(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6153622
(24)【登録日】2017年6月9日
(45)【発行日】2017年6月28日
(54)【発明の名称】インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム端末のネットワークへのアクセス方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 36/14 20090101AFI20170619BHJP
H04W 60/04 20090101ALI20170619BHJP
H04M 3/00 20060101ALI20170619BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W60/04
H04M3/00 B
【請求項の数】13
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2015-542141(P2015-542141)
(86)(22)【出願日】2013年7月31日
(65)【公表番号】特表2016-504807(P2016-504807A)
(43)【公表日】2016年2月12日
(86)【国際出願番号】CN2013080553
(87)【国際公開番号】WO2013174352
(87)【国際公開日】20131128
【審査請求日】2016年5月31日
(31)【優先権主張番号】201210458235.6
(32)【優先日】2012年11月14日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511207729
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(72)【発明者】
【氏名】フー イードン
【審査官】
望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】
特表2012−527798(JP,A)
【文献】
国際公開第2010/133238(WO,A1)
【文献】
特表2008−544596(JP,A)
【文献】
国際公開第2006/133720(WO,A1)
【文献】
特開2008−236033(JP,A)
【文献】
特表2009−542106(JP,A)
【文献】
国際公開第2008/005288(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
H04M3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、前記IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムから、前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、ここで、IMS端末管理システム間はインターフェースを介して各自のデータの同期を実現することと、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記IMS端末に、取得した前記IMSネットワークアクセス点情報を含む配置情報を送信することを含むインターネットプロトコルマルチメディアサブシステムIMS端末のネットワークへのアクセス方法。
【請求項2】
IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、前記IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムから、前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することが、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記IMS端末の登録要求を受信することと、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記登録要求に基づいて、前記アクセス先IMS端末管理システムから、前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記所属地IMS端末管理システムが、前記登録要求に基づいて、前記アクセス先IMS端末管理システムから前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することが、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記登録要求に基づいて、前記IMS端末の合法を認証した後、前記IMS端末が接続されているインターネットプロトコルIPアドレスに基づいて、前記アクセス先IMS端末管理システムを確定することと、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記アクセス先IMS端末管理システムにIMSネットワークアクセス点情報要求メッセージを送信することと、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記アクセス先IMS端末管理システムからのIMSネットワークアクセス点情報と前記アクセス先の業務情報を受信することを含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記所属地IMS端末管理システムが前記IMS端末に配置情報を送信する前、
前記所属地IMS端末管理システムが、前記IMS端末の予定の戦略に従って、前記アクセス先の業務情報、前記IMSネットワークアクセス点情報、前記所属地IMS端末管理システムのローカルに保存した前記IMS端末が開始した業務情報を整合して、前記配置情報を生成することをさらに含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記IMS端末に複数の異なるアカウントが存在すると、前記IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する場合、IMS端末の所属地IMS端末管理システムがアクセス先IMS端末管理システムから前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、さらに、
前記登録済みのIMS端末管理システムが、前記IMS端末の登録要求を受信し、前記登録要求に基づいて、前記現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定することと、
前記登録済みのIMS端末管理システムが、前記現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムに身分認証要求を発することと、
認証に成功すると、前記登録済みのIMS端末管理システムが前記現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムから前記現在のアカウントの業務情報を取得して前記アクセス先IMS端末管理システムから前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することと、
認証に成功していないと、登録を終了し、前記IMS端末が前記登録済みのIMS端末管理システムとの接続を切断することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記IMS端末に複数の異なるアカウントが存在し、前記IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する場合、IMS端末の所属地IMS端末管理システムがアクセス先IMS端末管理システムから前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、さらに、
前記登録済みのIMS端末管理システムが、前記IMS端末の登録要求を受信し、前記登録要求に基づいて、前記現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定することと、
前記登録済みのIMS端末管理システムが、前記IMS端末に前記現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムのドメイン情報を送信することと、
