特許第6150581号(P6150581)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6150581
(24)【登録日】2017年6月2日
(45)【発行日】2017年6月21日
(54)【発明の名称】センサユニット
(51)【国際特許分類】
   G01L 19/14 20060101AFI20170612BHJP
【FI】
   G01L19/14
【請求項の数】12
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-65535(P2013-65535)
(22)【出願日】2013年3月27日
(65)【公開番号】特開2013-205418(P2013-205418A)
(43)【公開日】2013年10月7日
【審査請求日】2016年3月24日
(31)【優先権主張番号】10 2012 204 904.5
(32)【優先日】2012年3月27日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100099483
【弁理士】
【氏名又は名称】久野 琢也
(72)【発明者】
【氏名】ミヒャエル シュリツクス
(72)【発明者】
【氏名】シュテファン レーエンベルガー
(72)【発明者】
【氏名】ローベルト ヘングラー
(72)【発明者】
【氏名】ドミトリー アラノヴィチ
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン プフレーガー
(72)【発明者】
【氏名】フィリプ マーティン レンク
(72)【発明者】
【氏名】ペーター ディーゼル
【審査官】 森 雅之
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/047919(WO,A1)
【文献】 特許第5108944(JP,B2)
【文献】 特開平8−233848(JP,A)
【文献】 特開平4−131726(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護スリーブ(20)を備えるセンサユニットであって、
前記保護スリーブ(20)の中には、液圧ブロックの圧力を検出する少なくとも1つの測定セル(50)と、プリント基板(40)を備える回路支持体(60)とが配置されており、
前記プリント基板(40)は、少なくとも1つの電子部品及び/又は電気部品(44.1,44.2)を備える電子回路(44)を含み、
前記測定セル(50)は、少なくとも1つの接続点(54)を有しており、
前記接続点(54)を介して前記測定セル(50)の少なくとも1つの電気出力信号が取り出し可能であり、
前記回路支持体(60)は、前記測定セル(50)の前記少なくとも1つの電気出力信号を取り出して前記電子回路(44)に印加する内部インターフェース(26)を有しており、
外部インターフェース(28)を介して、前記電子回路(44)の出力信号が取り出し可能であり、
前記内部インターフェース(26)は、前記保護スリーブ(20)の第1の端部(20.1)に形成されており、前記外部インターフェース(28)は、前記保護スリーブ(20)の第2の端部(20.2)に形成されている、
センサユニットにおいて、
前記プリント基板(40)は、ベース支持体(42)を含み、
前記ベース支持体(42)は、第1の端面において、第1の継手形状部(42.3)を有しており、
前記第1の継手形状部(42.3)は、前記回路支持体(60)のベースボディ(62)に設けられた外側の継手形状部(62.1)と接合されており、
前記プリント基板(40)の前記ベース支持体(42)は、第2の端面において、第2の継手形状部(42.1)を有しており、
前記第2の継手形状部(42.1)は、前記保護スリーブ(20)の前記第2の端部(20.2)に配置された支持ユニット(30)のベースボディ(32)に設けられた継手形状部(32.1)と接合されており、
前記支持ユニット(30)は、前記プリント基板(40)を、前記保護スリーブ(20)に対して支持しており、
前記内部インターフェース(26)は、前記回路支持体(60)と前記プリント基板(40)との間の導電接続を形成し、前記導電接続は、差し込み接続として構成されている、
ことを特徴とするセンサユニット。
【請求項2】
前記回路支持体(60)の前記ベースボディ(62)は、内側の継手形状部(62.2)を備える円筒として形成されており、
前記内側の継手形状部(62.2)は、前記測定セル(50)の外側輪郭(56)に適合しており、前記測定セル(50)を包囲している、
ことを特徴とする請求項1記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記回路支持体(60)の前記ベースボディ(62)に設けられた前記外側の継手形状部(62.1)は、2つの収容ポケットを含み、
