(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
プロセッサ及び該プロセッサに連結されたメモリを備えるユーザー端末が、前記メモリに格納された実行可能なプログラム命令を前記プロセッサによって実行してスポーツベッティングサービスを提供する方法であって、
(a)競技をそれぞれがベッティング可能な時間であるベッティング時間及び該ベッティング時間終了後ベッティング結果を見守るゲーム時間を含む複数の区間に分割したベッティング区間のうちの現在ベッティング区間においてベッティング可能なイベントを一つ以上表示する段階と、
(b)前記ベッティング可能なイベントの中からベッティングしようとするイベントが一つ以上選択されると、前記選択されたイベントであるベッティングイベントを表示する段階と、
(c)前記ベッティングイベントに対するベッティングポイントの入力を受ける段階と、
(d)前記現在ベッティング区間、前記ベッティングイベント、及び前記ベッティングポイントのうちの一つ以上を含むベッティング要請情報をサーバーに転送する段階と、を有し、
前記(a)段階は、
前記ベッティング可能なイベントに対する統計情報を表示する段階を含み、
前記統計情報は、統計値と予測値のうちの一つ以上を含み、
前記統計値は、前記競技に参加するホームチーム、遠征チーム、及び前記各チーム選手たちの過去両チーム間の競技データのうちの一つ以上に基づいて算出され、
前記予測値は、前記現在ベッティング区間においてベッティングに参加したユーザーの前記ベッティング可能なイベントに対する過去ベッティング的中数、すなわち前記ホームチームと遠征チームとの過去両チーム間の競技に対するベッティング的中数、現在ベッティング数、及び前記過去両チーム間の競技データのうちの一つ以上に基づいて算出され、
前記予測値は、前記過去ベッティング的中数を反映した過去ベッティング媒介変数と前記現在ベッティング数を反映した現在ベッティング媒介変数とを含み、
前記過去ベッティング媒介変数は、前記過去両チーム間の競技において前記ベッティング可能なイベントに対するベッティンググループ、すなわちベッティング的中率順に分類されてグループごとに異なる加重値が付与されるベッティンググループごとの過去ベッティング的中数に基づいて算出され、
前記現在ベッティング媒介変数は、前記現在ベッティング区間の前記ベッティング可能なイベントに対する前記ベッティンググループごとの現在ベッティング数に基づいて計算され、
前記過去ベッティング媒介変数は、前記現在ベッティング媒介変数よりさらに高い加重値が付与され、
前記ベッティング可能なイベントは、前記競技中に発生する事件を含み、
前記スポーツベッティングサービスは、前記現在ベッティング区間において実際に発生したイベントに対する前記ベッティングイベントの的中の有無に応じて前記ベッティングに対する配当ポイントを支給することを特徴とするスポーツベッティングサービス提供方法。
前記アイテムに対応する補償は、ユーザーのベッティング的中率順に応じて分類されるベッティング等級の上昇、特定のポイント支給、ユーザーが現在保有しているポイントの特定の倍数に該当するポイント支給、及びキャラクター支給のうちの一つ以上を含むことを特徴とする請求項4に記載のスポーツベッティングサービス提供方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態で具現可能であり、以下で説明する実施形態に限定されない。
【0013】
図面の説明において、本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じて同様の部分には同様の参照符号を付した。明細書全体に亘って、ある部分が他の部分と「連結」されているというときには「直接的に連結」されている場合だけでなく、その間に他の部材を介在して「間接的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」というとき、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外することではなく、他の構成要素をさらに備えることができるということを意味する。
【0014】
以下、本発明の一実施形態によるスポーツベッティングシステムについて
図1を参照しながら詳しく説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態によるスポーツベッティングシステムの構成図である。
本発明の一実施形態によるスポーツベッティングシステム100は、ユーザー端末110及びサービスサーバー120を備える。ユーザー端末110は、プロセッサ及びプロセッサに連結されたメモリを備え、メモリにはプロセッサによって以下で説明するユーザー端末110の動作を実行させるプログラム命令が格納される。サービスサーバー120は、一つ以上のハードウェアプロセッサ及び命令をエンコードする非一時的(non−transitory)コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備え、一つ以上のプロセッサによって命令が実行され、以下で説明する動作を遂行する。
【0016】
ユーザー端末110は、サービスサーバー120から提供されるスポーツベッティング画面を通じて、競技の結果(例えば勝、無、敗)の予測、競技に参加するホームチーム及び遠征チームの得点予測、競技を複数の区間に分割したベッティング区間のうちの現在ベッティング区間において競技進行中に発生する事件(以下、「イベント」と称する)に対する予測、及びイベントに関連するアイテム予測のうちの一つ以上に対する情報と、これらの予測に対するベッティングポイントの入力とを受けて、サービスサーバー120にベッティング要請情報を転送する。ここで、競技を複数の区間に分割したベッティング区間は、スポーツの種類に応じて異なる形態に分割される。
【0017】
例えば、バスケットボールの場合、複数のクォーターまたは特定の得点間隔(例えば、30点間隔)で分割した複数の区間(例えば、「0〜30点、31点〜60点、61点〜90点、91点〜120点」区間)にベッティング区間を分割する。
