【課題を解決するための手段】
【0004】
実施例1では、軸方向に離間して配置された複数のヘッダ接触要素を含むコネクタポートを有する植込み型パルス発生器ヘッダに接続されるように構成された植込み型リード線を記載している。植込み型リード線は、近位端部と、遠位端部と、リード本体内において近位端から遠位端部まで軸方向に延在する複数の導体管腔とを有する可撓性のリード本体を含むことが可能である。植込み型リード線は、また、複数の導体ワイヤであって、各導体ワイヤがリード本体内の複数の導体管腔のうちの1つの内部に延在する複数の導体ワイヤを含む。植込み型リード線は更に、リード本体に、リード本体の遠位端部において接続された複数の電極を含む。各電極は複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続されている。植込み型リード線は、また、リード本体の近位端に接続された端子コネクタアセンブリを含む。端子コネクタアセンブリはパルス発生器ヘッダのコネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。端子コネクタアセンブリは、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続された複数の端子リング要素を含む。複数の端子リング要素は電気絶縁材料によって互いに分離されている。各端子リング要素は、第1部分及び第2部分を有する外部表面を含む。第1部分は導電性であり、第2部分は非導電性である。
【0005】
実施例2は、実施例1の植込み型リード線において、各端子リング要素がその軸方向長さの全体において実質的に一定の外径を有する。
実施例3は、実施例1及び2の植込み型リード線において、コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成されている。
【0006】
実施例4は、実施例1〜3の植込み型リード線において、各端子リング要素が第1直径を有する第1軸部と、第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを備えた導電性の端子リング本体を含む。第1軸部は端子コネクタアセンブリの外部表面の導電性の第1部分を画定する。各端子リング要素は更に、端子リング本体の第2軸部の周りに配置された絶縁要素を含む。絶縁要素は、端子コネクタアセンブリの外部表面の非導電性の第2部分を画定する。
【0007】
実施例5は、実施例1〜4の植込み型リード線において、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されている。
【0008】
実施例6は、実施例1〜5の植込み型リード線において、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されたテクスチャ表面を含む。
【0009】
実施例7は、実施例1〜6の植込み型リード線において、端子リング本体の第2軸部が径方向の複数の通し穴を含み、絶縁要素が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるために複数の通し穴と相互に係止されるように構成されている。
【0010】
実施例8では、軸方向に離間して配置された複数のヘッダ接触要素を含むコネクタポートを有する植込み型パルス発生器ヘッダに接続されるように構成された植込み型リード線用の端子コネクタアセンブリを記載している。端子コネクタアセンブリは、パルス発生器ヘッダのコネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。端子コネクタアセンブリは、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が植込み型リード線の少なくとも1つの導体ワイヤに電気的に接続された複数の端子リング要素を含む。複数の端子リング要素は電気絶縁材料によって互いに分離されている。各端子リング要素は第1部分及び第2部分を有する外部表面を含む。第1部分は導電性であり、第2部分は非導電性である。
【0011】
実施例9は、実施例8の端子コネクタアセンブリにおいて、各端子リング要素がその軸方向長さの全体において実質的に一定の外径を有する。
実施例10は、実施例8及び実施例9の端子コネクタアセンブリにおいて、コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成されている。
【0012】
実施例11は、実施例8〜10の端子コネクタアセンブリにおいて、各端子リング要素が、第1直径を有する第1軸部と、第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを有する導電性の端子リング本体を含む。第1軸部は、端子コネクタアセンブリの外部表面の導電性の第1部分を画定する。各端子リング要素は、また、端子リング本体の第2軸部の周りに配置された絶縁要素を含む。絶縁要素は、端子コネクタアセンブリの外部表面の非導電性の第2部分を画定する。
