特許第6148344号(P6148344)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6148344IS4準拠リードコネクタとDF4準拠コネクタポートとの不適切な電気接触を防止するための端子リング構成
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6148344
(24)【登録日】2017年5月26日
(45)【発行日】2017年6月14日
(54)【発明の名称】IS4準拠リードコネクタとDF4準拠コネクタポートとの不適切な電気接触を防止するための端子リング構成
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/375 20060101AFI20170607BHJP
【FI】
   A61N1/375
【請求項の数】5
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-536977(P2015-536977)
(86)(22)【出願日】2013年10月14日
(65)【公表番号】特表2015-531307(P2015-531307A)
(43)【公表日】2015年11月2日
(86)【国際出願番号】US2013064789
(87)【国際公開番号】WO2014062547
(87)【国際公開日】20140424
【審査請求日】2015年4月9日
(31)【優先権主張番号】61/715,046
(32)【優先日】2012年10月17日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】505003528
【氏名又は名称】カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】フース、クリストファー エイ.
(72)【発明者】
【氏名】リバード、アダム ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ヘッケ、カイル
(72)【発明者】
【氏名】クック、ダニエル ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】クラーク、ブライアン エイ.
【審査官】 木村 立人
(56)【参考文献】
【文献】 特開平7−47139(JP,A)
【文献】 特表2007−520254(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0272280(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0259106(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 1/00 ― 1/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1構成で配置され軸方向に離間して配置された複数の第1ヘッダ接触要素を含む第1コネクタポートと、第2構成で配置され軸方向に離間して配置された複数の第2ヘッダ接触要素を含む第2コネクタポートとを有するヘッダを含む植込み型パルス発生器と、
植込み型リード線であって、
可撓性のリード本体であって、近位端と、遠位端部と、前記リード本体内において前記近位端から前記遠位端部まで軸方向に延在する複数の導体管腔とを有する可撓性のリード本体と、
複数の導体ワイヤであって、各導体ワイヤが前記リード本体内の前記複数の導体管腔のうちの1つの内部に延在する複数の導体ワイヤと、
前記リード本体に、前記リード本体の前記遠位端部において接続された複数の電極であって、各電極が前記複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続される複数の電極と、
前記リード本体の前記近位端に接続された端子コネクタアセンブリであって、前記端子コネクタアセンブリが、パルス発生器ヘッダの前記第1コネクタポート及び前記第2コネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されており、前記端子コネクタアセンブリが、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が、前記複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続された複数の端子リング要素を含み、前記複数の端子リング要素が電気絶縁材料によって互いに分離されており、各端子リング要素が第1部分及び第2部分を有する外部表面を有し、前記第1部分が導電性であり、前記第2部分が非導電性である端子コネクタアセンブリとを含む植込み型リード線とを備え、
前記複数の端子リング要素が、
前記第1コネクタポートへの前記端子コネクタアセンブリの完全挿入時において、各端子リング要素の前記第1部分が前記複数の第1ヘッダ接触要素のうち対応する1つと軸方向に整合し、且つ、
