特許第6153306号(P6153306)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6153306
(24)【登録日】2017年6月9日
(45)【発行日】2017年6月28日
(54)【発明の名称】ハトメ
(51)【国際特許分類】
   A44B 99/00 20100101AFI20170619BHJP
【FI】
   A44B99/00 611F
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-213400(P2012-213400)
(22)【出願日】2012年9月27日
(65)【公開番号】特開2014-64823(P2014-64823A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2015年9月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000114606
【氏名又は名称】モリト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100070507
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 俊男
(72)【発明者】
【氏名】関水 龍男
(72)【発明者】
【氏名】島田 憲治
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 修次
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第06357090(US,B1)
【文献】 西独国特許出願公告第01298008(DE,B)
【文献】 特開2010−264147(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 99/00
A44B 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着対象物を挟着して相互に固着するハトメ雄体及びハトメ雌体を有し、
前記ハトメ雄体は、外周面に前記ハトメ雌体との係合手段を有する筒状胴部と該筒状胴部の下端側周上に形成される雄側鍔部とを備え、前記ハトメ雌体は、雄体の前記筒状胴部の外周面の係合手段に対応する係合手段を内側に有する筒状脚部と該筒状脚部の上端側に雌側鍔部を備えてなり、装着対象物の固定具と係止するためのハトメであって
前記ハトメ雄体の筒状胴部の上端縁から連続して内側下方へ向けて形成され前記筒状胴部と対向する内壁部と、雄体中央穴とを備え、内壁部の下端側に開口し上下方向に連続する切欠部を備え、該内壁部から内方向へ向けて突出する内部係止部を備え、前記切欠部間にリブを有し、
前記ハトメ雌体の筒状脚部の係合手段と前記ハトメ雄体の筒状胴部の外面側の係合手段の係合によって、装着対象物の毛足等が当該筒状脚部の係合手段と筒状胴部の外面側の係合手段の係合位置の内部に侵入しないように形成されており、前記ハトメ雄体の内部係止部が前記装着対象物の固定具の係合部と係合可能であることを特徴とするハトメ。
【請求項2】
内壁部における内部係止部の形成位置が高さの異なる複数の箇所に設けたことを特徴とする請求項1記載のハトメ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として雄体と雌体とが係着一体として構成される合成樹脂製のハトメに関するものである。
【背景技術】
【0002】
大型のフロアマットは設置面との接触面積が大きいことから、人の活動によって設置位置からずれを生じることは比較的少ないが、例えば車内等に使用されるフロアマット(いわゆるカーマット)等の場合、人の活動により当該フロアマットのずれを生じやすく、その結果、アクセルペダルやブレーキペダル等の下にフロアマットが入り込み、これらの操作に影響を与えることも想定される。
このため、一般的に当該フロアマット等の生地の一部に穴を形成し、フロアマット固定具を前記穴に対して取付けることで、フロアマット等の生地を床面に対して固定することが行われる。そして、このような場合には、フロアマット等の生地に形成した穴を補強するために、ハトメが用いられる。
【0003】
フロアマット等の生地に形成された穴を補強するためのハトメは種々のものが案出されており、例えば、金属製材料を用いた一部品からなるものや、合成樹脂材料からなるもの等がある。
【0004】
ここで合成樹脂材料を用いたハトメは、軽量化できる点及び材料コストを低廉化できる点で優れる。その一方、金属製のものと比較して強度に課題があるともされるが、合成樹脂材料からなる雄体と雌体を組み合わせたハトメとすることによって、必要な強度を確保している。
【0005】
