特許第6148248号(P6148248)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6148248LRRK2のポジトロン放出断層撮影(PET)イメージングのためのフッ素−18及び炭素−11標識放射性リガンド
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6148248
(24)【登録日】2017年5月26日
(45)【発行日】2017年6月14日
(54)【発明の名称】LRRK2のポジトロン放出断層撮影(PET)イメージングのためのフッ素−18及び炭素−11標識放射性リガンド
(51)【国際特許分類】
   A61K 51/00 20060101AFI20170607BHJP
   C07D 239/04 20060101ALI20170607BHJP
   C07D 403/12 20060101ALI20170607BHJP
【FI】
   A61K49/02 C
   C07D239/04
   C07D403/12
【請求項の数】37
【全頁数】123
(21)【出願番号】特願2014-543868(P2014-543868)
(86)(22)【出願日】2012年11月28日
(65)【公表番号】特表2015-500216(P2015-500216A)
(43)【公表日】2015年1月5日
(86)【国際出願番号】EP2012073770
(87)【国際公開番号】WO2013079496
(87)【国際公開日】20130606
【審査請求日】2015年11月27日
(31)【優先権主張番号】61/565,324
(32)【優先日】2011年11月30日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/720,870
(32)【優先日】2012年10月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】509012625
【氏名又は名称】ジェネンテック, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ブライアン・ケイ
(72)【発明者】
【氏名】エストラーダ,アンソニー
(72)【発明者】
【氏名】マリク,ヤン
(72)【発明者】
【氏名】スウィーニー,ザカリー・ケヴィン
【審査官】 菊池 美香
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2009/127642(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 51/00
C07D 239/48
C07D 403/12
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験体の組織におけるLRRK2のポジトロン放出断層撮影(PET)イメージングのための方法に用いられる医薬組成物であって:
式(I)、式(II)もしくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を含む医薬組成物を被験体に投与すること(ここで、該化合物は、その上に少なくとも1つのC11又はF18の標識を含む);
該化合物を被験体の組織へ浸透させること;そして
被験体のCNS又は脳組織のPETイメージを収集すること
を含む方法に用いられる医薬組成物であって、
式(I)で表される化合物が、:
【化13】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、−OR;ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
nは、0又は1であり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示される化合物であって、
式(II)で表される化合物が、
【化14】

[式中、
Xは、−NR−;又は−O−(ここで、Rは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)であるか;
あるいは、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)を形成するか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員〜6員の複素環(Rで1回以上、場合により置換されている)を形成してもよく;
は、C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);アリール(Rで1回以上、場合により置換されている);アリール−C1−6アルキル(ここで、該アリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロアリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
Yは、C2−6アルキレン又は結合であり;
は、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、C1−6アルキル−アミノ、ジ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ジ−ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ;シアノ;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;オキソ;シアノ;ハロ;又はY−C(O)−Rであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;オキソ;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;−Y−C(O)−R;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;又はC3−6シクロアルキルスルホニルであり;そして
各Rは、独立して、オキソ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルキル−スルホニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;−Y−C(O)−R;C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル,又はC3−6シクロアルキル−スルホニルである]で示される化合物であって、
式(III)で表される化合物が、
【化15】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
Yは、C、CH又はNであり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物である医薬組成物
【請求項2】
被験体の中枢神経系(CNS)又は脳組織におけるLRRK2のポジトロン放出断層撮影(PET)イメージングのための方法に用いられる医薬組成物であって:
式(I)、式(II)もしくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を含む医薬組成物を被験体に投与すること(ここで、該化合物は、その上に少なくとも1つのC11又はF18の標識を含む);
該化合物を被験体のCNS又は脳組織へ浸透させること;そして
被験体のCNS又は脳組織のPETイメージを収集すること
を含む方法に用いられる医薬組成物であって、
式(I)で表される化合物が、:
【化13】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、−OR;ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
nは、0又は1であり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示される化合物であって、
式(II)で表される化合物が、
【化14】

[式中、
Xは、−NR−;又は−O−(ここで、Rは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)であるか;
あるいは、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)を形成するか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員〜6員の複素環(Rで1回以上、場合により置換されている)を形成してもよく;
は、C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);アリール(Rで1回以上、場合により置換されている);アリール−C1−6アルキル(ここで、該アリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロアリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
Yは、C2−6アルキレン又は結合であり;
は、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、C1−6アルキル−アミノ、ジ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ジ−ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ;シアノ;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;オキソ;シアノ;ハロ;又はY−C(O)−Rであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;オキソ;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;−Y−C(O)−R;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;又はC3−6シクロアルキルスルホニルであり;そして
各Rは、独立して、オキソ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルキル−スルホニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;−Y−C(O)−R;C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル,又はC3−6シクロアルキル−スルホニルである]で示される化合物であって、
式(III)で表される化合物が、
【化15】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
Yは、C、CH又はNであり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物である医薬組成物
【請求項3】
少なくとも1つのC11又はF18の標識を式(I)、式(II)又は式(III)の化合物に導入することをさらに含む、前記方法に用いられる請求項1〜2のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項4】
化合物がF18で標識されている、前記方法に用いられる請求項1〜3のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項5】
化合物がC11で標識されている、前記方法に用いられる請求項1〜4のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項6】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にF18で標識されている、前記方法に用いられる請求項1〜5のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項7】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にC11で標識されている、前記方法に用いられる請求項1〜6のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項8】
式(I)の化合物又はその薬学的に許容し得る塩を含む医薬組成物を被験体に投与すること
を含む前記方法に用いられる請求項1〜7のいずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項9】
化合物が式(I)で示される化合物であり、かつ:
mが、0〜3であり;
Xが、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
が、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRが、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
が、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
が、ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
が、水素;又はC1−6アルキルであり;
nが、0又は1であり;
が、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;そして
が、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである、
前記方法に用いられる請求項1〜8のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項10】
式(II)の化合物又はその薬学的に許容し得る塩を含む医薬組成物を被験体に投与すること
を含む前記方法に用いられる請求項1〜7のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項11】
式(III)の化合物又はその薬学的に許容し得る塩を含む医薬組成物を被験体に投与すること
を含む前記方法に用いられる請求項1〜7のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項12】
式(III)の化合物が、式(III’):
【化16】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である、前記方法に用いられる請求項1〜7のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項13】
化合物が、下記:
(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2,5−ジメトキシフェニル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)メタノン;
N4−エチル−N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピペリジン−1−イル)メタノン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−フルオロ−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−N,N−ジメチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンズアミド;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(2−フルオロ−5−(フルオロメトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メチルフェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(4−(2−フルオロエトキシ)−6−モルホリノピリジン−3−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−クロロ−N−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(5−(フルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(1−(2−フルオロエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(1−(2−フルオロエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3−(2−フルオロエトキシ)−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
(4−((5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−クロロ−2−(フルオロメトキシ)−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−クロロ−4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン;
(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(2−フルオロ−5−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(2−フルオロ−1,1,2,2−テトラジュウテロ−エチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;及び
(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
より選択される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である前記方法に用いられる請求項1〜5のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項14】
化合物が、下記:
(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2,5−ジメトキシフェニル)メタノン;
N4−エチル−N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピペリジン−1−イル)メタノン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−フルオロ−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−N,N−ジメチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンズアミド;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(2−フルオロ−5−(フルオロメトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メチルフェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(4−(2−フルオロエトキシ)−6−モルホリノピリジン−3−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−クロロ−N−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(5−(フルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(1−(2−フルオロエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;及び
N2−(1−(2−フルオロエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
より選択される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である前記方法に用いられる請求項1〜5のいずれか一項記載の医薬組成物
【請求項15】
式(I):
【化17】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、−OR;ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
nは、0又は1であり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、ここで、該化合物は、F18で標識されている。
【請求項16】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にF18で標識されている、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
式(I):
【化18】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、−OR;ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
nは、0又は1であり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、ここで、該化合物は、C11で標識されている。
【請求項18】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にC11で標識されている、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
が、ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである、請求項15〜18のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
nが、0である、請求項15〜19のいずれかに記載の化合物。
【請求項21】
mが、0又は1である、請求項15〜20のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
が、その上にF18又は11C原子を有するC1−6アルコキシである、請求項15〜18のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
が、トリフルオロメチルである、請求項15〜22のいずれかに記載の化合物。
【請求項24】
が、−O11CH、−CHCH18F、−CDCD18F、−CHCD18F、−CH18F、又は−CD18Fである、請求項15〜18のいずれかに記載の化合物。
【請求項25】
が、フルオロである、請求項15〜24のいずれかに記載の化合物。
【請求項26】
が、シクロプロピルである、請求項15〜25のいずれかに記載の化合物。
【請求項27】
式(II):
【化19】

[式中、
Xは、−NR−;又は−O−(ここで、Rは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)であるか;
あるいは、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)を形成するか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員〜6員の複素環(Rで1回以上、場合により置換されている)を形成してもよく;
は、C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);アリール(Rで1回以上、場合により置換されている);アリール−C1−6アルキル(ここで、該アリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロアリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
Yは、C2−6アルキレン又は結合であり;
は、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、C1−6アルキル−アミノ、ジ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ジ−ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ;シアノ;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;オキソ;シアノ;ハロ;又はY−C(O)−Rであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;オキソ;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;−Y−C(O)−R;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;又はC3−6シクロアルキルスルホニルであり;そして
各Rは、独立して、オキソ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルキル−スルホニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;−Y−C(O)−R;C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル,又はC3−6シクロアルキル−スルホニルである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、ここで、該化合物は、F18で標識されている。
【請求項28】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にF18で標識されている、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
式(II):
【化20】

[式中、
Xは、−NR−;又は−O−(ここで、Rは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)であるか;
あるいは、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)を形成するか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員〜6員の複素環(Rで1回以上、場合により置換されている)を形成してもよく;
は、C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);アリール(Rで1回以上、場合により置換されている);アリール−C1−6アルキル(ここで、該アリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロアリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
Yは、C2−6アルキレン又は結合であり;
は、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、C1−6アルキル−アミノ、ジ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ジ−ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ;シアノ;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;オキソ;シアノ;ハロ;又はY−C(O)−Rであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;オキソ;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;−Y−C(O)−R;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;又はC3−6シクロアルキルスルホニルであり;そして
各Rは、独立して、オキソ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルキル−スルホニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;−Y−C(O)−R;C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル,又はC3−6シクロアルキル−スルホニルである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、ここで、該化合物は、C11で標識されている。
【請求項30】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にC11で標識されている、請求項29記載の化合物。
【請求項31】
式(III’):
【化21】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、ここで、該化合物は、F18で標識されている。
【請求項32】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にF18で標識されている、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
式(III’):
【化22】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩、ここで、該化合物は、C11で標識されている。
【請求項34】
化合物が、C1−6アルコキシ部分上にC11で標識されている、請求項33記載の化合物。
【請求項35】
式(IV):
【化23】

[式中、
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示されるLRRK2 PETリガンド前駆体化合物又はその薬学的に許容し得る塩。
【請求項36】

