特許第6153113号(P6153113)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6153113
(24)【登録日】2017年6月9日
(45)【発行日】2017年6月28日
(54)【発明の名称】写真撮影システム、データ送信方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/225 20060101AFI20170619BHJP
   H04N 5/222 20060101ALI20170619BHJP
   G03B 17/53 20060101ALI20170619BHJP
   G03B 17/02 20060101ALI20170619BHJP
【FI】
   H04N5/225 F
   H04N5/222 Z
   G03B17/53
   G03B17/02
【請求項の数】6
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2013-175824(P2013-175824)
(22)【出願日】2013年8月27日
(65)【公開番号】特開2015-46702(P2015-46702A)
(43)【公開日】2015年3月12日
【審査請求日】2016年8月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】591237685
【氏名又は名称】株式会社メイクソフトウェア
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】左巴 武仁
(72)【発明者】
【氏名】向井 真之
(72)【発明者】
【氏名】小澤 慶洋
【審査官】 鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】 実開平05−031435(JP,U)
【文献】 特開2007−228143(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/225
G03B 17/02
G03B 17/53
H04N 5/222
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影する撮影手段と、
写真撮影システムを制御する制御装置と、
前記撮影手段により撮影されて前記制御装置から送信される画像データを外部装置に順次送信する送信装置と、
商用交流電源及び前記制御装置の間に介在し、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記制御装置に電力を供給する二次電源を有すると共に、前記電力供給が停止した場合に第1電力停止信号を前記制御装置に送信する第1無停電電源装置と、
前記商用交流電源及び前記送信装置の間に介在し、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記送信装置に電力を供給する二次電源を有すると共に、前記電力供給が停止した場合に第2電力停止信号を前記送信装置に送信する第2無停電電源装置と、
を備え、
前記制御装置が、前記第1無停電電源装置から前記第1電力停止信号を受信した場合に、予め設定されたシャットダウン処理を実行する第1電源制御手段を備え、
前記送信装置が、前記第2無停電電源装置から前記第2電力停止信号を受信した場合でも、前記画像データの送信を継続させることが可能な第2電源制御手段を備える写真撮影システム。
【請求項2】
前記第2電源制御手段が、前記第2無停電電源装置から前記第2電力停止信号を受信した場合であって、未送信の前記画像データが存在する場合に、前記画像データの送信を継続させる請求項1に記載の写真撮影システム。
【請求項3】
前記制御装置が、前記撮影手段で撮影された前記画像データが順次記憶される第1データ記憶部と、前記第1データ記憶部に記憶されている前記画像データを前記送信装置に順次送信する第1送信制御手段と、前記送信装置から送信完了通知を受信した場合に該送信完了通知に対応する前記画像データを前記第1データ記憶部から消去する第1消去手段と、を更に備え、
前記送信装置が、前記制御装置から受信する前記画像データが順次記憶される第2データ記憶部と、前記第2データ記憶部に記憶されている前記画像データを前記外部装置に順次送信する第2送信制御手段と、前記第2送信制御手段による前記画像データの送信が完了した場合に該画像データに対応する前記送信完了通知を前記制御装置に通知する完了通知手段と、前記第2送信制御手段による前記画像データの送信が完了した場合に該画像データを前記第2データ記憶部から消去する第2消去手段と、を更に備える請求項1又は2に記載の写真撮影システム。
【請求項4】
前記制御装置が、前記送信装置の動作状態を判定する状態判定手段と、前記状態判定手段により前記送信装置が非動作状態であると判定された場合に前記第1データ記憶部に記憶されている前記画像データを前記外部装置に送信する第3送信制御手段と、を更に備える請求項3に記載の写真撮影システム。
【請求項5】
前記第2電源制御手段が、前記第2無停電電源装置から前記第2電力停止信号を受信した場合であって、未送信の前記画像データが存在しない場合は、予め設定されたシャットダウン処理を実行する請求項1〜4のいずれかに記載の写真撮影システム。
【請求項6】
被写体を撮影する撮影手段と、写真撮影システムを制御する制御装置と、前記撮影手段により撮影されて前記制御装置から送信される画像データを外部装置に順次送信する送信装置と、商用交流電源及び前記制御装置の間に介在し、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記制御装置に電力を供給する二次電源を有すると共に、前記電力供給が停止した場合に第1電力停止信号を前記制御装置に送信する第1無停電電源装置と、前記商用交流電源及び前記送信装置の間に介在し、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記送信装置に電力を供給する二次電源を有すると共に、前記電力供給が停止した場合に第2電力停止信号を前記送信装置に送信する第2無停電電源装置と、を備える写真撮影システムで実行されるデータ送信方法であって、
前記制御装置が、前記第1無停電電源装置から前記第1電力停止信号を受信した場合に、予め設定されたシャットダウン処理を実行し、
前記送信装置が、前記第2無停電電源装置から前記第2電力停止信号を受信した場合でも、前記画像データの送信を継続させることが可能なデータ送信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体を撮影する写真撮影システム及び写真撮影システムで実行されるデータ送信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ゲームセンターなどのアミューズメント施設に設置され、ユーザーを撮影してシール等に印刷する写真撮影システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の写真撮影システムは、撮影後の画像データを外部のサーバーに送信する機能を有することがある。これにより、例えば、ユーザーは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターなどの情報端末を用いたサーバーからのダウンロードによって撮影後の画像データを取得することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−203273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アミューズメント施設では、閉店時に写真撮影システムの電源を切ることにより省電力化が図られる。しかしながら、写真撮影システムの電源が切られたときに、写真撮影システムからサーバーに送信されていない画像データが存在する場合には、ユーザーが写真の撮影日に画像データを取得することができないという問題が生じる。なお、写真撮影システムの電源が常時ONにされていればこのような問題は生じないが、この場合には省電力化が阻害される。また、UPS(無停電電源装置)がコンピューターに接続されることがあるが(例えば、特許文献1参照)、従来のUPSの使用目的は、電力供給が突然停止した場合に正常なシャットダウン処理を行ってデータの消失を防止することにある。
