特許第6144644号(P6144644)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6144644既存の広告クリエーティブから提案されたオンライン広告を生成するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6144644
(24)【登録日】2017年5月19日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】既存の広告クリエーティブから提案されたオンライン広告を生成するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20170529BHJP
【FI】
   G06Q30/02 470
   G06Q30/02 444
   G06Q30/02 446
【請求項の数】4
【外国語出願】
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2014-92469(P2014-92469)
(22)【出願日】2014年4月28日
(65)【公開番号】特開2014-216028(P2014-216028A)
(43)【公開日】2014年11月17日
【審査請求日】2014年6月30日
【審判番号】不服2016-6386(P2016-6386/J1)
【審判請求日】2016年4月28日
(31)【優先権主張番号】13/872,453
(32)【優先日】2013年4月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エンリケ エイ ムニョス トーレス
(72)【発明者】
【氏名】マリッサ エイ マイヤー
(72)【発明者】
【氏名】ロヒト チャンドラ
(72)【発明者】
【氏名】ローレンス ウェイヤー ザ サード
(72)【発明者】
【氏名】サウラブ ディクシット
(72)【発明者】
【氏名】ピーター チャン
【合議体】
【審判長】 金子 幸一
【審判官】 星野 昌幸
【審判官】 石川 正二
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−503071(JP,A)
【文献】 特開2006−50469(JP,A)
【文献】 特表2011−503701(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0119125(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0201218(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0030781(US,A1)
【文献】 特開2012−230617(JP,A)
【文献】 アスキー書籍編集部 編,「最新!よくわかるインターネット広告」,株式会社アスキー・メディアワークス,日本,2009.04.10発行,初版,pp.141−164
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-50/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の既存の広告クリエーティブに関連したデータを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置とデータ通信する変換エンジンと、
を備えたシステムにおいて、前記変換エンジンは、
複数の既存の広告クリエーティブの中から、既存の広告クリエーティブの広告主から使用された回数に基づいて既存の広告クリエーティブの選択を行い、選択された当該既存の広告クリエーティブから、少なくとも1つの候補広告クリエーティブを生成するように動作する選択コンポーネント、及び
前記選択コンポーネントとデータ通信し、前記選択コンポーネントによって生成された少なくとも1つの候補広告クリエーティブのフォーマットを、ウェブページを表示する表示態様の1つであるストリーム表示において当該ウェブページに挿入されるストリーム広告としてのフォーマットに変換することで、ストリーム表示に対応する少なくとも1つの変換された広告クリエーティブを生成するように動作する変更コンポーネント、
を含むものである、システムであって、
前記変更コンポーネントは、
前記既存の広告クリエーティブの広告主からオファーを受ける前に前記少なくとも1つの変換された広告クリエーティブを生成し、
さらに前記システムは、
前記変更コンポーネントによって生成された広告クリエーティブと、広告キャンペーンに関するオファーを記述するテキストとを組み合わせたオファーメッセージを当該広告主に送信し、当該広告主から当該広告キャンペーンに関するオファーの容認を受けた場合には、当該広告キャンペーンに関する予約処理を実行するサーバーシステム
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項2】
システムにおいて、
複数の既存の広告クリエーティブに関連したデータを記憶する記憶装置に記憶された複数の既存の広告クリエーティブの中から、既存の広告クリエーティブの広告主から使用された回数に基づいて既存の広告クリエーティブを選択し、
選択された前記既存の広告クリエーティブから、少なくとも1つの候補広告クリエーティブを生成し、
生成された少なくとも1つの前記候補広告クリエーティブのフォーマットを、ウェブページを表示する表示態様の1つであるストリーム表示において当該ウェブページに挿入されるストリーム広告としてのフォーマットに変換することで、ストリーム表示に対応する少なくとも1つの変換された広告クリエーティブを生成するとともに、前記既存の広告クリエーティブの広告主からオファーを受ける前に前記少なくとも1つの変換された広告クリエーティブを生成し、
生成された前記広告クリエーティブと、広告キャンペーンに関するオファーを記述するテキストとを組み合わせたオファーメッセージを当該広告主に送信し、当該広告主から当該広告キャンペーンに関するオファーの容認を受けた場合には、当該広告キャンペーンに関する予約処理を実行する、
とを含む方法。
【請求項3】
複数の広告クリエーティブを定義するデータを記憶するように構成された広告クリエーティブデータベースと、
前記広告クリエーティブデータベースに記憶された広告クリエーティブのうち、当該広告クリエーティブの広告主から使用された回数に基づいて広告クリエーティブの選択を行い、元の広告クリエーティブのフォーマットから、新たに変換される広告クリエーティブのフォーマットとして、ウェブページに含まれるコンテンツが続々と表示される表示態様であるストリーム表示において当該ウェブページに挿入されるストリーム広告としてのフォーマットへ変更するように動作する変換エンジンと、
前記変換エンジンによって変換されたストリーム表示に対応する広告クリエーティブを、広告主に提案する広告クリエーティブである提案広告クリエーティブとして、広告主へ通信するように動作するサーバーシステムと、
を備えたシステム。
【請求項4】
サーバーシステムにおいて、
広告クリエーティブのデータベースから広告クリエーティブを選択し、
前記選択された広告クリエーティブを、前記選択された広告クリエーティブの広告主から使用された回数に基づいてフィルタリングして候補広告クリエーティブを生成し、
広告クリエーティブの見掛け、及び広告クリエーティブのコンテンツを行先環境に合致させるため、候補広告クリエーティブのフォーマットを、ウェブページに含まれるコンテンツが続々と表示される表示態様であるストリーム表示において当該ウェブページに挿入されるストリーム広告としてのフォーマットへ変更することで、前記候補広告クリエーティブの少なくとも幾つかを、広告主に提案する広告クリエーティブであって、ストリーム表示に対応する提案広告クリエーティブに変更し、
前記提案広告クリエーティブを有望な広告主へ通信する、
ことを含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、データ処理システム関する。より特定すれば、本発明は、既存の広告クリエーティブから提案されたオンライン広告を生成するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
オンライン広告は、広告主が商品及びサービスに関する情報を潜在的な顧客及びクライアントへ公表するための手段として益々普及している。広告主は、Yahoo!社のようなオンラインプロバイダーのインターネットアクセス可能なファシリティを使用して広告キャンペーンを実施することができる。オンラインプロバイダーは、広告主を、サーチエンジンやニュース・情報サイトのようなオンラインリソースにアクセスするユーザに接続するように働く。広告主の広告(ad)は、ユーザの注意を引き付け及び通知するためにユーザに送られる。
【0003】
オンラインプロバイダーは、広告キャンペーンを創作し及び管理するために種々の広告主ツールを利用できるようにする。広告主は、オンラインプロバイダーのウェブサイトにアクセスすることにより、それらのツールを使用することができる。広告キャンペーンを創作するためのツールは、広告主がad予算、ad時期及びターゲット観衆のようなパラメータを明示できるようにする。又、そのようなツールは、広告主が、オンライン広告に使用する広告クリエーティブをadフォーマットルール及び要件に基づき創作し及び明示できるようにする。広告クリエーティブとは、観衆の注意を引き付けるために開発されたグラフィック、テキスト、サウンド及びビデオである。他の広告主ツールは、広告主が、キャンペーンの進行及び成功性に関する統計値を見ることにより、キャンペーンを管理し且つキャンペーンの進行につれてそのパラメータ及び細部を変更できるようにする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オンラインプロバイダーにとって、広告主が使い易く且つ望ましい結果を生じ易い広告主ツールを提供することが望まれる。又、オンラインプロバイダーにとって、広告主ツールは、相互の利益のために更に広告主を関与させるように働かせることができる。従来の慣習的解決策の更なる制約及び欠点は、そのようなシステムと、添付図面を参照して以下に述べる本発明の幾つかの態様との比較を通して当業者に明らかとなろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここに開示するシステム、製品及び方法によれば、広告キャンペーンのための広告は、オンライン情報システムにおいて製品及びサービスを広告する広告主に対して容易に且つ自動的に創作される。ここに開示するシステムは、既存のキャンペーンから得られる広告クリエーティブを、異なるコンテンツサービス又はプラットホームと共に使用するのに適した異なる形態へ予見的且つ自動的に変換する。一例において、このシステムは、サーチ広告及び表示広告からの広告クリエーティブを、ストリーム広告キャンペーンのためのクリエーティブへ変換する。次いで、ストリーム広告は、ユーザ装置に表示されるコンテンツのストリームに入れられる。変換された広告クリエーティブは、有望な広告主への提案に含まれる。次いで、広告主は、その提案を受け容れるように選択する。広告主への提案のために新たな広告クリエーティブを創作するプロセスは、簡単で、自動化され且つより効率的である。
【0006】
本発明のこれら及び他の効果、態様及び新規な特徴、並びにここに例示する実施形態の細部は、以下の説明及び添付図面から充分に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】規範的なオンライン情報システムのブロック図である。
図2】ストリームディスプレイに表示するために変更された表示adを示す例である。
図3】ストリームディスプレイに表示するために変更されたサーチadを示す例である。
図4】広告主を新たな広告キャンペーンにオンボードする方法の規範的実施形態を示すフローチャートである。
図5A】広告キャンペーンをオファーする有望な広告主へ送信される規範的オファーメッセージを示す。
図5B】広告キャンペーンをオファーする有望な広告主へ送信される規範的オファーメッセージを示す。
図6】提案された広告キャンペーンを広告主により変更するのに使用できる規範的なウェブページを示す。
図7】提案された広告キャンペーンを変更するために広告主により使用可能な第2の規範的なウェブページを示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書の一部分を形成し且つ特定の規範的実施形態を一例として示す添付図面を参照して本発明の要旨を以下に詳細に述べる。しかしながら、要旨は、種々の異なる形態で実施することができ、それ故、ここに網羅され又は請求項に述べる要旨は、ここに述べる規範的な実施形態に限定されるものではなく、それらは、単なる例示に過ぎない。同様に、ここに網羅され又は請求項に述べる要旨については、適度に広い範囲が意図される。例えば、とりわけ、要旨は、方法、装置、コンポーネント又はシステムとして実施される。それ故、以下の詳細な説明は、請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
