(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムが限定されるものではない。
【0011】
[1.情報提供方法]
図1は、実施形態に係る情報提供方法の説明図であり、本実施形態においては情報提供装置により情報提供方法が実行される。以下、
図1を参照して、本実施形態に係る情報提供方法について説明する。
【0012】
本実施形態に係る情報提供装置は、複数の店舗の情報を記憶しており、端末装置のユーザ(以下、端末ユーザと記載する場合がある)の要求に応じた店舗の情報を端末装置へ提供する。これにより、端末装置のユーザは、店舗の情報を知ることができる。
【0013】
例えば、端末ユーザが、「東京」で「焼き肉」を提供する店舗を探したいとする。この場合、端末ユーザは、端末装置を操作し、「東京」と「焼き肉」とを検索キーワードとする検索クエリを端末装置から情報提供装置へ送信させる(ステップS1)。
【0014】
情報提供装置は、端末装置から送信される検索クエリの情報を取得すると、かかる検索クエリに応じた店舗の情報を検索し(ステップS2)、検索結果を端末装置へ送信する(ステップS3)。これにより、端末ユーザは、「東京」で「焼き肉」を提供する店舗の情報を知ることができる。
【0015】
検索結果に含まれる各店舗の情報には、端末ユーザの店舗への来店履歴に応じた来店情報が付加されており、端末ユーザは、かかる来店情報に基づき店舗へ来店したことがあるか否かを把握することができる。端末ユーザが来店したことがない店舗に対応する来店情報は、来店未情報であり、端末ユーザが来店したことがある店舗に対応する来店情報は、来店済み情報である。
【0016】
例えば、
図1に示す例では、来店未情報として、「いくよ!」の文字情報が端末装置に表示され、また、来店済み情報として、「また、いくよ!」の文字情報が端末装置に表示される。ステップS3において情報提供装置から送信される検索結果には、端末ユーザが店舗Aへ来店していないことが示される。
【0017】
来店情報は、例えば、GUI(Graphical User Interface)のボタン上に表示され、かかるボタンには、端末装置に表示される情報をクーポン情報へ遷移させるためのリンク情報が対応づけられている。クーポン情報は、店舗で利用されるクーポンを示す情報である。以下、来店未情報が表示されたボタンを来店未ボタンと記載し、来店済み情報が表示されたボタンを来店済みボタンと記載する。
【0018】
端末ユーザが端末装置を操作して来店未ボタンを選択すると、店舗Aのクーポン情報および地図が端末装置に表示される(ステップS4)。端末ユーザは、店舗Aへ来店し、端末装置に表示させたクーポン情報を例えば店舗Aの店員に提示することで(ステップS5)、割引した価格で商品やサービスの提供を受けることができる。
【0019】
クーポン情報には、バーコード(例えば、二次元バーコード)の画像が含まれており、店舗Aの店員はかかるバーコードの画像を店舗装置によって読み取る。バーコードの画像は、例えば、端末ユーザのユーザIDと店舗IDとを含む情報を符号化したものであり、店舗装置は、バーコードの画像を復号化して、ユーザIDと店舗IDとを含む情報を取得し、取得した情報を来店情報として情報提供装置へ送信する(ステップS6)。情報提供装置は、店舗装置から来店情報を取得し、かかる来店情報に基づき端末ユーザの来店履歴を更新する(ステップS7)。
【0020】
その後、端末ユーザが、端末装置を操作し、「東京」と「焼き肉」とを検索キーワードとする検索クエリを端末装置から情報提供装置へ送信させた場合(ステップS8)、情報提供装置は、検索クエリに応じた店舗の情報を検索し(ステップS9)、検索結果を端末装置へ送信する(ステップS10)。
【0021】
情報提供装置は、検索結果を送信する際に、端末ユーザの来店履歴に基づいて、検索結果に含まれる各店舗の情報を付加する。端末ユーザは店舗Aに来店したことがあることから、店舗Aの店舗情報には、来店情報として来店済み情報が付加される。これにより、端末ユーザは、検索クエリによって検索した店舗のうち、来店したことがある店舗を知ることができる。
【0022】
端末ユーザは、行ったことがある店舗を忘れることも多く、覚えていれば行くであろう店舗への来店機会を失うことがある。そのため、再度行きたい店舗の情報を端末装置に記憶させるなどの操作を行い、店舗を思い出そうとする毎に、端末装置に記憶した店舗の情報を呼び出すことがある。
【0023】
店舗の情報として、店舗名だけ端末装置に記憶している場合、店舗名ではどのような商品やサービスを提供している店舗なのかを端末ユーザが思い出せない場合がある。そのため、店舗へ行くかどうかの判断を的確に行うためには、端末ユーザが店舗名に加え店舗の種類や地域の情報まで端末装置へ入力する必要がある。