【化24】

で示されるLRRK2 PETリガンドの調製方法であって、

【化25】

で示される化合物を、放射標識されたアルキル化剤
−L
と反応させ、式
[式中、
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;;
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり、
は、その上にF18−又は11C−原子を有するC1−6アルキルであり;そして
Lは、脱離基である]で示される放射標識されたアミノピリミジン化合物を提供することを含む方法。
【請求項37】
被験体の組織におけるLRRK2の画像診断用の組成物の製造のための、請求項15〜35のいずれか一項に定義されている化合物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LRRK2に対して親和性を有し、かつパーキンソン病のようなLRRK2媒介性疾患及び病状の研究及び処置のためのPETリガンドとして有用である化合物に関する。
【背景技術】
【0002】
パーキンソン病、レビー小体型認知症及びハンチントン病のような神経変性疾患は、何百人もの人々が罹患している。パーキンソン病は、およそ1000人に1人を苦しめる慢性の進行性運動系障害であり、遺伝性パーキンソン病は、患者全体の5〜10%を占める。パーキンソン病は、中脳ドーパミンニューロンの進行的な喪失によって引き起こされ、患者は自らの運動を管理及び制御する能力が損なわれる。主なパーキンソン病の症状は、震え、硬直、運動緩徐及び平衡障害である。多くのパーキンソン病患者はまた、情動変化、記憶喪失、会話障害及び睡眠障害のような他の症状も経験する。
【0003】
ロイシンリッチリピートキナーゼ2タンパク質(LRRK2)をコードする遺伝子が、遺伝性パーキンソン病と関連して同定されている(Paisan-Ruiz et al., Neuron, Vol. 44(4), 2004, pp 595-600; Zimprich et al., Neuron, Vol. 44(4), 2004, 601-607)。インビトロ研究は、パーキンソン病が関連する突然変異が、野生型と比較して、増加するLRRK2キナーゼ活性と、減少するGTP加水分解速度をもたらすことを示している(Guo et al., Experimental Cell Research, Vol. 313(16), 2007, pp. 3658-3670)。抗LRRK2抗体が、パーキンソン病と関連する脳幹レビー小体及びレビー小体型認知症と関連する皮質抗体を標識するために使用されており、このことは、LRRK2がレビー小体の形成及びこれらの疾患と関連する病因において重要な役割を果たし得ることを示唆している(Zhou et al., Molecular Degeneration, 2006, 1:17 doi:10.1186/1750-1326-1-17)。LRRK2はまた、クローン病感受性及びハンセン病感受性の増加と潜在的に関連する遺伝子として同定されている(Zhang et al., New England J. Med. Vol. 361 (2009) pp.2609-2618)。
【0004】
LRRK2はまた、軽度認知障害からアルツハイマー病への移行(WO2007/149789);L−ドーパ誘発性ジスキネジア(Hurley et al., Eur. J. Neurosci., Vol. 26, 2007, pp. 171-177);神経前駆体の分化と関連するCNS障害(Milosevic et al., Neurodegen., Vol. 4, 2009, p. 25);腎癌、乳癌、前立腺癌、血液癌及び肺癌のような癌ならびに急性骨髄性白血病(WO2011/038572);乳頭状腎癌及び甲状腺癌(Looyenga et al., www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1012500108);多発性骨髄腫(Chapman et al., Nature Vol. 471, 2011, pp. 467-472);筋萎縮性側索硬化症(Shtilbans et al., Amyotrophic Lateral Sclerosis "Early Online 2011, pp. 1-7);関節リウマチ(Nakamura et al., DNA Res. Vol. 13(4), 2006, pp. 169-183);ならびに強直性脊椎炎(Danoy et al., PLoS Genetics, Vol. 6(12), 2010, e1001195, pp. 1-5)と関連している。
【0005】
したがって、LRRK2活性の調節に効果的で、かつPETリガンドとして有用な化合物及び組成物は、パーキンソン病及びレビー小体型認知症のような神経変性疾患、アルツハイマー病及びL−ドーパ誘発性ジスキネジアのようなCNS障害、腎癌、乳癌、前立腺癌、血液癌、乳頭癌及び肺癌のような癌、急性骨髄性白血病及び多発性骨髄腫、ならびにハンセン病、クローン病、筋萎縮性側索硬化症、関節リウマチ及び強直性脊椎炎のような炎症性疾患のための処置を、開発しかつ提供することに役立ち得る。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、被験体の中枢神経系(CNS)又は脳組織におけるLRRK2のポジトロン放出断層撮影(PET)イメージングのための方法であって:
式(I)、式(II)もしくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を被験体に投与すること(ここで、該化合物は、その上に少なくとも1つのC11又はF18の標識を含む);
該化合物が被験体のCNS又は脳組織へ浸透することを可能にすること;そして
被験体のCNS又は脳組織のPETイメージを収集すること
を含む、方法を提供する。
【0007】
本発明はまた、化合物を含む医薬組成物、化合物を用いる方法、及び化合物を調製する方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】CNSにおけるPETイメージング − F18標識された(3−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン((3−(2−18F−エトキシ)−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン)を用いるPgp/bcrpノックアウトマウスにおけるPOC。
図2A】化合物G1023((3−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン)の3つの放射標識された類似体に対する、マウスにおける脳への取り込みのグラフ表示(時間に対する組織グラム当たりの注入投与量(%))である。
図2B】化合物G7915((4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン)の3つの放射標識された類似体に対する、マウスにおける脳への取り込みのグラフ表示(時間に対する組織グラム当たりの注入投与量(%))である。
図2C】化合物G4337((4−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン)の2つの放射標識された類似体に対する、マウスにおける脳への取り込みのグラフ表示(時間に対する組織グラム当たりの注入投与量(%))である。
【0009】
発明の詳細な説明
定義
特に明記しない限り、本明細書及び特許請求の範囲を含む本出願において使用される以下の用語は、下記の定義を有する。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるように、単数形の「a」、「an」及び「the」は、文脈が明確に他のことを示していない限り、複数形の指示対象を含むことに留意しなければならない。
【0010】
「アルキル」は、炭素原子及び水素原子だけからなる、1〜12個の炭素原子を有する一価の直鎖又は分岐鎖飽和炭化水素部分を意味する。「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子のアルキル基、すなわち、C−Cアルキルを指す。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、n−ヘキシル、オクチル、ドデシルなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0011】
「アルケニル」は、少なくとも1個の二重結合を含有する、2〜6個の炭素原子の一価の直鎖炭化水素基又は3〜6個の炭素原子の一価の分岐鎖炭化水素基、例えば、エテニル、プロペニルなどを意味する。
【0012】
「アルキニル」は、少なくとも1個の三重結合を含有する、2〜6個の炭素原子の一価の直鎖炭化水素基又は3〜6個の炭素原子の一価の分岐鎖炭化水素基、例えば、エチニル、プロピニルなどを意味する。
【0013】
「アルキレン」は、1〜6個の炭素原子の二価の直鎖飽和炭化水素基又は3〜6個の炭素原子の二価の分岐鎖飽和炭化水素基、例えば、メチレン、エチレン、2,2−ジメチルエチレン、プロピレン、2−メチルプロピレン、ブチレン、ペンチレンなどを意味する。
【0014】
「アルコキシ」及び「アルキルオキシ」は、互換的に使用してもよく、式−OR(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキル部分である)の部分を意味する。アルコキシ部分の例には、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0015】
「アルコキシアルキル」は、式R−O−R−(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキルであり、そして、Rは、本明細書に定義されるアルキレンである)で表される部分を意味する。代表的なアルコキシアルキル基には、例として、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、1−メチル−2−メトキシエチル、1−(2−メトキシエチル)−3−メトキシプロピル、及び1−(2−メトキシエチル)−3−メトキシプロピルが含まれる。
【0016】
「アルコキシアルコキシ」は、式−O−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルコキシである)の基を意味する。
【0017】
「アルキルカルボニル」は、式−C(O)−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキルである)の部分を意味する。
【0018】
「アルコキシカルボニル」は、式−C(O)−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアルコキシである)の基を意味する。
【0019】
「アルキルカルボニルアルキル」は、式−R−C(O)−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルキルである)の基を意味する。
【0020】
「アルコキシカルボニルアルキル」は、式−R−C(O)−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルコキシである)の基を意味する。
【0021】
「アルコキシカルボニルアルコキシ」は、式−O−R−C(O)−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルコキシである)の基を意味する。
【0022】
「ヒドロキシカルボニルアルコキシ」は、式−O−R−C(O)−OH(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンである)の基を意味する。
【0023】
「アルキルアミノカルボニルアルコキシ」は、式−O−R−C(O)−NHR’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルキルである)の基を意味する。
【0024】
「ジアルキルアミノカルボニルアルコキシ」は、式−O−R−C(O)−NR’R''(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’及びR''は、本明細書に定義されるアルキルである)の基を意味する。
【0025】
「アルキルアミノアルコキシ」は、式−O−R−NHR’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルキルである)の基を意味する。
【0026】
「ジアルキルアミノアルコキシ」は、式−O−R−NR’ R''(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’及びR''は、本明細書に定義されるアルキルである)の基を意味する。
【0027】
「アルキルスルホニル」は、式−SO−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキルである)の部分を意味する。
【0028】
「アルキルスルホニルアルキル」は、式−R’−SO−R''(式中、R’は、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR''は、本明細書に定義されるアルキルである)の部分を意味する。
【0029】
「アルキルスルホニルアルコキシ」は、式−O−R−SO−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルキルである)で表される基を意味する。
【0030】
「アミノ」は、式−NRR’(式中、R及びR’は、各々独立して、水素又は本明細書に定義されるアルキルである)の部分を意味する。したがって、「アミノ」には、「アルキルアミノ」(式中、R及びR’の一方は、アルキルであり、そしてもう一方は、水素である)及び「ジアルキルアミノ」(式中、R及びR’は、共にアルキルである)が含まれる。
【0031】
「アミノカルボニル」は、式−C(O)−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアミノである)の基を意味する。
【0032】
「アルコキシアミノ」は、式−NR−OR’(式中、Rは、水素又は本明細書に定義されるアルキルであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルキルである)の部分を意味する。
【0033】
「アルキルスルファニル」は、式−SR(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキルである)の部分を意味する。
【0034】
「アミノアルキル」は、基−R−R’(式中、R’は、本明細書に定義されるアミノであり、そして、Rは本明細書に定義されるアルキレンである)を意味する。「アミノアルキル」には、アミノメチル、アミノエチル、1−アミノプロピル、2−アミノプロピルなどが含まれる。「アミノアルキル」のアミノ部分は、アルキルで1回又は2回置換されて、それぞれ「アルキルアミノアルキル」及び「ジアルキルアミノアルキル」を与えうる。「アルキルアミノアルキル」には、メチルアミノメチル、メチルアミノエチル、メチルアミノプロピル、エチルアミノエチルなどが含まれる。「ジアルキルアミノアルキル」には、ジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノプロピル、N−メチル−N−エチルアミノエチルなどが含まれる。
【0035】
「アミノアルコキシ」は、基−OR−R’(式中、R’は、本明細書に定義されるアミノであり、そしてRは、本明細書に定義されるアルキレンである)を意味する。
【0036】
「アルキルスルホニルアミド」は、式−NR’SO−R(式中、Rは、アルキルであり、そしてR’は、水素又はアルキルである)の部分を意味する。
【0037】
「アミノカルボニルオキシアルキル」又は「カルバミルアルキル」は、式−R−O−C(O)−NR’R''(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’、R''は、各々独立して、水素又は本明細書に定義されるアルキルである)の基を意味する。
【0038】
「アルキニルアルコキシ」は、式−O−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアルキニルである)の基を意味する。
【0039】
「アリール」は、単環式、二環式又は三環式芳香環からなる一価の環状芳香族炭化水素部分を意味する。アリール基は、本明細書において定義されているように場合により置換されていることができる。アリール部分の例には、非限定的に、フェニル、ナフチル、フェナントリル、フルオレニル、インデニル、ペンタレニル、アズレニル、オキシジフェニル、ビフェニル、メチレンジフェニル、アミノジフェニル、ジフェニルスルフィジル、ジフェニルスルホニル、ジフェニルイソプロピリデニル、ベンゾジオキサニル、ベンゾフラニル、ベンゾジオキシリル、ベンゾピラニル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサジノニル、ベンゾピペラジニル(benzopiperadinyl)、ベンゾピペラジニル(benzopiperazinyl)、ベンゾピロリジニル、ベンゾモルホリニル、メチレンジオキシフェニル、エチレンジオキシフェニルなどが含まれ、これらは、本明細書において定義されているように場合により置換されていてもよい。
【0040】
「アリールアルキル」及び「アラルキル」は、互換的に使用してもよく、基−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレン基であり、そして、Rは、本明細書に定義されるアリール基である)を意味し;例えば、フェニルアルキル、例えば、ベンジル、フェニルエチル、3−(3−クロロフェニル)−2−メチルペンチルなどがアリールアルキルの例である。
【0041】
「アリールスルホニル」は、式−SO−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアリールである)の基を意味する。
【0042】
「アリールオキシ」は、式−O−R(式中、Rは、本明細書に定義されるアリールである)の基を意味する。
【0043】
「アラルキルオキシ」は、式−O−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるアリールである)の基を意味する。
【0044】
「カルボキシ」又は「ヒドロキシカルボニル」は、互換的に使用してもよく、式−C(O)−OHの基を意味する。
【0045】
「シアノアルキル」は、式−R’−R''(式中、R’は、本明細書に定義されるアルキレンであり、そして、R''は、シアノ又はニトリルである)の部分を意味する。
【0046】
「シクロアルキル」は、単環式又は二環式からなる一価の飽和炭素環部分を意味する。特別なシクロアルキルは、非置換であるか又はアルキルで置換されている。シクロアルキルは、本明細書において定義されているように場合により置換されていることができる。特に定義しない限り、シクロアルキルは、1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく、ここで、各置換基は、独立して、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、アミノ、モノアルキルアミノ、又はジアルキルアミノである。シクロアルキル部分の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど(これらの部分不飽和(シクロアルケニル)誘導体を含む)が含まれるが、これらに限定されない。
【0047】
「シクロアルキルアルキル」は、式−R’−R''(式中、R’は、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR''は、本明細書に定義されるシクロアルキルである)の部分を意味する。
【0048】
「シクロアルキルアルコキシ」は、式−O−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるシクロアルキルである)の基を意味する。
【0049】
「ヘテロアリール」は、N、O又はSから選択される1、2又は3個の環ヘテロ原子を含有し、残りの環原子がCである少なくとも1個の芳香族環を有する、5〜12個の環原子の単環式又は二環式基を意味し、ここで、ヘテロアリール基の結合点は、芳香族環上にあるものと理解される。ヘテロアリール環は、本明細書において定義されているように場合により置換されていてもよい。ヘテロアリール部分の例には、非限定的に、場合により置換されているイミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、チエニル、ベンゾチエニル、チオフェニル、フラニル、ピラニル、ピリジル、ピロリル、ピラゾリル、ピリミジル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチオピラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾピラニル、インドリル、イソインドリル、トリアゾリル、トリアジニル、キノキサリニル、プリニル、キナゾリニル、キノリジニル、ナフチリジニル、プテリジニル、カルバゾリル、アゼピニル、ジアゼピニル、アクリジニルなどが含まれ、これらの各々は、本明細書において定義されているように場合により置換されていてもよい。
【0050】
「ヘテロアリールアルキル」又は「ヘテロアラルキル」は、式−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そして、R’は、本明細書に定義されるヘテロアリールである)の基を意味する。
【0051】
「ヘテロアリールスルホニル」は、式−SO−R(式中、Rは、本明細書に定義されるヘテロアリールである)の基を意味する。
【0052】
「ヘテロアリールオキシ」は、式−O−R(式中、Rは、本明細書に定義されるヘテロアリールである)の基を意味する。
【0053】
「ヘテロアラルキルオキシ」は、式−O−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるヘテロアリールである)の基を意味する。
【0054】
用語「ハロ」、「ハロゲン」及び「ハロゲン化物」は、互換的に使用してもよく、置換基フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードを指す。
【0055】
「ハロアルキル」は、1個以上の水素が同じ又は異なるハロゲンで置き換わっている、本明細書に定義されるアルキルを意味する。代表的なハロアルキルには、−CHCl、−CHCF、−CHCCl、−CHCHF、−CDCDF、−CHCDF、−CHF、−CDF,ペルフルオロアルキル(例えば、−CF)などが含まれる。
【0056】
「ハロアルコキシ」は、式−OR(式中、Rは、本明細書に定義されるハロアルキル部分である)の部分を意味する。代表的なハロアルコキシは、ジフルオロメトキシである。
【0057】
「ヘテロシクロアミノ」は、少なくとも1個の環原子がN、NH又はN−アルキルであり、残りの環原子がアルキレン基を形成する、飽和環を意味する。
【0058】
「ヘテロシクリル」は、1、2又は3又は4個のヘテロ原子(窒素、酸素又は硫黄から選択される)を包含する1〜3個の環からなる、一価の飽和部分を意味する。ヘテロシクリル環は、本明細書において定義されているように場合により置換されていてもよい。ヘテロシクリル部分の例には、場合により置換されているピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、アゼピニル、ピロリジニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、オキセタニルなどが含まれるが、これらに限定されない。そのようなヘテロシクリルは、本明細書において定義されているように場合により置換されていてもよい。
【0059】
「ヘテロシクリルアルキル」は、式−R−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるヘテロシクリルである)の部分を意味する。
【0060】
「ヘテロシクリルオキシ」は、式−OR(式中、Rは、本明細書に定義されるヘテロシクリルである)の部分を意味する。
【0061】
「ヘテロシクリルアルコキシ」は、式−OR−R’(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、そしてR’は、本明細書に定義されるヘテロシクリルである)の部分を意味する。
【0062】
「ヒドロキシアルコキシ」は、式−OR(式中、Rは、本明細書に定義されるヒドロキシアルキルである)の部分を意味する。
【0063】
「ヒドロキシアルキルアミノ」は、式−NR−R’(式中、Rは、水素又は本明細書に定義されるアルキルであり、そしてR’は、本明細書に定義されるヒドロキシアルキルである)の部分を意味する。
【0064】
「ヒドロキシアルキルアミノアルキル」は、式−R−NR’−R''(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンであり、R’は、水素又は本明細書に定義されるアルキルであり、そしてR''は、本明細書に定義されるヒドロキシアルキルである)の部分を意味する。
【0065】
「ヒドロキシカルボニルアルキル」又は「カルボキシアルキル」は、式−R−(CO)−OH(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンである)の基を意味する。
【0066】
「ヒドロキシカルボニルアルコキシ」は、式−O−R−C(O)−OH(式中、Rは、本明細書に定義されるアルキレンである)の基を意味する。
【0067】
「ヒドロキシアルキルオキシカルボニルアルキル」又は「ヒドロキシアルコキシカルボニルアルキル」は、式−R−C(O)−O−R−OH(式中、各Rは、アルキレンであり、そして同じであっても異なっていてもよい)の基を意味する。
【0068】
「ヒドロキシアルキル」は、1個以上の、例えば、1、2又は3個のヒドロキシ基で置換されている、本明細書に定義されるアルキル部分を意味する(但し、同じ炭素原子は、1個より多いヒドロキシ基を有しないものとする)。代表例には、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチルエチル、2,3−ジヒドロキシブチル、3,4−ジヒドロキシブチル及び2−(ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシプロピルが含まれるが、これらに限定されない。
【0069】
「ヒドロキシシクロアルキル」は、シクロアルキル基中の1、2又は3個の水素原子がヒドロキシ置換基で置き換わっている、本明細書に定義されるシクロアルキル部分を意味する。代表例には、2−、3−又は4−ヒドロキシシクロヘキシルなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0070】
「アルコキシヒドロキシアルキル」及び「ヒドロキシアルコキシアルキル」は、互換的に使用してもよく、ヒドロキシで少なくとも1回及びアルコキシで少なくとも1回置換されている、本明細書に定義されるアルキルを意味する。したがって、「アルコキシヒドロキシアルキル」及び「ヒドロキシアルコキシアルキル」は、例えば、2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロパン−1−イルなどを包含する。
【0071】
「ウレア」又は「ウレイド」は、式−NR’−C(O)−NR''R'''(式中、R’、R''及びR'''は、各々独立して、水素又はアルキルである)の基を意味する。
【0072】
「カルバメート」は、式−O−C(O)−NR’R''(式中、R’及びR''は、各々独立して、水素又はアルキルである)の基を意味する。
【0073】
「カルボキシ」は、式−O−C(O)−OHの基を意味する。
【0074】
「スルホンアミド」は、式−SO−NR’R''(式中、R’、R''及びR'''は、各々独立して、水素又はアルキルである)の基を意味する。
【0075】
「場合により置換されている」は、「アリール」、「フェニル」、「ヘテロアリール」、「シクロアルキル」又は「ヘテロシクリル」部分と関連して使用される場合、かかる部分が、非置換(すなわち、空の原子価は全て、水素原子によって占められている)であるか、又は本明細で関連するような特定の基で置換されていてもよいことを意味する。
【0076】
「脱離基」は、有機合成化学において慣用的にそれと関連する意味を有する基、すなわち、置換反応条件下で置き換えられうる原子又は基を意味する。脱離基の例としては、ハロゲン、アルカン−又はアリーレンスルホニルオキシ、例えば、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、チオメチル、ベンゼンスルホニルオキシ、トシルオキシ及びチエニルオキシ、ジハロホスフィノイルオキシ、場合により置換されているベンジルオキシ、イソプロピルオキシ、アシルオキシなどが含まれるが、これらに限定されない。
「モジュレーター」は、標的と相互作用する分子を意味する。相互作用としては、特に限定されないが、本明細書に定義されるようなアゴニスト、アンタゴニストなどが含まれる。
【0077】
「調節薬」は、標的と相互作用する分子を意味する。相互作用には、本明細書に定義されるようなアゴニスト、アンタゴニストなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0078】
「場合による」又は「場合により」は、続いて記載される事象又は状況が起こってもよいが起こる必要もなく、かつその記載は、その事象又は状況が起こる場合と起こらない場合とを含むことを意味する。
【0079】
「疾患」及び「疾患病状」は、任意の疾患、病状、症状、障害又は徴候を意味する。
【0080】
「不活性有機溶媒」又は「不活性溶媒」は、溶媒がこれと組み合わせて説明される反応条件下で不活性であること意味し、これには、例えば、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、クロロホルム、塩化メチレン又はジクロロメタン、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、ジオキサン、ピリジンなどが含まれる。そうではない旨の特定がない限り、本発明の反応において使用される溶媒は、不活性溶媒である。
【0081】
「薬学的に許容し得る」は、一般的に、安全で、非毒性で、かつ生物学的にも別の面でも望ましくないことはない医薬組成物の調製において有用であることを意味し、そして動物用及びヒト用の医薬用途に許容し得ることを含む。
【0082】
化合物の「薬学的に許容し得る塩」は、本明細書において定義されているように薬学的に許容し得て、及び親化合物の所望の薬理活性を有する塩を意味する。
【0083】
薬学的に許容し得る塩についての全ての言及が、同じ酸付加塩の、本明細書で定義される溶媒付加形態(溶媒和物)又は結晶形態(多形)を含むことを理解すべきである。
【0084】
「保護基(protective group)」又は「保護基(protecting group)」は、合成化学において慣用的にそれと関連する意味で、化学反応を別の保護されていない反応部位で選択的に行うことができるように、多官能性化合物中の1つの反応部位を選択的にブロックする基を意味する。本発明の特定のプロセスでは、反応体中に存在する反応性の窒素及び/又は酸素原子をブロックするために保護基に依存している。例えば、用語「アミノ保護基」及び「窒素保護基」は、本明細書において互換的に使用され、合成手順中において望まない反応から窒素原子を保護することを意図する有機基を指す。代表的な窒素保護基には、トリフルオロアセチル、アセトアミド、ベンジル(Bn)、ベンジルオキシカルボニル(カルボベンジルオキシ、CBZ)、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル(BOC)などが含まれるが、これらに限定されない。当業者であれば、除去の容易さやその後の反応での耐久性に関して、どのように基を選択すべきかを理解されよう。
【0085】
「溶媒和物」は、化学量論量又は非化学量論量のいずれかの溶媒を含有する溶媒付加形態を意味する。いくつかの化合物は、結晶固体病状において溶媒分子を一定のモル比で捕捉する傾向を有し、それによって溶媒和物を形成する。溶媒が水である場合、形成される溶媒和物は水和物であり、溶媒がアルコールである場合、形成される溶媒和物はアルコール和物である。水和物は、1個以上の水分子と、水がその分子病状をHOとして保持する物質の1つとの組み合わせによって形成され、かかる組み合わせから、1個以上の水和物を形成することができる。
【0086】
「パーキンソン病」は、運動能力、会話及び/又は認知機能を害する中枢神経系の変性疾患を意味する。パーキンソン病の症状としては、例えば、筋硬直、震え、身体的動作の遅延(運動緩徐)及び身体的動作の喪失(無動症)を含み得る。
【0087】
「レビー小体病」はまた、「レビー小体型認知症」、「びまん性レビー小体病」、「皮質性レビー小体病」とも呼ばれ、脳内のレビー小体の存在によって解剖学的に特徴付けられる神経生成障害を意味する。
【0088】
「被験体」は、哺乳動物及び非哺乳動物を意味する。哺乳動物は、ヒト;チンパンジー及び他の類人猿及びサル類のような人類以外の霊長類;ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ及びブタのような家畜;ウサギ、イヌ及びネコのような愛玩動物;ラット、マウス及びモルモットのようなげっ歯類を含む実験動物などを非限定的に含む哺乳類のあらゆる構成員を意味する。非哺乳動物の例としては、トリなどが含まれるが、これらに限定されない。用語「被験体」は、特定の年齢又は性別を意味しない。
【0089】
「治療有効量」は、疾患病状を処置するために被験体に投与される場合、疾患病状についてかかる処置を達成するために十分な化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、処置される疾患病状、処置される疾患の重篤度、被検体の年齢及び相対的な健康病状、投与の経路及び形態、診察にあたる医師又は獣医の判断、ならびに他の要因に応じて変化する。
【0090】
用語「上記に定義されるもの」及び「本明細書において定義されるもの」は、変数について言及するとき、その変数の広い定義、ならびに存在するならば、特定の定義がその言及によって包含される。
【0091】
疾患病状を「処置する」又は「処置」としては、とりわけ、疾患病状を阻害すること、すなわち、疾患病状又はその臨床症状の発症を抑止すること、及び/又は疾患病状を緩和すること、すなわち、疾患病状又はその臨床症状の一時的又は完全な後退を引き起こすことが含まれる。
【0092】
用語「処理する」、「接触する」及び「反応する」は、化学反応について言及するとき、表示及び/又は所望の生成物を生成するために、2つ以上の試薬を適切な条件下で添加又は混合することを意味する。表示及び/又は所望の生成物を生成する反応が、必ずしも最初に添加した2つの試薬の組み合わせから直接生じるとは限らず、すなわち、最終的に表示及び/又は所望の生成物の生成に至る混合物として生成される、1つ以上の中間体が存在してもよいことを理解すべきである。
【0093】
「C1−6」は、本明細書において、任意の他の用語と組み合わされて、1個の炭素〜6個の炭素、すなわち、1、2、3、4、5又は6個の炭素を指し、「C2−6」は、2個の炭素〜6個の炭素、すなわち、2、3、4、5又は6個の炭素を指し、「C3−6」は、3個の炭素〜6個の炭素、すなわち、3、4、5又は6個の炭素を指す。
【0094】
命名及び構造
一般的に、本出願において使用される命名及び化学名は、CambridgeSoft(商標)によるChembioOffice(商標)に基づいている。本明細書において構造中の炭素、酸素、硫黄又は窒素原子上に現れる任意の空の原子価は、特に指示のない限り、水素原子の存在を示す。窒素含有ヘテロアリール環が、窒素原子上に空の原子価を有すると示され、そして、R、R又はRのような変数がヘテロアリール環上に示される場合、かかる変数は、空の原子価の窒素に結合又は連結していてもよい。キラル中心が構造中に存在するが、そのキラル中心について具体的な立体化学が示されない場合、キラル中心と関連する両方のエナンチオマーがその構造に包含される。本明細書に示される構造が複数の互変異性体形態で存在し得る場合、かかる互変異性体の全てがその構造に包含される。本明細書において構造中に表される原子は、かかる原子の全ての天然同位体を包含することが意図される。したがって、例えば、本明細書において表される水素原子は、重水素(D)及び三重水素(T)を含むことを意味し、そして、炭素原子は、C13及びC14同位体を含むことを意味する。
【0095】
LRRK2のためのPETリガンド化合物
本発明は、被験体の組織におけるLRRK2のポジトロン放出断層撮影(PET)イメージングのための方法であって:
式(I)、式(II)もしくは式(III)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を被験体に投与すること(ここで、該化合物は、その上に少なくとも1つのC11又はF18の標識を含む);
該化合物が被験体のCNS又は脳組織へ浸透することを可能にすること;そして
被験体のCNS又は脳組織のPETイメージを収集すること
を含む、方法を提供する。
【0096】
特定の実施態様において、化合物は、式(I)の化合物である。
【0097】
特定の実施態様において、化合物は、式(II)の化合物である。
【0098】
特定の実施態様において、化合物は、式(III)の化合物である。
【0099】
特定の実施態様において、PETイメージングは、被験体の中枢神経系(CNS)又は脳組織において実施される。
【0100】
特定の実施態様において、PETイメージングは、被験体の中枢神経系(CNS)組織において実施される。
【0101】
特定の実施態様において、PETイメージングは、被験体の脳組織において実施される。
【0102】
方法は、少なくとも1つのC11又はF18の標識を、式(I)、式(II)又は式(III)の化合物に導入することをさらに含み得る。
【0103】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、F18で標識されている。
【0104】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、C11で標識されている。
【0105】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてF18又は11Cで標識されている。
【0106】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてF18で標識されている。
【0107】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてC11で標識されている。
【0108】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、メトキシ又はエトキシ部分上においてF18で標識されている。
【0109】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、メトキシ又はエトキシ部分上においてF18で標識されており、これには、水素への重水素置換をさらに含み得る。
【0110】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、メトキシ部分上においてF18で標識されている。
【0111】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、エトキシ部分上においてF18で標識されている。
【0112】
一つの実施態様において、主題の方法において使用される化合物は、メトキシ部分上においてC11で標識されている。
【0113】
本発明はまた、化合物がその上に少なくとも1つのC11又はF18標識を含む、式(I)、式(II)又は式(III)の化合物、あるいはその薬学的な塩を提供する。
【0114】
特定の実施態様において、本発明は、化合物がその上に少なくとも1つのC11又はF18標識を含む、式(I)の化合物、又はその薬学的な塩を提供する。
【0115】
特定の実施態様において、本発明は、化合物がその上に少なくとも1つのC11又はF18標識を含む、式(II)の化合物、又はその薬学的な塩を提供する。
【0116】
特定の実施態様において、本発明は、化合物がその上に少なくとも1つのC11又はF18標識を含む、式(III)の化合物、又はその薬学的な塩を提供する。
【0117】
特定の実施態様において、本発明は、化合物が、その上に−O11CH、−CHCH18F、−CDCD18F、−CHCD18F、−CH18F、−CD18Fを含む、式(III)の化合物又はその薬学的な塩を提供する。
【0118】
一つの実施態様において、PETリガンド化合物は、C11で標識されることができるC1−6アルコキシ部分か、又はF18で標識されることができるフルオロ−C1−6アルコキシ部分を含む。
【0119】
一つの実施態様において、LRRK2 PETリガンド化合物は、式(I):
【化1】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、−OR;ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
nは、0又は1であり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である。
【0120】
一つの実施態様において、LRRK2 PETリガンド化合物は、式(I):
【化2】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、ハロ;シアノ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
nは、0又は1であり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよく;;そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である。
【0121】
式(I)の特定の実施態様において、化合物は、F18で標識されている。
【0122】
式(I)の特定の実施態様において、化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてF18で標識されている。
【0123】
式(I)の特定の実施態様において、化合物は、C11で標識されている。
【0124】
式(I)の特定の実施態様において、化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてC11で標識されている。
【0125】
式(I)の特定の実施態様において、nは、0である。
【0126】
式(I)の特定の実施態様において、nは、1である。
【0127】
式(I)の特定の実施態様において、mは、0〜2である。
【0128】
式(I)の特定の実施態様において、mは、0又は1である。
【0129】
式(I)の特定の実施態様において、mは、0である。
【0130】
式(I)の特定の実施態様において、mは、1である。
【0131】
式(I)の特定の実施態様において、rは、0である。
【0132】
式(I)の特定の実施態様において、rは、2である。
【0133】
式(I)の特定の実施態様において、Xは、−NR−又は−O−である。
【0134】
式(I)の特定の実施態様において、Xは、−NRである。
【0135】
式(I)の特定の実施態様において、Xは、−O−である。
【0136】
式(I)の特定の実施態様において、Xは、−S(O)−である。
【0137】
式(I)の特定の実施態様において、Xは、−NH−又は−O−である。
【0138】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0139】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0140】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0141】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0142】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0143】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;又はC1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキルである。
【0144】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0145】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0146】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0147】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、アミノ−C1−6アルキルである。
【0148】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0149】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0150】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0151】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロピラニルである。
【0152】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0153】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニルである。
【0154】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0155】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;シクロプロピルエチル;メトキシエチル;オキセタニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0156】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;シクロプロピルエチル;メトキシエチル;オキセタニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0157】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロペンチルメチル;メトキシエチル;オキセタニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0158】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;又はイソブチルである。
【0159】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチル又はエチルである。
【0160】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0161】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0162】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;又はシクロプロピルエチルである。
【0163】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルである。
【0164】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シクロペンチル;シクロヘキシル;又はシクロペンチルメチルである。
【0165】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0166】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0167】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;シアノ;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0168】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0169】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;ハロ−C1−6アルキル;又はシアノである。
【0170】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;又はハロ−C1−6アルキルである。
【0171】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0172】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0173】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0174】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0175】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0176】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0177】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0178】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキルである。
【0179】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、オキセタニルである。
【0180】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−C1−6アルキルである。
【0181】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ、トリフルオロメチル又はシアノである。
【0182】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、クロロ、トリフルオロメチル又はシアノである。
【0183】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ、クロロ又はブロモである。
【0184】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0185】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0186】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18フルオロである。
【0187】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ブロモである。
【0188】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、トリフルオロメチルである。
【0189】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ基の1つがF18である、トリフルオロメチルである。
【0190】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0191】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0192】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C2−6アルキニルである。
【0193】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C2−6アルケニルである。
【0194】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、−ORである。
【0195】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルキルである。
【0196】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;又は−ORである。
【0197】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキルオキシ;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルオキシである。
【0198】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキルオキシ;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルオキシである。