明細書及び請求の範囲全体を通して、用語は、明確に述べる意味を越えて文脈上示唆され又は暗示される意味合いをもつ。ここで使用する「1つの実施形態において」という句は、必ずしも同じ実施形態を指すものではなく、そしてここで使用する「別の実施形態において」という句は、必ずしも異なる実施形態指すものではない。例えば、請求項に述べる要旨は、規範的な実施形態の完全な又は部分的な組み合わせを含むことが意図される。
【0010】
一般的に、術語は、文脈における使い方から少なくとも部分的に理解される。例えば、ここで使用する「及び(and)」、「又は(or)」、或いは「及び/又は(and/or)」のような用語は、そのような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存する種々の意味を含む。典型的に、「又は」は、A、B又はCのようなリストを関連付けるために使用される場合には、包括的な感覚でここに使用されるA、B及びCを意味し、並びに排他的な感覚でここに使用されるA、B又はCを意味するように意図される。更に、ここに使用される用語「1つ以上(one or more)」は、文脈に少なくとも部分的に依存して、単数の感覚で特徴、構造又は特性を述べるのに使用され、或いは複数の感覚で特徴、構造又は特性の組み合わせを述べるのに使用される。同様に、“a”、“an”又は“the”のような用語も、文脈に少なくとも部分的に依存して、単数使用を伝達するか又は複数使用を伝達することが理解される。更に、「基づく(based on)」という用語は、必ずしも、排他的な1組のファクタを伝達することを意図しておらず、むしろ、これも、文脈に少なくとも一部分依存して、必ずしも明確に述べられない付加的なファクタの存在を許す。
【0011】
オンライン情報システムは、広告主の広告を、エンドユーザに利用できるコンテンツサービス、例えば、ウェブページ、モバイルアプリケーション(app)、TV app、或いは他のオーディオ又はビジュアルコンテンツサービス内に入れる。広告は、他のコンテンツと共に与えられる。他のコンテンツは、テキスト、グラフィック、オーディオ、ビデオ、又はそのようなコンテンツへのリンクの組み合わせを含む。広告は、従来、広告主により明示されたものを含む種々の基準に基づいて選択される。広告主は、従来、いつ、どのように、広告をユーザに利用可能にするかコントロールし、且つそれら広告のコンテンツを明示するために、広告キャンペーンを定義する。広告のコンテンツは、それ自体、広告クリエーティブ(1つ又は複数)とも称される。
【0012】
広告キャンペーンを開始するには、従来、広告主から実質的なコミット及び関与を得ることが要求される。これは、それまでオンラインプロバイダーを通して広告を出したことのない新規な広告主にとって特に言えることである。又、オンラインプロバイダーが、広告主にとって未知の又は馴染みのない新規な広告製品を広告主に利用できるようにするときもそうである。広告の開始又は新製品の採用に広告主を関与させることは、オンラインプロバイダーにとって挑戦である。
【0013】
有望な広告主は、新規なオンラインプロバイダー又は新規なオンライン製品で広告を出す前に多数のステップを経て進む必要がある。第1に、広告主は、製品を理解し、そして製品のコンテキストにおいてそれらの広告がユーザにどのように思われるか想像する必要がある。第2に、広告主は、基礎となる広告フォーマットの制約を詳細に理解する必要がある。第3に、広告主がオンラインプロバイダーへの関与を決心すると仮定すれば、広告主は、特定コンテンツサービスの制約を満足する製品特有のキャンペーンを開発する必要がある。
【0014】
それらのステップは、有望な広告主の側に実質的な時間的コミットを伴う。広告製品を理解するには、アカウントマネージャー及び広告主ツール並びに情報の助けがあっても、時間がかかる。広告製品により与えられるフォーマット内で広告メッセージをどのように通信するか決定するにも、時間がかかる。これは、有望な広告主が広告キャンペーンの創作を経験していない場合には、特に言えることである。ビジネスの他の観点の実行を経験している有望な広告主は、広告キャンペーンを開発し及び評価するための熟練度もノウハウも有していないことがある。
【0015】
更に、有望な広告主は、キャンペーンの見込みのある有効性を確実に判定できないことがある。これは、投資に対する報酬が証明されていない新規な広告製品の場合に特に言えることである。関連する不確実性及び時間的コミットが与えられると、広告主は、広告クリエーティブの開発における投資の価値及び広告キャンペーンのための他の入力を質問する。
【0016】
オンラインプロバイダーの観点から、新規製品の採用を急がない有望な広告主は、新規製品をゆっくりと増加させることができる。ほとんどの広告製品は、収益性に優れ、より多くの広告主が関与するときに良好なエンドユーザ経験を与える。従って、より多くの広告主が製品を採用して、その製品で早期経験を展開させる上で、オンラインプロバイダーにとって有益である。広告主による新規製品の採用率を高めるメカニズムを開発することは、オンラインプロバイダーにとって挑戦である。
【0017】
従来、オンラインプロバイダーは、3つの戦略でこの挑戦を満足させている。第1に、オンラインプロバイダーは、新規広告製品について有望な広告主を教育することを強調する。これは、例えば、オンラインでコンテンツを利用できるヘルプ及び販売代表者による人間の対話を通して行われている。第2に、オンラインプロバイダーは、広告主が容易にアクセスして使用できるユーザインターフェイスを設計している。第3に、投資に対する報酬が不確実である証明されていない製品に関する問題を軽減するために、オンラインプロバイダーは、新規製品を早期に採用する有望な広告主に信用や販売促進価格を提供している。
【0018】
これらの解決策は、有用ではあるが、多くの広告主が、新たなキャンペーンを開始するための信頼性を生じる前に著しいレベルの関与を必要とする事実を変えるものではない。信用や販売促進価格を提供したときでも、ある売主は、新規製品を理解しそして新規キャンペーンに使用するクリエーティブをアッセンブルするに必要な時間とエネルギーの投資を行わないことを選択する。
【0019】
新規製品に対して広告主をオンボードさせるプロセスを簡単化する新規な解決策が開発されている。オンボードとは、広告主を特定の広告製品(1つ又は複数)に関与させ、広告キャンペーンを開発し、クリエーティブを選択し、そして価格、予算及び時期のようなパラメータを確立することを含む。又、オンボードは、アカウントデータベースへの適当なレコードを開始することにより広告キャンペーンを予約し、そしてadサーバーで広告をサービスし始めることも含む。
【0020】
有望な広告主がそれ自身の広告クリエーティブを開発するのを簡単にすることだけに焦点を当てるのではなく、新規な解決策は、既存のキャンペーンから得られた広告クリエーティブを含む情報を、特定の新規な広告製品及び特定の有望な広告主に適した提案へと先見的及び自動的に変換する。この変換の最終製品は、広告主に自動的に提案できる「準備ができた(ready-to-go)」広告キャンペーンである。次いで、広告主は、提案されたキャンペーンを、提案として受け容れるか、又はそうではなくて、変更するように選択することができる。
【0021】
この新規な解決策の1つの特定の態様は、サーチクリエーティブを、ストリーム広告製品に適したクリエーティブへ変化させることを含む。ストリームadは、一連のアイテムが、コンピュータディスプレイ又は他の装置上に見られるウェブページに、例えば、続々と表示されるようなコンテンツのストリームで表示されるように設計される。ストリームadは、コンテンツのストリームへ挿入されて、一連の関連アイテムを補足する。ストリームadは、コンテンツの周囲ストリームに視覚上一致して、ストリームに対して自然に見えるようにフォーマットされる。或いは又、ストリームadは、コンテンツの周囲ストリームを補って、より人目を引くようにフォーマットされてもよい。
【0022】
ストリームは、付加的な融通性を与えるので、オンラインプレゼンテーションにおいて一般的なものとなってきている。ウェブページにデータを提示するのにストリームが使用されない場合には、ウェブページは、予め画成された区分をもたねばならない。この予め画成された区分では、特定のサイズ、形状又はコンテンツを有する幾つかの形式の情報しか提示することができない。ストリームは、いかなる数、サイズ及び形状のコンテンツでも含むことができる。ストリームのエレメントは、関連性、又は適当なパラメータにより分類することができる。又、ストリームは、ウェブページ上のコンテンツ及び広告を見るときに視聴者の認知負荷を低下させる。
【0023】
ストリームadは、一般的に、キーワードベースではなく、そして一般的に、より広い観衆に合ったクリエーティブを要求する。キーワードベースの広告は、観衆の特定の部分に向けられるキーワードを含む。広告主は、ディスプレイスクリーン上のadを見ているユーザがそのadを選択又はクリックしたときにクリック当たりのコスト(CPC)額を支払うことによりキーワードベースのadに対して支払をする。又は、広告主は、ユーザがadを見たときにインプレッション当たりのad(CPM)を支払ってもよい。
【0024】
新規な解決策の1つの態様は、特定の広告主からの全てのオンラインadを見て、adに対する観衆の最も広い到達範囲、又は最も高い関心レベル、又は最も広いセグメントを有するものをアルゴリズム的に選択することを含む。この特徴は、提案の一部分である潜在的クリエーティブのプールの著しい絞り込みを許す。選択されたクリエーティブを使用して、広告キャンペーン提案が自動的に発生される。それにより得られる提案は、そのまま広告主に送られるか、付加的な発見的手順を通して更に洗練化されるか、或いは広告主へ提示される前にアカウントマネージャーにより手動で調整される。
【0025】
新規製品に適した1組の広告主特有のクリエーティブを開発した後に、この新規な解決策は、電子メール(e−メール)メッセージのような通信を広告主へ送ることを含む。例えば、メッセージは、製品を説明するテキストを含み、新規製品に関連したコンテキストサービス(1つ又は複数)のコンテキスト内でクリエーティブがどのように見えるか示し、そして新規なキャンペーンに対して提案されるクリエーティブの幾つか又は全部を与える。そのe−メールから、広告主は、キャンペーンを直ちに受け容れることを選択するか、又は提案されたキャンペーンを変更することができる。受け容れは、例えば、e−メールに対して広告主が肯定応答するか、又はe−メール内のボタン又は他のアクチュエータをクリックすることによりシグナリングすることができる。受け容れは、オンラインプロバイダーによって受け取られると、キャンペーンを予約するように働く。例えば、提案されたキャンペーンと共に予めロードされる広告主のユーザインターフェイスを使用して、オンラインプロバイダーのウェブサイトと直接対話することにより、提案されたキャンペーンに対して変更をなすことができる。又、アカウント代表者との関与により変更を行うこともできる。もちろん、広告主は、提案されたキャンペーンに加えて又はそれに代わるものとして、スクラッチからキャンペーンを創作することもできる。
【0026】
図1は、オンライン情報システム100のブロック図である。図1の規範的実施形態におけるオンライン情報システム100は、アカウントサーバー102、アカウントデータベース104、サーチエンジン106、広告(ad)サーバー108、adデータベース110、変換エンジン112、クリエーティブデータベース114、及びe−メールサーバー116を備えている。オンライン情報システム100は、広告主装置122のような1つ以上の広告主装置により及びユーザ装置124のような1つ以上のユーザ装置によりネットワーク120を経てアクセスすることができる。そのようなオンライン情報システムの種々の例において、ユーザは、ネットワーク120を経てソースからコンテンツをサーチしそして得ることができる。広告主は、ウェブページに入れるための広告及びネットワークを経て送られる他の通信を、ユーザ装置124のようなユーザ装置に与える。一例において、オンライン情報システムは、Yahoo!社のようなオンラインプロバイダーにより配備されて運営される。
【0027】
アカウントサーバー102は、広告主のアカウント情報を記憶する。アカウントサーバー102は、アカウントデータベース104とデータ通信する。アカウント情報は、各々の広告主に関連した1つ以上のデータベースレコードを含む。適当な情報が、アカウントマネージメントサーバー102によりアカウントデータベース104に記憶され、維持され、更新され、そしてそこから読み取られる。例えば、広告主識別情報、パスワード及び他のセキュリティクレデンシャルのような広告主セキュリティ情報、及びアカウント残高情報が含まれる。ある実施形態では、オンライン情報システム100を管理するオンラインプロバイダーは、1つ以上のアカウントマネージャーを各広告主に指定し、そして1つ以上のアカウントマネージャーに関する情報が、アカウントマネージャーにより後でアクセスするために得られて記録された情報と共に、アカウントデータベース104に維持される。