【0024】
一方、本実施形態に係る情報提供装置は、端末ユーザが行きたい種類や地域の店舗を調べる際に、端末ユーザの指定した条件に合った複数の店舗の情報を端末ユーザに提示し、この際、端末ユーザの来店履歴に応じた情報も付加される。そのため、端末ユーザは、端末ユーザが行きたい種類や地域の店舗を調べつつも、行ったことのある店舗を知ることができる。
【0025】
[2.情報提供装置の構成例]
図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報提供装置1は、通信ネットワーク5に接続される。
【0026】
通信ネットワーク5には、複数の端末装置2や複数の店舗装置3が接続されており、情報提供装置1は、端末装置2や店舗装置3と相互に通信可能である。通信ネットワーク5は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)であり、その接続形態は、無線または有線を問わない。
【0027】
例えば、通信ネットワーク5がインターネットなどである場合、情報提供装置1から端末装置2へ提供される情報は、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で規定されるウェブページ(以下、単にページと記載する)である。以下においては、通信ネットワーク5がインターネットなどであるものとして説明するが、通信ネットワーク5はインターネットなどに限定されない。
【0028】
端末装置2は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機などのように通信機能やブラウザ機能を有する装置である。端末装置2のユーザ(以下、端末ユーザと記載する)は、端末装置2を操作することにより、通信ネットワーク5を介して情報提供装置1が提供する検索サービスを利用することができる。
【0029】
店舗装置3は、例えば、通信機能を有するパーソナルコンピュータやPOSサーバである。なお、店舗装置3は、店舗で販売される商品の情報を情報提供装置1へ提供することができる装置であればよく、店舗運営者の装置でなくてもよい。
【0030】
情報提供装置1は、上述のように、検索サービスを提供する装置であり、かかる情報提供装置1は、通信部10と、記憶部11と、制御部12とを備える。
【0031】
通信部10は、例えば、通信ネットワーク5に通信可能に接続された装置との間で通信するNIC(Network Interface Card)等のインターフェイスである。制御部12は、通信部10を介して、端末装置2および店舗装置3との間で各種の情報を送受信する。
【0032】
記憶部11は、店舗情報格納部20と、ユーザ情報格納部21と、設定情報格納部22とを備える。記憶部11は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0033】
制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0034】
制御部12は、検索クエリ受付部30と、店舗情報取得部31と、来店履歴取得部32と、検索結果生成部33と、検索結果送信部34と、来店履歴更新部35と、表示変更部36と、ユーザ情報提供部37とを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部12の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0035】
このように構成される情報提供装置1は、検索処理、来店履歴更新処理、表示変更処理、および、ユーザ情報提供処理を実行する。以下、これらの処理について具体的に説明する。
【0036】
[2.1.検索処理]
検索処理は、検索クエリ受付部30、店舗情報取得部31、来店履歴取得部32、検索結果生成部33および検索結果送信部34によって実行される。
図3は、検索処理の一例を示すフローチャートであり、かかる検索処理は、検索クエリ受付部30、店舗情報取得部31、来店履歴取得部32、検索結果生成部33および検索結果送信部34によって繰り返し実行される。
【0037】
図3に示すように、検索クエリ受付部30は、端末装置2から情報提供装置1に送信される検索クエリを通信部10経由で受け付けたか否かを判定する(ステップS20)。検索クエリ受付部30が検索クエリを受け付けたと判定すると(ステップS20;Yes)、店舗情報取得部31は、検索クエリ受付部30により取得された検索クエリの情報に基づいて、店舗情報テーブルに設定された店舗の情報の中から検索クエリに対応する店舗の情報を特定する(ステップS21)。
【0038】
図4は、店舗情報格納部20に記憶された店舗情報テーブルの一例を示す図である。