前記現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムが、前記IMS端末の登録要求を受信することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記所属地IMS端末管理システムが前記IMSネットワークアクセス点情報の取得に失敗したと、前記所属地IMS端末管理システムが、直接に所属地のIMSネットワークアクセス点情報を前記IMS端末に送信し、前記IMS端末が、前記所属地のIMSネットワークアクセス点情報に基づいて、IMSネットワークにアクセスする請求項1乃至6の中のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
IMS端末管理システムが、自体の全ての端末のアカウント情報、業務データ、管轄IPセグメントを配置し、また、対応する一つ又は複数のIMS端末管理システムのドメイン、管轄IPセグメント、システム特徴コードを配置する請求項1乃至6の中のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
所属地IMS端末管理システムがアクセス先IMS端末管理システムから前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、さらに、
IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信し、同期を要求したデータの合法性を検査することと、
前記同期を要求したデータが合法なものであると、前記IMS端末管理システムは、前記同期を要求したデータが自体の既存データと衝突するか否かを検査し、前記同期を要求したデータが非合法なものであると、前記IMS端末管理システムは、前記他のIMS端末管理システムに失敗情報を返事することと、
前記同期を要求したデータが前記既存データと衝突しないと、前記IMS端末管理システムが、前記同期を要求したデータを自動に更新することと、
前記同期を要求したデータが前記既存データと衝突すると、前記IMS端末管理システムが、前記他のIMS端末管理システムに衝突するノード情報を送信し、前記他のIMS端末管理システムが、データを調整してから再びデータの同期を行うことを含む請求項1乃至6の中のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信する前、さらに、
前記IMS端末管理システムがIPセグメントが衝突するか否かを自己検査し、衝突しないと、IPセグメントを分割して有効にすることを含む請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記IMSネットワークアクセス点情報が、前記IMS端末がアクセスしたIPアドレスに対応する基地局コントローラアドレス情報である請求項1乃至4の中のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
IMS端末管理システムに応用されるインターネットプロトコルマルチメディアサブシステムIMS端末のネットワークへのアクセス装置であって、
IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムから前記アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する取得モジュールと、ここで、IMS端末管理システム間はインターフェースを介して各自のデータの同期を実現し、
前記IMS端末に、取得した前記IMSネットワークアクセス点情報を含む配置情報を送信する送信モジュールと、を含む装置。
【請求項13】
前記IMS端末の予定の戦略に従って、前記アクセス先の業務情報と、前記IMSネットワークアクセス点情報と、前記所属地IMS端末管理システムのローカルに保存した前記IMS端末が開始した業務情報とを整合する整合モジュールと、
前記配置情報を生成する生成モジュールと、を更に含む請求項12に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、具体的に、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム端末のネットワークへのアクセス方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMSと略称)ネットワークは、IMS端末に対して、移動無線端末のようにローミング制御アクセスを実現することで、ユーザがIMS端末を移動させる時の登録や削除、移転又は番号変更等操作を減少することを求めている。
【0003】
ユーザが営業所で登録する際、ユーザ名とパスワードを生成し、ユーザが端末の電源を入れてから手動で端末のインターフェースにてユーザ名とパスワードを入力する。ユーザがユーザ名、パスワードを入力した後、制御システムにて登録する。ユーザが制御システムにて登録していないと、又はユーザ名、パスワードが間違っていると、又は端末がローミング状態であると、制御システムは直接に端末に登録失敗のメッセージを返事する。
【0004】
既存のIMS端末管理システムによると、端末がアクセスしたインターネットプロトコル(Internet Protocol、IPと略称)アドレスと当該システムに配置されたデータとを確定・比較し、確定条件が整合されないと、システムは当該端末がローミング制御を超えていると確定し、登録を許可せず、IMSコアネットワークに登録するための配置情報を送信する。
【0005】
既存のIMS端末管理システムのローミング制御及びデータ配置方法は以下のとおりである。
システムにおいて当該システムが制御可能な領域の全ての地域を配置し、地域の配置は、国、省、市、区県の4級に配置することができ、各級の地域の各地域にいずれも当該地域のIPセグメントを配置する。同時に、一つ又は複数の非制御領域を配置し、且つ、当該一つ又は複数の非制御領域のIPセグメントを配置する。端末のアカウントに当該端末アカウントのローミング制御戦略を設定する。
【0006】
IMS事業者の要求に応じて、出荷される時、端末に統一にIMS端末管理システムのドメインアドレスを設定し、端末が全ての地方で登録される時も、設定されたドメインでIMS端末管理システムに登録してIMS業務配置情報を取得することができる。
【0007】
端末はIMS端末管理システムにて登録する際に接続先のIPアドレスを取得し、システムは端末のアカウント、パスワードに基づいて端末のアカウント情報のローミング制御戦略を取得し、システムは登録接続先のIPアドレスと地域に配置されたIPアドレスを整合させて地域情報を取得し、さらに、端末のアカウントのローミング制御戦略と取得した地域、登録地域とを整合させて確定し、ローミング制御戦略を満たさないと、登録に失敗することになる。
【0008】
端末機器がIMSネットワークにてローミングする際、ネットワークプロトコル接続アクセスネットワーク(Internet Protocol Connectivity Access Network、IP−CANと略称)ローミングとIMSローミングの2種類の制御方式がある。
ここで、IP−CANローミングは、実際上、端末機器がネットワークを介して所属地のIMSネットワークにアクセスすることである。
【0009】
IMSローミングアクセスは、汎用無線パケット業務(General Packet Radio Service、GPRSと略称)、第三世代移動通信(The Third Generation Mobile Communications、3Gと略称)方式のアクセスと、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLANと略称)無線、ケーブル/ディジタルユーザ線(cable/Digital Subscriber Line、cable/xDSLと略称)有線方式のアクセスとに分けられる。
【0010】
GPRSと3Gアクセス方式は、IP−CANネットワークに付着されて、サービング汎用パケット無線業務支援ノード(Serving General packet radio service support node、SGSNと略称)を介してIMSネットワークに登録することができる。WLANとcable/xDSL方式は、動的ホスト配置プロトコル(Dynamic Host Configure Protocol、DHCPと略称)サーバを介して、呼出代理セッション制御機能エンティティ(Proxy−Call Session Control Function、P−CSCFと略称)ドメインを発現し、ドメインネームサーバー(Domain Name Server、DNSと略称)によってP−CSCFドメインを解析して端末に返事し、端末はP−CSCFアドレスに基づいてIMSネットワークにアクセスする。
