特許第6153265号(P6153265)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6153265空き設備管理システムおよび空き設備管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6153265
(24)【登録日】2017年6月9日
(45)【発行日】2017年6月28日
(54)【発明の名称】空き設備管理システムおよび空き設備管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20170619BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20170619BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20170619BHJP
【FI】
   G06Q50/12
   G07G1/12 361C
   G07G1/00 311Z
【請求項の数】7
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2015-156848(P2015-156848)
(22)【出願日】2015年8月7日
(65)【公開番号】特開2017-37384(P2017-37384A)
(43)【公開日】2017年2月16日
【審査請求日】2015年8月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】394013002
【氏名又は名称】三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100166235
【弁理士】
【氏名又は名称】大井 一郎
(72)【発明者】
【氏名】村地 隆志
(72)【発明者】
【氏名】大滝 和弘
【審査官】 渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−153983(JP,A)
【文献】 特開2014−029575(JP,A)
【文献】 特許第4267981(JP,B2)
【文献】 特開2003−044943(JP,A)
【文献】 特開2000−123258(JP,A)
【文献】 特開2005−250670(JP,A)
【文献】 特開2003−216765(JP,A)
【文献】 特開平09−153093(JP,A)
【文献】 特開平08−115474(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G07G 1/00
G07G 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の設備端末と、制御装置とを備える、空き設備管理システムであって、
前記設備端末は、それぞれ異なる設備に関連して設けられ、それぞれを特定する設備識別情報が関連付けられ、
前記設備端末は、
所定の終了予告操作に応じて、所定の終了操作を促す表示を行う機能と、
前記終了操作に応じて、自身の設備識別情報を含む終了通知を、前記制御装置に送信する機能
を備え、
前記制御装置は、前記終了通知に含まれる設備識別情報に係る設備を示す情報を出力する、終了設備出力機能を備える、
空き設備管理システム。
【請求項2】
前記空き設備管理システムは、さらに、前記設備のそれぞれに関連して設けられる設備状態表示装置を備え、
前記制御装置は、さらに、前記終了通知を受信することに応じて、その終了通知に含まれる設備識別情報に係る前記設備状態表示装置を所定の状態に変更させる機能を備える、
請求項1に記載の空き設備管理システム。
【請求項3】
前記設備端末は、飲食物の注文を表す情報を前記制御装置に送信する機能を備える、請求項1または2に記載の空き設備管理システム。
【請求項4】
前記空き設備管理システムは、さらに複数の待機者用受信機を備え、
前記待機者用受信機は持ち運び可能であり、
前記終了設備出力機能は、
前記終了通知を受信することに応じて、前記待機者用受信機のいずれかを、その終了通知に含まれる設備識別情報に関連付ける機能と、
当該関連付けられた待機者用受信機に呼出通知を送信する機能と
を含む、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の空き設備管理システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
各設備が空いているか否かを示す利用状況を記憶する機能と、
設備の割り当てを要求する設備要求操作を受け付ける機能と、
前記設備要求操作に対応する設備が空いていない場合に、前記設備要求操作に対応する待機者識別情報と、前記設備要求操作に対応する各設備に係る設備識別情報またはこの設備識別情報を含む領域情報とを関連付けて、第1のデータベースに記憶する機能と、
を備え、
前記終了設備出力機能は、前記終了通知を受信することに応じて、前記第1のデータベースに基づき、その終了通知に含まれる設備識別情報と、いずれかの待機者識別情報とを関連付けて、第2のデータベースに記憶する機能を含む、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の空き設備管理システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記設備要求操作に対応する設備が空いている場合に、その設備が空いていないことを示すよう前記利用状況を更新するとともに、その設備を特定する情報を出力する機能をさらに備える、請求項に記載の空き設備管理システム。
【請求項7】
