特許第6144952号(P6144952)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6144952
(24)【登録日】2017年5月19日
(45)【発行日】2017年6月7日
(54)【発明の名称】患者包括ケア情報自動配信システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20120101AFI20170529BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20170529BHJP
【FI】
   G06Q50/22
   A61B5/00 D
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-86042(P2013-86042)
(22)【出願日】2013年4月16日
(65)【公開番号】特開2014-209287(P2014-209287A)
(43)【公開日】2014年11月6日
【審査請求日】2016年1月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233491
【氏名又は名称】株式会社日立システムズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000062
【氏名又は名称】特許業務法人第一国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大西 邦友
【審査官】 田中 啓介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−302890(JP,A)
【文献】 特開平09−153099(JP,A)
【文献】 特開2009−266077(JP,A)
【文献】 特開2005−284855(JP,A)
【文献】 特開2003−141262(JP,A)
【文献】 特開2003−323492(JP,A)
【文献】 特開2002−288336(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B5/00−5/01
6/00−6/14
G06Q10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末、医療機関システム、及び当該医療機関システムとは職種が相違する他職種機関システムに接続され、当該携帯端末、当該医療機関システム及び当該他職種機関システム側で入力される患者のケア情報を含む患者記録情報を受信し、当該患者のケア情報を前記医療機関システム及び前記他職種機関システム側に自動的に配信する患者ケア情報自動配信システムであって、
前記携帯端末又は前記医療機関システム、前記他職種機関システムで入力した患者のケア情報を含む看護記録情報を受信する手段と、
前記看護記録情報を元に一人の患者が利用している1つ以上の医療機関、1つ以上の他職種機関の各システムにおける患者IDをグルーピングして、一元管理する管理テーブルを含む管理手段と、
前記医療機関システム及び前記他職種機関システムで予め決められた電子カルテ用フォーマットを元に、前記看護記録情報から、カルテに記載する患者のケア情報を抽出し、電子カルテ情報として作成する電子カルテ情報作成手段と、
前記患者のケア情報が、前記医療機関システム及び前記他職種機関システムから入力されても、前記管理手段の管理テーブルの患者IDを元に前記電子カルテ情報を、前記医療機関システム及び前記他職種機関システムの全てへプッシュ型で配信する手段と、
を有し、
前記一人の患者のケア情報を前記複数の医療機関、他職種機関で共有可能とすることを特徴とする患者ケア情報自動配信システム。
【請求項2】
請求項1記載の患者ケア情報自動配信システムにおいて、
前記電子カルテ情報作成手段は、前記患者のケア情報から、カルテに記録する所望の情報を抽出するカルテ情報抽出部と、当該抽出したカルテ情報を所望の形式に展開する形式変換部と、を有し、
前記管理テーブルは、前記患者ID及び前記医療機関システム及び他職種機関システムのメールアドレスを含んでいる、
ことを特徴とする患者ケア情報自動配信システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の患者ケア情報自動配信システムにおいて、
前記携帯端末は、医療従事者が携帯可能なモバイル端末であり、前記医療機関システム及び他職種機関システムは、情報処理装置を含み、前記患者のケア情報を入力するための入力手段を有することを特徴とする患者ケア情報自動配信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、患者包括ケア情報自動配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、地域医療、在宅医療などにおいて、「がん登録システム」、「地域医療連携システム」、「電子カルテシステム」、「放射線情報システム」、などヘルスケア分野に関する様々な医療支援システムが提案されている。
