(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
【0019】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかる車両運搬機構を説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の平面図である。
図2は、本発明の第一の実施形態に係る駐車空間の平面図である。
図3は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面図である。
図4は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの構造図である。
図5は、本発明の第一の実施形態に係るパレットのG−G断面図である。
図6は、本発明の第一の実施形態に係るパレットのA−A、B−B断面である。
図7は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。
図8は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。
図9は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。
図10は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の作用図その1である。
図11は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の作用図その2である。
図12は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の作用図その3である。
図13は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のH−H断面図である。
図14は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のI−I断面図である。
図15は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のJ−J断面図である。
図16は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のK−K矢視図である。
説明の便宜上、特に断らないかぎり車両を駐車空間に駐車させる運搬格納式駐車装置に本願を適用する場合を例に、説明する。
ここで、駐車装置における車両が車両搬送装置における車両に相当する。
【0020】
本発明の第一の実施形態意にかかる駐車装置は、電力を給電される車両を駐車させる装置である。
本発明の第一の実施形態意にかかる駐車装置は、主構造体50と複数のパレット200と電源装置600と複数の中継機器500とパレット移動機構300とで構成される。
本発明の第一の実施形態意にかかる駐車装置は、主構造体50と複数のパレット200と電源装置600と複数の中継機器500とパレット移動機構300と転向機構400とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態意にかかる駐車装置は、主構造体50と複数のパレット200と電源装置600と複数の中継機器500とパレット移動機構300とアース用ブラシ700で構成されてもよい。
【0021】
車両は、充電ケーブル40で給電されてもよい。
充電ケーブル40は、車両に積まれていてもよい。
充電ケーブル40は、駐車装置に備えられていてもよい。
【0022】
以下に、充電ケーブル40の構造を説明する。
充電ケーブル40は、コントロールボックス42と充電端子41と充電ケーブル本体43とで構成される。
または、充電ケーブル40は、給電プラグ(図示せず)とコントロールボックス42と充電端子41と充電ケーブル本体44とで構成される。
給電プラグ(図示せず)は、車両に設けられた給電プラグ受に接合する端子である。
コントロールボックス42は、充電ケーブル本体43を流れる電流を制御する電気機器を内蔵するものである。
例えば、コントロールボックス42は、充電ケーブル本体43を流れる電流をオン/オフする。
コントロールボックス42は、略六面体のボックス状の外形を形成する。
コントロールボックス42は、後述する充電ケーブル本体43の途中に設けられる。
充電端子41は、外部から給電を受ける電気端子である。
充電端子41は、接触式で給電を受けてもよい。
充電端子41は、非接触式で給電を受けてもよい。
接触式で給電を受ける場合、充電端子41はコンセントを持っていてもよい。
例えば、充電端子41は、後述する車両側中継端子520に接合する端子である。
充電ケーブル本体43は、一端を車両から引き出されて、他端を充電端子41とに電気的に接続する。
または、充電ケーブル本体43は、一端を充電端子41に電気的に接続され、他端を給電プラグ(図示せず)に電気的に接続する。
【0023】
主構造体50は、複数のパレット200が移動できる経路である移動経路Kに沿って配され複数のパレット200を各々に置くことをできる複数の駐車空間を形成する構造体である。
主構造体50は、複数のパレット200が移動できる経路である移動経路Kに沿って連なる様に配され複数のパレット200を各々に置くことをできる複数の駐車空間を形成する構造体である。
移動経路Kは、循環経路であってもよい。
図1は、移動経路Kに沿う様に碁盤の目状に配された複数の駐車空間を形成される様子を示す。複数のパレット200を、複数の駐車空間に各々に置くことをできる。
【0024】
主構造体50は、固定側ガイド機構100で構成されてもよい。
主構造体50は、固定側ガイド機構100と主構造体フレーム150とで構成されてもよい。
固定側ガイド機構100は、基礎等の固定側に設けられ、後述するパレットをガイドする機構である。
主構造体フレーム150は、基礎等の固定側に設けられ、駐車空間を形成する構造体である。
【0025】
固定側ガイド機構100は、横送りガイド部材110で構成されてもよい。
固定側ガイド機構100は、1対の横送りガイド部材110で構成されてもよい。
横送りガイド部材110は、仮想横方向線Dxに沿って延びる長手部材で構成される。
1対の横送りガイド部材110は、1対の仮想横方向線Dxに沿って各々に延びる長手部材を各々に持つ。
【0026】
固定側ガイド機構100は、横送りガイド部材110と縦送りガイド部材120と1対の可動ガイド部材130とで構成されてもよい。
固定側ガイド機構100は、1対の横送りガイド部材110と縦送りガイド部材120と1対の可動ガイド部材130とで構成されてもよい。
