【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、第1態様として、
第1座席と、
第1座席の前側に位置する構造体と、
前記構造体に収容されるテーブルと、を備え、
テーブルは、前記構造体内に挿入される収容姿勢への移動を可能に設定され、
テーブルは、第1座席に着座した乗客の使用に対して位置付けた展開姿勢への移動を可能に設定された、航空機の座席配置を提供する。
【0005】
テーブルを座席の前方の前記構造体内に挿入して、テーブルをその収容姿勢まで移動させることにより、利用可能なスペースによって使い勝手をより良くすることができると共に、より簡単な展開機構を採用することができる。
【0006】
この構造体はコンソールであってもよい。この構造体はモニュメントであってもよい。この構造体は足下空間を備えていてもよい。テーブルは、収容時に実質的に水平であってもよい。
【0007】
本発明が特有の有用性を有するのは、座席配置が備える第1列に、第1座席がコンソールと一緒に位置し、第2列に、第2座席が別のコンソールと一緒に位置する場合である。各コンソールは、(例えば、隣接する座席に機能を提供すると共に、背後の座席に着座する乗客が使用するテーブルを収容することにより)2つ以上の座席に対して機能を提供するものであってもよい。第1及び第2コンソールと第1及び第2座席とは、千鳥配置であってもよい。コンソール内に挿入されると共に、それと同様の方法で(好ましくは水平方向に)コンソールから展開可能なテーブルを設けることにより、コンソールが、コンソールに隣接する座席と、コンソールの後方の座席との両方に対して、複数の機能を提供可能となる。
【0008】
テーブルは、収容姿勢から展開姿勢へのテーブルの移動を実質的に水平方向の移動に限定するように設定したものであってもよい。
【0009】
その移動は、例えば展開する際にテーブルが水平面内で揺れ出すような種類の回転移動成分を含んだものであってもよいが、好ましくは、ほとんど平行移動の形式である。
【0010】
任意の適切な展開機構を採用して、テーブルの収容姿勢から展開姿勢までの移動を達成するようにしてもよい。展開機構は、移動を案内するための一又は複数のレールを備えてもよい。展開機構は、移動を案内するための一又は複数の溝を備えてもよい。展開機構は、移動を案内するための一又は複数の滑動部を備えてもよい。展開機構は、移動を案内するための一又は複数の走行部を備えてもよい。その機構は、中心線(前後方向)に沿って設けたものであってもよい。それに代えて又は追加で、上記の機構は、その各部分を横方向に分かれた部位に配置するように設けたものであってもよく、例えば、横方向に別々に分けた細長い展開手段を一組にする方式でもよい。展開機構は、水撃ポンプを備えてもよい。
【0011】
テーブルは、例えば前述したような展開機構を備えてもよい。
【0012】
構造体は、開口又は凹部を備えてもよく、例えば、この開口又は凹部が規定し又は規定される通路を通って、テーブルが前記構造体内に挿入されるときに移動するようにしてもよい。
【0013】
開口又は凹部は、凹部方式の場合には、少なくとも一側が開放されていてもよい。例えば、凹部は、上面、両側面を有するが底面を有しない溝状であってもよい。そのため、前記構造体内に挿入された際、テーブルの下側が前記構造体の内部又は近傍に設定された自由空間に露出することがわかる。構造体がコンソール方式の場合、自由空間を例えばコンソール内の足下空間まで拡張してもよい。
【0014】
開口又は凹部は、開口方式の場合には、例えば細長い隙間形状の開口であってもよい。開口又は凹部は、テーブルがその収容姿勢と展開姿勢との間を移動する際に通過する空間の形状を補完する形状を有してもよい。したがって、開口又は凹部は、好ましくは、テーブルがその収容姿勢と展開姿勢との間を移動する際に通過する空間を受け入れるのに必要なサイズと同等で、著しく大きくはないサイズである。テーブルを構造体内に挿入可能に設定した結果、テーブルの一部が、例えばテーブルの収容時に、開口又は凹部に直接に隣接する。
