【実施例1】
【0018】
図1は本発明による電源装置を用いた空気調和機の室外機の実施例を示すブロック図である。
この室外機は、交流電源3に接続された電源装置1と、図示しない圧縮機用のモータ6と、モータ6を駆動するインバータ4と、インバータ4を制御するインバータ制御手段5とで構成されている。
【0019】
インバータ制御手段5は、インバータ4からモータ6の回転数信号が入力され、また、インバータ4に駆動信号を出力する。なお、駆動信号はPWM制御されたパルス信号(PWM信号)であり、このPWM信号のデューティーを可変することで、インバータ4からモータ6へ出力される電源電圧を可変する。なお、モータ6の現在の回転数値と、PWM信号のデューティー値とはインバータ制御手段5から出力されている。
【0020】
電源装置1の入力端27には交流電源3の一方の電源線が接続され、他方の電源線は入力端28に接続されている。入力端27は直列に接続されたリアクタ11を介して第1整流器13の一方の入力端に、また、入力端28は直列に接続された入力電流検出手段23を介して第1整流器13の他方の入力端に、それぞれ接続されている。また、リアクタ11にはリレーからなるスイッチ手段12が並列に接続されており、後述する開閉切換信号に従ってリアクタ11を短絡/開放する構成になっている。
【0021】
第1整流器13の正極は直列に接続されたインダクタ14とダイオード18とを介して正極出力端25に、さらに、第1整流器13の正極は直列に接続されたインダクタ15とダイオード19とを介して正極出力端25に、それぞれ並列に接続されている。一方、第1整流器13の負極は負極出力端26に接続されている。なお、正極出力端25と負極出力端26との間には、平滑コンデンサ20と直流電圧検出手段21とが設けられており、直流電圧検出手段21は正極出力端25と負極出力端26との間の電圧を検出し、直流電圧信号として出力する。
【0022】
さらに、インダクタ15とダイオード19のアノード端子との接続点と、負極出力端26との間にスイッチング素子16が、また、インダクタ14とダイオード18のアノード端子との接続点と、負極出力端26との間にスイッチング素子17が、それぞれ接続されており、スイッチング信号aによってスイッチング素子16が、また、スイッチング信号bによってスイッチング素子17がそれぞれオン/オフされるようになっている。
【0023】
また、電源装置1は、第1整流器13と第2整流器24との入力端がそれぞれ接続され、第2整流器24の正極は第1整流器13の正極ライン側にある正極出力端25に、また、第2整流器24の負極は第1整流器13の負極ライン側にある負極出力端26に、それぞれ接続されている。さらに、電源装置1は電源装置1を制御するスイッチング制御手段22が備えれており、スイッチング制御手段22は、スイッチング素子16と17に対してスイッチング信号aとbとを出力し、また、スイッチ手段12に開閉切換信号を出力する一方、入力電流検出手段23で検出した入力電流値と、直流電圧検出手段21で検出された直流電圧信号とが入力されている。
【0024】
電源装置1は、リアクタ11と第2整流器24と平滑コンデンサ20とからなるパッシブフィルタ7の電源回路と、それ以外の構成からなるインターリーブ方式のアクティブフィルタ8の電源回路とに分かれている。ただし、平滑コンデンサ20は2つのフィルタに共通の構成であるため、アクティブフィルタ8にも含まれている。
そして、電源装置1は、アクティブフィルタ8を停止させると共にスイッチ手段12を開にしてパッシブフィルタ7を動作させるパッシブモードと、スイッチ手段12を閉にしてパッシブフィルタ7を無効にさせると共にアクティブフィルタ8を動作させるアクティブモードとの2つのモードを選択的に使用できる構成になっている。この切り換えの指示はスイッチング制御手段22で実行される。
【0025】
