特許第6150147号(P6150147)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6150147
(24)【登録日】2017年6月2日
(45)【発行日】2017年6月21日
(54)【発明の名称】光整形部材の位置決め方法
(51)【国際特許分類】
   F21V 19/00 20060101AFI20170612BHJP
   F21V 7/00 20060101ALI20170612BHJP
   F21S 8/10 20060101ALI20170612BHJP
   F21V 17/10 20060101ALI20170612BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20170612BHJP
   F21W 101/10 20060101ALN20170612BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20170612BHJP
【FI】
   F21V19/00 450
   F21V19/00 600
   F21V7/00 100
   F21V7/00 510
   F21S8/10 183
   F21S8/10 151
   F21V17/10 150
   F21V17/00 251
   F21W101:10
   F21Y115:10
【請求項の数】12
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-527737(P2015-527737)
(86)(22)【出願日】2013年7月22日
(65)【公表番号】特表2015-529951(P2015-529951A)
(43)【公表日】2015年10月8日
(86)【国際出願番号】AT2013050138
(87)【国際公開番号】WO2014028954
(87)【国際公開日】20140227
【審査請求日】2015年2月5日
(31)【優先権主張番号】A50336/2012
(32)【優先日】2012年8月23日
(33)【優先権主張国】AT
(73)【特許権者】
【識別番号】593045569
【氏名又は名称】ツェットカーヴェー グループ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ペッチ,ダニエル
【審査官】 田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/007902(WO,A1)
【文献】 特開2004−207655(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 19/00
F21S 8/10
F21V 7/00
F21V 17/00
F21V 17/10
F21W 101/10
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光整形部材(1)を、少なくとも1つの光源(2)に対応して位置決めをする方法であって、次の工程、すなわち、
a)前記少なくとも1つの光源(2)を支持板(3)上に設置する工程
b)前記少なくとも1つの光源(2)の位置を前記支持板(3)上で測定する工程
c)1つ又は複数の基準位置マーク(4)を前記支持板(3)に形設する工程であって、前記少なくとも1つの基準位置マーク(4)の位置前記少なくとも1つの光源(2)の位置によって決定される工程
d)前記光整形部材(1)前記支持板(3)の前記1つ以上の基準位置マーク(4)に直接接触させることにより、正しい位置に位置合わせする工程
e)前記光整形部材(1)を前記支持板(3)に、又は前記支持板(3)に関連して固定する工程
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
光整形部材(1)を、少なくとも1つの光源(2)に対応して位置決めをする方法であって、次の工程、すなわち、
a)1つ又は複数の基準位置マーク(4)を前記少なくとも1つの光源(2)のための支持板(3)に形設する工程
b)前記少なくとも1つの基準位置マーク(4)の位置を前記支持板(3)上で測定する工程
c)前記少なくとも1つの基準位置マーク(4)の位置を考慮して、前記少なくとも1つの光源(2)を前記支持板(3)上に設置する工程
d)前記光整形部材(1)を前記支持板(3)の前記1つ以上の基準位置マーク(4)に直接接触させることにより正しい位置に位置合わせする工程
e)前記光整形部材(1)を前記支持板(3)に、又は前記支持板(3)に関連して固定する工程
を含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの光源(2)が1つ以上の発光ダイオードを有するLED光源であり、前記支持板(3)が前記少なくとも1つのLED光源のための基板であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの光源(2)を前記支持板(3)上に設置する工程において、前記少なくとも1つのLED光源(2)が前記基板(3)とはんだ付けされることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記工程b)で、前記少なくとも1つの光源(2)の幾何学的中心が算出され、前記工程c)で前記基準位置マーク(4)がその幾何学的中心に関連して前記支持板(3)に配置されることを特徴とする、請求項1もしくは、請求項1に従属する限りの請求項3又は4に記載の方法。