【0199】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;又はハロ−C1−6アルコキシである。
【0200】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;又はハロ−C1−6アルコキシである。
【0201】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メトキシ;ハロ;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;2−ハロ−エトキシ又は2,2,2−トリハロエトキシである。
【0202】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メトキシ;又はハロである。
【0203】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メトキシ;クロロ;又はフルオロである。
【0204】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0205】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0206】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0207】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ;シアノ;又はハロ−C1−6アルコキシである。
【0208】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ;又はハロ−C1−6アルコキシである。
【0209】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0210】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0211】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、その上にF18又は11C原子を有するC1−6アルコキシである。
【0212】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つの炭素がC11である、C1−6アルコキシである。
【0213】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つの炭素がC11である、C1−6アルキルである。
【0214】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C11メトキシである。
【0215】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C11メチルである。
【0216】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つのハロがF18である、ハロ−C1−6アルキルである。
【0217】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0218】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つのハロがF18である、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0219】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロメトキシである。
【0220】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロエトキシである。
【0221】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ−ジ−ジュウテロメトキシ(FCDO−)である。
【0222】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロ−テトラ−ジュウテロエトキシ(FCDCDO−)である。
【0223】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18フルオロメトキシ(F18CHO−)である。
【0224】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−F18フルオロエトキシ(F18CHCHO−)である。
【0225】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18フルオロ−ジ−ジュウテロメトキシ(F18CDO−)である。
【0226】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−F18フルオロ−テトラ−ジュウテロエトキシ(F18CDCDO−)である。
【0227】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、−O11CH、−CHCH18F、−CDCD18F、−CHCD18F、−CH18F、又は−CD18Fである。
【0228】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18である。
【0229】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0230】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0231】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0232】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキルである。
【0233】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、オキセタニルである。
【0234】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−C1−6アルキルである。
【0235】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0236】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0237】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;またはC3−6シクロアルキルである。
【0238】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0239】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0240】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0241】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0242】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0243】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0244】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキルである。
【0245】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、オキセタニルである。
【0246】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0247】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;イソプロピル;シクロプロピル;シクロブチル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;2−ハロエチル;又は2,2,2−トリハロエチルである。
【0248】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0249】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0250】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0251】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0252】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0253】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0254】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0255】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0256】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ヒドロキシ−C1−6アルキルである。
【0257】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、アミノ−C1−6アルキルである。
【0258】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2又は3個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されている)である。
【0259】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、それの該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2又は3個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されている)である。
【0260】
がヘテロシクリルである式(I)の実施態様において、かかる複素環は、アゼチジニル;ピロリジニル;ピペリジニル;ピペラジニル;モルホリニル;チオモルホリニル;3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル;2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル;または8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル(各々、本明細書において定義されるように、場合により置換されている)であり得る。
【0261】
がヘテロシクリルである式(I)の実施態様において、かかる複素環は、アゼチジニル;ピロリジニル;ピペリジニル;ピペラジニル;又はモルホリニルであり得;各々、本明細書において定義されるように、場合により置換されており、すなわち、かかるヘテロシクリルは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2又は3個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい。
【0262】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル(C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2又は3個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されている)である。
【0263】
がヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(I)の実施態様において、それの該ヘテロシクリル部分は、アゼチジニル;ピロリジニル;ピペリジニル;ピペラジニル;モルホリニル;チオモルホリニル;3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル;2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル;又は8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルであり得;各々、本明細書において定義されているように場合により置換されており、すなわち、かかるヘテロシクリル部分は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2又は3個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい。
【0264】
がヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(I)の実施態様において、それの該ヘテロシクリル部分は、アゼチジニル;ピロリジニル;ピペリジニル;ピペラジニル;又はモルホリニル(各々、本明細書において定義されているように場合により置換されている)であり得る。
【0265】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、それの該ヘテロシクリル部分は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2又は3個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されている)である。
【0266】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、水素;メチル;エチル;イソプロピル;又はシクロプロピルである。
【0267】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、水素;メチル;エチル;イソプロピル;2−アミノ−プロピル;オキセタン−3−イル;2−メトキシ−エチル;2−ヒドロキシ−エチル;シクロプロピル;ピペリジン−4−イル;1−メチル−ピペリジン−4−イル;tert−ブチル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル;シクロブチル;1−メチル−シクロブチル;2−ヒドロキシ−プロピル;1−シアノ−シクロプロピル;3,3−ジフルオロ−シクロブチル;シクロプロピルメチル;3−フルオロ−シクロブチル;又は2,2−ジフルオロエチルである。
【0268】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0269】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0270】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0271】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、イソプロピルである。
【0272】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−アミノ−プロピルである。
【0273】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−3−イルである。
【0274】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシ−エチルである。
【0275】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−ヒドロキシ−エチルである。
【0276】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルである。
【0277】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ピペリジン−4−イルである。
【0278】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−ピペリジン−4−イルである。
【0279】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、tert−ブチルである。
【0280】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピルである。
【0281】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シクロブチルである。
【0282】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−シクロブチルである。
【0283】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−ヒドロキシ−プロピルである。
【0284】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、1−シアノ−シクロプロピルである。
【0285】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、3,3−ジフルオロ−シクロブチルである。
【0286】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルメチルである。
【0287】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、3−フルオロ−シクロブチルである。
【0288】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2,2−ジフルオロエチルである。
【0289】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ、ニトリル、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキル−スルホニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル−カルボニル、又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2又は3個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で場合により置換されていてもよい。
【0290】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成する式(I)の実施態様において、かかる環は、アゼチジニル;ピロリジニル;ピペリジニル;ピペラジニル;モルホリニル;チオモルホリニル;アゼピニル;3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル;2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル;又は8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル(各々、本明細書において定義されているように場合により置換されている)であり得る。
【0291】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成する式(I)の実施態様において、かかる環は、アゼチジニル;ピロリジニル;ピペリジニル;ピペラジニル;又はモルホリニル(各々、本明細書において定義されているように場合により置換されている)であり得る。
【0292】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ、ニトリル、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキル−スルホニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル−カルボニル、アミノ、又はヘテロシクリルより独立して選択される基(又はその2個の基は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で1回又は2回、場合により置換されているモルホリニル基を形成する。
【0293】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル基を形成する。
【0294】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ、ニトリル、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキル−スルホニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル−カルボニル、アミノ、又はヘテロシクリルより独立して選択される基(又はその2個の基は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で1回又は2回、場合により置換されているピペリジニル基を形成する。
【0295】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ、ニトリル、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキル−スルホニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル−カルボニル、アミノ、又はヘテロシクリルより独立して選択される基(又はその2個の基は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で1回又は2回、場合により置換されているピペラジニル基を形成する。
【0296】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ、ニトリル、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキル−スルホニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル−カルボニル、アミノ、又はヘテロシクリルより独立して選択される基(又はその2個の基は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成しうる)で1回又は2回、場合により置換されているピロリジニル基を形成する。
【0297】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イル;4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル;オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル;2−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル;4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イル;3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル;1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル;3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル;4−メチル−ピペリジン−1−イル;ピペリジン−1−イル;アゼチジン−1−イル;4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル;3−メチル−ピペリジン−1−イル;4−メトキシ−ピペリジン−1−イル;3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル;4−シアノ−ピペリジン−1−イル;4−フルオロ−ピペリジン−1−イル;3−メトキシ−ピペリジン−1−イル;4−エチル−ピペラジン−1−イル;4−アセチル−ピペラジン−1−イル;3−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル;4−tert−ブチル−ピペリジン−1−イル;2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル;2−メチル−ピロリジン−1−イル;4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル;2−メチル−ピペリジン−1−イル;ピロリジン−1−イル;4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル;3−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル;4−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペラジン−1−イル;2−メチル−モルホリン−4−イル;(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル;2,2−ジエチル−モルホリン−4−イル;3−ヒドロキシメチル−モルホリン−4−イル;2−イソブチル−モルホリン−4−イル;2−ヒドロキシメチル−モルホリン−4−イル;3,3−ジメチル−モルホリン−4−イル;4−メチル−ピペラジン−1−イル;4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル;ピペラジン−1−イル;3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル;(S)−3−メチル−モルホリン−4−イル;2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル;8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル;(R)−3−メチル−モルホリン−4−イル;4−シクロプロパンカルボニル−ピペラジン−1−イル;4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル;4−シクロブチル−ピペラジン−1−イル;(R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル;4−オキセタン−3−イル−ピペラジン−1−イル;3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イル;4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−ピペラジン−1−イル;3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル;4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル;4−ピペリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル;(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル;(3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イル;2−オキサ−6−アザ−スピロ[3.3]ヘプタ−6−イル;2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル);4−メトキシ−ピペリジン−1−イル);[1,4]オキサゼパン−4−イル;2R,6S)−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル;3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル;3−シアノ−ピロリジン−1−イル;3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル;(3R,5S)−ジメチル−ピペラジン−1−イル;3−フルオロ−ピロリジン−1−イル;(S)−3−フルオロ−ピロリジン−1−イル;ピペラジン−1−イル;3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル;3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル;2,2,6,6−テトラフルオロ−モルホリン−4−イル;2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル;(S)−2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル;(1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル;(3S,4S)−3,4−ジフルオロピロリジン−1−イル;3,4−ジフルオロピロリジン−1−イル;及び3−メトキシピロリジン−1−イルより選択される基を形成する。
【0298】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イル;4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル;オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル;2−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル;4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イル;3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル;1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル;3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル;4−メチル−ピペリジン−1−イル;ピペリジン−1−イル;アゼチジン−1−イル;4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル;3−メチル−ピペリジン−1−イル;4−メトキシ−ピペリジン−1−イル;3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル;4−シアノ−ピペリジン−1−イル;4−フルオロ−ピペリジン−1−イル;3−メトキシ−ピペリジン−1−イル;4−エチル−ピペラジン−1−イル;4−アセチル−ピペラジン−1−イル;3−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル;4−tert−ブチル−ピペリジン−1−イル;2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル;2−メチル−ピロリジン−1−イル;4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル;2−メチル−ピペリジン−1−イル;ピロリジン−1−イル;4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル;3−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル;4−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペラジン−1−イル;2−メチル−モルホリン−4−イル;(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル;2,2−ジエチル−モルホリン−4−イル;3−ヒドロキシメチル−モルホリン−4−イル;2−イソブチル−モルホリン−4−イル;2−ヒドロキシメチル−モルホリン−4−イル;3,3−ジメチル−モルホリン−4−イル;4−メチル−ピペラジン−1−イル;4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル;ピペラジン−1−イル;3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル;(S)−3−メチル−モルホリン−4−イル;2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル;8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル;(R)−3−メチル−モルホリン−4−イル;4−シクロプロパンカルボニル−ピペラジン−1−イル;4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル;4−シクロブチル−ピペラジン−1−イル;(R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル;4−オキセタン−3−イル−ピペラジン−1−イル;3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イル;4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−ピペラジン−1−イル;3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル;4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル;及び4−ピペリジン−4−イル−ピペラジン−1−イルより選択される基を形成する。
【0299】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イルを形成する。
【0300】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0301】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イルを形成する。
【0302】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0303】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0304】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0305】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0306】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0307】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−メチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0308】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピペリジン−1−イルを形成する。
【0309】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イルを形成する。
【0310】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0311】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−メチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0312】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−メトキシ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0313】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0314】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−シアノ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0315】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−フルオロ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0316】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−メトキシ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0317】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−エチル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0318】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−アセチル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0319】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0320】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−tert−ブチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0321】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、形成する。
【0322】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0323】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−メチル−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0324】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0325】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−メチル−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0326】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イルを形成する。
【0327】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0328】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0329】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0330】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−メチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0331】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0332】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2,2−ジエチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0333】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−ヒドロキシメチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0334】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−イソブチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0335】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−ヒドロキシメチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0336】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジメチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0337】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−メチル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0338】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0339】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピペラジン−1−イルを形成する。
【0340】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルを形成する。
【0341】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(S)−3−メチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0342】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イルを形成する。
【0343】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルを形成する。
【0344】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(R)−3−メチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0345】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−シクロプロパンカルボニル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0346】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0347】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−シクロブチル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0348】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0349】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−オキセタン−3−イル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0350】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イルを形成する。
【0351】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0352】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イルを形成する。
【0353】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0354】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−ピペリジン−4−イル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0355】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イルを形成する。
【0356】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イルを形成する。
【0357】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−オキサ−6−アザ−スピロ[3.3]ヘプタ−6−イルを形成する。
【0358】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル)を形成する。式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)を形成する。
【0359】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、[1,4]オキサゼパン−4−イルを形成する。
【0360】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(2R,6S)−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルを形成する。
【0361】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イルを形成する。
【0362】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−シアノ−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0363】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0364】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(3R,5S)−ジメチル−ピペラジン−1−イルを形成する。
【0365】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3−フルオロ−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0366】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(S)−3−フルオロ−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0367】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピペラジン−1−イルを形成する。
【0368】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0369】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イルを形成する。
【0370】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2,2,6,6−テトラフルオロ−モルホリン−4−イルを形成する。
【0371】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イルを形成する。
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(S)−2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イルを形成する。
【0372】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルを形成する。
【0373】
式(I)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(3S,4S)−3,4−ジフルオロピロリジン−1−イル;3,4−ジフルオロピロリジン−1−イル;及び3−メトキシピロリジン−1−イルを形成する。
【0374】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0375】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0376】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0377】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0378】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0379】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ又はメトキシである。
【0380】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ、クロロ又はメトキシである。
【0381】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ又はクロロである。
【0382】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0383】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0384】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0385】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つの炭素がC11である、C1−6アルコキシである。
【0386】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つの炭素がC11である、C1−6アルキルである。
【0387】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C11メトキシである。
【0388】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、C11メチルである。
【0389】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つのハロがF18である、ハロ−C1−6アルキルである。
【0390】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0391】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つのハロがF18である、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0392】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロメトキシである。
【0393】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロエトキシである。
【0394】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ−ジ−ジュウテロメトキシ(FCDO−)である。
【0395】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロ−テトラ−ジュウテロエトキシ(FCDCDO−)である。
【0396】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18フルオロメトキシ(F18CHO−)である。
【0397】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−F18フルオロエトキシ(F18CHCHO−)である。
【0398】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18フルオロ−ジ−ジュウテロメトキシ(F18CDO−)である。
【0399】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、2−F18フルオロ−テトラ−ジュウテロエトキシ(F18CDCDO−)である。
【0400】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、−O11CH、−CHCH18F、−CDCD18F、−CHCD18F、−CH18F、又は−CD18Fである。
【0401】
式(I)の特定の実施態様において、Rは、F18である。
【0402】
特定の実施態様において、LRRK2 PETリガンド化合物は、式(II):
【化3】