【0011】
既存のIMS端末管理システムにおいてローミング方式は、管理システム内の地域間でのローミングと管理システム外の管理システム間でのローミングの2種類がある。
図1は、関連技術に係わるIMS端末がローミングしてネットワークにアクセスすることを示す図であり、
図1に示すように、1は現在のコンピューターネットワークを表し、2はIMS端末管理システム1が制御する領域範囲を表し、3はIMS端末管理システム2が制御する領域範囲を表し、4はIMS端末管理システム1を表し、5はIMS端末管理システム2を表し、6は領域1から領域bにローミングするフローを表し、7は端末(Terminal Station、TSと略称)がコンピューターネットワークを介してIMS端末管理システム1に登録するフローを表し、8は端末TSがIMS端末管理システム1から送信された配置情報を受信することを表する。以下、
図1を参照して、上記した2種類のローミング方式を説明する。
【0012】
管理システム内の地域間でのローミングについて、端末TSがIMS端末管理システム1の制御領域において領域1から領域2にローミングした時、IMS端末管理システム1は、端末がアクセスしたIPアドレスに基づいてユーザが領域2での認証に通過したと確定し、IMS端末管理システム1は領域2に配置されたIMS代理サーバアドレス情報を送信し、TSは送信されたIMS代理サーバアドレス情報に基づいて、近所でアクセスする。
【0013】
管理システム外の管理システム間でのローミングについて、端末TSが、IMS端末管理システム1により制御される領域1からIMS端末管理システム2により制御される領域bにローミングし、端末TSがその所属地のIMS端末管理システム1にて登録し、IMS端末管理システム1がIMS端末がアクセスしたIPアドレスに基づいてローミングした領域が本システムの管轄領域内ではないと確定し、IPアドレスに基づいて所属地管理システムに記憶されたデータと整合し、代理アクセス点基地局コントローラ(Base Station Controller、BSCと略称)情報と業務情報を取得してTSに送信する。
【0014】
既存のIMS端末管理システムのローミング制御方法とIMSネットワークローミング方法によると、以下のような問題が存在する。
まず、IMS端末管理システムは、リモートアクセス代理点のアドレス等の情報を正確に配置することができなく、端末は正確なアクセス点を取得することができない。
次に、各アクセスするネットワークのIMSネットワークドメインが異なっていて、IMS端末管理システムのドメインも異なるので、IMS端末機器の初期化が難しく、端末データの配置が複雑で、普及に不利である。
第三に、IP−CANローミング方式によると、IPネットワークを介して直接に所属地のIMSネットワークにアクセスするので、通信ネットワークサービス品質(Quality of Server、QOSと略称)要求を保証しにくく、また、IMSローミングのWLANとcable/xDSLアクセス方式によると、DHCPサーバを変更させなければならなく、DHCPを介してネットワークにアクセスしていないIMS端末はIMSネットワークにアクセスしにくい。
最後に、端末が業務ローミング管理を開始することができない。
関連技術において、端末が正確なアクセス点を取得できなく、端末が業務ローミング管理を開始することができない問題に対し、いまだに有効な解決案を提示していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、少なくとも、関連技術において端末が正確なアクセス点を取得できなく、端末が業務ローミング管理を開始することができない問題を解決できるインターネットプロトコルマルチメディアサブシステムIMS端末のネットワークへのアクセス方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の一態様によると、IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、ここで、IMS端末管理システム間はインターフェースを介して各自のデータの同期を実現することと、所属地IMS端末管理システムが、IMS端末に、取得したIMSネットワークアクセス点情報を含む配置情報を送信することを含むIMS端末のネットワークへのアクセス方法を提供する。
【0017】
IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムから、アクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することが、所属地IMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信することと、所属地IMS端末管理システムが、登録要求に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することを含むことが好ましい。
【0018】
所属地IMS端末管理システムが、登録要求に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することが、所属地IMS端末管理システムが、登録要求に基づいて、IMS端末の合法を認証した後、IMS端末が接続されているインターネットプロトコルIPアドレスに基づいて、アクセス先IMS端末管理システムを確定することと、所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムにIMSネットワークアクセス点情報要求メッセージを送信し、所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムからのIMSネットワークアクセス点情報とアクセス先の業務情報を受信することを含むことが好ましい。
【0019】
所属地IMS端末管理システムがIMS端末に配置情報を送信する前、上記方法が、所属地IMS端末管理システムが、IMS端末の予定の戦略に従って、アクセス先の業務情報、IMSネットワークアクセス点情報、所属地IMS端末管理システムのローカルに保存したIMS端末が開始した業務情報を整合して配置情報を生成することを含むことが好ましい。
【0020】
IMS端末に複数の異なるアカウントが存在すると、IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する場合、IMS端末の所属地IMS端末管理システムがアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、上記方法が、登録済みのIMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信し、登録要求に基づいて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定することと、登録済みのIMS端末管理システムが、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムに身分認証要求を発することと、認証に成功すると、登録済みのIMS端末管理システムが現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムから現在のアカウントの業務情報を取得してアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得することと、認証に成功していないと、登録を終了し、IMS端末が登録済みのIMS端末管理システムとの接続を切断することを更に含むことが好ましい。
【0021】
