特許第6154964号(P6154964)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6154964ルータ設定インターフェイス表示方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6154964
(24)【登録日】2017年6月9日
(45)【発行日】2017年6月28日
(54)【発明の名称】ルータ設定インターフェイス表示方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/02 20090101AFI20170619BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20170619BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20170619BHJP
【FI】
   H04W76/02
   H04W88/08
   H04W88/02 131
【請求項の数】20
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2016-562060(P2016-562060)
(86)(22)【出願日】2015年11月5日
(65)【公表番号】特表2017-505087(P2017-505087A)
(43)【公表日】2017年2月9日
(86)【国際出願番号】CN2015093859
(87)【国際公開番号】WO2016086749
(87)【国際公開日】20160609
【審査請求日】2015年12月28日
(31)【優先権主張番号】201410715523.4
(32)【優先日】2014年12月1日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】チェン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ファン チュウジー
(72)【発明者】
【氏名】ワン イードン
【審査官】 伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】 スマートフォンだけで設定する、いまどきの無線LANルーター選び,INTERNET Watch,URL:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/554112.html,2012年 8月24日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示方法であって、
無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信して、前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得するステップと、
前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されているか否かを検出するステップと、
検出結果が前記無線ルータが初期設定されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップと、
前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するステップと
を含むことを特徴とするルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項2】
前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記ブロードキャスト情報中の設定パラメータを取得するステップは、
前記ルーティング管理フレームのWSC(Wi−Fi Simple Configuration)中のWSCS(Wi−Fi Simple Configuration State)を取得するステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載のルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項3】
前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されているか否かを検出するステップは、
前記WSCSのプロパティ値を認識するステップと、
前記WSCSのプロパティ値が0x01であると、前記無線ルータが初期設定されていないと特定するステップと、
前記WSCSのプロパティ値が0x02であると、前記無線ルータが既に初期設定されていると特定するステップと
を含むことを特徴とする請求項2に記載のルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項4】
前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する前に、
前記無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示するステップ
を、さらに、含むことを特徴とする請求項1に記載のルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項5】
前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップは、
前記無線ルータの設定を選択したことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップ
を含むことを特徴とする請求項4に記載のルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項6】
無線ルータに適用されるルータ設定インターフェイス表示方法であって、
前記無線ルータの初期設定状態を特定するステップと、
前記初期設定状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定するステップと、
設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信するステップと
を含み、
ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である
ことを特徴とするルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項7】
前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記初期設定状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定するステップは、
前記無線ルータの初期設定状態が初期設定されていない状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x01に設定するステップと、
前記無線ルータの初期設定状態が既に初期設定されている状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定するステップと
を含むことを特徴とする請求項6に記載のルータ設定インターフェイス表示方法。
【請求項8】
端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示装置であって、
無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信するためのブロードキャスト受信モジュールと、
前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得するためのパラメータ取得モジュールと、
前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されているか否かを検出するための検出モジュールと、
前記検出モジュールの検出結果が、前記無線ルータが初期設定されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するための接続構築モジュールと、
前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得するためのインターフェイス取得モジュールと、
前記インターフェイス取得モジュールが取得した前記設定インターフェイスを表示するためのインターフェイス表示モジュールと
を備えることを特徴とするルータ設定インターフェイス表示装置。
【請求項9】
前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記パラメータ取得モジュールは、前記ルーティング管理フレームのWSC中のWSCSを取得する
ことを特徴とする請求項8に記載のルータ設定インターフェイス表示装置。
【請求項10】
前記検出モジュールは、
前記WSCSのプロパティ値を認識するための認識サブモジュールと、
前記WSCSのプロパティ値が0x01であると、前記無線ルータが初期設定されていないと特定するための第1特定サブモジュールと、
前記WSCSのプロパティ値が0x02であると、前記無線ルータが既に初期設定されていると特定するための第2特定サブモジュールと
を備えることを特徴とする請求項9に記載のルータ設定インターフェイス表示装置。
【請求項11】
前記接続構築モジュールが前記端末と前記無線ルータとの間の接続を構築する前に、前記無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示するためのプロンプト情報表示モジュール
を、さらに、備えることを特徴とする請求項8に記載のルータ設定インターフェイス表示装置。
【請求項12】
前記接続構築モジュールは、前記無線ルータの設定を選択したことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する
ことを特徴とする請求項11に記載のルータ設定インターフェイス表示装置。
【請求項13】
無線ルータであって、
前記無線ルータの初期設定状態を特定するための状態特定モジュールと、
前記初期設定状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定するためのパラメータ設定モジュールと、