【0028】
アカウントサーバー102は、適当な装置を使用して実施される。アカウントマネージメントサーバー102は、単一のサーバーとして、複数のサーバーとして、又はこの技術で知られた他の形式のコンピューティング装置として実施される。好ましくは、アカウントサーバー102へのアクセスは、アカウントマネージメントプログラム及びアカウント情報を外部の改竄から保護するファイアウォール(図示せず)を通して行われる。セキュアHTTP又はセキュアソケットレイヤのような標準的通信プロトコルに対する改善を通して付加的なセキュリティが与えられる。
【0029】
アカウントサーバー102は、広告主のアカウント情報をアクセスするプロセスを簡単化するために広告主のフロントエンドをなす。広告主のフロントエンドは、ユーザインターフェイスを形成するプログラム、アプリケーション又はソフトウェアルーチンである。1つの特定の実施形態において、広告主のフロントエンドは、アクセスする広告主が広告主装置122のような広告主装置上で見ることのできる1つ以上のウェブページを伴うウェブサイトとしてアクセス可能である。広告主は、広告主のフロントエンドを使用して、アカウントデータを見て編集することができる。広告データを編集した後に、アカウントデータは、アカウントデータベース104にセーブされる。
【0030】
サーチエンジン106は、コンピュータシステム、1つ以上のサーバー、又はこの技術で知られた他のコンピューティング装置である。或いは又、サーチエンジン106は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム、インストラクション又はソフトウェアコードであり、これは、単一サーバーのプロセッサ、複数のサーバー、又はこの分野で知られた他の形式のコンピューティング装置において実行される。サーチエンジン106は、例えば、ユーザによりネットワーク120を経て動作されるユーザ装置124のようなユーザ装置によりアクセスされる。ユーザ装置124は、ユーザの質問をサーチエンジン106へ通信する。サーチエンジン106は、適当なプロトコル又はアルゴリズムを使用して一致情報を探索し、そしてその情報をユーザ装置124へ返送する。サーチエンジン106は、インターネット又はイントラネットに位置する情報を見出す上でユーザの助けとなるように設計される。又、特定の例において、サーチエンジン106は、サーチ結果、ユーザ質問のコンテキストに一致する情報、他のネットワーク行先へのリンク、或いはユーザ装置124を動作するユーザに関心のある情報及び情報のファイルを含むコンテンツを伴うウェブページを、ネットワーク120を経てユーザ装置124に与える。
【0031】
サーチエンジン106は、ユーザ装置124又は他のクライアント装置のような装置がサーチ質問を使用して当該ファイルをサーチできるようにする。典型的に、サーチエンジン106は、クライアント装置により1つ以上のサーバーを経てアクセスされるか、又はネットワーク120を経て直接アクセスされる。サーチエンジン106は、例えば、ここに例示する1つの実施形態では、クローラーコンポーネント、インデックサーコンポーネント、インデックス記憶コンポーネント、サーチコンポーネント、ランキングコンポーネント、キャッシュ、プロフィール記憶コンポーネント、ログオンコンポーネント、プロフィールビルダー、及び1つ以上のアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を含む。サーチエンジン106は、例えば、1組の分散型サーバーを経て、分散式に配備される。これらのコンポーネントは、冗長性又は良好なアクセスのために、ネットワーク内に複製されてもよい。
【0032】
adサーバー108は、ユーザ装置124のようなユーザ装置へ広告を配給するように動作する。広告は、ユーザ装置のユーザに関心のある広告情報を定義するデータを含む。広告は、テキストデータ、グラフィックデータ、画像データ、ビデオデータ、又はオーディオデータを含む。広告は、更に、そのようなデータを提供する他のネットワークリソースへの1つ以上のリンクを定義するデータも含む。他の位置は、インターネット上の他の位置、広告主又は任意のアクセスにより動作されるイントラネット上の他の位置である。
【0033】
オンライン情報プロバイダーについては、広告は、1つ以上のサーチ用語に少なくとも部分的に基づくユーザ定義サーチから生じるウェブページに表示される。表示される広告が1人以上のユーザの関心に関連したものである場合には、広告は、ユーザ、広告主又はウェブポータルにとって有益である。従って、ユーザの関心、ユーザの意図を推測し、又はその後にユーザを関連広告のターゲットにするために、種々の技術が開発されている。
【0034】
そのターゲットに向ける広告を提示する1つの解決策は、人口統計学的特性(例えば、年齢、収入、性別、職業、等)を利用して、ユーザの振舞いを、例えば、グループで予想することを含む。広告は、予想されるユーザの振舞いに少なくとも部分的に基づいてターゲットとする観衆のユーザに提示される。
【0035】
別の解決策は、プロフィール形式のadターゲット決めを含む。この解決策では、例えば、ウェブサイト又はサイトのネットワークを通るユーザの経路を追跡し、そして最終的に配信されるページ又は広告に少なくとも部分的に基づいてプロフィールをコンパイルすることにより、ユーザの振舞いをモデリングするようにユーザ特有のユーザプロフィールが発生される。例えば、ユーザの購入について、相関が識別される。その識別された相関を使用して、特定のユーザをコンテンツ又は広告のターゲットとすることにより、潜在的な購入者がターゲット決めされる。
【0036】
更に別の解決策は、ユーザにより要求されたウェブページのコンテンツに基づいてターゲット決めすることを含む。広告は、ウェブページに入れられるか、又は広告の主題に関する他のコンテンツに関連して入れられる。コンテンツと広告との間の関係は、適当な仕方で決定される。特定のウェブページの全体的なテーマは、例えば、そこに提示されたコンテンツを分析することにより確かめられる。更に、ユーザが現在見ている記事の特定の区分に連動した広告を表示するための技術が開発されている。従って、広告は、広告及びウェブページ内のキーワード及び/又はフレーズの一致をとることで選択される。
【0037】
1つの規範的なシステム及び方法が、2013年3月15日に出願された“Efficient Matching of User Profiles with Audience Segments for Audience Buy”と題する同時係争中の米国特許出願第13/836,052号に開示されている。この出願は、参考としてここにそのまま援用する。
【0038】
adサーバー108は、ユーザ装置へ通信するための広告データをフォーマットするように動作するロジック及びデータを含む。adサーバー108は、adデータベース110とデータ通信する。adデータベース110は、ユーザ装置へ配給される広告を定義するデータを含む情報を記憶する。この広告データは、別のデータ処理装置により又は広告主によりadデータベース110に記憶される。
【0039】
更に、adサーバー108は、ネットワーク120とデータ通信する。adサーバー108は、ネットワーク120を経て装置へadデータ及び他の情報を通信する。この情報は、ユーザ装置へ通信される広告データを含む。又、この情報は、広告主装置122のような広告主装置と通信される広告データ及び他の情報も含む。広告主装置を動作する広告主は、ネットワークを経てadサーバー108にアクセスして、広告データを含む情報にアクセスする。このアクセスは、広告クリエーティブを開発し、広告データを編集し、広告データを削除し、及び他のアクティビティを行うことを含む。
【0040】
adサーバー108は、広告主の広告データにアクセスするプロセスを簡単化するために広告主のフロントエンドをなす。広告主のフロントエンドは、ユーザインターフェイスを形成するプログラム、アプリケーション又はソフトウェアルーチンである。1つの特定の実施形態において、広告主のフロントエンドは、アクセスする広告主が広告主装置上で見ることのできる1つ以上のウェブページを伴うウェブサイトとしてアクセス可能である。広告主は、広告主のフロントエンドを使用して、アカウントデータを見て編集することができる。広告データを編集した後に、広告データは、後で広告においてユーザ装置へ通信するためにadデータベース110にセーブされる。
【0041】
広告サーバー108は、コンピュータシステム、1つ以上のサーバー、又はこの技術で知られた他のコンピューティング装置である。或いは又、広告サーバー108は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム、インストラクション又はソフトウェアコードであり、これは、単一サーバーのプロセッサ、複数のサーバー、又はこの分野で知られた他の形式のコンピューティング装置において実行される。
【0042】
変換エンジン112は、クリエーティブデータベース114、adサーバー108及びe−メールサーバー116とデータ通信する。変換エンジン112は、クリエーティブデータベース114からの1つ以上の広告クリエーティブを選択し、そして広告クリエーティブを定義するデータを、予め定義された新規フォーマットへ変換する。変換されたクリエーティブは、変換エンジン112によって、クリエーティブデータベース114を含む適当なメモリ又は記憶装置に記憶される。変換されたクリエーティブは、予め発生される広告クリエーティブ又は予め発生される広告クリエーティブ情報とも称される。予め発生される広告クリエーティブは、既存の広告クリエーティブを入力として使用して、変換エンジン又は別のデータ処理装置により自動的に発生される。
【0043】
次いで、変換エンジン112は、変換された広告クリエーティブを、広告サーバー108及びe−メールサーバー116のような他のネットワーク装置へ送る。変換エンジン112の動作は、以下に詳細に述べる。変換エンジンの動作の幾つかの態様が、2011年5月10日発行のドエムリング氏等の“Decompilation Used to Generate Dynamic Data Driven Advertisements”と題する米国特許第7,941,340号に記載されており、これは、本出願と共に共通に譲渡されたもので、参考としてここにそのまま援用される。
【0044】
アカウントサーバー102、サーチエンジン106、adサーバー108、変換エンジン112、及びe−メールサーバー114は、適当なコンピューティング装置として実施される。コンピューティング装置は、例えば、ワイヤード又はワイヤレスネットワークを経て信号を送信又は受信することができ、或いは例えば、メモリに物理的メモリ状態として信号を処理又は記憶することができ、それ故、サーバーとして動作することができる。従って、サーバーとして動作できる装置は、例えば、専用のラックマウントサーバー、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、それらの装置の2つ以上の特徴のような種々の特徴を結合する一体化装置、等を含む。
【0045】
サーバーは、その構成又は能力が広く変化し得るが、一般的に、サーバーは、1つ以上の中央処理ユニット及びメモリを含む。又、サーバーは、1つ以上の大量記憶装置、1つ以上の電源、1つ以上のワイヤード又はワイヤレスネットワークインターフェイス、1つ以上の入力/出力インターフェイス、或いは1つ以上のオペレーティングシステム、例えば、Windows Server(登録商標)、Mac OS X、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD、等も含む。
【0046】
アカウントサーバー102、サーチエンジン106、adサーバー108、変換エンジン112、及びe−メールサーバー114は、コンテンツサーバーとして実施されるか、又はコンテンツサーバーと通信する。コンテンツサーバーは、ネットワークを経て別の装置にコンテンツを与える構成を含む装置を備えている。コンテンツサーバーは、例えば、ソーシャルネットワーキングサイトのようなサイトをホストし、これは、例えば、Flicker、Twitter、Facebook、LinkedIn又はパーソナルユーザサイト(blog、vlog、オンラインデート、等)を含むが、これに限定されない。又、コンテンツサーバーは、これに限定されないが、ビジネスサイト、教育サイト、辞書サイト、エンサイクロペディアサイト、ウィキ、金融サイト、政府サイト、等を含む種々の他のサイトもホストする。
【0047】