【0027】
横送りガイド部材110は、仮想横方向線Dxに沿って延びる長手部材を持つ。
1対の横送りガイド部材110は、一対の仮想横方向線Dxに沿って各々に延びる1対の長手部材を持つ。
横送りガイド部材110は、1対の仮想横方向線Dxに沿って延び仮想縦方向線Dyに交差する箇所に所定の寸法Eだけ切り欠かれる切欠き部を設けられる長手部材を持ってもよい。
横送りガイド部材110は、1対の仮想横方向線Dxに沿って延び仮想縦方向線Dyに交差する箇所に両側に各々所定の寸法E/2づつ振り分けられて全体で寸法Eだけ切り欠かれる切欠き部を設けられる長手部材を持ってもよい。
長手部材は、所定の幅を持つ。
長手部材は、所定の幅をパレット200の後述するパレット側ガイド機構220のパレット側ガイドローラ221に挟まれる。
【0028】
縦送りガイド部材120は、仮想縦方向線Dyに沿って延び1対の仮想横方向線Dxに交差する箇所に所定の寸法Eだけ切り欠かれる切欠き部を各々に設けられた長手部材を持つ。
縦送りガイド部材120は、仮想縦方向線Dyに沿って延び1対の仮想横方向線Dxに交差する箇所に所定の寸法Eだけ切り欠かれる切欠き部を各々に設けられた長手部材を持ってもよい。
縦送りガイド部材120は、仮想縦方向線Dyに沿って延び仮想横方向線Dxに交差する箇所に両側に各々所定の寸法E/2づつ振り分けられて全体で寸法Eだけ切り欠かれる切欠き部を各々に設けられた長手部材を持ってもよい。
長手部材は、所定の幅を持つ。
長手部材は、所定の幅をパレット200の後述するパレット側ガイド機構220に挟まれ、パレット側ガイド機構220を長手方向に案内する。
【0029】
可動ガイド部材130は、仮想垂直線Fの回りに回転自在に各々に支持され所定の寸法Eより僅かに短い長手部材を持つ部材である。
仮想垂直線Fは、仮想縦方向線Dyと仮想横方向線Dxとの交差点を貫く仮想の垂直線である。
1対の仮想垂直線Fは、仮想縦方向線Dyと1対の仮想横方向線Dxとの1対の交差点を各々に貫く仮想の垂直線である。
可動ガイド部材130は、仮想垂直線Fの回りに揺動できる。
可動ガイド部材130は、揺動して、長尺部材の長手方向を仮想縦方向線Dyに沿わせる姿勢と、長尺部材の長手方向を仮想横方向線Dxに沿わせる姿勢との間で変化できる。
【0030】
主構造体フレーム150は、主構造体の主要構造である。
主構造体フレーム150は、主構造体架台151と給電端子支持構造体152と給電端子カバー153とパレットストッパ154とで構成される。
主構造体フレーム150は、複数の主構造体架台151と給電端子支持構造体152と給電端子カバー153とパレットストッパ154とで構成されてもよい。
主構造体架台151は、主構造フレームの基礎部材である。
例えば、複数の主構造体架台151は、複数の駐車空間を各々に形成する。
図は、主構造体架台151が駐車空間を囲う溝型鋼材で構成される様子を示す。
【0031】
給電端子支持構造体152は、主構造体架台151に固定され、後述する給電端子610を支持する構造である。
給電端子支持構造体152は、後述する特定駐車空間を形成する主構造体架台151に固定され、後述する給電端子610を支持する構造である。
図13は、給電端子支持構造体152の構造の一例を示す。
【0032】
給電端子カバー153は、給電端子610をカバーし、油、雨天等のしぶきがかかるのを防止する部材である。
図13は、給電端子カバー153の構造の一例を示す。
【0033】
パレットストッパ154は、パレット200が駐車空間からはみ出るのを防止するための部材である。
パレットストッパ154は、はみ出るパレット200のレール構造230の端部に当てるドックであってもよい。
例えば、パレットストッパ154は、はみ出るパレット200の横方向レール231の端部に当てるドックである。
例えば、パレットストッパ154は、はみ出るパレット200の縦方向レール232の端部に当てるドックである。
図15は、パレットストッパ154の構造の一例を示す。
【0034】
パレット200は、車両を各々に搭載可能な構造体である。
パレット200は、車両を搭載し後述する固定側ガイド機構100によりガイドされ、後述するパレット移動機構300により移動される。
【0035】
パレット200は、パレット主構造体210とパレット側ガイド機構220とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210とパレット側ガイド機構220と中継端子支持構造体250と車輪ガイド部材260とはみ出し防止部材270とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210と1対のパレット側ガイド機構220とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210と1対のパレット側ガイド機構220と少なくとも1個のパレット側副ガイド機構240とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210と1対のパレット側ガイド機構220と1対のパレット側副ガイド機構240とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210と1対のパレット側ガイド機構220とレール構造230と少なくとも1個のパレット側副ガイド機構240とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210と1対のパレット側ガイド機構220とレール構造230と2個のパレット側副ガイド機構240とで構成されてもよい。
パレット200は、パレット主構造体210と1対のパレット側ガイド機構220とレール構造230と2個のパレット側副ガイド機構240と中継端子支持構造体250と車輪ガイド部材260とはみ出し防止部材270とで構成されてもよい。
【0036】
パレット主構造体210は、上から見て略四辺形の形状を持ち車両を搭載可能な構造体である。
パレット主構造体210は、パレットの上面を形成するパレット上面構造体211と他の構造部材とで構成される。
パレット上面構造体211の上面には、車両の車輪が転動する1対の走行面Rが形成される。
パレット上面構造体211は、上面に後述する中継端子支持構造体250と車輪ガイド部材260とはみ出し防止部材270とを設けられる。
パレット上面構造体211は、下面に後述するパレット側ガイド機構220とレール構造230とパレット側副ガイド機構240とを設けられる。
【0037】