設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信するための情報送信モジュールと
を備え、
ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である
ことを特徴とする無線ルータ
【請求項14】
前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記パラメータ設定モジュールは、
前記無線ルータの初期設定状態が初期設定されていない状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x01に設定するための第1設定サブモジュールと、
前記無線ルータの初期設定状態が既に初期設定されている状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定するための第2設定サブモジュールと
を備えることを特徴とする請求項13に記載の無線ルータ
【請求項15】
端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信して、前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得し、
前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されているか否かを検出し、
検出結果が前記無線ルータが初期設定されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、
前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように構成される
ことを特徴とするルータ設定インターフェイス表示装置。
【請求項16】
無線ルータであって、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
前記無線ルータの初期設定状態を特定し、
前記初期設定状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定し、
設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信するように構成され、
ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期設定されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である
ことを特徴とする無線ルータ
【請求項17】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【請求項19】
プロセッサに実行されることにより、請求項6から請求項7のいずれか1項に記載の無線ルータに適用されるルータ設定インターフェイス表示方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項20】
請求項19に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信分野に関し、特に、ルータ設定インターフェイス表示方法、装、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線ルータは、有線または無線のネットワークに接続させるための通信デバイスであり、無線信号を送受信して無線LANを構築する。無線ルータは、初めて起動するか、或いは、出荷時設定にリカバリされた後に、初期化設定を実行した後にのみ正常のネットワークサービスを提供することができる。
【0003】
ユーザがスマートフォンを使用して無線ルータに対して初期化設定を行う例を挙げると、関連技術では、ユーザは、無線ルータを始めて起動した後に、スマートフォンを使用して周囲の無線ネットワークをスキャンして、スキャンして取得した無線接続ネットワークリスト中から、当該無線ルータを選択して接続する。ユーザは、接続できた後に、スマートフォン内のブラウザを起動して、管理画面アドレスを入力する。ブラウザは、当該管理画面アドレスに基づいて、無線ルータから設定インターフェイスを取得して表示させることにより、ユーザが設定インターフェイスにおいて当該無線ルータに対して初期化設定を行うようにする。
【0004】
関連技術の構成において、ユーザは、無線ルータに対して初期化設定を行う時に、スマートフォンと無線ルータとの間の接続を構築し、また、管理画面アドレスを手動的に入力しなければならなく、操作過程がより複雑になり、ユーザエクスペリエンスが悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、関連技術でのユーザが無線ルータに対して初期化設定を行う時に、スマートフォンと無線ルータとの間の接続を構築し、また、管理画面アドレスを手動的に入力するため、操作過程が複雑になる問題を解決するために、以下のルータ設定インターフェイス表示方法、装、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例に係る第1の態様によると、端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示方法を提供する。
【0007】
当該方法は、
無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信して、前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得するステップと、
前記設定パラメータに基づいて、前記無線ルータが初期化されているか否かを検出するステップと、
検出結果が前記無線ルータが初期化されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップと、
前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するステップと
を含む。
【0008】
オプションとして、前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記ブロードキャスト情報中の設定パラメータを取得するステップは、
前記ルーティング管理フレームのWSC(Wi−Fi Simple Configuration)中のWSCS(Wi−Fi Simple Configuration State)を取得するステップ
を含む。
【0009】
オプションとして、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されているか否かを検出するステップは、
前記WSCSのプロパティ値を認識するステップと、
前記WSCSのプロパティ値が0x01であると、前記無線ルータが初期化されていないと特定するステップと、
前記WSCSのプロパティ値が0x02であると、前記無線ルータが既に初期化されていると特定するステップと
を含む。
【0010】
オプションとして、前記端末と前記無線ルータとの間の接続を構築する前に、
前記無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示するステップ
を、さらに、含む。
【0011】
オプションとして、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップは、
前記無線ルータの設定を選択したことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップ
を含む。
【0012】
本発明の実施例に係る第2の態様によると、無線ルータに適用されるルータ設定インターフェイス表示方法を提供する。
【0013】
前記方法は、
前記無線ルータの初期化状態を特定するステップと、
前記初期化状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定するステップと、
設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信するステップと
を含み、
ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である。
【0014】
オプションとして、前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記初期化状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定するステップは、
前記無線ルータの初期化状態が初期化されていない状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x01に設定するステップと、
前記無線ルータの初期化状態が既に初期化されている状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定するステップと
を含む。
【0015】
本発明の実施例に係る第3の態様によると、端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示装置を提供する。
【0016】
前記装置は、
無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信するためのブロードキャスト受信モジュールと、
前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得するためのパラメータ取得モジュールと、
前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されているか否かを検出するための検出モジュールと、
前記検出モジュールの検出結果が、前記無線ルータが初期化されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するための接続構築モジュールと、
前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得するためのインターフェイス取得モジュールと、