【0018】
また、サッカーの場合、前半及び後半を特定の時間間隔単位の複数の時間区間(例えば、5分間隔で分割される場合、前半9回、後半9回、合計18回)にベッティング区間を分割する。
【0019】
さらに、野球の場合、各イニング(inning)において、現在の投手と打者との間の対決に応じてベッティング区間を分割する。
【0020】
一方、ユーザー端末110は、ベッティング区間ごとに、ベッティング可能なイベントを一つ以上画面に表示し、選択可能なアイテムを一つ以上画面に表示する。ここで、各ベッティング区間は、ベッティング可能な時間であるベッティング時間及びベッティング時間終了後ベッティング結果を見守る時間であるゲーム時間を含む。
【0021】
例えば、サッカー競技の前半及び後半の合計90分を5分間隔で分割した場合、合計18回の各ベッティング区間は、ベッティング時間「1分」とゲーム時間「4分」とで構成される。
【0022】
ユーザーは、ベッティング可能なイベントのうち、現在ベッティング区間において発生すると予測されるイベントを「1分」の間に選択し、残りの「4分」の間に競技を見守りながら、自分のベッティング結果(的中の有無)を興味津々に見守る。ここで「イベント」は、スポーツ競技の進行中に発生する事件を含む。
【0023】
例えば、バスケットボールの場合、シュート、リバウンド、得点、ファウル、ターンオーバー(turn over)、ブロックショット(block shot)、スチール(steal)、及びインターセプト(intercept)等を含む。
【0024】
また、サッカーの場合、ゴール、ドローイング、コーナーキック、警告、オフサイド、反則、及びペナルティーキック等を含む。
【0025】
なお、野球の場合、三振(strike out)、バント(bunt)、フライ(flay)、フォアボール(four ball)、デッドボール(hit by pitch)、安打、ダブルプレー(double play)、ホームラン、及び投手のバルク(balk)等を含み、その他にも出塁走者の盗塁(steal)等をさらに含む。
【0026】
各スポーツ競技に対するイベントの種類は、この例に限定されるものではなく、実施形態によって各スポーツ競技の進行中に発生する多様な事件がイベントに含まれる。
また、イベントは、バスケットボール及びサッカーにおいて、選手たちのパス等により移動するボール(ball)の位置、特定のポジションを担当する選手たちの位置、各チームの得点が奇数か偶数か、野球において現在の投手と打者との間の対決中に発生する事件と出塁走者の盗塁等のように、現在の投手と打者とによって直接的に発生しない事件等を含む。
【0027】
即ち、イベントは、各スポーツ競技のルール(rule)に関連して発生する事件だけでなく、ボールや選手たちの動きと位置、得点が奇数か偶数か等、競技進行中に発生する全ての事件を含む。
【0028】
ユーザーは、現在の時間区間においてユーザー端末110の画面に表示されるベッティング可能なイベント(以下、「ベッティング可能イベント」と称する)の中から、ホームチームと遠征チーム別にベッティングしようとするイベント(以下、「ベッティングイベント」と称す)を一つ以上選択し、選択した一つ以上のベッティングイベントがホームチームまたは遠征チームのいずれで発生するかを選択する。
【0029】
例えば、サッカー競技において、現在ベッティング区間におけるゴール、ドローイング、コーナーキック、警告、オフサイド、反則、及びペナルティーキックがベッティング可能イベントとして表示され、ユーザーは、その中から、ベッティングイベントとしてゴール、コーナーキック、及びオフサイドをホームチームと遠征チームのベッティングイベントとしてそれぞれ選択する。もちろん、ホームチームと遠征チームに対するベッティングイベントが必ず同一である必要はなく、各チーム別に異なるベッティングイベントが選択される。
【0030】
また、現在ベッティング区間においてハーフライン(half line)を基準にボール(ball)が、ホームチームまたは遠征チームの陣営のうちのいずれの場所に位置するかを選択するベッティング可能イベントが表示され、ユーザーはベッティングイベントとして、ホームチームまたは遠征チームの陣営のうちのいずれか一つを選択する。
【0031】
例えば、バスケットボール競技において、現在ベッティング区間における得点、ファウル、及び得点の奇数/偶数がベッティング可能イベントとして表示され、ユーザーは、その中から「得点の奇数/偶数」を選択する。
【0032】
即ち、現在ベッティング区間において、ホームチーム及び遠征チームの得点がそれぞれ「偶数と偶数」、「偶数と奇数」、「奇数と奇数」、及び「奇数と偶数」のいずれの場合であるかを選択する。
【0033】
また、ベッティング可能イベントは、現在ベッティング区間において発生するイベントがないことを予測する「ノーイベント(No Event)」を含む。
【0034】
例えば、サッカー競技において、ゴール、ドローイング、コーナーキック、警告、オフサイド、反則、ペナルティーキック、及びノーイベントがベッティング可能イベントとして表示され、ユーザーが、この中から「ノーイベント」をベッティングイベントとして選択した場合、該当ベッティング区間においてゴール、ドローイング、コーナーキック、警告、オフサイド、反則、及びペナルティーキックのいずれも発生しない場合、ノーイベントは的中したものであり、これに対する配当ポイントが支給される。
【0035】
なお、ベッティング可能イベントは、ベッティング区間ごとに同一であるか、又は一つ以上のベッティング区間において異なるベッティング可能イベントが提供される。
【0036】
一方、ベッティングに対する配当ポイント支給の一実施形態として、現在ベッティング区間においてユーザーが選択したベッティングイベントのうちの最初に実際に発生したイベントが存在する場合に支給される。
【0037】