【0003】
その医療支援システムの一つとして、特開平11−45304号公報(特許文献1)がある。この公報には、課題として、「各種医療機関やそれらの患者が医療に関するデータを相互に利用でき、全体の医療サービスを格段に向上させることができるシステムを提供する」と記載され、その解決手段として、「少なくとも各種医療機関21〜23で作成される患者の医療データを広域ネットワーク24を介して伝送してデータ管理機関25で集中管理するようにし、各種医療機関21〜23や患者等26からの要求に応じて上記医療データを提供するようにすることにより、互いに独立した各種医療機関や患者等に対してネットワークを利用した医療サービスを提供することができるようにし、医療に関するデータを相互に利用することで、例えばグループ診療や医療データの分析等が行いやすくなるようにする。」と記載されている(要約書参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−45304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
医療技術の進歩により、近年では「癌」といった大病をした場合でも、その後、5年の生存率は70%を超える状況にある。その結果、高齢になるにつれ再発や他の病気の発症等により、複数の医療機関(診療科)に同時に掛かるケースが多くなっている。服薬する薬の禁忌関係や副作用への配慮等、医療事故の未然防止や患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)向上には患者を中心とした診療情報等の共有化が重要課題となっている。
【0006】
しかし、現状では、標準医療マスタ整備の不備(医療行政の課題)や、ベンダ主導のシステム開発(シェア争い)等により、患者の病気に対する治療などの医療データの連携が十分に出来ていないのが実情である。また、皆保険制度の維持や医療提供体制の維持においては、在宅医療が今後のキーワードとなる中で、医療機関の採用ベンダシステムに影響を受けない他分野、例えば介護施設、訪問看護ステーションなど、医療機関とは直接関係のない他職種機関との間で情報を共有するシステムの開発が待たれている。
【0007】
前記特許文献1には、医療機関同士において、患者の医療データを集中管理し、必要なとき、所望の医療機関で自由に利用できる医療支援システムが記載されており、上述した課題に対して、有効な一手段と言える。
【0008】
しかし、この医療支援システムは、医療機関の範囲内に留まっており、また所望の医療機関からの要求に応じて上記集中管理している医療データを要求元に提供するものであって、医療機関の採用ベンダシステムに影響を受けない他職種機関(例えば、他の医療機関や介護施設、訪問看護ステーションなど)との連携までは考慮されていない。また、医療機関側からデータ管理機関側に対してアクセスし、医療データを要求する、所謂、プル型で医療データを取得するものである。従って、そのための医者、看護師、職員などの医療従事者の手間、手数が掛かるなどの課題があった。更に、医療データを集中管理、つまり医療データを医療システムにて保存するものであることから、当該システムからのデータ漏洩の課題もあった。
【0009】
そこで、本発明は、医療機関と、当該医療機関に影響を受けない他職種機関との間で患者のケア情報(看護記録)の共有化が図れ、患者のケア情報漏洩リスクが少なく、かつ医療機関や他職種機関側からアクセスすることなく、所謂プッシュ型で患者のケア情報を自動的に配信することができる患者包括ケア情報自動配信システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の患者包括ケア情報自動配信システムは、
(1)医療従事者(例えば、連携室の担当者やケアマネージャ)が、それぞれの医療機関側、またそれぞれの他職種機関側(介護施設、訪問看護ステーション、他)で入力した患者のケア情報(患者記録入力データ、介護記録データ、薬の投与歴データ、患者ID、他)を受信する手段、
(2)1人の患者が掛かっている医療機関、また他職種機関(介護施設、訪問看護拠点、他)の1つ以上における患者IDをグルーピングし一元管理する手段、
(3)患者のケア情報が前記医療機関、前記他職種機関(介護施設/訪問看護拠点、他)のどこで発生(又は更新)しても、前記患者IDを元に前記患者のケア情報を前記関連医療機関や他職種機関側(介護施設/訪問看護拠点、他)の全てへプッシュ型で配信(通知)する手段、
を有する。
【0011】
例えば、本発明の患者ケア情報自動配信システムは、
携帯端末、医療機関システム、及び当該医療機関システムとは職種が相違する他職種機関システムに接続され、当該携帯端末、当該医療機関システム及び当該他職種機関システム側で入力される患者のケア情報を含む患者記録情報を受信し、当該患者のケア情報を前記医療機関システム及び前記他職種機関システム側に自動的に配信する患者ケア情報自動配信システムであって、