【0015】
構造体は、第1座席に着座した乗客が見るためのモニターを備えてもよい。テーブルは、モニターの下側位置で前記構造体内に挿入可能に設定してもよい。構造体は、鉛直方向で、モニターと収容時のテーブルとの間に位置する収容空間を備えてもよい。モニターはIFEモニターであってもよい。
【0016】
構造体は足下空間を含んでもよい。第1座席は、ベッド・モードに変換可能であってもよい。ベッド・モードでは、第1座席に横たわった乗客が脚を足下空間に伸ばし入れ可能である。
【0017】
本明細書で言及する乗客の大きさは、2000年における40歳の白人又は黒人のアメリカ人男性の住民の95パーセンタイルの大きさを有する概念上の人間(95%人間)を参照して定義してもよい。
【0018】
足下空間は、使用時において、ベッド・モードの第1座席の上面で定まるベッド表面への延長部として作用する上面を有してもよい。
【0019】
足下空間は、乗客による保管スペースを含むものであってもよいし、あるいは、乗客による保管スペースとして利用可能であってもよい。
【0020】
座席配置は、第2座席を備えてもよい。第1コンソールは、第2座席に隣接して位置してもよい。第1座席及び前記構造体は、航空機に設置する前に物理的に連結した状態で設ける必要はない。第1コンソールは、前記構造体の意義を明確にするものであってもよい。しかしながら、第2座席及び第1コンソールは、物理的に連結した方式で設けてもよく、それによって、航空機への正確で効率のよい設置が容易になる。したがって、航空機の座席配置は、座席、構造体及びテーブルを一緒に設けるという意味での「配置」であればよいことがわかる。航空機の座席配置は、航空機座席の組立品方式であってもよい。
【0021】
座席配置は、第1座席に隣接する第2コンソールを備えてもよい。第2コンソールは、第2座席の直ぐ後方にあってもよい。座席配置のコンソール及び座席は、千鳥配置、すなわち互い違いの配置であってもよい。
【0022】
座席配置は、第3座席と第3コンソールとを備えてもよい。座席配置は、第4座席と第4コンソールとを備えてもよい。第1座席と第3座席と第2コンソールと第4コンソール(選択的に設けた場合)とで、第1列を形成してもよい。第2座席と第1コンソールと第3コンソールと第4座席(選択的に設けた場合)とで、第2列を形成してもよい。第2列は、第1列の直ぐ前方にあってもよい。第1コンソール及び第3コンソールの各々は足下空間を有してもよい。第1座席は、乗客が横たわって脚を第1コンソールの足下空間に伸ばし入れるベッド・モードに変換可能であってもよい。第3座席も、乗客が横たわって脚を第3コンソールの足下空間に伸ばし入れるベッド・モードに変換可能であってもよい。好ましくは、第1コンソールの足下空間は、第3コンソールの足下空間の対応する幅と実質的に等しい幅を有するのがよい。
【0023】
第1コンソールは、第3コンソールの足下空間の形状と実質的に同一の形状のものを有してもよく、この場合、足下空間の幅は、どの対応する幅を比較したとしても同一になることがわかる。しかしながら、足下空間が同一の形状でなければ、一の足下空間の幅が他の足下空間の対応する幅と異なることがわかると同時に、同一になる別の幅の組合せを見つけることもできる。そのため、一組の足下空間の幅を同一と考えるかどうかは、どの幅を比較するかによる。比較する足下空間の幅は、足下空間の最大幅であってもよい。比較する足下空間の幅は、足下空間の最大長さの75%の位置での最小幅であってもよい。比較される足下空間の幅は、足下空間の平均幅であってもよい。コンソールの足下空間の平均幅は、中央幅であるとみなしてもよい。あるいは、コンソールの足下空間の平均幅は、以下で求めた幅と考えてもよく、すなわち、足下空間を縦に長さの等しい100区画に概念的に分割し、足下空間の各区画の最大幅を測定し、100の幅の測定値を大きさ順に並べ、50番目の測定値を選択して得た幅としてもよい。
【0024】