例えば、サッカー競技において、現在ベッティング区間において提示された複数のベッティング可能なイベントの中から、ユーザーが選択したベッティングイベントが「オフサイド及び警告」であり、現在ベッティング区間において「オフサイド」が最初に発生した場合、ベッティングイベントに対する配当ポイントが支給される。しかし、現在ベッティング区間において、ユーザーが選択していない「ゴール」が最初に発生した場合、ベッティングイベントに対する配当ポイントは支給されない。
【0038】
ベッティングに対する配当ポイント支給の他の実施形態として、現在ベッティング区間においてユーザーが選択したベッティングイベントが一つ以上であり、現在ベッティング区間において実際に発生したイベントに対して一つ以上のベッティングイベントが全て的中した場合、ベッティングイベントに対する配当ポイントが支給される。
【0039】
例えば、サッカー競技において、現在ベッティング区間において選択されたベッティングイベントが「ゴール」、「コーナーキック」、及び「警告」であり、現在ベッティング区間において実際に発生したイベントが「コーナーキック」、「警告」、及び「オフサイド」である場合、ベッティングイベントの全部が的中していないため、配当ポイントは支給されない。
【0040】
ベッティングに対する配当ポイント支給の更に他の実施形態として、複数のベッティングイベントのうちの一部のみが的中した場合、的中した一部のベッティングイベントに対する配当ポイントが支給される。
【0041】
例えば、サッカー競技において、現在ベッティング区間において選択されたベッティングイベントが「ゴール」、「コーナーキック」、及び「警告」であり、現在ベッティング区間において実際の発生したイベントが「コーナーキック」、「警告」、及び「オフサイド」である場合、的中した一部のベッティングイベントである「コーナーキック」及び「警告」に対する配当ポイントが支給される。
【0042】
一方、ユーザーは、各ベッティング区間においてベッティングイベントと共にアイテムを選択することができる。ここで、「アイテム」は、イベントの具体的な発生形態であって、1つのイベントに対して複数のアイテムが存在する。
【0043】
例えば、バスケットボール競技において、「得点」イベントの具体的な発生形態として、2点(シュート)、3点(シュート)、及び最初に得点した選手等がアイテムとして提供され、「ファウル」の具体的な発生形態として、守備者ファウル、攻撃者ファウル、チームファウル、個人ファウル、及び各ファウルの数等がアイテムとして提供される。
【0044】
また、野球競技において、「フライ(fly)」イベントの具体的な発生形態として、インフィールドフライ(infield fly)、犠牲フライ(sacrifice fly)、ファウルフライ(foul fly)、単純フライ(fly)等がアイテムとして提供される。
さらに、「安打」の具体的な発生形態として、左前安打、中前安打、二塁打、三塁打、及び安打の数等がアイテムとして提供される。また、「三振」イベントの具体的な発生形態として、三振のための投手の投球数がアイテムとして提供される。
【0045】
ユーザーは、現在ベッティング区間においてユーザー端末110の画面に表示される選択可能なアイテム(以下、「選択可能アイテム」と称する)のうちの一つ以上を選択(以下、「選択アイテム」と称する)する。
【0046】
もし、現在ベッティング区間において選択アイテムが的中した場合、アイテムの的中に対応する補償が与えられる。ここで、選択アイテムの「的中」は、該当アイテムが属するイベントの的中が先行する必要があり、アイテムの的中に対応する「補償」は、ユーザーのベッティング的中率順によって分類されるベッティング等級の上昇、特定のポイント支給、ユーザーが現在保有しているポイントの特定の倍数に該当するポイント支給、及びキャラクター支給のうちの一つ以上を含む。
【0047】
また、ユーザー端末110は、ユーザーが現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベント及び選択可能アイテムを選択する際に、的中率を高めるために参照できる「統計情報」を画面に表示する。「統計情報」は、統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む。
【0048】
「統計値」は、現在スポーツ競技を進行しているホームチーム及び遠征チーム、そして各チームに所属する選手たちの過去競技データに基づいて算出し、「予測値」は、各ベッティング可能イベントに対する過去ベッティング媒介変数、現在ベッティング媒介変数、及び環境媒介変数に基づいて算出する。
【0049】
ここで「過去ベッティング媒介変数」は、ベッティング的中率順に分類されたベッティンググループごとに、各イベントに対する過去ベッティングデータに基づいて算出し、「現在ベッティング媒介変数」は、ベッティンググループごとに、各イベントに対する現在ベッティングデータに基づいて算出し、「環境媒介変数」は、過去競技場、観客数、天気、競技時間、競技成績、及び競技成績に応じたチームと選手の上り調子または下がり調子のうちの一つ以上に基づいて算出する。
【0050】
予測値を算出する根拠となる各媒介変数に関する詳細な説明は、
図2を参照して後述する。
【0051】
また、ユーザー端末110は、ベッティングのウェブサイトを通じて、各イベントに対する該当ユーザーのベッティング合計ポイント、該当ユーザーがベッティングしたポイント、該当ユーザーがベッティングしたイベントにベッティングされた合計ポイント(他のユーザーのベッティングポイントが含まれる)と、それに対する配当率、的中時の配当ポイント、該当ユーザーがベッティングしていないイベントにベッティングされた合計ポイントとそれに対する配当率のうちの一つ以上を照会する。
【0052】
なお、ユーザー端末110は、スマートフォン、携帯電話、PDA、PMP、及びタブレットコンピュータ等の移動通信端末と、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、及びセットトップボックスに連結されたTVとを含み、サービスサーバー120に有線または無線通信で連結される。