前記携帯端末又は前記医療機関システム、前記他職種機関システムで入力した患者のケア情報を含む看護記録情報を受信する手段と、
前記看護記録情報を元に一人の患者が利用している1つ以上の医療機関、1つ以上の他職種機関の各システムにおける患者IDをグルーピングして、一元管理する管理テーブルを含む管理手段と、
前記医療機関システム及び前記他職種機関システムで予め決められた電子カルテ用フォーマットを元に、前記看護記録情報から、カルテに記載する患者のケア情報を抽出し、電子カルテ情報として作成する電子カルテ情報作成手段と、
前記患者のケア情報が、前記医療機関システム及び前記他職種機関システムから入力されても、前記管理手段の管理テーブルの患者IDを元に前記電子カルテ情報を、前記医療機関システム及び前記他職種機関システムの全てへプッシュ型で配信する手段と、
を有し、
前記一人の患者のケア情報を前記複数の医療機関、他職種機関で共有可能とすることを特徴とする。
【0012】
前記電子カルテ情報作成手段は、前記患者のケア情報から、カルテに記録する所望の情報を抽出するカルテ情報抽出部と、当該抽出したカルテ情報を所望の形式に展開する形式変換部と、を有し、
前記管理テーブルは、前記患者ID及び前記医療機関システム及び他職種機関システムのメールアドレスを含んでいる、
ことを特徴とする。
【0013】
前記携帯端末は、医療従事者が携帯可能なモバイル端末であり、前記医療機関システム及び他職種機関システムは、情報処理装置を含み、前記患者のケア情報を入力するための入力手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、医療機関システムと他職種機関システム間で患者のケア情報の共有化が図れ、かつ医療機関システムや他職種機関システム側からアクセスすることなく、患者のケア情報を自動的に配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の患者包括ケア情報自動配信システムの構成を示す図である。
図2】携帯端末の入力手段の入力画面例を示す図である。
図3】管理用ID参照テーブルの例を示す図である。
図4】本発明の患者包括ケア情報自動配信システムの処理シーケンスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明の患者包括ケア情報自動配信システムの構成を示す図である。同図において、患者包括ケア情報自動配信システム10は、ネットワーク20を介して携帯端末30、医療機関システム40、他職種機関システム50、に接続するサーバからなる。
【0018】
サーバは、受信部(受信手段)101、送信部(送信手段)、電子カルテ情報作成部(電子カルテ情報作成手段)103、管理部(管理手段)104、制御部(制御手段)105、を有する。
【0019】
管理部103は、予め患者統一IDと、当該IDに関連付けされている医療機関及び他職種機関の各システムのアドレス、つまりメールアドレスなどを登録した管理テーブル(ID参照テーブル)1041(後述する図2参照)を格納するDB1041を有する。
【0020】
受信部101は、携帯端末30や医療機関システム40、他職種機関システム50、の各情報処理装置(パーソナルコンピュータなど)から入力される看護記録情報、例えば、患者ID、医療機関(診療所、病院、薬局、訪問看護拠点等)情報、他種機関(介護施設等)情報、ケア情報(病名、投薬歴、介護歴)などを受信する。
【0021】
電子カルテ情報作成部103は、各機関で予め決められた電子カルテ用フォーマット(図示せず)を元に、看護記録情報からカルテに記載する患者のケア情報(カルテ記録データ)を抽出し、所望の形式、例えば、厚生労働省電子的診療情報交換推進事業で規定されているSS−MIX(Standardized Structured Medical Information eXchange)形式に展開する。訪問看護拠点に対しては、携帯端末30から入力した訪問看護記録情報のフォーマットのままとする。
【0022】
送信部102は、電子カルテ情報作成部103により所望の形式に展開されたカルテ記録データを、後述する管理テーブルT1041(図3)を参照し、各関係機関のメールアドレスへ自動配信する。このメール自動配信は、一斉同報で行なっても1つ1つ順次行なってもよい。
制御部105は、各部を制御するプログラムを有する。
【0023】
図2は、携帯端末の入力手段の入力形式フォーマット(入力画面)例を示す図である。同図において、携帯端末30は、既存のモバイル端末(iPAD等)を利用し、例えば、端末を起動し、看護記録入力用ボタンを操作したとき、図示の如く、入力画面301が表示され、当該入力画面に従って、患者記録情報を入力し、送信ボタンを操作して送信することが可能な機能を有する。携帯端末30の入力画面には、例えば、入力者、患者ID、医療機関情報(メールアドレスなど)、他職種機関情報(メールアドレスなど)、ケア情報(病名、投薬歴、介護歴、など)の入力を促すような画面であることが望ましいが、これに特定する必要はない。