制御装置と接続されたコンピュータを、請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記設備端末として機能させる、空き設備管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空き設備管理システムおよび空き設備管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ショッピングモールなどにあるフードコートでは、顧客がそれぞれの店舗で注文した飲食物を受け取り、空いている席を探して確保する。あるいは、席を確保してから、店舗で希望の飲食物を注文する。しかし席が満席に近い場合は、空席を見つけるのが難しい、空きそうな席の前で立っているのが辛い、希望の席が取れない等、顧客側の不満がでやすい。また店舗側としても、空席を管理するスタッフを置くとコストがかかる等の課題がある。
【0003】
特許文献1には、注文情報や清算情報により、利用中または空席の状況を把握する技術が開示されている。係員が空席の管理を行うことも可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−123258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のシステムでは、間接的な情報のみに基づいて空席の判断を行うので、効率的な空席案内が困難であるという問題があった。
【0006】
たとえば、特許文献1のシステムでは、会計処理が完了したこと、従業員が顧客の退出を確認したこと、一定の利用時間が経過したこと、等の間接的な情報のみに基づいて空席の管理をしている。このため、先に会計を済ませてから長時間席を利用する顧客がいたり、顧客が退出してから従業員の確認作業までの間に長時間が経過したり、通常より長時間または短時間の利用をする顧客がいたりすると、実際の空席とシステムの判定による空席とにずれが生じる場合があり、効率的な空席案内が困難である。
【0007】
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、より効率的な空席等の管理を行うことができる空き設備管理システムおよび空き設備管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の問題点を解決するため、この発明に係る空き設備管理システムは、複数の設備端末と、制御装置とを備える、空き設備管理システムであって、
前記設備端末は、それぞれ異なる設備に関連して設けられ、それぞれを特定する設備識別情報が関連付けられ、
前記設備端末は、
所定の終了予告操作に応じて、所定の終了操作を促す表示を行う機能と、
前記終了操作に応じて、自身の設備識別情報を含む終了通知を、前記制御装置に送信する機能
を備え、
前記制御装置は、前記終了通知に含まれる設備識別情報に係る設備を示す情報を出力する、終了設備出力機能を備える。
【0009】
前記空き設備管理システムは、さらに、前記設備のそれぞれに関連して設けられる設備状態表示装置を備え、
前記制御装置は、さらに、前記終了通知を受信することに応じて、その終了通知に含まれる設備識別情報に係る前記設備状態表示装置を所定の状態に変更させる機能を備えてもよい
記設備端末は、飲食物の注文を表す情報を前記制御装置に送信する機能を備えてもよい。
前記空き設備管理システムは、さらに複数の待機者用受信機を備え、
前記待機者用受信機は持ち運び可能であり、
前記終了設備出力機能は、
前記終了通知を受信することに応じて、前記待機者用受信機のいずれかを、その終了通知に含まれる設備識別情報に関連付ける機能と、
当該関連付けられた待機者用受信機に呼出通知を送信する機能と
を含んでもよい。
前記制御装置は、
各設備が空いているか否かを示す利用状況を記憶する機能と、
設備の割り当てを要求する設備要求操作を受け付ける機能と、
前記設備要求操作に対応する設備が空いていない場合に、前記設備要求操作に対応する待機者識別情報と、前記設備要求操作に対応する各設備に係る設備識別情報またはこの設備識別情報を含む領域情報とを関連付けて、第1のデータベースに記憶する機能と、
を備え、
前記終了設備出力機能は、前記終了通知を受信することに応じて、前記第1のデータベースに基づき、その終了通知に含まれる設備識別情報と、いずれかの待機者識別情報とを関連付けて、第2のデータベースに記憶する機能を含んでもよい。
前記制御装置は、前記設備要求操作に対応する設備が空いている場合に、その設備が空いていないことを示すよう前記利用状況を更新するとともに、その設備を特定する情報を出力する機能をさらに備えてもよい。
【0010】
また、この発明に係る空き設備管理プログラムは、制御装置と接続されたコンピュータを、上述の前記設備端末として機能させる。
【発明の効果】
【0011】
この発明に係る空き設備管理システムおよび空き設備管理プログラムによれば、顧客による直接的な終了操作に基づいて、その顧客が利用していた設備に新たな顧客を案内するので、空き設備の案内をより効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態1に係る空き設備管理システムを含む構成の例を示す図である。
図2図1の空き設備管理システムの各構成要素間の通信接続構成の例を示す図である。
図3図1の制御装置の構成の例を示す図である。
図4図3の卓配置DBの構成の例を示す図である。
図5図3の受付管理DBの構成の例を示す図である。
図6図3の卓状況DBの構成の例を示す図である。
図7図1の空き設備管理システムが卓要求操作を受け付けた場合に実行する動作の流れの例を示すフローチャートである。
図8図7のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図9図7のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図10図7のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図11図7のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図12図1の空き設備管理システムが終了予告操作を受け付けた場合に実行する動作の流れの例を示すフローチャートである。