IMS端末に複数の異なるアカウントが存在し、IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する場合、IMS端末の所属地IMS端末管理システムがアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、上記方法が、登録済みのIMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信し、登録要求に基づいて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定することと、登録済みのIMS端末管理システムが、IMS端末に現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムのドメイン情報を送信することと、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信することを更に含むことが好ましい。
【0022】
所属地IMS端末管理システムがIMSネットワークアクセス点情報の取得に失敗したと、所属地IMS端末管理システムが、直接に所属地のIMSネットワークアクセス点情報をIMS端末に送信し、IMS端末が、所属地のIMSネットワークアクセス点情報に基づいて、IMSネットワークにアクセスすることが好ましい。
【0023】
IMS端末管理システムが、自体の全ての端末のアカウント情報、業務データ、管轄IPセグメントを配置し、また、対応する一つ又は複数のIMS端末管理システムのドメイン、管轄IPセグメント、システム特徴コードを配置することが好ましい。
【0024】
所属地IMS端末管理システムがアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、上記方法が、IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信し、同期を要求したデータの合法性を検査し、同期を要求したデータが合法なものであると、IMS端末管理システムは、同期を要求したデータが自体の既存データと衝突するか否かを検査することと、同期を要求したデータが非合法なものであると、IMS端末管理システムは、他のIMS端末管理システムに失敗情報を返事することと、同期を要求したデータが既存データと衝突しないと、IMS端末管理システムが、同期を要求したデータを自動に更新することと、同期を要求したデータが既存データと衝突すると、IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムに衝突するノード情報を送信し、他のIMS端末管理システムが、データを調整してから再びデータの同期を行うことを更に含むことが好ましい。
【0025】
IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信する前、上記方法が、IMS端末管理システムがIPセグメントが衝突するか否かを自己検査し、衝突しないと、IPセグメントを分割して有効にすることを更に含むことが好ましい。
【0026】
IMSネットワークアクセス点情報が、IMS端末がアクセスしたIPアドレスに対応する基地局コントローラ(Base Station Controller、BSCと略称)アドレス情報であることが好ましい。
【0027】
本発明の他の一態様によると、IMS端末管理システムに応用されるIMS端末のネットワークへのアクセス装置であって、IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する取得モジュールと、ここで、IMS端末管理システム間はインターフェースを介して各自のデータの同期を実現し、IMS端末に、取得したIMSネットワークアクセス点情報を含む配置情報を送信する送信モジュールと、を含むIMS端末がネットワークへアクセスする装置を提供する。
【0028】
上記装置が、IMS端末の予定の戦略に従って、アクセス先の業務情報と、IMSネットワークアクセス点情報と、所属地IMS端末管理システムのローカルに保存したIMS端末が開始した業務情報とを整合する整合モジュールと、配置情報を生成する生成モジュールと、を更に含むことが好ましい。
【0029】
本発明によると、IMS端末管理システム間でインターフェースを介して各自のデータの同期を実現し、ローミング時に、IMS端末の所属地IMS端末管理システムが上記IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、所属地IMS端末管理システムがIMS端末に配置情報を送信し、ここで、配置情報は取得したIMSネットワークアクセス点情報を含み、これにより、関連技術において端末が正確なアクセス点を取得できなく、端末が業務ローミング管理を開始することができない問題を解決し、IMS端末が取得したIMSネットワークアクセス点が更に正確であって、業務ローミング管理を実現し、IMSネットワークの安全性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
ここで説明する図面は本発明を理解させるためのもので、本発明の一部を構成し、本発明における実施例と共に本発明を解釈し、本発明を不当に限定するのではない。
【
図1】
図1は、関連技術に係わるIMS端末がローミングしてネットワークにアクセスすることを示す図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施例に係わるIMS端末がネットワークにアクセスする方法を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、本発明の実施例に係わるIMS端末がネットワークにアクセスする装置の構造を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施例に係わるIMS端末がネットワークにアクセスする装置の好適な構造を示すブロック
図1である。
【
図5】
図5は、本発明の好適な実施例2に係わるIMS端末管理システムの構造を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、本発明の好適な実施例3に係わるIMS端末がアクセス先で登録することを示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、本発明の好適な実施例4に係わるIMS端末がアクセス先でアカウントを交換して登録することを示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、本発明の好適な実施例5に係わるIMS端末管理システム間でデータ同期を行うことを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
なお、衝突しない限り、本願の実施例及び実施例中の特徴を互いに組み合わせることができる。以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を詳しく説明する。
本発明の実施例によると、IMS端末がネットワークにアクセスする方法を提供し、
図2は本発明の実施例に係わるIMS端末がネットワークにアクセスする方法を示すフローチャートで、
図2に示すように、以下のステップを含む。
IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し(ステップS202)、ここで、IMS端末管理システム間は、インターフェースを介して各自のデータの同期を実現し、
所属地IMS端末管理システムが、IMS端末に配置情報を送信し(ステップS204)、ここで、配置情報は取得したIMSネットワークアクセス点情報を含む。
【0032】
上記ステップによって、IMS端末管理システム間でインターフェースを介して各自のデータの同期を実現し、ローミング時に、IMS端末の所属地IMS端末管理システムが上記IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、所属地IMS端末管理システムがIMS端末に配置情報を送信し、ここで、配置情報は取得したIMSネットワークアクセス点情報を含み、これにより、関連技術において端末が正確なアクセス点を取得できなく、端末が業務ローミング管理を開始することができない問題を解決し、IMS端末が取得したIMSネットワークアクセス点がさらに正確であって、業務ローミング端末管理を実現し、IMSネットワークの安全性を向上させる。
【0033】