前記収容ポケットは、それぞれ、前記プリント基板(40)の電気的コンタクトのための少なくとも1つの第1のコンタクト手段(64.1)を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記少なくとも1つの第1のコンタクト手段(64.1)は、前記回路支持体(60)の前記ベースボディ(62)の表面に外在する導体路(64.2)を介して、前記測定セル(50)の電気的コンタクトのための少なくとも1つの第2のコンタクト手段(64.3)と接続されている、
ことを特徴とする請求項3記載のセンサユニット。
【請求項5】
前記プリント基板(40)の前記第1の継手形状部(42.3)は、前記ベース支持体(42)の切欠部として形成されており、
前記切欠部は、2つの対向する側において、それぞれガイド脚部(42.4)によって画定されており、
前記プリント基板(40)の前記第1の継手形状部(42.3)の2つの前記ガイド脚部(42.4)は、それぞれ、前記回路支持体(60)の前記外側の継手形状部(62.1)の収容ポケットと接合されている、
ことを特徴とする請求項3又は4記載のセンサユニット。
【請求項6】
前記プリント基板(40)の前記ベース支持体(42)は、前記第1の継手形状部(42.3)の領域において、第1のコンタクト手段(46.1)を有しており、
前記第1のコンタクト手段(46.1)は、前記回路支持体(60)の前記ベースボディ(62)に設けられた前記外側の継手形状部(62.1)の領域にある、対応する第1のコンタクト手段(64.1)と共に、電気的な前記内部インターフェース(26)を形成している、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のセンサユニット。
【請求項7】
前記プリント基板(40)の前記ベース支持体(42)は、前記第2の継手形状部(42.1)の領域において、第2のコンタクト手段(46.2)を有しており、
前記第2のコンタクト手段(46.2)は、対応する外部のコンタクト手段(70)によってコンタクト可能であり、電気的な前記外部インターフェース(28)を形成している、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載のセンサユニット。
【請求項8】
前記第2のコンタクト手段(46.2)は、冗長的なコンタクト面として構成されており、
前記冗長的なコンタクト面は、それぞれ、前記プリント基板(40)の前記ベース支持体(42)の表面及び裏面に配置されている、
ことを特徴とする請求項7記載のセンサユニット。
【請求項9】
前記支持ユニット(30)は、前記外部のコンタクト手段(70)を案内するためのガイド手段(32.2)を有している、
ことを特徴とする請求項7又は8記載のセンサユニット。
【請求項10】
前記外部のコンタクト手段(70)は、2つの脚部(72)を備えるコンタクトクリップとして構成されており、
2つの前記脚部(72)は、前記プリント基板(40)の前記ベース支持体(42)の差込方向に対して垂直にコンタクト力(Fk)が作用するように、冗長的なコンタクト面として構成された前記第2のコンタクト手段(46.2)の上に被せられている、
ことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項記載のセンサユニット。
【請求項11】
前記プリント基板(40)は、前記支持ユニット(30)及び/又は前記回路支持体(60)の径方向に対して垂直に立設されている、
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載のセンサユニット。
【請求項12】
前記プリント基板(40)は、前記センサユニットの垂直軸に対して所定の傾斜角度を有する、
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載のセンサユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項1の上位概念に記載のセンサユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、国際公開第2009/007286号広報から、圧力測定セルのための接続ユニットが公知である。この公知の接続ユニットは、保護スリーブを含み、該保護スリーブの中には、特に液圧ブロックの圧力を検出する少なくとも1つの測定セルと、垂直に立設されたプリント基板を有する回路支持体とが配置されており、前記プリント基板は、少なくとも1つの電子部品及び/又は電気部品を備える電子回路を含む。回路支持体は、円筒形の下部領域と円筒形の上部領域とを有しており、これらの領域は、長方形の中央の区分を介して互いに接続されており、垂直に立設されたプリント基板は、回路支持体の2つの円筒形の区分同士の間に、長方形の中央の区分に対して平行に配置されている。圧力測定セルは、少なくとも1つの接続点を有しており、この接続点を介して、圧力測定セルの少なくとも1つの電気出力信号が取り出し可能である。回路支持体は、圧力測定セルの少なくとも1つの電気出力信号を取り出して電子回路に印加する内部インターフェースと、外部インターフェースとを有しており、該外部インターフェースを介して、電子回路の出力信号が取り出し可能である。