【実施例1】
【0018】
以下、本発明の実施例1について、
図1〜
図5に基づいて説明する。1は本発明の電動氷かき器である。この電動氷かき器1は、上部の本体2と、前記本体2に対し着脱可能な下部の容器3と、前記本体2に内蔵した電動機4と、前記電動機4によって回転させられる回転部たる円盤部5と、前記本体2に設けられた貫通孔6と、この貫通孔6の近傍に設けた切削刃7とを有する。なお、本体2と容器3は合成樹脂などからなる。また、本体2と容器3の中心線は同軸線上に位置する。
【0019】
前記本体2は、上部に湾曲面11からなる上面部12を有し、この上面部12の下部に本体筒状部13を有し、この本体筒状部13は外面に位置する。前記本体筒状部13は高さ方向の中央よりもやや下方が細くなる湾曲状の括れ部14を有する。前記本体筒状部13は上端が本体2の最大径部13Aであり、前記本体筒状部13の下端部13Bは前記括れ部14より大径で前記最大径部13Aより小径である。
【0020】
また、前記本体2の内部には、横板状の上,下仕切り部15,16が設けられ、下部は下壁部17により閉塞されている。前記上仕切り部15の上の上内部空間18に前記電動機4が設けられ、前記上,下仕切り部15,16の下内部空間19に減速機構たる減速ギヤ群20が設けられ、前記減速ギヤ群20に前記電動機4の駆動ギヤ4Aが歯合する。また、上,下仕切り部15,16に駆動伝達軸21が回動可能に軸支され、前記駆動伝達軸21の下端が前記下仕切り部16の下部に突出している。
【0021】
前記駆動伝達軸21の下端には、該駆動伝達軸21と同体的に回転する回転体22が連結されている。前記回転体22は、上部の回転筒部23と、下部の回転軸24と、この回転軸24の下端に設けた前記円盤部5とを有する。前記下壁部17には、前記回転筒部23を回動自在に支持する軸受部25を設け、この軸受部25は短筒状をなす。また、前記回転筒部23には前記軸受部25の上縁に摺動する摺動鍔部26を設け、前記軸受部25と前記摺動鍔部26により、前記回転筒部23が下壁部17に回転可能に支持される。
【0022】
また、前記駆動伝達軸21の下端には回転伝達部21Aを設け、この回転伝達部21Aにより前記駆動伝達軸21の回転が回転体22の回転筒部23に伝達される。前記回転筒部23の下部には板状の仕切り部27を設け、この仕切り部27に透孔28を穿設し、この透孔28に連続して前記仕切り部27の下部にガイド筒部29を設けている。そして、前記透孔28及び前記ガイド筒部29に前記回転軸24の上部を挿通し、前記回転軸24の上部に、抜け止め部たる抜け止めピン30を設ける。
【0023】
また、前記仕切り部27と前記円盤部5との間には付勢手段たる圧縮コイルバネ31を配置し、前記圧縮コイルバネ31により前記回転筒部23に対して回転軸24及び円盤部5を下方に付勢している。また、前記抜け止めピン30は回転伝達部であり、前記抜け止めピン30が前記回転筒部23の内面に設けた縦溝(図示せず)に係合して回転筒部23の回転が回転軸24に伝達される。また、前記縦溝に沿って抜け止めピン30は上下に移動可能であり、前記圧縮コイルバネ31を圧縮することにより、回転軸24及び円盤部5が上昇可能となる。
【0024】
前記本体筒状部13の上部側面には、押しボタン式の駆動スイッチ32が設けられ、この駆動スイッチ32を操作して押すことにより、前記電動機4をオン・オフにすることができ、前記電動機4は電源コード4Bにより家庭用電源に接続され、家庭用電源により駆動する。また、前記駆動スイッチ32は、付勢手段たる圧縮コイルバネ33により外向きに付勢され、オン・オフ時とも本体筒状部13の外周より外側に突出している。
【0025】
また、前記円盤部5には、その下面に氷と接触するための押圧面34が形成されており、この押圧面34には、氷との引っかかりを強めるための爪部35が複数形成されている。