前記第2コネクタポートへの前記端子コネクタアセンブリの完全挿入時において、各端子リング要素の前記第2部分が前記複数の第2ヘッダ接触要素のうち対応する1つと軸方向に整合し、各端子リング要素の前記第1部分が前記複数の第2ヘッダ接触要素のうち対応する1つから軸方向に分離され、且つ電気的に絶縁されるように軸方向に配置される植込み型医療デバイスアセンブリ。
【請求項2】
各端子リング要素がその長さの全体において一定の外径を有する請求項に記載の植込み型医療デバイスアセンブリ。
【請求項3】
前記端子コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成される請求項に記載の植込み型医療デバイスアセンブリ。
【請求項4】
前記第1コネクタポートがIS4規格に準拠するように構成されており、前記第2コネクタポートがDF4規格に準拠するように構成される請求項に記載の植込み型医療デバイスアセンブリ。
【請求項5】
各端子リング要素が、
第1直径を有する第1軸部と、前記第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを有する導電性の端子リング本体であって、前記第1軸部が前記端子コネクタアセンブリの前記外部表面の導電性の前記第1部分を画定する導電性の端子リング本体と、
前記端子リング本体の前記第2軸部の周りに配置された絶縁要素であって、前記絶縁要素が前記端子コネクタアセンブリの前記外部表面の非導電性の前記第2部分を画定する絶縁要素とを含む請求項に記載の植込み型医療デバイスアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタポートを有する植込み型リード線を備えた植込み型システムに関する。特に、本発明は、IS4規格に準拠するように構成された植込み型リード線、及びDF4規格に準拠するように構成されたコネクタポートに関する。
【背景技術】
【0002】
目的の神経を刺激するため又は診断目的のための植込み型医療システムは当技術分野において周知である。このようなシステムは、一般的に、植込み型リードアセンブリと、植込み型リードアセンブリに接続された植込み型パルス発生器とを含む。一般的に、植込み型リードアセンブリはIS−1規格、IS4規格及びDF4規格のうちの1つ又は複数に準拠する。更に、植込み型パルス発生器のヘッダは、一般的に、植込み型リードアセンブリが植込み型パルス発生器と効果的に接続され得るように、IS−1規格、IS4規格及びDF4規格のうちの1つ又は複数に準拠するように構成された対応するコネクタポートを含む。植込み型システムを適切に機能させるためには、植込み型リード線と対応するコネクタポートとの間の適切な接続が必要である。ある規格に準拠するリードアセンブリを異なる規格に準拠するコネクタポートに何らかの理由により接続した場合、システムは適切に機能しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、IS4準拠リードコネクタとDF4準拠コネクタポートとの不適切な電気接触を防止するための端子リング構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施例1では、軸方向に離間して配置された複数のヘッダ接触要素を含むコネクタポートを有する植込み型パルス発生器ヘッダに接続されるように構成された植込み型リード線を記載している。植込み型リード線は、近位端部と、遠位端部と、リード本体内において近位端から遠位端部まで軸方向に延在する複数の導体管腔とを有する可撓性のリード本体を含むことが可能である。植込み型リード線は、また、複数の導体ワイヤであって、各導体ワイヤがリード本体内の複数の導体管腔のうちの1つの内部に延在する複数の導体ワイヤを含む。植込み型リード線は更に、リード本体に、リード本体の遠位端部において接続された複数の電極を含む。各電極は複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続されている。植込み型リード線は、また、リード本体の近位端に接続された端子コネクタアセンブリを含む。端子コネクタアセンブリはパルス発生器ヘッダのコネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。端子コネクタアセンブリは、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続された複数の端子リング要素を含む。複数の端子リング要素は電気絶縁材料によって互いに分離されている。各端子リング要素は、第1部分及び第2部分を有する外部表面を含む。第1部分は導電性であり、第2部分は非導電性である。
【0005】
実施例2は、実施例1の植込み型リード線において、各端子リング要素がその軸方向長さの全体において実質的に一定の外径を有する。
実施例3は、実施例1及び2の植込み型リード線において、コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成されている。
【0006】