【0053】
一方、サービスサーバー120は、スポーツ競技のベッティング画面を提供し、ユーザー端末110の要請に応じて、進行予定の競技または現在進行中の競技に関する情報(例えば、競技日、ホームチームと遠征チームの名前、及び現在スコア等)をユーザー端末110に提供する。
【0054】
また、サービスサーバー120は、スポーツ競技を複数のベッティング区間に分割した各ベッティング区間において、ベッティング可能イベントのリスト及び選択可能アイテムのリストをユーザー端末110に提供する。ここで、ベッティング可能イベント、ベッティングイベント、選択可能アイテム、及び選択アイテムに関する説明は前述したので省略する。
【0055】
また、サービスサーバー120は、ユーザーがベッティングイベントやアイテムを選択する際に参照する「統計情報」をユーザー端末110に提供する。ここで「統計情報」は、統計値及び予測値のうちの一つ以上を含み、統計値及び予測値に関する詳細な説明は、
図2を参照して後述する。
【0056】
なお、サービスサーバー120は、ユーザー端末110から現在ベッティング区間、ユーザーが選択したベッティングイベント、選択アイテム、及びベッティングポイントのうちの一つ以上を含むベッティング要請情報を受信してベッティングを進行する。ここで、ベッティング要請情報は、スポーツ競技によって他の情報をさらに含み、例えば、野球競技の場合、現在ベッティング区間において対決中の投手及び打者の情報(名前等)をさらに含む。
【0057】
また、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間においてユーザーが選択したベッティングイベントのうちの最初に実際に発生したイベントが存在する場合、該当ベッティングに対する配当ポイントを支給する。
【0058】
なお、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間においてユーザーが選択した一つ以上のベッティングイベントの中に、実際に発生したイベントが全て的中するか又は一つ以上存在する場合、該当ベッティングに対する配当ポイントを支給する。そして、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間においてユーザーが選択したアイテムが的中する場合、サービスサーバー120は、該当アイテムに対応する補償を支給する。
【0059】
また、サービスサーバー120は、照会を要請したユーザーの各イベントに対するベッティング合計ポイント、該当ユーザーがベッティングしたポイント、該当ユーザーがベッティングしたイベントにベッティングされた合計ポイント(他のユーザーのベッティングポイントが含まれる)とそれに対する配当率、的中時の配当ポイント、該当ユーザーがベッティングしていないイベントにベッティングされた合計ポイントとそれに対する配当率のうち、一つ以上をユーザー端末110に提供する。
【0060】
本発明は、単純にこれから始まる予定のスポーツ競技に対するベッティングだけでなく、現在進行中のスポーツ競技において発生する多様なイベントに対するベッティングとアイテムの選択を通じて、配当ポイントはもちろん、ベッティングサービスの利用時に役立つ多様な補償を提供する。また、ベッティングゲームに慣れていないユーザーが、ベッティングイベントやアイテムを選択する際に参照できる信頼性の高い統計情報(統計値と予測値)を提供する。
【0061】
図2は、本発明の一実施形態によるサービスサーバーの構成を示すブロック図である。
【0062】
本発明の一実施形態によるサービスサーバー120は、イベント情報提供部121、アイテム情報提供部122、統計情報提供部123、及びリアルタイムベッティング管理部124を備える。
【0063】
イベント情報提供部121は、各スポーツ競技を複数のベッティング区間に分割し、ベッティング区間ごとにベッティング可能イベントのリストをユーザー端末110に提供する。ここで、スポーツ競技を複数の区間に分割したベッティング区間は、スポーツの種類によって異なるように分割される。その例として、バスケットボール、サッカー、及び野球について、
図1を参照して説明する。なお、ベッティング可能イベントとベッティングイベントについては、前述したので省略する。
【0064】
アイテム情報提供部122は、ユーザーが選択したベッティングイベントに応じてユーザー端末110に該当ベッティングイベントに属する選択可能アイテムのリストを提供する。ベッティングイベントと選択可能アイテムとの関係、そして選択アイテム及び補償については、前述したので省略する。
【0065】
統計情報提供部123は、現在ベッティング区間においてユーザーがベッティングイベントやアイテムを選択する際に参照する統計情報をユーザー端末110に提供する。ここで「統計情報」は、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントに対する統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む。
【0066】
統計情報提供部123は、現在スポーツ競技を進行するホームチームと遠征チーム、各チームに所属する選手たちの過去競技データに基づいて統計値を算出する。
例えば、野球競技の場合、現在ベッティング区間において対決する投手と打者との過去競技データ(過去に二人の選手が対決したデータ)に基づいて、該当投手と打者との対決時に発生したイベントやアイテムに対する統計値を算出する。
【0067】
また、統計情報提供部123は、現在ベッティング区間においてベッティングに参加したユーザーのベッティング可能イベントに対する過去ベッティング的中数、現在ベッティング数、及び上記過去競技データのうちの、一つ以上に基づいて予測値を算出する。
このため、統計情報提供部123は、ベッティンググループ分類部123a、過去ベッティング媒介変数算出部123b、現在ベッティング媒介変数算出部123c、及び予測値算出部123dを含む。