コンテンツサーバーは、更に、これに限定されないが、ウェブサービス、第三者サービス、オーディオサービス、ビデオサービス、e−メールサービス、インスタントメッセージング(IM)サービス、SMSサービス、MMSサービス、FTPサービス、ボイスオーバーIP(VOIP)サービス、カレンダーサービス、フォトサービス、等を含む種々のサービスを提供する。コンテンツは、例えば、テキスト、画像、オーディオ、ビデオ、等を含み、これは、例えば、電気信号のような物理的信号の形態で処理されるか、或いは例えば、物理的状態としてメモリに記憶される。コンテンツサーバーとして動作する装置は、例えば、デスクトップコンピュータ、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサ型又はプログラム可能な消費者向け電子装置、等を含む。コンテンツサーバーは、共同所有、又はadサーバー(1つ又は複数)でのコントロールのもとになくてもよい。
【0048】
ネットワーク120は、データ通信ネットワーク又はネットワークの組み合わせを含む。ネットワークは、例えば、ワイヤレスネットワークを経て結合されたワイヤレス装置間を含めて、サーバーとクライアント装置又は他の形式の装置との間で通信を交換できるように装置を結合する。又、ネットワークは、例えば、ネットワークアタッチ型記憶装置(NAS)、記憶エリアネットワーク(SAN)、或いは他の形態のコンピュータ又はマシン読み取り可能な媒体のような大量記憶装置も含む。ネットワークは、インターネット、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LAN)、1つ以上のワイドエリアネットワーク(WAN)、ワイヤライン型接続、ワイヤレス型接続、又はその組み合わせを含む。同様に、サブネットワークも、異なるアーキテクチャーを使用するか、異なるプロトコルに準拠又は適合するか、又はネットワーク120のような大きなネットワーク内で相互動作する。例えば、種々のアーキテクチャー又はプロトコルに対して相互動作能力を与えるために種々の形式の装置を利用することができる。ここに示す1つの例として、ルーターは、個別の独立したLAN間のリンクをなす。例えば、通信リンク又はチャンネルは、アナログ電話線、例えば、ねじれワイヤ対、同軸ケーブル、T1、T2、T3又はT4タイプのラインを含む全又は部分デジタルライン、サービス総合デジタル網(ISDN)、デジタルサブスクライバーライン(DSL)、衛星リンクを含むワイヤレスリンク、或いは当業者に知られた他の通信リンク又はチャンネルを含む。更に、コンピューティング装置又は他の関連電子装置は、例えば、電話線又はリンクを経てネットワークにリモート結合される。
【0049】
広告主装置122は、ネットワーク120を経てオンライン情報システム100にアクセスする任意のデータ処理装置を含む。広告主装置122は、ネットワーク120にわたり、アカウントサーバー102、サーチエンジン106、adサーバー108、e−メールサーバー116、コンテンツサーバー、及び他のデータ処理システムと対話するように動作する。広告主装置122は、例えば、ウェブページを見てユーザ要求を提出するためのウェブブラウザを実施する。広告主装置122は、ウェブページ及び他の情報を定義するデータを含むデータを、オンライン情報システム100へ通信する。広告主装置122は、ウェブページ及び広告クリエーティブを定義するデータを含む通信をオンライン情報システム100から受け取る。又、広告主装置122は、e−メールサーバー116から電子メールメッセージを受信し、そしてe−メールメッセージのデータと相互作用して、オンライン情報システムへ通信を返送する。1つの特定の例では、e−メールサーバーからのe−メールメッセージは、広告主装置を動作する広告主によってクリックされる選択可能なアクチュエータ又はボタンを含む。ボタンをクリックすると、広告主装置122がオンライン情報サーバーへメッセージを通信するようにさせる。メッセージは、e−メールメッセージ、ウェブページ、又は他の通信である。
【0050】
ユーザ装置124は、ネットワーク120を経てオンライン情報システム100にアクセスするデータ処理装置を含む。ユーザ装置124は、ネットワーク120を経てサーチエンジン106と対話するように動作する。ユーザ装置124は、例えば、ウェブページを見てユーザ要求を提出するためのウェブブラウザを実施する。ユーザ装置124を動作するユーザは、サーチ要求を入力し、そしてサーチ要求をオンライン情報システム100に通信する。サーチ要求は、サーチエンジンにより処理され、そしてサーチ結果がユーザ装置124へ返送される。他の例では、ユーザ装置124のユーザは、オンライン情報処理システム100から情報のページのようなデータを要求する。むしろ、データは、ネーティブモバイルアプリケーション、TVアプリケーション、又はオーディオアプリケーションのような別の環境において与えられてもよい。オンライン情報処理システム100は、データを与えるか、又はブラウザを別のウェブサイトにリダイレクションする。更に、adサーバー108は、adデータベース110から広告を選択し、そしてユーザ装置124に与えられるデータにおいて広告を定義するデータを含む。
【0051】
広告主装置122及びユーザ装置124は、オンライン情報システムにおいて情報にアクセスするときにクライアント装置として動作する。広告主装置122及びユーザ装置124のようなクライアント装置は、例えば、ワイヤード又はワイヤレスネットワークを経て信号を送信又は受信できるコンピューティング装置を含む。クライアント装置は、例えば、デスクトップコンピュータ又はポータブル装置、例えば、セルラー電話、スマートホン、ディスプレイページャー、高周波(RF)装置、赤外線(IR)装置、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、着用式コンピュータ、それらの装置の特徴のような種々の特徴を結合する一体型装置、等を含む。図1の例において、ラップトップコンピュータ126及びスマートホン128は、広告主装置又はユーザ装置として交換可能に動作することができる。
【0052】
クライアント装置は、能力又は特徴に関して変化し得る。請求項に述べる要旨は、広範囲の潜在的な変形を網羅することが意図される。例えば、セルラーホンは、機能が限定された数字キーパッド又はディスプレイ、例えば、テキストを表示するためのモノクロ液晶ディスプレイ(LCD)を含む。しかしながら、対照的に、別の例として、ウェブイネーブル型クライアント装置は、1つ以上の物理的又はバーチャルキーボード、大量記憶装置、1つ以上の加速度計、1つ以上のジャイロスコープ、グローバルポジショニングシステム(GPS)又は他の位置識別形式の能力、或いは高度な機能を伴うディスプレイ、例えば、タッチ感知カラー2D又は3Dディスプレイを含む。広告主装置122及びユーザ装置124のようなクライアント装置は、Windows(登録商標)、iOS又はLinux(登録商標)のようなパーソナルコンピュータのオペレーティングシステム、或いはiOS、Android、又はWondows Mobileのようなモバイルオペレーティングシステム、等を含む種々のオペレーティングシステムを含むか又は実行する。クライアント装置は、幾つか例を挙げると、Facebook、LinkedIn、Twitter、Flicker、又はGoogle+を含めて、ソーシャルネットワークのようなネットワークを経て、e−メール、ショートメッセージサービス(SMS)、又はマルチメディアメッセージサービス(MMS)により、1つ以上のメッセージを通信するように、他の装置との通信を可能にするクライアントソフトウェアアプリケーションのような種々の考えられるアプリケーションを含み又は実行する。又、クライアント装置は、例えば、テキストコンテンツ、マルチメディアコンテンツ、等のコンテンツを通信するためのアプリケーションも含み又は実行する。又、クライアント装置は、ローカルに記憶され又はストリーム化されたビデオ又はゲームを含めて、種々の形態のコンテンツをブラウズし、サーチし、プレイするような種々の考えられるタスクを遂行するアプリケーションも含み又は実行する。以上の説明は、請求項に記載する要旨が広範囲な考えられる特徴又は能力を含むように意図されることを示すためのものである。
【0053】
図2は、ストリームディスプレイに表示するために変更された表示ad202を示す例である。表示ad202は、テキスト212、グラフィック画像214、及び画成された境界216を含む。表示ad202は、ユーザによって動作されるユーザ装置へ送られるウェブページに入れるために広告主により開発される。表示ad202は、ウェブページの広範囲の位置に入れられる。しかしながら、画成された境界216及び表示adの形状は、ウェブページ上に利用できるスペースに一致したものでなければならない。利用できるスペースが間違った形状又はサイズの場合には、表示ad202が使用不能となる。
【0054】
図2は、モバイルウェブ装置ディスプレイ204、モバイルアプリケーションディスプレイ206及びパーソナルコンピュータディスプレイ208に表示される表示ad202の例も示す。モバイルウェブ装置ディスプレイ204は、スマートホンのようなモバイルハンドヘルド装置のディスプレイスクリーンに示される。モバイルアプリケーションディスプレイ206は、タブレットコンピュータのようなポータブル装置のディスプレイスクリーンに示される。パーソナルコンピュータディスプレイ208は、パーソナルコンピュータ(PC)のディスプレイスクリーンに表示される。
【0055】
これらの例において、表示adは、ストリームディスプレイ224a、224b及び224cの一部分として示される。ストリームディスプレイ224は、一連のアイテムが、モバイルウェブ装置ディスプレイ204、モバイルアプリケーションディスプレイ206及びパーソナルコンピュータディスプレイ208上に見られるウェブページに、例えば、続々と表示されるようなコンテンツのストリームを含む。コンテンツのストリームは、ニュースアイテム、ビジネス関連アイテム、スポーツ関連アイテム、等を含む任意の形式のコンテンツを含む。更に、テキスト又はグラフィックコンテンツに加えて、コンテンツのストリームは、オーディオ及びビデオデータ又はアプリケーションのような他のデータも含む。各アイテムは、テキスト、グラフィック、他のデータ、及び付加的な情報へのリンクを含む。リンクをクリックするか又は他の仕方で選択すると、ユーザ装置のブラウザが付加的な情報を伴うウェブページにリダイレクションされる。ストリームad222a、222b及び222cのようなストリームadは、コンテンツのストリームへ挿入され、一連の関連アイテムを補足して、エンドユーザのためのよりシームレスな経験を与える。
【0056】
図3は、ストリームディスプレイに表示するために変更されたサーチad302を示す例である。サーチad302は、タイトル312、テキスト314、ランディングURL316、及び画成された境界318を含む。サーチad302は、ユーザにより動作されるユーザ装置へ送られるウェブページに入れるために広告主により開発される。サーチad302は、ウェブページの広範囲の位置に入れられる。しかしながら、画成された境界316及びサーチad302の形状は、ウェブページ上に利用できるスペースに一致したものでなければならない。利用できるスペースが間違った形状又はサイズの場合には、サーチad302が使用不能となる
【0057】
サーチad302のタイトル312は、従来、クリック可能なリンクである。例えば、リンクをクリックすることによりユーザが選択を行うと、サーチad302が表示される装置のブラウザがURL316又は他のURLへリダイレクションされる。サーチad302は、考えられる顧客又はクライアントを広告主のウェブサイトに向ける。
【0058】
サーチad302のテキスト314を含むadのクリエーティブは、視聴者の注意を捕えるワードにされる。典型的に、広告主は、サーチad302のような多数のサーチadを維持する。タイトル312、テキスト314又はURL316、或いは図3に示されていない他のad特徴は、種々の異なる観衆に対して調整される。このようにadのコンテンツを調整することにより、サーチadは、それらのターゲットを決める上で非常に特有なものとなる。この特有のターゲット決めは、広告主が特定のターゲット観衆に各々焦点を合わせた非常に多数のサーチadを伴うキャンペーンを使用できることを示唆する。
【0059】
図3も、モバイルウェブ装置ディスプレイ304、モバイルアプリケーションディスプレイ306及びパーソナルコンピュータディスプレイ308に表示されるサーチad302の例を示す。モバイルウェブ装置ディスプレイ304は、スマートホンのようなモバイルハンドヘルド装置のディスプレイスクリーンに示される。モバイルアプリケーションディスプレイ306は、タブレットコンピュータのようなポータブル装置のディスプレイスクリーンに示される。パーソナルコンピュータディスプレイ308は、パーソナルコンピュータ(PC)のディスプレイスクリーンに表示される。
【0060】
