特許第6146231号(P6146231)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6146231
(24)【登録日】2017年5月26日
(45)【発行日】2017年6月14日
(54)【発明の名称】二次電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/058 20100101AFI20170607BHJP
   H01M 10/04 20060101ALI20170607BHJP
   H01M 2/34 20060101ALI20170607BHJP
   H01M 2/26 20060101ALI20170607BHJP
   H01M 4/13 20100101ALI20170607BHJP
【FI】
   H01M10/058
   H01M10/04 Z
   H01M2/34 B
   H01M2/26 A
   H01M4/13
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-195256(P2013-195256)
(22)【出願日】2013年9月20日
(65)【公開番号】特開2015-60787(P2015-60787A)
(43)【公開日】2015年3月30日
【審査請求日】2016年7月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006286
【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】谷山 晃一
【審査官】 神野 将志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−045795(JP,A)
【文献】 特開2011−154971(JP,A)
【文献】 特開2011−076836(JP,A)
【文献】 特開2010−010117(JP,A)
【文献】 特開2009−037833(JP,A)
【文献】 特開2009−187858(JP,A)
【文献】 特開2008−103294(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/001716(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/058−10/0587、10/04、4/13
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周縁に第1の辺とこの対辺の第2の辺とを有するセパレータを間に挟んで正極及び負極を交互に積層した構造のコアを備える二次電池であって、
前記正極は、前記セパレータの有する前記第1の辺を越えて延出する正極リードを具備した正極集電体と、前記セパレータの外周縁よりも内側の範囲の前記正極集電体の両面を覆う正極活物質と、前記正極活物質の縁から離れた位置の前記正極リードの両面に形成される絶縁部と、を有し、
前記負極は、前記セパレータの有する前記第2の辺を越えて延出する負極リードを具備した負極集電体と、前記セパレータの外周縁よりも内側で前記正極活物質が形成された範囲よりも広い範囲の前記負極集電体の両面を覆う負極活物質と、を有し、
前記絶縁部は、電解液を透過させない中実に前記正極リードを覆う第1の絶縁層と、電解液が透過する空隙を有し前記第1の絶縁層を覆う第2の絶縁層と、を含む
ことを特徴とする二次電池。
【請求項2】
前記絶縁部は、前記負極活物質が形成された範囲の内側から少なくとも前記負極活物質の縁を越える位置までの範囲に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載された二次電池。
【請求項3】
前記絶縁部は、前記負極活物質が形成された範囲の内側から少なくとも前記セパレータの外周縁までの範囲に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載された二次電池。
【請求項4】
前記第1の絶縁層は、前記第2の絶縁層よりも積層方向に薄い
ことを特徴とする請求項1に記載された二次電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セパレータを挿んで交互に配置される正極板と負極板との端部の間で短絡することを防止する構造を有した二次電池に関する。
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池などの二次電池は、セパレータを間に挟んで正極板と負極板とを交互に配置したコアを有している。短いシート状の正極板と負極板とをセパレータを介して厚み方向に繰り返し重ねた積層型のコアと、セパレータを挿んで長い帯状の正極板と負極板とを巻き重ねた捲回型のコアとが知られている。正極板は、基材となるアルミニウム箔に正極活物質が塗布された正極活物質合剤層を両面に有し、一方の縁にアルミニウム箔が露出した正極リードを備えている。負極板は、基材となる銅箔に負極活物質が塗布された負極活物質合剤層を両面に有し、他方の縁に銅箔が露出した負極リードを備えている。