【0026】
前記容器3は、外面に容器筒状部41を有し、この容器筒状部41は略円筒形で、上方に向かって湾曲状に縮径する形状をなし、その上端部41Aの外面が前記本体筒状部13の下端部13Bの外面と面一になる。また、本体2と容器3とは、バヨネット結合構造42によって着脱可能に組み立てられる。
【0027】
具体的には、容器筒状部41の上端部41Aの内側にリング状の堰部43を設け、この堰部43の内端から上方に容器内筒部44を突設し、一方、本体筒状部13内の下部に本体内筒部45を設け、それら容器内筒部44及び本体内筒部45は全長に渡って略同一断面を有する。そして、この例では容器3における本体2側に前記堰部43が配置されている。
【0028】
前記容器内筒部44の上端外周には、円周方向に等間隔で複数のバヨネット用突起46が設けられ、前記本体内筒部45の内周には、前記バヨネット用突起46に対応して、バヨネット用溝47が設けられている。前記バヨネット用溝47は、前記本体内筒部45の下縁に開口する溝入口(図示せず)と、この溝入口に連通すると共に前記本体内筒部45の外周に沿って円周方向に延設された係止溝部(図示せず)を有する。
【0029】
そして、前記本体内筒部45に前記容器内筒部44を挿入するようにして、前記バヨネット用突起46を前記溝入口に挿入し、前記容器3を前記係止溝部の延設方向に回すことにより、バヨネット用溝47の前記係止溝部に前記バヨネット用突起46が係止する。これによって、前記容器3と前記本体2とが結合される。また、前記容器3を逆に回して前記本体2から取り外すことができる。
【0030】
前記容器筒状部41の下部は底面部51により塞がれ、この底面部51に前記貫通孔6が設けられ、前記底面部51の下部に前記切削刃7が設けられ、この切削刃7の刃部が前記貫通孔6から前記底面部51に臨んでいる。また、前記切削刃7の位置を調整する回転式摘み52が設けられ、この摘み52を操作することにより切削刃7の底面部51上の突出量を調整することができる。
【0031】
また、前記容器筒状部41の下部には着座筒部53が設けられ、この着座筒部53の外周に、弾性材料からなるリング保護体54を設け、このリング保護体54により着座筒部53を保護している。そして、リング保護体54は着座筒部53の外周を覆うリング部54Aと、着座筒部53の底面に設ける底面部54Bとを一体に備える。なお、リング保護体54のリング部54Aの外周の最大径部54Cは容器筒状部41の下部の外周より大きく形成されている。
【0032】
前記容器3内には、円筒状の氷用容器55が設けられ、この氷用容器55の底部は前記底面部51に設けられ、内部に前記円盤部5が遊挿される。また、前記氷用容器55の外周と前記容器筒状部41の内周との間には隙間56が設けられている。
【0033】
前記括れ部14の内部に、前記容器3の着脱状態を検出する検知部61を設けている。具体的に、前記本体2には、前記下仕切り部16の下方にスイッチ収納室62を設け、このスイッチ収納室62は、四方を囲む側面部62Aと、この側面部62Aの下部を塞ぐ下面部62Bとにより囲まれ、内部に検知スイッチ63が配置されている。
【0034】
前記検知部61は前記検知スイッチ63の操作子であって、前記本体2の中心に対して前記駆動スイッチ32と同一の側に配置されている。また、前記検知部61は、前記下面部62Bに穿設した透孔62Cに挿通する基端部64と、前記下壁部17に穿設した下壁貫通孔17Aに挿通する先端部65とを一体に有し、基端部64と先端部65は平面において偏心した位置にあり、基端部64の軸心が中央側で、先端部65の中心が外側に位置する。また、前記先端部65には、付勢手段たる圧縮コイルバネ66が外装され、この圧縮コイルバネ66は、前記下面部62Bと前記先端部65の間に配置され、前記検知部61を下方に付勢している。また、検知部61の基端には、前記透孔62Cより径大な抜け止め部67が設けられ、この抜け止め部67は基端部64に螺着したビス67Aにより取り付けられている。なお、ビス67A自体がフランジ状の抜け止め部67を一体に有しても良い。