図2は本発明によるスイッチング制御手段22の内部を示すブロック図である。
このスイッチング制御手段22はスイッチング信号発生手段30と切換判定手段40と指示信号発生手段50とが備えられている。
【0026】
スイッチング信号発生手段30は、入力電流検出手段23で検出した入力電流値と直流電圧検出手段21で検出した直流電圧信号と後述するアクティブフィルタ8の動作/停止を指示する動作指示信号とが入力されている。スイッチング信号発生手段30は、直流電圧信号が目標電圧になるように、また、入力電流値(瞬時値)を監視して入力電流が正弦波状となるようにスイッチング信号a,bのパルス信号のデューティーを決定し、それぞれのパルス信号を出力する。なお、スイッチング信号を出力するか否か、つまり、アクティブフィルタ8が動作するか否かは動作指示信号に従う構成になっている。スイッチング信号発生手段30は、この動作指示信号がハイレベルの時にスイッチング信号を出力して昇圧動作を実行し、電源装置1をアクティブモードで動作させる。
【0027】
切換判定手段40は負荷の大きさを検出し、この検出値と予め定められた負荷の閾値とを比較して前述したパッシブフィルタ7と、アクティブフィルタ8との切り換えを指示する切換指示信号を出力する。なお、切換指示信号がハイレベルの時がアクティブフィルタ8選択の指示であり、ローレベルの時がパッシブフィルタ7選択の指示である。
【0028】
切換判定手段40は、入力電流検出手段23で検出した入力電流の実効値の大きさを検出し、予め定められた負荷の閾値である入力電流の実効値が4アンペア以上か否かを判断する。つまり、入力電流の実効値が4アンペア以上の場合はアクティブフィルタ8を、入力電流の実効値が4アンペア未満の場合はパッシブフィルタ7を選択するための切換指示信号を出力する。
【0029】
このため、切換判定手段40は、入力電流値(瞬時値)を入力して実効電流値を出力する実効電流値算出手段41と、切換電流値(4アンペア)を記憶する切換電流値記憶手段42と、実効電流値と切換電流値とを比較してフィルタを選択する切換指示信号を出力する選択手段43とを備えている。切換判定手段40は、実効電流値が切換電流値以上の時にハイレベルの切換指示信号を、実効電流値が切換電流値未満の時にローレベルの切換指示信号をそれぞれ出力する。
【0030】
なお、切換判定手段40は、これに限るものでなく、負荷の大きさが予め定められた閾値以上か未満かにより、切換指示信号を出力するものであればよい。例えば
図3に示す切換判定手段60のようにモータ6の回転数で切り換えてもよい。
【0031】
図3に示す切換判定手段60は切換回転数値、例えば300回転/分を記憶する切換回転数値記憶手段61と、
図1のインバータ制御手段5から出力されるモータ回転数値と切換回転数値とを比較してフィルタを選択する選択手段62とを備えている。選択手段62はモータ回転数値が切換回転数値以上の時にハイレベルの切換指示信号を、モータ回転数値が切換回転数値未満の時にローレベルの切換指示信号をそれぞれ出力する。
【0032】
さらに、図示しないが、
図1のインバータ制御手段5から出力されるPWM信号のデューティー値で切り換えるようにしてもよい。例えば、インバータ制御手段5から出力されるPWM信号のデューティー値が所定値(95%)以上になったらハイレベルの切換指示信号を、PWM信号のデューティー値が所定値(10%)未満になったらローレベルの切換指示信号をそれぞれの出力するようにしてもよい。このため、パッシブフィルタ7が動作中に負荷が増加してPWM信号のデューティー値が95%以上になったら昇圧を開始し、昇圧中に負荷が軽くなってPWM信号のデューティー値が10%未満になったら昇圧を停止して効率のよいパッシブフィルタ7に切り換えることができる。
【0033】