ステップS202において、IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する方式はさまざまで、以下、好適な方式を提供する。当該方式は、所属地IMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信し、所属地IMS端末管理システムが、登録要求に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得するステップを含む。当該方法によると、システムのオーバーヘッドを節約できる。
【0034】
ここで、所属地IMS端末管理システムが、登録要求に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する方式もさまざまである。しかし、実施中に、ネットワーク側の安全を保障するため、IMSコアネットワークの多くの情報はIMS端末に公開することができないので、以下、所属地IMS端末管理システムが登録要求に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する好適な方式を提供し、当該方式は、所属地IMS端末管理システムが、登録要求に基づいて、IMS端末の合法を認証した後、IMS端末が接続されたIPアドレスに基づいて、アクセス先IMS端末管理システムを確定し、所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムにIMSネットワークアクセス点情報要求メッセージを送信し、所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムからのIMSネットワークアクセス点情報とアクセス先の業務情報を受信するステップを含む。当該方法によると、IMS端末管理システムのドメイン(IPアドレス)はIMS端末機器に開放し、IMSコアネットワーク等他の情報はIMS端末に開放しないことによって、IMSネットワークの安全性を向上させる。
【0035】
ステップS204において、所属地IMS端末管理システムがIMS端末に配置情報を送信する前、更に、所属地IMS端末管理システムが、IMS端末の予定の戦略に従って、アクセス先の業務情報と、IMSネットワークアクセス点情報と、所属地IMS端末管理システムのローカルに保存したIMS端末が開始した業務情報とを整合して配置情報を生成するステップを含むことができる。当該方法によると、IMS端末機器が所属地で開始した業務情報を取得し、所属地の業務情報とアクセス先の業務情報とを整合して他の情報と一緒に配置情報を生成することで、端末が業務ローミング端末管理を開始できるように支援できる。
【0036】
実際の応用において、IMS端末に複数の異なるアカウントが存在し、IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する必要がある場合がある。以下、当該状況での好適なローミング制御実現方式を提供する。
(1)現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムが身分の検証を担当し、また、情報を登録済みのアカウントのIMS端末管理システムに返事し、登録済みのアカウントのIMS端末管理システムによってアクセス先のアクセス点情報を取得し、当該方式を以下のステップによって実現することができる:IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、登録済みのIMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信し、登録要求に基づいて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定し、登録済みのIMS端末管理システムが、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムに身分認証要求を発し、認証に成功すると、登録済みのIMS端末管理システムが、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムから現在のアカウントの業務情報を取得してアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、認証に成功していないと、登録を終了し、IMS端末が登録済みのIMS端末管理システムとの接続を切断する。ここで、登録済みのIMS端末管理システムがIMS端末に業務情報及びアクセス点情報を送信し、IMS端末がそれに基づいてIMSネットワークにアクセスし、業務情報に基づいて業務を利用することができる。
【0037】
(2)IMS端末が登録済みのアカウントのIMS端末管理システムを介して現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムのドメイン情報を取得し、現在のアカウントのIMS端末管理システムからアクセス先のアクセス点情報を取得し、当該方式を以下のステップによって実現することができる:IMS端末の所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、登録済みのIMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信し、登録要求に基づいて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定し、登録済みのIMS端末管理システムが、IMS端末に現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムのドメイン情報を送信し、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムが、IMS端末の登録要求を受信する。ここで、IMS端末が、直接に現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムに登録し、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムによってアクセス先IMS端末管理システムからアクセス点情報を取得し、IMS端末が現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムから送信されたアクセス点情報に基づいて、IMSネットワークにアクセスして、業務情報に基づいて業務を利用することができる。
以上、IMS端末に複数のアカウントがIMS端末管理システムに登録することが存在する際の2種類の好適な処理方式を説明したが、実際の応用において、需要に応じて選択することができ、柔軟であって、IMS端末管理システムの実用性を向上させる。
【0038】
上記のステップにおいて、所属地IMS端末管理システムがIMSネットワークアクセス点情報の取得に失敗すると、所属地IMS端末管理システムは、直接に、所属地のIMSネットワークアクセス点情報をIMS端末に送信し、IMS端末は、所属地のIMSネットワークアクセス点情報に基づいて、IMSネットワークにアクセスする。当該方法によると、IMS端末管理システムの運行が不安定である場合の解決案を提供し、IMS端末管理システムが継続してサービスを提供することができ、IMS端末管理システムの利用可能性を向上させる。
【0039】
IMS端末のネットワークへのアクセスを一層良好に実現するため、ステップS202の前に、IMS端末管理システムが、自体の全ての端末のアカウント情報、業務データ、管轄IPセグメントを配置し、また、対応する一つ又は複数のIMS端末管理システムのドメイン、管轄IPセグメント、システム特徴コードを配置するステップを含むことができる。当該方法によると、IMS端末機器の初期化及びIMS端末機器のデータ配置の便宜を図ることができ、異なるIMS端末管理システム間でのデータ同期を支援する。
【0040】