ここでは、内部インターフェースは、保護スリーブの第1の端部に形成されており、外部インターフェースは、保護スリーブの第2の端部に形成されている。さらに回路支持体は、接続点を電子回路とコンタクトさせるために、少なくとも1つの外在する導体路を有する。さらに、少なくとも1つのコンタクト手段が設けられており、該コンタクト手段を介して電子回路の出力信号が取り出し可能であり、前記電子回路は、回路支持体の、少なくとも1つの外在する導体路を介してこのコンタクト手段に接続されている。圧力測定セルと回路支持体の間のコンタクト、乃至、回路支持体とプリント基板の間のコンタクト、乃至、電子部品同士の間のコンタクトは、相応の導電性接着剤による接続によって行われる。この導電性接着剤による接続を形成するために、回路支持体は、導電性接着剤ドームを有しており、圧力測定セル乃至プリント基板乃至電子部品は、対応する導電性接着剤面を有している。回路支持体は、有利には、電気めっき可能なプラスチックからなるプラスチックプレ射出成形体と、電気めっき不能な第2のプラスチックから形成されており、導体路及び導電性接着剤ドームは、電気めっきプロセスによって、電気めっきされたプラスチックの上の金属の表面コーティングとして形成される。接続ユニットと組付け制御装置とを解離可能に直接接続させるために、相応のコンタクト手段は、有利にはコンタクトリベットとして構成されており、コンタクトリベットは、導電性接着剤を用いて、導体路と接続された開口の中に接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2009/007286号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、上述した従来技術を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような従来技術に対して、独立請求項1に記載した特徴を有する本発明のセンサユニットは、特にコンパクトに構築することができるという利点を有している。なぜなら、本発明の回路支持体は、内部インターフェースのみを形成しており、保護スリーブの第1の端部に配置されているからである。プリント基板は、保護スリーブの内部で、同時に構造部材として構成されており、第1の端面において回路支持体と接合されている。プリント基板は、第2の端面においては、プリント基板を保護スリーブに対して支持する支持ユニットと接合されている。これによって有利には、センサユニットの構造高さを低減することができる。
【0006】
本発明のセンサユニットの実施形態は、モジュラー式の構造を有しており、従って有利には、種々のセンサ及びユーザインターフェースを使用することができる。さらには、支持ユニット及び回路支持体と接続された保護スリーブによって、統合された接触保護を提供することができ、この接触保護によって、組付中、乃至、使用中おける故障可能性が低減される。さらに、外部インターフェースのために、有利には、プリント基板に対して外部の静的なコンタクト力が作用することのない、冗長的なコンタクト手段を提供することができる。
【0007】
本発明の核心部分は、これまでは離散的だった複数の部品乃至機能を、1つの構成部材に統合して組み合わせることにある。このように組み合わされた構成部材は、より大きな自由度を有しているので、よりフレキシブルに使用することができる。多重の機能を有する、このような組み合わされた構成部材を使用することによって、測定セルを電気的にコンタクトさせる回路支持体と、該回路支持体に差し込み及び/又は接着された、有利には両側で実装可能な垂直に立設されたプリント基板と、有利には前記垂直に立設されたプリント基板の上に被せ嵌められた及び/又は接着された支持エレメントと、測定セルを支持するフランジを備えた保護スリーブと、を含むモジュラー式の結合体からなるセンサユニットが提供される。プリント基板の上には、例えば測定セルの生信号の信号増幅及び/又は処理を実施する電子回路が配置されている。さらに、特定用途向け集積回路(ASIC)を使用する場合には、プリント基板の上に相応の保護回路を設けることができる。付加機能として、支持エレメントの中に、プリント基板の第2のコンタクト手段と共に外部インターフェースを形成する外側のコンタクト手段を案内するためのガイド手段を設けることができる。
【0008】