【請求項6】
前記工程b)で、前記少なくとも1つの光源(2)の最も明るい領域、又は最も明るい点が算出され、前記基準位置マーク(4)が前記最も明るい領域、又は最も明るい点に関連して前記支持板(3)に配置されることを特徴とする、請求項1もしくは、請求項1に従属する限りの請求項3又は4に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの光源(2)或いは前記少なくとも1つの基準位置マーク(4)の位置が、光学的な測定方法で決定されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの光源(2)或いは前記少なくとも1つの基準位置マーク(4)の位置が、カメラを用いた光学的な測定方法で決定されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記1つ以上の基準位置マーク(4)が1つ以上の一端が開放された細長い溝(4a)として、及び/又は1つ以上の直線的に延びるエッジ(4b)として形成されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ以上の基準位置マーク(4)が掘削及び/又はフライス加工されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記光整形部材(1)が少なくとも1つ固定部材(8)によって、前記支持板(3)に関連して固定されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記光整形部材(1)が前記少なくとも1つの固定部材(8)によって上に前記支持板(3)が固定されている放熱器(6)に固定されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば反射器である光整形部材の、少なくとも1つの光源に対応する位置決めの方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の前方又は後方領域に所望の配光を生成するために、車両用前照灯のための光モジュール、或いは車両用前照灯が、1つ以上の光源及び1つ以上の光整形部材、例えば1つ以上の反射器を有する。光源から出射される光は、そのような反射器から所望の光像として、中に車両用前照灯が搭載される車両の領域の中に放射される。
【0003】
最適かつ、特に法令に順拠した光像の生成を可能にするために、反射器に関連した光源の正確な位置決めは特に重要な意味を持つ。例えば1つ以上の発光ダイオードを光を算出する部材として有する、例えばLED光源の使用の際、公称位置からのずれは僅か10分の1mmの領域にあるため、反射器及びLED光源は、相互に非常に正確に配置されなければならない。
【0004】
今日的な組み立ての概念では、まずLED光源がLEDプリント(基板)にはんだ付けされ、このプリントは次に放熱器に、例えばそれに貼着され、又はネジ止めされることで固定される。その後、反射体が放熱器に取り付けられる。
【0005】
この組み立ての概念では、以下の許容誤差が発生する:LEDパッケージに対する発光ダイオードの位置の公差、 LEDパッケージのLEDプリントに対する公差、LEDプリントの放熱器上の基準位置マークに対する公差、放熱器公差そのもの、放熱器と反射器の公差、反射器公差。
【0006】
このような組み立ての概念では相応に、LED光源に関連した反射器の最適な位置決めが、相応に複雑な装置において、不可能であるか又は非常に複雑になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、反射器或いは反射器である光整形部材、レンズ、導波管、アパーチャ等の1つ以上の光源に関連付けた、正確かつ簡単な位置決めを可能にする方法を提示することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、冒頭で言及された本発明の方法に従い、以下の工程により解決される:
a)少なくとも1つの光源を支持板上に設置し、
b)少なくとも1つの光源の位置を支持板上で測定し、
c)1つ又は好適には複数の基準位置マークを支持板に形設し、そのとき少なくとも1つの基準位置マークの位置が少なくとも1つの光源の位置によって決められ、d)光整形部材を支持板の1つ又は複数の基準位置マークで参照させ、つまり正しい向きに合わせ、
e)光整形部材を支持板に、或いは支持板に関連して固定する。
【発明の効果】
【0009】
光源の位置の測定の際の公差、基準位置マークを形設する際の公差及び光整形部材の公差そのものしか発生しなくなるため、本発明の方法により公差の連鎖を明確に短縮することができる。光源及び光整形部材相互の正確な位置決めが、それによって大幅に簡略化される。
【0010】
代替実施形態では、本発明による以下の工程が設けられる:
a)1つの又は好適には複数の基準位置マークを、少なくとも1つの光源のための支持板に形設し、
b)少なくとも1つの基準位置マークの位置を支持板上で測定し、