[式中、
Xは、−NR−;又は−O−(ここで、Rは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)であるか;
あるいは、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)を形成するか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員〜6員の複素環(Rで1回以上、場合により置換されている)を形成してもよく;
は、C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);アリール(Rで1回以上、場合により置換されている);アリール−C1−6アルキル(ここで、該アリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロアリール部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
Yは、C2−6アルキレン又は結合であり;
は、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、C1−6アルキル−アミノ、ジ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ジ−ハロ−C1−6アルキル−アミノ、ハロ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)、又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)であり;
は、水素;C1−6アルキル;ハロ;シアノ;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;オキソ;シアノ;ハロ;又はY−C(O)−Rであり;
各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;オキソ;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;−Y−C(O)−R;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;又はC3−6シクロアルキルスルホニルであり;そして
各Rは、独立して、オキソ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルキル−スルホニル;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;−Y−C(O)−R;C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル,又はC3−6シクロアルキル−スルホニルである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である。
【0403】
式(II)の特定の実施態様において、化合物は、F18で標識されている。
【0404】
式(II)の特定の実施態様において、化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてF18で標識されている。
【0405】
式(II)の特定の実施態様において、化合物は、C11で標識されている。
【0406】
式(II)の特定の実施態様において、化合物は、C1−6アルコキシ部分上においてC11で標識されている。
【0407】
式(II)の特定の実施態様において、Xは、−NR−又は−O−である。
【0408】
式(II)の特定の実施態様において、Xは、−NRである。
【0409】
式(II)の特定の実施態様において、Xは、−O−である。
【0410】
式(II)の特定の実施態様において、Xは、−NH−又は−O−である。
【0411】
式(II)の特定の実施態様において、Xは、−NH−である。
【0412】
式(II)の特定の実施態様において、Xは、−O−である。
【0413】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0414】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0415】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである。
【0416】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0417】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0418】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0419】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;又はC1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキルである。
【0420】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル又はハロ−C1−6アルキルである。
【0421】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0422】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0423】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0424】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、アミノ−C1−6アルキルである。
【0425】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキルである。
【0426】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0427】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0428】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである。
【0429】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニル(各々、本明細書において定義されるように、場合により置換されている)であり得る。
【0430】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニル(各々、本明細書において定義されるように、場合により置換されている)であり得る。
【0431】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0432】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロピラニルである。
【0433】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル又はオキセタニルである。
【0434】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキルである。
【0435】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキセタニルである。
【0436】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0437】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;シクロプロピルエチル;メトキシエチル;オキセタニル;テトラヒドロピラニル;2,2−ジフルオロエチル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0438】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;シクロプロピルエチル;メトキシエチル;オキセタニル;テトラヒドロピラニル;2,2−ジフルオロエチル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0439】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロペンチルメチル;メトキシエチル;オキセタニル;テトラヒドロピラニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0440】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2,2−ジフルオロエチルである。
【0441】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;又はイソブチルである。
【0442】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル又はエチルである。
【0443】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0444】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0445】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;又はシクロプロピルエチルである。
【0446】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロペンチル;シクロヘキシル;又はシクロペンチルメチルである。
【0447】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルである。
【0448】
式(II)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員〜6員の複素環を形成し得る。
【0449】
式(II)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、3員複素環を形成し得る。
【0450】
式(II)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、4員複素環を形成し得る。
【0451】
式(II)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、5員複素環を形成し得る。
【0452】
式(II)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、6員複素環を形成し得る。
【0453】
式(II)の特定の実施態様において、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)を形成する。
【0454】
式(II)の特定の実施態様において、X及びRは、一緒になって、C1−6アルキルを形成する。
【0455】
式(II)の特定の実施態様において、X及びRは、一緒になって、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)を形成する。
【0456】
式(II)の特定の実施態様において、X及びRは、一緒になって、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)を形成する。
【0457】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である);又は−C(O)−Rである。
【0458】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0459】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0460】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;シアノ;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0461】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0462】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;ハロ−C1−6アルキル又はシアノである。
【0463】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ;ブロモ;クロロ;ヨード;トリフルオロメチル;又はシアノである。
【0464】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、クロロ;トリフルオロメチル;又はシアノである。
【0465】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;又はハロ−C1−6アルキルである。
【0466】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0467】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0468】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0469】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0470】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0471】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0472】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0473】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0474】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキルである。
【0475】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキセタニルである。
【0476】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−C1−6アルキルである。
【0477】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ、クロロ又はブロモである。
【0478】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0479】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0480】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ブロモである。
【0481】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ブロモである。
【0482】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヨードである。
【0483】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、トリフルオロメチルである。
【0484】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0485】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0486】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C2−6アルキニルである。
【0487】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C2−6アルケニルである。
【0488】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−OR(ここで、Rは、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である)である。
【0489】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0490】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);アリール(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロアリール(Rで1回以上、場合により置換されている);又は−Y−C(O)−Rである。
【0491】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルキルスルホニルアルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;アリール;ヘテロアリール;又は−C(O)−Rである。
【0492】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0493】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0494】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている);ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている);又は−C(O)−Rである。
【0495】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0496】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである。
【0497】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;又はC1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0498】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニルであり得る。
【0499】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニル(各々、本明細書において定義されているようにRで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)であり得る。
【0500】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリは、ピペリジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニルであり得る。
【0501】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニル(各々、本明細書において定義されているようにRで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)であり得る。
【0502】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;2−メトキシ−エチル;オキセタン−3−イル;2−(モルホリン−4−イル)−エチル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イル;テトラヒドロピラン−4−イル;又はモルホリン−4−イル−カルボニルである。
【0503】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;2−メトキシ−エチル;オキセタン−3−イル;2−(モルホリン−4−イル)−エチル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イル;又はテトラヒドロピラン−4−イルである。
【0504】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0505】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0506】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0507】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、少なくとも1つのハロがF18である、ハロ−C1−6アルキルである。
【0508】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロエチルである。
【0509】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−F18フルオロエチルである。
【0510】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−F18フルオロ−テトラ−ジュウテロエチル(F18CDCD−)である。
【0511】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C2−6アルケニルである。
【0512】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C2−6アルキニルである。
【0513】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヒドロキシ−C1−6アルキルである。
【0514】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0515】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0516】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0517】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0518】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0519】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0520】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリルである。
【0521】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0522】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル−C1−6アルキルである。
【0523】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−C(O)−Rである。
【0524】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノ−C1−6アルキルである。
【0525】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニルである。
【0526】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキルである。
【0527】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、アミノ−C1−6アルキルである。
【0528】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、アリール(Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0529】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、アリールである。
【0530】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、フェニル(Rで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)である。
【0531】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロアリール(Rで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)である。
【0532】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロアリールである。
【0533】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0534】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;メチル;エチル;プロピル;イソプロピル;ブチル;シクロプロピル;シクロプロピルメチル;シクロブチル;メタンスルホニル;エチルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;sec−ブチルスルホニル;モルホリン−4−イル−エチル;オキセタン−3−イル;2−メトキシエチル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル;3−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−2−イル;2−メトキシ−プロピル;テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル;テトラヒドロフラン−3−イル;2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル;テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル);フェニル;4−(メチルスルホニル)フェニル);4−シアノ−フェニル;4−フルオロ−フェニル;4−クロロ−フェニル;3,5−ジフルオロフェニル;4−(ジメチルアミノ−カルボニル)−フェニル);4−(シクロプロピルスルホニル)フェニル;2,2,2−トリフルオロエチル;2−フルオロエチル;ジフルオロメチル;2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル;1−メチル−シクロプロピル−カルボニル;3−メチルピリジン−4−イル;2−メチルピリジン−4−イル;ピリジン−2−イル;ピリミジン−2−イル;ピリミジン−5−イル;ピリジン−2−イルメチル;1−(ピリジン−2−イル)エチル;シクロプロピルスルホニル;1−シアノ−1−メチル−エチル(また、2−シアノ−プロパン−2−イルとも称される);2−シアノ−エチル;1−シアノ−エチル;2−シアノ−2−メチル−プロピル;1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル;1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル;(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル;(1S,5S)−8−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル;1−アセチル−ピペリジン−4−イル;1−(シクロプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イル;1−メチル−ピペリジン−4−イル;1−メチル−2−オキソ−ピペリジン−5−イル;2−オキソ−ピペリジン−5−イル;1−(イソプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イル;1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル;1−(シクロプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イル;2−メトキシシクロペンチル;3−メトキシシクロペンチル;1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル;テトラヒドロ−2H−1,1−ジオキソ−チオピラン−4−イル;3−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル;1−メトキシプロパン−2−イル;1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル);1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル;1−イソプロピルアゼチジン−3−イル;3−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル;1−エチル−3−フルオロピペリジン−4−イル;1−メチルピロリジン−3−イル;2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル);1−メチル−1−(メチルアミノ−カルボニル)−エチル;2−メチル−2−モルホリノ−プロピル;4,4−ジフルオロシクロヘキシル;モルホリン−4−イル−カルボニル;ジメチルアミノ−カルボニル−メチル;メチルアミノ−カルボニル−メチル;1−メチル−1−(ジメチルアミノ−カルボニル)−エチル;ピロリジン−`−イル−カルボニル;1−シアノ−シクロプロピル;1−(ピロリジン−`−イル−カルボニル)−エチル;1−(ジメチルアミノ−カルボニル)−エチル;1−(メトキシ−カルボニル)−エチル;1−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(エチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(シクロプロピルメチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(エチルアミノ−カルボニル)−シクロブチル;1−(イソプロピルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−シアノ−シクロブチル;2−メトキシ−1−メチル−エチル;1−メチル−1−(メトキシ−カルボニル)−エチル;2−メトキシ−2−メチル−プロパン−1−イル;1−(オキセタン−3−イル)−ピロリジン−3−イル;イソプロピルスルホニル;ブタン−2−スルホニル;1−(2−フルオロエチル)−ピペリジン−4−イル;3−フルオロ−1−メチル−ピペリジン−4−イル;1−エチル−3−フルオロ−ピペリジン−4−イル;ピリジン−3−イルメチル;6−メチル−ピリジン−2−イルメチル;2−(モルホリン−1−イル)−1,1,ジメチル−エチル;ピリミジン−2−イル−メチル;3−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)−ピペリジン−4−イル;1−(オキセタン−3−イル)−ピペリジン−3−イル;1−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル;ピリダジン−3−イルメチル;ピペリジン−3−イル;ピラジン−2−イルメチル;2−ヒドロキシ−3−メチル−ブタン−1−イル;1−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル)−ピロリジン−3−イル;ピリミジン−4−イルメチル;1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル;1−メチル−1−(4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−エチル;1−メチル−1−(5−メチル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−エチル;3−フルオロ−ピペリジン−4−イル;2−ヒドロキシ−シクロペンチル;ジメチル−[1,3]ジオキサン−5−イル、2−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イル;2−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル;2−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イル;又は1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルである。
【0535】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;プロピル;イソプロピル;ブチル;シクロプロピル;シクロプロピルメチル;シクロブチル;メタンスルホニル;エチルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;sec−ブチルスルホニル;モルホリン−4−イル−エチル;オキセタン−3−イル;2−メトキシエチル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル;3−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−2−イル;2−メトキシ−プロピル;テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル;テトラヒドロフラン−3−イル;2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル;テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル);フェニル;4−(メチルスルホニル)フェニル);4−シアノ−フェニル;4−フルオロ−フェニル;4−クロロ−フェニル;3,5−ジフルオロフェニル;4−(ジメチルアミノ−カルボニル)−フェニル);4−(シクロプロピルスルホニル)フェニル;2,2,2−トリフルオロエチル;2−フルオロエチル;ジフルオロメチル;2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル;1−メチル−シクロプロピル−カルボニル;3−メチルピリジン−4−イル;2−メチルピリジン−4−イル;ピリジン−2−イル;ピリミジン−2−イル;ピリミジン−5−イル;ピリジン−2−イルメチル;1−(ピリジン−2−イル)エチル;シクロプロピルスルホニル;1−シアノ−1−メチル−エチル(また、2−シアノ−プロパン−2−イルとも称される);2−シアノ−エチル;1−シアノ−エチル;2−シアノ−2−メチル−プロピル;1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル;1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル;(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル;(1S,5S)−8−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル;1−アセチル−ピペリジン−4−イル;1−(シクロプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イル;1−メチル−ピペリジン−4−イル;1−メチル−2−オキソ−ピペリジン−5−イル;2−オキソ−ピペリジン−5−イル;1−(イソプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イル;1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル;1−(シクロプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イル;2−メトキシシクロペンチル;3−メトキシシクロペンチル;1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル;テトラヒドロ−2H−1,1−ジオキソ−チオピラン−4−イル;3−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル;1−メトキシプロパン−2−イル;1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル);1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル;1−イソプロピルアゼチジン−3−イル;3−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル;1−エチル−3−フルオロピペリジン−4−イル;1−メチルピロリジン−3−イル;2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル);1−メチル−1−(メチルアミノ−カルボニル)−エチル;2−メチル−2−モルホリノ−プロピル;4,4−ジフルオロシクロヘキシル;モルホリン−4−イル−カルボニル;ジメチルアミノ−カルボニル−メチル;メチルアミノ−カルボニル−メチル;1−メチル−1−(ジメチルアミノ−カルボニル)−エチル;ピロリジン−`−イル−カルボニル;1−シアノ−シクロプロピル;1−(ピロリジン−`−イル−カルボニル)−エチル;1−(ジメチルアミノ−カルボニル)−エチル;1−(メトキシ−カルボニル)−エチル;1−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(エチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(シクロプロピルメチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−(エチルアミノ−カルボニル)−シクロブチル;1−(イソプロピルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチル;1−シアノ−シクロブチル;2−メトキシ−1−メチル−エチル;1−メチル−1−(メトキシ−カルボニル)−エチル;2−メトキシ−2−メチル−プロパン−1−イル;1−(オキセタン−3−イル)−ピロリジン−3−イル;イソプロピルスルホニル;ブタン−2−スルホニル;1−(2−フルオロエチル)−ピペリジン−4−イル;3−フルオロ−1−メチル−ピペリジン−4−イル;1−エチル−3−フルオロ−ピペリジン−4−イル;ピリジン−3−イルメチル;6−メチル−ピリジン−2−イルメチル;2−(モルホリン−1−イル)−1,1,ジメチル−エチル;ピリミジン−2−イル−メチル;3−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)−ピペリジン−4−イル;1−(オキセタン−3−イル)−ピペリジン−3−イル;1−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル;ピリダジン−3−イルメチル;ピペリジン−3−イル;ピラジン−2−イルメチル;2−ヒドロキシ−3−メチル−ブタン−1−イル;1−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル)−ピロリジン−3−イル;ピリミジン−4−イルメチル;1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル;1−メチル−1−(4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−エチル;1−メチル−1−(5−メチル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−エチル;3−フルオロ−ピペリジン−4−イル;2−ヒドロキシ−シクロペンチル;ジメチル−[1,3]ジオキサン−5−イル;2−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イル;2−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル;2−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イル;又は1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルである。
【0536】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;2−メトキシ−エチル;オキセタン−3−イル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イル;テトラヒドロピラン−4−イル;又はモルホリン−4−イル−カルボニルである。
【0537】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;2−メトキシ−エチル;オキセタン−3−イル;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イル;又はテトラヒドロピラン−4−イルである。
【0538】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;イソプロピル;2−メトキシ−エチル;オキセタン−3−イル;又は2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イルである。
【0539】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;イソプロピル;2−メトキシ−エチル;オキセタン−3−イル;又は2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イルである。
【0540】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;又はイソプロピルである。
【0541】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0542】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0543】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0544】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、n−プロピルである。
【0545】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、イソプロピルである。
【0546】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシ−エチルである。
【0547】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−3−イルである。
【0548】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−イルである。
【0549】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロピラン−4−イルである。
【0550】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、モルホリン−4−イル−カルボニルである。
【0551】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ブチルである。
【0552】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルである。
【0553】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルメチルである。
【0554】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロブチルである。
【0555】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メタンスルホニルである。
【0556】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、エチルスルホニルである。
【0557】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルスルホニルである。
【0558】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、sec−ブチルスルホニルである。
【0559】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、モルホリン−4−イル−エチルである。
【0560】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピルである。
【0561】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−2−イルである。
【0562】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシ−プロピルである。
【0563】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルである。
【0564】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラン−3−イルである。
【0565】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルである。
【0566】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)である。
【0567】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、フェニルである。
【0568】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4−(メチルスルホニル)フェニル)である。
【0569】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4−シアノ−フェニルである。
【0570】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4−フルオロ−フェニルである。
【0571】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4−クロロ−フェニルである。
【0572】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3,5−ジフルオロフェニルである。
【0573】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4−(ジメチルアミノ−カルボニル)−フェニル)である。
【0574】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4−(シクロプロピルスルホニル)フェニルである。
【0575】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2,2,2−トリフルオロエチルである。
【0576】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロエチルである。
【0577】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ジフルオロメチルである。
【0578】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イルである。
【0579】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−シクロプロピル−カルボニルである。
【0580】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−メチルピリジン−4−イルである。
【0581】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メチルピリジン−4−イルである。
【0582】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリジン−2−イルである。
【0583】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリミジン−2−イルである。
【0584】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリミジン−5−イルである。
【0585】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリジン−2−イルメチルである。
【0586】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(ピリジン−2−イル)エチルである。
【0587】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルスルホニルである。
【0588】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−シアノ−1−メチル−エチル(また、2−シアノ−プロパン−2−イルとも称される)である。
【0589】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−シアノ−エチルである。
【0590】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−シアノ−エチルである。
【0591】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−シアノ−2−メチル−プロピルである。
【0592】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イルである。
【0593】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルである。
【0594】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、(3−メチルオキセタン−3−イル)メチルである。
【0595】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、(1S,5S)−8−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルである。
【0596】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イルである。
【0597】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−アセチル−ピペリジン−4−イルである。
【0598】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(シクロプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イルである。
【0599】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−ピペリジン−4−イルである。
【0600】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−2−オキソ−ピペリジン−5−イルである。
【0601】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−オキソ−ピペリジン−5−イルである。
【0602】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(イソプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イルである。
【0603】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イルである。
【0604】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(シクロプロピル−カルボニル)−ピペリジン−4−イルである。
【0605】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシシクロペンチルである。
【0606】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−メトキシシクロペンチルである。
【0607】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イルである。
【0608】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロ−2H−1,1−ジオキソ−チオピラン−4−イルである。
【0609】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イルである。
【0610】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メトキシプロパン−2−イルである。
【0611】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)である。
【0612】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イルである。
【0613】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−イソプロピルアゼチジン−3−イルである。
【0614】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イルである。
【0615】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−エチル−3−フルオロピペリジン−4−イルである。
【0616】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチルピロリジン−3−イルである。
【0617】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)である。
【0618】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1−(メチルアミノ−カルボニル)−エチルである。
【0619】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メチル−2−モルホリノ−プロピルである。
【0620】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、4,4−ジフルオロシクロヘキシルである。
【0621】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ジメチルアミノ−カルボニル−メチルである。
【0622】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチルアミノ−カルボニル−メチルである。
【0623】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1−(ジメチルアミノ−カルボニル)−エチルである。
【0624】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピロリジン−`−イル−カルボニルである。
【0625】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−シアノ−シクロプロピルである。
【0626】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(ピロリジン−`−イル−カルボニル)−エチルである。
【0627】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(ジメチルアミノ−カルボニル)−エチルである。
【0628】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(メトキシ−カルボニル)−エチルである。
【0629】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチルである。
【0630】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチルである。
【0631】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(エチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチルである。
【0632】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(シクロプロピルメチルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチルである。
【0633】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(エチルアミノ−カルボニル)−シクロブチルである。
【0634】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(イソプロピルアミノ−カルボニル)−1−メチル−エチルである。
【0635】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−シアノ−シクロブチルである。
【0636】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ジメチル−[1,3]ジオキサン−5−イルである。
【0637】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシ−2−メチル−プロパン−1−イルである。
【0638】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−メトキシ−1−メチル−エチルである。
【0639】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1−(メトキシ−カルボニル)−エチルである。
【0640】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−オキセタン−3−イル−ピロリジン−3−イルである。
【0641】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、イソプロピルスルホニルである。
【0642】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ブタン−2−スルホニルである。
【0643】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(2−フルオロエチル)−ピペリジン−4−イルである。
【0644】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−フルオロ−1−メチル−ピペリジン−4−イルである。
【0645】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−エチル−3−フルオロ−ピペリジン−4−イルである。
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリジン−3−イルメチルである。
【0646】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、6−メチル−ピリジン−2−イルメチルである。
【0647】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(モルホリン−1−イル)−1,1,ジメチル−エチルである。
【0648】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリミジン−2−イル−メチルである。
【0649】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)−ピペリジン−4−イルである。
【0650】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−(オキセタン−3−イル)−ピペリジン−3−イルである。
【0651】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イルである。
【0652】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリダジン−3−イルメチルである。
【0653】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピペリジン−3−イルである。
【0654】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピラジン−2−イルメチルである。
【0655】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−ヒドロキシ−3−メチル−ブタン−1−イルである。
【0656】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル)−ピロリジン−3−イルである。
【0657】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピリミジン−4−イルメチルである。
【0658】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルメチルである。
【0659】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1−(5−メチル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−エチルである。
【0660】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1−(4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−エチルである。
【0661】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、3−フルオロ−ピペリジン−4−イル;2−ヒドロキシ−シクロペンチルである。
【0662】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イルである。
【0663】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イルである。
【0664】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イルである。
【0665】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−イル;2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−2−イルである。
【0666】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルである。
【0667】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)プロパン−2−イルである。
【0668】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルである。
【0669】
がアリールである式(II)の実施態様において、かかるアリールは、非置換フェニル、又はフェニル(Rで1回以上置換されているか、あるいは特定の実施態様において、C1−6アルキル、ハロ、ハロ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシ又はシアノより独立して選択される基で1、2又は3回置換されている)であり得る。
【0670】
がヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロアリール部分は、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル,オキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル又はテトラゾリル(各々、非置換であるか、又はRで1もしくは2回置換されているか、あるいは特定の実施態様において、C1−6アルキルで1もしくは2回置換されている)であり得る。
【0671】
がヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロアリール部分は、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル又はオキサジアゾリル(各々、非置換であるか、又はRで1もしくは2回置換されているか、あるいは特定の実施態様において、C1−6アルキルで1もしくは2回置換されている)であり得る。
【0672】
がヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロアリール部分は、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル又はピリダジニル(各々、非置換であるか、又はRで1もしくは2回置換されている)であり得る。
【0673】
がヘテロシクリルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニル(各々、非置換であるか又はRで1回以上置換されている)であり得る。
【0674】
がヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニル(各々、非置換であるか又はRで1回以上置換されている)であり得る。
【0675】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−Y−C(O)−Rである。
【0676】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、結合である。
【0677】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、C2−6アルキレンである。
【0678】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、イソプロピリデンである。
【0679】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、メチレンである。
【0680】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、エチレンである。
【0681】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、−C(CH−である。
【0682】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、−CH−である。
【0683】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、−CH(CH)−である。
【0684】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、−CH−C(CH−である。
【0685】
式(II)の特定の実施態様において、Yは、−C(CH−CH−である。
【0686】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである。
【0687】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0688】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0689】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、アミノである。
【0690】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0691】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヒドロキシ−C1−6アルキルである。
【0692】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0693】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノ−C1−6アルキルである。
【0694】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキルである。
【0695】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、アミノ−C1−6アルキルである。
【0696】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0697】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0698】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル(Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0699】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該ヘテロシクリル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0700】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−シクロプロピル;メチルアミノ;ジメチルアミノ;ピロリジン−1−イル;メトキシ;シクロプロピル−メチル;エチル;2,2,2−トリフルオロ−エチル;tert−ブチル;又はイソプロピルである。
【0701】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、1−メチル−シクロプロピルである。
【0702】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチルアミノである。
【0703】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ジメチルアミノである。
【0704】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ピロリジン−1−イルである。
【0705】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0706】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピル−メチルである。
【0707】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0708】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2,2,2−トリフルオロ−エチルである。
【0709】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、tert−ブチルである。
【0710】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、イソプロピルである。
【0711】
がヘテロシクリル又はヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル又はオキセタニル(各々、本明細書において定義されるように、Rで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)であり得る。
【0712】
がヘテロシクリルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニル(各々は、非置換であるか又はRで1回以上、置換されている)であり得る。
【0713】
がヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニル(各々は、非置換であるか又はRで1回以上、置換されている)であり得る。
【0714】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;C1−6アルキル;ハロ;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0715】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0716】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;C1−6アルキル;ハロ;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);又は−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0717】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;C1−6アルキル;ハロ;又はC3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0718】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素又はC1−6アルキルである。
【0719】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0720】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0721】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0722】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0723】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0724】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0725】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヒドロキシ−C1−6アルキルである。
【0726】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0727】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素又はメチルである。
【0728】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0729】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−C(O)−R(ここで、Rは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、又はヘテロシクリルである)である。
【0730】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−C(O)−R(ここで、Rは、ヘテロシクリルである)である。
【0731】
がヘテロシクリルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル又はモルホリニルであり得る。
【0732】
がヘテロシクリルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピペラジニル又はモルホリニルであり得る。
【0733】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;メチル;イソプロピル;シクロプロピル;クロロ;又はモルホリン−4−イル−カルボニルである。
【0734】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素;メチル;イソプロピル;シクロプロピル;又はクロロである。
【0735】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0736】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0737】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、イソプロピルである。
【0738】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルである。
【0739】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0740】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、モルホリン−4−イル−カルボニルである。
【0741】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、2−フルオロ−エチルである。
【0742】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)である。
【0743】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、又は1もしくは2回、場合により置換されている)である。
【0744】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−Y−C(O)−Rである。
【0745】
式(II)の特定の実施態様において、あるいはR及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択されるヘテロ原子を場合により含む、5員又は6員環を形成してもよい。
【0746】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0747】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0748】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0749】
式(II)の特定の実施態様において、各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;シアノ;又はハロである。
【0750】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;又はハロである。
【0751】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;又はハロである。
【0752】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0753】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0754】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0755】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0756】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、Y−C(O)−Rである。
【0757】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキソである。
【0758】
式(II)の特定の実施態様において、各Rは、独立して、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルキルスルホニル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;ヘテロシクリル;又はC3−6シクロアルキルスルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0759】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0760】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0761】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0762】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニルである。
【0763】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0764】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0765】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−Y−C(O)−Rである。
【0766】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリルである。
【0767】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルスルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0768】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキソである。
【0769】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0770】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル−C1−6アルキルである。
【0771】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0772】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0773】
がヘテロシクリルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニルであり得る。
【0774】
がヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニルであり得る。
【0775】
式(II)の特定の実施態様において、各Rは、独立して、オキソ;C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ;C1−6アルコキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;シアノ;C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)、又はC3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0776】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキソである。
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0777】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0778】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0779】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0780】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリルである。
【0781】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−Y−C(O)−Rである。
【0782】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0783】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0784】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−スルホニル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、Rで1回以上、場合により置換されている)である。
【0785】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、オキソである。
【0786】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0787】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0788】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0789】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル−スルホニルである。
【0790】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0791】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0792】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、シアノ;ヘテロシクリルである。
【0793】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、ヘテロシクリル−C1−6アルキルである。
【0794】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、−Y−C(O)−Rである。
【0795】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0796】
式(II)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル−スルホニルである。
【0797】
がヘテロシクリルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニルであり得る。
【0798】
がヘテロシクリル−C1−6アルキルである式(II)の実施態様において、かかるヘテロシクリル部分は、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、[1,3]ジオキソラニル又はテトラヒドロチオピラニルであり得る。
【0799】
もう一つの実施態様において、LRRK2 PETリガンド化合物は、式(III):
【化4】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
Yは、C、CH又はNであり;
は、C1−6アルキル;C1−6アルケニル;C1−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C1−6アルキニル;C1−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である。
【0800】
もう一つの実施態様において、式(III)のLRRK2 PETリガンド化合物は、式(III’):
【化5】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C1−6アルケニル;C1−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C1−6アルキニル;C1−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である。
【0801】
もう一つの実施態様において、式(III)のLRRK2 PETリガンド化合物は、式(III”):
【化6】