【0005】
本発明の目的は、省電力化を図りつつ写真の撮影日に画像データが送信されない可能性を低減することが可能な写真撮影システム及びデータ送信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る写真撮影システムは、撮影手段、制御装置、送信装置、第1無停電電源装置、第2無停電電源装置を備える。前記撮影手段は、被写体を撮影するために用いられる。前記制御装置は、前記写真撮影システムを制御する。前記送信装置は、前記撮影手段により撮影されて前記制御装置から送信される画像データを外部装置に順次送信する。前記第1無停電電源装置は、商用交流電源及び前記制御装置の間に介在して設けられる。また、前記第1無停電電源装置は、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記制御装置に電力を供給する二次電源を有する。さらに、前記第1無停電電源装置は、前記電力供給が停止した場合に第1電力停止信号を前記制御装置に送信する。前記第2無停電電源装置は、前記商用交流電源及び前記送信装置の間に介在して設けられる。また、前記第2無停電電源装置は、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記送信装置に電力を供給する二次電源を有する。さらに、前記第2無停電電源装置は、前記電力供給が停止した場合に第2電力停止信号を前記送信装置に送信する。そして、前記制御装置は、前記第1無停電電源装置から前記第1電力停止信号を受信した場合に、予め設定されたシャットダウン処理を実行する第1電源制御手段を備える。また、前記送信装置は、前記第2無停電電源装置から前記第2電力停止信号を受信した場合でも、前記画像データの送信を継続させることが可能な第2電源制御手段を備える。
【0007】
本発明に係るデータ送信方法は、撮影手段、制御装置、送信装置、第1無停電電源装置、第2無停電電源装置を備える写真撮影システムで実行されるデータ送信方法である。前記撮影手段は、被写体を撮影するために用いられる。前記制御装置は、前記写真撮影システムを制御する。前記送信装置は、前記撮影手段により撮影されて前記制御装置から送信される画像データを外部装置に順次送信する。前記第1無停電電源装置は、商用交流電源及び前記制御装置の間に介在して設けられる。また、前記第1無停電電源装置は、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記制御装置に電力を供給する二次電源を有する。さらに、前記第1無停電電源装置は、前記電力供給が停止した場合に第1電力停止信号を前記制御装置に送信する。前記第2無停電電源装置は、前記商用交流電源及び前記送信装置の間に介在して設けられる。また、前記第2無停電電源装置は、前記商用交流電源からの電力供給が停止した場合に前記送信装置に電力を供給する二次電源を有する。さらに、前記第2無停電電源装置は、前記電力供給が停止した場合に第2電力停止信号を前記送信装置に送信する。そして、前記データ送信方法では、前記制御装置が、前記第1無停電電源装置から前記第1電力停止信号を受信した場合に、予め設定されたシャットダウン処理を実行する。一方、前記送信装置は、前記第2無停電電源装置から前記第2電力停止信号を受信した場合でも、前記画像データの送信を継続させることが可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、省電力化を図りつつ写真の撮影日に画像データが送信されない可能性を低減することが可能な写真撮影システム及びデータ送信方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの外観を示す斜視図。
図2】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの構成を示すブロック図。
図3】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムで使用されるキューイングリストのデータ構造の一例を示す図。
図4】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの制御装置で実行されるメイン制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図5】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの制御装置で実行されるキュー同期処理の手順の一例を示すフローチャート。
図6】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの制御装置で実行されるキュー登録処理の手順の一例を示すフローチャート。
図7】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの制御装置で実行される送信制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図8】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの制御装置で実行される第1電源制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図9】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの送信装置で実行される代替送信処理の手順の一例を示すフローチャート。
図10】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムの送信装置で実行される第2電源制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図11】本発明の実施の形態に係る写真撮影システムに接続されるサーバーで実行される受信制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0011】
[写真撮影システム1]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る写真撮影システム1の構成について説明する。なお、写真撮影システム1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設に設置されて使用される。
【0012】
図1に示すように、写真撮影システム1の設置空間は、撮影コーナー10及び落書きコーナー20に大別される。撮影コーナー10は、写真撮影が行われる場所であり、落書きコーナー20は、撮影後の画像データの編集が行われる場所である。
【0013】
そして、写真撮影システム1は、図2に示すように、撮影コーナー10に配置されたカメラ11、操作表示部12、スピーカー13、及びストロボ14などを備える。カメラ11は、被写体であるユーザーを撮影する撮影手段である。操作表示部12は、表示部及び操作部を有する。前記表示部は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどである。前記操作部は、ユーザー操作を受け付けるハードキー又はタッチパネルなどである。スピーカー13は、撮影コーナー10に存在するユーザーに対して各種の音声案内を行うために用いられる。ストロボ14は、カメラ11による撮影時に発光する発光装置である。
【0014】
また、写真撮影システム1は、図1及び図2に示すように、落書きコーナー20に配置された操作表示部21、タッチペン22、スピーカー23、及びプリンター24などを備える。なお、写真撮影システム1では、図1に示す落書きコーナー20の背面側にも、操作表示部21、タッチペン22、及びスピーカー23が設けられており、異なる二組のユーザーに対して並行して編集作業を提供することが可能である。