前記インターフェイス取得モジュールが取得した前記設定インターフェイスを表示するためのインターフェイス表示モジュールと
を備える。
【0017】
オプションとして、前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記パラメータ取得モジュールは、前記ルーティング管理フレームのWSC中のWSCSを取得する。
【0018】
オプションとして、前記検出モジュールは、
前記WSCSのプロパティ値を認識するための認識サブモジュールと、
前記WSCSのプロパティ値が0x01であると、前記無線ルータが初期化されていないと特定するための第1特定サブモジュールと、
前記WSCSのプロパティ値が0x02であると、前記無線ルータが既に初期化されていると特定するための第2特定サブモジュールと
を備える。
【0019】
オプションとして、前記装置は、
前記接続構築モジュールが前記端末と前記無線ルータとの間の接続を構築する前に、前記無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示するためのプロンプト情報表示モジュール
を、さらに、備える。
【0020】
オプションとして、前記接続構築モジュールは、前記無線ルータの設定を選択したことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0021】
本発明の実施例に係る第4の態様によると、無線ルータに適用されるルータ設定インターフェイス表示装置を提供する。
【0022】
前記装置は、
前記無線ルータの初期化状態を特定するための状態特定モジュールと、
前記初期化状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定するためのパラメータ設定モジュールと、
設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信するための情報送信モジュールと
を備え、
ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である。
【0023】
オプションとして、前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれており、
前記パラメータ設定モジュールは、
前記無線ルータの初期化状態が初期化されていない状態であると、ルーティング管理フレーム中のWSCSを0x01に設定するための第1設定サブモジュールと、
前記無線ルータの初期化状態が既に初期化されている状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定するための第2設定サブモジュールと
を備える。
【0024】
本発明の実施例に係る第5の態様によると、端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示装置を提供する。
【0025】
前記装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信して、前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得し、
前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されているか否かを検出し、
検出結果が前記無線ルータが初期化されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続を構築し、
前記接続を介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように構成される。
【0026】
本発明の実施例に係る第6の態様によると、無線ルータに適用されるルータ設定インターフェイス表示装置を提供する。
【0027】
前記装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
前記無線ルータの初期化状態を特定し、
前記初期化状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定し、
設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信するように構成され、
ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続を構築し、また、前記接続を介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように指示するための情報である。
【0028】
本発明の実施例の第7の態様によると、プログラムを提供し、当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記の情端末に適用されるルータ設定インターフェイス表示方法を実現する。
【0029】
本発明の実施例の第8の態様によると、記録媒体を提供し、当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0030】
本発明の実施例の第9の態様によると、プログラムを提供し、当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記の無線ルータに適用されるルータ設定インターフェイス表示方法を実現する。
【0031】
本発明の実施例の第10の態様によると、記録媒体を提供し、当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0032】
本発明の実施例が提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。
【0033】
無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0034】
以上の統括した記述と以下の細部記述は、ただ例示的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
ここでの図面は、明細書に合併されて本明細書の一部を構成して本発明に合致する実施例を示し、明細書とともに本発明の原理を説明するために用いられる。
図1】例示的な一部の実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法の実施環境を示す模式図である。
図2】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。
図3】例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。
図4】例示的なさらにもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。
図5】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。
図6】例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。
図7】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。
図8】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。
図9】例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。
図10】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。
図11】例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。
図12】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。
図13】例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明する。また、説明中の例は、図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に特に説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一或は同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0037】
図1は、本発明の各実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示方法の実施環境の模式図である。当該実施環境は、端末120、及び無線ルータ140を含む。
【0038】
端末120は、スマートフォン、タブレットPC、電子ブックリーダー、或いは、ノートパソコン等のような、無線ネットワーク接続機能を有するスマート端末であってもよい。無線ルータ140は、インターネット160に接続できる。端末120と無線ルータ140との間は、例えばWi−Fi(Wireless Fidelity、ワイヤレス・フィディリティー)のような、短距離無線接続が構築されてもよい。
【0039】
図2は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、図1に示した実施環境中の端末120に適用される。図2に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0040】
ステップ202において、無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信して、当該ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得する。
【0041】
ステップ204において、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出する。
【0042】
ステップ206において、検出結果が、当該無線ルータが初期化されていない状態の場合に、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0043】
ステップ208において、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示する。