[式中、
mは、0〜3であり;
Xは、−NR−;−O−;又は−S(O)−(ここで、rは、0〜2であり、そしてRは、水素又はC1−6アルキルである)であり;
は、C1−6アルキル;C1−6アルケニル;C1−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで置換されている、3員〜6員環を形成してもよく;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C1−6アルキニル;C1−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
及びRは、各々独立して、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシであり;そして
は、C1−6アルキル−スルホニル;シアノ;ヘテロシクリル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;及びカルボキシである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩である。
【0802】
式(III)の特定の実施態様において、化合物は、F18で標識されている。
【0803】
式(III)の特定の実施態様において、化合物は、F18でC1−6アルコキシ部分を標識されている。
【0804】
式(III)の特定の実施態様において、化合物は、C11で標識されている。
【0805】
式(III)の特定の実施態様において、化合物は、C11でC1−6アルコキシ部分を標識されている。
【0806】
式(III)の特定の実施態様において、Yは、Cである。
【0807】
式(III)の特定の実施態様において、Yは、CHである。
【0808】
式(III)の特定の実施態様において、Yは、Nである。
【0809】
式(III)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSより選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでもよく、かつオキソ、ハロ又はC1−6アルキルで場合により置換されていてもよい、3員〜6員環を形成してもよい。
【0810】
式(III)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成する。
【0811】
式(III)の特定の実施態様において、R及びRは、それらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニル、ピペリジニル又はオキサゾラジノニル(oxazoladinonyl)基を形成する。
【0812】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、アセチルである。
【0813】
式(III)の特定の実施態様において、Rがシクロプロピル、シクロブチル、シクロプロピル−C1−6アルキル又はシクロブチル−C1−6アルキルである場合、Xは、−O−である。
【0814】
式(III)の特定の実施態様において、mは、0〜2である。
【0815】
式(III)の特定の実施態様において、mは、0〜1である。
【0816】
式(III)の特定の実施態様において、mは、0である。
【0817】
式(III)の特定の実施態様において、mは、1である。
【0818】
式(III)の特定の実施態様において、rは、0である。
【0819】
式(III)の特定の実施態様において、rは、2である。
【0820】
式(III)の特定の実施態様において、Xは、−NR−又は−O−である。
【0821】
式(III)の特定の実施態様において、Xは、−NRである。
【0822】
式(III)の特定の実施態様において、Xは、−O−である。
【0823】
式(III)の特定の実施態様において、Xは、−S(O)−である。
【0824】
式(III)の特定の実施態様において、Xは、−NH−又は−O−である。
【0825】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、水素である。
【0826】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0827】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0828】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている);又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0829】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0830】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;又はC1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキルである。
【0831】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0832】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0833】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシ−C1−6アルキルである。
【0834】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、アミノ−C1−6アルキルである。
【0835】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0836】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル(C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0837】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている)である。
【0838】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0839】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニルである。
【0840】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−C1−6アルキルである。
【0841】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;シクロプロピルエチル;メトキシエチル;オキセタニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0842】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;シクロプロピルエチル;メトキシエチル;オキセタニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0843】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;イソブチル;3,3−ジメチルプロピル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロペンチルメチル;メトキシエチル;オキセタニル;又はテトラヒドロフラニルメチルである。
【0844】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチル;エチル;n−プロピル;イソプロピル;又はイソブチルである。
【0845】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチル又はエチルである。
【0846】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0847】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、エチルである。
【0848】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロヘキシル;シクロプロピルメチル;シクロブチルメチル;シクロペンチルメチル;又はシクロプロピルエチルである。
【0849】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、シクロプロピルである。
【0850】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、シクロペンチル;シクロヘキシル;又はシクロペンチルメチルである。
【0851】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルである。
【0852】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;シアノ;C1−6アルキニル;C1−6アルケニル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0853】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;シアノ;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0854】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;又はC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0855】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;ハロ−C1−6アルキル;又はシアノである。
【0856】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ;又はハロ−C1−6アルキルである。
【0857】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0858】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0859】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0860】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0861】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキルである。
【0862】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキルである。
【0863】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニルである。
【0864】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、テトラヒドロフラニル−C1−6アルキルである。
【0865】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、オキセタニルである。
【0866】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、オキセタン−C1−6アルキルである。
【0867】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ、トリフルオロメチル又はシアノである。
【0868】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、クロロ、トリフルオロメチル又はシアノである。
【0869】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ、クロロ又はブロモである。
【0870】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0871】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0872】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ブロモである。
【0873】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、トリフルオロメチルである。
【0874】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0875】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、シアノである。
【0876】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキニルである。
【0877】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルケニルである。
【0878】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0879】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0880】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0881】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0882】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0883】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0884】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ又はメトキシである。
【0885】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ、クロロ又はメトキシである。
【0886】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ又はクロロである。
【0887】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0888】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0889】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0890】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0891】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0892】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロである。
【0893】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルキルである。
【0894】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、C1−6アルコキシである。
【0895】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルキルである。
【0896】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ−C1−6アルコキシである。
【0897】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、ハロ又はメトキシである。
【0898】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ、クロロ又はメトキシである。
【0899】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロ又はクロロである。
【0900】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メトキシである。
【0901】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、メチルである。
【0902】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、クロロである。
【0903】
式(III)の特定の実施態様において、Rは、フルオロである。
【0904】
本発明は、式(IV):
【化7】