図13図12のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図14図12のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図15図12のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図16図12のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
図17図1の空き設備管理システムが終了操作を受け付けた場合に実行する動作の流れの例を示すフローチャートである。
図18図17のフローチャートに関連して表示される画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る空き設備管理システム100を含む構成の例を示す。空き設備管理システム100は、設備の占有状況、すなわち設備が使用中であるか空いているかを表す情報を管理する。本実施形態では、設備の例としてフードコート等に設置される卓40を管理対象とする。
【0014】
空き設備管理システム100は、制御装置10と、受付装置20と、複数のポケットベル23(待機者用受信機)と、調理指示端末30と、複数の客席端末41(設備端末)とを備える。また、空き設備管理システム100は、状況表示ランプ42(設備状態表示装置)および座席50を備える。この状況表示ランプ42および座席50は、卓40のそれぞれに関連して設けられる。
【0015】
受付装置20は受付端末21(案内表示装置としても機能する)を備える。また、受付装置20は、持ち運び可能なポケットベル23を顧客に提供できるようになっている。受付装置20は、たとえば内部にポケットベル23を複数収納可能な構造を有してもよく、その場合には、図示のように取出口22においてポケットベル23を提供可能であってもよい。
【0016】
ポケットベル23には、それぞれを特定するポケベル番号(待機者識別情報)が関連付けられている。ポケベル番号は、たとえばポケットベル23に印刷、添付または記憶される。ポケベル番号は、たとえばバーコードの形式で表現することができる。また、受付装置20は、ポケベル番号の入力を受け付ける手段を備える。ポケベル番号の入力を受け付ける手段は、たとえば受付端末21に接続されるバーコードリーダ24である。
【0017】
客席端末41は、それぞれ異なる卓40に関連して設けられ、図1の例では卓40に1つずつ設置される。客席端末41はたとえば卓40に固定される。設置される位置は、たとえば卓40の上面中央であり、たとえば卓40に埋め込むことによって固定される。卓40には1つ以上(図1の例では4個)の座席50が設けられ、卓40の利用者(たとえばフードコートの顧客)が座席50に座って客席端末41を操作しながら卓40を利用できるようになっている。
【0018】
状況表示ランプ42は、外部から(たとえば制御装置10から、または客席端末41から)送信される制御信号に応じ、異なる表示を行う。表示はたとえばLEDによって行われる。たとえば、赤色に点灯する、青色に点灯する、黄色に点灯する、消灯する、等の表示が可能である。後述するように、この表示は、卓40の状況に関連して行われるものを含む。状況表示ランプ42は、たとえば卓40に固定される。固定される位置は、たとえば卓40の上面または上方である。
【0019】
空き設備管理システム100の各構成要素は、たとえば複数の領域にわたって配置されてもよい。たとえば図1のように、フードコートにおいて飲食物を提供する特定の店舗が専有する店舗エリアA1と、フードコートの顧客が利用可能な客席エリアA2とが構成されていてもよい。また、制御装置10、受付装置20および調理指示端末30は店舗エリアA1に配置されてもよい。とくに、受付装置20は顧客が操作可能となる位置(店頭等)に配置されてもよく、調理指示端末30は店舗の調理場に配置されてもよい。卓40および座席50は客席エリアA2に配置されてもよい。
【0020】
卓40は、複数の領域に配置されてもよい。図1の例では、卓40のうち1つ以上が第1エリアA3に配置され、別の1つ以上が第2エリアA4に配置されている。
【0021】
図2に、空き設備管理システム100の各構成要素間の通信接続構成の例を示す。
制御装置10、受付端末21および調理指示端末30は、店内通信ネットワークN1を介して互いに通信可能に接続される。店内通信ネットワークN1はたとえば有線ネットワークであるが、無線ネットワークであってもよい。
【0022】
さらに、制御装置10および客席端末41は、客席通信ネットワークN2を介して互いに通信可能に接続される。また、制御装置10および状況表示ランプ42も、客席通信ネットワークN2を介して互いに通信可能に接続される。なお、状況表示ランプ42はたとえば送信機能を備えないものであるが、送信機能を備えていてもよい。客席通信ネットワークN2はたとえば有線ネットワークであるが、無線ネットワークであってもよい。
【0023】
また、制御装置10およびポケットベル23は、無線通信ネットワークN3を介して互いに通信可能に接続される。ポケットベル23としては、たとえば所定の送信機(たとえば制御装置10に関連して設置される送信アンテナ)から300m以内で通信可能となるものを用いることができる。無線通信ネットワークN3は、たとえば店舗の経営者により構築されるネットワークであるが、通信接続業者(いわゆるネットワークプロバイダ等)が運営するネットワークであってもよい。なお、ポケットベル23はたとえば送信機能を備えない受信機として機能するが、送信機能を備える送受信機であってもよい。
【0024】
図3に、制御装置10の構成の例を示す。制御装置10はコンピュータとしての構成を含み、演算を行う演算手段11と、情報を格納する記憶手段12とを備える。また、とくに図示しないが、使用者の操作を受け付ける入力手段と、情報を出力する出力手段と、外部の通信ネットワークに対し情報の入出力を行う通信手段とを備える。