【0068】
以下、統計情報提供部123の各構成要素を説明する。
【0069】
まず、ベッティンググループ分類部123aは、サービスサーバー120が提供するスポーツベッティングサービスに加入した会員をベッティング的中率に基づいて、複数のグループ(以下、「ベッティンググループ」と称する)に分類する。ここで、ユーザーを「ベッティンググループ」に分類する理由は、ユーザーによって的中率が異なるためである。
【0070】
「ベッティング的中率」は、過去ベッティング履歴のうちの特定の数以上のベッティング回数、及びベッティング回数対特定の割合以上の的中数に基づいて分類される。そして、分類されたベッティンググループごとに、予測値の算出時に加重値が付与される。
【0071】
例えば、ベッティンググループをベッティング的中率順によって「上位、中位、下位」に分類した場合、上位グループは0.5、中位グループは0.3、そして下位グループは0.2の加重値が付与される。なお、ベッティンググループの数は、この例のように、「上位、中位、下位」に分類されるか、又は実施形態によっては、さらに詳細に分類され、加重値も任意に異なって付与される。
【0072】
以下では、ベッティンググループを「上位、中位、下位」に分類し、分類されたベッティンググループごとに0.5、0.3、及び0.2の加重値が各々付与される場合を説明する。
【0073】
ベッティンググループ分類部123aは、各ユーザーのベッティング情報(例えば、ベッティングしたイベント、ベッティング回数、及び的中率等)を格納したDB(図示せず)に連動される。
【0074】
過去ベッティング媒介変数算出部123bは、現在ベッティング区間において提示されたベッティング可能イベントに対する各ベッティンググループの過去ベッティング的中数に基づいて、過去ベッティング媒介変数を算出する。なお、予測値の算出時に過去ベッティング媒介変数に加重値が付与される。
【0075】
現在ベッティング媒介変数算出部123cは、現在ベッティング区間において提示されたベッティング可能イベントに対する各ベッティンググループの現在ベッティング数に基づいて、現在ベッティング媒介変数を算出する。なお、予測値の算出時に現在ベッティング媒介変数に加重値が付与され、ベッティンググループごとにベッティングされた現在ベッティング区間におけるベッティング結果は、次のベッティング時に過去のベッティング結果に含まれ、過去ベッティング媒介変数の算出に活用される。
【0076】
例えば、野球競技において、現在ベッティング区間(第1ベッティング区間)でA投手とB打者との対決に関する各ベッティンググループのベッティング結果は、次のベッティング区間(第2ベッティング区間)でA投手とB打者とが再び対決する場合、過去のベッティング結果に含まれ、過去ベッティング媒介変数の算出に活用される。
【0077】
予測値算出部123dは、過去ベッティング媒介変数算出部123bと、現在ベッティング媒介変数算出部123cとから各々算出された媒介変数に基づいて、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントに対する予測値を算出する。
【0078】
この際、予測値算出部123dは、各ベッティング可能イベントに対する過去ベッティング媒介変数及び現在ベッティング媒介変数に加重値を付与するにおいて、過去ベッティング媒介変数の加重値を現在ベッティング媒介変数の加重値よりも高く付与する。例えば、過去ベッティング媒介変数には0.6を、現在ベッティング媒介変数には0.4を付与する。その理由は、過去ベッティング媒介変数は、過去のデータに基づいた、即ち、すでに発生した結果に対する統計値であり、現在ベッティング媒介変数はまだ発生していないイベントに対する予測値であるためである。
【0079】
また、予測値算出部123dは、予測値に環境媒介変数をさらに反映する。ここで「環境媒介変数」は、過去競技場、観客数、天気、及び競技時間等のような外部的な要因と、各チームまたは選手たちの競技成績に応じた戦力(実力)の上り調子または下がり調子のような内部的な要因等とが反映される。
【0080】
例えば、サッカーや野球競技において、Aチームが競技で勝利した場合は曇った天気であるか、又は○○競技場で勝利した頻度が高くて、現在○○競技場で競技が開かれているか、又は現在競技が進行されている間に曇りの天気である場合、Aチームに対する環境媒介変数値が増加される。
【0081】
また、サッカー競技において、AチームのFWポジションの特定の選手が、最近有効シュート数とアシストが継続的な上り調子を見せている場合、該当選手の得点やアシストに対する環境媒介変数値は高くなる。
【0082】
予測値算出部123dは、現在の競技で対決をしている各チームと、各チームに所属する選手たちに対して、このような多様な環境媒介変数を反映した予測値を算出する。
【0083】
また、予測値算出部123dは、環境媒介変数を予測値に反映する時に、過去ベッティング媒介変数に反映し(環境媒介変数もまた過去データに含まれるため)、過去ベッティング媒介変数と現在ベッティング媒介変数とを合算した結果に反映する。なお、統計情報提供部123は、アイテムを選択する際に参照できるように、各選択可能アイテムに対する統計情報を提供する。選択可能アイテムに対する統計情報は、上述したベッティング可能イベントの統計情報の内容と同一であるため省略する。
【0084】
一方、リアルタイムベッティング管理部124は、現在ベッティング区間のゲーム時間が終了すると、現在ベッティング区間において実際に発生したイベントに対する情報を取得する。
【0085】
そして、ユーザー端末110から受信したベッティング要請情報と比較し、ベッティングイベントの的中の有無、ベッティングポイントに対する配当ポイント、及び選択アイテムの的中に応じた補償を支給する。
【0086】
この際、リアルタイムベッティング管理部124は、現在ベッティング区間において選択されたベッティングイベントのうち、最初に実際に発生したイベントが存在する場合、該当ベッティングに対する配当ポイントを支給する。