一方、指示信号発生手段50は、入力された切換指示信号に基づいてスイッチング信号発生手段30へアクティブフィルタ8の動作/停止を指示する動作指示信号と、スイッチ手段12へ開閉を指示する開閉切換信号とをそれぞれ出力する。なお、動作指示信号はハイレベルでアクティブフィルタ8の動作、ローレベルでアクティブフィルタ8の停止となる。また、開閉切換信号はハイレベルでスイッチ手段12を閉に、ローレベルでスイッチ手段12を開に、それぞれ切り換える。
【0034】
指示信号発生手段50は、入力された切換指示信号を20ミリセカンドだけ遅延させて出力する遅延手段51と、オア回路52とアンド回路53とを備えている。
入力された切換指示信号はオア回路52の一方の入力端子と、遅延手段51の入力端子と、アンド回路53の一方の入力端子とにそれぞれ接続されている。遅延手段51の出力端子はオア回路52の他方の入力端子とアンド回路53の他方の入力端子とにそれぞれ接続されている。オア回路52の出力端子からは動作指示信号がスイッチング信号発生手段30へ出力され、アンド回路53の出力端子からは開閉切換信号がスイッチ手段12へ出力されている。
【0035】
図4は本発明の動作原理を説明する説明図であり、横軸は時間を示している。一方、縦軸に関して、
図4(1)は入力電流を、
図4(2)は入力電流の実効電流値を、
図4(3)は切換指示信号を、
図4(4)は遅延信号を、
図4(5)は開閉切換信号を、
図4(6)は動作指示信号をそれぞれ示している。なお、t1〜t6は時刻を示す。
【0036】
図4(2)に示すように入力電流の実効電流値が切換電流値(4アンペア)未満の場合、つまりt1までは、切換判定手段40は、切換指示信号を
図4(3)に示すようにパッシブフィルタ7の選択を指示するローレベルとして出力する。そして、
図4(2)のt1に示すように実効電流値が切換電流値以上になると、切換判定手段40は、
図4(3)に示す切換指示信号をアクティブフィルタ8の選択を指示するハイレベルにする。
【0037】
この切換指示信号は指示信号発生手段50に入力されており、指示信号発生手段50は、切換指示信号がローレベルの時、オア回路52とアンド回路53の全ての入力端子がローレベルとなるため、各回路の出力端子はすべてローレベルとなる。つまり、
図4に示すようにt1までは
図4(5)の開閉切換信号と
図4(6)の動作指示信号とはローレベルのままであり、これにより、スイッチ手段12が開の状態に、また、スイッチング信号発生手段30が停止に、それぞれなるため、パッシブフィルタ7が選択されて第2整流器24で整流された電流が平滑コンデンサ20へ供給される。
【0038】
一方、切換判定手段40が切換指示信号をハイレベルとしたt1で、オア回路52から出力される動作指示信号がハイレベルとなる。この動作指示信号により、スイッチング信号発生手段30は動作を開始するが、スイッチング信号発生手段30の内部動作の遅れにより実際に昇圧が開始されるのはt2以降になる。このt2からはスイッチ手段12が開で、かつアクティブフィルタ8が動作することになる。
【0039】
そして、
図4(3)に示すようにt1で切換判定手段40が切換指示信号をハイレベルにしてから遅延時間A(20ミリセカンド)が経過すると、
図4(4)に示すように遅延手段51は遅延信号をt3でローレベルからハイレベルにする。この結果、アンド回路53の入力端子がすべてハイレベルになるため、
図4(5)に示すようにアンド回路53は開閉切換信号をローレベルからハイレベルにする。この結果、t3から15ミリセカンド程度遅れてスイッチ手段12の接点が閉となる。(この実施例ではスイッチ手段12がリレーなので機械的な遅延が生じる)このため、電源装置1はパッシブフィルタ7を停止してアクティブフィルタ8だけの動作へ移行する。
【0040】
電源装置1がアクティブフィルタ8に切り換えられた後は、通常のインターリーブ方式によるアクティブフィルタ8のとして動作する。つまり、スイッチング制御手段22は、第1整流器13の正極をインダクタ14とインダクタ15とを介して、スイッチング素子16とスイッチング素子17によって第1整流器13の負極に接続/切断させる。この接続/切断はスイッチング周波数に同期したスイッチング信号で行なわれる。