[式中、
は、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル(C1−6アルキル又はハロで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、ハロ;C1−6アルコキシ;シアノ;C2−6アルキニル;C2−6アルケニル;ハロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルコキシ;C3−6シクロアルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル部分は、C1−6アルキルで場合により置換されている);テトラヒドロフラニル;テトラヒドロフラニル−C1−6アルキル;アセチル;オキセタニル;又はオキセタン−C1−6アルキルであり;
は、水素;又はC1−6アルキルであり;
は、水素;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;アミノ−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロシクリル;又はヘテロシクリル−C1−6アルキル(ここで、該C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C1−6アルキルは、各々、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ;ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される1、2、3又は4個の基(又はその基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって5員又は6員環を形成してもよい)で場合により置換されていてもよい)であるか;
あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、N及びS(O)より選択される追加のヘテロ原子を場合により含む3員〜7員環を形成し、かつ、C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルコキシ;ヒドロキシ;C1−6アルコキシ−C1−6アルキル;ヒドロキシ−C1−6アルキル;ハロ、ニトリル;C1−6アルキル−カルボニル;C1−6アルキル−スルホニル;C3−6シクロアルキル;C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル;C3−6シクロアルキル−カルボニル;アミノ;又はヘテロシクリルより独立して選択される、1、2、3又は4個の基(又は、その基の2個は、それらが結合している原子と一緒になって、5員又は6員環を形成してもよい)で場合により置換されていてもよく、そして
は、ハロ;C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;ハロ−C1−6アルキル;又はハロ−C1−6アルコキシである]で示されるLRRK2 PETリガンド前駆体化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0905】
式(IV)の特定の実施態様において、R、R、R、R、及びRは、式(I)について本明細書で定義されたとおりである。
【0906】
特定の実施態様において、化合物は、下記:
(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2,5−ジメトキシフェニル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)メタノン;
N4−エチル−N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピペリジン−1−イル)メタノン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−フルオロ−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−N,N−ジメチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンズアミド;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(2−フルオロ−5−(フルオロメトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メチルフェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(4−(2−フルオロエトキシ)−6−モルホリノピリジン−3−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−クロロ−N−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(5−(フルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(1−(2−フルオロエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(1−(2−フルオロエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3−(2−フルオロエトキシ)−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
(4−((5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−クロロ−2−(フルオロメトキシ)−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−クロロ−4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン;
(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(2−フルオロ−5−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(2−フルオロ−1,1,2,2−テトラジュウテロ−エチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;及び
(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
より選択される。
【0907】
特定の実施態様において、化合物は、下記:
(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−クロロ−4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシフェニル)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2,5−ジメトキシフェニル)メタノン;
N4−エチル−N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピペリジン−1−イル)メタノン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
(5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−5−フルオロ−2−(フルオロメトキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
(2−フルオロ−5−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(5−フルオロ−2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−(フルオロメトキシ)−2−メトキシ−N,N−ジメチル−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンズアミド;
(5−(2−フルオロエトキシ)−2−メトキシ−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(2−フルオロ−5−(フルオロメトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−5−(フルオロメトキシ)−2−メチルフェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(モルホリノメチル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
5−クロロ−N2−(2−(2−フルオロエトキシ)−4−(メチルスルホニル)フェニル)−N4−メチルピリミジン−2,4−ジアミン;
(4−(5−クロロ−4−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(4−(2−フルオロエトキシ)−6−モルホリノピリジン−3−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
(3−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−クロロ−N−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−メトキシピリミジン−2−アミン;
N2−(1−(1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(5−(フルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N2−(1−(2−フルオロエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;及び
N2−(1−(2−フルオロエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
より選択される。
【0908】
本発明の特定の実施態様において、化合物は、((3−11C−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン)、(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−エトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン又は(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンである。
【0909】
本発明の特定の実施態様において、化合物は、(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−11C−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン、(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−エトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン又は(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンである。
【0910】
本発明の特定の実施態様において、化合物は、(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−エトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン及び(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンである。
【0911】
本発明の特定の実施態様において、化合物は、((3−(2−18F−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン又は(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンである。
【0912】
本発明はまた、スキームA(ここで、Rは、C1−6アルキルであり、Rは、その上に11C−又は18F−原子を有するC1−6アルキルであり、Lは、脱離基であり、そしてR、R、R、R及びRは、式(I)について本明細書において定義したとおりである)に示す、LRRK2 PETリガンドの調製方法を提供する。
【0913】
【化8】
【0914】
スキームAの工程1において、アリール酸化合物をアミンと反応させて、アリールアミド化合物を提供する。多くの実施態様におけるアミンは、モルホリンであり得る。次にアミド化合物を、三臭化ホウ素又は同様な試薬を用いて工程2で脱アルキル化して、フェノール化合物を与える。次にアルキル化反応は、化合物をピリミジン化合物での処理により工程3で実施して、アミノピリミジン化合物を与える。本発明に従って、工程4において、放射標識されたアルキル化剤をアミノピリミジン化合物と反応させることにより、O−アルキル化を実施して、放射標識されたアミノピリミジン化合物を与える。アルキル化剤上の基R*は、その上にF18又は11C原子を有するC1−6アルコキシ、例えば、−O11CH、−CHCH18F、−CDCD18F、−CHCD18F、−CH18F、−CD18F又は同等のものであり得、そして脱離基Lは、トシル又は同等のものであり得る。
【0915】
したがって、方法は、式の放射標識されたアミノピリミジン化合物を提供するために、式の化合物を放射標識されたアルキル化剤と反応させることを含み得る。方法は、式の化合物を提供するために、式の化合物を式の化合物と反応させることをさらに含み得る。方法は、式の化合物を提供するために、式の化合物を三臭化ホウ素と反応させることをさらに含み得る。方法は、式の化合物を提供するために、式の化合物を式の化合物と反応させることをさらに含み得る。
【0916】
本発明の特定な実施態様は、被験体の組織におけるLRRK2の画像診断のための本明細書において定義された化合物の使用に関する。
【0917】
本発明の特定な実施態様は、被験体の中枢神経系(CNS)又は脳組織におけるLRRK2の画像診断のための本明細書において定義された化合物の使用に関する。
【0918】
本発明の方法による代表的な化合物を、LRRK2親和性(マイクロモル)と共に下記の表1に示す。
【0919】
【表1】