各IMSネットワークのドメインが異なって、IMS端末管理システムのドメインも異なることで、IMS端末機器の初期化が困難であって、IMS端末機器のデータ配置が複雑であるので、これらの問題を解決できる好適な方式を提供し、当該方式によると、所属地IMS端末管理システムが、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する前、IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信し、同期を要求したデータの合法性を検査し、同期を要求したデータが合法なものであると、IMS端末管理システムが、同期を要求したデータが自体の既存のデータと衝突するか否かを検査し、同期を要求したデータが非合法なものであると、IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムに失敗情報を返事し、同期を要求したデータが既存のデータと衝突しないと、IMS端末管理システムが、同期を要求したデータを自動に更新し、同期を要求したデータが既存のデータと衝突すると、IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムに衝突するノード情報を送信し、他のIMS端末管理システムが、データを調節してから再びデータの同期を行うステップを更に含む。当該方法によると、異なるIMS端末管理システム間でのデータ同期を行うことで、IMS端末機器の初期化及びデータ配置の便宜を図ることができ、IMSネットワークの拡張及び応用に有利である。
【0041】
ここで、IMS端末管理システムが、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信する前、IMS端末管理システムがIPセグメントが衝突するか否かを自己検査し、衝突しないと、IPセグメントを分割して有効にするステップを更に含むことができる。当該方法によると、異なるIMS端末管理システム間でのデータ同期を行うことができる。実際の応用において、IMS端末管理システムがIPセグメントを自動に分割することもできる。
なお、上記内容中のIMSネットワークアクセス点情報は、IMS端末がアクセスしたIPアドレスに対応するBSCアドレス情報であることができる。
【0042】
本発明の実施例によると、IMS端末がネットワークへアクセスする装置を提供し、当該装置は、上記IMS端末のネットワークへのアクセス方法を実現するように設けられることができる。
図3は、本発明の実施例に係わるIMS端末がネットワークへアクセスする装置の構造を示すブロック図で、
図3に示すように、当該装置は、取得モジュール32と、送信モジュール34とを含み、取得モジュール32はIMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、ここで、IMS端末管理システム間はインターフェースを介して各自のデータ同期を実現し、送信モジュール34は取得モジュール32に連結されて、IMS端末に配置情報を送信し、ここで、配置情報は、取得したIMSネットワークアクセス点情報を含む。
【0043】
上記装置によると、取得モジュール32によってIMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、ここで、IMS端末管理システム間はインターフェースを介して各自のデータ同期を実現し、送信モジュール34が取得したIMSネットワークアクセス点情報を含む配置情報をIMS端末に送信することによって、関連技術において端末が正確なアクセス点を取得できなく、端末が業務ローミング端末管理を開始することができない問題を解決し、IMS端末が選択したIMSネットワークアクセス点が更に正確であって、業務ローミング端末管理を実現し、IMSネットワークの安全性を向上させる効果を実現できる。
【0044】
図4は、本発明の実施例に係わるIMS端末がネットワークへアクセスする装置の好適な構造を示すブロック
図1で、
図4に示すように、当該装置は、
図3に示す全てのモジュールを含む以外、整合モジュール36と、生成モジュール38とを更に含むことができ、ここで、整合モジュール36は取得モジュール32に連結されて、IMS端末の予定の戦略に従って、アクセス先の業務情報と、IMSネットワークアクセス点情報と、所属地IMS端末管理システムのローカルに保存したIMS端末が開始した業務情報とを整合し、生成モジュール38は整合モジュール36に連結されて、配置情報を生成する。
【0045】
取得モジュール32が、IMS端末の登録要求を受信する第1の受信ユニットと、第1の受信ユニットに連結されて、登録要求に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得する取得ユニットと、を更に含むことが好ましい。
【0046】
取得モジュール32が、登録要求に基づいて、IMS端末の合法を認証した後、IMS端末が接続されたインターネットプロトコルIPアドレスに基づいて、アクセス先IMS端末管理システムを確定する確定ユニットと、確定ユニットに連結されて、アクセス先IMS端末管理システムにIMSネットワークアクセス点情報要求メッセージを送信する送信ユニットと、送信ユニットに連結されて、アクセス先IMS端末管理システムからのIMSネットワークアクセス点情報とアクセス先の業務情報を受信する第2の受信ユニットと、を更に含むことが好ましい。
【0047】
IMS端末に複数の異なるアカウントが存在し、IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する場合、上記装置が所属されるIMS端末管理システムを登録済みのアカウントのシステムとし、上記装置は、IMS端末の登録要求を受信し、登録要求に基づいて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定する第1の受信モジュールと、第1の受信モジュールに連結されて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムに身分認証要求を発する開始モジュールと、開始モジュールに連結されて、認証に成功した場合、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムから現在のアカウントの業務開始情報を取得し、アクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、認証に成功していないと、登録を終了し、IMS端末が登録済みのIMS端末管理システムとの接続を切断する第1の処理モジュールと、を更に含むことが好ましい。
【0048】
IMS端末に複数の異なるアカウントが存在し、IMS端末が一つのアカウントの所属地IMS端末管理システムに成功的に登録した後、当該アカウントと所属地の異なる現在のアカウントで登録する場合、上記装置が所属されるIMS端末管理システムを登録済みのアカウントのシステムとし、上記装置は、IMS端末の登録要求を受信し、登録要求に基づいて、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムを確定する第2の受信モジュールと、第2の受信モジュールに連結されて、IMS端末に現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムのドメイン情報を送信する下り回線モジュールと、を更に含み、この時、現在のアカウントの所属地IMS端末管理システムがIMS端末の登録要求を受信することが好ましい。
【0049】
所属地IMS端末管理システムがIMSネットワークアクセス点情報の取得に失敗した場合、所属地IMS端末管理システムが、直接に、所属地のIMSネットワークアクセス点情報をIMS端末に送信し、IMS端末が、所属地のIMSネットワークアクセス点情報に基づいてIMSネットワークにアクセスすることが好ましい。
【0050】
IMS端末管理システムが自体の全ての端末のアカウント情報、業務データ、管轄IPセグメントを配置し、また、対応する一つ又は複数のIMS端末管理システムのドメイン、管轄IPセグメント、システム特徴コードを配置することが好ましい。
【0051】
上記装置が、他のIMS端末管理システムからのデータ同期更新要求を受信し、同期を要求したデータの合法性を検査する同期モジュールと、同期モジュールに連結されて、同期を要求したデータが合法なものである場合、同期を要求したデータが自体の既存データと衝突するか否かを検査し、同期を要求したデータが非合法なものである場合、他のIMS端末管理システムに失敗情報を返事する第2の処理モジュールと、第2の処理モジュールに連結されて、同期を要求したデータが既存のデータと衝突しない場合、同期を要求したデータを自動に更新する更新モジュールと、同期を要求したデータが既存のデータと衝突する場合、他のIMS端末管理システムに衝突するノード情報を送信し、他のIMS端末管理システムがデータを調節してから再びデータの同期を行う第2の送信モジュールと、を更に含むことが好ましい。
なお、装置の実施例で説明したIMS端末がネットワークへアクセスする装置は、上記の方法の実施例に対応し、その具体的な実現フローは方法実施例で詳しく説明したので、ここでは説明を省略する。
