特許第6155249号(P6155249)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6155249
(24)【登録日】2017年6月9日
(45)【発行日】2017年6月28日
(54)【発明の名称】グリルシャッタモジュール
(51)【国際特許分類】
   B60K 11/04 20060101AFI20170619BHJP
   B60R 19/52 20060101ALI20170619BHJP
【FI】
   B60K11/04 J
   B60R19/52 M
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-264232(P2014-264232)
(22)【出願日】2014年12月26日
(65)【公開番号】特開2016-124316(P2016-124316A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2016年7月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】504136889
【氏名又は名称】株式会社ファルテック
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(72)【発明者】
【氏名】保井 猛
【審査官】 川村 健一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−24474(JP,A)
【文献】 特開2008−260447(JP,A)
【文献】 特開2002−131413(JP,A)
【文献】 特開2013−133059(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 11/04
B60R 19/52
B60R 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方に向けて電波を放射するレーダユニットと、
当該レーダユニットの側方に配置される回動可能なフラップと、
前記レーダユニットの後方に配置されるアクチュエータと、
前記アクチュエータと前記フラップとを接続して前記アクチュエータから前記フラップに動力を伝達する動力伝達部と
を備えることを特徴とするグリルシャッタモジュール。
【請求項2】
前記動力伝達部は、
前記アクチュエータにより昇降されるブラケットと、
前記ブラケットと前記フラップの回転軸とを連結するリンク部と
を備えることを特徴とする請求項1記載のグリルシャッタモジュール。
【請求項3】
前記レーダユニットは、前記ブラケットの昇降を案内するガイド部を備えることを特徴とする請求項2記載のグリルシャッタモジュール。
【請求項4】
前記フラップ及び前記リンク部を複数備え、複数の前記リンク部が前記ブラケットに接続されていることを特徴とする請求項2または3記載のグリルシャッタモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリルシャッタモジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年は、車両の燃費性能等を向上させるために、車両の前面に設けられたバンパ開口に対してグリルシャッタを設ける場合がある(例えば特許文献1)。このようなグリルシャッタは、複数のフラップとこれらのフラップを回動させるためのアクチュエータを備えており、バンパ開口からエンジンルームに流れ込む外気の流量を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−226924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、近年、周囲の障害物等を検知するためのレーダユニットの車両への搭載が進んできている。このようなレーダユニットは、ミリ波等の電波を放射し、その反射波を検出することによって障害物までの距離等を求めている。このようなレーダユニットと上述のグリルシャッタとの両方を車両に搭載する場合に、レーダユニットとグリルシャッタとを別の位置に設けると、限られた車両の前面のスペースがレーダユニットとグリルシャッタとで大きく割かれることになる。このため、レーダユニットとグリルシャッタとは、車両の前面側から見て重ねて配置することが好ましい。
【0005】
ただし、レーダユニットの電波の進行を阻害しないためには、レーダユニットの前方にグリルシャッタの複雑な機構を配置しないようにする必要がある。このため、レーダユニットとグリルシャッタとを車両の前面側から見て重ねて配置する場合には、グリルシャッタの前方にレーダユニットを配置することが考えられる。しかしながら、このような場合には、グリルシャッタに対してレーダユニットが前方に突出することから、外装デザイン上好ましくない。また、レーダユニットが車体から突出しないように配置すると、グリルシャッタのフラップやこのフラップを支えるフレームがエンジンルームの内側に入り込んで配置されることになり、エンジンルームのスペースを圧迫してしまう。
【0006】