【0025】
演算手段11はたとえばCPU(中央処理装置)を含み、記憶手段12はたとえば半導体メモリおよびHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶媒体を含む。入力手段はたとえばタッチパネル、キーボードおよびマウスのいずれかを含む。出力手段はたとえば液晶ディスプレイを含む。通信手段はたとえばネットワークインタフェース装置または無線インタフェース装置を含む。
【0026】
受付端末21、調理指示端末30および客席端末41も同様に、コンピュータとしての構成を含む。ポケットベル23は、公知のポケットベルとしての構成を含むものであるが、無線通信機能を備えるコンピュータとしての構成を含む他の端末によって代替してもよい。受付端末21、調理指示端末30および客席端末41は、公知のタブレット端末を用いて構成することができる。
【0027】
制御装置10の記憶手段12は、卓配置DB71、受付管理DB72および卓状況DB73を格納する。
【0028】
図4に、卓配置DB71の構成の例を示す。卓40にはそれぞれを特定する卓番号が関連付けられており、卓配置DB71は、卓番号のそれぞれについて、その卓番号に係る卓40が配置される領域を関連付ける。ここで、上述のように卓40にはそれぞれ客席端末41が設置されているので、この卓番号は客席端末41にも関連付けられており、客席端末41をそれぞれ特定する情報(設備識別情報)であるということもできる。なお、本実施形態では卓40を特定するための情報と客席端末41を特定するための情報が同一であるものとするが、これらは互いに関連付けられていれば異なる情報であってもよい。
【0029】
図5に、受付管理DB72の構成の例を示す。受付管理DB72は、顧客(または顧客のグループ。以下同じ)ごとの受付処理に係る情報を含む。受付処理とは、たとえば新たにフードコートに訪れた顧客等が、卓40の割り当てを要求する卓要求操作(設備要求操作)の入力を受け付ける処理であるということができる。受付管理DB72は、卓要求操作を特定する識別情報(受付番号)と、その卓要求操作に係る情報とを関連付ける。
【0030】
卓要求操作に係る情報は、たとえば、卓要求操作が行われた時刻(受付時刻)と、顧客が利用を希望する領域(希望エリア)と、受付時点で空いている卓40が存在していたか否か(受付時空き)と、卓40が空くのを待つことになった顧客を特定するポケベル番号(待機者識別情報)とを含む。なお、図5の例では時刻は日付を含まないが、日付を含むようにしてもよい。以下の記載でも同様である。
【0031】
図6に、卓状況DB73の構成の例を示す。卓状況DB73は、卓番号のそれぞれについて、その卓番号に係る卓40の利用に係る情報を関連付ける。卓40の利用に係る情報は、たとえば、現在その卓40を利用中の顧客の卓要求操作に係る受付番号(受付管理DB72の受付番号に対応)と、その卓要求操作が行われた時刻(受付管理DB72の受付時刻に対応)と、その顧客がその卓40の利用を開始した時刻(着席時刻)と、その卓40の利用の終了に係る情報と、その卓40の利用状況と、その卓40が空くのを待っていた顧客を特定するポケベル番号とを含む。
【0032】
利用の終了に係る情報は、たとえば、利用中の顧客がその卓40の利用を終了する意思を表明した時刻(終了予告時刻)と、意思表明から利用終了までの時間(終了準備時間)と、実際に顧客が利用を終了した時刻(終了時刻)とを含む。
【0033】
利用状況は、たとえば、「空き」「着席待ち」「呼出中」「利用中」「終了待ち」「予告時間超過」のいずれかである。
‐「空き」は、その卓40を現在利用している顧客も利用予定の顧客もおらず、新たな顧客の卓要求操作が完了すれば直ちにその卓40が利用可能であるという状態を表す。
‐「着席待ち」および「呼出中」は、現在その卓40を利用している顧客はいないが、特定の顧客の利用開始を待っており、別の顧客に利用させることはできないという状態を表す。とくに、「着席待ち」は、その顧客に対する当該卓40への案内処理が済んでいる状態を表し、「呼出中」は、その顧客に対する当該卓40への案内処理が済んでいない状態を表す。
‐「利用中」は、特定の顧客が利用しており、別の顧客に利用させることはできないという状態を表す。
‐「終了待ち」は、特定の顧客が利用しており、その顧客が所定時間内に利用を終了するという意思をすでに表明したが、利用自体は終了しておらず、別の顧客に利用させることはできないという状態を表す。
‐「予告時間超過」は、特定の顧客が利用しており、その顧客が所定時間内に利用を終了するという意思をすでに表明したが、その所定時間が経過してもなおその顧客が利用を継続しており、別の顧客に利用させることはできないという状態を表す。
【0034】
このように、利用状況は、各卓40が空いているか否かを示す情報である。利用状況が「空き」であればその卓40は空いているということができ、利用状況が「着席待ち」「呼出中」「利用中」「終了待ち」または「予告時間超過」であれば、その卓40は空いていない(すなわち別の顧客がすぐ利用することはできない)ということができる。
【0035】
とくに図示しないが、制御装置10の記憶手段12は、制御装置プログラムを格納する。この制御装置プログラムは、コンピュータを制御装置10として機能させる。同様に、客席端末41は、客席端末プログラム(設備端末プログラム)を格納する。この客席端末プログラムは、コンピュータを客席端末41として機能させる。
【0036】
この客席端末プログラムが、本発明に係る空き設備管理プログラムを構成する。また、空き設備管理プログラムは、他のプログラムを含んでもよい。たとえば、制御装置プログラムの一部または全部を含んでもよく、調理指示端末30やポケットベル23の記憶手段に格納される調理指示端末プログラムまたはポケットベルプログラムを含んでもよい。各コンピュータは、各プログラムを実行することにより、本明細書に記載される各機能を実現する。
【0037】
以上のように構成される空き設備管理システム100の動作を、以下に説明する。
