(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6145608
(24)【登録日】2017年5月26日
(45)【発行日】2017年6月14日
(54)【発明の名称】防水シートの端部処理構造
(51)【国際特許分類】
E04D 5/12 20060101AFI20170607BHJP
E04D 5/10 20060101ALI20170607BHJP
【FI】
E04D5/12 G
E04D5/10 D
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-153122(P2015-153122)
(22)【出願日】2015年8月3日
(62)【分割の表示】特願2014-164711(P2014-164711)の分割
【原出願日】2011年2月19日
(65)【公開番号】特開2015-194078(P2015-194078A)
(43)【公開日】2015年11月5日
【審査請求日】2015年8月26日
(31)【優先権主張番号】特願2010-35020(P2010-35020)
(32)【優先日】2010年2月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2010-256329(P2010-256329)
(32)【優先日】2010年11月16日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】509010263
【氏名又は名称】多摩防水技研株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078695
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 司
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 充夫
(72)【発明者】
【氏名】草場 清則
【審査官】
西村 隆
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭59−010661(JP,A)
【文献】
特開昭61−162660(JP,A)
【文献】
特開2007−016462(JP,A)
【文献】
特開平09−032233(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 5/12
E04D 5/10
E04D 5/00
E04D 5/06
E04D 5/14
E04D 13/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
施工現場外で製造するウレタン樹脂系の防水樹脂材料からなる防水シートであり、庇の上面、立ち壁の上面にプライマー層、接着剤層を形成し、予め、隅部と先端面または側面とを押さえるシート押さえ部及び水切りカバー部が、下方に向けて突出した水切り部を一体成形した防水シートを貼り、水切り部を先端面または側面に位置させることを特徴とした防水シートの端部処理構造。
【請求項2】
防水シートは、防水ベース層の上面に、防水ベース層を保護するトップコート層が積層された成型された防水シートである請求項1記載の防水シートの端部処理構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物の屋上、ベランダなどの床面の防水方法に使用する防水シートの端部処理構造に関する。
【背景技術】
【0002】
1. ビルの最上階の床面(屋上)等を防水する場合には、アスファルト防水、シート防水、ウレタン塗膜防水などの方法がとられて、以下のような長所・短所があった。
【0003】
(1)アスファルト防水
この工法は、2〜3枚のアスファルトルーフィング(シート状の基材にアスファルトを浸透させた材料)を熱融解させたアスファルトで交互に重ねながら防水層を形成する工法で、歴史と実績がある工法である。防水材料がアスファルトであるために、水密性が高く、アスファルトルーフィングの種類や重ねる枚数を調節することにより、様々な仕様に対応できる利点がある。また、作業者の熟練度により精度にバラツキがあるが、重ねることにより、精度の平均化が可能となっていた。
他方、この工法は、アスファルトを使用するために防水層が温度の変化に敏感であり、夏は垂れやすく、冬は硬化して破断しやすく、周縁部などの納まりが良くない短所もあった。また、施工中に高温のアスファルトを使用するために作業者の安全を確保しつつ作業をする必要があり、さらに煙や臭いが近隣に悪影響を与える問題点もあった。
【0004】
(2)ゴムシート防水
この工法は厚さ1〜2mm程度のゴム材料からなる防水シートを接着剤で相互に貼り合わせて防水層を形成する工法である。この工法は、防水シートが工場で成型されるために品質が安定している利点があり、また、ゴムシートによる場合には、伸張性に富み、下地がひび割れなどを生じてもこれに追随することができた。
