(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザに情報送信の通知メッセージを送り、ユーザが送信を選択するか、予め設定された第2の時間閾値以内にユーザの選択メッセージを受信できなかった場合、保存した情報を予め設定された位置に送信する動作をトリガーするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動端末における情報レコーディング方法。
レコーディングを開始した時刻から予め設定された第1の時間閾値が経つとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するための第2の保存ユニット、或いは、
前記移動端末の電力の残量が予め設定された電力閾値より低くなるとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するための第3の保存ユニット
をさらに含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の移動端末の情報レコーディング装置。
ユーザに情報送信の通知メッセージを送り、ユーザが送信を選択するか、予め設定された第2の時間閾値以内にユーザの選択メッセージを受信できなかった場合、保存した情報を予め設定された位置に送信する動作をトリガーするための通知ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の移動端末の情報レコーディング装置。
【発明の概要】
【0005】
上述の課題に鑑みて、本発明の実施例は、上述の問題を克服、あるいは上述の問題の少なくても一部を解決する移動端末における情報レコーディング方法
、装置
、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【0006】
本発明の実施例の一つの局面によると、移動端末における情報レコーディング方法を提供し、当該方法は、移動端末の加速度を検出するステップと、前記加速度が予め設定された加速度閾値に達するか否かを判断するステップと、前記加速度が予め設定された加速度閾値に達する場合、前記移動端末のレコーディング機能を起動して情報のレコーディングを行うステップと、を含む。
【0007】
好ましくは、前記移動端末が通話状態にあるか否かを判断するステップをさらに含み、前記移動端末のレコーディング機能を起動して情報のレコーディングを行うステップは、前記移動端末が通話状態にある場合、前記移動端末のオーディオレコーディング機能を起動して通話の両方の音声情報をレコーディングするステップと、前記移動端末が通話状態ではない場合、前記移動端末のオーディオ入力装置を起動し、前記移動端末のオーディオレコーディング機能を起動して、前記オーディオ入力装置によって受信されたオーディオ情報をレコーディングするか、及び/または、前記移動端末のカメラ装置を起動し、前記移動端末のビデオレコーディング機能を起動して、前記カメラ装置によって受信されたビデオ情報をレコーディングするステップと、を含む。
【0008】
好ましくは、通話の終了した後、レコーディングした情報を保存するステップをさらに含む。
【0009】
好ましくは、レコーディングを開始した時刻から予め設定された第1の時間閾値が経つとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するステップ、或いは、前記移動端末の電力の残量が予め設定された電力の閾値より低くなるとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するステップをさらに含む。
【0010】
好ましくは、保存した情報を予め設定された位置に送信するステップをさらに含む。
【0011】
好ましくは、ユーザに情報送信の通知メッセージを送り、ユーザが送信を選択するか、予め設定された第2の時間閾値以内にユーザの選択メッセージを受信できなかった場合、保存した情報を予め設定された位置に送信する動作をトリガーするステップをさらに含む。
【0012】
好ましくは、レコーディングを開始してから予め設定された第3の時間閾値毎に、レコーディングした情報を保存し、保存した情報を予め設定された位置に送信するステップをさらに含む。
【0013】
好ましくは、保存した情報を予め設定された位置に送信するステップは、保存した情報を添付ファイルの形式で指定されたメールアドレスに送信するステップ、或いは、保存した情報を指定された移動端末に送信するステップを含む。
【0014】
本発明の実施例の別の局面によると、移動端末の情報レコーディング装置を提供し、当該装置は、移動端末の加速度を検出するための加速度検出ユニットと、前記加速度が予め設定された閾値に達するか否かを判断するための加速度判断ユニットと、前記加速度判断ユニットが、前記加速度が予め設定された閾値に達すると判断する場合、前記移動端末のレコーディング機能を起動して情報のレコーディングを行うためのレコーディング機能起動ユニットと、を含む。
【0015】