図7図12および図17は、空き設備管理システム100の動作の流れの例を説明するフローチャートである。空き設備管理システム100は、顧客からの所定の操作を受け付けて、操作に応じた動作を行う。
【0038】
図7は、空き設備管理システム100が所定の卓要求操作を受け付けた場合に実行する動作の流れの例を示す。
制御装置10は、卓要求操作(設備要求操作)を受け付ける(ステップS11)。卓要求操作とは、上述のように、新たな顧客が卓の割り当てを要求する操作である。この操作は、制御装置10が受付端末21を介して受け付けてもよい。ここで制御装置10は、卓要求操作を表す受付番号を決定する。
【0039】
図8に、この卓要求操作の受け付けに関連して表示される画面の例を示す。卓要求操作は、対応する卓(または卓の集合)を特定するものであってもよい。たとえば図8の例では、顧客は、所定のボタンを選択して操作することにより、卓要求操作に対応して希望する卓の集合を指定することができる。たとえば顧客が第1エリアを選択した場合には、第1エリアに配置された卓(図4の例では卓番号A001〜A003等の卓)に対応する卓要求操作が受け付けられることになる。
【0040】
次に、制御装置10は、受け付けた卓要求操作に対応する卓のいずれかが空いているか否かを判定する(ステップS12)。この判定は、たとえば卓状況DB73において利用状況が「空き」となっているか否かに基づいて行われる。
【0041】
対応する卓のいずれかが空いている場合には、制御装置10は、処理中の卓要求操作を表す受付番号に対応する行を受付管理DB72に追加する(ステップS13)。ここで追加される行は、受付番号と、受付時刻(たとえばステップS11が実行された時刻)と、希望エリア(たとえばステップS11において選択された領域)と、受付時点で空きが存在していたことを示す情報とを含む。
【0042】
次に、制御装置10は、顧客に利用させるべき卓を決定する(ステップS14)。たとえば、卓要求操作に対応する卓のうちから、所定の基準(たとえば最も長時間空いているもの等)に基づいて1つの卓を選択する。
【0043】
次に、制御装置10は、ステップS14で決定された卓がもはや空いていないことを示すよう、卓状況DB73において利用状況を更新する(ステップS15)。たとえば利用状況を「着席待ち」に変更する。ここで、制御装置10はさらに、卓状況DB73において、その卓に、受付番号および受付時刻を関連付けて記憶する。
【0044】
次に、制御装置10は、ステップS14で決定された卓に設置された状況表示ランプ42を所定の状態に変更させる(たとえば青色で点灯させる)(ステップS16)。ただしステップS16は省略可能である。その場合には状況表示ランプ42の状態は変更されない。
【0045】
次に、制御装置10は、その卓を特定する案内情報を出力することにより、顧客に対して案内を行う(ステップS17)。案内情報はたとえば受付端末21に送信され、受付端末21において表示される。案内情報は、本実施形態では地図の表示を含む。地図は、たとえば所定の領域(客席エリアA2等)においてステップS14で決定された卓に対応する位置にマーク表示を付した画像である。
【0046】
図9に、この案内表示に関連して表示される画面の例を示す。案内表示は、地図の他に、たとえば、卓が空いていたことまたは卓を確保したことを示すメッセージと、受付番号と、着席後に所定の着席操作を行うこと(たとえば客席端末41から受付番号を入力すること)を促すメッセージとを含む。
【0047】
ここで、顧客は案内表示に従って決定された卓に移動し、その卓の客席端末41において着席操作を行うことになる。本実施形態では、顧客は受付番号を入力する。
図10は、着席操作に関連して表示される画面の例を示す。顧客は数字を表すボタンを操作することにより受付番号を入力することができる。
【0048】
客席端末41は、この着席操作を受け付け(ステップS18)、着席操作が行われたことを示す着席通知を制御装置10に送信する(ステップS19)。着席通知は、その着席通知を送信する客席端末41自身の卓番号を含む。また、本実施形態では、着席通知は、着席操作に関連して入力された受付番号を含む。
【0049】
とくに図示しないが、制御装置10は、卓状況DB73を参照し、受信した着席通知に含まれる卓番号に関連付けられた受付番号と、受信した着席通知に含まれる受付番号とが一致するか否かを判定してもよく、一致しない場合にはエラー表示を行った後に処理をステップS18に戻してもよい。
【0050】
制御装置10は、着席通知を受信することに応じて、卓状況DB73においてその卓の利用状況を「利用中」に変更する(ステップS20)。ここで、制御装置10はさらに、卓状況DB73において、その卓に、着席時刻(たとえばステップS19が実行された時刻)を関連付けて記憶する。次に、制御装置10は、その卓に設置された状況表示ランプ42を所定の状態に変更させる(たとえば赤色に点灯させる)(ステップS21)。
【0051】
ステップS12において、卓要求操作に対応する卓がいずれも空いていない場合には、制御装置10は、その顧客に対してポケットベル23を供給する(ステップS22)。ポケットベル23は、たとえば受付装置20の取出口22を介して提供される。なお、制御装置10の制御に応じて取出口22からポケットベル23を提供するための受付装置20の構成は、当業者が任意に設計可能である。
【0052】
図11は、ステップS22の実行に関連して表示される画面の例を示す。この表示はたとえば受付端末21に表示される。この表示は、たとえば、卓が空いていないことを示すメッセージと、ポケットベル23を受け取ることを促すメッセージと、ポケットベル23の番号(以下「ポケベル番号」)(待機者識別情報)を受付装置20に入力することを促すメッセージ(この図ではバーコードリーダ24に読み取らせることを促すメッセージ)と、卓が空いたことに応じてポケットベル23に通知が行われることを示すメッセージと、受付番号とを含む。
【0053】