このような雄体と雌体を組み合わせる際には、ハトメに関するものに限らないが、たとえば、スナップファスナー用の合成樹脂製雌型部材として、雄体が雌体から離脱しないようにするために、雌体に対して嵌入した雄体の戻り方向への負荷を阻止する必要があるところ、この点で環状溝を形成した雌体が弾性的に嵌合することで、衝撃を吸収して一定の嵌合力を保持する構成(例えば、特許文献1参照。)が公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開昭62−188208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記雄体及び雌体の構成をフロアマット等に形成した穴を補強するためのハトメとして上記構成を使用すると、フロアマットの毛足が前記環状溝に入り込みやすく、その結果雄体と雌体の係合に不全を生じやすい欠点があった。
【0008】
また、一方で、樹脂材料で形成されたハトメの中央の穴に対して、フロアマット固定具のような他物を係止させたい場合に、確実に取付けられたかどうか確認を行い難いことがある。
このため、ハトメの中央の穴に対して確実に取付けられたかどうかの確認することが容易となれば更に好ましい。
【0009】
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、取付後の耐衝撃性に優れ、安価で、フロアマット等への装着にも適する優れたハトメの提供を、発明が解決しようとする課題とする。
【0010】
また、本発明は、取付後の耐衝撃性に優れ、安価で、フロアマット等への装着にも適し、更には、確実な取付けの確認性をより向上させることができる、優れたハトメの提供を、発明が解決しようとする課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、装着対象物を挟着して相互に固着するハトメ雄体及びハトメ雌体を有し、前記ハトメ雄体は、外周面に前記ハトメ雌体との係合手段を有する筒状胴部と該筒状胴部の下端側周上に形成される雄側鍔部とを備え、前記ハトメ雌体は、雄体の前記筒状胴部の外周面の係合手段に対応する係合手段を内側に有する筒状脚部と該筒状脚部の上端側に雌側鍔部を備えてなり、装着対象物の固定具と係止するためのハトメであって前記ハトメ雄体の筒状胴部の上端縁から連続して内側下方へ向けて形成され前記筒状胴部と対向する内壁部と、雄体中央穴とを備え、内壁部の下端側に開口し上下方向に連続する切欠部を備え、該内壁部から内方向へ向けて突出する内部係止部を備え、前記切欠部間にリブを有し、前記ハトメ雌体の筒状脚部の係合手段と前記ハトメ雄体の筒状胴部の外面側の係合手段の係合によって、装着対象物の毛足等が当該筒状脚部の係合手段と筒状胴部の外面側の係合手段の係合位置の内部に侵入しないように形成されており、前記ハトメ雄体の内部係止部が前記装着対象物の固定具の係合部と係合可能であることを特徴とするハトメの提供を、課題を解決するための手段とする。
【0012】
また本発明は、上記発明に加えて、内壁部における内部係止部の形成位置が高さの異なる複数の箇所に設けたことを特徴とするハトメの提供を、課題を解決しようとする手段とする。
【0013】
(削除)
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、装着対象物を挟着して相互に固着するハトメ雄体及びハトメ雌体を有し、前記ハトメ雄体は、外周面に前記ハトメ雌体との係合手段を有する筒状胴部と該筒状胴部の下端側周上に形成される雄側鍔部とを備え、前記ハトメ雌体は、雄体の前記筒状胴部の外周面の係合手段に対応する係合手段を内側に有する筒状脚部と該筒状脚部の上端側に雌側鍔部を備えてなり、装着対象物の固定具と係止するためのハトメであって前記ハトメ雄体の筒状胴部の上端縁から連続して内側下方へ向けて形成され前記筒状胴部と対向する内壁部と、雄体中央穴とを備え、内壁部の下端側に開口し上下方向に連続する切欠部を備え、該内壁部から内方向へ向けて突出する内部係止部を備え、前記ハトメ雌体の筒状脚部の係合手段と前記ハトメ雄体の筒状胴部の外面側の係合手段の係合によって、装着対象物の毛足等が当該筒状脚部の係合手段と筒状胴部の外面側の係合手段の係合位置の内部に侵入しないように形成されており、前記ハトメ雄体の内部係止部が前記装着対象物の固定具の係合部と係合可能である構成とすることによって、雄体と雌体が弾性的に嵌合し、取付後の耐衝撃性に優れるものとすることができる。また、当該構成によって、環状溝が外面に形成されず、これによってフロアマットの毛足等が内部に侵入することがないから、雄体と雌体の係合を的確に行うことができ、安価でフロアマット等への装着にも適したハトメとすることができる。
【0015】
また切欠部間にリブを有する構成としたことから、合成樹脂製のハトメでありながら、十分な強度を保ちながら、安価にハトメを提供することができる。
【0016】
また請求項2に係る発明によれば、上記請求項1に係る発明の構成を備えた上で、内壁部における内部係止部の形成位置が高さの異なる複数の箇所に設けたことから、ハトメとフロアマット等の固定具との係着の際には、二段階に係着が行われることで、より強固な係着力を発揮することができる。また、二段階で係着を行う際に音が発生することで、二回の係合音を確認することで、係合が確実に行えたか否かを確認することができ、確実な取付けの確認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施例1に係る雄ハトメの(a)平面図及び(b)正面図。