【0003】
正極リードおよび負極リードは、正極板と負極板との間に配置されるセパレータの両縁から互いに反対側に張り出すように配置される。このとき、負極活物質合剤層の塗布領域の幅に比べて正極活物質合剤層の塗布領域の幅のほうが狭いため、負極活物質合剤層と正極リードとが対向する範囲において、短絡しないような配慮が必要である。
【0004】
電極間が短絡する要因は、製造工程で生じる電極の断片など導電性の異物であると想定される。これらの異物は、電極間に直接触れて短絡させるだけでなく、電解液に溶解してイオン化したのち負極側で還元されて析出し、デンドライトを形成することによっても短絡を引き起こすと考えられる。
【0005】
特許文献1に記載された角型リチウムイオン二次電池は、捲回型の捲回電極群(コア)を有している。正極板は、正極リードと正極活物質合剤層との境界に絶縁層を有している。この絶縁層は、正極活物質合剤層の側縁に重なるように、かつ正極活物質合剤層と同じ厚みに形成されている。絶縁層とセパレータとで正極リードの基部を覆うことで、負極活物質合剤層と正極リードとが触れないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−216403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、リチウムイオン電池のような二次電池は、製造直後の充放電において、電極の周囲にわずかながらにガスを発生する。これらのガスは、電極の間に残留すると電池の性能を低下させるだけでなく、電池の容器を膨らませるなど変形させる要因となるため、排出されることが望ましい。特許文献1に開示されたリチウムイオン電池の場合、正極活物質合剤層と同じ厚みに絶縁層を形成している。この絶縁層は、セパレータとともに正極リードの基部を周囲から隔絶するように覆い隠している。特許文献1における絶縁層は、ホットメルトコーティング方式によって熱可塑性の絶縁性樹脂を塗布することで形成される。そのため、発生したガスは、絶縁層を通して排出しにくい。
【0008】
また、負極板の負極リードを集電板に溶接する際に生じるスパッタなどによって正極板と負極板とが短絡することを防止するために、正極板の正極リードと反対側の縁に正極合剤層と同じ厚さの耐熱絶縁層を設けることも知られている。この耐熱絶縁層は、セラミック系の材料が採用され、正極合剤層の空隙率よりも大きい空隙率に形成される。しかしながら、絶縁層の空隙率が正極合剤層の空隙率よりも大きいということは、電解液中に溶解したイオンが正極合剤層と同様に通過することを意味している。つまり、絶縁層が空隙率を有した部材で形成されていると、空隙にデンドライトが析出することで、正極と負極とが短絡する。
【0009】
さらに、上述のこれらのリチウムイオン電池において、絶縁層は、いずれも正極活物質合剤層(正極合剤)の縁を覆っている。正極活物質合剤層の縁が覆われることによって、正極からリチウムイオンを供給するための有効な表面積が減少することになるため、発電効率及び充電効率が低下する。
【0010】
そこで、本発明は、電極間が短絡することを簡単な構造で防止し、かつ電極に発生するガスを排出しやすい二次電池を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る一実施形態の二次電池は、第1の辺とこの対辺の第2の辺とを有するセパレータを間に挟んで正極及び負極を交互に積層した構造のコアを備える。そして、正極は、正極集電体と、正極活物質と、絶縁部とを有する。正極集電体は、セパレータの第1の辺を越えて延出する正極リードを有している。正極活物質は、セパレータの外周縁よりも内側の範囲の正極集電体の両面を覆う。絶縁部は、正極活物質の縁から離れた位置の正極リードの両面に形成される。また、負極は、負極集電体と、負極活物質とを有する。負極集電体は、セパレータの第2の辺を越えて延出する負極リードを有している。負極活物質は、セパレータの外周縁よりも内側で正極活物質が形成された範囲よりも広い範囲の負極集電体の両面を覆う。絶縁部は、第1の絶縁層と、第2の絶縁層とを含む。第1の絶縁層は、電解液を透過させない中実に正極リードを覆う。第2の絶縁層は、電解液が透過する空隙を有し第1の絶縁層を覆う。
【0012】