次に、制御装置10は、その卓要求操作に関連付けられるポケベル番号(待機者識別情報)を取得する(ステップS23)。たとえばポケベル番号は、顧客がポケットベル23に印刷されたバーコードをバーコードリーダ24に読み取らせることに応じ、バーコードリーダ24が取得して制御装置10に送信する。
【0054】
ポケベル番号の取得は、様々な方法で行うことができる。たとえば受付装置20の付近に店員を配置し、店員がポケットベル23をバーコードリーダ24にかざしてもよい。または、受付装置20がポケットベル23の提供に伴って自動的に取得してもよい。または、ポケットベル23がポケベル番号を動的に変更可能なものである場合には、制御装置10がポケベル番号を決定し、これを取得した後にポケットベル23に付与してもよい。
【0055】
次に、制御装置10は、処理中の卓要求操作を表す受付番号に対応する行を受付管理DB72に追加する(ステップS24)。ここで追加される行は、受付番号と、受付時刻(たとえばステップS11が実行された時刻)と、希望エリア(たとえばステップS11において選択された領域)と、受付時点で空きが存在していなかったことを示す情報と、ステップS23で取得したポケベル番号とを含む。
【0056】
ここで、希望エリアは間接的に卓(または卓の集合)を特定する情報であるので、ステップS24の処理は、卓要求操作に対応するポケベル番号と、卓要求操作に対応する各卓に係る卓番号(または卓番号のリスト)とを関連付けて、受付管理DB72(第1のデータベース)に記憶する処理であるということができる。言い換えると、希望エリアは卓番号を含む領域情報であり、ステップS24の処理は、卓要求操作に対応するポケベル番号と、卓要求操作に対応する各卓に係る卓番号を含む領域情報とを関連付けて、受付管理DB72(第1のデータベース)に記憶する処理であるということができる。
【0057】
以上のように、空き設備管理システム100は、卓要求操作に応じて、空いている卓があれば顧客を案内し、なければ顧客にポケットベル23を持たせて待機させる。
【0058】
図12は、空き設備管理システム100が所定の終了予告操作を受け付けた場合に実行する動作の流れの例を示す。
客席端末41は、終了予告操作を受け付ける(ステップS31)。終了予告操作とは、卓を利用している顧客が、卓の利用を所定時間内に終了することを予告する操作である。
【0059】
図13および図14は、ステップS31の実行に関連して表示される画面の例を示す。これらの画面は、たとえば客席端末41に表示される。図13の画面が表示された状態で「帰り支度」と表記されたボタンが操作されると、図14の画面が表示され、終了準備時間が指定できるようになる。このような例では、終了予告操作は、図13の画面において「帰り支度」と表記されたボタンを操作した後に、図14の画面においていずれかのボタンを操作することにより終了準備時間を指定するという一連の操作に対応する。
【0060】
図15は、終了予告操作に応じて客席端末41が表示する画面の例を示す。この画面は、所定の終了操作(図17に関連して後述)を促す表示を含む。
【0061】
客席端末41は、終了予告操作を受け付けると、終了予告操作が行われたことを示す終了予告通知を制御装置10に送信する(ステップS32)。終了予告通知は、その終了予告通知を送信する客席端末41自身の卓番号と、終了準備時間とを含む。
【0062】
制御装置10は終了予告通知を受信することに応じて、卓状況DB73においてその卓の利用状況を「終了待ち」に変更する(ステップS33)。ここで、制御装置10はさらに、卓状況DB73において、その卓に、終了予告時刻(たとえばステップS33が実行される時点の時刻)および終了準備時間を関連付けて記憶する。
【0063】
次に、制御装置10は、終了予告通知を受信した時刻を起点とし、その卓に係る終了準備時間が超過するまで待機する(ステップS34)。なお、図示しないが、待機している間(すなわちステップS34の実行中)に、その卓について客席端末41が終了操作を受け付けた場合には、空き設備管理システム100は図12の処理を終了して図17(後述)の処理を開始してもよい。
【0064】
ステップS34の後、制御装置10は、卓状況DB73においてその卓の利用状況を「予告時間超過」に変更し(ステップS35)、その卓に設置された状況表示ランプ42を所定の状態に変更させる(たとえば黄色に点灯させる)(ステップS36)。
【0065】
図16は、ステップS35およびS36の実行に関連して表示される画面の例を示す。この画面は、たとえば客席端末41に表示される。客席端末41は、制御装置10の制御に応じ、図16の画面を表示する。この画面は、終了準備時間がすでに経過したことを示すメッセージを含む。
【0066】
このように、空き設備管理システム100は、顧客による終了予告を受け付け、これに応じて利用の終了を促す。
【0067】
図17は、空き設備管理システム100が所定の終了操作を受け付けた場合に実行する動作の流れの例を示す。
客席端末41は、終了操作を受け付ける(ステップS41)。終了操作とは、卓を利用していた顧客が、卓の利用を終了したこと(または、卓から退出すること、卓の占有を解除すること、等)を通知する操作である。終了操作は、たとえば図15または図16の画面における「OK」と表記されたボタンが操作されることに対応する。
【0068】
客席端末41は、終了操作を受け付けると、終了操作が行われたことを示す終了通知を制御装置10に送信する(ステップS42)。終了通知は、その終了通知を送信する客席端末41自身の卓番号を含む。制御装置10は、終了通知を受信することに応じて、該当する卓に設置された状況表示ランプ42(言い換えると、終了通知に含まれる卓番号に係る状況表示ランプ42)を所定の状態に変更させる(たとえば青色に点灯させる)(ステップS43)。
【0069】
次に、制御装置10は、その卓を希望している待機中の顧客が存在するか否かを判定する(ステップS44)。この判定は、たとえば受付管理DB72を参照し、その卓に対応する卓要求操作(すなわちその卓を含む領域を希望している卓要求操作)のうち、ポケベル番号が関連付けられているものが存在するか否かを判定することによって行われる。