好ましくは、前記移動端末が通話状態にあるか否かを判断するための通話状態判断ユニットをさらに含み、前記レコーディング機能起動ユニットは、前記移動端末が通話状態にある場合、前記移動端末のオーディオレコーディング機能を起動して通話の両方の音声情報をレコーディングするための第1の起動サブユニットと、前記移動端末が通話状態ではない場合、前記移動端末のオーディオ入力装置を起動し、前記移動端末のオーディオレコーディング機能を起動して、前記オーディオ入力装置によって受信されたオーディオ情報をレコーディングするか、及び/または、前記移動端末のカメラ装置を起動し、前記移動端末のビデオレコーディング機能を起動して、前記カメラ装置によって受信されたビデオ情報をレコーディングするための第2の起動サブユニットと、を含む。
【0016】
好ましくは、通話の終了した後、レコーディングした情報を保存するための第1の保存ユニットをさらに含む。
【0017】
好ましくは、レコーディングを開始した時刻から予め設定された第1の時間閾値が経つとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するための第2の保存ユニット、或いは、前記移動端末の電力の残量が予め設定された電力閾値より低くなるとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するための第3の保存ユニットをさらに含む。
【0018】
好ましくは、保存した情報を予め設定された位置に送信するための送信ユニットをさらに含む。
【0019】
好ましくは、ユーザに情報送信の通知メッセージを送り、ユーザが送信を選択するか、予め設定された第2の時間閾値以内にユーザの選択メッセージを受信できなかった場合、保存した情報を予め設定された位置に送信する動作をトリガーするための通知ユニットをさらに含む。
【0020】
好ましくは、レコーディングを開始した時刻から予め設定された第3の時間閾値毎に、レコーディングした情報を保存し、保存した情報を予め設定された位置に送信するための分割保存及び送信ユニットをさらに含む。
【0021】
好ましくは、保存した情報を添付ファイルの形式で指定されたメールアドレスに送信するための第1の送信ユニット、或いは、保存した情報を指定された移動端末に送信するための第2の送信ユニットによって、保存した情報を予め設定された位置に送信する。
本発明の実施例のさらに別の局面によると、プログラムを提供し、当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記移動端末における情報レコーディング方法を実現する。
本発明の実施例のさらに別の局面によると、記録媒体を提供し、当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0022】
本発明の移動端末における情報レコーディング方法及び装置によると、移動端末が大きい加速度を有することが検出されると、自動的に移動端末のレコーディング機能を起動できるので、移動端末の限られている筐体の面に特別なボタンを追加して設けなくてもレコーディング機能の迅速な起動を実現でき、タッチスクリーンの移動端末に簡単に適用される。ユーザにとって、レコーディング機能を起動したい場合、移動端末を激しく揺するだけで自動的にレコーディング機能を起動でき、ユーザがユーザインターフェースで係るソフトウエアを探して起動等の操作を行う必要がなく、操作の迅速性を確保できる。
【0023】
上記の説明は、本発明の実施例の技術的解決策の概略であり、明細書の内容に従って技術的手段を実施できるよう本発明の技術的手段がさらに明確に理解されるために、また、本発明の上記及び他の目的、特徴及びメリットをさらに分かりやすくするために、以下に、本発明の具体的な実施形態を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に、本発明の実施例に係る技術的解決策について、本発明の実施例における図面を参照しながら明確に、完全に記述する。もちろん、記述される実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。当業者が本発明の実施例に基づいて得られる全ての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0027】
移動端末の情報レコーディングについてのスマート性能を向上させるために、本発明の実施例は、移動端末のレコーディング機能を即刻起動するための技術的解決策を提供する。
図1を参照すると、本発明の実施例は、移動端末における情報レコーディング方法を提供し、当該方法は、以下のステップを含む。
【0028】
S101:移動端末の加速度を検出する。
【0029】