【0015】
操作表示部21は、表示部及び操作部を有する。前記表示部は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどである。前記操作部は、ユーザー操作を受け付けるハードキー又はタッチパネルなどである。タッチペン22は、操作表示部21のタッチパネルに対するタッチ操作を行うために用いられる。スピーカー23は、落書きコーナー20に存在するユーザーに対して各種の音声案内を行うために用いられる。プリンター24は、カメラ11で撮影された画像データに基づいてシールなどの記録媒体に画像を形成する画像形成手段であって、プリンター24で印刷された後の前記記録媒体は取り出し口25から排出される。
【0016】
さらに、図2に示すように、写真撮影システム1は、制御装置30、送信装置40、UPS50、UPS60、ルーター70、及び無線端末80などを備える。制御装置30、送信装置40、UPS50、UPS60、及びルーター70などは、写真撮影システム1の落書きコーナー20側の筐体内に設けられており、メンテナンス扉26を開くことによりアクセス可能である。
【0017】
ルーター70は、制御装置30及び送信装置40と無線端末80とを接続する中継装置である。無線端末80は、インターネットなどの通信網100を介して外部装置との間で無線通信方式のデータ通信を実行するデータ通信カードなどの無線通信機器である。具体的に、写真撮影システム1は、写真撮影システム1が配置された前記アミューズメント施設の外部に設けられたサーバー200に通信網100を介して接続される。なお、サーバー200には、通信網100を介して一又は複数の写真撮影システム1が接続可能である。また、サーバー200には、通信網100を介して一又は複数の通信端末300が接続可能である。
【0018】
なお、無線端末80は、制御装置30等と共に写真撮影システム1の落書きコーナー20側の筐体に設けられていてもよいが、電波状況を考慮して写真撮影システム1の上部の開放空間などに設置されることが望ましい。また、写真撮影システム1が無線端末80を備えておらず、ルーター70を介して有線通信方式でデータ通信を実行することも考えられる。
【0019】
[サーバー200]
サーバー200は、制御201、記憶部202、及び通信I/F203などを備えるコンピューターである。なお、写真撮影システム1にサーバー200を加えた構成を本発明に係る写真撮影システムとして捉えてもよい。制御部201は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶手段である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性の記憶手段であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部201は、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりサーバー200を制御する。
【0020】
記憶部202は、ハードディスク又はSSDなどの記憶手段であり、制御部201は、記憶部202への情報の記憶及び記憶部202からの情報の読み出しが可能である。通信I/F203は、サーバー200を通信網100に接続し、通信網100を介して写真撮影システム1又は通信端末300との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0021】
具体的に、サーバー200において、制御部201は、後述の受信制御処理(図11参照)を実行することにより、写真撮影システム1から受信する撮影後の画像データを記憶部202に記憶して管理する。これにより、ユーザーは、通信端末300を用いてサーバー200にアクセスし、記憶部202に記憶されている前記画像データのダウンロードを実行することが可能である。なお、サーバー200が、メールなどにより通信端末300に対して能動的に前記画像データを送信する構成であってもよい。
【0022】
[UPS50及びUPS60]
UPS50及びUPS60は、電源スイッチ3を介して商用交流電源2に接続される。電源スイッチ3は、例えば写真撮影システム1の落書きコーナー20側の筐体の底面に設けられており、写真撮影システム1の電源を一括してON/OFFにするために操作される。
【0023】
UPS50は、商用交流電源2及び制御装置30の間に介在して設けられている。そして、UPS50は、商用交流電源2から電力が供給されている場合は、その電力を制御装置30に供給する。また、UPS50は、商用交流電源2からの電力供給が停止した場合に制御装置30に電力を供給する二次電源51を有する。なお、二次電源51は、商用交流電源2からの供給電力によって充電される蓄電池である。さらに、UPS50は、電源スイッチ3が切られた場合、又は商用交流電源2が停電した場合に、制御装置30に第1電力停止信号を送信する。なお、UPS50は、商用交流電源2からの電力供給が再開した場合に、制御装置30に電力復旧信号を送信する。
【0024】
一方、UPS60は、商用交流電源2及び送信装置40の間に介在して設けられている。そして、UPS60は、商用交流電源2から電力が供給されている場合は、その電力を送信装置40に供給する。また、UPS60は、商用交流電源2からの電力供給が停止した場合に送信装置40に電力を供給する二次電源61を有する。なお、二次電源61は、商用交流電源2からの供給電力によって充電される蓄電池である。さらに、UPS60は、電源スイッチ3が切られた場合、又は商用交流電源2が停電した場合に、送信装置40に第2電力停止信号を送信する。なお、UPS60は、商用交流電源2からの電力供給が再開した場合に、送信装置40に電力復旧信号を送信する。
【0025】
[制御装置30]
制御装置30は、制御部31、記憶部32、及び通信I/F33などを備えるコンピューターである。制御装置30は、UPS50を介して商用交流電源2に接続されており、商用交流電源2又はUPS50からの供給電力によって稼動する。なお、制御装置30は、1台のコンピューターに限らず、複数台のコンピューターが協働して動作するコンピューターシステムであってもよい。
【0026】
制御部31は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROM又は前記EEPROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶手段である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性の記憶手段であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM、前記EEPROM、又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより写真撮影システム1を統括的に制御する。
【0027】
記憶部32は、ハードディスク又はSSDなどの記憶手段である。具体的に、記憶部32には、プログラム記憶部321及び第1データ記憶部322が含まれる。プログラム記憶部321は、制御部31に後述のメイン制御処理(図4図6参照)、送信制御処理(図7参照)、及び第1電源制御処理(図8参照)を実行させるための制御プログラムが記憶される記憶領域である。
【0028】
また、第1データ記憶部322は、カメラ11で撮影された画像データが順次記憶される記憶領域である。ここで、第1データ記憶部322における前記画像データの管理は、制御部31によって実行されるキューイング処理によって行われる。具体的に、制御部31は、前記キューイング処理として、第1データ記憶部322に対して前記画像データを順次記憶させると共に、前記画像データを記憶された順で前記第1データ記憶部322から出力する処理を実行する。
【0029】