本発明の実施形態は、保護スリーブを有するセンサユニットであって、前記保護スリーブの中には、特に液圧ブロックの圧力を検出する少なくとも1つの測定セルと、実質的に垂直に立設されたプリント基板を備える回路支持体とが配置されており、前記プリント基板は、有利には両側で実装可能な、少なくとも1つの電子部品及び/又は電気部品を備える電子回路を含む、センサユニットを提供する。前記測定セルは、少なくとも1つの接続点を有しており、前記接続点を介して、前記測定セルの少なくとも1つの電気出力信号が取り出し可能である。前記回路支持体は、前記測定セルの前記少なくとも1つの電気出力信号を取り出して前記電子回路に印加する内部インターフェースを有する。外部インターフェースを介して、前記電子回路の出力信号が取り出し可能である。ここで、前記内部インターフェースは、前記保護スリーブの第1の端部に形成されており、前記外部インターフェースは、前記保護スリーブの第2の端部に形成されている。本発明によれば、実質的に垂直に立設された前記プリント基板は、ベース支持体を含み、前記ベース支持体は、第1の端面において、第1の継手形状部を有しており、前記第1の継手形状部は、前記回路支持体のベースボディに設けられた外側の継手形状部と接合されており、前記プリント基板の前記ベース支持体は、第2の端面において、第2の継手形状部を有しており、前記第2の継手形状部は、前記保護スリーブの前記第2の端部に配置された支持ユニットのベースボディに設けられた継手形状部と接合されており、前記支持ユニットは、前記プリント基板を、前記保護スリーブに対して支持している。
【0009】
従属請求項に記載された手段及び実施形態によって、独立請求項1に記載されたセンサユニットを有利に改善することができる。
【0010】
特に有利には、前記回路支持体の前記ベースボディは、内側の継手形状部を備える円筒として形成することができ、前記内側の継手形状部は、前記測定セルの外側輪郭に適合しており、前記測定セルを包囲している。有利には、回路支持体は、少なくとも、電気めっき可能な第1のプラスチックからなるプラスチックプレ射出成形体と、電気めっき不能な第2のプラスチックから形成されており、導体路及びコンタクト手段は、電気めっきプロセスによって、金属の表面コーティングとして、電気めっき可能なプラスチックの上に被着されている。択一的に、電気めっき不能な第2のプラスチックからなるプラスチックプレ射出成形体を製造して、電気めっき可能な第1のプラスチックの射出成形によって少なくとも部分的に被覆することができる。回路支持体は、例えば2成分射出成形技術(MID-2K-Technik)によって製造することができる。つまり、射出成形された回路支持体(Moulded Interconnected Device)は、2つの成分からなり、この2つの成分は、電気めっき可能な第1のプラスチックを含んでおり、この第1のプラスチックが、電気めっき不能な第2のプラスチックの射出成形によって少なくとも部分的に被覆されるのである。択一的に、電気めっき不能な第2のプラスチックを、電気めっき可能な第1のプラスチックの射出成形によって少なくとも部分的に被覆することもできる。プレ射出成形体の、部分的に突出した表面は、電気めっきプロセスによって金属の表面層で被覆され、その結果、外在する導体路及びコンタクト手段が形成される。このような射出成形されたMID回路支持体の使用は、改善された成形自由度、及び、電気的機能と機械的機能との統合のために、センサユニットのための接続ユニットの小型化を推進することができるので、本使用事例において特に良好に適している。選択的には、この回路支持体は、レーザを用いて直接構造化可能なMIDにより製造してもよい。この場合、MID回路支持体は射出成形体からなり、ここでは、導体路及びコンタクト手段の箇所がレーザを用いて構造化された後、電気めっきプロセスによって金属の表面層で被覆される。択一的に、回路支持体を、プラスチックの射出成形によって周囲が取り囲まれた打ち抜き部材として製造することもできる。
【0011】
本発明のセンサユニットの有利な実施形態において、前記回路支持体の前記ベースボディに設けられた前記外側の継手形状部は、2つの収容ポケットを含み、前記収容ポケットは、それぞれ、前記プリント基板の電気的コンタクトのための少なくとも1つの第1のコンタクト手段を含むことができる。前記少なくとも1つの第1のコンタクト手段は、例えば、前記回路支持体の前記ベースボディの表面に外在する導体路を介して、前記測定セルの電気的コンタクトのための少なくとも1つの第2のコンタクト手段と接続することができる。
【0012】
本発明のセンサユニットの別の有利な実施形態において、前記プリント基板の前記第1の継手形状部は、前記ベース支持体の切欠部として形成することができ、前記切欠部は、2つの対向する側において、それぞれガイド脚部によって画定されており、前記プリント基板の前記第1の継手形状部の2つの前記ガイド脚部は、それぞれ、前記回路支持体の前記外側の継手形状部の収容ポケットと接合されている。ここでは、ガイド脚部は、収容ポケットの中において内側のガイド縁部を介して案内する、及び/又は、保護スリーブの内側輪郭において外側のガイド縁部を介して案内することができる。収容ポケットの形状を相応に構成することによって、プリント基板が、要求に応じて、センサユニットの垂直軸に対して所定の小さい傾斜角度を有するようにすることができる。実質的に垂直に立設された前記プリント基板の前記ベース支持体は、前記第1の継手形状部の領域において、第1のコンタクト手段を有しており、前記第1のコンタクト手段は、前記回路支持体の前記ベースボディに設けられた前記外側の継手形状部の領域にある、対応する第1のコンタクト手段と共に、電気的な前記内部インターフェースを形成している。
【0013】