本発明の実施例において、移動端末の加速度に基づいて、レコーディング機能を起動する条件を設けることができる。すなわち、移動端末の加速度が所定の条件を満たす場合、自動的に移動端末のレコーディング機能を起動でき、ユーザの手動起動が要らない。例えば、ユーザが通話中に通話の内容を録音する必要がある場合、携帯電話が高い加速度を有するように携帯電話を激しく揺する。それに応じて、プログラムによって携帯電話の加速度が高いことが検出されると、バックグラウンドで録音プログラムを起動して現在の通話を録音することができる。その実現方法として、具体的には、加速度検知装置によって移動端末の加速度を検出することができる。加速度検知装置は、加速度センサのような装置であってもよい。加速度センサは、加速力(物体の加速過程に物体に作用する力)を測定できる電子装置である。すなわち、移動端末に内装または外装された加速度センサによって、移動端末の加速度を検出できる。移動端末が静止またはユーザと共に等速運動する場合、加速度センサによって検出される加速度はゼロであり、移動端末が静止状態から運動状態に変化した場合や、運動状態から静止状態に変化した場合や、運動過程中に運動速度が変化した場合、加速度センサによって検出される加速度はゼロより大きい。従って、ユーザが移動端末を激しく揺する場合や、ユーザが移動端末を持って高い場所から転んだ場合など、加速度センサによって検出される加速度の値は大きい。
【0030】
S102:前記加速度が予め設定された閾値に達するか否かを判断する。
【0031】
移動端末の加速度の値を検出した後、その大小を定性的に判断するために、予め閾値を設定することができる。その閾値より大きいと、移動端末の加速度が大きいことを表し、その閾値より小さいと、移動端末の加速度が小さいことを表す。ここで、閾値の大小は、実際上の必要性によって設定することができる。閾値が大きく設定されると、感度が低く、微小な加速あるいは減速運動はレコーディング機能の起動をトリガーできなくなり、閾値が小さく設定されると、感度が高い。本発明の実施例において、ユーザの自主的な行動であると判断された場合にのみレコーディング機能を起動するために、加速度の増加がユーザの自主的な行動によるものであるか否かを判断するための適切な閾値を設定することができる。一般的には、例えば、x、y、z軸のいずれかの軸における加速度が14より大きいと、ユーザによる揺すり動作であると識別できる。
【0032】
S103:前記加速度が予め設定された加速度閾値に達すると、移動端末のレコーディング機能を起動して情報のレコーディングを行う。
【0033】
移動端末の加速度が予め設定された閾値より大きいことが検出されると、ユーザが移動端末を揺すっているか、高い場所から転んだなどのアクシデントに遭遇したことを表し、自動的に移動端末のレコーディング機能を起動できる。
【0034】
これから分かるように、本発明の実施例では、移動端末が大きい加速度を有することが検出されると、自動的に移動端末のレコーディング機能を起動する。これによって、面積が限られている移動端末の筐体に特別なボタンを追加して設けずに、レコーディング機能の迅速な起動を実現でき、タッチスクリーン式の移動端末に適用されやすい。ユーザにとっては、レコーディング機能を起動したい場合、移動端末を激しく揺することでレコーディング機能を自動的に起動でき、ユーザがユーザインターフェースで該当するソフトウェアを探して起動するなどの操作を行う必要がなく、操作の迅速性を保証する。
【0035】
実際の応用において、移動端末が大きい加速度を発生する時の状態によって、起動されるレコーディングプログラム及びレコーディングされる具体的な内容が異なるようにしてもよい。従って、移動端末の加速度を検出する以外に、移動端末が通話状態にあるか否かも検出して、通話状態の検出結果によって、どのレコーディング機能を起動するか、及びどのような情報をレコーディングするかを統合的に特定することができる。以下、このための導入について詳細に説明する。
【0036】
まず、大きい加速度の検出と共に、移動端末が通話状態にあることが検出されると、ユーザが通話過程で通話内容をレコーディングしようとすると判定し、録音ソフトウェアを起動して、通話の両方の音声を録音する。すなわち、移動端末のオーディオ入力装置(例えばMICなど)によって受信された現在のユーザのローカル音声及び通話の相手のリモート音声を録音する。通話が終了すると、録音した内容を記憶し、例えばローカルのファイルとして記憶してもよく、得られたファイルを予め指定された位置に送信してもよい。例えば、添付ファイルとして指定されたメールアドレスに送信してもよく、指定された他の移動端末に送信してもよい。指定された位置に送信する前に、送信するか否かをユーザに尋ねて、ユーザから送信が選択された場合、送信を行ってもよい。録音のソフトウェアが如何に通話の両方の音声を録音するかは、従来の技術を参照すればよく、ここではそれについて記載しない。
【0037】