【0044】
オプションとして、ブロードキャスト情報は、ルーティング管理フレームをふくみ、当該ブロードキャスト情報中の設定パラメータを取得するステップは、
当該ルーティング管理フレームのワイヤレス・フィディリティー・シンプル設定情報(Wi−Fi Simple Configurationであり、以下、WSCと略称する)中のワイヤレス・フィディリティー・シンプル設定状態識別子(Wi−Fi Simple Configuration Stateであり、以下、WSCSと略称する)を取得するステップを含む。
【0045】
オプションとして、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出するステップは、
当該WSCSのプロパティ値を認識するステップと、
当該WSCSのプロパティ値が0x01であると、当該無線ルータが初期化されていないと特定するステップと、
当該WSCSのプロパティ値が0x02であると、当該無線ルータが既に初期化されていると特定するステップと
を含む。
【0046】
オプションとして、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する前に、当該無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示するステップを、さらに、含む。
【0047】
オプションとして、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップは、
当該無線ルータの設定を選択したことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築するステップを含む。
【0048】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示方法によると、無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0049】
図3は、例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、図1に示した実施環境中の端末120に適用される。図3に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0050】
ステップ302において、無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信する。
【0051】
無線ルータは、起動されて動作する時に、所定の周期に従ってブロードキャスト情報を送信する。当該ブロードキャスト情報には、例えば、当該無線ルータのSSID(Service Set Identifier、サービスセット識別子)等のような、当該無線ルータの基本的な情報が含まれている。
【0052】
ステップ304において、当該ブロードキャスト情報のルーティング管理フレーム中から、設定パラメータを取得する。
【0053】
当該ブロードキャスト情報には、ルーティング管理フレームが含まれている。スマートフォンは、ブロードキャスト情報を受信した後、ブロードキャスト情報のルーティング管理フレーム中から、当該設定パラメータを取得してもよい。
【0054】
例えば、スマートフォンは、当該ルーティング管理フレームのWSC中のWSCSを取得してもよい。
【0055】
実際の応用において、当該設定パラメータは、ルーティング管理フレーム中に設定されていなく、ブロードキャスト情報中の、ルーティング管理フレーム以外の他の空きデータフレーム中に設定されていてもよい。本発明の実施例において、ブロードキャスト情報中に設定パラメータを付加する方法に対して、限定しない。
【0056】
ステップ306において、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出する。
【0057】
当該設定パラメータがWSCSである例を挙げると、無線ルータは、ブロードキャスト情報を送信する際に、当該無線ルータがまだ初期化設定されていないと、WSCSを0x01に設定し、当該無線ルータが既に初期化設定されていると、WSCSを0x02に設定する。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報を受信した後に、WSCSの値を読み取って、当該WSCSが0x01であると、当該ルータがまだ初期化されていないと特定してもよい。
【0058】
実際の応用において、当該設定パラメータは、WSCSに限定されず、無線ルータの初期化状態を示すための他の任意の情報であってもよく、本発明の実施例においては、設定パラメータの表現方法に対して、限定しない。
【0059】
ステップ308において、検出結果が、当該無線ルータが初期化されていない状態の場合に、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0060】
スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報中のWSCSが0x01であると、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築してもよい。
【0061】
例えば、当該スマートフォンは、他の無線接続点にまだ接続されていない場合には、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを直接に構築し、また、他の無線接続点に既に接続されている場合には、当該無線ルータに切り替えしてもよい。
【0062】
ステップ310において、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示する。
【0063】
スマートフォンは、当該無線ルータとの接続チャンネルを構築した後に、当該無線ルータから設定インターフェイスを取得して、当該設定インターフェイスをブラウザ画面中に表示することにより、ユーザが、当該設定インターフェイスにおいて、当該無線ルータに対して、例えば、接続設定パスワード、アクセス方法、暗号化方法、及び接続モード等のような、初期化設定を行うようにする。
【0064】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示方法によると、無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0065】
図4は、例示的なさらにもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、図1に示した実施環境中の端末120に適用される。図4に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0066】
ステップ402において、無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信する。
【0067】
無線ルータは、起動されて動作する時に、所定の周期に従ってブロードキャスト情報を送信する。当該ブロードキャスト情報には、例えば、当該無線ルータのSSID(Service Set Identifier、サービスセット識別子)等のような、当該無線ルータの基本的な情報が含まれている。
【0068】
ステップ404において、当該ブロードキャスト情報のルーティング管理フレーム中から、設定パラメータを取得する。
【0069】
当該ブロードキャスト情報には、ルーティング管理フレームが含まれている。スマートフォンは、ブロードキャスト情報を受信した後、ブロードキャスト情報のルーティング管理フレーム中から、当該設定パラメータを取得してもよい。
【0070】
例えば、スマートフォンは、当該ルーティング管理フレームのWSC中のWSCSを取得してもよい。
【0071】
実際の応用において、当該設定パラメータは、ルーティング管理フレーム中に設定されていなく、ブロードキャスト情報中の、ルーティング管理フレーム以外の他の空きデータフレーム中に設定されていてもよい。本発明の実施例において、ブロードキャスト情報中に設定パラメータを付加する方法に対して、限定しない。
【0072】
ステップ406において、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出する。
【0073】
スマートフォンは、当該WSCSのプロパティ値を認識してもよい。当該WSCSのプロパティ値が0x01であると、当該無線ルータが初期化されていないと特定し、当該WSCSのプロパティ値が0x02であると、当該無線ルータが既に初期化されていると特定する。
【0074】
当該設定パラメータがWSCSである例を挙げると、無線ルータは、ブロードキャスト情報を送信する際に、当該無線ルータがまだ初期化設定されていないと、WSCSを0x01に設定し、当該無線ルータが既に初期化設定されていると、WSCSを0x02に設定する。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報を受信した後に、WSCSの値を読み取って、当該WSCSが0x01であると、当該ルータがまだ初期化されていないと特定してもよい。
【0075】
実際の応用において、当該設定パラメータは、WSCSに限定されず、無線ルータの初期化状態を示すための他の任意の情報であってもよく、本発明の実施例においては、設定パラメータの表現方法に対して、限定しない。
【0076】
ステップ408において、検出結果が、当該無線ルータが初期化されていない状態の場合に、当該無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示する。
【0077】
スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報中のWSCSが0x01であると、プロンプト・ボックスを表示する。当該プロンプト・ボックスは、ユーザに、当該無線ルータの初期化設定を選択するか否かを、プロンプトするためのものである。
【0078】
また、スマートフォンは、初期化されていない無線ルータを二つ或いは二つ以上をスキャンして検出した場合、二つ或いは二つ以上の、初期化されてない無線ルータの識別子(例えば、各無線ルータのSSID)を、リストの形でユーザに表示させて、ユーザが、リスト中から一つの設定を選択してもよい。