【0041】
スイッチング制御手段22は、このスイッチングをスイッチング信号aとスイッチング信号bとで指示する。これらのスイッチング信号は、互いに逆位相の信号であり、それぞれの信号はPWM制御されている。スイッチング制御手段22は、直流電圧検出手段21で検出した電圧が所定の電圧となるようにそれぞれのスイッチング信号のパルスのデューティー値を制御する。また、スイッチング制御手段22は、入力電流検出手段23で検出した入力電流値に基づいて、入力電流が正弦波に近づくようにそれぞれのスイッチング信号のパルスのデューティー値を制御する。
【0042】
一方、切換判定手段40は
図4(2)のt4に示すように実効電流値が切換電流値未満になると、切換指示信号をハイレベルからローレベルにする。この結果、アンド回路53の一方の入力端子がローレベルになるため、
図4(5)のt4に示すようにアンド回路53は開閉切換信号をハイレベルからローレベルにする。この結果、スイッチ手段12はt4から15ミリセカンド程度だけ機械的に遅延してt5で接点が開になる。
【0043】
そして、切換判定手段40が
図4(3)のt4で切換指示信号をローレベルにしてから遅延時間B(20ミリセカンド)が経過すると、遅延手段51は遅延信号をハイレベルからローベルにする。この結果、オア回路52は動作指示信号をハイレベルからローベルにするため、電源装置1はアクティブフィルタ8からパッシブフィルタ7へ切り換わる。
【0044】
パッシブフィルタ7は、交流電源3の電圧の半周期毎に交流電源3から第2整流器24を介して平滑コンデンサ20へ急激に流れ込む電流の一部を一時的にリアクタ11に蓄積し、交流電源3からの電流が減少した時、リアクタ11から平滑コンデンサ20へ放電することで、リアクタ11が無い場合に発生する急激な入力電流の変化を抑制して高調波低減と力率を改善する。
【0045】
このように本実施例では切換指示信号が指示するパッシブフィルタ7からアクティブフィルタ8への切り換え時に指示信号発生手段50によってスイッチ手段12の動作を遅延時間Aだけ遅延させ、また、アクティブフィルタ8からパッシブフィルタ7への切り換え時に、指示信号発生手段50によってアクティブフィルタ8の停止を遅延時間Bだけ遅延させている。これはパッシブフィルタ7とアクティブフィルタ8との切り換え時に、それぞれの動作をオーバーラップさせるものである。次にその理由を説明する。
【0046】
図5はパッシブフィルタ7とアクティブフィルタ8とを同時に切り換えた時の問題点を説明する説明図である。
図5の横軸は時間を表しており、縦軸に関して
図5(1)は入力電流を、
図5(2)は開閉切換信号を、
図5(3)は動作指示信号をそれぞれ示している。なお、t11〜t16は時刻を示している。
この
図5は
図4で説明した切換指示信号を仮に開閉切換信号と動作指示信号に遅延時間なしでそのまま適用した場合、つまり、指示信号発生手段50を用いない場合を示している。
【0047】
スイッチ手段12が例えばリレーの場合、開閉切換信号によって開閉動作の指示を出しても、リレーの機械的な遅延によりリレーの接点の実際の状態は開閉切換信号の変化から数ミリセカンド〜15ミリセカンド程度遅れる。勿論、リレーの種類や駆動電圧、また、固体の性能誤差によってもこの遅延時間は異なる。一方、スイッチング信号発生手段30は機械的な部品を使用していないが、ソフトスタート回路や内部回路の過渡的な状態変化により、動作指示信号の変化から数ミリセカンド程度遅延した後、実際に昇圧動作が開始される。この時間遅れはスイッチング信号発生手段30に使用されている部品の性能誤差や内部にチャージされている電圧などでも変化する。
【0048】