本発明のセンサユニットの別の有利な実施形態においては、実質的に垂直に立設された前記プリント基板の前記ベース支持体は、前記第2の継手形状部の領域において、第2のコンタクト手段を有しており、前記第2のコンタクト手段は、対応する外部のコンタクト手段によってコンタクト可能であり、電気的な前記外部インターフェースを形成している。有利には、前記第2のコンタクト手段は、冗長的なコンタクト面として構成されており、前記冗長的なコンタクト面は、それぞれ、前記プリント基板のベース支持体の表面及び裏面に配置されている。前記外部のコンタクト手段は、例えば、2つの脚部を備えるコンタクトクリップとして構成することができ、2つの前記脚部は、前記プリント基板の前記ベース支持体の差込方向に対して垂直にコンタクト力が作用するように、冗長的なコンタクト面として構成された前記第2のコンタクト手段の上に被せられている。従って、残りのプリント基板、特に内部インターフェースは、力が作用しないままである。第2のコンタクト手段の冗長的な構成、及び、ベース支持体の差込方向に対して垂直に作用するコンタクト力により、例えば汚染によって引き起こされる非理想的なコンタクトのせいで、外部インターフェースの電気的及び/又は機械的接続が故障して機能不全が生じることがなくなる。上述したコンタクト形状によって、より大きなコンタクト力も可能となるので、場合によっては、例えば金のような高価なコンタクト材料を省略することができる。
【0014】
本発明のセンサユニットの有利な別の実施形態においては、前記支持ユニットは、前記外部のコンタクト手段を案内するためのガイド手段を有することができる。これによって、外部インターフェースは、支持ユニットの構成によって、種々異なる顧客要求に可変的に適合させることができる。
【0015】
本発明の実施例を図面に示し、以下の記載にてより詳細に説明する。図面では、同じ参照符号は、同じ又は類似の機能を担うコンポーネント乃至エレメントを表す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明のセンサユニットの概略斜視図である。
図2図2は、保護スリーブ無しの、本発明のセンサユニットの概略斜視図である。
図3図3は、測定セルをセンサ支持体と接合する前の、図1又は2の本発明のセンサユニットのための、固定フランジ及び測定セルを備えたセンサ支持体の概略斜視図である。
図4図4は、回路支持体をセンサ支持体と接合する前の、図1又は2の本発明のセンサユニットのための、センサ支持体及び回路支持体の概略斜視図である。
図5図5は、図1又は2の本発明のセンサユニットのための、回路支持体が接合されたセンサ支持体の概略斜視図である。
図6図6は、図1又は2の本発明のセンサユニットのための、支持ユニットと接合されたプリント基板を接合する前の、保護スリーブと接合されたセンサ支持体の概略斜視図である。
図7図7は、支持ユニット及び保護スリーブのない、プリント基板を接合する前の、図1又は2の本発明のセンサユニットの概略斜視図である。
図8図8は、図1又は2の本発明のセンサユニットのためのプリント基板の概略斜視図である。
図9図9は、図1又は2の本発明のセンサユニットのためのプリント基板の概略斜視図である。
図10図10は、図1又は2の本発明のセンサユニットのための外部コンタクト手段の概略斜視図である。
図11図11は、外部コンタクト手段が被せられた、図1又は2の本発明のセンサユニットのためのプリント基板の概略斜視図である。
図12図12は、別の視角から見た、図11の詳細図である。
図13図13は、外部コンタクト手段が被せられた、図1又は2の本発明のセンサユニットの上側部分の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜13から見て取れるように、図示した実施例による本発明のセンサユニット1は、保護スリーブ20を含む。保護スリーブ20の中には、特に車両ブレーキシステムにおける電磁弁制御された流体の液圧を検出する少なくとも1つの測定セル50と、実質的に垂直に立設されたプリント基板40を備える回路支持体60とが配置されている。プリント基板40は、有利には両側で実装可能に構成されており、例えば測定セル50の生信号の信号増幅及び/又は処理を実施する少なくとも1つの電子部品及び/又は電気部品44.1,44.2を備える電子回路44を含む。図示した実施例においては、電子回路44は、特定用途向け集積回路(ASIC)44.1と、相応の保護回路とを含む。測定セル50は、液圧を少なくとも1つの電気出力信号に変換し、少なくとも1つの接続点54を有する。この接続点40を介して、測定セル50の前記少なくとも1つの電気出力信号が取り出し可能である。回路支持体60は、内部インターフェース26を有しており、内部インターフェース26は、測定セル50の前記少なくとも1つの出力信号を取り出して、電子回路44に印加する。さらに、電子回路44の前記出力信号は、さらに、外部インターフェース28を介して取り出し可能である。