これらの例において、サーチad302は、ストリームディスプレイ324a、324b及び324cの一部分として示される。ストリームディスプレイ324は、一連のアイテムが、モバイルウェブ装置ディスプレイ304、モバイルアプリケーションディスプレイ306及びパーソナルコンピュータディスプレイ308上に見られるウェブページに、例えば、続々とリスト形態で表示されるようなコンテンツのストリームを含む。ストリームad322a、322b及び322cのようなストリームadは、コンテンツのストリームへ挿入され、一連の関連アイテムを補足する。
【0061】
ある場合には、広告主は、表示ad202(図2)のような表示adの大きな目録及びサーチad302(図3)のようなサーチadの大きな目録を有する。特に、広告主は、表示ad及びサーチadに使用するための広告クリエーティブの大きな目録を有する。広告クリエーティブは、観衆の注意を引き付けるために開発されたグラフィック、テキスト、サウンド及びビデオである。表示ad及びサーチadの目録、並びにそれらadのクリエーティブは、ストリームadのクリエーティブのソースとして働く。
【0062】
1つの実施形態によれば、表示ad202及びサーチad302は、変換エンジン112(図1)のような装置によりストリームad222へ変換される。広告主の表示ad、及び広告主のサーチadのための広告クリエーティブは、図1のクリエーティブデータベース114のような位置に記憶される。変換エンジン112は、クリエーティブデータベース114からの1つ以上の広告クリエーティブを選択し、そしてその広告クリエーティブを定義するデータを新規な予め定義されたフォーマットへ変換する。
【0063】
変換は、多数のステップを伴う。第1ステップにおいて、広告主の既存のクリエーティブがフィルタリングされて、減少された数の候補クリエーティブを発生する。フィルタリングは、任意の適当な基準で行われる。例えば、上述したように、広告主は、表示ad及びサーチadの大きな目録を有する。更に、上述したように、サーチadは、非常に狭い焦点をもつ傾向がある。他のコンテンツを伴うストリームに入れるときは、より広く焦点合わせされたストリームadがより有効であることが分かった。フィルタリングのための1つの技術は、広告主の最上位から幾つかのクリエーティブをボリュームで選択することを伴う。広告主により最も使用されたクリエーティブは、広告主が新規広告製品を採用するようにさせる見込みが最も高い。他の実施形態では、非常に多数のクリエーティブにわたるA/Bテストを含む他のフィルタリング技術が使用される。A/Bテストでは、第1のadクリエーティブが視聴者の代表者に表示され、その成績が監視される。第1のadクリエーティブに対して変更された第2のadクリエーティブが視聴者の第2の代表者に表示され、その成績が監視される。次いで、その監視された2つのad成績が比較され、どちらのadクリエーティブが、広告主又はオンラインサービスプロバイダーのビジネス目標を達成するのにより生産性又は成功性があるか決定する。
【0064】
第2ステップにおいて、変換エンジン112は、adフォーマットを変更する。例えば、図2のモバイルウェブ装置ディスプレイ204、モバイルアプリケーションディスプレイ206及びパーソナルコンピュータディスプレイ208、並びに図3のモバイルウェブ装置ディスプレイ304、モバイルアプリケーションディスプレイ306及びパーソナルコンピュータディスプレイ308を含む任意のプラットホーム上で利用できるコンテンツサービスにおいて準備するために広告クリエーティブがフォーマットされる。他のコンテンツサービスが他のプラットホームに関連されてもよい。広告クリエーティブを再フォーマットするために各ターゲットプラットホームのためのフォーマットルールが検索されて使用される。例えば、図2において、ストリームad222aは、モバイルウェブ装置ディスプレイ204に適したフォーマットルールに基づきフォーマットされている。更に、ストリームad222bは、モバイルアプリケーションディスプレイ206に適したフォーマットルールに基づいてフォーマットされている。更に、ストリームad222cは、パーソナルコンピュータディスプレイ208に適したフォーマットルールに基づいてフォーマットされている。同様に、図3において、ストリームad322aは、モバイルウェブディスプレイ装置304に適したフォーマットルールに基づいてフォーマットされ、ストリームad322bは、モバイルアプリケーションディスプレイ306に適したフォーマットルールに基づいてフォーマットされ、そしてストリームad322cは、パーソナルコンピュータディスプレイ308に適したフォーマットルールに基づいてフォーマットされている。この技術は、他の形式のディスプレイ装置へ拡張することができる。
【0065】
変換プロセスの一部分として、既存の表示ad又はサーチadに対する形状データが除去され、そしてクリエーティブが特定のプラットホームに対するストリームadのサイズ及び形状へリサイズされる。ストリームadは、コンテンツの周囲ストリームに視覚的に一致してストリームに対してネーティブに見えるようにフォーマットされる。或いは又、ストリームadは、コンテンツの周囲ストリームを補って、より人目を引くようにフォーマットされてもよい。ある実施形態では、変換エンジンにより生成されたストリームadが周囲のストリームコンテンツに一致する程度は、選択された基準に基づいて変化する。例えば、あるケースでは、テキスト、グラフィック及び他のコンテンツのサイズ、カラー及び相対的な位置に関して周囲のストリームコンテンツに視覚的に厳密に一致するストリームadをもつことが望まれる。比較的調和のとれた一致は、コンテンツ及びストリームadの視聴者に対して視覚上の食い違いが少なく、より望ましいものである。あるケースでは、テキスト又はグラフィックの背後に異なるカラー又は形状の背景があるような若干異なる見掛けをストリームadにもたせて、ストリームadをストリームコンテンツとは明確に、しかし、巧妙に区別できるようにすることが望まれる。更に別のケースでは、ストリームadの見掛けを、異なるテキストフォント又はテキストサイズ、異なるテキスト及びグラフィック配列、コンテンツアイテムのサイズに対するストリームadの異なるサイズ、等を伴うように、ストリームコンテンツからかなり劇的に変化させることが望ましい。非常に見掛けの異なるストリームadは、コンテンツから劇的に目立ち、且つ視野に対して非常に見易くなり、有望な広告主のための広告オファーを準備する上で望ましいものとなる。
【0066】
変換エンジン112は、既存のクリエーティブの実質的コンテンツに更に変化を与えることができる。例えば、既存のクリエーティブは、種々のデータフィールドを含む。そのようなデータフィールドは、例えば、タイトル、記述、画像、URL及び他の属性フィールドである。既存の表示ad又は他の既存のクリエーティブのタイトルは、一般的に短く、そして既存のadにおける他のテキストより大きくて目立ったテキストフォントで表示される。対照的に、記述は、テキストにより多くのワード及びコンセプトを伴うより長いものであり、若干小さなテキストフォント又は異なる色のテキストフォントで表示される。サーチadのような幾つかの既存のadは、多くの場合に、画像をもたず、テキストのみである。
【0067】
変換により生じるストリームadは、既存のクリエーティブの既存のデータフィールドを使用して発生される。例えば、ストリームadは、そのストリームadの基礎となる既存のadのタイトルと同一に又はそれに基づくタイトルでフォーマットされる。同様に、ストリームadの記述テキストは、オリジナルのサーチad又は表示adのテキストと同じでもよいし、又はそこから変更されてもよい。オリジナルadがサーチadのようなグラフィックコンポーネントをもたない場合には、変換エンジンは、グラフィックコンポーネントを有する別のadから適当なグラフィックコンポーネントを選択する。グラフィックコンポーネントは、切断し、リサイズし、さもなければ、別の目的に再利用することができる。これは、例えば、グラフィックコンポーネントをもたないオリジナルad、及びadを識別するグラフィックコンポーネントを有する他のadの他のコンポーネントを、同様のコンテンツのグラフィックコンポーネントと自動的に比較することにより、行われる。2つのadのタイトル及び記述が、ある選択された基準を使用してアルゴリズム的に同様である場合には、同様のadからのグラフィックが、オリジナルadからのタイトル及び記述と一致され、テキスト及びグラフィックを伴うストリームadを発生する。
【0068】
一実施形態において、変換エンジンは、それらの属性を、行先コンテンツサービス(1つ又は複数)に適応される1組のルールに基づいて編集する。ある実施形態では、既存のクリエーティブのタイトル又は記述は、モバイルプラットホームに提供されるコンテンツサービスの小さなフォーマット容認するためにアルゴリズム的に要約される。そのような実施形態は、例えば、参考としてここにそのまま援用される以下の同時係争中の特許出願に述べられている。即ち、2012年9月11日に出願された“Method and Apparatus for automatically summarizing the contents of electronic documents”と題する同時係争中の国際特許出願PCT/US2012/54572号;2011年11月20日に出願された“Text Compression”と題する同時係争中のUK特許出願GB201117848号;2011年1月18日に出願された“Text Compression”と題する同時係争中のUK特許出願GB201121033号;及び2011年12月8日に出願された“Method and Apparatus for automatically summarizing the contents of electronic documents”と題する同時係争中の米国プロビジョナル特許出願第61/568188号。
【0069】
ある実施形態では、URLの属性は、成績追跡を容認するように変更される。例えば、クリックスルーのソースを追跡するためにサーチadにより使用される正確に定義されたURLをストリームadに合体するのではなく、トップレベル広告主ウェブページに対するより一般的なURLが、広告主に提案されるストリームadに使用される。以下に詳細に述べるように、広告主には、adキャンペーンを予約する前に、ランディングページURLのようなadの特徴を編集するオプションが与えられる。
【0070】
次いで、変換エンジン112は、変換された広告クリエーティブを、図1の広告サーバー108及びe−メールサーバー116のような他のネットワーク装置に与える。変換されたクリエーティブは、例えば、adサーバー108によって後で検索するために図1のadデータベース110に記憶される。
【0071】
1つの実施形態において、変換エンジン112は、フィルタリングコンポーネント及びフォーマッティングコンポーネントを含む。フィルタリングコンポーネントは、比較的多数の既存の広告又はadクリエーティブを入力として受け取る。それらは、有望な広告主に既に関連しているadであり、例えば、クリエーティブデータベースに記憶される。或いは、それらは、別のオンライン広告システムに存在する有望な広告主のadのような、別のソースから得られたadである。フィルタリングコンポーネントは、広告のオリジナル目録からの広告の数を1組の候補広告へ減少するために適当な基準を使用する。1組の候補広告は、受け取られる既存の広告又はクリエーティブの数が比較的少ない。
【0072】
フォーマッティングコンポーネントは、候補広告を処理して提案広告を発生する。フォーマッティングは、提案広告の見掛け及びコンテンツを行先環境に合致させるために適当なルールに従って行われる。1つの特定例では、提案広告は、ストリームコンテンツが指定のユーザ装置に現れるときにストリームコンテンツを補足するために選択されたテキスト及びグラフィックを伴うストリームadとして見えるようにフォーマッティングコンポーネントによりフォーマットされる。
【0073】
別の実施形態において、変換エンジンは、ルールデータベースを更に含む。ルールデータベースは、提案広告を発生するために候補クリエーティブに適用される1組の変換ルールを記憶する。ルールデータベースのルールは、提案広告を定義するデータを発生するために候補クリエーティブのデータをどのように処理するか定義する。ルールデータベースのルールは、幾何学的変換、テキスト及び背景部分のカラー要件、グラフィックサイズ及びコンテンツ、並びに提案広告を発生するために満足しなければならない他の要件を定義する。モバイル装置のような異なるプラットホームに表示するための提案広告、タブレットコンピュータ及びPC装置のような装置におけるモバイルアプリケーションを変換エンジンが発生するように構成されたある実施形態では、ルールデータベースは、各プラットホームに対する変換のためのルールを含む。ルールデータベースは、メモリの適当な位置に適当なフォーマットで記憶される。
【0074】