本発明は、エコノミー・クラスよりも上位クラスのシートが具体的な用途である。エコノミーの座席配置は、通常、間隔がより短く、エコノミー席は、通常、ベッド・モードを備える必要はない。
【0025】
第1及び第2座席間の間隔距離は100cmより大きくてもよい。第1及び第2座席間の間隔距離は、好ましくは900mm(約35インチ)より大きいのがよい。下記の実施形態では、その間隔距離が約45インチである(これは1000mmより大きな間隔である)。
【0026】
第2座席の後方に位置する第1座席との間の「間隔距離」は、第2座席のある点(例えば、座席が離陸又は着陸に備えて完全な直立姿勢にあるときの最前点)と、第1座席の対応する点と、の間を航空機の長手方向に測定した距離(つまり、2点間の距離の長手方向成分)を意味すると理解してよい。間隔距離は、第1及び第2座席を航空機に設置した時点で測定してもよく、あるいは、航空機への設置に備えて互いに物理的に連結した時点で測定してもよい。
【0027】
航空機に設置した際、第1座席は、その座席の中心を通って航空機の機体の長手方向線と平行な第1仮想線上に位置してもよく、第2座席は、第2座席の中心を通って第1仮想線と平行な第2仮想線上に位置してもよい。第1及び第2仮想線間の距離は、600mm(約24インチ)より大きくてもよい。第1及び第2仮想線間の距離は、900mm(約35インチ)より大きくてもよい。第1座席は、通常、背部クッションと、座面クッションと、クッション付きのレッグ・レスト部とを備えている。座面クッションは、450mmより大きく、好ましくは470mmより大きい最大幅を有してもよい。座面クッションは、500mmより大きい最大幅を有してもよい。第1及び第2仮想線間の距離は、座面クッションの最大幅を差し引いて、125mm(約5インチ)より大きくてもよい。第1及び第2仮想線間の距離は、座面クッションの最大幅を差し引いて、250mmより大きくてもよい。
【0028】
この航空機の座席配置は、同様に設定した一又は複数の航空機の座席配置を備えた、より大きな航空機の座席セットの一部として設けてもよい。
【0029】
第1コンソールは、第2座席に着座した乗客が使用する収容スペースを備えてもよい。この収容スペースは、その長さと幅について、長さを鉛直に配向して幅を水平に配向した浅い空間であってもよい。収蔵スペースは、第1コンソールの前端に位置してもよい。収蔵スペースをそのように配置すれば、その幅が第2座席の幅と平行になる。それに代えて又は追加で、収容スペースは、第2座席の座面クッション上面よりも上方に位置付する基部を有する棚状であってもよい。その棚には扉を設けて、棚内の保管スペースを引き出しの後方に配置してもよい。棚の扉を閉めたとき、その扉で定まる棚の前面が第2座席の背部クッションの最前点の前方に伸びてもよい。
【0030】
第2座席は、通路側の席として使用するのに適するように構成してもよい。第1コンソールは、第2座席に着座した乗客が使用するよう、第2座席の一側に位置する第1肘掛け部を備えてもよい。航空機の座席配置は、乗客が使用するよう、第2座席の他側に第2肘掛け部を備えてもよい。
第1コンソールは、第1肘掛け部と
第1コンソールの上面の残部との間に段差を備えてもよい。このような場合、第1肘掛けの高さを第2肘掛けの高さと実質的に同じにできる。あるいは、
第1コンソールは、第1肘掛けの高さと実質的に同じ高さの中心上面を備えてもよく、この場合、第1肘掛けの高さが第2肘掛けの高さよりもかなり高くなる。他の高さの肘掛けの構成も、もちろん本発明の範囲内である。
【0031】
テーブルは、第1展開姿勢への移動を可能に設定してもよく、第1展開姿勢では、テーブルの第1部分が構造体内に収容される。第1展開姿勢では、テーブルの第2部分が構造体の後方に位置してもよい。第1展開姿勢では、テーブルがその第1領域で、第1座席に着座した乗客の使用に利用可能なテーブルスペースを提供し得る。第1領域は、構造体に直に隣接してもよい。第1領域は、一又は複数の飲み物の保持に適し、最大寸法が300mm未満のものでもよい。第1領域の面積は、70,000mm