ここでは、内部インターフェース26は、保護スリーブ20の第1の端部20.1に形成されており、外部インターフェース28は、保護スリーブ20の第2の端部20.2に形成されている。保護スリーブ20は、過度な機械的負荷からセンサユニット1の内部構造を保護する。本発明によれば、実質的に垂直に立設されたプリント基板40は、ベース支持体42を含む。ベース支持体42は、第1の端面において第1の継手形状部42.3を有しており、第1の継手形状部42.3は、回路支持体60のベースボディ62に設けられた外側の継手形状部62.1と接合されている。ベース支持体42は、第2の端面において第2の継手形状部42.1を有しており、第2の継手形状部42.1は、保護スリーブ20の第2の端部20.2に配置された支持ユニット30のベースボディ32に設けられた、継手形状部32.1と接合されている。支持ユニット30は、プリント基板40を、保護スリーブ20に対して支持している。
【0018】
図1及び2から見て取れるように、図示した実施例の保護スリーブ20は中空円筒として形成されており、第1の端部20.1において段部22を有する。保護スリーブ20は、段付けられた第1の端部20.1においてセンサ支持体10と接合されている。センサ支持体10は、固定フランジ12と、測定端子18とを有する。測定端子18は、センサユニット1が圧力センサユニットとして実施されている本実施例においては、セルフクリンチング(圧入)端子として構成されている。固定フランジ12は、フランジ縁部12.1を有する。フランジ縁部12.1の上には保護スリーブ20が支持されており、フランジ縁部12.1を介して、センサユニット1を流体ブロック(図示せず)とかしめることができる。固定フランジ12はさらに、段付けられたフランジ表面14を含み、フランジ縁部12.1とフランジ表面14との間の段部16は、図示した実施例においては接続領域として使用され、この接続領域の上に保護スリーブ20が押しつけられている。付加的に、保護スリーブ20を、段部16からフランジ縁部12.1への移行領域において、固定フランジ12と溶接してもよい。保護スリーブ20の段部22乃至くびれ部の高さは、フランジ縁部12.1を介したセンサユニット1と流体ブロック(図示せず)とのかしめが、かしめ工具を用いて可能となるように選択されている。保護スリーブ20の下側の第1の端部20.1に段部を設ける構成によって、有利には、センサ支持体10の固定フランジ12の直径をより小さくすることが可能となる。しかしながら択一的に、保護スリーブ20に段部22を設けないように構成することも可能である。
【0019】
図2〜7から見て取れるように、回路支持体60のベースボディ62は、図示した実施例においては、内側の継手形状部62.2を有する円筒として形成されている。内側の継手形状部62.2は、測定セル50の外側輪郭56に適合しており、測定セル50を包囲している。回路支持体60のベースボディ62に設けられた外側の継手形状部62.1は、2つの収容ポケットを有する。これら2つの収容ポケットはそれぞれ、プリント基板40の電気的コンタクトのための少なくとも1つの第1のコンタクト手段64.1を含む。この少なくとも1つの第1のコンタクト手段64.1は、回路支持体60のベースボディ62の表面に外在する導体路64.2を介して、測定セル50の電気的コンタクトのための少なくとも1つの第2のコンタクト手段64.3に接続されている。プリント基板40の第1の継手形状部42.3は、ベース支持体42の切欠部として構成されており、この切欠部は、2つの対向する側において、それぞれガイド脚部42.4によって画定されている。プリント基板40の第1の継手形状部42.3の2つのガイド脚部42.4は、それぞれ、回路支持体60の外側の継手形状部62.1の収容ポケットと接合されている。図示した実施例においては、プリント基板40の2つのガイド脚部42.4は、内側のガイド縁部42.5を介して、回路支持体60の収容ポケット62.1の中に案内されている。付加的又は択一的に、プリント基板40のガイド脚部42.4を、保護スリーブ20の内側輪郭24において外側のガイド縁部を介して導くことが可能である。収容ポケット62.1の形状を相応に構成することによって、プリント基板40が、要求に応じて、センサユニット1の垂直軸に対して所定の小さい傾斜角度を有するようにすることができる。
【0020】
図2〜7から見て取れるように、実質的に垂直に立設されたプリント基板40のベース支持体42は、第1の継手形状部42.3の領域において、第1のコンタクト手段46.1を有している。第1のコンタクト手段46.1は、回路支持体60のベースボディ62に設けられた外側の継手形状部62.1の領域にある、対応する第1のコンタクト手段64.1と共に、内部の電気的インターフェース26を形成している。垂直に立設されたプリント基板40のベース支持体42は、第2の継手形状部42.1の領域において、第2のコンタクト手段46.2を有している。第2のコンタクト手段46.2は、図10に図示された、対応する外部のコンタクト手段70によってコンタクト可能であり、電気的な外部インターフェース28を形成している。
【0021】