大きい加速度が検出されたと共に、移動端末が通話状態ではないことが検出されると、例えば、ユーザが高い場所から転んだなどのアクシデントに遭遇した可能性があることを表す。この場合、移動端末のオーディオ入力装置を自動的に起動し、移動端末のオーディオレコーディング機能を起動してオーディオ入力装置により受信されたオーディオ情報をレコーディングしてもよく、或いは移動端末のカメラ装置を起動し、移動端末のビデオレコーディング機能を起動してカメラ装置により受信されたビデオ情報をレコーディングしてもよい。これによって、事故現場のオーディオ情報とビデオ情報をレコーディングすることができる。なお、カメラ装置を起動した後、カメラが所定の時間の間、真っ暗であるかどうかを判断し、そうである場合、カメラ装置が遮蔽されたりして有効な画面が撮れないことを表すため、ビデオ情報のレコーディングを行う必要がなくなり、これによって、電力の無駄な消費を避ける。このような非通話状態の場合、実際上の必要性によってレコーディングの終了点を設定し、レコーディングした内容をファイルとして記憶してもよい。例えば、第1の時間閾値を予め設定して、レコーディングを開始してから当該時間閾値(例えば5分間)経つと、自動的にレコーディングを停止し、レコーディングした内容を記憶してもよい。或いは、移動端末の電力によっていつレコーディングを停止するかを特定してもよい。例えば、電力の残量が20%以下になるとレコーディングを停止し、レコーディングした内容を記憶する。
【0038】
上記のような場合、ユーザがある事故に遭遇した可能性があるため、他のユーザに通知するために、レコーディングが終わった後、レコーディングして得られたファイルを指定された位置に送信してもよい。この場合、同様に添付ファイルの形式で指定されたメールアドレスに送信してもよく、或いは他の指定された移動端末に送信してもよい。もちろん、同様に、レコーディングしたファイルを送信する前に、送信する必要があるか否かをユーザに尋ねて、ユーザから送信が選択されると送信し、ユーザから必要なしが選択されると送信しないようにしてもよい。なお、所定の第2の時間閾値(例えば10秒など)以内にユーザからの選択情報が受信できなかった場合、即ち送信するかしないかがユーザから選択されていない場合、ユーザが配慮する暇がないか、或いは怪我して選択操作を行うことができないことを表すため、レコーディングしたファイルを指定された位置に自動的に送信してもよい。
【0039】
なお、レコーディングした内容をより即座に送信するために、或いは電力が消耗され、或いは低すぎて送信できなくなることを避けるために、本発明の実施例においては、レコーディングを開始してから所定の第3の時間閾値毎に(例えば1分間隔で)、レコーディングした情報を記憶し、当該記憶した情報を指定された位置に送信してもよい。
【0040】
移動端末が通話状態にあるか否かは、移動端末のオペレーションシステムからブロードキャストされる情報によって判断できることに留意するべきである。ここで、移動端末におけるオペレーションシステムは、一般的にアプリケーションプログラムのために幾つかのインタフェースを開放していてして、アプリケーションプログラムがインタフェースを介してシステムから必要な情報を取得できる。そのため、本発明の実施例において、移動端末が通話状態にあるか否かを検出するために、移動端末のオペレーションシステムのこの特徴を利用して、オペレーションシステムに本発明の実施例のアプリケーションプログラムを登録すると、オペレーションシステムから通知情報がブロードキャストされた際、アプリケーションプログラムがこのような通知情報を受信し、その中から必要な情報を取得できる。例えば、着信を受信した場合、移動端末のオペレーションシステムは、その着信情報をブロードキャストして、アプリケーションプログラムが当該イベントをモニターできるようにする。或いは、ユーザが発信する場合、ユーザが「発信」ボタンを押すと、システムはアプリケーションプログラムに発信という情報をブロードキャストする。すると、アプリケーションプログラムは同様に発信というイベントをモニターできる。同様に、ユーザが電話を切る場合にもシステムはその情報をブロードキャストする。要するに、本発明の実施例において、システムからブロードキャストされる情報によって移動端末が通話状態にあるかどうかを取得できる。
【0041】
以下に、本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法をさらに明確にするために、いくつかの実際の適用例を例示して紹介する。
【0042】
例1
図2を参照すると、ユーザAが着信を受信した場合、本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法は、以下のステップを含む。
【0043】
S201:ユーザAの携帯電話のオペレーションシステムは、登録されたアプリケーションプログラムに着信ブロードキャストメッセージを送信する。
【0044】
S202:オペレーションシステムからの着信ブロードキャストメッセージに基づいて、ユーザAの携帯電話が通話状態にあることが検出され、それを記録する。
【0045】
S203:ユーザAは、今回の通話内容が非常に重要であるので、通話の内容をすぐに録音する必要があると判断して、迅速に携帯電話を揺する。
【0046】
S204:携帯電話に内装されている加速度センサによって加速度が所定の加速度閾値を越えたことが検出されると共に、事前に記録した情報によって現在通話状態にあることが判断されると、録音機能を起動して通話の両方の通話内容を録音する。