【0087】
また、リアルタイムベッティング管理部124は、現在ベッティング区間において選択された一つ以上のベッティングイベントのうち、実際に発生したイベントが全て存在するか又は一つ以上存在する場合、的中したベッティングイベントに対する配当ポイントを支給する。
【0088】
なお、リアルタイムベッティング管理部124は、現在ベッティング区間が終了すると、ユーザーのベッティング情報(ベッティング回数、的中の有無、的中率、配当ポイント額等)を更新し、それに応じて各ユーザーが属するベッティンググループを更新する。
【0089】
例えば、下位ベッティンググループに属したユーザーが現在ベッティング区間において所定数のイベントを的中し、中位ベッティンググループの所定の分類基準を満たした場合、リアルタイムベッティング管理部124は、該当ユーザーが属するベッティンググループを下位グループから中位グループに更新する。なお、ベッティンググループの更新は、上述したように、各ベッティング区間が終了するたびにベッティング結果に応じて遂行され、競技が全部終了した後に遂行される。
【0090】
また、ベッティンググループの所定の分類基準には、ベッティングイベントに対する的中率だけでなく、選択アイテムに対する的中も含まれる。
さらに、リアルタイムベッティング管理部124は、現在ベッティング区間が終了すると、次のベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントと選択可能アイテムのうちの一つ以上に対する統計情報をユーザー端末110に提供する。
【0091】
図3は、本発明の一実施形態によるスポーツベッティングサービスの過程を示すフローチャートである。
【0092】
図3に示す過程は、ユーザー端末110によって遂行される。
ユーザー端末110は、現在進行中の一つ以上のスポーツ競技に対する情報を画面に表示する(ステップS301)。ステップS301の後、画面に表示されたスポーツ競技の中から特定のスポーツ競技に対する選択が入力されると、ユーザー端末110は、選択されたスポーツ競技に対するリアルタイム競技情報と現在ベッティング区間において提示される「選択可能な」ベッティング可能イベントのリストを画面に表示する(ステップS302)。
【0093】
ステップS302の後、ユーザーによって統計情報要請が入力されると、ユーザー端末110は、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントに対する統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む統計情報をサービスサーバー120から受信して画面に表示する(ステップS303)。
【0094】
ステップS303の後、ユーザーによってベッティングイベントが選択されると、ユーザー端末110は、選択されたベッティングイベントとそれに属する選択可能アイテムのリストを画面に表示する(ステップS304)。この際、ユーザーの要請によって、選択可能アイテムに対する統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む統計情報が画面に表示される。
【0095】
ステップS304の後、ユーザーによって選択可能アイテムのうちの特定のアイテムが選択されると、ユーザー端末110は、選択アイテムを表示し、ベッティングに対するベッティングポイントの入力を受けるユーザーインターフェイスを画面に表示した後、ベッティングポイントの入力を受ける(ステップS305)。なお、ベッティングポイントはオンラインを通じたポイント入力、所定のトークン等、多様な方法で入力される。
【0096】
ステップS305の後、ユーザー端末110は、現在ベッティング区間、ユーザーによって選択されたベッティングイベントと選択アイテム、ベッティングイベントに対して入力されたベッティングポイントのうちの一つ以上を含むベッティング要請情報をサービスサーバー120に転送する(ステップS306)。
【0097】
図4は、本発明の他の一実施形態によるスポーツベッティングサービスの過程を示すフローチャートである。
【0098】
図4に示す過程は、サービスサーバー120によって遂行される。
サービスサーバー120は、ユーザー端末110の要請に応じて、現在進行中のスポーツ競技に対するリストをユーザー端末110に提供する(ステップS401)。この際、現在進行中のスポーツ競技は一つ以上であり、ユーザー端末110に転送されるリストには、各スポーツ競技の遠征チームとホームチームの名前、競技日、競技時間、及び競技の進行状況のうちの一つ以上が含まれる。
【0099】
ステップS401の後、ユーザー端末110から上記リストのうちの特定のスポーツ競技に対する選択情報を受信すると、サービスサーバー120は、選択されたスポーツ競技に対するリアルタイム競技情報、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントのリストをユーザー端末110に提供する(ステップS402)。
ステップS402の後、ユーザー端末110からベッティング可能イベントに対する統計情報要請を受信すると、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間のベッティング可能イベントに対する統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む統計情報を算出してユーザー端末110に提供する(ステップS403)。
【0100】
ステップS403の後、ユーザー端末110からベッティングイベントに対する選択情報を受信すると、サービスサーバー120は、選択されたベッティングイベントに属する選択可能アイテムのリストをユーザー端末110に提供する(ステップS404)。なお、ユーザー端末110から選択可能アイテムに対する統計情報要請を受信すると、サービスサーバー120は、選択可能アイテムに対する統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む統計情報を提供する。