図5(2)に示すようにt1で開閉切換信号がローレベルからハイレベルになると、スイッチ手段12の機械的な遅延時間が経過した後、t12でスイッチ手段12の接点が閉となり、リアクタ11の両端は短絡される。一方、
図5(3)に示すようにt11で動作指示信号がローレベルからハイレベルになると、スイッチング信号発生手段30の内部回路の遅延時間が経過した後、t13でアクティブフィルタ8による昇圧動作が開始される。つまり、t12〜t13はパッシブフィルタ7もアクティブフィルタ8も動作しない期間であり、力率改善動作が行なわれない期間である。このため、
図5(1)に示すように入力電流は平滑コンデンサ20へ急激に流れ込むため、入力電流波形は急激な立ち上がりの後、急激な立ち下がりとなる。
【0049】
前述したようにスイッチング信号発生手段30は入力電流値によりスイッチング制御を行なっているため、この急激な入力電流の変化に対応した制御を開始する。ところが、この急激な入力電流の変化は過渡的な現象であるため、スイッチング信号発生手段30はt13以降でこの過渡的な現象が収束した後のスイッチング制御を行なう。しかしながら、スイッチング信号発生手段30は、過渡的な入力電流の変化が大きいために電源装置1から出力する直流電圧の変動収束処理に時間がかかり、電源装置1から出力する直流電圧の変動を一時的に制御できなくなる。この結果、インバータ4へ供給する電圧が変動してモータ6の回転数が一時的に乱れてしまうという問題が発生する。
【0050】
原因は力率改善がされない期間が発生することであるため、これを解消するためにパッシブフィルタ7とアクティブフィルタ8とを切り換える時は、
図4で説明したように、それぞれの動作をオーバーラップさせる期間を設ける。つまり、切換判定手段40は切換指示信号を指示信号発生手段50に出力し、指示信号発生手段50は、スイッチ手段12で開閉を切り換える前にアクティブフィルタ8を動作させ、このアクティブフィルタ8の動作中にリアクタ11を短絡/開放する開閉切換信号を出力する。
【0051】
なお、
図4における遅延時間Aは、スイッチング制御手段22の運転開始の過渡的な動作遅延時間よりも長い時間とする。また遅延時間Bは、スイッチ手段12において閉から開になる時の遅延時間よりも長い時間とする。なお、これらの2つの遅延時間を
図2のように1つの遅延手段51で発生させる場合は、2つの遅延時間のうち長い方の時間を用いるとよい。
【0052】
以上説明したように、パッシブフィルタ7とアクティブフィルタ8とを予め定めた負荷の閾値に基づいて切り換えるため、逆流を防止するダイオード18とダイオード19とによる電力損失がなくて低負荷時に電力変換効率がよいパッシブフィルタ7と、高負荷時に電力変換効率がよいアクティブフィルタ8とを、電源装置1の負荷に対応して選択的に使用でき、低負荷から高負荷まで電力変換効率がよい。
【0053】
また、この電源装置1を備えた空気調和機において、モータ6の運転負荷、例えばモータ6の回転数値やモータ6を制御するPWM制御されたパルス信号のデューティー値の閾値に従って、低負荷と高負荷とのそれぞれの効率がいい方のフィルタを選択して使用できるため、低負荷であってもアクティブフィルタ8単体で使用するよりも電源の効率を改善することができる。特に空気調和機は低負荷で長時間運転される場合が多いため、低負荷時の電源効率改善は省エネに有効な手段となる。
【0054】
また、指示信号発生手段50が、パッシブフィルタ7が動作している間に、開閉切換信号によってスイッチ手段12を切り換えるため、フィルタの切り換え時に発生する入力電流の乱れを防止し、電源装置1の出力電圧の変動を防止することができる。
【0055】
なお、本実施例ではインターリーブ方式のアクティブフィルタを用いた例を説明しているが、これに限るものでなく、逆流を防止するダイオードを備えたチョッパ方式であればどのようなアクティブフィルタであってもよい。