ここに、図3は、前記キューイング処理で使用されるキューイングリストD1のデータ構造の一例を示す図である。なお、キューイングリストD1も第1データ記憶部322に記憶される。図3に示すように、キューイングリストD1には、前記画像データ各々に対応する固有番号、画像番号、及び画像情報などのキュー情報が含まれる。前記固有番号は、各プレイを識別するためのプレイIDなどの情報であり、前記画像番号は、同一プレイにおける各画像データを識別するためにプレイごとに割り当てられる画像IDなどの情報である。また、前記画像情報は、前記固有番号及び前記画像番号に対応する前記画像データを識別するためのファイル名などである。そして、制御部31は、前記画像データを第1データ記憶部322に記憶する際に、前記画像データに対応する前記キュー情報をキューイングリストD1に上から順に登録する。
【0030】
通信I/F33は、制御装置30を送信装置40及びルーター70に接続し、送信装置40及びルーター70各々との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0031】
また、制御部31は、撮影制御部311、編集制御部312、画像生成部313、記憶処理部314、第1送信制御部315、第1消去部316、状態判定部317、第3送信制御部318、及び第1電源制御部319などを含む。具体的に、制御部31は、前記CPUにより前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することにより、撮影制御部311、編集制御部312、画像生成部313、記憶処理部314、第1送信制御部315、第1消去部316、状態判定部317、第3送信制御部318、及び第1電源制御部319として機能する。
【0032】
ここに、第1送信制御部315、第1消去部316、状態判定部317、第3送信制御部318、及び第1電源制御部319として機能するときの制御部31が、第1送信制御手段、第1消去手段、状態判定手段、第3送信制御手段、及び第1電源制御手段の一例である。なお、制御部31が電子回路である場合、撮影制御部311、編集制御部312、画像生成部313、記憶処理部314、第1送信制御部315、第1消去部316、状態判定部317、第3送信制御部318、及び第1電源制御部319は、それぞれの機能を実現する回路モジュールである。
【0033】
撮影制御部311は、撮影コーナー10内のユーザーを撮影するための撮影処理を実行する。具体的に、前記撮影処理において、撮影制御部311は、写真撮影に関する案内をスピーカー13から出力させると共に、操作表示部12に対するユーザー操作に応じて写真の撮影方法などを設定する。そして、撮影制御部311は、カメラ11及びストロボ14を制御することによりユーザーを撮影する。なお、撮影制御部311で撮影された画像データは、制御部31の前記EEPROM又は記憶部32に一時的に記憶される。
【0034】
編集制御部312は、カメラ11で撮影された前記画像データを編集するための落書き処理を実行する。具体的に、前記落書き処理において、編集制御部312は、前記画像データの編集操作に関する案内をスピーカー23から出力させると共に、タッチペン22を用いた操作表示部21に対するユーザー操作に応じて前記画像データを編集する。
【0035】
画像生成部313は、編集制御部312によって実行された前記落書き処理における編集内容に基づいて印刷用の画像データ及び送信用の画像データを生成する。例えば、前記送信用の画像データは、前記印刷用の画像データよりも低画質又は小サイズの画像データである。そして、画像生成部313により生成された前記印刷用の画像データは、制御部31からプリンター24に送信され、プリンター24によって印刷される。
【0036】
記憶処理部314は、画像生成部313により生成された前記送信用の画像データを記憶部32の第1データ記憶部322に順次記憶させると共に、前記画像データに対応する前記キュー情報をキューイングリストD1に登録する。なお、前記送信用の画像データには、例えばヘッダー情報として、ユーザーID、プレイID、画像ID、固有番号、画像番号、及び画像情報などのように各ユーザー又は各プレイを特定することが可能なプレイ情報が付加されている。
【0037】
第1送信制御部315は、第1データ記憶部322に記憶されている前記画像データを送信装置40に順次送信する。これにより、前記画像データは、送信装置40からサーバー200に送信されることになる。具体的に、第1送信制御部315は、第1データ記憶部322に記憶されている画像データを、第1データ記憶部322への記憶順序が早いものから順に送信する。但し、後述するように、第1送信制御部315は、送信装置40が非動作状態である場合には送信装置40への前記画像データの送信を停止することになる。
【0038】
第1消去部316は、送信装置40から後述の送信完了通知を受信した場合に該送信完了通知に対応する前記画像データを第1データ記憶部322から消去すると共に、前記画像データに対応する前記キュー情報をキューイングリストD1から消去する。即ち、制御装置30では、第1データ記憶部322に記憶されている前記画像データが、送信装置40から前記送信完了通知が受信されるまで保持される。
【0039】
状態判定部317は、送信装置40の動作状態を判定する。具体的に、状態判定部317は、送信装置40に対して予め設定された周期で監視信号を送信し、送信装置40から応答信号を受信した場合に、送信装置40が動作状態であると判定する。また、状態判定部317は、前記監視信号を送信後、予め設定された所定時間の間に送信装置40から前記応答信号が受信されない場合に、送信装置40が非動作状態であると判定する。なお、送信装置40の動作状態を判定するための手法はこれに限らない。例えば、状態判定部317が、送信装置40から予め設定された間隔で能動的に送信される監視信号が受信されなくなった場合に送信装置40が非動作状態であると判定することも考えられる。
【0040】
第3送信制御部318は、状態判定部317により送信装置40が非動作状態であると判定された場合に、第1データ記憶部322に記憶されている前記画像データをサーバー200に送信する。一方、第3送信制御部318は、状態判定部317により送信装置40が動作状態であると判定されている間は、サーバー200への前記画像データの送信を実行しない。即ち、写真撮影システム1では、送信装置40が正常に動作している場合には、前記画像データが制御装置30から送信装置40を経てサーバー200に送信され、送信装置40が正常に動作していない場合には、前記画像データが制御装置30からサーバー200に直接送信される。
【0041】
第1電源制御部319は、UPS50から前記第1電力停止信号を受信した場合に、予め設定されたシャットダウン処理を実行し、制御装置30の電源をOFFにする。これにより、制御装置30では、商用交流電源2からの電力供給が突然停止した場合でも、正常なシャットダウン処理を行ってデータの消失を防止することができる。なお、制御装置30は、次に商用交流電源2からUPS50への電力供給が開始された場合にUPS50から送信される起動信号を受信した場合に起動する。
【0042】
[送信装置40]
一方、送信装置40は、制御部41、記憶部42、及び通信I/F43などを備え、カメラ11で撮影されて制御装置30から送信される前記画像データをサーバー200に順次送信する小型のデータサーバーである。送信装置40は、UPS60を介して商用交流電源2に接続されており、商用交流電源2又はUPS60からの供給電力によって稼動する。
【0043】
制御部41は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROM又は前記EEPROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶手段である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性の記憶手段であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM、前記EEPROM、又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより送信装置40を制御する。