【0079】
ステップ410において、当該無線ルータの設定を選択したことが検出されると、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0080】
スマートフォンは、ユーザが当該無線ルータの設定を選択すると、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築してもよい。
【0081】
例えば、当該スマートフォンは、他の無線接続点にまだ接続されていない場合には、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを直接に構築し、また、他の無線接続点に既に接続されている場合には、当該無線ルータに切り替えしてもよい。
【0082】
ステップ412において、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示する。
【0083】
スマートフォンは、当該無線ルータとの接続チャンネルを構築し、且つ、ユーザにより当該無線ルータの初期化設定を選択した後に、当該無線ルータから設定インターフェイスを取得し、また、当該設定インターフェイスをブラウザ画面に表示することにより、ユーザが、ユーザが、当該設定インターフェイスにおいて、当該無線ルータに対して、例えば、接続設定パスワード、アクセス方法、暗号化方法、及び接続モード等のような、初期化設定を行うようにする。
【0084】
オプションとして、無線ルータが送信したブロードキャスト情報中には、当該無線ルータの管理画面アドレス(admin backstage address)が、さらに、含まれている。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報中から、当該管理画面アドレスを抽出して、当該管理画面アドレスに基づいて、当該無線ルータから設定インターフェイスを取得して表示する。
【0085】
各モデルの無線ルータの管理画面アドレスは、同一ではない。本発明の実施例において、無線ルータは、自身の管理画面アドレスをブロードキャスト情報中に付加する。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報を受信し、また、当該無線ルータがまだ初期化設定されていないことが検出されると、ブロードキャスト情報中に付加された管理画面アドレスに基づいて、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得する。
【0086】
当該ブロードキャスト情報中には、当該無線ルータのモデル情報が付加されていてもよい。スマートフォンは、当該無線ルータのモデル情報に基づいて、当該無線ルータの管理画面アドレスを特定して、さらに、特定された管理画面アドレスに基づいて設定インターフェイスを取得してもよい。或いは、無線ルータの管理画面アドレスの種類がより少なく、例えば、現在、一般的に適用される管理画面アドレスは、「192.168.1.1」と「192.168.0.1」との二種がある。スマートフォンは、以上の二つの管理画面アドレスを次第に試して、当該設定インターフェイスを取得してもよい。
【0087】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示方法によると、無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0088】
図5は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、図1に示した実施環境の無線ルータ140に適用される。図5に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0089】
ステップ502において、当該無線ルータの初期化状態を特定する。
【0090】
ステップ504において、当該初期化状態に基づいて、送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定する。
【0091】
ステップ506において、当該設定パラメータを設定した後の当該ブロードキャスト情報を送信し、ここで、当該ブロードキャストは、端末が、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されていないことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である。
【0092】
上記のように、本発明の実施例によって提供する無線ルータ設定インターフェイス表示方法によると、無線ルータの初期化状態に基づいて、無線ルータのブロードキャスト情報中に設定パラメータを設定することにより、端末が、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されていないことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、当該接続を介して当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するようにする。このようにして、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0093】
図6は、例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、図1に示した実施環境の無線ルータ140に適用される。図6に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0094】
ステップ602において、無線ルータの初期化状態を特定して、当該初期化状態に基づいて、送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定する。
【0095】
当該ブロードキャスト情報には、ルーティング管理フレームが含まれている。無線ルータは、当該ルーティング管理フレーム中に設定パラメータを設定してもよい。実際の応用において、当該設定パラメータは、ルーティング管理フレーム中に設定されていなく、ブロードキャスト情報中の、ルーティング管理フレーム以外の他の空きデータフレーム中に設定されていてもよい。本発明の実施例において、ブロードキャスト情報中に設定パラメータを付加する方法に対して、限定しない。
【0096】
設定パラメータを設定する時に、当該無線ルータの初期化状態が初期化されていない状態であると、当該ルーティング管理フレーム中のWSCSを0x01に設定し、当該無線ルータの初期化状態が既に初期化されている状態であると、当該ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定する。
【0097】
当該設定パラメータがWSCSである例を挙げると、無線ルータは、ブロードキャスト情報を送信する際に、当該無線ルータがまだ初期化設定されていないと、WSCSを0x01に設定し、当該無線ルータが既に初期化設定されていると、WSCSを0x02に設定する。
【0098】
実際の応用において、当該設定パラメータは、WSCSに限定されず、無線ルータの初期化状態を示すための他の任意の情報であってもよく、本発明の実施例においては、設定パラメータの表現方法に対して、限定しない。
【0099】
ステップ604において、当該設定パラメータを設定した後の当該ブロードキャスト情報を送信し、ここで、当該ブロードキャスト情報は、端末が、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されていないことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である。
【0100】
スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報が受信した後に、WSCSの値を読み取って、当該WSCSが0x01であると、当該ルータがまだ初期化されていないと特定してもよい。
【0101】
オプションとして、無線ルータは、ブロードキャスト情報中に当該無線ルータの管理画面アドレスを付加してもよく、スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報中から当該管理画面アドレスを抽出して、当該管理画面アドレスに基づいて当該無線ルータから設定インターフェイスを取得して表示してもよい。
【0102】
各モデルの無線ルータの管理画面アドレスは、同一ではない。本発明の実施例において、無線ルータは、自身の管理画面アドレスをブロードキャスト情報中に付加する。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報を受信し、また、当該無線ルータがまだ初期化設定されていないことが検出されると、ブロードキャスト情報中に付加された管理画面アドレスに基づいて、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得する。
【0103】
或いは、無線ルータは、ブロードキャスト情報中に当該無線ルータのモデル情報を付加してもよく、スマートフォンは、当該無線ルータのモデル情報に基づいて当該無線ルータの管理画面アドレスを特定して、さらに、特定された管理画面アドレスに基づいて設定インターフェイスを取得してもよい。
【0104】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示方法によると、無線ルータの初期化状態に基づいて、無線ルータのブロードキャスト情報中に設定パラメータを設定することにより、端末が、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されていないことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、当該接続を介して当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するようにする。このようにして、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0105】