【0070】
その卓を希望している待機中の顧客が存在しない場合には、制御装置10は、卓状況DB73においてその卓の利用状況を「空き」に変更する(ステップS45)。ここで、制御装置10はさらに、卓状況DB73において、その卓に関連付けられていた情報(受付時刻、着席時刻、終了に係る情報、および利用状況)を消去してもよい。
【0071】
ステップS44において、その卓を希望している待機中の顧客が存在する場合には、制御装置10は、その卓に案内すべき顧客を決定する(ステップS46)。たとえば、その卓に対応する卓要求操作のうちから、受付時刻が最も早いものを選択する。ここで、待機中の顧客の卓要求操作にはそれぞれポケベル番号が付与されているので、制御装置10は、終了通知を受信することに応じて、ポケットベル23のいずれかを、その終了通知に含まれる卓番号に関連付けるということができる。
【0072】
次に、制御装置10は、卓状況DB73においてその卓の利用状況を「呼出中」に変更する(ステップS47)。ここで、制御装置10はさらに、卓状況DB73において、その卓に、ステップS46において選択された卓要求操作に関連付けられたポケベル番号を関連付けて記憶する。
【0073】
このように、制御装置10は、終了通知を受信することに応じて、受付管理DB72(第1のデータベース)に基づき、その終了通知に含まれる卓番号と、いずれかのポケベル番号とを関連付けて、卓状況DB73(第2のデータベース)に記憶する。より詳しく表現すると、制御装置10は、受付管理DB72において該当のポケベル番号に関連付けられた卓要求操作に対応する各卓(すなわちその卓要求操作において指定された希望エリアに配置された各卓)に係る各卓番号のいずれかを含む終了通知を受信することに応じて、その終了通知に含まれる卓番号と、そのポケベル番号とを関連付けて、卓状況DB73に記憶する。
【0074】
ここで、制御装置10は、受付管理DB72においてそのポケベル番号を消去してもよい。
【0075】
次に、制御装置10は、ステップS46において決定された顧客に対し、呼出通知を送信する(ステップS48)。たとえば、ステップS46において選択された卓要求操作に関連付けられたポケベル番号を参照し、対応するポケットベル23に対して呼出通知を送信する。呼出通知とは、たとえば顧客を受付端末21に呼び出すための通知である。
【0076】
図示しないが、ポケットベル23は、この呼出通知を受信すると所定の出力を行う。たとえばアラーム音、振動、呼出メッセージの表示、等の出力を行う。
【0077】
次に、制御装置10は、所定の呼出応答操作を受け付ける(ステップS49)。呼出応答操作とは、顧客が呼出通知に応答して呼び出されたことを制御装置10に通知する操作である。呼出応答操作はポケベル番号の入力を含み、たとえば受付装置20を介して受け付けられる。呼出応答操作はたとえば、顧客がポケットベル23に印刷されたバーコードをバーコードリーダ24に読み取らせる操作に対応する。この操作に応じ、制御装置10は、対応するポケベル番号を取得する。
【0078】
制御装置10は、卓状況DB73においていずれかの卓番号に関連付けられているポケベル番号を取得することに応じ、その卓の利用状況を「着席待ち」に変更する(ステップS50)。ここで、制御装置10はさらに、卓状況DB73において、その卓に関連付けられたポケベル番号を消去してもよい。
【0079】
ここで、ポケットベル23を回収してもよい。たとえば、受付端末21においてポケットベル23を所定の回収場所に返却することを促すメッセージを表示してもよく、店員が顧客からポケットベル23を受け取ってもよい。
【0080】
次に、空き設備管理システム100は、図7のステップS17〜S21と同様の処理を実行する(ステップS51〜S55)。なお、ステップS51において表示される案内情報は、ステップS42において送受信された終了通知に含まれる卓番号に係る卓を示す情報(たとえば図9のように、所定の領域においてその卓に対応する位置にマーク表示を付した画像等)を含む。
【0081】
図17の処理は、利用が終了する卓を示す情報を出力する機能(終了設備出力機能)を実現する処理であるということができる。
【0082】
フローチャートにはとくに示さないが、客席端末41は、飲食物の注文を表す注文情報を制御装置10に送信する機能を備えてもよい。たとえば、客席端末41は、着席操作を受け付けた後に、飲食物の注文を促す画面を表示してもよい。
【0083】
図18は、飲食物の注文を促す画面の例を示す。この画面は、たとえばステップS35およびS52の実行に関連して表示される。客席端末41は、この画面に表示されるボタン等の操作可能オブジェクト(とくに図示せず)に対する操作に応じて、飲食物の注文を受け付け、受け付けた注文を表す注文情報を制御装置10に送信する。注文情報は、たとえば、卓番号と、飲食物を特定するメニュー番号と、数量を表す値とを含む。
【0084】
制御装置10は、この注文情報を受信する。制御装置10は、受信した注文情報を調理指示端末30に送信してもよい。調理指示端末30は、受信した注文情報を表示してもよい。
【0085】
以上説明するように、実施の形態1に係る空き設備管理システム100および空き設備管理プログラムによれば、顧客による直接的な終了操作に基づいて、その顧客が利用していた設備(卓40)に新たな顧客を案内するので、空き設備の案内をより効率的に行うことができる。
【0086】
上述の実施の形態1において、次のような変形を施すことができる。
管理対象の構成は、実施の形態1のものに限らない。座席50や状況表示ランプ42が設けられないものであってもよいし、客席端末41は卓40に固定されている必要はない。また、管理される設備は卓40に限らない。設備は、座席50であってもよく、その場合には客席端末41が各座席50に関連して設けられてもよい。また、設備は他の機器等であってもよく、部屋または建物であってもよく、特定の領域または空間であってもよい。