図2】本発明の実施例1に係る雄ハトメの(a)A−A断面図及び(b)底面図。
図3】本発明の実施例1に係るハトメにおける(a)雄ハトメと雌ハトメを示す断面図、(b)生地に取付けた状態を示す断面図。
図4】本発明の実施例1に係るハトメとフロアマット固定具の係合端部との関係を示す一部断面図、(b)実施例1に係るハトメとフロアマット固定具の係合端部とを係合した状態を示す一部断面図。
図5】本発明の実施例2に係る雄ハトメの(a)平面図及び(b)正面図。
図6】本発明の実施例2に係る雄ハトメの(a)B−B断面図及び(b)C−C断面図。
図7】本発明の実施例2に係るハトメにおける(a)雄ハトメと雌ハトメを示す断面図、(b)生地に取付けた状態を示す断面図。
図8】本発明の実施例2に係るハトメとフロアマット固定具の係合端部との関係を示す一部断面図。
図9】(a)実施例2に係るハトメとフロアマット固定具の係合端部との第一段階の係合状態を示す一部断面図、(b)実施例2に係るハトメとフロアマット固定具の係合端部との第二段階の係合状態を示す一部断面図。
図10】実施例2に係るハトメと他のフロアマット固定具の係合端部との関係を示す一部断面図。
図11】(a)実施例2に係るハトメと他のフロアマット固定具の係合端部の第一段階の係合状態を示す一部断面図、(b)第二段階の係合状態を示す一部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明に係るハトメは、装着対象物を挟着して相互に固着するハトメ雄体及びハトメ雌体を有し、前記ハトメ雄体は、外周面に前記ハトメ雌体との係合手段を有する筒状胴部と該筒状胴部の下端側周上に形成される雄側鍔部とを備え、前記ハトメ雌体は、雄体の前記筒状胴部の外周面の係合手段に対応する係合手段を内側に有する筒状脚部と該筒状脚部の上端側に雌側鍔部を備えてなり、装着対象物の固定具と係止するためのハトメであって前記ハトメ雄体の筒状胴部の上端縁から連続して内側下方へ向けて形成され前記筒状胴部と対向する内壁部と、雄体中央穴とを備え、内壁部の下端側に開口し上下方向に連続する切欠部を備え、該内壁部から内方向へ向けて突出する内部係止部を備え、前記切欠部間にリブを有し、前記ハトメ雌体の筒状脚部の係合手段と前記ハトメ雄体の筒状胴部の外面側の係合手段の係合によって、装着対象物の毛足等が当該筒状脚部の係合手段と筒状胴部の外面側の係合手段の係合位置の内部に侵入しないように形成されており、前記ハトメ雄体の内部係止部が前記装着対象物の固定具の係合部と係合可能である構成とすることによって雄体と雌体が弾性的に嵌合し、内壁部における内部係止部の形成位置が高さの異なる複数の箇所に設け、切欠部間にリブを有する構成としたことから、環状溝が外面に形成されず、これによってフロアマットの毛足等が内部に侵入することがないから、雄体と雌体の係合を的確に行うことができ、ハトメとフロアマット等の固定具との係着の際には、二段階に係着が行われることで、より強固な係着力を発揮することができる。また、二段階で係着を行う際に音が発生することで、二回の係合音を確認し得、係合が確実に行えたか否かを確認することができる。
【実施例1】
【0019】
本発明の実施例1に係るハトメは、図1乃至図4に示すように、ハトメ雄体1とハトメ雌体2によって構成されている。以下、ハトメ雄体1及びハトメ雌体2の各構成について説明する。
【0020】
本発明の実施例1のハトメHを構成するハトメ雄体1は、図1及び図2に示すように、外周面10aに前記雌体2との係合手段となる拡径部14を有する筒状胴部10と、該筒状胴部10の下端側全周に形成される雄側鍔部11とを備え、雄側中央穴12を備えた基本構成を有する。
【0021】
前記ハトメ雄体1は、前記筒状胴部10の上端縁10bから連続して内側下方へ向けて形成され前記筒状胴部10と対向する内壁部15を備える。
そして、当該内壁部15から内方向へ向けて突出する内部係止部16を備える。図2に示すように、内壁部15の下端位置は、概ね拡径部14と同程度の高さ位置に設定されている。また、内壁部15の下端に開口するように、縦方向に切欠部13を形成しており、該切欠部13は内部係止部16を複数に分離し切欠部13間にリブ17を有する構成としている。当該構成によって、切欠部13間に配置される各内壁部15は上縁側を支点として、自由端となる下端側が撓り易くなる。一方で、前記リブ17は撓ることがなく、雄側中央穴12内にフロアマットの固定具3の先端等を差込む際にズレを生じないようにガイドする機能を有する。
【0022】
次に本発明の実施例1のハトメHを構成するハトメ雌体2は、図3(a)にその断面図を示すように、基本構成として、前記ハトメ雄体1の前記筒状胴部10の外周面10aの拡径部14に対応する係合手段を有する筒状脚部20と、該筒状脚部20の上端側に雌側鍔部21を備えたものである。
また、筒状脚部20の内側の下端には、内周面20aに沿って、係合爪20bが形成されている。
【0023】
以上の構成のハトメ雄体1及びハトメ雌体2を、図3に示すようにフロアマットに形成された穴の位置で係止させる。
【0024】