パレット側ガイド機構220は、パレット主構造体210の下側に設けられ、仮想パレット縦方向線Wの線上に位置する機構である。
1対のパレット側機構220は、パレット主構造体210の下側に設けられ、仮想パレット縦方向線Wの線上に互いに所定離間距離Lだけ離れて位置する機構であってもよい。
【0038】
パレット側ガイド機構220は、該パレット主構造体210の下面に設けられ、該パレット主構造体の1辺に略平行な仮想線である仮想パレット縦方向線Wの線上に位置する垂直線の回りに回転自在に(各々に)固定される機構であってもよい。
1対のパレット側ガイド機構220は、パレット主構造体210の下側に設けられ、仮想パレット縦方向線Wの線上に互いに所定離間距離Lだけ離れて位置する2つの垂直線の回りに回転自在に各々に固定される機構であってもよい。
【0039】
仮想パレット縦方向線Wは、パレット主構造体の一辺に略平行な仮想線である。
例えば、仮想パレット縦方向線Wは、パレット主構造体210の四辺形の輪郭の長辺に平行な仮想線である。
パレットがパレット主構造体の下側に下方に向いた面である転動面Sを設けられてもよい。
図2は、図面を正面に見て、パレットが左側と中央と右側との間で移動でき、パレットが上側と中央と下側との間で移動できる固定側ガイド機構を示す。
【0040】
パレット側ガイド機構220は、1対のパレット側ガイドローラ221とパレット側ガイドローラ支持部材222とで構成されてもよい。
パレット側ガイド機構220は、2対のパレット側ガイドローラ221とパレット側ガイドローラ支持部材222とで構成されてもよい。
1対のパレット側ガイドローラ221は、固定側ガイド機構100の長手部材を両サイドから挟む1対のローラである。
2対のパレット側ガイドローラ221は、2個のローラで固定側ガイド機構100の長手部材を両サイドから各々に挟む2対のローラである。
パレット側ガイドローラ支持部材222は、1対のパレット側ガイドローラ221を垂直軸の回りに回転自在に支持する。
パレット側ガイドローラ支持部材222は、パレット主構造体210に固定される。
パレット側ガイドローラ221の直径は、横送りガイド部材110の切欠き部Gの幅寸法より大きくてもよい。
パレット側ガイドローラ221の高さは、横送りガイド部材110の切欠き部Gの高さ寸法より大きくてもよい。
【0041】
レール構造230は、仮想横方向線Dxまたは仮想縦方向線Dyの移動させるため、後述するパレット移動機構300により支持されるレール面Sを形成する。
レール構造230は、1対の縦方向レール232と1対の横方向レール231とで構成されてもよい。
1対の縦方向レール232は、パレット主構造体の下側に仮想パレット縦方向線に平行に延びる様に設けられレール面Sを下方に向けるレールである
1対の横方向レール231は、仮想パレット縦方向線に直交して延びる様に設けられレール面Sを下方に向けるレールである。
縦方向レール232の両端部の下面は、端部から中心部へ移動するのに応じて下方へ移動する様に傾斜する傾斜面を持っていてもよい。
横方向レール231の両端部の下面は、端部から中心部へ移動するのに応じて下方へ移動する様に傾斜する傾斜面を持っていてもよい。
【0042】
1対の縦方向レール232は、パレットストッパ(図示せす)に当たって、パレット200が駐車空間から外れるのを防止する。
1対の横方向レール231は、後述するパレットストッパ154に当たって、パレット200が駐車空間から外れるのを防止する。
【0043】
少なくとも1個のパレット側副ガイド機構240は、パレット主構造体210に設けられ仮想パレット縦方向線Wから直交方向に所定離間距離Hだけ離れて位置する機構である。
少なくとも1個のパレット側副ガイド機構240は、パレット主構造体210に設けられパレット側ガイド機構220の位置から仮想パレット縦方向線Wの直交方向に所定離間距離Hだけ離れて位置する機構である。
1対のパレット側副ガイド機構240は、パレット主構造体210に設けられ仮想パレット縦方向線Wを境にして互いに反対側に位置してもよい。
1対のパレット側副ガイド機構240のうちの一方が仮想パレット縦方向線Wから直交方向に所定離間距離H1だけ離れて位置し、1対のパレット側副ガイド機構240のうちの他方が仮想パレット縦方向線Wから直交方向に所定離間距離H2だけ離れて位置してもよい。
図 4は、1対のパレット側副ガイド機構240を備えたパレット200を示す。
【0044】
パレット側副ガイド機構240は、1対のパレット側副ガイドローラ241とパレット側副ガイドローラ支持部材242とで構成されてもよい。
1対のパレット側副ガイドローラ241は、固定側ガイド機構100の長手部材を両サイドから挟む1対のローラであってもよい。
1対のパレット側副ガイドローラ241は、1対の横送りガイド部材を両サイドから挟む1対のローラであってもよい。
1対のパレット側副ガイドローラ241の一方は、1対の横送りガイド部材を一方のサイドから接して転動するローラであり、1対のパレット側副ガイドローラ241の他方は、1対の横送りガイド部材を他方のサイドから接して転動するローラである。
パレット側副ガイドローラ241の直径は、横送りガイド部材110の切欠き部Gの幅寸法より小さくてもよい。
パレット側副ガイドローラ241の高さは、横送りガイド部材110の切欠き部Gの高さ寸法より小さくてもよい。
【0045】
中継端子支持構造体250は、パレット200に設けられ、車両側中継端子520を支持する構造体である。
例えば、中継端子支持構造体250は、パレット主構造体の縁に沿った位置に設けられる。
例えば、中継端子支持構造体250は、走行面Rを避けてパレット主構造体の縁に沿った位置に設けられる。
【0046】
車輪ガイド部材260は、走行路Rを外れた車輪をガイドする部材である。
車輪ガイド部材260は、パレット主構造体の縁に沿った位置に中継端子支持構造体250に並んで設けられる。
1対の車輪ガイド部材260は、パレット主構造体の縁に沿った位置に中継端子支持構造体250を挟んで設けられる。
【0047】
はみ出し防止部材270は、充電ケーブル40がパレット200からはみ出るのを防止する部材である。
はみ出し防止部材270は、パレット主構造体の縁に沿って設けられる。
【0048】
パレット200が1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、1対のパレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、パレット側副ガイド機構240が固定側ガイド機構100により仮想横方向線Dxの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされる。