2未満であってもよく、好ましくは、50,000mm
2未満である。
【0032】
第1展開姿勢のテーブルが提供する利用可能なテーブルスペースは、非対称であってもよい。テーブルの構成に対称性を求める通常の設計実務から逸脱することで、座席配置の技術的な具体化を可能にするのに、より大きな融通性が得られる。例えば、テーブルの移動方向は、直線状であったり、テーブルが展開又は挿入される部位で構造体の後面に垂直であったりする必要はない。
【0033】
テーブルは、第2展開姿勢への移動を可能に設定してもよく、第2展開姿勢では、テーブルの前記第1部分の少なくとも一部が構造体の外に位置する。テーブルは、第2展開姿勢では、その第2領域で、利用可能なテーブルスペースを提供してもよい。第2領域は、好ましくは、第1領域よりも大きいのがよい。第2領域の面積は、80,000mm
2より大きくてもよい。
【0034】
テーブル及びコンソールをそのように設定することにより、テーブルが第1展開姿勢から第2展開姿勢まで移動する際、利用可能なテーブル領域のより広い範囲が徐々に露出する。第2展開姿勢のテーブルの幅は、第1展開姿勢のテーブルの幅と同じでもよい。
【0035】
テーブルは、第3展開姿勢を構成するよう設定してもよく、第3展開姿勢では、テーブルがその第3領域で、利用可能なテーブルスペースを提供する。第3領域は、好ましくは第1領域より大きいのがよく、また、好ましくは第2領域より大きいのがよい。
【0036】
上記には、開口又は凹部を設けて、テーブルの前記構造体への挿入を容易にしてもよいことを述べている。開口又は凹部は、第1展開姿勢のテーブルの幅の100%から110%の間の幅であってもよい。開口又は凹部は、第2展開姿勢のテーブルの幅の100%から110%の間の幅であってもよい。開口又は凹部は、第3展開姿勢のテーブルの幅より狭い幅であってもよい。
【0037】
テーブルは、少なくとも1つのテーブル・リーフを備えてもよい。一又は複数のリーフは、第1座席に着座した乗客が展開して利用可能なテーブルスペースの領域を増大するように設定したものであってもよい。一又は複数のリーフの動作が、それによってテーブルの構成を第2展開姿勢及び第3展開姿勢間で変化させる手段であってもよい。
【0038】
1つの又は各々のテーブル・リーフは、テーブル本体から滑り出すように構成してもよい。1つの又は各々のリーフは、折り畳んだ状態のものを本体から広げてもよい。
好ましくは2つのテーブル・リーフを設けて、テーブルの両側にテーブルスペースを拡張するように設定するのがよい。1つの又は各々のリーフは、テーブルが第1展開姿勢又は第2展開姿勢のときに、本体の上部に設定してもよい。
【0039】
テーブル・リーフの第1側部は、テーブルが第2展開姿勢のときに用いるように設定してもよい。テーブル・リーフの反対側の第2側部は、テーブルが第3展開姿勢のときに用いるように設定してもよい。テーブル・リーフの第1側部の一部は、テーブルが第1展開姿勢のときに用いてもよい。
【0040】
座席配置をそのように構成することにより、テーブルを第1から第3展開姿勢まで、最初に第2展開姿勢を経由通過させることなく移動させるのが可能ではなくなる。
【0041】
テーブルは、構造体から伸び出すと共に、テーブルの展開機構の一部を構成する支持アームによって、少なくとも部分的に支持し、好ましくは十分に支持するように設定してもよい。支持アームは、常に少なくとも一部が構造体に保持されるように設定してもよい。支持アームは、第3展開姿勢のテーブルより狭い幅であってもよい。そのアームは、第1展開姿勢のテーブルより狭い幅であってもよい。支持アームは、単一構造を用いて規定してもよい。あるいは、支持アームは、例えば横方向に間隔を空けた2つの平行な側方アームを備えたような、複数部構造を用いて規定してもよい。
【0042】