実施例4は、実施例1〜3の植込み型リード線において、各端子リング要素が第1直径を有する第1軸部と、第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを備えた導電性の端子リング本体を含む。第1軸部は端子コネクタアセンブリの外部表面の導電性の第1部分を画定する。各端子リング要素は更に、端子リング本体の第2軸部の周りに配置された絶縁要素を含む。絶縁要素は、端子コネクタアセンブリの外部表面の非導電性の第2部分を画定する。
【0007】
実施例5は、実施例1〜4の植込み型リード線において、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されている。
【0008】
実施例6は、実施例1〜5の植込み型リード線において、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されたテクスチャ表面を含む。
【0009】
実施例7は、実施例1〜6の植込み型リード線において、端子リング本体の第2軸部が径方向の複数の通し穴を含み、絶縁要素が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるために複数の通し穴と相互に係止されるように構成されている。
【0010】
実施例8では、軸方向に離間して配置された複数のヘッダ接触要素を含むコネクタポートを有する植込み型パルス発生器ヘッダに接続されるように構成された植込み型リード線用の端子コネクタアセンブリを記載している。端子コネクタアセンブリは、パルス発生器ヘッダのコネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。端子コネクタアセンブリは、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が植込み型リード線の少なくとも1つの導体ワイヤに電気的に接続された複数の端子リング要素を含む。複数の端子リング要素は電気絶縁材料によって互いに分離されている。各端子リング要素は第1部分及び第2部分を有する外部表面を含む。第1部分は導電性であり、第2部分は非導電性である。
【0011】
実施例9は、実施例8の端子コネクタアセンブリにおいて、各端子リング要素がその軸方向長さの全体において実質的に一定の外径を有する。
実施例10は、実施例8及び実施例9の端子コネクタアセンブリにおいて、コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成されている。
【0012】
実施例11は、実施例8〜10の端子コネクタアセンブリにおいて、各端子リング要素が、第1直径を有する第1軸部と、第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを有する導電性の端子リング本体を含む。第1軸部は、端子コネクタアセンブリの外部表面の導電性の第1部分を画定する。各端子リング要素は、また、端子リング本体の第2軸部の周りに配置された絶縁要素を含む。絶縁要素は、端子コネクタアセンブリの外部表面の非導電性の第2部分を画定する。
【0013】
実施例12は、実施例8〜11の端子コネクタアセンブリにおいて、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されている。
【0014】
実施例13は、実施例8〜12の端子コネクタアセンブリにおいて、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されたテクスチャ表面を含む。
【0015】
実施例14は、実施例8〜13の端子コネクタアセンブリにおいて、端子リング本体の第2軸部が径方向の複数の通し穴を含み、絶縁要素が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるために複数の通し穴と相互に係止されるように構成されている。
【0016】
実施例15は、植込み型パルス発生器を有する植込み型医療デバイスアセンブリを記載している。植込み型パルス発生器は、第1構成で配置され軸方向に離間して配置された複数の第1ヘッダ接触要素を含む第1コネクタポートと、第2構成で配置され軸方向に離間して配置された複数の第2ヘッダ接触要素を含む第2コネクタポートとを有するヘッダを含む。植込み型医療デバイスアセンブリは、また、植込み型リード線を含む。植込み型リード線は、近位端部と、遠位端部と、リード本体内において近位端部から遠位端部まで軸方向に延在する複数の導体管腔とを有する可撓性のリード本体を含む。植込み型リード線は、また、複数の導体ワイヤであって、各導体ワイヤがリード本体内の複数の導体管腔のうちの1つの内部に延在する複数の導体ワイヤを含む。植込み型リード線は更に、リード本体に、リード本体の遠位端部において接続された複数の電極を含む。各電極は複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続されている。植込み型リード線は、また、リード本体の近位端に接続された端子コネクタアセンブリを含む。