【0052】
本発明の技術案とその実現方法を更に明確にするため、以下、好適な実施例を結合して実現フローを詳しく説明する。
好適な実施例1
本好適な実施例において、IMS端末のローミング制御及びデータ智能調節方法は以下のとおりである。
IMS端末管理システム間にデータ通信双方向同期インターフェースを追加し、当該インターフェースはシステム間の管理のIPセグメント同期及び情報の取得に用いられる。
【0053】
IMS端末管理システムは、通信相手システムドメイン、管轄IPセグメント、システム特徴コードを含む通信相手IMS端末管理システムのノード情報を配置し、また、本IMS端末管理システムの全ての端末のアカウント情報、業務データ、管轄のIPセグメントも配置し、全てのIPセグメントをシステム間で共通させると共に自動に調節し、また、システムドメインを公共ネットワークDNSと事業者私有ネットワークのDNSに同時に配置し、公共ネットワークにて開放し、ここで、私有ネットワークDNSドメインを解析する際、全ての関連するシステムのドメインを近所の端末管理システムIPアドレスとして解析する。
【0054】
IMS端末によるIMS端末管理システムでの登録は2種類の方式がある。即ち、第1種が、近所のローミング地域(即ち、アクセス先)のIMS端末管理システムに入る方式であって、第2種が、所属地を介してローミング地域のIMS端末管理システムにアクセスする方式である。ここで、第1種の方式の場合、IMS端末が近所でアクセス先のIMS端末管理システムにアクセスできれば、アクセス先IMS端末管理システムは端末の登録要求に基づいて、所属地のIMS端末の合法性の認証を管理し、身分が合法すると、所属地から当該アカウントの業務情報を取得する。第2種の方式の場合、IMS端末が所属地IMS端末管理システムで登録すると、所属地IMS端末管理システムは合法が認証された後、アクセス先IMS端末管理システムは、端末の登録情報に基づいて、アクセス先IMS端末管理システムから当該地域業務情報とIMSアクセス点BSC情報を取得する。
【0055】
端末がアクセスしたIMS端末管理システムは、戦略に従って、取得した情報とローカルに保存した情報を整合し、整合後の情報をIMS端末に送信し、IMS端末は情報に基づいてIMSネットワークへアクセスして開始された業務を利用する。
【0056】
上記ステップによると、全てのIMS端末がIMS端末管理システムを介してIMSネットワークの最適なアクセス点を取得し、端末がネットワークへアクセスする方式が何の制限も受けず、IMS端末がローミングしてアクセス点が正確でない問題を解決し、取得したIMSネットワークのアクセス点が更に正確である。IMS端末管理システム間にデータ通信双方向同期インターフェースを追加することによって、端末の登録が複雑である問題を解決し、端末の登録が簡単であって、端末の実現も一層簡単である。また、固定されたIPアドレスネットワークにアクセスできなく業務のローミング管理を実現できない問題を解決し、ローミング管理を実現し、IMSソフト端末機器の研究開発に一層有利であって、IMSネットワークの普及に一層有利である。また、IMS端末管理システムのドメインは通信相手の端末に開放し、IMSコアネットワーク等の全ての情報は開放しないことで、IMSネットワークの安全性を向上させる。
【0057】
好適な実施例2
図5は、本発明の好適な実施例2に係わるIMS端末管理システムの構造を示すブロック図であり、
図5に示すように、当該システムは、端末インターフェースモジュール502と、外部ネットワーク構成要素インターフェースモジュール504と、データスケジューリングモジュール506と、データ記憶モジュール508と、データ管理モジュール510とを含む。ここで、外部の端末インターフェースモジュール502と外部ネットワーク構成要素インターフェースモジュール504と接続されるネットワーク構成要素は、登録した各種の端末、所属地登録削除システム512(顧客関係管理システムとも呼ばれる、Customer RelationshIP Management、CRMと略称)、通信相手リモートIMS端末管理システム514を含み、登録した各種端末は、ハード端末516、携帯電話ソフト端末518、PCソフト端末520を含むことができる。
【0058】
ここで、端末インターフェースモジュール502は、ハード端末516、携帯電話ソフト端末518、PCソフト端末520のアクセスへの支援、プロトコル解析、変換機能を実現し、端末に認証登録能力を提供し、また、端末の登録状況に応じて、一つの最適なIMSネットワークアクセス点情報を取得する。外部ネットワーク構成要素インターフェースモジュール504は、所属地登録削除システム512等との三方インターフェースの接続を実現し、登録削除の要求を満たし、外部ネットワーク構成要素インターフェースモジュール504はさらに、他のリモートIMS端末管理システム514との接続を実現し、システム間のIPアドレス、システムドメインの同期、アクセス点BSCアドレスの取得を満たす。また、データスケジューリングモジュール506は、システム内部のデータのスケジューリング管理及びロジック判定処理を実現し、端末の登録要求に基づいて、ユーザが所属されるIMS端末管理システムを確定し、端末の登録要求に基づいて、ユーザの現在のアクセス先IMS端末管理システムを確定する。データ管理モジュール510は、データの配置、維持、管理を実現し、データ記憶モジュール508はユーザに記憶システムデータ、端末配置情報及び他のデータのサービスを提供する。
【0059】
好適な実施例3
図6は、本発明の好適な実施例3に係わるIMS端末がアクセス先で登録することを示すフローチャートであり、
図6に示すように、機器TSと機器TS´はIMS機器であって、IMS端末とも呼ばれ、端末又は機器とも呼ばれ、システムはIMS端末管理システムを示し、機器TSの登録アカウントの所属地はシステムAにあって、機器TSの現在のシステムドメインはシステムAのドメインであって、TSがローミングしてシステムBの管理領域に進入し、システムBの管理領域で登録する際にシステムBが管理するBSCアドレス等の情報を取得し、端末がシステムAから送信されたアドレスに基づいて、BSCにてIMSコアネットワークにアクセスする。そして、
図6の矢印はプロセスの進行方向を示し、TSは端末を、TS´は端末がシステムAからシステムBまでローミングしたことを示す。
【0060】
図6に示すように、当該方法は以下のステップを含む。
機器TSが、システムAからシステムBにローミングし、機器TSが機器TS´に変換される(ステップS602)。
機器TS´が、システムBが管理するネットワークでIPネットワークに成功的に登録し、機器TS´は、管理システムドメインに基づいて、システムAで登録する(ステップS604)。
システムAは、機器TS´の情報を検証し、検証に通過した後、システムAは、端末が接続されたIPアドレスに基づいて、機器TS´が所属されるアクセスシステムを判定し、その後、機器TS´が所属されるアクセスシステムBにユーザがBSCにアクセスするアドレスを取得する要求メッセージを送信する(ステップS606)。
システムBは、システムAから送信された端末のIPアドレスに基づいて、対応するBSCアドレス情報を取得してシステムAに送信する(ステップS608)。
システムAは、システムBから返事されたBSCアドレス情報(ドメイン又はIPアドレス)を受信し、BSCのアドレスに基づいて機器TS´の配置情報を生成し、配置情報を機器TS´に送信する(ステップS610)。
機器TS´は、送信された配置情報に基づいて、システムBが管理するBSCでアクセスする(ステップS612)。
ここで、システムAがシステムBでの情報の取得に失敗すると、システムAは直接に、所属地の情報をTS´に送信し、機器TS´は直接に所属アクセス点BSCでIMSネットワークにアクセスする。
【0061】
好適な実施例4
図7は、本発明の好適な実施例4に係わるIMS端末がアクセス先でアカウントを変更して登録することを示すフローチャートであり、
図7に示すように、機器TSはIMS機器であって、IMS端末とも呼ばれ、端末又は機器とも呼ばれることができ、システムはIMS端末管理システムを示し、登録アカウントTS1又はアカウントTS1はシステムAに所属され、登録アカウントTS2又はアカウントTS2はシステムCに所属される。
【0062】