他方、この工法では、防水シートをジョイントした部分で施工不良があると剥離しやすい短所があり、ゴムシートによる場合には、加えて、下地に凸部が存在する場合や、鋭利な飛来物により傷つきやすい短所もあった。
【0005】
(3)ウレタン塗膜防水
この工法は、2液成分の液体材料を施工時に混合撹拌したものを生成して、下地に吹き付け等により塗布して、反応固化させて、防水層を形成する工法である。
液状の材料を塗布するために、狭い場所や、設備用基礎が多くある屋上など平面が複雑な形状であっても納まりやすく容易に施工できる利点があり、またジョイントが無く、ジョイント部分で施工不良を防止できる利点があった。また、重ねて塗布することにより防水性能を高められるため、改修時には塗り重ねれば良く、低コストで防水層の改修が可能となる利点があった。更に、液体材料の選択により耐摩擦・耐衝撃を高めるなど種々の用途の仕様に対応することもでき、例えば、スポーツ用のグランドでの使用も可能であった。
他方、液状材料を塗布するため、水平に広がりやすく、下地面に不陸があると均一な厚みに施工できず、膜厚の確保が難しい短所があった。また、2液を現場で撹拌混合するために、撹拌混合が不十分であると未硬化など品質にバラツキを生じる短所もあった。
【0006】
(4)塩化ビニルシート床
この工法は、集合住宅の開放廊下・階段およびベランダの簡易防水と意匠性とすべり防止を目的に塩化ビニル性の防水シートをウレタンおよびエポキシ樹脂系接着材で貼り付ける工法である。
その際、防水シートを施工しない溝や立ち上がり部分には、ウレタン防水材等を10cmラップする範囲まで先行して施工し、その上から塩化ビニル等の防水シートを施工する。防水シートは、接着材塗布直後に貼り付け可能で貼り付けたシートの上は、接着材の硬化を待たずに歩行が可能となるため、開放廊下・階段等の共有部分でも通行止めにする期間が短く、居住者の生活に支障が少ない。
但し、塩化ビニルシート防水材と同様に経年劣化により、シート中の可塑剤揮発によって硬くなると共に収縮が発生する。それによって、端部の浮きやジョイント部シールの切れが発生する。また、表層も色褪せて意匠性が低下する。そのため、改修にあたっては、既存の防水シート床材を接着材と併せて撤去し、再施工する必要があった。
【0007】
上記(1)〜(4)のいずれの方法を採用しても、現場周囲に飛散防止養生が必要であり、また各段階で最低1日の硬化養生期間が必要であり、工期は1〜2週間を要する場合もあり、工期の長期化をまねいていた。
【0008】
2.屋上緑化に使用する保水用パッドでは、発泡ウレタンを使用し、目地をテープで塞ぐ工法も提案されている(特許文献1)。
更に、ブチルゴムシートAの表面で、中央側に小さなサイズのウレタンシートBを貼り、周囲に織布又は不織布のテープを貼ったウレタンマットが提案され、また、このウレタンマットを機器の下に敷いて防水する施工方法が提案されている(特許文献2)。
【0009】
また、防水シートの端部がめくれ上がらないように、コンクリート床面に固定する為には、防水シート上面からコンクリート躯体にアンカーを打っていた。すなわち、アンカーは防水シートを貫通して、コンクリート躯体に打ち込まれていた。この場合、アンカーは、鋼製であった。
また、これらの場合で、防水シートや防水皮膜の端部の処理については、経年変化を考慮した適正な処理方法が確立していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2002−84889
【特許文献2】特開平9−131834
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、従来のアスファルト防水、シート防水、ウレタン塗膜防水、塩ビシート床等を使用した在来工法の問題点を解決して、現場での養生期間を短縮して、かつ均一な防水層を形成することができる防水シートの端部処理構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は前記目的を達成するため、第1に、
施工現場外で製造するウレタン樹脂系の防水樹脂材料からなる防水シートであり、庇の上面、立ち壁の上面にプライマー層、接着剤層を形成し、予め、
隅部と先端面または側面とを押さえるシート押さえ部及び水切りカバー部が、下方に向けて突出した水切り部を一体成形した防水シートを貼り、水切り部を先端面または側面に位置させること、第2に、防水シートは、防水ベース層の上面に、防水ベース層を保護するトップコート層が積層された成型された防水シートであることを要旨とするものである。
【0013】
本発明は、型枠を使用して、求める機能でウレタン系の防水材層を含む1層または複数層の防水シートを予め工場で製造して、現場で貼るので、工期短縮をはじめとする前記問題点を解決した。
【発明の効果】
【0014】