パレット200が1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、1対のパレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、1個のパレット側副ガイド機構240が固定側ガイド機構100により仮想横方向線Dxの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされてもよい。
パレット200が1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、1対のパレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、1対のパレット側副ガイド機構240が固定側ガイド機構100により仮想横方向線Dxの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされてもよい。
【0049】
パレット200が1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、1対のパレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、パレット側副ガイド機構240が横送りガイド部材110により仮想横方向線Dxの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされてもよい。
パレット200が1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、1対のパレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、1個のパレット側副ガイド機構240が1個の横送りガイド部材110により仮想横方向線Dxの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされてもよい。
パレット200が1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、1対のパレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、1対のパレット側副ガイド機構240が1対の横送りガイド部材110により仮想横方向線Dxの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされてもよい。
【0050】
1対のパレット側ガイド機構220が、縦送りガイド部材120、1対の横送りガイド部材110又は1対の可動ガイド部材130のうちのいずれかにより仮想縦方向線Dyまたは1対の仮想横方向線Dxのうちのどちらか一方に選択的に倣って移動する様に各々にガイドされてもよい。
1対のパレット側ガイド機構220が、縦送りガイド部材120により仮想縦方向線Dyに倣って移動する様に各々にガイドされる。
1対のパレット側ガイド機構220が、1対の横送りガイド部材110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされる。
1対のパレット側ガイド機構220が、1対の可動ガイド部材130により仮想縦方向線Dyまたは1対の仮想横方向線Dxのうちのどちらか一方に選択的に倣って移動する様に各々にガイドされる。
【0051】
パレット200が仮想縦方向線Dyに倣って移動するときに、パレット側副ガイド機構240が固定側ガイド機構100から外れてもよい。
パレット200が仮想縦方向線Dyに倣って移動するときに、1対のパレット側副ガイド機構240が固定側ガイド機構100から外れてもよい。
パレット200が仮想縦方向線Dxに倣って移動するときに、パレット側副ガイド機構240が横送りガイド部材110から外れてもよい。
パレット200が仮想縦方向線Dxに倣って移動するときに、1対のパレット側副ガイド機構240が1対の横送りガイド部材110から各々に外れてもよい。
図4に、切欠き部Gを設けられる横送りガイド部材110を示される。
例えば、パレット200が仮想縦方向線Dxに倣って移動するときに、パレット側副ガイド機構240が横送りガイド部材110から切欠き部Gを通過して外れる。
【0052】
1対のパレット側ガイド機構220が、縦送りガイド部材、1対の横送りガイド部材又は1対の可動ガイド部材のうちのいずれかに位置し仮想縦方向線または1対の仮想横方向線のうちの一方に選択的に倣って移動する2点の箇所である2点のガイド箇所のみにより各々にガイドされてもよい。
例えば、上から見て2点のガイド箇所を繋ぐ仮想線であるガイド仮想線が仮想縦方向線Dyと平行する。
1対のパレット側ガイド機構220の一方が、縦送りガイド部材、1対の横送りガイド部材又は1対の可動ガイド部材のうちのいずれかに位置する1点のガイド箇所にガイドされる。1対のパレット側ガイド機構220の他方が、縦送りガイド部材、1対の横送りガイド部材又は1対の可動ガイド部材のうちのいずれかに位置する他の1点のガイド箇所にガイドされる。
【0053】
パレット移動機構300は、複数のパレット200を移動経路Kに沿って移動させて複数の駐車空間に各々に位置させる機構である。
【0054】
パレット移動機構300は、転向式回転ローラ機構310で構成される。
パレット移動機構300は、転向式回転ローラ機構310と固定式回転ローラ機構(図示せず)とで構成されてもよい。
転向式回転ローラ機構310は、垂直軸F’の回りに転向する回転ローラでパレット200を仮想横方向線Dxまたは仮想縦方向線Dyに沿って選択的に移動させる機構である。
転向式回転ローラ機構310は、回転ローラ311でパレット200を仮想横方向線Dxに沿って移動させる。
転向式回転ローラ機構310は、回転ローラ311でパレット200を仮想縦方向線Dyに沿って移動させる。
【0055】
固定式回転ローラ機構(図示せず)は、回転ローラでパレット200を仮想横方向線Dxまたは仮想縦方向線Dyのどちらか一方に沿って移動させる機構である。
固定式回転ローラ機構は、縦送り回転ローラ機構と横送り回転ローラ機構とのうちの一方として機能する。
縦送り回転ローラ機構は、回転ローラ311でパレット200を仮想縦方向線Dyに沿って移動させる機構である。
横送り回転ローラ機構は、回転ローラ311でパレット200を仮想横方向線Dxに沿って移動させる機構である。
【0056】
転向式回転ローラ機構310は、少なくとも1対の回転ローラ311と1対の回転ローラ支持機構312と回転ローラ駆動機構313とで構成されてもよい。