図7に示すように、システムAに所属されるアカウントTS1を用いて登録したシステムAに所属される機器TSがシステムBが管理するネットワークにローミングした後、システムCに所属されるアカウントTS2を用いてシステムBで登録する方法は以下のステップを含む。
真実のデフォルト管理システムAが予め設定された機器TSは初めて利用され、ユーザがアカウントTS1で登録し、登録に成功すると、登録プロセスは
図9に示すとおりである(ステップS702〜ステップS704)。
機器TSが、アクセス先ネットワークシステムBに進入し、ユーザがアカウントTS2を用いて登録し、機器が登録要求をシステムAへ発する(ステップS706)。
システムAは、登録要求に基づいて、アカウントTS2の所属地システムCを判定する(ステップS708)。
システムAが、システムCにアカウントTS2の身分情報認証要求を発する(ステップS710)。
システムAが、システムCから返事された認証結果を受信し、認証に成功していると、IMSアクセス身分情報及び業務開始情報を返事し、そうでないと、登録を終了し、システムAとの接続を切断する(ステップS712)。
システムAが、登録要求に基づいて、アカウントTS2の現在のアクセス先ネットワークシステムBを判定する(ステップS714)。
システムAが、システムBにIMSアクセス情報調査を発する(ステップS716)。
システムAが、システムBから返事された情報を受信し、また、返事されたIMSネットワークアクセス情報を取得し、調査に失敗すると、システムAが直接に自分が管轄している最適なIMSネットワークアクセス点情報を取得する(ステップS718)。
システムAが、IMSネットワークアクセス情報及びアカウントで開始した業務情報を機器TSに送信する(ステップS720)。
機器TSは、取得したIMSネットワークアクセス情報に基づいて、最適なアクセス点BSCでIMSネットワークにアクセスし、登録を終了した後、システムAとの接続を切断する(ステップS722)。
【0063】
好適な実施例5
IMS端末がIMS端末管理システムで登録する前、IMS端末管理システム間のデータの同期を行うことができる。
図8は、本発明の好適な実施例5に係わるIMS端末管理システム間でデータ同期を行うことを示すフローチャートであって、以下の説明するシステム及び管理システムはいずれもIMS端末管理システムである。先ず、システムが調節・管理する必要があるデータを確定し、例えば、元の管理IPセグメントを細分化する際、システムは先ずIPセグメントが衝突するか否かを自己検査し、衝突しないと、システムはIPセグメントを自動的に分割して有効にし、同時に、システムは他の管理システムへ同期要求メッセージを送信して、システムのデータの同期又は更新を要求する。
図8に示すように、当該方法は以下のステップを含む。
システムが、他のシステムの同期要求メッセージを受信する(ステップS802)。
同期要求を発したシステムの同期を要求したデータの合法性を検査し(ステップS804)、非合法なものであると、ステップS806に移行し、上記データが合法なものであると、ステップS808に移行する。
同期要求を発したシステムに直接に非合法の失敗情報を返事する(ステップS806)。
システムが、同期要求を発したシステムの同期を要求したデータがシステムの既存のデータと衝突するか否かを検査し(ステップS808)、データが衝突しないと、ステップS810に移行し、データが衝突すると、ステップS812に移行する。
システムが、同期を要求したデータを自動に更新し(ステップS810)、例えば、IPセグメントの細分化要求であると、システムが同期要求メッセージに従って、同期要求を発したシステムの管轄でのIPセグメントを細分化し、同期に成功すると、直接に、同期要求を発したシステムのノードに成功応答を返事し、同期に失敗すると、ステップS812に移行する。
システムは、データが衝突するノードの情報を取得し、同期要求を発したシステムへ衝突するノード情報を返事し、通信相手システムである同期要求を発したシステムは、データを正確に調節してから再びデータの同期を行う(ステップS812)。
【0064】
好適な実施例6
本好適な実施例において、移動機器にソフト端末プログラムをインストールし、当該プログラムによってIMS端末管理システムに成功的に登録してIMSネットワークにアクセスすることができ、ユーザは他の外地のシステムを跨ったアカウントで登録する。機器の元のアカウントAはシステムAに所属され、システムAに成功的に登録し、新しいアカウントBはシステムBに所属され、機器がシステムCの管轄範囲まで移動した。機器は、システムA、B、Cのコンピューターネットワークと連通され、システムA、B、Cは互いに接続され、各システムの通信相手システムのIPアドレス及びドメインは完全で正確であって、例えば、システムAの通信相手システムはシステムB、Cであって、システムBの通信相手システムはシステムA、Cであって、システムCの通信相手システムはシステムA、Bである。システムがローミング処理を完成するステップは以下のとおりである。
システムAは、インターフェースを介して、本システムが管轄している全てのIPアドレス、ドメインをシステムBとCに同期させ、システムBとCにも同様な処理を行う(ステップA)。
アカウントAは、システムAの範囲でシステムAへの登録に成功し、システムCの範囲に進入してアカウントBで登録する(ステップB)。
端末機器は、アカウントBの情報に基づいて、先ずシステムAで登録し、システムAが登録情報を受信した後、アカウント情報に基づいて、当該アカウントBがシステムBに所属されると判定し、システムAはシステムBのドメイン情報を端末機器に送信する(ステップC)。
端末機器は、システムBのドメイン情報を受信した後、システムBに自動に登録を発し、システムBがアカウントBの合法の認証を行い、アクセスしたIPアドレスに基づいて、端末機器がシステムCの範囲内であると判定し、システムBがシステムCからユーザの近所のBSCアドレス情報を取得し、近所のBSCアドレス情報を取得した後、BSCアドレスと業務配置情報を端末機器に送信する(ステップD)。
端末機器は、システムBから送信されたBSCアドレスに基づいて、近所で当該BSCにアクセスして、IMSコアネットワークにアクセスし、業務配置情報に基づいて業務を利用する(ステップE)。
【0065】
なお、上記フローにおいて、ユーザはただ、ユーザ名とパスワードを入力し、他の受送信プロセスは全てバックグラウンドで自動に完成される。
また、フローチャートに示すステップを、例えば1セットのコンピューターが命令を実行可能なコンピューターシステムで実行することもでき、また、フローチャートにロジック順を示しているが、場合によっては、図に示すステップ又は説明したステップを他の順で実行することもできる。
【0066】
上述のように、本発明の上記実施例によると、IMS端末のネットワークへのアクセス方法及び装置を提供し、IMS端末管理システム間でインターフェースを介して各自のデータの同期を実現し、ローミングする際にIMS端末の所属地IMS端末管理システムが上記IMS端末のアクセス先IMS端末管理システムからアクセス先のIMSネットワークアクセス点情報を取得し、所属地IMS端末管理システムがIMS端末に、取得したIMSネットワークアクセス点情報を含む配置情報を送信することによって、関連技術において端末が正確なアクセス点を取得できなく、端末が業務ローミング管理を開始することができない問題を解決し、IMS端末が取得したIMSネットワークアクセス点が一層正確であって、業務ローミング管理を実現し、IMSネットワークの安全性を向上させる。
【0067】
当業者にとって、上記の本発明の各ブロック又は各ステップは共通の計算装置によって実現することができ、単独の計算装置に集中させることができれば、複数の計算装置から構成されるネットワークに分布させることもでき、さらに計算装置が実行可能なプログラムのコードによって実現することもできるので、それらを記憶装置に記憶させて計算装置によって実行することができ、又は夫々集積回路ブロックに製作し、又はそれらにおける複数のブロック又はステップを単独の集積回路ブロックに製作して実現することができることは明らかなことである。このように、本発明は如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの結合にも限定されない。
【0068】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。