【0013】
実施例12は、実施例8〜11の端子コネクタアセンブリにおいて、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されている。
【0014】
実施例13は、実施例8〜12の端子コネクタアセンブリにおいて、端子リング本体の第2軸部が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるように構成されたテクスチャ表面を含む。
【0015】
実施例14は、実施例8〜13の端子コネクタアセンブリにおいて、端子リング本体の第2軸部が径方向の複数の通し穴を含み、絶縁要素が、第2軸部と、当該第2軸部の周りに配置された絶縁要素との間の接着性を高めるために複数の通し穴と相互に係止されるように構成されている。
【0016】
実施例15は、植込み型パルス発生器を有する植込み型医療デバイスアセンブリを記載している。植込み型パルス発生器は、第1構成で配置され軸方向に離間して配置された複数の第1ヘッダ接触要素を含む第1コネクタポートと、第2構成で配置され軸方向に離間して配置された複数の第2ヘッダ接触要素を含む第2コネクタポートとを有するヘッダを含む。植込み型医療デバイスアセンブリは、また、植込み型リード線を含む。植込み型リード線は、近位端部と、遠位端部と、リード本体内において近位端部から遠位端部まで軸方向に延在する複数の導体管腔とを有する可撓性のリード本体を含む。植込み型リード線は、また、複数の導体ワイヤであって、各導体ワイヤがリード本体内の複数の導体管腔のうちの1つの内部に延在する複数の導体ワイヤを含む。植込み型リード線は更に、リード本体に、リード本体の遠位端部において接続された複数の電極を含む。各電極は複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続されている。植込み型リード線は、また、リード本体の近位端に接続された端子コネクタアセンブリを含む。端子コネクタアセンブリは、パルス発生器ヘッダの第1コネクタポート及び第2コネクタポートに挿入され、且つ受容されるような大きさに形成されている。端子コネクタアセンブリは、軸方向に離間して配置された複数の端子リング要素であって、各端子リング要素が複数の導体ワイヤの少なくとも1つに電気的に接続された複数の端子リング要素を含む。複数の端子リング要素は電気絶縁材料によって互いに分離されている。各端子リング要素は、第1部分及び第2部分を有する外部表面を含む。第1部分は導電性であり、第2部分は非導電性である。複数のリング要素は、第1コネクタポートへの端子コネクタアセンブリの完全挿入時において、各端子リング要素の第1部分が複数の第1ヘッダ接触要素のうち対応する1つと軸方向に整合するように軸方向に配置されている。代替的には、第2コネクタポートへの端子コネクタアセンブリの完全挿入時において、各端子リング要素の第2部分が複数の第2ヘッダ接触要素のうち対応する1つと軸方向に整合し、各端子リング要素の第1部分が複数の第2ヘッダ接触要素のうち対応する1つから軸方向に分離され、且つ電気的に絶縁される。
【0017】
実施例16は、実施例15の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、各端子リング要素がその長さの全体において実質的に一定の外径を有する。
実施例17は、実施例15及び実施例16の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、コネクタアセンブリがIS4規格に準拠するように構成されている。
【0018】
実施例18は、実施例15〜17の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、第1コネクタポートがIS4規格に準拠するように構成されており、第2コネクタポートがDF4規格に準拠するように構成されている。
【0019】
実施例19は、実施例15〜18の植込み型医療デバイスアセンブリにおいて、各端子リング要素が、第1直径を有する第1軸部と、第1直径以下の大きさの第2直径を有する第2軸部とを有する導電性の端子リング本体を含む。第1軸部は、端子コネクタアセンブリの外部表面の導電性の第1部分を画定する。各端子リング要素は、また、端子リング本体の第2軸部の周りに配置された絶縁要素を含む。絶縁要素は、端子コネクタアセンブリの外部表面の非導電性の第2部分を画定する。
【0020】
複数の実施形態を開示するが、当業者には、本発明の例証的な実施形態を示し且つ記載する以下の詳細な説明から、本発明の更に他の実施形態が明らかになろう。したがって、図面及び詳細な説明は限定ではなく本質的に例証とみなされるべきである。