヤホンやヘッドホンが提案されている。
【0003】
かかるイヤホン(ヘッドホン)は、スマートホン等の小型機器に接続して用いられることが多い。その場合、小型機器のアンプは、過電流等に対応するヒューズ等を有していないことが多い。ここで、圧電ツイータは、故障すると電極間が短絡する。すなわち、アンプに接続された負荷が過小になり、アンプに過電流が流れることとなる。その結果、アンプも破壊されることになる。この点が、故障すると電極間が絶縁する圧電式でないスピーカとの大きな相違である。
【0004】
上記の問題を解決するためには、圧電ツイータに対して直列に、過電流を防止するための抵抗(保護抵抗)を付加することが考えられる。しかし、保護抵抗は出力音圧を低下さセルこととなり、イヤホンやヘッドホンに実装することは容易でない。
【0005】
圧電素子に直列に抵抗を備える回路としては、特許文献1に示すように、共振周波数を調整するための抵抗が開示されている。しかし、電源及びアンプを含む回路の全体として設計されたものであり、プラグを介して各種のアンプに接続されるイヤホンやヘッドホンの単体としての設計に利用できるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2016−163437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、圧電ツイータを利用したイヤホン及びヘッドホンであって、圧電ツイータが故障した場合にもアンプに過電流が流れることのないものを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のイヤホン及びヘッドホンは、
振動板に圧電素子を付設したツイータと、
振動板に圧電素子を付設したものではないウーハと、
前記ツイータ及び前記ウーハに電気信号を送信するためのコードと、
保護抵抗とを備え、
前記コードは、主コードがツイータコードとウーハコードとに分岐して前記ツイータと前記ウーハとを電気的に並列接続し、
前記保護抵抗は、前記主コード又は前記ツイータコードに設けられることを特徴とする。
【0009】
この特徴によれば、圧電ツイータが故障した場合にも、保護抵抗によって電流が制限され、アンプに過電流が流れることがない。
【0010】
本発明のイヤホン及びヘッドホンは、
前記ツイータ及び前記ウーハを収容する筐体を備え、
前記保護抵抗は、前記筐体内部に配されることを特徴とする。
【0011】
この特徴によれば、保護抵抗が筐体内部に配され、コードと干渉することがない。すなわち、使用時にコードの移動や湾曲を妨げてしまうことがない。
【0012】
本発明のイヤホン及びヘッドホンは、
音響出力機器に前記コードを接続するためのプラグを備え、
前記保護抵抗は、前記プラグ内部に配されることを特徴とする。
【0013】
この特徴によれば、保護抵抗がプラグ内部に配され、コードと干渉することがない。すなわち、使用時にコードの移動や湾曲を妨げてしまうことがない。
【0014】
本発明のイヤホンは、
右耳用イヤホンと、
左耳用イヤホンと、
前記右耳用イヤホンの前記コードと前記左耳用イヤホンの前記コードとを結合する結合材を備え、
前記保護抵抗は、前記結合材内部に配されることを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、保護抵抗が結合材内部に配され、コードと干渉することがない。すなわち、使用時にコードの移動や湾曲を妨げてしまうことがない。
【0016】
本発明のイヤホン及びヘッドホンは、
前記保護抵抗の抵抗値は、前記ツイータを短絡させた場合の、前記コード、前記ウーハ及び前記保護抵抗による合成抵抗が4Ω以上となる抵抗値であることを特徴とする。
【0017】
この特徴によれば、圧電ツイータが故障した場合においても、アンプに接続される回路は4Ω以上の抵抗を有する。アンプに過電流が流れてしまうことがない。
【0018】
本発明のイヤホン及びヘッドホンは、
前記保護抵抗の抵抗値は、前記ツイータ及び前記ウーハへの与電圧が、前記保護抵抗を設けない場合の前記ツイータ及び前記ウーハへの与電圧に対して2分の1以上となる抵抗値であることを特徴とする。
【0019】
この特徴によれば、保護抵抗を付した場合のウーハ及びツイータへの与電圧が付さない場合の2分の1以上となる。すなわち、保護抵抗による音圧低下が3dB以下となり、保護抵抗を付することによる音質の劣化が抑制される。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、圧電ツイータが故障した場合にもアンプに過電流が流れることのないイヤホン及びヘッドホンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、イヤホンの構成を示す図である。(実施例1)
図2図2は、筐体の構成を示す図である。(実施例1)
図3図3は、イヤホンの回路を示す図である。(実施例1)
図4図4は、筐体の構成を示す図である。(実施例2)
図5図5は、イヤホンの回路を示す図である。(実施例2)
図6図6は、イヤホンの回路を示す図である。(実施例3)
図7図7は、イヤホンの回路を示す図である。(実施例3)
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施例を説明する。