このとき、絶縁部は、負極活物質が形成された範囲の内側から少なくとも負極活物質の縁を越える位置までの範囲に形成される。または、絶縁部は、負極活物質が形成された範囲の内側から少なくともセパレータの外周縁までの範囲に形成される。また、第1の絶縁層は、第2の絶縁層よりも薄い。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る二次電池によれば、正極リードの基部に絶縁部が形成されているので、製造時に混入する導電性の異物が接触しても正極が負極に短絡されない。また、絶縁部は、電解液を透過させない中実に正極リードを覆う第1の絶縁層と、電解液が透過する空隙を有した第2の絶縁層とを含む。したがって、正極活物質が形成された内側へ電解液が透過することを妨げることなく、また、内側で発生したガスを第2の絶縁層を通して排出することができる。そして、電解液中のイオンが正極リードの周辺に析出してデンドライトを形成しても、正極が負極に短絡することを第1の絶縁層によって確実に防ぐことができる。また、絶縁部は、正極活物質の縁から離れた位置に形成されるので、正極活物質の縁からイオンが放出されることを妨げない。つまり、正極活物質が形成された範囲を最大に活用できるため、絶縁部を有した本発明の二次電池は、絶縁部を有していない二次電池に比べて、発電効率及び充電効率を低下させない、すなわち維持することができる。
【0014】
負極活物質が形成された範囲の内側から少なくとも負極活物質の縁を越える位置までの範囲に絶縁部が形成される発明の二次電池によれば、絶縁部と負極との間にセパレータの縁をしっかりと保持することができる。また、負極活物質が形成された範囲の内側から少なくともセパレータの外周縁までの範囲に絶縁部が形成される発明の二次電池によれば、積層方向に比べて正極に沿う方向に十分な長さを有している。したがって、デンドライトが析出しても、正極活物質が形成された領域へデンドライトが到達することを確実に抑制する。さらに、第1の絶縁層が第2の絶縁層よりも薄い発明の二次電池によれば、発生したガス及び電解液の透過経路が広くなるので、電解液が浸入しやすく、かつ、ガスが排出されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る第1の実施形態の二次電池の斜視図。
図2図1に示した二次電池のコアの分解斜視図。
図3図2に示したコアの積層部分を拡大した断面図。
図4図3に示した正極の絶縁部の周辺を拡大した断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に係る第1の実施形態の二次電池について、リチウムイオン電池1に適用した場合を一例に、図1から図4を参照して説明する。図1に示すリチウムイオン電池1は、コア10及び電解液をケース2の中に収納しており、開口部21に蓋3が取り付けられている。ケース2は、図1に示すような角型の容器である以外に、円筒型であってもよいし、ラミネートフィルムで形成された袋状のものでもよい。正極端子101および負極端子102は、それぞれ蓋3を貫通して取り付けられている。
【0017】
コア10は、セパレータ13を間に挟んで正極11および負極12が交互に積層配置された構造を有している。本実施形態のコア10は、図2に示すように、帯状に長いセパレータ13を間に挟んで、同じくそれぞれ帯状に長い正極11と負極12とを巻いた捲回型のコア10である。
【0018】
本実施形態において、セパレータ13は、図2に示すように帯状の長手方向に、第1の辺131とこの対辺に位置する第2の辺132とを有する。セパレータ13は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系微多孔膜で作られており、その空孔中に電解液を流動させるとともに保持する。
【0019】
正極11は、図3に示すように正極集電体111と正極活物質112と絶縁部14とを有する。正極集電体111は、セパレータ13の有する第1の辺131から延出する正極リード113を具備している。この実施形態において正極集電体111は、アルミニウム箔である。正極活物質112は、セパレータ13の外周縁13Aよりも内側の範囲の正極集電体111の両面を覆うように形成される。正極活物質112は、電極材料の粉末を溶媒で溶いてスラリーにし、正極集電体111の両側の面に均質に塗工され、乾燥されることによって、形成される。正極活物質112の一例としてマンガン酸リチウムが採用される。
【0020】
絶縁部14は、図3及び図4に示すように、正極活物質112の縁112Aから離れた位置の正極リード113の両面に形成される。本実施形態では、絶縁部14は、図2に示すように、正極活物質112の縁112Aに平行に形成される。絶縁部14は、正極活物質112と同様に、スラリーにして塗工される。絶縁部14は、正極活物質112から離れて形成されるので、正極活物質112と同時に塗工されてもよいし、正極活物質112の前にまたは後に塗工されてもよい。
【0021】
負極12は、負極集電体121と負極活物質122とを有する。負極集電体121は、セパレータ13の有する第2の辺132から延出する負極リード123を具備している。この実施形態において負極集電体121は、銅箔である。負極活物質122は、セパレータ13の外周縁13Aよりも内側の範囲で、かつ、正極活物質112が形成された範囲よりも広い範囲の負極集電体121の両面を覆うように形成される。負極活物質122は、正極活物質112と同様に、スラリーにして塗工される。負極活物質122の一例として黒鉛が採用される。
【0022】