【0920】
投与及び組成物
本発明は、本発明の少なくとも1つのPETリガンド化合物、又は個々の異性体、異性体のラセミ混合物もしくは非ラセミ混合物、又はその薬学的に許容し得る塩もしくは溶媒和物と、少なくとも1つの薬学的に許容し得る担体、ならびに場合により他の治療及び/又は予防成分を一緒に含む、組成物を含む。
【0921】
一般的に、PETリガンド化合物は、治療有効量で、類似の有用性をもたらす薬剤について許容し得る任意の投与形態により投与され得る。適切な用量範囲は、処置される疾患の重篤度、被験体の年齢及び相対的な健康病状、使用する化合物の効力、投与の経路及び形態、投与が目的とする適応症、ならびに担当する医療従事者の選択及び経験のような数多くの要因に応じて、典型的には、1日当たり1〜500mg、例えば、1日当たり1〜100mg、最も好ましくは、1日当たり1〜30mgである。PETイメージングの当業者であれば、必要以上に試験を行うことなく、個人的な知識及び本出願の開示により、本発明のPETリガンド化合物の有効量を確定することが可能である。本発明のPETリガンド化合物は、経口もしくは非経口(筋肉内、動脈内、髄腔内、皮下及び静脈内を含む)投与に適切なものを含む製剤として、又は吸入もしくは通気による投与に適切な形態で投与してもよい。本発明のPETリガンド化合物を、慣用の佐剤、担体又は希釈剤の1種以上と一緒に、投与してもよい。したがって、活性成分を1錠当たり約1mg、より広くは、約0.01〜約100mg含有する製剤が、適切で代表的な単位投与形態である。
【0922】
実施例
調製1: 2−クロロ−5−フルオロ−N−メチルピリミジン−4−アミン
【化9】