変換エンジンのフィルタリングコンポーネント及びフォーマッティングコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、或いはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで実施される。図1に示す例では、ハードウェアは、データネットワーク及びadデータベースのような記憶装置にアクセスするサーバーとして構成されたデータ処理システムである。ソフトウェアは、処理される広告を形成するデータを迅速且つ正確に処理するのに適したルーチン、アプリケーション、データベース又はデータ構造である。
【0075】
広告クリエーティブをストリームadへ変換することは、有望な広告主のための、又は新規広告製品がオファーされる広告主のためのオンボードプロセスを簡単化する機会を与える。広告主をオンボードすることは、広告主を特定の広告製品(1つ又は複数)に関与させ、広告主及び広告主の商品、サービス及び他の製品(データサービス、オーディオ及びビデオを含む)に適した広告キャンペーンを開発し、クリエーティブを選択し、そして広告の価格、予算及び時期のようなパラメータを確立することを含む。又、オンボードすることは、アカウントデータベースにおいて適当なレコードを開始しそしてadサーバーで広告を働かせ始めることにより広告キャンペーンを予約することも含む。
【0076】
広告主を容易にオンボードさせるために、広告主自身の既存のクリエーティブからストリームadが開発される。上述した変換エンジン112は、ストリームadに使用するのに適したストリームadクリエーティブを発生する。それにより得られるストリームadクリエーティブは、迅速且つ容易な検討及び容認のために広告主へ電子的に送信する広告提案の一部分を形成する。ある実施形態では、広告オファーは、広告主が広告を1回クリックするだけで容認され且つ予約される。この新規な技術は、広告主を新規なキャンペーンにオンボードするための広告主による時間及び他のリソースのコミットを劇的に減少する。
【0077】
1つの実施形態において、変換プロセスは、広告主の記憶されたサーチad及び表示adのようなソースから広告クリエーティブの目録を開発するために1回行われる。その後に、現在のキャンペーン又は将来のキャンペーンのクリエーティブがこの目録から引き出される。別の実施形態では、このプロセスが繰り返されるか又は継続される。即ち、周期的に又は他の頻度で、変換エンジン112は、指定リソースからの既存の広告クリエーティブを、提案キャンペーンに適したクリエーティブへ変換するように動作する。これは、広告主の新たに開発されたクリエーティブが変換エンジンのソース材料の一部分を形成することを保証するという利益がある。ある実施形態では、クリエーティブの時々の又は連続的な変換が広告主の承認だけで行われる。
【0078】
別の実施形態では、より正確なサーチターゲット技術が使用される。そのような技術は、サーチad又は表示adのキーワードに既に値を付けている広告主に対して使用することができる。キーワードは、ユーザの特定の関心をターゲットとして広告主のadを入れるのに使用される。この技術では、オンラインプロバイダーは、値の付いたキーワードの広告主リストを最初に使用して、サーチセグメントを生成する。次いで、そのサーチセグメントは、広告クリエーティブのソースとして使用され、それらクリエーティブは、変換エンジンへの入力となる。その結果、そのサーチセグメントをターゲットとするネーティブadキャンペーンが生じる。この技術の利益は、最も高い関連性のある広告主に提案キャンペーンを与えることである。提案キャンペーンは、広告主が既に選択したキーワードをベースとしているので、提案キャンペーンは、有望な広告主の特定広告の関心を反映する。これは、広告主が提案されたオファーを容認しそしてキャンペーンを予約するように決心する見込みを更に改善する。
【0079】
更に別の実施形態では、変換された広告クリエーティブは、変換されたクリエーティブに使用される既存のクリエーティブに関連した広告主の類別又は分類と、ユーザプロフィール情報の類別又は分類との間の一致に基づいて、ストリームのようなコンテンツサービスに入れるように選択される。ユーザプロフィール分類を使用して振舞いをターゲットにすることが、参考としてここにそのまま援用される“Incremental Update of Long-term and Short-term User Profile Scores in a Behavioral Targeting System”と題するチャン氏等の米国特許第7,904,448号に開示されている。
【0080】
図4は、広告主を新規な広告キャンペーンにオンボードさせる方法の規範的実施形態を示すフローチャートである。この方法は、適当なデータ処理システム、或いは図1に示して一般的に説明したもののようなデータ処理エレメントの組み合わせにより遂行される。この方法は、ブロック400で始まる。
【0081】
ブロック402において、広告クリエーティブが予め生成される。ブロック402の動作は、図1の変換エンジン112のような適当な装置により行われる。この例では、adクリエーティブのソースは、種々の広告クリエーティブを記憶するクリエーティブデータベースである。例えば、クリエーティブデータベースは、広告主の広告クリエーティブの実質的に全部又はその一部分を記憶する。更に、クリエーティブデータベースは、多数の広告主の広告クリエーティブの実質的に全部又はその一部分を記憶する。別の例では、ブロック402の動作は、他のオンラインシステムに対して準備された広告主の広告クリエーティブに対して動作する。それらのクリエーティブは、他のシステムにおける広告主のクリエーティブデータに直接アクセスすることにより得られるか、或いはそれらの他のクリエーティブは、インターネットサイトをクローリングして広告主の広告クリエーティブを識別しそして検索するような従来の手段により得られる。
【0082】
ブロック402の動作は、他の目的及び他のキャンペーンで開発された既存の広告クリエーティブをフィルタリングし、フォーマットし、そして一般的に、現在キャンペーンに適したadへ変換するように働く。1つの特定例では、広告クリエーティブは、他のストリーム状コンテンツと共にユーザ装置においてストリームに入れられるストリームadへ変換される。
【0083】
ブロック404において、オファーメッセージがフォーマットされる。オファーメッセージは、広告主へ電子的になされる適当な通信である。例えば、e−メールメッセージ、テキスト又はSMSメッセージ、及びプッシュされたコンテンツを伴うウェブページが含まれる。1つの特定の実施形態では、電子メールメッセージは、オファーを記述するテキストと、規範的なストリームコンテンツを伴うストリームに入れられた広告主のストリームadの一例を示すグラフィックと、でフォーマットされる。別の特定例では、e−メールメッセージは、特定形式の装置、例えば、図2及び3に示したモバイルウェブ装置204、304、モバイルアプリケーション206、306及びPC208、308におけるストリームad及びストリームコンテンツの表示を含む。更に別の特定例では、e−メールメッセージは、全ての提案された形式の装置におけるストリームadの表示を含む。
【0084】
又、オファーメッセージは、オファー容認アクチュエータでもフォーマットされる。これは、オファーの受け容れを知らせるために有望な広告主によって作動されるテキスト、グラフィック、ハイパーリンク、等の装置である。e−メールメッセージを伴う1つの例では、e−メールメッセージは、ハイパーリンクであるクリック可能なボタンを含み、これは、「オファー容認(Accept Offer)」、「キャンペーンスタート(Start Campaign)」、又は同様に表示されている。
【0085】
ある実施形態では、オファーメッセージは、オファー変更アクチュエータでもフォーマットされる。オファー変更アクチュエータは、「変更をなす(Make Changes)」又は同様に表示されている。オファー変更アクチュエータは、オファーに関心があるが変更を希望することを知らせるために有望な広告主により作動される。
【0086】
メッセージをフォーマットするブロック404の動作は、図1のe−メールサーバーを含む適当なデータ処理装置により行われる。規範的なe−メールメッセージは、図5に示して以下に説明する。
【0087】
ブロック406において、オファーメッセージは、有望な広告主へ通信される。メッセージの通信は、適当な形態で行われる。e−メールオファーメッセージについては、e−メールサーバーが、e−メールメッセージを、そこに含まれたオファーメッセージと共に通信する。ウェブベースメッセージについては、オファーメッセージが、広告主に提示されるウェブメッセージに、プッシュされたコンテンツとして又は広告主からのページ要求に応答して、合体される。任意であるが、ここでは、オファーの容認が通信される前に、オンラインプロバイダーによりサービスの期間の法的な確認が要求される。
【0088】
ブロック408において、オファー容認メッセージが広告主から受け取られたかどうか決定される。ブロック408は、オファーメッセージの通信と応答の受信との間のリアルタイム遅延を容認するための遅延動作及びルーピング動作を伴う。広告主は、オファーメッセージに応答して、オファーを容認するか、オファーを変更するように求めるか、又はオファーを断る。受け取られたオファー容認メッセージは、オファーされた広告キャンペーンを容認するための広告主によるオファー容認アクチュエータの選択を表わす。
【0089】
オファー容認メッセージが受け取られた場合には、ブロック410において、提案されたadキャンペーンが予約される。例えば、オンライン情報システムに対し広告主が新参である場合には、その広告主のために新規アカウントがオープンされ、そしてアカウントデータベースに適当なアカウントエントリーがなされる。広告主がオンライン情報システムにおいて既に広告を出している場合には、新規キャンペーンを反映するように広告主のアカウントが更新される。アカウントテーブルにおいて新規エントリーがスタートされる。広告サーバーは、広告の配給を開始する。
【0090】
ブロック408においてオファー容認メッセージが受け取られない場合には、ブロック412において、オファーを変更する要求が受け取られたかどうか決定される。上述したように、オファーメッセージは、「変更をなす(Make Changes)」又は同様に表示されたオファー変更アクチュエータを含む。オファー変更アクチュエータを選択すると、オファー変更アクチュエータの選択を表わすオファー変更メッセージが広告主から通信される。
【0091】
オファー変更メッセージを受け取るのに応答して、広告主からオファーに対する提案された変更を受け取るための適当なアクションが取られる。例えば、オファー変更アクチュエータをクリックすると、広告主の装置のウェブブラウザが、オンライン情報システムのウェブサイトへリダイレクションされる(ブロック414)。1つの例において、このウェブサイトは、オンラインプロバイダーにより動作される広告サーバーのフロントエンドに対話アクセスを与える。フロントエンドにより、広告主は、広告キャンペーンオファーのエレメントを見て変更することができる。そのプロセスを示す規範的ウェブページは、図6を参照して以下に説明する。オファーに対する広告主の提案変更を受け取った後に、キャンペーンが予約される。
【0092】
図4に示されていない別のフローにおいて、オファーメッセージは、有望な広告主が、提案されたオファーをまだ容認していない場合にそのオファーへの関心を知らせるためのオプションを与える。広告サーバーのフロントエンドへルーティングするのではなく、有望な広告主との個別のコンタクトがなされる。例えば、アカウントマネージャーは、オファーについて討論してキャンペーンの予約を試みるために有望な広告主と接触することが知らされる。この接触は、アカウントマネージャーから広告主へ直接行われる電話コール、テキストメッセージ又は付加的なe−メールメッセージ、或いはアカウントマネージャーにより開始されるリアルタイムオンラインチャットセッションを含む適当な手段によって得られる。この例では、更に、有望な広告主とオファーについて討論した後に、アカウントマネージャーは、広告フロントエンドにアクセスして、提案されたオファーの細部を広告主の変更要求に基づいて編集する。次いで、アカウントマネージャーは、変更された提案を提出し、そしてブロック410において、キャンペーンが予約される。
【0093】
ブロック412においてキャンペーンを変更する要求が受け取られない場合には、ブロック416において、アカウントマネージャーは、有望なマネージャーをフォローアップする。この接触は、上述したアカウントマネージャーが開始した対話のいずれかに基づいて行われる。アカウントマネージャーは、変更を伴う又は伴わない状態でキャンペーンを予約することができる。この規範的な方法は、ブロック418で終了となる。
【0094】