【0047】
S205:通話が終了すると、ユーザAの携帯電話のオペレーションシステムは、登録されたアプリケーションプログラムに通話終了ブロードキャストメッセージをブロードキャストする。
【0048】
S206:オペレーションシステムからの通話終了ブロードキャストメッセージに基づいて、今回の通話が終了したことを特定して録音を停止し、録音した内容をファイルとして記憶する。
【0049】
本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法は、通話中に迅速に録音機能を起動して通話の内容を録音することができる。
【0050】
例2
図3を参照すると、高齢者がバスに乗るかバスから降りるとき転んだ場合、本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法は、以下のようなステップを含む。
【0051】
S301:携帯電話の加速度センサによって携帯電話の加速度が所定の加速度閾値を越えたことが検出される。
【0052】
S302:前回の通話が終了してから、まだオペレーションシステムからの着信ブロードキャストメッセージを受信していないため、携帯電話が現在通話状態ではないことが検出される。
【0053】
S303:携帯電話のオーディオ入力装置MICを起動し、携帯電話の録音機能を起動してMICによって受信されたオーディオ情報を録音すると共に、時間をカウントし始める。
【0054】
S304:5分間録音した後、自動的に録音を停止し、録音した内容を録音ファイルとして記憶する。
【0055】
S305:通知情報を送信して、録音したファイルを送信するか送信しないかを選択するようにユーザに通知する。
【0056】
S306:ユーザから送信が選択されたか、または10秒以内にユーザからの選択情報を受信できなかった場合、録音したファイルを予め設定された携帯電話(例えば、当該高齢者の子供の携帯電話などに)に送信する。もちろん、自動的に録音ファイルを送信してもよい。
【0057】
本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法は、人の操作なしに自動的に現場の状態をレコーディングして送信できる。
【0058】
例3
図4を参照すると、ある人が交通事故に遭遇して激しい打撃を受けた場合、本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法は、以下のようなステップを含む。
【0059】
S401:携帯電話の加速度センサによって携帯電話の加速度が所定の加速度閾値を越えたことが検出される。
【0060】
S402:前回の通話が終了してから、まだオペレーションシステムからの着信ブロードキャストメッセージを受信していないため、携帯電話が現在通話状態ではないことが検出される。
【0061】
S403:携帯電話のオーディオ入力装置MIC、及びカメラを起動する。
【0062】
S404:カメラに取り込まれた画面が真っ暗であるかを判断し、そうである場合、ステップS405に入り、そうでない場合、ステップS406に入る。
【0063】
S405:携帯電話の録音機能を起動して、MICによって受信されたオーディオ情報を録音する。
【0064】
S406:携帯電話の録音機能と録画機能とを起動して、MICによって受信されたオーディオ情報、及びカメラによって取り込まれた画面をレコーディングする。
【0065】
S407:連続してレコーディングし、1分毎に独立なファイルとして記憶して予め設定された電話番号(例えば家族の電話番号)に送信する。
【0066】
本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法によると、人の操作なしに、現場の状態を自動的にレコーディングし、複数のファイルに分割して指定された位置に送信することによって、電力の消耗切れなどによって、レコーディングされたファイルが送信できなくなることを避けることができる。
【0067】
本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング方法に対応して、本発明の実施例は、移動端末における情報レコーディング装置をさらに提供する。
図5を参照すると、当該装置は、移動端末の加速度を検出するための加速度検出ユニット501と、前記加速度が予め設定された閾値を越えるか否かを判断するための加速度判断ユニット502と、加速度が予め設定された閾値に達すると加速度判断ユニットが判断する場合、移動端末のレコーディング機能を起動して情報のレコーディングを行うためのレコーディング機能起動ユニット503と、を含む。
【0068】
実際の応用において、
図6を参照すると、当該装置は、前記移動端末が通話状態にあるか否かを判断するための通話状態判断ユニット504をさらに含む。
【0069】
対応的に、前記レコーディング機能起動ユニット503は、具体的に、前記移動端末が通話状態にある場合、移動端末のオーディオレコーディング機能を起動して通話の両方の音声情報をレコーディングするための第1の起動サブユニットを含む。