端子コネクタアセンブリは、パルス発生器ヘッダの第1コネクタポート及び第2コネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。端子コネクタアセンブリは、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続された複数の端子リング要素を含む。複数の端子リング要素は電気絶縁材料によって互いに分離されている。各端子リング要素は、第1部分及び第2部分を有する外部表面を含む。第1部分は導電性であり、第2部分は非導電性である。複数のリング要素は、第1コネクタポートへの端子コネクタアセンブリの完全挿入時において、各端子リング要素の第1部分が複数の第1ヘッダ接触要素のうち対応する1つと軸方向に整合するように軸方向に配置されている。代替的には、第2コネクタポートへの端子コネクタアセンブリの完全挿入時において、各端子リング要素の第2部分が複数の第2ヘッダ接触要素のうち対応する1つと軸方向に整合し、各端子リング要素の第1部分が複数の第2ヘッダ接触要素のうち対応する1つから軸方向に分離され、且つ電気的に絶縁される。
【0017】
実施例16は、実施例15の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、各端子リング要素がその長さの全体において実質的に一定の外径を有する。
実施例17は、実施例15及び実施例16の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成されている。
【0018】
実施例18は、実施例15〜17の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、第1コネクタポートがIS4規格に準拠するように構成されており、第2コネクタポートがDF4規格に準拠するように構成されている。
【0019】
実施例19は、実施例15〜18の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、各端子リング要素が、第1直径を有する第1軸部と、第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを有する導電性の端子リング本体を含む。第1軸部は、端子コネクタアセンブリの外部表面の導電性の第1部分を画定する。各端子リング要素は、また、端子リング本体の第2軸部の周りに配置された絶縁要素を含む。絶縁要素は、端子コネクタアセンブリの外部表面の非導電性の第2部分を画定する。
【0020】
複数の実施形態を開示するが、当業者には、本発明の例証的な実施形態を示し且つ記載する以下の詳細な説明から、本発明の更に他の実施形態が明らかになろう。したがって、図面及び詳細な説明は限定ではなく本質的に例証とみなされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態による植込まれた状態の植込み型リードアセンブリ及び植込み型医療デバイス(IMD:implantable medical device)を有する植込み型システムの概略図。
図2】本発明の一実施形態による、コネクタポートと植込み型リード線との間に適切な接続を有するコネクタポート及び植込み型リード線を示すIMDのヘッダの断面図。
図2A】本発明の一実施形態による端子コネクタアセンブリを示す図2のヘッダの部分拡大図。
図3】本発明の一実施形態によるコネクタポートと植込み型リード線との間の不適切な接続を示すヘッダの断面図。
図4A】本発明の種々の実施形態による加工特徴部を含む端子コネクタアセンブリの側面図。
図4B】本発明の種々の実施形態による加工特徴部を含む端子コネクタアセンブリの側面図。
図4C】本発明の種々の実施形態による加工特徴部を含む端子コネクタアセンブリの側面図。
図5】本発明の代替の実施形態によるIMDのヘッダのコネクタポートの断面図。
図5A】本発明の一実施形態によるコネクタポートのヘッダ接触要素を示す図5のヘッダの部分拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明は種々の変更形態及び代替形態に適用可能であるが、実施例として特定の実施形態が図面に示されるとともに以下に詳細に記載される。しかしながら、本発明を、記載される特定の実施形態に限定する意図はない。これとは反対に、本発明は添付の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲内の全ての変更形態、均等物及び代替形態を包含することを意図する。
【0023】
図1は、心臓上又は心臓内の目的位置102を刺激するための植込み型システム100の概略図である。図示のように、システム100は、植込み型医療デバイス(IMD:implantable medical device)104と、IMD104に接続された植込み型リードアセンブリ106とを含む。種々の実施形態においては、IMD104は、心臓上又は心臓内の特定の位置における電気活動のぺーシング及び検知の少なくとも一方を行なうために目的位置102に送達する電気信号を発生させるように適合された植込み型パルス発生器である。
【0024】