本発明において使用する防水シートは、凹凸成型枠を使用して予め工場などで、現場に合わせて、樹脂防水シートを製造して、現場で貼り合わせるので安定した品質確保のための準備ができ、更に、現場周囲への飛散防止用の養生、硬化を待つ養生期間など、現場作業を大幅に軽減できる効果があるが、本発明は、防水シートの端部処理に金属製のアンカーを使用しないで済むので、コンクリートに割れが生じるおそれもなく、追随性が有り、防水シートの変形が生じるおそれもないので、例えば20年30年などの長期の防水層の保障ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の防水シートの端部処理構造の第1実施例で、庇の上面に機能性部材を一体に成形した防水シートを貼った側面図である。
【
図3】本発明の防水シートの端部処理構造の第2実施例で、立ち壁の上面に機能性部材を一体に成形した防水シートを貼った側面図である。
【
図5】
図5(a)〜(c)は、本発明の実施に使用する防水シートの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に用いられる防水方法は次の通りである。
(1) 予め、施工現場外で、以下の(1−1)(1−2)の構成の「防水シート」を製造する。
(1−1) 成型型枠の平坦面で
・一般的な防水性能のウレタン樹脂系の一般用防水樹脂材料からなる「第1防水層」
・前記「第1防水層」より防水性能が高いウレタン樹脂系の高品質防水樹脂材料からなる「第2防水層」
が積層された「防水シート」を成型する。
(1−2) 前記「第1防水層」の周縁部と「第2防水層」の周縁部とを略一致させた。
(2) 施工現場の床面に、プライマーを塗布し、続いて「接着剤層」を形成する。
(3) 続いて、前記「接着剤層」上に、前記「防水シート」を敷き詰めて、前記床面上に「防水層」を形成する。
【0017】
また、以下のようにして防水層を形成する床面の防水方法である。
(1) 予め、施工現場外で、以下の(1−1)(1−2)の構成の「防水シート」を製造する。
(1−1) 成型型枠の平坦面で、
・ウレタン樹脂系の防水樹脂材料からなる「防水ベース層」
・前記「防水ベース層」の上面に、「防水ベース層」を保護する「トップコート層」が積層された「防水シート」を成型する。
(1−2) 前記「防水ベース層」の周縁部と「トップコート層」の周縁部とを略一致させた。
(2) 施工現場の床面に、プライマーを塗布し、続いて「接着剤層」を形成する。
(3) 続いて、前記「接着剤層」上に、前記「防水シート」を、前記トップコート層を上にして、敷き詰めて、前記床面上に「防水層」を形成する。
【0018】
また、以下のように構成した床面の防水方法である。
(1) 「防水ベース層」を
・ウレタン樹脂系の一般用防水樹脂材料からなる「第1防水層」
・前記「第1防水層」より防水性能が高いウレタン樹脂系の高品質防水樹脂材料からなる「第2防水層」の2層から構成する。
(2) 前記第1防水層、前記第2防水層、トップコート層の順で積層される。
【0019】
また、他の発明は、床面に敷いて防水層を形成する際に使用する防水シートであって、防水施工現場以外で、予め以下のように構成することを特徴とする防水シートである。
(1) 床面側に、ウレタン樹脂系の防水樹脂材料からなる「防水ベース層」を形成する。
(2) 前記防水ベース層の上に、前記防水ベース層を保護するトップコート層を形成する。
(3) 前記防水ベース層の周縁部とトップコート層の周縁部とを一致させた。
【0020】
また、他の発明は、床面に敷いて、防水層を形成する際に使用する防水シートであって、防水施工現場以外で、予め以下のように構成することを特徴とする防水シートである。
(1) 床面側に、一般的な防水性能のウレタン樹脂系の一般用防水樹脂材料からなる第1防水層を形成する。
(2) 前記第1防水層の上に、前記第1防水層より防水性能が高いウレタン樹脂系の高品質防水樹脂材料からなる第2防水層を形成する。
(3) 前記第1防水層の周縁部と第2防水層の周縁部とを略一致させた。
【0021】
更に、前記において、前記第1防水層及び/又は前記第2防水層と一体に、防水シートの表面側又は裏面側に突出する機能性部材を成形したことを特徴とする防水シートである。
【0022】
前記における「床面」は、屋根面に限らず、同様の防水が必要な水平面であれば、ベランダの水平面、渡り廊下の水平面、あるいは室内の床面も指す。また、同様の防水機能が求められる面であれば、水平面に限らず、傾斜面や垂直面、あるいは階段状の面に対しても適用することができる。
【0023】
また、前記における「トップコート層」は防水層の防水性能を長持ちさせるための保護層で、紫外線防止、衝撃吸収、など様々な機能を有する。とりわけ、ウレタン系の防水樹脂材料を使用した場合には、紫外線による劣化を防ぐことが、防水性能を維持する上で重要になるので、トップコート層の役割が必要である。
【0024】
また、前記における「接着剤層」は、ウレタン系の材質が望ましい。また、前記におけるプライマーもウレタン系が望ましい。
【0025】
また、前記における「高品質ウレタン防水層」には、ウレア樹脂系の防水性能を有する材料を含む。
【0026】
また、前記における「一般用防水樹脂材料」とは、従来の防水性能を有する樹脂材料で、使用部位において、必要な防水性能を具備していれば足りる。
【0027】