c)少なくとも1つの基準位置マークの位置を考慮して、少なくとも1つの光源を支持板上に設置し、
d)光整形部材を支持板の1つ以上の基準位置マークで参照させ、つまり正しい向きに合わせ、
e)光整形部材を支持板に、又は支持板に関連して固定する。
【0011】
光整形部材の正確な位置決めが特に重要である具体的な実施形態では、少なくとも1つの光源が、1つ以上の発光ダイオードを有するLED光源であり、支持板が少なくとも1つのLED光源のための基板であることができる。
【0012】
好適にはそのとき、工程a)において、少なくとも1つのLED光源が基板にはんだ付けされることができる。
【0013】
簡単かつ正確な位置決めを実現するために、例えば工程b)において、少なくとも1つの光源の幾何学的中心を算出し、基準位置マークがこの幾何学的中心に関連して配置されることができる。
【0014】
工程b)において、少なくとも1つの光源の最も明るい領域(又は最も明るい点)が算出され、基準位置マークがこの一番明るい領域に関連して支持板に配置されるとき、光整形部材のさらに適した位置決めがなされる。
【0015】
本発明の方法の具体的な実施形態において、少なくとも1つの光源、或いは少なくとも1つの基準位置マークの位置は、光学的測定方法、好適にはカメラで測定されることができる。
【0016】
また、より正確だが高コストなレーザー技術を用いた算出も考えられる。
【0017】
基本的に機械的測定方法も使用可能だが、やはり光学的測定方法が望ましい。
【0018】
また、具体的な実施形態では、1つ以上の基準位置マークが、例えば長孔のような1つ以上の孔の形状、及び/又は1つ以上の好適には直線状に延びる基準縁の形状に形成されることができる。
【0019】
光整形部材の利用及び形成に応じて、光整形部材を明確に定義された位置に付かせる適切な基準面/縁/孔が製作される。長孔は、光生成体がもはや向きを変えないようにし、例えば縁は、光生成体の動きを、例えば光源に向けた、決まった方向に限定する。
【0020】
例えば、基準位置マークは掘削及び/又はフライス加工で製作されてもよい。
【0021】
基準位置マークは、基本的にはウェブ、孔、支持面或いは設置面、長孔、ストッパーなどの形状で形成することができる。
【0022】
また好適には、光整形部材は支持板に関連して少なくとも1つの、好適には2つの固定部材によって固定されることができる。
【0023】
安定した固定のため、特に、光整形部材は少なくとも1つの固定部材によって、支持板が固定された放熱器に固定されることができる。
【0024】
その上に、特に安定した接続ができるように、具体的な実施形態において、光整形部材は固定台座を具備し、それは放熱器に固定される。
【0025】
支持板自体は放熱器に固定され、例えばこれと貼着されるため、支持板から放熱器への良好な熱伝導が保証される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
次に本発明は図面によって詳細に説明される。
図1図1は、基準位置マークの支持板上の位置決めのための本発明の基本的な構造を示す。
図2図2は、図1の支持板の詳細を示す。
図3図3は、支持板に位置付けられた反射器の側面図を示す。
図4図4は、反対側から見た図3の反射器を示す。
図5図5は、位置付けられた反射器を有する支持板を下から見た図を示す。
図6図6は、取り付けられた反射器を有する支持板を斜め上から見た図を示す。
図7図7は、支持板に関連して放熱器に固定された反射器を示す。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0027】
図1は、例えば反射器1のような光整形部材の、少なくとも1つの光源2に対応する位置決めのための本発明による方法を実行するための構成を示す。
【0028】
図1は、ここではその上に工程a)において光源2が装着される基板(LEDプリント)である支持板3を示している。
【0029】
図示された変形例では、光源2が、ここでは2つの発光ダイオードを有するLED光源である。それに対応して、すでに上記で言及したように、支持板3はLED光源2のための基板である。好適にはそのとき工程a)でLED光源2が基板3とはんだ付けされる。
【0030】
図1はさらに、工程b)でLED光源2の位置を支持板3上で算出するカメラ200を示す。
【0031】
そのとき例えば工程b)でLED光源2の幾何学的中心が算出され、又は工程b)でLED光源2の決定的に最も明るい領域(或いは最も明るい点)が算出される。
【0032】
そのときLED光源が正確に1つのLEDを含む場合、このLEDの最も明るい点は基準位置マークの参照又は位置決めを決定付ける。
【0033】
そのときLED光源が2つ以上のLEDを含む場合、重要な最も明るい点がLED光源の全てのLEDによって共同で生成されているものであるか、又はLED光源の特定の定められたLED(例えば3つのLEDの場合中心のLED)のみの最も明るい点が見られるのかは、それぞれの使用の場合によって決まる。後者の場合、この1つの際立ったLEDの測定或いは算出のみが必要である。LED光源の全てのLEDの部分集合が見られ、その共同で生成された最も明るい点が算出されることもできる。
【0034】
つまり一般に、LED回路基板にLED光源を装備した後、具体的な利用の場合にとって決定的な最も明るい点、或いは領域は、1つの規定のLED、複数の規定のLED、又は全てのLEDの測定を通じて算出される。