【0024】
図3は、管理部103において、管理される管理テーブル(ID参照テーブル)の一例を示す図である。
同図において、管理テーブルT1041は、患者ID(1〜6、・・・)と、当該IDに関連付けされている医療機関(診療所A、診療所B、病院C、病院D、など)のメールアドレスを含むID(A001、B001、C001、D001、など)や、他職種機関(介護施設、訪問看護ステーション、など)のメールアドレスを含むID(E001、F001、など)を有する。
【0025】
つまり、これらを対応付けて管理する管理テーブルT1041をもって、患者IDを元に一人の患者が利用している1つ以上の医療機関、1つ以上の他職種機関の各システムをグルーピングして、一元管理する。なお、図示していないが、薬局は、医療機関情報とする。
【0026】
ここで、肝要なことは、患者包括ケア情報自動配信システムにて、必要以上の情報、つまり看護記録情報(カルテ記録データ)を常時、保管、管理しないことである。但し、管理部103は、送信部102より、看護記録情報(カルテ記録情報)が全て関係機関に送信されるまでは一時的に記憶しておき、全ての関係機関に送信完了した後に、当該情報を消去し、患者包括ケア情報自動配信システム側に記録が残らないようにする。これにより、個人情報である患者の記録情報(カルテ記録データ)などの情報漏洩リスクを最小限とする。
【0027】
図4は、本発明の患者包括ケア情報自動配信システムの処理を示す図である。同図において、患者包括ケア情報自動配信システム(サーバ)10は、以下の処理手順をもって、携帯端末30からの患者記録を電子カルテ情報として関係機関40、50に対して自動配信する。
【0028】
本実施例では、携帯端末30からの看護記録情報を入力する例であるが、医療機関システム40や他職種機関システムの各情報処理装置からの看護記録情報を受け入れることが可能である。
【0029】
まず、前提として、患者は、医療機関の診療所Aに皮膚科通院し、診療所Bに内科通院し、病院Bに神経科通院し、しかる後、診療所Bの紹介により病院Aで内科手術を受け、当該病院を経過観察後退院し、患者の自宅で在宅療養する経緯を辿ったあと、患者の承諾を元に本システムの利用申請を行なうものとする。
【0030】
そして、患者包括ケア情報自動配信システムの制御部105は、ステップS401にて、患者の本システム利用申請を受付け、本システムの管理部104に患者や当該患者が利用した医療機関や他職種機関などを登録する。
【0031】
このとき、患者統一ID、患者が受診した医療機関や介護を受けた介護機関等の情報を管理部104のDB1041(管理テーブルT1041)に登録し、管理する(図2参照)。
【0032】
次に、ステップS402にて、訪問看護士による訪問看護を受け、当該看護士の携帯端末30から入力、送信された看護記録を受信する。
【0033】
次いで、ステップS403にて、所望の看護記録フォーマット(図示せず)より、カルテ記録となる情報を自動抽出する。つまり、看護記録情報からカルテに記載するカルテ情報を抽出する。
【0034】
次に、ステップS404にて、カルテ記録情報を所望の電子カルテ形式に展開する。
【0035】
最後に、ステップS405にて、当該電子カルテ形式のカルテ記録情報を、管理テーブルT1041を参照して、当該テーブルに登録されている各医療機関、各他職種機関にメールにて自動配信する。
【0036】
この配信は、各機関に適したフォーマットや形式で配信するとよい。例えば、訪問看護拠点に対しては、訪問看護記録フォーマットのまま配信し、診療所A、B及び病院A、病院Bには、所望の形式で配信する。例えば、各医療機関や各他職種機関が、例えば、SS−MIX形式で受信可能な状態で配信する。訪問看護記録拠点に配信する場合は、訪問看護記録フォーマットのままで送受可能とする。
【0037】
以上述べたように患者のケア情報を電子カルテ情報として、関連機関や関連施設などに一斉配信することにより、各機関、施設間の連携を密に行うことが可能となり、連携漏れなどによる医療事故を未然に防止することができる。
【0038】
換言すれば、医師、看護師、介護者、施設職員、などの医療従事者による患者のケア情報入力漏れは、医療事故を引き起こすリスクとなることから、医療従事者の意識向上に繋げることが期待できる。
【0039】
また、本システムを利用する医療機関及び他職種機関を識別するID、患者ケア情報の配信先を識別するメールアドレスのみを管理するだけであることから、本システムから患者ケア情報が漏洩するリスクを最小限に抑えることができる。
【0040】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0041】
10 患者包括ケア情報自動配信システム(サーバ)
101 受信部
102 送信部
103 電子カルテ情報作成部
104 記憶部
105 制御部
20 ネットワーク
30 携帯端末
40 医療機関システム(情報処理装置)
50 他職種機関システム
図1
図2
図3
図4