【0101】
ステップS404の後、サービスサーバー120は、ユーザー端末110から、現在ベッティング区間、選択されたベッティングイベント、選択アイテム、及びベッティングに対するベッティングポイントのうちの一つ以上を含むベッティング要請情報を受信する(ステップS405)。
【0102】
ステップS405の後、現在ベッティング区間が終了すると、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間において、実際に発生したイベントに対する情報を取得する(ステップS406)。ステップS406の後、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間においてユーザーが選択したベッティングイベントのうちの最初に実際に発生したイベントが存在すると、ベッティングに対する配当ポイントを算出して支給し、選択アイテムの的中に応じた補償を支給する(ステップS407)。ステップS407の後、ユーザー端末110からベッティング結果に対する情報要請を受信すると、サービスサーバー120は、該当ユーザーが選択したベッティングイベントと選択アイテムの的中の有無及び配当率に応じた配当ポイント情報等をユーザー端末110に転送する。
【0103】
図5は、本発明の一実施形態によるサービスサーバーがスポーツ競技中に発生するイベントに対する予測値を算出する過程を示すフローチャートである。
【0104】
まず、サービスサーバー120は、本発明の一実施形態によるスポーツベッティングサービスに加入した会員をベッティング的中率順に基づいて上位、中位、下位のベッティンググループに分類する(ステップS501)。ステップS501の後、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間においてベッティングに参加したベッティンググループごとに、ベッティング可能イベントに対する各ベッティンググループの過去ベッティング的中数に基づいてベッティング可能イベントに対する過去ベッティング媒介変数を算出する(ステップS502)。
【0105】
ステップS502の後、サービスサーバー120は、現在ベッティング区間においてベッティングに参加したベッティンググループごとに、ベッティング可能イベントに対する各ベッティンググループの現在ベッティング数に基づいてベッティング可能イベントに対する現在ベッティング媒介変数を算出する(ステップS503)。
ステップS503の後、サービスサーバー120は、上述した外部的な要因と内部的な要因等を反映し、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントに対する環境媒介変数を算出する(ステップS504)。
【0106】
ステップS504の後、サービスサーバー120は、ステップS502で算出された過去ベッティング媒介変数とステップS503で算出された現在ベッティング媒介変数、そしてステップS504で算出された環境媒介変数に基づいて、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントに対する予測値を算出する(ステップS505)。この際、サービスサーバー120は、過去ベッティング媒介変数と現在ベッティング媒介変数に加重値を付与するにおいて、過去ベッティング媒介変数の加重値を現在ベッティング媒介変数の加重値よりも高く付与して予測値を算出する。また、環境媒介変数を予測値に反映する時に、過去ベッティング媒介変数に反映することもでき、過去ベッティング媒介変数と現在ベッティング媒介変数を合算した結果に反映することもできる。
【0107】
ステップS505の後、サービスサーバー120は、ユーザー端末110の統計情報要請に応じて、現在ベッティング区間において提示されるベッティング可能イベントに対する予測値をユーザー端末110に提供する(ステップS506)。
【0108】
図6は、本発明の一実施形態によるスポーツ競技ベッティング画面を示す図である。
【0109】
図6は、サービスサーバー120から提供されるスポーツベッティング画面であって、ユーザーは選択項目表示領域610を通じて、ベッティングしようとするスポーツ(野球、サッカー、バスケットボール等)と競技(国内競技、海外競技等)を選択する。また、ユーザーは選択項目表示領域610を通じて、現在進行中のスポーツ競技、または今後進行予定のスポーツ競技を検索する。
【0110】
図6には、現在時間を基準に、現在進行中の国内プロ野球競技が選択されて、結果表示領域620にその結果が表示されている。結果表示領域620には、現在競技の進行状況が、
図6に示すように簡単に表示される。
【0111】
ユーザーはベッティングのためのゲームポイントを購入したり、特定の競技を選択して入場した後、リアルタイムで競技を観戦しながらベッティングをする。
【0112】
図7は、本発明の他の実施形態によるスポーツベッティング画面を示す図である。
【0113】
図7は、サッカー競技のベッティング画面であって、画面の上部には、現在時間を基準に、現在進行中の競技のリストが表示され、画面に表示された競技は、AチームとBチームとの競技である。
【0114】
画面の上部には、現在進行中の競技の時間(前半45分及び後半45分、合計90分)を9分間隔で分割した合計10回のベッティング区間がベッティング区間表示領域710に表示されている。現在ベッティング区間にベッティング可能なイベントのリストとして「ゴール、ドローイング、コーナーキック、警告、及びNoイベント」がベッティング可能イベント表示領域730に表示されている。
【0115】
ユーザーは、現在ベッティング区間において、ベッティング可能イベント表示領域730に表示されたイベントの中から、ホームチームの遠征チーム別に一つ以上のイベントを選択した後、ホームチームまたは遠征チームのベッティングイベント表示領域720に、選択されたイベントをドラッグしたり、クリックすることにより、ベッティングイベントを選択する。なお、ベッティング可能イベントとして「ノーイベント(No Event)」がベッティング可能イベント表示領域730に表示され、該当イベントは、現在ベッティング区間において提示されたベッティング可能イベントのうちのいずれのイベントも発生しないと的中するものである。