転向式回転ローラ機構310は、1対の回転ローラ311と1対の回転ローラ支持機構312と回転ローラ駆動機構313とで構成されてもよい。
転向式回転ローラ機構310は、2対の回転ローラ311と2対の回転ローラ支持機構312と1対の回転ローラ駆動機構313とで構成されてもよい。
【0057】
回転ローラ311は、転動面Sに下方から接して転動面Sとの接点を水平面に沿って移動する様に回転できる機械要素である。
回転ローラ支持機構312は、回転ローラ311を垂直軸の回りに揺動自在に各々に支持する機構である。
回転ローラ駆動機構313は、回転ローラ311を回転駆動する機構である。
【0058】
図2は、2対の回転ローラ311と2対の回転ローラ支持機構312と1対の回転ローラ駆動機構313とで構成される転向式回転ローラ機構310を示す。
2対の回転ローラ311は、1対の駆動用回転ローラと1対のアイドル用回転ローラとで構成される。
1対の回転ローラ駆動機構313が、1対の駆動用回転ローラを回転駆動する。
【0059】
回転ローラ311は、縦方向レールのレール面または横方向レールのレール面のうちの一つに下方から接してレール面との接点を仮想縦方向線または仮想横方向線の一方に平行に移動する様に回転できる機械要素である。
回転ローラ支持機構312は、回転ローラ311を垂直軸F’の回りに揺動自在に各々に支持する機構である。
回転ローラ駆動機構313は、回転ローラ311を回転駆動する機構である。
【0060】
転向機構400は、1対の可動ガイド部材130を1対の仮想垂直線Fの回りに各々に揺動させることをできる機構である。
転向機構400は、1対の可動ガイド部材130を1対の仮想垂直線Fの回りに互いに反対の回転方向に各々に揺動させることをできてもよい。
この様にすると、転向機構400が1対の可動ガイド部材130を揺動させる際に、パレット200が1対の可動ガイド部材130から受ける1対の反力が互いに相殺しあうので、パレット200を移動させようとする力が作用しない。
転向機構400は、転向駆動機構410とリンク機構420とで構成される。
転向駆動機構410は、垂直軸F’の回りに揺動回転する回転軸である転向回転軸をもつ機構である。
リンク機構420は、転向回転軸の揺動に応じて1対の可動ガイド部材と少なくとも1対の回転ローラとを揺動させもよい。
【0061】
リンク機構420は、駆動機構転向レバー421と回転ローラ転向レバー422とガイドローラ転向レバー423と複数の転向用連結アーム424とで構成されてもよい。
駆動機構転向レバー421は、 転向駆動機構410の転向回転軸に固定されるレバー構造である。
回転ローラ転向レバー422は、回転ローラ311を水平軸の回りに回転自在に支持し垂直軸F’の回りに回転自在になったレバー構造である。
ガイドローラ転向レバー423は可動ガイド部材130を仮想垂直軸Fの回りに回転自在にするレバー構造である。
転向用連結アーム424は、駆動機構転向レバー421と回転ローラ転向レバー422とを連結する連結アームと回転ローラ転向レバー422と回転ローラ転向レバー422とを連結する連結アームと回転ローラ転向レバー422とガイドローラ転向レバー423とを連結する連結アームとで構成される。
例えば、転向用連結アーム424は、駆動機構転向レバー421と回転ローラ転向レバー422とを連結する1対の連結アームと回転ローラ転向レバー422と回転ローラ転向レバー422とを連結する1対の連結アームと回転ローラ転向レバー422とガイドローラ転向レバー423とを連結する1対の連結アームとで構成される。
【0062】
転向機構400が、1対の可動ガイド部材130を1対の仮想垂直線Fの回りに互いに反対の回転方向に各々に揺動させることをできてもよい。
転向機構400が、1対の回転ローラ311を1対の垂直軸F’の回りに互いに反対の回転方向に揺動させてもよい。
この様にすると、転向機構400が1対の可動ガイド部材130を揺動させる際に、パレット200が1対の回転ローラ311から受ける1対の反力が互いに相殺しあうので、パレット200を横移動させようとする力が作用しない。
【0063】
転向機構400が、1対の回転ローラ311を1対の垂直軸F’の回りに互いに反対の回転方向に揺動させて、同時に1対の可動ガイド部材130を1対の仮想垂直線Fの回りに互いに反対の回転方向に各々に揺動させてもよい。
【0064】
パレット側ガイド機構220が横送りガイド部材110によりガイドされるとき、パレット移動機構300が、パレット200を仮想横方向線Dxに倣って移動させて、パレット200を移動経路Kに沿って移動させることをできる。
パレット側ガイド機構220が横送りガイド部材110から外れるとき、パレット200移動機構300がパレット200を仮想横方向線Dxに交差する方向に沿って移動させてパレット200を移動経路Kから外れて移動させることをできる。
【0065】
パレット側ガイド機構220が可動ガイド部材130によりガイドされるとき、パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと1対の仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに交差する仮想線に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kから外れて移動させることをできる。
パレット側ガイド機構220が1対の可動ガイド部材130によりガイドされるとき、パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと1対の仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに交差する仮想線に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kから外れて移動させることをできてもよい。
パレット側ガイド機構220が縦送りガイド部材120、横送りガイド部材110又は可動ガイド部材130のうちの何れかによりガイドされるとき、パレット移動機構300が、駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに沿う仮想線に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kに沿って移動させることをできてもよい。