また、特許文献1に示すように、グリルシャッタのアクチュエータを中央から側方に変位して配置する構成を採用することも考えられる。このように、アクチュエータを中央から変位した位置に設けることによって開いたスペースにレーダユニットを配置することができる。しかしながら、このような場合には、外気の流路に対してアクチュエータを配置することになり、流路面積を減少させることになる。流路面積が減少すると、流れ込む外気の流量が減少するため、ラジエータの冷却性能等を悪化させることになる。
【0007】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、レーダユニットとグリルシャッタとの両方の機能を搭載する場合に、外気の流路減少を防止しつつレーダユニットの前方への突出を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0009】
第1の発明は、グリルシャッタモジュールであって、前方に向けて電波を放射するレーダユニットと、当該レーダユニットの側方に配置される回動可能なフラップと、上記レーダユニットの後方に配置されるアクチュエータと、上記アクチュエータと上記フラップとを接続して上記アクチュエータから上記フラップに動力を伝達する動力伝達部とを備えるという構成を採用する。
【0010】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記動力伝達部が、上記アクチュエータにより昇降されるブラケットと、上記ブラケットと上記フラップの回転軸とを連結するリンク部とを備えるという構成を採用する。
【0011】
第3の発明は、上記第2の発明において、上記レーダユニットが、上記ブラケットの昇降を案内するガイド部を備えるという構成を採用する。
【0012】
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記フラップ及び上記リンク部を複数備え、複数の上記リンク部が上記ブラケットに接続されているという構成を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、レーダユニットの側方にフラップが配置されていることから、レーダユニットとフラップとをグリルシャッタモジュールの前面に略面一で配置することができる。このため、レーダユニットが前方に突出することを防止することができる。さらに、本発明においては、フラップを回動させるアクチュエータがレーダユニットの後方に配置され、このアクチュエータが動力伝達部によってフラップと接続されている。このため、車両の前側から見たときに、レーダユニットの後側にアクチュエータが隠れ、外気の流路が減少することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態におけるグリルシャッタモジュールを含む車両の正面図である。
図2】本発明の一実施形態におけるグリルシャッタモジュールの正面図である。
図3図2のA−A線断面図である。
図4図3の部分拡大図である。
図5図2のB−B線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明に係るグリルシャッタモジュールの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0016】
図1は、本実施形態のグリルシャッタモジュール1を含む車両100の正面図である。この図に示すように、車両100の前面には、エンジンルーム内に外気を取り込むためのバンパ開口101が設けられている。本実施形態のグリルシャッタモジュール1は、このようなバンパ開口101に設けられている。
【0017】
図2は、本実施形態のグリルシャッタモジュール1の正面図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。また、図4は、図3の部分拡大図である。また、図5は、図2のB−B線断面図である。これらの図に示すように、本実施形態のグリルシャッタモジュール1は、フレーム2と、支持部3と、フラップ4と、レーダユニット5と、アクチュエータ6と、動力伝達部7とを備えている。
【0018】
フレーム2は、外縁部2aと、2つの支柱2bとを備えている。外縁部2aは、バンパ開口101の縁に沿って設けられた環状の部位であり、車体に対して固定される。この外縁部2aは、図5に示すように、上部2a1と下部2a2とが支持部3等を接続するために、車両の後方側(すなわちエンジンルーム側)に延在して設けられている。支柱2bは、上下方向に延在する部位であり、車幅方向に離間して2本設けられている。これらの支柱2bによって、図2に示すように、外縁部2aで囲まれた領域が、中央領域Raと、これらの中央領域Raを車幅方向から挟むように配置される2つの側部領域Rbとに区分けされる。このようなフレーム2は、支持部3、フラップ4、レーダユニット5、アクチュエータ6及び動力伝達部7を直接的あるいは間接的に支持する。
【0019】