【0044】
記憶部42は、ハードディスク又はSSDなどの記憶手段である。具体的に、記憶部42には、プログラム記憶部421及び第2データ記憶部422が含まれる。プログラム記憶部421は、制御部41に、後述の代替送信処理(図9参照)、及び第2電源制御処理(図10参照)を実行させるための制御プログラムが記憶される記憶領域である。
【0045】
また、第2データ記憶部422は、制御装置30から受信する前記画像データが順次記憶される記憶領域である。ここで、第2データ記憶部422における前記画像データの管理は、制御装置30の制御部31と同様に、制御部41によって実行されるキューイング処理によって行われる。なお、制御部41によって実行される前記キューイング処理でも、図3に示すキューイングリストD1と同様のキューイングリストD2が使用され、キューイングリストD2は第2データ記憶部422に記憶される。具体的に、制御部41は、前記画像データを第2データ記憶部422に記憶する際に、前記画像データに対応する前記キュー情報をキューイングリストD2に上から順に登録する。
【0046】
通信I/F43は、送信装置40を制御装置30及びルーター70に接続し、制御装置30及びルーター70各々との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0047】
そして、制御部41は、第2送信制御部411、完了通知部412、第2消去部413、及び第2電源制御部414を含む。具体的に、制御部41は、前記CPUにより前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することにより、第2送信制御部411、完了通知部412、第2消去部413、及び第2電源制御部414として機能する。
【0048】
ここに、第2送信制御部411、完了通知部412、第2消去部413、及び第2電源制御部414として機能するときの制御部41が、第2送信制御手段、完了通知手段、第2消去手段、及び第2電源制御手段の一例である。なお、制御部41が電子回路である場合、第2送信制御部411、完了通知部412、第2消去部413、及び第2電源制御部414は、それぞれの機能を実現する回路モジュールである。
【0049】
第2送信制御部411は、第2データ記憶部422に記憶されている前記画像データをサーバー200に順次送信する。具体的に、第2送信制御部411は、第2データ記憶部422に記憶されている前記画像データを、キューイングリストD2に基づいて第2データ記憶部422への記憶順序が早いものから順に送信する。
【0050】
完了通知部412は、第2送信制御部411による前記画像データの送信が完了した場合に該画像データに対応する送信完了通知を制御装置30に送信する。具体的に、完了通知部412は、第2送信制御部411によりサーバー200に前記画像データが送信された後、サーバー200から受信完了通知を受信した場合に前記画像データの送信が完了したと判断し、前記送信完了通知を制御装置30に送信する。
【0051】
第2消去部413は、サーバー200から前記受信完了通知を受信した場合に前記受信完了通知に対応する前記画像データを第2データ記憶部422から消去すると共に、前記画像データに対応する前記キュー情報をキューイングリストD2から消去する。即ち、送信装置40では、第2データ記憶部422に記憶されている前記画像データが、サーバー200から前記受信完了通知が受信されるまで保持される。
【0052】
第2電源制御部414は、UPS60から前記第2電力停止信号を受信した場合に、未送信の前記画像データの有無に応じて予め設定された異なる処理を実行する。具体的に、第2電源制御部414は、前記第2電力停止信号を受信したときに未送信の前記画像データが存在する場合には、第2送信制御部411によって実行される前記画像データの送信を継続させる。一方、第2電源制御部414は、前記第2電力停止信号を受信したときに未送信の前記画像データが存在しない場合、又は前記第2電力停止信号を受信した後に未送信の前記画像データの送信が完了した場合には、予め設定されたシャットダウン処理を実行し、送信装置40の電源をOFFにする。このように,写真撮影システム1では、商用交流電源2からの電力供給が停止した場合における制御装置30及び送信装置40の動作が異なる。また、第2電源制御部414が、前記第2電力停止信号を受信した場合に、未送信の前記画像データの有無を判断することなく送信装置40の稼動を継続させることも他の実施形態として考えられる。この場合でも、結果として、第2電源制御部414は、前記第2電力停止信号を受信した場合であって、未送信の前記画像データが存在する場合に、前記画像データの送信を継続させることが可能である。
【0053】
ところで、写真撮影システム1が設定された前記アミューズメント施設では、閉店時に写真撮影システム1の電源を切ることにより省電力化が図られる。しかしながら、写真撮影システム1の電源が切られた時点で未送信の画像データが存在する場合には、ユーザーが写真の撮影日に画像データを取得することができないという問題が懸念される。これに対し、写真撮影システム1では、制御装置30及び送信装置40において下記のデータ送信方法により前記画像データが送信されることにより、省電力化を図りつつ、写真の撮影日に画像データが送信されない可能性を低減することが可能である。
【0054】
[制御装置30側の処理]
まず、図4図8を参照しつつ、制御装置30において制御部31により実行されるメイン制御処理、送信制御処理、及び第1電源制御処理の各手順について説明する。なお、制御部31は、写真撮影システム1の電源の投入後に、前記メイン制御処理(図4参照)及び前記第1電源制御処理(図8参照)を略並行して実行する。
【0055】
[メイン制御処理]
ここに、図4は、制御部31で実行される前記メイン制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0056】
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部31は、送信装置40から未通知の前記送信完了通知の有無を確認する未通知確認処理を実行する。具体的に、制御部31は、送信装置40に対して、制御装置30から受領通知を受信していない前記送信完了通知の送信を要求する。これに対し、送信装置40は、制御装置30から受領通知を受信していない前記送信完了通知が存在する場合に、前記送信完了通知を再送する。これにより、制御装置30の電源が切れている状態で送信装置40からサーバー200への前記画像データの送信が行われた場合に、その旨を制御部31が認識することが可能である。そして、制御部31は、送信装置40から受信する前記送信完了通知に対応する前記画像データ及び前記キュー情報を第1データ記憶部322から消去する。
【0057】
なお、制御部31が送信装置40から受領していない前記送信完了通知の有無を確認するための手法はこれに限らない。例えば、制御装置30の記憶部32及び送信装置40の記憶部42に送信装置40により送信が完了した前記画像データを示す履歴情報が記憶されており、制御部31が、前記履歴情報を比較することにより送信装置40から受領していない前記送信完了通知の有無を確認することも考えられる。なお、ステップS1における前記未通知確認処理は、後述のキュー同期処理におけるステップS12及びステップS13の間に実行されてもよい。
【0058】
ところで、ステップS1が実行されない場合には、制御装置30又は送信装置40からサーバー200に過去に送信した前記画像データが再度送信されることになる可能性がある。しかしながら、サーバー200が、過去に受信した前記画像データと前記プレイ情報が同一の画像データについては、過去の前記画像データを上書きすること、又は二度目の前記画像データの受信を無視するなどの処理を実行することも考えられる。そのため、ステップS1は省略してもよい。
【0059】
<ステップS10>