図7は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示方法を示すフローチャートである。当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、図1に示した実施環境中に適用される。図7に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0106】
ステップ702において、無線ルータは、初期化状態に基づいて、送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定する。
【0107】
無線ルータは、起動されて動作する時に、所定の周期に従ってブロードキャスト情報を送信する。当該ブロードキャスト情報には、例えば、当該無線ルータのSSID(Service Set Identifier、サービスセット識別子)等のような、当該無線ルータの基本的な情報が含まれている。
【0108】
当該ブロードキャスト情報には、ルーティング管理フレームが含まれている。本発明の実施例において、無線ルータは、当該ルーティング管理フレーム中に、設定パラメータを設定する。実際の応用において、当該設定パラメータは、ルーティング管理フレーム中に設定されていなく、ブロードキャスト情報中の、ルーティング管理フレーム以外の他の空きデータフレーム中に設定されていてもよい。本発明の実施例において、ブロードキャスト情報中に設定パラメータを付加する方法に対して、限定しない。
【0109】
設定パラメータを設定する時に、当該無線ルータの初期化状態が初期化されていない状態であると、当該ルーティング管理フレーム中のWSCSを0x01に設定し、当該無線ルータの初期化状態が既に初期化されている状態であると、当該ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定する。
【0110】
実際の応用において、当該設定パラメータは、WSCSに限定されず、無線ルータの初期化状態を示すための他の任意の情報であってもよく、本発明の実施例においては、設定パラメータの表現方法に対して、限定しない。
【0111】
ステップ704において、無線ルータは、当該設定パラメータを設定した後の当該ブロードキャスト情報を送信する。
【0112】
ステップ706において、端末は、当該ブロードキャスト情報を受信して、当該設定パラメータを取得し、また、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出する。
【0113】
当該設定パラメータがWSCSである例を挙げると、スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報を受信した後に、WSCSの値を読み取って、当該WSCSが0x01であると、当該無線ルータがまだ初期化されていないと特定してもよい。
【0114】
ステップ708において、端末は、検出結果が、当該無線ルータが初期化されていない状態の場合に、当該無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示する。
【0115】
スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報中のWSCSが0x01であると、プロンプト・ボックスを表示する。当該プロンプト・ボックスは、ユーザに、当該無線ルータの初期化設定を選択するか否かを、プロンプトするためのものである。
【0116】
また、スマートフォンは、初期化されていない無線ルータを二つ或いは二つ以上をスキャンして検出した場合、二つ或いは二つ以上の、初期化されてない無線ルータの識別子(例えば、各無線ルータのSSID)を、リストの形でユーザに表示させて、ユーザが、リスト中から一つの設定を選択してもよい。
【0117】
ステップ710において、端末は、当該無線ルータの設定を選択したことが検出されると、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0118】
スマートフォンは、ユーザにより当該無線ルータの設定を選択した場合、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築してもよい。例えば、当該スマートフォンは、他の無線接続点にまだ接続されていない場合には、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを直接に構築し、また、他の無線接続点に既に接続されている場合には、当該無線ルータに切り替えしてもよい。
【0119】
ステップ712において、端末は、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示する。
【0120】
スマートフォンは、当該無線ルータとの接続チャンネルを構築し、且つ、ユーザにより当該無線ルータの初期化設定を選択した後に、当該無線ルータから設定インターフェイスを取得し、また、当該設定インターフェイスをブラウザ画面に表示することにより、ユーザが、ユーザが、当該設定インターフェイスにおいて、当該無線ルータに対して、例えば、接続設定パスワード、アクセス方法、暗号化方法、及び接続モード等のような、初期化設定を行うようにする。
【0121】
オプションとして、無線ルータが送信したブロードキャスト情報中には、当該無線ルータの管理画面アドレスが、さらに、含まれている。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報中から、当該管理画面アドレスを抽出して、当該管理画面アドレスに基づいて、当該無線ルータから設定インターフェイスを取得して表示する。
【0122】
各モデルの無線ルータの管理画面アドレスは、同一ではない。本発明の実施例において、無線ルータは、自身の管理画面アドレスをブロードキャスト情報中に付加する。スマートフォンは、当該ブロードキャスト情報を受信し、また、当該無線ルータがまだ初期化設定されていないことが検出されると、ブロードキャスト情報中に付加された管理画面アドレスに基づいて、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得する。
【0123】
当該ブロードキャスト情報中には、当該無線ルータのモデル情報が付加されていてもよい。スマートフォンは、当該無線ルータのモデル情報に基づいて、当該無線ルータの管理画面アドレスを特定して、さらに、特定された管理画面アドレスに基づいて設定インターフェイスを取得してもよい。或いは、無線ルータの管理画面アドレスの種類がより少なく、例えば、現在、一般的に適用される管理画面アドレスは、「192.168.1.1」と「192.168.0.1」との二種がある。スマートフォンは、以上の二つの管理画面アドレスを次第に試して、当該設定インターフェイスを取得してもよい。
【0124】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示方法によると、端末無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0125】
以下は、本発明の装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行することができる。本発明の装置の実施例において記述していない細部内容に対しては、本発明の方法の実施例を参照してください。
【0126】
図8は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、図1に示した実施環境中の端末120に適用される。図8に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、ブロードキャスト受信モジュール801、パラメータ取得モジュール802、検出モジュール803、接続構築モジュール804、インターフェイス取得モジュール805、及びインターフェイス表示モジュール806を含むが、これに限定されない。
【0127】
前記ブロードキャスト受信モジュール801は、無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信する。
【0128】
前記パラメータ取得モジュール802は、前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得する。
【0129】
前記検出モジュール803は、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されているか否かを検出する。
【0130】
前記接続構築モジュール804は、前記検出モジュール803の検出結果が、前記無線ルータが初期化されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0131】
前記インターフェイス取得モジュール805は、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得する。
【0132】
前記インターフェイス表示モジュール806は、前記インターフェイス取得モジュール805が取得した前記設定インターフェイスを表示する。
【0133】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示装置によると、端末無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0134】
図9は、例示的なもう一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、図1に示した実施環境中の端末120に適用される。図9に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、ブロードキャスト受信モジュール801、パラメータ取得モジュール802、検出モジュール803、接続構築モジュール804、インターフェイス取得モジュール805、及びインターフェイス表示モジュール806を含むが、これに限定されない。
【0135】
前記ブロードキャスト受信モジュール801は、無線ルータが送信したブロードキャスト情報を受信する。
【0136】
前記パラメータ取得モジュール802は、前記ブロードキャスト情報中に含まれた設定パラメータを取得する。