図4に示す店舗情報テーブル61は、「店舗ID」、「店舗名」、「店舗種別」、「店舗位置」、「タイトル」、「内容」および「URL」などの情報を含み、これらの情報は互いに対応付けられている。
【0039】
「店舗ID」は、店舗毎に割り当てられる識別情報であり、検索クエリ受付部30によって割り当てられる。かかる店舗IDは、店舗の識別の他、例えば、情報提供装置1によって提供される検索サービスへのログインに用いられることがある。
【0040】
「店舗名」は、店舗の名称を示す情報である。「店舗種別」は、店舗の種別を示す情報である。「店舗位置」は、店舗の位置を示す情報であり、例えば、店舗の緯度および経度であるが、店舗の住所であってもよい。
【0041】
「タイトル」、「内容」および「URL」は、検索結果に用いられる店舗の情報である。「タイトル」は、検索でヒットした店舗毎の見出しとして用いられ、「内容」はスニペットとして用いられる。また、「URL」は、店舗ページのURL(Uniform Resource Locator)であり、例えば、タイトルを端末ユーザが選択した場合に、端末装置2の制御部が店舗ページのURLにアクセスできるように検索結果に設定される。
【0042】
店舗情報取得部31は、例えば、店舗情報テーブル61に設定され店舗種別、店舗位置、タイトル、内容などに含まれる単語をインデックスとして、検索クエリの検索キーワードに対応する店舗(以下、検索対応店舗と記載する)の情報を特定する。
【0043】
図3に戻って、検索処理の説明を続ける。来店履歴取得部32は、検索対応店舗に対する端末ユーザの来店履歴をユーザ情報テーブルから取得する(ステップS22)。来店履歴取得部32は、例えば、検索対応店舗の店舗IDと検索クエリに含まれるユーザIDとから端末ユーザの来店履歴を取得する。
【0044】
図5は、ユーザ情報格納部21に記憶されたユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
図5に示すユーザ情報テーブル62は、「ユーザID」、「性別」、「年齢」、「住所」、「使用端末」および「来店店舗」などの情報を含み、これらの情報は互いに対応付けられている。
【0045】
「ユーザID」は、端末ユーザを識別するための識別情報である。かかるユーザIDは、例えば、端末装置2と情報提供装置1との間で送受信されるHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie)に設定されるユーザ識別情報に該当する。なお、ユーザIDは、端末ユーザを識別できればよく、HTTPクッキーに限られない。
【0046】
「性別」、「年齢」および「住所」は、端末ユーザの性別、年齢および住所である。「使用端末」は、端末ユーザが使用する端末装置2の情報であり、例えば、端末装置2の種別を示す情報である。
【0047】
「来店店舗」は、端末ユーザが来店した店舗の店舗ID、来店日時および来店ポイントの情報が含まれる。
図5に示すユーザ情報テーブル62では、例えば、ユーザID「U1」の端末ユーザが2014年2月25日に店舗ID「SH1」の店舗へ来店し、来店ポイントが1ポイント付与されたことが示される。
【0048】
来店履歴取得部32は、検索クエリを送信した端末装置2のユーザのユーザIDに対応する来店履歴の情報に、検索対応店舗の店舗IDが含まれている場合に、端末ユーザが検索対応店舗に来店したと判定する(ステップS23)。
【0049】
例えば、ユーザ情報テーブル62が
図5に示す状態であるとする。この場合、来店履歴取得部32は、ユーザID「U1」の端末ユーザが店舗ID「SH1」の検索対応店舗に来店したと判定し、ユーザID「U3」の端末ユーザは店舗ID「SH1」の検索対応店舗に来店していないと判定する。
【0050】
なお、ユーザ情報テーブル62に端末ユーザの来店履歴の情報を設定せずに、店舗情報テーブル61に端末ユーザの来店履歴の情報を設定することもできる。この場合、店舗情報テーブル61には、来店履歴の情報として、ユーザID、来店日時および来店ポイントなどの情報が店舗IDに対応付けて設定される。来店履歴取得部32は、かかる情報に基づいて、端末ユーザが検索対応店舗に来店したと判定することができる。
【0051】
来店履歴取得部32は、検索クエリに来店条件が含まれているか否かを判定する(ステップS24)。検索クエリに来店条件が含まれていないと判定すると(ステップS24;No)、来店履歴取得部32は、店舗情報テーブル61から検索対応店舗の情報を所定数分だけ取得する(ステップS25)。
【0052】
一方、検索クエリに来店条件が含まれていると判定すると(ステップS24;Yes)、来店履歴取得部32は、ユーザ情報テーブル62に設定された来店店舗の情報に基づき、来店条件に応じた検索対応店舗の情報を所定数分だけ取得する(ステップS26)。来店条件は、例えば、端末ユーザの来店の有無や来店時期などである。
