(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6148386
(24)【登録日】2017年5月26日
(45)【発行日】2017年6月14日
(54)【発明の名称】唾液吸収具
(51)【国際特許分類】
A61C 17/06 20060101AFI20170607BHJP
A61F 13/42 20060101ALI20170607BHJP
A61M 1/00 20060101ALI20170607BHJP
A61F 13/537 20060101ALI20170607BHJP
G01N 1/10 20060101ALI20170607BHJP
G01N 33/48 20060101ALI20170607BHJP
【FI】
A61C17/06 D
A61F13/42 B
A61M1/00
A61F13/537
G01N1/10 V
G01N33/48 S
【請求項の数】4
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2016-155001(P2016-155001)
(22)【出願日】2016年7月20日
【審査請求日】2016年7月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516237123
【氏名又は名称】柄木田 友加
(72)【発明者】
【氏名】柄木田 友加
【審査官】
高田 亜希
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−167840(JP,A)
【文献】
特開2008−099852(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3169169(JP,U)
【文献】
中国実用新案第206007659(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 17/06
A61F 13/42
A61F 13/537
A61M 1/00
G01N 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
口の中の唾液を吸収するための口の中に入れる唾液吸収材と、前記唾液吸収材を結合した容量吸収お知らせ部と、前記容量吸収お知らせ部の中央に容量吸収お知らせサインを設け、前記容量吸収お知らせ部を結合した口おおい布と、前記口おおい布の一角に耳かけ式取付け部を備えた唾液吸収具。
【請求項2】
口の中の位置に固定するためのおしゃぶり器に、口の中の唾液を吸収するための口の中に入れる唾液吸収材と、前記唾液吸収材を結合した容量吸収お知らせ部と、前記容量吸収お知らせ部の中央に容量吸収お知らせサインを設け、前記容量吸収お知らせ部を前記おしゃぶり器の中央に取り付け、前記おしゃぶり器の端部に一対の耳かけ式取付け部を備えた唾液吸収具。
【請求項3】
高分子吸収材を前記容量吸収お知らせ部に内蔵した特徴とする請求項1又は2に記載の唾液吸収具。
【請求項4】
容量吸収お知らせ部に覗き窓を設けた前記容量吸収お知らせ部を取り付けた請求項1から請求項3のいずれに記載の唾液吸収具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は唾液誤嚥防止する為の唾液吸収具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の持続唾液吸引器では、吸引器で吸引器に接続された吸引用カテーテル14を口にくわえさせ唾液を持続吸引していた。(例えば
図8を参照。)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、吸引用のカテーテルが口にカテーテルをくわえさせていた為、くわえさせ続ける事ができずにカテーテルが動き、口の中で固定できず口から出てしまったり、口の奥に入ったり、口の中の皮膚や舌を吸引してしまい唾液を吸引することができず持続吸引が難しいという問題点がある。
【0004】
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、唾液吸収材を口の中で一定箇所に固定できるため、安定して唾液吸収材で唾液吸収できる唾液吸収具を提供することを目的とするのもである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
口の中の唾液を吸収するための口の中に入れる唾液吸収材と、前記唾液吸収材を結合した容量吸収お知らせ部と、前記容量吸収お知らせ部の中央に容量吸収お知らせサインを設け、前記容量吸収お知らせ部を結合した口おおい布と、前記口おおい布の一角に耳かけ式取付け部を備えた唾液吸収具。
口の中の位置に固定するためのおしゃぶり器に、口の中の唾液を吸収するための口の中に入れる唾液吸収材と、前記唾液吸収材を結合した容量吸収お知らせ部と、前記容量吸収お知らせ部の中央に容量吸収お知らせサインを設け、前記容量吸収お知らせ部を前記おしゃぶり器の中央に取り付け、前記おしゃぶり器の端部に一対の耳かけ式取付け部を備えた唾液吸収具。
さらに高分子吸収材を前記容量吸収お知らせ部に内蔵した特徴とする
請求項1又は請求項2に記載の唾液吸収具。
そして容量吸収お知らせ部に覗き窓を設けた前記容量吸収お知らせ部を取り付けた