図1及び2からさらに見て取れるように、支持ユニット30のベースボディ32は、プリント基板40のための収容開口32.1を有する。支持ユニット30は、保護スリーブ20の第2の端部20.2において、遊びをもって可動的に差し込まれており、収容開口32.1を介してプリント基板40の上に被せられている。支持ユニット30は、外側輪郭34によって、プリント基板40を、保護スリーブ20の内側輪郭23に対して支持している。支持ユニット30はさらに、外部のコンタクト手段70を案内するために、コンタクト収容ポケットとして構成されたガイド手段32.2を有する。
【0022】
図3〜5からさらに見て取れるように、固定フランジ12は、例えばセルフクリンチング端子18を用いて、流体ブロック(図示しない)とプレス乃至接続することができる。回路支持体60とセンサ支持体10とを回転不能に接続するため、フランジ表面14には、上述した、保護スリーブ20を圧着乃至溶接するための接続領域16の他に、回路支持体60に配置された接続ピン66を収容するための接続開口14.1が設けられている。回路支持体60をセンサ支持体10と接合するために、図示した実施例においては、フランジ表面14の上に接着剤層61が被着される。もちろん当業者は、回路支持体60をセンサ支持体10と回転不能に接合するために、他の公知の適当な接続技術を使用することが可能である。
【0023】
図3〜5からさらに見て取れるように、図示した実施例において、圧力測定セルとして構成されている測定セル50は、液圧ブロック内の流体の圧力に基づいて測定セル50の測定ダイヤフラム50.1が変形されるように、固定フランジ12の管形の支持体11の上に被せ嵌められている。測定ダイヤフラム50.1の変形は、測定ブリッジ52によって検出される。測定ブリッジ52は、4つの接点54と接続されており、図示した実施例においては、これらの接点54はそれぞれ、ボンディング面として構成されている回路支持体60の第2のコンタクト手段64.3と、ボンディングワイヤ58を介して電気的に接続されている。回路支持体60は、有利にはいわゆる2成分射出成形によるMID技術(MID-2K-Technik)で形成される。回路支持体60は、射出成形された回路支持体60として、プラスチックからMID(Moulded Interconnected Device)技術で、特に2成分射出成形(Zweikomponentenspritzguss)で製造されている。MID技術によって3次元の回路構造が実現される。電気めっき可能な第1のプラスチックからなるプラスチックプレ射出成形体は、電気めっき不能な第2のプラスチックの射出成形によって部分的に被覆される。択一的に、電気めっき不能な第2のプラスチックを、電気めっき可能な第1のプラスチックの射出成形によって少なくとも部分的に被覆することも可能である。プレ射出成形体の、部分的に突出した表面は、電気めっきプロセスによってコーティングされて、金属の表面を備える。その結果、外在する導体路64.2と、第1のコンタクト手段64.1及び第2のコンタクト手段64.3とが生じる。回路支持体60は、高い構成自由度、特に電気的かつ機能的な機械の統合の点で優れている。これにより、センサユニット1は、特にコンパクトに構成される。図示した実施例においては、回路支持体60は、少なくとも、電気めっき可能な第1のプラスチックからなるプラスチックプレ射出成形体と、電気めっき不能な第2のプラスチックとから形成されている。回路支持体60の端面の上には、ボンディング面として構成されている第2のコンタクト手段64.3が配置されており、第2のコンタクト手段64.3は、外在する導体路64.2を介して、外側の継手形状部62.1の収容ポケットの中に配置されている、コンタクト面として構成された対応する第1のコンタクト手段64.1と接続されている。回路支持体60の第1のコンタクト手段64.1と、導体路64.2と、第2のコンタクト手段64.3は、それぞれ所定の寸法を有する金属層として構成されており、回路支持体60の電気めっき可能なプラスチックの上に、電気めっきプロセスによって被着されている。
【0024】
センサユニット1の製造時には、測定セル50は、センサ支持体10と共に溶接される。その後、フランジ表面14と回路支持体60の底面との間に保持用接着剤層61が設けられ、回路支持体60が接続ピン66を介して接続開口14.1の中に圧入されて、接着される。図6から見て取れるように、保持用接着剤層61の硬化完了後、保護スリーブ20が上から押しつけられ、場合によっては点溶接によって固定される。
【0025】