支持部3は、外縁部2aの上部2a1に固定されており、レーダユニット5及びアクチュエータ6を支持する。フラップ4は、図5に示すように、翼部4aと、翼部4aの中央部に配置される回転軸4bとを備えている。このフラップ4は、車幅方向に延在されており、回転軸4bの一端部が動力伝達部7に固定され、回転軸4bの他端部が外縁部2aの側部に軸支されている。このようなフラップ4は、動力伝達部7から回転動力が伝達されることによって回転軸4bを中心として回動可能とされている。また、フラップ4は、図2に示すように、側部領域Rbの各々に上下に配列されて3つずつ設けられている。全てのフラップ4は、動力伝達部7によって同期して回動され、バンパ開口101を翼部4aが閉じる閉姿勢、バンパ開口101が開放される開姿勢もしくはこれらの中間姿勢とされる。
【0020】
レーダユニット5は、支持部3によって支持されており、フレーム2の支柱2b同士の間に配置されている。すなわち、レーダユニット5は、図2に示すように、中央領域Raに配置されている。このようなレーダユニット5は、車両の前方に向けて電波を放射すると共にその反射波を受信することによって、車両前方の障害物等を検知する。
【0021】
また、レーダユニット5は、図4に示すように、筐体に対して側方に突出して設けられるガイド部5aが設けられている。このガイド部5aは、レーダユニット5の両側に設けられており、各々が上下方向に延在して設けられている。これらのガイド部5aは、動力伝達部7の後述のブラケット7aが摺動可能に接続されるガイド溝5a1を有しており、ブラケット7aを昇降可能に案内する。このようなガイド部5aのガイド溝5a1は、後方に向けて開口されている。このようなガイド溝5a1に接続されるブラケット7aは、昇降可能ではあるが、水平方向への移動はガイド部5aによって規制される。
【0022】
アクチュエータ6は、支持部3によって支持され、レーダユニット5の後方に配置されている。つまり、本実施形態において、アクチュエータ6は、レーダユニット5の裏側であって、車両の正面側から見てレーダユニット5に隠れる位置に配置されている。このようなアクチュエータ6は、サーボモータやソレノイド等を駆動源として備えており、エンジンコントロールユニットの制御の下、フラップ4を回動させるための動力を生成する。
【0023】
動力伝達部7は、図3に示すように、アクチュエータ6の両側に各々設けられている。つまり、本実施形態においては、1つのアクチュエータ6に対して2つの動力伝達部7が設けられている。これらの動力伝達部7は、左右対称であることを除き同様の構成であることから、ここでは片側の動力伝達部7の説明のみを行う。
【0024】
動力伝達部7は、ブラケット7aと、リンク部7bとを備えている。ブラケット7aは、図5に示すように、リンク部7bが接続されるベース部7a1と、当該ベース部7a1の下端から後方に向けて突出すると共に先端部が屈曲してアクチュエータ6に固定される突出部7a2とを備えている。ベース部7a1には、前後方向に延在する長孔7a3が上下方向に配列されて3つ設けられている。これらの長孔7a3は、リンク部7bの後述するリンクピン7b2が差し込まれる部位である。このような長孔7a3に差し込まれたリンクピン7b2は、前後方向に長孔7a3の内部を移動することができる。
【0025】
また、図4に示すように、ブラケット7aは、ガイド溝5a1に摺動可能に差し込まれる突出片7a4を備えている。この突出片7a4は、ベース部7a1から側方に突出すると共に屈曲して先端部がガイド部5aのガイド溝5a1に差し込まれている。このように、ブラケット7aは、突出片7a4の先端部がガイド溝5a1に差し込まれることによってレーダユニット5に対して摺動可能に接続されている。
【0026】
リンク部7bは、リンク棒7b1と、リンクピン7b2とを備えている。リンク棒7b1は、各々のフラップ4の回転軸4bに前端部が固定されて後方に向けて延在する棒部材である。なお、上述のように、本実施形態においては、1つの側部領域Rb(図2参照)に3つのフラップ4が配置されている。このため、リンク棒7b1も3つ設けられる。リンクピン7b2は、リンク棒7b1の後端部から車幅方向に水平方向に突出するピン部材であり、ブラケット7aのベース部7a1に設けられた長孔7a3に差し込まれている。
【0027】
このようなリンク部7bは、ブラケット7aとフラップ4の回転軸4bとを連結しており、アクチュエータ6によって昇降されるブラケット7aの上下運動を回転運動に変換してフラップ4に伝達する。つまり、ブラケット7aが昇降されると、リンクピン7b2が長孔7a3内を移動しながらリンク棒7b1の後端部が昇降され、これによってリンク棒7b1が先端部を中心として回動される。この結果、リンク棒7b1の先端部に固定されたフラップ4の回転軸4bが回動され、フラップ4が回動することになる。
【0028】
このような構成を有する本実施形態のグリルシャッタモジュール1では、前面に配置されたレーダユニット5によって車両の前方に電波が放射され、この反射波によって障害物等の検知が行われる。また、エンジンコントロールユニットの制御の下、アクチュエータ6が駆動され、これによってフラップ4が回動され、バンパ開口101に流れ込む外気の流量が調整される。
【0029】