1対のパレット側ガイド機構220が縦送りガイド部材120、1対の横送りガイド部材110又は1対の可動ガイド部材130のうちの何れかによりガイドされるとき、パレット移動機構300が、駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと1対の仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに沿う仮想線に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kに沿って移動させることをできてもよい。
パレット側ガイド機構220が縦送りガイド部材120、横送りガイド部材110又は可動ガイド部材130のうちの何れかによりガイドされるとき、パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに交差する仮想線に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kから外れて移動させることをできてもよい。
パレット側ガイド機構220が縦送りガイド部材120、1対の横送りガイド部材110又は1対の可動ガイド部材130のうちの何れかによりガイドされるとき、パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと1対の仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに交差する仮想線に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kから外れて移動させることをできてもよい。
【0066】
中継機器500は、パレット200に設けられ、後述する給電端子610から電力を給電される駐車空間型中継端子510を有し、駐車空間側中継端子510に給電される電力を車両に中継できる電気機器である。
中継機器500は、駐車空間側中継端子510と車両側中継端子520と中継ケーブル530とで構成される。
【0067】
駐車空間側中継端子510は、後述する給電端子610に電気的に接続し、また電気的に遮断されることをできる端子である。
駐車空間側中継端子510は、後述する給電端子610に物理的に接触して、電気的に接続してもよい。
駐車空間側中継端子510は、後述する給電端子610に空間的に離れて、電気的に接続してもよい。
駐車空間側中継端子510は、パレットの縁に設けられてもよい。
例えば、駐車空間側中継端子510は、電気的に接触可能な駐車空間側中継端子接触面511を外側に向ける様に、パレットの縁に設けられてもよい。
パレット200が後述する特定駐車空間に位置するときに、駐車空間側中継端子510は後述する給電端子610に対向する。
例えば、パレット200が後述する特定駐車空間に位置するときに、駐車空間側中継端子510は駐車空間側中継端子接触面511を後述する給電端子610の給電端子接触子611に対面する。
図3、4は、駐車空間側中継端子510が、上から見てパレット200の短辺を形成する縁部に設けられるのを示す。
【0068】
車両側中継端子520は、パレット200の上面に固定され、充電ケーブル40の充電端子41により電気的に接続し、また電気的に遮断されることをできる端子である。
例えば、車両側中継端子520は、パレット200の中継端子支持構造体250に支持される。
【0069】
中継ケーブル530は、駐車空間側中継端子510と車両側中継端子520とを電気的に繋ぐケーブルである。
中継ケーブル530は、パレット200に固定される。
図3、4は、中継ケーブル530がパレットの側面に這わされ、駐車空間側中継端子510と車両側中継端子520とを電気的に繋ぐ様子を示す。
【0070】
電源装置600は、複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間である特定駐車空間に対応して配される少なくとも1つの給電端子610を有し、給電端子610に電力を給電できる電気機器である。
電源装置600は、1つまたは複数の給電端子610と給電ケーブル620と電源ボックス630とで構成される。
給電端子610は、特定駐車駐車空間に対応して固定される。
複数の給電端子610は、複数の特定駐車空間に対応して固定される。
電源ボックス630は、給電端子に610に給電ケーブル620を介して給電する電気機器である。
給電ケーブル620は、給電端子610と電源ボックス630と電気的に接続するケーブルである。
【0071】
特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610に電気的に接続する。
パレット移動機構300が特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610に電気的に接続する。
【0072】
特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kへ戻すと駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610から電気的に遮断される。
パレット移動機構300が特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kへ戻すと、駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610から電気的に遮断される。
【0073】
特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させるとパレット100が主構造体50にアースされる、
特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させるとパレット100が主構造体50にアースされ、中継機器500にアース用回路を提供する。
【0074】
アース用ブラシ700が、パレット200と主構造体50とのうちの一方に設けられてもよい。
特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、アース用ブラシ700がパレット200と主構造体50とのうちの他方に接触し、パレットが主構造体にアースされる。
特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、アース用ブラシ700がパレット200と主構造体50とのうちの他方に接触し、パレットが主構造体にアースされ、中継機器500にアース用回路を提供する。
図15は、アース用ブラシ700が主構造体架台151に固定される様子を示す。
【0075】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置の作用を説明する。