テーブルは、好ましくは複数の設定位置を有するように設定するのがよい。テーブルは、好ましくは複数の設定展開姿勢を有し、好ましくは2〜10カ所の設定展開姿勢を有するのがよい。収容姿勢は設定位置であってもよい。テーブルは、例えば有限箇所の設定位置だけを有してもよいが、その設定位置の間でテーブルが取り得る無限箇所の位置があってもよい。テーブルが一の設定位置にあるとき、他の設定位置へのテーブルの移動に対する抵抗が、テーブルが連続する両設定位置の間にあるときの設定位置へのテーブルの移動に対する抵抗よりも大きくてもよい。
【0043】
本明細書に記載した本発明の特徴は、本発明の第1態様に関連する上記説明とは異なる形態で、テーブルを収容する場合に適用してもよい。すなわち、本発明の第2態様として、
第1座席と、
テーブルと、を備え、
テーブルは、構造体内に収容される収容姿勢への移動を可能に設定され、
テーブルは、第1設定展開姿勢への移動が可能とされ、第1設定展開姿勢では、テーブルがその第1領域で、第1座席に着座した乗客の使用に利用可能なテーブルスペースを提供するよう、テーブルの第1部分が構造体内に収容され、テーブルの第2部分が構造体の外に位置し、
テーブルは、第2設定展開姿勢への移動を可能に設定され、第2設定展開姿勢では、テーブルがその第1領域より大きい第2領域で、第1座席に着座した乗客の使用に利用可能なテーブルスペースを提供するよう、テーブルの前記第1部分の少なくとも一部が構造体の外に位置する、航空機の座席配置を提供する。
【0044】
テーブルは、その収容姿勢で、構造体内に完全に収容してもよいことがわかる。しかしながら、テーブルが収容姿勢にあるときに、小さな部分(言うならば、テーブルの利用可能なテーブルスペースの面積の10%未満)が構造体から突出することも、本発明の範囲内である。収容時にテーブルの小さな部分の突出を許容することが、乗客がテーブルを掴んで引き開けるための簡単な方法を提供する。テーブルは、テーブルを掛止及び収容した状態から解放するために、テーブルを押すように設定してもよい。そのために、好ましくはばね式の、押込解放機構を設けてもよい。
【0045】
本発明は、本明細書に記載又は特許請求した発明の任意の態様の航空機の座席配置のテーブルとして、使用するのに好適なように設定及び構成したテーブルをも提供する。
【0046】
本発明は、航空機でテーブルを使用する方法も提供する。その方法は、第1座席に着座した乗客が、テーブルを第1座席の前方に位置する構造体内から使用できる位置まで水平に引き出すステップを含んでもよい。その方法は、乗客が、テーブルを構造体内に水平に押し入れ、例えば、それでテーブルを構造体内に挿入するステップを含んでもよい。その方法は、第1座席に着座した乗客が第1設定構成でテーブルを用い、この第1設定構成で、テーブルが利用可能なテーブルスペースの第1領域を提供するステップを含んでもよい。乗客は、第2設定構成でテーブルを用いてもよく、この第2設定構成では、テーブルが利用可能なテーブルスペースの第2領域を提供する。乗客は、第3設定構成でテーブルを用いてもよく、この第3設定構成では、テーブルが利用可能なテーブルスペースの第3領域を提供する。乗客は、実質的に利用可能なテーブルスペースがないように、テーブルを収容してもよい。第3領域は第2領域より大きくてもよい。第2領域は第1領域より大きくてもよい。乗客のテーブルによる使用(つまり、テーブルをテーブルとして使用すること)は、テーブル上に物体を置くことを含んでもよい。乗客によるテーブルの使用は、テーブルが支持する物体をテーブルから取り除くことを含んでもよい。乗客は、テーブルの使用時に座席に座ってもよい。乗客は、ベッド・モードで座席を使用してもよい。
【0047】
本発明の一態様に関して説明した特徴は、もちろん、本発明の他の態様を組み込んでもよい。例えば、本発明の方法は、本発明の装置を参照して説明した任意の特徴を組み込んでもよいし、その逆もまた同様である。本発明の第2態様は、第1態様に関して説明した任意の特徴を含めることもできる。
【0048】
ここで、本発明の実施形態を単なる例として、以下の内容の添付概要図を参照しつつ説明する。