【0035】
前記容器3の上部には、前記容器内筒部44より上方に、当接部たる上縁部68が設けられ、前記バヨネット結合構造42が結合した際に、前記上縁部68が前記検知部61の先端部65を押し上げ、圧縮コイルバネ66の付勢に抗して検知部61が上方に移動することにより検知スイッチ63がオンとなり、本体2に容器3を取付けたことを検知することができ、先端部65が押されていない状態では、検知スイッチ63がオフとなり、本体2から容器3を取り外したことが検知される。
【0036】
そして、検知スイッチ63がオンになっていることを条件として前記駆動スイッチ32により電動機4を駆動することができ、検知スイッチ63がオフの状態では前記駆動スイッチ32を操作しても電動機4は駆動しない。即ち、検知スイッチ63がオンを条件として電動機4に電力が供給され、検知スイッチ63がオフの状態では電動機4に電力が供給されないように構成している。また、電動機4は駆動スイッチ32を押した状態で駆動し、手を放して押すことを止めると、電動機4の駆動が停止するように構成してもよい。
【0037】
図1などに示すように、前記検知スイッチ63及び前記検知部61は本体2の中心に対して直径方向一側に配置されている。また、
図5に示すように、本体2及び容器3の中心と検知部61の先端部65の中心を含む平面において、本体2及び容器3の外面側で直径方向一側が接する仮想直線Kから前記下壁貫通孔17Aまでの距離Lを、前記仮想直線Kと前記氷用容器55の内面55Nまでの距離L1より大きくしている。なお、仮想直線Kと内面55Nが平行でない場合は、内面55Nの上端位置までの距離L1を用いることができる。更に、仮想直線Kから前記堰部43の内端までの距離L2は、距離Lよりも大きい。
【0038】
前記電動氷かき器1は、別体で合成樹脂などからなる台座体71を備える。この台座体71は平面円形の底面部72と、この底面部72の周囲から立設した筒状の内壁部73と、この内壁部73と上端に周設したリング状の連結部74と、この連結部74から下方に垂設した外壁部75とを一体に備え、この外壁部75の下部は下方に向かって拡大するように湾曲形成されている。また、前記底面部72の下部には複数の脚部76が設けられている。
【0039】
そして、前記内壁部73の内径が前記リング保護体54の最大径部54Cと略等しく、台座体71の内壁部73内に前記容器3の下部が着脱自在に内嵌され、底面部72の上に着座筒部53の下面が載置される。このように着座筒部53に比べて大きい台座体71を用いることにより電動氷かき器1を安定して立てることができ、更に、貫通孔6にごみなどが侵入することを防止できると共に、氷用容器55内で生じた水が貫通孔6から落下しても、この水を台座体71により受けて外部に漏れることを防止できる。
【0040】
次に、前記電動氷かき器1の使用方法について説明する。本体2と容器3とを分離し、容器内筒部44の上部開口44Aから容器3内の氷用容器55内に氷(図示せず)を入れる。容器3を取り付ける前の状態では、圧縮コイルバネ66の付勢により検知部61の先端部65が下壁貫通孔17Aから下方に突出しており、検知部61が容器3を検知しないため、駆動スイッチ32を操作しても電動機4が駆動することがない。なお、前記上部開口44Aは前記容器内筒部44に内周面により構成され、前記上部開口44Aの直径に比べて氷用容器55の内径が大きい。
【0041】
氷用容器55に氷を入れた後、容器3に本体2を取り付ける。この場合、上部開口44Aを通して円盤部5を氷用容器55内に挿入し、円盤部5が氷に当たると、圧縮コイルバネ31が収縮し、本体2に対して回転軸24及び円盤部5が上昇する。そして、バヨネット結合構造42により容器3に本体2を取り付けると、容器3の上縁部68が先端部65の下端を押し、検知部61が押し上げられて、本体2に容器3が取り付けられたことを検知スイッチ63が検知する。