また、前記における「機能性部材」とは、従来から現場で形成する防水層の周辺などにおいて、防水層と一体に形成される部材、あるいは予めシート状に成形する防水シートであるために必要となった部材であり、シートの端部に設けてシートをコンクリート面に固定させると共に水切りの役割をする部分をいう。
【0028】
また、前記における「機能性部材」は防水シートが第1防水層、第2防水層から構成される場合には、機能性部材の部分も両防水層の2層で形成することが望ましいが、一方の防水層のみで成形することもできる。
【0029】
1. 本発明の防水シートの端部処理構造に用いる防水シート10は、全面にわたって複数層が形成される構成である(
図5)。
【0030】
(1) ウレタン防水層を二層として、表面11から裏面12に順に
トップコート層30
高品質ウレタン防水層31
一般用ウレタン防水層32
の三層を含む構成とした防水シート10Aとすることが望ましい(
図3(a))。ここで、防水シート10Aの四周で、トップコート層30の端縁30a、高品質ウレタン防水層31の端縁31a、一般用ウレタン防水層32の端縁32aがほぼ一致するように、揃えて形成される。また、この場合、一般用ウレタン防水層32を省略して、
トップコート層30
高品質ウレタン防水層31
の二層を含む構成として防水シート10Aとすることもできる(
図3(b))。
【0031】
(2) また、求める防水性能によっては、トップコート層30を省略して、
高品質ウレタン防水層31
一般用ウレタン防水層32
の二層を含む構成とした防水シート10Bとすることもできる(
図3(c))。ここで、防水シート10Bの四周で、高品質ウレタン防水層31の端縁31a、一般用ウレタン防水層32の端縁32aがほぼ一致するように、揃えて形成される。この場合には、現場で、トップコート層47を形成し、またはトップコート層47を省略する。
【0032】
(3) 前記におけるトップコート層30は、ウレタン防水層に紫外線が当たることを防止し、あるいは各種の色や模様(平面模様、凹凸模様)を付加するために形成する。また、高品質ウレタン防水層31はウレタン系防水樹脂以外に増量成分を含まない防水性能が高い層である。また、一般用ウレタン防水層32は、ウレタン系防水樹脂に各種の増量成分を加えて、防止性能は劣るが、防水層の厚さを確保するための層である。
【0033】
図1及び
図2に基づき本発明の第1実施形態を説明する。この実施形態は、庇80の上面80a、塀などの独立した立ち壁81の上面81a等に、予め水切り部(機能性部材)17を一体成形した防水シートを適用した。
【0034】
コンクリート躯体の垂直面8から横方向に、庇80が突出し、庇80は上面80a、先端に隅部80cから下方に向けて略垂直の先端面80bが形成されている。防水シート10A(10B)は、一方の先端側に、「隅部80cと先端面80bとを押さえるシート押さえ部63及び水切りカバー部66が、下方に向けて突出した」水切り部17を予め工場などで成形した構造とする(
図2)。シート押さえ部63の先端63aより水切りカバー部66の先端66aが下方に位置する。
【0035】
庇80の上面80a、先端面80bに必要なプライマー層41、接着剤層43を同様に形成し、上面80aに防水シート10A(10B)を貼り、水切り部17を先端面80bに位置させ(
図1)、また垂直面8には他の防水シート10A(10B)又は従来の防水処理を施す。防水シート10A(10B)の端部処理や水切りを形成する作業を省略して、大幅に作業効率を高められる。庇80と同様な構造のベランダなどにも適用できる(図示していない)。
【0036】
図3及び
図4に基づき本発明の第2実施形態を説明する。
コンクリート製などの立ち壁81は、側面(略垂直)81b、81bの上方に、隅部81上面81aが形成されている。防水シート10A(10B)は、両方の先端側に、「隅部81cと側面81bとを押さえるシート押さえ部63及び水切りカバー部66が、下方に向けて突出した」水切り部17、17を予め工場などで成形した構造とする(
図3)。同様にシート押さえ部63の先端63aより水切りカバー部66の先端66aが下方に位置する。
【0037】
立ち壁81の上面81a、側面81bに必要なプライマー層41、接着剤層43を同様に形成し、上面81aに防水シート10A(10B)を貼り、水切り部17を側面81bに位置させる(
図4)。側面81bには他の防水シート10A(10B)又は従来の防水処理を施すこともできる。
【符号の説明】
【0038】
8 垂直面
9 水平面
10 防水シート
10A 防水シート(トップコート層有り)
10B 防水シート(トップコート層無し)
11 防水シートの表面
12 防水シートの底面
13 防水シートの連通孔
17 防水シートの水切り部(機能性部材)
30 防水シートのトップコート層
30a トップコート層の端縁
31 防水シートの高品質ウレタン防水層(第1防水層)
31a 高品質ウレタン防水層の端縁
32 防水シートの一般用ウレタン防水層(第2防水層)
32a 一般用ウレタン防水層の端縁
41 プライマー層
43 接着剤層
45 現場防水層
47 トップコート層
63 樹脂固定具のシート押さえ部
66 樹脂固定具の水切りカバー部
80 庇
81 立ち壁