【0137】
前記検出モジュール803は、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されているか否かを検出する。
【0138】
前記接続構築モジュール804は、前記検出モジュール803の検出結果が、前記無線ルータが初期化されていない状態の場合に、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0139】
前記インターフェイス取得モジュール805は、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得する。
【0140】
前記インターフェイス表示モジュール806は、前記インターフェイス取得モジュール805が取得した前記設定インターフェイスを表示する。
【0141】
オプションとして、前記パラメータ取得モジュール802は、前記ルーティング管理フレームのWSC中のWSCSを取得し、前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれている。
【0142】
オプションとして、前記検出モジュール803は、認識サブモジュール803a、第1特定サブモジュール803b、及び第2特定サブモジュール803cを含む。
【0143】
前記認識サブモジュール803aは、前記WSCSのプロパティ値を認識する。
【0144】
前記第1特定サブモジュール803bは、前記WSCSのプロパティ値が0x01であると、前記無線ルータが初期化されていないと特定する。
【0145】
前記第2特定サブモジュール803cは、前記WSCSのプロパティ値が0x02であると、前記無線ルータが既に初期化されていると特定する。
【0146】
オプションとして、前記装置は、プロンプト情報表示モジュール807をさらに含む。
【0147】
前記プロンプト情報表示モジュール807は、前記接続構築モジュール804が前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する前に、前記無線ルータの設定を選択するか否かをプロンプトするためのプロンプト情報を表示する。
【0148】
オプションとして、前記接続構築モジュール804は、前記無線ルータの設定を選択したことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築する。
【0149】
オプションとして、前記装置は、アドレス取得モジュール808をさらに含む。
【0150】
前記アドレス取得モジュール808は、前記ブロードキャスト情報中に含まれた管理画面アドレスを取得する。
【0151】
前記インターフェイス取得モジュール805は、前記管理画面アドレスに基づいて、前記無線ルータの設定インターフェイスを取得する。
【0152】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示装置によると、端末無線ルータが送信したブロードキャスト情報中の設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されているか否かを検出し、当該無線ルータが初期化されていないと、当該無線ルータとの間の接続チャンネルを自動的に構築し、また、当該無線ルータから設定情報を取得して表示することにより、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0153】
図10は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、図1に示した実施環境の無線ルータ140に適用される。図10に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、状態特定モジュール1001、パラメータ設定モジュール1002、及び情報送信モジュール1003を含むが、これに限定されない。
【0154】
状態特定モジュール1001は、前記無線ルータの初期化状態を特定する。
【0155】
パラメータ設定モジュール1002は、前記初期化状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定する。
【0156】
情報送信モジュール1003は、設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信し、ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である。
【0157】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示装置によると、無線ルータの初期化状態に基づいて、無線ルータのブロードキャスト情報中に設定パラメータを設定することにより、端末が、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されていないことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するようにする。このようにして、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0158】
図11は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置を示すブロック図である。当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、図1に示した実施環境の無線ルータ140に適用される。図11に示したように、当該ルータ設定インターフェイス表示装置は、状態特定モジュール1001、パラメータ設定モジュール1002、及び情報送信モジュール1003を含むが、これに限定されない。
【0159】
状態特定モジュール1001は、前記無線ルータの初期化状態を特定する。
【0160】
パラメータ設定モジュール1002は、前記初期化状態に基づいて送信待ちのブロードキャスト情報中の設定パラメータを設定する。
【0161】
情報送信モジュール1003は、設定パラメータを設定した後の前記ブロードキャスト情報を送信し、ここで、前記ブロードキャスト情報は、端末が、前記設定パラメータに基づいて前記無線ルータが初期化されていないことが検出されると、前記端末と前記無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、前記接続チャンネルを介して前記無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するように、指示するための情報である。
【0162】
オプションとして、前記パラメータ設定モジュール1002は、第1設定サブモジュール1002a、及び第2設定サブモジュール1002bを含む。
【0163】
前記第1設定サブモジュール1002aは、前記無線ルータの初期化状態が初期化されていない状態であると、ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x01に設定し、前記ブロードキャスト情報中には、ルーティング管理フレームが含まれている。
【0164】
前記第2設定サブモジュール1002bは、前記無線ルータの初期化状態が既に初期化されている状態であると、前記ルーティング管理フレーム中のWSCSのプロパティ値を0x02に設定する。
【0165】
オプションとして、前記装置は、アドレス付加モジュール1004をさらに含む。
【0166】
前記アドレス付加モジュール1004は、前記送信待ちのブロードキャスト情報中に、前記無線ルータの管理画面アドレスを付加する。
【0167】
上記のように、本発明の実施例によって提供するルータ設定インターフェイス表示装置によると、無線ルータの初期化状態に基づいて、無線ルータのブロードキャスト情報中に設定パラメータを設定することにより、端末が、当該設定パラメータに基づいて、当該無線ルータが初期化されていないことが検出されると、当該端末と当該無線ルータとの間の接続チャンネルを構築し、また、当該接続チャンネルを介して、当該無線ルータの設定インターフェイスを取得して表示するようにする。このようにして、関連技術での、ユーザが接続を構築する処理を実行し、また、管理画面アドレスを手動的に入力する操作を実行しなければならなく、操作過程が複雑になってしまう問題を解決して、ユーザの操作を簡素化して、ユーザエクスペリエンスを改善する効果を得た。
【0168】
図12は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置1200を示すブロック図である。例えば、装置1200は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0169】
図12を参照して、装置1200は、プロセスアセンブリ1202、メモリ1204、電源アセンブリ1206、マルチメディアアセンブリ1208、オーディオアセンブリ1210、入出力(I/O)インターフェイス1212、センサアセンブリ1214、及び通信アセンブリ1216のような一つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0170】
プロセスアセンブリ1202は、一般的には装置1200の全体の動作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ動作、及び記録動作と関連する動作を制御する。プロセスアセンブリ1202は、一つ以上のプロセッサ1218を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ1202は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ1202と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ1202は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ1208とプロセスアセンブリ1202の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0171】