このような本実施形態のグリルシャッタモジュール1によれば、レーダユニット5の側方にフラップ4が配置されていることから、レーダユニット5とフラップ4とをグリルシャッタモジュール1の前面に略面一で配置することができる。このため、レーダユニット5が前方に突出することを防止することができる。さらに、本実施形態 のグリルシャッタモジュール1においては、フラップ4を回動させるアクチュエータ6がレーダユニット5の後方に配置され、このアクチュエータ6が動力伝達部7によってフラップ4と接続されている。このため、本実施形態のグリルシャッタモジュール1によれば、車両の前側から見たときに、レーダユニット5の後側にアクチュエータ6が隠れ、外気の流路が減少することを防止することができる。
【0030】
また、本実施形態のグリルシャッタモジュール1においては、動力伝達部7が、アクチュエータ6により昇降されるブラケット7aと、このブラケット7aとフラップ4の回転軸とを連結するリンク部7bとを備えている。このため、簡易な構造にてレーダユニット5の後方に配置されたアクチュエータ6からフラップ4への動力伝達が可能となる。
【0031】
また、本実施形態のグリルシャッタモジュール1においては、レーダユニット5は、ブラケット7aの昇降を案内するガイド部5aを備えている。本実施形態のグリルシャッタモジュール1においては、アクチュエータ6がフラップ4に対して後方に変位して配置され、これらのアクチュエータ6とフラップ4とがリンク棒7b1等を有する動力伝達部7を介して接続されている。このような構成では、リンク棒7b1等の部材の撓みや傾斜による摩擦抵抗の増大によって、アクチュエータ6をフラップ4に直接接続する場合と比較して、アクチュエータ6からフラップ4への動力の伝達効率が悪化することが考えられる。これに対して、本実施形態のグリルシャッタモジュール1によれば、上記ガイド部5aによってブラケット7aの車幅方向への移動が規制されるため、動力伝達部7の動きを円滑にすることができ、アクチュエータ6からフラップ4への動力の伝達効率が悪化することを防止することができる。
【0032】
また、本実施形態のグリルシャッタモジュール1においては、フラップ4及びリンク部7bを複数備え、複数のリンク部7bがブラケット7aに接続されている。このため、複数(本実施形態においては3つ)のフラップ4に対して1つのブラケット7aが設けられおり、フラップ4ごとにブラケットを設ける場合と比較して、部品点数の削減を図ることが可能となる。
【0033】
また、本実施形態のグリルシャッタモジュール1においては、車両の正面から見て、アクチュエータ6が左右のフラップ4の中央に配置されている。このため、例えば、アクチュエータ6を左右のいずれかの方向に偏らせて配置する場合と比較して、バランス良く、左右のフラップ4に対して動力を伝達することが可能となる。つまり、左右のフラップ4の回動を精度高く同期させることが可能となる。
【0034】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0035】
例えば、上記実施形態においては、動力伝達部7がブラケット7aとリンク部7bとを備える構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、動力伝達部7が他の機構(例えばカム機構)を有する構成を採用することも可能である。
【0036】
また、上記実施形態においては、車両の車幅方向の中央にレーダユニット5が配置された構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、レーダユニット5を車両の車幅方向の中央から変位して配置する構成を採用することも可能である。この場合であっても、アクチュエータ6はレーダユニット5の後方に配置される。つまり、アクチュエータ6もレーダユニット5と同様に、車両の車幅方向の中央から変位して配置される。
【0037】
また、上記実施形態においては、ガイド部5aがガイド溝5a1を備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ガイド部5aがガイドレールを備え、ブラケット7aが当該ガイドレールに接続される溝を有する構成を採用することも可能である。
【0038】
また、上記実施形態においては、ガイド部5aがレーダユニット5に対して設けられる構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばフレーム2に対してガイド部が設けられる構成を採用することも可能である。フレーム2が、レーダユニット5と比較して形状等の規制が少ない場合には、フレーム2に対してガイド部を設けることが望ましい。
【0039】
また、上記実施形態においては、車両100の前面に設けられたバンパ開口101に対してグリルシャッタを設ける場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば車両100の前面に設けられたグリル開口に対してグリルシャッタ1を設けることも可能である。この場合、レーダユニットの前方に電波を透過可能なエンブレム(レドーム)を設けることも可能である。
【符号の説明】
【0040】
1……グリルシャッタモジュール、2……フレーム、3……支持部、4……フラップ、4a……翼部、4b……回転軸、5……レーダユニット、5a……ガイド部、6……アクチュエータ、7……動力伝達部、7a……ブラケット、7b……リンク部、100……車両
図1
図2
図3
図4
図5