【0070】
この場合、当該装置は、通話が終了すると、レコーディングした情報を保存するための第1の保存ユニットをさらに含んでもよい。
【0071】
または、前記レコーディング機能起動ユニット503は、前記移動端末が通話状態ではない場合、前記移動端末のオーディオ入力装置を起動し、移動端末のオーディオレコーディング機能を起動して、前記オーディオ入力装置によって受信されたオーディオ情報をレコーディングするか、又は前記移動端末のカメラ装置を起動し、移動端末のビデオレコーディング機能を起動して前記カメラ装置によって受信されたビデオ情報をレコーディングするための第2の起動サブユニットをさらに含んでもよい。
【0072】
当該装置は、レコーディングを開始してから予め設定された第1の時間閾値が経つとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するための第2の保存ユニット、或いは、移動端末の電力の残量が予め設定された電力閾値より低くなるとレコーディングを停止し、レコーディングした情報を保存するための第3の保存ユニット、をさらに含んでもよい。
【0073】
上述した状況は、アクシデントが発生したことを表す可能性があるため、当該装置は、保存した情報を予め設定された位置に送信するための送信ユニットをさらに含んでもよい。
【0074】
一つの具体的な実施形態において、当該装置は、情報送信の通知メッセージをユーザに送信して、ユーザが送信を選択するか予め設定された第2の時間閾値以内にユーザの選択情報を受信できなかった場合、保存した情報を予め設定された位置に送信する前記動作をトリガーするための通知ユニットをさらに含んでもよい。
【0075】
なお、当該装置は、レコーディングを開始した時刻から予め設定された第3の時間閾値毎にレコーディングした情報を保存し、保存した情報を予め設定された位置に送信するための分割保存及び送信ユニットをさらに含んでもよい。
【0076】
ここで、保存した情報を添付ファイルの形式で指定されたメールアドレスに送信するための第1の送信ユニット、或いは、保存した情報を指定された移動端末に送信するための第2の送信ユニットによって保存した情報を予め設定された位置に送信することができる。
【0077】
実際の応用において、当該移動端末における情報レコーディング装置は、独立なアプリケーションプログラムとして、録音、録画などのアプリケーションプログラムとの間でインターフェースによって情報或いはコマンドのやり取りを行ってもよく、或いは、録音、録画などのアプリケーションプログラムに内装されて、現在の録音、録画のアプリケーションプログラムの機能を改善し、移動端末のスマート性能を向上させるようにしてもよい。
【0078】
要するに、本発明の実施例に係る上記の装置によると、移動端末が大きい加速度を有することが検出されると、自動的に移動端末のレコーディング機能を起動するので、移動端末の限られている筐体の面上に特別なボタンを追加して設けなくても迅速にレコーディング機能の起動を実現でき、タッチスクリーンの移動端末に簡単に適用される。ユーザにとって、レコーディング機能を起動しようとする際、激しく移動端末を揺するだけで自動的にレコーディング機能を起動でき、ユーザがユーザインターフェースでかかるソフトウエアを探して起動する等の操作を行う必要がなく、操作の便利性を保証する。
【0079】
ここで提供するアルゴリズムと表示は、いずれかの特定のコンピュータや仮想システム或いは他のデバイスとは固定的に関連するものではない。様々な汎用システムもここでの教示に基づいて一緒に使用できる。上記の記述によって、このようなシステムの構成に必要な構造は明らかなものである。また、本発明はいずれかの特定のプログラミング言語にも焦点を定めない。様様なプログラミング言語でここで記述した本発明の内容を実現でき、上記の特定の言語についての記述は、本発明の最適の実施形態を公開するためである、ことを理解すべきである。
【0080】
ここで提供する明細書において、多数の具体的な詳細が説明されている。しかしながら、本発明の実施例はこのような具体的な詳細がなくても実現できることを理解できる。ある実施例において、本発明に対する理解を明確にするように、既知の方法、構成と技術について詳しく示していない。
【0081】
同様に、本発明を簡潔化し、各発明要素の中の一つ或いは複数を理解しやすくするために、上記の本発明の例示的な実施例に対する記述において、本発明の各特徴は一つの実施例、図面、或いはそれに対する記述に適用される場合がある。しかしながら、この発明の方法を、保護しようとする本発明が各請求項で明確に記載した特徴より多い特徴を含む、と解析すべきではない。より正確には、以下の特許請求の範囲で反映されるように、発明点は、上記で開示した一つの実施例の全ての特徴より少ない特徴からなる。従って、具体的な実施形態による特許請求の範囲は、明確に当該具体的な実施形態に属し、各クレーム自身は、本発明の個別の実施例を構成する。
【0082】