【実施例1】
【0023】
図1は、イヤホンの構成を示す図である。イヤホン1は、2つの筐体11a、11b、結合材12、プラグ13を備える。
【0024】
筐体11a(11b)と結合材12との間は、主コード2a(2b)で接続され、結合材12において主コード2a、2bが結合されて1本の主コード2となり、主コード2がプラグ13に接続されている。
【0025】
結合材12とプラグ13との間は、主コード2で接続されている。
【0026】
図2は、筐体の構成を示す図である。筐体11aは左耳用のものであり、筐体11bは右耳用のものである。図は筐体11aを示すが、筐体11bについても同様である。
【0027】
筐体11aは、内部に、ツイータ5a及びウーハ6aを備えている。ツイータ5aは、振動板51aに圧電素子52aを付設して圧電方式のものである。ウーハ6aは電磁方式のものである。ツイータ5aとウーハ6aとは、電気的に並列に接続されている。
【0028】
図3は、イヤホンの回路を示す図である。主コード2は、アースコード3e、左チャネル信号コード3a、右チャネル信号コード3bを有している。音響機器に接続されたプラグ13から、左チャネル信号コード3a及び右チャネル信号コード3bに音響信号が伝送される。
【0029】
結合材12において、アースコード3eは、主コード2a、2bの両方に接続される。左チャネル信号コード3aは主コード2aに、右チャネル信号コード3bは主コード2aに、それぞれ接続される。
【0030】
筐体11aには、主コード2a、すなわち左チャネル信号コード3a及びアースコード3eが接続される。筐体11bには、主コード2b、すなわち右チャネル信号コード3b及びアースコード3eが接続される。
【0031】
筐体11a内において、左チャネル信号コード3aとアースコード3eとの間で、ツイータコード3taを介したツイータ5aと、ウーハコード3waを介したウーハ6とが、並列に接続されている。
【0032】
左チャネル信号コード3aには、保護抵抗4xが設けられている。
【0033】
筐体11bについても、筐体11aと同様である。
【0034】
以下、イヤホン1の抵抗値について検討する。
【0035】
プラグ13から、筐体11a内のツイータコード3taとウーハコード3waとの分岐点までの主コード2、2aの抵抗をRcとする。ツイータ5a(ツイータコード3taを含むものとするが、実質的にツイータ5aのみ)の抵抗(インピーダンス)をRtとする。ウーハ6a(ウーハコード3waを含むものとするが、実質的にウーハ6aのみ)の抵抗(インピーダンス)をRwとする。また保護抵抗4xの抵抗値をRpとする。
【0036】
プラグ13を介してイヤホン1に接続されるアンプから見たイヤホン1の抵抗値Rは、
【数1】
である。圧電ツイータ5aは、実質的にはコンデンサであり、抵抗値Rtは大きい。RtがRwに対して十分に大きいものとすれば、抵抗値Rは以下のように近似される。
【数2】
【0037】
ツイータ5aが故障し、短絡した場合に、アンプから見たイヤホン1の抵抗値Rは、数1においてRt=0とし、
【数3】
である。
【0038】
ここで、アンプは4Ωのインピーダンスのスピーカを駆動できるものとし、アンプに過電流が流れないためには、R≧4Ωであればよい。多くのイヤホンにおいてRc=2Ωであるので、Rp≧2Ωとなる保護抵抗を用いることで、R≧4Ωとすることができる。
【0039】
ツイータ5a及びウーハ6aへの与電圧Vは、アンプの出力電圧をVとして、
【数4】
である。保護抵抗4xがない場合のツイータ5a及びウーハ6aへの与電圧Vは、アンプの出力電圧をVとして、
【数5】
である。
【0040】
保護抵抗による音圧低下が3dB以下となり、保護抵抗を付することによる音質の劣化が抑制されるためには、V/V≧(1/2)となることが必要である。数4、数5より、
【数6】
であり、RtがRwに対して十分に大きいものとすれば、V/Vは以下のように近似される。
【数7】
【0041】
Rp≦Rc+Rwとなる保護抵抗を用いることで、V/V≧(1/2)とすることができる。多くのイヤホンにおいてRc=2Ωであるので、ウーハのインピーダンスRwが広く用いられるRw=8Ωであるとすると、Rp≦10Ωとなる保護抵抗を用いることで、V/V≧(1/2)とすることができる。
【0042】
2Ω≦Rp≦10Ωとなる保護抵抗4xを用いることで、保護抵抗4xによってアンプに過電流が流れず、かつ、保護抵抗4xを付することによる音質の劣化が抑制されたイヤホンとなる。
【0043】
以上詳細に説明したように、本実施例のイヤホン1によれば、保護抵抗4xによってアンプに過電流が流れることを防止する。また、保護抵抗4xを付することによる音質の劣化が3dB以下とできる。圧電ツイータが故障した場合にもアンプに過電流が流れることのない、音質の良いイヤホンが提供される。
【0044】
また、保護抵抗4xが筐体11a、11b内に設けられているので、イヤホン使用時の主コード2,2a,2bの移動、湾曲が妨げられることがない。
【0045】
なお、主コード2においてアースコード3eを1本とし、結合具12において分岐したが、分岐をなくして主コード2でも2本のアースコード3eを用いてもよい。
【0046】