メモリ1204は、各種類のデータを記憶することにより装置1200の動作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1200において動作するいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1204は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(StaticRandomAccessMemory)EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read OnlyMemory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0172】
電源アセンブリ1206は、装置1200の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ1206は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置1200のための電力の生成、管理及び割り当てに関連付けられている他のアセンブリを含んでもよい。
【0173】
マルチメディアアセンブリ1208は、前記装置1200とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スワイプ、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスワイプの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスワイプ操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ1208は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置1200が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の動作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0174】
オーディオアセンブリ1210は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ1210は、一つのマイク(MIC)を含み、装置1200が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の動作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1204に記憶されたり、通信アセンブリ1216を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ1210は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0175】
I/Oインターフェイス1212は、プロセスアセンブリ1202と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、作動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0176】
センサアセンブリ1214は、装置1200に各種の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1214は、装置1200のON/OFF状態、装置1200のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ1214は、装置1200、或は装置1200の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置1200とが接触しているか否か、装置1200の方位、又は加速/減速、装置1200の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ1214は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ1214は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ1214は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0177】
通信アセンブリ1216は、装置1200と他の機器の間に有線、又は利便性のよい形態の通信を提供する。装置1200は、例えばWiFi(登録商標)、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ1216は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ1216は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を可能にする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0178】
例示的な実施例において、装置1200は、一つ以上のASIC(ApplicationSpecific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0179】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ1204を提供しており、装置1200のプロセッサ1218により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶デバイス等である。
【0180】
図13は、例示的な一実施例に係るルータ設定インターフェイス表示装置1300を示すブロック図である。装置1300は、例えば、ルータ、或いは、交換機、等であってもよい。
【0181】
図13を参照して、装置1300は、プロセスアセンブリ1302、メモリ1304、電源アセンブリ1306、及び通信アセンブリ1316のような一つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0182】
プロセスアセンブリ1302は、一般的には装置1300の全体の動作を制御するものであり、例えば、アドレスの分析、データの送受信、及びデータフロー制御と関連する動作を制御する。プロセスアセンブリ1302は、一つ以上のプロセッサ1318を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ1302は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ1302と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ1302は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ1308とプロセスアセンブリ1302の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0183】
メモリ1304は、各種類のデータを記憶することにより装置1300の動作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1300において動作するいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1304は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(StaticRandomAccessMemory)EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read OnlyMemory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0184】
電源アセンブリ1306は、装置1300の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ1306は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置1300のための電力の生成、管理及び割り当てに関連付けられている他のアセンブリを含んでもよい。
【0185】
通信アセンブリ1316は、装置1300と他の機器の間に有線、又は、無線の通信を提供する。装置1300は、例えば、WiFi(登録商標)ネットワークのような、通信規格に基づいた無線ネットワークを構築してもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ1316は、ブロードキャスト・チャンネルを介して、外部にブロードキャスト信号、或は、ブロードキャスト関連情報を送信する。
【0186】
例示的な実施例において、装置1300は、一つ以上のASIC(ApplicationSpecific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0187】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ1304を提供しており、装置1300のプロセッサ1318により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶デバイス等である。
【0188】
上記の実施例の装置について、その各モジュールが実行する操作の具体的な形態は既に当該方法に関する実施例において詳細に説明したため、ここでは詳細に説明しない。
【0189】
本発明は上記に記述され、また図面で示した厳密な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な置換えと変更を行うことができると、理解されるべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
【0190】
本願は、出願番号がCN201410715523.4であって、出願日が2014年12月1日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13