続いて、ステップS10において、制御部31は、第1データ記憶部322と第2データ記憶部422とに記憶されている前記画像データ及び前記キュー情報を同期させるためのキュー同期処理(図5参照)を実行する。なお、前記キュー同期処理については後段で説明する。
【0060】
<ステップS2>
次に、ステップS2において、制御部31は、前記送信制御処理(図7参照)を起動させる。これにより、制御部31では、前記メイン制御処理、前記送信制御処理、及び前記第1電源制御処理が略並行して実行される。
【0061】
<ステップS3〜S4>
そして、制御部31は、予め設定されたプレイ待機画面を操作表示部12に表示させ(S3)、プレイ開始要求を待ち受ける(S4のNo側)。例えば、制御部31は、写真撮影システム1に設けられた不図示の料金投入部に所定の金額が投入されたか否かに応じて前記プレイ開始要求の有無を判断する。また、制御部31は、前記プレイ待機画面に表示されたスタートボタンなどの操作の有無に応じて前記プレイ開始要求の有無を判断してもよい。そして、制御部31は、プレイ開始要求があったと判断すると(S4のYes側)、処理をステップS5に移行させる。
【0062】
<ステップS5〜S6>
ステップS5において、制御部31は、前記撮影処理を実行することにより、撮影コーナー10内のユーザーをカメラ11で撮影する。そして、ステップS6において、制御部31は、前記落書き処理を実行することにより、カメラ11で撮影された画像データを、操作表示部21に対するユーザー操作に応じて編集する。
【0063】
<ステップS7〜S9>
その後、制御部31は、前記落書き処理における編集内容を反映させた印刷用の画像データを生成し(S7)、その生成された画像データをプリンター24に送信して印刷させる(S8)。また、ステップS9において、制御部31は、前記落書き処理における編集内容を反映させた送信用の画像データを生成する。
【0064】
<ステップS20>
そして、ステップS20において、制御部31は、前記画像データを第1データ記憶部322又は第2データ記憶部422に登録するためのキュー登録処理(図6参照)を実行する。なお、前記キュー登録処理については後段で説明する。
【0065】
[キュー同期処理]
ここで、図5を参照しつつ、ステップS10で実行される前記キュー同期処理の手順の一例について説明する。
【0066】
<ステップS11>
ステップS11において、制御部31は、状態判定部317により判定される送信装置40が動作状態であるか否かに応じて処理を分岐する。具体的に、制御部31は、送信装置40が動作状態であると判定されている場合には(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させ、送信装置40が非動作状態であると判定されている場合には(S11のNo側)、当該キュー同期処理を終了させる。
【0067】
<ステップS12>
ステップS12において、制御部31は、第1データ記憶部322及び第2データ記憶部422に記憶されているキューイングリストD1及びキューイングリストD2の内容が一致するか否かを判断する。ここで、制御部31は、キューイングリストD1及びD2の内容が一致しないと判断した場合には(S12のNo側)、処理をステップS13に移行させる。なお、制御部31は、キューイングリストD1及びD2の内容が一致すると判断した場合には(S12のYes側)、当該キュー同期処理を終了させる。
【0068】
<ステップS13>
ステップS13において、制御部31は、第1データ記憶部322に記憶されているキューイングリストD1及び前記画像データを第2データ記憶部422にコピーして同期させる。これにより、送信装置40の異常終了などにより第2データ記憶部422のキューイングリストD2及び前記画像データに破損が生じた場合であっても、未送信の前記画像データを送信装置40から再送することが可能になる。
【0069】
[キュー登録処理]
続いて、図6を参照しつつ、ステップS20で実行される前記キュー登録処理の手順の一例について説明する。
【0070】
<ステップS21>
ステップS21において、制御部31は、ステップS9で生成された前記画像データ及び前記画像データに関する前記キュー情報を第1データ記憶部322に記憶させる。
【0071】
<ステップS22>
ステップS22において、制御部31は、ステップS11と同様に、送信装置40が動作状態であるか否かに応じて処理を分岐する。具体的に、制御部31は、送信装置40が動作状態であると判定されている場合には(S22のYes側)、処理をステップS23に移行させる。また、制御部31は、送信装置40が非動作状態であると判定されている場合には(S22のNo側)、当該キュー登録処理を終了させる。
【0072】
<ステップS23>
ステップS23において、制御部31は、ステップS21でデータ記憶部312に記憶された前記画像データを送信装置40に順次送信する。ここに、ステップS23は、第1送信制御部315によって実行される。そして、送信装置40では、前記制御部41により、前記画像データが第2データ記憶部422に記憶され、前記画像データに対応する前記キュー情報がキューイングリストD2に上から順に登録される。
【0073】
なお、前記画像データを送信した後、予め設定された待機時間内に送信装置40から前記送信完了通知が受信できない場合、制御部31は、前記画像データを送信装置40に再送することが考えられる。ここで、制御部31は、前記画像データの再送を所定回数実行しても前記送信完了通知が受信できない場合、制御部31は前記画像データの再送信を終了してエラー状態となる。また、制御部31が、前記画像データの再送を所定回数実行しても前記送信完了通知が受信できない場合に、前記画像データをサーバー200に直接送信することも考えられる。
【0074】
[送信制御処理]
次に、図7を参照しつつ、制御部31により実行される前記送信制御処理の手順の一例について説明する。
【0075】
<ステップS31>
まず、ステップS31において、制御部31は、ステップS11と同様に、送信装置40が動作状態であるか否かに応じて処理を分岐する。具体的に、制御部31は、送信装置40が動作状態であると判定されている場合には(S31のYes側)、処理をステップS311に移行させる。また、制御部31は、送信装置40が非動作状態であると判定されている場合には(S31のNo側)、処理をステップS32に移行させる。
【0076】
<ステップS311>
ステップS311において、制御部31は、送信装置40から前記送信完了通知を受信したか否かを判断する。ここで、制御部31は、前記送信完了通知を受信したと判断すると(S311のYes側)、処理をステップS35に移行させる。また、制御部31は、前記送信完了通知を受信していないと判断すると(S311のNo側)、処理をステップS312に移行させる。
【0077】
<ステップS312>
ステップS312において、制御部31は、ステップS20と同様の前記キュー同期処理(図5参照)を実行し、処理をステップS31に戻す。このように、制御装置30は、写真撮影システム1の電源ON時に限らず、送信装置40が一時的に非動作状態となった後、復旧した場合にも前記キュー同期処理を実行する。
【0078】
<ステップS32>
一方、ステップS32において、制御部31は、キューイングリストD1に基づいて、第1データ記憶部322に未送信の前記画像データが存在するか否かを判断する。ここで、制御部31は、第1データ記憶部322に未送信の前記画像データが存在すると判断した場合は(S32のYes側)、処理をステップS33に移行させる。また、制御部31は、第1データ記憶部322に未送信の前記画像データが存在していないと判断した場合には(S32のNo側)、処理をステップS31に戻す。
【0079】
<ステップS33>
ステップS33において、制御部31は、第1データ記憶部322に記憶されている未送信の前記画像データをサーバー200に直接送信する。具体的に、制御部31は、通信I/F33、ルーター70、無線端末80を用いて、通信網100に接続されたサーバー200に前記画像データを送信する。ここに、ステップS33は、制御部31の第3送信制御部318によって実行される。
【0080】