図5A及び5Bは、広告キャンペーンをオファーする有望な広告主に通信される規範的なオファーメッセージ500を示す。この例におけるオファーメッセージ500は、e−メールメッセージである。オファーメッセージ500は、アドレスフィールド502、オファーテキストフィールド504及びモックアップフィールド506を含む。
【0095】
アドレスフィールド502は、オファーメッセージのアドレス情報を含む。e−メールメッセージの実施形態において、アドレス情報は、行先アドレス、発アドレス、送信日付、メッセージ主題、及び他のヘッダー情報を含む。
【0096】
オファーテキストフィールド504は、オファーメッセージ500を受信する広告主にオファーについて通知するための記述テキストを含む。ハイパーリンク、電話番号、等の他の連絡オプションと共に、詳細が与えられる。
【0097】
モックアップフィールド506は、規範的なコンテンツと共にディスプレイ装置に入れられる広告の規範的な見掛けを広告主に示すグラフィック及びテキストを含む。これは、コンテンツを伴うコンテキストにおいて広告主の広告がどのように見えるか調べるためにキャンペーンプレビューを広告主に与える。ここに示す例では、広告は、ストリームadであり、そしてストリームadのコンテキストは、ディスプレイ装置に表示されるコンテキストのストリームである。更に、ここに示す例では、PCディスプレイ508、タブレットコンピュータ510のようなモバイルアプリケーション、及びスマートホン512のようなハンドヘルドモバイル装置を含む複数の装置において広告がコンテキストで示される。
【0098】
図5Aに示すように、オファーメッセージは、更に、少なくとも1つの広告514、516も含む。キャンペーンが実稼働するときに広告が出現するとき広告が広告クリエーティブと共に示される。広告514、516における広告クリエーティブは、広告主の他の広告キャンペーンから又は他のソースからの既存のadクリエーティブを変換することにより開発される。
【0099】
図5Bは、オファーメッセージ500の下部を示す。オファーメッセージ500は、広告主の装置、例えば、PCディスプレイスクリーン、或いはタブレットコンピュータ又はスマートホンのようなモバイル装置のスクリーンに表示される。オファーメッセージ500は、ストリームad514、516を含む。ストリームadは、情報のストリームと共に、ストリーム及びストリームadのコンテキストに一致する見掛けで、コンテキストに入れられる。ストリームadは、一般的に共通のサイズ、形状、カラー、テキストフォント及びサイズと、ストリームのコンテキストに一致する情報提示とを有する。
【0100】
オファーメッセージ500は、更に、オファー容認ボタン520、変更要求ボタン522、予算インジケータ524、クリック当たりコストインジケータ526、及びクリックカウンタインジケータ528を含む。容認ボタン520は、例えば、マウス又はポインタ或いはタッチスクリーン上へのタッチを使用してユーザによりクリックされるユーザ選択可能なハイパーリンクである。容認ボタン520は、広告キャンペーンのオファーを容認するために広告主により選択可能な開始アクチュエータとして動作する。広告主によって作動されると、広告主装置から、例えば、広告サーバーへオファー容認メッセージが通信される。オファー容認メッセージの受信に応答して、オンライン情報システムは、キャンペーンを予約する。
【0101】
変更要求ボタン522は、広告キャンペーンのカウンターオファーを提案するために広告主により選択可能なオファー変更アクチュエータとして動作する。オファーメッセージ500により定義されたオファーを検討した後に、広告主は、オファーの調査を続けることに充分な関心がある。更に、広告主は、オファーへの変更を識別する。従って、広告主は、変更要求ボタン522を選択する。変更要求ボタン522を作動すると、オファー変更アクチュエータの選択を表わすオファー変更メッセージが通信される。オファー変更メッセージを受信すると、オンライン情報システムによる応答が生じる。又、変更要求ボタン522を作動すると、オファーメッセージ500を見る装置のブラウザが、広告主によるオファーへのセキュアな編集アクセスを提供するウェブサイトへリダイレクションされる。
【0102】
予算インジケータ524は、提案された広告キャンペーンに対する最大消費額としてセットされることが提案される金額を示す。図5Bに示す例では、予算は、$1,000に予めセットされている。この金額は、広告主へのオファーの1つの態様である。クリック当たりコストインジケータ526は、広告主のadに対して記録されるクリックスルーごとに広告主に課金されることが提案される金額を示す。この金額は、広告主へのオファーの1つの態様である。クリックカウンタインジケータ528は、セットされた予算額及びセットされたクリック当たりコスト額で広告主が受け取るクリック数の指示を与える。
【0103】
予算インジケータ524及びクリック当たりコストインジケータ526の金額は、広告キャンペーンの価格情報を形成する。価格情報は、オンラインサービスプロバイダーと、オファー情報を受け取る広告主との間で交換されるべき経済価値を確立する。ここに示す例では、価格情報は、通貨価値として示される。そのような通貨価値は、広告主とオンラインサービスプロバイダーとの間で交換され、そしてオンラインサービスプロバイダーは、広告主のアカウントを、広告主からの支払が引き出される進行中のアカウント残高と共に維持する。広告主は、適当な時期に、便利な仕方で、アカウントを補充する。又、オンラインサービスプロバイダーは、例えば、新規製品を試みるための誘因として広告主のアカウントに信用を与えることもできる。信用は、広告キャンペーンの価格情報も形成する。図5Bに示す予算インジケータ524及びクリック当たりコストインジケータ526を含むオファーメッセージに代わって、オファーメッセージは、広告主のアカウントに、ある信用価値が追加されること、又はキャンペーンの価格情報が、ある通貨価値、ある信用価値又は他の経済価値を単独で又は組み合わせて含むことを指示する。
【0104】
更に、図5Bの例では、価格情報がスタティックである。即ち、価格情報は、全ての広告クリエーティブ及びキャンペーンに対してクリック当たり固定コストである。オンラインサービスプロバイダーは、広告主による新規製品との関与及びオンボードを促進するための有望な広告主に対するオファーを簡単化することを含めて、便宜性の理由で、スタティックな価格情報をオファーすることを選択する。
【0105】
他の例では、ダイナミック価格情報が使用されオファーされる。例えば、価格情報は、異なる広告主に対して及び同じ広告主の異なる事前発生キャンペーンに対して異なる仕方でセットされる。異なる価格情報は、例えば、広告クリエーティブの形式及び広告クリエーティブの配置に基づきセットされる。又、ダイナミックな価格情報は、例えば、広告主に割引を与えるか又は特定の状況のもとでプレミアム価格を与えるように時間と共に変化する。近い将来の1つのキャンペーン時間中に、オンラインサービスプロバイダーにより1つの価格ポイントがオファーされる。更に遠い将来の第2のキャンペーン時間中に、オンラインサービスプロバイダーにより第2の価格ポイントがオファーされる。更に、異なるキャンペーン期間中に異なる価格ポイントがオファーされ、短期キャンペーンについては高い価格ポイント、長期キャンペーンについては低い割引価格ポイントとされる。
【0106】
更に、ダイナミック価格情報は、広告主へのオファーがなされるチャンネルに基づいて変化する。例えば、ある価格ポイントは、オファーがe−メールメッセージを通してなされる場合に指定され、そして別の価格ポイントは、オファーが広告主に提示されるウェブページを通してなされる場合に指定される。
【0107】
他の例では、ダイナミック価格情報は、保証型配信の広告に基づく。保証型配信では、広告主は、広告主がある合意量の適当な広告を受け取るというある尺度の保証を確約し又は提供する合意に少なくとも一部分基づいている。或いは又、ダイナミック価格情報は、非保証型配信の広告に基づいてもよく、これは、例えば、個々のサービス機会又はスポットマーケットを含む。種々の実施形態において、広告主は、広告配信又は実績に関連するか、或いは特定の広告主目標の測定又は近似に関連した種々のメトリックに少なくとも一部分基づくものである。例えば、それら実施形態は、とりわけ、インプレッション当たりのコスト又はインプレッションの数に少なくとも一部分基づく支払、クリック当たりのコスト又はクリックの数、ある特定のアクションに対するアクション当たりのコスト、変換又は購入当たりのコスト、或いは例えば、オンライン又はオフラインメトリックを含むメトリックのある組み合わせに少なくとも一部分基づくコストを含む。
【0108】
更に、広告主への新規キャンペーンのコストは、広告主に対して現在しかるべき場所にある既存のキャンペーンに対する任意の追加物として、広告主への提案に提示される。更に、異なるコンテンツサービス及びプラットホームに対する新規な広告キャンペーンは、一緒に束ねられて、各新規キャンペーンが広告主により個別に購入されたときの広告主への合計コストより低い単一価格で広告主へオファーされる。オンラインサービスプロバイダーは、提案された広告キャンペーンの価格を、有望な広告主との特定のビジネス経験、オンラインサービスプロバイダー及び有望な広告主の目標、並びにオンラインプロバイダーによりオファーされ、有望な広告主により使用される広告製品に基づいて、調整することができる。
【0109】
従って、ダイナミック価格では、指定の広告キャンペーン、特定の広告主、及び特定のキャンペーン期間又はキャンペーン時期に対して、価格情報がオンラインサービスプロバイダーにより選択される。選択された価格情報は、次いで、有望な広告主の要求に最も適するように有望な広告主へオファーされる。
【0110】
図6は、提案された広告キャンペーンを変更するために広告主により使用できる規範的なウェブページ600を示す。ウェブページ600は、図1のオンライン情報システムの広告サーバー又はアカウントサーバーのような適当なデータ処理システムにより発生される。ウェブページ600は、有望な広告主によって動作されるユーザ装置に表示される。1つの実施形態によれば、オンライン情報システムは、広告キャンペーンオファーメッセージを広告主のユーザ装置へ通信する。オファーメッセージは、「オファー容認(accept offer)」又は同様に示されたハイパーリンク又はディスプレイアイテムのようなオファー容認アクチュエータを含む。又、オファーメッセージは、「変更をなす(Make Changes)」又は同様に示されたオファー変更アクチュエータも含む。例えば、ハイパーリンクをクリックすることによりオファー変更アクチュエータを作動すると、広告主のユーザ装置のウェブブラウザは、ウェブページ600へリダイレクションされる。次いで、広告主には、提案された広告キャンペーンを双方向に変更する機会が与えられる。
【0111】
1つの実施形態において、ウェブページ600は、アカウントサーバーのようなサーバーのフロントエンド部分により発生される。フロントエンド部分は、広告主のユーザ装置のようなネットワーク装置と対話を行う。提案されたキャンペーンを形成するデータのコピーは、広告主に表示して編集するためにフロントエンド部分へコピーされる。コピーされたデータを使用して、フロントエンド部分によりウェブページ600を形成する。ウェブページの編集は、アカウントサーバーのフロントエンド部分によりコピーされたデータに反映される。編集が完了すると、データは、オンライン情報システムのどこか、例えば、adデータベース又はアカウントデータベースに記憶される。
【0112】
ウェブページ600は、多数の提案された広告クリエーティブ602、604、606及び608を表示する。各クリエーティブは、1つの実施形態では、広告主の他の既存の広告クリエーティブから自動的に発生される。各々のクリエーティブは、1組の編集ツール610で表示される。1つの例では、編集ツールは、削除クリエーティブツール612、クリエーティブ状態スイッチ614、クリエーティブコピーセレクタ616、及び編集クリエーティブセレクタ618を含む。削除クリエーティブツール612は、提案されたキャンペーンから提案されたクリエーティブを削除するために、広告主により作動され、例えば、タッチスクリーン上で、又はマウスで、削除クリエーティブツール612をクリックすることにより作動される。クリエーティブ状態スイッチ614は、キャンペーンから各クリエーティブをターンオン又はターンオフするように作動される。各クリエーティブがターンオフされた場合には、そのクリエーティブを伴うadは、抑制されるがキャンペーンに留まり、後でターンオンすることができる。クリエーティブコピーセレクタ616は、各コンテンツをコピーして、更に編集可能な同じクリエーティブを伴う新規なadを生成する。編集クリエーティブセレクタ618は、各クリエーティブのコンテンツを編集するために作動される。
【0113】