IMD又はパルス発生器104は、第1コネクタポート110及び第2コネクタポート112を有するヘッダ108を含む。植込み型リードアセンブリ106は、第1コネクタポート110に接続された第1植込み型リード線120と、第2コネクタポート112に接続された第2植込み型リード線122とを含む。図示の実施形態においては、第1植込み型リード線120はIS4規格(低電圧)に準拠するように構成されており、第2植込み型リード線122はDF4規格(高電圧)に準拠するように構成されている。同様に、第1コネクタポート110はIS4規格に準拠するように構成されており、第2コネクタポート112はDF4規格に準拠するように構成されている。いくつかの実施形態では、植込み型リードアセンブリ106は、また、第3植込み型リード線(図示せず)を含んでもよく、ヘッダ108は、対応する第3コネクタポート(図示せず)を含んでもよい。特定の実施形態においては、第3植込み型リード線及び第3コネクタポートはIS−1(低電圧)規格に準拠するように構成されてもよい。
【0025】
第1植込み型リード線120及び第2植込み型リード線122のそれぞれは、可撓性のリード本体と、複数の導体ワイヤと、複数の電極と、端子コネクタアセンブリとを含む。例えば、図示のように、第1植込み型リード線120は、近位端132と、遠位端部134と、リード本体130内において近位端132から遠位端部134まで軸方向に延在する複数の導体管腔136とを有する可撓性のリード本体130を含む。第1植込み型リード線120は、また、複数の導体ワイヤ138を含み、各導体ワイヤはリード本体130内の複数の導体管腔136のうち1つの内部に延在する。第1植込み型リード線120は、更に、リード本体130の遠位端部134に接続された複数の電極140を含む。各電極140は複数の導体ワイヤ138の少なくとも1つに電気的に接続されている。第1植込み型リード線120は、また、リード本体130の近位端132に接続された端子コネクタアセンブリ142を含む。端子コネクタアセンブリ142は、ヘッダ108の第1コネクタポート110に挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。
【0026】
同様に、第2植込み型リード線122は、近位端152と、遠位端部154と、リード本体150内において近位端152から遠位端部154まで軸方向に延在する複数の導体管腔156とを有する可撓性のリード本体150を含む。第2植込み型リード線122は、また、複数の導体ワイヤ158を含み、各導体ワイヤはリード本体150内の複数の導体管腔156のうちの1つの内部に延在する。更に、第2植込み型リード線122は、リード本体150の遠位端部154に接続された複数の電極160を含む。各電極160は複数の導体ワイヤ158の少なくとも1つに電気的に接続されている。第2植込み型リード線122は、また、リード本体150の近位端152に接続された端子コネクタアセンブリ162を含む。端子コネクタアセンブリ162は、ヘッダ108の第2コネクタポート112に挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。
【0027】
更に図1に示されるように、第1植込み型リード線120は心臓の右心室内に延在し、第2植込み型リード線122は冠状静脈洞を通過し、心臓の左心室の外側にある冠状静脈内に延在する。パルス発生器104により伝達される電気信号及び刺激は、導体によってリードの遠位端にある電極に運ばれる。パルス発生器104は、一般的に、患者の胸部又は腹部の植込み位置又はポケット内に皮下的に植え込まれる。
【0028】
図2は、第1植込み型リード線120及び第2植込み型リード線122がそれぞれ第1コネクタポート110及び第2コネクタポート112に適切に接続されたヘッダ108の断面図を示す。図示のように、第1コネクタポート110及び第2コネクタポート112はそれぞれ、軸方向に離間して配置された複数の第1ヘッダ接触要素200及び第2ヘッダ接触要素202を含む。ヘッダ接触要素200,202は導電性の材料で作製されている。各第1ヘッダ接触要素200は、導電性の可撓性リング224を受容するように適合された中間窪み部220を含む。同様に、各第2ヘッダ接触要素202は、導電性の可撓性リング226を受容するように適合された中間窪み部222を含む。導電性の可撓性リング224,226は、ヘッダ接触要素200,202への電気接続を提供し、且つリード線120,122の挿入を容易にするため十分な可撓性を有する。
【0029】
第1コネクタポート110及び第2コネクタポート112は、また、それぞれ、絶縁部材230及び絶縁部材232を含む。絶縁部材230は各第1ヘッダ接触要素200の間に配置されており、絶縁部材232は各第2ヘッダ接触要素202の間に配置されている。絶縁部材230,232は非導電性の材料で作製されている。いくつかの実施形態では、第1コネクタポート110は先端キャビティ240を含み、第2コネクタポート112は先端キャビティ242を含む。先端キャビティ240は、第1コネクタポート110の第1構成を画定する実質的に円筒状のキャビティとすることができ、先端キャビティ242は、第2コネクタポート112の第2構成を画定する段付き円筒状のキャビティとすることができる。第1及び第2コネクタポート110,112の先端キャビティ240,242は、第1及び第2コネクタポート110,112にフェイルセーフ機能を提供することができる。これについては本明細書中により詳細に説明する。