【0053】
端末ユーザが来店した店舗であることが来店条件である場合、来店履歴取得部32は、検索対応店舗のうち端末ユーザが来店したことがある検索対応店舗の情報を店舗情報テーブル61から所定数分だけ取得する。また、端末ユーザの来店時期が1年前までであることが来店条件である場合、来店履歴取得部32は、端末ユーザの来店時期が1年前までである検索対応店舗の情報を店舗情報テーブル61から所定数分だけ取得する。
【0054】
ステップS25、S26の処理が終了した後、検索結果生成部33は、検索対応店舗の情報に来店履歴に応じた来店情報を対応付けた検索結果を生成する(ステップS27)。検索結果生成部33は、例えば、検索結果の情報を表示させる検索結果ページを生成する。
【0055】
(検索結果ページ)
図6は、端末装置2の表示部に表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図6に示す検索結果ページ80は、店舗の情報81a〜81cが上下方向に順に配置される。
図6に示す店舗の情報81a〜81cは、検索対応店舗のタイトル87a〜87cおよびスニペット88a〜88cをそれぞれ有する。
【0056】
タイトル87a〜87cおよびスニペット88a〜88cは、店舗情報テーブル61に設定されたタイトルおよび内容に基づいて検索結果生成部33により生成される。また、タイトル87a〜87cには、URLが対応付けられている。
【0057】
端末装置2を操作することにより端末ユーザがタイトル87a〜87cを選択した場合、端末装置2の制御部は、タイトル87a〜87cに対応付けられたページの情報を通信ネットワーク5に接続されたサーバから取得し、取得したページの情報を表示部に表示する。
【0058】
また、
図6に示す検索結果ページ80においては、店舗の情報81a〜81cにそれぞれ対応させた位置に来店情報表示ボタン83a〜83c(以下、来店情報表示ボタン83と総称する場合がある)が配置される。来店情報表示ボタン83は、例えば、GUIでああり、来店情報表示ボタン83上には、来店情報が表示される。
【0059】
図7Aは、来店情報が来店済み情報である場合の来店情報表示ボタン83aの一例を示す図である。
図7Aに示すように、来店情報表示ボタン83aには、店舗種別情報90と、来店済み情報91と、来店ポイント情報92とが設定される。
【0060】
店舗種別情報90は、検索対応店舗の店舗種別に対応する画像情報であり、これにより、端末ユーザは直感的に店舗種別を把握することができる。なお、店舗種別情報90は画像情報でなく、文字情報であってもよい。
【0061】
来店済み情報91は、「また、いくよ!」という文字情報であり、端末ユーザが検索対応店舗に過去に来店したことがわかるような情報である。なお、来店済み情報91は、文字情報ではなく、来店済みであることを示す図形の情報であってもよい。
【0062】
来店ポイント情報92は、検索対応店舗により端末ユーザに対して付与される来店ポイントである。かかる来店ポイントは端末ユーザが検索対応店舗へ来店する毎に、端末ユーザに付与されるポイントである。端末ユーザは、来店ポイント情報92により検索対応店舗への来店回数などを把握することができる。なお、来店ポイントに代えて、例えば、対応する店舗のスタンプカードの情報を表示させることもできる。
【0063】
図7Bは、来店情報が来店未情報である場合の来店情報表示ボタン83cの一例を示す図である。
図7Bに示すように、来店情報表示ボタン83cには、店舗種別情報90と、来店未情報93と、クーポン概要情報94とが設定される。
【0064】
来店未情報93は、「いくよ!」という文字情報であり、端末ユーザが検索対応店舗に過去に来店したことがないことがわかるような情報である。なお、来店未情報93は、文字情報ではなく、来店したことがないことを示す図形の情報であってもよい。
【0065】
クーポン概要情報94は、検索対応店舗で利用されるクーポン情報の概要を示す情報であり、
図7Bに示す例では、200ポイントに対応する割引を享受できることを示す。なお、クーポン概要情報94は、金額に対して相対的なポイントではなく、割引金額を示す情報であってもよい。また、クーポン概要情報94は、クーポン情報の対象商品や対象サービスを示す情報であってもよい。
【0066】
このように、端末ユーザが来店したことがある検索対応店舗の情報には、
図7Aに示すように来店済み情報91が対応づけられて表示され、端末ユーザが来店したことがない検索対応店舗の情報には、
図7Bに示すように来店未情報93が対応づけられて表示される。これにより、端末ユーザは、検索結果ページ80において、複数の検索対応店舗のそれぞれについて来店したことがあるか否かを容易に把握することができる。