【0042】
検知スイッチ63が、本体2に容器3が取り付けられたことを検知すると、駆動スイッチ32を操作することにより、電動機4が駆動可能となる。この状態で、使用者が前記本体2を把持し、駆動スイッチ32を操作することで、前記電動機4が回転し、この回転が減速ギヤ群20により減速されて円盤部5が回転し、円盤部5の回転により氷用容器55内の氷が押し付けられて回転し、氷が切削刃7により削られて貫通孔6から落下する。なお、使用者は、前記本体2において細く形成された、把持しやすい括れ部14を把持することができる。
【0043】
また、使用時以外は台座体71を用いて安定して立てておくことができる。一方、電動氷かき器1を倒し、
図4に示すように、検知部61側が下側になったことに気付かず、氷用容器55内の氷が融けて水が生じても、下壁貫通孔17Aに設けた検知部61が括れ部14に設けられ、転倒時に本体2及び容器3が接する仮想直線K(即ち設置面)から前記下壁貫通孔17Aまでの距離Lが、前記仮想直線K(即ち設置面)から氷用容器55の内面55Nまでの距離L1より大きく、更に、容器3に堰部43を設け、仮想直線K(即ち設置面)から前記堰部43の内端までの距離L2を、距離Lよりも大きくしたため、下壁貫通孔17Aに水が浸入し難くなる。
【0044】
以上のように本実施例では、電動機4が内蔵された本体2と、貫通孔6が設けられると共にこの貫通孔6の近傍に切削刃7を有する、本体2に対し着脱可能な容器3と、この容器3内に設けられた氷用容器55と、電動機4によって回転させられる回転部たる円盤部5とを有する電動氷かき器1において、本体2に、容器3の最大径部13Aよりも細
径となる括れ部14を設けたから、括れ部14を使用者が把持することで、使い易くすることができると共に、括れ部14よりも下方の容器3の径を大きくすることができるので、この容器3に収容できる氷の量が少なくならないようにすることができる。
【0045】
また、括れ部14の内部に、容器3の着脱状態を検知する検知部61を設けたから、電動氷かき器1が倒れた状態で、容器3内の氷が融けて水が生じても、この水が検知部61に進入し難いようにすることができる。
【0046】
また、本体2の下壁部17に下壁貫通孔17Aを設け、この下壁貫通孔17Aを通って検知部61が設けられると共に、本体2と容器3に同時に接する仮想直線Kから下壁貫通孔17Aまでの距離Lを、仮想直線Kから氷用容器55の内面55Nまでの距離L1よりも大きくしたから、電動氷かき器1が倒れた状態で、容器3内の氷が融けて水が生じても、この水が検知部61に、より一層進入し難いようにすることができる。
【0047】
また、容器3における本体2側に、堰部43を設けたから、電動氷かき器1が倒れた状態で、容器3内の氷が融けて水が生じても、この水が堰部43で遮られて、検知部61により一層進入し難いようにすることができる。
【0048】
以下、実施例上の効果として、本体2の最大径部より容器3の最大径部が大きいから、容器3の容積効率に優れる。また、電動氷かき器1の高さ方向において、括れ部14が中央より上方に位置するから、括れ部14を片手で握った状態で、親指を用いて駆動スイッチ32を操作することもできる。また、電源コード4Bを本体2の括れ部14の位置より上部に設けたから、削った氷を受ける皿等に電源コード4Bが当たることがない。更に、氷用容器55の外周と容器筒状部41の内周との間には隙間56を設けたから、電動氷かき器1が倒れても、氷用容器55の内部の水が隙間56に流れ、下壁貫通孔17A側に侵入し難くなる。なお、前記隙間56は直径方向において10mm以上とすることが好ましく、括れ部14を設けることにより隙間56の空間を確保することができる。また、別体で台座体71を備えることにより、電動氷かき器1を安定して立てることができる上に、貫通孔6からごみなどが侵入することを防止できると共に、氷用容器55内で生じた水が貫通孔6から落下しても、この水を台座体71により受け止めることができる。更に、前記上部開口44Aの直径に比べて氷用容器55の内径が大きいから、従来に比べて氷を多く収納することができる。