請求項1から請求項3のいずれに記載の唾液吸収具。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、唾液吸収材を口の中で一定箇所に固定できるため、安定して唾液吸収材で持続唾液吸収できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の唾液吸収具は、
図1・
図2に示されるように、
図1は容量吸収お知らせ部1に唾液吸収材2を結合し、容量吸収お知らせ部1に口に直接あてる為の口おおい布3を結合し、口おおい布3の左端の一角、右端の一角に耳かけ式取付け部5を備え、使用者の耳にかけ唾液吸収材2が口からはずれないように構成したものである。
図2に、口おおい布3の中央に容量吸収お知らせ部用覗き窓4を備える。
【0008】
図3のA−A断面図を表す水分の吸収を繊維自体の水分の吸水性が少なく後戻りしない性質の不織布1Aの上に口に直接あてる為の口おおい布3を重ね、口おおい布3の上に吸収紙1Bを重ね、吸収紙1Bの上に線状パルプ1Cを重ね、綿状パルプ1Cの中に水分を吸収しゼリー状になる高分子吸収材1Dを設け、線状パルプ1Cの上に唾液が溜まる事がわかるお知らせ部1Eを重ね、口おおい布3の中央にお知らせ部覗き窓4を設け、お知らせ部1Eの上にお知らせ部覗き窓4を重ね、不織布1Aと口おおい布3の真ん中に唾液吸収材2の接続穴11を設け、唾液吸収材2を吸収紙1Bに接合する。
【0009】
次に使用について
図4について説明をする。
図4のように唾液吸収材2を口の舌8の上にくわえさせ、唾液吸収材2を口の中の一定箇所に固定する為、
図1に示した耳かけ式取付け部5を耳に引掛け、口の中にある唾液7を唾液吸収材2に吸い上げられる。
。次に
図3について説明する。唾液9を、吸収紙1Bが唾液を吸収し、綿状パルプ1Cの中の高分子吸収材1Dが唾液を吸いゼリー状なり、ゼリー状の唾液が増えると水分によって変色するお知らせ部1Eが変色し、口おおい布3お知らせ部覗き窓4から変色したことで唾液が溜まった事がわかるように構成したものである。
【実施例】
【0010】
図5はおしゃぶり器10の真ん中に唾液吸収材2を接続する穴11を設け、おしゃぶり器10の端部に耳かけ式取付け部通し穴12を設け、おしゃぶり器10の端部に耳かけ式取付け部通し穴12に耳かけ式取付け部を通し、使用者の耳にかけ唾液吸収材2が口の中の位置に固定するためのおしゃぶり器10で唾液吸収材2が口から外れないように構成したものである。
図7は唾液容量吸収お知らせ部1に唾液吸収材2を接合したものである。
唾液吸収材2は唾液吸収接続穴11に着脱できる構造となっている。唾液吸収材2の直径は唾液吸収接続穴11の穴径より大きめにできているが、唾液吸収材2は弾力性を有しているので、唾液吸収接続穴11に挿入固定ができる。挿入された唾液吸収材2は舌の力で押されても唾液容量吸収お知らせ部1から外れることのない力で固定されている。また、唾液容量吸収お知らせ部1を交換するときは、おしゃぶり器10から唾液容量吸収お知らせ部1を引っ張ることによって取り外すことができる構造となっている。
【0011】
図6の断面から吸収紙1Bの上に線状パルプ1Cを重ね、線状パルプ1Cの中に水分を吸収しゼリー状になる高分子吸収材1Dを設け、線状パルプ1Cの上にお知らせ部1Eを重ね、唾液吸収材2を吸収紙1Bを接合し、おしゃぶり器10に唾液吸収材2の接続穴11を設ける。
【実施例】
【0012】
次に使用について説明をする。
図4・
図7のように唾液吸収材2を口の舌8の上にくわえさせ、唾液吸収材2を口の中の一定箇所に固定する為耳かけ式取付け部5を耳に引掛け、口の中にある唾液7を唾液吸収材2が吸い上げた唾液9を
図6に示す、吸収紙1Bが唾液吸収材2の唾液を吸収し、綿状パルプ1Cが吸収紙1Bの唾液を吸収し、線状パルプの中の高分子吸収材1Dは水分を吸収していない前は高分子吸水材1Dは粉末で、線状パルプ1Cに吸収された唾液を高分子吸収材1Dが吸収するとゼリー状になり、唾液が増えると水分によって変色するお知らせ部1Eが変色し唾液が溜まったことがわかるようにし、変色したら唾液吸収材2と唾液容量吸収お知らせ部1を
図7の様に着脱できる構造になっている。
【図面の簡単な説明】
【
図6】本発明唾液吸収具おしゃぶり器のB−B断面図
【符号の説明】
1 唾液容量吸収お知らせ部
1A 不織布
1B 吸収紙
1C 綿状パルプ
1D 高分子吸収材
1E お知らせサイン
2 唾液吸収材
3 口おい布
4 容量吸収お知らせ部覗き窓
5 耳かけ式取付け部
6 口の中
7 唾液
8 舌
9 唾液の吸収方向
10 おしゃぶり器
11 唾液吸収材接続穴
12 耳かけ式取付け部通し穴
13 唾液吸収交換材
14 吸収用カテーテル
【要約】
【課題】しかしながら、吸引用のカテーテルが口にカテーテルをくわえさせていた為、くわえさせ続ける事ができずにカテーテルが動き、口の中で固定できず口から出てしまったり、口の奥に入ったり、口の中の皮膚や舌を吸引してしまい唾液を吸引することができず持続吸引が難しいという問題点がある。
【解決手段】唾液を吸収する唾液吸収材と、前記唾液吸収材を結合した容量吸収お知らせ部と、前記容量吸収お知らせ部の中央に容量吸収お知らせサインを設け、前記容量吸収お知らせ部を結合した口おおい布と、前記口おおい布の一角に耳かけ式取付け部を、備えた唾液吸収具。
【選択図】
図1