【0067】
来店情報表示ボタン83には、クーポン情報を表示するクーポンページのURLが対応付けられている。端末装置2のユーザが端末装置を操作することにより、来店情報表示ボタン83を選択すると、端末装置2の制御部は、来店情報表示ボタン83に対応付けられたURLに基づき、URLに対応する装置(情報提供装置1または他のサーバ装置)からクーポンページを通信ネットワーク5経由で取得する。
【0068】
(クーポンページ)
図8は、クーポンページの一例を示す図である。
図8に示すクーポンページ84には、クーポンの内容を示す情報95、バーコード情報96およびコメント入力欄97が表示される。バーコード情報96は、例えば、ユーザID、店舗IDおよび割引内容などの情報が符号化された情報である。
【0069】
コメント入力欄97は、端末ユーザがクーポン情報に対応する店舗へのコメントを入力する欄であり、例えば、来店日時や来店人数などの情報を入力することができる。コメント入力欄97へ入力された情報は、端末装置2から情報提供装置1へ送信され、情報提供装置1から店舗装置3に提供される。
【0070】
以上のように、情報提供装置1の制御部12は、検索処理において、端末装置2から送信される検索クエリに対応する店舗の情報を記憶部11から取得し、また、端末ユーザの店舗への来店履歴を記憶部11から取得する。そして、制御部12は、来店履歴に応じた来店情報を店舗の情報に対応付けた検索結果の情報を端末装置へ送信する。
【0071】
これにより、端末ユーザは、例えば、端末ユーザが行きたい種類や地域の店舗を調べつつも、行ったことのある店舗を知ることができる。また、店舗側にとっても、過去に来店したことがある端末ユーザに注目させることができ、また、再来店の機会を増加させることができることから、認知度の向上や売り上げの向上を図ることができる。
【0072】
[2.2.来店履歴更新処理]
来店履歴更新処理は、来店履歴更新部35によって実行される。
図9は、来店履歴更新処理の一例を示すフローチャートであり、かかる検索処理は、来店履歴更新部35によって繰り返し実行される。
【0073】
図9に示すように、来店履歴更新部35は、来店情報を取得したか否かを判定する(ステップS30)。来店情報は、例えば、店舗装置3から送信される情報であり、ユーザID、店舗ID、来店日時などの情報を含む。
【0074】
店舗装置3の制御部は、例えば、クーポンページ(
図8参照)のバーコード情報96を読み取って復号化することにより、ユーザIDや店舗IDを取得する。店舗装置3の制御部は、ユーザIDや店舗IDを取得した日時を来店日時とし、取得したユーザIDおよび店舗IDと、来店日時と、来店ポイントを含む情報を来店情報として情報提供装置1へ送信する。
【0075】
なお、店舗装置3は、端末ユーザの来店をクーポン情報に基づいて判定することなく検出することもできる。例えば、端末装置2が端末ユーザのユーザIDを送信する無線通信部を有する場合、店舗装置3は、端末装置2から送信されるユーザIDを取得し、かかるユーザIDを取得した日時を来店日時とする。店舗装置3の制御部は、内部の記憶部に記憶している店舗IDと、ユーザID、店舗日時および来店ポイントとを含む来店情報を情報提供装置1へ送信する。
【0076】
また、来店履歴更新部35は、端末装置2が位置検出機能を有する場合、端末装置2によって検出された位置情報に基づいて端末ユーザの来店を判定することもできる。例えば、来店履歴更新部35は、端末装置2によって検出された位置情報を取得し、店舗情報テーブル61に設定された店舗位置を端末装置2の位置情報と比較することにより来店検出を行うことができる。なお、端末装置2の位置検出機能は、例えば、GPS(Global Positioning System)機能である。
【0077】
ステップS30において、来店情報を取得したと判定した場合(ステップS30;Yes)、来店履歴更新部35は、ユーザ情報テーブル62を更新する(ステップS31)。具体的には、来店履歴更新部35は、ユーザ情報テーブル62において、来店情報に含まれるユーザIDに対応する「来店店舗」に、来店情報に含まれる店舗ID、来店日時および来店ポイントを設定する。
【0078】
[2.3.表示変更処理]
表示変更処理は、表示変更部36によって実行される。
図10は表示変更処理の一例を示すフローチャートであり、かかる表示変更処理は、表示変更部36によって繰り返し実行される。
【0079】
図10に示すように、表示変更部36は、店舗装置3から情報提供装置1に送信される表示変更要求を通信部10経由で受け付けたか否かを判定する(ステップS40)。表示変更要求を受け付けたと判定すると(ステップS40;Yes)、表示変更部36は、取得した表示変更要求の情報に基づき、表示設定情報テーブル63を更新する(ステップS41)。検索結果生成部33は、かかる表示設定情報テーブル63に設定された情報に応じた表示内容の来店情報で検索対応店舗の情報に対応付けた検索結果を生成する。