【0035】
発光ダイオード或いはLED光源の製造者側などで、どの点が最も明るい点であるか、或いはどの点を参照の起点として使用するべきかが、予め明確に決まっているということも考えられる。
【0036】
次の工程c)において、反射器1のための複数の基準位置マーク4が支持板3に形設され、そのとき基準位置マーク4の位置は、LED光源2の位置によって決まる。
【0037】
基準位置マークの配置は、そのとき好適にはLED光源2の幾何学的中心、又はLED光源2の最も明るい領域を考慮して行われる。
【0038】
基準位置マーク4は、図示された例、特に図2でわかるように、片側が開いた長孔4a及び2つの直線的に延びる基準縁、或いは基準面4bである。基準位置マーク4は、例えば掘削、フライス加工及び他の方法で製造され、例えばレーザ切断も使用することができる。
【0039】
また、LED光源2の電気的接触のためのプラグハウジング5も図2に示されている。
【0040】
これらの基準位置マーク4に、次の工程d)で反射器1が参照され、すなわち図3から6に異なった視点から示されるように、支持板3に正しく向きを合わせて位置付けられる。
【0041】
反射器1はそのとき図示された実施例において、例えば長孔4aに配置される拡張部1a、及び支持板3の参照面4bの設備に到達する土台面或いは台座面1bなどの、相応な基準位置マーク4a、4bに対応する形状を備えた固定台座1’を包含する。(反射器1の少なくとも1つの反射面は図示されていない。)
【0042】
図3及び4で反射器あるいは反射器台座1’の基準面4bでの参照は、その部分1bによって明確に視認でき、図5及び6は、反射器1或いは長孔4a中に拡張部1aを有する台座1’がどのように位置付けられているかを示す。
【0043】
このようにして反射器1は、支持板3の所望の位置に、支持板3上に配置されたLED光源2に関連して位置付けられ、次に工程e)で支持板3に、或いは支持板3に関連して固定される。
【0044】
基準位置マーク4a、4bによって、反射器1は所望の位置を占め、その中でそれは、以下で具体的な実施例を参照して例示的に記述されるように、結局その位置で最終的に(しかし場合によっては取り外し可能に)固着されるまで、例えば独自の図示されない保持装置によって保持され、固定されることができる。
【0045】
反射器或いは一般的には光整形部材を、それが固着されるまでその基準位置マークに保持する、例えば1つ以上の(圧縮ばねのような)ばねの形状の、例えば1つ以上の復元部材7を設けることができる。
【0046】
図7はこの文脈での本発明の光モジュール10を示す。復元部材7は固定台座1’と放熱器6の部分6bとの間に配置され、例えば反射器1をその基準位置マークに位置付けることによって付勢することができ、それによって反射器1をこの位置に少なくとも一時的に保持する。
【0047】
図示されたように、少なくとも1つの復元部材7は好適には反射器1と一体となり、特にその固定台座1’に接続している。
【0048】
放熱器6は具体的に、例えば互いに直交する2つの部分6a、6a’を有する。支持板3は両部分6a、6a’の一方の上に配置され、例えばこれと貼着されている。また、放熱器6は復元部材7の停止領域6bを具備し、その停止領域6bは例えば両部分6a、6a’と一体となって形成されている。
【0049】
反射器1の位置決めの場合、復元部材7は停止領域6bに当接し、圧迫される。つまり、固定台座1’が基準位置マーク4a、4bに押圧されるように、復元部材7は部分6bと固定台座1’の間に付勢される。このようにして反射器1はこの位置に少なくとも一時的に保持される。
【0050】
反射器1の固定のために、例えば反射器1が少なくとも1つの、好適には図示されたように2つの固定部材8によって放熱器6に(図示された例では、支持板3が固定された放熱器6の部分6aに)固定される。それは概略的に図7に示されている。
【0051】
安定した固定ができるように、具体的には反射器1は固定台座1'によって放熱器6に固定される。
【0052】
支持板3自体は放熱器6に固定され、例えばこれと貼着される。
【0053】
好適には反射器1或いはその固定台座1’は支持面を包含し、それによって台座1’は回路基板に着座する。そのようにして、反射面の少なくとも1つの光源との間隔が確実に調整されることができる。
【0054】
固定部材8は例えばばね、例えば板ばねとして形成され、そのばねは好適には保釈ばねの形状に形成されている。ばねは放熱器及び固定台座上に、この実施形態では好適にはクリップ状に固定され、台座1’はさらに、例えば図7が示すような、固定部材8を掛合するためのスロット状の開口部も有する。
【0055】
ここではよりよい明瞭性のためにも、光モジュール10は、図示された光モジュール10のみに割り当てられた特定の放熱器6とともに示されている。しかし実際には、単一の放熱器上に光源及び光整形部材を有する複数の支持板が配置されるように、複数の光モジュール用の放熱器が設けられこともできる。
【0056】
本発明は上述で反射器を参照に説明されたが、光整形部材においてはレンズ、導光などの光学の問題でもありうる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7