以上の構成のようにフロアマット等に対してハトメHを固着した状態において、図4に示すように、フロアマット固定具3の先端をハトメHの中央穴に対して係止させることができる。
即ち、図4(a)に示すように、ハトメの下面側からフロアマット固定具3の先端をハトメHの中央穴に差込み、その係合端部30をハトメの内部係止部16と係合させる。
【実施例2】
【0025】
本発明の実施例2に係るハトメHは、図5乃至図9に示すように、ハトメ雄体1とハトメ雌体2によって構成されている。以下、ハトメ雄体1及びハトメ雌体2の各構成について説明する。尚、本実施例2の構成については、上記実施例1の構成と比較して、ハトメ雄体1における内壁部15の形状とこれに対応するハトメ雌体2の形状にある。
【0026】
本発明の実施例2のハトメHを構成するハトメ雄体1は、図5及び図6に示すように、外周面10aに前記雌体2との係合手段となる拡径部14を有する筒状胴部10と、該筒状胴部10の下端側全周に形成される雄側鍔部11とを備えた基本構成を有する点で、上記実施例1と共通する。
【0027】
また、前記ハトメ雄体1は、前記筒状胴部10の上端縁10bから連続して内側下方へ向けて形成され前記筒状胴部10と対向する内壁部15を備える。本実施例2に係るハトメ雄体1の内壁部15は、実施例1と異なりハトメ雄体1の下端まで延設されている。
そして、当該内壁部15から内方向へ向けて突出する内部係止部16を備えるが、図6に示すように、上下方向に異なる二つの高さ位置に内部係止部16を配置した構成である。
また、実施例1と同様に、内壁部15の下端に開口するように、縦方向に切欠部13を形成しており、該切欠部13は内部係止部15を複数に分離し、切欠部13間にリブ17を有する構成としている。
【0028】
本発明の実施例2に係るハトメHを構成するハトメ雌体2は、実施例1に係るハトメ雌体2と寸法上の差はあるものの実質的に同一の構成のものを使用している。即ち、ハトメ雄体1の前記筒状胴部10の外周面10aの拡径部14に対応する係合手段を有する筒状脚部20と、該筒状脚部20の上端側に雌側鍔部21を備え、筒状脚部20の内側の下端には、内周面20aに沿って、係合爪20bが形成したものである。
【0029】
以上の構成のハトメ雄体1及びハトメ雌体2を、図7に示すようにフロアマットに形成された穴の位置で係合させる。
【0030】
以上の構成のようにフロアマット等に対してハトメHを固着した状態において、図8に示すように、フロアマット固定具3の先端をハトメHの中央穴に対して係止させることができる。
ここで、本実施例2においては、図6に示すように、上下方向に異なる二つの高さ位置に内部係止部16を配置した構成であることから、図9(a)、(b)に示す二段階の係止状態によって、係合させる。このため、対応するフロアマット固定具3の係合端部30には、内部係止部16二段階の係止に対応した係合部31が設けられている。
【0031】
ここで、上下の内部係止部16間の高さd1と上下の係合部31間の高さd2は一致させるものとしている。しかしながら、当該構成に限らず、例えば、フロアマット固定具3が弾性を有する場合等には、上下の内部係止部16間の高さd1よりも上下の係合部31間の高さd2を大きくすることができる。
【0032】
このような場合には、第二の押込みによって先に上端側の内部係止部16と係合部31とが係合し、下端側では係合部31が内部係止部16に係合しない状態となり、底から更にフロアマット固定具3の先端を押込むことにより当該フロアマット固定具3の先端が弾性変形し、下端側の係合部31と内部係止部16が係合する構成とすることができる。この係合状態によっては弾性変形状態で係合が保持されるため、係合部31と内部係止部16の係合がより強固に保持させることができる。
【0033】
そして、二段階の係止状態を実現することによって、係止による音と振動が二回発生し、より明瞭に係止状態を確認できる。
【0034】
また、フロアマット固定具3の先端形状については何ら限定するものではなく、例えば、図10及び図11に示すように、本実施例2のハトメに対し、単独の拡径頭部32を有し、該拡径頭部32を係合部として用いることができる。
【0035】
当該構成においては、拡径頭部32が下側の内部係止部との係止、及び、上側の内部係止部との係止の際に、夫々(即ち、合計二回の)音と振動を生じ、明瞭に係止状態を確認することができる。
【0036】
また、本発明によれば、上記実施例に限定するものではなく、例えば内側係止部16と係合部31とを上下三箇所以上として設け、三段階以上で係止させることもできる。
【符号の説明】
【0037】
1 ハトメ雄体
10 筒状胴部
10a 外周面
10b 上端縁
11 雄側鍔部
12 雄側中央穴
13 切欠部
14 拡径部
15 内壁部
16 内部係止部
17 リブ
2 ハトメ雌体
20 筒状脚部
20a 内周面
20b 係合爪
21 雌側鍔部
3 フロアマット固定具
30 係合端部
31 係合部
32 拡径頭部
d1 高さ
d2 高さ
H ハトメ
S フロアマット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11