【実施例2】
【0049】
図6は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施例2では、実施例1に比べて、容器3を低く、本体2を高く形成し、この本体2における前記容器3側に、堰部43を設けている。
【0050】
また、容器筒状部
41の上端部41Aには内段部81を設け、この内段部81の内端から容器内筒部44を突設し、この容器内筒部44の上端外周に、円周方向に等間隔で複数のバヨネット用突起46が設けられている。一方、本体筒状部13の下端部13B側内周には、前記バヨネット用突起46に対応して、バヨネット用溝47が設けられている。
【0051】
前記堰部43の上部には筒部82を突設し、この筒部82に案内軸83を挿通し、この案内軸83の下端に伝達部材84を連結している。この伝達部材84は横方向の横辺85と、縦方向の縦辺86とを一体に有する。また、前記横辺85の上面に前記案内軸83が一体に形成される。そして、前記案内軸83が、前記下壁貫通孔17Aを挿通して下方に突設された図示しない検知部に当接する。また、前記縦辺86の下端部86Aは前記本体筒状部13の内面に沿って配置され、前記本体2に前記容器3を取り付けた際に、前記容器内筒部44の上縁部44Bに当接する。また、前記筒部82と横辺85との間には付勢手段たる圧縮コイルバネ87が配置され、この圧縮コイルバネ87により前記伝達部材84を下方に付勢している。更に、横辺85の下面と縦辺86の内面とを連結する補強リブ88が前記伝達部材84に設けられている。
【0052】
前記案内軸83の上部には、ビス67Aにより抜け止め部67が設けられている。なお、ビス67A自体がフランジ状の抜け止め部67を一体に有しても良い。また、前記下壁部17には、前記ビス67Aの頭部を挿入する透孔17Bが穿設されている。
【0053】
そして、前記抜け止め部67が下壁部17の下面に当接する位置が伝達部材84の上限位置であり、逆に、抜け止め部67が筒部82の上面に当接する位置が伝達部材84の下限位置である。
【0054】
使用において、
図6に示すように、本体2に容器3を取り付けると、容器内筒部44の上縁部44Bが縦辺86の下端部86Aを押し上げ、圧縮コイルバネ87が収縮し、伝達部材84と共に図示しない検知部が押し上げられて、本体2に容器3が取り付けられたことを検知スイッチ63が検知する。
【0055】
一方、本体2から容器3を外すと、圧縮コイルバネ87及び検知部のための図示しない付勢手段により、伝達部材84と共に検知部が下がり、検知スイッチ63がオフとなり、本体2から容器3を取り外したことが検知される。
【0056】
このように本実施例は上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
【0057】
更に、本実施例では、本体2における下壁部17よりも容器3側に、堰部43を設けたから、電動氷かき器1が倒れた状態で、容器3内の氷が融けて水が生じても、この水が堰部43で遮られて、検知部61に、より一層進入し難いようにすることができる。
【0058】
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、リング状の堰部を示したが、検知部側にのみ堰部を設けてもよい。また、実施例では家庭用電源を用いるものを示したが、電池を電源としてもよい。