本発明の移動機構の作用を、横送り工程、転向工程、縦送り工程の順に実施する場合を例に、説明する。
図10は、横送り工程での固定側ガイド機構とパレットとの関係を示す。
図11は、縦送り工程での固定側ガイド機構とパレットとの関係を示す。
図10、
図11では、理解の容易のためにパレット主構造体を二点破線で示す。
パレット200が1対のパレット側副ガイド機構240を持つ場合を例に、説明する。
【0076】
(横送り工程)
1対の可動ガイド部材130が長手部材の長手方向を仮想横方向線Dxに沿わせている。
全ての転向ローラ311が接線を仮想横方向線Dxに沿わせていることを確認する。
回転ローラ駆動機構313を駆動させると、回転ローラ311が回転し、回転ローラと パレット200のレール面Sとの摩擦力がパレット200を仮想横方向線Dxに沿って移動させる。
パレット200が、1対のパレット側ガイド機構220を1対の横送りガイド部材110に各々に案内され、1対のパレット側副ガイド機構240を1対の横送りガイド部材110に各々に案内され、仮想横方向線Dxに沿って移動する。
パレット200が、垂直軸のまわりにガタつく動きを抑えられる。
回転ローラ駆動機構313が回転速度を制御し、パレット200の仮想パレット縦方向線Wが仮想縦方向線Dyに一致することをセンサ(図示せず)で確認すると、停止する。
パレット200が、仮想パレット縦方向線を仮想縦方向線Dyに一致させて、停止する。
パレット側副ガイド機構240が、横送りガイド部材110の切欠き部Gのある箇所に位置する。
【0077】
(転向工程)
転向機構を作動させて、可動ガイド部材130と転向式回転ローラ機構310を転向させる。
1対の可動ガイド130が長手部材の長手方向を仮想縦方向線Dyに沿わせている。
全ての転向ローラ311が接線を仮想縦方向線Dyに沿わせている。
【0078】
(縦送り工程)
回転ローラ駆動機構313を駆動させると、回転ローラ311が回転し、回転ローラと パレット200のレール面Sとの摩擦力がパレット200を仮想縦方向線Dyに沿って移動させる。
パレット200が、1対のパレット側ガイド機構220を縦送りガイド部材120に案内され、1対のパレット側副ガイド機構240を横送りガイド部材110から切欠き部Gを通過して外して、仮想縦方向線Dyに沿って移動する。
回転ローラ駆動機構313が回転速度を制御し、パレット200が所定の縦方向位置に一致することをセンサ(図示せず)で確認すると、停止する。
パレット200が、所定の縦方向位置に一致させて、停止する。
1対のパレット側副ガイド機構240が横送りガイド部材110に切欠き部Gを通過して嵌まる。
【0079】
縦送り工程、転向工程、横送り工程の順に実施する場合は、上述した手順を反対に行うので、説明を省略する。
【0080】
次に、本発明の駐車装置の作用を、充電工程を実施する場合を例に、説明する。
パレット100が移動経路Kに沿って移動して特定駐車空間に位置する。
図12の(A)は、パレット100が移動経路Kに沿って特定駐車空間に位置する様子を示す。
図13(A)は、駐車空間側中継端子510が給電端子610から電気的に遮断される様子を示す。
図15(A)は、パレット200がパレットストッパ154から所定の距離J以上に離れている様子を示す。
図15(A)は、主構造体50に固定されるアース用ブラシ700が、パレット200から離れる様子を示す。
パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させる。
図12(B)は、パレット100が移動経路Kから外れて特定駐車空間に位置する様子を示す。
図13(B)は、駐車空間側中継端子510が給電端子610に電気的に接続される様子を示す。
図15(B)は、パレット200がパレットストッパ154に所定の距離Jだけ接近する様子を示す。
図15(B)は、主構造体50に固定されるアース用ブラシ700が、パレット200に接触する様子を示す。
パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kに戻し、充電工程を終了する。
【0081】
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図17は、本発明の第二の実施形態に係る駐車装置の平面図である。
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置の主要な構造は、本発明の第一の実施形態にかかる車両搬送機構の構造と同じなので、同じ構造の説明を省略し、異なる点のみを説明する。
【0082】
本発明の第二の実施形態意にかかる駐車装置は、電力を給電される車両を駐車させる装置である。
本発明の第二の実施形態意にかかる駐車装置は、主構造体50と複数のパレット200と電源装置600と複数の中継機器500とパレット移動機構300とで構成される。
本発明の第二の実施形態意にかかる駐車装置は、主構造体50と複数のパレット200と電源装置600と複数の中継機器500とパレット移動機構300と転向機構400とで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態意にかかる駐車装置は、主構造体50と複数のパレット200と電源装置600と複数の中継機器500とパレット移動機構300とアース用ブラシ700で構成されてもよい。
【0083】
充電ケーブルの構造は、第一の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0084】
主構造体50は、複数のパレット200が移動できる経路である移動経路Kに沿って配され複数のパレット200を各々に置くことをできる複数の駐車空間を形成する構造体である。
主構造体50は、複数のパレット200が移動できる経路である移動経路Kに沿って連なる様に配され複数のパレット200を各々に置くことをできる複数の駐車空間を形成する構造体である。
移動経路Kは、循環経路であってもよい。
図17は、矩形の循環経路に沿う様に碁盤の目状に配された複数の駐車空間を形成される様子を示す。複数のパレットを200は、複数の駐車空間に各々に置くことをできる。
【0085】
その他の構造は、第一の実施形態の駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0086】
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置の作用は、パレット移動機構300が複数のパレット200を循環経路Kに沿って移動させる他は、第一の実施形態にかかる車両搬送装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0087】