【0087】
実施の形態1では案内情報は地図を含むが(図9)、地図を含まないものであってもよい。たとえば各卓40に卓番号を表示しておけば、卓番号のみにより案内を行うことも可能である。
また受付番号を含む案内情報を、紙に印刷して顧客に渡すように構成すれば、顧客は客席端末41において受付番号を入力するときに、確実に入力することができる。
さらにステップS18の着席操作を顧客に行わせず、店員が受付端末21から客先端末41に対応する卓番号を指定し、「利用中」に変更するように構成することもできる。この場合、顧客が受付番号を入力する手間を省略することができ、飲食物の注文がスムーズに行えるようになる。
【0088】
実施の形態1では制御装置10と受付端末21とが個別のコンピュータとして設けられるが、これらは同一のコンピュータであってもよい。すなわち、制御装置10が受付端末21の機能をすべて兼ね備えてもよい。また、制御装置10はバーコードリーダ24を含んでもよい。
【0089】
実施の形態1では、店内通信ネットワークN1、客席通信ネットワークN2および無線通信ネットワークN3はそれぞれ異なるネットワークであるが、これらのいずれか2つまたはすべてが同一のネットワークであってもよい。
【0090】
終了予告操作および終了操作は、実施の形態1のものに限らない。たとえば、終了準備時間は固定であってもよく、その場合には終了準備時間を選択する画面を省略してもよい。また、終了予告操作は、図13のように顧客の積極的な帰り支度の意思表明に限らず、より消極的な操作(たとえば利用継続の意思表明の欠如)としてもよい。たとえば、「まだご利用を継続される場合には、下のボタンを操作してください」というメッセージとともに「継続する」と表記されたボタンを表示しておき、所定時間(たとえば5分)以内にボタンが操作されないことをもって終了予告操作を受け付けたと解釈してもよい。
【0091】
実施の形態1ではポケットベル23を用いているが、ポケットベル23を用いない構成としてもよい。たとえば、空き設備管理システム100は印刷装置を備えてもよく、ステップS22において、ポケットベル23に代えて、受付番号または待機者識別情報を印刷した紙片を提供してもよい。受付番号または待機者識別情報の双方を印刷してもよく、その場合には一方を文字または数字で、他方をバーコードにより印刷してもよい。その場合には、ステップS48の処理に代えて、特定の受付番号または待機者識別情報を与えられた顧客を呼び出す呼出処理が行われる。
【0092】
この呼出処理は、所定の呼出用端末(制御装置10がこれを兼ねてもよい)と、客席エリアA2に関連して配置されるスピーカによって実現されてもよい。たとえば、呼出用端末が受付番号または待機者識別情報を表示し、これを店員等が読み取り、音声による放送等を行って顧客に伝達してもよい。
【0093】
また、ポケットベル23に代えてRFID等を用いてもよい。この場合には、待機者識別番号はRFID等に電子的に記憶させることができ、バーコードリーダ24に代えてRFIDリーダ等を用いて読み取ることができる。
【0094】
実施の形態1では、卓要求操作は複数の卓を含む領域の指定を伴うが、領域の指定は省略してもよく、その場合にはすべての卓が単一の領域に含まれるものとして扱ってもよい。この場合には卓配置DB71を省略してもよい。また、この場合には受付管理DB72に希望エリアを記憶する必要はない。また、卓要求操作は、領域でなく1つの卓を指定するよう構成してもよい。その場合には、受付管理DB72には希望エリアに代えて希望卓の卓番号が記憶されてもよい。
【0095】
実施の形態1では、終了準備時間の超過に伴う状況表示ランプ42の表示変更(ステップS36)は制御装置10が行うが、これは客席端末41が行ってもよい。その場合には、客席端末41は状況表示ランプ42と通信可能に構成されてもよい。たとえば客席端末41は、終了操作を受け付けた時刻を起点とし、終了準備時間が超過するまで待機し、超過後に状況表示ランプ42を所定の状態に変更させる(たとえば黄色に点灯させる)。
【0096】
実施の形態1の処理に加え、長時間待機している顧客に対する特別の処理を行ってもよい。長時間待機している顧客は、たとえば受付管理DB72においてポケベル番号が長時間(たとえば30分以上)関連付けられたままになっている卓要求操作に対応する。たとえば制御装置10は、受付管理DB72を定期的に参照して受付時刻から長時間経過している卓要求操作を検出し、希望エリアを変更するか否かの問い合わせを行うための処理を実行してもよい。希望エリアを変更するか否かの問い合わせを行うための処理は、当業者が任意に設計することができる。
【0097】
卓配置DB71には、図4に示すもの以外の情報を追加してもよい。たとえば、卓によって最大着席人数が異なる場合には、最大着席人数を関連付けて記憶してもよい。この場合には、卓要求操作においてグループの人数の入力を受け付けてもよく、グループの人数および最大着席人数に基づいてそのグループを案内すべき卓を決定してもよい。
またエリアと卓の大きさを対応して構成してもよい。例えば、第1エリアは4人掛け卓があるエリア、第2エリアは8人掛け卓があるエリアと設定しておけば、顧客がエリア選択を行うことにより、グループの卓要求操作にも対応することができる。
またステップS11の卓要求操作において、「どこでもよい」を選択肢に追加してもよい。その場合、ステップS12の卓の空き判定は、全ての卓が対象となる。
【符号の説明】
【0098】
10 制御装置、23 ポケットベル(待機者用受信機)、40 卓(設備)、41 客席端末(設備端末)、42 状況表示ランプ(設備状態表示装置)、100 空き設備管理システム、71 卓配置DB、72 受付管理DB(第1のデータベース)、73 卓状況DB(第2のデータベース)。
図1
図2
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