【0116】
また、ユーザー端末110は、選択可能なアイテムのリスト表示領域740を画面に表示し、ユーザーは選択可能アイテムのリストのうちの一つ以上を選択し、選択されたアイテムは、
図7の選択アイテム表示領域750に表示される。
【0117】
図7において、選択可能アイテムは、ベッティング可能イベントに属するものであって、ベッティング可能イベントのうちの「ゴール」イベントの具体的な発生形態である「ゴール数(3ゴール)」が選択された。
【0118】
この他にも「ゴール」イベントに対する選択可能アイテムとして、初ゴールを決めた選手または初ゴールを決めた選手のポジション合わせ等がリストとして提供される。なお、各ベッティング区間において発生したイベントの数を、複数のベッティング区間において合算するか、又は競技終了後に合算して、その結果を予測するアイテムが提供される。
【0119】
例えば、第1ベッティング区間から第5ベッティング区間までのゴールやコーナーキックの合計数を予測するアイテムが選択され、第6ベッティング区間から最後のベッティング区間までの各チームの合計警告数を予測するアイテムが選択される。また、「ベッティング可能イベントに対する統計情報を見る」表示領域760を選択する場合、ユーザー端末110は、現在のサッカー競技を進行するホームチームと遠征チームの間の過去競技データに基づいた統計値と、各チームと各選手に対する統計値を提供する。
【0120】
そして、上記統計値に過去ベッティング媒介変数と現在ベッティング媒介変数、及び環境媒介変数をさらに反映し、ベッティングイベントやアイテムの選択時に参考にする予測値を提供する。
【0121】
また、ユーザー端末110は、現在ベッティング区間において、ベッティング可能な時間であるベッティング時間を
図7に示す表示領域770に表示する。
【0122】
図7では競技の前半と後半とを9分間隔で分割した合計10回のベッティング区間が存在し、現在ベッティング区間(第2回)において、ベッティング時間は2分であり、現在1分25秒の残りベッティング時間が存在することが視認できる。
【0123】
ベッティング時間が終了すると、ユーザーは残りの7分間、競技を見守りながら自分のベッティング結果を見守る。なお、画面の表示領域770に表示されたベッティング時間が終了すると、ベッティング結果を見守るゲーム時間(7分)が画面に表示され、この際、残り時間は、
図7に示すベッティング時間の表示領域770のように徐々に減少するバーの形態で表示される。
【0124】
図8は、本発明のさらに他の実施形態によるスポーツベッティング画面の詳細画面を示す図である
【0125】
図8は、バスケットボール競技のベッティング画面であって、バスケットボール競技の進行状況が競技中継領域810にリアルタイムで表示されている。なお、ベッティング区間はクォーター区間に分割されている。
【0126】
そして、クォーター区間表示領域820に表示された現在のクォーター区間において、ホームチームと遠征チームの得点が各々奇数かまたは偶数かを予測する得点奇数/偶数イベントを選択した状態である。なお、競技中継領域810には、現在競技の映像、文字、及び画像のうちの一つ以上を含む競技の進行状況が表示される。
【0127】
一例として、現在競技の映像が送出されない場合(放送機器のエラー、気象悪化による放送の送受信不安定、または放送送出権がない場合等)、競技中継領域810には、現在競技の進行状況が文字で表示される。
【0128】
他の例として、現在競技の映像が表示されながら、特定の選手に対する情報、または現在発生したファウル等の競技進行に対する情報が文字や画像で競技中継領域810に表示される。
【0129】
もちろん、映像、文字、及び画像の全てが競技中継領域810に表示される。ユーザーは、現在クォーター区間において、ホームチームと遠征チームの得点が各々奇数になるか又は偶数になるかを予測して、カード選択領域830から該当カードを選択した後、各チームの選択カード表示領域840にドラッグしたりクリックする。
【0130】
例えば、ユーザーが「偶数/偶数」を選択して、現在第1クォーターの終了時にホームチーム対遠征チームの得点が24対20である場合、配当ポイントが支給される。もし、偶数/奇数を選択した場合、第1クォーターにおける該当ベッティングに対する配当ポイントは支給されないことになる。なお、現在のクォーター区間(第1クォーター)においてベッティングできる時間であるベッティング時間(ベッティング締切時間)が表示領域850に表示され、ベッティング時間が終了すると、当該表示領域850には、ベッティング結果を見守るゲーム時間が画面に表示される。
【0131】
なお、
図8には図示していないが、ベッティングイベントに対するベッティングポイントを入力するベッティングポイント入力領域がさらに含まれる。
【0132】
図9は、本発明の一実施形態による統計情報を示す図である。
図9は、サッカー競技に対する統計情報であって、上述したように、統計情報はベッティング可能イベントと選択可能アイテムに対する統計値及び予測値のうちの一つ以上を含む。
【0133】
図9は、ベッティング可能イベントに対する統計値の一実施例であって、過去競技データを利用して各チーム別に各イベントの発生率と回数等を提供する。
【0134】
ユーザーは、
図9に示すような統計情報を参考にしてベッティングイベントを選択する。なお、ベッティング可能なイベントに対する予測値は、過去競技データだけでなく、上述した過去ベッティング媒介変数と現在ベッティング媒介変数、そして環境媒介変数をさらに反映して算出し、ユーザーは予測値を参考にしてベッティングイベントを選択する。
【0135】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。