【0080】
図11は、設定情報格納部22に記憶された表示設定情報テーブルの一例を示す図である。
図11に示す表示設定情報テーブル63は、「店舗ID」、「関連店舗」、「表示内容」、および「表示変更」などの情報を含み、これらの情報は互いに対応付けられている。
【0081】
「店舗ID」は、
図4に示す店舗IDと同じである。「関連店舗」は、例えば、系列店舗の情報などであり、
図11に示す例では、店舗ID「SH1」の店舗は、店舗ID「SH5」の店舗と関連する店舗である。
【0082】
制御部12は、端末ユーザが「関連店舗」に来店したことがある場合、検索対応店に来店したことがなくても、来店情報を店舗の情報に対応付けた検索結果の情報を端末装置2へ送信することができる。
【0083】
例えば、表示設定情報テーブル63が
図11に示す状態で、端末ユーザが店舗ID「SH5」への店舗に来店したことがあるが、店舗ID「SH1」の店舗へ来店したことがないとする。この場合、来店履歴取得部32は、店舗ID「SH1」の店舗が検索対応店舗である場合、店舗ID「SH1」の店舗を、端末ユーザが来店したことがある店舗と関連する店舗(以下、来店関連店舗と記載する)であると判定する。
【0084】
検索結果生成部33は、検索対応店舗が来店関連店舗である場合、来店関連店舗用の来店情報を検索対応店舗の情報に対応付けた検索結果を生成する。来店関連店舗用の来店情報は、例えば、「系列店舗にいったよ!」などの表示情報である。
【0085】
「表示内容」は、来店情報の表示内容であり、
図11に示す例では、店舗ID「SH1」、「SH3」に対しては、デフォルトの表示情報が設定され、店舗ID「SH2」に対しては、「図形情報B1、B2」が設定される。デフォルトの表示情報が設定されている店舗ID「SH1」、「SH3」に対応する来店情報の表示は、例えば、来店済み情報として
図7Aに示すように「また、いくよ!」が表示され、来店未情報として
図7Bに示すように、「いくよ!」が表示される。
【0086】
一方、店舗ID「SH2」に対応する表示内容は、表示変更要求により、「デフォルト」から「図形情報B1、B2」に変更されている。そのため、店舗ID「SH2」に対応する来店情報の表示は、来店済み情報として「図形情報B1」の画像が表示され、来店未情報として「図形情報B2」の画像が表示される。
【0087】
「表示変更」は、「経過時間」と「来店頻度」の情報を含む。「経過時間」は、来店日時からの経過時間に応じて、来店情報の表示形態を変更させるか否かを示す情報である。「経過時間」が「あり」に設定されている場合、検索クエリに対応する端末ユーザが来店してから所定時間(例えば、1ヶ月)を経過している場合に来店情報の表示を変更する。例えば、来店情報の表示を大きくする、色を目立つ色にする、フォントを変更する、などである。なお、上記所定時間は、店舗装置3からの表示変更要求により変更することができる。
【0088】
「来店頻度」は、来店頻度に応じて、来店情報の表示形態を変更させるか否かを示す情報である。「来店頻度」が「あり」に設定されている場合、検索クエリに対応する端末ユーザの来店が所定頻度(例えば、1ヶ月/回)である場合に、来店情報の表示を変更する。例えば、来店情報の表示を大きくする、色を目立つ色にする、フォントを変更する、などである。なお、上記所定頻度は、店舗装置3からの表示変更要求により変更することができる。
【0089】
このように、表示変更部36は、例えば、店舗装置3の表示変更要求に応じて来店情報の表示を変更することができることから、店舗側の要望に応じた来店表示を行うことができる。
【0090】
[2.4.ユーザ情報提供処理]
ユーザ情報提供処理は、ユーザ情報提供部37によって実行される。
図12は、ユーザ情報提供処理の一例を示すフローチャートであり、かかるユーザ情報提供処理は、ユーザ情報提供部37によって繰り返し実行される。
【0091】
図12に示すように、ユーザ情報提供部37は、情報提供タイミングになったか否かを判定する(ステップS50)。情報提供タイミングは、例えば、店舗情報テーブル61に設定されている店舗毎に設定される。
【0092】
情報提供タイミングになったと判定すると(ステップS50;Yes)、ユーザ情報提供部37は、情報提供タイミングに対応する店舗に来店した端末ユーザのユーザ属性(性別、年齢、住所など)を取得し、取得した来店履歴の統計演算を行い、来店履歴の統計情報を生成する(ステップS51)。
【0093】