当業者にとって、実施例に係るデバイスにおけるモジュールについて適応的な変化を行い、それらを当該実施例とは異なる一つ或いは複数のデバイスに設置することは理解できるものである。実施例におけるモジュールやユニットやアセンブリを組み合わせて一つのモジュールやユニットやアセンブリにしてもよく、それらを複数のサブモジュールやサブユニットやサブアセンブリに分割してもよい。このような特徴及び/またはプロセスやユニットにおける少なくても一部が互いに排斥する以外に、いずれの組み合わせ方法を採用して本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書、図面を含む)に開示される全ての特徴、及びこのように開示されるいずれの方法やデバイスの全てのプロセスやユニットを組み合わせてもよい。別途に明確に記述する以外に、本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書、図面を含む)において開示される各特徴は、同一、均等或いは類似の目的の代用特徴によって代替されてもよい。
【0083】
また、当業者は、ここで記述したいくつかの実施例が、他の実施例の一部の特徴を含み、残りの一部を含まないが、異なる実施例の特徴の組み合わせも本発明の範囲に属し、異なる実施例を構成することを理解すべきである。例えば、添付される特許請求の範囲において、保護しようとする実施例のいずれも、いずれかの組み合わせの方式で使用できる。
【0084】
本発明の各手段の実施例は、ハードウエアによって実現されてもよく、一つや複数のプロセッサで実行されるソフトウエアによって実現されてもよく、それらの組み合わせによって実現されてもよい。当業者は、実務上、マイクロプロセッサやディジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して本発明の実施例に係る移動端末における情報レコーディング装置の一部や全部の手段の一部や全部の機能を実現できる、ことを理解すべきである。本発明は、ここで記述した方法の一部や全てを実行するデバイスや装置のプログラム(例えば、コンピュータプログラムとコンピュータプログラムの製品)として具現されてもよい。このような本発明を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な媒体に記憶されてもよく、一つや複数の信号の形式を有してもよい。このような信号は、インターネットのウェブサイトからダウンロードされて提供されてもよく、キャリヤ信号で提供されてもよく、いずれかの他の形式で提供されてもよい。
【0085】
上記の実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではなく、当業者にとって、添付される特許請求の範囲を超えない範囲で、代替の実施例を設計できることは自明である。特許請求の範囲において、括弧内のいずれかの符号を、請求項を限定するものとしてはいけない。単語「含む」は、請求項で記載されていない要素やステップがある場合を除外しない。要素の前の「一」、或いは「一つ」は、このような要素が複数ある場合を除外しない。本発明は、複数の異なる要素を含むハードウエアや適切にプログラミングされたコンピュータによって実現されてもよい。複数の装置を列挙したユニット請求項で、このような装置の中のいくつかは同じハードウエアで実現されてもよい。単語「第1」、「第2」、「第3」などの使用は何らかの順番を示すことではない。このような単語を名称として解析するべきである。
【0086】
本出願は、コンピュータシステム/サーバーに適用され、多数の他の汎用や専用のコンピュータシステム環境や配置と共に操作されてもよい。コンピュータシステムと共に使用される多数の既存のコンピュータシステム、環境及び/または配置の例は、パーソナルコンピュータシステム、サーバコンピュータシステム、シンクライアント、シッククライアント、ハンドヘルドやラップデバイス、マイクロプロセッサによるシステム、セットトップボックス、プログラマブル民生用電気製品、ネットワークパーソナルコンピュータ、小型コンピュータシステム、大型コンピュータシステムや上記のいずれのシステムを含む分散型のクラウドコンピューティング技術環境などを含むが、それらに限られない。コンピュータシステム/サーバーは、コンピュータシステムによって実行されるコンピュータシステムが実行可能なコマンド(例えばプルグラムモジュール)の一般的な言語環境で記述される。普通、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、目標プログラム、アセンブリ、ロジック、データ構造などを含むことができ、それらは特定のタスクを実行するか特定の抽象データ型を実現する。コンピュータシステム/サーバーは、分散型のクラウドコンピューティング環境で実施でき、分散型のクラウドコンピューティング環境で、タスクは、通信ネットワークによって接続されるリモート処理デバイスによって実行される。分散型のクラウドコンピューティング環境で、プログラムモジュールは、記憶デバイスを含むローカルやリモートコンピューティングシステムの記憶媒体に位置してもよい。