さらに本実施形態の場合、絶縁部14は、図3及び図4に示すように、第1の絶縁層141と第2の絶縁層142を含む二層構造を有している。第1の絶縁層141は、電解液を透過させない中実な部材であり、正極リード113を覆う。第1の絶縁層141は、電解液と反応しない合成樹脂製の材料、例えばポリオレフィンやアラミド、カルボキシメチルセルロース(CMC)など、好ましくはセパレータ13と同じ素材やセパレータよりも耐熱性の高い素材で形成される。この第1の絶縁層141の厚みT41は、正極活物質112の厚みT1よりも薄い。
【0023】
第2の絶縁層142は、電解液が透過する空隙を有した部材であり、第1の絶縁層141を覆って形成される。第2の絶縁層142の材料として塗膜を形成するものであれば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系の有機材料や、セラミック系の無機材料を採用することができる。
【0024】
セラミック系の無機材料の一例をあげると、正極11の正極集電体111の材料であるアルミ箔との化学反応が起こらないイオン化傾向の大きな金属の酸化物で、かつ電解液との化学反応も起こらない素材、具体的には、アルミナや、シリカなどであることが好ましい。第2の絶縁層142としてセラミック系の無機材料を採用することによって、リチウムイオン電池1が熱暴走して正極集電体に密着された第1の絶縁層141として採用したポリオレフィンの樹脂材料が融解した場合でも、第2の絶縁層142が正極11と負極12との間の絶縁機能を維持することができる。
【0025】
また、絶縁部14は、負極活物質122が形成された範囲の内側から少なくとも負極活物質122の縁122Aを越える位置までの範囲に形成される。本実施形態では、図3及び図4に示すように、負極活物質122が形成された範囲の内側から少なくともセパレータ13の外周縁13Aを越える位置までの範囲に、絶縁部14が形成されている。つまり、コア10の内部に面した絶縁部14の端部14Aは、負極活物質122が形成された範囲の内側に位置しており、コア10の外部に面した絶縁部14の端部14Bは、セパレータ13の外周縁13Aよりも外側に位置する。正極11と負極12の積層方向に絶縁部14の厚みT4は、内側の端部14Aから外側の端部14Bまで均一であり、正極活物質112の厚みT1と同じである。そして、第1の絶縁層141の厚みT41は、第2の絶縁層142の厚みT42よりも薄い。
【0026】
このように絶縁部14を形成することによって、セパレータ13の外周縁13Aは、絶縁部14と負極12の端部12Aの間に保持される。特に、図4に示すようにセパレータの外周縁13Aを越える位置まで絶縁部14が形成される本実施形態のリチウムイオン電池1の場合、積層方向に対して正極集電体111に沿う方向へ十分な長さを有しているので、第2の絶縁層142の空隙にデンドライトが成長しても、デンドライトが絶縁部14を越えて正極活物質112に到達することはない。
【0027】
以上のように構成されたリチウムイオン電池1によれば、製造過程において導電性の異物が混入していても、絶縁部14を有しているので、異物によって正極11が負極12に短絡されることを防止される。この絶縁部14は、中実な第1の絶縁層141と空隙を有した第2の絶縁層142で構成されている。電解液や正極集電体111の近傍で発生するガスは、第2の絶縁層142を透過することができる。したがって、製造過程において電解液がコア10の内部へ浸透しやすく、また、製造直後の充放電によって生じるガスもコア10から排出されやすい。
【0028】
また、異物が電解液に溶解するあるいは電解液中の溶存金属が正極リード113の近傍で析出することによって絶縁部14の第2の絶縁層142にデンドライトが成長しても、絶縁部14の第1の絶縁層141によって、デンドライトが正極リード113に達することを防ぐことができる。
【0029】
さらに、第1の絶縁層141の厚みが正極活物質112の厚みよりも薄いので、電池を組み立てた直後に充電及び放電を行うことで正極リード113側の正極11の周りに発生するガスは、第2の絶縁層142を通してコア10の外へ排出されやすくなる。
【0030】
なお、本発明に係る二次電池は、リチウムイオン電池1を一例に、捲回型のコアを採用する場合を例に説明した。本発明に係る二次電池の技術は、セパレータを挿んで正極と負極とが積層され、正極リードがセパレータの第1の辺から延出し、負極リードがセパレータの第2の辺から延出している積層型のコアを有する二次電池に採用することもできる。本発明に係る二次電池の技術を積層型のコアを有する二次電池に採用した場合にも、捲回型のコアを有する二次電池と同様の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0031】
1…リチウムイオン電池(二次電池)、10…コア、11…正極、111…正極集電体、112…正極活物質、112A…縁、113…正極リード、12…負極、121…負極集電体、122…負極活物質、123…負極リード、13…セパレータ、13A…外周縁、131…第1の辺、132…第2の辺、14…絶縁部、141…第1の絶縁層、142…第2の絶縁層。
図1
図2
図3
図4