撹拌棒を備えた250mL容量の丸底フラスコに、5−フルオロ−2,4−ジクロロ−ピリミジン9.0g、メタノール40mL及びエタノール中の8M メチルアミン15mLを加えた。反応は熱くなり(穏やかな発熱)、室温で約30分間撹拌した。TLC(1:1 EtOAc:ヘプタン)及びLCMSによるチェックが反応の完了を示した。反応物を濃縮して、粗物質9.77gを得て、これを、シリカカラムにてDCM中1%〜10%MeOHの勾配で流し、35分間かけて精製して、純粋な2−クロロ−5−フルオロ−N−メチルピリミジン−4−アミン6.77gを得た。
【0923】
同じ方法を使用して、適切な市販の置換2,4−ジクロロ−ピリミジン及びアミンを使用して、下記の表1に示す化合物を製造した。
【0924】
【表2】
【0925】
実施例1: (3−(2−フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
【化10】

2−メトキシエタノール(2.5mL)中の2−クロロ−N−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.47mmol)、(4−アミノ−3−(2−フルオロエトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン(0.13g、0.47mmol)、トリフルオロ酢酸(0.07mL、0.9mmol)の混合物を、95℃で6時間撹拌した。反応物を濃縮した。粗生成物を逆相HPLCにより精製して、標記化合物(61mg、29%)を得た。
【0926】
同様にして調製したもの:
[3−メトキシ−4−(4−メチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ)−フェニル]−モルホリン−4−イル−メタノン; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.31 (d, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.07 (s, 1H), 7.02 (d, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.56 (d, 9H), 2.92 (d, 3H);及び
[4−(5−クロロ−4−メチルアミノ−ピリミジン−2−イルアミノ)−3−ヒドロキシ−フェニル]−モルホリン−4−イル−メタノン; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.18 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.32 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 6.92 - 6.80 (m, 2H), 3.54 (d, J= 36.7 Hz, 8H), 2.91 (d, J = 4.6 Hz, 3H).
【0927】
実施例2: 放射標識
LRRK2リガンドの放射標識は、以下のように2工程で構成された(スキームI):
工程1. R1−アルキル−R2を出発物質として使用する求核置換により、[18F]フッ化物を18F−アルキル−R2に取り入れた(R1,2=p−トルエンスルホニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、ハライド; アルキル=メチル、エチル、プロピル)。
工程2. 前駆体(P)フェノールを18F−アルキル−R2(例えば、18F−エチルトシラート、18F−メチルトシラートのような18F−アルキルトシラート)でアルキル化して、所望の生成物を得た。粗生成物をHPLCにより精製して、注射用に製剤化した。かかる18F−アルキル化剤の調製は、周知であり、かつMuschio et al.によるJ. Labeled Compounds and Radiopharmaceuticals, 2005: 48: 735-747;Lu et al.によるJ. Labeled Compounds and Radiopharmaceuticals, 2004: 47: 289-297;及び他に記載されている。
【0928】
【化11】
【0929】
18F]フルオロエチル−G1023((3−(2−18フルオロエトキシ)−4−(4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノンの調製
工程1: 2−18F−エチレングリコール
18F−フッ化物を、QMAカートリッジにロードし、水/ACN 1:1中のK222(“Kryptofix 222” 4,7,13,16,21,24−ヘキサオキサ−1,10−ジアザビシクロ[8.8.8]−ヘキサコサン、5mg)及びKCO(0.5mg)を含有する溶液1mLで溶離した。カートリッジをACN(1mL)で洗浄し、K18F/K222錯体を、ACN(4×0.5mL)を用いて溶離した。エチレングリコールジトシラート(1.5mg)をACN 0.3mLに加え、混合物を110〜120℃に15分間加熱した。反応混合物を60℃未満に冷却した後、容器を開けた。マイクロ波加熱(マイクロ波:20W、60℃、300ccm)を使用して、MeCNが約100μLになるまでACNを蒸発させて、18F−エチレントシラートを得た。G1023((3−ヒドロキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン、2mg)の前駆体を、KCO 10mg含有のDMF 300μLに加え、マイクロ波ヒーター(マイクロ波:40W、100℃、400〜600s)を使用して反応混合物を加熱した。反応混合物をHO(2mL)で希釈し、HPLCループに送達した。生成物を含有する画分をHO(10mL)で希釈し、HLB plusカートリッジにロードし、HO(6mL)で濯ぎ、EtOH(3mL)で溶離し、マイクロ波ヒーター(マイクロ波:40W、90℃、800ccm)を使用してほぼ乾固まで蒸発させた。ゲンチジン酸(10mg/mL、pH5.5)を用いて、生成物を50mCi/mLの濃度で溶解し、50%PEG−400、50%HOと一緒に注射用に製剤化した。
【0930】
実施例3: (4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンの調製
【0931】
実施例3の手順をスキームIIに示す。
【化12】
【0932】
工程1: (4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン
4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシ安息香酸(600mg、3.24mmol)、モルホリン(564mg、6.48mmol)、HATU((O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムへキサフルオロホスファート、1.85g、4.86mmol)、DIPEA(ジイソプロピルエチルアミン、836mg、6.48mmol)、及びCHCl(20mL)の混合物を、室温で6時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(560mg、68%)を得た。
【0933】
工程2: (4−アミノ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)(モルホリノ)メタノン
(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(260mg、1.02mmol)、BBr(1.28g、5.10mmol)、及びCHCl(15mL)の混合物を、0℃で2時間撹拌した。反応物を水により0℃でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、標記生成物を黄色の固体(200mg、81%)として得た。
【0934】
工程3: (4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)(モルホリノ)メタノン
(4−アミノ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(200mg、0.83mmol)、2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(198mg、0.83mmol)、濃HCl(0.1mL),及びn−BuOH(10mL)の混合物を、100℃で10時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を逆相HPLCにより精製して、標記化合物を白色の固体(125mg、34%)として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 8.55 - 8.49 (m, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.18 - 8.08 (m, 1H), 7.45 (br s, 1H), 6.77 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.62 - 3.53 (m, 4H), 3.48 - 3.46 (m, 2H), 3.30 - 3.11 (m, 2H), 2.84 - 2.82 (m, 1H), 0.84 - 0.78 (m, 2H), 0.75 - 0.68 (m, 2H); LCMS: m/z = 442.3 [M+H]+.
【0935】
工程4: (4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
18F−メチルトシラートを、DMF 0.4mLに溶解し、(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(1mg)及びKCO(30mg)が入った反応バイアルに加えた。40Wにセットしたマイクロ波ヒーターを使用して、反応混合物を120℃に10分間加熱した。反応混合物を1%酢酸2.0mLで希釈し、セミ分取HPLCシステム(Luna 5μ C18 100A、250mm×10mmカラム、流速3mL/分)に送達し、アセトニトリル(ACN)/ギ酸で溶離した。回収した画分を水で10倍に希釈し、Strata-X(60mg)SPEに通し、次にこれを別の水8mLで濯ぎ、SPEの中に窒素1000ccmを3分間通すことにより乾燥させた。生成物は、エタノール(3mL)を用いてSPEから溶離させ、次にこれを蒸発させた。注射用(静脈注射用)に、生成物を1:1 PEG400/無菌水で製剤化した。
【0936】
実施例3: MicroPETイメージング
およそ3%のセボフルランでマウスを麻酔し、等張液中の18F−放射標識されたトレーサー0.2〜0.3mCiを尾静脈から静脈注射した。PETイメージングをInveon PET/CTスキャナーで実施した。動物を、頭位前面腹臥位(HFP= Head First-Prone)の位置でスキャナーベッドに置き、静的又は動的スキャンを取得した。トレーサー注射後0〜120分間、動的データを取得した。体温を直腸プローブにより測定し、温風で維持した。全身反復画像再構成を、最大事後確率アルゴリズム(MAP、ハイパーパラメーターβ=0.05)を用いて取得し、CTから得た組織密度を使用してシグナル減衰を補正した。投影(プロジェクション)をIRWソフトウエア(Siemens Preclinical Solutions)を用いて作成し、かつ投影を用いて関心対象各器官における定量的活性レベルを、対象領域分析を使用して得た。
【0937】
放射標識された化合物の取り込み及びイメージングの結果
30分の動的スキャン及び動態解析を使用して[18F]フルオロエチル−G1023((3−ヒドロキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノンで得た画像、ならびに数回の投与量に対する脳への取り込み(時間に対する組織グラム当たりのパーセント注入投与量)、及びVt(分布体積)(Logan)0〜3mL/gでのパラメトリックプロットを、図1に示す。
【0938】
図2Aは、放射標識された化合物((3−11C−メトキシ−4−((4−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン)、(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−エトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン及び(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンに対するマウスにおける脳への取り込み(時間に対する組織グラム当たりのパーセント注入投与量)を示す。
【0939】
図2Bは、放射標識された化合物(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−11C−メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン、(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−エトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン及び(4−((4−(エチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンに対するマウスにおける脳への取り込み(時間に対する組織グラム当たりのパーセント注入投与量)を示す。
【0940】
図2Cは、放射標識された化合物(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−エトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノン及び(4−(4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロ−5−(2−18F−メトキシ)フェニル)(モルホリノ)メタノンに対するマウスにおける脳への取り込み(時間に対する組織グラム当たりのパーセント注入投与量)を示す。
【0941】
本発明をその特定の実施態様を参照して記載してきたが、本発明の真髄及び範囲から逸脱することなく、種々の変更が行われ、同等物が置換され得ることが、当業者により理解されるべきである。加えて、多くの修飾が、特定の状況、材料、組成物、プロセス、プロセス工程を本発明の客観的精神及び範囲に適合するように行われ得る。そのような修飾の全ては、本明細書に添付された特許請求の範囲の範囲内であることが意図される。
図1
図2A
図2B
図2C