また、本発明の実施形態に係る駐車装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数の車両を各々に搭載できる複数のパレット200を各々に置ける複数の駐車空間を移動経路Kに沿って配し、電源装置600が特定駐車空間に対応して配置される少なくとも1つの給電端子610に電力を給電でき、パレット移動機構300が複数のパレット200を移動経路Kに沿って移動させて複数の駐車空間に置き、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、パレット200に設けられる駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された電力を給電される給電端子610に電気的に接続する様にしたので、移動経路Kに沿って配される駐車空間に車両をパレット200に搭載して駐車でき、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させて給電端子610からパレット200に設けられる駐車空間側中継端子510に給電可能になる。
また、パレット移動機構300が特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、パレット200に設けられる駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された電力を給電される給電端子610に電気的に接続する様にしたので、移動経路Kに沿って配される駐車空間に車両をパレット200に搭載して駐車でき、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させて給電端子610からパレット200に設けられる駐車空間側中継端子510に給電可能になる。
また、特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kへ戻すと、駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610から電気的に遮断される様にしたので、特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kへ戻して、駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610から電気的に遮断される。
また、パレット移動機構300が特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kへ戻すと、駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610から電気的に遮断される様にしたので、特定駐車空間に位置し移動経路Kから外れるパレット200を移動経路Kへ戻して駐車空間側中継端子510が特定駐車空間に対応して配された給電端子610から電気的に遮断される。
また、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、パレット200を主構造体50にアースする様にしたので、パレット200をアースし、中継機器500にアース点を提供できる。
また、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させると、アース用ブラシ700がパレット200と主構造体50とのうちの他方に接触しパレット200が主構造体50にアースされる様にしたので、パレット200をアースし、中継機器500にアース点を提供できる。
また、パレット200が互いに所定離間距離Lだけ離れて平行な1対の仮想横方向線Dxに沿って移動するときに、上から見て略四辺形の形状をもつパレット主構造体210の下部に仮想パレット縦方向線Wの線上に互いに所定離間距離Lだけ離れて位置する1対)パレット側ガイド機構220が1対の横送りガイド機構110により1対の仮想横方向線Dxに倣って移動する様に各々にガイドされ、パレット主構造体210に設けられ仮想パレット縦方向線Wから直交方向へ所定離間距離Hだけ離れて位置する少なくとも1個のパレット側副ガイド機構240が固定側ガイド機構100により仮想横方向線Dxへの直交方向への移動を拘束され仮想横方向線Dxに倣って移動自在に案内される様にガイドされ、パレット側ガイド機構220が横送りガイド部材110から外れて、パレット移動機構300がパレット200を仮想横方向線Dxに交差する方向に沿って移動させてパレット200を移動経路Kから外れて移動させることをできる様にしたので、移動経路Kに沿って配される駐車空間に車両をパレット200に搭載して駐車でき、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させて給電端子610からパレット200に設けられる駐車空間側中継端子510に給電可能になる。
また、縦送りガイド部材120と1対の横送りガイド部材110とを互いに直交する様に配し、その交差する位置に揺動できる1対の可動ガイド部材130を配し、パレット200の下側に縦送りガイド部材120、1対の横送りガイド部材110又は1対の可動ガイド部材130のうちのいずれかにより仮想縦方向線Dyまたは1対の仮想横方向線Dxのうちのどちらか一方に選択的に倣って移動する様にガイドされる1対のパレット側ガイド機構220を配する様にしたので、車両を搭載したパレット200を縦方向または横方向に移動させることをでき、1対のパレット側ガイド機構220が縦送りガイド部材120、1対の横送りガイド部材110又は1対の可動ガイド部材130のうちの何れかによりガイドさせ、パレット移動機構300が、特定駐車空間に位置するパレット200を仮想縦方向線Dyと1対の仮想横方向線Dxとのうちの移動経路Kに交差する方向に沿って移動させて、パレット200を移動経路Kから外れて移動ささせることをできる様にしたので、移動経路Kに沿って配される駐車空間に車両をパレット200に搭載して駐車でき、特定駐車空間に位置するパレット200を移動経路Kから外れて所定の距離Jだけ移動させて給電端子610からパレットに設けられる駐車空間側中継端子510に給電可能になる。
【0088】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
本発明を、運搬格納式駐車装置に適用する例で説明したが、これに限定されない。例えば、他の形式の駐車装置に適用してもよい。