このように、写真撮影システム1では、送信装置40が動作状態である場合には、送信装置40を経由してサーバー200に前記画像データが送信されるが、送信装置40が非動作状態である場合には、制御装置30によってサーバー200に前記画像データが送信される。
【0081】
<ステップS34>
その後、ステップS34において、制御部31は、ステップS33における前記画像データの送信後から、予め設定された待機時間が経過するまでの間に、サーバー200から受信完了通知を受信したか否かを判断する。ここで、制御部31は、前記待機時間内に前記受信完了通知を受信していないと判断した場合には(S34のNo側)、処理をステップS33に戻して前記画像データの再送を実行する。なお、前記画像データの再送信を所定回数実行しても前記受信完了通知が受信できない場合、制御部31は前記画像データの再送信を終了してエラー状態となる。また、制御部31は、前記待機時間内に前記受信完了通知を受信したと判断した場合には(S34のYes側)、処理をステップS35に移行させる。
【0082】
<ステップS35>
サーバー200から前記受信完了通知を受信した場合(S34のYes側)、又は送信装置40から前記送信完了通知を受信した場合(S311のYes側)、制御部31は、第1データ記憶部322から送信済の前記画像データ及び前記キュー情報を消去し(S35)、処理をステップS31に戻す。ここに、ステップS35は、制御部31の第1消去部316によって実行される。
【0083】
即ち、制御装置30では、前記画像データのサーバー200への送信が完了するまでの間は、第1データ記憶部322から前記画像データが消去されない。これにより、写真撮影システム1では、制御装置30から送信装置40に前記画像データが送信された後に、送信装置40が前記画像データをサーバー200に送信することができない状況に至った場合であっても、前記画像データを制御装置30からサーバー200に直接送信することが可能である。
【0084】
[第1電源制御処理]
続いて、図8を参照しつつ、制御部31により実行される前記第1電源制御処理の手順の一例について説明する。ここに、前記第1電源制御処理は、制御部31の第1電源制御部319によって実行される。
【0085】
<ステップS41>
ステップS41において、制御部31は、UPS50から前記第1電力停止信号を受信したか否かを判断する。ここで、制御部31は、前記第1電力停止信号を受信したと判断すると(S41のYes側)、処理をステップS42に移行させ、前記第1電力停止信号を受信していないと判断すると(S41のNo側)、処理をステップS41に戻して前記第1電力停止信号の受信を監視する。なお、前記第1電力停止信号を受信した後、即ち商用交流電源2からの電力供給が停止した後は、制御装置30への電力供給は、UPS50が備える二次電源51によって行われる。
【0086】
<ステップS42>
ステップS42において、制御部31は、制御装置30の電源を正常にOFFにする際に実行される予め設定されたシャットダウン処理を実行し、制御装置30の電源をOFFにする。このように、制御装置30では、商用交流電源2からの電力供給が停止した場合には、速やかに前記シャットダウン処理が実行されることにより制御装置30を正常に電源OFFの状態にすることができる。もちろん、UPS50が有する二次電源51は、制御装置30で前記シャットダウン処理が実行されるまで制御装置30を稼動させることができる電気容量を有するものである。
【0087】
[送信装置40側の処理]
次に、図9及び図10を参照しつつ、送信装置40側で制御部41により実行される代替送信処理及び第2電源制御処理について説明する。なお、制御部41は、送信装置40の電源がONである場合に前記代替送信処理及び前記第2電源制御処理を略並行して実行する。
【0088】
[代替送信処理]
まず、図9を参照しつつ、制御部41で実行される前記代替送信処理の手順の一例について説明する。
【0089】
<ステップS51>
ステップS51において、制御部41は、キューイングリストD2に基づいて、第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在するか否かを判断する。ここで、制御部41は、未送信の前記画像データが存在すると判断した場合には(S51のYes側)、処理をステップS52に移行させる。また、制御部41は、未送信の前記画像データが存在しないと判断した場合には(S51のNo側)、処理をステップS56に移行させる。
【0090】
<ステップS52>
ステップS52において、制御部41は、第2データ記憶部422に記憶されている未送信の前記画像データを、キューイングリストD2に基づいて記憶順序の早い前記画像データから順にサーバー200に送信する。具体的に、制御部41は、通信I/F43、ルーター70、無線端末80を用いて、通信網100に接続されたサーバー200に前記画像データを送信する。ここに、ステップS52は、制御部41の第2送信制御部411によって実行される。
【0091】
<ステップS53>
ステップS53において、制御部41は、ステップS52における前記画像データの送信後から、予め設定された待機時間が経過するまでの間に、サーバー200から受信完了通知を受信したか否かを判断する。ここで、制御部41は、前記待機時間内に前記受信完了通知を受信していないと判断した場合には(S53のNo側)、処理をステップS52に戻して前記画像データの再送を実行する。また、制御部41は、前記待機時間内に前記受信完了通知を受信したと判断した場合には(S53のYes側)、処理をステップS54に移行させる。
【0092】
<ステップS54〜S55>
そして、制御部41は、第2データ記憶部422から送信済の前記画像データ及び前記キュー情報を消去し(S54)、前記画像データに対応する前記送信完了通知を送信装置40に送信する(S55)。ここに、ステップS54は、制御部41の第2消去部413により実行され、ステップS55は、制御部41の完了通知部412によって実行される。
【0093】
<ステップS56〜S57>
ステップS56において、制御部41は、制御装置30からの前記画像データの送信を待ち受けており(S56のNo側)、前記画像データが送信されたと判断すると(S56のYes側)、前記画像データの受信処理を実行する(S57)。
【0094】
<ステップS58>
そして、ステップS58において、制御部41は、ステップS57で受信した前記画像データを第2データ記憶部422に記憶し、前記画像データに対応する前記キュー情報をキューイングリストD2に上から順に登録する。そして、制御部41は、処理をステップS51に戻す。このように、送信装置40では、制御部41によって前記代替送信処理が実行されることにより、制御装置30から受信する前記画像データが第2データ記憶部422に順次記憶されると共に、登録されたキューイングリストD2に基づいて、前記画像データ各々は第2データ記憶部422に記憶された順番が早いものから順にサーバー200に送信される。
【0095】
[第2電源制御処理]
続いて、図10を参照しつつ、制御部41により実行される前記第2電源制御処理の手順の一例について説明する。ここに、前記第2電源制御処理は、制御部41の第2電源制御部414によって実行される。
【0096】
<ステップS61>
ステップS61において、制御部41は、UPS60から前記第2電力停止信号を受信したか否かを判断する。ここで、制御部41は、前記第2電力停止信号を受信したと判断すると(S61のYes側)、処理をステップS62に移行させ、前記第2電力停止信号を受信していないと判断すると(S61のNo側)、処理をステップS61に戻して前記第2電力停止信号の受信を監視する。なお、前記第2電力停止信号を受信した後、即ち商用交流電源2からの電力供給が停止した後は、送信装置40への電力供給は、UPS60が備える二次電源61によって行われる。
【0097】
<ステップS62>