例えば、ユーザ情報提供部37は、情報提供タイミングに対応する店舗の店舗IDが「SH1」である場合、ユーザ情報テーブル62において店舗ID「SH1」を含むユーザIDを判定する。ユーザ情報提供部37は、店舗ID「SH1」を含むユーザIDに対応付けられた端末ユーザの性別、年齢、住所などの情報をユーザ情報テーブル62から取得する。
【0094】
ユーザ情報提供部37は、取得した端末ユーザの情報を統計演算を実行する。例えば、ユーザ情報提供部37は、所定期間毎に来店したユーザをユーザ属性(性別、年齢、住所など)毎に集計する。
【0095】
ユーザ情報提供部37は、来店履歴の統計情報を情報提供タイミングに対応する店舗の店舗装置3へ通信部10を介して送信する(ステップS52)。これにより、店舗側は、来店履歴の統計情報に基づいて営業戦略を立てることができる。
【0096】
ステップS52の処理が終了した場合、または、情報提供タイミングになっていないと判定した場合(ステップS50;No)、ユーザ情報提供部37は、情報提供装置1に送信される閲覧要求があるか否かを判定する(ステップS53)。
【0097】
閲覧要求があると判定すると(ステップS53;Yes)、ユーザ情報提供部37は、閲覧要求が正当な閲覧権限を有する者からの要求であるか否かを判定する(ステップS54)。ここで、正当な閲覧権限を有する者とは、例えば、店舗情報テーブル61に情報が設定された店舗の運営者である。
【0098】
閲覧要求が正当な閲覧権限を有する者からの要求であると判定した場合(ステップS54;Yes)、ユーザ情報提供部37は、閲覧要求を行った店舗装置3に対し、店舗装置3に対応する店舗へ来店した端末ユーザの情報の閲覧を許可する(ステップS55)。これにより、閲覧要求を行った店舗装置3は、店舗装置3に対応する店舗へ来店した端末ユーザの情報の検索や閲覧を行うことができる。
【0099】
このように、ユーザ情報提供部37は、店舗へ来店した端末ユーザの情報を店舗装置3へ提供することから、店舗側は、かかる情報に基づいて営業戦略を立てることができる。
【0100】
[3.変形例]
上述した実施形態では、検索クエリにより店舗検索を行う例について説明したが、検索クエリに応じて結果的に店舗が検索されてもよい。
【0101】
また、上述した実施形態では、来店情報が来店情報表示ボタン83上に表示されるが、来店情報は端末ユーザが理解できる態様で表示されればよく、来店情報は来店情報表示ボタン83上に配置されなくてもよい。
【0102】
また、上述した来店情報表示ボタン83は、店舗種別、来店情報、来店ポイント、クーポン概要情報などが対応づけられて表示されるが、端末ユーザの評価を含めることもできる。端末ユーザの評価は、例えば、来店情報表示ボタン83への特別な操作(例えば、所定時間以上の長押し)により行うことができる。この場合、例えば、操作時間が長いほど店舗への評価が高くなるように制御するスプリクトなどが検索結果ページに含まれる。なお、端末ユーザの評価入力はかかる方法に限定されない。
【0103】
端末ユーザの評価は、端末装置2から情報提供装置1へ通知され、来店履歴取得部32により、ユーザ情報テーブル62に設定される。検索結果生成部33は、ユーザ情報テーブル62に設定された端末ユーザの評価が低い場合、検索対応店舗の情報に来店情報を表示しないこともでき、また、例えば、「もう、行かないよ!」などを表示する来店情報を検索対応店舗の情報に対応付けた検索結果を生成することもできる。
【0104】
また、来店情報表示ボタン83への特別な操作によって、来店情報表示ボタン83に表示される情報を変更することもできる。
【0105】
[4.ハードウェア構成]
なお、上述した実施形態における情報提供装置1は、例えば
図13に示すような構成のコンピュータ50がプログラムを実行することによって実現される。
図13は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
【0106】
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0107】
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。例えば、HDD54は、
図2に記載した店舗情報格納部20、ユーザ情報格納部21および設定情報格納部22と同様のデータを記憶する。通信インターフェイス55は、通信ネットワーク5を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、通信ネットワーク5を介して他の機器へ送信する。
【0108】
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
【0109】
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0110】