図6及び7からさらに見て取れるように、プリント基板40は、回路支持体60のベースボディ62に設けられた外側の継手形状部62.1の収容ポケットの中に差し込まれる。場合によってはそこで、回路支持体60とプリント基板40の間の導電接続を保証するため、かつ、プリント基板40を固定するために、保持用接着剤5及び導電性接着剤3によって固定される。図6からさらに見て取れるように、保持用接着剤5は、回路支持体60の収容ポケット62.1の底面に設けられ、導電性接着剤3は、コンタクト面として構成されているプリント基板40の第1のコンタクト手段46.1の上に被着される。支持ユニット30は、プリント基板40の接合前又は接合後に、プリント基板40の上に被せ嵌めることができる。場合によってはさらに、導電性接着剤乃至保持用接着剤を用いて、プリント基板40と支持ユニット30との間に機械的及び/又は電気的接続を形成することができる。内部インターフェース26において、プリント基板40と回路支持体60との間の確実な電気的及び機械的接続を保証するために、内部インターフェース26において導電性接着剤乃至保持用接着剤が硬化完了する前に、支持ユニット30を被せ嵌めることができる。こうすることによって、プリント基板40が保持スリーブ20の内側輪郭24にて支持されるので、内部インターフェース26において、導電性接着剤3及び保持用接着剤5は、力乃至応力の作用なしに硬化できるようになる。図8及び9からさらに見て取れるように、プリント基板40は、コンタクト面として構成されている第1のコンタクト手段46.1と、冗長的なコンタクト面として構成されている第2のコンタクト手段46.2とを備える平坦なベース支持体42を有している。第2のコンタクト手段46.2は、ベース支持体42の両側に配置されている。図8及び9からさらに見て取れるように、プリント基板40のベース支持体42は、支持ユニット30を案内してプリント基板40の上に固定させるために、外部インターフェース28の領域においてはより幅狭に形成され、第2の継手形状部42.1に第1のガイド縁部が形成される。ベース支持体42はさらに、ストッパ段部42.2を有しており、プリント基板40の第2の端面が支持ユニット30の収容開口32.1に収容されると、ストッパ段部42.2に、支持ユニット30が当接する。択一的に、プリント基板40の第2の継手形状部42.1を収容するための、支持ユニット30の収容開口32.1の深さを制限することによって、支持ユニット30の上側の領域にもストッパを実現することができる。
【0026】
図8及び9からさらに見て取れるように、プリント基板40のベース支持体42は、内部インターフェース26の領域において、第1の継手形状部42.3を形成するために、2つのガイド脚部42.4を備えるフォーク形状と、切欠部を画定する2つの第2のガイド縁部42.5とを有する。既に上述したように、プリント基板40のガイド脚部42.4を、付加的又は択一的に、保護スリーブ20の内側輪郭24において外側のガイド縁部を介して案内することもできる。プリント基板40の第1の継手形状部42.3のフォーク形状は、回路支持体60の外側の継手形状部62.1の収容ポケットに適合しており、従って、プリント基板40のベース支持体42を回路支持体60の中に差し込んで、固定することができる。プリント基板40は、図示した実施例においては両側で実装されており、少なくとも2つの層を有している。
【0027】
図10〜13から見て取れるように、プリント基板40の第2のコンタクト手段46.2は、図示した実施例においては冗長的なコンタクト面として構成されており、これらの冗長的なコンタクト面は、それぞれ、プリント基板40のベース支持体42の表面及び裏面に配置されている。さらに、外部のコンタクト手段70は、図示した実施例においては、2つの脚部72を備えるコンタクトクリップとして構成されており、これら2つの脚部72は、プリント基板40のベース支持体42の差込方向に対して垂直にコンタクト力Fkが作用するように、冗長的なコンタクト面として構成された第2のコンタクト手段46.2の上に被せられている。弾性のコンタクトクリップ乃至コンタクトフォークとして構成されている外部のコンタクト手段70の幾何形状は、該外部のコンタクト手段70を、コンタクト面として構成されているプリント基板40の第2のコンタクト手段46.2の上に被せ嵌めて、この第2のコンタクト手段46.2と両側からコンタクトさせることが可能となるように、形成されている。外部のコンタクト手段70には、例えば丸みづけられた差込領域を設けることができる。従って、弾性のコンタクトクリップ乃至コンタクトフォークとして構成されている外部のコンタクト手段70の各コンタクト領域74は、差し込まれるプリント基板40に対して横方向にコンタクト力Fkが形成され得るように、"フォーク先端部"乃至"フォーク脚部"72において側方に位置しており、従って、残りのプリント基板40,特に内部インターフェースには、力が作用しないままである。このような幾何形状によってより大きなコンタクト力Fkが可能となるので、有利には、金のような高価なコンタクト材料を省略することが可能である。
【0028】
上述のセンサユニットは、特に自動車のブレーキシステムにおいて圧力センサとして使用するために適しているが、この用途に限定されるものではない。特にプレミアムクラスのブレーキシステムでは、多数の圧力センサが、限られたスペースで使用される。それゆえ、所要スペースを最小化した圧力センサユニットは、特にこの用途に適している。
図1
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図13