【0030】
図2に示すように、各第1及び第2植込み型リード線120,122は、端子コネクタアセンブリ142,162を含む。各端子コネクタアセンブリ142,162は、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素を含む。例えば、端子コネクタアセンブリ142は、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素250を含み、端子コネクタアセンブリ162は、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素252を含む。本明細書中に記載したように、複数の端子リング要素250のそれぞれは、複数の導体ワイヤ138の少なくとも1つ(例えば図1に示すように)に電気的に接続されている。同様に、複数の端子リング要素252のそれぞれは、複数の導体ワイヤ158の少なくとも1つ(例えば図1に示される)に電気的に接続されている。
【0031】
いくつかの実施形態では、端子リング要素250,252は電気絶縁材料によって互いに分離されることが可能である。図示のように、複数の端子リング要素250は電気絶縁材料254によって分離されており、複数の端子リング要素252は電気絶縁材料256によって分離されている。一実施形態においては、電気絶縁材料254,256は、端子リング要素250,252をそれぞれ受容するための、軸方向に離間して配置された複数の周辺スロットを有する長尺状の管状構造とすることができる。
【0032】
端子コネクタアセンブリ142,162は、また、第1構成及び第2構成を示すことが可能である。例えば、端子コネクタアセンブリ142,162の第1構成及び第2構成は、端子先端部260及び端子先端部262によってそれぞれ画定される。本明細書中に記載される先端キャビティ240,242の説明と同様に、端子先端部260は実質的に円筒状の構造を有することが可能であり、端子先端部262は段付き円筒状の構造を有することが可能である。端子先端部260及び端子先端部262は導電性の材料で作製されている。したがって、端子先端部260,262は、第1及び第2コネクタポート110,112の先端キャビティ240,242に適合するように構成されている。図示のように、端子先端部260,262は先端キャビティ240,242によって完全に受容されており、それによって、第1及び第2植込み型リード線120,122の、第1及び第2コネクタポート110,112内への完全挿入が可能になる。これにより、第1及び第2植込み型リード線120,122と、対応する第1及び第2コネクタポート110,112との間の適切な接続が確立される。
【0033】
図2Aは、図2に示される端子コネクタアセンブリ142の端子リング要素250のヘッダ108の拡大図を示す。図示のように、端子リング要素250は、第1部分272及び第2部分274を有する外部表面270を含む。第1部分272は導電性であり、第2部分は非導電性である。本実施形態においては、端子リング要素250は導電性の端子リング本体280を含む。端子リング本体280は、第1直径D1を有する第1軸部282と、第1直径D1よりも小さい大きさの第2直径D2を有する第2軸部284とを含む。第1軸部282は、端子リング要素250の外部表面270の導電性の第1部分272を画定する。第1軸部282の主な機能は、IMD104によって発生した電気信号を受信及び送信することである。第1軸部282は環状の外部表面を有する汚れていない領域である。第1軸部282は、ISO27186:2010規格に準拠する最小の長さを含むように構成されている。第2軸部284の主な機能は、端子リング要素250の、リード本体130の近位端部132への取り付けを容易にすることである。
【0034】
図2Aに更に示されるように、端子リング要素250は、また、端子リング本体280の第2軸部284の周りに配置された絶縁要素290を含む。絶縁要素290は、端子リング本体280の外部表面270の非導電性の第2部分274を画定する。端子リング要素250は、その軸方向長さの全体において実質的に一定の外径を含む。具体的には、絶縁要素290は、絶縁要素290が第2軸部284に配置されると、絶縁要素290の外部表面(すなわち外部表面270の第2部分274)が、第1軸部282の外部表面(すなわち外部表面270の第1部分272)に合致するような厚さD3を含む。本実施形態の絶縁要素290は加工特徴部286を覆うように示されている。いくつかの実施形態では、絶縁要素290は、スチレンイソプレンブタジエン(SIBS)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン(ETFE)、テコタン(Tecothane)、パリレン又は別の生体適合性ポリマーなどの非導電性の高分子材料で形成されることが可能である。いくつかの実施形態では、絶縁要素290はセラミック材料を含んでもよい。いくつかの実施形態では、絶縁要素290は、リード本体と一体的に形成してもよく、又は、別体の要素又は部品であってもよい。更に、絶縁要素290は、オーバモールド成形法、二次成形、スプレーコーティング、化学蒸着法及び機械組立を含んでもよいが、それらに限定されない種々の方法を使用して第2軸部284上に配置されるように適合されている。