また、筐体11a、11bの2つでなく、いずれか1つのみを備えたモノラルイヤホンとしてもよい。
【実施例2】
【0047】
本実施例は、保護抵抗を設ける位置が実施例1と相違するものである。他の点は実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
【0048】
図4は、筐体の構成を示す図である。実施例1において左チャネル信号コード3aに設けられた保護抵抗4xに替えて、ツイータコード3taに保護抵抗4yが設けられている。
【0049】
図5は、イヤホンの回路を示す図である。この図に基づいてイヤホン1の抵抗値を求める。
【0050】
プラグ13を介してイヤホン1に接続されるアンプから見たイヤホン1の抵抗値Rは、
【数8】
である。
【0051】
ツイータ5aが故障し、短絡した場合に、アンプから見たイヤホン1の抵抗値Rは、数8においてRt=0とし、
【数9】
である。
【0052】
アンプに過電流が流れないためには、R≧4Ωであればよい。多くのイヤホンにおいてRc=2Ωであるので、ウーハのインピーダンスRwが広く用いられるRw=8Ωであるとすると、Rp≧(8/3)Ω≒2.7Ωとなる保護抵抗を用いることで、R≧4Ωとすることができる。
【0053】
保護抵抗4y、ツイータ5a、ウーハ6aの合成抵抗は、保護抵抗4yの抵抗値Rpが大きいほど大きな値となる。すなわち、Rpが大きくなると、ウーハ6aへの与電圧は大きくなる。ツイータ5aへの与電圧はウーハ6aへの与電圧の値をRtとRpで按分した際のRtの側に相当する値となるが、Rtが大きな値であるので、ツイータ5aへの与電圧が大きく減少することはない。すなわち、Rpを大きくしても、保護抵抗による音圧低下が問題となることはない。
【0054】
Rp≧(8/3A)Ωとなる保護抵抗4yを用いることで、保護抵抗4yによってアンプに過電流が流れず、かつ、保護抵抗4yを付することによる音質の劣化のないイヤホンとなる。Rpの値を実施例1よりも大きくすることが可能である。ただし、ツイータ5aの音質に鑑み、過大な値としないことが好ましい。
【0055】
以上詳細に説明したように、本実施例のイヤホン1によっても、保護抵抗4yによってアンプに過電流が流れることを防止し、保護抵抗4yを付することによる音質の劣化が小さく、イヤホン使用時の主コード2,2a,2bの移動、湾曲が妨げられることがない、音質の良いイヤホンが提供される。
【実施例3】
【0056】
本実施例は、保護抵抗を設ける位置が実施例1と相違するものである。他の点は実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
【0057】
図6は、イヤホンの回路を示す図である。実施例1における保護抵抗4xに替えて、保護抵抗4zが、プラグ13内部に設けられている。
【0058】
図7は、イヤホンの回路を示す図である。実施例1における保護抵抗4xに替えて、保護抵抗4zが、結合材12内部に設けられている。
【0059】
図6図7のいずれにおいても、保護抵抗4zによってイヤホン使用時の主コード2,2a,2bの移動、湾曲が妨げられることがない。また、イヤホン1の抵抗の計算は実施例1と同一である。
【0060】
以上詳細に説明したように、本実施例のイヤホン1によっても、保護抵抗4zによってアンプに過電流が流れることを防止し、保護抵抗4zを付することによる音質の劣化が小さく、イヤホン使用時の主コード2,2a,2bの移動、湾曲が妨げられることがない、音質の良いイヤホンが提供される。
【0061】
以上、実施例1〜3において、イヤホンについて説明した。圧電ツイータを利用する場合に音響信号を伝達する電気回路上に保護抵抗を設けることは、イヤホンに限らず、ヘッドホンにおいても可能である。本発明は、ヘッドホンにも適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0062】
圧電ツイータが故障した場合にもアンプに過電流が流れることのないイヤホン又はヘッドホンである。多くのイヤホン又はヘッドホンの生産者による利用が考えられる。
【符号の説明】
【0063】
1 イヤホン
11a 筐体
11b 筐体
12 結合材
13 プラグ
2 主コード
2a 主コード(左チャネル用)
2b 主コード(右チャネル用)
3a 左チャネル信号コード
3b 右チャネル信号コード
3e アースコード
3ta ツイータコード
3tb ツイータコード
3wa ウーハコード
3wb ウーハコード
4x 保護抵抗
4y 保護抵抗
4z 保護抵抗
5a ツイータ
5b ツイータ
6a ウーハ
6b ウーハ
【要約】
【課題】圧電ツイータを利用したイヤホン及びヘッドホンであって、圧電ツイータが故障した場合にもアンプに過電流が流れることのないものを提供すること。
【解決手段】振動板51に圧電素子52を付設したツイータ5と、振動板に圧電素子を付設したものではないウーハ6と、ツイータ5及びウーハ6に電気信号を送信するためのコード2と、ツイータ5に直列に備えられた保護抵抗4とを備えるイヤホン又はヘッドホンを提供する。保護抵抗4は幅広となるので、コード2以外の機材に付することが好ましい。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7