ウェブページ600は、更に、キャンペーン編集コントローラを含む。図6の例において、ウェブページ600は、キャンペーン予約ボタン620、キャンペーン拒絶ボタン622、新規ad生成ボタン624、及びキャンペーン要約ビュー626を含む。他の実施形態は、付加的な、より少ない又は別のコントローラを含むことができる。又、表示されるコントローラは、ウェブページ600との広告主による現在のアクティビティに基づいてダイナミックに変化させることができる。
【0114】
キャンペーン予約ボタン620は、編集プロセスが完了したこと及びキャンペーンの予約を希望することを知らせるために広告主により使用される。例えば、広告主がウェブページ600においてキャンペーン予約ボタン620を作動すると、アカウントサーバー又はadサーバーのようなサーバーシステムは、ウェブページにより表された現在キャンペーンデータを、キャンペーン中に後で使用するためにデータベースにセーブし、且つアカウントデータベースにおいて広告主に対してアカウント情報を更新するように動作する。
【0115】
提案拒絶ボタン622は、オファーされた広告キャンペーンを断るために広告主により使用される。提案拒絶ボタン622を作動すると、サーバーシステムは、拒絶の理由をフォローアップするために広告主との個別の連絡を開始する。この連絡は、アカウントマネージャーからのe−メールのように電子的であるか、又はアカウントマネージャーからの電話コールのように個人的なものである。
【0116】
新規ad生成ボタン624は、広告主が対話するサーバーシステムが、新規ウェブページに、新規広告を生成するためのデータエントリーフィールドを配給するようにさせる。データエントリーフィールドは、1つの実施形態では、各クリエーティブ602、604、606、608のフィールドのフォーマットに一致し、広告主が、提案されたキャンペーンの一部分として自動的に適合する新規ストリームを生成するようにする。
【0117】
キャンペーン要約ビュー626は、キャンペーンに関して広告主に関心のある種々のアイテムに関するデータの表示を含む。ここに示す例は、現在のクリック当たりコスト額インジケータ、キャンペーン予算インジケータ、開始日付インジケータ、及びキャンペーン終了日付インジケータを含む。この例では、これらの示された各インジケータは、そのインジケータにより表されたデータを変更するために選択されるアクチュエータでもある。例えば、キャンペーン開始日付インジケータを作動すると、カレンダーがコールアップされ、これを使用して、提案されたキャンペーンが開始するときに新規データを選択することができる。キャンペーン要約ビュー626は、図6に示したものより少数の、別の、又は付加的なインジケータ又はセレクタを含んでもよい。
【0118】
図7は、提案された広告キャンペーンを変更するために広告主により使用可能な第2の規範的なウェブページ700を示す。ウェブページ700は、提案された広告キャンペーンを変更する広告主のユーザ装置に表示するためにサーバーシステムにより発生される。ウェブページ700は、図6のウェブページ600に表示されたad又はadクリエーティブの各広告の編集クリエーティブセレクタ618を作動した後にサーバーシステムにより生成される。
【0119】
各adに対して編集クリエーティブセレクタ618を作動すると、ウェブページ700は、adクリエーティブビュー702を表示させる。adクリエーティブビュー702は、広告主により動作されるユーザ装置において広告主により広告クリエーティブを編集するために1つ以上のデータフィールドを含む。この例では、adクリエーティブビュー702は、adクリエーティブの部分を変更するための多数のフィールドを含む。規範的なフィールドは、グラフィックフィールド704、タイトルフィールド706、記述フィールド708、ランディングページフィールド710、及びスポンサーフィールド713を含む。各フィールドは、独立して編集することができる。最初に、各フィールドは、提案されるadクリエーティブのためのデータがポピュレートされる。1つの例では、提案されるadクリエーティブのためのデータは、広告主の既存の広告クリエーティブを、提案されるクリエーティブのフォーマットへ変換することにより得られる。
【0120】
グラフィックフィールド704は、広告と共に表示される画像又は他のグラフィックエレメントを含む。グラフィックフィールド704は、ユーザ装置上でウェブページ700を見ている広告主により選択され、そして見掛け上編集されるか、或いはグラフィックフィールド704の画像を削除することにより又は異なる画像に置き換えることにより編集される。
【0121】
タイトルフィールド706は、編集されているadに与えられたタイトルを表示する。広告主は、タイトルフィールドに表示されたテキストを選択し、そしてテキストを必要に応じて変更し又は書き直す。記述フィールド708は、広告によりオファーされる商品又はサービスのテキスト記述を表示する。ランディングページフィールド710は、adキャンペーンがアクティブであり且つ各adが視聴者に表示されるときに、視聴者によって各adを選択すると、ウェブブラウザがリダイレクションされるところのURLを表示する。スポンサーフィールド713は、各広告に対して責任を負う組織又は個人を定義する広告主又は他の情報を表示する。adクリエーティブビュー702におけるいずれのフィールドも、ウェブページ700に表示されるadごとに広告主により編集される。
【0122】
ウェブページ700は、更に、図6の例を参照して上述したようなキャンペーン編集コントローラを含む。ここに示す例では、ウェブページ700は、キャンペーン予約ボタン620を含む。広告主が各広告を編集するのに続いて、キャンペーン予約ボタン620が広告主により作動される。キャンペーン予約ボタン620をクリックすると、ウェブページ700がサーバーへ通信される。次いで、サーバーは、キャンペーンを予約し、そしてキャンペーンの更なる処理を開始するように動作する。
【0123】
従って、ある実施形態では、キャンペーン予約ボタン620は、オファーを受け容れるために広告主により選択可能なオファー容認アクチュエータとして動作する。図7の例では、受け容れられたオファーは、提案されたオファーを広告主が変更したものである。図5Bの例では、オファー容認ボタン520が同様に動作する。ある実施形態では、e−メールメッセージのような通信においてオファー容認アクチュエータを選択すると、広告キャンペーンを直ちに予約するように動作する。この直ちに動作することは、有望な広告主にとって高度な簡単化及び便宜性を与える。有望な広告主をオンボードするプロセスは、単一のクリックへと減少される。広告主は、サーバーシステムからのe−メール又は他の通信において提案されたキャンペーンを見た後に、表示されたボタンをクリックするだけで、オファーを受け容れそしてキャンペーンを予約する通信がサーバーへ返送される。
【0124】
ある実施形態において、キャンペーンの実際の予約が行われる前に、第2のウェブページ又は他のアクチュエータが広告主に表示される。第2のページは、容認のための確認ページとして働く。例えば、広告主は、「キャンペーン予約」ボタンを偶発的にクリックし、実際には、そのようにするのを望まないことがある。確認ページは、広告主にエラーの修正をオファーする。別の例では、確認ページは、オンラインプロバイダーの期間及び条件を表示する。それらの期間及び条件は広告主にオファーされ、広告主は、合意セレクタをクリックすることにより期間及び条件に対して賛同を知らせなければならない。更に別の例では、確認ページは、キャンペーンに関する簡単なパラメータを変更又は確認するような広告主入力を要求する情報を広告主に示す。例えば、広告キャンペーン予算、ターゲット及び追跡パラメータの組み合わせがある。このように入力を要求することは、オファーされたキャンペーンの期間に対して広告主による明確な賛同を得ると共に、自動プロセスではなく、人間だけがそのオファーされたキャンペーンを受け容れて、広告主のための金融ライブラリーを生成することを保証するように働く。合意セレクタをクリックすること又は他の肯定広告主入力を受け取った後にのみ、オファー容認がキャンペーンの予約のためにサーバーシステムへ通信される。
【0125】
ある実施形態では、製品を既に使用している広告主に付加的なキャンペーンがオファーされる。製品が新規なものであるか、又は少なくとも、有望な広告主にとって新規なものであるときには、ここに述べるシステム、製品及び方法は、オンボードプロセスを簡単化し及び加速化するのに特に有用である。広告主がオンライン情報システムとの既存のアカウントを有する場合には、オンボードをオファーメッセージに対する単一クリックに減少することができる。
【0126】
しかしながら、広告主がその製品で進行中の既存のキャンペーンを有するときには効率及び時間節約の同じ利益が適用される。オファーメッセージは、予め発生された広告クリエーティブ情報、価格情報及び開始アクチュエータでフォーマットされる。広告主の製品使用でのオンライン情報システムの経験のために、特定の広告主に対してオファーが良好に調整される。例えば、オファーにおける価格情報は、広告主及び広告主製品での過去の経験に基づく。製品での広告主の経験のために、広告主は、オファーを直ちに受け容れ、従って、キャンペーンを自動的に予約することで、より快適感がある。
【0127】
種々の実施形態及び実施例を広告主に関して以上に説明したが、広告主に代わって他の個人又はエンティティも操作できることを理解されたい。例えば、ある企業や他の組織が広告コンサルタント、広告代理店、サーチエンジンオプチマイザー又は他の第三者に関与してオンライン広告活動を管理することができる。ここでは「広告主」という用語を使用したが、この用語は、実際の有望な広告主に代わって又は実際の有望な広告主の利益のために務める第三者にも等しく適用されることを理解されたい。広告主のアカウント又は広告に関連して第三者へ送られる情報、或いは広告主のアカウント又は広告に関連して第三者から受け取られる情報は、広告主へ進行するか又は広告主から到来するものと考えられる。
【0128】
上述したある実施形態では、オンラインプロバイダーが、新規広告製品を紹介し、そしてその新規製品を使用する新規広告キャンペーンの期間をオファーするe−メールメッセージのような通信を送ることで、有望な広告主に働きかける。別の実施形態では、オンラインプロバイダーは、新規製品を紹介し、そして他の広告製品を使用する既存の広告主に同様にキャンペーンをオファーする。例えば、ある製品は、既存の広告主が広告キャンペーンの進行及び状態を監視できるユーザインターフェイスをオファーする。オンラインプロバイダーは、既存の広告主がユーザインターフェイスを見たときにユーザインターフェイスを通して新規製品をオファーすることを選択する。広告主にe−メールメッセージが送られるのではなく、メッセージが生成されてユーザインターフェイスに通される。メッセージは、上述したe−メール及び他の通信と同じ又は同様のコンテンツを含むが、自分のアカウント情報にアクセスする既存の広告主についてはフォーマットが異なる。
【0129】
ここに開示した方法及びシステムは、サーバー、クライアント装置、クラウドコンピューティング環境において部分的に実施されてもよく、サーバーにおいて部分的に且つクライアント装置において部分的に実施されてもよく、或いはサーバー、クラウドコンピューティング環境及びクライアント装置の組み合わせにおいて実施されてもよい。
【0130】
それ故、以上の詳細な説明は、単なる例示に過ぎず、それに限定されるものではないことが意図され、そして全ての等効物を含む特許請求の範囲が本発明の精神及び範囲を規定することを理解されたい。
【符号の説明】
【0131】
100:オンライン情報システム
102:アカウントサーバー
104:アカウントデータベース
106:サーチエンジン
108:ADサーバー
110:ADデータベース
112:変換エンジン
114:クリエーティブデータベース
116:e−メールサーバー
120:ネットワーク
122:広告主装置
124:ユーザ装置
126:ラップトップコンピュータ
128:スマートホン
202:表示ad
204:モバイルウェブ装置ディスプレイ
206:モバイルアプリケーションディスプレイ
208:パーソナルコンピュータディスプレイ
212:テキスト
214:グラフィック画像
216:画成された境界
224:ストリームディスプレイ
302:サーチad
312:タイトル
314:テキスト
316:ランディングURL
318:画成された境界
324:ストリームディスプレイ
500:オファーメッセージ
502:アドレスフィールド
504:オファーテキストフィールド
506:モックアップフィールド
508:PCディスプレイ
510:タブレットコンピュータ
512:スマートホン
514、516:広告
520:オファー容認ボタン
522:変更要求ボタン
524:予算インジケータ
526:クリック当たりコストインジケータ
528:クリックカウンタインジケータ
600:ウェブページ
602、604、606、608:広告クリエーティブ
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7