【0035】
種々の実施形態においては、第2軸部284は下流側の製造工程を容易にする加工特徴部を含むことが可能である。これについては図4A〜4Cを参照して本明細書中に更に記載する。いくつかの実施形態では、加工特徴部は通し穴又は円形凹部であるように構成されている。図示のように、第2軸部284は円形凹部として構成された加工特徴部286を含み、絶縁要素290は、絶縁要素290が第2軸部284に固定又は結合されるように円形凹部と嵌合又は相互に係止されるように適合された突出部を含む。他の実施形態においては、第2軸部284は、第2軸部284と絶縁要素290との間の接着性又は結合性を高めるように構成されたテクスチャ表面を含む。
【0036】
図2に示すように、図2Aの端子リング要素250について記載したものと同様に、端子リング要素252のそれぞれはまた、導電性の第1軸部及び第2軸部を含むことが可能である。例えば、複数の端子リング要素252のうちの1つは、第1軸部292及び第2軸部294を含むように示されている。図示のように、端子リング要素250は、第1コネクタポート110の導電性の第1ヘッダ接触要素200と軸方向に整合している。具体的には、端子リング要素250の外部表面270の第1部分272は、(導電性の可撓性リング224の補助により)各ヘッダ接触要素200の中間窪み部220と軸方向に整合し、且つ接触する。更に、端子リング要素250の絶縁要素290は各ヘッダ接触要素200の一部分と軸方向に整合し、且つ接触する。これにより、第1植込み型リード線120(IS4規格に準拠)と第1コネクタポート110(IS4規格に準拠)との間の電気接続が確立される。同様に、各端子リング要素252の第1部分294は、(導電性の可撓性リング226の補助により)各第2ヘッダ接触要素202の中間窪み部222と軸方向に整合し、且つ接触する。更に、各端子リング要素252の第2部分292は、各第2ヘッダ接触要素202の一部分と軸方向に整合し、且つ接触する。これにより、第2植込み型リード線122(DF4規格に準拠)と第2コネクタポート112(DF4規格に準拠)との間の電気接続が確立される。
【0037】
図3は、第1及び第2コネクタポート110,112と、対応する第1及び第2植込み型リード線120,122との間に不適切な接続があるヘッダ108の断面図を示す。不適切な接続は、第1植込み型リード線120と第2植込み型リード線122との間の相当な構造上の類似性により、及び、第1及び第2植込み型リード線120,122を誤って第1及び第2コネクタポート110,112に手で挿入することにより起こり得る。
【0038】
図示の実施形態においては、第1コネクタポート110は第2植込み型リード線122を完全に受容する。具体的には、先端キャビティ240(例えば実質的に円筒状のキャビティ)は、端子コネクタアセンブリ162の端子先端部262(段付き円筒状の構造)を完全に受容する。この例では、各端子リング要素252の第1部分294は、(導電性の可撓性リング224の補助により)各第1ヘッダ接触要素200の中間窪み部220と軸方向に整合し、且つ接触する。更に、各端子リング要素252の第2部分294は、各第1ヘッダ接触要素200の一部分と軸方向に整合し、且つ接触する。これにより、第1コネクタポート110(IS4規格に準拠)と第2植込み型リード線122(DF4規格に準拠)との間の不適切な接続が確立される。第1コネクタポート110は第2植込み型リード線122と不適切に接続されているが、第2植込み型リード線122の高電圧の性質及び第1コネクタポート110の低電圧の性質のため破損の可能性はない。
【0039】
更に、図3に示すように、第2コネクタポート112は第1植込み型リード線120を部分的に受容する。具体的には、先端キャビティ242(段付き円筒キャビティ)は、端子コネクタアセンブリ142の端子先端部260(実質的に円筒状の構造)を部分的に受容する。このような例では、端子リング要素250の外部表面270の第1部分272は、各第2ヘッダ接触要素202から軸方向に分離されている。更に、第2部分274、特に、端子リング要素250の絶縁要素290は、各第2ヘッダ接触要素202の一部分と軸方向に整合する。したがって、絶縁要素290は、端子リング要素250を各第2ヘッダ接触要素202から電気的に絶縁する。したがって、絶縁要素290は、第1植込み型リード線120(IS4規格に準拠)と第2コネクタポート112(DF4規格に準拠)との間の不適切な接続により起こり得る破損の防止を容易にする。具体的には、絶縁要素290によって提供される電気的な絶縁は、低電圧第1植込み型リード線120が高電圧第2コネクタポート112に接続された際の、低電圧第1植込み型リード線120を通じた高電圧ショックの送達を回避する。