ステップS62において、制御部41は、キューイングリストD2に基づいて、送信装置40の第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在するか否かを判断する。ここで、制御部41は、第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在すると判断した場合は(S62のYes側)、処理をステップS63に移行させる。また、制御部41は、第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在しないと判断した場合には(S62のNo側)、処理をステップS621に移行させる。
【0098】
<ステップS621>
第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在しない場合、制御部41は、ステップS621において、送信装置40の電源を正常にOFFする際に実行される予め設定されたシャットダウン処理を実行し、送信装置40の電源をOFFにする。なお、送信装置40は、次に商用交流電源2からUPS60への電力供給が開始された場合にUPS60から送信される起動信号を受信した場合に起動する。ここに、ステップS621は、制御部41の第2電源制御部414によって実行される。
【0099】
<ステップS63>
一方、ステップS63において、制御部41は、UPS60から前記電力復旧信号を受信したか否かを判断する。ここで、制御部41は、前記電力復旧信号を受信したと判断すると(S63のYes側)、処理をステップS61に戻す。また、制御部41は、前記電力復旧信号を受信していないと判断している間は(S63のNo側)、処理をステップS62に戻して第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在するか否かを繰り返し判断する。
【0100】
以上説明したように、送信装置40では、商用交流電源2からの電力供給が停止した場合でも、第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在する場合には、送信装置40のシャットダウン処理が実行されない。即ち、送信装置40では、商用交流電源2からの電力供給が停止した場合でも、前記代替送信処理におけるサーバー200への前記画像データの送信処理が継続して実行される。そのため、例えば写真撮影システム1が設置された前記アミューズメント施設の閉店時などに、写真撮影システム1の電源が切られた場合でも、UPS60の電気容量がなくなるまでの間は、送信装置40により前記画像データがサーバー200に送信される。なお、この点は、前述したように商用交流電源2からの電力供給が停止したときに未送信の前記画像データが存在するか否かを判断することなく送信装置40の稼動が継続する構成であっても同様である。
【0101】
従って、写真撮影システム1によれば、写真の撮影日に画像データが送信されない可能性が低減され、ユーザーが写真の撮影日に前記画像データを取得することができる可能性が高まる。特に、写真撮影システム1では、無線端末80により比較的通信速度の遅い無線通信方式で前記画像データが送信されるため、送信装置40からサーバー200への前記画像データの送信に遅延が生じやすく、本願発明が好適である。また、写真撮影システム1の電源切断後も前記画像データが送信されるため、写真撮影システム1が設置されるアミューズメント施設では、閉店時に写真撮影システム1の電源を切ることにより省電力化を図ることができる。
【0102】
また、本実施形態のように、送信装置40が、第2データ記憶部422に未送信の前記画像データが存在する場合にのみ、第2送信制御部411によって実行される前記画像データの送信処理を継続すれば、UPS60の使用頻度が下がるためUPS60の長寿命化を図ることができる。そして、未送信の前記画像データが存在しない場合には送信装置40を正常なシャットダウン処理を伴って終了するため、送信装置40における異常発生の可能性を低減することができる。
【0103】
さらに、送信装置40は、制御装置30とは個別に設けられ、前記画像データを送信することに特化した単純な構成であってよいため、送信装置40の消費電力を制御装置30の消費電力に比べて低くすることができる。従って、送信装置40を長時間稼動させるためのUPS60の二次電源61の電気容量は比較的小さくてもよく、UPS60のサイズ及びコストを抑えることが可能である。
【0104】
また、送信装置40が、通信網100を介して行われる写真撮影システム1からサーバー200への画像データの送信処理を担っており、制御装置30は送信装置40に直接画像データを送信するだけでよい。そのため、制御装置30の制御負荷が低減され、制御装置30は、例えば前記撮影処理又は前記落書き処理などのようにユーザーに提供される遊戯に直接関連する制御処理に集中することができる。
【0105】
ところで、写真撮影システム1では、商用交流電源2からの電力供給が停止した後も、送信装置40が未送信の前記画像データの送信を継続するため、UPS60の容量がなくなった場合に、送信装置40が前記シャットダウン処理を経ずに終了するおそれがある。しかしながら、写真撮影システム1では、前記画像データがサーバー200に送信されるまでの間は、制御装置30にも前記画像データ及び前記キュー情報が記憶されている。そして、制御装置30は、商用交流電源2からの電力供給が停止したときに前記シャットダウン処理によって正常に電源がOFFになるため、制御装置30における前記画像データの消失は防止されている。そのため、写真撮影システム1では、仮に送信装置40で前記画像データが消失した場合でも、制御装置30からサーバー200に直接前記画像データを直接送信すること、又は制御装置30から送信装置40に再度前記画像データを送信することが可能である。従って、写真撮影システム1では、商用交流電源2からの電力供給が停止した後も送信装置40が未送信の前記画像データの送信を継続するという構成を、写真撮影システム1の信頼性を損ねることなく実現することができる。
【0106】
[受信制御処理]
以下、図11を参照しつつ、サーバー200で実行される前記受信制御処理の手順の一例について説明する。
【0107】
<ステップS71〜S72>
まず、ステップS71において、制御部201は、写真撮影システム1の制御装置30又は送信装置40からの前記画像データの送信を待ち受けている(S71のNo側)。そして、制御部201は、前記画像データが送信されたと判断すると(S71のYes側)、前記画像データの受信処理を実行する(S72)。
【0108】
<ステップS73〜S74>
その後、制御部201は、ステップS72で受信された前記画像データを記憶部202に記憶すると共に(S73)、前記画像データに含まれる前記プレイ情報を記憶部202に記憶されているデータベースに登録する(S74)。なお、前記データベースには、前記画像データ各々と前記プレイ情報各々との対応関係が記憶される。これにより、制御部201は、通信端末300のユーザー操作に応じて、サーバー200の記憶部202に記憶されている前記画像データを前記プレイ情報に基づいて抽出することができる。従って、サーバー200は、例えばユーザーによる通信端末300からの要求に応じて、所望の前記画像データをダウンロードさせること、又は前記画像データをメールで送信すること等が可能である。
【0109】
<ステップS75>
また、ステップS75において、制御部201は、前記画像データの送信元に対して前記画像データに対応する前記受信完了通知を送信する。これにより、制御装置30又は送信装置40では、第1データ記憶部322又は第2データ記憶部422から前記受信完了通知に対応する前記画像データ及び前記キュー情報が消去される。その後、制御部201は、処理をステップS71に戻す。
【符号の説明】
【0110】
1 :写真撮影システム
2 :商用交流電源
3 :電源スイッチ
10:撮影コーナー
20:落書きコーナー
30:制御装置
40:送信装置
50:UPS
60:UPS
70:ルーター
80:無線端末
100:通信網
200:サーバー
300:通信端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9
図10
図11