コンピュータ50が上述した実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、
図2に示す検索クエリ受付部30、店舗情報取得部31、来店履歴取得部32、検索結果生成部33、検索結果送信部34、来店履歴更新部35、表示変更部36およびユーザ情報提供部37の各機能を実現する。
【0111】
コンピュータ50のCPU51は、プログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク5を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0112】
[5.効果]
実施形態に係る情報提供装置1は、店舗情報取得部31と、来店履歴取得部32と、検索結果送信部34とを備える。店舗情報取得部31は、端末装置2から送信される検索クエリに対応する店舗の情報を取得する。来店履歴取得部32は、端末ユーザの店舗への来店履歴を取得する。検索結果送信部34は、来店履歴に応じた来店情報を店舗の情報に対応付けた検索結果の情報を端末装置2へ送信する。
【0113】
これにより、例えば、端末ユーザが行きたい種類や地域の店舗を調べる際に、端末ユーザの指定した条件に合った複数の店舗の情報が端末ユーザに提示され、この際、端末ユーザの来店履歴に応じた情報も付加される。そのため、端末ユーザは、端末ユーザが行きたい種類や地域の店舗を調べつつも、行ったことのある店舗を知ることができ、端末ユーザの利便性を向上させることができる。
【0114】
また、検索結果送信部34は、端末ユーザの店舗への来店の有無を示す情報を来店情報として店舗の情報に対応付けた検索結果を端末装置2へ送信する。
【0115】
これにより、端末ユーザは、検索クエリによって検索した店舗のうち、来店したことがある店舗と来店したことがない店舗を知ることができることから、端末ユーザの利便性を向上させることができる。
【0116】
また、検索結果送信部34は、端末ユーザの店舗への来店履歴に応じた来店ポイントと来店情報とを店舗の情報に対応付けた検索結果の情報を端末装置2へ送信する。
【0117】
これにより、端末ユーザは、検索クエリによって検索した店舗の来店ポイントを知ることができ、別途ポイントを調べるために店舗のページにアクセスする等の煩雑さを要せず、端末ユーザの利便性を向上させることができる。
【0118】
また、検索結果送信部34は、店舗で利用されるクーポン情報を表示させるボタンを店舗の情報に対応付け、かつ、ボタン上に表示される情報として来店情報を設定した検索結果の情報を端末装置2へ送信する。
【0119】
これにより、店舗で利用されるクーポン情報を表示させるボタン上に来店情報が表示されることから、検索結果ページのスペースが狭い場合であっても、来店情報を適切に配置することができる。
【0120】
また、情報提供装置1は、来店履歴更新部35を備える。来店履歴更新部35は、端末ユーザによるクーポン情報の利用結果に基づいて、来店履歴を更新する。
【0121】
これにより、端末ユーザによるクーポン情報の利用結果から来店履歴を更新することから、端末ユーザが来店したことを精度よく判定できる。
【0122】
また、情報提供装置1は、表示変更部36を備える。表示変更部36は、来店履歴に応じた来店情報の表示内容を変更する。
【0123】
これにより、来店履歴に応じた来店情報の表示内容を変更することができるため、来店情報に応じた来店情報の表示内容が常に同じである場合に比べ、利便性を高めることができる。
【0124】
また、表示変更部36は、店舗装置3からの要求に基づいて来店情報に応じた来店情報の表示内容を変更する。
【0125】
これにより、店舗装置3からの要求に基づいて来店情報に応じた来店情報の表示内容が変更されることから、店舗側の意向にそった来店情報の表示内容とすることができる。
【0126】
また、表示変更部36は、端末ユーザの来店からの経過時間または来店頻度に基づき、来店情報の表示内容を変更する。
【0127】
これにより、端末ユーザの店舗への来店からの経過時間または来店頻度に応じて来店情報の表示内容が変更されるため、端末ユーザは、店舗への来店の状況を容易に把握することができる。
【0128】
また、情報提供装置1は、記憶部11と、ユーザ情報提供部37とを備える。記憶部11は、端末ユーザの属性情報を記憶する。ユーザ情報提供部37は、店舗へ来店した端末ユーザの属性情報を店舗装置3へ提供する。
【0129】
これにより、店舗側は、端末ユーザの店舗へ来店したユーザの属性情報を知ることができ、来店する端末ユーザの属性に応じた商品やサービスを提供することができる。
【0130】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。