【0040】
図4A〜4Cは、第1植込み型リード線120(IS4規格に準拠)などの植込み型リード線の下流側製造工程において使用される加工特徴部を含む端子コネクタアセンブリ400の種々の実施形態を示す。図4Aは、本明細書中に記載される端子リング要素250に類似する複数の端子リング要素402を有する端子コネクタアセンブリ400の側面図を示す。端子コネクタアセンブリ400は、また、端子リング要素402の第2軸部412の周りに配置された絶縁要素410を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、絶縁要素410は端子リング要素402の加工特徴部420を完全に覆っている。具体的には、径方向の通し穴であっても円形凹部であってもよい加工特徴部420には、絶縁要素410の材料が充填されている。
【0041】
図4Bは、端子リング要素402の第2軸部412に部分的に配置された絶縁要素410を有する端子コネクタアセンブリ400の側面図を示す。絶縁要素410は、加工特徴部420が露出されたままになるように、第2軸部412を部分的に覆っている。図4Cは、絶縁要素410のものと同じ又は異なる絶縁材料によって覆われている加工特徴部420を備えた端子コネクタアセンブリ400の側面図を示す。
【0042】
図5は、一実施形態によるコネクタポート500の断面図を示す。図示のように、コネクタポート500はDF4規格に準拠するように構成されており、IS4準拠植込み型リード線がコネクタポート500に接続された際に、IS4準拠植込み型リード線を通じて高電圧ショックが送達される状況を防止するように適合されている。コネクタポート500は、軸方向に離間して配置された複数のヘッダ接触要素502を含む。コネクタポート500は、また、複数のヘッダ接触要素502のそれぞれの間に配置された複数の絶縁部材504を含む。
【0043】
図5Aは、コネクタポート500の部分拡大図を示す。具体的には、複数のヘッダ接触要素502のうちの1つが、導電性の部分及び非導電性の部分を含んで示されている。例えば、ヘッダ接触要素502は、外部表面520及び内部表面530を有する導電性部分510を含む。内部表面530は、第1直径C1を有する近位側部分532と、第1直径C1よりも大きな第2直径C2を有する遠位側部分534と、近位側部分532と遠位側部分534との間の中間窪み部536とを含む。中間窪み部536は、第1直径C1及び第2直径C2をよりも大きな第3直径C3を含む。
【0044】
ヘッダ接触要素502は非導電性部分550を含む。非導電性部分550は一般的に、非導電性の材料で作製された環状構造であり、内部表面530の遠位側部分534の周りに配置することが可能である。非導電性部分550は、非導電性部分550の内径が近位側部分532の第1直径C1に合致するような厚さC4を含む。更に、非導電性部分550の厚さC4は、ISO27186:2010規格に準拠するように構成されている。
【0045】
動作時においては、コネクタポート500はIS4規格に準拠する植込み型リード線(図示せず)の端子コネクタアセンブリを受容し、それらの間に不適切な接続を確立し得る。非導電性部分550は、ヘッダ接触要素502の導電性部分510を、少なくとも接触領域が本質的に導電性であるリード線から電気的に絶縁する。これにより、コネクタポート500(DF4規格に準拠)から植込み型リード線(IS4規格に準拠)を通じて高電圧ショックが送達される状況を防止する。
【0046】
上記記載は、非導電性部分550を導電性部分510の内部表面530の遠位側部分534の周りに配置することを提案する。いくつかの代替的な実施形態においては、非導電性部分を導電性部分の側方に隣接させて配置することが可能である。例えば、ヘッダ接触要素は、導電性の近位端部と、近位端部と一体の導電性の中間窪み部とを含むことが可能である。ヘッダ接触要素は、また、中間窪み部に連結された、非導電性の遠位端部を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、遠位端部は、スナップフィット配置、ねじ式配置、圧入配置又はスウェットフィット配置を含む種々の異なる技法によって中間窪み部に連結されることが可能である。
【0047】
本発明の範囲から逸脱することなく、記載した例示的実施形態に種々の変更及び付加を施すことができる。例えば、上述の実施形態では特定の特徴について述べているが、本発明の範囲は、特徴の異なる組み合わせを有する実施形態、及び記載した特徴の全てを含まない実施形態を含む。したがって、本発明の範囲は、かかる代替物、変更物及び変形物の全てを、均等物とともに、特許請求の範囲の範囲内にあるものとして包含することを意図している。
図1
図2
図2A
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図5A